JPH11313017A - リーダライタ用アンテナ装置 - Google Patents

リーダライタ用アンテナ装置

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JPH11313017A
JPH11313017A JP10131361A JP13136198A JPH11313017A JP H11313017 A JPH11313017 A JP H11313017A JP 10131361 A JP10131361 A JP 10131361A JP 13136198 A JP13136198 A JP 13136198A JP H11313017 A JPH11313017 A JP H11313017A
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JP
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coil
coils
basic
reader
antenna device
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JP10131361A
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Hidekazu Ishii
英一 石井
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信アンテナ近傍領域では強い磁界を発生さ
せ、遠ざかると急激に磁界強度が下がる特性を持つリー
ダライタ用送信アンテナ装置を提供する。 【解決手段】 2個の半径の異なる円形の小環状コイル
41,42を同心になるように配置し、且つ互いに巻線
方向を反対にして接続したものを1つの基本コイル31
とし、この基本コイル31と、これとは半径が異なる円
形の小環状コイル43,44から成る別の基本コイル3
2とを、磁束が通過する方向から投影した場合に同心に
なるように層状に配置して構成することにより、基本コ
イルの近傍領域では強い磁界を発生させ、コイルから遠
ざかると隣接するコイルの影響を受けて磁束がコイルか
ら外方へ曲げられるために急激に磁界強度が低下するよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナ装置及び
それと同等な装置における雑音を相殺するための装置に
関し、特に、非接触型ICカードの送受信アンテナコイ
ル手段と磁気的に結合され、該ICカードに信号を送信
するリーダライタ用の送信アンテナ装置、及びこれと対
にして用いる受信アンテナ装置に用いて好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年の情報化時代にあって、電子マネー
やクレジットカード等のカード分野においては、ICを
搭載したいわゆるICカードの実用化が進んできてい
る。このICカードに対して記録媒体書き込み/読み取
り装置(リーダライタ)から電力を供給したり、データ
をやりとりしたりする方法としては、アンテナコイルを
用いて磁気的に非接触で行うものが提案されている。こ
の方法は、電気接点を必要とする接触型の方法に比べ
て、取り扱いの容易さや耐久性などにおいて優れている
ため、今後の主流となることが期待されている。
【0003】図11に、この非接触型のICカードとリ
ーダライタとの一例を示す。また、図11中のリーダラ
イタ2の送信コイル6、受信コイル7及びICカード3
のアンテナコイル8の部分を拡大した立体斜視図を、図
12に示す。
【0004】リーダライタ2とICカード3との動作関
係は、リーダライタ2からICカード3へと電力のみ
が供給される状態(スタンバイモード)、リーダライ
タ2からICカード3へとデータが送信される状態(送
信モード)、ICカード3からリーダライタ2へとデ
ータが送信される状態(受信モード)の3つの状態に大
別される。以下、各状態におけるリーダライタ2とIC
カード3との内部動作の概略を図面を用いて説明する。
【0005】まず、リーダライタ2からICカード3へ
電力のみが供給される場合、すなわちスタンバイモード
について説明する。図11において、リーダライタ2で
は、一定振幅の高周波信号が発振回路11から送信回路
12へ供給され、ドライバ13を介して送信コイル6に
送られる。このとき、リーダライタ2にICカード3が
装着されている場合には、リーダライタ2の送信コイル
6とICカード3のアンテナコイル8とが電磁結合され
ている。
【0006】そのため、ICカード3においては、リー
ダライタ2の送信コイル6からICカード3のアンテナ
コイル8を介して高周波信号が送受信回路4に供給され
る。この高周波信号は、整流回路21で整流され、電源
回路22に供給されてICカード3の各部に必要な所定
の電源電圧が生成される。
【0007】次に、リーダライタ2からICカード3へ
データが送信される場合、すなわち送信モードについて
説明する。図11において、リーダライタ2では、ホス
ト1などからのデータがCPU15で処理されて送信回
路12へ送られる。この送信回路12では、上述したス
タンバイモードと同様に一定振幅の高周波信号が発振回
路11から供給されており、この高周波信号が上記デー
タで変調されて変調高周波信号が出力される。この変調
高周波信号がドライバ13を介して送信コイル6に送ら
れる。
【0008】このとき、リーダライタ2にはICカード
3が装着されており、リーダライタ2の送信コイル6と
ICカード3のアンテナコイル8とが電磁結合されてい
る。そのため、ICカード3においては、リーダライタ
2の送信コイル6からICカード3のアンテナコイル8
を介して変調高周波信号が送受信回路4に供給される。
【0009】この変調高周波信号は、上述したスタンバ
イモードと同様に整流回路21で整流され、電源回路2
2に供給されてICカード3の各部に必要な所定の電源
電圧が生成される。また、アンテナコイル8の出力信号
は受信回路23にも供給され、この部分でデータが復調
されてCPU5に供給される。CPU5は、タイミング
回路25及びリセット回路26の出力に基づいて動作
し、供給されるデータを処理して所定のものを図示しな
いメモリに書き込む。
【0010】最後に、ICカード3からリーダライタ2
へデータが送信される場合、すなわち受信モードについ
て説明する。図11において、リーダライタ2の送信回
路12からは上述したスタンバイモードと同様に無変調
で一定振幅の高周波信号が出力され、ドライバ13、送
信コイル6、アンテナコイル8を介してICカード3に
送られる。
【0011】このとき、リーダライタ2にはICカード
3が装着されており、リーダライタ2の送信コイル6と
ICカード3のアンテナコイル8とが電磁結合されてい
る。そのため、ICカード3においては、リーダライタ
