JPH11320870A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JPH11320870A JPH11320870A JP13662098A JP13662098A JPH11320870A JP H11320870 A JPH11320870 A JP H11320870A JP 13662098 A JP13662098 A JP 13662098A JP 13662098 A JP13662098 A JP 13662098A JP H11320870 A JPH11320870 A JP H11320870A
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- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
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- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2/14008—Structure of acoustic ink jet print heads
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Ink Jet (AREA)
Abstract
に安定した記録が行なえ、画質を悪化することなく、信
頼性の高い記録が可能となるインクジェット記録装置を
提供する。 【解決手段】圧電素子により放射される超音波ビームの
圧力によりインク滴を吐出させて記録媒体に向けて飛翔
させるインクジェット記録装置において、インク14の
温度をサーミスタ17で検知し、この検知した温度に応
じて、駆動IC22により圧電体11を駆動するバース
ト波の周波数を変更制御する。
Description
し、この放射された集束超音波の集束点近傍のインクを
インク滴として飛翔させて、そのインク滴を記録媒体上
に付着させることにより画像を記録するインクジェット
記録装置に係り、特に、圧電素子により放射される超音
波ビームの圧力によりインク滴を吐出させて記録媒体に
向けて飛翔させるインクジェット記録装置に関する。
させて記録ドットを形成するインクジェット記録装置
(プリンタ)が知られている。このインクジェット記録
装置は、他の記録方法と比べて騒音が少なく、現像や定
着などの処理が不要であるという利点を有し、普通紙記
録技術として注目されている。
装置の方式が考案されているが、特に、発熱体の熱によ
り発生する蒸気の圧力でインク滴を飛翔させる方式とし
て、たとえば、特公昭56−9429号公報や特公昭6
1−59911号公報に示される技術が、また、圧電素
子の変位による圧力パルスでインク滴を飛翔させる方式
として、たとえば、特公昭53−12138号公報に示
される技術などが代表的なものである。
揮発によって局部的なインクの濃縮が生じやすく、それ
ぞれの解像度に対応する個別のノイズが細かく目詰まり
しやすいという問題がある。特に、蒸気の圧力を用いる
方式では、インクとの熱的あるいは科学的な反応などに
よる不溶物の付着が、また、圧電素子の変位による圧力
を用いる方式では、インク流路などでの複雑な構造が更
に目詰まりを誘起しやすくしている。数十から百数十の
ノズルを使用しているシリアル走査形の記録ヘッドで
は、その目詰まりの頻度を低く抑えることができるが、
数千のノズルを必要とするライン走査形の記録ヘッドで
は、確率的に高い頻度で目詰まりが発生し、信頼性の点
で大きな課題となっている。さらに、これらの方式は、
解像度を上げることには適していないという欠点もあ
る。
電素子から発生する超音波ビームの圧力を用いてインク
液面からインク滴を飛翔させる方式(IBM TDB,
vol.16,No.4、pp.1168(1973−
10)、USP−4308547(1981)、特開昭
63−166548号公報、特開昭63−312157
号公報、特開平2−184443号公報、特開昭63−
162253号公報など参照)が提案されている。この
方式は、個別のドットごとのノズルやインク流路の隔壁
を必要としないノズルレスの方式であるため、ラインヘ
ッド化する上での大きな障害であった目詰まりの防止と
復旧に対して有効な構造を持っている。また、非常に小
さい径のインク滴を安定に飛翔させることができるた
め、高解像度化にも適している。
記録方式では、インク液中を伝搬する音波の圧力によ
り、液滴を飛翔せしめている。インク中を伝搬する超音
波は、インクの物性、特に粘度により伝搬速度や減衰率
等が変化してしまい、集束位置が変わったり、インク滴
