JPH1130624A - テープ走行センサー及びこのテープ走行センサーを用いた制御回路並びにこの制御回路を用いたテープ走行センサーの制御方法 - Google Patents

テープ走行センサー及びこのテープ走行センサーを用いた制御回路並びにこの制御回路を用いたテープ走行センサーの制御方法

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JPH1130624A
JPH1130624A JP9186096A JP18609697A JPH1130624A JP H1130624 A JPH1130624 A JP H1130624A JP 9186096 A JP9186096 A JP 9186096A JP 18609697 A JP18609697 A JP 18609697A JP H1130624 A JPH1130624 A JP H1130624A
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JP
Japan
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signal
rotor
tape running
light
running sensor
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Withdrawn
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JP9186096A
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English (en)
Inventor
Masanori Tanaka
正宣 田中
Tatsumaro Yamashita
龍麿 山下
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/46Controlling, regulating, or indicating speed
    • G11B15/54Controlling, regulating, or indicating speed by stroboscope; by tachometer

Abstract

(57)【要約】 【課題】 FGからの検出値には、部品自体や製造時の
組み立て誤差によりエンコーダ自体に内包される偏心等
のエラー成分が重畳されるため、精度の高い速度制御や
ワウフラッタの低減ができなかった。 【解決手段】 テープ走行からFG及びPGによって検
出補正したテープ速度(TSS)信号を、再生系のデー
タコントローラ(TBC)内のPLLループに入力し、
そこで生成された基準クロックによりヘッド再生信号を
A/Dコンバータ41で変換し、このデータをFIFO
44に一担蓄積する。このデータは、D/Aコンバータ
43でアナログ信号に再変換を行なう際に、水晶発振子
45の絶対的な制御クロックのタイミングで逐次変換す
ることにより、ヘッド再生信号に重畳されていたエラー
成分を除去することができる。よって、ヘッド再生信号
から駆動メカ系のワウフラッタの消去が理論的に可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ記録/再生
装置などにおけるテープ走行速度や位相を検出するとと
もにテープ走行センサー自体が内在する偏心等によるエ
ラー信号の補正ができるテープ走行センサー及びこのテ
ープ走行センサーを用いた制御回路並びにこの制御回路
を用いたテープ走行センサーの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来のロータリーエンコーダ
を示す図である。図13に示すロータリーエンコーダ1
は、例えばキャプスタンを使用しないテープ記録/再生
装置等に使用され、テープの走行に従ってロータリーエ
ンコーダの回転軸2が回転する構成である。ロータリー
エンコーダ1は、回転軸2に固定されたローター3と、
前記ローター3に部分的に対面するステーター4によっ
て構成される。ローター3は、円周上にバーコードのよ
うに光の通過領域と遮断領域とを交互に周設したスリッ
ト6を有している。またステーター4は、扇状の一部に
スリット5が形成されたものである。スリット6は、ロ
ーター3が回転したときに、ステーター4に形成された
スリット5と重合することができるようになっている。
【0003】発光素子7として例えば発光ダイオード
(LED)などが使用され、受光素子8としてホトダイ
オード(PD)などが使用される。発光素子7から出射
された光は、上記ローター3とステーター4とに形成さ
れたスリット5,6を通過し、受光素子8によって検出
されて電気的な信号(エンベローブ信号)に変換され
る。このエンベローブ信号を図示しない電気的手段によ
って処理することにより、ローターの回転速度や位相の
ずれなどを検出することが可能である。よって、テープ
記録/再生装置では、これらの検出値をテープ走行を制
御するリールモータにフィードバックすることにより、
走行時の速度やワウフラッターなどの制御を行なうもの
となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のロータリー
エンコーダ1では、スリット5,6どうしの重なり具合
の情報(エンベローブ信号)は、ローター3に形成され
たスリット6全体のうちの一部のみを検出した代表的な
検出値であるため、信号レベルが低くノイズが多く含ま
れ精度的に高いものではなかった。また精度を高めるた
めには、スリット等の各構成部品を高精度に仕上げ、か
つそれらを極めて正確に組み立てなければならない。し
かも光源には半導体レーザー(LD)や感度の高いPD
を用いて受光する必要があり、製造コストが高騰すると
いう問題があった。また、ローター3と回転軸2との間
に軸芯にずれがあった場合には、ローター3の回転に偏
心が生じる。よって、その検出値には、ロータリーエン
コーダ1で検出したテープ走行速度やワウフラッターに
加えてロータリーエンコーダ1自身が内包するエラー成
分が重畳されたものとなる。
【0005】しかし、従来のロータリーエンコーダ1で
は、ロータリーエンコーダ1自身が内包するエラー成分
を除去することができなかったため、より正確な速度を
得ること及びワウフラッターの低減ができないものであ
った。またエンコーダ自身をいかに高精度に製造するこ
とができても、ワウフラッターを完全に0とすることは
できなかった。さらには、リールモータの回転速度を直
接的に加速又は減速してテープスピードを制御するだけ
では、メカ系の応答の遅れや構成部品の能力の問題から
ワウフラッターを消去することができなかった。また、
上述したような問題点を解決し、高精度なロータリーエ
ンコーダ1とするには、従来構造的な面が重視され各部
材の仕上がり精度や組み立て精度等を追求するものであ
ったため、製造コストを下げるには限界があった。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するための
ものであり、ローターおよびステーターの全周に形成さ
れたスリットの情報を一度に検出して取得したエンベロ
ーブ信号にローターの回転によって取得したトリガ信号
を利用することにより、エンベローブ信号の正確な周期
を検知して精度の高い回転速度や位相を検出することの
できるテープ走行センサーを提供することを目的として
いる。
【0007】また、本発明はテープ走行センサーの構造
的な各部材の仕上がり精度や組み立て精度等を考慮する
必要がなく、製造コストを抑えた安価なテープ走行セン
サーを提供することを目的としている。
【0008】また、本発明はロータリーエンコーダ自身
に内包されるエラー成分を電気的に除去することができ
るテープ走行センサーの制御回路を提供することを目的
としている。
【0009】さらに本発明は、テープ走行センサーから
検出したエラー信号を用いて再生データをも変調制御せ
しめることにより、この再生データからワウフラッター
を理論的に消去することのできるテープ走行センサーお
