JPH11310703A - 熱可塑性樹脂組成物およびic用耐熱トレー - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物およびic用耐熱トレー

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JPH11310703A
JPH11310703A JP10119601A JP11960198A JPH11310703A JP H11310703 A JPH11310703 A JP H11310703A JP 10119601 A JP10119601 A JP 10119601A JP 11960198 A JP11960198 A JP 11960198A JP H11310703 A JPH11310703 A JP H11310703A
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JP
Japan
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resin
thermoplastic resin
resin composition
aromatic
melt viscosity
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Pending
Application number
JP10119601A
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English (en)
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Toru Nagashima
徹 永嶋
Mitsuo Maeda
光男 前田
Hiroshi Nakamura
宏 中村
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐熱性、成形性に優れ、帯電防止性もしくは導
電性を有する熱可塑性樹脂組成物およびIC用耐熱トレ
ーを提供すること。 【解決手段】芳香族ポリカーボネート樹脂15〜55重
量%と芳香族ポリサルホン樹脂85〜45重量%からな
る樹脂成分100重量部に対し、150ml/100g
以上のDBP吸油量を有する導電性カーボンブラック3
〜25重量部を配合してなる熱可塑性樹脂組成物、およ
びその熱可塑性樹脂組成物を成形してなるIC用耐熱ト
レー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電防止性もしく
は導電性を有する熱可塑性樹脂組成物およびIC用耐熱
トレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】IC部品(チップ)を搬送するトレーとし
ては、従来から導電性もしくは帯電防止性を付与させた
塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂などが使われていた。IC部品をハンダによりプリン
ト基板上に実装する際、ICのパッケージが吸湿してい
るとハンダ熱によりIC内部に水蒸気が発生し、フク
レ、クラックなどを生じIC部品が破損するので、実装
前に120〜150℃の温度で水分を除去する必要があ
る。従来、この乾燥工程においては、IC部品を搬送用
トレーからアルミダイカスト製トレーに移し替える必要
があった。ところが、近年この搬送用と乾燥用を兼用で
きるトレーが導電性もしくは帯電防止性を付与させた変
成ポリフェニレンエーテル樹脂で開発され普及してい
る。しかし、そのIC部品の乾燥に要する時間を短縮化
する場合、例えば、150℃以上の高い乾燥温度が必要
となるが、変成ポリフェニレンエーテル樹脂からなるト
レーでは、その耐熱性、成形品の反りや成形加工性など
の面で満足するものが得られなかった。
【0003】一方、芳香族ポリカーボネート樹脂は機械
強度、寸法精度に優れた樹脂であるが、耐熱性が高々1
50℃である。そこで、その耐熱性などを向上させる目
的で芳香族ポリカーボネート樹脂と芳香族ポリサルホン
樹脂とを混合してなる熱可塑性樹脂組成物が種々開示さ
れている。例えば、特公昭45−39181号公報に
は、芳香族ポリサルホン樹脂と芳香族ポリカーボネート
樹脂とを混合することによって、耐熱性や機械的特性に
優れた組成物が得られることが開示されている。また、
特公昭49−13855号公報には、芳香族ポリサルホ
ン樹脂および芳香族ポリカーボネート樹脂からなる組成
物はABS樹脂に比べて耐熱性や機械的特性に優れるこ
とが開示されている。また、特開昭54−28361号
