JPH11319748A - 廃棄物処分場における排水層を用いた遮水設備 - Google Patents
廃棄物処分場における排水層を用いた遮水設備Info
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- JPH11319748A JPH11319748A JP13249698A JP13249698A JPH11319748A JP H11319748 A JPH11319748 A JP H11319748A JP 13249698 A JP13249698 A JP 13249698A JP 13249698 A JP13249698 A JP 13249698A JP H11319748 A JPH11319748 A JP H11319748A
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/30—Landfill technologies aiming to mitigate methane emissions
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
と、未処理の浸出水が地中に浸透し、環境悪化を招く可
能性がある。 【解決手段】 廃棄物処理場の遮水シート構造3を、上
層から順に配置した、保護層5、上部遮水層6、自己修
復層7、排水層8、下部遮水層9から構成して損傷を抑
えるとともに、保護層5、上部遮水層6が損傷したとし
ても自己修復層によって浸透を防止する。
Description
(一般廃棄物処理場、産業廃棄物処理場など)におい
て、そのピット内の雨水・漏水などの浸出水が地中に浸
透するのを遮るための遮水設備に関する。
理場などの廃棄物最終処分場のピット内を通過する雨水
・漏水・湧水などの浸出水による環境汚染が社会問題と
なっている。此のことに鑑み、廃棄物最終処分場から発
生する浸出水を、地中(ピット外部)に漏らさず、適切
・安全・かつ、速やかに処理し、周辺への環境汚染をい
かに防止するかについて、新しい技術に努力が払われる
ようになっている。
処分場のピット上に降った雨水が、廃棄物に浸透、通過
して浸出水となっても、ピットの法面・底面に敷設した
遮水シート構造によって、地中への浸透を遮るように構
成された遮水シート構造を有している。また、浸出水
は、遮水シート構造によって法面・底面の勾配に沿って
流れ下り、集水装置によって処理装置に導水され、処理
された後に放流される。
に、重機の往来や落下物があった場合あるいは、廃棄物
投棄時の衝撃等により遮水シート構造に破損が生じる
と、その破損部分から浸出水が地中に流出することが考
えられる。
公報に開示されているように、上層遮水シートおよび下
層遮水シートにより形成される面状空間に水膨潤性物質
を配置したものや、特開平6−218345号公報で示
すように、上層遮水シートおよび下層遮水シート間に積
層された下部側水膨潤性繊維層および上部側水膨潤性繊
維層と、両水膨潤性繊維層との間に積層された芯材層と
を備えたものがある。
た場合、水膨潤性繊維層の水膨潤性物質が浸出水を吸収
して膨潤することにより、遮水するように構成されてい
る。
処分場、特に廃棄物焼却灰による浸出水は、種々の塩化
物が多く含まれており、clイオン濃度が約20,000mg/l
程度、30mm/h降雨時13,000mg/lとの報告もある。
膨潤性物質を用いた遮水シートの殆どは、浸出水に含ま
れるclイオンに影響されて、水膨潤性物質が膨潤しに
くく、遮水が不十分になってしまう。
廃棄物最終処分場の遮水設備の提供を目的とする。
手段は、浸出水が地中に浸透するのを防止するとともに
浸出水を所定の場所まで導水するために、ピットを被覆
するように設けた遮水構造を、上層から、保護層、上遮
水層、自己修復層、排水層および下遮水層の順に構成
し、前記排水層を構成するシート状繊維排水材は、単糸
径が0.14mm以上であるフィラメントを排水材全体の
30重量%以上含み、かつ無載荷時の単位体積あたりの