よびこの制御回路を用いた制御方法を提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のテープ走行セン
サーは、外周面が走行するテープに当接し且つ透光性の
円筒部を有するローターと、このローターを回転自在に
支持する支持体と、前記ローター内に光を入射させる発
光素子と、ローターの端面およびこの端面に対向する支
持体の双方に円周方向に沿って所定ピッチで周設された
スリットと、前記発光素子から前記ローター内を透過し
且つ前記スリットを通過した光を受光する回転速度検出
用の第1の受光素子とを有し、前記ローターには、前記
発光素子から発せられた光を、ローターの外周面から外
側へ部分的に透過させる部分的な通過帯、またはロータ
ー外周面から外側へ透過する光を部分的に遮蔽する不通
過帯が形成されており、ローターの外周部には、前記通
過帯を通過した光を検出しまたは前記不通過帯による光
の遮蔽を検出する回転位相検出用の第2の受光素子が設
けられていることを特徴とするものである。
【0011】例えば、前記発光素子から照射された光を
ローターの回転中心側から放射状に反射させてローター
の前記円筒部へ送る反射部が設けられ、ローターには、
前記放射状に反射された光を前記円筒部から前記スリッ
ト方向へ反射させる反射面が周状に形成されており、前
記ローターに形成された周状の反射面の一部が非反射形
状とされて、この非反射形状の部分が前記通過帯とされ
ているものとなる。
【0012】または、前記発光素子から照射された光を
ローターの回転中心側から放射状に反射させてローター
の前記円筒部へ送る反射部が設けられ、ローターには、
前記放射状に反射された光を前記円筒部から前記スリッ
ト方向へ反射させ且つ光の一部を透過させる反射面が周
状に形成されており、ローターには、前記周状に形成さ
れた反射面を透過して外周方向へ出射する光を部分的に
遮蔽する遮蔽部が形成されて、この遮蔽部が前記不通過
帯とされているものとなる。
【0013】また本発明のテープ走行センサーを用いた
制御回路は、上記のいずれかのテープ走行センサーから
の出力を帰還させることによりテープの回転を制御する
モータのサーボ系と、前記テープ走行センサーの出力か
ら制御クロックを生成するPLLループと、ヘッドから
の再生信号を遅延させる信号遅延部と、この信号遅延部
からのヘッド出力信号を前記制御クロックを用いてA/
D変換するA/Dコンバータと、このA/D変換された
ディジタル信号を制御するメモリコントローラと、前記
ディジタル信号を蓄積するメモリーと、前記メモリコン
トローラにより前記ディジタル信号をアナログ信号に再
変換するD/Aコンバータと、が設けられていることを
特徴とするものである。
【0014】また本発明のテープ走行センサーを用いた
制御方法は、第2の受光素子で検出したトリガ信号に基
づいてテープ走行センサーの回転周期を算出する手段
と、この回転周波数に基づいて第1の受光素子で検出さ
れる源信号からテープ走行センサーに内包するエラー信
号を抽出する手段を備え、前記源信号を前記エラー信号
の逆位相に同期させつつ時間軸変調することにより、前
記源信号からエラー信号を消去するものが好ましい。
【0015】また、テープ走行センサーの基準波に対す
る個々のエラー信号をデータ化してROMメモリに格納
するとともに、第2の受光素子から出力されるトリガ信
号の時間軸に基づいて前記データの逆位相波を時間軸変
調することにより、テープ走行センサーから出力される
源信号からエラー信号を消去するものであってもよい。
【0016】また、上記においてはROMメモリに格納
されているエラー成分のデータが、テープ走行センサー
の生産ロットごとの代表データ又は近似データであるこ
とが実際の量産においては好ましい。
【0017】さらに本発明は、テープ走行センサーと、
このテープ走行センサーからの出力を帰還させることに
よりテープの回転を制御するモータのサーボ系と、前記
テープ走行センサーの出力から制御クロックを生成する
PLLループと、ヘッドからの再生信号を遅延させる信
号遅延部と、この信号遅延部からのヘッド出力信号を前
記制御クロックを用いてA/D変換するA/Dコンバー
タと、このA/D変換されたディジタル信号を制御する
メモリコントローラと、前記ディジタル信号を蓄積する
メモリーと、前記メモリコントローラにより前記ディジ
タル信号をアナログ信号に再変換するD/Aコンバータ
と、前記メモリコントローラおよび前記D/Aコンバー
タとを制御する基準クロックとから成り、前記制御クロ
ックが前記テープ走行センサーからの出力信号を逓倍化
した後に前記PLLループから生成されることを特徴と
するものである。
【0018】上記において、PLLループで生成された
制御クロックがテープの速度変化に応じて時間軸変調さ
れるものであって、ヘッドからの再生信号が前記制御ク
ロックによってA/D変換された後に基準クロックによ
ってアナログ信号へ再変換される際に、前記A/D変換
後の再生信号がテープが走行する際に生じるエラー成分
に合わせて時間軸変調されるものが好ましい。
【0019】本発明のテープ走行センサー(TSS)で
は、ローターとステーター(支持体)の互いの対向面に
スリットが周設され、発光素子から発光された光が前記
スリットを透過して回転速度検出用の第1の受光素子で
受光されて、エンベローブ信号が検出される。一方、ロ
ーターの端面には通過帯を設け、この通過帯と対向する
位置に位相検出用の第2の受光素子が設置され、この受
光素子では、ローターの1回転ごとに通過帯を透過する
光が受光され、これを電気的な信号に変換することによ
りトリガ信号が得られる。この場合において、通過帯は
ローターの周状の反射面が形成される場合に、その一部
を凸型形状のもの(図4(A)参照)、または反射面の
一部を径方向に切欠いたもの(図5(A)参照)とな
る。すなわち、ローターの回転に応じてローターの内部
から外部へ漏洩する光が受光されるものである。
【0020】あるいは、ローターに形成された反射面に
て光の一部をFG用の制御された光としてローターの円
筒部内に反射し、その他の光は無制御(制御不可能)な
散乱光であり、常に外部へ透過している事を前提とし、
この透過光の一部を遮蔽して、不透過部を構成し、第2
の受光素子により前記遮蔽部を検出して、PG出力を得
るようにしてもよい。
【0021】また、テープ走行センサーから取得される
TSS信号は、例えば図10に示すキャプスタンレステ
ープ再生装置の再生系の信号制御回路(TBC回路)に
よって、テープ走行センサー(TSS)自体に内包され
る偏心等によるエラー成分を除去することが可能であ
る。すなわち、TSS信号の品質又は信頼性が向上され
るため、TBC回路で処理された後のヘッド再生信号の
再生度を向上させることができる。
【0022】このように電気的にTSSのエラー成分を
除去することができるため、例えばTSS自身の部品精
度を落としたローコストのTSSに使用することも可能
である。よって、モータサーボ等の従来のコストが高い
割りにはワウフラッターを完全に消去できないメカ系の
みの制御に比べ、メカ制御能力をコストに合わせて落し
ても再生データをTSSでディジタル的に補正すること
で、最終的に再生信号からメカ的要因によるワウフラッ
ターを0とすることができる。
【0023】また、モータの制御は、メモリーコントロ
ーラから出力される制御信号をモータコントローラに入
力することにより、モータの回転を制御するものであっ
てもよい。メモリーコントローラの制御信号は、例えば
水晶発振子などによって生成されるものであるため、精
度の高い制御信号とすることが可能であり、サーボ系の
コントロール精度を向上させることができる。よって、
更にテープ速度の精度が向上され、またワウフラッター
の低減が可能とすることができる。さらには、DSPの
処理能力によっては、理論的にワウフラッターを0とす
ることができる。
【0024】また、PLLループで生成される各制御ク
ロックは、TSSで検知されたエラー成分に基づいて時
間軸変調されるが、これら各制御クロックがTSSから
出力されるTSS信号に対して常に忠実に追従するのが
