JPH11314477A - 情報伝達用シート - Google Patents

情報伝達用シート

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JPH11314477A
JPH11314477A JP9369363A JP36936397A JPH11314477A JP H11314477 A JPH11314477 A JP H11314477A JP 9369363 A JP9369363 A JP 9369363A JP 36936397 A JP36936397 A JP 36936397A JP H11314477 A JPH11314477 A JP H11314477A
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Minoru Nishiyama
実 西山
Seiji Hatsuda
誠二 初田
Mitsuaki Yamamoto
満昭 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】印字記録が容易に行えるばかりでなく、容易に
剥離可能な接着を行え、上シートを剥離しても、印字記
録部分のインキ移りが発生しない情報伝達用シートを得
ることができる。 【構成】上シートと下シートとで一組とし、上シートの
裏面に、通常では粘着性、接着性ともに示さず加熱時に
粘着性、接着性を示すディレードタック層を形成し、前
記下シートの表面に、発色剤または顕色剤の少なくとも
一方がマイクロカプセル化され、それぞれ単独であるい
は混合して単層の自己発色性感圧記録層を設け、前記上
シートと下シートとが貼合わせ状態にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも上シートと
下シートで一組とされ、上シートに対して与えられるイ
ンパクトプリンターによる印字を上シートに残すととも
に、その印字が下シートにおいても印字情報として現れ
るように構成され、上シートを控え片として利用でき、
下シートを、ディレードタック層により上シートと再剥
離可能に貼合わせて、印字面を隠した状態で伝票、葉書
などとして顧客に対して発送するための情報伝達用シー
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来におけるこの種の情報伝達用シート
は、上シート裏面に無色の色素を封入したマイクロカプ
セルを含有する再剥離可能な感圧接着剤が塗布され、再
剥離可能な感圧接着剤塗布面と対向する下シート表面
に、前記マイクロカプセル封入色素を吸着して顕色する
顕色剤を含有する再剥離可能な感圧接着剤が塗布された
構成であった。再剥離を可能にする接着剤には、例えば
天然ゴム、合成ゴムが使用されていた。
【0003】ところで、ノーカーボン方式による記録におい
て、色素を封入するマイクロカプセルを上シートに裏面
に設け、下シートの表面に、顕色剤を設けたのみでは、
感圧印字時の発色速度および発色濃度が低いとともに、
再剥離可能に接着して発送した後、控えを剥離する際
に、ノーカーボン複写情報が反対面に転写することがあ
り、これによって複写情報の鮮明性が低下し記録情報を
読み取り難くなる。この問題点の発生原因についての本
発明者らの知見によれば、感圧印字手段により破断した
マイクロカプセル中の染料色素およびカプセルオイルが
再剥離可能な感圧接着剤層に取り込まれ残留し、下シー
トの表面の顕色剤と反応して、目的でない情報があらわ
れ、結果として、対向面に裏移り的な現象が生じる。
【0004】さらに、再剥離可能な感圧接着剤は、熱・紫外
線・酸化・乾燥による劣化や、湿度により、接着力の安
定性が悪く、接着品質、印字品質が低下するという問題
を抱えていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記課題を解決した本
発明の情報伝達用シートの基本構成は、上シートと下シ
ートとで一組とし、上シートの裏面に、通常では粘着
性、接着性ともに示さず加熱時に粘着性、接着性を示す
ディレードタック層を形成し、前記下シートの表面に、
発色剤または顕色剤の少なくとも一方がマイクロカプセ
ル化され、それぞれ単独であるいは混合して単層の自己
発色性感圧記録層を設け、前記上シートと下シートとを
貼合わせ状態にすることで、印字記録が容易に行えるば
かりでなく、容易に剥離可能な接着を行え、上シートを
