JPH11316402A - モ―タ駆動式シャッタ付カメラ - Google Patents

モ―タ駆動式シャッタ付カメラ

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JPH11316402A
JPH11316402A JP11067093A JP6709399A JPH11316402A JP H11316402 A JPH11316402 A JP H11316402A JP 11067093 A JP11067093 A JP 11067093A JP 6709399 A JP6709399 A JP 6709399A JP H11316402 A JPH11316402 A JP H11316402A
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JP
Japan
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sector
camera
shutter
motor
position detector
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JP11067093A
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English (en)
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Toshiaki Hirai
俊昭 平井
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Seiko Precision Inc
Original Assignee
Seiko Precision Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 故障によるフィルムのカブリを防止し、また
故障の原因が除かれた場合に自動的に正常な状態に復帰
させることを目的としたものである。 【解決手段】 電源スイッチ41がオンされた際にセク
タが所定の位置にないと実行される再チェックで異常と
判断された回数をカウントし、このカウント値が所定数
を越えた場合にシャッタ作動を不能状態にし、電源スイ
ッチ41がオンされた際にセクタが所定位置にあるか、
再チェックにおいてセクタが所定位置に存在した場合、
レリーズスイッチ44動作に応じてシャッタ機構を動作
させるので、重大な異常が発生した場合にシャッタ作動
を不能状態に保持しフィルムの浪費を防止できる。一時
的な異常は異常の原因がなくなればカメラは再び正常な
状態に復帰し故障と区別できる。また、電源スイッチ4
1がオンとなってもセクタが所定位置にないとレリーズ
スイッチ動作を受け付けず写真撮影の失敗がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、モータ駆動シャッタ付カ
メラに関する。
【0002】
【従来の技術】シャッタ羽根の開閉動作をステップモー
タにより行なわせるカメラ用シャッタは、レリーズ操作
により一定の周期を持った駆動パルスをステップモータ
に入力してモータを正転させてセクタを徐々に開き、露
光量に相当するステップ回動した時点で駆動パルスの位
相を切り換え、ステップモータを逆転させてセクタを閉
じて所定の露光を得るように構成されている。
【0003】ところで、このようなステップモータによ
りセクタの開閉動作が行われるシャッタは、シャッタ機
構本体の負荷トルクの変動によりロータの回転位相と駆
動パルスの同期が外れロータの回転に滑りが生じたり、
カメラ携帯中の振動によりロータが回転してシャッタが
開放状態に放置されるという問題があった。
【0004】また、このような異常が生じた場合に、セ
クタを規定の位置へ強制的に戻すことを本出願人はすで
に提案している(特開昭60−235125号公報)。
【0005】さらに本出願人は、特開平2−42427
号公報において、カメラに重大な欠陥が生じて規定位置
へ戻れない状態にある時は、シャッタ機構の作動を停止
させる構成を提案している。その他、レリーズを許容す
るカメラもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成によると、シ
ャッタ機構の作動を停止させる構成の場合は、周囲の気
温が低いあるいはレンズを手で押さえつけていたという
