JPH11310568A - ペンタン酸アミド類 - Google Patents

ペンタン酸アミド類

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Publication number
JPH11310568A
JPH11310568A JP10120943A JP12094398A JPH11310568A JP H11310568 A JPH11310568 A JP H11310568A JP 10120943 A JP10120943 A JP 10120943A JP 12094398 A JP12094398 A JP 12094398A JP H11310568 A JPH11310568 A JP H11310568A
Authority
JP
Japan
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methyl
quinolyl
pyridyl
naphthyl
isoquinolyl
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Pending
Application number
JP10120943A
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English (en)
Inventor
Nobuhide Miyaji
伸英 宮地
Mikio Suzuki
幹夫 鈴木
Maki Kitahara
真樹 北原
Tatsuro Kaneki
達郎 金木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Chemical Corp filed Critical Nissan Chemical Corp
Priority to JP10120943A priority Critical patent/JPH11310568A/ja
Publication of JPH11310568A publication Critical patent/JPH11310568A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腫瘍細胞の異常増殖の抑制活性、血管内
膜平滑筋細胞の異常増殖の抑制活性、高脂質血症、高血
圧症や糖尿病等の危険因子に起因する動脈硬化性血管障
害の予防若しくは治療効果、又はPTCA術後再狭窄等
の予防若しくは治療効果を有する医薬の提供。 【解決手段】 式(I) 【化1】 〔R1は、水素原子やトリフェニルメチル等を表す。 R2
は、水素原子やt−ブトキシカルボニル等を表す。R3
R4、R5、R6、R7、R8及びR9は、水素原子等を表す。R10
は、ピペリジル等を表す。XはS又はOを表す。〕で表さ
れる化合物の提供。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腫瘍細胞の異常増
殖を抑制する抗癌剤、あるいは血管内膜平滑筋細胞の異
常増殖の抑制剤に関するものである。すなわち本発明の
化合物は、癌治療、並びに高脂質血症、高血圧症や糖尿
病等の危険因子に起因する動脈硬化性血管障害の予防又
は治療、あるいは経皮経管冠状動脈形成術(percutaneo
us transluminal coronary angioplasty:PTCA)後
再狭窄等の予防又は治療剤として有用である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
高脂質血症、高血圧症や糖尿病等の危険因子に起因する
種々の動脈硬化性疾患の発症予防や治療に対する試み
は、主としてその危険因子の軽減に向けられてきた。し
かしながら、いまだにこれらの治療法では十分な成果が
得られていないのが現状である。一方、動脈硬化性疾患
やPTCA術後再狭窄などにおいては、血管内膜平滑筋
細胞の異常増殖が主要な役割を占めており、その性質が
癌細胞と良く類似することが示されている。すなわち、
血管平滑筋細胞は正常中膜においては収縮型として存在
するが、フィブロネクチンなどの刺激により、物質の合
成分泌能が高い合成型となることが知られている。動脈
硬化やPTCA術後の再狭窄においては、合成型の中で
も特に、形質変換を生じたフェノタイプが重要である。
この異常増殖能を獲得した平滑筋細胞は血管内膜へ遊走
した後、調節不可能な異常増殖を引き起こす。この形質
変換には、血管内皮や血管壁の障害などにより放出され
る血小板由来増殖因子(PDGF)やケモカイン(Ch
emokine)など多くの因子が関与していることが
推測されている。
【0003】従って、種々の動脈硬化性疾患において、
血管中膜から動脈内膜への平滑筋細胞の遊走及び細胞外
マトリックスの形成を防止して動脈内膜における平滑筋
細胞の異常増殖を抑制し、血管壁の内膜肥厚を抑制でき
る薬剤は、より動脈硬化性疾患に対して患部特異的な予
防、治療剤になるものと期待されている(Cell, 65,1(1
991))。ならびに血管損傷、特に物理的、化学的又は外
科的な原因による損傷後の新動脈内膜形成、すなわちP
TCA血管形成術後の動脈再狭窄の処置及び防止にも有
用であると考えられる。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明の新規なペンタン酸アミ
ド類は、腫瘍細胞にとどまらず、血管内膜平滑筋細胞の
異常増殖を抑制し、動脈硬化性内膜肥厚あるいはPTC
A術後の再狭窄を予防、あるいは治療できる方法を与え
る。従って本発明の目的は、異常な細胞増殖を抑制する
ことにより、坑腫瘍作用を有する薬剤を提供することで
ある。更には、動脈内膜平滑筋細胞に作用し、動脈硬化
性内膜肥厚あるいはPTCA術後の再狭窄を予防する新
しい狭心症、心筋梗塞の予防や治療薬を提供することに
ある。更に本発明は、本発明化合物を含む化学療法的組
成物を含む。
【0005】本発明化合物は、式(I)
【0006】
【化6】
【0007】〔R1は、水素原子、C1-3アルキル基{該ア
ルキル基は、(a)1〜3個のフェニル、1−ナフチル、
2−ナフチル、2−ピリジル、3−ピリジル、2−キノ
リル、3−キノリル、4−キノリル、5−キノリル、6
−キノリル、7−キノリル、8−キノリル、1−イソキ
ノリル、3−イソキノリル、4−イソキノリル、5−イ
ソキノリル、6−イソキノリル、7−イソキノリル又は
8−イソキノリル(該フェニル、1−ナフチル、2−ナ
フチル、2−ピリジル、3−ピリジル、2−キノリル、
3−キノリル、4−キノリル、5−キノリル、6−キノ
リル、7−キノリル、8−キノリル、1−イソキノリ
ル、3−イソキノリル、4−イソキノリル、5−イソキ
ノリル、6−イソキノリル、7−イソキノリル及び8−
イソキノリルは、各々、1〜5個のメチル、エチル、n
−プロピル、i−プロピル、フェニル、1−ナフチル、
2−ナフチル、2−フリル、3−フリル、2−チエニ
ル、3−チエニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−
ピリジル、ベンジル、フェネチル、1−ナフチルメチ
ル、2−ナフチルメチル、水酸基、メトキシ、エトキ
シ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、フェノキシ、1
−ナフトキシ、2−ナフトキシ、アセトキシ、アセチ
ル、プロピオニル、n−ブチリル、i−ブチリル、ベン
ゾイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ハ
ロゲン原子、アミノ、シアノ又はニトロにより置換され
ていてもよい)により置換され、且つ1〜2個のメチル
により置換されていてもよいか、又は(b)1〜5個のメ
チル、水酸基、メトキシ若しくはメチルチオにより置換
されていてもよい}、C4-12アルキル基(該アルキル基
は、1〜5個のメチル、水酸基、メトキシ又はメチルチ
オにより置換されていてもよい)、C2-12アルケニル基
(該アルケニル基は、1〜5個のC1-3アルキル基又は水
酸基により置換されていてもよい)、C2-3脂肪族アシル
基{該脂肪族アシル基は、(a)1個のフェニル、1−ナ
フチル、2−ナフチル、2−ピリジル、3−ピリジル又
は4−ピリジル(該フェニル、1−ナフチル、2−ナフ
チル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジルは、
各々、1〜3個のメチル、メトキシ、ハロゲン原子、ア
セチル又はベンゾイルにより置換されていてもよい)に
より置換され、且つ1個のメチルにより置換されていて
もよいか、又は(b)1〜2個のメチルにより置換されて
いてもよい}、C4-10脂肪族アシル基(該脂肪族アシル
基は、1〜2個のメチルにより置換されていてもよ
い)、ベンゾイル、ニコチノイル、イソニコチノイル、
2−フロイル、3−フロイル、2−テノイル、3−テノ
イル、1−ナフトイル、2−ナフトイル、2−キノリル
カルボニル、3−キノリルカルボニル、4−キノリルカ
ルボニル(該ベンゾイル、ニコチノイル、イソニコチノ
イル、2−フロイル、3−フロイル、2−テノイル、3
−テノイル、1−ナフトイル、2−ナフトイル、2−キ
ノリルカルボニル、3−キノリルカルボニル及び4−キ
ノリルカルボニルは、各々、1〜3個のメチル、エチ
ル、n−プロピル、i−プロピル、メトキシ、エトキ
シ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、ハロゲン原子、
アセチル、ベンゾイル又はニトロにより置換されていて
もよい)、C1-3アルコキシカルボニル基{該アルコキシ
カルボニル基は、(a)1個のフェニル、1−ナフチル、
2−ナフチル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリ
ジル、2−キノリル、3−キノリル、4−キノリル、5
−キノリル、6−キノリル、7−キノリル、8−キノリ
ル、1−イソキノリル、3−イソキノリル、4−イソキ
ノリル、5−イソキノリル、6−イソキノリル、7−イ
ソキノリル又は8−イソキノリル(該フェニル、1−ナ
フチル、2−ナフチル、2−ピリジル、3−ピリジル、
4−ピリジル、2−キノリル、3−キノリル、4−キノ
リル、5−キノリル、6−キノリル、7−キノリル、8
−キノリル、1−イソキノリル、3−イソキノリル、4
−イソキノリル、5−イソキノリル、6−イソキノリ
ル、7−イソキノリル及び8−イソキノリルは、各々、
1〜5個のメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピ
ル、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2−フリ
ル、3−フリル、2−チエニル、3−チエニル、2−ピ
リジル、3−ピリジル、4−ピリジル、ベンジル、フェ
ネチル、1−ナフチルメチル、2−ナフチルメチル、水
酸基、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロ
ポキシ、フェノキシ、1−ナフトキシ、2−ナフトキ
シ、アセトキシ、アセチル、プロピオニル、n−ブチリ
ル、i−ブチリル、ベンゾイル、メトキシカルボニル、
エトキシカルボニル、ハロゲン原子、アミノ、シアノ又
はニトロにより置換されていてもよい)により置換され
ているか、又は(b)1〜2個のメチルにより置換されて
いてもよい}、C4-10アルコキシカルボニル基(該アル
コキシカルボニル基は、1〜2個のメチルにより置換さ
れていてもよい)、フェニルオキシカルボニル、1−ナ
フトキシカルボニル又は2−ナフトキシカルボニル(該
フェニルオキシカルボニル、1−ナフトキシカルボニル
及び2−ナフトキシカルボニルは、各々、1〜3個のメ
チル、メトキシ、ハロゲン原子又はニトロにより置換さ
れていてもよい)を表す。R2は、水素原子、C1-3アルキ
ル基{該アルキル基は、(a)1〜3個のフェニル、1−
ナフチル、2−ナフチル、2−ピリジル、3−ピリジ
ル、2−キノリル、3−キノリル、4−キノリル、5−
キノリル、6−キノリル、7−キノリル、8−キノリ
ル、1−イソキノリル、3−イソキノリル、4−イソキ
ノリル、5−イソキノリル、6−イソキノリル、7−イ
ソキノリル又は8−イソキノリル(該フェニル、1−ナ
フチル、2−ナフチル、2−ピリジル、3−ピリジル、
2−キノリル、3−キノリル、4−キノリル、5−キノ
リル、6−キノリル、7−キノリル、8−キノリル、1
−イソキノリル、3−イソキノリル、4−イソキノリ
ル、5−イソキノリル、6−イソキノリル、7−イソキ
ノリル及び8−イソキノリルは、各々、1〜5個のメチ
ル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、水酸基、メ
トキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、
アセトキシ、アセチル、プロピオニル、n−ブチリル、
i−ブチリル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、ハロゲン原子、アミノ、シアノ又はニトロにより置
換されていてもよい)により置換され、且つ1〜2個の
C1-3アルキル基により置換されていてもよいか、又は
(b)1〜3個のメチル、エチル、n−プロピル、i−プ
ロピル、水酸基、メトキシ、エトキシ、n−プロポキ
シ、i−プロポキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−プ
ロピルチオ、i−プロピルチオ又はフェニルチオにより
置換されていてもよい}、C4-6アルキル基(該アルキル
基は、1〜3個のメチル、エチル、n−プロピル、i−
プロピル、水酸基、メトキシ、エトキシ、n−プロポキ
シ、i−プロポキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−プ
ロピルチオ、i−プロピルチオ又はフェニルチオにより
置換されていてもよい)、C2-3脂肪族アシル基{該脂肪
族アシル基は、(a)1個のフェニル、1−ナフチル、2
−ナフチル、2−ピリジル、3−ピリジル又は4−ピリ
ジル(該フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2−
ピリジル、3−ピリジル及び4−ピリジルは、各々、1
〜2個のメチル、メトキシ、ハロゲン原子又はアセチル
により置換されていてもよい)により置換され、且つ1
個のメチルにより置換されていてもよいか、又は(b)1
〜2個のメチルにより置換されていてもよい}、シクロ
プロピルカルボニル、シクロブチルカルボニル、シクロ
ペンチルカルボニル、シクヘキシルカルボニル、ベンゾ
イル、ニコチノイル、イソニコチノイル、2−フロイ
ル、3−フロイル、2−テノイル、3−テノイル、1−
ナフトイル、2−ナフトイル、2−キノリルカルボニ
ル、3−キノリルカルボニル、4−キノリルカルボニル
(該ベンゾイル、ニコチノイル、イソニコチノイル、2
−フロイル、3−フロイル、2−テノイル、3−テノイ
ル、1−ナフトイル、2−ナフトイル、2−キノリルカ
ルボニル、3−キノリルカルボニル及び4−キノリルカ
ルボニルは、各々、1〜3個のメチル、エチル、n−プ
ロピル、i−プロピル、メトキシ、エトキシ、n−プロ
ポキシ、i−プロポキシ、ハロゲン原子、アセチル又は
ニトロにより置換されていてもよい)、C4-6脂肪族アシ
ル基(該脂肪族アシル基は、1〜2個のメチルにより置
換されていてもよい)、C1-3アルコキシカルボニル基
{該アルコキシカルボニル基は、(a)1個のフェニル、
1−ナフチル、2−ナフチル、2−ピリジル、3−ピリ
ジル、4−ピリジル、2−キノリル、3−キノリル、4
−キノリル、5−キノリル、6−キノリル、7−キノリ
ル、8−キノリル、1−イソキノリル、3−イソキノリ
ル、4−イソキノリル、5−イソキノリル、6−イソキ
ノリル、7−イソキノリル又は8−イソキノリル(該フ
ェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2−ピリジル、
3−ピリジル、4−ピリジル、2−キノリル、3−キノ
リル、4−キノリル、5−キノリル、6−キノリル、7
−キノリル、8−キノリル、1−イソキノリル、3−イ
ソキノリル、4−イソキノリル、5−イソキノリル、6
−イソキノリル、7−イソキノリル及び8−イソキノリ
ルは、各々、1〜5個のメチル、エチル、n−プロピ
ル、i−プロピル、水酸基、メトキシ、エトキシ、n−
プロポキシ、i−プロポキシ、アセトキシ、アセチル、
プロピオニル、n−ブチリル、i−ブチリル、メトキシ
カルボニル、エトキシカルボニル、ハロゲン原子、アミ
ノ、シアノ又はニトロにより置換されていてもよい)に
より置換されているか、又は(b)1〜2個のメチルによ
り置換されていてもよい}、C4-10アルコキシカルボニ
ル基(該アルコキシカルボニル基は、1〜2個のメチル
により置換されていてもよい)、メチルスルホニル、エ
チルスルホニル、n−プロピルスルホニル、i−プロピ
ルスルホニル、n−ブチルスルホニル、i−ブチルスル
ホニル、s−ブチルスルホニル、t−ブチルスルホニ
ル、n−ペンチルスルホニル、n−ヘキシルスルホニ
ル、ベンジルスルホニル、フェニルスルホニル、トシ
ル、p−メトキシフェニルスルホニル、m−クロロフェ
ニルスルホニル、2−チエニルスルホニル、1−ナフチ
ルスルホニル、2−ナフチルスルホニル又は8−キノリ
ルスルホニルを表す。R3は、水素原子、メチル、エチル
又はベンジルを表す。R4は、水素原子、メチル、ヒドロ
キシメチル又はメルカプトメチルを表す。R5は、水素原
子又はメチルを表す。R6は、水素原子又はメチルを表す
か、R8と一緒になって結合を表す。R7及びR8は、それぞ
れ独立に、水素原子、メチル、エチル、n−プロピル、
i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、sec−ブチ
ル、t−ブチル、n−ペンチル、2−ペンチル、3−ペ
ンチル、n−ヘキシル、2−ヘキシル、3−ヘキシル、
n−ヘプチル、2−ヘプチル、3−ヘプチル、4−ヘプ
チル、2−エチルプロピル、2−メチルブチル、3−メ
チルブチル、2−エチルブチル、3−エチルブチル、2
−プロピルブチル、3−プロピルブチル、2−メチルペ
ンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、2
−エチルペンチル、3−エチルペンチル、4−エチルペ
ンチル、2−メチルヘキシル、3−メチルヘキシル、4
−メチルヘキシル,5−メチルヘキシル、シクロプロピ
ルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチ
ル、シクロヘキシルメチル、ベンジル、1−フェネチ
ル、3−フェニルプロピル、2−フリルメチル、2−チ
エニルメチル又は2−ピリミジルメチルを表すか、R8
R6が一緒になって結合を表す。R9は、水素原子、C1-3
ルキル基{該アルキル基は、1個のシクロペンンチル、
シクロヘキシル、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチ
ル、2−フリル、3−フリル、2−チエニル、3−チエ
ニル、2−ピリジル、3−ピリジル又は4−ピリジル
(該フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2−フリ
ル、3−フリル、2−チエニル、3−チエニル、2−ピ
リジル、3−ピリジル及び4−ピリジルは、各々、1〜
3個のメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、
メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ
又はハロゲン原子により置換されていてもよい)により
置換を受け、メチル又はエチルにより置換されていても
よいか、又は(b)1〜2個のメチル又はエチルにより置
換されていてもよい}、C4-6アルキル基(該アルキル基
は、1〜2個のメチル又はエチルにより置換されていて
もよい)、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルを表すか、R
11と一緒になってエチレン又はトリメチレン{該エチレ
ン及びトリメチレンは、1個のオキソ、メチル、エチ
ル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブ
チル又はsec−ブチル(該メチル、エチル、n−プロ
ピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル及びse
c−ブチルは、各々、1個のメチル、メトキシ、メチル
チオ、フェニル、1−ナフチル又は、2−ナフチルによ
り置換されていてもよい)により置換されていてもよ
い}を表し、環を形成する。R10は、n−ブチル、n−
ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル
(該n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘ
プチル、n−オクチルは、各々、1〜2個のn−プロピ
ル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、sec−
ブチル、t−ブチルにより置換されていてもよく、且つ
1〜2個の水酸基、メトキシ、メルカプト、メチルチ
オ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、カルボキ
シル又はメトキシカルボニルにより置換されていてもよ
い)、−Z、−W1−Z、−W1−V−Z又は−W1−V−W2
−Zを表す。Vは、O、S、SO、SO2又はNR11{R11は、
水素原子、C1-3アルキル基、フェニル又はベンジルを表
すか、R9と一緒になってエチレン又はトリメチレン(該
エチレン及びトリメチレンは、1個のオキソ、メチル、
エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i
−ブチル又はsec−ブチル(該メチル、エチル、n−
プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル及び
sec−ブチルは、各々、1個のメチル、メトキシ、メ
チルチオ、フェニル、1−ナフチル又は2−ナフチルに
より置換されていてもよい)により置換されていてもよ
い)を表し、環を形成する}を表す。W1は、C1-7アルキ
レン(該アルキレンは、各々、1〜2個のオキソ、メチ
ル、フェニル、ベンジル又はフェネチルにより置換され
ていてもよい)を表す。ただし、R10が、W1−V−W2
Zであるとき、Vは、メチレン、エチレン又はトリメチ
レンのみを表す。又、R9とR11が一緒になって環を形成
するとき、W1は、メチレン、エチレン又はトリメチレン
{該メチレン、エチレン及びトリメチレンは、それぞ
れ、オキソ、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロ
ピル、n−ブチル、i−ブチル又はsec−ブチル(該
メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブ
チル、i−ブチル及びsec−ブチルは、各々、メチ
ル、メトキシ、メチルチオ、フェニル、1−ナフチル又
は2−ナフチルにより置換されていてもよい)により置
換されていてもよい}を表す。W2は、メチレン、エチレ
ン又はトリメチレン(該メチレン、エチレン及びトリメ
チレンは、1〜2個のオキソ、メチル、フェニルにより
置換されていてもよい)を表す。Zは、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、1-シクロペン
テニル、2-シクロペンテニル、3-シクロペンテニル、
2,4-シクロペンタジエニル、1-シクロヘキセニル、
2-シクロヘキセニル、3-シクロヘキセニル、フェニ
ル、1−ナフチル、2−ナフチル、1−アンスリル、2