剥離しても、印字記録部分のインキ移りが発生しない情
報伝達用シートを得ることができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る情報伝達用
シートは、少なくとも上シートと下シートとで一組とさ
れ、ノーカーボン方式による記録が可能な情報伝達用シ
ートとされる。したがって、上シートに対して、たとえ
ばコンピュータと連動したインパクトプリンターにより
印字させ、その印字を下シートの表面に印字情報として
現出させ、上シートは発行者の控えとし、下シートは、
熱または更に圧により再剥離可能に接着させて、印字情
報を下シート上に保持させた上で、例えば配送伝票とし
て発送物に貼着して相手に対して発送することができ、
その結果、発行者にとっては、受取人の照会があった場
合、コンピュータを動作させることなく、既に製作した
上シート控えの印字内容を見て、返答出来るので照会作
業を極めて円滑に行うことができる。
【0007】他に、配送伝票の好適な使用例として控えを受
取人の捺印を得る受領部とした配達伝票がある。
【0008】
【作用】本発明の情報伝達用シートの印字情報は、タイ
プライターやインパクトプリンターを用いることも可能
であるし、同じ情報を多量に記録する際には、凸版印刷
により記録することも可能である。例えば、本発明を配
送伝票に使用した場合には、当然の事ながら、ボールペ
ン、鉛筆など、筆圧が生じる記録方法も可能である。
【0009】印字情報を上シートに設ける必要が無い場合
は、鉄筆やインクリボンを外したインパクトプリンター
等で印字することで容易に対応できる。
【0010】本発明に係る情報伝達用シートを構成する上シ
ートは、裏面にディレードタック層を有し、ディレード
タック層は、可塑剤、熱可塑性粘着剤、粘着付与剤など
からなり、これらを各々混合したものを基材シートに塗
工また印刷することにより得られる。
【0011】ディレードタック層は、通常では、接着せず所
定の熱または更に圧力を加える事により所定時間接着可
能となり、接着後に対抗する接着面表面を何等損なうこ
となく剥離可能に接着するものである。ディレードタッ
ク層は、ヒータや熱風バーナー等の熱源に短時間曝すだ
けで接着性が発現し、その後下シートに再剥離可能に貼
付けることが可能となる。また、剥離紙を必要としない
ため不要なゴミが出ない利点がある。
【0012】ディレードタック層と再剥離可能に接着する下
シートの上面には、自己発色性感圧記録層を設けてあ
る。本発明に用いられる自己発色性感圧記録層は、いわ
ゆるノーカーボン複写技術を応用したものである。
【0013】本発明で用いられるディレードタック層は、ア
クリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、
スチレン/アクリル共重合樹脂、スチレン/ブタジエン
共重合樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアミド樹脂などの
分散液に1種あるいは数種の固体可塑剤、たとえばジシ
クロヘマシルフタレート、ジフェニルフタレート、N−
シクロヘキシル−P−トルエンスルホアミド、O/P−
トルエンスルホンアミドなどが含まれる。
【0014】この塗液を上シート裏面に塗布または印刷し、
可塑剤の融点以下で乾燥させることで通常では粘着性、
接着性ともに示さず加熱時に粘着性、接着性を示すディ
レードタック層が形成される。ディレードタック層は、
一般のインパクトプリンターで問題なく通紙することが
可能であるが、一旦可塑剤の融点以上に加熱するとディ
レードタック層が可塑化され接着性を帯びる。ここで生
じた接着性は、可塑剤が結晶化しても残存する。
【0015】このため、下シートの表面に再剥離可能に接着
可能になるとともに、他の上質紙等の紙類、ガラス、金
属、合成樹脂シート、木材へも剥離可能に接着させるこ
とができる。
【0016】ディレードタック層中に、微細粒子を配合させ
てもよい。微細粒子としては、シリカ、炭酸カルシウ
ム、小麦澱粉、カオリン、タルク、酸化チタン、セルロ
ースパウダー等が用いられる。これらの材料は単独でも
複数組み合わせても良く、好ましくは粒径の異なる2種
以上の微細粒子を組み合わせることがディレードタック
層表面の凹凸を不連続に形成し剥離性、印刷適正を向上
する。
【0017】さらに、その他の添加剤として、樹脂酸混合
物、多価アルコール、分散剤、増粘剤、流動性改良剤、
消泡剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、
