JPH11309734A - 発泡成形方法 - Google Patents
発泡成形方法Info
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- JPH11309734A JPH11309734A JP10120166A JP12016698A JPH11309734A JP H11309734 A JPH11309734 A JP H11309734A JP 10120166 A JP10120166 A JP 10120166A JP 12016698 A JP12016698 A JP 12016698A JP H11309734 A JPH11309734 A JP H11309734A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 充填、加熱、冷却、離型の各工程における充
填密度むら、昇温、降温の遅れ、または水濡れ現象の解
消が可能となる 【解決手段】 一対の金型21、31で包囲して形成し
た発泡成形用キャビテイ1に原料ビーズを充填し、それ
を加熱、発泡させて発泡成形体となし、それを冷却して
から離型して取り出す発泡成形方法であって、前記一対
の金型21、31が型閉されたときに、キャビティ1の
外周先端部分1aに位置する金型外周部21a、31a
の合わせ目に、外部用役口13に連通するよう形成され
る型間通路12を利用して、スチーム供給、加圧減圧、
圧縮空気の供給など各種用役を操作する。
填密度むら、昇温、降温の遅れ、または水濡れ現象の解
消が可能となる 【解決手段】 一対の金型21、31で包囲して形成し
た発泡成形用キャビテイ1に原料ビーズを充填し、それ
を加熱、発泡させて発泡成形体となし、それを冷却して
から離型して取り出す発泡成形方法であって、前記一対
の金型21、31が型閉されたときに、キャビティ1の
外周先端部分1aに位置する金型外周部21a、31a
の合わせ目に、外部用役口13に連通するよう形成され
る型間通路12を利用して、スチーム供給、加圧減圧、
圧縮空気の供給など各種用役を操作する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリスチレンなど
の発泡樹脂製の断熱性容器あるいは建設用型材、または
断熱床下地材などを製造するための発泡成形方法の改良
に関するものである。
の発泡樹脂製の断熱性容器あるいは建設用型材、または
断熱床下地材などを製造するための発泡成形方法の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明の背景となる発泡成形方法の概要
を説明する。この従来の発泡成形に用いられる金型装置
の配置は、図2の断面略図に示すように、発泡製品が充
填成形されるキャビティ1を形成するよう、凸型金型3
1と凹型金型21がフレーム23、33に固定されて対
向配置されるとともに、凹型金型21は通常固定されて
いるが、凸型金型31は、図2のように凹型金型21内
にキャビティ1を形成した状態から水平に移動(図2で
は右方向へ)し、成形された発泡体を取り出すことがで
きるよう移動可能に配置されている。そして、この金型
21、31には、後記の加熱用スチームなどの用役が通
過できるよう多数のベントホール22、32が透設され
ている。
を説明する。この従来の発泡成形に用いられる金型装置
の配置は、図2の断面略図に示すように、発泡製品が充
填成形されるキャビティ1を形成するよう、凸型金型3
1と凹型金型21がフレーム23、33に固定されて対
向配置されるとともに、凹型金型21は通常固定されて
いるが、凸型金型31は、図2のように凹型金型21内
にキャビティ1を形成した状態から水平に移動(図2で
は右方向へ)し、成形された発泡体を取り出すことがで
きるよう移動可能に配置されている。そして、この金型
21、31には、後記の加熱用スチームなどの用役が通
過できるよう多数のベントホール22、32が透設され
ている。
【0003】また、これら凹、凸金型21、31の裏面
側には、スチームなどの用役が供給される凹側チャンバ
2と凸側チャンバ3が形成されている。なお、この事例
では、それぞれのチャンバ2、3の上部には、加熱用ス
チームなどを供給するための上部用役口24、34が設
けられ、下部には、下部用役口25、35が設けられ、
減圧ポンプあるいはドレン配管(いずれも図示せず)に
接続されている。
側には、スチームなどの用役が供給される凹側チャンバ
2と凸側チャンバ3が形成されている。なお、この事例
では、それぞれのチャンバ2、3の上部には、加熱用ス