ように、カメラの欠陥がたとえ一時的なものであったと
しても以後の撮影ができなくなるので不便である。反対
にレリーズを許容するカメラの場合は、カメラの欠陥が
一時的なものであれば、その原因がなくなればまた通常
の撮影ができるようになる。しかしカメラの欠陥が復帰
できないほど重大である場合には、失敗の写真を撮りつ
づけたり、またシャッタの復帰作動音がするため撮影が
なされたと思っても撮影されていないという不具合が生
じる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、正逆回転可能
なモータに連動してレンズ開口を開閉するセクタと前記
セクタが所定位置のあるか否かを検出する位置検出器を
含むシャッタ機構と、前記位置検出器のチェックを行っ
て前記セクタの作動を監視する制御回路とを備え、前記
制御回路は、電源スイッチがオンされた際、前記位置検
出器のチェックを行い、このチェックの結果、前記セク
タが前記所定位置に存在しない場合、前記セクタを前記
所定位置へ復帰させる復帰動作を実行し、前記復帰動作
の後、前記位置検出器のチェックを行い異常判断を行う
再チェック動作を実行し、前記再チェック動作時に異常
と判断された回数をカウントする第1の記憶手段を含
み、前記第1の記憶手段のカウント値が所定数を越えた
場合にシャッタ作動を不能状態に保持する動作を実行
し、前記位置検出器のチェックまたは前記位置検出器の
再チェックにおいて、前記セクタが前記所定位置に存在
すると判断された場合、レリーズスイッチ動作に応じて
前記シャッタ機構を動作させ露光動作を実行する。よっ
て、一時的な異常の場合は異常を引き起こした原因が除
かれ次第、以後の撮影を可能とし、重大な欠陥であり回
復できない異常の場合は以後の撮影を禁止し、フィルム
の浪費を防ぐことができる。したがって、周囲の気温が
低いあるいはレンズを手で押さえつけていたというよう
に、カメラの欠陥がたとえ一時的なものであったとして
も以後の撮影ができなくなるという不都合を解決でき、
カメラの欠陥が復帰できないほど重大である場合に失敗
の写真を撮りつづけたり、またシャッタの復帰作動音が
するため撮影がなされたと思っても撮影されていないと
いう不具合が解決できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本願の請求項1に係る発明は、正
逆回転可能なモータに連動してレンズ開口を開閉するセ
クタと前記セクタが所定位置のあるか否かを検出する位
置検出器を含むシャッタ機構と、前記位置検出器のチェ
ックを行って前記セクタの作動を監視する制御回路とを
備え、前記制御回路は、電源スイッチがオンされた際、
前記位置検出器のチェックを行い、このチェックの結
果、前記セクタが前記所定位置に存在しない場合、前記
セクタを前記所定位置へ復帰させる復帰動作を実行し、
前記復帰動作の後、前記位置検出器のチェックを行い異
常判断を行う再チェック動作を実行し、前記再チェック
動作時に異常と判断された回数をカウントする第1の記
憶手段を含み、前記第1の記憶手段のカウント値が所定
数を越えた場合にシャッタ作動を不能状態に保持する動
作を実行し、前記位置検出器のチェックまたは前記位置
検出器の再チェックにおいて、前記セクタが前記所定位
置に存在すると判断された場合、レリーズスイッチ動作
に応じて前記シャッタ機構を動作させ露光動作を実行す
る。
【0009】本願の請求項2に係る発明は、請求項1に
記載のモータ駆動式シャッタ付カメラにおいて、カメラ
が正常に動作した回数をカウントして記憶する第2の記
憶手段を有し、前記第2の記憶手段のカウント値が所定
値を超えたら前記第1、第2のカウント値をリセットす
る機構を備えてある。
【0010】本願の請求項3に係る発明は、請求項1ま
たは請求項2に記載のモータ駆動式シャッタ付カメラに
おいて、前記第1、第2の記憶手段は不揮発性の記憶素
子としている。
【0011】
【実施例】以下に本発明の一実施例について説明する。
【0012】図1は本発明に係るモータ駆動式シャッタ
付カメラの概略を示したブロック図である。カメラの動
作の制御を行う装置を含む制御回路(以下「CPU」と
いう)3に、電池42、電源スイッチ41、レリーズス
イッチ44、記憶手段(EEPROM)4、セクタ1お
よびステップモータ2を含むシャッタ機構5、オートフ
ォーカス機構6、測光手段7、巻き戻し機構8および巻
き戻しスイッチ9が接続されている。そして、電源スイ
