JPH11312931A - gmセルおよびこれを用いたカレントインターポレーションA/D変換器 - Google Patents

gmセルおよびこれを用いたカレントインターポレーションA/D変換器

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JPH11312931A
JPH11312931A JP12081398A JP12081398A JPH11312931A JP H11312931 A JPH11312931 A JP H11312931A JP 12081398 A JP12081398 A JP 12081398A JP 12081398 A JP12081398 A JP 12081398A JP H11312931 A JPH11312931 A JP H11312931A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】復帰動作が迅速に行えるgmセルを提供する点
にある。 【解決手段】差動増幅部52と差動増幅部53と出力部
50と出力部51とを含み、さらに、一端を電源ライン
47(電圧VDD)に接続された電流源30aと、これ
にドレイン端子が接続されたPMOSFET43と、こ
のPMOSFET43のソース端子と電源ライン47と
の間に接続された電流源35(電流Ir )とを備えると
ともに、一端を電源ライン47に接続された電流源30
bと、これにドレイン端子が接続されたPMOSFET
44と、このPMOSFET44のソース端子と電源ラ
イン47との間に接続された電流源36(電流Ir )と
を備えていて、PMOSFET43およびPMOSFE
T44のゲート端子には固定バイアス電圧VB が印加さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、gmセルとこれを
用いて構成したカレントインターポレーションAD変換
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のカレントインターポレー
ションAD変換器としては、例えば「IEEE Journal of
Solid-State Circuits,VOL.31,NO.7,July 1996;”A 17
5MS/S,6b,160mW,3.3V CMOS A/D Converter”」等の文献
に記載されているものがある。
【0003】特に、この文献の図2(Fig.2 )にこのカ
レントインターポレーションAD変換器のブロック図が
示されている。このカレントインターポレーションAD
変換器においては、まず、前段に設けられたgmセル1
〜12の夫々に、アナログ入力電圧inputと、2つ
の所定の基準電圧ref.top(高い方の基準電圧)
およびref.bottom(低い方の基準電圧)間で
所定の分割パターンで分割された基準電圧とが入力され
るようになっている。
【0004】また、各gmセルは、夫々に入力される電
圧差に比例した差動電流を出力する。具体的には、図3
に示すように、gmセル20は、P入力21とN入力2
2とを入力端子として備えると共に、出力電流がIpと
なるP出力23と出力電流がInとなるN出力24を出
力端子として備え、「Ip=(Vp−Vn)・gm、I
n=−(Vp−Vn)・gm、但し、Vp、Vnは夫々
P入力21、N入力22に印加される電圧input、
ref」となる。
【0005】さらに、インターポレーティングサーキッ
ト(interpolatingcircut)は、各
差動電流を、隣接するgmセル間でさらに分割した電流
で補間する。この補間自体の原理は、前記文献の図3
(Fig.3 :差動電流の場合は前記文献の図4(Fig.3
))を用いて詳細に説明されているため本明細書にお
いてはこの原理を詳述することを避ける。
【0006】なお、前記文献においては、各差動電流
を、隣接するgmセル間でさらに6種類の電流分割を行
って補間しているため、11×6=66種類の差動電流
が出力される。そして、コンパレータ(compara
tor)部は、補間された差動電流の夫々を比較して比
較結果を出力する。この比較結果は、上側から下側ま
で、即ち、gm1側からgm12側まで例えば「000
0…001111…111」なる66個のデジタル信号
となる。さらに、デジタルデコーディング(digit
al decoding)は、この比較結果に基づい
て、予め定められた規則に従ってデジタル信号を出力し
てAD変換を実行する。なお、このAD変換の原理はフ
ラッシュ型ADと同じである。
