JPH11319781A - 廃棄物処理システム - Google Patents
廃棄物処理システムInfo
- Publication number
- JPH11319781A JPH11319781A JP10139724A JP13972498A JPH11319781A JP H11319781 A JPH11319781 A JP H11319781A JP 10139724 A JP10139724 A JP 10139724A JP 13972498 A JP13972498 A JP 13972498A JP H11319781 A JPH11319781 A JP H11319781A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waste
- facility
- waste treatment
- air liquefaction
- gasification
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/12—Heat utilisation in combustion or incineration of waste
Landscapes
- Incineration Of Waste (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 廃棄物発電電力を空気液化分離装置の動力と
して有効に利用することにより、低温粉砕やガス化溶融
における処理コストの低減を図ることができる廃棄物処
理システムを提供する。 【解決手段】 廃棄物発電設備22を備えた廃棄物処理
施設23と、廃棄物の低温粉砕を行う廃棄物粉砕施設2
4と、空気を深冷液化分離して少なくとも液化窒素を製
出する空気液化分離装置32とを備え、該空気液化分離
装置32で得られた液化窒素を前記廃棄物粉砕施設24
の冷却源として使用するとともに、前記廃棄物発電設備
22で得られた電力の少なくとも一部を前記空気液化分
離装置32の動力源として使用する。
して有効に利用することにより、低温粉砕やガス化溶融
における処理コストの低減を図ることができる廃棄物処
理システムを提供する。 【解決手段】 廃棄物発電設備22を備えた廃棄物処理
施設23と、廃棄物の低温粉砕を行う廃棄物粉砕施設2
4と、空気を深冷液化分離して少なくとも液化窒素を製
出する空気液化分離装置32とを備え、該空気液化分離
装置32で得られた液化窒素を前記廃棄物粉砕施設24
の冷却源として使用するとともに、前記廃棄物発電設備
22で得られた電力の少なくとも一部を前記空気液化分
離装置32の動力源として使用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物処理システ
ムに関し、詳しくは、廃棄物発電を行う廃棄物処理施設
と、廃棄物を低温に冷却して粉砕する廃棄物粉砕施設
と、空気液化分離装置とを併設した廃棄物処理システム
に関する。
ムに関し、詳しくは、廃棄物発電を行う廃棄物処理施設
と、廃棄物を低温に冷却して粉砕する廃棄物粉砕施設
と、空気液化分離装置とを併設した廃棄物処理システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の廃棄物処理においては、廃棄物の
焼却処理や溶融処理を行う際に発生する熱エネルギーを
利用して発電を行う、いわゆる廃棄物発電が広く行われ
ている。さらに、有害物の無害化及び最終処分場の不足
に伴い、廃棄物の減量化や資源化が求められおり、単な
る焼却処理に代えて溶融処理することも進められてい
る。
焼却処理や溶融処理を行う際に発生する熱エネルギーを
利用して発電を行う、いわゆる廃棄物発電が広く行われ
ている。さらに、有害物の無害化及び最終処分場の不足
に伴い、廃棄物の減量化や資源化が求められおり、単な
る焼却処理に代えて溶融処理することも進められてい
る。
【0003】前記廃棄物発電で得られた電力は、施設内
の各種動力や照明等に用いられる他、例えば、シャフト
炉型のガス化溶融炉では、排熱利用による発電で得た電
力で圧力変動式酸素発生装置を稼働させ、この酸素発生
装置で得た酸素をシャフト炉に送風(酸素富化)するこ
とにより、廃棄物の溶融処理に必要な高温を得るように
したものが知られている。また、廃棄物発電で発生した
