JPH1131659A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH1131659A
JPH1131659A JP18512397A JP18512397A JPH1131659A JP H1131659 A JPH1131659 A JP H1131659A JP 18512397 A JP18512397 A JP 18512397A JP 18512397 A JP18512397 A JP 18512397A JP H1131659 A JPH1131659 A JP H1131659A
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film
opening
insulating film
semiconductor
silicon
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JP18512397A
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Ichiro Mizushima
一郎 水島
Toshihiko Iinuma
俊彦 飯沼
Yoshitaka Tsunashima
祥隆 綱島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 選択性よく単結晶半導体を形成するとともに
ファセットによる特性劣化等を防止する。 【解決手段】 少なくとも上面に絶縁膜22が形成され
た領域及びこの領域に囲まれ底部にシリコン基板21が
露出した開口部を形成する工程と、絶縁膜22上及び開
口部に非晶質シリコン膜23を形成する工程と、熱処理
により絶縁膜22上の非晶質シリコン膜23を構成する
半導体材料を開口部に流動させるとともに非晶質半導体
膜23を構成する半導体材料を結晶化して単結晶シリコ
ン膜24を形成する工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法、特に半導体基板表面が露出した開口部に単結晶半導
体を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】MOS型集積回路においては、ショート
チャネル効果を抑制するために、素子の微細化とともに
拡散層の深さを浅くする必要がある。拡散層の抵抗を低
く保つための方法としては、ソース・ドレイン領域のみ
シリコンを持ち上げた、エレベーティッドソース・ドレ
イン構造が有効な手法として考えられる。
【0003】エレベーティッドソース・ドレイン構造
は、これまでにもいくつかの方法で試みられている。そ
の一つに、ジクロルシランなどを原料ガスとして用い、
ソース・ドレイン上にのみ選択的にシリコンをエピタキ
シャル成長させる方法がある。この方法は、比較的良好
な選択性が得られるというメリットを有しているが、単
結晶状態で堆積するために端部にファセットが形成され
てしまう。したがって、サリサイド構造と併用したと
き、端部のみ深くまでサリサイドが侵食してしまい、接
合特性に劣化をもたらしてしまう。
【0004】他の方法としては、特願平6−23393
4に記載されているように、シリコン基板以外の領域を
ハロゲン等の元素により表面処理し、アモルファスシリ
コンを選択成長させる方法がある。これは、堆積時にア
モルファス状態であるためファセットが形成されること
はないが、原料ガス自体にエッチング性がないため、選
択性が崩れやすいという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、エレベー
ティッドソース・ドレイン構造の作製等、絶縁膜によっ
て囲まれシリコン基板が露出した開口部に選択的に単結
晶シリコンを形成しようとした場合、開口部の端部にフ
ァセットが形成されてサリサイド構造形成等の際に接合
特性の劣化等が生じるといった問題や、十分な選択性を
保った状態で開口部にシリコンを形成することが困難で
あるといった問題があった。
