JPH11314259A - 表面処理を施行した樹脂通路 - Google Patents

表面処理を施行した樹脂通路

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JPH11314259A
JPH11314259A JP10123379A JP12337998A JPH11314259A JP H11314259 A JPH11314259 A JP H11314259A JP 10123379 A JP10123379 A JP 10123379A JP 12337998 A JP12337998 A JP 12337998A JP H11314259 A JPH11314259 A JP H11314259A
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JP
Japan
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resin
resin passage
surface treatment
nickel
passage
Prior art date
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Pending
Application number
JP10123379A
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English (en)
Inventor
Hirofumi Sagawa
宏文 佐川
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂通路において、加工が容易で、耐食性の
優れた表面処理を提供する。 【解決手段】 プラスチック樹脂を成型する加工機械1
の樹脂通路2、3において、前記樹脂通路2,3にニッ
ケル系の合金からなる多層コーテイングを施行したこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面処理を施行し
た樹脂通路に関し、特にプラスチック樹脂を成型する加
工機械に用いるのに適した表面処理を施行した樹脂通路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プラスチック樹脂成型において、
分子中にフッ素を含有するフッ素化樹脂が使用される場
合がある。フッ素化樹脂は、耐熱性、耐薬品性、耐候
性、電気特性等が極めて優れている上に、非粘着性、滑
り特性等を有し、比較的柔らかい樹脂である。フッ素化
樹脂には、例えば、四フッ化エチレンーパーフルオロア
ルキルビニルエーテル共重合体(PFA)等がある。プ
ラスチック材料として、多機能であり、幅広く使用され
てきている。
【0003】このようなフッ素化樹脂等を加工機械にて
成型するような場合に、高温溶融状態のフッ素化樹脂が
接触する加工機械の樹脂通路部分は、一度樹脂成型を行
うとハロゲン系ガスで錆が発生する。このため、一般
に、樹脂通路部分には、防錆性、耐腐食性を有する特殊
鋼を採用するようにしている。しかしながら、特殊鋼を
加工して樹脂通路を製造する際、樹脂通路の内面形状が
複雑な場合には、非常に加工が困難であり、形状によっ
ては、加工不可能な場合がある。
【0004】また、特殊鋼を扱う鋼材メーカーが限定さ
れており、特殊鋼を入手する際に融通性が悪く、更に、
加工も特殊であるために、部品を調達するのが困難であ
るという問題がある。このため、樹脂通路部分の部品を
改造及び設計変更するような場合には、全て鋼材メーカ
ーに依頼しなければならず、加工法が特殊なために、製
造に非常に時間及びコストがかかるという問題がある。
例えば、ハステロイ等の耐酸合金等が耐食性の材料を成
型するときの鋼材として用いられることがあるが、高価
であり製造コストがかかるという問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プラスチッ
ク等の樹脂通路において、防錆性の優れた表面処理を施
行した樹脂通路を提供すること目的としている。特に、
本発明は、フッ素化樹脂を成型する成型装置の樹脂通路
において、防錆性に優れ、かつ安価で、容易にコーテイ
ングできる表面処理を施行した樹脂通路を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、プラスチック
樹脂を成型する加工機械の樹脂通路において、前記樹脂
通路にニッケル系の合金からなる多層コーテイングを施
行したことを特徴とする。また、本発明は、請求項1記
載の表面処理を施行した樹脂通路において、前記プラス
チックは、フッ素化樹脂であることを特徴とする。
【0007】
【作用】樹脂通路にニッケル系の合金からなる多層コー
テイングを施行することにより、耐錆性及び耐食性に優
れた加工が可能となる。また、ニッケル系の合金からな
る多層コーテイングは、容易にコーテイングすることが
可能なため、複雑な形状の樹脂通路であってもコーテイ
ングできる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
を参照して以下に詳細に説明する。図1は、本発明の実
施の形態を説明するためのフッ素化樹脂の成型装置であ
る。図1において、成型装置1の樹脂通路は、押出機の
樹脂通路2と、アキュムレータヘッドの樹脂通路3とか
らなる。図示はしていないが、アキュームレータヘッド
の先にはダイコマを接続させる。かかる成型装置1の樹
脂通路には、高温溶融させたフッ素化樹脂が通過して成
型されるものとする。
【0009】
【実施例】本発明の表面処理であるニッケル系の合金か
らなる多層コーテイングを施行したフッ素化樹脂の中で
PFA樹脂と比較材の加熱溶融系耐食性について比較し
た実験結果を説明する。 (1)実験方法 図2に示すように、小型のステンレス容器4に3種の試