着色顔料、栄光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防
腐剤、防バイ剤、耐水化剤、湿潤紙力増強剤、乾燥紙力
増強剤、帯電防止剤、老化防止剤、滑剤、耐湿剤などを
適宜配合することもできる。
【0018】ディレードタック層の塗布量は、その用途によ
り適宜調整出来るが、良好な再剥離性を確保する目的か
ら、0.1〜100g/m2の範囲に、更に好ましく
は、1〜50g/m2の範囲内にあることが印刷機、プ
リンターの通紙性、剥離性に好ましい。この範囲より少
いと、剥離性が劣り、多いと、プリンター又印刷適正が
悪くなる。
【0019】上シートと上シート裏面に設けるデイレードタ
ック層とを強固に保持または劣化防止のため、上シート
とディレードタック層との間に、機能向上剤層として、
耐水化層、平滑化層、紫外線吸収剤層、微粒子含有層等
を設けてもよい。
【0020】ディレードタック層を塗布する方法としては、
例えば、グラビアコーター、グラビアオフセツトコータ
ー、バーコーター、ロールコーター、エアナイフコータ
ー、コンマコーター、ブレードコーター、カーテンコー
ターなどいかなる方法を用いてもよい。
【0021】本発明に利用し得る自己発色性感圧記録層につ
いては、特に制限されることなく、従来から公知のもの
を使用できる。例えば、マイクロカプセル化の方法やマ
イクロカプセルの壁材、発色剤や発色剤を溶解する油、
あるいは顕色剤、接着樹脂、マイクロカプセル保護剤な
どである。
【0022】マイクロカプセルの壁材としては、ポリウレタ
ン、ポリ尿素、エポキシ樹脂、尿素/ホルマリン樹脂、
メラミン−ホルマリン樹脂などが使用できる。
【0023】発色剤としては、トリアリルメタン系化合物、
ジアリールメタン系化合物、キサンテン系化合物、チア
ジン系化合物、スピロピラン系化合物などが使用でき、
一般に感圧記録材料や感熱記録材料に用いられているも
のであれば、特に制限されない。例えば、発色剤として
は、トリアリルメタン系化合物、ジアリールメタン系化
合物、キサンテン系化合物、チアジン系化合物、スピロ
ピラン系化合物、ジフェニルメタン系染料、スピロ系染
料、ラクタム系染料、フルオラン系染料などが使用で
き、一般に感圧記録材料や感熱記録材科に用いられてい
るものであれば特に制限されない。
【0024】発色剤を溶解する油としては、ジアリールアル
カン系、アルキルナフタレン系、アルキル化ビフェニ
ル、水添ターフェミルの如き芳香族合成油、ケロシン、
ナフサ、パラフィン油、塩素化パラフィンの如き脂肪族
合成油、綿実油、大豆油、亜麻仁油の如き植物油などが
使用できる。
【0025】マイクロカプセルの保護剤としては、セルロー
ス粉末、デンプン粒子、タルク、焼成カオリン、炭酸カ
ルシウムなどが使用できる。
【0026】顕色剤としては、粘土類(例えば、活性白土、
酸性白土、アタパルジヤイト、ベントナイト、コロイダ
ルシリカ、珪酸アルミニウムなど)、有機酸(例えば、サ
リチル酸の如き芳香族カルボキシ化合物またはこれらの
金属塩など)、有機酸と金属化合物の混合物、酸性重合
体(例えば、フェノールーホルムアルデヒド樹脂、サリ
チル酸系樹脂またはこれらの亜鉛、マグネシウム、アル
ミニウム、カルシウム、チタン、マンガン、スズ、ニッ
ケルなどの多価金属塩など)などが使用できる。
【0027】本発明において、自己発色性感圧記録層の形成
に使用されるバインダーとしては、デンプン類、ヒドロ
キシエチルセルロース、メチルセルロース、ヱチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロースなどのセルロース
誘導体、カゼイン、ゼラチンなどのプロテイン、酸化デ
ンプン、エステル化合物デンプンなどのサッカロースの
如き水性天然高分子化合物、ポリビニルアルコール、変
性ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ
アクリル酸、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸アミド
ーアクリル酸エステル共重合体、アクリル酸アミドーア
クリル酸エステルーメタアクリル酸3次元共重合体、ス
チレン/無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩、ラテッ
クス、ポリアクリルアミド、スチレン/無水マレイン酸