【0006】本発明の目的は、選択性よく単結晶半導体
を形成することができるとともに、ファセットによる特
性劣化等を防止することが可能な半導体装置の製造方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における半導体装
置の製造方法は、少なくとも上面に絶縁膜が形成された
領域及びこの領域に囲まれ底部に半導体基板(特にシリ
コン基板)が露出した開口部を形成する工程と、前記絶
縁膜上及び前記開口部に非晶質半導体膜(特に非晶質シ
リコン膜、100nm以下の膜厚が好ましい)を形成す
る工程と、熱処理(500℃以上の温度が好ましい)に
より前記絶縁膜上の非晶質半導体膜を構成する半導体材
料を前記開口部に流動させるとともに前記非晶質半導体
膜を構成する半導体材料を結晶化する工程とを有するこ
とを特徴とする。
【0008】また、前記少なくとも上面に絶縁膜が形成
された領域及びこの領域に囲まれ底部に半導体基板が露
出した開口部を形成する工程の後、前記開口部の底部に
露出した半導体基板の表面に単結晶半導体膜(特に単結
晶シリコン膜)を形成する工程をさらに有し、その後、
前記絶縁膜上及び前記単結晶半導体膜が形成された開口
部に非晶質半導体膜を形成するようにしてもよい。
【0009】また、前記熱処理工程の後、この熱処理工
程で前記開口部に流動せずに前記絶縁膜上に残置した半
導体材料の少なくとも一部を酸化する工程と、この少な
くとも一部が酸化された半導体材料を除去する工程とを
さらに設けてもよい。
【0010】また、前記非晶質半導体膜を形成する工程
の後、該非晶質半導体膜が形成された試料を大気に晒さ
ずに真空中或いは非酸化性雰囲気中で前記熱処理工程を
行うことが好ましい。
【0011】前記発明によれば、非晶質半導体膜を全面
に形成した後、熱処理によって絶縁膜上の非晶質半導体
膜を開口部に流動させるとともに非晶質半導体膜を構成
する半導体材料を結晶化するので、開口部に選択的に単
結晶半導体膜を形成することができるとともに、ファセ
ットの形成が抑制されるので、例えばサリサイド構造形
成の際のリーク電流の低減等、素子の特性劣化等を防止
することができる。また、非晶質半導体膜の形成及び非
晶質半導体膜の流動化/結晶化を低温で行うことができ
るという効果もある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態を説明する。まず、本発明の第1の実施形態に
ついて説明する。図3(a)に示すように、開口部を有
する厚さ100nmのシリコン酸化膜22が形成された
シリコン基板21上に、減圧CVD法によりアモルファ
スシリコン膜23を50nm堆積した。この後、試料を
大気中に晒すことなく真空中を搬送し、異なった減圧チ
ャンバー内において、ガスを流さない状態で600℃、
30分の熱処理を行い、アモルファスシリコンを結晶化
した。
【0013】その結果、図3(b)に示すように、開口
部に堆積されていたアモルファスシリコンの他、絶縁膜
22上に堆積されていたアモルファスシリコンも開口部
に流動し、その結果、開口部にはあたかも選択成長させ
たかのように、シリコン基板21と同じ面方位を有する
単結晶シリコン24が得られた。
【0014】このような現象の詳細を調べるため、堆積
膜厚、開口部径等をパラメータとした実験を行った。以
下、これらの実験結果について述べる。まず、アモルフ
ァスシリコン膜の堆積膜厚を10〜200nmの範囲で
変化させ、同一の条件で熱処理を行い、熱処理後の状態
をSEM観察した。図4(a)〜図5(f)に、堆積膜
厚をそれぞれ10nm、30nm、50nm、100n
m、150nm、200nmとしたときの熱処理後の断
面観察形状を示す。
【0015】膜厚100nmまでの範囲では、図4
(a)〜図5(d)に示すように、個々の開口部にアモ
ルファスシリコンが流動して単結晶シリコン24が得ら
れた。これに対して、膜厚が100nmよりも厚い場合
には、図5(e)、(f)に示すように、絶縁膜22上
の堆積膜の表面が凹凸になっただけで、個々に別れると