余剰電力を電力会社に売電することも行われているが、
その売電単価は昼夜平均すると低い評価にとどまってい
るのが実情である。
の各種動力や照明等に用いられる他、例えば、シャフト
炉型のガス化溶融炉では、排熱利用による発電で得た電
力で圧力変動式酸素発生装置を稼働させ、この酸素発生
装置で得た酸素をシャフト炉に送風(酸素富化)するこ
とにより、廃棄物の溶融処理に必要な高温を得るように
したものが知られている。また、廃棄物発電で発生した
余剰電力を電力会社に売電することも行われているが、
その売電単価は昼夜平均すると低い評価にとどまってい
るのが実情である。
【0004】一方、廃棄物のマテリアル回収を目的とし
た低温粉砕は、ゴムタイヤ,廃家電のモーター等で実施
又は実証試験が行われているが、廃棄物を冷却するため
の冷却源としては、ローリー輸送による液化窒素を使用
している。
た低温粉砕は、ゴムタイヤ,廃家電のモーター等で実施
又は実証試験が行われているが、廃棄物を冷却するため
の冷却源としては、ローリー輸送による液化窒素を使用
している。
【0005】図3は、現状の廃棄物処理施設の関係を示
す系統図であって、まず、焼却施設1では、ストーカ
炉、流動床炉等の廃棄物焼却炉2で廃棄物を焼却する際
に発生する排熱を利用した排熱ボイラー3で高温・高圧
の蒸気を発生させ、この蒸気を発電設備4に供給して発
電を行うようにしている。得られた電力は、その一部を
焼却施設内で利用し、余剰分は、売電ルート5を通じて
電力会社6に売電している。
す系統図であって、まず、焼却施設1では、ストーカ
炉、流動床炉等の廃棄物焼却炉2で廃棄物を焼却する際
に発生する排熱を利用した排熱ボイラー3で高温・高圧
の蒸気を発生させ、この蒸気を発電設備4に供給して発
電を行うようにしている。得られた電力は、その一部を
焼却施設内で利用し、余剰分は、売電ルート5を通じて
電力会社6に売電している。
【0006】一方、低温粉砕施設7では、液化窒素タン
ク8に貯留した液化窒素を低温粉砕装置9に供給して被
粉砕物を冷却するようにしているが、冷却源である液化
窒素は、空気分離設備10の空気液化分離装置11で製
造され、液化窒素貯槽12に貯留されたものを、タンク
ローリー13により輸送している。
ク8に貯留した液化窒素を低温粉砕装置9に供給して被
粉砕物を冷却するようにしているが、冷却源である液化
窒素は、空気分離設備10の空気液化分離装置11で製
造され、液化窒素貯槽12に貯留されたものを、タンク
ローリー13により輸送している。
【0007】空気分離設備10では、空気液化分離装置
11の動力等として使用する電力を電力会社6から購入
しており、また、空気液化分離装置11で得られる酸素
等の製品は、パイプラインやローリー14等による別の
ルート15を通じて使用先16に供給するようにしてい
る。この使用先16には、高温での燃焼が必要なガス化
溶融炉も含まれている。
11の動力等として使用する電力を電力会社6から購入
しており、また、空気液化分離装置11で得られる酸素
等の製品は、パイプラインやローリー14等による別の
ルート15を通じて使用先16に供給するようにしてい
る。この使用先16には、高温での燃焼が必要なガス化
溶融炉も含まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記廃棄物の低温粉砕
は、廃家電製品のリサイクルに有効であり、冷蔵庫,エ
アコン,洗濯機等を解体して回収されたモーターやコン
プレッサー類を低温粉砕することにより、金属種別に回
収することが可能である。また、廃タイヤは、燃焼させ
るサーマル回収も一つの手段であるが、低温粉砕を利用
したマテリアル回収を行うことが望まれている。このよ
うに低温粉砕は、マテリアルリサイクルを実施する上で
有効な手段であるが、冷却源となる液化窒素のコストが
ネックの一つになっており、コスト低減が望まれてい
る。
は、廃家電製品のリサイクルに有効であり、冷蔵庫,エ
アコン,洗濯機等を解体して回収されたモーターやコン
プレッサー類を低温粉砕することにより、金属種別に回
収することが可能である。また、廃タイヤは、燃焼させ
るサーマル回収も一つの手段であるが、低温粉砕を利用
したマテリアル回収を行うことが望まれている。このよ
うに低温粉砕は、マテリアルリサイクルを実施する上で
