JPH1132080A - 無線ネットワークにおける無線パケットの経路決定方法 - Google Patents

無線ネットワークにおける無線パケットの経路決定方法

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JPH1132080A
JPH1132080A JP18642997A JP18642997A JPH1132080A JP H1132080 A JPH1132080 A JP H1132080A JP 18642997 A JP18642997 A JP 18642997A JP 18642997 A JP18642997 A JP 18642997A JP H1132080 A JPH1132080 A JP H1132080A
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JP
Japan
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base station
wireless
packet
radio
route
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Application number
JP18642997A
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English (en)
Inventor
Takayuki Ishiguro
隆之 石黒
Tomoyoshi Ono
友義 大野
Hitoshi Takanashi
斎 高梨
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NTT Inc
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 無線パケットの送受信の経路を決定する際、
計測のための無線パケットの数を増大させず、最適な経
路を決定する。 【解決手段】 各無線基地局は最適経路を計算するため
の遅延時間、平均パケット誤り率、記憶装置の空き容量
等の情報を測定し、該情報が変化したとき、中継基地局
を介して中央基地局へ送信する。中央基地局では、該情
報により各無線基地局および中央基地局間の最適経路を
計算し、中継基地局を介して各無線基地局へ送信する。
それぞれの送信方法は、各基地局において、中継、送信
するために一時的に記録する記録装置に無線パケットが
存在するならば、その無線パケットのうち一番始めに送
信される無線パケットに測定結果情報、経路情報を付加
して、他の無線パケットに優先して送信し、記録装置に
該当する無線パケットが存在しないならば、新規の無線
パケットにより他の無線パケットに優先して送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はそれぞれの無線基地
局間で双方向通信を行う無線ネットワークにおいて、無
線基地局が無線伝送路の品質、トラヒックの変動に対し
てダイナミック、自律分散的、かつ、効率的に経路を設
定することのできる方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の無線基地局が存在するネットワー
クにおいてその無線基地局間で無線パケットの経路を決
定する方法として二つの方法がある。一つは各無線基地
局が各々無線パケットを送信する目的の無線基地局への
経路を独立に決定する方法であり、他の一つは経路を管
理する無線基地局が経路を決定、または経路を決定する
ための情報を提供し、その情報に基づいて各無線基地局
が経路を決定する方法である。
【0003】前者の方法において経路を決定するための
方法は更に二つに分けられる。一つは各無線基地局が送
信相手の無線基地局への経路を経路情報表として記録
し、その経路情報表に従って無線パケットを送信する方
法(文献:JOHN JUBIN, et al, "The DARPA Packet Ra
dio Network Protocols, "Proc. of The IEEE, vol 75,
No 1, Jan.1987参照)である。
【0004】無線空間の変動等による経路の変更に対し
ては、個々の無線基地局が持つ経路情報表を独立に同報
的に送信することによって常に最適の経路を決定してい
る。経路情報には目的の無線基地局へ無線パケットを送
信するために次に送信すべき無線基地局と中継数(ホッ
プ数)が記されており、ホップ数が出来るだけ少なくな
るように経路が決定される。
【0005】最適経路を決定するためのもう一つの方法