繊維充填量を40%以下に設定し、厚みを2〜20mmに
設定している。
され、保護層、上遮水層、自己修復層、排水層および下
遮水層の5層構造によって、遮水シート構造全体が極め
て堅牢で破損しにくく、従って、浸出水が地中に浸透す
る危険性が抑えられる。
(3%)・5kg/cm2載荷時の透水係数が0.1cm/sec以
上のシート状繊維排水材を用い、あるいは、シート状繊
維排水材として、動水勾配0.03(3%)・5kg/cm2
載荷時の透水係数が0.1cm/sec以上の経編物を用いた
ことにより、迅速かつ確実に浸出水が導水される。
て、その排水を促進するための吸引手段を設けているこ
とにより、一層迅速に浸出水が導水される。また、上・
下遮水層が破損しても、上記のように透水係数が高いた
め、土に拡散するより速く排水することができる。
に基づいて説明する。図1に示すように、本発明の実施
の形態に係る遮水設備1は、ピット2とこのピット2を
覆う遮水シート構造3から構成され、種々の衝撃が遮水
シート構造3に付与されても、損傷を受けにくく、仮に
遮水シート構造3に損傷(孔などの発生)が発生した場
合であっても、地中4に浸出水10が浸透するのを防
止、あるいは抑えて、安全、かつ信頼度の高いものとす
る。
2に敷設される上層から順に配置された、保護層5−上
部遮水層6−自己修復層7−排水層8−下部遮水層9か
らなっている。
し易く、衝撃に対してこれを吸収する機能を有し、例え
ば、ポリエステル、ポリプロピレン等の破れにくい繊維
素材から成り、その厚みが2mm以上の不織布状シートと
している。なお、衝撃吸収および耐破れ効果の点から4
mm〜50mmの厚みが望ましい。
を芯材として補強された複合樹脂シートであり、例えば
ナイロン、ポリエステル、アラミド等の合成繊維からな
る織布を補強芯材とし、この織布の少なくとも片面に、
例えばポリエチレンであるHDPE,LDPE等の樹脂
皮膜を形成させた複合樹脂シートを用いている。このこ
とは、織布を補強芯材として樹脂皮膜を形成させ、樹脂
との複合シートとすることにより、樹脂のみによるシー
トの強さを数倍から数十倍に高めており、耐衝撃性、耐
破れ性、さらに樹脂シートの熱膨張による寸法変化を防
止するなどの効果を有し、これにより、遮水シート構造
3全体の安全性と信頼性を向上させる。
〜10mmの厚みを有するポリエステル、ポリプロピレン
等のスパンボンドシート等のシートに、200〜1,0
00g/m2の水膨潤性高分子樹脂剤が載置されているシー
トが用いられ、これは、上部遮水層6の下に敷設するも
のである。なお、水膨潤性高分子樹脂剤としては、上部
遮水層6を通過して漏水した浸出水10に含まれるcl
イオンの影響を受けないか、あるいは受けにくいものを
選択する。
酸系重合体、ポリアクリル塩酸系−ポリアクリルアミド
系共重合体、ポリアクリルアミド系重合体、塩酸ビニル
−アクリル酸エステル共重合体、酢酸ビニル−マレイン
酸エステル共重合体、イソブチレン−無水マレイン酸系
共重合体、ポリアクリルニトリル系重合体、ポリエチレ
ンオキサイド系重合体、およびポリ−N−ビニルアセト
アミド(PVNA)等が用いられる。なお、特に好まし
くは、塩等の水溶液も吸収し得るポリアクリル酸塩−ポ
リアクリルアミド系共重合体、ポリアクリルアミド系重
合体、ポリエチレンオキサイド系重合体である。
を通過して浸出水10が発生した場合、地中4に浸出水
10が浸透するのを防止するために浸出水10をせき止
め、修復して漏水を防止するものであるが、損傷の規模
が大きく、自己修復能力の限界を上回って漏水が継続し
たり、あるいは、修復が完了するまでの初期段階におい
て、速やかに浸出水10を排水することが必要である場
合、前記排水層8が有用であり、この排水層8は、動水
勾配0.03(3%)・5kg/cm2載荷時の透水係数が
0.1〜5.0cm/secの合成繊維からなる三次元的厚み
を有するシート状繊維排水材を排水材として用いる。す
なわち、このシート状繊維排水材は、例えば織物であれ
ばモケット織機により製織される表裏の地組織を立体的