有効な手段であるが、冷却源となる液化窒素のコストが
ネックの一つになっており、コスト低減が望まれてい
る。
【0009】一方、ガス化溶融炉は、ゴミの分別回収が
進むにつれて、将来、ゴミのカロリーが低下し、溶融炉
の操業に必要な燃料ガスを発生させることが困難になる
との指摘がある。この場合、廃家電の処理工程で発生し
たプラスチック系の高カロリー廃棄物をガス化溶融炉に
適時投入することにより、安定操業が可能となる。ま
た、ガス化溶融炉は、スラグの閉塞時等にスポット的に
高温を必要とすることがあり、酸素バーナーの使用が望
まれている。
進むにつれて、将来、ゴミのカロリーが低下し、溶融炉
の操業に必要な燃料ガスを発生させることが困難になる
との指摘がある。この場合、廃家電の処理工程で発生し
たプラスチック系の高カロリー廃棄物をガス化溶融炉に
適時投入することにより、安定操業が可能となる。ま
た、ガス化溶融炉は、スラグの閉塞時等にスポット的に
高温を必要とすることがあり、酸素バーナーの使用が望
まれている。
【0010】さらに、前述のように、廃棄物発電の電力
を電力会社に売電する場合、売電先の電力会社は、夜間
時間帯には電力が余剰であるため、極めて安い単価での
引取りとなる。このため、廃棄物発電電力を有効に活用
する手段が望まれている。
を電力会社に売電する場合、売電先の電力会社は、夜間
時間帯には電力が余剰であるため、極めて安い単価での
引取りとなる。このため、廃棄物発電電力を有効に活用
する手段が望まれている。
【0011】そこで本発明は、廃棄物発電電力を空気液
化分離装置の動力として有効に利用することにより、低
温粉砕やガス化溶融における処理コストの低減を図るこ
とができる廃棄物処理システムを提供することを目的と
している。
化分離装置の動力として有効に利用することにより、低
温粉砕やガス化溶融における処理コストの低減を図るこ
とができる廃棄物処理システムを提供することを目的と
している。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の廃棄物処理システムは、廃棄物の処理時に
発生するエネルギーを発電に利用する廃棄物発電設備を
備えた廃棄物処理施設と、廃棄物の低温粉砕を行う廃棄
物粉砕施設と、空気を深冷液化分離して少なくとも液化
窒素を製出する空気液化分離装置とを備え、該空気液化
分離装置で得られた液化窒素を前記廃棄物粉砕施設の冷
却源として使用するとともに、前記廃棄物処理施設の廃
棄物発電設備で得られた電力の少なくとも一部を前記空
気液化分離装置の動力源として使用することを特徴とし
ている。
め、本発明の廃棄物処理システムは、廃棄物の処理時に
発生するエネルギーを発電に利用する廃棄物発電設備を
備えた廃棄物処理施設と、廃棄物の低温粉砕を行う廃棄
物粉砕施設と、空気を深冷液化分離して少なくとも液化
窒素を製出する空気液化分離装置とを備え、該空気液化
分離装置で得られた液化窒素を前記廃棄物粉砕施設の冷
却源として使用するとともに、前記廃棄物処理施設の廃
棄物発電設備で得られた電力の少なくとも一部を前記空
気液化分離装置の動力源として使用することを特徴とし
ている。
【0013】さらに、本発明の廃棄物処理システムは、
前記空気液化分離装置が単精留塔式であり、前記廃棄物
処理施設が廃棄物をガス化溶融するガス化溶融炉を備え
ている場合は、前記単精留塔式の空気液化分離装置で発
生した酸素富化空気を前記ガス化溶融炉に供給すること
を特徴としている。
前記空気液化分離装置が単精留塔式であり、前記廃棄物
処理施設が廃棄物をガス化溶融するガス化溶融炉を備え
ている場合は、前記単精留塔式の空気液化分離装置で発
生した酸素富化空気を前記ガス化溶融炉に供給すること
を特徴としている。
【0014】また、前記空気液化分離装置が複精留塔式
であり、前記廃棄物処理施設が廃棄物をガス化溶融する
ガス化溶融炉を備えている場合は、前記複精留塔式の空
気液化分離装置で発生した酸素を前記ガス化溶融炉に供
給することを特徴としている。
であり、前記廃棄物処理施設が廃棄物をガス化溶融する
ガス化溶融炉を備えている場合は、前記複精留塔式の空
気液化分離装置で発生した酸素を前記ガス化溶融炉に供
給することを特徴としている。
【0015】さらに、前記空気液化分離装置が、液採取
需要変動対応型であることを特徴とし、また、前記廃棄
