JPH11303866A - 潤滑油供給装置及びこれを用いた直線運動装置 - Google Patents

潤滑油供給装置及びこれを用いた直線運動装置

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JPH11303866A
JPH11303866A JP10610498A JP10610498A JPH11303866A JP H11303866 A JPH11303866 A JP H11303866A JP 10610498 A JP10610498 A JP 10610498A JP 10610498 A JP10610498 A JP 10610498A JP H11303866 A JPH11303866 A JP H11303866A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】転動体を介して軌道軸に係合するスライド部材
に装着され、かかるスライド部材と軌道軸の相対的な移
動に伴って該軌道軸に潤滑油を塗布する潤滑油供給装置
であって、固定部に対する軌道軸の取付け姿勢の相違に
かかわらず、かかる軌道軸に形成された全ての転動体転
走溝に対して常に均一な量の潤滑油を塗布することが可
能であり、直線案内装置やボールねじ装置等の直線運動
装置に好適な潤滑油供給装置を提供する。 【解決手段】上記スライド部材2に固定されるケーシン
グ40と、このケーシング40の複数箇所から突出して
上記軌道軸2に当接し、かかる軌道軸2に対して潤滑油
を塗布する複数の塗布片41aと、上記塗布片41aに
対して潤滑油を供給すべく上記ケーシング40内に設け
られた潤滑油収容室44とを備え、更に、複数設けられ
た上記塗布片41aを一つ又は互いに隣接する二つ以上
の塗布片41a,41aからなるグループに分割し、各
グループ毎に上記潤滑油収容室44を区分して形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば直線案内装
置やボールねじ、ボールスプライン等、ボール又はロー
ラ等の転動体を介して軌道軸とスライド部材とが相対的
に移動自在に係合した直線運動装置において、その軌道
軸の表面に対して潤滑油を塗布する潤滑油供給装置、更
にはこれを用いた直線運動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の直線運動装置としては、
工作機械や搬送装置等の直線案内部に使用され、ベッド
又はサドル等の固定部上でテーブル等の可動体を案内す
る直線案内装置や、この直線案内装置と共に使用され、
モータの回転量に応じた直線運動のストロークを上記可
動体に対して与えるボールねじ等が知られている。
【0003】前者の直線案内装置は、上記固定部上に配
設されると共に長手方向に沿ってボールの転走溝が形成
された軌道レール(軌道軸)と、多数のボールを介して
上記軌道レールの転走溝と対向する負荷転走溝を有する
と共に、この負荷転走溝を転走するボールの無限循環路
が形成された摺動台(スライド部材)とからなり、ボー
ルの無限循環に伴い、上記可動体を支持した摺動台が軌
道レールに沿って連続的に直線運動するように構成され
ている。また、これとは逆に、固定した摺動台に対して
軌道レールが運動するように構成されている場合もあ
る。
【0004】一方、後者のボールねじは、螺旋状のボー
ル転走溝が所定のリードで形成されたねじ軸(軌道軸)
と、多数のボールを介して上記ボール転走溝と対向する
負荷転走溝を有すると共に、この負荷転走溝を転走する
ボールの無限循環路が形成されたナット部材(スライド
部材)とからなり、これらねじ軸とナット部材との相対
的な回転運動に伴ってボールが上記無限循環路内を循環
し、ナット部材とねじ軸とが軸方向へ相対的に運動する
ように構成されている。
【0005】ところで、このような直線運動装置を使用
するに当たっては、ボールそれ自体の摩耗やこれが転走
する軌道レール又はねじ軸の転走溝あるいは摺動台又は
ナット部材の負荷転走溝の摩耗を抑え、該スライド部材
の高精度の運動を長期にわたって維持する観点から、か
かるボールや上記転走溝等を使用条件に応じて適切に潤
滑してやる必要がある。
【0006】従来、ボールや転走溝等に対して潤滑油を
供給する潤滑油供給装置としては、特開平6−3074
42号公報に開示されるものが知られている。この潤滑
油供給装置では、図20に示すように、潤滑油を含有さ
せたパット127をカバーフレーム128内に収容する
と共に、かかるカバーフレーム128を軌道レール12
9に嵌合させてその内部のパット127を軌道レール1
29に当接させており、摺動台130の移動に併せて上
記パット127が軌道レール129と摺接するよう、上