【0007】図4は、9個のgmセル(gmセル0〜g
mセル8)と、インターポレータと、複数のコンパレー
タとの動作を示す模式的説明図であって、各インターポ
レータが、gmセル間の差動電流を8分割した場合を示
している。図4では、gmセル8のP出力およびN出力
の夫々を8分割した様子を代表例として示している。
【0008】そして、各電流は夫々対応するコンパレー
タによって比較されその比較結果が出力されるので、こ
の場合には64個のコンパレータが設けられている。図
5は、正弦波電圧Vinが入力された場合における各g
mセルの出力波形を示している。図4に示す回路におい
て、ref.topとref.bottom間で抵抗を
用いた分圧回路によって得られる基準電圧は、gm8に
入力されるものが最大となり、gm0に入力されるもの
が最小となる。
【0009】ある電圧Vinが入力されると、上述した
ように、gm8に入力されている基準電圧が最大なの
で、前述した式よりP出力電流は最小になると共にN出
力電流は最大となる。逆に、gm0に入力されている基
準電圧は最小なので、前述した式によりP出力電流は最
大になると共にN出力電流は最小となる。よって、P出
力とN出力は、あるgmセルで逆転する。
【0010】P出力とN出力は夫々、インターポレータ
に出力され、インターポレータはgm8のP出力電流と
gm7のP出力電流とを8分割して、差動電流の補間動
作を行う。同様に、N出力電流についても同様に8分割
して、差動電流の補間動作を行う。これらをP1、P
2、…、P7、P8、N1、N2、…、N7、N8とす
る。同様に、以下、gm7とgm6、gm6とgm5、
…とにおいて夫々、出力電流を8分割して補間動作を行
う。結局、P出力とN出力は64分割されるので、コン
パレータは、P1とN1、P2とN2、…、P64とN
64とを比較してその比較結果を出力する。その結果、
64個のデジタル信号「000000…001111…
111」が出力される。
【0011】さて、図5を参照すると、入力信号として
正弦波が入力された場合、gm4のP出力波形、N出力
波形は夫々対称となるが、gm0側のセルに移るに従っ
て、P出力は正方向に移動すると共に、N出力は0方向
に移動する。同様に、gm8側のセルに移るに従って、
P出力は0方向に移動すると共に、N出力は正方向に移
動する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の回路
にあっては全てのgmセルをクランプ動作させずに線形
動作させていた。全てのgmセルを線形動作させるため
には、gmセルの入力差動対のトランジスタのVon
(「Vgs(ゲート・ソース間電圧)−Vt(しきい値
電圧)」)を入力レンジ(「ref.top−ref.
bottom」)以上にする必要がある。即ち、Idを
ドレイン電流、k’を定数、Wをゲート幅、Lをゲート
長とすると、「Von=√(Id/k’(W/L))>
入力レンジ」なる条件を満足させる必要があり、トラン
ジスタサイズとバイアス電流の間に制約条件があること
になる。ここで、トランジスタサイズW/Lを小さくす
ると、素子のばらつきによりA/D変換のオフセットが
大きくなる。そこで、ある程度の大きさのトランジスタ
サイズが必要となる。
【0013】また、A/D変換精度が向上させるために
gm値(ゲイン)を大きくするという要請があり、「g
m=√(4k’(W/L)Id)」なる式が成立するた
め、gm値を大きくするには、W/Lを大きくする必要
があるが、一方では電流Idをそれほど大きな値とした
くはないといった問題もある。しかしながら、上述した
ような制約条件が存在する限り、不必要に多大な電流を
流すことを余儀なくされるため、従来の消費電流は多大
なものであった。
【0014】そこで、消費電流を大きくせず、しかもW
/Lをある程度大きくして、gm値を大きくするには、
上述したような制約条件が存在しなくなるようにすれば
良い。つまり、入力電圧と基準電圧が近いところのgm
セルだけを線形動作させれば良く、具体的には、電流レ
ンジを小さくするということであり、P出力、N出力は
それぞれ0付近まで接近すると、線形動作せずにクリッ
プしその反転電流も同様にクリップする。
【0015】図5は、このような電流の様子も示してい
て、例えばgm8のP出力は0に近づいてクリップし、
その反転出力もクリップしている。同様に、gm0のN
出力も0に近づいてクリップする。
【0016】しかしながら、P出力とN出力を比較した
結果は、クリップしようがクリップしまいが変化せず、