物粉砕施設で低温粉砕した廃棄物の内、マテリアル回収
の対象とならない高カロリー廃棄物を前記ガス化溶融炉
に投入することを特徴としている。
需要変動対応型であることを特徴とし、また、前記廃棄
物粉砕施設で低温粉砕した廃棄物の内、マテリアル回収
の対象とならない高カロリー廃棄物を前記ガス化溶融炉
に投入することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の廃棄物処理システ
ムの一形態例を示す系統図である。この廃棄物処理シス
テム21は、廃棄物発電設備22を備えた廃棄物処理施
設23と、廃棄物の低温粉砕を行う廃棄物粉砕施設24
と、空気を深冷液化分離して少なくとも液化窒素を製出
する空気分離施設25とを組合わせたものである。
ムの一形態例を示す系統図である。この廃棄物処理シス
テム21は、廃棄物発電設備22を備えた廃棄物処理施
設23と、廃棄物の低温粉砕を行う廃棄物粉砕施設24
と、空気を深冷液化分離して少なくとも液化窒素を製出
する空気分離施設25とを組合わせたものである。
【0017】前記廃棄物処理施設23は、廃棄物を焼却
処理するストーカ炉や流動床炉等の焼却炉26と、該焼
却炉26からの排熱27を利用した排熱ボイラー28
と、該排熱ボイラー28からの蒸気で発電する発電機2
9とを有するもので、従来の廃棄物発電を行う廃棄物処
理施設と同様に、廃棄物を焼却した排熱を利用して発電
を行うものである。通常、廃棄物処理量が1日100ト
ン以上の廃棄物処理施設23は、24時間連続運転を行
っており、廃棄物発電設備22からは一定量の電力が2
4時間連続して発生する状態になっている。
処理するストーカ炉や流動床炉等の焼却炉26と、該焼
却炉26からの排熱27を利用した排熱ボイラー28
と、該排熱ボイラー28からの蒸気で発電する発電機2
9とを有するもので、従来の廃棄物発電を行う廃棄物処
理施設と同様に、廃棄物を焼却した排熱を利用して発電
を行うものである。通常、廃棄物処理量が1日100ト
ン以上の廃棄物処理施設23は、24時間連続運転を行
っており、廃棄物発電設備22からは一定量の電力が2
4時間連続して発生する状態になっている。
【0018】前記廃棄物粉砕施設24は、液化窒素タン
ク30と低温粉砕装置31とを有するもので、液化窒素
タンク30に貯留した液化窒素を低温粉砕装置31に供
給して廃棄物を極低温に冷却しながら粉砕機で廃棄物を
粉砕するものである。なお、低温粉砕装置31は、対象
廃棄物の種類、例えば、廃家電処理、廃タイヤ処理等に
応じて複数系統が設けられている。
ク30と低温粉砕装置31とを有するもので、液化窒素
タンク30に貯留した液化窒素を低温粉砕装置31に供
給して廃棄物を極低温に冷却しながら粉砕機で廃棄物を
粉砕するものである。なお、低温粉砕装置31は、対象
廃棄物の種類、例えば、廃家電処理、廃タイヤ処理等に
応じて複数系統が設けられている。
【0019】また、前記空気分離施設25は、精留塔を
主体とした空気液化分離装置32と、該空気液化分離装
置32で製造した液化窒素を貯留する液化窒素貯槽33
と有している。空気液化分離装置は、従来から用いられ
ている空気液化分離装置であって、少なくとも液化窒素
を製造する能力を備えていればよく、窒素採取用の単精
留塔式であってもよいが、製品として酸素ガス,液化酸
素,窒素ガス等を同時に採取する複精留塔式であっても
よい。複精留塔式空気液化分離装置で得られる酸素ガス
等の製品は、これらを必要とする設備34に、パイプラ
インやローリー等の適宜な輸送手段35を用いて供給す
ればよい。なお、空気分離施設25の液化窒素貯槽33
と、前記廃棄物粉砕施設24の液化窒素タンク30と
は、いずれか一方のみを設置するようにしてもよい。
主体とした空気液化分離装置32と、該空気液化分離装
置32で製造した液化窒素を貯留する液化窒素貯槽33
と有している。空気液化分離装置は、従来から用いられ
ている空気液化分離装置であって、少なくとも液化窒素
を製造する能力を備えていればよく、窒素採取用の単精
留塔式であってもよいが、製品として酸素ガス,液化酸
素,窒素ガス等を同時に採取する複精留塔式であっても
よい。複精留塔式空気液化分離装置で得られる酸素ガス
等の製品は、これらを必要とする設備34に、パイプラ
インやローリー等の適宜な輸送手段35を用いて供給す
ればよい。なお、空気分離施設25の液化窒素貯槽33