共重合体などの如き水溶性合成高分子化合物やラテック
ス類、エチレン/無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩
などの水溶性接着樹脂、さらに、ポリ酢酸ビニル、ポリ
ウレタン、ポリアクリル酸エステル、スチレンーブタジ
エン共童合体、アクリロニトリルーブタジエン共重合
体、アクリル酸メチルーブタジェン共重合体、アクリロ
ニトリルーブタジエンーアクリル酸共重合体、エチレン
/酢酸ビニル共重合体などのラテックスなどが挙げられ
る。これらのバインダーは、ポリオレフイン樹脂層中の
バインダー成分として用いることもできる。
【0028】自己発色性感圧記録層中に使用される顔料とし
ては、ケイソウ土、タルク、カオリン、焼成カオリン、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸化
亜鉛、酸化ケイ素、水酸化アルミニウム、尿素ーホルマ
リン樹脂などが挙げられる。
【0029】その他に、助剤として、ステアリン酸亜鉛、ス
テアリン酸カルシウムなどの高級脂肪酸金属塩、パラフ
ィン、酸化パラフィン、ポリエチレン、酸化ポリエチレ
ン、ステアリン酸アミド、カスターワックスなどのワッ
クス類、また、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、
スルホン酸変性ポリビニルアルコールなどの分散剤、ベ
ンゾフエノン系、ベンゾトリアゾール系などの紫外線吸
収剤、更らに界面活性剤、蛍光染料、帯電防止剤、増粘
剤、防腐剤、酸化防止剤、消泡剤、離型剤、滑剤、耐ブ
ロッキング向上剤、粘着付与剤などが自己発色性感圧記
録層、水性高分子中間層、ポリオレフィン樹脂層中に必
要に応じて添加される。
【0030】本発明において、自己発色性感圧記録層の形成
方法としては、ブレード塗工法、エアナイフ塗工法、グ
ラビア塗工法、ロールコーティング塗工法、バー塗工
法、落下カーテン塗工法などの公知の塗工方法が利用可
能である。自己発色性感圧記録層は平滑化処理をするこ
とが好ましい。
【0031】さらに、カール防止のためにバックコートを施
したり、ジャミング防止のために導電処理を行ったり、
支持体と自己発色性感圧記録層の間にアンダーコート層
を設けるなど各種の公知技術を必要に応じて付加するこ
とができる。
【0032】また、本発明の構成として、高い発色濃度を得
る上で、支持体と自己発色性感圧記録層との間に、炭酸
カルシウム、タルク、シリカ、クレー、硫酸バリウム、
炭酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、硫酸鉛、鉛
白、亜鉛華、硫化亜鉛、サチン白、酸化チタン、酸化ア
ンチモン、雲母、ベントナイト、ケイ酸カルシウム、石
膏、水酸化アルミニウムなどの無機顔料、またはポリス
チレン、ポリビニルトルエン、スチレンージビニルベン
ゼン共重合体、ポリメタクリル酸メチル、尿素ホルムア
ルデヒド重合体、ポリエチレンなどの微粉有機顔料を含
むアンダー層を設けたり、自己発色性感圧記録層内に分
散することは何等差し支えない。
【0033】ノーカーボン発色剤としては、ロイコ系染料、
ラクトン系染料、フルオラン系染料などの発色性染料を
溶解した不揮発性オイルを、ゼラチンや高分子膜で包ん
だマイクロカプセルを含む液を用いることができる。
【0034】一方、顕色剤としては、フェノール樹脂、フェ
ノールの亜鉛塩やサリチル酸亜鉛などを分散剤に分散さ
せ、さらに澱粉やラテックスなどを加えたものなどを用
いることができる。そしてこの顕色剤に、吸油材料、ゲ
ル化材料、多孔質材料を添加することにより、発色濃度
の向上を図りながら、発色剤層への転写を防止すること
ができる。。
【0035】なお、以上は、ノーカーボン記録方式の場合に
ついての説明であるが、上シートと下シートとで一組と
され、上シートの裏面にディレードタック層が設けら
れ、下シートの表面記録層を形成し、この記録層は、上
シートに対して与える物理的な変化により、下シートの
表面に情報として現れる関係にあるものであれば、従来
公知の記録方式によるものでもよい。たとえば、熱溶融
型転写方式、感熱記録方式、昇華型転写方式、接触加熱
型転写方式、レーザー記録方式、カーボン紙方式などを
挙げることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る情報伝達用シ
ートについてをさらに詳細に説明するが、実施例は複写
画像の転写性のみに関するものであり、本発明の内容