ッチ41のオン状態でレリーズスイッチ44がオンされ
ると、オートフォーカス機構6が作動してカメラから被
写体までの距離を測定しそれに応じて合焦動作を行い、
それとともに測光手段7が被写体の輝度を検出する。こ
の輝度に基づいてCPUが適正なシャッタ速度や絞りを
決定しそれに従ってシャッタ機構5のセクタ1が開閉さ
れて写真撮影が行われる。1本のフィルム(図示せず)
の撮影が完了すると、使用者が巻き戻しスイッチ9をオ
ンすることにより巻き戻し機構8が作動してフィルムを
巻き戻して取り出し可能な状態にする。
【0013】上記動作はシャッタ機構5が正常に作動し
た場合の例であるが、本発明においては、撮影作動中に
位置検出器24(図3参照)のオン・オフをチェックし
て、その結果シャッタ機構5の動作異常が検出され、し
かも数回の処理動作によっても復旧不可能と判断される
と、その回数をカウントし、第1の記憶手段へ記憶す
る。記憶手段4は複数の記憶手段からなる複合メモリで
あり、前記第1〜第3の記憶手段は同一のEEPROM
であることが望ましい。そして第1の記憶手段(以下メ
モリという)のカウント値が所定値を超えるとシャッタ
動作を作動不能状態にする。
【0014】以上のような実施例の詳細な構成および動
作について、以下に説明する。
【0015】図2は、本発明が適用されるシャッタ機構
の一例を示すものであって、図中符号11は、レンズ
(図示せず)を位置決めする地板12が取付けられた台
版で、地板12との間にセクタ室13が形成され、ここ
に対称的に回動してレンズ開口を決定する2枚のセクタ
1、1がピン15により回動可能に設けられている。1
6は、セクタ駆動レバーで、台板11に植設した軸17
により回動可能に支持され、一端に形成した溝部16a
を介して、軸17に回動可能に設けられた後述するセク
タ駆動車19のピン19aに係合するとともに、台板側
に植設したセクタピン20によりセクタ1、1に係合し
ている。19は、前述のセクタ駆動車で、外周に形成し
たストッパー19b,19bと左旋性を付与する位置規
制バネ18によって静止時に基準位置に規制するように
軸17により回動可能に支持され、一端に形成された歯
部19cにより輪列を介して後述するステップモータ2
の駆動軸23aに連結している。
【0016】24は位置検出器で、図3に示すように導
電性板の一反が上方に折り曲げられて導電片が形成さ
れ、セクタ1が規定の停止位置(初期位置)に復帰した
とき位置規制ばね18に対向接触するようにネジ24a
により台板11に取付けられ、多端に後述する端子板2
5のリード線25aに接触する接点24bが設けられ、
セクタ1、1が規定の位置に達したとき、位置規制バネ
18と導電路を形成するように構成されている。25
は、前述の端子板で、先端を大きく形成した2本の導電
パターン25a、25bが絶縁性基盤の表面にプリント
技術により形成されたもので、一方のリード線25aが
位置規制バネ18に、他方のリード線25bが導電片の
接点24bに導電的に接触した状態で台板11に固定さ
れている。なお、図中符号21は、セクタ駆動車19の
ストッパー19b、19bと係合して回転範囲を規制す
るピンを示している。
【0017】図4は、前述したステップモータ2の一実
施例を示すものであって、図中符号26は、永久磁石か
らなる4極ロータで、ロータ軸26aに一端が突出して
上板27と下板28に回動可能に取付けられ、軸26a
に取付けられたピニオン29によりシャッタ機構のセク
タ駆動車19を駆動するように構成されている。30、
31は、それぞれ2本の脚部を形成したU字状の磁性体
からなるステータで、それぞれ一方の脚部に励磁コイル
L1、L2が巻回され、各ステータの先端にロータ26
に対して90°となる位置に磁極部30a、30b、3
1a、31bが形成されている。これらステータ30、
31は、それぞれの一方の磁極部30b、31bがロー
タ26に対して45°の位置を取るようガイドピン3
2、32により位置決めされて「ハ」字状に配設され、
1ステップ90度としてロータ26を正方向、および逆
方向に回転できるように構成されている。
【0018】図5は、制御回路(CPU)3の一実施例
の要部、すなわち写真撮影動作を制御する部分を示した
ものである。図中符号40は、制御回路の中心部をなす
マイクロコンピュータで、電源スイッチ41により電池
42から作動電圧VDDの供給を受けてトランジスタ43
によりパワーホールドされプログラムに基づいて一連の
