JPH11309469A - 気液反応水処理装置および気体注入器 - Google Patents

気液反応水処理装置および気体注入器

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JPH11309469A
JPH11309469A JP10119100A JP11910098A JPH11309469A JP H11309469 A JPH11309469 A JP H11309469A JP 10119100 A JP10119100 A JP 10119100A JP 11910098 A JP11910098 A JP 11910098A JP H11309469 A JPH11309469 A JP H11309469A
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JP
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gas
water
porous body
hollow porous
ozone
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JP10119100A
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Katsuhiro Ishikawa
川 勝 廣 石
Hiroshi Tamura
村 博 田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被処理水と気体との気液接触を効率的に行う
ことができる気液反応水処理装置および気体注入器を提
供する。 【解決手段】 気液反応水処理装置30はオゾン反応水
槽2と、水槽2内に垂直方向に配置され下端が開口した
開口管体32とを備えている。開口管体32の上部に、
被処理水に対してオゾンを注入する気体注入器20が配
置されている。気体注入器20は中空多孔質体21と、
中空多孔質体21の外側に設けられた外管体22とを有
している。外管体22内に供給されたオゾンガスは中空
多孔質体21を経て、中空多孔質体21内の被処理水へ
注入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浄水場や下廃水処
理場などで用いられ、オゾンなどの気体を水に溶解反応
させる気液反応水処理装置および気体注入器に関する。
【0002】
【従来の技術】オゾン濃度10〜20g/Nm3 程度の
常用オゾンガスを用いた従来の気液反応水処理装置を図
7に示す。図7に示すように、気液反応水処理装置1は
オゾン反応水槽2を有し、このオゾン反応水槽2は気液
接触部3と滞留部4に区画されている。このうち気液接
触部3の底部には、多数のセラミック製散気筒からなる
散気ユニット5が敷設され、この散気ユニット5にオゾ
ンガスが供給される。
【0003】気液接触部3に導入された被処理水は散気
ユニット5から発生するオゾンガスの上昇気泡と接触
し、オゾンガスの水への溶解とともに、オゾンガスと被
処理水中の被酸化物との酸化反応が進行する。次に滞留
部4において被処理水は仕上げ処理され、脱色・殺菌・
微生物難分解有機物の易分解性化などが実行される。そ
して滞留部4からの未反応オゾンは排オゾンガスにな
る。
【0004】最近では、オゾンの水溶解効率を上げるた
め、図8に示す常用オゾン濃度より高濃度のオゾンを用
いた下方注入方式の気液反応水処理装置の研究開発が行
われている。図8に示すように下方注入方式の気液反応
水処理装置10は、オゾン反応水槽2を有し、このオゾ
ン反応水槽2の気液接触部3a内に、下端開口の管体1
1が垂直敷設され、管体11の上端から加圧被処理水ま
たはポンプ12で加圧された被処理水が導入される。加
圧効果を生かすため、管体11の下端部にオリフィス等
の絞り13を設ける場合もあり、オゾンガスは、ノズル
型のオゾン注入器14から管体11の上端内部に気泡と
して注入される。この気泡は管体11内で被処理水の流
下とともに流下し、管体11の下端から気液接触部3a
内に放出されて上昇気泡となり、水面から出て排オゾン
ガスになる。気液接触部3aを出た水は、図7に示す場
合と同様に滞留部4aを経て水処理が行われる。
【0005】管体11内に注入されるオゾンガスのオゾ
ン濃度は常用(10〜20g/m3)の10〜20倍を
想定しており、オゾン注入率を不変とすれば送気量が常
用の1/10〜1/20と小さくなるため、ノズル式の
オゾン注入器14と管体11が有効に作用することにな
る。この気液反応水処理装置10は、加圧と高濃度オゾ