としてそれぞれの無線基地局に地理的な情報を記録し、
その地理的情報によって経路を決定する方法(米国特許
4939726号)がある。この方法では目的の無線基
地局の緯度、経度といった地理的情報によって経路を決
定する。無線パケットを受信した無線基地局は目的の無
線基地局へ更に近くなるように無線パケットを中継す
る。
【0006】経路を管理する無線基地局の情報で各無線
基地局が経路を決定する方法では、経路を管理する無線
基地局(中央基地局)がまず最適経路を決定するための
信号を周辺の無線基地局に向けて一斉同報的に送信す
る。この信号を受信した各無線基地局は中央基地局に向
けて信号を返信する。各無線基地局は中央基地局から一
番始めに到着した信号が通過した経路を最適経路とし、
中央基地局は返信された信号の経路から各無線基地局へ
の最適経路を求める。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法による経路
決定方法のうち、前者の、直接最適経路で無線パケット
を送信する方法の場合、経路情報表に基づいて経路を決
定する方法では無線基地局の数が多くなるにしたがって
経路情報表の大きさも大きくなってしまい、更に経路の
変更が生じると、経路情報の変更のために経路情報表が
各無線基地局から同報的に送信されてしまう。これは無
線区間の利用効率の低下を招く。
【0008】また無線基地局に地理的情報を記録させる
方法においては、無線基地局の位置が変更されるごとに
地理的情報の更新が必要であり、更に目的の基地局の地
理的情報を何らかの方法で知る必要がある。
【0009】後者の中央制御によって経路を決定する方
法は、中央基地局から各無線基地局に同報的に経路を決
定するための無線パケットが送信され、更に各無線基地
局が独立に決定した経路を中央基地局に送信するので、
経路を決定するために送信される無線パケットの数が多
くなってしまう。また無線基地局と中央基地局との最適
経路は中央基地局から無線基地局への無線パケットの伝
達時間で決定されるので、経路の双方向における遅延時
間に違いがある場合には、無線基地局から中央基地局へ
の無線パケットの経路として最適ではない。
【0010】本発明は以上の問題に鑑み、無線ネットワ
ークにおける無線パケットの送受信の経路の設定に関
し、経路を決定するための無線パケットの数を増大させ
ることなく、無線パケットの最適な経路の決定を行うこ
とのできる手段を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
課題は前記特許請求の範囲に記載した手段により解決さ
れる。すなわち請求項1の発明は、各無線基地局が無線
パケットの送受信において、各無線基地局および中央基
地局間の最適経路を計算するために必要な情報を測定結
果情報として記録し、
【0012】測定結果情報が変化したとき、その情報を
中央基地局に向けて送信するようにして、その場合に中
央基地局へ無線パケットを送信するときに次に送信する
無線基地局への無線パケットが無線パケットを中継、送
信するために一時的に記録する記録装置に存在するなら
ば、その無線パケットのうち一番始めに送信される無線
パケットに測定結果情報を付加して他の無線パケットに
優先して送信し、その記録装置に該当する無線パケット
が存在しないならば新規の無線パケットによって次の無
線基地局に他の無線パケットに優先して送信し、
【0013】無線パケットを中継する無線基地局が、受
信した無線パケットに測定結果情報が記されていればそ
の測定結果情報を取り出し、中央基地局へ無線パケット
を送信するときに次に送信する無線基地局への無線パケ
ットが、無線パケットを中継、送信するために一時的に
記録する記録装置に存在するならば、その無線パケット
のうち一番始めに送信される無線パケットに測定結果情
報を付加して他の無線パケットに優先して送信し、
【0014】その記録装置に該当する無線パケットが存
在しないならば新規の無線パケットによって次の無線基
地局に他の無線パケットに優先して送信し、中央基地局
が受信した無線パケットから各無線基地局および中央基
地局間の測定結果情報を取り出して保存し、測定結果情
報より各無線基地局および中央基地局間の最適経路を計
算し、
【0015】中央基地局が各無線基地局への最適経路を
経路情報として無線パケットに付加して送信するが、そ
の目的の無線基地局へ無線パケットを送信するときに次
に送信する無線基地局への無線パケットが、無線パケッ
トを中継、送信するために一時的に記録する記録装置に
存在するならば、その無線パケットのうち一番始めに送
信される無線パケットに経路情報を付加して他の無線パ