動作を開始し、またレリーズスイッチ44のオン後、所
定時間が経過した時点で作動電圧の供給を断たれて動作
を停止するもので、入力ポートには、被写体輝度が√2
倍となるとN倍の幅をもってアペックス演算に適した信
号を出力する測光手段(輝度検出回路)7、およびセク
タが所定位置にあるか否かを検出する位置検出器24
が、また出力ポートφ0〜φ2にはステップモータ駆動
回路46を介してセクタ1を駆動するステップモータ2
が接続されている。なお、図中符号A0〜A2は、各種
の警告を行なう表示灯を、47は、処理装置の基準タイ
ミング信号を発生するための水晶振動子をそれぞれ示し
ている。また、フィルム感度はスイッチD1、D2、D
3、D4により設定される。
【0019】図6は、モータ駆動信号の生成部の一実施
例を示すブロック図で、図中符号51は、データバス5
2を介して入力するデータによりアクセスを受けるデー
タROMで、ステップモータのステップ回転数Nsをデ
ータとし、露光量Eをアドレスとして格納し、演算によ
り求められた露光量Exをもってアクセスすることによ
りステップモータの回動量データを得ることができるよ
うに構成されている。カウンター54は、セクタ開口以
前にステップ回転数Nsをプリセットされてパルス発生
回路53からのパルスによりダウンカウントされて零に
なった時点で再びステップ回転数Nsがプリセットされ
るように構成されている。55はシフトレジスタで、パ
ルス発生器53からのパルスに基づいて2相パルスを発
生し同時にカウンター54からのカウントアップ信号、
およびデータバス52からの信号により出力パルスの位
相を反転するように構成されている。なお図中符号56
は、露光動作中はハイレベルφ0を出力するラッチ回路
を示している。
【0020】図7は、前述したモータ駆動回路46の一
実施例を示すもので、ステップモータの駆動コイルL
1、L2のそれぞれにゲートG1〜G4、G5〜G8か
らなる交互切り換え回路を介してトランジスタTr1〜
Tr4、Tr5〜Tr8を接続し、シフトレジスタ55
からの信号φ2、φ1に応じてステップモータを正逆方
向に駆動するように構成されている。
【0021】つぎに、このように構成した装置の動作を
図8に示したフローチャートに基づいて説明する。
【0022】まずシャッタ機構5が正常に作動した場合
について説明する。電源スイッチ41をオンにすると
(F1)、ホールド素子がHレベルにされ(F2)、電
池42から制御回路(信号処理回路)40に作動電圧V
DDが供給されるとともに、一定時間経過後にリセット端
子Rに信号が印加されて装置のリセットが解除され、電
源スイッチ41のオン・オフにかかわりなく、装置に作
動電圧VDDが供給されカウンターがリセットされる
(F3)。
【0023】この時点で位置検出器24がオンになった
か否かを調べ(F4)、位置検出器24がオンの場合に
はカウンター54をチェックし(F5)、カウンター5
4が0である場合は異常処理動作が1回も行なわれてお
らず完全に正常な状態であるとみなされる。このように
してセクタ1が規定位置にあることが確認されると、測
光手段7により測光を行うとともにオートフォーカス機
構6により合焦動作を行なう(F6)。
【0024】以上F2〜6のステップが、電源スイッチ
41のオン(F1)により自動かつ連続的に行なわれ
る。そこで、レリーズスイッチ44がオンされると(F
7)、露出行程(F8)に入る。この露出行程の詳細に
ついて以下に説明する。
【0025】まず、前述の測光行程(F6)により求め
られた露光量によりデータROM51のアドレスEにア
クセスを掛け、露光量に対応するステップ回転数データ
Nsをカウンタ54にプリセットする。続いて、ステッ
プモータの信号φ0をハイレベルにしてステップモータ
を励磁し、この状態を10ミリ秒間保持して以後のステ
ップモータを安定して動作させるための処理を行なう
(図9参照)。
【0026】ロータが静止した時点で、パルスがカウン
ター54に入力し、モータ駆動回路46を介して、ステ
ップモータを1ステップずつ正方向に回動してセクタ
1、1を開き始める。これにより位置検出器24がオフ
となり、またカウンタ54が1ずつ減算されていく。こ
のようにしてカウンタ54にプリセットされた個数のス
テップ駆動パルスが入力すると、データROM51から
ステップ回転数Nsが再びプリセットされ、同時に駆動
回路46の出力パルスの位相が切換えられる。これによ
りパルスモータが逆転してセクタ1、1が閉じ始め、カ