に連結糸で連結し、三次元的厚みを有するシートとす
る。編物であれば、2列針床を備える径編機・丸編機に
より製編される。また、網状体シートであれば、例え
ば、熱可塑性高分子組成物をノズルから繊維糸状に溶融
紡出し、紡出直後の糸が硬化しないまでの間隔で揺動す
る引取りベルト上にラーメン構造様に積層融着し、所望
の厚さに点圧して作成する。
体に用いる繊維素材には、例えばポリアミド、ポリエス
テル、ポリプロピレン、ビニロン、アラミドなどの合成
繊維が好適に用いられ、モノフィラメント、モノマルチ
フィラメント、マルチフィラメント、断面が扁平、異形
断面等、また、これらの繊維の先染糸および加工糸、ま
たは繊維製造時に着色した原着繊維など、さらに、これ
らの素材の単独あるいは混用であってもよく、用途、目
的、要求性能等に適した繊維素材を適宜選択して用いる
ものとする。
繊維排水材は、2列針床を有する経機により製編される
表裏の地組織を立体的に連結糸で連結し、三次元的厚み
を有するシートとするのが好ましい。この場合の繊維材
料は、特に制約を受けるものではなく、上記繊維素材を
適宜選択して用いることになるが、必要な排水性能を得
るために、以下に述べることに配慮する。
0.14mm〜0.7mmである。フィラメントを30重量
%以上含み、無載荷時の単位体積あたりの繊維充填量が
5%〜40%に設定されていることである。フィラメン
トの単糸径が0.14mm未満の場合は、シート状繊維排
水材の圧縮耐性、クッション性が不足したり、高載荷重
時に必要な空隙が確保できにくく排水性能が不足するこ
とがあるためである。また、単糸径が0.14mm以上の
フィラメントの割合が、シート状繊維排水材を構成する
繊維材料の30重量%未満になると、シート状繊維排水
材の圧縮耐性が不足したり、高載荷重時に必要な空隙が
確保できにくく排水性能が不足することがあるためであ
る。また、シート状繊維排水材は、無載荷時の単位体積
当たりの繊維充填量が40%を超えると、繊維密度が高
くなりすぎてシート内の空隙が少なくなり、期待する排
水・導水効果が得られにくくなる場合がある。なお、繊
維充填量とは、繊維排水材Aの単位体積当りの体積中に
占める繊維体積の比率を示す値である。
20mmであることを要件としているが、厚みが2mm未満
であると、シート状繊維排水材の中に排水に必要な空隙
量が確保できず、十分に排水機能を発揮できない場合が
生ずる。また、20mmを超えると排水性については特に
問題は生じないが、シート状繊維排水材の厚みが厚くな
り過ぎて、敷設時の作業性が悪くなる場合がある。特に
法面への敷設時に繊維排水材Aの上に人が乗って作業す
る場合に足元が不安定となる。
繊維排水材は、動水勾配0.03(3%)・5kg/cm2載
荷時の面内透水係数が0.1cm/sec以上であることが望
ましい。本発明の実施の形態では、廃棄物処理場内に発
生した漏水による浸出水10を、速やかに排水・導水す
るに必要な面内透水係数は、砂あるいは不織布の面内透
水係数の数倍から数十倍の性能が必要である。0.1cm
/secより小さくなると排水性能が劣り、所望とする排水
機能が得られない場合がある。なお、無載荷重時の面内
透水係数は5〜110cm/secとしている。
ト状繊維排水材の強力は、縦方向100kg/m以上、横方
向50kg/m以上であるのが好ましい。このことは、廃棄
物処理場施工時のシート状繊維排水材の敷設時にかかる
引っ張り力に耐えるに必要な強力値であり、各々の値を
下回ると施工中にシートが破損したり、耐久性に問題が
生じたり、遮水シート構造3全体の品質が劣悪なものに
なったりすることがある。
維素材を芯材として補強された複合樹脂シートを用い
る。最下層に用いる下部遮水層9の役割としては、下部
遮水層9の上に設置されている4層が何らかの損傷によ
り本来の機能を果たさなくなった場合、漏水による浸出
水10を地面に浸透させないように遮水するとともに、
浸出水10を速やかに排出する機能を有する。さらに地
面側から発生する湧水が上層に入り込まないようにする
機能を有している。さらに、地面に突起物があった場