出力に影響するのは、P出力とN出力が反転する部分だ
けである。だが、本来、P出力とN出力が反転する部分
は線形動作しているはずであるが、実際にはそのように
はならない。図6はこのような状態を示している。
【0017】この図6において横軸は時間、縦軸は出力
電流である。P出力電流が0に近づいて、再度、線形動
作状態に戻るとき(以降「復帰」と称する)と、線形動
作状態になって少し時間が経ったときとでのP出力とN
出力の交点がずれてしまい、図示するように、交点Aに
対する電流値と交点Bに対する電流値とが異なってしま
う。つまり、復帰直後は即座に完全な線形動作となら
ず、このような交点のずれはAD変換結果である出力コ
ードにヒステリシスを生じてしまい正確なAD変換動作
を行えなくなるという問題があった。
【0018】本発明は、上述したような課題を解決する
ためになされたもので、その目的は、消費電力が小さく
て復帰動作が迅速に行えるgmセルを提供する点にあ
る。また、本発明の他の目的は、このgmセルを用い
て、高精度のカレントインターポレーションA/D変換
器を提供する点にある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し本発明
の目的を達成するために、請求項1に係る発明によれ
ば、入力信号差に応じた差動電流を流すgmセルであっ
て、前記入力信号差を増幅する差動増幅部と、P出力お
よびN出力の少なくとも一方を備える出力部とを含み、
所定値の電流を流す電流源を前記出力部に接続して、前
記出力部に流れる電流が前記所定値より小さくならない
ように構成してあると共に、前記差動増幅部を構成する
差動トランジスタの夫々に、ダイオード接続されたトラ
ンジスタを接続して、前記差動トランジスタの夫々のド
レイン電圧値が所定値内に制限されるように構成される
ことを特徴とするgmセルが提供される。
【0020】ここで、ドレイン電圧値が所定値内に制限
されるとは、例えば、ドレイン電圧が所定電圧値より下
がらないようにすることが挙げられる。この発明によれ
ば、電流源からの電流をP出力部やN出力部に供給し
て、出力部を構成するトランジスタに所定値より小さく
ならない電流を流して、トランジスタがオフ状態になる
のを防止するとともに、差動トランジスタが過大に電流
を引き込んだ時に、そのドレイン電圧が所定電圧より下
がるのを防止して、復帰速度を向上可能とする。
【0021】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載のgmセルを1以上含む複数のgmセルと、前記差
動電流を、隣接するgmセル間で複数種類の電流に分割
した電流で補間するためのインターポレーション部と、
補間された差動電流の夫々を比較してその比較結果を出
力する比較回路と、前記比較結果に基づいて、予め定め
られた規則に従ってデジタル信号を出力する論理回路
と、を備えたことを特徴とするカレントインターポレー
ションAD変換器である。
【0022】また、請求項1に記載のgmセルは、特
に、出力クランプが生じる場所のgmセルに用いればよ
い。即ち、請求項2において、前記請求項1に記載のg
mセルは、出力クランプが生じる場所のgmセルに用い
られていることを特徴とするカレントインターポレーシ
ョンAD変換器も考えられる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施の形態に
係る全差動型のフォールデッドカスコード型のgmセル
の回路図である。
【0024】このgmセルは、差動増幅部52と差動増
幅部53と出力部50と出力部51とを含んでいて、さ
らに、一端を電源ライン47(電圧VDD)に接続され
た電流源30aと、これにドレイン端子が接続されたP
MOSFET(以下「P型MOSFET」を単に「PM
OSFET」と記す)43と、このPMOSFET43
のソース端子と電源ライン47との間に接続された電流
源35(電流Ir )とを備えるとともに、一端を電源ラ
イン47に接続された電流源30bと、これにドレイン
端子が接続されたPMOSFET44と、このPMOS
FET44のソース端子と電源ライン47との間に接続
された電流源36(電流Ir )とを備えていて、PMO
SFET43およびPMOSFET44のゲート端子に
は固定バイアス電圧VB が印加されている。
【0025】差動増幅部52は、差動対を構成するトラ
ンジスタNMOSFET(以下「N型MOSFET」を
単に「NMOSFET」と記す)38、NMOSFET
39と、この両トランジスタのソース端子に接続された