ウンタ54が零となった時点で、ステップ駆動パルスが
停止する。これによりセクタ1、1が規定の位置に戻っ
て位置規制バネ18が導電片に接触して電路を閉成し、
位置検出器24がオンとなり、同時に光路が閉じる。セ
クタが閉じると、ステップモータの信号φ0が一定時
間、例えば10ミリ秒間だけ出力してモータを強制的に
静止させて再露光を防止する。
【0027】なお、ステップF7においてレリーズスイ
ッチ44がオンされない場合は、ホールド端子をLレベ
ルに下げて(F18)、待機状態となる。
【0028】以上のようにして、露出(F8)が終了し
たら、位置検出器24がオンになっているか否かを調べ
(F9)、これがオンの場合にはフィルム送り信号を出
力してフィルムを巻き上げ(F10)、ホールド端子を
Lレベルに下げて(F11)作動電圧供給を停止して、
全動作を終了し次の撮影に備える。
【0029】以上のようにして、露出(F8)が終了し
たら、位置検出器24がオンになっているか否かを調べ
(F9)、これがオンの場合にはフィルム送り信号を出
力してフィルムを巻き上げ(F10)、ホールド端子を
Lレベルに下げて(F11)作動電圧供給を停止して、
全動作を終了し次の撮影に備える。繰り返し撮影をする
場合は電源スイッチはオンのままなので、レリーズスイ
ッチの半押しでパワーホールドをHレベル(F2)にす
ればよい。
【0030】ステップF4において位置検出器24がオ
フの場合には、セクタ1が規定位置にないため、モータ
駆動回路46の出力位相を反転し、ステップモータ2に
逆転パルスを出力する(F12)。これにより、ステッ
プモータ2は逆転駆動されてセクタ1を規定位置に強制
的に復帰させようとする。ここで、逆転パルスの供給個
数をカウンター54によりカウントし(F13)、所定
の個数M以下の逆転パルスを供給した時点で位置検出器
24がオンと判断されると(F14、F4)、セクタ位
置は正常に復帰したとみなされる。そこでカウンター5
4が0でないことを確認し(F5)、ステップF6と同
様の測光および合焦動作を行なう(F15)。そして、
カウンター54により記録されている逆転パルスの供給
個数が第2の所定数N以下である場合(ただしN<
M)、軽微な異常であり、セクタ1は規定位置になかっ
たがフィルムを感光させる程の光漏れはなかったとみな
される(F16)。そこで、カメラ使用者に軽微な異常
があったことを警告表示して(F17)、待機状態にな
る。ここで、レリーズスイッチ44がオンされると(F
7)、前述の行程と同様に露出(F8)、位置検出器2
4の確認(F9)、フィルム送り(F10)を経て、ホ
ールド端子をLレベルにし(F11)、動作を終了す
る。(F26)〜(F28)の作用は後に説明する。
【0031】一方、ステップF16において、カウンタ
ー54に記憶されている逆転パルス数がN以上であった
場合には、フィルム面へ光が漏れカブリを生じているた
め、異常撮影を防ぎ、次回の正常な撮影に備えてシャッ
タ作動(ステップF7〜9)や警告表示(ステップF1
7)を飛ばしてフィルム送り信号を出力し(F10)、
カブリを生じたコマを巻上げ、パワーホールドをLにし
て動作を終了する。なおこの場合、撮影が行われずフィ
ルムが送られたことを表示するようにしてもよい。
【0032】上記パルス数Nは、装填されるフィルム感
度および外界輝度に基づいて適宜に設定される。また前
回の撮影終了からの経過時間によっても異なるので、日
付討ちし込みのための時計を内蔵したカメラでは、この
時計から経過時間をも入力してパルス数Nを設定しても
よい。
【0033】ステップF4において位置検出器24がオ
フであることが検出された場合、セクタ1が何かの不都
合により完全に閉じていないので、ステップモータを逆
転駆動しセクタ1を強制的に復帰させるための逆転パル
スをモータ駆動回路46から出力する(復帰動作:F1
2)。この復帰動作F12を繰り返しても、その都度位
置検出器24の再チェック(F4)により依然としてオ
フ状態を継続していることが検出されるばあい、逆転パ
ルス個数が所定数Mに到達すると(F13〜F14)、
シャッタ機構5に復旧不可能な故障を生じた恐れがあ
る。ここでF23においてメモリ1に1を加算する。メ
モリ1の値がP以下であればまだ復旧が不可能とは断定
せず(F24)、その旨の表示を行なって(F25)、
パワーホールドをLにして動作を終了する。後に温度や
外乱(手でレンズを押さえていた場合やゴミの影響)な