記カバーフレーム128を摺動台130の移動方向の前
後に装着している。従って、摺動台130が軌道レール
129に沿って往復運動を行うと、上記パット127か
ら滲み出した潤滑油が軌道レール129の表面に塗布さ
れ、転走溝やボールに潤滑油が供給されるようになって
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の潤
滑油供給装置では、軌道レールに具備された全てのボー
ルの転走溝に対して実質上一つのパットで潤滑油を塗布
していることから、ベッド等の固定部に対する軌道レー
ルの取付け姿勢によっては全ての転走溝に対して均等に
潤滑油を塗布することができないといった問題点があっ
た。
【0008】すなわち、潤滑油はその自重によってパッ
ト内を鉛直下方へ流動し易く、例えば図21に示すよう
に軌道レールを横倒しにして固定部130に取り付けた
場合、かかるパットの下半分により多くの潤滑油が含ま
れることから、下側に位置している軌道レールの側面に
は十分な量の潤滑油を塗布することができるが、上側に
位置している軌道レールの側面には十分な量の潤滑油を
塗布することができず、結果的に全ての転走溝に対して
均等に潤滑油を塗布することができなかった。
【0009】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであって、その目的とするところは、固定部に対す
る軌道軸の取付け姿勢の相違にかかわらず、かかる軌道
軸に形成された全ての転動体転走溝に対して常に均一な
量の潤滑油を塗布することが可能であり、直線案内装置
やボールねじ装置等の直線運動装置に好適な潤滑油供給
装置、更にはこれを用いた直線運動装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、転
動体を介して軌道軸に係合するスライド部材に装着さ
れ、かかるスライド部材と軌道軸の相対的な移動に伴っ
て該軌道軸に潤滑油を塗布する潤滑油供給装置であっ
て、上記スライド部材に固定されるケーシングと、この
ケーシングの複数箇所から突出して上記軌道軸に当接
し、かかる軌道軸に対して潤滑油を塗布する複数の塗布
片と、上記塗布片に対して潤滑油を供給すべく上記ケー
シング内に設けられた潤滑油収容室とを備え、更に、複
数設けられた上記塗布片を一つ又は互いに隣接する二つ
以上の塗布片からなるグループに分割し、各グループ毎
に上記潤滑油収容室を区分して形成したことを特徴とす
るものである。
【0011】また、本発明の直線運動装置は、転動体の
転走面が形成された軌道軸と、上記転動体を介して軌道
軸に係合すると共に該軌道軸と相対的に移動するスライ
ド部材と、このスライド部材に装着されると共に、かか
る相対移動に伴って上記軌道軸の表面に潤滑油を塗布す
る潤滑油供給部材とを備えた直線運動装置を前提とし、
上記潤滑油供給部材は、上記スライド部材に固定される
ケーシングと、このケーシングの複数箇所から突出して
上記軌道軸に当接し、かかる軌道軸に対して潤滑油を塗
布する複数の塗布片と、上記塗布片に対して潤滑油を供
給すべく上記ケーシング内に設けられた潤滑油収容室と
を備え、更に、複数設けられた上記塗布片を一つ又は互
いに隣接する二つ以上の塗布片からなるグループに分割
し、各グループ毎に上記潤滑油収容室が区分して形成さ
れていることを特徴とするものである。
【0012】このような技術的手段によれば、軌道軸に
対して潤滑油を塗布する複数の塗布片がケーシングの複
数箇所から突出して上記軌道軸に当接しており、潤滑油
はケーシング内の潤滑油収容室から上記塗布片へ供給さ
れる。これにより、スライド部材と軌道軸とが相対的に
移動すると、各塗布片から軌道軸の表面に対して潤滑油
が塗布されることとなる。
【0013】このとき、本発明では複数設けられた塗布
片を一つ又は互いに隣接する二つ以上の塗布片からなる
グループに分割し、各グループ毎に上記潤滑油収容室を
区分して形成していることから、潤滑油は区分された各
グループ毎の潤滑油収容室内を流動し得るのみであり、
ケーシング内の一箇所に偏って貯留されることはない。
このため、各塗布片に対する潤滑油の供給量を略均等化
することができ、軌道軸に対して各塗布片から略均等に
潤滑油を塗布することができるものである。
【0014】このような技術的手段において、各塗布片
に対する潤滑油の供給量の一層の均等化を図るという観
点からすれば、個々の塗布片に対応させて潤滑油収容室
を区分するのが好ましい。
【0015】また、潤滑油を上記潤滑油収容室に貯留す
る当たっては、かかる潤滑油をそのまま貯留しても差し
支えないが、装置の組立の簡易性、潤滑油の漏出の防止
等を考慮した場合、潤滑油を吸収して保持する吸蔵体を