を飛翔せしめる音波のエネルギ量が変化してしまい、一
定の駆動条件で超音波振動子を駆動すると、安定な記録
を実現するのが困難になってしまうという課題がある。
度、環境温度によらず、常に安定した記録が行なえ、画
質を悪化することなく、信頼性の高い記録が可能となる
インクジェット記録装置を提供することを目的とする。
記録装置は、集束超音波を放射し、この放射された集束
超音波の集束点近傍のインクをインク滴として飛翔させ
て、そのインク滴を記録媒体上に付着させることにより
画像を記録するインクジェット記録装置において、超音
波を放射する複数の超音波振動子と、これら複数の超音
波振動子を複数の電圧波から構成されるバースト波によ
って駆動する駆動手段と、前記インクの温度、本装置の
機内温度、本装置の環境温度のうち少なくともいずれか
1つの温度を検知する温度検知手段と、この温度検知手
段で検知された温度に応じて、前記駆動手段により前記
超音波振動子を駆動するバースト波の周波数を変更制御
する制御手段とを具備している。
は、集束超音波を放射し、この放射された集束超音波の
集束点近傍のインクをインク滴として飛翔させて、その
インク滴を記録媒体上に付着させることにより画像を記
録するインクジェット記録装置において、超音波を放射
する複数の超音波振動子と、これら複数の超音波振動子
を複数の電圧波から構成されるバースト波によって駆動
する駆動手段と、前記インクの温度、本装置の機内温
度、本装置の環境温度のうち少なくともいずれか1つの
温度を検知する温度検知手段と、この温度検知手段で検
知された温度に応じて、前記駆動手段により前記超音波
振動子を駆動するバースト波の波数を変更制御する制御
手段とを具備している。
は、集束超音波を放射し、この放射された集束超音波の
集束点近傍のインクをインク滴として飛翔させて、その
インク滴を記録媒体上に付着させることにより画像を記
録するインクジェット記録装置において、超音波を放射
する複数の超音波振動子と、これら複数の超音波振動子
を複数の電圧波から構成されるバースト波によって駆動
する駆動手段と、前記インクの温度、本装置の機内温
度、本装置の環境温度のうち少なくともいずれか1つの
温度を検知する温度検知手段と、この温度検知手段で検
知された温度に応じて、前記駆動手段により前記超音波
振動子を駆動するバースト波の波高値を変更制御する制
御手段とを具備している。
は、集束超音波を放射し、この放射された集束超音波の
集束点近傍のインクをインク滴として飛翔させて、その
インク滴を記録媒体上に付着させることにより画像を記
録するインクジェット記録装置において、超音波を放射
する複数の超音波振動子と、これら複数の超音波振動子
に対して、複数の超音波振動子を1組として、この1組
のそれぞれの超音波振動子を同時に駆動することにより
1個のインク滴を飛翔させる駆動手段と、前記インクの
温度、本装置の機内温度、本装置の環境温度のうち少な
くともいずれか1つの温度を検知する温度検知手段と、
この温度検知手段で検知された温度に応じて、前記駆動
手段により1個のインク滴を飛翔させるために同時駆動
する前記1組の超音波振動子の数を変更制御する制御手
段とを具備している。
機内温度、本装置の環境温度のうち少なくともいずれか
1つの温度を検知し、この検知した温度に応じて、駆動
手段により超音波振動子を駆動するバースト波の周波
数、波数、波高値、あるいは、1個のインク滴を飛翔さ
せるために同時駆動する1組の超音波振動子の数を変更
制御することにより、インク温度、機内温度、環境温度
によらず、常に安定した記録が行なえ、画質を悪化する
ことなく、信頼性の高い記録が可能となる。
て図面を参照して説明する。図1は、本発明に係るイン
クジェット記録装置の構成を模式的に示す概略構成図で
ある。本発明のインクジェット記録装置は、たとえば、
パーソナルコンピュータなどに接続され、印字や図形記
録のための情報が送信され、記録を開始する。記録開始
信号を受取ると、制御部2から開始信号が送出され、給
紙ローラ3が作動し、記録媒体としての用紙4を搬送ド
ラム5へ送出する。搬送ドラム5は、記録時は図示矢印
Aの方向に回転し、給紙ローラ3で送られた用紙4を受
取り、記録ヘッド9の方向へ搬送する。用紙4が記録ヘ
ッド9の上方に到達すると、制御部2は記録ヘッド9の
駆動ICなどに記録開始信号を送出し、画像の記録動作
が開始する。
と、制御部2から記録終了信号が送出され、記録動作が
終了する。記録終了後、搬送ドラム5は図示矢印B方向
に回転し、用紙4を排出ローラ6まで搬送する。つい
で、用紙4は、排出補助部材7に補助され、排紙トレー
8へ画像が記録された用紙4が排出される。用紙4が排
出されてると、一連の記録動作が終了し、次の記録動作