と、前記廃棄物粉砕施設24の液化窒素タンク30と
は、いずれか一方のみを設置するようにしてもよい。
【0020】特に好ましい形態の空気液化分離装置は、
いわゆる液採取需要変動対応型(夜間電力利用型も含
む)と呼ばれる装置であり、例えば、特公平2−177
95号公報,特開昭61−231380号公報,特開平
3−67983号公報,特開平5−87448号公報、
GB2129115A公報等に記載された空気液化分離
装置のように、液化窒素等の液化ガスの需要変動や昼夜
の電力料金差に応じて液化ガスの製造量や電力消費を変
更できるものを用いることが好ましい。
いわゆる液採取需要変動対応型(夜間電力利用型も含
む)と呼ばれる装置であり、例えば、特公平2−177
95号公報,特開昭61−231380号公報,特開平
3−67983号公報,特開平5−87448号公報、
GB2129115A公報等に記載された空気液化分離
装置のように、液化窒素等の液化ガスの需要変動や昼夜
の電力料金差に応じて液化ガスの製造量や電力消費を変
更できるものを用いることが好ましい。
【0021】このような液採取需要変動対応型の空気液
化分離装置を使用することにより、例えば、昼間の電力
料金が高い時間帯では、廃棄物処理施設23の廃棄物発
電設備22で得られた電力36で空気液化分離装置32
の減量運転を行い、電力会社37からの買電38を行わ
ないか、あるいは最小限とする。さらに、廃棄物処理シ
ステム21で消費する電力以上に廃棄物発電設備22の
発電量が多く、余剰電力が発生する場合は、電力会社3
7への売電39を行うようにすればよい。一方、電力料
金が安い夜間は、廃棄物発電設備22で得られた電力3
6と、電力会社37からの買電38とを利用して空気液
化分離装置32の増量運転を行い、液製品、特に液化窒
素の製造量を最大限とする。
化分離装置を使用することにより、例えば、昼間の電力
料金が高い時間帯では、廃棄物処理施設23の廃棄物発
電設備22で得られた電力36で空気液化分離装置32
の減量運転を行い、電力会社37からの買電38を行わ
ないか、あるいは最小限とする。さらに、廃棄物処理シ
ステム21で消費する電力以上に廃棄物発電設備22の
発電量が多く、余剰電力が発生する場合は、電力会社3
7への売電39を行うようにすればよい。一方、電力料
金が安い夜間は、廃棄物発電設備22で得られた電力3
6と、電力会社37からの買電38とを利用して空気液
化分離装置32の増量運転を行い、液製品、特に液化窒
素の製造量を最大限とする。
【0022】これにより、空気液化分離装置32の電力
コストを大幅に低減でき、廃棄物粉砕施設24で使用す
る液化窒素の製造コストを大幅に低減することができ
る。すなわち、廃棄物発電設備22を備えた廃棄物処理
施設23と、廃棄物の低温粉砕を行う廃棄物粉砕施設2
4と、空気を深冷液化分離して少なくとも液化窒素を製
出する空気分離施設25とを組合わせて廃棄物処理シス
テム21を構築することにより、廃棄物処理施設23の
廃棄物発電設備22で得られた電力を有効に利用できる
とともに、廃棄物粉砕施設24で冷却源として使用する
液化窒素のコストを大幅に低減することが可能となるの
で、廃棄物処理に要する全体的な運転コストを大幅に低
減することができる。また、電力会社37への売電39
を昼間の電力料金が高い時間帯に行うことにより、売電
単価も高くなるので、廃棄物処理システム21自体でも
有用であるが、電力会社37にとっても有用なものとな
る。
コストを大幅に低減でき、廃棄物粉砕施設24で使用す
る液化窒素の製造コストを大幅に低減することができ
る。すなわち、廃棄物発電設備22を備えた廃棄物処理
施設23と、廃棄物の低温粉砕を行う廃棄物粉砕施設2
4と、空気を深冷液化分離して少なくとも液化窒素を製
出する空気分離施設25とを組合わせて廃棄物処理シス
テム21を構築することにより、廃棄物処理施設23の
廃棄物発電設備22で得られた電力を有効に利用できる
とともに、廃棄物粉砕施設24で冷却源として使用する
液化窒素のコストを大幅に低減することが可能となるの
で、廃棄物処理に要する全体的な運転コストを大幅に低
減することができる。また、電力会社37への売電39
を昼間の電力料金が高い時間帯に行うことにより、売電
単価も高くなるので、廃棄物処理システム21自体でも
有用であるが、電力会社37にとっても有用なものとな