ンの作用により、オゾンの溶解/反応が高速で行われる
ため、省スペースの装置化が可能とされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図7に示す常用オゾン
ガスを用いた気液反応水処理装置1は、実用装置として
最も採用されているが、次のような問題点がある。 (1) オゾン吸収率が80〜90数%程度で高くな
く、利用されない損失オゾンが排オゾンガスとして排出
される。 (2) 上昇気泡が水面に到達する間にオゾンの溶解が
行われるため、オゾン反応水槽2の槽高を5〜7mと高
くしなければならないという構造的制約がある。 (3) 散気ユニット5の構造上の大きさと設置底面積
あたりの散気量特性とから、散気ユニット5が水の滞留
時間で5〜10分に相当する大きなスペースを有する気
液接触部3の底面全体に敷設される。そのため、散気ユ
ニット5の水平度や目詰まりの不均一が生じ易く、気泡
流の不均一によるオゾン溶解効率の低下を生じ易い。 (4) 散気ユニット5の保守上、オゾン反応水槽2の
全部の水抜きが必要であり、この系の運転停止と大きな
水損失を招く。
【0007】一方、図8に示す下方注入方式の気液反応
水処理装置10も次のような問題がある。 (1) 高速のオゾンの溶解/反応を維持するために
は、気液接触部3aの槽高を、常用オゾンガスを用いた
気液反応水処理装置1と同様に5〜7mと高くしなけれ
ばならないという構造的制約がある。 (2) ノズル型のオゾン注入器14における気泡径は
比較的大きいため、気液接触効率上マイナス効果とな
る。また、オゾン注入器14における通気量と通気量変
化範囲が小さいため、オゾン注入率制御用に多数のオゾ
ン注入器14を敷設しなければならず装置が複雑化す
る。さらに、常用のオゾン濃度の10〜20倍のオゾン
ガスには使用できても、通気量が大きくなるこれより低
い高濃度オゾンガスには適用できないという問題があ
る。 (3) 管体11の下端部にオリフィス等の絞り13を
設けて加圧溶解する場合は、絞り13のオリフィス等が
1点に集中しているため、絞り度を上げるほど調整が困
難になり大きな加圧効果が期待できない。また経時的な
腐食・付着・詰まり等に対する保守が必要になり、保守
性も悪い。
【0008】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、オゾン反応水槽の槽高を大きくしなくても
効果的に気液反応を生じさせることができる気液反応水
処理装置および気体注入器を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、水槽と、水槽
内に垂直方向に配置され、下端が開口した開口管体と、
開口管体の上流側に設けられ、内部が水流路となる中空
多孔質体と、中空多孔質体の外方に取付けられ中空多孔
質体との間に気体導入路を形成する外管体とを有する気
体注入器と、を備えたことを特徴とする気液反応水処理
装置、内部が水流路となる中空多孔質体と、中空多孔質
体の外方に取付けられ中空多孔質体との間に気体導入路
を形成する外管体とを有する気体注入器と、この気体注
入器に接続された蛇行配管と、を備えたことを特徴とす
る気液反応水処理装置、および内部が水流路となる中空
多孔質体と、中空多孔質体の外方に取付けられ、中空多
孔質体との間に気体導入路を形成する外管体と、を備え
たことを特徴とする気体注入器である。
【0010】本発明によれば、気体注入器の気体導入路
内に気体を導入し、気体導入路内の気体を中空多孔質体
を介して内部の水流路へ送り込む。水流路には被処理水
が供給され、水流路内において被処理水に対して気体が
注入される。気体が注入された被処理水は、その後開口
管体から水槽内へ送られこの水槽内で気液接触が行われ
るか、あるいは蛇行配管へ送られ、この蛇行配管内で気
液接触が行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態 以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明
する。図1乃至図2は本発明の第1の実施の形態を示す
図である。
【0012】まず図2により気液反応水処理装置につい
て説明する。図2に示すように気液反応水処理装置30
は、内部が気液接触部31と滞留部4aとに区画された
オゾン反応水槽2と、気液接触部31内に垂直方向に配
置されるとともに下端が開口した管体(開口管体)32
とを備えている。
【0013】また管体32の上部には、被処理水に対し
てオゾンガスを注入する気体注入器20が接続されてい