2の送信コイル6からICカード3のアンテナコイル8
を介して高周波信号が送受信回路4に供給される。この
高周波信号は、整流回路21で整流され、電源回路22
に供給されてICカード3の各部に必要な所定の電源電
圧が生成される。
【0012】一方、ICカード3においては、図示しな
いメモリから読み出されたデータがCPU5で処理され
て送信回路24に供給される。送信回路24は、例えば
付加抵抗とスイッチとからなり、データの“1”、
“0”ビットに応じてこのスイッチがオン、オフする。
このように送信回路24のスイッチがオン、オフする
と、アンテナコイル8に対する負荷が変動する。
【0013】このため、リーダライタ2においては、受
信コイル7に流れる高周波電流の振幅が変動する。すな
わち、この高周波電流は、ICカード3のCPU5から
送信回路24に供給されるデータによって振幅変調され
る。この変調高周波信号が受信回路14で復調されてデ
ータが得られる。このデータはCPU15で処理され
て、ホスト1などに送られる。
【0014】ところで、このICカード3の用途として
は、上述したクレジットカードや電子マネーのように、
一度に1枚のカードを取り扱うもののほかに、書籍の管
理や商品在庫管理のように、複数の本または商品にIC
カード3を1枚ずつ取り付け、これらの本または商品の
情報をリーダライタ2で読み取る、あるいはこれらの本
または商品の中から特定のものを検索するといったよう
に、一度に複数のカードを取り扱う場合がある。
【0015】このような場合には、ICカード3を小さ
くし、リーダライタ2の送受信コイル6,7を大きくす
る必要がある。また、ICカード3を小さくした場合、
当然に内蔵されているアンテナコイル8も小さくなるの
で、ICカード3を動作させるのに必要な電力を供給す
るためには、リーダライタ2の送信コイル6に発生させ
る磁界強度を強くする必要がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ここで、リーダライタ
2の送信コイル6を円形コイルと仮定した場合のコイル
軸上に発生する磁界強度を、図13に示す。この図13
は、下記の(1)式に基づき計算されたものである。 円形コイル軸上の点Aにおける磁界強度HA =I×N×r2 /2×(r2 +a2 3/2 (I:コイルに流れる電流、N:コイルの巻数、r:コイルの半径、a:コイ ルの中心から点Aまでの距離)……(1)
【0017】図13中の黒丸●印は標準コイル、黒四角
■印は標準コイルに比べてコイル半径を2倍に、コイル
に流す電流量を3倍にして強磁界を発生させるための強
磁界コイルについてプロットしている。また、図の縦軸
は標準コイルのコイル中心に発生する磁界強度で規格化
した磁界強度を表し、横軸はコイルからの距離を表して
いる。
【0018】ここで、コイルからサービスエリア境界部
までの最大距離をTSAとすると、標準コイルに変えて強
磁界コイルを用いると、距離TSAまでの範囲、すなわち
サービスエリア内部領域での磁界強度は強まるが、サー
ビスエリア外部領域の磁界強度まで強まってしまい、遠
くまで強力な磁界が保たれることになる。
【0019】このように遠くまで強い磁界が発生する状
態で複数のリーダライタ2を近接して使用すると、各リ
ーダライタ2の送信コイル6から発せられた磁界が互い
に影響しあってICカード3が誤動作してしまう可能性
がある。よって、ICカード3の情報を検出しなければ
ならない領域(サービスエリア)の外の磁界強度をでき
るだけ微弱に抑えたい。
【0020】そこで本発明の目的は、リーダライタの送
信アンテナ近傍領域では強い磁界を発生させ、送信アン
テナから遠ざかると急激に磁界強度が下がる特性を持つ
電磁結合型の送信アンテナ装置を提供することにある。
【0021】また、本発明の別の目的は、上記の特性を
持つ送信アンテナ装置と対にして使用し、非接触ICカ
ードからリーダライタに送られる信号以外の信号、例え
ば送信アンテナ装置から非接触ICカードへ発せられる
信号などを効率よく相殺しつつ、該非接触ICカードか
らリーダライタに送られる信号を効率よく検出すること
が可能な受信アンテナ装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のリーダライタ用アンテナ装置は、非接触型
ICカードのアンテナコイル手段と磁気的に結合され、
該非接触型ICカードへ信号を送信するリーダライタ用
送信アンテナ装置であって、面積が異なり、互いに相似
の関係にあるn個(n≧2)の小環状コイルを、面積の
大きいものから順に1、2、…、n番目と番号をつけた
場合に、奇数番目の小環状コイルに発生する磁界の向き
と偶数番目の小環状コイルに発生する磁界の向きとが互
いに逆になり、且つ同心になるように配置して一つの基
本コイルを構成し、この基本コイルを複数個積層するこ
とによって送信コイルが形成されている。
【0023】奇数番目のコイルと偶数番目コイルに発生
する磁界の向きを互いに逆にする手段としては、基本コ
イルを構成するn個の小環状コイルを、時計回りの向き
に電流が流れる第1の小環状コイル群と、反時計回りの
向きに電流が流れる第2の小環状コイル群とに分類し、
例えば隣り合う番号の小環状コイルが互いに異なるコイ
ル群に属するようにすることで、連続する番号の小環状
コイルに流れる電流の向きが互いに逆になるようにして
配置することによって実現できる。
【0024】ここで、i番目(i=1〜n)の小環状コ
イルについてコイルの面積をSi 、コイルを流れる電流
をIi 、コイルの巻線数をNi としてこれらの積T
i (=S i ×Ii ×Ni )を算出し、奇数番目の小環状
コイルについてこの積Ti を足し合わせた値(nが偶数
の場合:ΣTi (i=1,3,5,…n-1 )、nが奇数の場
合:ΣTi (i=1,3,5,…n ))と、偶数番目の小環状
コイルについてこの積Ti を足し合わせた値(nが偶数
の場合:ΣTi (i=2,4,6,…n )、nが奇数の場合:
ΣTi (i=2,4,6,…n-1 ))とがほぼ等しくなるよう
に各小環状コイルの面積S、電流I、巻線数Nが設定さ
れることが好ましい。
【0025】また、送信コイルを構成する全ての基本コ
イルは、磁束の通過する方向から投影した場合に同心に
配置されていることが好ましい。更に、少なくとも各基
本コイルの最外周に位置する小環状コイルを除いた全て
の小環状コイルの面積が異なっていることが好ましい。
更に好ましくは、これらの小環状コイルの形状が略円形
または略正多角形である。
【0026】さらに、本発明の別の態様によるリーダラ
イタ用アンテナ装置は、上述した送信アンテナ装置と対
にして用いられる受信アンテナ装置であって、この受信
アンテナ装置を構成する受信コイルは、送信アンテナ装
置の送信コイルと同一の構造を有し、送信コイルから発
生する磁束の通過する方向から投影した場合に、送信コ