る。
【0023】図2は、本発明の廃棄物処理システムの他
の形態例を示す系統図である。この廃棄物処理システム
は、廃棄物のガス化溶融を行うガス化溶融炉51と発電
設備52とを組合わせた廃棄物処理施設53と、前記同
様の廃棄物粉砕装置54,54及び空気液化分離装置5
5とにより形成されている。
の形態例を示す系統図である。この廃棄物処理システム
は、廃棄物のガス化溶融を行うガス化溶融炉51と発電
設備52とを組合わせた廃棄物処理施設53と、前記同
様の廃棄物粉砕装置54,54及び空気液化分離装置5
5とにより形成されている。
【0024】シャフト型,流動床型,キルン型等のガス
化溶融炉51に付設された発電設備52で発生した電力
は、前記同様に、施設内での利用と空気液化分離装置5
5の運転用電力56として用いられ、余剰電力57は電
力会社58に売電される。また、空気液化分離装置55
として前述の液採取需要変動対応型を使用した場合は、
昼間の電力単価が高い時間帯は積極的に売電を行い、夜
間電力等の低価格電力60を電力会社から買電して空気
液化分離装置55を最大限運転することにより、液化窒
素等の液製品を効率よく低コストで製造することができ
る。
化溶融炉51に付設された発電設備52で発生した電力
は、前記同様に、施設内での利用と空気液化分離装置5
5の運転用電力56として用いられ、余剰電力57は電
力会社58に売電される。また、空気液化分離装置55
として前述の液採取需要変動対応型を使用した場合は、
昼間の電力単価が高い時間帯は積極的に売電を行い、夜
間電力等の低価格電力60を電力会社から買電して空気
液化分離装置55を最大限運転することにより、液化窒
素等の液製品を効率よく低コストで製造することができ
る。
【0025】空気液化分離装置55で得られた液化窒素
61は、前記廃棄物粉砕装置54にそれぞれ供給され、
廃棄物の冷却源として用いられる。さらに、空気液化分
離装置55が単精留塔式の場合は、該単精留塔式空気液
化分離装置で発生する大気より酸素濃度が高い酸素富化
ガスが、また、空気液化分離装置55が複精留塔式の場
合は、該複精留塔式空気液化分離装置で製造した酸素ガ
ス,液化酸素等の酸素濃度の高いガスが、燃焼補助ガス
62として前記ガス化溶融炉51に供給される。
61は、前記廃棄物粉砕装置54にそれぞれ供給され、
廃棄物の冷却源として用いられる。さらに、空気液化分
離装置55が単精留塔式の場合は、該単精留塔式空気液
化分離装置で発生する大気より酸素濃度が高い酸素富化
ガスが、また、空気液化分離装置55が複精留塔式の場
合は、該複精留塔式空気液化分離装置で製造した酸素ガ
ス,液化酸素等の酸素濃度の高いガスが、燃焼補助ガス
62として前記ガス化溶融炉51に供給される。
【0026】前記廃棄物粉砕装置54で低温粉砕された
廃棄物のうち、マテリアル回収63の対象となる有用物
は、各廃棄物粉砕装置54からそれぞれ回収され、マテ
リアル回収の対象とならない高カロリー廃棄物64、例
えば、廃家電から発生する廃プラスチック粉や、廃タイ
ヤから発生する廃タイヤ粉等は、ガス化溶融炉51に投
入され、ガス化溶融炉51のカロリーアップに利用され
る。
廃棄物のうち、マテリアル回収63の対象となる有用物
は、各廃棄物粉砕装置54からそれぞれ回収され、マテ
リアル回収の対象とならない高カロリー廃棄物64、例
えば、廃家電から発生する廃プラスチック粉や、廃タイ
ヤから発生する廃タイヤ粉等は、ガス化溶融炉51に投
入され、ガス化溶融炉51のカロリーアップに利用され
る。
【0027】また、ガス化溶融炉51においても、投入
される一般廃棄物65に含まれる鉄やアルミニウム等の
金属66を回収することができ、ガス化溶融炉51から
排出される溶融物の再利用も行われる。
される一般廃棄物65に含まれる鉄やアルミニウム等の
金属66を回収することができ、ガス化溶融炉51から
排出される溶融物の再利用も行われる。
【0028】このように、ガス化溶融炉51を備えた廃
棄物処理システムにおいても、廃棄物の低温粉砕を行う
廃棄物粉砕装置54と液化窒素等を製造する空気液化分
離装置55とを併設することにより、発電設備52で発
生した電力を空気液化分離装置55で有効に利用して廃
棄物粉砕装置54で使用する液化窒素を低コストで得る
ことができ、さらに、空気液化分離装置55からの酸素