る。また気体注入器20の上端には、加圧被処理水また
はポンプ12で加圧された被処理水が水流路配管25を
介して導入されるようになっており、加圧効果を生かす
ため、管体32の下端部にオリフィス等の絞り13が設
けられている。ポンプ12を用いる場合は、気体注入器
20をポンプ12の吸引側あるいは吐出側に移動させて
もよい。またオゾンガスは、気体注入器20から管体3
2の上端内部に気泡として注入されるようになってい
る。
【0014】次に気体注入器20について、図1により
詳述する。図1に示すように気体注入器20は、内部が
水流路21aとなるセラミックス製または焼結金属製の
中空多孔質体21と、中空多孔質体21を取囲むステン
レス製の外管体22とを有している。外管体22内に
は、外管体22と中空多孔質体21との間の空隙(気体
導入路)23の気液シールをするシール材24が配置さ
れている。また外管体22には水流路配管25に配管接
続するためのフランジなどの接続部26と、気体接続口
28と、ドレン口29とが設けられ、水流路配管25と
接続部26との間にはシール材27が設けられている。
また中空多孔質体21の両端部はシール性を維持するた
め、気液透過性の悪い部材の接合や表面処理が施されて
いる。オゾンなどの注入ガスのガス管28aは気体接続
口28に接続され、気体注入器20は接続部26を介し
て水流路配管25に接続される。またドレン口29には
図示していない開閉弁が設けられている。
【0015】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。まず、加圧被処理水が、水流
路配管25から気体注入器20内に供給される。
【0016】次に被処理水は、気体注入器20の中空多
孔質体21内の水流路21aに入る。一方、オゾンなど
の注入ガスはガス管28aから気体接続口28を経て外
管体22と中空多孔質体21との間の気体導入路23内
に入り、その後中空多孔質体21の多孔質部を通して中
空多孔質体21内部の水流路21aに微細気泡となって
注入される。
【0017】気体注入器20の中空多孔質体21は、従
来のノズル式のオゾン注入器14で使用するmmオーダ
の1本のノズル孔径よりはるかに小さいμmオーダの孔
径を多数有する多孔質体となっており、より細かい多数
のオゾンガス気泡を水流路21aに対して発生し、気液
接触効率を向上させることができる。さらに、中空多孔
質体21はノズル式のオゾン注入器14より通気量を効
率的に拡大でき、オゾン注入率の制御範囲を拡大するこ
とができ、常用のオゾン濃度(10〜20g/m3 )の
10〜20倍程度までの高濃度のオゾンガスにも適用が
可能となる。
【0018】図1において、気体注入器20は横置きと
なっているが、縦横自在な設置ができる。通常、横置き
の気体注入器20では微細気泡が中空多孔質体21の水
流路21a内部の長手方向下流部の上方から発生し、縦
置きの気体注入器20では中空多孔質体21の水流路内
部の上方で内壁に沿って発生する。このように中空多孔
質体21の全面からではなく部分的な気泡発生となって
も、従来のノズル式のオゾン注入器14に比べて、より
多量の通気が気泡径を大きくすることなく実現される。
【0019】従来のオゾン注入器14では、複数のオゾ
ン注入器14を使用しても気泡発生個所が数点しかない
ため、経時的に付着する被処理水中の挟雑物や酸化物に
よる目詰まりが急激に発生し易く、オゾンなどの気体注
入制御を困難にし、かつ、この交換保守のため導水を停
止しなければならない不都合があった。これに対して本
発明による中空多孔質体21では、気泡発生個所が多数
の微細孔となるため、目詰まりが緩慢であり、かつ、気
体注入圧の若干の調整により中空多孔質体21の気泡発
生が無かった部位から気泡発生を継続でき、気体注入制
御の安定化と目詰まり保守期間の延長が可能となる。
【0020】次に気体注入器20内においてオゾンが注
入された被処理水は、その後管体32内を流下し、管体
32の下端から気液接触部31内に放出される。この場
合、オゾンの気泡は気液接触部31内で上昇気泡とな
り、水面から出て排オゾンガスになる。気液接触部31
を出た処理水は滞留部4aを経て水処理が行われる。
【0021】本実施の形態では気体注入器20を用いる
ことにより、気液接触効率の向上、気体注入率の制御範
囲の拡大、および常用オゾン濃度の(10〜20g/m
3 )の10〜20倍程度までの高濃度のオゾンガスへの
適用が可能となる。また気体注入制御の安定化と目詰ま
り保守期間の延長化も可能になる。
【0022】第2の実施の形態 次に図3により本発明の第2の実施の形態について説明