−アンスリル、9−アンスリル、9,10−アンスラキ
ノン−1−イル、9,10−アンスラキノン−2−イ
ル、1−フェナンスリル、2−フェナンスリル、3−フ
ェナンスリル、4−フェナンスリル、9−フェナンスリ
ル、1−フルオレニル、2−フルオレニル、3−フルオ
レニル、4−フルオレニル、9−フルオレニル、1−フ
ルオレノニル、2−フルオレノニル、3−フルオレノニ
ル、4−フルオレノニル、2−チエニル、3−チエニ
ル、2−チアゾリル、4−チアゾリル、5−チアゾリ
ル、1,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,
4−チアジアゾール−5−イル、1,3,4−チアジア
ゾール−2−イル、1−ピラゾリル、3−ピラゾリル、
4−ピラゾリル、1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,2,4
−トリアゾール−4−イル、2−オキサゾリル、4−オ
キサゾリル、5−オキサゾリル、2−フリル、3−フリ
ル、3−イソオキサゾリル、4−イソオキサゾリル、5
−イソオキサゾリル、1,3,4−オキサジアゾール−
2−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、
1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、3−フラザ
ニル、5−ピラゾロン−1−イル、5−ピラゾロン−3
−イル、5−ピラゾロン−4−イル、5−オキソ−3−
ピラゾリン−1−イル、5−オキソ−3−ピラゾリン−
2−イル、5−オキソ−3−ピラゾリン−3−イル、5
−オキソ−3−ピラゾリン−4−イル、2−ピリジル、
3−ピリジル、4−ピリジル、1−インドリル、2−イ
ンドリル、3−インドリル、4−インドリル、5−イン
ドリル、6−インドリル、7−インドリル、2−キノリ
ル、3−キノリル、4−キノリル、5−キノリル、6−
キノリル、7−キノリル、8−キノリル、1−イソキノ
リル、3−イソキノリル、4−イソキノリル、5−イソ
キノリル、6−イソキノリル、7−イソキノリル、8−
イソキノリル、2−プリル、6−プリル、8−プリル、
1−ベンゾイミダゾリル、2−ベンゾイミダゾリル、4
−ベンゾイミダゾリル、5−ベンゾイミダゾリル、6−
ベンゾイミダゾリル、7−ベンゾイミダゾリル、2−ベ
ンゾチアゾリル、4−ベンゾチアゾリル、5−ベンゾチ
アゾリル、6−ベンゾチアゾリル、7−ベンゾチアゾリ
ル、4−ベンゾチアジアゾリル、5−ベンゾチアジアゾ
リル、1−インダゾリル、3−インダゾリル、4−イン
ダゾリル、5−インダゾリル、6−インダゾリル、7−
インダゾリル、2−キノキサリニル、5−キノキサリニ
ル、6−キノキサリニル、1−カルバゾリル、2−カル
バゾリル、3−カルバゾリル、4−カルバゾリル、9−
カルバゾリル、テトラヒドロベンゾチアゾール−7−オ
ン−2−イル、ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−3−
イル、チエノ〔2,3−b〕ピリジン−3−イル、チエ
ノ〔2,3−b〕ピラジン−3−イル、テトラヒドロイ
ソキノリン−8−イル、インデノ〔3,2−d〕チアゾ
ール−2−イル、フタラジン−1,4−ジオン−7−イ
ル、ベンゾ〔d〕1,2,3−トリアゾール−5−イ
ル、9−オキサフルオレン−7−イル、4,9−ジアザ
フルオレン−3−イル、4a,9−ジアザフルオレン−
6−イル、5,6,7,8−テトラヒドロ−9−チア−
1,3−ジアザフルオレン−4−イル、1,3−ジオキ
ソ−2−イソインドリニル、2−ピラニル、3−ピラニ
ル、4−ピラニル、5−ピラニル、6−ピラニル、1−
ピロリジニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、
1−ピラゾリジニル、3−ピラゾリジニル、4−ピラゾ
リジニル、1−イミダゾリジニル、2−イミダゾリジニ
ル、4−イミダゾリジニル、1−ピペリジル、2−ピペ
リジル、3−ピペリジル、4−ピペリジル、1−ピペラ
ジニル、2−ピペラジニル、2−モルホリニル、3−モ
ルホリニル、4−モルホリニル (上記のZ基は、それぞれ1〜3個の水素原子、メチ
ル、エチル、n−プロピル{該メチル、エチル及びn−
プロピルは、(a)それぞれ1〜2個の水酸基、メチル、
メトキシ、エトキシ、i−プロポキシ、メチルチオ、エ
チルチオ、i−プロピルチオ、シアノ、ジメチルアミノ
又はジエチルアミノにより置換されていてもよいか、又
は(b)それぞれ1〜2個のフェニル、1−ナフチル、2
−ナフチル、1−ピペリジル、2−フリル、3−フリ
ル、2−チエニル又は3−チエニル(該フェニル、1−
ナフチル、2−ナフチル、1−ピペリジル、2−フリ
ル、3−フリル、2−チエニル及び3−チエニルは、そ
れぞれ1〜3個のメチル、エチル、i−プロピル、フェ
ニル、メトキシ、エトキシ、i−プロポキシ、メチルチ
オ、エチルチオ、i−プロピルチオ、フルオロ、クロ
ロ、ブロモ、シアノ、ニトロ、メチルアミノ、ジメチル
アミノ、メトキシカルボニル又はエトキシカルボニルに
より置換されていてもよい)により置換されており、且
つ、1個のメチル又はエチルにより置換されていてもよ
い}、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル(該n
−ブチル、n−ペンチル及びn−ヘキシルは、それぞれ
1〜2個の水酸基、メチル、メトキシ、エトキシ、i−
プロポキシ、メチルチオ、エチルチオ、i−プロピルチ
オ、シアノ、ジメチルアミノ又はジエチルアミノにより
置換されていてもよい)、フェニル、1−ナフチル、2
−ナフチル、2−フリル、3−フリル、2−チエニル、
3−チエニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリ
ジル、2−ピリミジル、4−ピリミジル、6−オキソ−
3−ピリダジニル、4−モルホリニル、2−ベンゾチア
ゾリル(該フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2
−フリル、3−フリル、2−チエニル、3−チエニル、
2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピリ
ミジル、4−ピリミジル、6−オキソ−3−ピリダジニ
ル、4−モルホリニル及び2−ベンゾチアゾリルは、各
々、1〜3個のメチル、エチル、n−プロピル、i−プ
ロピル、n−ブチル、i−ブチル、sec−ブチル、メ
トキシ、エトキシ、i−プロポキシ、ベンジルオキシ、
メチルチオ、エチルチオ、i−プロピルチオ、ベンジル
チオ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミ
ノ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、水酸
基、フロロ、クロロ、ブロモ、シアノ又はニトロにより
置換されていてもよい)、アセチル、プロピオニル、フ
ェニルアセチル、ベンゾイル(該ベンゾイルは、1〜3
個のメチル、エチル、i−プロピル、メトキシ、エトキ
シ、i−プロポキシ、メチルチオ、エチルチオ、i−プ
ロピルチオ、フルオロ、クロロ、ブロモ、シアノ、ニト
ロ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、メトキシカルボニ
ル及びエトキシカルボニルにより置換されていてもよ
い)、カルボキシ、メトキシカルボニル、エトキシカル
ボニル、ベンジルオキシカルボニル、フェニルスルホニ
ル、トシル、p−メトキシフェニルスルホニル、m−ク
ロロフェニルスルホニル、p−ニトロフェニルスルホニ
ル、水酸基、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、メ
チルチオ(該メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ及び
メチルチオは、それぞれ1〜2個のフェニル、1−ナフ
チル,2−ナフチル、2−ピリジル、3−ピリジル又は
4−ピリジルにより最大2個まで置換されていてもよ
い)、フェノキシ(該フェノキシは、1〜2個のメチ
ル、メトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ又はニトロに
より置換されていてもよい)、メチルアミノ、エチルア
ミノ、ベンジルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,
N−ジエチルアミノ、N−ベンジル−N−メチルアミ
ノ、フェニルアミノ、N−メチル−N−フェニルアミ
ノ、N−ベンジル−N−フェニルアミノ、メトキシカル
ボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、アセトアミ
ド、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ又はシアノを表
す)を表すか、Zが、フェニル又はナフチルを表し、Z
に結合する2個の置換基が、オルト位又はペリ位で隣接
するとき、2個の置換基が一緒になって、-OCH2O-又は-
OCH2CH 2O-を表すか、又は、Zが、フェニル又はナフチ
ルを表し、Zに結合する2個の置換基が、オルト位又は
ペリ位で隣接し、共にカルボキシを表すとき、2個のカ
ルボキシが脱水縮合して-C(O)OC(O)-を表す。Xは、S
又はOを表す。〕により表されるペンタン酸アミド類又
はその塩である。
【0008】本発明化合物の置換基の定義について、具
体的な例を挙げて説明し、各々の置換基について好適な
ものを説明する。尚、本発明の範囲はこれらの具体例に
よって限定されるものではない。
【0009】C1-3アルキルとしては、例えば、メチル、
エチル、n−プロピル及びi−プロピルが挙げられる。
【0010】C1-3アルコキシとしては、例えば、メトキ
シ、エトキシ、n−プロポキシ及びi−プロポキシが挙
げられる。
【0011】C1-3アルキルチオとしては、例えば、メチ
ルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ及びi−プロピ
ルチオが挙げられる。
【0012】ハロゲン原子としては、例えば、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子が挙げられる。
【0013】次に、本発明における各置換基の具体例を
説明する。
【0014】R1の説明において、
【0015】C1-3アルキル基としては、例えばメチル、
エチル、n−プロピル及びi−プロピルが挙げられる。
【0016】C4-12アルキル基としては、例えばn−ブ
チル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n
−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデカニ
ル及びn−ドデカニル等が挙げられる。
【0017】C2-12アルケニル基としては、例えばビニ
ル、1−プロペニル、2−プロペニル、2−ブテニル、
1,3−ブタジエニル、2−ペンテニル、2−ヘキセニ
ル、2−ヘプテニル、2−オクテニル、2−ノネニル、
2−デセニル、2−ウンデセニル及び2−ドデセニル等
が挙げられ、該C2-12アルケニル基は、C1-3アルキル
基、又は水酸基により最大5個まで置換を受けていても
よい。該C2-12アルケニル基がメチルで置換を受けた例
としては、シトロネリル(citronellyl)、ゲラニル(g
eranyl)、ネリル(neryl)及びファルネシル(farnesy
l)等が挙げられる。
【0018】C2-3脂肪族アシル基としては、例えばアセ
チル及びプロピオニルが挙げられる。
【0019】C4-10脂肪族アシル基としては、例えばn
−ブチリル、n−バレリル、n−ヘキサノイル、n−ヘ
プタノイル、n−オクタノイル、n−ノナノイル及びn
−デカノイル等が挙げられる。
【0020】C1-3アルコキシカルボニル基としては、例
えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−プ
ロポキシカルボニル及びi−プロポキシカルボニル等が
挙げられる。
【0021】C4-10アルコキシカルボニル基としては、
例えばn−ブトキシカルボニル、n−ペントキシカルボ
ニル、n−ヘキシルオキシカルボニル、n−オクチルオ
キシカルボニル及びn−デシルオキシカルボニル等が挙
げられる。
【0022】R2の説明において、
【0023】C1-3アルキル基としては、例えばメチル、
エチル及びn−プロピル等が挙げられる。
【0024】C4-6アルキル基としては、例えばメチル、
エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル及び
n−ヘキシル等が挙げられる。
【0025】C2-6脂肪族アシル基としては、例えばアセ
チル、プロピオニル、n−ブチリル、n−バレリル及び
n−ヘキサノイル等が挙げられる。
【0026】C2-3脂肪族アシル基としては、例えばアセ
チル及びプロピオニル等が挙げられる。
【0027】C1-3アルコキシカルボニル基としては、例
えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル及びn−
プロポキシカルボニル等が挙げられる。
【0028】C4-10アルコキシカルボニル基としては、
例えばn−ブトキシカルボニル、n−ペントキシカルボ
ニル、n−ヘキシルオキシカルボニル、n−オクチルオ
キシカルボニル及びn−デシルオキシカルボニル等が挙
げられる。
【0029】R9の説明において、
【0030】C1-3アルキル基としては、例えばメチル、
エチル及びn−プロピル等が挙げられる。
【0031】C4-6アルキル基としては、例えばn−ブチ
ル、n−ペンチル及びn−ヘキシル等が挙げられる。
【0032】R10がVを表し、VがR11を表す説明におい
て、
【0033】C1-3アルキル基としては、例えばメチル、
エチル及びn−プロピル等が挙げられる。
【0034】W1において、C1-7アルキレンとしては、例
えばメチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレ
ン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン及びヘプタメチレ
ン等が挙げられる。
【0035】本発明における好ましい化合物として、以
下の化合物が挙げられる。
【0036】(1)R3が、水素原子を表し、R5が、水素
原子を表し、R6が、水素原子を表すか、R8と一緒になっ
て結合を表し、R7が、水素原子を表し、R8が、水素原子
を表すか、R6と一緒になって結合を表し、XがSを表す
式(I)で表されるペンタン酸アミド類又はその塩。
【0037】(2)R3が、水素原子を表し、R5が、水素
原子を表し、R6が、水素原子を表すか、R8と一緒になっ
て結合を表し、R7が、水素原子を表し、R8が、水素原子
を表すか、R6と一緒になって結合を表し、XがOを表す
式(I)で表されるペンタン酸アミド類又はその塩。
【0038】(3)R6とR8が一緒になって結合を表す上
記(1)記載のペンタン酸アミド類又はその塩。
【0039】(4)R6及びR8が、水素原子を表す上記
(1)記載のペンタン酸アミド類又はその塩。
【0040】(5)R6とR8が一緒になって結合を表す上
記(2)記載のペンタン酸アミド類又はその塩。
【0041】(6)R6及びR8が、水素原子を表す上記
(2)記載のペンタン酸アミド類又はその塩。
【0042】(7)R10が、−Zである上記(3)記載
のペンタン酸アミド類又はその塩。
【0043】(8)R10が、−Zである上記(4)記載
のペンタン酸アミド類又はその塩。
【0044】(9)R10が、−W1−Z〔W1は、C1-5アル
キレン(該アルキレンは、各々、1〜2個のオキソ、メ
チル、フェニル、ベンジル又はフェネチルにより置換さ
れていてもよい)を表す〕である上記(3)記載のペン
タン酸アミド類又はその塩。
【0045】(10)R10が、−W1−Z〔W1は、C1-5
ルキレン(該アルキレンは、各々、1〜2個のオキソ、
メチル、フェニル、ベンジル又はフェネチルにより置換
されていてもよい)を表す〕である上記(4)記載のペ
ンタン酸アミド類又はその塩。
【0046】(11)R10が、−W1−V−Z〔W1は、C
1-5アルキレン(該アルキレンは、各々、1〜2個のオ
キソ、メチル、フェニル、ベンジル又はフェネチルによ
り置換されていてもよい)を表す〕である上記(3)記
載のペンタン酸アミド類又はその塩。
【0047】(12)R10が、−W1−V−Z〔W1は、C
1-5アルキレン(該アルキレンは、各々、1〜2個のオ
キソ、メチル、フェニル、ベンジル又はフェネチルによ
り置換されていてもよい)を表す〕である上記(4)記
載のペンタン酸アミド類又はその塩。
【0048】(13)R10が、−W1−V−W2−Z〔W
1は、C1-3アルキレン(該アルキレンは、各々、1〜2
個のオキソ、メチル、フェニル、ベンジル又はフェネチ
ルにより置換されていてもよい)を表す。W2は、C1-3
ルキレン(該アルキレンは、1〜2個のオキソ、メチ
ル、フェニルにより置換されていてもよい)を表す〕で
表される上記(3)記載のペンタン酸アミド類又はその
塩。
【0049】(14)R10が、−W1−V−W2−Z〔W
1は、C1-3アルキレン(該アルキレンは、各々、1〜2
個のオキソ、メチル、フェニル、ベンジル又はフェネチ
ルにより置換されていてもよい)を表す。W2は、C1-3
ルキレン(該アルキレンは、1〜2個のオキソ、メチ
ル、フェニルにより置換されていてもよい)を表す〕で
表される上記(4)記載のペンタン酸アミド類又はその
塩。
【0050】(15)R10が、−W1−Zを表すときのW
1が、
【0051】
【化7】
【0052】の何れかを表す上記(9)又は(10)記
載のペンタン酸アミド類又はその塩。
【0053】(16)R10が、−W1−V−Zを表すとき
のW1−Vが、
【0054】
【化8】
【0055】の何れかを表す上記(11)又は(12)
記載のペンタン酸アミド類又はその塩。
【0056】(17)R10が、−W1−V−W2−Zを表
すときのW1−V−W2が、
【0057】
【化9】
【0058】の何れかを表す上記(13)又は(14)
記載のペンタン酸アミド類又はその塩。
【0059】(18)Zが、
【0060】
【化10】
【0061】〔式中、Ra、Rb、Rcは各々独立に、水素原
子、メチル、エチル、n−プロピル(該メチル、エチル
及びn−プロピルは、(a)各々、1〜2個の水酸基、メ
チル、メトキシ、エトキシ、i−プロポキシ、メチルチ
オ、エチルチオ、i−プロピルチオ、シアノ、ジメチル
アミノ又はジエチルアミノにより置換されていてもよい
か、又は(b)各々、1〜2個のフェニル、1−ナフチ
ル、2−ナフチル、1−ピペリジル、2−フリル、3−
フリル、2−チエニル又は3−チエニル(該フェニル、
1−ナフチル、2−ナフチル、1−ピペリジル、2−フ
リル、3−フリル、2−チエニル及び3−チエニルは、
各々、1〜3個のメチル、エチル、i−プロピル、フェ
ニル、メトキシ、エトキシ、i−プロポキシ、メチルチ
オ、エチルチオ、i−プロピルチオ、フルオロ、クロ
ロ、ブロモ、シアノ、ニトロ、メチルアミノ、ジメチル
アミノ、メトキシカルボニル又はエトキシカルボニルに
より置換されていてもよい)により置換されており、且
つ、1個のメチル又はエチルにより置換されていてもよ
い)、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル(該n
−ブチル、n−ペンチル及びn−ヘキシルは、各々、1
〜2個の水酸基、メチル、メトキシ、エトキシ、i−プ
ロポキシ、メチルチオ、エチルチオ、i−プロピルチ
オ、シアノ、ジメチルアミノ又はジエチルアミノにより
置換されていてもよい)、フェニル、1−ナフチル、2
−ナフチル、2−フリル、3−フリル、2−チエニル、
3−チエニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリ
ジル、2−ピリミジル、4−ピリミジル、6−オキソ−
3−ピリダジニル、4−モルホリニル、2−ベンゾチア
ゾリル(該フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2
−フリル、3−フリル、2−チエニル、3−チエニル、
2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピリ
ミジル、4−ピリミジル、6−オキソ−3−ピリダジニ
ル、4−モルホリニル及び2−ベンゾチアゾリルは、各
々、1〜3個のメチル、エチル、n−プロピル、i−プ
ロピル、n−ブチル、i−ブチル、sec−ブチル、メ
トキシ、エトキシ、i−プロポキシ、ベンジルオキシ、
メチルチオ、エチルチオ、i−プロピルチオ、ベンジル
チオ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミ
ノ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、水酸
基、フロロ、クロロ、ブロモ、シアノ又はニトロにより
置換されていてもよい)、アセチル、プロピオニル、フ
ェニルアセチル、ベンゾイル(該ベンゾイルは、1〜3
個のメチル、エチル、i−プロピル、メトキシ、エトキ
シ、i−プロポキシ、メチルチオ、エチルチオ、i−プ
ロピルチオ、フルオロ、クロロ、ブロモ、シアノ、ニト
ロ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、メトキシカルボニ
ル及びエトキシカルボニルにより置換されていてもよ
い)、カルボキシ、メトキシカルボニル、エトキシカル
ボニル、ベンジルオキシカルボニル、フェニルスルホニ
ル、トシル、p−メトキシフェニルスルホニル、m−ク
ロロフェニルスルホニル、p−ニトロフェニルスルホニ
ル、水酸基、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、メ
チルチオ(該メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ及び
メチルチオは、各々、1〜2個のフェニル、1−ナフチ
ル,2−ナフチル、2−ピリジル、3−ピリジル又は4
−ピリジルにより置換されていてもよい)、フェノキシ
(該フェノキシは、1〜2個のメチル、メトキシ、フル
オロ、クロロ、ブロモ又はニトロにより置換されていて
もよい)、メチルアミノ、エチルアミノ、ベンジルアミ
ノ、N、N−ジメチルアミノ、N、N−ジエチルアミ
ノ、N−ベンジル−N−メチルアミノ、フェニルアミ
ノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、N−ベンジル−
N−フェニルアミノ、メトキシカルボニルメチル、エト
キシカルボニルメチル、アセトアミド、フルオロ、クロ
ロ、ブロモ、ニトロ、シアノを表す〕を表すか、Zが、
フェニル又はナフチルを表し、Zに結合する2個の置換
基が、オルト位又はペリ位で隣接するとき、2個の置換
基が一緒になって、-OCH2O-又は-OCH2CH 2O-を表すか、
又は、Zが、フェニル又はナフチルを表し、Zに結合す
る2個の置換基が、オルト位又はペリ位で隣接し、共に
カルボキシを表すとき、2個のカルボキシが脱水縮合し
て-C(O)OC(O)-を表す。上記(3)又は(4)記載のペ
ンタン酸アミド類又はその塩。
【0062】尚、本明細書中のnはノルマル、iはイ
ソ、secはセカンダリー、tはターシャリー、cはシ
クロ、Meはメチル基、Etはエチル基、Prはプロピル基、
Buはブチル基、Penはペンチル基、Hexはへキシル基、Ph
はフェニル基、Halはハロゲン原子を意味する。
【0063】又、これらの化合物のうち、ペンタン酸ア
ミドの炭素鎖中やその置換基中に不斉炭素原子を有する
ものも有る。更に、本発明化合物のうち、ペンタン酸ア
ミドの炭素鎖中の2位に二重結合を有する化合物、すな