に対する待機状態となる。
成を模式的に示す縦断側面図である。すなわち、支持材
10の上に、超音波振動子としての、相対向した後述す
る電極19,20に挟まれた圧電体11が設けられ、そ
の上に音波を集束する手段としてのレンズ12が設けら
れ、これら圧電体11とレンズ12との周りにはプール
状のインク保持室13が形成され、その内部にはインク
14が充填されている。
およびレンズ12の長手方向に長いスリット15が設け
られたスリット部材16が形成されている。ここに、プ
ール状のインク保持室13の壁面の高さは、レンズ12
により集束された音波が集束する距離近傍になっている
ので、その上に形成されたスリット部材16のスリット
15の高さが音波の集束位置となり、インク液面を集束
位置に保持できるようになっている。
は、インクの温度を検知する温度検知手段としてのサー
ミスタ17が取着され、その電極18が外部に導出され
ている。インク14は、図示しないインクタンクからイ
ンク保持室13に設けられた複数の図示しない供給口に
ポンプとインク供給チューブを介して供給されている。
圧電体11とそれを挟んで対向した電極19,20で構
成される圧電素子は、アレイ状に一定間隔で配置されて
おり、そのうちの一部の複数の圧電素子を同時駆動する
ことにより、超音波をインク液面近傍に集束させて、イ
ンク滴を飛翔させるようになっている。
レイ状に分割されず、圧電体11の下層電極20をアレ
イ状に分割配置させて、個別電極としている。そして、
支持材10上に設けられた図4に示すような同じ間隔の
アレイ状の引出し電極21が形成されていて、圧電体1
1の個別電極20と接着材を介して圧着配線している。
引出し電極21は、圧電体11を駆動するための駆動I
C(集積回路)22の端子とボンディングワイヤ23に
より接続されている。
電極として駆動IC22の共通端子(図示しない)に接
続されている。駆動IC22、サーミスタ17の電極1
8は、図示しないプリント配線基板およびコネクタなど
を介して、駆動を制御する制御部2に接続されている。
凹凸が圧電体11の長手方向(以降、主走査方向と称
す)に平行に形成されている。このレンズ12の凹凸部
分の厚みは、それぞれレンズ12中の波長の(2n+
1)/4倍(nは0以上の整数)に近くなるように設定
され、レンズ材料には圧電体11の音響インピーダンス
とインクのそれとの積の平方根に近い値のもの、たとえ
ば、アルミナ粉末を分散させたエポキシ樹脂を用いるこ
とにより、レンズが設けられた底面は音響マッチング層
としての機能も兼ね備えた構造になっている。
た場合の液滴飛翔動作について、液滴飛翔ポイントであ
るスリット部材16の近傍に絞って説明する。また、併
せて記録ヘッド9の駆動方法について説明する。
力される所望の幅を有するバースト状の信号を示してい
る。バースト波の周波数は、圧電体11の厚さなどで決
まる共振周波数近傍の周波数に設定されている。本実施
の形態では、バースト波の基本周波数を50MHzの正
弦波とした。また、本実施の形態では、記録ヘッド9の
幅方向(副走査方向)は、フレネルレンズ12により音
波を集束させているが、記録ヘッド9の長手方向(主走
査方向)では、位相を180度ずらしたバースト波の2
種類(以降、0相/π相と称す)を組合わせることによ
り、音波を集束させている。
波がレンズ12およびインク14に向かって励振させら
れる。バースト波の1周期で1周期の音波が励振される
ため、バースト幅は励振される音波の波数である。本実
施の形態では、音波の波数が「2000」となるよう
に、バースト幅を10μsとした。
を1組として、位相の異なるバースト波を1組のそれぞ
れの圧電素子に印加して1ドットの画像を形成する。本
実施の形態では、たとえば、図6に示すように、8個の
圧電素子を1組として、0相、π相のバースト波を「0
π0000π0」の順に印加し、主走査方向の音波を8
個の圧電素子の中央付近に集束させ、1つのドットを形
成している。
紙の幅方向)の1ラインを記録するのには、8回、主走
査方向に駆動素子をスキャンして、形成している。この
ため、同時に飛翔されるドットは、主走査方向に8ドッ
ト隣のドットとなっている。副走査方向の音波の集束
は、フレネルレンズ12を用いてスリット部材16のス
リット15の中央部で集束するようになっている。
副走査方向の断面図で、インク液面の時間的変化を説明
するための説明図である。圧電体11にバースト波が印
加されず、インク14中に音波が励振されていない非記
録状態では、同図(a)に示すように、インク14はス
リット15の表面で凹状に液面を形成している。
1に印加されると、インク14中に音波が励振され、イ
ンク液面に向かって伝搬し、インク液面で反射され、レ