公報には、重量平均分子量が60000より大きい芳香
族ポリカーボネート樹脂と芳香族ポリサルホン樹脂から
なる組成物は各樹脂に比べて耐薬品性や荷重たわみ温度
が改良されることが開示されている。また、特開昭60
−51739号公報には、特定の構造を有する芳香族ポ
リサルホン樹脂と芳香族ポリカーボネート樹脂からなる
組成物は機械的性質に優れ耐薬品性が改良されることが
開示されている。しかしながら、上記で述べたこれらの
組成物は、芳香族ポリカーボネート樹脂が芳香族ポリサ
ルホン樹脂の本来有する耐熱性に代表される優れた物性
を阻害するため満足できる物性が得られないことが多
い。また、上記の各公報には、その組成物をICトレー
に使用することについての記載はない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐熱性、成
形性に優れ、帯電防止性もしくは導電性を有する熱可塑
性樹脂組成物およびIC用耐熱トレーを提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、特定量の芳香族ポ
リカーボネート樹脂と芳香族ポリサルホン樹脂、および
特定の導電性カーボンブラックを選択し、組成物とする
ことにより上記目的が達成されることを見出し、本発明
に到達した。すなわち、本発明は次のとおりである。 [1]芳香族ポリカーボネート樹脂15〜55重量%と
芳香族ポリサルホン樹脂85〜45重量%からなる樹脂
成分100重量部に対し、150ml/100g以上の
DBP吸油量を有する導電性カーボンブラック3〜25
重量部を配合してなる熱可塑性樹脂組成物。 [2]下記に定義される芳香族ポリカーボネート樹脂の
溶融粘度(ηa)と芳香族ポリサルホン樹脂の溶融粘度
(ηb)の比(ηa/ηb)が0.5〜2.0である
[1]記載の熱可塑性樹脂組成物。 ηa:340℃、せん断速度1216/秒で測定したと
きの芳香族ポリカーボネート樹脂の溶融粘度。 ηb:340℃、せん断速度1216/秒で測定したと
きの芳香族ポリサルホン樹脂の溶融粘度。 [3]ηa/ηbが0.8〜1.8である[2]記載の熱
可塑性樹脂組成物。 [4]芳香族ポリカーボネート樹脂が、その製造原料と
してビスフェノールAを少なくとも30mol%以上を
用いるコポリカーボネートもしくはホモポリカーボネー
トである[1]、[2]または[3]記載の熱可塑性樹
脂組成物。 [5]芳香族ポリサルホン樹脂が次式
【0006】
【化2】 で表される繰り返し単位を80mol%以上有すること
を特徴とする[1]、[2][3]または[4]記載の
熱可塑性樹脂組成物。 [6]上記[1]、[2]、[3]、[4]または
[5]記載の熱可塑性樹脂組成物を成形してなるIC用
耐熱トレー。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる芳香族ポリカ
ーボネート樹脂は、一般式、
【0008】
【化3】 で表される繰り返し単位を有する単独重合体、共重合体
およびその混合物である。式中、Aは原料の二価フェノ
ールの残基である二価芳香族基である。このような芳香
族ポリカーボネートを製造するために用いることのでき
る二価フェノールは、官能基として芳香族の炭素原子に
直接結合している2つの水酸基を含有する単核または多
核芳香族化合物である。二価フェノールの例としては、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビ
スフェノールA)、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メ
タン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェ
ニル)プロパン、2,2−(3,5, 3’,5’−テ
トラクロロ−4,4’−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2−(3,5,3’,5’−テトラブロモ−
4,4’−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、ハイド
ロキノン、レゾルシノール、ジヒドロキシジフェニルな
どが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
また、この芳香族ポリカーボネート樹脂は、製造原料と
してビスフェノールAを少なくとも30mol%以上を
用いるコポリカーボネートもしくはホモポリカーボネー
トであることが好ましい。その末端構造は、各々の製法
に従って決まるものであり、例えば、OHやOC(CH
33などが挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。市販品の例としては、住友ダウ株式会社の商品名
