JPH11314905A - 複合金属酸化物の製造方法 - Google Patents

複合金属酸化物の製造方法

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JPH11314905A
JPH11314905A JP10124787A JP12478798A JPH11314905A JP H11314905 A JPH11314905 A JP H11314905A JP 10124787 A JP10124787 A JP 10124787A JP 12478798 A JP12478798 A JP 12478798A JP H11314905 A JPH11314905 A JP H11314905A
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composite metal
charge
oxide
blow
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JP10124787A
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Masato Kakihana
眞人 垣花
Toru Okubo
透 大久保
Tetsuji Iwama
哲治 岩間
Takeyoshi Matsumoto
武佳 松本
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Mitsubishi Chemical Corp
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Kasei Optonix Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小粒径で単相の複合金属酸化物を効率的に製
造する方法を提供しようとするものである。 【解決手段】 複合金属酸化物を構成する各金属元素の
酸化物のブローオフ接触帯電電荷の差の絶対値が100
μC/g以下の複合金属酸化物の製造方法において、前
記の各金属元素の化合物、及びポリビニルアルコールを
溶媒に溶解し、前記酸化物のブローオフ接触帯電電荷の
差の絶対値が100μC/gを超える複合金属酸化物の
製造方法において、ブローオフ接触帯電電荷が正又は負
の有機化合物を添加して溶媒に溶解して電荷を中和し、
前記の各金属元素の化合物とポリビニルアルコールを反
応させて金属錯体を生成した後、前記金属錯体を加熱し
てゲル化し、前記溶媒を除去して複合金属酸化物の前駆
体を生成し、次いで前記前駆体を焼成することを特徴と
する複合金属酸化物の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合金属酸化物を
液相法で製造する方法に関し、詳しくは磁性体、誘電
体、蛍光体、光触媒、導電体、フィルター顔料などに適
した、小粒径で化学組成が均一で単相の複合金属酸化物
を効率的に製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複合金属酸化物、特に、遷移金属に代表
される原子価の変化し易い金属を含む複合金属酸化物
は、磁性体、誘電体、蛍光体、光触媒、導電体、フィル
ター顔料などに利用されている。かかる複合金属酸化物
は、微細粒子化され、かつ、高度に単相化されて、化学
的に均一な組成であることが要求されている。
【0003】従来、複合金属酸化物は、例えば酸化物系
の蛍光体の製造を例にすると、蛍光体を構成する金属元
素を含む複数の化合物を原料として用い、これらの原料
を混合した後、1400℃以上の高温で長時間焼成して
固体間反応によって複合金属酸化物を製造するのが一般
的である(固相法)。
【0004】しかし、この固相法で複合金属酸化物を製
造するには、高温で長時間焼成する必要があり、その結
果、複合金属酸化物(蛍光体)の粒子径も大きくなる。
強いて、小粒子径のものを得るには、前記焼成物を粉砕
して分級する必要がある。この焼成粉砕法は、収率が低
く粒度調整も難しい。仮に、焼成温度を低くすると、未
反応原料が残存するため、焼成温度は例えば1400℃
以上の高温にする必要があった。このような高温焼成
は、低沸点金属元素を含む複合金属酸化物の製造におい
て、前記低沸点金属元素の揮発を避けることができず、
均一な化学的組成を有する単相の複合金属酸化物を得る
ことができなかった。
【0005】一方、複合金属酸化物の製造法には、固相
法の外にも下記の液相法がある。 (a)複数の有機酸金属塩をクエン酸と共に有機溶媒中
に溶解し、次いで、加熱して有機溶媒の一部を蒸発させ