イルを構成する基本コイルと、これと対応する受信コイ
ルを構成する基本コイルとがほぼ重なるように積層して
形成されている。
【0027】また、本発明の更に別の態様によるリーダ
ライタ用アンテナ装置は、同一平面内の1点で交差する
n本の軸で区切られる2n個の領域にそれぞれ配置され
た2n個の小ループコイルを有し、前記2n個の小ルー
プコイルが、互いに隣接する小ループコイルに誘起され
る電流の向きが逆向きになるように接続された基本コイ
ルを有する第1のユニットコイルと、面積が異なり、互
いに相似の関係にあるm個(m≧2)の小環状コイル
を、面積の大きいものから順に1、2、…、m番目と番
号をつけた場合に、奇数番目の小環状コイルに誘起され
る電流の向きと、偶数番目の小環状コイルに誘起される
電流の向きとが互いに逆になるように接続され、且つ、
m個の小環状コイルが同心になるように配置して構成さ
れた第2のユニットコイルとを有し、送信コイルから発
生する磁束の通過する方向から投影した場合に、第2の
ユニットコイルの最内周の小環状コイルによって、第1
のユニットコイルを構成する全ての小ループコイルの各
々の内部領域が2つの部分に分割されるように積層して
形成された受信アンテナを有する。
【0028】ここで、送信コイル及び受信コイルを構成
する全てのコイルの中心点及び軸の交差点が、送信コイ
ルから発生する磁束の通過する方向から投影した場合に
略重なり合うように積層して配置されていることが望ま
しい。また、第1のユニットコイルは複数の基本コイル
から構成され、任意の一個の基本コイルの任意の2本の
軸に挟まれて形成される角のうち最も小さい角度を有す
る角の角度をθとした場合、少なくとも1つの基本コイ
ルは他の基本コイルに対し、コイル面に水平な面内で軸
の交差点を中心にθよりも小さい角度だけ回転して配置
されていることが望ましい。
【0029】本発明によると、リーダライタ用の送信ア
ンテナ装置を複数の基本コイルで構成し、面積が異なり
互いに相似の関係にある複数の小環状コイルを、面積の
大きい順に番号を付けた場合に連続する番号のコイルに
発生する磁界の向きが逆になるように、且つ、同心に配
置して一つの基本コイルを構成することで、各小環状コ
イルに大きな電流を流して強い磁界を発生させた場合に
も、隣接する小環状コイル同士の反対向きの磁界が干渉
しあい、隣接する小環状コイルに向かって磁束が曲げら
れるので、基本コイルから遠ざかると急激に磁界強度を
下げることが可能となる。
【0030】また、複数の基本コイルをそれぞれ面積の
異なる小環状コイルで構成し、磁束が通過する方向から
投影した場合に各小環状コイルが重ならないよう層状に
配置してアンテナ装置を構成することで、1つの基本コ
イルの上方においては磁界が及ばない領域が存在する
が、この部分については別の基本コイルに補完すること
が可能であるので、サービスエリア全域にわたって磁界
を発生させることができる。
【0031】また、この送信アンテナ装置と対にして用
いる受信アンテナ装置として、上述した送信アンテナ装
置と同じ構成のものを用いることで、外部のノイズによ
り各小環状コイルには誘導電流が生じるが、隣接する小
環状コイルでは流れる電流の向きが逆になるのでトータ
ルループとしては電流がキャンセルされ、ICカードか
らの信号を効率よく検出することが可能となる。
【0032】すなわち本発明によれば、サービスエリア
内には全域にわたって強力な磁界を発生させ、サービス
エリア外では急激に磁界強度が下がる特性を持つリーダ
ライタ用送信アンテナ装置と、これと対にして使用す
る、外部からのノイズをキャンセルする能力に優れてI
Cカードからの信号を効率よく検出することができる受
信アンテナ装置とが得られる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態によるリーダライタ用送信アンテナ装置のコイルを示
す立体斜視図、図2は、図1に示した2枚のコイルをそ
れぞれ別に上方からみた平面図、図3は、図2(a)の
コイルの最内周に位置する小環状コイルに発生する磁界
を模式的に示した図、図4は、図1の各コイルを上方か
らみた平面図である。
【0034】なお、本実施の形態による送信アンテナ装
置をリーダライタの送信コイルとして用いる場合の回路
ブロック図は図11と同様であり、アンテナコイル及び
送信コイルとの位置関係は図12と同様であるので、記
載を省略する。
【0035】図1に示すように、本実施の形態の送信ア
ンテナ装置は、2枚の基本コイル31,32から構成さ
れており、各基本コイル31,32はX−Y平面に水平
に配置され、Z方向に所定間隔をもって層状に重ねられ
ている。2枚の基本コイル31,32はそれぞれ、図2
(a)、(b)に示すように、2個の円形の小環状コイ
ル41,42および43,44を同心円上に配置し、接
続した構造をとっている。
【0036】ここで、図2(a)に示す一方の基本コイ
ル31では、端子a1から端子a2に向かって電流を流
したときに、外側の小環状コイル41には時計回り方
向、内側の小環状コイル42には反時計回り方向に電流
が流れるように小環状コイル41,42間が接続されて
いる。また、図2(b)に示す他方の基本コイル32で
は、端子b1から端子b2に向かって電流を流したとき
に、外側の小環状コイル43には時計回り方向、内側の
小環状コイル44には反時計回り方向に電流が流れるよ
うに小環状コイル43,44間が接続されている。
【0037】すなわち、上述した方向に電流を流したと
き、外側の小環状コイル41,43には紙面手前から裏
側方向へ垂直磁界が発生し、内側の小環状コイル42,
44には紙面裏側から手前方向に垂直磁界が発生する。
【0038】図3は、1つの小環状コイルに発生する磁
束を模式的に示す図である。同図に示すように、小環状
コイルに発生する磁束は、コイル面から近い位置ではコ
イルに対して垂直方向にのびているが、コイルから離れ
るに従ってその向きを変え、コイルの外方へ向かって広
がっていく。図3(b)に示す本実施の形態の場合で
は、小環状コイル42を取り囲んでいる小環状コイル4
1に逆向きの磁界が生じているために、この磁界の影響
を受けて、小環状コイル42に発生する磁束が図3
(a)に示す従来の場合よりも、コイル面に近い位置で
小環状コイル41の方に向かって曲げられている。
【0039】このため、コイル面に近い位置では、置か
れたICカード27aまたは27cを通過する磁束の量
は、従来のように単一のコイルに同一電流を流した場合
と本実施の形態とで変わらないが、コイルから離れた位
置では、置かれたICカード27bまたは27dのコイ
ルを通過する磁束の量は、従来の場合よりも本実施の形
態のほうが少なくなる。すなわち、本実施の形態の送信
アンテナ装置を用いると、コイルに近い位置では強力な
磁界を発生させ、コイルから離れるにつれて急激に磁界
強度を弱めることができる。
【0040】なお、各小環状コイルの半径と巻線数は、