ンズ12および圧電体11の方向に向かって伝搬してい
く。同図(b)のように、音波がインク液面で反射する
際に、音波の圧力によりインク液面は盛り上げられる
(以降、これをインクメニスカスP1と称す)。インク
液面で反射された音波は、圧電体11に到達すると、圧
電体11により反射され、再びインク液面方向に伝搬を
していく。
(c)に示すように、インク液面では音波の圧力により
徐々にインクメニスカスP1が成長を続け、最後には同
図(d)に示すように、液滴P2を飛翔せしめる。ここ
で、次の信号が印加されない場合、音波はインク14の
粘度などに起因する減衰を受け、次第になくなってい
く。最後には同図(a)に示すように、液面は凹状に戻
る。
記録装置は、レンズおよび圧電体に入力するバースト波
の位相を組合わせることにより音波を所望の位置に集束
し、集束した音波の圧力により液滴を飛翔せしめて画像
を形成している。
伝搬する音波の波長によって変わってくる。波長は、音
波によって変化するため、インク中での音波の音速によ
って、集束位置が変化してしまう。集束位置が変化する
と、液滴が飛翔しなかったりするため、ドット抜けが生
じ、画質が悪化してしまう。
関係を示した特性図、図9は、インクの温度とインク中
を伝搬する音波の速度との関係を示した特性図である。
図8に示すように、インクの粘度はその温度に応じて変
化し、温度が高くなると粘度が下がる傾向にある。イン
クの粘度に応じて、インク中を伝搬する音波の速度も変
化し、粘度が下がると、音速も下がっていく。
速が変化するため、音波の集束位置も変化してしまう。
集束位置、つまり、液滴飛翔位置が変化するのを防ぐた
めには、スリットの位置を変化させる必要があるが、ス
リットを可動式にすると、それを制御する機構、制御部
などが増加し、記録装置が複雑になり、高価なものにな
ってしまう可能性がある。
バースト波の周波数をインクの温度に応じて変更制御す
ることにより、集束位置が変化してしまうという課題を
解決するものである。音波の波長λは、音波の周波数f
と音波の速度vとで表され、λ=v/fという関係にあ
る。つまり、速度が変化した分、周波数を変更してやれ
ば、波長は一定に保たれ、集束位置も一定に保つことが
できる。
部2、駆動IC22、サーミスタ17などの圧電体11
の駆動に関わる回路を概略的に示している。図10にお
いて、25は制御部2内のラインメモリ、26は制御部
2内の駆動データ生成部、27は駆動IC22内のシフ
トレジスタ、28は駆動IC22内のラッチ回路、29
は駆動IC22内のセレクタ、30は駆動IC22内の
ドライバ、31は制御部2内の制御部、32は制御部2
内の高周波信号発生部、33は制御部2内のA/D変換
器である。
25は、制御部31からのタイミング信号によって制御
され、画像データの書込みおよび読出しが行なわれる。
いま、ラインメモリ25に記録すべき画像データが記憶
されると、その記憶された画像データは順次読出されて
駆動データ生成部26に送られる。駆動データ生成部2
6は、ラインメモリ25から送られてくる画像データに
応じて、圧電体11を駆動するための駆動データを生成
する。
ータは、制御部31からのクロックパルスCKに同期し
て駆動IC22内のシフトレジスタ27に順次転送さ
れ、最終的に1ライン(8分割)分の駆動データが転送
される。シフトレジスタ27に保持された駆動データ
は、制御部31で生成されるタイミング信号(LATCH )
により、ラッチ回路28にラッチされる。
された駆動データに応じて、制御部31で生成される上
記タイミング信号(LATCH )と同期したトリガ信号(Tr
ig)により、高周波信号発生部32から出力されるバー
スト波の0、πと、接地信号GNDのいずれかを選択出
力する。セレクタ29から出力される高周波信号は、ド
ライバ30により電圧増幅された後に、対応する圧電体
11に印加される。
度に応じた電圧値が温度データとして出力され、A/D
変換器33でデジタル化された後、このデジタル化され
た温度データが制御部31に入力されている。これによ
り、制御部31は、入力された温度データに応じた周波
数制御信号を高周波信号発生部32に送ることにより、
高周波信号発生部32から発生する0、πの位相を持つ
高周波の周波数を変更制御し、入力された温度データに
応じた値に設定する。
のバースト波で圧電体11を駆動した場合で、0℃〜4
0℃までインクの温度を変化させ、記録を行なった結果
を図11に示す。図11は、A4サイズの用紙に30%
の記録領域がある文字画像を記録した場合のドット抜け
の数をプロットしたものであり、白丸印はインク温度に
よるバースト波の周波数を制御していない場合、白四角