チームなどを供給するための上部用役口24、34が設
けられ、下部には、下部用役口25、35が設けられ、
減圧ポンプあるいはドレン配管(いずれも図示せず)に
接続されている。
【0004】なお、金型21、31に透設された多数の
ベントホール22、32は、実際には、0.5mmφ程
度のベントホールを10〜20個透設した外径7〜12
mmの蓋を有する筒体からなるアルミニウム合金製コア
ベントを、金型21、31の表面に20〜30mmのピ
ッチで孔明け配置したコアベント取付孔に嵌め込んで設
けられているものである。
ベントホール22、32は、実際には、0.5mmφ程
度のベントホールを10〜20個透設した外径7〜12
mmの蓋を有する筒体からなるアルミニウム合金製コア
ベントを、金型21、31の表面に20〜30mmのピ
ッチで孔明け配置したコアベント取付孔に嵌め込んで設
けられているものである。
【0005】このような発泡成形用金型装置を用いる発
泡成形方法の概要は、先ず(1)金型を型閉してキャビ
テイ1を形成し、このキャビティ1内に、ポリスチレン
などの予備発泡させた原料ビーズを充填するという原料
ビーズの充填工程。次いで、(2)この原料ビーズを加
熱用スチームで加熱し、溶融発泡させる加熱工程。
(3)その後、発泡体を冷却固化させる冷却工程、
(4)冷却後、型開して、所定形状の発泡成形体として
金型装置から取り出す離型工程、という手順からなるも
のである。
泡成形方法の概要は、先ず(1)金型を型閉してキャビ
テイ1を形成し、このキャビティ1内に、ポリスチレン
などの予備発泡させた原料ビーズを充填するという原料
ビーズの充填工程。次いで、(2)この原料ビーズを加
熱用スチームで加熱し、溶融発泡させる加熱工程。
(3)その後、発泡体を冷却固化させる冷却工程、
(4)冷却後、型開して、所定形状の発泡成形体として
金型装置から取り出す離型工程、という手順からなるも
のである。
【0006】ここでこれら各工程について、さらに説明
する。 (1)原料ビーズの充填工程 外部の原料サービスタンク(図示せず)から原料ビーズ
をフィーダ26を通じてキャビティ1内に送入し充填す
る工程であり、それにはクラッキング充填法、加圧充填
法あるいは加圧圧縮充填法などがあるが、いずれも原料
ビーズを搬送するための圧縮エアは、キャビティ1から
ベントホール22、32を通じて両側チャンバ2、3に
抜き出し、外部に排出する。または、凹、凸金型21、
31を完全に閉じずに、その金型外周部21a、31a
にある程度の隙間を一時的に残した状態、すなわちクラ
ッキングを設けた場合には、そのクラッキング隙間から
も圧縮エアが排出される。
する。 (1)原料ビーズの充填工程 外部の原料サービスタンク(図示せず)から原料ビーズ
をフィーダ26を通じてキャビティ1内に送入し充填す
る工程であり、それにはクラッキング充填法、加圧充填
法あるいは加圧圧縮充填法などがあるが、いずれも原料
ビーズを搬送するための圧縮エアは、キャビティ1から
ベントホール22、32を通じて両側チャンバ2、3に
抜き出し、外部に排出する。または、凹、凸金型21、
31を完全に閉じずに、その金型外周部21a、31a
にある程度の隙間を一時的に残した状態、すなわちクラ
ッキングを設けた場合には、そのクラッキング隙間から
も圧縮エアが排出される。
【0007】このようなクラッキングを設けない充填方
法では、キャビティ1の外周先端部分1aに原料ビーズ
が充填されにくく、密度むらが生じやすい不具合があ
る。また、そのために前記のクラッキングを設けると、
先端部の密度むらはある程度回避できるが、充填後の型
閉めにより型閉め代分だけ原料ビーズが圧縮されると
き、キャビティ1の側面部分と平面部分とで圧縮率が異
なることになり、結果、充填密度がバラツクという問題
があった。さらには、クラッキングが大気圧に連通して
いるので背圧が高く加圧圧縮充填法が行えないなどの問
題があった。
法では、キャビティ1の外周先端部分1aに原料ビーズ
が充填されにくく、密度むらが生じやすい不具合があ
る。また、そのために前記のクラッキングを設けると、
先端部の密度むらはある程度回避できるが、充填後の型
閉めにより型閉め代分だけ原料ビーズが圧縮されると
き、キャビティ1の側面部分と平面部分とで圧縮率が異
なることになり、結果、充填密度がバラツクという問題
があった。さらには、クラッキングが大気圧に連通して
いるので背圧が高く加圧圧縮充填法が行えないなどの問
題があった。
【0008】(2)加熱工程 この場合には、一方のチャンバ、例えば凸型側チャンバ
3から供給される加熱スチームは、凸金型31のベント