ケットに優先して送信し、その記録装置に該当する無線
パケットが存在しないならば新規の無線パケットによっ
て次の無線基地局に他の無線パケットに優先して送信
し、
【0016】無線パケットを中継する無線基地局が、受
信した無線パケットに経路情報が記されていればその経
路情報を取り出し、目的の無線基地局へ無線パケットを
送信するときに次に送信する無線基地局への無線パケッ
トが、無線パケットを中継、送信するために一時的に記
録する記録装置に存在するならば、
【0017】その無線パケットのうち一番始めに送信さ
れる無線パケットに経路情報を付加して他の無線パケッ
トに優先して送信し、その記録装置に該当する無線パケ
ットが存在しないならば新規の無線パケットによって次
の無線基地局に他の無線パケットに優先して送信する手
順と、各無線基地局は無線パケットからその最適経路を
取り出し経路を決定する経路決定方法である。
【0018】請求項2の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、測定結果情報として各無線基地局および中央基
地局間の遅延時間を用い、各無線基地局が最適経路を中
央基地局からの遅延時間の最も少ない経路として決定す
る経路決定方法である。
【0019】請求項3の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、測定結果情報として各無線基地局の無線パケッ
トを中継するために一時的に記録するための記録装置の
空容量を用い、最適経路を中継基地局の空容量の最小値
が最も大きくなる経路として決定する経路決定方法であ
る。
【0020】請求項4の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、測定結果情報として無線基地局間の平均パケッ
ト誤り率を用い、最適経路として各無線基地局が最適経
路を中継基地局間の平均パケット誤り率の最大値が最も
小さい経路を決定する経路決定方法である。
【0021】請求項5の発明は、請求項2記載の発明に
おいて、無線パケットに受信または送信時刻を記録し、
その無線パケットを受信した中央基地局あるいは各無線
基地局が、自己の持つ時刻と比較を行うことによって遅
延時間を計算し、その遅延時間を予め定めた一定回数あ
るいは一定時間だけ記録し、その平均を計算する経路決
定方法である。
【0022】請求項6の発明は、請求項4記載の発明に
おいて、平均パケット誤り率を計算するために、各無線
基地局および中央基地局が受信した無線パケットの数と
再送を行った無線パケットの数を記録し、一定時間前ま
での記録について全到着無線パケットの内、再送を行っ
た無線パケットの割合を平均パケット誤り率として計算
することを特徴とする経路決定方法である。
【0023】請求項7の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、無線ネットワ一ク内に複数の中央基地局が存在
する場合、各無線基地局が受信した測定結果情報無線パ
ケットから複数の中央基地局のうちで最適な経路が得ら
れる中央基地局との経路を決定する経路決定方法であ
る。
【0024】上記各発明は、各無線基地局および中央基
地局間それぞれの最適経路を計算するために必要である
情報を各無線基地局および中央基地局が測定し、その結
果を集める事によって最適な経路を決定すること、およ
びその最適経路を計算するために必要である情報とし
て、各無線基地局間の遅延時間、平均パケット誤り率、
あるいは、各無線基地局の無線パケットを中継するため
に一時的に記録するための記録装置の空容量を用いるこ
と、およびその測定結果情報と経路情報を同じ無線基地
局に中継される無線パケットに付加すること、更に中継
基地局ごとに受信した経路情報を始めに送信することが
従来方式と異なる。
【0025】この差異により各無線基地局は経路の状況
に応じて最適に経路を変更することができ、また経路の
決定のために用いる情報を他の無線パケットに付加して
送信するので、ネットワーク全体の無線パケット伝送を
効率的に行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明を適用する系の構成
の例を示す図である。同図において、数字符号1−1,
1−2はそれぞれ中央基地局、2−1〜2−5は無線基
地局、3は直接無線パケットの送受信が可能である無線
経路、4は有線網ネットワーク、5は有線網ネットワー
クに接続されているパーソナルコンピュータを表わして
いる。
【0027】図2は本発明の実施の形態を説明するため
の系構成を模式的に示す図であって、数字符号10は直
接無線パケットの送受信が可能である無線経路、11,