印はインク温度によるバースト波の周波数を制御した場
合である。
周波数を制御していない場合には、常温として設定して
いる20℃付近ではドット抜けはほとんど見られない
が、25℃以上および15℃以下になると、ドット抜け
が目立つようになる。これに対し、バースト波の周波数
を制御した場合には、0℃〜40℃の範囲では、ドット
抜けがほとんど見られなかった。
よれば、圧電体11を駆動するバースト波の周波数をイ
ンクの温度に応じて変更制御することにより、インクの
温度によらず、常に安定した記録が行なえ、画質を悪化
することなく、信頼性の高い記録が可能となる。
説明する。なお、駆動IC22および制御部2など、制
御に関わる部分以外の装置構成は、前述した第1の実施
の形態と同様であるので、詳細な説明は省略し、異なる
部分についてのみ説明する。
も変化することを先に説明したが、インクの粘度変化に
応じて、インク中を伝搬する音波の減衰率も、図12に
示すように変化する。
は、音波がインク表面に到達したときの圧力によって液
滴を飛翔せしめている。圧電体から放射された音波は、
インク表面に向かって伝搬し、インク表面で反射し、圧
電体に向かって伝搬し、圧電体で反射される。伝搬・反
射の繰り返しによる圧力で、インク滴を飛翔させる。ま
た、音波はインク中を伝搬している間に、インクの粘度
に起因した減衰を強いられる。音波の減衰が大きい場合
は、インク滴が飛翔しないこともあり、結果として画質
の悪化を招いてしまう。
バースト波の波数をインクの温度に応じて変更制御する
ことにより、インク中を伝搬する音波の減衰率が変化し
てしまうという課題を解決するものである。バースト波
の波数は、圧電体から放射される音波のエネルギに関係
している。バースト波の波数が大きければ、音波のエネ
ルギも大きくなり、減衰も低減することができる。
部2、駆動IC22、サーミスタ17などの圧電体11
の駆動に関わる回路を概略的に示している。図13にお
いて、125は制御部2内のラインメモリ、126は制
御部2内の駆動データ生成部、27は駆動IC22内の
シフトレジスタ、28は駆動IC22内のラッチ回路、
29は駆動IC22内のセレクタ、30は駆動IC22
内のドライバ、131は制御部2内の制御部、132は
制御部2内の高周波信号発生部、133は制御部2内の
A/D変換器である。
125は、制御部131からのタイミング信号によって
制御され、画像データの書込みおよび読出しが行なわれ
る。いま、ラインメモリ125に記録すべき画像データ
が記憶されると、その記憶された画像データは順次読出
されて駆動データ生成部126に送られる。駆動データ
生成部126は、ラインメモリ125から送られてくる
画像データに応じて、圧電体11を駆動するための駆動
データを生成する。
データは、制御部131からのクロックパルスCKに同
期して駆動IC22内のシフトレジスタ27に順次転送
され、最終的に1ライン(8分割)分の駆動データが転
送される。シフトレジスタ27に保持された駆動データ
は、制御部131で生成されるタイミング信号(LATCH
)により、ラッチ回路28にラッチされる。
された駆動データに応じて、制御部131で生成される
上記タイミング信号(LATCH )と同期したトリガ信号
(Trig)により、高周波信号発生部132から出力され
るバースト波の0、πと、接地信号GNDのいずれかを
選択出力する。セレクタ29から出力される高周波信号
は、ドライバ30により電圧増幅された後に、対応する
圧電体11に印加される。
度に応じた電圧値が温度データとして出力され、A/D
変換器133でデジタル化された後、このデジタル化さ
れた温度データが制御部131に入力されている。これ
により、制御部131は、入力された温度データに応じ
たバースト幅制御パルスを高周波信号発生部132に送
ることにより、高周波信号発生部132から発生する
0、πの位相を持つ高周波の幅、つまり、バースト波数
を変更制御し、入力された温度データに応じた値に設定
する。すなわち、バースト波数は、たとえば、バースト
幅制御パルスと連続高周波とのアンドを取った形で決ま
るようになっている。
バースト波で圧電体11を駆動した場合で、0℃〜40
℃までインクの温度を変化させ、記録を行なった結果を
図14に示す。図14は、A4サイズの用紙に30%の
記録領域がある文字画像を記録した場合のドット抜けの
数をプロットしたものであり、白丸印はインク温度によ
るバースト波の波数を制御していない場合、白四角印は
インク温度によるバースト波の波数を制御した場合であ
る。
波数を制御した場合には、0℃〜40℃の範囲では、ド
ット抜けがほとんど見られなかった。本実施の形態で
は、15℃付近で制御した場合でも多少ドット抜けが見