ホール32を通って、キャビテイ1に送り込まれ、充填
された原料ビーズを加熱した後、凹金型21のベントホ
ール22を通って、凹型側チャンバ2に抜け出し、外部
に排出される。
3から供給される加熱スチームは、凸金型31のベント
ホール32を通って、キャビテイ1に送り込まれ、充填
された原料ビーズを加熱した後、凹金型21のベントホ
ール22を通って、凹型側チャンバ2に抜け出し、外部
に排出される。
【0009】この場合、キャビティ1の外周先端部分1
aは、行き止まり形状になっているので、スチームが到
達しにくいうえ、凹、凸金型21、31の比較的熱容量
が大きい金型外周部21a、31aに熱量が流れてしま
うので、このキャビティ1の外周先端部分1aの原料ビ
ーズの温度が上がりにくく、昇温が他の部分より相当遅
れるため、加熱工程の時間を長くせざるを得ず、結局、
成形時間合計が長くなるという問題があった。
aは、行き止まり形状になっているので、スチームが到
達しにくいうえ、凹、凸金型21、31の比較的熱容量
が大きい金型外周部21a、31aに熱量が流れてしま
うので、このキャビティ1の外周先端部分1aの原料ビ
ーズの温度が上がりにくく、昇温が他の部分より相当遅
れるため、加熱工程の時間を長くせざるを得ず、結局、
成形時間合計が長くなるという問題があった。
【0010】(3)冷却工程 加熱工程終了後、冷却する場合には、それぞれのチャン
バ2、3側から冷却水を凹、凸金型21、31に注水し
たり、同じく減圧して金型の付着水やキャビティ1内の
水分を蒸発させ、そのときの気化熱によって発泡成形体
を金型21、31とともに冷却するのである。このとき
にも、先の加熱工程の場合とは同様の理由により、金型
外周部21a、31aは温度が下がりにくく、発泡成形
体のキャビティ1の外周先端部分1aに位置する部分を
十分冷却するのに時間がかかるという問題があった。
バ2、3側から冷却水を凹、凸金型21、31に注水し
たり、同じく減圧して金型の付着水やキャビティ1内の
水分を蒸発させ、そのときの気化熱によって発泡成形体
を金型21、31とともに冷却するのである。このとき
にも、先の加熱工程の場合とは同様の理由により、金型
外周部21a、31aは温度が下がりにくく、発泡成形
体のキャビティ1の外周先端部分1aに位置する部分を
十分冷却するのに時間がかかるという問題があった。
【0011】(4)離型工程 この離型工程において、凸金型31を右方向(図2)に
移動させてから、凹金型21裏面側からエジェクトピン
(図示せず)で発泡成形体を右方向(図2)に押し出し
て、発泡成形体を金型から取り出す。この場合、凸金型
31を型開きしたとき、金型外周部21a、31aとフ
レーム23、33に囲まれた、金型装置の合わせ目に当
たる型間空洞部11に溜まっていた水が流れ落ちて製品
である発泡成形体を濡らしてしまうという問題があっ
た。
移動させてから、凹金型21裏面側からエジェクトピン
(図示せず)で発泡成形体を右方向(図2)に押し出し
て、発泡成形体を金型から取り出す。この場合、凸金型
31を型開きしたとき、金型外周部21a、31aとフ
レーム23、33に囲まれた、金型装置の合わせ目に当
たる型間空洞部11に溜まっていた水が流れ落ちて製品
である発泡成形体を濡らしてしまうという問題があっ
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の諸問
題を解決するためになされたものであり、充填、加熱、
冷却、離型の各工程における金型外周部21a、31
a、あるいはキャビティ1の外周先端部分1aに起因す
る、充填密度むら、昇温、降温の遅れ、または水濡れ現
象の解消が可能となる発泡成形方法を提供する。
題を解決するためになされたものであり、充填、加熱、
冷却、離型の各工程における金型外周部21a、31
a、あるいはキャビティ1の外周先端部分1aに起因す
る、充填密度むら、昇温、降温の遅れ、または水濡れ現
象の解消が可能となる発泡成形方法を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めになされた本発明の発泡成形方法は、裏面側にチャン
バを配設した一対の金型で包囲して形成した発泡成形用
キャビテイに原料ビーズを充填し、それを加熱、発泡さ
せて発泡成形体となし、それを冷却してから離型して取
り出す発泡成形方法であって、前記一対の金型が型閉さ
れたときに、キャビティの周辺に位置する金型の合わせ
目に、外部に連通するよう形成される型間通路を利用し
て、スチーム供給、加圧減圧、圧縮空気の供給など各種
用役を操作することを特徴とするものである。