上記潤滑油収容室に充填しておくことが好ましい。
【0016】更に、潤滑油収容室に保持された潤滑油を
直接塗布片に吸い取らせた場合、潤滑油収容室内の潤滑
油が依然として多い状態では多量の潤滑油が軌道軸に塗
布される反面、かかる潤滑油収容室内の潤滑油の量が減
少した状態では僅かな量の潤滑油しか軌道軸に塗布され
ないこととなり、常に一定量の潤滑油を軌道軸に対して
塗布するのが困難となる。従って、かかる観点からすれ
ば、上記吸蔵体から塗布片に供給される潤滑油の量を制
御する何らかの油量制御手段を設けるのが好ましい。
【0017】
【発明の実施形態】以下、添付図面に基づいて本発明の
潤滑油供給装置及びこれを用いた直線運動装置を詳細に
説明する。図1及び図2は本発明の直線運動装置の一例
としての直線案内装置に潤滑油供給装置を装着した例を
示す側面図及びその分解斜視図である。この直線案内装
置は、長手方向に沿ってボールの転走面11が形成され
た軌道レール(軌道軸)1と、転動体としての多数のボ
ール3を介してこの軌道レール1に係合すると共に内部
に該ボールの無限循環路を備えた摺動台(スライド部
材)2と、この摺動台2の移動方向の前後両端面に装着
されると共に、かかる摺動台2の移動に伴って軌道レー
ル1の表面に潤滑油を塗布する一対の潤滑油供給部材
4,4と、軌道レール1に密着するシールリップ部51
を備えて上記潤滑油供給部材4の外側に配置されたシー
ル部材としてのエンドシール5と、このエンドシール5
の外側から摺動台2に装着されると共に上記軌道レール
1に密着する保護スクレーパ6とから構成されており、
かかるボール3の循環に伴って上記摺動台2が軌道レー
ル1上を往復運動するように構成されている。尚、図2
において、上記エンドシール5は薄板状の芯金52に対
してゴム層を加硫接着して、上記シールリップ部51を
形成している。
【0018】また、上記摺動台2は、テーブル等の機械
装置の取付け面21を備えると共にボール3を循環させ
るためのボール戻し孔22を備えた略サドル状のブロッ
ク本体23と、このブロック本体23の前後両端面に固
定された一対のエンドプレート24,24とから構成さ
れている。かかるエンドプレート24には、上記軌道レ
ール1のボール転走面11からボール3を掬い上げて上
記ブロック本体23のボール戻し孔22に送り込む一
方、このボール戻し孔22からボール転走面11へボー
ル3を送り込む方向転換路(図示せず)が形成されてお
り、このエンドプレート24を取付ボルト25を用いて
ブロック本体23に固定することにより、上記摺動台2
にボール3の無限循環路が形成されるようになってい
る。
【0019】更に、上記エンドプレート24には上記無
限循環路に対して潤滑油を注油するための給油口26が
設けられておれり、かかる給油口26には上記保護スク
レーパ6、エンドシール5及び潤滑油供給部材4を介し
て供給ニップル27が装着されるようになっている。
【0020】また更に、上記保護スクレーパ6、エンド
シール5及び潤滑油供給部材4は固定ボルト28によっ
て各エンドプレート24の上から摺動台2に装着される
が、かかる固定ボルト28の締結によって保護スクレー
パ6等が潰れてしまうのを防止するため、各部材4,
5,6には夫々の厚みに応じたボス29a,29b,2
9cが嵌め込まれ、上記固定ボルト28はこれらボスを
貫通して摺動台2に螺合するようになっている。
【0021】図3乃至図7は上記潤滑油供給部材4を示
すものである。図示のように、潤滑油供給部材4は、上
記摺動台2のエンドプレート24に装着されるケーシン
グ40(図2参照)と、このケーシング40内に収容さ
れると共に上記軌道レール1に当接して該軌道レール1
に潤滑油を塗布する塗布体41(図5乃至図7参照)
と、この塗布体41と共に上記ケーシング40内に収容
され、潤滑油を吸収して保持する一方で上記塗布体41
に対して潤滑油を供給する吸蔵体42(図5乃至図7参
照)と、これら塗布体41と吸蔵体42との間を隔離す
る油量調整板(油量制御手段)43(図5及び図7参
照)とから構成されている。
【0022】上記ケーシング40は、吸蔵体42及び塗
布体41の収容スペースとなる潤滑油収容室44を備え
たケーシング本体45と、このケーシング本体45の潤
滑油収容室44を密閉する蓋基板46とから構成されて
おり、上記蓋基板46がエンドプレート24に当接する
ように装着される。
【0023】かかるケーシング本体45は、例えば鋼板
からなる基板47の輪郭に沿ってゴム、合成樹脂等から
なる側壁48を立設したものであり、かかる基板47及
び側壁48によって囲まれた凹所が上記塗布体41及び
吸蔵体42を収容する潤滑油収容室44となっている。
この潤滑油収容室44は上記固定ボルト28及び供給ニ