わちペンテン酸アミドにはE体及びZ体が存在しうる。
本発明化合物は、これらの立体異性体の全て及びこれら
の混合物の全てを包含するものである。
【0064】本発明化合物(I)のうちいくつかの化合
物は、所望によりそれぞれ適宜の塩基又は酸を用いて薬
理学的に許容しうる無毒性の塩とすることもできる。本
発明化合物(I)は、遊離の形でも、又その薬理学的に
許容しうる塩のいずれでも本発明の目的に用いることが
できる。かかる塩基の塩としては例えば、アルカリ金属
塩(リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩など)、ア
ルカリ土類金属塩(カルシウム塩、マグネシウム塩、な
ど)、アルミニウム塩、未置換又はメチル、エチルある
いはベンジル基で置換されていてもよいアンモニウム
塩、有機アミン塩(メチルアミン塩、エチルアミン塩、
ジメチルアミン塩、ジエチルアミン塩、トリメチルアミ
ン塩、トリエチルアミン塩、シクロヘキシルアミン塩、
エチレンジアミン塩、ビシクロヘキシルアミン塩、エタ
ノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノー
ルアミン塩、ピペラジン塩、ジベンジルピペリジン塩、
デヒドロアビエチルアミン塩、N,N′−ビスデヒドロ
アビエチルアミン塩、ベンザチン(N,N′−ジベンジ
ルエチレンジアミン)塩、グルカミン塩、メグルミン
(N−メチルグルカミン)塩、ベネタミン(N−ベンジ
ルフェネチルアミン)塩、トロメタミン(2−アミノ−
2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール)
塩、コリン塩、プロカイン塩)、塩基性アミノ酸塩(リ
ジン塩、オルニチン塩、アルギニン塩など)、ピリジン
塩、コリジン塩、キノリン塩があげられ、酸付加塩の例
としては、例えば鉱酸塩(塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸
塩、硫酸水素塩、硝酸塩、リン酸塩、リン酸水素塩、リ
ン酸二水素塩など)、有機酸塩(ぎ酸塩、酢酸塩、プロ
ピオン酸塩、こはく酸塩、マロン酸塩、シュウ酸塩、マ
レイン酸塩、フマール酸塩、りんご酸塩、クエン酸塩、
酒石酸塩、乳酸塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸
塩、ピクリン酸塩、炭酸塩など)、スルホン酸塩(メタ
ンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスル
ホン酸塩など)を挙げることができる。これらの塩はい
ずれもそれぞれ公知の手段により製造することができ
る。
【0065】
【発明の実施の形態】
【0066】本発明化合物(I)であるペンタン酸アミ
ド類は、下記の合成法に従って製造される。
【0067】製造に用いられる反応溶媒としては、当該
反応条件下において安定であり、かつ不活性で反応を妨
げないものが望ましい。かかる溶媒としては、水、アル
コール類(例えばメタノール、エタノール、プロパノー
ルやブタノールやオクタノールなど)、セロソルブ類
(例えばメトキシエタノールやエトキシエタノールな
ど)、非プロトン性極性有機溶媒類(例えばジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセタミ
ド、テトラメチルウレア、スルホラン、N,N-ジメチルイ
ミダゾリジノンなど)、エーテル類(例えばジエチルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン
やジオキサンなど)、脂肪族炭化水素類(例えばペンタ
ン、n−ヘキサン、c−ヘキサン、オクタン、デカリ
ン、石油エーテルなど)、芳香族炭化水素類(ベンゼ
ン、クロロベンゼン、ニトロベンゼン、トルエン、キシ
レンやテトラリンなど)、ハロゲン系炭化水素類(例え
ばクロロホルム、ジクロロメタンやジクロロエタンな
ど)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトンやメチ
ルブチルケトンなど)、低級脂肪族酸エステル(例えば
酢酸メチル、酢酸エチルやプロピオン酸メチルなど)、
アルコキシアルカン類(例えばジメトキシエタン、ジエ
トキシエタンなど)およびアセトニトリルなどの溶媒が
挙げられる。これらの溶媒は反応の起こりやすさに従っ
て適宜選択され、単一あるいは混合して用いられる。又
場合によっては適当な脱水剤や乾燥剤を用いて非水溶媒
として用いられる。以上述べた溶媒は本発明を実施する
際の一例であって、本発明はこれらの条件に限定される
ものではない。
【0068】次に、各中間体の合成法について述べる。
【0069】中間体(IIa)及び(IIc)の合成法
【0070】
【化11】
【0071】〔式中、R1、R2、R3、R4、R7及びY1は前記
と同じ意味を表す。XはS又はOを表す。R'はC1-4アルキ
ル基(例えばメチル、エチル、n−プロピル、i−プロ
ピル、n−ブチル、i−ブチル、sec−ブチル又はt
−ブチルなどが挙げられ、好ましくは、メチルやt−ブ
チルを表す)やベンジル基を表し、R''はC1-3アルキル
基(例えばメチル、エチル、又はn−プロピルなどが挙
げられ、好ましくはメチルを表す)を表す。〕
【0072】式(II)で表わされる化合物のうち、R6
びR8が一緒になって結合を表わす化合物、すなわち化合
物(IIa:X=S)及び化合物(IIc:X=O)は、以下に記載
される方法により、α−アミノプロパン酸誘導体(化合
物(IX))から合成することができる。式(IX)で表わ
される化合物は、市販入手可能であるシステイン誘動体
(X=S)又はセリン誘導体(X=O)を出発原料として、公
知の方法によって得ることができる。システイン誘動体
(X=S)からは、化合物(IIa)が、セリン誘導体(X=
O)からは、化合物(IIc)が各々誘導される。R1は、
工程4におけるR'の加水分解条件下で安定なものが好ま
しく、R'がC1-4アルキル基を表す場合、例えばトリチル
などが挙げられる。
【0073】工程1は、α−アミノプロパン酸誘導体
(化合物(IX))のカルボキシル基部分を、混成無水物
を経由して、メトキシメチルアミド誘動体(VIII)へ導
く工程である。この反応は、まず化合物(IX)をハロぎ
酸アルキルエステル、アリールスルホニルハライド、酸
無水物、又はオキザリルハライド等と反応させ、混成無
水物を発生させる。この際、適当な有機アミン塩基、例
えばトリアルキルアミン、ピリジン、N−メチルピペリ
ジン等を共存させて、反応中生じてくる酸を中和して反
応を促進することが好ましい。この反応は、テトラヒド
ロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、DME、ジ
クロロメタン等の溶媒中で行われ、反応温度は50℃から
-50℃が好ましく、特に30℃から−30℃が好適である。
【0074】次に、得られた混成無水物を、N,O−ジ
メチルヒドロキシアミンの塩酸塩とトリエチルアミン、
N−メチルピペリジン等の有機塩基とで調製したN,O
−ジメチルヒドロキシアミンを反応させることにより、
対応するメトキシメチルアミド誘動体(VIII)へ導く得
ることができる。このときの反応温度は、50℃から-50
℃が好ましく、特に30℃から−30℃が好適である。
【0075】工程2は、メトキシメチルアミド誘動体
(VIII)のメトキシメチルアミド部分を還元することに
より、アルデヒド誘動体(VII)へ誘導する工程であ
る。この反応はテトラヒドロフラン、ジエチルエーテ
ル、DME、ジクロロエタン、トルエンなどのエステ
ル、カルボニル、アミドを持たない有機溶媒中で行われ
る。還元剤としては例えば、リチウムアルミニウムハイ
ドライドやアルキルアルミニウムハイドライドなどの金
属水素化合物が好ましい。この時の反応温度としては、
-80℃から50℃、特に-78℃から0℃で行なうのが好まし
い。
【0076】工程3は、アルデヒド誘動体(VII)に対
し、Wittig反応やHorner-Emmons反応により炭素鎖を進
展し、式(VI)で表されるペンテン酸誘導体骨格を構築
する工程である。この工程で用いられるフォスフォネー
ト(化合物(X))やフォスフォラン(化合物(X
I))は市販入手可能であるか、又はJerry March“Adv
anced Organic Chemistry”McGraw-Hill Kogakusya,Tok
yo(1977)などに記載の公知な方法に準じて得ることがで
きる。R7がHである場合の化合物(VI)を得るには、例
えば(カルボメトキシメチレン)トリフェニルフォスフ
ォラン等の(カルボアルコキシメチレン)トリアルキル
フォスフォランを用いることができる。この反応は例え
ば、ジクロロメタンなどのハロアルキル溶媒、ベンゼ
ン、トルエン、等の芳香族系非極性溶媒、ジオキサン、
DME、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のカ
ルボニルを有さない極性溶媒にて行われる。この時の反
応温度としては、100℃から-50℃、好ましくは-30℃か
ら50℃で行なう。
【0077】工程4は、化合物(VI)のエステル部分R'
の加水分解により、対応するカルボン酸誘導体(式(II
a):X=S、式(IIc):X=O)を得る工程である。この
反応はR'がメチルの場合、例えば、含水のメチルアルコ
ール、エチルアルコール、ジオキサン、テトラヒドロフ
ランなどのエステル、カルボニル、アミドを有さない極
性溶媒又は、これらの溶媒の混合液にて、水酸化ナトリ
ウムなどのアルカリ金属水酸化物の水溶液を反応させる
ことにより得ることができる。反応温度としては、100
℃から-50℃、好ましくは50℃から-30℃で行なう。
【0078】このようにして得られた式(IIa)や式
(IIc)で表される化合物は、製造法1に記載の方法を
用いて、式(I)で表される化合物に導くことができ
る。この場合、工程4で得られたカルボン酸誘導体(Y1
=OH)をそのまま用いるか、あるいは公知の方法、例え
ばSandler and Karo,“Organic Functional Group Prep
arations”Academic Press,New York(1972)、Harrison
and Harrison,“Compendium of Organic Synthetic Met
hods”John Wiley and Sons,New York(1971)やJerry Ma
rch“Advanced Organic Chemistry”McGraw-Hill Kogak
usya,Tokyo(1977)などに記載の方法によりY1を他の適当
な脱離基へ変換してから用いることもできる。
【0079】中間体(IIb)及び(IId)合成法
【0080】
【化12】
【0081】〔式中、R1、R2、R3、R4、R7、R'及びY1
前記と同じ意味を表す。XはS又はOを表す。〕
【0082】式(II)で表わされる化合物のうち、4−
アミノペンタン酸誘導体(化合物(IIb:X=S)及び化合
物(IId:X=O))は、対応する4−アミノペンテン酸誘
導体(化合物(VIa:X=S)及び化合物(VIc:X=O))の
二重結合部分を還元することによって、化合物(VIb:X
=S)及び化合物(VId:X=O))へ誘導することによって
も合成することができる。
【0083】工程5は、4−アミノペンテン酸誘導体
(化合物(VIa)や化合物(VIc))の二重結合部分
を、公知な方法により選択的に1,4−還元して、対応
する4−アミノペンタン酸誘導体(化合物(VIb:X=S)
や化合物(VId:X=O))を得る工程である。かかる方法
としては、例えば、ニッケル(II)クロリドやモリブデ
ンクロリドなどのハロ金属化合物存在下、適当な還元
剤、例えば水素化ホウ素ナトリウムなどの金属水素錯化
合物による還元などが挙げられる。この反応は、例えば
アルコール類(メタノールなど)中において、100℃か
ら-50℃、好ましくは50℃から-30℃で行なう。
【0084】工程6は、化合物(VIb)又は化合物(VI
d)のエステル部分R'の加水分解により、対応するカル
ボン酸誘導体(式(IIb:X=S、Y1=OH)又は式(IId:X=
O、Y 1=OH)を得る工程である。この反応は例えば工程4
に記載の方法に準じて行うことができる。
【0085】このようにして得られた式(IIb)や式
(IId)で表される化合物は、製造法1に記載の方法を
用いて、式(I)で表される化合物に導くことができ
る。この場合、カルボン酸誘導体(Y1=OH)をそのまま
用いるか、あるいは工程4に記載されるような公知の方
法により、Y1を他の適当な脱離基へ変換してから用いる
こともできる。
【0086】中間体(IIb)の合成法
【0087】
【化13】
【0088】〔式中、R1、R2、R3、R4及びY1は前記と同
じ意味を表す。Y3は置換反応における脱離基、例えばメ
タンスルホニルオキシのようなアルキルスルホニルオキ
シ基やアリールスルホニルオキシ基、又はブロムなどの
ハロゲン原子を表す。Mはアルカリ金属、例えばリチウ
ム、ナトリウムやカリウムなどを表す。〕
【0089】式(II)で表わされる化合物のうち、XがS
を表すペンタン酸誘導体、すなわち化合物(IIb)は、
以下に記載される方法により、α−アミノペンタンジカ
ルボン酸誘導体(化合物(XIII))から合成すること
ができる。式(XIII)で表わされる化合物は、例え
ば、市販入手可能であるt−ブトキシカルボニル−D−
グルタミン酸 γ−ベンジルエステルを出発原料として
用いることができる。
【0090】工程7は、t−ブトキシカルボニル−D−
グルタミン酸 γ−ベンジルエステルの1位のカルボキ
シル基を、混成無水物を経由して、5−ヒドロキシ−4
−アミノペンタン酸誘導体(VId)へ導く工程である。
この工程では、まず化合物(XIII)を、エチルクロロ
ホルメートなどのハロ蟻酸アルキルエステルやハロ蟻酸
アリールエステルと反応させて混成無水物を合成する。
この反応は、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等
の水酸基、カルボニル基、エステル基、カルボキシル
基、アミノ基を有さない有機溶媒中にて行われ、トリエ
チルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなどのような
トリアルキルアミン、又はピリジン、ルチジン、コリジ
ン、N−メチルピペリジン等のような芳香族アミンの存
在下で、発生する酸を捕捉するのが好ましい。この時の
反応温度は、−50℃から50℃、特に−30℃から30℃にて
行なうのが好ましい。さらにこの混成無水物を含む反応
溶液に、例えば水素化ホウ素ナトリウム等の金属水素錯
化合物を添加し、混成無水物を還元して5−ヒドロキシ
−4−アミノペンタン酸誘導体(VId)を得る。還元反
応の温度としては、−50℃から室温にて行なうのが好ま
しい。
【0091】工程8は、化合物(VId)の水酸基を、求
核置換反応を可能とする適当な脱離基Y3に変換する工程
である。この工程は、工程14に記載の方法に準じて行
うことができる。
【0092】工程9は、化合物(XII)に対して、求核
試薬を反応させて4−アミノ−5−チオペンタン酸誘導
体(VIb)を得る工程である。この反応は、工程15に
記載される方法に準じて行うことができる。
【0093】工程10は、化合物(VIb)のエステル部
分のベンジル基を、R1が脱離しない条件下で除去して、
対応するカルボン酸誘導体(式(IIb):X=S、Y1=OH)
を得る工程である。この反応は、例えば、エタノール、
メタノールなどのアルコール系溶媒中、又はこれらアル
コール系溶媒とテトラヒドロフランやジオキサンなどの
混合溶媒中において、水酸化カリウムや水酸化ナトリウ
ムなどの水酸化金属塩の水溶液を用いる方法、アセトニ
トリルなどのような非プロトン性極性溶媒中、ヨードト
リメチルシランなどのルイス酸やヨウ化ナトリウムやヨ
ウ化カリウムなどのヨウ化金属塩とクロロトリメチルシ
ランとの混合物を加熱下で反応させる方法、パラジウム
炭素触媒存在下、水素による接触水添を行う方法、ある
いはジクロロメタンのようなハロゲン系極性溶媒中、三
臭化ホウ素などのハロゲン化金属塩と反応させる方法な
どが挙げられる。
【0094】これらはR1の種類によって、適宜好適な条
件を選んで行うことができる。R1が例えばトリチル基を
表す場合、メタノール、ジオキサンや水などの混合溶媒
中、水酸化カリウムや水酸化ナトリウムなどの水酸化金
属塩が用いられる。
【0095】中間体(IId)の合成法
【0096】
【化14】
【0097】〔式中、R2、R3、R4及びY1は前記と同じ意
味を表す。〕
【0098】中間体(IId)は、工程7で得られた化合
物(VId)のベンジル基を除去することによっても得ら
れる。
【0099】工程11は、化合物(VId)のヒドロキシ
メチル基を、適当な置換基R1に置き換える工程である。
R1としては、工程12の脱ベンジル化の条件で安定なも
のが好ましく、例えば、アセチルなどの直鎖もしくは分
枝鎖状のC1-10アシル基やベンゾイル基などが挙げられ
る。この反応は、R1がアセチルの場合、無水酢酸、又は
アセチルクロライド等のアセチルハライドを用いること
によって行われる。更に、トリエチルアミン、ジイソプ
ロピルアミン等のトリアルキルアミンや、ピリジン、ル
チジン、コリジンなどのピリジン系化合物、イミダゾー
ル等の芳香族アミンを加えることによって反応を促進す
ることもでき、好ましくは、N,N−ジメチルアミノピ
リジンが用いられる。
【0100】工程12は、R1が脱離しない条件下でベン
ジル基を除去する工程で、R1がアセチルの場合、例え
ば、水素気流下、10%パラジウム炭素等の0価パラジ
ウムと反応させることにより行われる。この反応は、酢
酸エチルやテトラヒドロフラン中、-50℃から50℃にて
行われ、好ましくは、50℃から0℃で行われる。
【0101】製造法1
【0102】
【化15】
【0103】〔式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7
R8、R9及びR10は前記と同じ意味を表す。Xは、S又はO
を表す。Y1は、当該縮合反応における脱離基を表し、例
えば水酸基、クロル、ブロム、ヨード、アルキルスルホ
ニルオキシ基(例えばメタンスルホニルオキシなど)、
ハロアルキルスルホニルオキシ基(例えばトリフルオロ
メタンスルホニルオキシなど)、アリールスルホニルオ
キシ基(例えばベンゼンスルホニルオキシ、p-トルエン
スルホニルオキシなど)、アシルオキシ基(例えばアセ
トキシなど)、アリールカルボニルオキシ基(例えば2,
4,6,−トリクロロベンゾイルオキシ、3,5−ジニトロゼ
ンゾイルオキシなど)、ハロアルキルカルボニルオキシ
基(例えばトリフルオロメタンカルボニルオキシな
ど)、アルコキシカルボニルオキシ基(例えば、メトキ
シカルボニルオキシやt−ブトキシカルボニルオキシな
ど)、ジアルキルホスフィニル基(ジエチルホスフィニ
ルなど)、メルカプト基、アルキルチオ基(例えばメチ
ルチオやt-ブチルチオなど)、アリールチオ基(例えば
フェニルチオ、2-ピリジルチオや2-ベンゾチアゾリルチ
オなど)及び、含窒素芳香族基(例えばイミダゾイルな
ど)等を表す。〕
【0104】式(I)で表される化合物は、式(II)で
表される化合物と式(III)で表される化合物を縮合さ
せることにより得ることができる。式(II)で表される
化合物は、R1が、好ましくは水素原子でないほうが良
い。式(III)で表される化合物は、市販で入手可能で
あるか、又は公知の方法に準じて合成し、この反応に供
することもできる。更にこれらの式(III)で表される
化合物は、水素を金属に置換した金属塩(例えばナトリ
ウム塩、トリアルキルスズ塩、アルキルアルミニウム塩
やマグネシウムブロマイド塩など)としても用いること
ができる。
【0105】工程13は、無溶媒又は適当な有機溶媒中
において行われる。かかる溶媒としては、非プロトン性
極性有機溶媒類、エーテル類、脂肪族炭化水素類、芳香
族炭化水素類、ハロゲン系炭化水素類、ケトン類、低級
脂肪族酸エステル類、アルコキシアルカン類及びアセト
ニトリルなどの溶媒が挙げられる。
【0106】この反応は、塩基、又は適当な縮合剤を用
いて反応を加速することもできる。かかる塩基として
は、有機アミン類(例えばトリエチルアミン、ジイソプ
ロピルエチルアミン、トリメチルアミン、N−メチルピ
ペリジン、N−メチルモルホリン、ピリジン、ルチジン
やコリジンなど)や無機アルカリ金属塩(例えば炭酸カ
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムや炭酸水
素カリウムなど)が挙げられ、これらは反応の起こりや
すさに従って適宣選択して用いられる。
【0107】かかる縮合剤としては、例えば、1)ジア
ルキルカルボジイミド系化合物(例えば1−エチル−3
−(3’−ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド
やジシクロヘキシルカルボジイミドなど)、2)ベンゾ
トリアゾール系化合物(例えば1−ヒドロキシベンゾト
リアゾールや1−ヒドロキシ−7−アゾベンゾトリアジ
オールなど)、又は3)ベンゾトリアジン系化合物(例
えば4−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4−オキソ−1,
2,3−ベンゾトリアジン、3,4ージヒドロ−3−ヒ
ドロキシ−4−オキソ−1,2,3−ベンゾトリアジン
など)等を用いることができる。その他の縮合剤の例と
しては、例えば、トリアジン・トリアゾール系化合物ホ
スホニウム塩(例えば(ベンゾトリアゾリルオキシ)−
トリス(ジメチルアミノ)フォスフォニウム ヘキサフ
ルオロフォスフェイト、N−〔(ジメチルアミノ)−1
H−1,2,3−トリアゾロ〔4,5−b〕ピリジン−
1−イルメチレン〕−N−メチルメタナミニウム ヘキ
サフルオロフォスフェイトN−オキシド、N−〔(1H
−ベンゾトリアゾル−1−イル)(ジメチルアミノ)メ
チレン〕−N−メチルメタナミニウム ヘキサフルオロ
フォスフェイトN−オキシド、O−(3,4−ジヒドロ
−4−オキソ−1,2,3−ベンゾトリアジン−3−イ
ル)−1,1:3,3−テトラメチルウロニウム ヘキ
サフルオロフォスフェイトなど)、ハロ蟻酸エステル系
試剤(クロロぎ酸メチルエステル、クロロぎ酸エチルエ
ステル、クロロt−ブチルエステル、クロロぎ酸イソプ
ロピルエステルなど)、アルキルスルホニルハライド
(例えばメタンスルホニルクロライドなど)、アリール
スルホニルハライド(例えばp−トルエンスルホニルク
ロライド、ベンゼンスルホニルクロライドなど)、ハロ
アルキルスルホニルハライド(例えばトリフルオロメタ
ンスルホニルクロライドなど)、トリアリールホスフィ
ン(例えばトリフェニルホスフィンなど)、トリアルキ
ルホスフィン(例えばトリブチルホスフィンなど)とジ
スルフィド系化合物(例えば2,2'−ジピリジルジスルフ
ィド、2,2'−ジベンゾチアゾリルジスルフィドなど)と
の混合系、金属ハロアルキルスルホン酸塩(例えばトリ
フルオロスルホン酸銀塩、トリフルオロメタンスルホン
酸銅(I)塩など)、ベンゾイルハライド系化合物(例
えば2,4,6−トリクロロベンゾイルクロライドなど)、
リン酸系化合物(例えばシアノホスホン酸ジエチル、フ
ェニルホスホン酸ビス(2-ニトロフェニルエステル、ジ
クロロリン酸エチルなど)、ウレア系化合物(例えばカ
ルボニルジイミダゾールなど)、トリアリールホスフィ
ン系化合物(例えばトリフェニルホスフィンなど)又
は、トリアルキルホスフィン系化合物(例えばトリブチ
ルホスフィンなど)とハロメタン系化合物(例えば四塩
化炭素、四臭化炭素、クロロトリブロモメタンなど)の
混合系、モリキュラシーブスなどを挙げることができ
る。これらの縮合剤は反応の起こりやすさに従い適宣選
択して用いられる。
【0108】この反応は通常−78℃から反応に用いた溶