めになされた本発明の発泡成形方法は、裏面側にチャン
バを配設した一対の金型で包囲して形成した発泡成形用
キャビテイに原料ビーズを充填し、それを加熱、発泡さ
せて発泡成形体となし、それを冷却してから離型して取
り出す発泡成形方法であって、前記一対の金型が型閉さ
れたときに、キャビティの周辺に位置する金型の合わせ
目に、外部に連通するよう形成される型間通路を利用し
て、スチーム供給、加圧減圧、圧縮空気の供給など各種
用役を操作することを特徴とするものである。
【0014】また、本発明はさらに具体化すれば、前記
の発泡成形方法において、前記型間通路を利用して、次
の各操作を少なくとも一つを含むことを特徴とする発泡
成形方法でもある。 1)原料ビーズの充填に際して、充填用空気をこの金型
の合わせ目に形成された型間通路を通して排気する操
作。 2)原料ビーズの充填に際して、前記型間通路を通して
キャビティ内の圧力を調整する操作。 3)充填された原料ビーズの加熱に際して、前記型間通
路にスチームを導入して、型間通路周辺部を加熱すると
ともに、前記キャビティ内にも送入して、キャビティ周
辺部の原料ビーズの加熱を補う操作。 4)前記冷却に際して、前記型間通路を通してキャビテ
ィ内を減圧して水分の気化による冷却を促進する操作。 5)発泡成形体を取り出す離型操作に際して、前記型間
通路のドレンを排出する操作。
の発泡成形方法において、前記型間通路を利用して、次
の各操作を少なくとも一つを含むことを特徴とする発泡
成形方法でもある。 1)原料ビーズの充填に際して、充填用空気をこの金型
の合わせ目に形成された型間通路を通して排気する操
作。 2)原料ビーズの充填に際して、前記型間通路を通して
キャビティ内の圧力を調整する操作。 3)充填された原料ビーズの加熱に際して、前記型間通
路にスチームを導入して、型間通路周辺部を加熱すると
ともに、前記キャビティ内にも送入して、キャビティ周
辺部の原料ビーズの加熱を補う操作。 4)前記冷却に際して、前記型間通路を通してキャビテ
ィ内を減圧して水分の気化による冷却を促進する操作。 5)発泡成形体を取り出す離型操作に際して、前記型間
通路のドレンを排出する操作。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の発泡成形方法に係
る実施形態を、図1を参照して説明する。図1は、本発
明の発泡成形方法の適用できる発泡成形用金型装置の要
部断面を示すものであり、発泡用原料ビーズが充填、成
形されるキャビティ1を形成するよう、多数のベントホ
ール22、32を有する凸型金型31と凹型金型21が
フレーム23、33に固定されて対向配置されている。
そして、これら凹、凸金型21、31の裏面側には、ス
チームなどの用役が供給される凹側チャンバ2と凸側チ
ャンバ3が形成され、この事例では、それぞれのチャン
バ2、3の上部には、加熱用スチームを供給するための
上部用役口24、34が設けられ、下部には、下部用役
口25、35が設けられている。以上説明した金型装置
の構造は、先に説明した従来の装置と特に変わるところ
はない。
る実施形態を、図1を参照して説明する。図1は、本発
明の発泡成形方法の適用できる発泡成形用金型装置の要
部断面を示すものであり、発泡用原料ビーズが充填、成
形されるキャビティ1を形成するよう、多数のベントホ
ール22、32を有する凸型金型31と凹型金型21が
フレーム23、33に固定されて対向配置されている。
そして、これら凹、凸金型21、31の裏面側には、ス
チームなどの用役が供給される凹側チャンバ2と凸側チ
ャンバ3が形成され、この事例では、それぞれのチャン
バ2、3の上部には、加熱用スチームを供給するための
上部用役口24、34が設けられ、下部には、下部用役
口25、35が設けられている。以上説明した金型装置
の構造は、先に説明した従来の装置と特に変わるところ
はない。
【0016】そして、この金型装置の特徴的な点は、金
型21、31を型閉したときに、キャビティ1の外周先
端部分1aからフレーム23側に設けられた外部用役口
13に連通している型間通路12、型間空洞部11が、
金型外周部21a、31aおよびフレーム23、33の
合わせ目に形成されるところにある。この場合、これら
図1の上部に示される型間通路12、型間空洞部11
は、図1の下部にも同様に表されるものである。また、
外部用役口13はフレーム23の代わりにフレーム33
の側に設けてもよい。
型21、31を型閉したときに、キャビティ1の外周先
端部分1aからフレーム23側に設けられた外部用役口
13に連通している型間通路12、型間空洞部11が、