合、あるいは上層部から何らかの強い衝撃があった場
合、多層からなる全体が破損することがないよう保護す
る。
芯材として補強された複合樹脂シートであり、さらに詳
しくは、繊維素材の片側が樹脂により被覆された複合樹
脂シートである。実施の形態に係る繊維素材は、例え
ば、ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ビニ
ロン、アラミドなどの合成繊維が好適に用いられ、モノ
フィラメント、モノマルチフィラメント、マルチフィラ
メント、断面が扁平、異形断面等、また、これらの繊維
の先染糸および加工糸、または繊維製造時に着色した原
着繊維など、また、天然繊維であってもよい。さらに、
これらの素材の単独あるいは混用であってもよく、用
途、目的、要求性能等に適した繊維素材を適宜選択して
用いるものとする。
約を受けるものではないが、シート状(布帛)織物、編
物および不織布が好適である。衝撃吸収および強力性能
を付与させるために、厚みが1mm以上の2重組織織以上
の厚手の織布が、より好適である。この繊維素材の少な
くとも片側をHDPE,LDPEであるポリエチレン等
の樹脂で被覆した複合樹脂シートとすることにより、樹
脂のみによるシートの強さを、著しい場合は数倍から数
十倍に高め、耐衝撃性、耐破れ性、さらに樹脂シートの
熱膨張による寸法変化を防止するなどの効果を有し、こ
れにより、遮水シート構造3全体の安全性と信頼性を向
上させることになる。
2内の法面および底面に、上記順序で敷いて本発明の実
施の形態に係る遮水設備1を施工するが、遮水シート構
造3の施工の態様については種々のバリエーションが考
えられる。例えば、特定された順序で敷設された遮水シ
ート構造3の排水に必要な開口箇所を除いた両遮水層を
溶着等により接着して、区割りされたレーンを設けて施
工する等の態様がある。なお、本願における面内透水係
数および動水勾配は、土質工学会基準案JSF932−
199X法に準じて下式により求めた。 面内透水係数=流出水量×試料長さ/水頭×透水面積
(試料巾×厚さ)×流出水量時間 動水勾配=水頭×試料長さ 次に、遮水シート構造3をより具体的に説明する。すな
わち、5層(保護層5−上部遮水層6−自己修復層7−
排水層8−下部遮水層9)からなる、遮水シート構造3
を下記材料で構成し作成した。
ッション性、耐衝撃性に優れ、柔らかく作業性のよい不
織布(実施例では、商品名:ユニチカ株式会社製ポリエ
ステルスパンボンド不織布シートAN400)を使用し
た。
糸にナイロン840d/140f高強力糸(強度10.3k
g/d、4.5kg荷重時中間伸度11.0%、切断伸度2
1.0%)を用いた、密度縦×緯=20本/吋×20本/
吋の織物布の両面に、カレンダーコーティングによりポ
リエチレン樹脂(LDPE)で被覆したトータル厚み
1.5mmの優れた物性(JIS A 6022)による
引張強度=経73.1kgf/cm、緯69.2kgf/cm、破断
伸度=経1099%、緯1021%、JIS L109
6トラベゾイド法引裂強力=経117.0kgf、緯12
5.8kgf、ミューレン破裂試験=60kgf/cm2以上)の
樹脂複合遮水シートを作成して使用した。
(0.1mm)−ポリエステルスパンボンド(ユニチカ株
式会社製AN−200)−高吸水性アクリル系樹脂(A
P20−;三洋化成株式会社製)100/m2−ポリエス
テルスパンボンド(ユニチカ株式会社製AN−200)
−PEフィルム(0.1mm)を一体的に接着積層したシ
ートを使用した。
が、編立可能なニッティグエレントが改良された14ゲ
ージの2列針床を有する経編機を用い、表裏地組織L
1,L6オサに糸経0.165mmのナイロン・モノフィ
ラメントおよびL2,L5オサに300d/7fのナイロ
ン・マルチフィラメント、表裏の地組織を連結する繋ぎ
糸として、L3,L4オサに糸径0.165mmのナイロ
ン・モノフィラメントをフルセットで通糸し、厚み5.
6mm編地シートを作成した。このシートの糸径0.16
5mmのナイロン・モノフィラメントの混用率は、78.