上述の(1)式において、r≪aの条件下で、奇数番目
の小環状コイル41,43によって発生する磁界強度の
総和と、偶数番目の小環状コイル42,44によって発
生する磁界強度の総和との絶対値が等しくなるように決
定される。すなわち、基本コイル31については、小環
状コイル41の半径をr41、電流をI41、巻線数をN41
ターンとし、小環状コイル42の半径をr42、電流をI
42(=−I41)、巻線数をN42ターンとした場合、次の
(2)式を満足させるようにそれぞれのコイルの半径及
び巻線数を決めればよい。 |I41×N41×π(r412 |=|I42×N42×π(r422 | すなわち N41×(r412 =N42×(r422 ……(2)
【0041】これより、本実施の形態においては、基本
コイル31については外側の小環状コイル41を半径5
00mm、巻線数1ターン、内側の小環状コイル42を
半径250mm、巻線数4ターンと設定した。同様に、
基本コイル32については外側の小環状コイル43を半
径500mm、巻線数1ターンとし、内側の小環状コイ
ル44を半径354mm、巻線数2ターンと設定した。
【0042】例えば図2(a)の場合、端子a1から端
子a2に向かって電流を流したときに、小環状コイル4
2の内側領域では紙面裏側から手前方向に向かって磁界
が発生し、小環状コイル41の内側且つ小環状コイル4
2の外側の領域では紙面手前から裏側方向に向かって磁
界が発生するが、小環状コイル42の近傍では両コイル
の磁界が互いに打ち消し合って、見かけ上磁界が発生し
ていない領域ができてしまう。
【0043】しかし、本実施の形態の送信アンテナ装置
は、上面から見た場合、図4に示すように一方の基本コ
イル31の中心O1と他方の基本コイル32の中心O2
とがほぼ重なり合うように配置されている。このように
配置することで、一方の基本コイル31だけをみると、
小環状コイル42の上部に磁界が発生していない領域、
つまりICカード3を駆動できない領域ができてしまう
が、この領域は他方の基本コイル32の小環状コイル4
4の内部領域が重ねられているので、この小環状コイル
44から発生する磁界が及ぶことになる。よって、IC
カード3を駆動させたいサービスエリア(ここでは小環
状コイル41及び43の上方領域に相当する)の全域に
磁界を発生させることができる。
【0044】次に、本実施の形態のリーダライタ用送信
アンテナ装置を用いてICカード3を駆動させる方法に
ついて、図1及び図11を用いて説明する。図11にお
いて、リーダライタ2では、一定振幅の高周波信号が発
振回路11から送信回路12へ供給され、ドライバ13
を介して送信コイル6に送られる。ここで、リーダライ
タ2の送信コイル6は、図1に示したように2枚の基本
コイル31〜32から構成されており、上述の高周波信
号は、まず基本コイル31のみに送られる。
【0045】基本コイル31に信号が送信され、基本コ
イル31とサービスエリア内にあるICカード3との通
信完了後に、図示しないタイミング回路により、信号の
送信されるコイルが基本コイル32へと切り替わる。同
様にして、高周波信号は基本コイル32から基本コイル
31へと、応答のあったICカード3との通信終了後に
順次切り替わるように設定されている。
【0046】言い換えると、送信コイル6を構成してい
る2枚の基本コイル31,32の何れか一枚のコイルに
のみ高周波信号が送信され、一度に複数の基本コイルに
信号が送信されることがないように設定されている。よ
って、基本コイル間では磁界の干渉がなく、サービスエ
リア内には基本コイル31,32の何れか一つから発せ
られる強力な磁界が及んでいることになる。
【0047】このとき、リーダライタ2にICカード3
が装着されている場合には、リーダライタ2の送信コイ
ル6を構成する各基本コイル31,32の何れかとIC
カード3のアンテナコイル8とが電磁結合されている。
そのため、ICカード3においては、リーダライタ2の
送信コイル6からICカード3のアンテナコイル8を介
して高周波信号が送受信回路4に供給される。この高周
波信号は、整流回路21で整流され、電源回路22に供
給されてICカード3の各部に必要な所定の電源電圧が
生成される。
【0048】以上説明したように、本実施の形態のアン
テナ装置は、2個の半径の異なる円形の小環状コイルを
同心になるように配置し、且つ互いの巻線方向を反対に
して接続したものを1つの基本コイルとし、この基本コ
イルと、これとは半径が異なる円形の小環状コイルから
成る別の基本コイルとを、磁束が通過する方向から投影
した場合に同心になるように層状に配置して構成するこ
とで、ICカードを駆動させたいサービスエリアの全域
に強力な磁界を発生させることができ、且つサービスエ
リア外では磁界強度が急激に低下する特性を得ることが
できる。
【0049】また、本発明の第2の実施の形態として、
ICカード3を駆動させたい領域が方形の場合は、図5
に示すように、第1の実施の形態の送信アンテナ装置で
用いた円形の小環状コイル41〜44の代わりに、正方
形の小環状コイル45〜48を用いて基本コイル33,
34を構成することもできる。この場合の小環状コイル
の接続方法や2つの基本コイルの位置関係は、図1及び
図4を用いて説明した第1の実施の形態と同様であるの
で記載を省略する。
【0050】また、コイルの1辺の長さと巻数は、上述
の(2)式で用いた円形の小環状コイルの半径rを、方
形の小環状コイルの1辺の半分の長さと近似することが
できる。よって、本実施の形態においては、一方の基本
コイル33を構成する外側の小環状コイル45を1辺1
000mm、巻線数1ターン、内側の小環状コイル46
を1辺500mm、巻線数4ターンと設定し、同様に他
方の基本コイル34を構成する外側の小環状コイル47
を1辺1000mm、巻線数1ターンと設定し、内側の
小環状コイル48を1辺707mm、巻線数2ターンと
設定することができる。
【0051】また、第3の実施の形態として、小環状コ
イル同士を配線で接続せず、同時に電流が流れる複数の
小環状コイルの集合体を一つの基本コイルとすることも
できる。この場合、一つの小環状コイルを複数の基本コ
イルで共有することができるという利点がある。
【0052】図6に、本実施の形態における送信アンテ
ナ装置を上方からみた平面図を示す。巻線方向が等しく
同心に配置されている3個の円形の小環状コイル49〜
51において、コイルの巻始めをそれぞれ端子e1,f
1,g1、コイルの巻終わりをそれぞれ端子e2,f
2,g2とする。この場合も、各小環状コイル49〜5
1の半径と巻線数は、第1の実施の形態の説明の中で述
べた(2)式を用いて決定される。
【0053】すなわち、本実施の形態では、一方の基本
コイル35を小環状コイル49,51で構成し、他方の
基本コイル36を小環状コイル49,50で構成してい
るので、全ての小環状コイル49〜51に流す電流量を