媒の沸点の範囲で行われ、好ましくは、0℃〜120℃で行
う。反応時間は通常0.5時間〜48時間である。
【0109】製造法2
【0110】
【化16】
【0111】〔式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7
R8、R9、及びR10は前記と同じ意味を表す。Y3は置換反
応における脱離基、例えばメタンスルホニルオキシのよ
うなアルキルスルホニルオキシ基やアリールスルホニル
オキシ基、又はブロムなどのハロゲン原子を表す。Mは
アルカリ金属、例えばリチウム、ナトリウムやカリウム
などを表す。〕
【0112】XがOを表す化合物、すなわち化合物(I
c)及び(Id)は、そのヒドロキシメチル基を以下に
記載するような方法により、対応するXがSを表す化合
物、すなわち化合物(Ia)及び(Ib)へ誘導するこ
とができる。
【0113】工程14は、化合物(Ic)又は(Id)
のヒドロキシメチル基における水酸基を、求核置換反応
を可能とする適当な脱離基Y3に変換する工程である。Y3
がアルキルスルホニルオキシ基やアリールスルホニルオ
キシ基などを表す場合、トリエチルアミン、ジイソプロ
ピルエチルアミン等のトリアルキルアミン類、又はピリ
ジン、ルチジン、コリジン等の芳香族アミン類存在下、
メタンスルホニルクロリド、p−メチルフェニルスルホ
ニルクロリド等のアルキルスルホニルハライド又はアリ
ールスルホニルハライド等を反応させて、化合物(V)
を得る。この反応はジクロロメタンやクロロホルム等の
ハロメタン、1,2−ジクロロエタン等のハロエタン溶
媒、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエーテ
ル系溶媒中にて行われる。この時の反応温度としては、
-78℃から用いた溶媒の沸点の範囲、好ましくは、-30℃
から50℃にて行なうのが好ましい。
【0114】Y3が、クロロ、ブロムなどのハロゲン原子
を表す化合物(V)は、公知の方法により、化合物(I
c)又は(Id)のヒドロキシメチル基における水酸基
を、ハロゲン原子に置き換えることにより得ることがで
きる。この場合、例えばハロメタン化合物(例えば四塩
化炭素、四臭化炭素、クロロトリブロモメタン等)とト
リアリールホスフィン(例えばトリフェニルホスフィン
等)やトリアリルキルホスフィン(例えばトルn−ブチ
ルホスフィン)との混合液と反応させる方法が用いられ
る。この時の反応温度としては、-78℃から用いた溶媒
の沸点の範囲、好ましくは、-30℃から50℃にて行なう
のが好ましい。
【0115】工程15は、化合物(V)に対して、求核
試薬(R1S-M)を反応させて、式(Ia)又は(Ib)
で表される4−アミノ−5−チオペンタン酸誘導体を得
る工程である。この反応は、非プロトン性極性有機溶媒
類(例えば、N,N−ジメチルホルムアミドやジメチル
スルホキシド)、エチレングリコールジメチルエーテ
ル、エーテル類(例えばテトラヒドロフランやジオキサ
ンなど)、ハロゲン系炭化水素類(例えばクロロホル
ム、ジクロロメタンやジクロロエタンなど)やアセトニ
トリルなどの溶媒中にて、-50℃から80℃にて行うのが
好ましい。求核試薬(R1S-M)は、市販で入手可能か、
あるいは公知の方法によって得ることができる。R1がト
リフェニルメチルの場合は、例えば、トリフェニルメチ
ルメルカプタン類の金属塩(ナトリウムトリフェニルメ
タンチオレートなど)を用い、R1がアセチルの場合は、
例えば、チオ酢酸ナトリウムなどのチオ酢酸の金属塩と
を反応させることにより得られる。更に、メルカプタン
類(R1S-H)と強塩基を組み合わせて用い、この反応に
供することもできる。メルカプタン類は市販で入手可能
か(ベンジルメルカプタン、2−メチルベンジルメルカ
プタン、3−メチルベンジルメルカプタン、4−メチル
ベンジルメルカプタン、3,4−ジメチルベンジルメル
カプタン、2,4,6−トリメチルベンジルメルカプタ
ン、2−フルオロベンジルメルカプタン、4−フルオロ
ベンジルメルカプタン、2,4−ジフルオロベンジルメ
ルカプタン、2−クロロベンジルメルカプタン、3−ク
ロロベンジルメルカプタン、4−クロロベンジルメルカ
プタン、2,4−ジクロロベンジルメルカプタン、3,
4−ジクロロベンジルメルカプタン、2−クロロ−6−
フルオロベンジルメルカプタン、4−メトキシベンジル
メルカプタン、3,4−ジメトキシベンジルメルカプタ
ン、3−クロロ−4−メトキシベンジルメルカプタン、
3−ニトロベンジルメルカプタン、4−ニトロベンジル
メルカプタンフェネチルメルカプタン、3−フェニルプ
ロピルメルカプタン、α−ナフチルメチルメルカプタ
ン、β−ナフチルメチルメルカプタン、2−フリルメチ
ルメルカプタン、2−チエニルメチルメルカプタン、1
−(2−チエニル)エチルメルカプタン、2−ピリジル
メチルメルカプタン、ピバロイルメルカプタン、ベンゾ
イルメルカプタンなど)、あるいは公知の方法によって
得ることができる。かかる強塩基としては、例えば、ア
ルカリ金属水素化物(例えば、水素化リチウム、水素化
ナトリウムや水素化カリウムなど)、アルキルリチウム
類(例えば、メチルリチウムやブチルリチウムなど)、
アルカリ金属アミド類(例えば、リチウムアミド、ナト
リウムアミドやカリウムアミドなど)、金属水酸化物
(例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウムや水酸化
カリウムなど)や無機アルカリ金属塩(例えば炭酸カリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素
カリウムなど)などが挙げられ、好ましくは、アルカリ
金属水素化物、アルキルリチウム類やアルカリ金属アミ
ド類を用いることができる。
【0116】製造法3
【0117】
【化17】
【0118】〔式中、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8
R9、及びR10は前記と同じ意味を表す。XはS又はOを表
す。〕
【0119】式(I)で表される化合物は、適当な条件
下でR1を、種々の置換基に変換することができる。
【0120】式(I)で表される化合物のうち、R1が水
素原子を表すもの以外のものは、例えば、Greene & Wut
s“Protective Groups in Organic Synthesis”John Wi
ley& Sons,Inc.,New York(1991)などに記載されるよう
な方法により、対応するR1が水素原子を表す化合物に置
換基変換を行うことができる。
【0121】工程16において、R1を、C1-10アシル基
(例えばアセチルなど)やベンゾイル基から水素原子へ
置換基変換する方法。
【0122】この反応は、水、アルコール類(例えばメ
タノールやエタノール)、セロソルブ類、非プロトン性
極性有機溶媒類、エーテル類(例えばテトラヒドロフラ
ンやジオキサンなど)およびアセトニトリルなどの溶媒
を、単一あるいは混合して用い、金属水酸化物(例え
ば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウムや水酸化カリウ
ムなど)や無機アルカリ金属塩(例えば炭酸カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウ
ムなど)を用いて行うことができる。この反応は、通常
−78℃から反応に用いた溶媒の沸点の範囲で行われ、好
ましくは、-50℃〜50℃で行う。
【0123】工程16において、R1を、C5-19アラルキ
ル基(例えばトリチルなど)から水素原子へ置換基変換
する方法。
【0124】この反応は、水、アルコール類(例えばメ
タノールやエタノール)、セロソルブ類、非プロトン性
極性有機溶媒類、エーテル類(例えばテトラヒドロフラ
ンやジオキサンなど)およびアセトニトリルなどの溶媒
を、単一あるいは混合して用い、蟻酸、酢酸、トリクロ
ロ酢酸やトリフルオロ酢酸などの有機酸や塩酸などの無
機酸、トリアルキルシリルハイドライド化合物(例えば
トリエチルシランやトリメチルシランなど)あるいはメ
チルメルカプタンなどのメルカプタン化合物を、単独も
しくは組み合わせて用いることができる。好ましくは、
トリフルオロ酢酸とトリエチルシランの組み合わせが挙
げられる。この反応は、通常−78℃から反応に用いた溶
媒の沸点の範囲で行われ、好ましくは、-50℃〜50℃で
行う。
【0125】製造法4
【0126】
【化18】
【0127】〔式中、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8
R9、及びR10は前記と同じ意味を表す。Y2は、水素、水
酸基、アルキルカーバメイト基(例えばメトキシカルボ
ニルやエトキシカルボニルなど)、ハロゲン原子(例え
ばクロルやブロムなど)などを表す。〕
【0128】式(I)で表される化合物は、式(IV)で
表される化合物のCOY2部分を還元することによっても得
ることができる。
【0129】工程17は、通常適当な有機溶媒中におい
て、還元剤と反応させることにより得られる。かかる溶
媒としては、水、アルコール類、セルソルブ類、エーテ
ル類、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン
系炭化水素類、およびアルコキシアルカン類などの溶媒
が挙げられる。
【0130】かかる還元剤としては、水素化ホウ素系還
元剤(例えば水素化ホウ素ナトリウム、シアノ水素化ホ
ウ素ナトリウム、ジボラン、テキシルボラン、ジシアミ
ルボラン、9-ボラビシクロ〔3.3.1〕ノナン、カテコー
ルボラン、ボランメチルスルフィドコンプレクッス、ト
リsec-ブチル水素化ホウ素カリウム、リチウムトリエチ
ル水素化ホウ素リチウムなど)、水素化アルミニウム系
還元剤(例えばトリイソブチル水素化アルミニウム、リ
チウムトリt-ブトキシアルミニウムハイドライド、水素
化ビス(2-メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウ
ム、水素化エトキシアルミニウムリチウムなど)、水素
化シリル系試剤(例えばトリメチルシラン、トリエチル
シラン、フェニルジメチジメチルシラン、ジフェニルジ
ハイドロシラン、トリクロロシラン、トリエトキシシラ
ンなど)、また他にこれら還元剤と酸を共存させ行う場
合もあり、また水素化すず化合物(例えばトリn-ブチル
水素化すずなど)又は水素化シリル系試剤と遷移金属錯
体(例えばテトラトリフェニルホスフィンパラジウム、
トリストリフェニルジクロロルテニウムなど)又はルイ
ス酸(例えば四塩化チタン、三フッ化ホウ素など)、さ
らには無機フッ化化合物(例えばフッ化セシウムなど)
との混合系で処理したのちか、亜鉛試薬(例えば水素化
ホウ素亜鉛など)で処理した後に、これら還元剤で反応
を行う場合もあり、さらには式(I)で表わされる化合
物のY2が水酸基、すなわちカルボン酸化合物の場合に
は、適当なカルボキシル基活性化剤と反応させたのち、
先に記した還元方法を用い行うことも挙げられ、ときに
これら還元剤を混合して行うこともあり、またこれらは
反応の起こりやすさに従って適宣選択して用いられる。
【0131】かかるカルボキシル基活性化剤としては、
ハロぎ酸エステル化合物(例えばクロルぎ酸メチルエス
テル、クロロぎ酸エチルエステルなど)、酸ハライド系
化合物(例えばオキザリルクロライドなど)や、又はハ
ロメタン系化合物(例えば四塩化炭素、四臭化炭素、ク
ロロトリブロモメタンなど)とトリアリールホスフィン
(例えばトリフェニルホスフィンなど)や、トリアルキ
ルホスフィン(例えばトリn−ブチルホスフィンなど)
の混合系などが挙げられ、さらに塩基存在下行うことも
ある。
【0132】かかる酸としては無機酸(例えば塩酸な
ど)、有機酸(例えば酢酸、トリフルオロ酢酸、メチル
スルホン酸など)、ルイス酸(例えばトリメトリシボラ
ン、四塩化チタン、三フッ化ホウ素など)などが挙げら
れる。
【0133】かかる塩基としては、有機アミン類(例え
ばトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ト
リメチルアミン、N−メチルピペリジン、N−メチルモ
ルホリン、ピリジン、ルチジン、コリジンなど)、無機
アルカリ金属塩(例えば炭酸カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなど)が挙
げられ、これらは反応の起こりやすさに従って適宣選択
して用いられる。
【0134】この反応は通常−78℃から反応に用いた溶
媒の沸点の範囲で行われ、好ましくは、-50℃〜100℃で
行う。反応時間は通常0.5時間〜24時間である。また、
式(I)のY2が水酸基の場合、カルボキシル基活性化剤
との反応は、通常−78℃から反応に用いた溶媒の沸点の
範囲で行われ、好ましくは、-50℃〜50℃で行う。
【0135】以上述べた化合物(II)、(IV)、(V)
及び(VI)は新規化合物であり、式(1)で示される化
合物を製造する際の中間体として有用である。
【0136】本発明化合物(I)又はその薬理学的に許
容し得る塩は、後述の試験結果により示されるように、
坑腫瘍活性や血管壁の平滑筋細胞の異常増殖の抑制活性
を有する。従ってそのまま、あるいは公知の製剤学的に
許容し得る結合剤、賦形剤、滑沢剤、崩壊剤などと混合
して、ヒトを含む哺乳動物、例えばヒト、マウス、ラッ
ト、ウサギ、イヌ、サル、ウシ、ウマ、ブタなどに対す
る化学療法剤ならびに高脂質血症、高血圧症や糖尿病等
の危険因子に起因する動脈硬化性血管障害の予防又は治
療薬として用いることができる。更にヒトにおいては、
PTCA術後再狭窄などの予防又は治療薬として用いる
こともできる。
【0137】また、本発明化合物(I)又はその薬理学
的に許容し得る塩は、インスリン製剤、スルホニルウレ
ア剤やビグアナイド剤などの経口糖尿病薬や種々の坑高
脂血症剤、降圧剤、坑血小板剤などと併用して、狭心症
や心筋梗塞等の動脈硬化性血管障害の予防又は治療、あ
るいはPTCA術後再狭窄などの予防、治療効果を得る
こともできる。
【0138】本発明における化合物をヒトの治療のため
に投与する場合、投与量及び投薬回数は、患者の年齢、
体重、投与方法等により増減する。通常は、治療期間、
患者の症状および目的とする治療効果を考慮して適切な
量が決定されるが、経口もしくは、注射や点滴による静
脈中、筋肉内、腹腔内投与、座剤による直腸投与、皮膚
貼付による皮下投与などの非経口投与により、体重1k
g当たり毎日約0.01〜約20mgの範囲であり、好
ましくは、体重1kg当たり毎日約0.1〜約10mg
の範囲で一日1〜3回投薬される。
【0139】この活性成分はその投与経路により種々の
型の製剤化が可能である。本発明化合物(I)又はその
薬理学的に許容し得る塩は、適宜の製剤学的に汎用され
る結合剤(ヒドロキシプロピルセルロース、シロップ、
アラビアゴム、ゼラチン、ソルビット、トラガント、ポ
リビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースカル
シウム(CMC−Ca)等)、賦形剤(乳糖、砂糖、コ
ーンスターチ、リン酸カルシウム、ソルビット、グリシ
ン、微結晶セルロース等)、滑沢剤(ステアリン酸マグ
ネシウム、タルク、ポリエチレングリコール、シリカ
等)、崩壊剤(じゃが芋澱粉等)等と混合し、粉末、顆
粒、錠剤又はカプセル剤等の形態をとることができ、経
口的に投与することが望ましい。
【0140】しかしながら、もちろんこれだけに限定さ
れるものではなく、非経口投与も可能である。例えば、
カカオ脂、ポリエチレングリコール、ラノリン、脂肪酸
トリグリセライド等の油脂性基剤を用いた坐剤、或いは
流動パラフィン、白色ワセリン、高級アルコール、マク
ロゴール軟膏、親水軟膏、水性ゲル基剤等を用いた経皮
吸収型製剤、更にはポリエチレングリコール、水性ゲル
基剤、蒸留水、注射用蒸留水、生理食塩水、賦形剤(乳
糖、コーンスターチ等)から選ばれた一種又は2種以上
を用いた注射剤や、眼粘膜、鼻粘膜、口腔粘膜等の粘膜
吸収型製剤としての投与も可能である。
【0141】
【実施例】
【0142】以下に、本発明の化合物の合成例、薬理試
験及び製剤例を記述した。なお本発明はこれらによって
限定されるものではない。
【0143】参考例1 中間体(IIa)の合成 4−(R)−t−ブトキシカルボニルアミノ−5−トリ
フェニルメチルメルカプト−2,3−E−ペンテン酸
(IIa−1)の合成
【0144】工程1 N−t−ブトキシカルボニル−S−トリフェニルメチル
−L−システイン N−メトキシ−N−メチルアミド
(VIII−1)の合成 N,O−ジメチルヒドロキシアミン塩酸塩4.06g
(0.042mol)をジクロロメタン20mlに溶解
し氷冷下冷却し、N−メチルピペリジン4.14ml
(0.038mol)を加え、30分間攪拌した。別容
器にN-t-ブトキシカルボニル-S-トリフェニルメチル-L-
システイン(IX−1)15.45g(0.033mo
l)をジクロロメタン150mlとTHF40mlの混
合溶液に溶解しー30℃に冷却した。この溶液にN-メチ
ルピペリジン5.2ml(0.0427mol)を加
え、メチルクロロホルメ−ト2.67ml(0.035
mol)を滴下し冷却したまま1時間撹拌した。この混
合溶液に、先ほどのN,O-ジメチルヒドロキシアミンのジ
クロロメタン混合溶液を滴下した。滴下後、ゆっくりと
室温に上げ、そのまま16時間撹拌した。クロロホルム
を適当量加え、1N塩酸、飽和重層水、飽和食塩水にて
洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、シリカゲルク
ロマトグラフィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
4)にて精製し、無色固形物質として目的物質を15.
26g(90%)得た。1 H-NMR(CDCl3)δ 1.43(s, 9H), 2.38(dd, J=7.81Hz and
J=12.21Hz, 1H), 2.55(dd, J=4.64Hz and 12.21Hz, 1
H), 3.13, s, 3H), 3.63(s, 3H), 4.75(s, 1H), 5.12(d
d, J=4.64Hz and J=7.81Hz, 1H), 7.20(m, 3H), 7.40
(m, 6H), 7.65(m, 6H).
【0145】工程2 N−t−ブトキシカルボニル−S−トリフェニルメチル
−L−システイン アルデヒド(VII−1)の合成 水素化リチウムアルミニウム0.608g(0.016
mol)をTHF100mlに溶解し−60℃に冷却し
た。この中に、工程1にて得られた化合物(VIII−1)
6.5g(0.0128mol)をTHF30mlに溶
解した混合溶液を加え、その後ゆっくりと0℃にまで昇
温し撹拌した。1時間後再び−78℃に冷却し、硫酸水
素カリウム3.02gを水60mlに溶解したものをゆ
っくりと滴下し、室温まで昇温し、ジエチルエーテルを
適当量加え分液後、得られた有機層を1N塩酸、飽和重
層水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて
乾燥した。濾過後、減圧下留去し、無色油状の目的物質
を5.085g(91%)得た。1 H-NMR(CDCl3)δ 1.39(s, 9H), 2.61(m, 2H), 3.83(m,
1H), 5.03(m, 1H), 7.31(m, 15H), 9.16(s, 1H).
【0146】工程3 4−(R)−t−ブトキシカルボニルアミノ−5−トリ
フェニルメチルメルカプト−2,3−E−ペンテン酸
メチルエステル(VIa−1) 工程2にて得られた化合物(VII−1)をジクロロメタ
ン40mlに溶解し、(カルボメトキシメチレン)トリ
フェニルフォスフォラン(XI−1)5.88g(0.
0176mol)を加え室温にて1日撹拌した。その
後、ジクロロメタンを留去し、得られた残留物をシリカ
ゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=
1:6)にて精製し、標題化合物を無色固形物質として
10.7g(83%)得た。1 H-NMR(CDCl3)δ 1.42(s, 9H), 2.41(m, 2H), 3.69(s,
3H), 4.25(bs, 1H), 4.65(bs, 1H), 5.81(d, J=1.22Hz
and J=15.7Hz, 1H), 6.68(dd, J=4.88Hz and J=15.62H
z, 1H), 7.24(m, 9H), 7.39(m, 6H). FD-MS(m/e) 503(M+), 260(M+-Ph3C), 243(Ph3C).
【0147】工程4 4−(R)−t−ブトキシカルボニルアミノ−5−トリ
フェニルメチルメルカプト−2,3−E−ペンテン酸
(IIa−1)の合成 工程3にて得られた化合物(VIa−1)3.03g
(6.02mmol)をメチルアルコール12mlに溶
解し、1N水酸化ナトリウム溶液12.6mlを加え室
温にて撹拌した。6日後、ジエチルエーテルを加え分液
後、水層に1N塩酸12.6mlを加え、酢酸エチルに
て抽出し、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウム
にて乾燥し、濾過後減圧下留去し、標題化合物を淡黄色
泡状化合物として得た。1 H-NMR(CDCl3) δ 1.39(s, 9H), 2.40(m, 2H), 4.26
(bs, 1H), 4.64(m, 1H),5.78(d, J=15.38Hz, 1H), 6.72
(m, 1H), 7.1-7.7(m, 15H). FD-MS(m/e) 489(M+), 246(M+-Ph3C), 243(Ph3C).
【0148】参考例2 中間体(IIb)の合成1 4−(R)−t−ブトキシカルボニルアミノ−5−トリ
フェニルメチルメルカプトペンタン酸(IIb−1)の合
成 工程5 4−(R)−t−ブトキシカルボニルアミノ−5−トリ
フェニルメチルメルカプトペンタン酸メチル(VIb−
1)の合成 参考例1、工程3にて得られた化合物(VIa−1)121m
g(0.235 mmol)をメチルアルコール1.2mlに溶解後、
0℃に冷却し、塩化ニッケル6.6mg(0.028mmol)加え、
さらに水素化ホウ素ナトリウム24.8mg(0.656mmol)を
ゆっくり加えた。水素化ホウ素ナトリウムを添加後速や
かに反応溶液は黒い懸濁液になり、発泡した。 5分
後、水を加えこの混合溶液から酢酸エチルにて抽出し、
得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナト
リウムにて乾燥した。濾過後留去し得られた残渣をシリ
カゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:n-ヘキサン=
1:5)にて精製し、無色油状物質として標題化合物を60m
g(49%)得た。
【0149】1H-NMR(CDCl3) δ 1.40(s, 9H), 1.65
(m, 2H), 2.20(m, 2H), 2.40(m, 2H), 3.59(s, 3H), 4.
35(m, 2H).
【0150】工程6 4−(R)−t−ブトキシカルボニルアミノ−5−トリ
フェニルメチルメルカプトペンタン酸(IIb−1)の合
成 工程5にて得られた化合物(VIb−1)718mg(1.42mmo
l)をメチルアルコール3mlに溶解し、0℃に冷却し、1N
-水酸化ナトリウム水溶液3mlを加え、攪拌した。8日
後、ジエチルエーテルを加え分液し、水層に1N−塩酸水
3mlを加え20分間攪拌した。酢酸エチルと水を加え分
液し、有機層を飽和食塩水にて洗浄し無水硫酸ナトリウ
ムにて乾燥した後、濾過し溶媒を留去し、淡黄色泡状の
目的物質を得た。1 H-NMR(CDCl3) δ 1.39(s, 9H), 2.10(m, 2H), 2.40
(m, 4H), 3.50(m, 1H), 4.20(m, 1H), 7.30(m, 15H). FD-MS(m/e) 491(M+), 248(M+-Ph3C), 243(Ph3C).