金型外周部21a、31aおよびフレーム23、33の
合わせ目に形成されるところにある。この場合、これら
図1の上部に示される型間通路12、型間空洞部11
は、図1の下部にも同様に表されるものである。また、
外部用役口13はフレーム23の代わりにフレーム33
の側に設けてもよい。
【0017】また、型間空洞部11としては、従来から
存在するものを利用することができ、また型間通路12
としては、キャビティ1の外周先端部分1aの全周にわ
たり帯状に形成されていてもよく、また断続的に形成さ
れていてもよい。そして、この型間通路12のキャビテ
ィ1側開口の幅寸法は、充填される原料ビーズの外径以
下に設定しておくことが必要である。また、図1の例で
は、型間空洞部11に通じる外部用役口13には、スチ
ーム供給配管Sが接続され、同時にバルブを介してドレ
ン配管Dおよび真空排気配管Vまたは必要に応じて圧縮
空気配管(図示せず)などが分岐接続され、各種用役の
供給などの操作が、ベントホール22、32を通じて行
う従来の通常に行われる操作と別個に、独立して行える
よう設けられている。
存在するものを利用することができ、また型間通路12
としては、キャビティ1の外周先端部分1aの全周にわ
たり帯状に形成されていてもよく、また断続的に形成さ
れていてもよい。そして、この型間通路12のキャビテ
ィ1側開口の幅寸法は、充填される原料ビーズの外径以
下に設定しておくことが必要である。また、図1の例で
は、型間空洞部11に通じる外部用役口13には、スチ
ーム供給配管Sが接続され、同時にバルブを介してドレ
ン配管Dおよび真空排気配管Vまたは必要に応じて圧縮
空気配管(図示せず)などが分岐接続され、各種用役の
供給などの操作が、ベントホール22、32を通じて行
う従来の通常に行われる操作と別個に、独立して行える
よう設けられている。
【0018】この実施形態における発泡成形方法は、以
上説明した図1に示す金型装置を利用するものであり、
前記一対の凹、凸金型21、31で包囲して形成した発
泡成形用キャビテイ1に原料ビーズを充填し、それを加
熱、発泡させて発泡成形体となし、それを冷却してから
離型して取り出す発泡成形方法であって、前記一対の
凹、凸金型21、31が型閉されたときに、キャビティ
1の外周先端部分1aに位置する金型外周部21a、3
1aの合わせ目に、外部用役口13に型間空洞部11を
通して連通するよう形成される型間通路12を利用し
て、スチーム供給、加圧減圧、圧縮空気の供給など各種
用役を操作する、すなわち、各用役を供給したり、その
圧力を調整したりする方法である。
上説明した図1に示す金型装置を利用するものであり、
前記一対の凹、凸金型21、31で包囲して形成した発
泡成形用キャビテイ1に原料ビーズを充填し、それを加
熱、発泡させて発泡成形体となし、それを冷却してから
離型して取り出す発泡成形方法であって、前記一対の
凹、凸金型21、31が型閉されたときに、キャビティ
1の外周先端部分1aに位置する金型外周部21a、3
1aの合わせ目に、外部用役口13に型間空洞部11を
通して連通するよう形成される型間通路12を利用し
て、スチーム供給、加圧減圧、圧縮空気の供給など各種
用役を操作する、すなわち、各用役を供給したり、その
圧力を調整したりする方法である。
【0019】この場合、この型間通路12を利用する用
役操作を、金型21、31のベントホール22、32を
利用する用役操作と別個に独立して行うか、またはそれ
と連動させて共通に行うかは、成形条件に応じて適宜選
択可能であるが、前者のように独立して操作する場合に
は、精度の高い運転が可能となりより好ましい方法であ
る。
役操作を、金型21、31のベントホール22、32を
利用する用役操作と別個に独立して行うか、またはそれ
と連動させて共通に行うかは、成形条件に応じて適宜選
択可能であるが、前者のように独立して操作する場合に
は、精度の高い運転が可能となりより好ましい方法であ
る。
【0020】さらに、本発明は、前記の発泡成形方法に
おいて、前記型間通路を利用して、次の各操作を少なく
とも一つを含む発泡成形方法として、具体化することが
できるものである。
おいて、前記型間通路を利用して、次の各操作を少なく
とも一つを含む発泡成形方法として、具体化することが
できるものである。
【0021】1)原料ビーズの充填工程において、原料
ビーズをサービスタンクから送り込むための充填用空気
をこの金型の合わせ目に形成された型間通路12を通し
て排気する操作を行う。この場合には、凹、凸金型2
1、31のベントホール22、32から排気するのと合