カリバー200−3,200−20などがあげられる
が、これらに限定されるものではない。本発明で用いら
れる芳香族ポリカーボネート樹脂の340℃、せん断速
度1216/秒で測定したときの溶融粘度は2000〜
10000poiseであることが好ましく、2000
〜6000poiseであることがより好ましい。溶融
粘度が10000poiseを越える場合、組成物の溶
融粘度が高いために成形加工が困難となるため好ましく
ない。
【0009】本発明で用いられる芳香族ポリサルホン樹
脂は、アリーレン単位、エーテル結合およびスルホン結
合の三者が必須の構成単位であって、アリーレン単位が
エーテルおよびスルホン結合とともに無秩序にまたは秩
序正しく位置するポリアリーレン化合物として定義され
る。代表的な例としては次のような繰り返し単位を有す
るものがあげられるが、これに限定されるものではな
い。
【0010】
【化4】 [(II)の化合物はランダム共重合体を含む。式中、
は炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭素原子数
3ないし10のアルケニル基、フェニル基またはハロゲ
ン原子を表し、pは0ないし4の正数である。m、nは
平均の繰り返し単位数を示しm、nは0.1から100
の正数である。同一または異なる核上の各Rは相互に
異なっていても良い。各pは相互に異なっていても良
い。]
【0011】
【化5】 (この化合物はランダム共重合体を含む。式中、R1
炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭素原子数3ない
し10のアルケニル基、フェニル基またはハロゲン原子
を表し、pは0ないし4の正数である。q、m、nは平
均の繰り返し単位数を示し、qは1〜3の正数、m、n
は0.1〜100の正数である。同一または異なる核上
の各R1 は相互に異なっていても良い。各pは相互に異
なっていても良い。) 本発明で用いられる芳香族ポリサルホン樹脂としては、
(II)または(III)で表される繰り返し単位中の
(m/m+n)は0.8以上であることが好ましい。ま
た、(III)の構造単位中のqは1であることが好ま
しい。これらの中でも(I)、(II)の繰り返し構造
単位を持つものが好ましく、さらに好ましくは(I)の
繰り返し構造単位を持つものである。市販品の例として
は、(I)のものは、住友化学工業株式会社の商品名
スミカエクセルPES3600P、4100Pなどが、
(II)のものはAMOCO社の商品名 UDEL P
ー1700などが挙げられるがこれらに限定されるもの
ではない。また、その末端構造は、各々の樹脂の製法に
従って決まるものであり、例えば、Cl、OH,OR
(Rはアルキル基)などが挙げられるが、これらに限定
されるものではない。
【0012】本発明で用いられる芳香族ポリサルホン樹
脂の340℃、せん断速度1216/秒で測定したとき
の溶融粘度は1000〜6000poiseであること
が好ましく、1000〜3000poiseであること
がより好ましい。溶融粘度が6000poiseを越え
る場合、組成物の溶融粘度が高いために成形加工が困難
となるため好ましくない。
【0013】本発明で用いられる芳香族ポリカーボネー
ト樹脂(a)と芳香族ポリサルホン樹脂(b)の、34
0℃、せん断速度1216/秒で測定したときの溶融粘
度の比(ηa/ηb)は0.5〜2.0であることが好ま
しく、0.8〜1.8であることがより好ましく、さら
に好ましくは1.0〜1.6である。ηa/ηbが0.5
より小さい場合、その組成物の耐熱性が劣るために好ま
しくない。本発明の樹脂組成物に配合される芳香族ポリ
カーボネート樹脂の配合量は、芳香族ポリサルホン樹脂
と芳香族ポリカーボネート樹脂の全重量を基にして15
〜55重量%であり、25〜45重量%であることがよ
り好ましい。芳香族ポリカーボネート樹脂を55重量%
より多く配合すると、組成物の耐熱性が劣るためにまし
くない。
【0014】本発明で用いられる特定の導電性カーボン
ブラックは、150ml/100g以上のDBP吸油量
を有するものである。DBP(ジブチルフタレート)吸
油量とは、ASTM−D2414−88に規定された給
油量を意味する。DBP給油量が150ml/100g
未満の導電性カーボンブラックを用いると、ICトレー
等の成形品に帯電防止性を付与するためには導電性カー
ボンブラックの添加量が多量となり、組成物の溶融粘度
が高くなるためにICトレーへ加工することが困難にな
ったり、ICトレーの機械的強度が低下するために好ま
しくない。上限は特に制限されないが、製造上の都合か