【0151】参考例3 中間体(IIb)の合成2 4−(R)−t−ブトキシカルボニルアミノ−5−トリ
フェニルメチルメルカプトペンタン酸(IIb−1)の合
成 工程7 5−ヒドロキシ−4−(R)−t−ブトキシカルボニル
アミノペンタン酸ベンジル(VId−1)の合成 t-ブトキシカルボニル-D-グルタミン酸 γ-ベンジルエ
ステル(XIII−1)10g(0.0296mol)をテトラヒドロ
フラン350mlに溶解し、−60℃に冷却後、トリエチルア
ミン4.26ml(0.044mol)とエチルクロロホルメート6.2m
l(0.044mol)を加え、速やかに−30℃に昇温し攪拌し
た。2時間後、この反応溶液を−70℃に冷却し水素化ホ
ウ素ナトリウム2.80g(0.074mol)を精製水30mlに溶解
したものを加え再び−20℃に昇温しそのまま2時間攪拌
した。−78℃に冷却後、水100mlを加え1N塩酸を用い
反応液をpH5にし室温に戻した。この溶液に酢酸エチル
を500mlを加え分液後、有機層を飽和食塩水にて洗浄
し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。濾過後、溶媒を
留去し、シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:
n-ヘキサン=2:3)にて精製し、無色油状の目的物質
9.57g(100%)を得た。
【0152】1H-NMR(CDCl3) δ 1.43(s, 9H), 1.79
(m, 1H), 1.90(m, 1H), 2.46(dt, J=4.4Hz and J=7.3H
z, 2H), 2.76(bs, 1H), 3.55(m, 1H), 3.62(m, 2H), 4.
88(m, 1H), 5.12(s, 2H), 7.35(m, 5H). MS(m/e)323(M+), 191(M+-tBuCONH-OH), 92(PhMe, bs).
【0153】工程8 5−メタンスルホキシ−4−(R)−t−ブトキシカル
ボニルアミノペンタン酸ベンジル(XII−1)の合成 工程7にて得られた化合物(VId−1)7.27g(0.0225m
ol)をジクロロメタン70mlに溶解し−32℃に冷却し、ト
リエチルアミン7.8ml(0.056mol)を加え、更にメタン
スルホニルクロリド3.5ml(0.045mmol)を加えた後、そ
のまま攪拌した。3.5時間後、水50mlを加え、目的物質
を酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗
浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過した。溶媒を
留去し得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー
(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:1)にて精製し、白
色粉末状の目的物質8.98g(99%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ 1.43(s, 9H), 1.85(m, 1H), 1.93
(m, 1H), 2.48(t, J=7.6Hz, 2H), 3.02(s, 3H), 3.91(b
s, 1H), 4.19(dd, J=4.2Hz and J=10.0Hz, 1H), 4.24
(m, 1H), 4.66(bs, 1H), 5.13(s, 2H), 7.36(m, 5H). MS(m/e)402(M++1), 302(M+-tBuCONH, bs).
【0154】工程9 4−(R)−t−ブトキシカルボニルアミノ−5−トリ
フェニルメチルメルカプトペンタン酸ベンジル(VIb−
2)の合成 水素化ナトリウム1.66g(0.0415mol)をテトラヒドロフ
ラン200mlに懸濁させ、−30℃に冷却しトリフェニルメ
チルメルカプタン11.73g(0.0416mol)を加え1時間攪
拌した。−30℃にて工程8にて得られた化合物(XII−
1)7.57g(0.0189mol)のテトラヒドロフラン(70ml)
溶液をゆっくりと加え、徐々に0℃にまで昇温しそのま
ま2時間攪拌した。水を50mlを加え酢酸エチルで抽出し
た。さらに有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムにて乾燥後、濾過した。溶媒を留去し得られた
残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:n
−ヘキサン=1:2)にて精製し標題化合物を8.78g(7
8%)得た。1 H-NMR (CDCl3) δ 1.42(s, 9H), 1.66(m, 1H), 1.7
5(m, 1H), 2.26(t, J=7.8Hz, 2H), 2.32(m, 2H), 3.62
(bs, 1H), 4.68(bd, J=5.6Hz, 1H), 5.06(d, J=15.6Hz,
1H), 5.08(d, J=15.6Hz, 1H), 7.1-7.5(m, 20H).
【0155】工程10 4−(R)−t−ブトキシカルボニルアミノ−5−トリ
フェニルメチルメルカプトペンタン酸(IIb−1)の合
成 工程9にて得られた化合物(VIb−2)8.89g(0.0149m
ol)をメチルアルコール30mlとジオキサン60mlに溶解
し、室温にて1N水酸化ナトリウム水溶液30mlを加え攪
拌した。3日後ジエチルエーテル50mlを加え分液し、得
られた水層に1N−塩酸を加え攪拌した。20分後、酢酸
エチル300mlを加え分液し、有機層を飽和食塩水にて洗
浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、濾過後溶媒を留
去し淡黄色泡状の目的物質を得た。
【0156】参考例4 中間体(IId)の合成 5−アセトキシ−4−(R)−t−ブトキシカルボニル
アミノペンタン酸(IId−1)の合成
【0157】工程11 5−アセトキシ−4−(R)−t−ブトキシカルボニル
アミノペンタン酸ベンジル(VId−2)の合成 参考例3の工程7にて得られた4-(R)-t-ブトキシカル
ボニルアミノ-5-ヒドロキシペンタン酸ベンジル(VId
−1)8.27g(0.0256mol)をジクロロメタン62mlに溶解
し、トリエチルアミン10.7ml(0.0768mol)を滴下し
た。更に、ゆっくりと無水酢酸3.5ml(0.0374mol)加え
た後、4-ジメチルアミノピリジ0.626mg(5.12mmol)を
加え、室温にて攪拌した。10時間後メチルアルコール10
mlを加え1時間攪拌後、溶媒を留去し得られた残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:n-ヘキサン
=1:2)にて精製し、無色泡状の目的物質9.87g(100
%)を得た。1 H NMR(CDCl3) 1.39(s, 9H), 1.82(m, 2H), 2.00(s, 3
H), 2.44(t, J= 7.7Hz, 2H), 3.87(m, 1H), 4.01(bs, 2
H), 4.73(m, 1H), 5.11(s, 2H), 7.31(s, 5H). MS(m/e) 366(M++1), 266(M++1-t-BU-ACO, bp)
【0158】工程12 5−アセトキシ−4−(R)−t−ブトキシカルボニル
アミノペンタン酸(IId−1)の合成 工程11にて得られた化合物(VId−2)8.30g(0.023
5mol)を、酢酸エチル115mlに溶解し、窒素気流下10%パ
ラジウム炭素1gを加えた。窒素気流下より水素気流下に
置換し、室温下で攪拌した。4時間後、攪拌を停止し、
濾過にてパラジウム炭素を除き、溶媒を留去することに
より、無色泡状の目的物質6.47g(100%)を得た。1 H-NMR(CDCl3) δ 1.42(s, 9H), 1.79(m, 2H), 2.07
(s, 3H), 2.44(t, J= 7.2Hz, 2H), 3.81(m, 1H), 4.05
(bs, 2H), 4.85(m, 1H), 10.35(s, 1H).
【0159】実施例1 化合物(Ia)の合成(製造法
1) 1−ベンジル−4−〔4−(R)−t−ブトキシカルボ
ニルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,
3−E−ペンテノイルアミノ〕ピペリジン(Ia−1)
の合成 工程13 参考例1の工程4にて得られた、4-(R)-t-ブトキシカル
ボニルアミノ-5-トリフェニルメチルメルカプト-2,3-E-
ペンテン酸(IIa−1)を、ジオキサンにて溶解し、1
−エチル−3−(3−ジメチルアミノ−プロピル)カル
ボジイミド(EDC)及び3,4−ジヒドロ−3−ヒド
ロキシ−4−オキソ−1,2,3−ベンゾトリアジン
(HOOBT)を加え、さらに、1−ベンジル−4−ア
ミノピペリジン(化合物III−1)を滴下後、ジイソプ
ロピルエチルアミン加え、室温にて撹拌した。16時間
後、酢酸エチルと水の混合溶液を加え分液した。次に、
得られた有機層を10%クエン酸水溶液、飽和重層水、
飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し
た。これを、濾過後、減圧下留去し、得られた残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィーにて精製し、淡黄色泡状の
目的物質を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ 1.42(s, 9H), 1.90(d, J=11.45Hz,
2H), 2.12(t, J=11.47Hz, 2H), 2.41(m, 2H), 2.80(d,
J=11.48Hz, 2H), 3.49(s, 2H), 3.83(m, 1H), 4.21(bs,
1H), 4.59(bs, 1H), 5.35(m, 1H), 5.71(d, J=15.4Hz,
1H), 6.50(dd, J=5.6Hz and J=15.4Hz, 1H), 7.1-7.6
(m, 20H).
【0160】実施例2 化合物(Ib)の合成(製造法
1) 1−ベンジル−4−〔4−(R)−t−ブトキシカルボ
ニルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプトペンタ
ノイルアミノ〕ピペリジン(Ib−1)の合成工程13 参考例2の工程6、又は参考例3の工程10にて得られ
た、4-(R)-t-ブトキシカルボニルアミノ-5-トリフェニ
ルメチルメルカプトペンタン酸(化合物(IIb−1))
275mg(0.559mmol)をジオキサン4mlに溶解した。EDC
214mg(1.119mmol)とHOOBT181mg(1.119mmol)を
加えた後、1−ベンジル−4−アミノピペリジン(化合
物III−1)0.23ml(1.119mmol)を加え、さらに、N,N
−ジイソプロピルエチルアミン0.2ml(1.119mmol)を加
えた。室温にて4日間攪拌後、酢酸エチル50mlと水30ml
を加え、分液し、その有機層を10%クエン酸水溶液、飽
和重曹水、飽和食塩水の順に洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムにて乾燥した。濾過後、溶媒を留去し得られた残渣を
シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:n-ヘキサ
ン=3:1)にて精製し、淡黄色泡状の目的物質304mg
(82%)を得た。1 H-NMR(CDCl3) δ 1.4(s, 9H), 1.5-2.2(m, 12H), 2.
30(m, 2H), 2.85(m, 1H), 2.95(m, 1H), 3.44(bs, 1H),
4.59(m, 1H), 6.16(bs, 1H), 7.25(m, 20H).
【0161】実施例3 化合物(Id)の合成(製造法
1) 工程13 1−ベンジル−4−〔5−アセトキシ−4−(R)−t
−ブトキシカルボニルアミノペンタノイルアミノ〕ピペ
リジン(Id−1)の合成 参考例4の工程12にて得られた化合物(5-アセトキシ
-4-(R)-t-ブトキシカルボニルアミノペンタン酸(IId
−1)0.6g(2.178mmol)をアセトニトリル4.5mlに溶解
し、2,2'−ジピリジニルジスルフィド588mg(2.666mmo
l)、およびトリフェニルフォスフィン686mg(2.616mmo
l)を加え、1−ベンジル−4-アミノピペリジン(化合
物III−1)0.54ml(2.616mmol)を加え75〜85℃に加温
し攪拌した。9.5時間後、放冷し、溶媒を留去後、得ら
れた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホル
ム:メチルアルコール=8:1)にて精製し淡黄色泡状
の目的物質311mg(66%)を得た。1 H NMR(CDCl3) δ 1.40(s, 9H), 1.70(m, 6H), 2.03(s,
3H), 2.12(m, 4H), 2.88(m, 2H), 3.46(bs, 2H), 3.85
(m, 2H), 4.00(m, 2H), 4.90(m, 1H), 6.24(m, 1H), 7.
27(bs, 5H). MS(m/e) 446(M+-1), 389(M+-1-t-Bu), 373(M+-t-BuOH),
91(PhCH2, bp).
【0162】実施例4 化合物(Ib)の合成(製造法
2) 工程14 1−ベンジル−4−〔5−メタンスルホキシ−4−
(R)−t−ブトキシカルボニルアミノペンタノイルア
ミノ〕ピペリジン(V−1)の合成 実施例5の工程16にて得られた化合物(Id−2)26
3mg(0.649mmol)をジクロロメタン2.2mlに溶解した。
−30℃に冷却し、トリエチルアミン0.22ml(1.615mmo
l)を加えたのち、メタンスルホニルクロライド0.1ml
(1.298mmol)を加え、そのまま−30℃にて3時間攪拌
した。そののち、水10mlを加え攪拌し、徐々に昇温し
た。この混合溶液を、酢酸エチルにて抽出し、得られる
有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。濾過後、溶媒を留去し得られた残渣をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(クロロホルム:メチルアルコー
ル=15:1)にて精製し、淡黄色泡状の目的物質147m
g(47%)を得た。1 H-NMR(CDCl3) δ 1.40(s, 9H), 1.77(m, 6H), 2.13(m,
6H), 2.74(m,1H), 3.00(s, 3H), 3.47(s, 2H), 3.85
(m, 1H), 4.16(m, 2H), 5.05(m, 1H), 5.96(m, 1H), 7.
23(s, 5H).
【0163】工程15 1−ベンジル−4−〔5−アセチルメルカプト−4−
(R)−t−ブトキシカルボニルアミノペンタノイルア
ミノ〕ピペリジン(Ib−2)の合成 工程14にて得られた化合物(V−1)134.3mg(0.277
mmol)をDMF1.0mlに溶解し、チオ酢酸カリウム65mg
(0.555mmol)を加え室温にて21時間攪拌した。酢酸エ
チルを60mlを加えてこの溶液を抽出し、水、1N塩酸、
飽和重曹水、飽和食塩水の順に洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムにて乾燥した。濾過後、溶媒を留去して得られた残
渣をシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム:メ
チルアルコール=8:1)にて精製し、淡黄色泡状の目
的物質94mg(73%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ 1.41(s, 9H), 1.77(m, 6H), 2.10
(m, 6H), 2.31(s, 3H), 2.85(bs, 2H), 3.74(s, 2H),
3.85(m, 1H), 3.90(m, 1H), 4.70(m, 1H), 6.05(m,1H),
7.29(s, 5H). MS(m/e) 463(M+), 406(M+-t-Bu), 172(bp).
【0164】実施例5 化合物(Ia)の合成(製造法
3) 工程16 1−ベンジル−4−〔4−(R)−アミノ−5−メルカ
プト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕ピペリジン
(Ia−2)の合成 実施例1の工程13にて得られた化合物(Ia−1)を
ジクロロメタンに溶解し、氷冷した。この溶液に、トリ
フルオロ酢酸、及びトリエチルシランを滴下した後、そ
のまま2時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、得られた
残渣をn−ヘキサンを加えて撹拌後、ヘキサンをデカン
テーションで除去した。残渣をクロロホルム抽出し、溶
媒を減圧下留去して、標題化合物を得た。1 H-NMR(CDCl3) δ 1.83(m, 2H), 2.18(m, 4H), 3.25
(m, 2H), 3.35(bs, 2H),3.55(m, 2H), 4.08(m, 2H), 4.
36(m, 2H), 6.33(d, J=15.6Hz, 1H), 6.72(dd, J=7.6Hz
and J=15.6Hz, 1H), 7.53(m, 5H).
【0165】化合物(Ib)の合成(製造法3) 工程16 1−ベンジル−4−〔4−(R)−アミノ−5−メルカ
プトペンタノイルアミノ〕ピペリジン(Ib−3)及び
1−ベンジル−4−〔4−(R)−t−ブトキシカルボ
ニルアミノ−5−メルカプトペンタノイルアミノ〕ピペ
リジン(Ib−4)の合成 実施例2の工程13にて得られた化合物(Ib−1)に
対し、上記と同様な操作を施し、対応する1-ベンジル-4
-〔4-(R)-アミノ-5-メルカプトペンタノイルアミノ〕ピ
ペリジン(Ib−3)を得た。
【0166】実施例4の工程15にて得られた化合物
(Ib−2)56.3mg(0.121mmol)をエチルアルコール
1.5mlに溶解した。1N水酸化ナトリウム0.24mlを加
え、室温にて攪拌した。1時間後、酢酸エチルを加えて
抽出し、1N塩酸、飽和重曹水、飽和食塩水の順に洗浄
し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。濾過後、溶媒を
留去し、褐色油状の、1-ベンジル-4-〔4-(R)-t-ブトキ
シカルボニルアミノ-5-メルカプトペンタノイルアミ
ノ〕ピペリジン(Ib−4)45mg(88%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ 1.41(s, 9H), 1.70(m, 6H), 2.18
(m, 6H), 2.70(m, 3H), 3.49(bs, 2H), 3.71(m, 1H),
4.81(m, 1H), 5.96(m, 1H), 6.96(m, 1H), 7.27(bs,5
H). MS(m/e) 420(m+-1), 348(M+-t-BuO), 82(bp).
【0167】化合物(Id)の合成(製造法3) 工程16 1−ベンジル−4−〔4−(R)−t−ブトキシカルボ
ニルアミノ−5−ヒドロキシペンタノイルアミノ〕ピペ
リジン(Id−2)の合成 実施例3の工程1にて得られた化合物(Id−1)505m
g(1.16mmol)をメチルアルコール1.2mlとジオキサン1.
2mlに溶解した。1N水酸化ナトリウム水溶液2.32mlを
加え、室温にて攪拌した。2時間後、1N塩酸2.32mlを
加えさらに30分攪拌した。この混合溶液から酢酸エチル
にて抽出し、有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸
ナトリウムにて乾燥した。濾過後、溶媒を留去し、無色
ワックス状の目的物質311mg(66%)を得た。1 H-NMR(CDCl3) δ 1.40(s, 9H), 2.01(m, 6H), 2.10(m,
6H), 3.10(m, 2H), 3.59(m, 2H), 3.87(m, 2H), 4.00
(m, 1H), 5.53(m, 1H), 6.92(m, 1H), 7.37(m, 5H). MS(m/e) 405(M+),374(M+-HOCH2), 348(M+-t-Bu), 332(M
+-t-BuO), 305(M++1-t-BuOCO), 233(bp).
【0168】実施例6 実施例1、2、3、4及び5と同様な方法により、以下
の化合物を合成することができ、又合成した。
【0169】3−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−E−ペンテノイルアミノ〕−1−フェニル−2−ピラ
ゾリン−5−オン(Ia−3)
【0170】3−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕−1−フェニル
−2−ピラゾリン−5−オン(Ia−4)1 H-NMR(CDCl3) δ 2.60(m, 2H), 3.85(m, 2H), 4.30(m,
1H), 5.20(m, 1H), 6.20(d, J=15.4Hz, 1H), 6.85(m,
1H), 7.1-7.6(m, 20H).FD-MS(m/e) 303(M+-1), 256(M+-
SH-NH2)
【0171】3−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−Z−ペンテノイルアミノ〕−1−フェニル−2−ピラ
ゾリン−5−オン(Ia−5)1 H-NMR(CDCl3) δ 1.40(s, 9H), 2.75(m, 2H), 3.85(b
s, 1H), 4.45(m, 1H), 5.20(m, 1H), 6.00(d, J=15.4H
z, 1H), 6.95(m, 1H), 7.30(m, 20H),
【0172】4−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−E−ペンテノイルアミノ〕フルオレン−9−オン(I
a−6)
【0173】4−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕フルオレン−9
−オン(Ia−7)
【0174】4−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−E−ペンテノイルアミノ〕−7−ニトロフルオレン−
9−オン(Ia−8)
【0175】4−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕−7−ニトロフ
ルオレン−9−オン(Ia−9)
【0176】2−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−E−ペンテノイルアミノ〕フルオレン−9−オン(I
a−10)1 H-NMR(CDCl3) δ 1.42(s, 9H), 2.40(m, 1H), 2.85(m,
2H), 4.45(m, 1H), 6.00(d, J=15.6Hz, 1H), 6.95(m,
1H), 7.30(m, 22H).
【0177】2−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕フルオレン−9
−オン(Ia−11)
【0178】1−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−E−ペンテノイルアミノ〕フルオレン−9−オン(I
a−12)
【0179】1−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕フルオレン−9
−オン(Ia−13)
【0180】2−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−E−ペンテノイルアミノ〕−5−(4−ニトロベンゼ
ンスルホニル)チアゾール(Ia−14)
【0181】2−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕−5−(4−ニ
トロベンゼンスルホニル)チアゾール(Ia−15)
【0182】3−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−E−ペンテノイルアミノ〕−5−フェニルピラゾール
(Ia−16)
【0183】3−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕−5−フェニル
ピラゾール(Ia−17)
【0184】6−エトキシ−2−〔4−(R)−t−ブ
トキシカルボニルアミノ−5−トリフェニルメチルメル
カプト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕ベンゾチア
ゾール(Ia−18)
【0185】1H-NMR(CDCl3)δ 1.43(t, J=7.08Hz, 3
H), 1.48(s, 9H), 3.08(m, 2H), 4.06(q, J=7.08Hz, 2
H), 4.63(bs, 1H), 5.06(m, 1H), 5.81(d, 15.2Hz, 1
H), 5.90(bs, 1H), 6.98(dd, J=2.5Hz and J=15.2Hz, 1
H), 7.25(m, 11H), 7.40(m, 6H), 7.38(m, 1H).
【0186】6−エトキシ−2−〔4−(R)−アミノ
−5−メルカプト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕
ベンゾチアゾール(Ia−19)
【0187】5−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−E−ペンテノイルアミノ〕−1H−インダゾール(I
a−20)
【0188】5−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕−1H−インダ
ゾール(Ia−21)
【0189】5,6−ジメチル−2−〔4−(R)−t
−ブトキシカルボニルアミノ−5−トリフェニルメチル
メルカプト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕インド
ール(Ia−22)1 H-NMR(CDCl3) δ1.40(s, 9H), 2.80(m, 2H), 3.68(s,
6H), 4.35(m, 1H), 5.10(m, 1H), 6.05(d, J=15.4Hz, 1
H), 6.95(m, 1H), 7.29(m, 16H), 7.90(m, 1H),8.20(m,
1H).
【0190】5,6−ジメチル−2−〔4−(R)−ア
ミノ−5−メルカプト−2,3−E−ペンテノイルアミ
ノ〕インドール(Ia−23)
【0191】5−アミノ−1−〔4−(R)−t−ブト
キシカルボニルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカ
プト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕インダゾール
(Ia−24)
【0192】5−アミノ−1−〔4−(R)−アミノ−
5−メルカプト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕イ
ンダゾール(Ia−25)
【0193】2−ベンゾイル−N−〔4−(R)−t−
ブトキシカルボニルアミノ−5−トリフェニルメチルメ
ルカプト−2,3−E−ペンテノイル〕アニリン(Ia
−26)1 H-NMR(CDCl3) δ 1.40(s, 9H), 2.60(m, 2H), 3.98(s,
2H), 4.45(m, 1H), 6.05(d, J=15.1Hz), 6.95(m, 1H),
7.0-7.5(m, 24).