定電流源30cと、NMOSFET38と電源ライン4
7との間に設けられた、ダイオード接続(ドレイン端子
とゲート端子を接続)したNMOSFET37とを有し
ている。
【0026】差動増幅部53は、差動対を構成するトラ
ンジスタNMOSFET40、NMOSFET41と、
この両トランジスタのソース端子に接続された定電流源
30dと、NMOSFET41と電源ライン47との間
に設けられた、ダイオード接続したNMOSFET37
とを有している。
【0027】また、電流源30aとPMOSFET43
との接続点と、NMOSFET37とNMOSFET3
8との接続点と、NMOSFET40のドレイン端子と
は共通電位となっており、一方、電流源30bとPMO
SFET44との接続点と、NMOSFET42とNM
OSFET41との接続点と、NMOSFET39のド
レイン端子とは共通電位となっている。
【0028】出力部50は、ダイオード接続したNMO
SFET45からなっていて、そのゲート端子がN出力
となっている。また、出力部51は、ダイオード接続し
たNMOSFET46からなっていて、そのゲート端子
がP出力となっている。
【0029】さらに、電流源30aと電流源30bは同
一電流値の電流を供給する定電流源、電流源30cと電
流源30dは同一電流値の電流を供給する定電流源であ
り、NMOSFET39およびNMOSFET40の夫
々のゲート端子には、Vrefp、Vrefnなる固定
電圧が印加されている。
【0030】今、NMOSFET38のドレイン電流、
NMOSFET39のドレイン電流、PMOSFET4
3のドレイン電流およびPMOSFET44のドレイン
電流を夫々、Ia、Ib、Ic、Idとして、NMOS
FET38およびNMOFET41のゲート端子(Vi
np、Vinn)間に正弦波を印加し、Vinpの電圧
が上昇したとする。この結果、電流Iaが増加すると、
電流源30cは定電流源のため電流Ibが減少する。電
流Iaが増加すると、電流源30aは定電流源のため電
流Icが減少して、N出力が減少する。一方、電流Ib
が減少すると、電流源30bは定電流源のため電流Id
が増加して、P出力が増加する。
【0031】一方、Vinpの電圧が下降したとする
と、電流Iaが減少して、電流源30cは定電流源のた
め電流Ibが増加する。電流Iaが減少すると、電流源
30aは定電流源のため電流Icが増加して、N出力が
増加する。また、電流Ibが増加すると、電流源30b
は定電流源のため電流Idが減少して、P出力が減少す
る。この説明では、特に差動増幅部52の動作に注目し
て説明したが、gmセルが全差動動作を行うと、結局、
正弦波が入力された時の出力は図7のようになる。
【0032】ところで、電流源35、36は夫々、常に
定電流Ir を出力部50、51に供給しており、P出
力、N出力は所定値より小さくなることがない。即ち、
電流源35、36を設けることによって、NMOSFE
T45、46がオフ状態にならなくなるようにして復帰
速度を向上することを可能にしている。
【0033】また、NMOSFET37、NMOSFE
T42は、差動対のMOSFETが過大に電流を引き込
んだ時でも、そのドレイン電圧が所定の電圧より下がる
のを防止するので、これによっても復帰速度を向上する
ことを可能にしている。
【0034】したがって、このgmセルによれば、図6
に示したようなヒステリシスを持つようなことがなくな
る。図8は、このgmセルのP出力、N出力の波形図で
あり、横軸が時間、縦軸が出力電流である。P出力電流
がIr (約270μA)より小さくならずに復帰するの
で復帰速度が向上し、P出力とN出力の交点C、Dがず
れることがなく、交点Cに対する電流値と交点Dに対す
る電流値とが同一となり出力コードにヒステリシスを生
じてしまいようなことは発生しなくなる。しかも、消費
電力を増加させずに若干の回路構成変更を行うだけで、
このようなヒステリシスの発生を阻止できる。
【0035】図2は、本発明の他の実施の形態に係る単
出力(シングルエンド)のフォールデッドカスコード型
のgmセルの回路図である。このgmセルは、差動増幅
部70と出力部71とを含み、さらに、一端が電源ライ
ン(電源電圧VDD)47に接続された電流源60b、
60c、61(電流値Ir )、62(電流値Ir )と、
ドレイン端子が電流源60bに接続されソース端子が電
流源61に接続されたPMOSFET63と、ドレイン
端子が電流源60cに接続されソース端子が電流源62
に接続されたPMOSFET64とが設けられている。
さらに、PMOSFET63およびPMOSFET64