ップル27の貫通孔49,50を避けるようにして形成
されると共に、軌道レール1の左右両側面に対応する潤
滑油収容室44,44が夫々独立して設けられており、
軌道レール1の左側面を潤滑する塗布体41及び吸蔵体
42と右側面を潤滑するそれとが独立して収容されるよ
うになっている。
【0024】かかる塗布体41は含浸する潤滑油を澱み
なく軌道レール1に塗布することができるよう、毛細管
現象による潤滑油の移動が生じ易い材質、例えば空隙率
の低いフェルト等の繊維交絡体が適しており、本実施例
では空隙率54%の羊毛フェルトを使用している。ま
た、上記吸蔵体42は潤滑油を多量に吸収保持すること
ができるよう、空隙率の高いフェルト等の繊維交絡体が
適している。この実施例では空隙率81%のレーヨン混
合羊毛フェルトを使用している。
【0025】一方、上記ケーシング本体45の側壁48
には軌道レール1の転走面11と対向する位置に凹溝4
8aが形成されており、かかる凹溝48aからは潤滑油
収容室44に収容した塗布体41の一部である塗布片4
1aが突出し、上記転走面11に当接するようになって
いる。すなわち、上記吸蔵体42から塗布体41へ供給
された潤滑油は該塗布片41aを介して軌道レール1の
転走面11に塗布される。前述したように、上記潤滑油
収容室44は軌道レール1の左側面に対応したものと、
右側面に対応したものとが夫々独立して設けられてお
り、この実施例では軌道レール1の左右両側面には各々
2条の転走面11,11が形成されていることから、軌
道レール1の左側面に位置して互いに隣接する二つの塗
布片41a,41aと、右側面に位置して互いに隣接す
る二つの塗布片41a,41aに対しては別個の潤滑油
収容室44,44から潤滑油が供給されることとなる。
【0026】また、上記側壁48には潤滑油収容室44
の内周縁に沿って段部54が形成されており、かかる段
部54に上記油量調整板43が嵌合して、塗布体41と
吸蔵体42とを隔離するように構成されている。上記油
量調整板43は例えばステンレス薄板(本実施例では厚
さ0.1〜0.2mm)から形成されており、吸蔵体4
2に含浸された潤滑油を塗布体41へ供給する供給孔5
6が例えば1穴だけ開設されている。かかる供給穴56
の径及び数、すなわちその開口面積に応じて吸蔵体42
から塗布体41への潤滑油の供給量が制御される。供給
孔56の形状は本実施例では円形であるが、他の形状を
採用しても良い。供給孔56の開設位置は図6に破線で
示した位置とすることが望ましいが、これは各塗布体4
1から潤滑油が供給される2条のボール転走面11,1
1に対して略均等な距離となる位置である。
【0027】また、上記吸蔵体43から塗布体42への
潤滑油の供給を円滑に行うため、図4に示すように、上
記ケーシング本体45の側壁48には空気孔55が開設
されており、ケーシング40内の圧力が常に大気圧に保
たれるようになっている。従って、吸蔵体42から塗布
体41への潤滑油の移動は、主として繊維交絡体の内部
における潤滑油の毛細管現象に依存していることにな
る。もっとも、吸蔵体42に含浸された潤滑油のうち、
油量調整板43の供給孔56よりも上方に位置する潤滑
油は重力によっても塗布体41へ移動することとなる。
【0028】このように構成された潤滑油供給部材4
は、先ず上記側壁48を加硫接着によって基板47に接
合して上記ケーシング本体45を製作し、かかるケーシ
ング本体45の潤滑油収容室44に潤滑油を含浸した潤
滑油吸蔵体42を収めた後、かかる潤滑油吸蔵体42を
覆うようにして油量調整板43をケーシング本体45の
側壁48の段部54に嵌合させる。次いで、油量調整板
43の上に潤滑油塗布体41を重ね、最後に蓋基板46
を加硫接着によってケーシング本体45の側壁48と接
合する。これにより、内部に潤滑油塗布体41及び潤滑
油吸蔵体42が収容された潤滑油供給部材4が完成す
る。尚、図5における符号57は供給ニップル27の貫
通孔50を形成すると共に、上記側壁48と供給ニップ
ル27との直接接触を防止するためのリング部材であ
る。
【0029】一方、上記保護スクレーパ6は、図2及び
図8に示されるように、潤滑油を含浸した弾性部材60
と、この弾性部材60を摺動台2との間に挟み込んで固
定する補強板61とから構成されており、上記弾性部材
60が軌道レール1の表面に隙間なく密着し、かかる軌
道レール1に付着しているゴミや異物を上記摺動台2の
移動に伴って拭い去ると共に、軌道レール1の表面に対
して僅かずつ潤滑油を塗布するようになっている。
【0030】上記弾性部材60は軌道レール1の上半分
に嵌合する凹欠部60aを有して断面略サドル形状に形
成されており、本実施例においては材質として微細セル
構造を有する発泡ウレタンが用いられている。また、か