【0194】2−ベンゾイル−N−〔4−(R)−アミ
ノ−5−メルカプト−2,3−E−ペンテノイル〕アニ
リン(Ia−27)
【0195】N−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−E−ペンテノイル〕−4−(6−メチルベンゾチアゾ
ール−2−イル)アニリン(Ia−28)1 H-NMR(CDCl3) δ 1.46(s, 9H), 2.42(s, 3H), 3.01(b
s, 2H), 5.35(m, 1H), 6.00(d, J=15.5Hz, 1H), 6.85
(m, 1H), 7.33(m, 15H), 7.6-8.2(m, 7H). MS(m/e) 711(M+), 637(M+-t-BuOH), 469(M++1-Ph3C), 2
43(Ph3C, bp), 57(t-Bu).
【0196】N−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイル〕−4−(6−メチルベ
ンゾチアゾール−2−イル)アニリン(Ia−29)
【0197】3−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−E−ペンテノイルアミノ〕−4−エトキシカルボニル
ピラゾール(Ia−30)
【0198】3−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕−4−エトキシ
カルボニルピラゾール(Ia−31)
【0199】〔4−(R)−t−ブトキシカルボニルア
ミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3−E
−ペンテノイルアミノ〕−4−シアノナフタレン(Ia
−32)
【0200】〔4−(R)−アミノ−5−メルカプト−
2,3−E−ペンテノイルアミノ〕−4−シアノナフタ
レン(Ia−33)
【0201】4−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−E−ペンテノイルアミノ〕−2,3−ジメチル−1−
フェニルピラゾリン−5−オン(Ia−34)
【0202】4−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕−2,3−ジメ
チル−1−フェニルピラゾリン−5−オン(Ia−3
5)
【0203】4−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−E−ペンテノイルアミノ〕−2,1,3−ベンゾチア
ヂアゾール(Ia−36)
【0204】4−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕−2,1,3−
ベンゾチアヂアゾール(Ia−37)1 H-NMR(CDCl3) δ 2.66(m, 2H), 3.80(m, 1H), 5.00(m,
1H), 5.60(d, J=15.5Hz, 1H) 6.80(m, 1H), 7.1-7.5
(m, 3H). FD-MS(m/e) 280(M+), 264(M+-NH2).
【0205】N−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−E−ペンテノイルアミノ〕フタルイミド(Ia−3
8)1 H-NMR(CDCl3) δ 1.42(s, 9H), 2.80(m, 2H), 4.30(m,
1H), 6.05(d, J =15.5Hz, 1H), 6.98(m, 1H), 7.7(m,
15H), 7.9(m, 2H), 8.3(m, 2H).
【0206】N−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕フタルイミド
(Ia−39)
【0207】2−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−E−ペンテノイルアミノメチル〕ピリジン(Ia−4
0)
【0208】2−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイルアミノメチル〕ピリジン
(Ia−41)
【0209】N−〔2−〔4−(R)−t−ブトキシカ
ルボニルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−
2,3−E−ペンテノイルアミノ〕エチル〕モルホリン
(Ia−42)
【0210】N−〔2−〔4−(R)−アミノ−5−メ
ルカプト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕エチル〕
モルホリン(Ia−43)
【0211】3−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−E−ペンテノイルアミノ〕キノリン(Ia−44)
【0212】3−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕キノリン(Ia
−45)
【0213】2−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−E−ペンテノイルアミノ〕ベンズイミダゾール(Ia
−46)
【0214】2−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕ベンズイミダゾ
ール(Ia−47)
【0215】2−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−E−ペンテノイルアミノ〕アントラキノン(Ia−4
8)
【0216】2−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕アントラキノン
(Ia−49)
【0217】2−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−E−ペンテノイルアミノ〕−5,6−ジメチルベンズ
イミダゾール(Ia−50)
【0218】2−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕−5,6−ジメ
チルベンズイミダゾール(Ia−51)
【0219】N−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−E−ペンテノイル〕−2,5−ジメトキシアニリン
(Ia−52)
【0220】N−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイル〕−2,5−ジメトキシ
アニリン(Ia−53)
【0221】8−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−E−ペンテノイル〕−2−メチルキノリン(Ia−5
4)
【0222】8−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイル〕−2−メチルキノリン
(Ia−55)
【0223】N−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−E−ペンテノイル〕−3,5−ジメトキシアニリン
(Ia−56)
【0224】N−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイル〕−3,5−ジメトキシ
アニリン(Ia−57)
【0225】N−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−E−ペンテノイル〕−4−フェノキシアニリン(Ia
−58)
【0226】1H-NMR(CDCl3) δ 1.45(s, 9H), 2.45(m,
2H), 4.20(m, 1H), 4.70(m, 1H), 5.92(d, J=15.1Hz, 1
H), 6.65(m, 2H), 6.85(m, 1H), 6.93(m, 6H), 7.27(m,
10H),7.38(m, 1H), 7.43(m, 1H), 7.51(m, 1H).
【0227】N−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイル〕−4−フェノキシアニ
リン(Ia−59)
【0228】N−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−E−ペンテノイル〕−4−(4’−ニトロフェノキ
シ)アニリン(Ia−60)1 H-NMR(CDCl3) δ 1.42(s, 9H), 2.45(m, 2H), 4.28(b
s, 1H), 4.68(bs, 1H), 5.95(d, J=15.4Hz, 1H), 6.75
(dd, J=5.4Hz and J=15.4Hz, 1H), 7.00(m, 2H), 7.26
(m, 13H), 7.40(m, 6H), 7.61(m, 1H), 8.17(m, 1H).
【0229】N−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイル〕−4−(4’−ニトロ
フェノキシ)アニリン(Ia−61)
【0230】4−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3
−Z−ペンテノイルアミノ〕−1,8−ナフタリック
アンハイドライド(Ia−62)1 H-NMR(CDCl3) δ 1.46(s, 9H), 2.80(m, 2H), 4.40(m,
1H), 4.60(bs, 1H), 5.27(bs, 1H), 6.03(d, J=6.1Hz,
1H), 6.95(dd, J=2.2Hz and J=6.1Hz, 1H), 7.26(m, 9
H), 7.41(m, 6H), 7.84(m,1H), 8.01(m, 1H), 8.23(m,
1H), 8.39(m, 1H).
【0231】4−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−Z−ペンテノイルアミノ〕−1,8−ナフ
タリック アンハイドライド(Ia−63)
【0232】〔4−(R)−t−ブトキシカルボニルア
ミノ−5−トリフェニルメチルメルカプト−2,3−Z
−ペンテノイルアミノ〕−4−ニトロナフタレン(Ia
−64)1 H-NMR(CDCl3) δ 1.46(s, 9H), 2.50(dd, J=8.54 and
J=11.92Hz, 1H), 2.80(dd, J=3.67Hz and J=11.92Hz, 1
H), 4.43(ddd, J=1.95Hz, J=3.97Hz, and J=8.54Hz, 1
H), 4.75(bs, 1H), 6.04(dd, J=1.47Hz and J=6.11Hz,1
H), 6.96(dd, J=1.95Hz and J=6.11Hz, 1H), 7.28(m, 1
0H), 7.40(m, 6H), 7.70(dt, J=1.47Hz andJ=8.05Hz, 1
H), 8.24(dd, J=1.47Hz and J=8.05Hz, 1H), 8.24(dd,
J=1.47Hz and J=8.05Hz,1H), 8.27(d, J=8.30Hz, 1H),
8.41(dd, J=0.98Hz and J=8.05Hz,1H).
【0233】〔4−(R)−アミノ−5−メルカプト−
2,3−Z−ペンテノイルアミノ〕−4−ニトロナフタ
レン(Ia−65)
【0234】6−エトキシ−2−〔4−(R)−t−ブ
トキシカルボニルアミノ−5−トリフェニルメチルメル
カプトペンタノイルアミノ〕ベンゾチアゾール(Ib−
5) 1 H-NMR(CDCl3)δ 1.40(s, 9H), 1.44(t, J=7.08Hz, 3
H), 1.80(m, 3H), 2.29(m, 1H), 2.39(m, 3H), 3.65(b
s, 1H), 4.07(q, J=7.08Hz, 2H), 4.61(m, 1H), 7.01
(m, 1H), 7.19(m, 3H), 7.26(m, 7H), 7.39(m, 6H), 7.
65(m, 1H).
【0235】6−エトキシ−2−〔4−(R)−アミノ
−5−メルカプトペンタノイルアミノ〕ベンゾチアゾー
ル(Ib−6)
【0236】5−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプトペンタノ
イルアミノ〕インダゾール(Ib−7)
【0237】5−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
トペンタノイルアミノ〕インダゾール(Ib−8)1 H-NMR(CDCl3) δ 1.40(s, 9H), 1.80(m, 2H), 2.40(m,
4H), 3.80(m, 1H), 4.80(m, 1H), 7.1-7.8(m, 19H),
8.05(m, 1H).MS(m/e) 265(M++1), 248(M+-NH2), 231(M+
-SH).
【0238】4−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプトペンタノ
イルアミノ〕−2,1,3−ベンゾチアヂアゾール(I
b−9)1 H-NMR(CDCl3) δ 1.44(s, 9H), 2.85(m, 3H), 4.45(m,
2H), 6.03(d, J=15.6 Hz, 1H), 7.00(m, 1H), 7.33(m,
18H).
【0239】4−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
トペンタノイルアミノ〕−2,1,3−ベンゾチアヂア
ゾール(Ib−10)
【0240】4−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−アセチルチオペンタノイルアミノ〕−
2,1,3−ベンゾチアヂアゾール(Ib−11)1 H-NMR(CDCl3) δ 1.37(s, 9H), 1.97(m, 2H), 2.31(s.
3H), 2.62(t, J=7.3Hz,2H), 3.10(d, J=6.0Hz, 2H),
3.81(m, 1H), 4.80(d, J=11.1Hz, 1H), 7.59(m,2H), 8.
40(dd, J=3.0Hz and J=6.0Hz, 1H), 8.18(m, 1H).
【0241】4−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−メルカプトペンタノイルアミノ〕−2,
1,3−ベンゾチアヂアゾール(Ib−12)1 H-NMR(CDCl3) δ 1.35(s. 9H), 2.16(m, 2H), 2.66(m,
4H), 3.89(m, 1H), 5.20(m, 1H), 7.68(m, 2H), 8.48
(dd, J=3.1Hz and J=5.9Hz, 1H).EI-MS(m/e) 381(M+-
1), 324(M+-1-t-Bu), 124(bp).
【0242】4−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプトペンタノ
イルアミノ〕−2,3−ジメチル−1−フェニルピラゾ
リン−5−オン(Ib−13)1 H-NMR(CDCl3)δ 1.40(s, 9H), 2.05(s, 3H), 2.30
(m, 6H), 3.05(s, 3H), 3.70(bs, 1H), 4.85(m, 1H),
7.35(m, 20H), 8.60(bs, 1H).
【0243】4−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
トペンタノイルアミノ〕−2,3−ジメチル−1−フェ
ニルピラゾリン−5−オン(Ib−14)
【0244】3−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプトペンタノ
イルアミノ〕−1−フェニルピラゾリン−5−オン(I
b−15)1 H-NMR(CDCl3) δ 1.46(s, 9H), 2.80(m, 2H), 4.40(m,
1H), 4.60(bs, 1H), 5.27(bs, 1H), 6.03(d, J=6.1Hz,
1H), 6.95(dd, J=2.2Hz and J=6.1Hz, 1H), 7.26(m, 9
H), 7.41(m, 6H), 7.84(m, 1H), 8.01(m, 1H), 8.23(m,
1H), 8.39(m, 1H).
【0245】3−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
トペンタノイルアミノ〕−1−フェニルピラゾリン−5
−オン(Ib−16)
【0246】4−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプトペンタノ
イルアミノ〕−7−ニトロ−9−フルオレノン(Ib−
17)1 H-NMR(CDCl3)δ 1.40(s, 9H), 2.40(m, 6H), 3.66(b
s, 1H), 4.55(m, 1H), 7.31(m, 18H), 7.8-8.5(m, 3
H).
【0247】4−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
トペンタノイルアミノ〕−7−ニトロ−9−フルオレノ
ン(Ib−18)
【0248】N−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプトペンタノ
イルアミノ〕フタルイミド(Ib−19)1 H-NMR(CDCl3)δ 1.38(s, 9H), 2.22(m, 4H), 2.80
(m, 2H), 3.85(m, 1H), 4.80(m, 1H), 7.27(m, 15H),
7.79(m, 4H).
【0249】N−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
トペンタノイルアミノ〕フタルイミド(Ib−20)
【0250】N−(3,3−ジフェニルプロピル)−4
−(R)−t−ブトキシカルボニルアミノ−5−トリフ
ェニルメチルメルカプトペンタナミド(Ib−21)1 H-NMR(CDCl3) δ 1.44(s, 9H), 1.57(m, 1H), 1.66(m,
1H), 2.00(t, J=6.59Hz2H), 2.25(q, J=7.33Hz, 2H),
2.29(d, J=5.37Hz, 1H), 3.18(m, 2H), 3.59(m,1H), 4.
00(t, J=7.33Hz, 1H), 4.53(d, J=8.79Hz, 1H), 6.36(b
s, 1H), 7.26(m, 19H), 7.38(m, 6H).
【0251】N−(3,3−ジフェニルプロピル)−4
−(R)−アミノ−5−メルカプトペンタナミド(Ib
−22)
【0252】N−(3,4−メチレンジオキシベンジ
ル)−4−(R)−t−ブトキシカルボニルアミノ−5
−トリフェニルメチルメルカプトペンタナミド(Ib−
23) 1 H-NMR(CDCl3) δ 1.41(s, 9H), 1.66(m, 1H), 1.72(m,
1H), 2.09(m, 2H), 2.10(d, J= 2.69Hz, 2H), 4.24(d
d, ABX patern J=5.63Hz and J= 14.65 Hz, 1H),4.30(d
d, ABX patern J=5.63Hz, J=14.65, 1H), 4.58(m, 1H),
5.88(s, 2H), 6.74(m, 3H), 7.20(m, 4H), 7.27(m, 5
H), 7.39(m, 6H).
【0253】N−(3,4−メチレンジオキシベンジ
ル)−4−(R)−アミノ−5−メルカプトペンタナミ
ド(Ib−24)
【0254】4−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプトペンタノ
イルアミノ〕−1,8−ナフタリック アンハイドライ
ド(Ib−25)
【0255】4−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
トペンタノイルアミノ〕−1,8−ナフタリック アン
ハイドライド(Ib−26)
【0256】N−ジフェニルメチル−4−(R)−t−
ブトキシカルボニルアミノ−5−トリフェニルメチルメ
ルカプトペンタナミド(Ib−27)1 H-NMR(CDCl3) δ 1.41(s, 9H), 1.65(m, 1H), 1.79(m,
1H), 2.16(t, J=7.14Hz, 1H), 2.30(m, 2H), 3.67(m,
1H), 4.52(d, J=8.60Hz, 1H), 6.21(d, J=8.06Hz, 1H),
7.06(m, 1H), 7.1-7.5(m, 25H).
【0257】N−ジフェニルメチル−4−(R)−アミ
ノ−5−メルカプトペンタナミド(Ib−28)
【0258】N−(2,2−ジフェニルエチル)−4−
(R)−t−ブトキシカルボニルアミノ−5−トリフェ
ニルメチルメルカプトペンタナミド(Ib−29)1 H-NMR(CDCl3) δ 1.40(s, 9H), 1.57(m, 2H), 1.98(m,
2H), 2.19(d, J=5.49Hz, 2H), 3.38(m, 1H), 3.80(dd
d, J=5.58Hz, J=8.06Hz, and J=13.69Hz, 1H), 3.89(dd
d, J=5.68Hz, J=8.06Hz, and J=13.69Hz, 1H), 4.19(t,
J=8.06Hz, 1H), 4.48(d, J=8.60Hz, 1H), 6.33(m, 1
H), 7.1-7.3(m, 18H), 7.37(m, 7H).
【0259】N−(2,2−ジフェニルエチル)−4−
(R)−アミノ−5−メルカプトペンタナミド(Ib−
30)
【0260】3−〔2−〔4−(R)−t−ブトキシカ
ルボニルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプトペ
ンタノイルアミノ〕エチル〕インドール(Ib−31)1 H-NMR(CDCl3) δ 1.41(s. 9H), 1.60(m, 1H), 1.93(m,
1H), 2.24(m, 2H), 2.89(t, J= 6.7 Hz, 2H), 3.49(m,
3H), 4.62(m, 1H), 6.10(s, 1H), 6.91(s, 1H),7.23
(m, 13H), 7.36(m, 6H), 7.54(d, J=7.8Hz, 1H), 8.58
(s, 1H).
【0261】3−〔2−〔4−(R)−アミノ−5−メ
ルカプトペンタノイルアミノ〕エチル〕インドール(I
b−32)
【0262】N−(2−ベンジルフェニル)−4−
(R)−t−ブトキシカルボニルアミノ−5−トリフェ
ニルメチルメルカプトペンタナミド(Ib−33)
【0263】N−(2−ベンジルフェニル)−4−
(R)−アミノ−5−メルカプトペンタナミド(Ib−
34)
【0264】N−(2−ビフェニル)−4−(R)−t
−ブトキシカルボニルアミノ−5−トリフェニルメチル
メルカプトペンタナミド(Ib−35)
【0265】N−(2−ビフェニル)−4−(R)−ア
ミノ−5−メルカプトペンタナミド(Ib−36)
【0266】N−(3−ビフェニル)−4−(R)−t
−ブトキシカルボニルアミノ−5−トリフェニルメチル
メルカプトペンタナミド(Ib−37)1 H-NMR(CDCl3) δ 1.40(s, 9H), 2.80(m, 2H), 4.20(m,
1H), 4.50(m, 1H), 5.20(m, 1H), 6.05(d, J=15.4Hz,
1H), 7.0(m, 1H), 7.1-7.9(m, 21H), 8.20(m, 2H).
【0267】N−(3−ビフェニル)−4−(R)−ア
ミノ−5−メルカプトペンタナミド(Ib−38)
【0268】4−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプトペンタノ
イルアミノ〕−1−(4−ニトロ−ベンジル)ピペリジ
ン(Ib−39)1 H-NMR(CDCl3) δ 1.44(s, 9H), 1.61(m, 2H), 1.69(m,
2H), 1.87(bs, 2H), 2.30(bs, 2H), 2.75(bs, 2H), 3.
56(m, 2H), 3.61(m, 1H), 3.76(m, 1H), 4.52(m,1H),
6.34(bs, 1H), 7.1-7.3(m, 9H), 7.38(m, 6H), 7.49(m,
2H), 8.16(mm, 2H).
【0269】4−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
トペンタノイルアミノ〕−1−(4−ニトロ−ベンジ
ル)ピペリジン(Ib−40)
【0270】N−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプトペンタノ
イル〕−3,5−ジメトキシアニリン(Ib−41)1 H-NMR(CDCl3)δ 1.42(s, 9H), 3.05(m, 2H), 3.68
(s, 6H), 3.95(bs, 1H), 5.20(m, 1H), 5.83(bs, 2H),
6.20(m, 1H), 6.79(m, 2H), 7.27(m, 15H).
【0271】N−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
トペンタノイル〕−3,5−ジメトキシアニリン(Ib
−42)
【0272】〔4−(R)−t−ブトキシカルボニルア
ミノ−5−トリフェニルメチルメルカプトペンタノイル
アミノ〕−4−シアノナフタレン(Ib−43)1 H-NMR(CDCl3)δ 1.40(s, 9H), 2.3-2.8(m, 6H), 3.8
5(bs, 1H), 4.65(m, 1H), 6.85(d, J=Hz, 1H), 7.0-8.3
(m, 20H).
【0273】〔4−(R)−アミノ−5−メルカプト−
2,3−E−ペンテノイルアミノ〕−4−シアノナフタ
レン(Ib−44)
【0274】3−〔4−(R)−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−5−トリフェニルメチルメルカプトペンタノ
イルアミノ〕−5−フェニルピラゾール(Ib−45) FD-MS(m/e) 631(M++1), 387(M+-Ph3C), 355(M+-Ph3CS),
243(Ph3C, bp).