いうことは起こらず、絶縁膜22上には多結晶シリコン
25が形成された。
【0016】以上の結果から、堆積膜厚は十分薄いこと
が好ましく、望ましくは100nm以下にする必要があ
ることがわかった。また、図6(a)に示すように、開
口部径を0.1μm、0.3μm、1.0μmとした膜
厚300nmのシリコン酸化膜42が形成されたシリコ
ン基板41上に、膜厚30nmのアモルファスシリコン
膜43を堆積し、流動後の形状を調べた。その結果、図
6(b)に示すように、開口部径が小さい場合には単結
晶シリコン44の中央部が厚くなるのに対し、開口部径
が大きい場合には開口部中央は厚くならなかなった。
【0017】また、このようにアモルファスシリコンが
流動する現象のメカニズムを調べるために、熱処理時間
をパラメータとした実験を行い、形状及び結晶化状態を
SEM及びTEMを用いて調べた。その結果を図7に示
す。シリコン基板51上のシリコン酸化膜52の膜厚は
200nm、アモルファスシリコン膜53の堆積膜厚は
100nmとした。
【0018】堆積直後は、図7(a)に示すように、ア
モルファスシリコン膜53が均一に堆積されていた。5
50℃、15分の熱処理後では、図7(b)に示すよう
に、開口部のみ結晶化して単結晶シリコン54が形成さ
れるが、モフォロジーの変化は見られなかった。550
℃、30分の熱処理後では、図7(c)に示すように、
開口部上の単結晶シリコン54の膜厚が厚くなってお
り、絶縁膜上から開口部の結晶化した領域にアモルファ
スシリコンが流動したことがわかる。さらに熱処理を継
続したところ、550℃、45分の熱処理後には、図7
(d)に示すように、堆積膜全体が開口部に結晶化した
状態で凝集していることがわかった。
【0019】これらの結果から、アモルファスシリコン
を流動させる駆動力は、アモルファス状態という準安定
な状態から結晶状態という安定な状態に移ることをきっ
かけとした、表面積を下げることによる表面エネルギー
を下げようとする力であることがわかった。また、本例
から明らかなように、本発明によれば、単結晶シリコン
の選択的な形成を550℃という温度で実現できる。ジ
クロルシラン(SiH2 Cl2 )等を用いた公知のシリ
コンの選択成長では概略850℃という温度が必要とさ
れており、本発明により選択的な単結晶シリコンの成長
を極めて低温で行うことができるようになった。
【0020】なお、本例ではアモルファスシリコンの堆
積とその後の結晶化を異なったチャンバーで行ったが、
これらを同一のチャンバーで行った場合でも全く同様の
結果が得られた。また、結晶化のための熱処理を水素を
流した状態など非酸化性雰囲気で行った場合にも、同様
の結果が得られた。結晶化の熱処理は、アモルファスを
結晶化するため、500℃以上の温度とする必要があ
る。
【0021】一方、アモルファスシリコンを堆積した試
料を一旦大気中へ出した場合や熱処理を常圧で行った場
合には、このような流動現象は見られなかった。ただ
し、一旦大気中へ出した場合でも、熱処理直前に弗化水
素酸などで表面の自然酸化膜を除去し、その直後に真空
チャンバーに試料を導入し、減圧下で熱処理を行った場
合には、連続処理した場合と同様の流動現象が起こり、
選択的に単結晶膜を形成することができた。これらの結
果は、流動現象にとって、表面の自然酸化膜の存在が大
きな阻害要因であることを示している。
【0022】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図8(a)に示すように、開口部を有する厚さ
100nmのシリコン窒化膜62が形成されたシリコン
基板61上に、減圧CVD法によりアモルファスシリコ
ン63を50nm堆積した。この後、試料を大気中に出
すことなく真空中を搬送し、異なった減圧チャンバー内
において、600℃、30分の熱処理によりアモルファ
スシリコンを結晶化した。
【0023】その結果、図8(b)に示すように、開口
部付近の絶縁膜62上に堆積されていたアモルファスシ
リコンは開口部上に流動して基板と同じ面方位を有する