する。図3に示す第2の実施の形態は、オゾン反応水槽
2内に設置された気体注入器20の上流側に、垂直方向
に配置された密閉型管体41を接続するとともに、管体
41の上部に気体注入器20と同様の構造の追加気体注
入器20aを設けたものである。図3において、図1お
よび図2に示す実施の形態と同一部分には同一符号を付
して詳細な説明は省略する。
【0023】図3において、まず加圧被処理水が追加気
体注入器20a内に流入し、この追加気体注入器20a
内において加圧被処理水に対してオゾンが注入される。
オゾンが注入された被処理水は、その後、密閉型管体4
1内において気液接触が行われる。次に被処理水は気体
注入器20に流入し、この気体注入器20内において被
処理水に対してオゾンが再度注入される。被処理水は、
その後管体32から気液接触部31を経て滞留部4aへ
送られる。
【0024】図3に示す実施の形態によれば、次のよう
な作用効果を奏する。すなわち常用の10〜20倍程度
までの高濃度のオゾンガスの適用を図るとき、図2に示
す気液反応水処理装置30を使用しても、通気量が過大
となり気泡径の増大などによるオゾン溶解効率の低下が
起こることがある。この場合、図2に示す気液反応水処
理装置10を複数台並列接続することも考えられるが、
設備費の増大と調整の困難性を伴う。本実施の形態によ
れば、通気量の大きい追加気体注入器20aと、水没の
必要がなく設置性が優れた密閉型管体41とをオゾン反
応水槽2の上流側に配置したので、上記の過大通気量の
一部を効率的に分担することができる。またオゾン注入
率の制御範囲の拡大を図ることができ、かつ常用の10
〜20倍程度までの高濃度のオゾンガスの適用化の拡大
を図ることができる。また、本実施の形態によれば、密
閉型管体41内で、被処理水とオゾンガスとのより大き
い接触反応時間を確保することができる。このため設置
性の悪いオゾン反応水槽2の滞留部4aを省略もしくは
簡略化できる。
【0025】第3の実施の形態 次に図4および図5により、本発明の第3の実施の形態
について説明する。図4に示すように、気液反応水処理
装置30は気体注入器20と、この気体注入器20に取
外継手54を介して接続された蛇行配管51とを組合せ
て構成され気液反応配管系50からなっている。
【0026】また気体注入器20と蛇行配管51とから
なる気液反応配管系50は一組以上設けられ、各組の気
液反応配管系50は流路切替器53により連結されてい
る。また各流路切替器53間には、バイパス配管52が
接続されている。
【0027】さらに気液反応水処理装置30は、水槽6
1内に配置されるとともに下端が開口した開口管体62
を備えている(図5(a))。
【0028】この管体62は、図4に示す気液反応配管
系50の下流側に接続されるとともに下端に絞り13が
設けられている。
【0029】なお、図4に示す気体注入器20は、図1
に示す気体注入器と同様の構造を有している。
【0030】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。図4に示すように加圧被処理
水が、流路切替器53を経て気液反応配管系50の気体
注入器20内に入り、この気体注入器20において被処
理水に対してオゾンが注入される。
【0031】次に被処理水は蛇行配管51内を流れ、こ
の間、気液接触が十分行われる。その後、被処理水は図
5(a)に示す管体62を経て水槽61内に流出し、こ
の水槽61内でも気液接触が行われる。
【0032】本実施の形態によれば、気体注入器20と
蛇行配管51を設置条件に応じて3次元方向に自在に変
形することができ、必要な気液接触容積だけでなく滞留
部容積にまでおよぶ容積を排オゾン損失の無い密閉した
蛇行配管51で確保することができる。蛇行配管51内
の気泡は横引き配管では流路内上面を通過するので、有
効気液接触容積は縦引きの蛇行配管51部分で確保す
る。また、気泡溜まりになる凹や突起物を避け、気泡を
含む被処理水に許容される最低流速を確保している。
【0033】またバイパス配管52と、流路切替器53
と、取外継手54を設けたので、気体注入器20と蛇行
配管51とからなる気液反応配管系50を流路切替器5
3によりバイパス配管52に切替えることができ、複数
の気液反応配管系50から任意の気液反応配管系50を
選択することが可能になる。これにより、将来の季節的
な水質変化によるオゾン注入率変化に対応して、気液接
触を最適に行うことができ、気体注入器20の保守管理
を水流路の中断なく実施できる。
【0034】また図5(a)に示すように気液反応配管
系50に続いて、水槽61の水面上から底面近くまで縦