【0275】3−〔4−(R)−アミノ−5−メルカプ
ト−2,3−E−ペンテノイルアミノ〕−5−フェニル
ピラゾール(Ib−46)
【0276】N−(3−フェニルプロピル)−4−
(R)−t−ブトキシカルボニルアミノ−5−アセチル
メルカプトペンタナミド(Ib−47)
【0277】N−(3−フェニルプロピル)−4−
(R)−t−ブトキシカルボニルアミノ−5−メルカプ
トペンタナミド(Ib−48)
【0278】N−(3−フェニルプロピル)−4−
(R)−t−ブトキシカルボニルアミノ−5−トリフェ
ニルメチルメルカプトペンタナミド(Ib−49)
【0279】1−(2−フェニルエチル)−4−〔5−
アセチルメルカプト−4−(R)−t−ブトキシカルボ
ニルアミノペンタノイルアミノ〕ピペリジン(Ib−5
0)
【0280】1−(2−フェニルエチル)−4−〔4−
(R)−t−ブトキシカルボニルアミノ−5−メルカプ
トペンタノイルアミノ〕ピペリジン(Ib−51)
【0281】1−(2−フェニルエチル)−4−〔5−
トリフェニルメチルメルカプト−4−(R)−t−ブト
キシカルボニルアミノペンタノイルアミノ〕ピペリジン
(Ib−52)
【0282】1−ベンジル−4−〔5−ベンゾイルメル
カプト−4−(R)−t−ブトキシカルボニルアミノペ
ンタノイルアミノ〕ピペリジン(Ib−53)
【0283】1−ベンジル−4−〔5−ベンジルオキシ
カルボニルメルカプト−4−(R)−t−ブトキシカル
ボニルアミノペンタノイルアミノ〕ピペリジン(Ib−
54)
【0284】試験例
【0285】〔試験例1〕 本発明化合物のヒト白血病
細胞(THP-1)細胞増殖抑制活性:本発明化合物のTHP-1
細胞増殖抑制活性を次の方法により測定した。即ち、1
0%牛胎児血清(FBS)を含有するRPMI-1640培地にて培
養したTHP-1細胞を、新鮮な培地に細胞密度約500,000個
/mlとなるように懸濁し、その100μl(約500000個)を
96穴培養プレートに蒔き、5%CO2、37℃にて4時間培養し
た。ジメチルスルフォキシド(DMSO)に溶解した被験化
合物6μlを10%FBS含有RPMI-1640培地に9μlにて希釈
し、その0.5μlを1穴の細胞懸濁液中に添加し、5日間
培養を継続した。その後、5mg/mlのMTT溶液を50μl
添加し、さらに4時間培養した。0.01NHCl/2-プロパノ
ールを50μl添加し、よく混和した後マイクロプレート
リーダーにて550nmの吸光度(A550nm)を測定した。増
殖抑制は、コントロール細胞の吸光度に対する被験化合
物処理細胞の吸光度の抑制率で示した。 ―――――――――――――――――――――― 化合物 濃度(μM) 抑制率(%) ―――――――――――――――――――――― 1a-1 10 63.9 1a-36 10 66.1 1b-1 10 74.6 ――――――――――――――――――――――
【0286】〔試験例2〕 本発明化合物の血管内膜平
滑筋(I-SMC)増殖抑制活性:本発明化合物のI-SMC増殖
抑制活性を次の方法により測定した。1%コレステロー
ル食にて10週間飼育した兎大動脈内皮を4Fフォガティカ
テーテルにて擦過し2週後の大動脈を摘出し、その内膜
を中膜より剥離し、コラゲナーゼとエラスターゼによる
酵素消化法にてI-SMCを得た。細胞を10%FBS含有ダルベ
ッコ変法イーグル(DNME)培地にて初代培養した。その
後同培地にて継代培養、4-7代目の細胞を試験に用い
た。培養細胞を0.25%トリプシン/バ−シン(1:1)にて処
理後、10%FBS含有DME培地に懸濁し、細胞数を計測し
た。細胞を同培地にて細胞密度100,000個/mlになる様
に希釈し、その50μl(5,000個)と培地200μlを48穴培
養プレートに蒔き3時間5%CO2、37℃にて培養した。その
後、試験例1同様のDMSOに溶解した被験化合物を2μl/
ml濃度で添加した新鮮な同培地250μlに交換後、5日間
培養を継続した。培養後、トリプシン処理しコールター
カウンターにて細胞数を計測した。増殖抑制率は、コン
トロール細胞の細胞数に対する被験化合物処理細胞の細
胞数の抑制率で示した。 ―――――――――――――――――――――― 化合物 濃度(μM) 抑制率(%) ―――――――――――――――――――――― 1a-1 10 76.4 1a-36 10 55.1 1b-1 10 87.8 ――――――――――――――――――――――
【0287】〔試験例3〕 本発明化合物のラット血管
内膜肥厚抑制作用:本発明化合物のラット血管内膜肥厚
抑制作用を次の方法で試験した。即ち、被験化合物をポ
リエチレングリコール(PEG)/エタノール/5%アラビ
アゴム(3:2:5)に懸濁した。8週齢のWistarラットに本懸
濁液を期間中、1日1回経口投与した。投与開始後3日目
に、左外頸動脈より2Fフォガティカテーテルを挿入し、
左総頸動脈を3回擦過した。内皮擦過当日は、擦過1時間
前に薬液を投与した。擦過2週間後、頸動脈を摘出しホ
ルマリン固定後、1検体につき4箇所のcross sectionの
血管組織標本を作成し、ヘマトキシリ-エオジン染色お
よびエラスチカ-ファン-キゾン染色した。コンピュータ
画像解析により、内膜および中膜面積を計測した。抑制
は、コントロール群の内膜/中膜面積比に対する被験化
合物投与群の内膜/中膜面積比の抑制率で表した。 ―――――――――――――――――――――― 化合物 用量(mg/kg) 抑制率(%) ―――――――――――――――――――――― 1b-1 100 34 ――――――――――――――――――――――
【0288】〔試験例4〕 本発明化合物の肝癌細胞お
よび膵癌細胞の増殖に対する作用:白血病由来細胞以外
の癌細胞での作用を検討し、他の種類の臓器癌への適応
の可能性を検討した。肝癌細胞にはras変異を有するHep
G2細胞を、膵癌細胞には,ras変異を有するMIA Paca2
細胞,膵臓腺癌細胞にはras変異を有さないBxPC3細胞を
用いた。いずれの細胞もATCCより購入した。HepG2細胞
は10%牛胎児血清(FBS)含有ダルベッコ変法イーグル
培地、MIA Paca2細胞は10%FBS、2.5%ウマ血清含
有ダルベッコ変法イーグル培地、BxPC3細胞は10%FBS
含有RPMI1640培地にて、37℃,5%CO2下にてそれぞれ培
養維持された。HepG2細胞はT-75培養フラスコにて維持
培養の後、0.125%トリプシン,1mM EDTA含有リン酸緩衝
生理食塩水にて処理し、浮遊した細胞を上記維持培地に
て初期細胞濃度50000個/mlになるよう懸濁した。本懸
濁液の0.2 mlを48穴培養プレート1穴に分取し、6時間
培養した.その後被験化合物を含有する培地に交換し5
日間培養した。その間培養開始2日めに1回培地交換を
行った。5日間の培養の後、細胞を上記トリプシン液0.
1 mlにて処理後、得られた浮遊細胞をコールタカウンタ
ーにて計測した。MIA Paca2細胞は、T-75培養フラスコ
にて維持培養の後、0.125%トリプシン、1mM EDTA含有リ
ン酸緩衝生理食塩水にて処理し、浮遊した細胞を上記維
持培地にて初期細胞濃度1000000/mlになるよう懸濁し
た。本懸濁液の0.2 mlを48穴培養プレート1穴に分取
し、6時間培養した。その後被験化合物を含有する培地
に交換し5日間培養した。その間培養開始2日めに1回
培地交換を行った。5日間の培養の後,細胞を上記トリ
プシン液0.1 mlにて処理後,得られた浮遊細胞をコール
タカウンターにて計測した。BxPC3細胞は、新鮮な上記
維持培地にて初期細胞濃度1000000/mlになるよう懸濁
し、その0.2 mlを48穴培養プレート1穴に分取した。6
時間培養の後被験化合物を培地に添加し5日間培養を継
続した。5日間の培養の後、培地中の細胞を回収しコー
ルタカウンターにて計測した。 THP-1 細胞は先述のMTT法で行った。 値はコントロール(溶媒添加)に対する%阻害で示し
た。 ―――――――――――――――――――――――― 化合物 濃度(mM) HepG2 MIAPaca2 BxPc3 THP-1 ―――――――――――――――――――――――― 1b-1 10 98.2 94.9 95.2 95.1 ――――――――――――――――――――――――
【0289】製剤例1 錠 剤 本発明化合物 1.0g 乳 糖 5.0g 微結晶セルロース 8.0g コーンスターチ 3.0g ヒドロキシプロピルセルロース1.0g CMC−Ca 1.5g ステアリン酸マグネシウム 0.5g 全 量 20.0g 上記成分を常法により混合した後、1錠中に10mgの活
性成分を含有する糖衣錠100錠を製造する。
【0290】製剤例2 カプセル剤 本発明化合物 1.0g 乳 糖 3.5g 微結晶セルロース 10.0g ステアリン酸マグネシウム 0.5g 全 量 15.0g 上記成分を常法により混合したのち4号ゼラチンカプセ
ルに充填し、1カプセル中に10mgの活性成分を含有す
るカプセル剤100カプセルを製造する。
【0291】製剤例3 軟カプセル剤 本発明化合物 1.00g PEG400 3.89g 飽和脂肪酸トリグリセライド 15.00g ハッカ油 0.01g ポリソルベート(Polysorbate) 80 0.10g 全 量 20.00g 上記成分を混合したのち常法により3号軟ゼラチンカプ
セルに充填し、1カプセル中に10mgの活性成分を含有
する軟カプセル剤100カプセルを製造する。
【0292】製剤例4 軟 膏 本発明化合物 1.0g(10.0g) 流動パラフィン 10.0g(10.0g) セタノール 20.0g(20.0g) 白色ワセリン 68.4g(59.4g) エチルパラベン 0.1g( 0.1g) l−メントール 0.1g( 0.5g) 全 量 100.0g 上記成分を常法により混合し、1%(10%)軟膏とす
る。
【0293】製剤例5 坐 剤 本発明化合物 1.0g ウィッテップゾールH15* 46.9g ウィッテップゾールW35* 52.0g ポリソルベート(Polysorbate) 80 0.1g 全 量 100.0g 「* トリグリセライド系化合物の商標名 ウィッテップゾール=Witepsol」 上記成分を常法により溶融混合し、坐剤コンテナーに注
ぎ冷却固化して10mgの活性成分を含有する1g坐剤1
00個を製造する。
【0294】製剤例6 顆粒剤 本発明化合物 1.0g 乳 糖 6.0g 微結晶セルロース 6.5g コーンスターチ 5.0g ヒドロキシプロピルセルロース1.0g ステアリン酸マグネシウム 0.5g 全 量 20.0g 上記成分を常法により造粒し、10mgの活性成分を含有
するよう200mgを一包とし100個分包する。
【0295】
【発明の効果】本発明の化合物は、腫瘍細胞の異常増殖
の抑制活性を有し、かつ毒性が低いので、化学療法剤と
して有用である。また、血管内膜平滑筋細胞の異常増殖
を抑制する活性を有するので、高脂質血症、高血圧症や
糖尿病等の危険因子に起因する動脈硬化性血管障害の予
防又は治療、あるいはPTCA術後再狭窄等の予防又は
治療剤としても有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/41 A61K 31/41 31/415 31/415 31/425 ABN 31/425 ABN 31/44 31/44 31/445 ABX 31/445 ABX ADU ADU AED AED 31/535 31/535 C07D 209/16 C07D 209/16 209/40 209/40 209/48 211/58 211/58 213/75 213/75 215/38 215/38 231/22 A 231/22 231/56 Z 231/56 235/30 A 235/30 277/44 277/44 277/66 277/66 277/82 277/82 285/14 285/14 295/12 Z 295/12 311/92 102 311/92 102 317/66 317/66 209/48 Z (72)発明者 金木 達郎 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470 日産 化学工業株式会社生物科学研究所内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 〔R1は、水素原子、C1-3アルキル基{該アルキル基は、
    (a)1〜3個のフェニル、1−ナフチル、2−ナフチ
    ル、2−ピリジル、3−ピリジル、2−キノリル、3−
    キノリル、4−キノリル、5−キノリル、6−キノリ
    ル、7−キノリル、8−キノリル、1−イソキノリル、
    3−イソキノリル、4−イソキノリル、5−イソキノリ
    ル、6−イソキノリル、7−イソキノリル又は8−イソ
    キノリル(該フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、
    2−ピリジル、3−ピリジル、2−キノリル、3−キノ
    リル、4−キノリル、5−キノリル、6−キノリル、7
    −キノリル、8−キノリル、1−イソキノリル、3−イ
    ソキノリル、4−イソキノリル、5−イソキノリル、6
    −イソキノリル、7−イソキノリル及び8−イソキノリ
    ルは、各々、1〜5個のメチル、エチル、n−プロピ
    ル、i−プロピル、フェニル、1−ナフチル、2−ナフ
    チル、2−フリル、3−フリル、2−チエニル、3−チ
    エニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、
    ベンジル、フェネチル、1−ナフチルメチル、2−ナフ
    チルメチル、水酸基、メトキシ、エトキシ、n−プロポ
    キシ、i−プロポキシ、フェノキシ、1−ナフトキシ、
    2−ナフトキシ、アセトキシ、アセチル、プロピオニ
    ル、n−ブチリル、i−ブチリル、ベンゾイル、メトキ
    シカルボニル、エトキシカルボニル、ハロゲン原子、ア
    ミノ、シアノ又はニトロにより置換されていてもよい)
    により置換され、且つ1〜2個のメチルにより置換され
    ていてもよいか、又は(b)1〜5個のメチル、水酸基、
    メトキシ若しくはメチルチオにより置換されていてもよ
    い}、C4-12アルキル基(該アルキル基は、1〜5個の
    メチル、水酸基、メトキシ又はメチルチオにより置換さ
    れていてもよい)、C2-12アルケニル基(該アルケニル
    基は、1〜5個のC1-3アルキル基又は水酸基により置換
    されていてもよい)、C2-3脂肪族アシル基{該脂肪族ア
    シル基は、(a)1個のフェニル、1−ナフチル、2−ナ
    フチル、2−ピリジル、3−ピリジル又は4−ピリジル
    (該フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2−ピリ
    ジル、3−ピリジル、4−ピリジルは、各々、1〜3個
    のメチル、メトキシ、ハロゲン原子、アセチル又はベン
    ゾイルにより置換されていてもよい)により置換され、
    且つ1個のメチルにより置換されていてもよいか、又は
    (b)1〜2個のメチルにより置換されていてもよい}、C
    4-10脂肪族アシル基(該脂肪族アシル基は、1〜2個の
    メチルにより置換されていてもよい)、ベンゾイル、ニ
    コチノイル、イソニコチノイル、2−フロイル、3−フ
    ロイル、2−テノイル、3−テノイル、1−ナフトイ
    ル、2−ナフトイル、2−キノリルカルボニル、3−キ
    ノリルカルボニル、4−キノリルカルボニル(該ベンゾ
    イル、ニコチノイル、イソニコチノイル、2−フロイ
    ル、3−フロイル、2−テノイル、3−テノイル、1−
    ナフトイル、2−ナフトイル、2−キノリルカルボニ
    ル、3−キノリルカルボニル及び4−キノリルカルボニ
    ルは、各々、1〜3個のメチル、エチル、n−プロピ
    ル、i−プロピル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキ
    シ、i−プロポキシ、ハロゲン原子、アセチル、ベンゾ
    イル又はニトロにより置換されていてもよい)、C1-3
    ルコキシカルボニル基{該アルコキシカルボニル基は、
    (a)1個のフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2
    −ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−キノリ
    ル、3−キノリル、4−キノリル、5−キノリル、6−
    キノリル、7−キノリル、8−キノリル、1−イソキノ
    リル、3−イソキノリル、4−イソキノリル、5−イソ
    キノリル、6−イソキノリル、7−イソキノリル又は8
    −イソキノリル(該フェニル、1−ナフチル、2−ナフ
    チル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2
    −キノリル、3−キノリル、4−キノリル、5−キノリ
    ル、6−キノリル、7−キノリル、8−キノリル、1−
    イソキノリル、3−イソキノリル、4−イソキノリル、
    5−イソキノリル、6−イソキノリル、7−イソキノリ
    ル及び8−イソキノリルは、各々、1〜5個のメチル、
    エチル、n−プロピル、i−プロピル、フェニル、1−
    ナフチル、2−ナフチル、2−フリル、3−フリル、2
    −チエニル、3−チエニル、2−ピリジル、3−ピリジ
    ル、4−ピリジル、ベンジル、フェネチル、1−ナフチ
    ルメチル、2−ナフチルメチル、水酸基、メトキシ、エ
    トキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、フェノキ
    シ、1−ナフトキシ、2−ナフトキシ、アセトキシ、ア
    セチル、プロピオニル、n−ブチリル、i−ブチリル、
    ベンゾイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
    ル、ハロゲン原子、アミノ、シアノ又はニトロにより置
    換されていてもよい)により置換されているか、又は
    (b)1〜2個のメチルにより置換されていてもよい}、C
    4-10アルコキシカルボニル基(該アルコキシカルボニル
    基は、1〜2個のメチルにより置換されていてもよ
    い)、フェニルオキシカルボニル、1−ナフトキシカル
    ボニル又は2−ナフトキシカルボニル(該フェニルオキ
    シカルボニル、1−ナフトキシカルボニル及び2−ナフ
    トキシカルボニルは、各々、1〜3個のメチル、メトキ
    シ、ハロゲン原子又はニトロにより置換されていてもよ
    い)を表す。R2は、水素原子、C1-3アルキル基{該アル
    キル基は、(a)1〜3個のフェニル、1−ナフチル、2
    −ナフチル、2−ピリジル、3−ピリジル、2−キノリ
    ル、3−キノリル、4−キノリル、5−キノリル、6−
    キノリル、7−キノリル、8−キノリル、1−イソキノ
    リル、3−イソキノリル、4−イソキノリル、5−イソ
    キノリル、6−イソキノリル、7−イソキノリル又は8
    −イソキノリル(該フェニル、1−ナフチル、2−ナフ
    チル、2−ピリジル、3−ピリジル、2−キノリル、3
    −キノリル、4−キノリル、5−キノリル、6−キノリ
    ル、7−キノリル、8−キノリル、1−イソキノリル、
    3−イソキノリル、4−イソキノリル、5−イソキノリ
    ル、6−イソキノリル、7−イソキノリル及び8−イソ
    キノリルは、各々、1〜5個のメチル、エチル、n−プ
    ロピル、i−プロピル、水酸基、メトキシ、エトキシ、
    n−プロポキシ、i−プロポキシ、アセトキシ、アセチ
    ル、プロピオニル、n−ブチリル、i−ブチリル、メト
    キシカルボニル、エトキシカルボニル、ハロゲン原子、
    アミノ、シアノ又はニトロにより置換されていてもよ
    い)により置換され、且つ1〜2個のC1-3アルキル基に
    より置換されていてもよいか、又は(b)1〜3個のメチ
    ル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、水酸基、メ
    トキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、
    メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、i−プロ
    ピルチオ又はフェニルチオにより置換されていてもよ
    い}、C4-6アルキル基(該アルキル基は、1〜3個のメ
    チル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、水酸基、
    メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキ
    シ、メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、i−
    プロピルチオ又はフェニルチオにより置換されていても
    よい)、C2-3脂肪族アシル基{該脂肪族アシル基は、
    (a)1個のフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2
    −ピリジル、3−ピリジル又は4−ピリジル(該フェニ
    ル、1−ナフチル、2−ナフチル、2−ピリジル、3−
    ピリジル及び4−ピリジルは、各々、1〜2個のメチ
    ル、メトキシ、ハロゲン原子又はアセチルにより置換さ
    れていてもよい)により置換され、且つ1個のメチルに
    より置換されていてもよいか、又は(b)1〜2個のメチ
    ルにより置換されていてもよい}、シクロプロピルカル
    ボニル、シクロブチルカルボニル、シクロペンチルカル
    ボニル、シクヘキシルカルボニル、ベンゾイル、ニコチ
    ノイル、イソニコチノイル、2−フロイル、3−フロイ
    ル、2−テノイル、3−テノイル、1−ナフトイル、2
    −ナフトイル、2−キノリルカルボニル、3−キノリル
    カルボニル、4−キノリルカルボニル(該ベンゾイル、
    ニコチノイル、イソニコチノイル、2−フロイル、3−
    フロイル、2−テノイル、3−テノイル、1−ナフトイ
    ル、2−ナフトイル、2−キノリルカルボニル、3−キ
    ノリルカルボニル及び4−キノリルカルボニルは、各
    々、1〜3個のメチル、エチル、n−プロピル、i−プ
    ロピル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プ
    ロポキシ、ハロゲン原子、アセチル又はニトロにより置
    換されていてもよい)、C4-6脂肪族アシル基(該脂肪族
    アシル基は、1〜2個のメチルにより置換されていても
    よい)、C1-3アルコキシカルボニル基{該アルコキシカ
    ルボニル基は、(a)1個のフェニル、1−ナフチル、2
    −ナフチル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジ
    ル、2−キノリル、3−キノリル、4−キノリル、5−
    キノリル、6−キノリル、7−キノリル、8−キノリ
    ル、1−イソキノリル、3−イソキノリル、4−イソキ
    ノリル、5−イソキノリル、6−イソキノリル、7−イ
    ソキノリル又は8−イソキノリル(該フェニル、1−ナ
    フチル、2−ナフチル、2−ピリジル、3−ピリジル、
    4−ピリジル、2−キノリル、3−キノリル、4−キノ
    リル、5−キノリル、6−キノリル、7−キノリル、8
    −キノリル、1−イソキノリル、3−イソキノリル、4
    −イソキノリル、5−イソキノリル、6−イソキノリ
    ル、7−イソキノリル及び8−イソキノリルは、各々、
    1〜5個のメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピ
    ル、水酸基、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i
    −プロポキシ、アセトキシ、アセチル、プロピオニル、
    n−ブチリル、i−ブチリル、メトキシカルボニル、エ
    トキシカルボニル、ハロゲン原子、アミノ、シアノ又は
    ニトロにより置換されていてもよい)により置換されて
    いるか、又は(b)1〜2個のメチルにより置換されてい
    てもよい}、C4-10アルコキシカルボニル基(該アルコ
    キシカルボニル基は、1〜2個のメチルにより置換され
    ていてもよい)、メチルスルホニル、エチルスルホニ
    ル、n−プロピルスルホニル、i−プロピルスルホニ
    ル、n−ブチルスルホニル、i−ブチルスルホニル、s
    −ブチルスルホニル、t−ブチルスルホニル、n−ペン
    チルスルホニル、n−ヘキシルスルホニル、ベンジルス
    ルホニル、フェニルスルホニル、トシル、p−メトキシ
    フェニルスルホニル、m−クロロフェニルスルホニル、
    2−チエニルスルホニル、1−ナフチルスルホニル、2
    −ナフチルスルホニル又は8−キノリルスルホニルを表
    す。R3は、水素原子、メチル、エチル又はベンジルを表
    す。R4は、水素原子、メチル、ヒドロキシメチル又はメ
    ルカプトメチルを表す。R5は、水素原子又はメチルを表
    す。R6は、水素原子又はメチルを表すか、R8と一緒にな
    って結合を表す。R7及びR8は、それぞれ独立に、水素原
    子、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n
    −ブチル、i−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、
    n−ペンチル、2−ペンチル、3−ペンチル、n−ヘキ
    シル、2−ヘキシル、3−ヘキシル、n−ヘプチル、2
    −ヘプチル、3−ヘプチル、4−ヘプチル、2−エチル
    プロピル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、2−
    エチルブチル、3−エチルブチル、2−プロピルブチ
    ル、3−プロピルブチル、2−メチルペンチル、3−メ
    チルペンチル、4−メチルペンチル、2−エチルペンチ
    ル、3−エチルペンチル、4−エチルペンチル、2−メ
    チルヘキシル、3−メチルヘキシル、4−メチルヘキシ
    ル,5−メチルヘキシル、シクロプロピルメチル、シク
    ロブチルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシ
    ルメチル、ベンジル、1−フェネチル、3−フェニルプ
    ロピル、2−フリルメチル、2−チエニルメチル又は2