富化ガスや酸素ガスをガス化溶融炉51に供給すること
により、廃棄物のガス化溶融に必要な高温雰囲気を容易
に得ることができるとともに、高温燃焼火炎が得られる
酸素バーナーを使用できるので、スラグによる閉塞等も
容易に解消することができる。
棄物処理システムにおいても、廃棄物の低温粉砕を行う
廃棄物粉砕装置54と液化窒素等を製造する空気液化分
離装置55とを併設することにより、発電設備52で発
生した電力を空気液化分離装置55で有効に利用して廃
棄物粉砕装置54で使用する液化窒素を低コストで得る
ことができ、さらに、空気液化分離装置55からの酸素
富化ガスや酸素ガスをガス化溶融炉51に供給すること
により、廃棄物のガス化溶融に必要な高温雰囲気を容易
に得ることができるとともに、高温燃焼火炎が得られる
酸素バーナーを使用できるので、スラグによる閉塞等も
容易に解消することができる。
【0029】なお、本発明において、焼却炉やガス化溶
融炉、低温粉砕装置等は、廃棄物の性状や処理量に応じ
て任意の構成のものを使用することが可能であり、空気
液化分離装置も、液化窒素等の必要量や酸素需要の有無
等に応じて任意の構成のものを使用することができる。
また、低温粉砕の冷却源には、液化空気を使用すること
もできる。
融炉、低温粉砕装置等は、廃棄物の性状や処理量に応じ
て任意の構成のものを使用することが可能であり、空気
液化分離装置も、液化窒素等の必要量や酸素需要の有無
等に応じて任意の構成のものを使用することができる。
また、低温粉砕の冷却源には、液化空気を使用すること
もできる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の廃棄物処
理システムによれば、廃棄物処理施設の廃棄物発電で得
られた電力を空気液化分離装置に使用することにより有
効に利用することができるとともに、廃棄物の低温粉砕
も液化窒素等の輸送費を節減して経済的に実施すること
ができる。また、夜間電力利用型の空気液化分離装置を
使用することにより、安価な夜間電力で低温液化ガスを
製造貯留し、昼間は液化ガスの製造量を減少させること
により売電が可能となる。さらに、空気液化分離装置で
製造した酸素又は酸素富化空気を使用することにより、
ガス化溶融炉を効率よく、かつ、安定した状態で運転す
ることができる。
理システムによれば、廃棄物処理施設の廃棄物発電で得
られた電力を空気液化分離装置に使用することにより有
効に利用することができるとともに、廃棄物の低温粉砕
も液化窒素等の輸送費を節減して経済的に実施すること
ができる。また、夜間電力利用型の空気液化分離装置を
使用することにより、安価な夜間電力で低温液化ガスを
製造貯留し、昼間は液化ガスの製造量を減少させること
により売電が可能となる。さらに、空気液化分離装置で
製造した酸素又は酸素富化空気を使用することにより、
ガス化溶融炉を効率よく、かつ、安定した状態で運転す
ることができる。
【図1】 本発明の廃棄物処理システムの一形態例を示
す系統図である。
す系統図である。
【図2】 本発明の廃棄物処理システムの他の形態例を
示す系統図である。
示す系統図である。
【図3】 一般的な廃棄物処理施設の関係を示す系統図
である。
である。
21…廃棄物処理システム、22…廃棄物発電設備、2
3…廃棄物処理施設、24…廃棄物粉砕施設、25…空
気分離施設、26…焼却炉、28…排熱ボイラー、29
…発電機、30…液化窒素タンク、31…低温粉砕装
置、32…空気液化分離装置、33…液化窒素貯槽、3
7…電力会社、51…ガス化溶融炉、52…発電設備、
53…廃棄物処理施設、54…廃棄物粉砕装置、55…
空気液化分離装置、58…電力会社
3…廃棄物処理施設、24…廃棄物粉砕施設、25…空
気分離施設、26…焼却炉、28…排熱ボイラー、29
…発電機、30…液化窒素タンク、31…低温粉砕装
置、32…空気液化分離装置、33…液化窒素貯槽、3
7…電力会社、51…ガス化溶融炉、52…発電設備、
53…廃棄物処理施設、54…廃棄物粉砕装置、55…
空気液化分離装置、58…電力会社
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F23G 5/027 ZAB F23G 5/027 ZABZ 5/033 ZAB 5/033 ZABA 5/16 ZAB 5/16 ZABZ