一定とすると、小環状コイル49を半径500mm、巻
線数1ターン、小環状コイル50を半径354mm、巻
線数2ターン、小環状コイル51を半径250mm、巻
線数4ターンと設定することができる。
【0054】このように構成した第3の実施の形態によ
るリーダライタ用送信アンテナ装置を用いてICカード
3を駆動する方法について、図6及び図11を用いて以
下に説明する。図11において、リーダライタ2では、
一定振幅の高周波信号が発振回路11から送信回路12
へ供給され、ドライバ13を介して送信コイル6に送ら
れる。ここで、リーダライタ2の送信コイル6は、図6
に示したように3個の小環状コイル49〜51から構成
されており、上述の高周波信号は、まず小環状コイル4
9,51に送られる。
【0055】このとき、小環状コイル49には端子e1
から端子e2方向に電流を流し、小環状コイル51には
端子g2から端子g1方向に電流を流す。これにより、
小環状コイル49には紙面手前から裏側方向の磁界が発
生し、小環状コイル51には紙面裏側から手前方向に磁
界が発生するようになっている。すなわち、この時点で
は小環状コイル49,51が基本コイル35を構成して
いることになる。
【0056】この基本コイル35に信号が送信され、基
本コイル35とサービスエリア内にあるICカード3と
の通信完了後に、図示しないタイミング回路により、小
環状コイル51から小環状コイル50へと信号の送信さ
れるコイルが切り替わる。なお、この切り替えは小環状
コイル49に信号を送信し続けたままで行われる。
【0057】このとき、小環状コイル49には端子e1
から端子e2方向に電流を流し、小環状コイル50には
端子f2から端子f1方向に電流を流す。これにより、
小環状コイル49には紙面手前から裏側方向の磁界が発
生し、小環状コイル50には紙面裏側から手前方向に磁
界が発生するようになっている。すなわち、この時点で
は、小環状コイル49,50が基本コイル36を構成し
ていることになる。後は、同様にサービスエリア内にあ
るICカード3と基本コイルとの通信が終了する度に、
高周波信号が小環状コイル50と小環状コイル51との
間で交互に切り替わる。
【0058】このように、複数の独立した小環状コイル
49〜51を送信回路12に個々に接続し、コイルに流
す電流の向きと電流を送るタイミングとを制御すること
で送信アンテナ装置を構成することもできる。この場
合、コイルの巻線数を適切に設定すれば、同じ半径の小
環状コイルを複数使用する必要がなくなり、使用するコ
イル数が削減できる。
【0059】例えば、図2に示した第1の実施の形態で
は、2枚の基本コイル31,32を構成するために2個
の同じ半径と巻線数の小環状コイル41,43を必要と
したが、本実施の形態ではこの2個の小環状コイル4
1,43の役割を1個の小環状コイル49が兼ねること
ができる。よって、すべての小環状コイル49〜51を
同一平面内に配置することが可能となり、送信アンテナ
装置の薄型化も実現することができる。
【0060】更に、第4の実施の形態としては、図1〜
4に示した第1の実施の形態の送信アンテナ装置と対に
して、これと同じ構成のアンテナ装置をリーダライタ用
の受信アンテナ装置(図11の例では受信アンテナ7)
として用いると、ICカード3からの信号を効率よく検
出することができる。
【0061】図7に、本実施の形態の受信アンテナ装置
と送信アンテナ装置との立体斜視図を示す。本実施の形
態において、受信アンテナ7を構成する2つの基本コイ
ル31b,32bは、送信アンテナ6の基本コイル31
a,32aと同様にX−Y平面に水平に配置され、Z方
向に所定間隔をもって層状に重ねられている。また、こ
れらの基本コイル31a,32a,31b,32bはす
べてz方向から投影した場合に同心に配置されている。
【0062】次に、本実施の形態におけるリーダライタ
用の送受信アンテナ6,7を用いてICカード3との間
で信号をやりとりする方法について、図7及び図11を
用いて説明する。まず、リーダライタ2からICカード
3へ信号を送信する方法について説明する。
【0063】図11において、リーダライタ2では、ホ
スト1などからのデータがCPU15で処理されて送信
回路12へ送られる。この送信回路12には、第1の実
施の形態において説明したスタンバイモードと同様に一
定振幅の高周波信号が発振回路11から供給されてお
り、この高周波信号が上記データで変調されて変調高周
波信号が出力される。この変調高周波信号は、ドライバ
13を介して送信コイル6に送られる。送信コイル6に
おいて、一定時間が経過する毎に変調高周波信号の供給
が基本コイル31a,32aの間で切り替わるのはスタ
ンバイモードの場合と同様である。
【0064】このとき、リーダライタ2にICカード3
が装着されている場合には、リーダライタ2の送信コイ
ル6を構成する基本コイル31a,32aのいずれかと
ICカード3のアンテナコイル8とが電磁結合されてい
る。そのため、ICカード3においては、リーダライタ
2の送信コイル6からICカード3のアンテナコイル8
を介して変調高周波信号が送受信回路4に供給される。
この変調高周波信号は、スタンバイモードと同様に整流
回路21で整流され、電源回路22に供給されてICカ
ード3の各部に必要な所定の電源電圧が生成される。
【0065】また、アンテナコイル8の出力信号は受信
回路23にも供給され、この部分でデータが復調されて
CPU5に供給される。このとき、ICカード3のアン
テナコイル8へは、送信コイル6を構成している基本コ
イル31a,32aから別々に信号が送信されるため、
そのままではICカード3は複数回信号を受信したもの
と認識してしまうが、リーダライタ2側で識別して処理
することが可能である。CPU5は、タイミング回路2
5及びリセット回路26の出力に基づいて動作し、供給
されるデータを処理して所定のものを図示しないメモリ
に書き込む。
【0066】次に、ICカード3からリーダライタ2へ
データが送信される場合、すなわち受信モードについて
説明する。まず、第1の実施の形態で説明した方法でI
Cカード3に電源電圧を供給し、ICカード3を駆動さ
せる。ICカード3においては、図示しないメモリから
読み出されたデータがCPU5で処理されて送信回路2
4に供給される。送信回路24は、例えば負荷抵抗とス
イッチとからなり、データの“1”、“0”ビットに応
じてこのスイッチがオン、オフする。このように送信回
路24のスイッチがオン、オフすると、アンテナコイル
8に対する負荷が変動する。
【0067】このため、リーダライタ2においては、受
信コイル7に流れる高周波電流の振幅が変動する。すな
わち、この高周波電流は、ICカード3のCPU5から
送信回路24に供給されるデータによって振幅変調され
る。ここで、受信コイル7は図7に示すように2枚の基
本コイル31b,32bから構成されており、このう