てゲル状の前駆体を生成し、該前駆体を加熱分解するク
エン酸法(日本金属学会会報 第26巻、第10号、p
p.943−949)、(b)複数の金属塩の水溶液に
アルカリや蓚酸などの沈殿化剤を添加して金属の水酸化
物や蓚酸塩などを共沈させ、得られた沈殿物を酸化する
共沈法、(c)複数の金属化合物とアルコールとの反応
により得た金属アルコキシドを熱分解するアルコキシド
法、(d)複合金属酸化物を形成し得る金属イオン群を
含有する溶液を、熱の作用の下で分解し得る錯化性有機
物質の安定な溶液を形成し、該溶液を迅速に濃縮して固
形物を生成し、これを熱分解する方法(例えば特公昭4
9−6040号公報参照)、(e)複数の金属塩及び/
又はアルコキシド、並びに、オキシカルボン酸又はポリ
アミノキレート剤を含有する溶媒にポリオールを添加し
て重合させる錯体重合法(特開平6ー115934号公
報参照)。
【0006】これらの液相法のうち、(a)クエン酸法
及び(c)アルコキシド法は、原料中の有機溶媒を除去
する際の各原料化合物の溶解度に差があるため、均一な
複合金属酸化物を得ることが難しく、複合金属酸化物の
製造を煩雑にしている。特に、(c)アルコキシド法で
は、原料中の個々の成分は各金属元素の加水分解反応速
度の相違により、均一分散が極めて困難である。また、
(b)共沈法は、共沈の操作範囲が狭いため、適用でき
る金属元素が限定され、金属元素の組み合わせや、金属
元素の比率を自由に選択することが難しいため、所望の
複合金属酸化物を得ることができない。さらに(e)錯
体重合法は、均一な組成を得るために、錯体形成用の有
機物を多量に使用しなければならず、生産性、製造コス
トの面から改善が求められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、液
相法で複合金属酸化物を製造するときの前記問題点を解
消し、小粒径で単相の複合金属酸化物を効率的に製造す
る方法を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の構成を
採用することにより、前記課題を解決することに成功し
た。 (1) 複合金属酸化物を構成する各金属元素の酸化物のブ
ローオフ接触帯電電荷の差の絶対値が100μC/g以
下である複合金属酸化物の製造方法において、前記の各
金属元素の化合物、及びポリビニルアルコールを溶媒に
溶解し、両者を反応させて金属錯体を生成した後、前記
金属錯体を加熱してゲル化し、前記溶媒を除去して複合
金属酸化物の前駆体を生成し、次いで前記前駆体を焼成
することを特徴とする複合金属酸化物の製造方法。
【0009】(2) 前記複合金属酸化物を構成する各金属
元素の酸化物のブローオフ接触帯電電荷の差の絶対値が
100μC/gを超える複合金属酸化物の製造方法にお
いて、前記の各金属元素の化合物、ポリビニルアルコー
ル、及び、ブローオフ接触帯電電荷が正又は負の有機化
合物を溶媒に溶解して電荷を中和し、前記の各金属元素
の化合物とポリビニルアルコールを反応させて金属錯体
を生成した後、前記金属錯体を加熱してゲル化し、前記
溶媒を除去して複合金属酸化物の前駆体を生成し、次い
で前記前駆体を焼成することを特徴とする複合金属酸化
物の製造方法。
【0010】(3) 前記ブローオフ接触帯電電荷が正の有
機化合物として、カチオン変性されたポリビニルアルコ
ール、及び/又は、カチオン性の高分子化合物を添加
し、前記酸化物のブローオフ接触帯電電荷が負の前記金
属元素を含有する複合金属酸化物の溶媒系の電荷を中和
することを特徴とする前記(2) 記載の複合金属酸化物の
製造方法。
【0011】(4) 前記ブローオフ接触帯電電荷が負の有
機化合物として、アニオン変性されたポリビニルアルコ
ール、及び/又は、アニオン性の高分子化合物を添加
し、前記酸化物のブローオフ接触帯電電荷が正の前記金
属元素を含有する複合金属酸化物の溶媒系の電荷を中和
することを特徴とする前記(2) 記載の複合金属酸化物の
製造方法。
【0012】(5) 前記複合金属酸化物を構成する金属元
素として、ブローオフ帯電電荷測定用の金属元素酸化物
を作製することができず、ブローオフ帯電電荷を測定で
きない金属元素、例えばLi、K、Na等の金属元素を
含有する複合金属酸化物の製造方法において、Li、
K、Na等の金属元素を含む化合物、前記複合金属酸化
物を構成するその他の金属元素の化合物、ポリビニルア
ルコール、及び、アニオン変性ポリビニルアルコール及
び/又はアニオン性高分子化合物を溶媒に溶解して金属
元素とポリビニルアルコールを反応させて金属錯体を生
成した後、前記金属錯体を加熱してゲル化し、前記溶媒
を除去して複合金属酸化物の前駆体を製造し、次いで前