好ましく、この追従度が高いほど再生精度を向上させる
ことができる。従って、TSS信号自体の検出周波数を
高めることにより、各制御クロックの追従度を向上させ
ることが可能である。よって、テープスピードやTSS
の大きさなどによりTSS信号の検出周波数が制限(約
1KHz程度)される場合には、信号整形部においてT
SS信号がパルス信号に変換される際にTSS信号を逓
倍化し、実質的にTSS信号自体の検出周波数を高める
ことにより、TSSにおける再生精度を向上させること
が可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明における光学式テープ走
行センサー(TSS)の分解斜視図、図2は図1のO1
−O2線における断面図である。本光学式テープ走行セ
ンサー(以下、TSS(Tape speed sensor)という)
は、例えばカセットテープレコーダ、DAT(Digital A
udio Taperecorder)など、またはコンピュータのハード
ディスク装置のバックアップとして使用されるデータレ
コーダーのテープの走行速度やワウフラッターなどを検
出するセンサーとして使用される。
【0026】図1および図2に示すTSS11では、ロ
ーター13とステーター14とが、保持部材を構成する
支持体12の中に収納されている。このローター13と
ステーター14は、共に光を透過させる導光部材、例え
ばアクリルなどの透明な素材で形成されている。また支
持体12は、左端側の第1の支持体12aと右端側の第
2の支持体12bとから構成され、第2の支持体12b
は導光部材で形成されている。そして、このローター1
3は、第1の支持体12aと第2の支持体12bとの間
に保持されている。ローター13は円筒形状に形成され
た円筒部13Aの内部に回転軸16が一体に形成され、
支持体12内に設けられたステーター軸受部材15と軸
受部材21とによって回転自在に軸支されている。な
お、ローター13の回転軸16と軸O(O1−O2)とが
同軸となるように設定されている。
【0027】図2の右端に示すように、第2の支持体1
2bの内部には発光ダイオード(LED)等から構成さ
れる発光素子17が埋設されており、この発光素子17
から光がO2方向に出射される。第2の支持体12bの
内壁の中央部には、O2方向に開口する断面ラッパ形状
に形成された第1の反射曲面20が形成されている。こ
の第1の反射曲面20は最奥部が最も狭く形成されてお
り、この最奥部から開放端にかけて徐々に開口する曲面
であり、その曲面は大きな放物面、あるいは大きな曲率
の円弧曲面から形成されている。この第1の反射曲面2
0では、発光素子17から出射された拡散光が軸Oに対
して直交する方向に平面的な光束とされて360度の方
向に拡散して反射させられる。反射曲面20の断面が放
物線または円弧形状であるため、光源から出射された光
をより効率的に利用でき、ローター13の反射面へ導く
ことができるようになっている。
【0028】この第1の反射曲面20を含む第2の支持
体12bの内壁面12b1には、略王冠形状の軸受部材
21が固設されている。そして、軸受部材21の中央部
には後述するローター13の回転軸16の右端に形成さ
れた細軸16bを挿通するための軸受穴21aが穿設さ
れており、この軸受穴21aの中心および前記第1の反
射曲面20の最奥部(最狭部)は共に軸O上に位置する
ものとなっている。
【0029】第1の支持体12aの内壁面12a1に
は、断面形状が鍋蓋状のステーター(支持体の一部とな
る)14が固設されており、図示O2方向に突出した中
央の凸部14aが第1の支持体12aに設けられた支持
孔12a3に埋設されている。また、ステーター14の
外縁には全周に渡って傾斜する反射面14cが周設され
ている。凸部14aの端面には、ホトダイオード(P
D)などで構成された第1の受光素子18が設けられて
いる。この第1の受光素子18は、回転速度検出器(以
下、FG(Frequency Generator)18という)であり、
前記発光素子17からの出射された光を受光することが
可能となっている。また、ステーター14の図示右端面
の中央には、上記同様に断面ラッパ形状に切りかかれた
第2の反射曲面22が形成されている。
【0030】この第2の反射曲面22を含むステーター
14の右端面には保持部14dが形成され、この保持部
14dにステーター軸受部材15が嵌合的に固設されて
いる。このステーター軸受部材15の図示右端面には、
ラッパ形状の軸受部15aが形成されている。また、ロ
ーター13の回転軸16の図示左端の先端部16aは、
円錐形状(尖鋭な形状)に形成されており、前記ラッパ
状の軸受部15aの筒部に挿入されて軸支される。
【0031】また、回転軸16の右端は、回転軸16の
直径に対して極端に細く絞られ、その先端に軸受部16
cが形成されている。そして、回転軸16と軸受部16
cとの間は更に細く形成された細軸部16bとなってい
る。この回転軸16は、ばね受部材23に形成された保
持穴23aに挿通されている。また細軸部16bは挿通
孔23b内に遊嵌されているため、回転軸16は保持穴
23aによるガイドを受けず保持穴23aによってのみ
軸方向に摺動自在にガイドされる。よって、保持穴23
aと挿通孔23bによる2重のガイドを回避できるた
め、回転時における互いの干渉が防止されている。また
軸受部16cは、ばね受部材23の中心に穿設された挿
通孔23bを通り、軸受部材21に形成された軸受穴2
1aに支持されており、径方向に対する位置決めはこの
軸受部16cおよび軸受穴21aによって行なわれる。
すなわちローター13は、上述した図示左端側の軸受部
材15に形成された軸受部15aの筒部15bに挿入さ
れた回転軸16の先端部16aと、右端側の軸受部材2
1に形成された軸受穴21aに挿入された軸受部16c
とによって軸支されている。 よって、筒部15bと軸
受穴21aとを軸線Oの中心に位置させることにより、
回転軸16を軸線Oに一致させることができる。
【0032】また、このばね受部材23の右端面の挿通
孔23bの周囲は、図4に示すようにO1方向に少し突
出し、軸受部材21と例えば3点で接触する略半球状の
突出部23cが周設されている。またばね受部材23と
対向する軸受部材21の軸受穴21aの周囲は、少しO
2方向に突出した環状突出部21bが形成されている。
この環状突出部21bに突出部23cの頂点が当接する
ものとなっており、ローターの回転時には環状突出部2
1b上を突出部23cの頂点が摺動するものとなってい
る。一方、ばね受部材23の左端(O2)側には、例え
ば保持穴23aの周囲に爪部23eが3ツ羽状に形成さ
れており、他方ローター13側にはこの爪部23eと噛
合する3ツ羽状の爪部13hが周設されている(図1又
は図2参照)。ローター13が回転すると互いの爪部1
3hおよび爪部23eどうしが当接するため、ローター
13とばね受部材23とが一体となって回転することが
可能となっている。
【0033】図3(A)はスリット部を示し、(A)は
通過領域(遮断領域)どうしが重なり合っている状態を
示す平面図,(B)はその断面図、図4はローターの右
端面を示し、(A)は通過帯の一形態示す斜視図,
(B)はその断面図、図5(A)は図4の他のローター
の形態を示す斜視図、(B)はその断面図、図6はロー
ターの反射面に不通過帯を形成した一形態を示す斜視
図、図7は、通過帯とスリットとを示すローターの側面
の拡大図である。図3(B)に示すように、ローター1
3とステーター14との間にはスリット部Sが形成され
ている。ステーター14の内壁の縁部には、断面の形状
が凹凸で構成される通過領域と遮断領域とが交互にバー
コード状に並ぶスリット14bが所定のピッチで周設さ
れている。なお、このスリット部Sは、ローター又はス
テータの鏡面状の表面に鏡面形成部と撹乱部(例えば、
梨地体やV字状の凹凸面からなる縦縞格子若しくは横縞
格子、あるいは微小の三角錐若しくは四角錐(ピラミッ
ド)が敷設されたもの)から構成することができる。
【0034】例えば、通過領域と遮断領域とが0.5°
の角度間隔で形成されている場合には、スリットは36