方向に敷設され下端が開放された管体62を設け、管体
62の下端に絞り13を設けたので、水槽61内の水深
を気液反応配管系50と管体62の設置条件に応じて自
由に設計することができる。
【0035】ところで水槽61の水深は4〜6m以上に
維持することが、流路全体の内圧を安定的に高めるため
望ましい。この場合、管体62の形態は水深の維持に主
眼が置かれるため、図8に示す従来の管体11のよう
に、下方への気泡移動速度を可能な限り遅くする必要が
無く、管体62の管口径を細くでき、水槽61を含めて
設置が簡単になる。
【0036】また望ましい水深が確保できない設置条件
の場合、本発明では、不足する水深相当の圧力を気液反
応配管系50から管体62の出口までの水流路全体の流
路抵抗により確保することができる。この場合、加圧効
果上からは、水流路端末すなわち管体62の管口径を細
くすることが望まれる。これは、設置上の利点でもあ
る。なお、本発明において気液反応配管系50から管体
62までの水流路内で滞留部機能を持たせることは可能
であるが、水槽61を滞留部として利用することも当然
できる。
【0037】次に本実施の形態の変形例について説明す
る。図5(a)に示す管体62の代わりに、気液反応配
管系50の下流側に立上げ管体71を接続し、立上げ管
体71の上部で大気開放するとともに、管体71に受水
管体72を介して、あるいは直接に水槽73が連結され
ている(図5(b))。立上げ管体71の立上げ高さ
は、気液反応配管系50と立上げ管体71の設置条件に
応じて自由に設計できる。
【0038】本変形例において立上げ管体71の高さ位
置を気体注入器20から4〜6m以上に維持すること
が、流路全体の内圧を安定的に高めるため、加圧効果と
その安定性上望ましい。この場合、立上げ管体71の形
態は高さの維持に主眼が置かれるため、図8に示す従来
の下方注入方式の管体11よりも、立上げ端末管体71
の管口径を細くでき、設置が簡単になる。望ましい高さ
が確保できない設置条件の場合、本発明では、不足する
高さ相当の圧力を気液反応配管系50から立上げ管体7
1の出口までの水流路全体の流路抵抗で確保することが
できる。この場合、加圧効果上からは、水流路端末すな
わち立上げ管体71の管口径を細くすることが望まれ
る。これは、設置上の利点でもある。
【0039】また本変形例によれば、端末管体の水深確
保や土木水槽の設置が困難で高さに余裕がある場合に、
性能維持を図りながら簡単に設置できる利点を有する。
【0040】次に更なる変形例について説明する。図5
(a)に示す管体62の代わりに、気液反応配管系50
の下流側に、水路の絞り機構81を接続してもよい(図
5(c))。水路の絞り機構81は導入配管85aと、
導入配管85aに泡溜りのできないレジューサ85、8
6、87を介して接続された細管82、83とからなっ
ており、レジューサ85と、レジューサ86、87との
間には流路切替器84が設けられている。
【0041】本実施の形態によれば、気液接触反応の加
圧効果は、気液反応配管系50の水路の絞り機構81ま
での水流路全体の流路抵抗で確保されるが、管路型気体
注入器20の内圧を水柱4〜6m以上に高めることが望
まれ、気液反応水処理装置30の端末となる水路の絞り
機構81で集中的に大部分の流路抵抗が得られるように
することが望まれる。この流路抵抗は処理水流量の変動
の影響を受けるので、この変動ステップに対応した複数
の細管82、83を設け、細管82、83を流路切替器
84で切替え選択することができる。
【0042】細管82、83による絞り機構は、細管8
2、83の口径と長さの自在設計により、従来の絞りよ
りも安定性が高く、水柱4〜6m以上の高内圧にするこ
とも可能になり、気液接触反応効率を飛躍的に向上させ
ることも可能になる。流路切替器84は手動で切替えて
もよいが、処理水流量の変動値を測定し、流路切替器8
4の切替えと、管路型気体注入器20へのオゾンガスの
注入量調整を連動させた自動制御にすることが望まし
い。
【0043】第4の実施の形態 次に本発明の第4の実施の形態について図6により説明
する。図6に示す実施の形態は、上記第1乃至第3の実
施の形態に示す気液反応水処理装置において、最下流に
図6に示す密閉滞留筒91、93を配置したものであ
る。また密閉滞留筒91、93は連結配管92により互
いに連結されている。
【0044】各密閉滞留筒91、93は、下部から水を
導入し上部から水を流出する構造となっており、比較的
大きな口径を有している。密閉滞留筒91、93の口径
・高さ、数は、設置条件に合わせて所定の水滞留時間が
得られるように設計され、水流出部に連通する上部構造