記前駆体を焼成することを特徴とする複合金属酸化物の
製造方法。
【0013】(6) 複数の前記金属元素の化合物及び前記
ポリビニルアルコールが共に水溶性であり、前記溶媒と
して水を用い、前記ポリビニルアルコールは重合度が3
00〜2500、好ましくは1500〜2000の範囲
で、かつ、ケン化度が70〜100モル%、好ましくは
80〜90の範囲のものを用いることを特徴とする前記
(1) 〜(5) のいずれか1つに記載の複合金属酸化物の製
造方法。
【0014】(7) 前記金属元素の少なくとも1種が、原
子価の変化する金属元素であることを特徴とする前記
(1) 〜(6) のいずれか1つに記載の複合金属酸化物の製
造方法。 (8) 原子価の変化する前記金属元素の少なくとも1種
が、Ti,V,Cr,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,
Zr,Nb,Mo,Hf,Ta,W等の遷移金属、及び
Ga,Ge,In,Sn,Sb,Tl,Pb,Bi,P
o等の典型金属の群から選択されたものであることを特
徴とする前記(7) 記載の複合金属酸化物の製造方法。
【0015】(9) 前記金属元素の少なくとも1種が、希
土類金属元素であることを特徴とする前記(1) 〜(8) の
いずれか1つに記載の複合金属酸化物の製造方法。 (10)前記希土類金属元素が少なくとも1種が、Gd,E
u,Tb,Sm,Pr,Ce、Yb等のランタナイド系
希土類金属元素の群から選択されたものであることを特
徴とする前記(9) 記載の複合金属酸化物の製造方法。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明は、複合金属酸化物を構成
する各金属元素の化合物、及びポリビニルアルコール
(以下、PVAという)を溶媒に溶解し、両者を反応さ
せて金属錯体を生成した後、前記金属錯体を加熱してゲ
ル化し、前記溶媒を除去して複合金属酸化物の前駆体を
製造し、次いで前記前駆体を焼成して複合金属酸化物を
製造する方法である。
【0017】(i) 複合金属酸化物を構成する各金属元素
の酸化物のブローオフ接触帯電電荷の差の絶対値が10
0μC/g以下、好ましくは50μC/g以下のときに
は、変性品を用いることなく、PVAをそのまま溶媒に
溶解することにより、均一に錯体を形成し、ゲル化する
ことができ、さらに焼成することにより、小粒径で単相
の複合金属酸化物を効率的に製造する方法である。
【0018】また、(ii)前記複合金属酸化物を構成する
各金属元素の酸化物のブローオフ接触帯電電荷の差の絶
対値が100μC/gを超える組み合わせのときには、
ブローオフ接触帯電電荷が正又は負の有機化合物を溶媒
に溶解して電荷を中和することにより、均一に金属錯体
を形成し、ゲル化することができ、さらに焼成すること
により、小粒径で単相の複合金属酸化物を効率的に製造
する方法である。
【0019】特に、前記酸化物のブローオフ接触帯電電
荷が負の前記金属元素を含有する複合金属酸化物におい
ては、前記ブローオフ接触帯電電荷が正の有機化合物と
して、カチオン変性されたポリビニルアルコール、及び
/又は、カチオン性の高分子化合物を添加し、溶媒系の
電荷を中和することが好ましい。
【0020】また、前記酸化物のブローオフ接触帯電電
荷が正の前記金属元素を含有する複合金属酸化物におい
ては、前記ブローオフ接触帯電電荷が負の有機化合物と
して、アニオン変性されたポリビニルアルコール、及び
/又は、アニオン性の高分子化合物を添加し、溶媒系の
電荷を中和することが好ましい。
【0021】さらに、前記複合金属酸化物を構成する金
属元素として、ブローオフ帯電電荷測定用の金属元素酸
化物を作製することができず、ブローオフ帯電電荷を測
定できない金属元素、例えばLi、K、Na等の金属元
素を含有する複合金属酸化物において、Li、K、Na
等の金属元素を含む化合物、前記複合金属酸化物を構成
するその他の金属元素の化合物、ポリビニルアルコー
ル、及び、アニオン変性ポリビニルアルコール及び/又
はアニオン性高分子化合物を添加して、Li、K、Na
等の電荷の高い金属元素とのキレート化反応を促進し、
溶媒系の電荷を中和することが好ましい。
【0022】なお、金属元素の酸化物のブローオフ接触
帯電電荷は、前記酸化物をステンレス製の500メッシ
ュの篩で分級し、前記酸化物及びキャリヤー粒子として
の鉄粉を瓶に入れた後、振動を与えて該酸化物と鉄粉を
接触させ、その後、東芝ケミカル社製のブローオフ粉体
帯電量測定装置(MODEL、TBー200)を用い、
前記酸化物と鉄粉の混合体を測定容器(ファラデーゲー
ジ)に入れて、高圧窒素ガスで所定時間吹き付けて測定