かる発泡ウレタンの気泡は潤滑油を含浸させるべく連泡
されている。具体的には、引張り強さ43kg/c
3 、伸び率360%、密度0.5g/cm3 、反発弾
性53%のものを用いた。
【0031】また、上記補強板61も弾性部材と略同じ
形状に形成され、図8及び図9に示すようにその周縁部
には側壁62が立設されて、上記弾性部材60を収容す
る凹所63を有している。ここで、上記弾性部材60は
この凹所63の大きさよりも若干大きく形成されてお
り、かかる凹所63内に弾性部材60を押し込むと、該
弾性部材60が上記側壁62によって周囲より圧縮さ
れ、図8中の矢線の如く軌道レール1に向けて弾性変形
するようになっている。従って、補強板61の凹所63
に弾性部材60を収容すると、かかる弾性部材60はそ
の凹欠部60a側に僅かに膨出し、軌道レール1との密
着度が向上して、この保護スクレーパ6によるゴミ等の
除去能力を高めることができるものである。
【0032】更に、上記補強板61に形成された凹欠部
61aは僅かな隙間(0.05mm)を介して軌道レー
ル1の表面と対向しており、軌道レール1に貼りついた
溶接のスパッタ等をこの補強板61によって削ぎ取るよ
うに構成されている。これにより、強固に軌道レール1
に貼り付いた異物や、大きな異物が弾性部材60と軌道
レール1との間に入り込むことがなく、かかる弾性部材
60の損傷を防止することができるようになっている。
【0033】そして、以上のように構成された本実施例
の直線案内装置では、上記摺動台2が軌道レール1上を
移動すると、かかる摺動台2に装着された潤滑油供給部
材4によって軌道レール1のボール転走面11に潤滑油
が塗布され、このボール転走面11を転動するボール3
の潤滑が行われる。また、上記潤滑油供給部材4の外側
には軌道レール1の表面と密着するエンドシール5が装
着されているので、潤滑油供給部材4から軌道レール1
に塗布された潤滑油が該エンドシール5よりも外側に漏
れ出すことがなく、上記潤滑油供給部材4から軌道レー
ル1の転走面11に塗布される僅かな潤滑油のみでボー
ル3を確実に潤滑することができるものである。
【0034】更に、この実施例ではエンドシール5の外
側に上記保護スクレーパ6を装着していることから、摺
動台2が軌道レール1上を移動すると、かかる保護スク
レーパ6の補強板61が大きな異物や強固に軌道レール
1に貼り付いた異物を除去すると共に、軌道レール1に
密着する弾性部材60が細かな塵芥をも除去するので、
これらの異物がエンドシール5を破損させたり、ボール
3や軌道レール1の転走面11を傷つけたりすることが
なく、長期にわたって摺動台2の運動精度を維持するこ
とができるものである。
【0035】しかも、保護スクレーパ6の弾性部材60
は軌道レール1に対して僅かずつではあるが潤滑油を塗
布しているので、かかる潤滑油によって軌道レール1と
エンドシール5との摩擦抵抗も軽減され、摺動台2の円
滑な運動を確保することも可能となる。
【0036】そして、本実施例の潤滑油供給部材4によ
れば、軌道レール1の左側面に対して当接する複数の塗
布片41a,41a、右側面に対して当接する複数の塗
布片41a,41aを夫々1グループとし、各グループ
毎に潤滑油収容室44を区分して形成していることか
ら、例えば、図10に示す如く垂直な固定部7に対して
直線運動装置の軌道レール1を横倒し状態で固定した場
合であっても、吸蔵体42に含浸された潤滑油がケーソ
ング40内の一箇所に偏って貯留されてしまうことがな
く、吸蔵体42から各塗布片41aに対して略均等に潤
滑油を供給することができる。
【0037】すなわち、互いに隣接する複数の塗布片を
1グループとして、各グループ毎に潤滑油収容室44を
小分けにして形成しているので、潤滑油収容室44内の
潤滑油が各塗布片41aに対して有している位置エネル
ギに大差がなくなる。従って、塗布体41の内部を塗布
片41aに向けて潤滑油が流動する現象は主として前述
した毛細管現象に大きく依存することとなり、軌道レー
ル1の取付け姿勢にかかわらず、各塗布片41aから軌
道レール1に塗布される潤滑油の量の均等化を図ること
ができるものである。
【0038】このような観点からすれば、図11に示す
ように、軌道レール1の転走面11に当接している個々
の塗布片41a毎に潤滑油収容室44を形成し,かかる
潤滑油収容室44毎に吸蔵体42及び塗布体41を収容
すれば、各塗布片41aから軌道レール1に塗布される
潤滑油の量の更なる均等化を図ることが可能となる。
【0039】図12乃至図14は直線運動装置の一例で
あるボールねじ装置に本発明の潤滑油供給部材を装着し
た実施例を示すものである。同図において、符号90は
所定のリードで螺旋状のボール転走溝91が形成された