わせてキャビティ1の外周先端部分1aの部分からも排
気するので、クラッキングを設けなくとも原料ビーズが
十分に行き渡り、充填密度むらが生じるのを防止でき
る。さらに、発泡成形体が深さの深い容器の場合や先端
部が複雑な形状の場合であっても、原料ビーズの充填性
が向上する利点が得られるのである。
ビーズをサービスタンクから送り込むための充填用空気
をこの金型の合わせ目に形成された型間通路12を通し
て排気する操作を行う。この場合には、凹、凸金型2
1、31のベントホール22、32から排気するのと合
わせてキャビティ1の外周先端部分1aの部分からも排
気するので、クラッキングを設けなくとも原料ビーズが
十分に行き渡り、充填密度むらが生じるのを防止でき
る。さらに、発泡成形体が深さの深い容器の場合や先端
部が複雑な形状の場合であっても、原料ビーズの充填性
が向上する利点が得られるのである。
【0022】2)原料ビーズの充填工程において、前記
のように排気するだけでなく、型間通路11を通してキ
ャビティ1内の圧力を調整する操作を行う。すなわち、
原料ビーズをサービスタンクから送り込むための充填用
空気の圧力に対して、背圧を所望の圧力に調節すること
により、加圧充填法、加圧圧縮充填法などの他、背圧を
大気圧以下に設定する吸引充填法、真空充填など最も好
ましい充填方法を採用することができるようになる。
のように排気するだけでなく、型間通路11を通してキ
ャビティ1内の圧力を調整する操作を行う。すなわち、
原料ビーズをサービスタンクから送り込むための充填用
空気の圧力に対して、背圧を所望の圧力に調節すること
により、加圧充填法、加圧圧縮充填法などの他、背圧を
大気圧以下に設定する吸引充填法、真空充填など最も好
ましい充填方法を採用することができるようになる。
【0023】3)充填された原料ビーズの加熱工程にお
いて、前記型間通路12にスチームを導入して、型間通
路12の周辺部を加熱するとともに、前記キャビティ1
内にも送入して、キャビティ周辺部の原料ビーズの加熱
を補う操作を行う。
いて、前記型間通路12にスチームを導入して、型間通
路12の周辺部を加熱するとともに、前記キャビティ1
内にも送入して、キャビティ周辺部の原料ビーズの加熱
を補う操作を行う。
【0024】この場合には、従来比較的熱容量が大きく
温度が上昇しにくかった、凹、凸金型21、31の金型
外周部21a、31aが直接加熱されるようになるの
で、キャビティ1の外周先端部分1aの原料ビーズの迅
速な温度上昇が可能になるから、結局、成形時間合計を
短縮できるという利点が得られるのである。
温度が上昇しにくかった、凹、凸金型21、31の金型
外周部21a、31aが直接加熱されるようになるの
で、キャビティ1の外周先端部分1aの原料ビーズの迅
速な温度上昇が可能になるから、結局、成形時間合計を
短縮できるという利点が得られるのである。
【0025】この他、スチームによる外周先端部分1a
のエアパージが確実になる、あるいは型間通路12を通
じて独立した調圧操作が可能となるので、チャンバ圧に
対してプラス、マイナスなどコントロールして金型内の
温度バランスを最も好ましい状態に設定でき、大幅なサ
イクル時間削減あるいは省エネ効果が期待できる。
のエアパージが確実になる、あるいは型間通路12を通
じて独立した調圧操作が可能となるので、チャンバ圧に
対してプラス、マイナスなどコントロールして金型内の
温度バランスを最も好ましい状態に設定でき、大幅なサ
イクル時間削減あるいは省エネ効果が期待できる。
【0026】4)冷却工程において、冷却水の注水の
他、前記型間通路12を通してキャビティ1内を減圧し
て、注水によってキャビティ1内に侵入した水分の気化
による冷却を促進するとともに、ドレンを排出する操作
を行う。この場合においても、熱容量が大きく温度が下
がりにくい金型外周部21a、31aの温度低下を促進
できるから、サイクル時間の削減に大いに貢献できるの
である。
他、前記型間通路12を通してキャビティ1内を減圧し
て、注水によってキャビティ1内に侵入した水分の気化
による冷却を促進するとともに、ドレンを排出する操作
を行う。この場合においても、熱容量が大きく温度が下
がりにくい金型外周部21a、31aの温度低下を促進
できるから、サイクル時間の削減に大いに貢献できるの
である。
【0027】5)発泡成形体を取り出す離型工程におい
て、前記型間通路12、型間空洞部11の溜まってくる
ドレンを排出する操作を行う。その結果、前記冷却時の
注水によって生じた型間通路12、型間空洞部11に溜
まるドレンが除去できるから、離型のために型開きして