に供される金属酸化物を吹き飛ばした(ブローオフ)
後、ファラデーゲージの帯電量を求め、その値を換算し
て鉄粉粒子との接触時に発生する電荷(μC/g)をブ
ローオフ電荷量とした。
【0023】本発明の複合金属酸化物を構成する金属元
素としては、その金属と共存する他の元素によってその
原子価が変化し易い金属元素が、PVAの添加を有効な
ものとし、具体的には、Ti,V,Cr,Mn,Fe,
Co,Ni,Cu,Zr,Nb,Mo,Hf,Ta,W
等の遷移金属、Ga,Ge,In,Sn,Sb,Tl,
Pb,Bi,Po等の典型金属、Gd,Eu,Tb,S
m,Pr,Ce、Yb等のランタナイド系希土類金属元
素などを挙げることができる。
【0024】前記金属元素の原料化合物は、溶媒に溶解
するものであれば特に制限されることはないが、例えば
金属元素の炭酸塩、硝酸塩、硫酸塩、カルボン酸塩等の
化合物の中から適宜選択することができる。その中でも
特に硝酸塩、酢酸塩、カルボン酸塩等が特に好ましい。
【0025】本発明で用いる変性PVAとしては、カル
ボキシ変性PVA(日本合成社製、ゴーセナールT)、
スルフォン酸変性PVA(日本合成社製、ゴーセラン
L)等のアニオン変性PVAと、4級アンモニウム塩タ
イプPVA(日本合成社製、ゴーセファイマーK)等の
カチオン変性PVAを挙げることができる。
【0026】また、本発明の複合金属酸化物において、
酸化物のブローオフ帯電電荷が正となるであろうLi、
K、Na等の金属元素を包含する場合には、アニオン変
性PVA及び/又はアニオン性高分子化合物を添加する
ことが特に有効である。さらに、本発明の複合金属酸化
物において、酸化物のブローオフ帯電電荷が負となるF
e、Ni、Cr、Co、Mn、Ta、Nb等の酸性金属
酸化物を包含する場合には、カチオン変性PVA及び/
又はカチオン性高分子化合物を添加することが特に有効
である。
【0027】本発明で用いるPVAは、その重合度が3
00〜2500、好ましくは1500〜2000の範
囲、かつ、けん化度が70〜100モル%、好ましくは
80〜90モル%の範囲のものが、水に対する溶解性が
良好であるため適している。
【0028】本発明で用いるカチオン性高分子化合物
は、ブローオフ帯電電荷が正である溶媒溶解性有機化合
物であり、具体的にはアミノ基又は4級化のアンモニウ
ム基を有するゼラチン、キトサン、カゼイン、ポリビニ
ルアミン、ポリ(ジ)アリール、ポリスチレンを挙げる
ことができる。また、アニオン性高分子化合物として
は、ポリアクリル酸又はそのアンモニウム塩、アルギン
酸アンモニウム等を挙げることができる。
【0029】本発明で用いるPVA(変性PVAを含む
場合は全PVA量)並びにカチオン性又はアニオン性の
高分子化合物の総添加量は、それぞれ原料金属化合物中
の全金属元素(複合金属酸化物を構成する全金属元素)
の全モル数に対して、0.5〜20倍、好ましくは1〜
3倍の範囲が適当である。PVA及び前記高分子化合物
の使用量が0.5倍より少ないと、ゲル化反応が起こり
難く、均一な金属錯体を形成できないおそれがあり、ま
た、20倍を超えると、PVAの添加効果が増大せず、
複合金属酸化物の製造コストを増加させるので好ましく
ない。
【0030】本発明の製造方法において用いる溶媒は、
種々の液体を使用できるが、その中でも、製造工程の簡
略化、製造コストの低減等の観点から、水又はアルコー
ルが好ましく、とりわけ水を用いるのが特に好ましい。
【0031】本発明の製造方法において、溶媒中の原料
金属元素イオンとPVAとの反応によって金属錯体を形
成するが、さらにゲル化処理を行うには、金属元素イオ
ンとPVA(変性PVAや、カチオン性及び/又はアニ
オン性の高分子化合物が共存する場合がある)とを含有
する溶媒を加熱して溶媒を除去する。この時の加熱温度
は、10〜250℃、好ましくは100〜200℃の範
囲で行うのが適当である。溶媒の加熱、除去温度が10
℃より低いと、ゲル化に長時間を要するので好ましくな
く、250℃より高いと、PVAが早期に熱分解して所
望のゲルが形成されず、最終的に、化学的組成の不均一
な複合酸化物を生成する恐れがある。水溶媒等の溶媒の
除去は、通常、大気中で静置した状態で加熱蒸発させて
乾固させるが、適度に水分を蒸発させた後、スプレー乾
燥、真空乾燥、凍結乾燥等の手段を用いることもでき
る。また、乾燥雰囲気は窒素雰囲気中等で行うことも可
能である。
【0032】このようにして得た金属とPVAとのゲル
化物(金属錯体)を、次に加熱分解(焼成)して複合金
属酸化物粉末を得る。この時の焼成温度は、得られる複
合金属酸化物の種類にもよるが、250〜1200℃、