12は中央基地局、13〜19は無線基地局、20は中
央基地局11,12間を接続する有線通信網を表わして
いる。
【0028】図3,4は中央基地局での経路決定方法の
手順を示す流れ図である。図5,6は中央基地局での測
定結果情報探索パケットを送信するための手順を示す流
れ図である。
【0029】図6は無線基地局での経路決定方法の手順
を示す流れ図である。以下上記図1〜図6を参照して本
発明の実施の形態の例について説明する。説明中の括弧
内のS1−A,S2−Iなどの符号は図3〜図6中の同
じ符号と対応する。
【0030】図2において、中央基地局11、12は1
3〜19までの無線基地局の存在を認識しており、各無
線基地局は何らかの方法で中央基地局への経路を知って
おり、また中央基地局も同様に経路10の存在および経
路10の全ての平均遅延時間の情報を持っているものと
する。
【0031】各無線基地局および中央基地局は無線パケ
ットの送受信時において無線パケットの平均遅延時間を
計算する(S1−A、S2−A)。中央基地局および無
線基地局は時計等によって正確な時刻を知ることができ
るので、無線パケットの受信時に時刻のデータを測定結
果情報探索パケットに付加し、次の中央基地局または無
線基地局へ送信する。次の中央基地局または無線基地局
では受信時に無線パケットに記されている前の中央基地
局または無線基地局での受信時刻のデータから無線パケ
ットの送受信による遅延時間を計算することができる。
【0032】各無線基地局および中央基地局は過去の遅
延時間を記録している。そこで一定時間の遅延時間の時
間平均を計算することにより平均遅延時間を計算でき
る。各無線基地局および中央基地局は過去の遅延時間を
記録している。そこで一定時間前までの遅延時間の時間
平均を計算することにより平均遅延時間を計算できる。
【0033】経路変更の仕組みの例として経路10の遅
延時間が全て等しい場合を考える。ここで遅延時間は説
明を容易にするために中央基地局11が無線基地局13
へ無線パケットを送信する場合の遅延時間を1とする。
このとき各無線基地局は中央基地局までの遅延時間の合
計から経路を決定されている。またこのとき無線基地局
内での処理時間は遅延時間に含まれている。以上の例に
おいて最適経路として“表1”および“表2”のような
経路が設定される。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】“表1”は全ての無線基地局および中央基
地局間の平均遅延時間が同一であるときの各無線基地局
の中央基地局への経路を示している。“表2”は全ての
無線基地局および中央基地局間の平均遅延時間が同一で
あるときの中央基地局の各無線基地局への経路を示して
いる。
【0037】各無線基地局は隣接基地局との無線パケッ
トを受信することによって隣接基地局からの無線パケッ
トの遅延時間を計算し、自己の記録装置に記録してお
く。そして過去の遅延時間に比べて大きく遅延時間が変
化し、経路の変更が必要である場合、測定結果情報を中
央基地局に知らせる(S2−B)。測定結果情報を中央
基地局に送信する条件は各無線基地局が決定する。
【0038】測定結果情報を中央基地局に知らせるため
に、まず無線基地局は自已の無線パケットを中継するた
めの一時記録装置に、中央基地局へ無線パケットを送信
するときに次に送信する無線基地局への無線パケットが
あるかどうかを調べる(S2−C)。そしてもし無線パ
ケットが存在するならばその無線パケットに測定結果情
報を付加してその無線パケットを一番先に送信する(S
2−D)。
【0039】また中央基地局へ無線パケットを送信する
ときに次に送信する無線基地局への無線パケットがなけ
れば、新規の無線パケットに測定結果情報を記してその
無線パケットを一番先に次の無線基地局へ送信する(S
2−E)。その無線パケットを受信した中継基地局は、
無線パケットに測定結果情報が記されているか調べ(S
2−F)、記されているならばその測定結果情報を取り
出し(S2−G)、更に中央基地局へ無線パケットを送
信するときに次に送信する無線基地局への無線パケット
があるかどうかを調べる(S2−H)。
【0040】そしてもし無線パケットが存在するならば
その無線パケットに測定結果情報を付加して(S2−
D)、その無線パケットを一番先に送信する。また中央
基地局へ無線パケットを送信するときに次に送信する無
線基地局への無線パケットがなければ、新規の無線パケ
ットに測定結果情報を記してその無線パケットを一番先
に次の無線基地局へ送信する(S2−E)。
【0041】経路の変更の仕組みの例として上記で述べ
た経路が決定されている場合に無線空間の品質が変化す