9重量%、無載荷重時の繊維充填量が18.1%、動水
勾配0.03(3%)の面内透水係数が無載荷重時11
cm/sec、1kg/cm2載荷時1.4cm/sec、2kg/cm2載荷時
0.7cm/sec、3kg/cm2載荷時0.6cm/sec、5kg/cm2
載荷時0.5cm/secの優れた透水性とクッション性、耐
衝撃性を有する3次元的厚みのある柔らかく作業性の良
いシート状排水材を作成して使用した。
ステル1000d/192f高強力糸(強度8.72kg/
d、荷重時中間伸度10.9%、破断伸度19.0%)
2本とポリエステル紡績糸10番単糸1本を120T/m
合撚、緯糸にポリエステル1000d/192f高強力糸
(経糸に同じ)2本とポリエステル紡績糸10番単糸
(経糸に同じ)2本を120T/m合撚を用いた、密度縦
×緯=46本/吋×46本/吋、厚み2mmの織物布の片面
に、カレンダーコーティングによりポリエチレン樹脂
(LDPE)で被覆したトータル厚み3.9の優れた物
性(JIS A 6022)による引張強度=経305
kgf/cm、緯315kgf/cm、破断伸度=経910%、緯8
98%、JIS L 1096トラベゾイド法引裂強力
=経117.0kgf、緯125.8kgf、ミューレン破裂
試験=60kgf/cm2以上)を有する裏側が厚みのある繊
維層で構成されたクッション性、耐衝撃性のある保護層
5を兼ねた樹脂複合遮水シートを作成して使用した。
が、シート間の接着方法については、一般的に行われて
いる処方を用いることが可能であり、突き合わせや重ね
合わせて溶着する方法、肉盛り溶接機の使用、バーナー
などにより溶着する方法、また、接着剤などでシート間
を接着する方法などが挙げられる。
に特定した順序で廃棄物処分場ピット2の法面および底
面に敷設する。整地された廃棄物処分場ピット2の法面
および底面に、最下層に、保護膜を兼ねた樹脂複合遮水
シートの樹脂コーティング面を上にして、法面あるいは
底面の傾斜に平行した形で隣接するシートとシートの端
を突き合わせて敷設し、その突き合わせ部の上に、遮水
層に用いた樹脂複合遮水シートを25〜30cm程度の帯
状にカットしたテープを重ね、例えば自走式二重溶接機
を用いて接着し、廃棄物処分場ピット2全体を一体的な
遮水層とした。
つ速やかに導水・排水させる目的で、法面と底面に平行
して排水層8のシート状排水材を、隣接するシートとシ
ートの端を突き合わせて覆いかぶせながら敷設した。
修復マットを、法面および底面の傾斜に平行した形で隣
接するシートとシートの端を10cm重ね合わせて覆いか
ぶせながら敷設し、その上に20cmの接着用テープで繋
ぎ目をシールして、一体化されたシートとして敷設し
た。
シートを、これまでに敷設したシートの上に、法面およ
び底面の傾斜に平行させて、隣接するシートとシートを
12〜15cm程度重ね合わせて覆いかぶせながら敷設
た。さらに、敷設されたシートの外周の縁を、下遮水層
に、肉盛り式溶接機を用いて接着し、これにより、自己
修復層7および排水層8を内包した袋構造とした。
ンボンド不織布シートを、法面および底面の傾斜に平行
した形で隣接するシートとシートの端を10cm程度重ね
合わせて覆いかぶせながら敷設し、その部分をバーナー
で溶着し、一体化されたシートの保護層5を敷設した。
る直径3mmの孔を形成して塩水を注入したところ、自己
修復層7の高分子吸水樹脂が吸水膨張して孔を塞ぎ、止
水されたことが確認できた。さらに、遮水層から自己修
復層7を貫通する直径50mmの孔を形成して塩水を注入
したところ、塩水は、排水層8を伝って底面勾配に沿っ
て流下し、速やかに流末に達し、排水が円滑に行われる
ことが確認された。
るものではなく、排水層に漏水した浸出水10を吸引し
て、その浸出水10を促進するための吸引手段を設ける
こともできる。すなわち、下部遮水層9を所定の大きさ
に複数に分割した下部遮水体から構成し、各下部遮水体
の下面に、吸引手段としての口金(金属製、あるいは樹
脂製のものが用いられる)を接続する開口を形成し、こ
の開口に口金を取付けるとともに、これら各口金に吸引
ホースを介して真空吸引装置を接続するようにする。
た材料をピット2内の法面および底面に、特定された順
序で敷設し、真空引きが可能な区割りおよび気密構造と
することとなる。区割りおよび気密構造に係る実施の形
態については、ピット1の規模により異なるが、次の二
つが考えられる。
遮水層9および2枚の遮水シートの外周を、溶着などに
より接着し、遮水シート構造3を一体的な気密の保たれ
た袋体とする。
中を、法面および底面の勾配に平行させて、排水、真空
引きに必要な開口を除き、自己修復層7および排水層8
を内包するように、幅10〜100mm、厚み2〜10mm
の樹脂材あるいはゴム材からなる帯状隔壁を接着するな
どにより設置し、上部遮水層6と下部遮水層9の遮水シ
ートを溶着するなどにより、適宜に選択された幅の複数
に区割りされたレーンを設けて施工する。
造となった遮水シート構造3の、排水、真空引きのため
に設置された開口に、吸引ホースを接続するための口金
を溶着、あるいは接着剤による接着により、気密を保持
して設置し、口金に吸引ホースを取付け、その吸引ホー
スを真空吸引装置に接続することにより、耐衝撃性およ
び耐久性に優れ、上部遮水層6が破損した場合、浸出水
10をせき止め、修復して漏水を防止、あるいは排水層
8に漏水により浸出した浸出水10を、真空引きにより
積極的、確実かつ速やかに排出する性能を有し、極めて
安全性の高い遮水設備1となる。
は、遮水シート構造が、浸出水が地中に浸透するのを防
止するとともに浸出水を所定の場所まで導水するため
に、ピットを被覆するように設けた遮水構造を、上層か
ら、保護層、上遮水層、自己修復層、排水層および下遮
水層の順に構成したので、遮水シート構造全体が極めて
堅牢で破損しにくく、従って、浸出水が地中に浸透する
危険性が抑えられ、排水層を構成する構成繊維材料に
は、モノフィラメントまたはモノマルチフィラメントの
うちの少なくとも一方を有し、それらの単糸径を0.1
4mm以上とするとともに構成繊維材料全体の30重量%