好ましくは700〜1100℃の範囲が適当である。焼
成温度が250℃未満ではゲル化物の熱分解が生じない
恐れがあり、1200℃を超えると粒成長が異常に進行
したり、複合金属酸化物の構成成分が蒸発したりして単
相化しない恐れがある。なお、焼成雰囲気は、必ずしも
空気中である必要はなく、必要に応じて中性雰囲気や還
元性雰囲気中で行ってもよい。
【0033】このようにして得た複合金属酸化物は、液
相で各金属イオンが均一に分散した状態で均一なゲル化
物(金属錯体)が形成されるため、特に、比較的低温焼
成により、優れた結晶化度や均一な化学組成を有する単
相の複合金属酸化物を形成することができ、さらに粒子
径が1μ以下の超微粒子の複合酸化物を得ることができ
る。
【0034】なお、本発明の製造方法で得られた複合金
属酸化物はその使用目的や用途に応じて、所望の組成の
表面改質を行う場合には、ビーズミル等で分散した後、
前記と同様の方法を繰り返して焼成して表面改質をして
複合機能を有する微粒子を製造することも可能である。
【0035】本発明の方法で製造される複合金属酸化物
は、例えば、以下のような用途に適用することができ
る。 BaMgAl1423:Eu等の青色発光蛍光体、Y3
1512:Ce、Y3Al5 12:Tb等の緑色発光蛍
光体、Y2 3 :Eu、(Y,Gd)BO3 :Eu、S
rTiO3 :Pr等の赤色発光蛍光体、 PZT(Pb、ZrTi系)、SBT(Sr、Bi、
Ta系)等の強誘電体 Al2 3 ・CoO系、Fe2 3 系等のディスプレ
ー用無機フィルター顔料、 ITO(In、Sn系)等の透明導電体、赤外線吸収
体、 (Co、Fe)系着色導電体等のディスプレー用反射
防止膜、 LiCoO2 、LiNiO2 、LiMn2 2 等の2
次電池用正極活剤
【0036】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。 (実施例1)ビーカーに一定量の水(溶媒)を採り、こ
の中に全溶媒量に対して固形分に換算して5wt%とな
る量のPVA(関東化学製、#2000、けん化度;約
82%、重合度;2000)を加え、これをホットスタ
ーラー上で約40℃に保ちながら、PVAが完全に溶解
するまで約24時間攪拌してPVAの水溶液を調製し
た。
【0037】次に、このPVAの水溶液中に、原料金属
化合物である、硝酸イットリウム6水和物及び硝酸ユー
ロピウム6水和物を、PVA:Y:Eu=4:3:0.
12のモル比となる割合で、順次加え、約40℃に保っ
たまま完全に溶解するまで攪拌を続け、無色透明な水溶
液を得た。なお、酸化イットリウム及び酸化ユイロピウ
ムのブローオフ帯電量はそれぞれ75μC/g及び10
0μC/gであり、両者の帯電量差の絶対値は25μC
/gであった。
【0038】ここで攪拌子を取り出し、この無色透明の
水溶液をホットスターラー上で約200℃で加熱し、水
溶媒を徐々に蒸発し除去した。液量が減少するにつれて
ゲル化反応が進行して溶液の粘度が上昇し、やがて細か
い気泡が生じ、数時間後には薄黄色の海綿状の固体とな
った。この固体をマントルヒーター中で加熱し、水溶媒
及び余分な有機物を除去しながら、テフロン製の棒でこ
れをほぐし、数時間後に薄黄色粉末状のイットリウム
(Y)とユーロピウム(Eu)を含む複合酸化物の前駆
体を得た。
【0039】次いで、この前駆体をアルミナボートに入
れ、電気炉を用い900℃で2時間、空気中で焼成して
換算粒子径70nmのY2 3 :Eu蛍光体を得た。こ
の蛍光体に対し、X線回折を行ったところ、Y2 3
有の回折線のみが観察された。また、別途化学分析を行
ったところ、Eu元素が確認されたところから、得られ
た複合金属酸化物は組成的にはY2 3 であるが、Eu
を含有する単相の蛍光体であることが確認された。
【0040】得られたY2 3 :Eu蛍光体に対し、2
54nmの紫外線を照射した時の発光色(CIE表色系
で表した発光色度点)並びに発光輝度及び蛍光体の粒度
を測定して表1に示した。なお、表中において、発光輝
度は下記比較例1で得た従来の固相法によって得た蛍光
体の値を100とした時の相対値で示した。換算粒子径
はBET法による比表面積の測定値から換算することに
よって求めた。また、得られた蛍光体(Y2 3 :E
u)1モルを製造するのに必要なPVAの量も併せて表
中に記した。
【0041】(実施例2)実施例1において、焼成温度
を900℃から1000℃に変更した以外は実施例1と
同様にして換算粒子径250nmのY2 3 :Eu蛍光
体を得た。実施例1の場合と同様にして、X線回折及び
化学分析を行ったところ、実施例1と同様に組成的には
2 3 であるが、Euを含有する単相のY2 3 :E