0本の通過領域および遮断領域とを有している。また、
このスリット14bと対向するローター13の円筒部1
3Aの端面13bには、ステーター14と同様のスリッ
ト13cが同じピッチで形成されている。これは、ロー
ター13の1回転当りの検出パルスの数を可能な限り多
くし、スリットの利用効率を向上されて全周に渡るスリ
ットのパターン誤差を吸収するため、ローター13とス
テーター14に形成されるスリットの数は同数としたも
のである。またスリットの数を360本としたのは、後
述するサーボ制御系の周波数に対応させ、検出精度を向
上させる上でも可能な限りスリットの数を多いものが好
ましいが、スリットを製造する上での加工工程上の限界
や量産性を考慮したものである。またテープスピードに
対するローター13の回転による出力をサーボ系の周波
数(1KHz)と、加工工程とのバランスとを考慮した
結果でもある。
【0035】ただし、図3(A)(B)に示すように、
ローター13とステーター14とを重ね合せた場合に
は、ステーター14のスリットの半径方向の長さ寸法L
sに比べてローター13のスリットの半径方向の長さ寸
法Lrの方が広く(Ls<Lr)なるように形成されて
いる。よって、例えばローター13の回転に偏心等が生
じた場合であっても、その偏心が許容範囲内のものであ
れば、偏心後のローター13のスリット13cとステー
ター14のスリット14bとの重なりを維持することが
できる。よって、ステーター14側に透過される光量を
常に一定に維持することが可能となるため、FG18か
ら出力される信号レベルを安定させることができる。
【0036】一方、ローター13の円筒部13Aの右端
面には、例えば図4(A)に示すように傾斜状に切削さ
れた反射面13dが環状に周設されて導光部が形成され
ている。そして、反射面13dの一部には、切削されず
に凸状に残された通過帯13eが形成されている。ま
た、図1,図2および図4(A)(B)に示されるよう
に、図示Y2方向には第2の受光素子19から構成され
る回転位相検出器(以下、PG(Pulse Generator)19
という)が設けられており、ローター13を支持体12
の内部で回転させると、1回転につき一度前記通過帯1
3eとPG19とが対向できるようになっている。
【0037】上記のように構成されるTSSの動作につ
いて説明する。このTSSでは、図1又は図2に示すよ
うに記録テープTaにローター13の外周面を圧接して
ローラ13が回転される。記録テープTaが矢印X方向
へ送られるとその送り力によるテープTaの張力がロー
ター13の外周面とテープTaとの接面間に摩擦抵抗を
発生する。これにより、ローター13とテープTaとの
接点における相対速度が0に保たれ、テープTaの移送
力が確実にローター13の回転力に変換され、ローター
13がα方向へ回転されるものとなっている。
【0038】図2に示されるように、第2の支持体12
b側では、発光素子17から出射された光が、支持体1
2b内に入射し、且つ支持体12b内に形成された第1
の反射曲面20により、光は軸線Oに対して直交する3
60度の方向へ、すなわちローター13の右端面に環状
に周設された反射面13d(導光部)の方向へ放射方向
へ拡散される。上述したように、第1の反射曲面20
は、大きな曲率の放物面又は円弧曲面から形成されてい
るため、より多くの拡散光を反射面13dの方向へ誘導
することができる。よって、発光素子の位置ずれの影響
を吸収できるため、発光素子の利用効率の向上が可能と
なる。
【0039】第1の反射曲面20によって反射された光
は、導光部材から形成された第2の支持体12b内を透
過し、軸Oに対し垂直な方向(軸Oから離れる方向)か
らローター13の内壁へ入射し、ローター13に周設さ
れた反射面13dに与えられる。ローター13の反射面
13dでは、この光が反射されてローター13内の前記
円筒部13Aの内部に入射される。この際、光は軸Oと
平行となる方向に反射され、円筒部13A内をO2方向
へ直進し、又は反射誘導されてローター13の左端面に
形成されたスリット13cを通過する。そして、このス
リット13cが形成されたローター13の左端面から外
部に一度出射されるが、ローター13の左端面に対向し
て設けられているスリット14bを介してステーター1
4の内部に入射される。さらに、光はステーター14に
形成された反射面14cによって軸O方向に集光され、
第1の支持体12aに形成された第2の反射曲面22で
反射される。この際、第2の反射曲面もラッパ状に形成
されているため、FG18の受光部では受光素子自体の
位置ずれによる影響の少ない収束された光が受光され
る。
【0040】前記のように、第1の反射曲面20で反射
された光が、ローター13の内部を軸Oに対し平行方向
に進行できるようにするために、ローター13の反射面
13dは軸Oに対してほぼ45度の角度で形成されてい
る。この反射面13dにより、中心からの拡散光が円筒
部13A内に反射させられるが、ローター13の外周の
一部に形成された通過帯13eでは、第1の反射曲面2
0によって放射状に反射された光がそのまま外周方向へ
透過して、円筒部13Aの外部(Y2方向)へ出射する
(図4(B)参照)。よって、PG19では、通過帯1
3eとPG19とが対向したときにのみ光を受光し、P
G19ではローター13の1回転ごとに1パルスの信号
が出力される。以下このPG信号をトリガパルス信号S
t(以下、トリガ信号Stという)として説明する。
【0041】上記において、円筒部13Aの形状は、例
えば図5(A)のような形状であってもよい。図5
(A)では、前記図4(A)同様に円筒部13Aの右端
面に傾斜状に切削された反射面13dが周設されてお
り、この反射面13dの一部が欠切されて通過帯13f
が形成されている。図5(B)に示すように、このよう
な通過帯13fが形成されたローター13が回転する
と、PG19ではこの通過帯13dとPG19とが対向
した場合にのみ光を受光することが可能であり、上記同
様にトリガ信号Stを出力することができる。なお、エ
ンベローブ信号Seおよびトリガパルス信号Stは、例
えば後述する図8(A)および同図(B)のような波形
でそれぞれ示される。
【0042】また、発光素子17を安価な面発光拡散光
源を使用した場合には、ローター13の円筒部13A内
に反射されずに、反射面13dを突き抜けてローター1
3の外部方向へ漏洩する光が常に存在する。この場合、
PG19では常に受光状態となるため、電気的にHiレ
ベル信号が出力された状態(以下、Hレベルという)と
することができる。そこで、図6に示すように、ロータ
ー13の反射面の一部を光を透過させない不通過帯13
gに形成することにより、ローター13の1回転中に一
度この不通過帯13gとPG19とを対向させることが
できる。よって、不通過帯13gとPG19とが対向し
た場合には、PG19ではローター13から漏洩された
光を検出することができなくなるため、通常Hレベルで
あるPG19の出力信号を瞬間的に電気的Lowレベル
(以下、Lレベルという)とすることができる。よっ
て、このLレベル信号をPG信号すなわちトリガ信号S
tとして利用することが可能である。この場合におい
て、不通過帯13gは、例えば梨地帯で形成することが
可能である。また、例えば黒色又は銀色等の着色帯、か
まぼこ状又はV字状の凹凸面からなる縦縞格子や横縞格
子、あるいは微小の三角錐若しくは四角錐(ピラミッ
ド)が敷設されたものであってもよい。
【0043】また、上述したローター13の左端面に周
設されたスリット13cの通過領域を通過した光のみが
出射され、さらに左端側のステーター14に周設された
スリット14bの通過領域を介して入射される。またロ
ーター13側のスリット13cのみが回転し支持体側の
スリット14bは固定される構成である。よって、ロー
ター13が回転すると、通過領域(遮断領域)どうしが
重なり合う場合(図5(A)参照)と、通過領域と遮断
領域とが重なり合う場合とが交互に繰り返される。例え
ば、ローター13の回転中に図5(A)に示したように
スリットの通過領域(遮断領域)どうしが重なり合う瞬
間では、ローター13から支持体12aへ各通過領域を
