JPH11314204A - 竹の薄板製造方法と切断装置と薄板 - Google Patents

竹の薄板製造方法と切断装置と薄板

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JPH11314204A
JPH11314204A JP5517099A JP5517099A JPH11314204A JP H11314204 A JPH11314204 A JP H11314204A JP 5517099 A JP5517099 A JP 5517099A JP 5517099 A JP5517099 A JP 5517099A JP H11314204 A JPH11314204 A JP H11314204A
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JP
Japan
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laminated material
bamboo
plate
band saw
thickness
Prior art date
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Application number
JP5517099A
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English (en)
Inventor
Seiji Yoshida
誠二 吉田
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Nippon Blower Co Ltd
Original Assignee
Nippon Blower Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 竹を分割し展開もしくは周囲を削り成形した
板をひげや割れなしに切断し薄板とする。 【解決手段】 竹板の長さと幅の両方向を接着面として
利用し、厚み方向に積層して接着強度を高めた積層材
1,2,6を使用し、該積層材の三面を移動部で固定し
他の一面を固定部により移動可能に保持した状態の儘、
帯鋸28に向けて移動し薄板とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、竹から得た板を使用し
長く幅と厚みのある積層材とし、その積層材を厚薄自在
に切断する製造方法と装置と薄板に関する。
【0002】
【従来の技術】竹から得られる板は、最初の形状である
原料竹の断面と長さにより異なり、下記の様に仕分ける
ことができる。 1)竹を一分割(断面円周に切り目を一本入れ長さ方向に
分割)し内外の節と表皮を除去した後に展開する方法
で、継ぎ目なしで長く幅広い板が得られるが量的確保が
難しい。 2)竹を二以上に分割し内外節を除去し、展開し板とした
後に切削して所要サイズの板とするか、細かく分割し円
弧部分を含む四面を削り所要サイズの板とする何れかの
方法がとられるが、竹の不揃いや量の確保の問題から長
さが節の間に限定され短く幅狭の板となる。
【0003】原料竹は種類も多いが使用するのは中空
で、サイズも長さで2000cm前後、根元の周囲で50
cm前後、根元の厚みで2cm前後であり、直径が暫減し反
りも加わるため、直線性がよく両端の円周差の少ない5
00cm程度の長さから節間部分の20cm程度の長さの範
囲を加工対象とする。
【0004】円形状の断面を持つ硬い竹を加工して板と
する場合に、木材の様に回転しながら円周を刃物で削ぎ
取り薄板を連続的に生産する手段の利用は難しく、竹を
切開し展開して得た板は長さと厚みに制限がある。長め
の板では幅方向に複数接着してより広幅とし、短めで幅
狭の板では多枚数を繊維方向を揃え、長さと幅の両方向
に接着して広幅で長尺の集成板に加工する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】板は長さと幅と厚みに
選択の種類が多いほど利用価値が多いが、竹の場合は既
述のように板の長さと幅に制限を受け、この傾向は竹が
細く曲がりが有るほど短く幅狭のほぞの様な形になり細
工物程度の材料にしか使用されない。しかし大形化のた
め集成材に加工すると手間が掛かる。また竹の繊維が硬
いため切断等の加工の際に板の加工面にひげや割れを多