u蛍光体であることが確認された。また、得られた蛍光
体に254nmの紫外線を照射した時の発光色(CIE
表色系で表した発光色度点)並びに発光輝度及び蛍光体
の粒度を測定して結果を表1に示した。また、得られた
蛍光体(Y2 3 :Eu)1モルを製造するのに必要な
PVAの量も表中に列記した。
【0042】(比較例1)出発原料中の金属元素(Y及
びEu)のモル比を実施例1と同じ化学量論的組成にな
るように、Y2 3 及びEu2 3 の各粉末を秤取し、
これにフッ化バリウムをフラックスとして添加した後、
十分に混合してアルミナ坩堝に詰め、空気中1400℃
で4時間焼成することによって換算粒子径3000nm
のY2 3:Eu蛍光体を得た。実施例1の場合と同様
にしてX線回折及び化学分析を行ったところ、Y2 3
の回折線のみしか観察されず、また化学分析ではEuの
存在が認められ、Euを含有する単相の蛍光体であるこ
とが確認されたが、微粒子の蛍光体と得られなかった。
また、得られた蛍光体に254nmの紫外線を実施例1
と同様に照射した時の発光色(CIE表色系で表した発
光色度点)並びに発光輝度及び蛍光体の粒度を測定した
結果を表1に示した。
【0043】(比較例2)ビーカーに溶媒としてエチレ
ングリコール(EG)及びクエン酸(CA)をEG:C
A=40:10のモル比となるように秤り取り、これを
ホットスターラー上で約40℃に保ち、クエン酸(C
A)が完全に溶解するまで攪拌した。次に、この溶液に
原料金属化合物である、硝酸イットリウム6水和物及び
硝酸ユーロピウム6水和物を、EG:CA:Y:Eu=
40:10:1:0.04のモル比となるような割合で
順次加え、約40℃に保ったままこれらが完全に溶解す
るまで攪拌して無色透明な溶液を得た。
【0044】この溶液をホットスターラー上で約130
℃で加熱攪拌して重合反応を進行させた。重合反応の進
行に伴い溶液の粘度が上昇し、数時間後に茶色のユーロ
ピウム(Eu)とイットリウム(Y)とを含む樹脂状固
体の錯体重合体が生成した。次に、この茶色樹脂状固体
をマントルヒーターを用い350℃で数時間加熱し、溶
媒及び余分な有機物を除去しながらほぐし、黒色粉末状
の固体を得た。この黒色粉末状の固体をアルミナボート
に入れ、電気炉を用い900℃で2時間焼成してするこ
とによって換算粒子径350nmのY2 3 :Eu蛍光
体を得た。
【0045】得られたY2 3 :Eu蛍光体に対し、実
施例1の場合と同様にして、X線回折及び化学分析を行
ったところ、実施例1の蛍光体と同様にY2 3 :Eu
組成の単相の蛍光体が生成していることは確認された
が、実施例1の蛍光体のような超微粒子蛍光体は得られ
なかった。また、実施例1の蛍光体の製造時と比べてき
わめて多量の有機物を消費した。実施例1と同様に25
4nmの紫外線を照射した時の発光色(CIE表色系で
表した発光色度点)並びに発光輝度及び蛍光体の粒度を
測定して結果を表1に示した。なお、発光輝度は比較例
1で得た蛍光体のそれを100とした時の相対値で示し
た。又、得られた蛍光体(Y2 3 :Eu)1モルを製
造するのに必要なエチレングリコール等の有機物の量も
併記した。
【0046】
【表1】
【0047】表1から明らかなように、本発明の製造方
法によって製造された、実施例1及び2の蛍光体は、融
剤を用いて1400℃以上の高温下での固体間反応(即
ち、いわゆる固相法)によって製造された比較例1の蛍
光体と比べて、発光色度点が近似し発光色の色調がほと
んど変わらず、また、発光輝度の点では若干劣るものの
実用可能なレベルの発光輝度を示しており、その上、1
μm以下の超微粒子の蛍光体が得られた。また、比較例
2の錯体重合法と比較して、加熱分解される溶媒として
の有機物の使用量が極めて少なくてすむために、処理の
煩雑さが少なく、また製造設備の簡略化がなされるた
め、極めて低コストに製造できる。なお、比較例2の錯
体重合法において、有機物の使用量を低下させると錯体
を形成することができない。
【0048】(実施例3)水(溶媒)の入ったビーカー
に固形分に換算して3wt%のPVA(関東化学製、#
2000、けん化度;約82%、重合度;2000)及
び固形分に換算して2wt%のカチオン変性PVA(4
級アンモニウム塩タイプPVA、日本合成社製、ゴーセ
ファイマーK200)を投入し、ホットスターラー上で
約40℃に保ちPVAが完全に溶解するまで攪拌した。
【0049】次に、このPVAの水溶液に原料金属化合
物である硝酸第2鉄6水和物及び硝酸アルミニウム9水
和物を、PVA(合計):Fe:Al=1.3:1:
0.4のモル比となるように順次加え、約40℃に保っ
たまま完全に溶解するまで攪拌して無色透明な水溶液を