単結晶シリコン64となったが、開口部から約1μm以
上離れたところでは孤立したシリコン単結晶粒65が形
成された。
【0024】この試料に対して酸素雰囲気中で950
℃、30分の熱処理を行ったところ、結晶化した膜の表
面に厚さ約30nmの熱酸化膜が形成された。このとき
孤立した単結晶粒65の周囲にも、図8(c)に示すよ
うに、同程度の膜厚の熱酸化膜66が形成された。その
後、弗化水素酸中での処理によって形成された熱酸化膜
を剥離したところ、シリコン窒化膜62上に形成された
単結晶粒はすべて基板上から除去されていることが確認
された。これは、酸化膜の形成及びその剥離により、単
結晶粒と下地絶縁膜との接触面積が小さくなり、剥離さ
れやすくなったためと考えられる。なお、この単結晶粒
の除去においては、超音波等を用いた洗浄工程やブラシ
を用いた洗浄工程等の併用が有効である。また、場合に
よっては、酸化工程を行わずに洗浄工程のみでも除去す
ることが可能である。
【0025】次に、本発明の第3の実施形態について、
図1及び図2に示した製造工程を参照して説明する。ま
ず、図1(a)に示すように、公知の素子分離法によ
り、シリコン基板1に素子分離絶縁膜2を形成した。続
いて、図1(b)に示すように、膜厚5nmのゲート絶
縁膜3、膜厚80nmのボロン添加のポリシリコン膜
4、膜厚60nmのWSi膜5及び膜厚40nmのシリ
コン窒化膜6を形成した。その後、反応性イオンエッチ
ング法により、これらの膜をゲート電極の形状にパター
ン形成した。
【0026】次に、図1(c)に示すように、エクステ
ンション領域形成のため、ゲート電極構造をマスクとし
てBF2 を5keVで1×1014cm-2イオン注入し、
RTAにより800℃、10秒の熱処理を行い、p型拡
散層7を形成した。さらに、ゲート電極側壁に厚さ50
nm程度のシリコン窒化膜8を形成した。このシリコン
窒化膜8は、全面に70nmのシリコン窒化膜をCVD
法により堆積した後、異方性ドライエッチングにより全
面エッチングすることで得られる。
【0027】次に、フッ化水素酸等によってソース・ド
レイン上の酸化膜を剥離した後、図2(d)に示すよう
に、全面に膜厚50nmのアンドープアモルファスシリ
コン膜9をシラン(SiH4 )を原料ガスとした熱CV
D法により堆積した。この試料を、アモルファスシリコ
ン膜9の堆積を行ったチャンバーから出すことなく、連
続して減圧雰囲気中で熱処理(500℃以上の温度)し
た。その結果、図2(e)に示すように、堆積されてい
たアモルファスシリコンがソース・ドレイン上の開口部
に流動して単結晶シリコン10が形成され、ソース・ド
レイン上にのみ単結晶シリコンが存在する形状を得るこ
とができた。
【0028】次に、BF2 を10keVで5×1014
-2イオン注入し、RTAにより800℃、10秒の熱
処理を行い、ソース・ドレインを形成した。続いて、全
面にスパッタ法によってCoを20nm堆積し、さらに
その上にTiNを30nm堆積した。その後、500℃
で30秒熱処理することにより、シリコンとCoとを反
応させてCoSi2 11を形成した。続いて、TiNと
未反応のCoを剥離し、700℃で30秒の熱処理を行
った。その結果、図2(f)に示すように、ソース・ド
レイン上のみに選択的にCoSi2 11が存在する構造
が形成された。
【0029】以上のようにして形成されたトランジスタ
の特性を調べるため、比較例としてソース・ドレインの
選択エピタキシャル成長をジクロルシラン等を原料ガス
として用いる方法で行った試料を併せて作製し、両者の
特性比較を行った。比較例における選択成長は、ジクロ
ルシラン、水素及び塩酸の混合ガスを用い、圧力50T
orr、温度850℃の条件で行った。比較例として作
製した試料の構造を図9に示す。
【0030】図10に、Coの堆積膜厚に対するドレイ
ン/基板間の逆方向リーク電流を示す。測定に用いたト
ランジスタのゲート長は0.35μm、ゲート幅は10
μmであり、ゲート電圧(0V)、ドレイン電圧(−
3.3V)の条件で測定を行った。