のゲート端子は固定バイアス電圧が印加されている。
【0036】差動増幅部70は、差動対を構成するトラ
ンジスタNMOSFET56、NMOSFET57と、
この両トランジスタのソース端子に接続された定電流源
60aと、NMOSFET56と電源ライン58との間
に設けられた、ダイオード接続したNMOSFET54
と、NMOSFET57と電源ライン58との間に設け
られた、ダイオード接続したNMOSFET55とを有
している。
【0037】また、NMOSFET54とNMOSFE
T56との接続点と、電流源60bとPMOSFET6
3との接続点とが共通電位となっていると共に、NMO
SFET55とNMOSFET57との接続点と、電流
源60cとPMOSFET64との接続点とが共通電位
となっている。
【0038】出力部71は、NMOSFET58とNM
OSFET59とをカレントミラー接続して構成されて
いて、NMOSFET59のドレイン端子がP出力端子
となっている。さらに、電流源60bと60cは同一電
流値の電流を供給する定電流源であり、NMOSFET
57のゲート端子には、Vrefなる固定電圧が印加さ
れている。
【0039】今、NMOSFET56のドレイン電流、
NMOSFET57のドレイン電流、PMOSFET6
3のドレイン電流およびPMOSFET64のドレイン
電流を夫々、Ie、If、Ig、Ihとして、NMOS
FET56のゲート端子(Vin)に正弦波を印加し、
Vinの電圧が上昇したとする。この結果、電流Ieが
増加すると、電流源60aは定電流源のため電流Ifが
減少する。電流Ieが増加すると、電流源60bは定電
流源のため電流Igが減少して、一方、電流Ifが減少
すると、電流源60cは定電流源のため電流Ihが増加
して、P出力が増加する。
【0040】一方、Vinの電圧が下降したとすると、
電流Ieが減少して、電流源60aは定電流源のため電
流Ifが増加する。電流Ieが減少すると、電流源60
bは定電流源のため電流Igが増加し、また、電流If
が増加すると、電流源60cは定電流源のため電流Ih
が減少して、P出力が減少する。これが単出力型のgm
セルの動作となる。
【0041】ところで、このgmセルにおいても、電流
源61、62は夫々、常に定電流I r を出力部71に供
給しており、P出力は所定値より小さくなることがな
い。即ち、電流源61、62を設けることによって、N
MOSFET58、59がオフ状態にならなくなるよう
にして復帰速度を向上することを可能にしている。
【0042】また、NMOSFET54、NMOSFE
T55は、差動対のMOSFETが過大に電流を引き込
んだ時でも、そのドレイン電圧が所定の電圧より下がる
のを防止するので、これによっても復帰速度を向上する
ことを可能にしている。
【0043】このようにして、この実施の形態に係るg
mセルにおいても、出力コードにヒステリシスを生じて
しまいようなことは発生しなくなる。しかも、消費電力
を増加させずに若干の回路構成変更を行うだけで、この
ようなヒステリシスの発生を阻止できる。
【0044】さて、図9にこのようなgmセルを用いた
カレントインターポレーションAD変換器のブロック構
成図を示す。このAD変換器は、複数のgmセルからな
るgmセル部100と、インターポレーション200部
と、比較回路300と、論理回路400とを有してい
る。
【0045】なお、gmセルとしてこの実施の形態に係
るgmセルを全て用いる必要は必ずしもなく、特に従来
のこの種のAD変換器において出力クランプが生じるg
mセルに替えて本発明のgmセルを用いればよい。
【0046】さて、gmセル部100を構成する各gm
セルは、入力電圧に応じた差動電流を出力する。する
と、インターポレーション部200は、各gmセルが出
力する差動電流を、隣接するgmセル間で複数種類の電
流に分割した電流で補間する。
【0047】さらに、比較回路300は、補間された差
動電流の夫々を比較してその比較結果を出力し、論理回
路400は、比較結果に基づいて、予め定められた規則
に従ってデジタル信号を出力する。このようにして、ア
ナログ信号inputがデジタル信号に変換されるAD
変換動作が行われる。
【0048】このAD変換器によれば、上述したような
gmセルを用いたのでAD変換結果であるデジタルコー
ドにヒステリシスが生じるようなことがなくなり、高精
度のAD変換を行える。また、ダイオード接続したMO
SFETや電流源の追加等の構成の簡易な変更でgmセ
ルを改良できるので、AD変換時の消費電力も従来に比
べさほど上昇させずに済み、製造コストの上昇も抑制で