ることを考える。ここで例えば無線基地局15から無線
基地局16へ無線パケットを送信するために今までの3
倍の時間がかかり、無線基地局16から無線基地局14
へ無線パケットを送信するために今までの3倍の時間が
かかり、無線基地局14から中央基地局11へ無線パケ
ットを送信するために今までの3倍の時間がかかったと
する。
【0042】まず無線基地局15からの無線パケットを
受信した無線基地局16は無線パケットに記された送信
時刻と自己の無線基地局の持つ時計から一定時間内の平
均遅延時間が今までに比ベて3倍になったことを知る
(S2−A)。そこで、無線基地局16は、中央基地局
に向けて、無線基地局15から無線基地局16へ無線パ
ケットを送信するために今までの3倍の時間がかかった
ことを知らせる。そのためにまず測定結果情報を作製
し、測定結果情報等の経路を決定するために必要な情報
を記録する記録装置に記録する(S2−B)。
【0043】この測定結果情報は以下のの3つのデータ
から成る。 1無線パケットを受信した無線基地局(この場合、無線
基地局15) 1無線パケットを受信した無線基地局(この場合、無線
基地局16) l遅延時間(この場合3)
【0044】次にその測定結果情報を送信するために、
無線基地局16の無線パケットを中継するために一時的
に記録する記録装置から、中央基地局へ無線パケットを
送信するために次に送信する隣接基地局への無線パケッ
トが存在するかどうか調べる(S2−C)。中央基地局
へ無線パケットを送信するためには無線基地局16は無
線基地局14へ無線パケットを送信するので、無線基地
局16は記録装置から無線基地局14へ送られる無線パ
ケットを探す。
【0045】無線基地局14へ送られる無線パケットが
記録装置内に存在しないものとすると、無線基地局16
は新規に中央基地局11への無線パケットを作製し(S
2−E)、その無線パケットに測定結果情報を記し、無
線パケットを送信するために一時的に記録する記録装置
に記録する。このとき測定結果情報が記された無線パケ
ットは測定結果情報が記されていない無線パケットに比
べて先に送信されるように記録される。そして無線基地
局はその記録された順に無線パケットを送信する(S2
−I)。
【0046】無線基地局16からの無線パケットを受信
した無線基地局14はその無線パケットから測定結果情
報を取り出し、測定結果情報等の経路を決定するために
必要な情報を記録する記録装置に記録する(S2−
J)。その無線パケットには測定結果情報のみが記され
ているので、測定結果情報を取り出されたその無線パケ
ットは破棄される。また無線基地局16から無線基地局
14への無線パケットの送信において、一定時間での平
均遅延時間が今までに比べて3倍になったことを測定し
た無線基地局14はその測定結果情報についても測定結
果情報等の経路を決定するために必要な情報を記録する
記録装置に記録する(S2−B)。
【0047】そして無線基地局14はその測定結果情報
を送信するために、無線基地局14の無線パケットを中
継するために一時的に記録する記録装置から中央基地局
へ無線パケットを送信するために次に送信する隣接基地
局への無線パケットが存在するかどうか調べる(S2−
C)。この例では無線基地局14から中央基地局への無
線パケットが存在したとする。
【0048】そこで無線基地局14は前に測定結果情報
等の経路を決定するために必要な情報を記録する記録装
置に記録した測定結果情報をその無線パケットに記し、
中央基地局に向けて送信するために無線基地局16での
送信方法と同様に、その無線パケットが他の無線パケッ
トに比べて先に送信されるようにする(S2−1)。
【0049】中央基地局11は無線基地局14から送信
された無線パケットを受信すると、無線パケットに記さ
れている無線基地局14が無線パケットを送信した時刻
と中央基地局11の持つ時計により、無線基地局14か
ら中央基地局11への経路での遅延時間が3倍になった
ことを知る。また無線パケットに付加された経路決定情
報の中の遅延時間の情報により無線基地局15から無線
基地局16への無線パケットの送信および、無線基地局
16から無線基地局14への無線パケットの送信におけ
る遅延時間が3倍になったことを知る(S1−A)。
【0050】平均遅延時間が大きく変化したことから各
無線基地局との経路の更新を行う(Sl−B)。中央基
地局は現在の経路情報から遅延時間が変化した経路を通
過する経路を選択し、それぞれの経路について中央基地
局、無線基地局間の経路の合計の遅延時間が最も小さく
なるような経路を探す(S1−C)。
【0051】無線基地局16から無線基地局14への中