【0031】本実施形態の方法でソース・ドレインを形
成した場合(A)には、Coの堆積膜厚が50nmまで
リーク電流の増加が見られないのに対し、比較例の場合
(B)には、30nm以上の堆積膜厚で接合リーク電流
の増加が生じている。これは、以下のように説明でき
る。すなわち、本実施形態の方法で作製したMOS型ト
ランジスタでは、ゲートエッジや素子分離領域端でシリ
コン膜厚が厚くなっている。これに対し、比較例の方法
で作製したMOS型トランジスタでは、ゲートエッジや
素子分離領域端でシリコン膜厚が逆に薄くなっている。
その結果、比較例では、CoSi2 を形成したときにシ
リサイドが基板中に侵食する。そのため、基板内部に形
成したp型拡散層の接合位置とシリサイド界面が極めて
近くなり、例えばメタルの拡散によってpn接合の逆方
向リーク電流が増加してしまう。これに対して、本実施
形態では、シリコン膜厚の薄いところが存在しないた
め、従来例のようなリーク電流の増加が起こらなかった
と考えられる。
【0032】本実施形態によれば、ソース・ドレイン領
域の開口部の端部におけるシリコンの膜厚を厚くするこ
とができるため、ドーパントをイオン注入した際に、従
来のように局所的にドーパント深さが深くなってしまう
という現象を回避することができる。
【0033】なお、本実施形態において、アモルファス
シリコンの流動/結晶化のための熱処理工程で素子分離
絶縁膜上やゲート構造のシリコン窒化膜上にシリコン単
結晶粒が形成される場合には、後述の第4の実施形態と
同様に、熱酸化によって単結晶粒の周囲に酸化膜を形成
した後、この酸化膜が形成された単結晶粒を除去するよ
うにしてもよい。
【0034】また、本実施形態ではアモルファスシリコ
ンはアンドープの状態で堆積したが、ボロン等の不純物
ドープアモルファスを堆積してもよい。この場合、その
後のソース・ドレイン形成のためのイオン注入は不要と
なる。
【0035】また、本実施形態ではアモルファスシリコ
ンの堆積及び結晶化を同一容器内で行ったが、これらは
それぞれ別に行ってもよい。ただし、アモルファスシリ
コンを結晶化する際に表面に酸化膜が形成されている
と、これが結晶化を妨げるため、結晶化のためのチャン
バーに試料を導入する前に表面の酸化膜を剥離しておく
必要がある。
【0036】次に、本発明の第4の実施形態について、
図11〜図13に示した製造工程を参照して説明する。
まず、図11(a)に示すように、公知の素子分離法に
より、シリコン基板1に素子分離絶縁膜2を形成した。
続いて、図11(b)に示すように、膜厚5nmのゲー
ト絶縁膜3、膜厚80nmのボロン添加のポリシリコン
膜4、膜厚60nmのWSi膜5及び膜厚40nmのシ
リコン窒化膜6を形成した。その後、反応性イオンエッ
チング法により、これらの膜をゲート電極の形状にパタ
ーン形成した。
【0037】次に、エクステンション領域形成のため、
ゲート電極構造をマスクとしてBF2 を5keVで1×
1014cm-2イオン注入し、RTAにより800℃、1
0秒の熱処理を行い、p型拡散層7を形成した。続い
て、図11(c)に示すように、ゲート電極側壁に厚さ
50nm程度のシリコン窒化膜8を形成した。このシリ
コン窒化膜8は、全面に70nmのシリコン窒化膜をC
VD法により堆積した後、異方性ドライエッチングによ
り全面エッチングすることで得られる。
【0038】次に、図12(d)に示すように、フッ化
水素酸等によってソース・ドレイン上の酸化膜を剥離し
た後、ジクロルシランを原料ガスとした減圧CVD法に
より、ソース・ドレイン上にのみ膜厚50nmのアンド
ープ単結晶シリコン膜12を堆積した。ここで選択成長
は、ジクロルシラン、水素、塩酸の混合ガスを用い、圧
力50Torr、温度850℃で行った。続いて、図1
2(e)に示すように、試料を単結晶シリコン膜12の
堆積を行ったチャンバーから出すことなく、連続して、
ジシランを原料とした減圧CVD法により550℃で非
選択的にアモルファスシリコン膜9を30nm堆積し
た。
【0039】次に、同一反応炉中において、圧力を0.