られた。これは、15℃付近の粘度変化が急激なため
で、さらに、細かくバースト波数を制御すれば、ドット
抜けが生じないことを、本発明者らは確認している。
よれば、圧電体11を駆動するバースト波の波数をイン
クの温度に応じて変更制御することにより、インクの温
度によらず、常に安定した記録が行なえ、画質を悪化す
ることなく、信頼性の高い記録が可能となる。
説明する。第3の実施の形態は、前述した第2の実施の
形態において、バースト波の波数を変更制御するのでは
なく、バースト波の波高値を変更制御するようにしたも
のである。
ト波の波高値をインクの温度に応じて変更制御すること
により、インク中を伝搬する音波の減衰率が変化してし
まうという課題を解決するものである。圧電体から放射
される音波の強度(振幅)は、圧電体に印加する電圧値
に関係している。電圧が高ければ、振幅も高くなる。音
波の強度が高くなると、エネルギも高くなるので、減衰
が低減する。
関わる回路構成については、図13と同様なので説明を
省略するが、高周波信号発生部132から発生する0、
πの位相を持つ高周波の波高値が、サーミスタ17によ
り検知したインク温度に応じた電圧値がA/D変換器1
33でデジタル処理された温度データに応じた値になる
ように制御される部分だけが他のものと異なっている。
のバースト波で圧電体11を駆動した場合で、0℃〜4
0℃までインクの温度を変化させ、記録を行なった結果
を図15に示す。図15は、A4サイズの用紙に30%
の記録領域がある文字画像を記録した場合のドット抜け
の数をプロットしたものであり、白丸印はインク温度に
よるバースト波の波高値を制御していない場合、白四角
印はインク温度によるバースト波の波高値を制御した場
合である。
波高値を制御した場合には、0℃〜40℃の範囲では、
ドット抜けがほとんど見られなかった。以上説明したよ
うに、第3の実施の形態によれば、圧電体11を駆動す
るバースト波の波高値をインクの温度に応じて変更制御
することにより、インクの温度によらず、常に安定した
記録が行なえ、画質を悪化することなく、信頼性の高い
記録が可能となる。
説明する。第4の実施の形態は、前述した第1および第
2の実施の形態のようにバースト波を制御するのではな
く、同時駆動する圧電素子の数を変更制御するようにし
たものである。
動する圧電素子の数をインクの温度に応じて変更制御す
ることにより、インク中を伝搬する音波の減衰率が変化
してしまうという課題を解決するものである。圧電素子
から放射される音波のエネルギは、同時駆動する圧電素
子の数によっても変えることができる。本実施の形態で
は、前述の通り、8つの圧電素子を同時に駆動して、1
ドットを記録している。
えた場合の焦点(飛翔位置)での音波の圧力をシミュレ
ーションしたものである。図16から明らかなように、
8から10個の圧電素子を中心に振幅が小さくなってい
るのがわかる。これは、圧電素子数ごとに焦点が変わる
ためであるが、焦点を一定に保っている本実施の形態に
係るインクジェット記録装置では、音波の飛翔位置での
圧力を可変するのに使用することができる。
部2、駆動IC22、サーミスタ17などの圧電体11
の駆動に関わる回路を概略的に示している。図17にお
いて、225は制御部2内のラインメモリ、226は制
御部2内の駆動データ生成部、27は駆動IC22内の
シフトレジスタ、28は駆動IC22内のラッチ回路、
29は駆動IC22内のセレクタ、30は駆動IC22
内のドライバ、231は制御部2内の制御部、232は
制御部2内の高周波信号発生部、233は制御部2内の
A/D変換器である。
7からインクの温度に応じた電圧値が温度データとして
出力され、A/D変換器233でデジタル化された後、
このデジタル化された温度データが制御部231に入力
される。これにより、制御部231は、入力された温度
データに応じた素子数制御信号を駆動データ生成部22
6に送る。
像データが記憶されると、その記憶された画像データは
順次読出されて駆動データ生成部226に送られる。駆
動データ生成部226は、ラインメモリ225から送ら
れてくる画像データと、制御部231からの素子数制御
信号とに応じて、圧電体11を駆動するための駆動デー
タを生成する。
データは、制御部231からのクロックパルスCKに同
期して駆動IC22内のシフトレジスタ27に順次転送
され、最終的に1ライン(8分割)分の駆動データが転
送される。シフトレジスタ27に保持された駆動データ
は、制御部231で生成されるタイミング信号(LATCH
)により、ラッチ回路28にラッチされる。
された駆動データに応じて、制御部231で生成される
上記タイミング信号(LATCH )と同期したトリガ信号