ち、送信コイル6を構成する基本コイル31a,32a
のうちアンテナコイル8へ信号を送っている基本コイル
と、磁束が通過する面から投影した場合に重ね合わされ
ている基本コイルとで検出される変調高周波信号が受信
回路14へ送られる。例えば、端子a1と端子a2に電
流が流れており、基本コイル31aが送信コイル6とし
て選択されている場合は、端子a11と端子a12とが
受信回路14へ接続されており、基本コイル31bが受
信コイル7として選択される。
【0068】基本コイル31bを構成する小環状コイル
の巻線の近傍にその中心部がくるようにアンテナコイル
8が配置されている場合、アンテナコイル8から発せら
れる信号により、2つの小環状コイルに向きが互いに反
対で同じ量の電流が誘導される。この2つの小環状コイ
ルに生じる電流は相殺しあうので、基本コイル31bの
トータルループとして見た場合は振幅変調がなされな
い。すなわち、この領域ではICカード3からの信号を
受信できない。
【0069】一方、送信コイル6として選択されている
基本コイル31aでは、第1の実施の形態で説明したよ
うに、基本コイル31aを構成している小環状コイルの
巻線の近傍領域では磁界が発生しない。よって、この領
域に位置するICカード3は駆動されず、送信回路24
のスイッチも動作しないために、アンテナコイル8に対
する負荷の変動がなく、受信コイル7に流れる高周波電
流を振幅変調することができない。すなわち、この領域
はICカード3からリーダライタ2へ信号を送信するこ
とができない領域であり、受信コイル7側からみた場合
には信号を受信する必要のない領域であるといえる。
【0070】ここで、磁束が通過する面から投影した場
合に基本コイル31aと基本コイル31bとは同心に配
置されているので、ICカード3のアンテナコイル8か
ら見た場合に、両コイル31a,31bを構成する小環
状コイルは重なり合う。よって、基本コイル31bを単
独で見れば信号を受信できない領域が存在するが、基本
コイル31aと組み合わせて見ると、この領域は信号を
受信する必要のない領域とほぼ一致することになり、基
本コイル31aにより駆動されているICカード3から
の全ての信号は、基本コイル31bで受信することがで
きる。
【0071】なお、基本コイル31aでICカード3を
駆動できず、基本コイル31bで信号を検出できない領
域は、他の基本コイル32a,32bでカバーされてい
るため、全体としてみればサービスエリア全域にわたっ
て信号を検出することができる。最後に、上述の変調高
周波信号は、受信回路14で復調されてデータが得られ
る。このデータはCPU15で処理されて、ホスト1な
どに送られる。
【0072】以上説明したように、本実施の形態では、
2個の半径の異なる円形の小環状コイルを同心になるよ
うに配置し、且つ互いの巻線方向を反対にして接続した
ものを1つの基本コイルとし、この基本コイルと、これ
とは半径が異なる円形の小環状コイルから成る別の基本
コイルとを、磁束が通過する方向から投影した場合に同
心になるように層状に配置して構成した送信アンテナ装
置と、これと同じ構成の受信アンテナ装置とを、磁束が
通過する方向から投影した場合に全ての基本コイルが同
心になるように積層して配置することで、ICカードを
駆動させたいサービスエリアの全域に強力な磁界を発生
させることができ、且つサービスエリア外では磁界強度
が急激に低下する特性を得ることができるとともに、更
にICカードからの信号を効率よく検出することが可能
となる。
【0073】また、受信アンテナ装置においては、近距
離であるサービスエリア内の信号源からの信号を感度よ
く受信することができるとともに、遠くからの雑音に対
しては、受信アンテナ装置を構成する2つの小環状コイ
ルに互いに向きが反対で同じ量の電流が誘導されるた
め、基本コイルのトータルループとしては電流が流れな
いので、ノイズキャンセル能力に優れ、サービスエリア
内にあるICカードからの信号に対して高い検出感度が
得られるという利点がある。
【0074】なお、本実施の形態において、送受信アン
テナ装置は上述した構成でなくても良く、第2または第
3の実施の形態に示した構成のアンテナ装置を用いるこ
とも可能である。
【0075】次に、第5の実施の形態として、図1〜4
に示した第1の実施の形態の送信アンテナ装置と対にし
て用いられる別の受信アンテナ装置の例を、図8に示
す。図8に示す構成のアンテナ装置をリーダライタ用の
受信アンテナ装置として用いると、外部の雑音に対する
ノイズキャンセル能力のみならず、送信アンテナ装置か
らの信号をキャンセルする能力が向上し、ICカード3
からの信号を更に効率よく検出することができる。
【0076】図8(a)は、本実施の形態における受信
アンテナ装置を構成する第1のユニットコイルのうちの
1枚の基本コイルを上方から見た平面図であり、図8
(b)は、受信アンテナ装置の全体を上方から見た平面
図である。
【0077】本実施の形態の受信アンテナ装置は、図8
(a)に示す構造の基本コイルを2枚重ね合わせて構成
する第1のユニットコイルと、例えば図2(b)に示す
ように、異なる半径を持つ2個の円形小環状コイルを同
心に配置して互いの巻線の向きが逆になるように接続し
た第2のユニットコイルとの計3枚のコイルから構成さ
れている。各コイルはX−Y平面に水平に配置され、紙
面に垂直なZ方向に所定間隔をもって層状に重ねられて
いる。
【0078】ここで、第1のユニットコイルを構成する
一方の基本コイル37aの構造について詳細に説明す
る。図8(a)に示すように、基本コイル37aは、円
形の中心点J1を通る2本の軸101,102によって
4つに分割された各領域に配置された4個の小ループコ
イル61〜64から構成される。ここで、各小ループコ
イル61〜64は形状、面積及び巻線数が等しくなされ
ており、小ループコイル61,64は反時計回りの向き
に、小ループコイル62,63は時計回りの向きに巻線
方向が向くようにコイル同士が接続されている。
【0079】各小ループコイル61〜64内を通過する
磁束の量が等しい場合、例えば紙面手前から裏側方向に
向かって一様な強さの垂直磁界が発生している場合、各
コイル61〜64には等しい大きさの電流が時計回りの
向きに発生する。ここで、小ループコイル61,64と
小ループコイル62,63とは互いに巻線方向が逆にな
るように結線されているので、基本コイル37a全体で
見た場合には電流はキャンセルされてゼロになる。
【0080】よって、基本コイル37aと送信コイル6
とを磁束が通過する方向から投影した場合に重なり合う
ように配置することで、外部からのノイズのみならず、
送信コイル6からの信号もキャンセルすることができ、
ICカード3からの信号のみを効率よく受信することが
できる。
【0081】ただし、小ループコイル61〜64の境界
領域では信号を検出することができないので、これを補
完するために、同じ構造の基本コイル37b(図示せ