05Torrまで下げるとともに750℃まで加熱を行
い、アモルファスシリコン膜を結晶化した。その結果、
図12(f)に示すように、単結晶シリコン12直上の
アモルファスシリコンは形状を変えることなく単結晶シ
リコン13となり、ソース・ドレイン領域に単結晶シリ
コン10が形成された。一方、絶縁膜(素子分離絶縁膜
2及びシリコン窒化膜6)上のアモルファスシリコン膜
は結晶化に際して流動し、ソース・ドレイン領域近傍で
はその上に流れ込んで単結晶シリコン13となり、ソー
ス・ドレイン領域から離れたところでは単結晶粒14が
形成された。
【0040】その後、図13(g)に示すように、熱酸
化によりシリコン酸化膜15a及び15bを100nm
形成した。さらに、図13(h)に示すように、シリコ
ン酸化膜15a及び15bを希フッ酸によりエッチング
除去した。
【0041】次に、BF2 を10keVで5×1014
-2イオン注入し、RTAにより800℃、10秒の熱
処理を行い、ソース・ドレインを形成した。続いて、全
面にスパッタ法によってCoを20nm堆積し、さらに
その上にTiNを30nm堆積した。その後、500℃
で30秒熱処理することにより、アモルファスシリコン
とCoとを反応させてCoSi2 11を形成した。続い
て、TiNと未反応のCoを剥離し、700℃で30秒
の熱処理を行った。その結果、図13(i)に示すよう
に、ソース・ドレイン上のみに選択的にCoSi2 11
が存在する構造が形成された。
【0042】以上のようにして作製したトランジスタの
リーク電流特性を調べた結果、先に示した第3の実施形
態と同様、図10に示すような結果が得られた。本実施
形態によれば、ソース・ドレイン領域の開口部の端部に
おけるシリコンの膜厚を厚くすることができるため、ド
ーパントをイオン注入した際に、従来のように局所的に
ドーパント深さが深くなってしまうという現象を回避す
ることができる。
【0043】なお、本実施形態ではアモルファスシリコ
ンはアンドープの状態で堆積したが、ボロン等の不純物
ドープアモルファスを堆積してもよい。この場合、その
後のソース・ドレイン形成のためのイオン注入は不要と
なる。
【0044】また、本実施形態ではアモルファスシリコ
ン堆積膜の膜厚を30nmとしたが、これより薄くても
よい。しかし、50nmより厚くすると、絶縁膜上の粒
化が起こりにくくなるため、実際的には100nm以下
とすることが好ましい。
【0045】また、本実施形態では、アモルファスシリ
コンの流動/結晶化のための熱処理の後、絶縁膜上に残
留した結晶粒を除去するための酸化を行ったが、このよ
うな結晶粒が絶縁膜上に残らない場合或いは残ったとし
ても素子動作上問題にならない場合には、この工程を省
略してもかまわない。
【0046】また、本実施形態では、単結晶シリコンの
選択堆積、アモルファスシリコンの非選択堆積及び結晶
化を同一容器内で行ったが、これらはそれぞれ別に行っ
てもよい。ただし、アモルファスシリコンを結晶化する
際に表面に酸化膜が形成されていると、これが粒化を妨
げるため、結晶化のためのチャンバーに試料を導入する
前に表面の酸化膜を剥離しておく必要がある。
【0047】以上、各実施形態について説明したが、本
発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、そ
の趣旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可
能である。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、開口部に選択的に単結
晶半導体膜を形成することができるとともに、ファセッ
トの形成が抑制されて素子の特性劣化等を防止すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第3の実施形態に係る製造工程の一部
を示した図。
【図2】本発明の第3の実施形態に係る製造工程の一部
を示した図。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る製造工程を示し
た図。
【図4】本発明の第1の実施形態においてアモルファス
シリコンの膜厚を変えた場合の状態を示した図。
【図5】本発明の第1の実施形態においてアモルファス
シリコンの膜厚を変えた場合の状態を示した図。
【図6】本発明の第1の実施形態において開口部の大き
さを変えた場合の状態を示した図。
【図7】本発明の第1の実施形態においてアモルファス
シリコン堆積後の熱処理時間を変えた場合の状態を示し
た図。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る製造工程を示し