以上含み、かつ無載荷時の単位体積あたりの繊維充填量
を40%以下に設定し、排水層8の厚みを2〜20mmに
設定しているので、浸出水を迅速かつ確実に所定の場所
に導水することができ、安全性を向上させることができ
る。
る遮水設備の断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 浸出水が地中に浸透するのを防止すると
ともに浸出水を所定の場所まで導水するための廃棄物処
分場における遮水設備であって、ピットを被覆するよう
に設けた遮水構造を、上層から、保護層、上遮水層、自
己修復層、排水層および下遮水層の順に構成し、前記排
水層を構成するシート状繊維排水材は、単糸径が0.1
4mm以上のフィラメントを繊維材料全体の30重量%以
上含み、かつ無載荷時の単位体積あたりの繊維充填量が
40%以下であり、厚みが2〜20mmであることを特徴
とする廃棄物処分場における排水層を用いた遮水設備。 - 【請求項2】 シート状繊維排水材の動水勾配0.03
(3%)・5kg/cm2載荷時の面内透水係数が0.1cm/s
ec以上であることを特徴とする請求項1記載の廃棄物処
分場における排水層を用いた遮水設備。 - 【請求項3】 シート状繊維排水材が、動水勾配0.0
3(3%)・5kg/cm2載荷時の面内透水係数が0.1cm
/sec以上の経編物であることを特徴とする請求項1記載
の廃棄物処分場における排水層を用いた遮水設備。 - 【請求項4】 排水層に漏水した浸出水を吸引して、そ
の排水を促進するための吸引手段を設けたことを特徴と
する請求項1ないし請求項3の何れかに記載の廃棄物処
分場における排水層を用いた遮水設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13249698A JP3945907B2 (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 廃棄物処分場における排水層を用いた遮水設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13249698A JP3945907B2 (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 廃棄物処分場における排水層を用いた遮水設備 |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11319748A true JPH11319748A (ja) | 1999-11-24 |
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Family
ID=15082740
Family Applications (1)
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| JP13249698A Expired - Fee Related JP3945907B2 (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 廃棄物処分場における排水層を用いた遮水設備 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3945907B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006501053A (ja) * | 2002-09-30 | 2006-01-12 | アクアタン・(プロプライエタリー)・リミテッド | ジオテクニカル・バリア |
Citations (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0663526A (ja) * | 1992-08-17 | 1994-03-08 | Ohbayashi Corp | 遮水シートの破損部検出方法及び遮水シート |
| JPH09109299A (ja) * | 1995-08-17 | 1997-04-28 | Kureha Elastomer Kk | 遮水用複合シート |
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| JPH09264806A (ja) * | 1996-03-28 | 1997-10-07 | Toda Constr Co Ltd | 遮水構造の破損位置検出方法および破損規模検出方法並びに漏水部補修方法 |
| JPH1043707A (ja) * | 1996-08-02 | 1998-02-17 | Keisoku Res Consultant:Kk | 漏水自己補修型不透水膜 |
| JPH10102363A (ja) * | 1996-09-30 | 1998-04-21 | Unitika Ltd | 空隙材料 |
| JPH1193057A (ja) * | 1997-09-11 | 1999-04-06 | Unitika Ltd | 繊維排水材 |
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-
1998
- 1998-05-15 JP JP13249698A patent/JP3945907B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (8)
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Cited By (1)
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| Publication number | Publication date |
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| JP3945907B2 (ja) | 2007-07-18 |
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