    −ピリミジルメチルを表すか、R8とR6が一緒になって結
    合を表す。R9は、水素原子、C1-3アルキル基{該アルキ
    ル基は、1個のシクロペンンチル、シクロヘキシル、フ
    ェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2−フリル、3
    −フリル、2−チエニル、3−チエニル、2−ピリジ
    ル、3−ピリジル又は4−ピリジル(該フェニル、1−
    ナフチル、2−ナフチル、2−フリル、3−フリル、2
    −チエニル、3−チエニル、2−ピリジル、3−ピリジ
    ル及び4−ピリジルは、各々、1〜3個のメチル、エチ
    ル、n−プロピル、i−プロピル、メトキシ、エトキ
    シ、n−プロポキシ、i−プロポキシ又はハロゲン原子
    により置換されていてもよい)により置換を受け、メチ
    ル又はエチルにより置換されていてもよいか、又は(b)
    1〜2個のメチル又はエチルにより置換されていてもよ
    い}、C4-6アルキル基(該アルキル基は、1〜2個のメ
    チル又はエチルにより置換されていてもよい)、シクロ
    プロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキ
    シル又はシクロヘプチルを表すか、R11と一緒になって
    エチレン又はトリメチレン{該エチレン及びトリメチレ
    ンは、1個のオキソ、メチル、エチル、n−プロピル、
    i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル又はsec−ブ
    チル(該メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピ
    ル、n−ブチル、i−ブチル及びsec−ブチルは、各
    々、1個のメチル、メトキシ、メチルチオ、フェニル、
    1−ナフチル又は、2−ナフチルにより置換されていて
    もよい)により置換されていてもよい}を表し、環を形
    成する。R10は、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキ
    シル、n−ヘプチル、n−オクチル(該n−ブチル、n
    −ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチ
    ルは、各々、1〜2個のn−プロピル、i−プロピル、
    n−ブチル、i−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル
    により置換されていてもよく、且つ1〜2個の水酸基、
    メトキシ、メルカプト、メチルチオ、アミノ、メチルア
    ミノ、ジメチルアミノ、カルボキシル又はメトキシカル
    ボニルにより置換されていてもよい)、−Z、−W1
    Z、−W1−V−Z又は−W1−V−W2−Zを表す。Vは、
    O、S、SO、SO2又はNR11{R11は、水素原子、C1-3アル
    キル基、フェニル又はベンジルを表すか、R9と一緒にな
    ってエチレン又はトリメチレン(該エチレン及びトリメ
    チレンは、1個のオキソ、メチル、エチル、n−プロピ
    ル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル又はsec
    −ブチル(該メチル、エチル、n−プロピル、i−プロ
    ピル、n−ブチル、i−ブチル及びsec−ブチルは、
    各々、1個のメチル、メトキシ、メチルチオ、フェニ
    ル、1−ナフチル又は2−ナフチルにより置換されてい
    てもよい)により置換されていてもよい)を表し、環を
    形成する}を表す。W1は、C1-7アルキレン(該アルキレ
    ンは、各々、1〜2個のオキソ、メチル、フェニル、ベ
    ンジル又はフェネチルにより置換されていてもよい)を
    表す。ただし、R10が、W1−V−W2−Zであるとき、V
    は、メチレン、エチレン又はトリメチレンのみを表す。
    又、R9とR11が一緒になって環を形成するとき、W1は、
    メチレン、エチレン又はトリメチレン{該メチレン、エ
    チレン及びトリメチレンは、それぞれ、オキソ、メチ
    ル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチ
    ル、i−ブチル又はsec−ブチル(該メチル、エチ
    ル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブ
    チル及びsec−ブチルは、各々、メチル、メトキシ、
    メチルチオ、フェニル、1−ナフチル又は2−ナフチル
    により置換されていてもよい)により置換されていても
    よい}を表す。W2は、メチレン、エチレン又はトリメチ
    レン(該メチレン、エチレン及びトリメチレンは、1〜
    2個のオキソ、メチル、フェニルにより置換されていて
    もよい)を表す。Zは、シクロペンチル、シクロヘキシ
    ル、シクロヘプチル、1-シクロペンテニル、2-シクロ
    ペンテニル、3-シクロペンテニル、2,4-シクロペン
    タジエニル、1-シクロヘキセニル、2-シクロヘキセニ
    ル、3-シクロヘキセニル、フェニル、1−ナフチル、
    2−ナフチル、1−アンスリル、2−アンスリル、9−
    アンスリル、9,10−アンスラキノン−1−イル、
    9,10−アンスラキノン−2−イル、1−フェナンス
    リル、2−フェナンスリル、3−フェナンスリル、4−
    フェナンスリル、9−フェナンスリル、1−フルオレニ
    ル、2−フルオレニル、3−フルオレニル、4−フルオ
    レニル、9−フルオレニル、1−フルオレノニル、2−
    フルオレノニル、3−フルオレノニル、4−フルオレノ
    ニル、2−チエニル、3−チエニル、2−チアゾリル、
    4−チアゾリル、5−チアゾリル、1,2,4−チアジ
    アゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5
    −イル、1,3,4−チアジアゾール−2−イル、1−
    ピラゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、1,
    2,4−トリアゾール−1−イル、1,2,4−トリア
    ゾール−3−イル、1,2,4−トリアゾール−4−イ
    ル、2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、5−オキサ
    ゾリル、2−フリル、3−フリル、3−イソオキサゾリ
    ル、4−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、
    1,3,4−オキサジアゾール−2−イル、1,2,4
    −オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジ
    アゾール−5−イル、3−フラザニル、5−ピラゾロン
    −1−イル、5−ピラゾロン−3−イル、5−ピラゾロ
    ン−4−イル、5−オキソ−3−ピラゾリン−1−イ
    ル、5−オキソ−3−ピラゾリン−2−イル、5−オキ
    ソ−3−ピラゾリン−3−イル、5−オキソ−3−ピラ
    ゾリン−4−イル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−
    ピリジル、1−インドリル、2−インドリル、3−イン
    ドリル、4−インドリル、5−インドリル、6−インド
    リル、7−インドリル、2−キノリル、3−キノリル、
    4−キノリル、5−キノリル、6−キノリル、7−キノ
    リル、8−キノリル、1−イソキノリル、3−イソキノ
    リル、4−イソキノリル、5−イソキノリル、6−イソ
    キノリル、7−イソキノリル、8−イソキノリル、2−
    プリル、6−プリル、8−プリル、1−ベンゾイミダゾ
    リル、2−ベンゾイミダゾリル、4−ベンゾイミダゾリ
    ル、5−ベンゾイミダゾリル、6−ベンゾイミダゾリ
    ル、7−ベンゾイミダゾリル、2−ベンゾチアゾリル、
    4−ベンゾチアゾリル、5−ベンゾチアゾリル、6−ベ
    ンゾチアゾリル、7−ベンゾチアゾリル、4−ベンゾチ
    アジアゾリル、5−ベンゾチアジアゾリル、1−インダ
    ゾリル、3−インダゾリル、4−インダゾリル、5−イ
    ンダゾリル、6−インダゾリル、7−インダゾリル、2
    −キノキサリニル、5−キノキサリニル、6−キノキサ
    リニル、1−カルバゾリル、2−カルバゾリル、3−カ
    ルバゾリル、4−カルバゾリル、9−カルバゾリル、テ
    トラヒドロベンゾチアゾール−7−オン−2−イル、ピ
    ラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−3−イル、チエノ
    〔2,3−b〕ピリジン−3−イル、チエノ〔2,3−
    b〕ピラジン−3−イル、テトラヒドロイソキノリン−
    8−イル、インデノ〔3,2−d〕チアゾール−2−イ
    ル、フタラジン−1,4−ジオン−7−イル、ベンゾ
    〔d〕1,2,3−トリアゾール−5−イル、9−オキ
    サフルオレン−7−イル、4,9−ジアザフルオレン−
    3−イル、4a,9−ジアザフルオレン−6−イル、
    5,6,7,8−テトラヒドロ−9−チア−1,3−ジ
    アザフルオレン−4−イル、1,3−ジオキソ−2−イ
    ソインドリニル、2−ピラニル、3−ピラニル、4−ピ
    ラニル、5−ピラニル、6−ピラニル、1−ピロリジニ
    ル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、1−ピラゾ
    リジニル、3−ピラゾリジニル、4−ピラゾリジニル、
    1−イミダゾリジニル、2−イミダゾリジニル、4−イ
    ミダゾリジニル、1−ピペリジル、2−ピペリジル、3
    −ピペリジル、4−ピペリジル、1−ピペラジニル、2
    −ピペラジニル、2−モルホリニル、3−モルホリニ
    ル、4−モルホリニル (上記のZ基は、それぞれ1〜3個の水素原子、メチ
    ル、エチル、n−プロピル{該メチル、エチル及びn−
    プロピルは、(a)それぞれ1〜2個の水酸基、メチル、
    メトキシ、エトキシ、i−プロポキシ、メチルチオ、エ
    チルチオ、i−プロピルチオ、シアノ、ジメチルアミノ
    又はジエチルアミノにより置換されていてもよいか、又
    は(b)それぞれ1〜2個のフェニル、1−ナフチル、2
    −ナフチル、1−ピペリジル、2−フリル、3−フリ
    ル、2−チエニル又は3−チエニル(該フェニル、1−
    ナフチル、2−ナフチル、1−ピペリジル、2−フリ
    ル、3−フリル、2−チエニル及び3−チエニルは、そ
    れぞれ1〜3個のメチル、エチル、i−プロピル、フェ
    ニル、メトキシ、エトキシ、i−プロポキシ、メチルチ
    オ、エチルチオ、i−プロピルチオ、フルオロ、クロ
    ロ、ブロモ、シアノ、ニトロ、メチルアミノ、ジメチル
    アミノ、メトキシカルボニル又はエトキシカルボニルに
    より置換されていてもよい)により置換されており、且
    つ、1個のメチル又はエチルにより置換されていてもよ
    い}、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル(該n
    −ブチル、n−ペンチル及びn−ヘキシルは、それぞれ
    1〜2個の水酸基、メチル、メトキシ、エトキシ、i−
    プロポキシ、メチルチオ、エチルチオ、i−プロピルチ
    オ、シアノ、ジメチルアミノ又はジエチルアミノにより
    置換されていてもよい)、フェニル、1−ナフチル、2
    −ナフチル、2−フリル、3−フリル、2−チエニル、
    3−チエニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリ
    ジル、2−ピリミジル、4−ピリミジル、6−オキソ−
    3−ピリダジニル、4−モルホリニル、2−ベンゾチア
    ゾリル(該フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2
    −フリル、3−フリル、2−チエニル、3−チエニル、
    2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピリ
    ミジル、4−ピリミジル、6−オキソ−3−ピリダジニ
    ル、4−モルホリニル及び2−ベンゾチアゾリルは、各
    々、1〜3個のメチル、エチル、n−プロピル、i−プ
    ロピル、n−ブチル、i−ブチル、sec−ブチル、メ
    トキシ、エトキシ、i−プロポキシ、ベンジルオキシ、
    メチルチオ、エチルチオ、i−プロピルチオ、ベンジル
    チオ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミ
    ノ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、水酸
    基、フロロ、クロロ、ブロモ、シアノ又はニトロにより
    置換されていてもよい)、アセチル、プロピオニル、フ
    ェニルアセチル、ベンゾイル(該ベンゾイルは、1〜3
    個のメチル、エチル、i−プロピル、メトキシ、エトキ
    シ、i−プロポキシ、メチルチオ、エチルチオ、i−プ
    ロピルチオ、フルオロ、クロロ、ブロモ、シアノ、ニト
    ロ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、メトキシカルボニ
    ル及びエトキシカルボニルにより置換されていてもよ
    い)、カルボキシ、メトキシカルボニル、エトキシカル
    ボニル、ベンジルオキシカルボニル、フェニルスルホニ
    ル、トシル、p−メトキシフェニルスルホニル、m−ク
    ロロフェニルスルホニル、p−ニトロフェニルスルホニ
    ル、水酸基、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、メ
    チルチオ(該メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ及び
    メチルチオは、それぞれ1〜2個のフェニル、1−ナフ
    チル,2−ナフチル、2−ピリジル、3−ピリジル又は
    4−ピリジルにより最大2個まで置換されていてもよ
    い)、フェノキシ(該フェノキシは、1〜2個のメチ
    ル、メトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ又はニトロに
    より置換されていてもよい)、メチルアミノ、エチルア
    ミノ、ベンジルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,
    N−ジエチルアミノ、N−ベンジル−N−メチルアミ
    ノ、フェニルアミノ、N−メチル−N−フェニルアミ
    ノ、N−ベンジル−N−フェニルアミノ、メトキシカル
    ボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、アセトアミ
    ド、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ又はシアノを表
    す)を表すか、Zが、フェニル又はナフチルを表し、Z
    に結合する2個の置換基が、オルト位又はペリ位で隣接
    するとき、2個の置換基が一緒になって、-OCH2O-又は-
    OCH2CH 2O-を表すか、又は、 Zが、フェニル又はナフチルを表し、Zに結合する2個
    の置換基が、オルト位又はペリ位で隣接し、共にカルボ
    キシを表すとき、2個のカルボキシが脱水縮合して-C
    (O)OC(O)-を表す。Xは、S又はOを表す。〕により表
    されるペンタン酸アミド類又はその塩。
  2. 【請求項2】 R3が、水素原子を表し、R5が、水素原子
    を表し、R6が、水素原子を表すか、R8と一緒になって結
    合を表し、R7が、水素原子を表し、R8が、水素原子を表
    すか、R6と一緒になって結合を表し、XがSを表す請求
    項1記載のペンタン酸アミド類又はその塩。
  3. 【請求項3】 R3が、水素原子を表し、R5が、水素原子
    を表し、R6が、水素原子を表すか、R8と一緒になって結
    合を表し、R7が、水素原子を表し、R8が、水素原子を表
    すか、R6と一緒になって結合を表し、XがOを表す請求
    項1記載のペンタン酸アミド類又はその塩。
  4. 【請求項4】 R6とR8が一緒になって結合を表す請求項
    2記載のペンタン酸アミド類又はその塩。
  5. 【請求項5】 R6及びR8が、水素原子を表す請求項2記
    載のペンタン酸アミド類又はその塩。
  6. 【請求項6】 R6とR8が一緒になって結合を表す請求項
    3記載のペンタン酸アミド類又はその塩。
  7. 【請求項7】 R6及びR8が、水素原子を表す請求項3記
    載のペンタン酸アミド類又はその塩。
  8. 【請求項8】 R10が、−Zである請求項4記載のペン
    タン酸アミド類又はその塩。
  9. 【請求項9】 R10が、−Zである請求項5記載のペン
    タン酸アミド類又はその塩。
  10. 【請求項10】 R10が、−W1−Z 〔W1は、C1-5アルキレン(該アルキレンは、各々、1〜
    2個のオキソ、メチル、フェニル、ベンジル又はフェネ
    チルにより置換されていてもよい)を表す〕である請求
    項4記載のペンタン酸アミド類又はその塩。
  11. 【請求項11】 R10が、−W1−Z 〔W1は、C1-5アルキレン(該アルキレンは、各々、1〜
    2個のオキソ、メチル、フェニル、ベンジル又はフェネ
    チルにより置換されていてもよい)を表す〕である請求
    項5記載のペンタン酸アミド類又はその塩。
  12. 【請求項12】 R10が、−W1−V−Z 〔W1は、C1-5アルキレン(該アルキレンは、各々、1〜
    2個のオキソ、メチル、フェニル、ベンジル又はフェネ
    チルにより置換されていてもよい)を表す〕である請求
    項4記載のペンタン酸アミド類又はその塩。
  13. 【請求項13】 R10が、−W1−V−Z 〔W1は、C1-5アルキレン(該アルキレンは、各々、1〜
    2個のオキソ、メチル、フェニル、ベンジル又はフェネ
    チルにより置換されていてもよい)を表す〕である請求
    項5記載のペンタン酸アミド類又はその塩。
  14. 【請求項14】 R10が、−W1−V−W2−Z 〔W1は、C1-3アルキレン(該アルキレンは、各々、1〜
    2個のオキソ、メチル、フェニル、ベンジル又はフェネ
    チルにより置換されていてもよい)を表す。W2は、C1-3
    アルキレン(該アルキレンは、1〜2個のオキソ、メチ
    ル、フェニルにより置換されていてもよい)を表す〕で
    表される請求項4記載のペンタン酸アミド類又はその
    塩。
  15. 【請求項15】 R10が、−W1−V−W2−Z 〔W1は、C1-3アルキレン(該アルキレンは、各々、1〜
    2個のオキソ、メチル、フェニル、ベンジル又はフェネ
    チルにより置換されていてもよい)を表す。W2は、C1-3
    アルキレン(該アルキレンは、1〜2個のオキソ、メチ
    ル、フェニルにより置換されていてもよい)を表す〕で
    表される請求項5記載のペンタン酸アミド類又はその
    塩。
  16. 【請求項16】 R10が、−W1−Zを表すときのW
    1が、 【化2】 の何れかを表す請求項10又は11記載のペンタン酸ア
    ミド類又はその塩。
  17. 【請求項17】 R10が、−W1−V−Zを表すときのW
    1−Vが、 【化3】 の何れかを表す請求項12又は13記載のペンタン酸ア
    ミド類又はその塩。
  18. 【請求項18】 R10が、−W1−V−W2−Zを表すと
    きのW1−V−W2が、 【化4】 の何れかを表す請求項14又は15記載のペンタン酸ア
    ミド類又はその塩。
  19. 【請求項19】 Zが、 【化5】 〔式中、Ra、Rb、Rcは各々独立に、水素原子、メチル、
    エチル、n−プロピル(該メチル、エチル及びn−プロ
    ピルは、(a)各々、1〜2個の水酸基、メチル、メトキ
    シ、エトキシ、i−プロポキシ、メチルチオ、エチルチ
    オ、i−プロピルチオ、シアノ、ジメチルアミノ又はジ
    エチルアミノにより置換されていてもよいか、又は(b)
    各々、1〜2個のフェニル、1−ナフチル、2−ナフチ
    ル、1−ピペリジル、2−フリル、3−フリル、2−チ
    エニル又は3−チエニル(該フェニル、1−ナフチル、
    2−ナフチル、1−ピペリジル、2−フリル、3−フリ
    ル、2−チエニル及び3−チエニルは、各々、1〜3個
    のメチル、エチル、i−プロピル、フェニル、メトキ
    シ、エトキシ、i−プロポキシ、メチルチオ、エチルチ
    オ、i−プロピルチオ、フルオロ、クロロ、ブロモ、シ
    アノ、ニトロ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、メトキ
    シカルボニル又はエトキシカルボニルにより置換されて
    いてもよい)により置換されており、且つ、1個のメチ
    ル又はエチルにより置換されていてもよい)、n−ブチ
    ル、n−ペンチル、n−ヘキシル(該n−ブチル、n−
    ペンチル及びn−ヘキシルは、各々、1〜2個の水酸
    基、メチル、メトキシ、エトキシ、i−プロポキシ、メ
    チルチオ、エチルチオ、i−プロピルチオ、シアノ、ジ
    メチルアミノ又はジエチルアミノにより置換されていて
    もよい)、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2
    −フリル、3−フリル、2−チエニル、3−チエニル、
    2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピリ
    ミジル、4−ピリミジル、6−オキソ−3−ピリダジニ
    ル、4−モルホリニル、2−ベンゾチアゾリル(該フェ
    ニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2−フリル、3−
    フリル、2−チエニル、3−チエニル、2−ピリジル、
    3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピリミジル、4−ピ
    リミジル、6−オキソ−3−ピリダジニル、4−モルホ
    リニル及び2−ベンゾチアゾリルは、各々、1〜3個の
    メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブ
    チル、i−ブチル、sec−ブチル、メトキシ、エトキ
    シ、i−プロポキシ、ベンジルオキシ、メチルチオ、エ
    チルチオ、i−プロピルチオ、ベンジルチオ、メチルア
    ミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、メトキシカル
    ボニル、エトキシカルボニル、水酸基、フロロ、クロ
    ロ、ブロモ、シアノ又はニトロにより置換されていても
    よい)、アセチル、プロピオニル、フェニルアセチル、
    ベンゾイル(該ベンゾイルは、1〜3個のメチル、エチ
    ル、i−プロピル、メトキシ、エトキシ、i−プロポキ
    シ、メチルチオ、エチルチオ、i−プロピルチオ、フル
    オロ、クロロ、ブロモ、シアノ、ニトロ、メチルアミ
    ノ、ジメチルアミノ、メトキシカルボニル及びエトキシ
    カルボニルにより置換されていてもよい)、カルボキ
    シ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ベンジ
    ルオキシカルボニル、フェニルスルホニル、トシル、p
    −メトキシフェニルスルホニル、m−クロロフェニルス
    ルホニル、p−ニトロフェニルスルホニル、水酸基、メ
    トキシ、エトキシ、n−プロポキシ、メチルチオ(該メ
    トキシ、エトキシ、n−プロポキシ及びメチルチオは、
    各々、1〜2個のフェニル、1−ナフチル,2−ナフチ
    ル、2−ピリジル、3−ピリジル又は4−ピリジルによ
    り置換されていてもよい)、フェノキシ(該フェノキシ
    は、1〜2個のメチル、メトキシ、フルオロ、クロロ、
    ブロモ又はニトロにより置換されていてもよい)、メチ
    ルアミノ、エチルアミノ、ベンジルアミノ、N、N−ジ
    メチルアミノ、N、N−ジエチルアミノ、N−ベンジル
    −N−メチルアミノ、フェニルアミノ、N−メチル−N
    −フェニルアミノ、N−ベンジル−N−フェニルアミ
    ノ、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメ
    チル、アセトアミド、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニト
    ロ、シアノを表す〕を表すか、Zが、フェニル又はナフ
    チルを表し、Zに結合する2個の置換基が、オルト位又
    はペリ位で隣接するとき、2個の置換基が一緒になっ
    て、-OCH2O-又は-OCH2CH 2O-を表すか、又は、 Zが、フェニル又はナフチルを表し、Zに結合する2個
    の置換基が、オルト位又はペリ位で隣接し、共にカルボ
    キシを表すとき、2個のカルボキシが脱水縮合して-C
    (O)OC(O)-を表す。請求項4又は5記載のペンタン酸ア
    ミド類又はその塩。
  20. 【請求項20】 請求項1記載のペンタン酸アミド類又
    はその塩及び薬理学的に許容される担体とから構成され
    る医薬組成物。
  21. 【請求項21】 請求項1記載のペンタン酸アミド類又
    はその塩を含有することを特徴とする化学療法剤。
  22. 【請求項22】 請求項1記載のペンタン酸アミド類又
    はその塩を含有することを特徴とするPTCA術後再狭
    窄の予防又は治療剤。
  23. 【請求項23】 請求項1記載のペンタン酸アミド類又
    はその塩を含有することを特徴とする動脈硬化性血管内
    膜平滑筋細胞の異常増殖抑制剤。
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