た図。
【図9】従来技術を用いてトランジスタを作製したとき
の構成を示した図。
【図10】本発明の第3の実施形態によって作製された
トランジスタと従来技術を用いて作製されたトランジス
タのリーク電流特性を比較して示した図。
【図11】本発明の第4の実施形態に係る製造工程の一
部を示した図。
【図12】本発明の第4の実施形態に係る製造工程の一
部を示した図。
【図13】本発明の第4の実施形態に係る製造工程の一
部を示した図。
【符号の説明】
1…シリコン基板 2…素子分離絶縁膜 3…ゲート絶縁膜 4…ポリシリコン膜 5…WSi膜 6…シリコン窒化膜 9…アモルファスシリコン膜 10…単結晶シリコン膜 11…CoSi2 膜 12…単結晶シリコン膜 13…単結晶シリコン膜 14…単結晶粒 15a、15b…シリコン酸化膜 21、41、51、61…シリコン基板 22、42、52、62…絶縁膜 23、43、53、63…アモルファスシリコン膜 24、44、54、64…単結晶シリコン膜 65…単結晶粒 66…シリコン酸化膜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも上面に絶縁膜が形成された領
    域及びこの領域に囲まれ底部に半導体基板が露出した開
    口部を形成する工程と、前記絶縁膜上及び前記開口部に
    非晶質半導体膜を形成する工程と、熱処理により前記絶
    縁膜上の非晶質半導体膜を構成する半導体材料を前記開
    口部に流動させるとともに前記非晶質半導体膜を構成す
    る半導体材料を結晶化する工程とを有することを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも上面に絶縁膜が形成され
    た領域及びこの領域に囲まれ底部に半導体基板が露出し
    た開口部を形成する工程の後、前記開口部の底部に露出
    した半導体基板の表面に単結晶半導体膜を形成する工程
    をさらに有し、その後、前記絶縁膜上及び前記単結晶半
    導体膜が形成された開口部に非晶質半導体膜を形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記熱処理工程の後、この熱処理工程で
    前記開口部に流動せずに前記絶縁膜上に残置した半導体
    材料の少なくとも一部を酸化する工程と、この少なくと
    も一部が酸化された半導体材料を除去する工程とをさら
    に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導
    体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記非晶質半導体膜を形成する工程の
    後、該非晶質半導体膜が形成された試料を大気に晒さず
    に前記熱処理工程を行うことを特徴とする請求項1又は
    2に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 素子分離絶縁膜と、ゲート絶縁膜、ゲー
    ト電極及び少なくともゲート電極上に形成された絶縁膜
    からなるゲート構造と、前記素子分離絶縁膜及び前記ゲ
    ート構造に囲まれ底部に半導体基板が露出した開口部と
    を形成する工程と、前記素子分離絶縁膜上、前記ゲート
    構造上及び前記開口部に非晶質半導体膜を形成する工程
    と、熱処理により前記素子分離絶縁膜上及び前記ゲート
    構造上の非晶質半導体膜を構成する半導体材料を前記開
    口部に流動させるとともに前記非晶質半導体膜を構成す
    る半導体材料を結晶化する工程と、この熱処理工程で前
    記開口部に流動せずに前記素子分離絶縁膜上及び前記ゲ
    ート構造上に残置した半導体材料の少なくとも一部を酸
    化する工程と、この少なくとも一部が酸化された半導体
    材料を除去する工程とを有することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記素子分離絶縁膜、ゲート構造及び開
    口部を形成する工程の後、前記開口部の底部に露出した
    半導体基板の表面に単結晶半導体膜を形成する工程をさ
    らに有し、その後、前記素子分離絶縁膜上、前記ゲート
    構造上及び前記開口部に非晶質半導体膜を形成すること
    を特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
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