介して光が導かれるため,FG18での検出光量は最大
となる。一方、通過領域と遮断領域とが完全に重なり合
う瞬間では、全てが遮断領域となることから、受光部へ
収束できない程度の屈折入射(散乱光)となり受光部へ
の光遮断効果によってFG18での検出光量は最少とな
る。このようにして検出されたFG18からの光検出信
号は、エンベローブ信号(包絡線)となる。この信号の
瞬時周波数はローター13の瞬時角速度に比例する。し
たがって、FG18からの信号を電気的に処理すること
により、回転速度を検出することができる。
【0044】上述したようにスリットが共に360本の
通過領域および遮断領域で形成される場合には、エンベ
ローブ信号の1周期を構成するパルス数は360であ
る。また、ここで検出されるエンベローブ信号Seは、
スリット部Sのスリット13c又は14bの全周に渡る
光の通過又は不通過の情報を総合的に示すものであり、
しかもこの情報は収束されて1つのFG18で一度に検
出されるものである。よって、従来に比べ高い出力信号
レベルとすることができるとともに、ノイズの影響も受
けにくくなることから検出精度を向上させることができ
る。さらに従来のエンコーダに比べ、ある程度の部品精
度や組立誤差も吸収できるため、部品加工や組立性を向
上しつつ検出精度を向上させることができる。
【0045】また、例えばローター13の円筒部内13
Aを透過してFG18で検出される光と、通過帯13e
又は13fを通りPG19で検出される光とを光学的に
合成し、この合成後にFG18で検出することにより、
図8(C)に示されるような合成出力信号を得ることが
できる。なお、図8(A)はFGで検出されるエンベロ
ーブ信号を示す波形図、(B)はトリガ信号を示す波形
図、(C)は(A)と(B)との合成信号(TSS信
号)をそれぞれ示す概略波形図である。この場合PG1
9の代わりに支持体内若しくは支持体の外部で反射誘導
することにより、再びステーター内に光を導くようにす
ればよい。図8(C)に示される信号は、上記図8
(A)に示すエンベローブ信号Seに図8(B)に示す
トリガ信号Stを重畳させた合成信号(以下、TSS信
号という)と同様である。このTSS信号では、一定の
時間間隔でエンベローブ信号Seからこのトリガ信号S
tが突出した形で発生することから、エンベローブ信号
Seの周期tを検知することが可能である。このよう
に、FG18で検出する前に光学的に光を合成すること
により、トリガ信号検出用の受光素子(PG17)は不
要になり、FG18のみで検出可能とすることができ
る。よって、部品点数を削減でき、製造コストを安価な
ものとすることが可能となる。
【0046】また理論的には、図7に示すように例えば
スリット13cと通過帯13eの位置及び周方向の幅寸
法を同一に形成することにより、通過帯13eがPG1
9と対向したときにトリガ信号Stを出力させるように
することができる。そして、この際トリガ信号Stはエ
ンベローブ信号Seと同期させ、しかも同期したエンベ
ローブ信号Seを構成する波形の1つと常に同一の極性
と一致させることができる。しかし、加工精度、発光素
子17に安価な拡散光源を用いることおよびこのような
極細スリットは高感度のPG19を必要することなどの
問題から実際には信号がノイズに埋もれ検出が困難とな
る。
【0047】そこで、例えば図9(B)に示すようなス
リット13cの幅寸法よりも通過帯13eの幅寸法の方
を広く形成(例えば、10パルス分に相当)することに
より、周期tを検知することができる。なお、図9
(A)は、FGで検出されるエンベローブ信号を示す
図、(B)はトリガ信号を示す図、(C)は(A)と
(B)との合成信号(TSS信号)をそれぞれ示す概略
波形図である。FG18で検出される信号は、上述した
ようにスリットパターンのずれ、テープの圧接によるロ
ーター13に生じる傾斜、発光素子および受光素子上の
位置ずれ等が生じるため、一般的に図9(A)に示すよ
うなエンベローブ信号Se2が検出される。また10パ
ルス分に相当するトリガ信号は、図9(B)に示すよう
な時間軸が伸びたトリガ信号St2となる。よって、図
9(A)の信号と(B)の信号とのTSS信号Sg2
は、図9(C)に示されるようなものとなる。このよう
なTSS信号Sg2では、トリガ信号St2は上記図8
(C)のように顕著に現れないため、エンベローブ信号
の周期を確定することが困難である。よって、トリガ信
号St2のゼロクロス基準値とした場合の最大ピーク値
Sp又はゼロクロス基準値からの立ち上りSXをきっか
けとしてTSS信号Sg2の周期tを検出するようにす
ればよい。
【0048】なお、図6で説明した不通過帯13gで検
出した場合であっても、同様に周期tを検出することが
可能である。また例えば、ローター13を図2に示され
るY1−Y2線で分割することにより、第1ローターと
第2ローターから構成されるTSSとすることができ
る。このような分割型のTSSでは、例えば2つの測定
対象を同時に測定することができる。そして、第1ロー
ターと第2ローターとの回転速度差が生じた場合には、
前記2つの測定対象の相対速度の検出が可能となる。こ
の場合にはその測定精度を向上させることができる。ま
た、角速度測定において、各々の回転体の位相検出が可
能となる。
【0049】以上のような方法により検出されたエンベ
ローブ信号Seの瞬時周波数は、ローター13の瞬時角
速度に比例する。よって、上記図8(C)又は図9
(C)に示されるTSS信号Sg又はSg2は、以下に
示すような方法で処理されることにより、データレコー
ダのテープ走行速度やワウフラッタの制御に利用でき
る。上記において、TSSにより検知することができる
のは、主にテープの走行によってTSSのローター13
が回転されたことによるテープ走行時の移送速度および
ワウフラッタである。
【0050】しかし、例えばTSSのローター円筒部の
真円度等に誤差が生じていた場合には、TSS自体に製
造上の仕上がり誤差が内包される。よって、FG18の
出力信号(TSS源信号)には、テープ走行系のワウフ
ラッタにTSS自体のエラー信号成分が内包された形で
出力されてしまう。このような場合には、最後までエラ
ー信号成分が残留し完全にワウフラッタを除去すること
ができないため、キャプスタンレスのテープ記録/再生
装置の精度を向上させることができない。
【0051】図10は、TSS自体に内包されるワウフ
ラッタを消去する実施の形態を示すものであり、TSS
をキャプスタンレステープ記録/再生装置に用いた場合
の再生系のテープ速度及び再生信号制御回路(以下、T
BC(Time Base Control)回路という)を示す構成図で
ある。図10では、カセット31内のテープTaにヘッ
ドHDおよび上記TSS(光学式テープ走行センサー)
が当接されている。モータドライバー32によってモー
タMが駆動され、カセット31内のテープ送りが行なわ
れると、テープTaの走行に応じてTSS11のロータ
ー13が回転する。TSS11からのFG18の信号は
直接信号補正部35に入力されるが、PG19は位相検
出部34を介して信号補正部35に入力され、このFG
18とPG19によりTSS信号が生成される。信号補
正部35は波形整形部36に接続され、この波形整形部
36からの出力がモータコントローラ33に接続され、
この信号でモータドライバー32を制御してモータMの
回転サーボが行われる。また、波形整形部36の出力
は、PLLループの初段となる位相比較器(PC)37
にも入力されている。PLLループは、位相比較器37
の他にLPF(ローパスフィルタ)38、VCO(電圧
制御発振器)39および最終段の分周器40から構成さ
れており、分周器40で分周された出力の1つ(1KH
z)が位相比較器37に帰還されている。
【0052】VCO39では、マスタークロック信号
(18.432MHz,348fs)(以下、MCLK
1信号という)が生成され、その出力は分周器40およ
びA/Dコンバータ41に入力されている。また、分周
器40では、LRCLK1(48KHz,fs)および
SCLK1(1.536MHz,32fs)が生成さ