ず)を、磁束が通過する方向から投影した場合に中心点
J1が重なり合い、且つ、両基本コイル37a,37b
を構成する小ループコイルの境界領域が重なり合わない
ように基本コイル37bの軸103,104を基本コイ
ル37aの軸101,102に対して角度γ1だけ回転
させて積層して配置し、第1のユニットコイルを構成す
る。各小ループコイルの境界領域が重なり合わないため
には、角度γ1を0度より大きく、軸101と102と
が成す角θ1よりも小さい角度とする必要がある。
【0082】また、第1のユニットコイルの各小ループ
コイルが集中する中心点J1付近もICカード3からの
信号を検出することができないので、これを補完するた
めに、この中心点J1付近をそのコイルの内部領域とす
るような第2のユニットコイル38を、第1のユニット
コイルに積層して配置する。
【0083】このような第2のユニットコイルとして
は、送信アンテナ装置を構成している基本コイルと同様
の構造を持つもの、つまり、異なる半径を持つ2個の円
形小環状コイルを同心に配置して互いの巻線の向きが逆
になるように接続したものを用いると、外部からのノイ
ズをキャンセルすることができるので、ICカード3か
らの信号を効率よく検出することができる。
【0084】本実施の形態において、リーダライタ用の
送受信アンテナを用いてICカード3との間で信号をや
りとりする方法は、第4の実施の形態とほぼ同様である
ので記載を省略する。ただし、第4の実施の形態では受
信回路14へ接続される基本コイルが順次切り替わって
いくのに対し、本実施の形態では受信コイル7を構成す
る全ての基本コイル37a,37b,38が受信回路1
4へ接続され、同時に動作するように設定されている。
【0085】ICカード3が複数の基本コイルの内部領
域の上方に位置する場合、3枚のコイルがそれぞれ個別
に信号を検出するので、あたかも3枚のICカードから
信号が送信されているように認識してしまうが、リーダ
ライタ2側で識別して処理することが可能である。
【0086】以上説明したように、本実施の形態の受信
コイルによれば、外部からのノイズのみならず送信コイ
ルからの信号もキャンセルすることができ、ICカード
3からの信号のみを効率よく受信することができる。
【0087】なお、本実施の形態において、第1のユニ
ットコイルとして、同じ構造を持つ2枚の基本コイルを
組み合わせて用いたが、基本コイルの枚数は2枚以上で
もよい。また、同じ構造のものを用いなくとも、同一平
面内の1点で交差するn本の軸で区切られる2n個の領
域にそれぞれ配置された巻線数及び面積の等しい2n個
の小ループコイルを、互いに隣接するコイルに誘起され
る電流の向きが逆向きになるように接続した基本コイル
であれば、異なる構造のコイルを自由に組み合わせて受
信コイルを構成してもよい。
【0088】更に、第6の実施の形態として、第2の実
施の形態に示したような複数の正方形の小環状コイルか
らなる送信コイルを送信アンテナ装置として用いる場合
には、受信アンテナ装置として、図9(a)、(b)に
示す構造の2枚の基本コイル39a、39bから成る第
1のユニットコイルと、例えば図5(a)に示す構造の
第2のユニットコイルとを、図10のように積層して配
置したものを用いることが好ましい。
【0089】この場合、第5の実施の形態の受信アンテ
ナ装置との相違点は、第1のユニットコイルを構成する
基本コイルの小ループコイルの形状を円形から正方形及
び二等辺三角形に変更した点と、第2のユニットコイル
を構成する小環状コイルの形状を円形から正方形に変更
した点である。各小ループコイル間の接続方法や基本コ
イルの配置方法、ICカード3との信号の送受信方法
は、第5の実施の形態と全く同様である。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
非接触型ICカードと磁気的に結合され、ICカードへ
信号を送信するリーダライタ用アンテナ装置において、
アンテナ装置近傍領域では強い磁界を発生させ、送信ア
ンテナから遠ざかると急激に磁界強度が下がる特性を持
つアンテナ装置を得ることができる。よって、本発明の
リーダライタ用送信アンテナ装置を用いることで、複数
の小さな非接触型ICカードを誤差動なく一度に駆動さ
せることが可能となる。また、受信アンテナ装置につい
ても同様に、アンテナ装置近傍領域では検出感度が高
く、一方、遠くからの雑音に対しては感度を下げること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるリーダライタ
用送信アンテナ装置の立体斜視図である。
【図2】図1の送信アンテナ装置を構成する基本コイル
毎の平面図である。
【図3】図2の最内周に位置する小環状コイルに通過す
る磁束を従来のコイルに通過する磁束と比較して模式的
に示した図である。
【図4】図1に示した送信アンテナ装置の平面図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施の形態によるリーダライタ
用送信アンテナ装置の基本コイル毎の平面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態によるリーダライタ
用送信アンテナ装置の平面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態によるリーダライタ
用送受信アンテナ装置の立体斜視図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態によるリーダライタ
用受信アンテナ装置の平面図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態によるリーダライタ
用受信アンテナ装置の第1のユニットコイルを構成する
基本コイル毎の平面図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態によるリーダライ
タ用受信アンテナ装置の平面図である。
【図11】非接触型のICカードとリーダライタの回路
構成を示すブロック図である。
【図12】図11中に示した送受信コイル及びアンテナ
コイルの部分を拡大した立体斜視図である。
【図13】円形のコイルの中心軸におけるコイルからの
距離と磁界の強度との関係を示した図である。
【符号の説明】
2 リーダライタ 3 ICカード 6 送信コイル 7 受信コイル 8 アンテナコイル 31,32 基本コイル 37 第1のユニットコイル 38 第2のユニットコイル 41〜44 小環状コイル 61〜64 小ループコイル 101〜104 軸 O1,O2,J1 中心点

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非接触型ICカードのアンテナコイル手
    段と磁気的に結合され、該非接触型ICカードへ信号を