継と無線基地局14から中央基地局11への中継を有し
ている経路は、“表1”より ・無線基地局14から中央基地局11への経路、遅延時
間は1 ・無線基地局15から中央基地局11への経路、遅延時
間は3 ・無線基地局16から中央基地局11への経路、遅延時
間は2 ・無線基地局17から中央基地局11への経路、遅延時
間は2である。
【0052】よって上記の経路について更に最適な経路
を探すと、 ・無線基地局14から中央基地局への経路は、14−1
3−11。遅延時間は2 ・無線基地局15から中央基地局への経路は、15−1
6−18−19−12。遅延時間は6 ・無線基地局16から中央基地局への経路は、16−1
8−19−12。遅延時間は3 ・無線基地局17から中央基地局への経路は、17−1
4−13−11。遅延時間は3 となる。
【0053】図1のようなシステムを考えた場合、中央
基地局は有線網によって接続されているので、無線基地
局は最適な中央基地局(中央基地局11または中央基地
局12)を選択することができる。
【0054】中央基地局11は、更新した経路を各無線
基地局に知らせる。まず無線基地局15、無線基地局1
6へ経路情報を知らせるために経路情報を無線基地局1
2へ有線網によって送信する。経路情報は ・中央基地局から無線基地局への経路 ・遅延時間 から構成される。
【0055】次に、中央基地局11は無線基地局14、
無線基地局17へ経路情報を知らせる。まず、経路情報
を測定結果情報等の経路を決定するために必要な情報を
記録する記録装置に記録する。そして、無線基地局1
4、無線基地局17の無線パケットを中継するために一
時的に記録する記録装置から中央基地局へ無線パケット
を送信するために次に送信する隣接基地局への無線パケ
ットが存在するかどうか調べる(S1−D)。
【0056】この例では、無線基地局14へ無線パケッ
トを送信するために次に送信する隣接基地局と無線基地
局17へ無線パケットを送信するために次に送信する隣
接基地局がどちらも無線基地局13で同じであるので、
無線基地局13へ送信、または中継される無線パケット
記録装置に存在するかどうかを調べる。
【0057】そして、もしあればその無線パケットに経
路情報を付加し(S1−E)、そうでなければ新規の無
線パケットを作製する(S1−F)。そしてその無線パ
ケットが他の経路情報が記されていない無線パケットに
比べて先に送信されるように無線パケットを送信するた
めに一時的に記録する記録装置に記録し(S1−G)、
送信する(S1−H)。
【0058】中継基地局においても測定結果情報を中継
した場合と同様に経路情報の取り出し(S2−G)、次
の隣接基地局への経路情報の送信を行う(S2−I)。
そして最後に無線パケットを受信した無線基地局14お
よび無線基地局17はその無線パケットに記されている
経路情報から経路の更新を行う(S2−K)。
【0059】また有線網に接続されている有線基地局1
1からの経路情報を受信した有線基地局12は、有線基
地局11が無線基地局14、無線基地局17に経路情報
を送信した方法とおなじように無線基地局15、無線基
地局16へ経路情報を送信する。
【0060】本発明は測定結果情報として平均遅延時間
ではなく、平均パケット誤り率や中継する無線基地局の
無線パケットを記録するための記録装置の空容量を用い
ることも可能である。
【0061】ここで平均パケット誤り率とはある一定時
間のあいだの全受信無線パケットのうち再送を行った無
線パケットとする。平均パケット誤り率が大きい経路は
無線パケットの再送が多いのでその経路を無線パケット
の経路として決定することは無線空間の利用効率を下げ
ることになる。そこで平均パケット誤り率が大きい経路
を通らないような経路を決定することによって無線空間
の利用効率の低下を避けることができる。
【0062】平均パケット誤り率を求めるために各無線
基地局および中央基地局は各無線パケットの誤り率を測
定し、記録しておく。各無線基地局および中央基地局は
各隣接基地局からの平均パケット誤り率を記録し、もし
平均パケット誤り率が今までの平均パケット誤り率より
も大きく変化し、経路の変更が必要と考えたれた場合に
中央基地局への無線パケットに平均パケット誤り率の情
報を付加して中央基地局に送信する。
【0063】平均パケット誤り率の情報としては、平均
パケット誤り率を計測した経路の無線パケッ卜送信側お
よび受信側の無線基地局および中央基地局と平均パケッ
ト誤り率が記される。中央基地局は平均パケット誤り率
の情報を無線パケットから取り出し、自己の持つ各経路
の平均パケット誤り率の情報を更新し、更に各無線基地
局間との経路の更新を行う。このとき経路を決定するた