(Trig)により、高周波信号発生部232から出力され
るバースト波の0、πと、接地信号GNDのいずれかを
選択出力する。セレクタ29から出力される高周波信号
は、ドライバ30により電圧増幅された後に、対応する
圧電体11に印加される。
動素子数で駆動した場合で、0℃〜40℃までインクの
温度を変化させ、記録を行なった結果を図18に示す。
図18は、A4サイズの用紙に30%の記録領域がある
文字画像を記録した場合のドット抜けの数をプロットし
たものであり、白丸印はインク温度による同時駆動素子
の個数を制御していない場合、白四角印はインク温度に
よる同時駆動素子の個数を制御した場合である。
数を制御した場合には、0℃〜40℃の範囲では、ドッ
ト抜けが制御しない場合に比べ激減している。本実施の
形態では、制御した場合でも多少ドット抜けが見られた
が、本実施の形態では、圧電素子の並びピッチが300
dpiのときの結果であるが、さらに細かく、詳しくは
600dpiのピッチで作成すれば、更に細かい同時駆
動素子数の制御ができ、ドット抜けが更に減少すること
を、本発明者らは確認している。
よれば、同時駆動する圧電素子の数をインクの温度に応
じて変更制御することにより、インクの温度によらず、
常に安定した記録が行なえ、画質を悪化することなく、
信頼性の高い記録が可能となる。
をサーミスタにより検知し、圧電体の駆動を制御してい
たが、インクの温度でなくても、たとえば、本装置の機
内温度や本装置の環境温度を検知してもよく、要はイン
ク温度、本装置の機内温度、本装置の環境温度のうち少
なくともいずれか1つの温度を検知し、圧電体の駆動を
制御すればよい。
ることにより、その効果を発揮することができるが、各
実施の形態を適当に組合わせることにより、さらに効果
を増大することもできる。
ンク温度、機内温度、環境温度によらず、常に安定した
記録が行なえ、画質を悪化することなく、信頼性の高い
記録が可能となるインクジェット記録装置を提供でき
る。
模式的に示す概略構成図。
斜視図。
の時間的変化を説明する副走査方向の断面図。
図。
性図。
Cを説明するブロック図。
録装置で記録を行なった場合の結果を示すグラフ。
性図。
Cを説明するブロック図。
録装置で記録を行なった場合の結果を示すグラフ。
録装置で記録を行なった場合の結果を示すグラフ。
示す特性図。
Cを説明するブロック図。
録装置で記録を行なった場合の結果を示すグラフ。
体)、5……搬送ローラ、6……排出ローラ、7……排
出補助部材、8……排紙トレー、9……記録ヘッド、1
0……基材、11……圧電体(超音波振動子)、12…
…フレネルレンズ、13……インク室、14……イン
ク、15……スリット、16……スリット部材、17…
…サーミスタ(温度検知手段)、18……サーミスタの
電極、19……共通電極、20……個別電極、21……
引出し電極、22……駆動IC(駆動手段)、23……
ボンディングワイヤ、P1……インクメニスカス、P2
……液滴、25,125,225……ラインメモリ、2
6,126,226……駆動データ生成部、27……シ
フトレジスタ、28……ラッチ回路、29……セレク
タ、30……ドライバ、31,131,231……制御
部、32,132,232……高周波信号発生部、3
3,133,233……A/D変換器。
Claims (6)
- 【請求項1】 集束超音波を放射し、この放射された集
束超音波の集束点近傍のインクをインク滴として飛翔さ
せて、そのインク滴を記録媒体上に付着させることによ
り画像を記録するインクジェット記録装置において、 超音波を放射する複数の超音波振動子と、 これら複数の超音波振動子を複数の電圧波から構成され
るバースト波によって駆動する駆動手段と、 前記インクの温度、本装置の機内温度、本装置の環境温
度のうち少なくともいずれか1つの温度を検知する温度
検知手段と、 この温度検知手段で検知された温度に応じて、前記駆動
手段により前記超音波振動子を駆動するバースト波の周
波数を変更制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項2】 集束超音波を放射し、この放射された集
束超音波の集束点近傍のインクをインク滴として飛翔さ
せて、そのインク滴を記録媒体上に付着させることによ
り画像を記録するインクジェット記録装置において、 超音波を放射する複数の超音波振動子と、 これら複数の超音波振動子を複数の電圧波から構成され
るバースト波によって駆動する駆動手段と、 前記インクの温度、本装置の機内温度、本装置の環境温
度のうち少なくともいずれか1つの温度を検知する温度
検知手段と、 この温度検知手段で検知された温度に応じて、前記駆動
手段により前記超音波振動子を駆動するバースト波の波