ねじ軸(軌道軸)、符号92はボール93が循環する無
限軌道を備えると共に該ボール93を介して上記ねじ軸
90に螺合したナット部材(スライド部材)、符号94
はこのナット部材92の前後両端面に装着された潤滑油
供給部材である。
【0040】ここで、上記ナット部材92は、該ナット
部材92を固定するためのフランジ部95が突設された
鋼製のナット本体96と、このナット本体96の前後両
端面に固定される合成樹脂製の一対の蓋体97,97と
から構成されている。
【0041】上記ナット本体96には、その内径に上記
ねじ軸90のボール転走溝91と相対向する螺旋状の負
荷転走溝98が形成される一方、該ねじ軸90と平行な
ボール戻し孔99が穿設されている。また、上記蓋体9
7にはナット本体96の負荷転走溝98を転走し終えた
ボール93を上記ボール戻し孔99の一端に導く一方、
該ボール戻し孔99の他端から負荷転走溝98にボール
93を導く方向転換路100が形成されており、該蓋体
97をナット本体96に固定することでボール93の無
限軌道が完成するようになっている。尚、この実施例の
ボールねじ装置では、上記ねじ軸90に2条のボール転
走溝91,91が位相を180°変位させた状態で形成
されており、従って上記ナット本体96には2条の無限
軌道が形成されている。
【0042】また、図15に示すように、上記潤滑油供
給部材94は上記ナット部材92の形状に合致したリン
グ状に形成されているが、ケーシング40の潤滑油収容
室44内に塗布体41、油量調整板43及び吸蔵体42
を内蔵した点は前述の直線案内装置に装着した潤滑油供
給部材4と同様である。前述の如く、この実施例では2
条のボール転走溝91がねじ軸90に形成されているこ
とから、上記ケーシング40の内周面では互いに対向す
る2箇所から塗布片41a,41aが突出しており、こ
れら塗布片41a,41aによってねじ軸90の各ボー
ル転走溝91に潤滑油が塗布されるようになっている。
すなわち、各潤滑油収容室44内の吸蔵体42に保持さ
れた潤滑油は、油量調整板43に開設された供給穴56
を介して塗布体41に供給され、かかる塗布体41内を
毛細管現象によって塗布片41aへと移動した後、かか
る塗布片41aからねじ軸90のボール転走溝91に塗
布される。
【0043】更に、この実施例において上記潤滑油収容
室44はケーシング40の円周方向に沿って2つに区分
されており、区分された個々の潤滑油収容室44,44
が各塗布片41aに対応するようになっている。従っ
て、1つの塗布片41aに対しては区分された1つの潤
滑油収容室44のみが対応しており、この点において図
11に示した潤滑油供給部材4と同じである。また、か
かる塗布片41aからの潤滑油の塗布を円滑に行うた
め、各潤滑油収容室44,44には夫々空気穴55,5
5が開設されている。
【0044】そして、以上のように構成された本実施例
のボールねじ装置によれば、ねじ軸90とナット部材9
2が相対的に回転すると、ボール93がナット部材92
の負荷転走溝98及びねじ軸90のボール転走溝91の
上を転走し、ナット部材92はねじ軸90の周囲を公転
しながら該ねじ軸90の軸方向へ移動する。この際、ナ
ット部材92の移動に合わせて潤滑油供給部材94から
ねじ軸90のボール転走溝91に対して潤滑油が塗布さ
れ、前述の実施例と同様にしてボール転走溝91及びこ
れを転走するボール93の潤滑が行われる。
【0045】このとき、本実施例のボールねじ装置では
ねじ軸90の2条のボール転走溝91に対して潤滑油を
塗布する各塗布片41a毎に潤滑油収容室44が区分さ
れているので、前述した直線案内装置に関する実施例と
同様、潤滑油収容室44内の潤滑油が各塗布片41aに
対して有している位置エネルギに大差がなくなり、塗布
体41の内部を塗布片41aに向けて潤滑油が流動する
現象は主として毛細管現象に大きく依存することにな
る。これにより、ナット部材92を一定の姿勢で固定し
て使用した場合でも、あるいはナット部材92を回転さ
せて使用した場合であっても、各塗布片41aからねじ
軸90に塗布される潤滑油の量の均等化を図ることがで
きるものである。
【0046】次に、図16乃至図18は直線運動装置の
一例であるボールスプライン装置に本発明の潤滑油供給
部材を適用した実施例を示すものである。同図におい
て、符号110は軸方向に沿ってボール転走溝111が
形成されたスプライン軸(軌道軸)、符号112はボー
ル113が循環する無限軌道を備えると共に該ボール1
13を介して上記スプライン軸110に嵌合したナット
部材(スライド部材)、符号114はこのナット部材1
12の前後両端面に装着された潤滑油供給部材である。
【0047】ここで、上記ナット部材112は、該ナッ