どの原因が改善された場合は復旧して通常の撮影を続け
られる。
【0034】反対に復旧できないほど重大な故障や、原
因が改善されない場合には、レリーズスイッチを再びオ
ンしても前記の動作を繰り返すのみである。復旧のため
の逆転パルスを送ると(F12、F21)音がするの
で、撮影者は撮影がなされたものと勘違いしてカメラが
故障していることに気付かない恐れがある。この時メモ
リ1はレリーズごとに1ずつ加算されており、メモリ1
の値が所定値P以上になると、これ以上の撮影を禁止す
るためにその旨の表示をし(F19)、シャッタ作動を
禁止する。具体的には、CPU3がレリーズスイッチ4
4からの信号を無視するように設定される。それと同時
に、CPU3がレリーズスイッチ44を作動不能状態に
保持することを、データとして記憶手段(EEPRO
M)4内のメモリー3に記憶させる。そして、ホールド
端子をLレベルに下げて(F11)シャッタの動作をす
べて終了し、電池の無用な消耗を避ける。
【0035】なお上記の説明では、ステップF11にお
いてホールド端子をLレベルに下げて電池42からCP
U3に電力をまったく供給しないように説明したが、実
際には図1に示すように、 スイッチ41がオフされて
いてもCPU3に微小電流を供給するように構成してお
り、これによって記憶手段4に巻き戻し不能のデータを
保持可能にしている。従って、その後、再び電源スイッ
チ41がオンされても、記憶手段4に記憶されているデ
ータに基づいて巻き戻し機構8は作動不能状態のまま保
持される。なお、EEPROMであれば電源供給が断た
れてもデータの保持は可能である。
【0036】ステップF8において露出行程が終了した
後、ステップF9において位置検出器24がオフ状態で
あることが確認されると、セクタ1が閉じていないの
で、逆転パルスをモータ駆動回路46から出力してセク
タを規定位置側に駆動する(復帰動作:F21)。そし
て、この逆転パルスの供給数を確認しながら(F2
2)、位置検出器24がオンとなったか否かを検出する
(再チェック動作:F9)。このようにして、一時的な
接触による故障を修復できた場合は、フィルムを送り
(F10)、ホールド端子をLレベルに落とし(F1
1)、動作を終了する。後に温度や外乱(手でレンズを
押さえていた場合やゴミの影響)などの原因が改善され
た場合はメモリ1のカウント値はリセットしておくこと
が望ましい。そこでフィルム送りが行なわれた後であれ
ばシャッタ動作は正常に終了したとみなすことができ
る。フィルムが送られた(F10)後にメモリ2に1を
加算し(F26)、メモリ2の値がQ以上になるとメモ
リ1、2の値を0にリセットする(F27〜F28)。
Qの値は1〜2回では信頼性が低いので、それ以上の適
当な値に設定することが望ましい。
【0037】以上のようにステップF14またはF22
で復帰動作がM回繰り返されたことが確認された場合、
メモリ1のカウント値に応じて作動ロックするので、F
25の表示などに気付かなくても失敗写真を撮りつづけ
たり、撮影されたと勘違いしながらレリーズを続けるこ
とを防止できる。従って撮影者はF19の警告表示と合
わせて故障であることに気付き、修理に出すなどの措置
をとることができる。さらにはメモリ1のカウント値が
Pより小さい場合にはレリーズを可能としているので、
F25における表示に気付いた撮影者がレンズを押さえ
つけている手をどけたり、適当な温度の場所に移動する
などして、カメラを復帰させることができる。CPU3
はカメラが故障の状態から復帰した場合に、復帰してか
らのシャッタの作動の回数をメモリでカウントし、Q回
作動した場合はメモリ1および2をリセットするので、
より正確に故障からの復帰を識別できる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、電源スイッチがオンさ
れた際にセクタが所定の位置にないときに実行される再
チェックの結果が異常と判断された回数をカウントし、
このカウント値が所定数を越えた場合にシャッタ作動を
不能状態に保持し、電源スイッチがオンされた際にセク
タが所定位置にあるか、または再チェックにおいてセク
タが所定位置に存在した場合、レリーズスイッチ動作に
応じてシャッタ機構を動作できるので、電源スイッチを
所定数オンしても動作しないような重大な異常が発生し
た場合にシャッタ作動を不能状態に保持し、フィルムの
浪費を防止できる。また、低温などの一時的な異常の場
合は異常の原因がなくなればカメラは再び正常な状態に