    送信するリーダライタ用送信アンテナ装置であって、 面積が異なり、互いに相似の関係にあるn個(n≧2)
    の小環状コイルを、面積の大きいものから順に1、2、
    …、n番目と番号をつけた場合に、奇数番目の小環状コ
    イルに発生する磁界の向きと偶数番目の小環状コイルに
    発生する磁界の向きとが互いに逆になり、且つ同心にな
    るように配置して一つの基本コイルを構成し、 前記基本コイルを複数個積層することによって送信コイ
    ルを形成したことを特徴とするリーダライタ用アンテナ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記基本コイルを構成するn個の小環状
    コイルは、時計回りの向きに電流が流れる第1の小環状
    コイル群と、反時計回りの向きに電流が流れる第2の小
    環状コイル群とに分類され、隣り合う番号の小環状コイ
    ルが互いに異なるコイル群に属するようにして配置され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のリーダライタ
    用アンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記送信コイルを構成する全ての基本コ
    イルが、磁束の通過する方向から投影した場合に同心に
    配置されていることを特徴とする請求項1または2に記
    載のリーダライタ用アンテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記複数個の基本コイルは、それぞれ互
    いの最外周の小環状コイルを除く内側の小環状コイルの
    面積が全て異なることを特徴とする請求項1〜3の何れ
    か1項に記載のリーダライタ用アンテナ装置。
  5. 【請求項5】 前記複数個の基本コイルの最外周の小環
    状コイルは同一の形状を有することを特徴とする請求項
    4に記載のリーダライタ用アンテナ装置。
  6. 【請求項6】 前記小環状コイルの形状が略円形または
    略正多角形であることを特徴とする請求項1〜5の何れ
    か1項に記載のリーダライタ用アンテナ装置。
  7. 【請求項7】 任意の一の基本コイルにおいて、i番目
    (i=1〜n)の小環状コイルの面積をSi 、同コイル
    を流れる電流をIi 、同コイルの巻線数をNi とした場
    合、各小環状コイルごとに求められる積Si ×Ii ×N
    i を、奇数番目の小環状コイルについて足し合わせた値
    と、偶数番目の小環状コイルについて足し合わせた値と
    が略等しいことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項
    に記載のリーダライタ用アンテナ装置。
  8. 【請求項8】 前記複数個の基本コイルのうち任意の一
    個の基本コイルが前記ICカードへ信号を送信するコイ
    ルとして選択され、選択される前記基本コイルが時間の
    経過と共に順次別の基本コイルに切り替わることを特徴
    とする請求項1〜7の何れか1項に記載のリーダライタ
    用アンテナ装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れか1項に記載のリー
    ダライタ用送信アンテナ装置と対にして用いられ、非接
    触型ICカードから送られる信号を受信するリーダライ
    タ用受信アンテナ装置であって、 前記受信アンテナ装置を構成する受信コイルは、前記送
    信コイルと同一の構造を有し、前記送信コイルの任意の
    一個の基本コイルに対して、これと対になる前記受信コ
    イルの少なくとも1つの基本コイルが、前記送信コイル
    から発生する磁束の通過する方向から投影した場合に略
    重なり合うように積層して配置されていることを特徴と
    するリーダライタ用アンテナ装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜8の何れか1項に記載のリ
    ーダライタ用送信アンテナ装置と対にして用いられ、非
    接触型ICカードから送られる信号を受信するリーダラ
    イタ用受信アンテナ装置であって、 同一平面内の1点で交差するn本の軸で区切られる2n
    個の領域にそれぞれ配置された2n個の小ループコイル
    を有し、前記2n個の小ループコイルが、互いに隣接す
    る小ループコイルに誘起される電流の向きが逆向きにな
    るように接続された基本コイルを有する第1のユニット
    コイルと、 面積が異なり、互いに相似の関係にあるm個(m≧2)
    の小環状コイルを、面積の大きいものから順に1、2、
    …、m番目と番号をつけた場合に、奇数番目の小環状コ
    イルに誘起される電流の向きと、偶数番目の小環状コイ
    ルに誘起される電流の向きとが互いに逆になるように接
    続され、且つ、前記m個の小環状コイルが同心になるよ
    うに配置して構成された第2のユニットコイルとを有
    し、 前記送信コイルから発生する磁束の通過する方向から投
    影した場合に、前記第2のユニットコイルの最内周の小
    環状コイルによって、前記第1のユニットコイルを構成
    する全ての小ループコイルの各々の内部領域が半径方向
    に2つの部分に分割されるように積層して配置された受
    信アンテナを有することを特徴とするリーダライタ用ア
    ンテナ装置。
  11. 【請求項11】 前記送信コイル及び前記第1、第2の
    ユニットコイルを構成する全てのコイルの中心点及び軸
    の交差点が、前記送信コイルから発生する磁束の通過す
    る方向から投影した場合に略重なり合うように積層して
    配置されていることを特徴とする請求項10に記載のリ
    ーダライタ用アンテナ装置。
  12. 【請求項12】 1個の基本コイルを構成する2n個の
    小ループコイルの形状が全て等しいことを特徴とする請
    求項10または11に記載のリーダライタ用アンテナ装
    置。
  13. 【請求項13】 前記第1のユニットコイルは複数の基
    本コイルから構成され、任意の一個の基本コイルの任意
    の2本の軸に挟まれて形成される角のうち最も小さい角
    度を有する角の角度をθとした場合、少なくとも1つの
    基本コイルは他の基本コイルに対し、コイル面に水平な
    面内で軸の交差点を中心にθよりも小さい角度だけ回転
    して配置されていることを特徴とする請求項10〜12
    の何れか1項に記載のリーダライタ用アンテナ装置。
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