めの基準としては、無線基地局間との可能な経路のう
ち、無線パケットを中継する各無線基地局間ごとの平均
パケット誤り率の最大値が最も小さい経路を用いる。
【0064】また無線基地局の記録装置の空容量が小さ
くなると無線パケットのフロー制御が行われ、そのため
の制御信号も送信されるために無線空間の利用効率を下
げることになる。そこで無線基地局の記録装置の空容量
が小さい無線基地局および中央基地局間を通らない経路
を決定することによって無線空間の利用効率の低下を避
けることができる。
【0065】各無線基地局および中央基地局は受信した
無線パケットの記録のための記録装置の空容量を一定時
間ごとに計算して記録しておく。各無線基地局は自己の
無線パケットを保存するための空容量が小さくなると今
の空容量の情報を無線パケットに付加して中央基地局に
送信する。
【0066】中央基地局では受信パケットに無線基地局
の空容量の情報が含まれていると、経路の更新を行う。
更新の基準としては無線基地局と中央基地局間のそれぞ
れの経路のうち、中継基地局の空容量の最小が一番大き
い経路を用いる。そして経路の更新が必要である無線基
地局には無線パケット、または他の中央基地局を介して
を用いてその情報を送信する。以上の方法によって各無
線基地局と中央基地局間の経路が決定される。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、各無線
基地局からの測定結果情報に基づいて中央基地局が最適
な経路および最適な中央基地局を選択するようにしてい
るので、各無線基地局および中央基地局間のいずれかの
経路に無線パケットが集中することを防ぐことができ
る。また、経路を決定するために各無線基地局および中
央基地局間で送信される情報を、他の無線パケットに付
加することによって経路の決定のために送られる無線パ
ケットの増加を防いでいるので、系全体の通信量の増加
を更に計ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する系の構成の例を示す図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態を説明するための系構成を
模式的に示す図である。
【図3】中央基地局での経路決定方法の手順を示す流れ
図(その1)である。
【図4】中央基地局での経路決定方法の手順を示す流れ
図(その2)である。
【図5】無線基地局での経路決定方法の手順を示す流れ
図(その1)である。
【図6】無線基地局での経路決定方法の手順を示す流れ
図(その2)である。
【符号の説明】
1−1,1−2,11,12 中央基地局 2−1〜2−5,13〜19 無線基地局 3,10 無線経路 4 有線網ネットワーク 5 パーソナルコンピュータ 20 有線通信網

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線基地局と有線網に接続された
    中央基地局とから構成され、該中央基地局、無線基地局
    間で無線パケットによってデータの送受信が行われる無
    線ネットワークについての、無線基地局と中央基地局間
    で送受信される無線パケットを中継するための経路を決
    定する方法であって、 各無線基地局が、無線パケットを送受信する際の、各無
    線基地局および中央基地局間の最適経路を計算するため
    に必要な情報を測定結果情報として記録し、 該測定結果情報が変化したとき、その情報を中央基地局
    に向けて送信するようにして、その場合に、次に送信す
    る無線基地局への無線パケットが無線パケットを中継、
    送信するために一時的に記録する記録装置に存在するな
    らば、その無線パケットのうち一番始めに送信される無
    線パケットに測定結果情報を付加して他の無線パケット
    に優先して送信し、その記録装置に該当する無線パケッ
    トが存在しないならば新規の無線パケットによって次の
    無線基地局に他の無線パケットに優先して送信する手順
    と、 無線パケットを中継する無線基地局が、受信した無線パ
    ケットに測定結果情報が記されていればその測定結果情
    報を取り出し、中央基地局へ無線パケットを送信すると
    きに、次に送信する無線基地局への無線パケットが、無
    線パケットを中継、送信するために一時的に記録する記
    録装置に存在するならば、その無線パケットのうち一番
    始めに送信される無線パケットに測定結果情報を付加し
    て他の無線パケットに優先して送信し、その記録装置に
    該当する無線パケットが存在しないならば新規の無線パ