は、実施例に限られるものではない。
【0037】まず、本発明に係る情報伝達用シートの配達伝
票への好適な使用形態について添付図面を参照しつつ説
明する。図1は配達伝票1の概略的な平面図、図2
(A)は情報伝達用シート上シート2の製造工程の説明
図、図2(B)は情報伝達用シート下シート3の製造工
程の説明図、図3は情報伝達用シート上シート2と情報
伝達用シート下シート3の重ね合わせ工程の説明図であ
る。
【0038】さらにこの配達伝票1は当初は図1上、上下方
向に折り兼切り用ミシン目(図示せず)を介して連続す
る連続フォーム状態から、そのミシン目を介して分離さ
れたものである。その幅方向両側には切り用ミシン目1
0を境にして移送孔11が等間隔に多数透設されたマー
ジナル部12が設けられている。
【0039】図1に示すように、配送部4には、たとえば、
配達伝票なる表題40、届け先欄41、配送人の表示欄
43などが予め印刷などにより記載され、内容種別欄4
2情報が記録される。他方受領部5には、たとえば受領
伝票なる表題50、届け先欄51、発送人の表示欄53
などが予め印刷などにより記載され、届け先欄51、発
送人の表示欄53、配達日欄54、配達状況欄52、受
領印欄55などの情報が記録される。その他、目的に応
じて、各種案内情報や記録情報が予め印刷により、ある
いは各種の記録装置により記録される。バーコードなど
OCR情報なども記録される。
【0040】前記情報伝達用シート下シート3は、粘着剤7
および剥離シート8によって配送品に接着する接着構造
を構成し、剥離シート8を剥離することが、この接着構
造の接着条件となるものである。そして、前記配送部4
と受領部5は、前記情報伝達用シート下シート3に対し
て再剥離可能に構成されているものである。
【0041】本発明において、情報伝達用シート下シート3
の基材30および情報伝達用シート上シート2の基材2
0としては、上質紙、中質紙、コート紙、合成紙、プラ
スチックフィルムなどを用いることができる。
【0042】さて、かかる配達伝票の製作は、図2〜図3の
順で行うことができる。すなわち、まず、図2(A)に
示すように、情報伝達用シート上シート2となる基材2
0の片面にディレードタック層21を塗布機22および
乾燥機23により塗布乾燥して得る。
【0043】その一方で、情報伝達用シート下シート3とな
るシート基材30の片面に、発色剤31または顕色剤3
2の少なくとも一方がマイクロカプセル化され、それぞ
れが単独で、あるいは混合してなる自己発色性感圧記録
層33か゛塗布機34および乾燥機35により塗布乾燥
して得る。
【0044】次いで、図3に示すように、これらの情報伝達
用シート上シート2および情報伝達用シート下シート3
を、前記ディレードタック層21と自己発色性感圧記録
層33とが対面する状態で送り出しながら印刷機60、
61により適宜印刷を行い、続いて重合ロール62によ
り重ね合わせ、その後フォーム加工機63により両側に
孔開けまたは破断用ミシン目加工を行い、次に折り機6
4により折り畳み、例えば配達伝票の連続用紙65とし
てストッカー66によりストックする。
【0045】その後、図1に示す様な配達伝票単票に切り離
し、配達伝票として使用する。
【0046】
【実施例1】情報伝達用シート上シートの裏面に、ディ
レードタック層として熱感応型粘着剤(大日本インキ
製、ディックシールDLA−820、固型分53%)を
固型分が15g/m2となるように塗布して45℃の温
風下で20秒間乾燥し、ディレードタック層を設け、情
報伝達用シートの下シートを製作した。
【0047】従来公知の方法により、自己発色性感圧記録層
用の塗液を調整し、バーコーターで塗工量8g/m2
なるように塗工して、情報伝達用シートの下シートを製
作した。
【0048】
【実施例2】情報伝達用シート上シートの裏面に、ディ
レードタック層として熱感応型粘着剤(大日本インキ
製、ディックシールDLA−820、固型分53%)に
更に粘着付与剤として樹脂酸混合物(例:ガムロジン)
を分散し、固型分が15g/m2となるように塗布して
45℃の温風下で20秒間乾燥し、ディレードタック層
を設け、情報伝達用シートの下シートを製作した。
【0049】
【実施例3】情報伝達用シート上シートの裏面に、ディ
レードタック層として熱感応型粘着剤(大日本インキ
製、ディックシールDLA−820、固型分53%)に
更に粘着付与剤として多価アルコール(例:ペンタエリ
スリトール)を分散し、固型分が15g/m2となるよ