Claims (7)
- 【請求項1】 廃棄物の処理時に発生するエネルギーを
発電に利用する廃棄物発電設備を備えた廃棄物処理施設
と、廃棄物の低温粉砕を行う廃棄物粉砕施設と、空気を
深冷液化分離して少なくとも液化窒素を製出する空気液
化分離装置とを備え、該空気液化分離装置で得られた液
化窒素を前記廃棄物粉砕施設の冷却源として使用すると
ともに、前記廃棄物処理施設の廃棄物発電設備で得られ
た電力の少なくとも一部を前記空気液化分離装置の動力
源として使用することを特徴とする廃棄物処理システ
ム。 - 【請求項2】 前記空気液化分離装置が、単精留塔式で
あることを特徴とする請求項1記載の廃棄物処理システ
ム。 - 【請求項3】 前記廃棄物処理施設が廃棄物をガス化溶
融するガス化溶融炉を備えており、前記空気液化分離装
置で発生した酸素富化空気を前記ガス化溶融炉に供給す
ることを特徴とする請求項2記載の廃棄物処理システ
ム。 - 【請求項4】 前記空気液化分離装置が、複精留塔式で
あることを特徴とする請求項1記載の廃棄物処理システ
ム。 - 【請求項5】 前記廃棄物処理施設が廃棄物をガス化溶
融するガス化溶融炉を備えており、前記空気液化分離装
置で発生した酸素を前記ガス化溶融炉に供給することを
特徴とする請求項4記載の廃棄物処理システム。 - 【請求項6】 前記空気液化分離装置が、液採取需要変
動対応型であることを特徴とする請求項1記載の廃棄物
処理システム。 - 【請求項7】 前記廃棄物粉砕施設で低温粉砕した廃棄
物の内、マテリアル回収の対象とならない高カロリー廃
棄物を、前記ガス化溶融炉に投入することを特徴とする
請求項3又は5記載の廃棄物処理システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10139724A JPH11319781A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 廃棄物処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10139724A JPH11319781A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 廃棄物処理システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11319781A true JPH11319781A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15251929
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10139724A Pending JPH11319781A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 廃棄物処理システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11319781A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113294790A (zh) * | 2021-05-28 | 2021-08-24 | 浙江工商大学 | 一种危险废物玻璃化调控系统及方法 |
| CN113719839A (zh) * | 2021-07-16 | 2021-11-30 | 清远金谷智联环保产业研究院有限公司 | 一种废弃物焚烧/熔炼系统的环保经济化处理方法 |
-
1998
- 1998-05-21 JP JP10139724A patent/JPH11319781A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113294790A (zh) * | 2021-05-28 | 2021-08-24 | 浙江工商大学 | 一种危险废物玻璃化调控系统及方法 |
| CN113719839A (zh) * | 2021-07-16 | 2021-11-30 | 清远金谷智联环保产业研究院有限公司 | 一种废弃物焚烧/熔炼系统的环保经济化处理方法 |
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