発して薄板が得られない。
【0006】幅方向に接続し集成した幅広板は細幅の接
着部分が極めて多いのが特徴であるが故に、接着剤の種
類による接着状態の良否が加工材の仕上がりと経時変化
に著しい影響を与える。特に竹の場合は得られた板の厚
みが木に較べ薄いために接着面が狭くなり長い場合は接
着圧を均一に保つことが難しく強度が不安定となり接着
面の剥離が起こり易い。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、竹を原料とし
て得た板が抱える上記の問題点を解決し、長さと幅広の
薄板を得るための製造方法と切断装置と薄板の提供を目
的とする。
【0008】本発明は、原料竹の断面を長さ方向に分割
し、内外の節と表皮を除去した板を使用して、 A)板を長さと幅の方向及び両方向の何れかに揃えると
共に、厚み方向に接着剤を用い積層し、 B)積層面を、所要の温度と圧力と時間の下で乾燥して
積層材とし、 C)積層材を、押えと送りの機構を備えた移動部に搭載
し、該移動部と対応する固定部とにより保持しながら、
エンドレス状の帯鋸を備えた切断部に押し付けて、積層
材の接着面に直角か平行の方向で長さ方向に移動切断し
0.8〜15mmの範囲の何れか厚みの板とすること、を
特徴とする竹の薄板製造方法であり、積層材の押えと送
り機構を備えた移動部と、該移動部に対応して積層材を
移動可能に加圧する機構を備えた固定部と、積層材を切
断するエンドレス状の帯鋸を備えた切断部とで構成した
ことを特徴とする竹の薄板切断装置であり、積層材を竹
の薄板製造方法による薄板切断装置で、0.8〜15mm
の範囲の何れか厚みとした竹の薄板である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、竹を加工して得た板を
長さと幅の方向及び両方向の何れかに接着して拡げ大形
化すると共に厚み方向にも積層して肉厚とした後、接着
面に直角か平行で長さ方向に切断することにより様々な
表面模様と広さを伴った薄板の製造方法と切断装置及び
薄板である。
【0010】竹を展開して板にする難易度は、加工が容
易なのは節の間に挟まれた短かく断面分割数が多い場合
であり、加工が難しいのは多数の節を含む長さで分割数
の少ない場合である。何れの場合も木材に較べると長さ
と幅と厚みで見劣りし、多くの場合は集成と積層を重ね
て必要な大きさの板にした後に、切断することにより薄
板の採取を可能とした。
【0011】本発明は、JASに規定されたフローリン
グ剥離試験を満足する積層材を用いて薄板に切断する内
容で、この積層材は竹板に非ホルマリン系接着剤を使用
し、温度を10〜130°Cの範囲、好ましくは15〜
80°Cの範囲、より好ましくは15〜35°Cの範囲
の何れか、時間を12〜48の範囲、好ましくは21〜
27の範囲、より好ましくは23〜25の範囲の何れ
か、圧力を2〜11kg/cm2 の範囲の何れか下で締め付
け乾燥しつくられた。
【0012】積層材を二方向への加圧機構付押し板と一
方向への移動機構とを備えた台車からなる移動部に搭載
し、帯鋸の刃面に接する手前で移動部の押し板に対応
し、複数の案内ロールを先端に装着した受け板を備えた
固定部とで支え、積層材をエンドレス状の帯鋸からなる
切断部の刃面に向けて移動し、積層材を帯鋸の刃面に対
し正しく送り込み薄板とする。
【0013】積層材は積層面を帯鋸の刃面に対して直角
か平行に保ち長手方向に刃が進むように配置する。最小
0.8mmの厚みでひげや割れのない薄板を得る切断条件
は、0.4〜1.0mmの範囲の何れか厚みとし75〜1
20mmの範囲の幅とした0.5〜3山/インチ の範囲の何
れか刃数のエンドレス状の帯鋸を240〜480m/分
の範囲の何れか周速で運転し、帯鋸に対する積層材の送
り込み速度を0.3〜0.9m/分の範囲の何れか速度
とする。
【0014】集成と積層の処理を経た積層材は、長さと
幅及び厚みの三方向の接着の相互効果により充分な強度
を有し、長さ方向に切断して薄板としても容易に剥がれ
ることがなく積層材から多数の薄板が得られる。この薄
板は表面にひげや割れが起らず厚み精度が高く竹の硬さ
と肌の美しさを備えホルマリン臭の心配のない良質の建
築材料であり、勿論切断面からくる不良材の発生も少な
い。
【0015】長さと幅及び厚みの三方向に大型化した積
層材を切断した薄板と、長さと幅の各方向及び両方向の
何れかに接着し大形化した集成材とを、同じ厚みで比較