得た。なお、酸化鉄及び酸化アルミニウムのブローオフ
帯電量はそれぞれー25μC/g及85μC/gであっ
たが、酸化鉄の方が多量であったので、カチオン変性P
VAの添加して電荷の中和を図った。
【0050】この水溶液をホットスターラー上において
約200℃で加熱攪拌してゲル化反応を進行させた。ゲ
ル化反応の進行に伴い、溶液の粘度が上昇し、やがて細
かい気泡が生じ、数時間後に海綿状の固体となった。得
られたこの固体をマントルヒーター中で加熱し、水溶媒
並びに余分な有機物を除去しながら、テフロン製の棒で
ほぐし、数時間後に粉末状のアルミニウムと鉄を含有す
る複合金属酸化物の前駆体を得た。
【0051】次いで、この前駆体をほぐして、粉末状の
固体をアルミナボートに入れ、電気炉を用い700℃で
2時間焼成して平均粒子径50nmのFe2 3 :Al
なる組成の赤色系顔料を得た。得られたFe2 3 :A
l赤色系顔料に対し、X線回折を実施したところ、酸化
アルミニウム(Al2 3 )に固有の回折線は全く認め
られず、Fe2 3 に固有の回折線のみが観察された。
しかし、別途化学分析の結果ではAl元素が確認された
ことから、得られた複合金属酸化物は、組成的にはFe
2 3 として単相化したAl含有の赤色顔料が得られて
いることが確認された。
【0052】(比較例3)実施例3において、カチオン
変性PVAを省略し、固形分に換算して5wt%のPV
A(関東化学製、#2000、けん化度;約82%、重
合度;2000)のみを用いた以外は、実施例3と同様
にして、Fe2 3 :Alなる組成の赤色系顔料を得
た。得られたFe2 3 :Al顔料に対し、X線回折を
実施したところFe2 3に固有の回折線の外に、アル
ミナ(Al2 3 )に固有の回折線も観察され、Fe2
3 とAl2 3 とが混在し、単相化した赤色系顔料は
得られなかった。
【0053】(実施例4)水(溶媒)の入ったビーカー
に固形分に換算して5wt%のPVA(関東化学製、#
2000、けん化度;約82%、重合度;2000)及
び2wt%のアニオン変性高分子化合物(ポリアクリル
酸アンモニウム、第1工業製薬製)を投入し、ホットス
ターラー上で約40℃に保ちながら、PVAが完全に溶
解するまで十分に攪拌した。
【0054】次に、この溶液に原料金属化合物である、
酢酸リチウムと酢酸コバルトとを、PVA:Li:Co
=1.3:1:1のモル比となるように順次加え、約4
0℃に保ったまま完全に溶解するまで攪拌して均一な水
溶液を得た。なお、Liの酸化物は作製できないので、
ブローオフ帯電量は測定不可であり、酸化コバルトのブ
ローオフ帯電量は100μC/gであった。この水溶液
をホットスターラー上で約200℃で加熱攪拌してゲル
化反応を進行させた。ゲル化反応の進行に伴い、溶液の
粘度が上昇し、乾固した。さらに、この固体をマントル
ヒーター中で450℃で数時間加熱して黒色に乾燥した
CoとLiとを含む複合酸化物の前駆体を得た。
【0055】この前駆体をほぐした黒色粉末状の固体を
アルミナボートに入れ、電気炉を用い、500℃で2時
間焼成することによってLiCoO2 の黒色粉体を得
た。得られたCoO2 黒色粉体に対し、X線回折を実施
したところ、LiCoO2に固有の回折線以外は観察さ
れず、単相化された均一な化学組成の複合酸化物が生成
していることが確認された。
【0056】(実施例5)実施例4で用いたアニオン性
の高分子化合物(第1工業製薬社製、ポリアクリル酸ア
ンモニウム、約2wt%)の代わりに、アニオン変性P
VA(カルボキシ変性PVA、日本合成社製、ゴーセナ
ールT、約2wt%の)を用いた以外は、全て実施例4
と同様にして2次電池正極活剤として用いるLiCoO
2 を得た。得られたLiCoO2 に対し、X線回折を実
施したところ、LiCoO2 に固有の回折線以外は全く
観察されず、単相化された均一な化学組成の複合酸化物
が生成していることが確認された。
【0057】(比較例4)実施例4において、アニオン
性の高分子化合物を省略した以外は、全て実施例4と同
様にして、LiCoO2 を得た。得られたLiCoO2
に対し、X線回折を実施したところ、LiCoO2 に固
有の回折線の外に、LiやCoの酸化物のものと思われ
る回折線も観察され、LiCoO2 の単相の複合酸化物
は得られなかった。
【0058】
【発明の効果】本発明は、前記の構成を採用することに
より、従来の固相法に比べて1200℃以下という比較
的低い焼成温度で焼成することができ、1μm以下の微
粒子状の単相の複合金属酸化物を製造できるようになっ
た。また、従来の液相法に比べて金属錯体形成用の有機
物を少量使用するだけで前記目的を達成することがで
き、被処理量を大幅に低下したため、金属錯体の形成、