きる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、出力部に電流源を接続して、出力部に流れ
る電流が所定値より小さくならないと共に、差動トラン
ジスタの夫々に、ダイオード接続されたトランジスタを
接続して、差動トランジスタの夫々のドレイン電圧値が
所定値内に制限されるように構成されるので、低消費電
力で復帰速度が速いgmセルを実現することが可能とな
る。
【0050】また、請求項2に係る発明によれば、この
ようなgmセルを用いてカレントインターポレーション
AD変換器を構成したので、低消費電力の回路構成で、
AD変換結果であるデジタルコードにヒステリシスが生
じるようなことがなくなるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るgmセルの回路図で
ある。
【図2】本発明の他の実施の形態に係るgmセルの回路
図である。
【図3】従来のgmセルの説明図である。
【図4】従来のカレントインターポレーションAD変換
器の動作の模式的説明図である。
【図5】従来のカレントインターポレーションAD変換
器の動作の模式的説明図である。
【図6】従来のgmセルの動作の説明図である。
【図7】gmセルの動作の説明図である。
【図8】gmセルの動作の説明図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るカレントインターポ
レーションAD変換器のブロック構成図である。
【符号の説明】
37、38、39、40、41、42、45、46 N
MOSFET 43 PMOSFET 44 PMOSFET 47 電源ライン 30a 電流源 30b 電流源 30c 電流源 30d 電流源 35 電流源 36 電流源 47 電源ライン 50 出力部 51 出力部 52 差動増幅部 53 差動増幅部 60a 電流源 60b 電流源 60c 電流源 61 電流源 62 電流源 54、55、56、57、58、59 NMOSFET 63 PMOSFET 64 PMOSFET 70 差動増幅部 71 出力部 100 gmセル部 200 インターポレーション部 300 比較回路 400 論理回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号差に応じた差動電流を流すgm
    セルであって、 前記入力信号差を増幅する差動増幅部と、P出力および
    N出力の少なくとも一方を備える出力部とを含み、 所定値の電流を流す電流源を前記出力部に接続して、前
    記出力部に流れる電流が前記所定値より小さくならない
    ように構成してあると共に、 前記差動増幅部を構成する差動トランジスタの夫々に、
    ダイオード接続されたトランジスタを接続して、前記差
    動トランジスタの夫々のドレイン電圧値が所定値内に制
    限されるように構成されることを特徴とするgmセル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のgmセルを1以上含む
    複数のgmセルと、 前記差動電流を、隣接するgmセル間で複数種類の電流
    に分割した電流で補間するためのインターポレーション
    部と、 補間された差動電流の夫々を比較してその比較結果を出
    力する比較回路と、 前記比較結果に基づいて、予め定められた規則に従って
    デジタル信号を出力する論理回路と、を備えたことを特
    徴とするカレントインターポレーションAD変換器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008306504A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Renesas Technology Corp 差動増幅回路及びa/d変換器
JP2010122587A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Oki Semiconductor Co Ltd 表示パネルの駆動電圧出力回路
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JP2013150192A (ja) * 2012-01-20 2013-08-01 Denso Corp オペアンプおよびシリーズレギュレータ

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