れ、A/Dコンバータ41およびメモリーコントローラ
42に入力されている。一方、ヘッドHDの出力は、信
号遅延部46を介してA/Dコンバータ41に接続され
ている。なお、信号遅延部46には前記信号補正部35
より信号遅延制御信号(メモリOUTタイミングトリ
ガ)の出力が接続されている。またA/Dコンバータ4
1には、上記したようにヘッドHDの出力信号(以下、
ヘッド再生信号という)と、MCLK1信号、LRCL
K1およびSCLK1等の制御クロックが入力されてい
る。なお、MCLK1信号は、A/Dコンバータ41自
体の動作用のマスタークロック、LRCLK1はA/D
コンバータ41においてヘッド出力信号をサンプリング
するための標本化信号、SCLK1はA/Dコンバータ
41でA/D変換されたヘッド出力信号のデータビット
長の制御用のクロックであり、標本化信号の32倍が必
要なため、その周波数は1.536MHzに設定されて
いる。なお、これらの周波数の値は、A/D,D/Aコ
ンバータ及びDSP等のメモリーコントローラの使用に
よるものである。
【0053】A/Dコンバータ41からの出力は、メモ
リーコントローラ42に入力される。このメモリーコン
トローラ42には、FIFO(First In First Out buff
er)(メモリー)44に接続されており、この間におい
てデータの受け渡しが行なわれ、これらのデータは次段
に設けられたD/Aコンバータ43に入力される。ま
た、TBC回路内には基準クロックを生成する例えば水
晶発振子45が設けられており、この発振出力は前記メ
モリーコントローラ42およびD/Aコンバータ43に
入力されている。そして、このD/Aコンバータ43の
出力はLINEOUTに接続され、このLINE OU
Tから、例えば音声として出力されたり、またはTBC
回路の外部に設けられた他のコンピュータにデータを出
力する。
【0054】上記のように構成されるTBC回路の制御
方法について説明する。テープ走行を行なうモータMに
は回転サーボが行なわれ、例えばTSS11の出力周波
数が1KHzとなるように後述するテープ速度の粗制御
が行われる。すなわち、上述したようにテープTaが走
行されるとTSS11のローター13が回転されてTS
S11のFG18からはエンベローブ信号Seが出力さ
れるとともにPG19からもトリガ信号Stがそれぞれ
出力される。トリガ信号Stは、位相検出部34で位相
の検出ならびに認識が行なわれた後に信号補正部35に
入力され、またエンベローブ信号Seは直接信号補正部
35に入力される。信号補正部35では、上述したよう
にエンベローブ信号Seとトリガ信号Stとにより、T
SS信号が生成される。なお、ここでTSS信号から、
テープ走行系のエラー成分とTSS自体に内包されるエ
ラー成分を消去又は分離している。TSS信号は、波形
整形部36でディジタル信号に変換されてモータコント
ローラ33に入力される。モータコントローラ33に
は、図示しないパルスカウンタが設けられており、所定
のパルス数をカウントすることにより、PWM制御が行
われる。このPWM制御信号は、モータドライバー32
を介してモータMに帰還されることにより、TSS11
の出力周波数が1KHzとなるようにテープ速度制御が
行われる。あるいは、メモリーコントローラ42からの
出力信号をモータコントローラ33に入力してPWM制
御を行なうものであってもよい。この場合、コントロー
ルの基準は、メモリーのオーバーフローを目安にした粗
制御である。
【0055】また、波形整形部36からの出力であるT
SS信号は、PLLループの入力部である位相比較器
(PC)37に入力される。位相比較器37では、TS
S信号(1KHz)と分周器40の出力信号(1KH
z)との位相を比較し、その差に応じた比較電圧を発生
する。この出力は、LPF38を通じて必要な周波数成
分のみが抽出され、VCO39に制御電圧として供給さ
れる。VCO39では、位相比較器37にTSS信号が
入ると同時にPLLをロック状態、すなわちTSS信号
の位相と一致させた所定の周波数の信号(MCLK1信
号)を発振させる。そして、VCO39からの出力は分
周器40で分周され、LRCLK1、SCLK1などの
制御クロックが生成される。これらMCLK1信号、L
RCLK1、SCLK1に制御クロックは、TSS信号
の出力のエラー成分に忠実に追従するように動作され
る。
【0056】また、上述したようにヘッド再生信号は、
信号遅延手段46に入力される。この信号遅延手段46
は、位相認識処理分の信号遅延回路とヘッド再生信号の
時間軸合わせのためのメモリから構成されている。位相
認識処理分の信号遅延は、位相検出部34において処理
に遅れが生じるため、信号補正部35からの出力信号に
対し、ヘッド再生信号の方が進むこととなる。これを防
止して同期を合わせるためにヘッド再生信号に遅れさせ
るものである。またヘッド再生信号の時間軸合わせのメ
モリは、例えばFIFOなどのメモリから構成され、前
記位相認識処理分の信号遅延回路で遅延させたヘッド再
生信号を一担メモリ(FIFO)に格納し、信号補正部
35から信号遅延制御信号(メモリOUTタイミングト
リガ)を信号補正逐次処理完了時に出力させることによ
り、位相を一致させた状態でメモリから出力される。こ
れにより波形整形部36からのTSS信号とヘッド再生
信号との位相を一致したものとなる。すなわち、A/D
コンバータ41の入力信号(ヘッド再生信号)とPLL
ループ初段の位相比較器37の入力信号(TSS信号)
とでは、周波数(1KHz)と共に同一のエラー成分を
有するものとすることができる。よって、上述したよう
にA/Dコンバータ41の制御クロック(MCLK1信
号、LRCLK1およびSCLK1)とA/Dコンバー
タ41の入力信号(ヘッド再生信号)との信号のエラー
成分を一致させることができる。
【0057】この状態において、上記制御クロックで制
御されたA/Dコンバータ41に入力されたヘッド再生
信号はディジタル信号にデータ化される。よって、ヘッ
ド再生信号は、このヘッド再生信号と同一のエラー成分
を持つ制御クロックによってサンプリングされてディジ
タル信号にデータ化される。これにより、再生データ中
のワウフラッター等のエラー成分は除去される。ディジ
タル信号に変換されたヘッド再生信号は、メモリーコン
トローラ42で制御されてD/Aコンバータ43に出力
される。ヘッド再生信号のディジタルデータは、メモリ
ーコントローラ42内に逐次蓄積されるが、このデータ
はFIFO44で順次格納される。一方、メモリーコン
トローラ42では、分周器40から出力される上記LR
CLK1およびSCLK1の制御クロックに応じてFI
FO44からのディジタルデータをD/Aコンバータ4
3に送出する。このときD/Aコンバータでは、水晶発
振子45のクロック精度(基準クロック)によってアナ
ログ信号に再変換することにより、再生信号は理想時間
軸(水晶発振器)にしたがった再生信号となる。よっ
て、D/Aコンバータ43から出力されたアナログ信号
は、テープドライブ系で発生したエラー信号成分が除去
されたヘッド再生信号とすることができる。
【0058】また、TSS源信号には、上述したように
ローター側およびステーター側の両スリットパターンの
ずれから生じる偏心、パターンの変形、発光素子および
受光素子のずれ、テープ圧接によるローター傾斜、さら
にはローター回転軸に対する円筒部の真円度エラー等に
よるエラー信号成分が重畳されている。特にこの真円度
エラーはTSS自体に元々内包され、また真円度エラー
以外のエラー成分が全てFGの出力変動としてAM変調
の形で検出されるのとは異なり、FGの出力中のFM変
調成分(いわゆるテープスピード変化成分)に加わって
検出される。よって、従来この真円度エラーを0とする
には、回転軸に対する真円度や円筒出しに頼らざるおえ
なかったが、高い部品精度および組立精度が困難である
ことから、従来のテープスピードエラーによる除去方法
ではワウフラッターを0とするこができないものであっ
た。しかし、図10のTBC回路における逐次処理で
は、TSS11のPG19からの出力信号の時間計測を
行うことにより、TSSの回転周波数を算出し、この周