ら実際は750ml/100g以下が適当である。市販
品の例としては350ml/100gのDBP吸油量を
有するライオン・アクゾ社の商品名 ケッチェンブラッ
クEC、215ml/100gのDBP吸油量を有する
キャボット社の商品名 バルカンXC−72などがあげ
られるが、これらに限定されるものではない。また、D
BP吸油量の異なる2種以上の導電性カーボンブラック
を添加して用いることも可能である。本発明で用いる導
電性カーボンブラックの配合量は、芳香族ポリカーボネ
ート樹脂と芳香族ポリサルホン樹脂からなる樹脂成分1
00重量部に対し3〜25重量部である。導電性カーボ
ンブラックの配合量が3重量部未満である場合、ICト
レーの抵抗値が帯電防止性を有する程度に低下しなかっ
たり、添加量のわずかな変化で抵抗値が変動してしまう
といった問題があるため好ましくない。また、25重量
部より多いと組成物の溶融粘度が高くなるためにICト
レーへ加工することが困難になるために好ましくない。
【0015】本発明においては、必要に応じてガラス繊
維、シリカアルミナ繊維、アルミナ繊維、ホウ酸アルミ
ニウムウィスカーなどの繊維状あるいは針状の補強剤、
タルク、マイカ、クレー、ガラスビーズなどの無機充填
剤、フッ素樹脂などや金属石鹸類などの離型改良材、染
料、顔料などの着色剤、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線
吸収剤、界面活性剤などの通常の添加剤を1種以上添加
することができる。また、少量の熱可塑性樹脂、たとえ
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、
ABS樹脂、ポリスチレン、メタクリル樹脂、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリフェニレンスルフィド、ポリエ
ーテルケトン、ポリフェニレンエーテルおよびその変成
物、ポリエーテルイミドなど、少量の熱硬化性樹脂、た
とえば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、シアネート樹
脂、イソシアネート樹脂、ポリイミド樹脂などや、少量
のゴム成分などの一種または二種以上を添加することも
できる。本発明の樹脂組成物を得るための原材料の配合
手段は特に限定されない。芳香族ポリカーボネート樹
脂、芳香族ポリサルホン樹脂、必要に応じてガラス繊維
などの補強材や無機充填材、離型改良剤、熱安定剤など
をヘンシェルミキサー、タンブラー等を用いて混合した
後、押出機を用いて溶融混練することが一般的である。
そのときの溶融混練法としては、すべての原材料を一括
して混合した後で押出機へフィードしてもかまわない
し、必要に応じてガラス繊維などの補強材や無機充填材
などの原材料を、樹脂を主体とする原材料とは別にフィ
ードしてもかまわない。本発明の熱可塑性樹脂組成物を
用いて成形する成形体の作成方法は特に限定されない。
樹脂を溶融し賦形、固化せしめる方法としては押出成
形、射出成形、ブロー成形などが挙げられるが、この中
では特に射出成形が好ましく用いられる。また、押出成
形された成形品を、切削やプレスによって加工しても良
い。本発明のIC用耐熱トレー(チップトレーともい
う)としては、正方形ポケット付トレー、長方形ポケッ
ト付トレー等が挙げられる。本発明の熱可塑性樹脂組成
物は、IC用耐熱トレー以外に、自動車、航空機等の部
品、産業用機器、家電製品、食器や医療機器、OA、A
V機器、電子、電子部品、例えば、特に耐熱性が必要と
される、半導体ウエハーキャリヤー、LCDキャリヤ
ー、TABテープキャリヤー、ICソケットなどの成形
材料として好適に用いることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。なお、実施例中の溶融
粘度、荷重たわみ温度、Izod衝撃強度、曲げ強度、
および表面固有抵抗の測定は、次の方法で行った。 (1)溶融粘度:本発明の熱可塑性樹脂組成物に用いる
芳香族ポリカーボネート樹脂と芳香族ポリサルホン樹脂
の溶融粘度は、(株)東洋精機製作所製キャピログラフ
1Bを用いて、ダイ径1mm、340℃、せん断速度1
216/秒で測定した。 (2)荷重たわみ温度:本発明の熱可塑性樹脂組成物か
ら、射出成形機を用いて長さ127mm、幅12.7m
m、厚み6.4mmの試験片を成形し、ASTM D6
48に準拠し18.6kg/cm2の荷重で測定した。 (3)Izod衝撃強度 上記(2)の試験片を2等分してIzod衝撃強度測定
用の試験片とし、ASTM D−256に準拠して測定
した。 (4)曲げ強度 上記(2)の試験片を用いて曲げ強度測定用の試験片と