    ケットによって次の無線基地局に他の無線パケットに優
    先して送信する手順と、 中央基地局が、受信した無線パケットから各無線基地局
    および中央基地局間の測定結果情報を取り出して保存
    し、測定結果情報より各無線基地局および中央基地局間
    の最適経路を計算する手順と、 中央基地局が、各無線基地局への最適経路を経路情報と
    して無線パケットに付加して送信するようにして、その
    目的の無線基地局へ無線パケットを送信するときに、次
    に送信する無線基地局への無線パケットが、無線パケッ
    トを中継、送信するために一時的に記録する記録装置に
    存在するならば、その無線パケットのうち一番始めに送
    信される無線パケットに経路情報を付加して他の無線パ
    ケットに優先して送信し、その記録装置に該当する無線
    パケットが存在しないならば新規の無線パケットによっ
    て次の無線基地局に他の無線パケットに優先して送信す
    る手順と、 無線パケットを中継する無線基地局が、受信した無線パ
    ケットに経路情報が記されていればその経路情報を取り
    出し、目的の無線基地局へ無線パケットを送信するとき
    に次に送信する無線基地局への無線パケットが、無線パ
    ケットを中継、送信するために一時的に記録する記録装
    置に存在するならば、その無線パケットのうち一番始め
    に送信される無線パケットに経路情報を付加して他の無
    線パケットに優先して送信し、その記録装置に該当する
    無線パケットが存在しないならば新規の無線パケットに
    よって次の無線基地局に他の無線パケットに優先して送
    信する手順と、 各無線基地局は無線パケットからその最適経路を取り出
    し経路を決定する手順とを含むことを特徴とする無線ネ
    ットワークにおける無線パケットの経路決定方法。
  2. 【請求項2】 測定結果情報が各無線基地局および中央
    基地局間の無線パケットの伝送における予め定めた一定
    時間間隔の平均遅延時間であり、最適経路が各無線基地
    局と中央基地局間の全平均遅延時間が最小となる経路で
    あることを特徴とする請求項1に記載の無線ネットワー
    クにおける無線パケットの経路決定方法。
  3. 【請求項3】 測定結果情報が無線基地局の無線パケッ
    トを中継するために一時的に記録するための記録装置の
    空容量であり、最適経路が無線基地局と中央基地局の間
    の無線パケットの送受信の中継を行う各無線基地局(中
    継基地局)のもつ記録装置の空容量の最小値が最大であ
    る経路であることを特徴とする請求項1に記載の無線ネ
    ットワークにおける無線パケットの経路決定方法。
  4. 【請求項4】 測定結果情報が各無線基地局および中央
    基地局間の無線パケットの伝送における平均パケット誤
    り率であり、最適経路が各中継基地局間の平均パケット
    誤り率の最大値が一番小さい経路であることを特徴とす
    る請求項1に記載の無線ネットワークにおける無線パケ
    ットの経路決定方法。
  5. 【請求項5】 無線パケットに受信または送信時刻を記
    録し、その無線パケットを受信した中央基地局あるいは
    各無線基地局が、自己の持つ時刻と比較を行うことによ
    って遅延時間を計算し、その遅延時間を予め定めた一定
    回数あるいは一定時間だけ記録し、その平均を計算する
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線ネットワークに
    おける無線パケットの経路決定方法。
  6. 【請求項6】 各無線基地局および中央基地局が受信し
    た無線パケツトの数と再送を行った無線パケットの数を
    記録し、一定時間前までの記録について全到着無線パケ
    ットの内、再送を行った無線パケットの割合を平均パケ
    ット誤り率として計算することを特徴とする請求項4に
    記載の無線ネットワークにおける無線パケットの経路決
    定方法。
  7. 【請求項7】 請求項1において各無線基地局が複数の
    中央基地局へ無線パケットを送信することが可能である
    場合、それぞれの無線基地局が測定結果情報により独立
    に複数の中央基地局の中から最適な中央基地局へ無線パ
    ケットを送信することを特徴とする無線ネットワークに
    おける無線パケットの経路決定方法。
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