波数のワウフラッター成分(ゆらぎ)をTSS源信号か
ら抽出した後、この逆位相波をTSS源信号の位相に合
わせて加算又は減算すること(時間軸変調)により、T
SS源信号からTSS自体のエラー成分を除去すること
が可能である。
【0059】また、TSS自体に内包されるエラー信号
成分を除去するには、ローター13から回転ごとに出力
されるエラー成分がほぼ一定であるという特徴を利用す
ることもできる。すなわち、個々のTSSは、基準波に
対し固有のFG変動を有するため、これをデータ化して
TBC回路内に設けたROMメモリに格納し、上記同様
にTSSのPG19からの出力信号の時間計測を行う。
そして、TSSの回転周波の算出に基づいて前記データ
の逆位相波を時間軸変調することにより、ワウフラッタ
ーを消去することができる。
【0060】またTSS11は、ロット単位で同一のエ
ラー成分を持つTSS11が生産されるという特徴があ
る。よって、例えば図11に示すような手段を用いるこ
とにより、TSS11のエラー成分を近似的に除去する
ことができる。図11は、図10に示したTBCの一部
の他の構成を示す図である。TBC回路内には、ロット
単位ごとに測定したTSS11のエラー成分の代表的デ
ータ、または近似データなどが記憶されたROMメモリ
49が設けられている。変調手段48には、ROMメモ
リ49からのTSS11のエラー成分信号のデータとP
G19からのトリガ信号が時間軸計測手段47を介して
変調手段に接続されており、トリガ信号によりROMメ
モリ49から出力されたデータの同期が合わせられ、時
間軸変調信号が生成される。一方、FG18で検出され
たTSS信号は、信号補正部35に入力され、前記変調
手段48で時間軸変調された信号に基づいて補正される
ことにより、上記同様にTSS11のエラー成分を近似
的に除去することができる。
【0061】また、図10に示したTBC回路では、P
G18の出力を測定または検出しながら逐次認識処理し
てヘッド再生信号の補正を行なうものであるのに対し、
図11に示すものでは予めROMメモリ49に記憶して
おいたデータに基づいて信号の補正を行なうものであ
る。以上のような逐次処理をすることにより、時間軸の
ずれが生じなくなり、信号補正処理に要する時間が短縮
されるため、図10において使用していた信号遅延部4
6を不要とすることが可能となる。
【0062】また上記においては、ROMメモリ49に
記憶される内容は、例えばテープ走行の初動時における
TSS信号を複数回検出し、これを平均化したものであ
ってもよく、より正確にTSS11のエラー成分を除去
することが可能となる。これにより、あらゆる状況下で
TSS信号に内包されるエラー信号を除去すること、す
なわちイニシャライズ(キャリブレーション)ができる
ため、TSS信号の信頼性を向上させることが可能とな
る。
【0063】よって、精度の高い回転速度や位相を検出
することのできるテープ走行センサーを提供することが
できる。また、構造的な各部材の仕上がり精度や組み立
て精度等を考慮せずに製造コストを抑えた安価なテープ
走行センサーを提供するためには、以下に示す方法が有
効である。
【0064】図12は、TSS信号をパルス信号に変換
する場合のタイムチャートであり、(A)はTSS信
号、(B)は通常の波形整形、(C)は逓倍による波形
整形、(D)は擬似逓倍による波形整形をそれぞれ示し
ている。上述したように、位相比較器37において比較
されるTSS信号と分周器40からの帰還信号とは互い
に1KHzであり、その差に応じた比較電圧が出力され
て電圧制御発振器39に加えられフェーズロックに追い
込まれる。この際、図12(A)及び(B)に示される
ようにTSS信号を波形整形するには、通常はTSS信
号の1周期tごとに信号の最も検知しやすい部分(この
例では、信号の立ち上り)を基準に行なわれ、パルス信
号の周期は2tに設定される。
【0065】しかし、このような低い周波数(比較周波
数)では、カセット31内のテープスピードの変化に対
応できないため、最終的にワウフラッターの低減能力に
限界が生じ、高品位機に搭載することは難しい。そこ
で、例えば図12(C)に示すように、TSS信号の立
ち下がり時t1をも基準とすることにより、パルス信号
を逓倍化することにより、PLLループ内の帰還信号の
周波数を高めることができる。また、TSS信号の位相
に合わせてパルス信号が形成されることから、より忠実
にTSS信号に追従したパルス信号に変換されるため、
走行する記録テープのエラー信号に対する追従度を高め
た各制御クロックをPLLループから出力させることが
可能となり、ワウフラッターの低減能力を向上させるこ
とができる。
【0066】また、本来TSS信号を正確に逓倍化する
ためには、TSSから正確なTSS信号が発生されるこ
と、すなわちTSSそのものを高精度に形成する必要が
あるため、その製造コストが高くなる。そこで、例えば
TSS信号の波形整形は図12(A)及び(B)に示さ
れる従来の方法で行なう一方、図12(D)に示すよう
にTSS信号の最初の立ち上がりから次の立ち上りまで
の時間tを計測し、その時間を強制的に例えば2分割
(擬似的に均等分割)t/2としてパルス信号を逓倍化
すれば上記同様にワウフラッターの低減能力を向上させ
ることができる。すなわち、TSSの製造コストを抑え
つつ、波形整形部からの出力信号を逓倍化することでT
BC回路の処理能力を向上され、最終的にはカセット3
1における再生精度を優れたものとすることができる。
【0067】よって、例えば従来記録テープTa上に記
録された曲と曲との間を高速サーチして探し出す、いわ
ゆるブランクサーチを行なうための時間間隔(従来は約
4秒程度)をブランクサーチの認識率を低下させずに短
縮させることが可能である。上記のようにテープ走行セ
ンサーにTBC回路を組み合わせ、上述したような制御
方法を使用することにより、構造的な各部材の仕上がり
精度や組み立て精度等を考慮しなくとも製造コストを抑
えた安価なテープ走行センサーを提供することが可能と
なる。なお、上記カセット31に設けられている再生ヘ
ッドHDの代わりに記録ヘッドを用い、A/Dコンバー
タ41とD/Aコンバータ43とを入れ換えることによ
り、キャプスタンレステープ記録装置を制御する回路
(TBM(Time Base Modulation))を構成することが可
能であり、この場合も上記同様に制御することができ
る。
【0068】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、FGを介
して取得したスリット部のエンベローブ信号の正確な周
期を検出することができるとともに、電気的な処理を施
すことによりエンベローブ信号中のエラー成分を除去す
ることが可能となる。
【0069】よって、このテープ走行センサー(TS
S)でキャプスタンレステープ再生装置のテープ走行速
度を制御することが可能であり、またこの場合に記録系
の制御回路と併用することにより、再生信号からメカ的
エラーを全て除去することができ、ワウフラッターその
他を理論的に0とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるテープ走行センサー(TSS)
の分解斜視図、
【図2】図1の軸Oにおける断面図、
【図3】(A)はスリットの通過領域(遮断領域)どう
しの重なりを示す平面図,(B)はその断面図、
【図4】(A)はローターの端面の一形態示す斜視図,
(B)はその断面図、
【図5】(A)は他のローターの端面の形態を示す斜視
図,(B)はその断面図、
【図6】ローターの反射面に不通過帯を形成した一形態
を示す斜視図、
【図7】通過帯とスリットとを示すローターの側面の拡
大図、
【図8】(A)はエンベローブ信号、(B)はトリガパ
ルス信号、(C)は(A)と(B)との合成信号(TS
S信号)をそれぞれ示す概略波形図、
【図9】本発明の他の形態を示し、(A)はエンベロー
ブ信号、(B)はトリガ信号、(C)は合成後のTSS
信号をそれぞれ示す概略波形図、
【図10】本発明におけるTSSを用いた再生系のテー
プ速度制御回路(TBC)、