も発泡成形体製品を濡らしたり、作業場を水濡れ状態に
するなどの不具合が解消できる。
て、前記型間通路12、型間空洞部11の溜まってくる
ドレンを排出する操作を行う。その結果、前記冷却時の
注水によって生じた型間通路12、型間空洞部11に溜
まるドレンが除去できるから、離型のために型開きして
も発泡成形体製品を濡らしたり、作業場を水濡れ状態に
するなどの不具合が解消できる。
【0028】
【発明の効果】本発明の発泡成形方法は、以上に説明し
たように構成されているので、発泡成形方法の充填、加
熱、冷却、離型の各工程における、発泡成形体の、キャ
ビティの外周先端部分に相当する部分に発生する充填密
度むら、昇温、降温の遅れ、または水濡れ現象の解消が
可能となり、品質の改善、成形操作サイクル時間の短縮
化などができる。
たように構成されているので、発泡成形方法の充填、加
熱、冷却、離型の各工程における、発泡成形体の、キャ
ビティの外周先端部分に相当する部分に発生する充填密
度むら、昇温、降温の遅れ、または水濡れ現象の解消が
可能となり、品質の改善、成形操作サイクル時間の短縮
化などができる。
【0029】また、チャンバの調圧操作から型間通路を
利用した独立した圧力制御が可能となるから、運転の自
由度が増加し、金型内のバランスのよい圧力/温度の制
御ができるという優れた効果がある。よって本発明は従
来の問題点を解消した発泡成形方法として、その工業的
価値は極めて大なるものがある。
利用した独立した圧力制御が可能となるから、運転の自
由度が増加し、金型内のバランスのよい圧力/温度の制
御ができるという優れた効果がある。よって本発明は従
来の問題点を解消した発泡成形方法として、その工業的
価値は極めて大なるものがある。
【図1】本発明に適用できる発泡成形用金型装置の要部
断面略図。
断面略図。
【図2】従来の発泡成形用金型装置の要部断面略図。
【符号の説明】 1 キャビティ、1a 外周先端部分、11 型間空洞
部、12 型間通路、13 外部用役口、21 凹金
型、21a 金型外周部、22 ベントホール、23
フレーム、31 凸金型、31a 金型外周部、32
ベントホール、33フレーム、S スチーム配管、D
ドレン配管、V 減圧配管。
部、12 型間通路、13 外部用役口、21 凹金
型、21a 金型外周部、22 ベントホール、23
フレーム、31 凸金型、31a 金型外周部、32
ベントホール、33フレーム、S スチーム配管、D
ドレン配管、V 減圧配管。
Claims (2)
- 【請求項1】裏面側にチャンバを配設した一対の金型で
包囲して形成した発泡成形用キャビテイに原料ビーズを
充填し、それを加熱、発泡させて発泡成形体となし、そ
れを冷却してから離型して取り出す発泡成形方法であっ
て、前記一対の金型が型閉されたときに、キャビティの
周辺に位置する金型の合わせ目に、外部に連通するよう
形成される型間通路を利用して、スチーム供給、加圧減
圧、圧縮空気の供給など各種用役を操作することを特徴
とする発泡成形方法。 - 【請求項2】請求項1に記載の発泡成形方法において、
前記型間通路を利用して、次の各操作を少なくとも一つ
を含むことを特徴とする発泡成形方法。 1)原料ビーズの充填に際して、充填用空気をこの金型
の合わせ目に形成された型間通路を通して排気する操
作。 2)原料ビーズの充填に際して、前記型間通路を通して
キャビティ内の圧力を調整する操作。 3)充填された原料ビーズの加熱に際して、前記型間通
路にスチームを導入して、型間通路周辺部を加熱すると
ともに、前記キャビティ内にも送入して、キャビティ周
辺部の原料ビーズの加熱を補う操作。 4)前記冷却に際して、前記型間通路を通してキャビテ
ィ内を減圧して水分の気化による冷却を促進する操作。 5)発泡成形体を取り出す離型操作に際して、前記型間
通路のドレンを排出する操作。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10120166A JPH11309734A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 発泡成形方法 |
| PCT/JP1999/002355 WO1999056931A1 (en) | 1998-04-30 | 1999-04-30 | Device and method for synthetic resin internal die foam molding and internal die foam molded product obtained by these device and method |