うに塗布して45℃の温風下で20秒間乾燥し、ディレ
ードタック層を設け、情報伝達用シートの下シートを製
作した。
【0050】従来公知の方法により、自己発色性感圧記録層
用の塗液を調整し、バーコーターで塗工量8g/m2
なるように塗工して、情報伝達用シートの下シートを製
作した。
【0051】
【比較例1】情報伝達用シート上シートの裏面に無色の
色素を封入したマイクロカプセル及びディレードタック
剤からなる層を形成し、情報伝達用シートの上シートを
形成した。
【0052】情報伝達用シート下シートの表面に、情報伝達
用シート上シート上からの加圧印字手段による加圧によ
り無色の色素を封入したマイクロカプセルが破れてその
封入色素を吸着して顕色する顕色剤からなる層を設け、
情報伝達用シートの下シートを形成した。
【0053】上記のように製作した実施例1〜3及び比較例
1の情報伝達用シートについて、発色濃度および圧着に
よる画像転写についての試験を行った。試験の坪価方法
は次の通りである。
【0054】(発色濃度)情報伝達用シート上シートと下シー
トを重ねて、高圧プレスで全面発色させ、プレス1分後
の発色濃度と1時間後の発色濃度を測定した.発色濃度
は色差計を用い、酸化マグネシウムの反射率を100と
し、発色前および発色後の反射率を測定し、以下の式に
より算出した.また、坪価の基準は、表1の通りとし
た。
【0055】
【数1】発色濃度 =(発色前の反射率−発色後の反射
率)/発色前の反射率×100
【0056】
【表1】 (圧着による画像転写)情報伝達用シート上シートの裏面
と下シートの表面を重ね、ドットインパクトプリンター
で加圧印字した直後、市販のシーラーで100μmのク
リアランスにて圧着した。これを1時間放置し、複写画
像が反対面に転写する状況を判定した。
【0057】以上の発色濃度および圧着による画像転写の坪
価を表2に示す。
【0058】
【表2】
【0059】表2から判るように、ディレードタック層と自
己発色性感圧記録層とを組み合わせることにより、圧着
による複写画像の対向面への転写を改善することができ
る。また、樹脂酸混合物や多価アルコールをディレード
タック層に分散することで発色濃度も向上することが判
った。
【0060】
【発明の効果】以上の説明から明らかなとおり、本発明
によれば、受取人宛の情報を、発送時点で発行者が控え
として保存したり、受領票として配送人が控えとして使
用する場合、受取人の照会があった場合などにおいて、
速やかに返答できるシステムを構築できる。また、その
際に、発色濃度の向上を図ることができ、しかも複写画
像が反対面に転写せず、したがって、受取人が記載され
た情報を明確に視認できるなどの利点がもたらされる。
【0061】
【図面の簡単な説明】
【図1】配達伝票の説明図である。
【図2】(A)情報伝達用シート上シート、(B)情報
伝達用シート下シートの製造工程の説明図である。
【図3】情報伝達用シート上シートと情報伝達用シート
下シートの重ね合わせ工程の説明図である。
【符号の説明】
1・・・配達伝票、2・・・情報伝達用シート上シー
ト、3・・・情報伝達用シート下シート、4・・・配送
部、5・・・受領部、7・・・粘着剤、8・・・剥離シ
ート、20・・・上シート基材、30・・・下シート基
材、22、34・・・塗布機、23,35・・・乾燥
機、21・・・ディレードタック層、33・・・自己発
色性感圧記録層、60,61・・・印刷機、62・・・
重合ロール、63・・・フォーム加工機、64・・・折
り畳み機、65・・・連続用紙の配送伝票。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上シートと下シートとで一組とされ、上シ
    ートの裏面に、通常では粘着性、接着性ともに示さず加
    熱時に粘着性、接着性を示すディレードタック層が形成
    され、前記下シートの表面に、発色剤または顕色剤の少
    なくとも一方がマイクロカプセル化され、それぞれが単
    独で、あるいは混合して自己発色性感圧記録層が形成さ
    れ、前記上シートと下シートとが再剥離可能に貼合わせ
    状態にあることを特徴とする情報伝達用シート。
JP9369363A 1997-12-25 1997-12-25 情報伝達用シート Withdrawn JPH11314477A (ja)

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