ゲル化、焼成操作が簡便になり、かつ低コストで複合金
属酸化物の製造が可能になった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 武佳 神奈川県小田原市成田1060番地 化成オプ トニクス株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複合金属酸化物を構成する各金属元素の
    酸化物のブローオフ接触帯電電荷の差の絶対値が100
    μC/g以下である複合金属酸化物の製造方法におい
    て、前記の各金属元素の化合物、及びポリビニルアルコ
    ールを溶媒に溶解し、両者を反応させて金属錯体を生成
    した後、前記金属錯体を加熱してゲル化し、前記溶媒を
    除去して複合金属酸化物の前駆体を生成し、次いで前記
    前駆体を焼成することを特徴とする複合金属酸化物の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 前記複合金属酸化物を構成する各金属元
    素の酸化物のブローオフ接触帯電電荷の差の絶対値が1
    00μC/gを超える複合金属酸化物の製造方法におい
    て、前記の各金属元素の化合物、ポリビニルアルコー
    ル、及び、ブローオフ接触帯電電荷が正又は負の有機化
    合物を溶媒に溶解して電荷を中和し、前記の各金属元素
    の化合物とポリビニルアルコールを反応させて金属錯体
    を生成した後、前記金属錯体を加熱してゲル化し、前記
    溶媒を除去して複合金属酸化物の前駆体を生成し、次い
    で前記前駆体を焼成することを特徴とする複合金属酸化
    物の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ブローオフ接触帯電電荷が正の有機
    化合物として、カチオン変性されたポリビニルアルコー
    ル、及び/又は、カチオン性の高分子化合物を添加し、
    前記酸化物のブローオフ接触帯電電荷が負の前記金属元
    素を含有する複合金属酸化物の溶媒系の電荷を中和する
    ことを特徴とする請求項2記載の複合金属酸化物の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 前記ブローオフ接触帯電電荷が負の有機
    化合物として、アニオン変性されたポリビニルアルコー
    ル、及び/又は、アニオン性の高分子化合物を添加し、
    前記酸化物のブローオフ接触帯電電荷が正の前記金属元
    素を含有する複合金属酸化物の溶媒系の電荷を中和する
    ことを特徴とする請求項2記載の複合金属酸化物の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 複数の前記金属元素の化合物及び前記ポ
    リビニルアルコールが共に水溶性であり、前記溶媒とし
    て水を用い、前記ポリビニルアルコールは重合度が30
    0〜2500、ケン化度が70〜100モル%の範囲の
    ものを用いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の複合金属酸化物の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記金属元素の少なくとも1種が、原子
    価の変化する金属元素であることを特徴とする請求項1
    〜5のいずれか1項に記載の複合金属酸化物の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記金属元素の少なくとも1種が、希土
    類金属元素であることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか1項に記載の複合金属酸化物の製造方法。
JP10124787A 1998-05-07 1998-05-07 複合金属酸化物の製造方法 Pending JPH11314905A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008189762A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Keio Gijuku 微粒蛍光体の製造方法
JP2015086126A (ja) * 2013-11-01 2015-05-07 戸田工業株式会社 酸化鉄粒子粉末、該酸化鉄粒子粉末を用いた塗料及び樹脂組成物

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