| EP99918312A EP1114709A4 (en) | 1998-04-30 | 1999-04-30 | DEVICE AND METHOD FOR FOAMING $ i (IN SITU) IN INTERNAL DIES IN SYNTHETIC RESIN AND FOAMED PRODUCT $ i (IN SITU) THUS OBTAINED |
| CNB998056030A CN1221370C (zh) | 1998-04-30 | 1999-04-30 | 用于合成树脂的型内发泡成形装置 |
| US10/462,700 US7070720B2 (en) | 1998-04-30 | 2003-06-17 | Die-expanded molding apparatus and method for synthetic resin, and die-expanded molded foam obtained thereby |
| US11/430,870 US20060194035A1 (en) | 1998-04-30 | 2006-05-10 | Die-expanded molding apparatus and method for synthetic resin, and die-expanded molded foam obtained thereby |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10120166A JPH11309734A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 発泡成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11309734A true JPH11309734A (ja) | 1999-11-09 |
Family
ID=14779586
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10120166A Pending JPH11309734A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 発泡成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11309734A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017065073A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 株式会社山正製作所 | 発泡成形装置 |
| CN113352532A (zh) * | 2021-04-28 | 2021-09-07 | 沈荣 | 一种对空调外机安装板材快速压制成型与有效脱模装置 |
| JP2022110358A (ja) * | 2021-01-18 | 2022-07-29 | 三興技研株式会社 | 発泡樹脂成型用コアベント及び当該コアベントを用いた発泡樹脂成型金型製造方法 |
-
1998
- 1998-04-30 JP JP10120166A patent/JPH11309734A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017065073A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 株式会社山正製作所 | 発泡成形装置 |
| JP2022110358A (ja) * | 2021-01-18 | 2022-07-29 | 三興技研株式会社 | 発泡樹脂成型用コアベント及び当該コアベントを用いた発泡樹脂成型金型製造方法 |
| CN113352532A (zh) * | 2021-04-28 | 2021-09-07 | 沈荣 | 一种对空调外机安装板材快速压制成型与有效脱模装置 |
| CN113352532B (zh) * | 2021-04-28 | 2023-04-25 | 济南泉之韵家用电器有限公司 | 一种对空调外机安装板材快速压制成型与有效脱模装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050420 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080822 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081212 |