すると前者は積層により反りが規制され接着状態も好ま
しく、後者に較べて接着面強度が高く安定した薄板が得
られ、勿論15mm以上の厚みに切断することには何等
の問題もない。また本発明の切断装置を後者の積層され
ていない集成材に適用し、より薄板とすることもできる
が前者程の薄板に加工することは難しい。
【0016】
【作用】本発明は、積層材の三面を台車に固定し他の一
面を台車に対応して設置した固定台のローラ付受け板で
支え、前記台車上の積層材の動きをローラで逃がしなが
ら切断状態を一定に保ち薄板に加工する。
【0017】
【実施例】本例は原料竹を20〜500cmの長さに裁断
し加工して得られる板を対象とする。図1(A,B,
C)は竹から得た板を長さと幅と厚みの三方向に重ねた
積層材で、図1(A)は長尺板3からなる積層材1を、
図1(B)は長尺板3と短尺板4を組合せた積層材2を
示し、図1(C)はより短尺で細幅の板7を組合せた積
層材6を示し、各図のX−X線とY−Y線の記号は切断
の方向である。板の組合せは長さと幅で決まる内容であ
り繊維方向は同じか交差の何れでもよい。
【0018】積層材1は多数の節を含む長さで断面に一
箇所切り目を入れ分割展開した長く幅のある竹板3を使
用するが、竹のサイズや形状等からくる加工の難易度に
より断面を複数分割し加工した竹板でもよいが、その場
合の板幅は5〜25cmの範囲になるので横方向に接続し
て集成することが望ましく、積層材2では竹板4が竹板
3に較べ短かい場合は長さ方向に接続し、同様にして積
層材6では端材から加工した板を含め、長さと幅がより
不足した竹板7を使用するので長さと幅方向を接続し、
何れも厚み方向に積層する。積層材は本例に限定される
ことなく層毎に竹板3,4,7を適宜組合せると切断方
向により薄板の表面模様が変わり特徴のある薄板が得ら
れる。
【0019】積層材1,2,6とするには竹板3,4,
7に非ホルマリン系接着剤5(例えばイソシアネルポリ
ウレタン系樹脂)を使用して所要の形状に積層した板
を、二方向から加圧するプレス装置に挿入し、30°C
で10kg/cm2 の圧力を24時間加え乾燥して積層材と
すると、接着面への加圧が充分に行き渡り良好な接着が
得られ、薄板への切断加工中に接着部分に剥離が生じな
かった。
【0020】図2(A,B)は、積層材1の切断装置1
1の概要を示す側面図と上面図で、切断装置11は保持
と送り機構からなる移動部と固定部とエンドレス状の帯
鋸を備えた切断部とで構成され、移動部は可逆回転機付
ねじ13の正逆転により車輪14を介し案内レール15
上を移動する台車12と、該台車上にあり溝16とシリ
ンダ17を備えた押し板18を搭載し、且つシリンダ1
9により昇降する加圧板20を適宜な手段で取付け、積
層材の上下面と一方の側面を押さえる構造で、積層材
2,6の切断に対しても適用できる。
【0021】固定部は移動部に対応する位置に設置し、
切断部を構成するエンドレス状の帯鋸28の手前に置か
れ、固定台21上に置いた送りねじ22によりあり溝2
3の上を移動する受け板24の前面に複数のローラ25
を備え、ローラ25で積層材の残された側面を押さえ
る。また帯鋸方向に積層材が移動しても台車12の側面
端部は帯鋸28に触れることはなく、台車12上に保持
した積層材は押し板18と加圧板20とローラ25を介
した受け板24で挟持し、ローラ25の回転により帯鋸
28に安定した状態で送り込む。
【0022】切断部は上下に取付けたプーリ29間に装
着したエンドレスの帯鋸28と可変速回転機でなり、同
帯鋸のサイズは幅が102mmで厚みが0.7mmで刃のピ
ッチが1.125インチ のあさり出し付で刃間の底形状が
平坦なものがよく、好ましくは振れ止めを装備して周速
389m/分で運転し、帯鋸28のステライト盛り刃に
積層面を直角か平行に向け長手方向に0.6m/分の速
度で送り込んだ。
【0023】この様な条件下で積層面に平行(図1のX
−X)か直角(図1のY−Y)で長手の繊維方向に沿い
切断し、積層材をひげや割れを伴うことなく最小0.8
mmの厚みの薄板1A(図2参照)を得た。薄くなると竹
の強靱な性質を余り失うことなく柔らかみを増し、反り
等の矯正が容易となりボードの表面材としても使用でき
る他に、暗い系統の色を出す炭化処理も均質で早く仕上
がる
【0024】
【発明の効果】本発明になる製造方法と切断装置と薄板
の使用で下記の効果を得た。 20〜500cmの長さの範囲で断面を分割した竹から