ト部材112を固定するためのキー溝115が外周面に
形成された鋼製のナット本体116と、このナット本体
116の内径に嵌合してボール113の無限循環路を形
成する合成樹脂製のボール保持器117とから構成され
ている。一方、上記スプライン軸110はその円周を3
等分する位置に夫々角部110aを有して断面略三角形
状に形成されており、上記ボール転走溝111は各角部
110aを左右から挟むようにして2条ずつ、合計6条
形成されている。
【0048】また、図19に示すように、上記潤滑油供
給部材114は上記ナット部材112の形状に合致した
リング状に形成されているが、ケーシング40の潤滑油
収容室44内に塗布体41、油量調整板43及び吸蔵体
42を内蔵した点は前述の直線案内装置に装着した潤滑
油供給部材4,6と同様である。前述の如く、この実施
例では6条のボール転走溝111がスプライン軸110
に形成されていることから、上記ケーシング40の内周
面では各ボール転走溝111に対向する6箇所から塗布
片41aが突出しており、これら塗布片41aによって
スプライン軸110の各ボール転走溝111に潤滑油が
塗布されるようになっている。すなわち、各潤滑油収容
室44内の吸蔵体42に保持された潤滑油は、油量調整
板43に開設された供給穴56を介して塗布体41に供
給され、かかる塗布体41内を毛細管現象によって塗布
片41aへと移動した後、かかる塗布片41aからスプ
ライン軸110のボール転走溝111に塗布される。
【0049】更に、この実施例のボールスプライン装置
では上記ボール転走溝111がスプライン軸110の各
角部110aの左右両側面に形成されており、合計6条
のボール転走溝111が各角部110a毎に2条ずつの
グループとして形成されていると把握することができ
る。従って、この実施例では上記潤滑油収容室44がケ
ーシング40の円周方向に沿って3つに区分されてお
り、区分された個々の潤滑油収容室44,44,44が
スプライン軸110の各角部110aに対応するように
なっている。従って、各角部110aに形成された2条
のボール転走溝111,111に対しては区分された1
つの潤滑油収容室44に属する2つの塗布片41a,4
1aから潤滑油が塗布されることとになる。また、これ
ら塗布片41aからの潤滑油の塗布を円滑に行うため、
各潤滑油収容室44毎に空気穴が開設されている(図示
せず)。
【0050】そして、以上のように構成された本実施例
のボールスプライン装置によれば、ナット部材112が
上記スプライン軸110に沿って移動すると、かかるナ
ット部材112に装着された潤滑油供給部材114から
スプライン軸110のボール転走溝111に対して潤滑
油が塗布され、前述の実施例と同様にしてボール転走溝
111及びこれを転走するボール113の潤滑が行われ
る。
【0051】このとき、本実施例のボールスプライン装
置では、スプライン軸110の各角部110aに形成さ
れた2条のボール転走溝111,111を1グループと
し、これら一対のボール転走溝111,111に当接す
る2つの塗布片41a毎に潤滑油収容室44が区分され
ているので、スプライン軸1の各角部110aとこれに
対応する潤滑油収容室44との高低差における位置関係
には大差がなくなり、塗布体41の内部を塗布片41a
に向けて潤滑油が流動する現象は主として毛細管現象に
大きく依存することになる。これにより、ナット部材1
12を一定の姿勢で固定して使用した場合でも、あるい
はナット部材112を回転させて使用した場合であって
も、各塗布片41aからスプライン軸110に塗布され
る潤滑油の量の均等化を図ることができるものである。
【0052】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の潤滑
油供給装置によれば、軌道軸に対して潤滑油を塗布する
複数の塗布片を一つ又は互いに隣接する二つ以上の塗布
片からなるグループに分割し、各グループ毎に上記潤滑
油収容室を区分して形成しているので、ベッド等の固定
部に対する軌道軸の取付け姿勢の相違にかかわらず、各
塗布片に対する潤滑油の供給量を略均等化することがで
き、これら塗布片から軌道軸に対して偏りなく常に均一
な量の潤滑油を塗布することが可能となる。
【0053】また、このような潤滑油供給装置を用いた
本発明の直線運動装置によれば、軌道軸の取付け姿勢に
かかわらず、複数の塗布片からは常に略均一な量の潤滑
油が軌道軸に対して塗布されるので、軌道軸に形成され
た転走面を転動する全ての転動体を良好に潤滑すること
ができ、軌道軸に対するスライド部材の運動精度を長期
にわたって良好な状態に維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を直線案内装置に適用した実施例を示