数を変更制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 集束超音波を放射し、この放射された集
束超音波の集束点近傍のインクをインク滴として飛翔さ
せて、そのインク滴を記録媒体上に付着させることによ
り画像を記録するインクジェット記録装置において、 超音波を放射する複数の超音波振動子と、 これら複数の超音波振動子を複数の電圧波から構成され
るバースト波によって駆動する駆動手段と、 前記インクの温度、本装置の機内温度、本装置の環境温
度のうち少なくともいずれか1つの温度を検知する温度
検知手段と、 この温度検知手段で検知された温度に応じて、前記駆動
手段により前記超音波振動子を駆動するバースト波の波
高値を変更制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項4】 前記バースト波は、互いに位相の異なる
2種類のバースト波を組合わせてなることを特徴とする
請求項1〜3のうちいずれか1つに記載のインクジェッ
ト記録装置。 - 【請求項5】 集束超音波を放射し、この放射された集
束超音波の集束点近傍のインクをインク滴として飛翔さ
せて、そのインク滴を記録媒体上に付着させることによ
り画像を記録するインクジェット記録装置において、 超音波を放射する複数の超音波振動子と、 これら複数の超音波振動子に対して、複数の超音波振動
子を1組として、この1組のそれぞれの超音波振動子を
同時に駆動することにより1個のインク滴を飛翔させる
駆動手段と、 前記インクの温度、本装置の機内温度、本装置の環境温
度のうち少なくともいずれか1つの温度を検知する温度
検知手段と、 この温度検知手段で検知された温度に応じて、前記駆動
手段により1個のインク滴を飛翔させるために同時駆動
する前記1組の超音波振動子の数を変更制御する制御手
段と、 を具備したことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項6】 前記駆動手段は、互いに位相の異なる2
種類のバースト波を組合わせてなるバースト波によって
前記超音波振動子を駆動することを特徴とする請求項5
記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13662098A JPH11320870A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13662098A JPH11320870A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11320870A true JPH11320870A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15179570
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13662098A Pending JPH11320870A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11320870A (ja) |
-
1998
- 1998-05-19 JP JP13662098A patent/JPH11320870A/ja active Pending
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Legal Events
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Effective date: 20040922 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20041105 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20041105 |
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| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060922 |
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Effective date: 20061017 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061215 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070206 |