得た板を積層材とした後に切断することにより、長さと
幅と厚みの選択肢が増え板としての利用価値を高めた。 最小厚み0.8mmの薄切りが可能となり、板の性質に
も強靱に加えて柔軟さが増し、ボードや炭化処理による
各種の表面材等への用途が広がった。 板を集成または積層する際に組合せを変えることで、
切断後の表面模様に変化を持たせることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は長尺板を(B)は長尺と短尺の板の
組合せを(C)は短く細い板の組合せによる積層材の斜
視図を示す。
【図2】 積層材の切断装置の概要で(A)は側面図を
(B)は上面図である。
【符号の説明】
1,2,6 積層材 11 切断装置 12 台車 13,22 ねじ 14 車輪 15 レール 16,23 あり溝 17,19 シリンダ 18 押し板 20 加圧板 24 受け板 25 ローラ 28 帯鋸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料竹の断面を長さ方向に分割し、内外
    の節と表皮を除去した板を使用して、 A)板(3,4,7)を長さと幅の方向及び両方向の何
    れかに揃えると共に、 厚み方向に接着剤(5)を用いて積層し、 B)積層面を、所要の温度と圧力と時間の下で乾燥して
    積層材(1,2,6)とし、 C)積層材(1,2,6)を、押えと送りの機構を備え
    た移動部に搭載し、該移動部と対応する固定部とにより
    保持しながら、エンドレス状の帯鋸(28)を備えた切
    断部に押し付けて、積層材の接着面に直角か平行の方向
    で長さ方向に移動切断し0.8〜15mmの範囲の何れか
    厚みの板とすること、を特徴とする竹の薄板製造方法。
  2. 【請求項2】 積層材(1,2,6)の押えと送り機構
    を備えた移動部と、該移動部に対応して積層材(1,
    2,6)を移動可能に加圧する機構を備えた固定部と、
    積層材(1,2,6)を切断するエンドレス状の帯鋸
    (28)を備えた切断部とで構成したことを特徴とする
    竹の薄板切断装置。
  3. 【請求項3】 押えと送りの機構を備えた移動部が、シ
    リンダ(17)であり溝(16)上を移動する押し板
    (18)と、シリンダ(19)で昇降する加圧板(2
    0)と、ねじ(13)の回転でレール(15)上を移動
    する台車(12)とからなり、固定部は移動部の一部と
    対応するように配置されて、ねじ(22)の回転であり
    溝(23)上を移動する先端に案内ローラ(25)を備
    えた受け板(24)とからなり、両部により積層材
    (1,2,6)の上下左右の四面を保持し、エンドレス
    状の帯鋸(28)に向け移動する構造であることを特徴
    とする請求項2に記載の竹の薄板切断装置。
  4. 【請求項4】 切断部を構成する帯鋸(28)が、0.
    4〜1.0mmの範囲の何れか厚みと、0.5〜3山/イン
    チ の範囲の何れか刃数を備え、且つ該帯鋸が240〜4
    80m/分の範囲の何れか周速度で運転することを特徴
    とする請求項2か3に記載の竹の薄板切断装置。
  5. 【請求項5】 積層材(1,2,6)を請求項1に示す
    竹の薄板製造方法と請求項2に示す竹の薄板切断装置と
    で、0.8〜15mmの範囲の何れか厚みとしたことを特
    徴とする竹の薄板。
JP5517099A 1998-03-05 1999-03-03 竹の薄板製造方法と切断装置と薄板 Pending JPH11314204A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101806680A (zh) * 2010-03-01 2010-08-18 周立富 板材试样多功能成形机
CN104908110A (zh) * 2015-06-09 2015-09-16 黄丹惠 多片带锯装置
CN105150313A (zh) * 2015-08-25 2015-12-16 淄博大创自动化科技有限公司 一种折扇竹料的修枝定长预处理设备
CN114147812A (zh) * 2021-10-12 2022-03-08 浙江格铭工艺品有限公司 一种积木生产用分切装置

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