は泡溜りが生じないよう口径を徐々に狭めて連結配管9
2の口径に合わされている。連結配管92の口径は、水
流中の気泡が流下方向に搬送される最低の水流線速が維
持できるようになっている。
【0045】滞留筒91の下部に導入された被処理水
は、滞留筒91の口径拡大により水流線速が低下し緩や
かな流れとなり、滞留筒91の上部に至るまでに所定の
滞留時間が確保される。滞留筒91の上部から水流出部
までの口径の減少に伴い水流線速が上がり、連結配管9
2を介して気泡を搬送しながら滞留筒93に流入する。
【0046】本実施の形態によれば、より大きい滞留時
間を水流路配管長を伸ばすことなく、排オゾンロスの無
い密閉滞留筒91、93により簡単に確保することがで
き、より長い滞留時間を要する気液反応系への適用が可
能になる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、被処理水
と気体との気液接触を効率的に行うことができる。この
ため装置全体を大型化することなく、装置をコンパクト
にした状態で被処理水を効果的に処理することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す気体注入器の
側断面図
【図2】気液反応水処理装置の概略図
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す気液反応水処
理装置の概略図
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す気液反応水処
理装置の概略図
【図5】気液反応配管系の下流側に配置された装置を示
す図
【図6】本発明の第4の実施の形態を示す気液反応水処
理装置の概略図
【図7】従来の気液反応水処理装置を示す図
【図8】他の従来の気液反応水処理装置を示す図
【符号の説明】
2 オゾン反応水槽 4a 滞留部 20 気体注入器 21 中空多孔質体 22 外管体 30 気液反応水処理装置 31 気液接触部 32,62 開口管体 41 密閉型管体 50 気液反応配管系 51 蛇行配管 52 バイパス配管 53,84 流路切替器 54 取外継手 61,73 水槽 81 水路の絞り機構 82,83 細管 85,86,87 レジューサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水槽と、 水槽内に垂直方向に配置され、下端が開口した開口管体
    と、 開口管体の上流側に設けられ、内部が水流路となる中空
    多孔質体と、中空多孔質体の外方に取付けられ中空多孔
    質体との間に気体導入路を形成する外管体とを有する気
    体注入器と、 を備えたことを特徴とする気液反応水処理装置。
  2. 【請求項2】気体注入器の上流側に接続され垂直方向に
    配置された密閉型管体と、 密閉型管体の上部に設けられ、内部が水流路となる中空
    多孔質体と、中空多孔質体の外方に取付けられ中空多孔
    質体との間に気体導入路を形成する外管体とを有する追
    加気体注入器と、 を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の気液反応
    水処理装置。
  3. 【請求項3】内部が水流路となる中空多孔質体と、中空
    多孔質体の外方に取付けられ中空多孔質体との間に気体
    導入路を形成する外管体とを有する気体注入器と、 この気体注入器に接続された蛇行配管と、 を備えたことを特徴とする気液反応水処理装置。
  4. 【請求項4】水槽と、 水槽内に垂直方向に配置され、下端が開口するとともに
    蛇行配管の下流側に接続された開口管体と、 を更に備えたことを特徴とする請求項3記載の気液反応
    水処理装置。
  5. 【請求項5】開口管体の上端は、大気開放していること
    を特徴とする請求項4記載の気液反応水処理装置。
  6. 【請求項6】蛇行配管の下流側に水路の絞り機構を設け
    たことを特徴とする請求項3記載の気液反応水処理装
    置。
  7. 【請求項7】気体が導入された水を下部から導き、上部
    から流出させる密閉滞留筒を更に備えたことを特徴とす
    る請求項1乃至6のいずれか記載の気液反応水処理装
    置。
  8. 【請求項8】内部が水流路となる中空多孔質体と、 中空多孔質体の外方に取付けられ、中空多孔質体との間
    に気体導入路を形成する外管体と、 を備えたことを特徴とする気体注入器。
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