復帰するので、故障と区別することができる。また、電
源スイッチがオンとなってもセクタが所定位置になけれ
ばレリーズスイッチ動作を受け付けないので、失敗の写
真を取ってしまうことがなくなる。よって、セクタが所
定位置にないのにレリーズスイッチ動作を受けつけて、
フィルムを無駄にしてしまうという問題を解決できる。
【0039】また、カメラが正常に動作した回数をカウ
ントして記憶する第2の記憶手段を有し、第2の記憶手
段のカウント値が所定値を超えたら第1、第2のカウン
ト値をリセットする機構を備えているので、より正確に
一時的な故障からの復帰を識別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略を示したブロック図で
ある。
【図2】本発明の一実施例のシャッタ機構を示すもので
ある。
【図3】本発明の一実施例に使用される位置検出器を示
す図である。
【図4】本発明の一実施例に使用されるステップモータ
の構成を示す図である。
【図5】本発明の一実施例の制御回路(CPU)3の主
要部分を示す回路図である。
【図6】本発明の一実施例のモータ駆動信号の生成部の
構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の一実施例のモータ駆動回路の回路図で
ある。
【図8】本発明の一実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図9】本発明の一実施例におけるシャッタの駆動シー
ケンスを示す図である。
【符号の説明】
1 セクタ 3 制御回路 4 第1の記憶手段(メモリー1)、第2の記憶手
段(メモリー2) 24 位置検出器 41 電源スイッチ 44 レリーズスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆回転可能なモータに連動してレンズ
    開口を開閉するセクタと前記セクタが所定位置のあるか
    否かを検出する位置検出器を含むシャッタ機構と、前記
    位置検出器のチェックを行って前記セクタの作動を監視
    する制御回路とを備え、 前記制御回路は、 電源スイッチがオンされた際、前記位置検出器のチェッ
    クを行い、このチェックの結果、前記セクタが前記所定
    位置に存在しない場合、前記セクタを前記所定位置へ復
    帰させる復帰動作を実行し、 前記復帰動作の後、前記位置検出器のチェックを行い異
    常判断を行う再チェック動作を実行し、 前記再チェック動作時に異常と判断された回数をカウン
    トする第1の記憶手段を含み、 前記第1の記憶手段のカウント値が所定数を越えた場合
    にシャッタ作動を不能状態に保持する動作を実行し、 前記位置検出器のチェックまたは前記位置検出器の再チ
    ェックにおいて、前記セクタが前記所定位置に存在する
    と判断された場合、レリーズスイッチ動作に応じて前記
    シャッタ機構を動作させ露光動作を実行することを特徴
    とするモータ駆動式シャッタ付カメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のモータ駆動式シャッタ
    付カメラにおいて、カメラが正常に動作した回数をカウ
    ントして記憶する第2の記憶手段を有し、前記第2の記
    憶手段のカウント値が所定値を超えたら前記第1、第2
    のカウント値をリセットする機構を備えたことを特徴と
    するモータ駆動式シャッタ付カメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のモータ
    駆動式シャッタ付カメラにおいて、前記第1、第2の記
    憶手段は不揮発性の記憶素子であることを特徴とするモ
    ータ駆動式シャッタ付カメラ。
JP11067093A 1999-03-12 1999-03-12 モ―タ駆動式シャッタ付カメラ Pending JPH11316402A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005275177A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Seiko Precision Inc 絞り装置およびこれを用いたデジタルカメラ

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