【図11】図10に示したTBCの一部を他の構成とし
た図、
【図12】TSS信号からパルス信号を生成する波形形
成を示し、(A)はTSS信号、(B)は通常方法によ
る波形形成、(C)は逓倍による波形形成、(D)は擬
似逓倍による波形形成を示す図、
【図13】従来のロータリーエンコーダを示す図、
【符号の説明】
11 光学式走行センサー(TSS) 12 支持体 13 ローター 13c スリット 13d 反射面 13e,13f 通過帯 13g 不通過帯 14 ステーター 14b スリット 15 ステーター軸受部材 16 回転軸 17 発光素子 18 受光素子(FG) 19 受光素子(PG) 20 第1の反射曲面 21 軸受部材 22 第2の反射曲面 23 ばね受部材 24 ばね部材 32 モータドライバー 33 モータコントローラ 34 位相検出部 35 信号補正部 36 波形整形部 37 位相比較器 38 ローパスフィルタ(LPF) 39 電圧制御発振器(VCO) 40 分周器 41,51 A/Dコンバータ 42 メモリーコントローラ 43,53 D/Aコンバータ 44 FIFO(先入れ先出しメモリー) 45 水晶発振子 46,56 信号遅延部 S スリット部 t 周期 O 軸 Se エンベローブ信号 St,St2 トリガ信号 Sg,Sg2 TSS信号(エンベローブ信号とトリガ
信号との合成信号) Ta テープ TBC 再生系のTSS制御回路 M モータ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面が走行するテープに当接し且つ透
    光性の円筒部を有するローターと、このローターを回転
    自在に支持する支持体と、前記ローター内に光を入射さ
    せる発光素子と、ローターの端面およびこの端面に対向
    する支持体の双方に円周方向に沿って所定ピッチで周設
    されたスリットと、前記発光素子から前記ローター内を
    透過し且つ前記スリットを通過した光を受光する回転速
    度検出用の第1の受光素子とを有し、前記ローターに
    は、前記発光素子から発せられた光を、ローターの外周
    面から外側へ部分的に透過させる部分的な通過帯、また
    はローター外周面から外側へ透過する光を部分的に遮蔽
    する不通過帯が形成されており、ローターの外周部に
    は、前記通過帯を通過した光を検出しまたは前記不通過
    帯による光の遮蔽を検出する回転位相検出用の第2の受
    光素子が設けられていることを特徴とするテープ走行セ
    ンサー。
  2. 【請求項2】 前記発光素子から照射された光をロータ
    ーの回転中心側から放射状に反射させてローターの前記
    円筒部へ送る反射部が設けられ、ローターには、前記放
    射状に反射された光を前記円筒部から前記スリット方向
    へ反射させる反射面が周状に形成されており、前記ロー
    ターに形成された周状の反射面の一部が非反射形状とさ
    れて、この非反射形状の部分が前記通過帯とされている
    請求項1記載のテープ走行センサー。
  3. 【請求項3】 前記発光素子から照射された光をロータ
    ーの回転中心側から放射状に反射させてローターの前記
    円筒部へ送る反射部が設けられ、ローターには、前記放
    射状に反射された光を前記円筒部から前記スリット方向
    へ反射させ且つ光の一部を透過させる反射面が周状に形
    成されており、ローターには、前記周状に形成された反
    射面を透過して外周方向へ出射する光を部分的に遮蔽す
    る遮蔽部が形成されて、この遮蔽部が前記不通過帯とさ
    れている請求項1記載のテープ走行センサー。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のテ
    ープ走行センサーを制御する回路であって、前記テープ
    走行センサーからの出力を帰還させることによりテープ
    の回転を制御するモータのサーボ系と、前記テープ走行
    センサーの出力から制御クロックを生成するPLLルー
    プと、ヘッドからの再生信号を遅延させる信号遅延部
    と、この信号遅延部からのヘッド出力信号を前記制御ク
    ロックを用いてA/D変換するA/Dコンバータと、こ
    のA/D変換されたディジタル信号を制御するメモリコ
    ントローラと、前記ディジタル信号を蓄積するメモリー
    と、前記メモリコントローラにより前記ディジタル信号
    をアナログ信号に再変換するD/Aコンバータと、前記
    メモリコントローラおよび前記D/Aコンバータとを制
    御する基準クロックと、が設けられていることを特徴と
    するテープ走行センサーを用いた制御回路。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかに記載のテ
    ープ走行センサーを制御する方法であって、第2の受光
    素子で検出したトリガ信号に基づいてテープ走行センサ
    ーの回転周期を算出する手段と、この回転周波数に基づ
    いて第1の受光素子で検出される源信号からテープ走行
    センサーに内包するエラー信号を抽出する手段を備え、
    前記源信号を前記エラー信号の逆位相に同期させつつ時
    間軸変調することにより、前記源信号からエラー信号を
    消去する請求項4記載の制御回路を用いたテープ走行セ
    ンサーの制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし3のいずれかに記載のテ
    ープ走行センサーを制御する方法であって、テープ走行
    センサーの基準波に対する個々のエラー信号をデータ化
    してROMメモリに格納するとともに、第2の受光素子
    から出力されるトリガ信号の時間軸に基づいて前記デー
    タの逆位相波を時間軸変調することにより、テープ走行
    センサーから出力される源信号からエラー信号を消去す
    る請求項4記載の制御回路を用いたテープ走行センサー
    の制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の制御方法において、RO
    Mメモリに格納されているエラー成分のデータが、テー
    プ走行センサーの生産ロットごとの代表データ又は近似
    データを用いるテープ走行センサーの制御方法。
  8. 【請求項8】 テープ走行センサーと、このテープ走行
    センサーからの出力を帰還させることによりテープの回
    転を制御するモータのサーボ系と、前記テープ走行セン
    サーの出力から制御クロックを生成するPLLループ
    と、ヘッドからの再生信号を遅延させる信号遅延部と、
    この信号遅延部からのヘッド出力信号を前記制御クロッ
    クを用いてA/D変換するA/Dコンバータと、このA
    /D変換されたディジタル信号を制御するメモリコント
    ローラと、前記ディジタル信号を蓄積するメモリーと、
    前記メモリコントローラにより前記ディジタル信号をア
    ナログ信号に再変換するD/Aコンバータと、前記メモ
    リコントローラおよび前記D/Aコンバータとを制御す
    る基準クロックとから成り、前記テープ走行センサーか
    らの出力信号を逓倍化した後に前記PLLループから前
    記制御クロックが生成されることを特徴とするテープ走
    行センサーの制御回路。
  9. 【請求項9】 PLLループで生成された制御クロック
    がテープの速度変化に応じて時間軸変調されるものであ
    って、ヘッドからの再生信号が前記制御クロックによっ
    てA/D変換された後に基準クロックによってアナログ
    信号へ再変換される際に、前記A/D変換後の再生信号
    がテープが走行する際に生じるエラー成分に合わせて時
    間軸変調される請求項8記載の制御回路を用いたテープ
    走行センサーの制御方法。
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