し、ASTM D−790に準拠して測定した。 (5)表面固有抵抗 本発明の熱可塑性樹脂組成物から、射出成形機を用いて
1辺64mm、厚み3mmの試験片を成形し、絶縁抵抗
計(三和計器製作所製 PDM−256)で電圧250
Vで測定した。
【0017】実施例1〜5、比較例1〜3 芳香族ポリカーボネート樹脂(住友ダウ株式会社製、商
品名カリバー)、芳香族ポリサルホン樹脂(住友化学工
業株式会社製、商品名スミカエクセルPES)および1
50ml/100g以上のDBP吸油量を有する導電性
カーボンブラック(ライオン・アクゾ社製、商品名ケッ
チェンブラックEC)を表1に示す組成でヘンシェルミ
キサーで混合後、二軸押出機(池貝鉄工(株)製、PCM
−30)を用いてシリンダー温度340℃で造粒し、熱
可塑性樹脂組成物を得た。なお、各樹脂成分の重量%
は、樹脂成分の合計をベースとする。また、樹脂成分以
外の成分の重量部は、樹脂成分100重量部当りの割合
である。それぞれの樹脂の溶融粘度は上記の方法で測定
した。この熱可塑性樹脂組成物を、射出成形機(日精樹
脂工業(株)製PS40E5ASE)を用いてシリンダー
温度350℃、金型温度120℃で上記の試験片を成形
し、荷重たわみ温度、Izod衝撃強度、曲げ強度、お
よび表面固有抵抗の測定を行い、結果を表2に示した。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】 実施例6 上記の方法で得た実施例4に示す組成の熱可塑性樹脂組
成物を用いて、射出成形機(住友重機械工業製 SG1
50M)を用いてシリンダー温度340℃、金型温度1
50℃、射出速度70%、射出圧力1400kg/cm
2、保持圧力800kg/cm2でICトレー(長さ31
0mm、幅140mm、高さ8mm、平均肉厚1.5m
m)を成形し、反りのない良好な製品を得た。このIC
トレーを熱風循環オーブンで180℃で1時間熱処理し
たところ、反りや変形は生じなかった。
【0020】
【発明の効果】本発明の熱可塑性樹脂組成物によって成
形されたIC用耐熱トレーは、耐熱性や機械的物性に優
れていることから、高温でのICの乾燥に耐えることが
でき、取り扱い性に優れており、きわめて有用なもので
ある。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芳香族ポリカーボネート樹脂15〜55重
    量%と芳香族ポリサルホン樹脂85〜45重量%からな
    る樹脂成分100重量部に対し、150ml/100g
    以上のDBP吸油量を有する導電性カーボンブラック3
    〜25重量部を配合してなる熱可塑性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】下記に定義される芳香族ポリカーボネート
    樹脂の溶融粘度(ηa)と芳香族ポリサルホン樹脂の溶
    融粘度(ηb)の比(ηa/ηb)が0.5〜2.0であ
    る請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。 ηa:340℃、せん断速度1216/秒で測定したと
    きの芳香族ポリカーボネート樹脂の溶融粘度。 ηb:340℃、せん断速度1216/秒で測定したと
    きの芳香族ポリサルホン樹脂の溶融粘度。
  3. 【請求項3】ηa/ηbが0.8〜1.8である請求項2
    記載の熱可塑性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】芳香族ポリカーボネート樹脂が、その製造
    原料としてビスフェノールAを少なくとも30mol%
    以上を用いるコポリカーボネートもしくはホモポリカー
    ボネートである請求項1、2または3記載の熱可塑性樹
    脂組成物。
  5. 【請求項5】芳香族ポリサルホン樹脂が次式 【化1】 で表される繰り返し単位を80mol%以上有すること
    を特徴とする請求項1、2、3または4記載の熱可塑性
    樹脂組成物。
  6. 【請求項6】請求項1,2,3、4または5記載の熱可
    塑性樹脂組成物を成形してなるIC用耐熱トレー。
JP10119601A 1998-04-28 1998-04-28 熱可塑性樹脂組成物およびic用耐熱トレー Pending JPH11310703A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100840105B1 (ko) 2005-12-30 2008-06-20 제일모직주식회사 내화학성이 우수한 폴리카보네이트 수지 조성물

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