験片S1,S2,S3を入れて、更に、ペレット状のフ
ッ素樹脂5を加える。これを電気炉の中に入れ、所定温
度で所定時間加熱処理し、加熱処理後、電気炉内で常温
まで冷却して、前記3種の試験片S1,S2,S3を取
り出す。取り出した試験片S1,S2,S3を目視及び
顕微鏡での観察と写真撮影を行う。電気炉での加熱条件
は、摂氏390度で115時間である。比較材となる試
験片S1,S2は、ハステロイC276、SUS316
であり、両材共に、バフ研磨したものである。試験材S
3は、ニッケル系の合金からなる多層コーテイングを施
行したものである。フッ素樹脂5は、AP−231SH
である。なお、ステンレス容器4の内側にはアルミ箔6
が被覆されているものとする。試験結果は以下の通りと
なった。
【0010】
【表1】
【0011】ところで、前記実験の加熱処理後に、ステ
ンレス容器4は、冷却炉内において、常温まで冷却した
後に取り出すが、この際に試験片は、ステンレス容器4
内において埋め込まれた状態である。この状態におい
て、試験片表面とフッ素樹脂5は、接合しているが、接
合している樹脂を試験片S1,S2,S3より剥離させ
て、試験片表面及び試験片表面に接合していた樹脂側の
表面を観察することができる。この樹脂側の接合面の写
真を図3に示す。
【0012】図3からも明らかなように、試験片S1に
は黒色状スケールαが付着しているのが認められるのに
対して、試験片S2及び試験片S3の接合面には、スケ
ールの付着物は認められなかった。なお、 ニッケル系
の合金からなる多層コーテイングを施行した試験片S3
については、表面処理を施行した樹脂通路の金属被膜の
組成を明らかにするために、EPMA分析を行った。分
析結果によれば、主成分にNiとPと微量のSi,Co
を含有することが認められた。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明は、フッ素化樹脂
等のようなプラスチック樹脂を成型する加工機械の樹脂
通路において、前記樹脂通路にニッケル系の合金からな
る多層コーテイングを施行するようにしているので、次
のような効果を得ることができる。樹脂通路において、
必要な耐錆性、耐食性を有し、かつ、耐熱性を有する効
果がある。また、樹脂の剥離性が高いので、溶融樹脂の
流通においても流動性が向上するという効果がある。ニ
ッケル系の合金からなる多層コーテイングでは、使用可
能な鋼材が多種に選択可能なため、母材強度を自由に選
択設計することが可能となる。
【0014】更に、複雑な形状にも対応することができ
るので、従来、加工が困難であった樹脂通路にも、ニッ
ケル系の合金からなる多層コーテイングを施行すること
が可能となり、耐食性を向上させることができるという
効果がある。ニッケル系の合金からなる多層コーテイン
グは安価であり、且つコーテイングも容易で部品入手も
容易となるので、加工機械の製造も容易となり、且つ安
価になるという効果がある。更に、従来のように、鋼材
メーカーに加工を依頼する必要もないために、製造も短
期間で行うことができ、且つ製造コストも削減すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す成型装置の断面図
である。
【図2】 ニッケル系の合金からなる多層コーテイング
を施行したフッ素樹脂と比較材の加熱溶融系耐食性につ
いて比較した実験を説明する構成図である。
【図3】 試験片表面及び試験片表面に接していた樹脂
側の接合面の金属組織を表す写真である。
【符号の説明】
1 成型装置 2,3 樹脂通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック樹脂を成型する加工機械の
    樹脂通路において、 前記樹脂通路にニッケル系の合金からなる多層コーテイ
    ングを施行したことを特徴とする表面処理を施行した樹
    脂通路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の表面処理を施行した樹脂
    通路において、 前記プラスチック樹脂は、フッ素化樹脂であることを特
    徴とする表面処理を施行した樹脂通路。
JP10123379A 1998-05-06 1998-05-06 表面処理を施行した樹脂通路 Pending JPH11314259A (ja)

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JP10123379A JPH11314259A (ja) 1998-05-06 1998-05-06 表面処理を施行した樹脂通路

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JPH11314259A true JPH11314259A (ja) 1999-11-16

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JP (1) JPH11314259A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000289067A (ja) * 1999-04-09 2000-10-17 Japan Crown Cork Co Ltd 射出成形における材料焼け防止方法
WO2007032052A1 (ja) * 2005-09-12 2007-03-22 Tadahiro Ohmi 樹脂成形機および樹脂成形方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000289067A (ja) * 1999-04-09 2000-10-17 Japan Crown Cork Co Ltd 射出成形における材料焼け防止方法
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