す側面図である。
【図2】 実施例に係る直線案内装置及びこれに付設さ
れる機器の分解斜視図である。
【図3】 実施例にかかる摺動台に装着される潤滑油供
給部材を示す正面図である。
【図4】 図3のIV−IV線断面図である。
【図5】 実施例に係る潤滑油供給部材の分解斜視図で
ある。
【図6】 図4のVI−VI線断面図である。
【図7】 図3のVII−VII線断面図である。
【図8】 実施例に係る保護スクレーパの背面図であ
る。
【図9】 図8のIX−IX線断面図である。
【図10】 垂直な固定部に対して軌道レールを取り付
けた場合の潤滑油供給部材の内部の状態を示す断面図で
ある。
【図11】 本発明の潤滑油供給部材の他の例を示す断
面図である。
【図12】 本発明をボールねじ装置に適用した実施例
を示す一部切り欠き斜視図である。
【図13】 図12に示すボールねじ装置の使用状態を
示す断面図である。
【図14】 図13のXIV−XIV線矢視図である。
【図15】 図13のXV−XV線断面図である。
【図16】 本発明をボールスプライン装置に適用した
実施例を示す一部切り欠き斜視図である。
【図17】 図16に示すボールスプラインの使用状態
を示す断面図である。
【図18】 図17のXVIII線−XVIII線断面
図である。
【図19】 図17のXIX線−XIX線断面図であ
る。
【図20】 従来の直線運動装置の一例を示す部分断面
図である。
【図21】 図20に示す従来の直線運動装置を垂直な
固定部に対して取り付けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…軌道レール(軌道軸)、2…摺動台(スライド部
材)、3…ボール(転動体)、4…潤滑油供給部材、4
0…ケーシング、41…塗布体、41a…塗布片、42
…吸蔵体、43…油量調整板(油量制御手段)、44…
潤滑油収容室

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転動体を介して軌道軸に係合するスライ
    ド部材に装着され、かかるスライド部材と軌道軸の相対
    的な移動に伴って該軌道軸に潤滑油を塗布する潤滑油供
    給装置であって、 上記スライド部材に固定されるケーシングと、このケー
    シングの複数箇所から突出して上記軌道軸に当接し、か
    かる軌道軸に対して潤滑油を塗布する複数の塗布片と、
    上記塗布片に対して潤滑油を供給すべく上記ケーシング
    内に設けられた潤滑油収容室とを備え、更に、 複数設けられた上記塗布片を一つ又は互いに隣接する二
    つ以上の塗布片からなるグループに分割し、各グループ
    毎に上記潤滑油収容室を区分して形成したことを特徴と
    する潤滑油供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の潤滑油供給装置におい
    て、上記潤滑油収容室は個々の塗布片毎に区分されてい
    ることを特徴とする潤滑油供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の潤滑油供給装置に
    おいて、上記潤滑油収容室には潤滑油を吸収して保持す
    る吸蔵体が充填されていることを特徴とする潤滑油供給
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項4記載の潤滑油供給装置におい
    て、上記吸蔵体から塗布片へ供給される潤滑油の量を制
    御する油量制御手段を備えたことを特徴とする潤滑油供
    給装置。
  5. 【請求項5】 転動体の転走面が形成された軌道軸と、
    上記転動体を介して軌道軸に係合すると共に該軌道軸と
    相対的に移動するスライド部材と、このスライド部材に
    装着されると共に、かかる相対移動に伴って上記軌道軸
    の表面に潤滑油を塗布する潤滑油供給部材とを備えた直
    線運動装置において、 上記潤滑油供給部材は、上記スライド部材に固定される
    ケーシングと、このケーシングの複数箇所から突出して
    上記軌道軸に当接し、かかる軌道軸に対して潤滑油を塗
    布する複数の塗布片と、上記塗布片に対して潤滑油を供
    給すべく上記ケーシング内に設けられた潤滑油収容室と
    を備え、更に、複数設けられた上記塗布片を一つ又は互
    いに隣接する二つ以上の塗布片からなるグループに分割
    し、各グループ毎に上記潤滑油収容室が区分して形成さ
    れていることを特徴とする直線運動装置。
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