JPH11321108A - 情報記録媒体及び新規オキソノール化合物 - Google Patents

情報記録媒体及び新規オキソノール化合物

Info

Publication number
JPH11321108A
JPH11321108A JP10151970A JP15197098A JPH11321108A JP H11321108 A JPH11321108 A JP H11321108A JP 10151970 A JP10151970 A JP 10151970A JP 15197098 A JP15197098 A JP 15197098A JP H11321108 A JPH11321108 A JP H11321108A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
carbon atoms
groups
substituted
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10151970A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Morishima
慎一 森嶌
Koji Wariishi
幸司 割石
Michihiro Shibata
路宏 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP10151970A priority Critical patent/JPH11321108A/ja
Publication of JPH11321108A publication Critical patent/JPH11321108A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた記録再生特性を有すると共に、記録特
性を長期にわたって充分維持し得るような高い安定性、
特に耐光性や保存耐久性においても高い安定性を有する
情報記録媒体(光ディスク)を提供すること。 【解決手段】 記録層に、式(I−1)のオキソノール
化合物(新規なオキソノール化合物を包含する)を含む
レーザ記録用の情報記録媒体: 【化1】 [R1 とR2 とは置換基を表わし、Xk+はカチオンを表
わし、pとqとは0〜4の整数を表わす(但しp+q≧
1)、pとqはいずれも、それぞれが2以上の場合に
は、二個のR1 及び/又は二個のR2 はそれぞれ互いに
連結して、それぞれが結合するベンゼン環と共に縮合環
を形成していてもよい、そしてkは1〜10の整数を表
わす] 。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高エネルギー密度
のレーザ光を用いて情報の書き込みが可能な情報記録媒
体、及びその情報記録媒体の製造に有利に用いることが
できる新規な色素化合物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザ光により一回限りの情報の記録が
可能な情報記録媒体(光ディスク)は追記型CD(所謂
CD−R)とも呼ばれ、例えばコンピュータ用ディスク
メモリーなどとして広く利用されている。このCD−R
型の光ディスクは、ポリマーやガラスなどの硬質材料か
らなる透明な円盤状基板と、この上に設けられたTe、
In等の金属もしくは半金属、あるいはシアニン系、金
属錯体系、キノン系などの色素からなるレーザ光による
情報の記録が可能な記録層とから基本構造を有する。そ
して、通常は、該記録層の上に、金などの高反射性材料
からなる反射層、そして更にポリマー製の保護層が順に
積層状態で設けられている。
【0003】CD−R型の光ディスクへの情報の書き込
み(記録)は通常、780nm付近の波長のレーザ光を
光ディスクの記録層に照射することにより行われる。こ
のレーザの照射により、記録層の被照射部位がその光を
吸収して局所的に温度が上昇し、物理的あるいは化学的
な変化(例えば、ピットなどの生成)が生じ、その光学
的特性が変わることによって、情報が記録される。一
方、情報の読み取り(再生)も通常、記録用のレーザ光
と同じ波長のレーザ光を光ディスクの記録層に照射する
ことにより行ない、記録層中の光学的特性が変化した部
位(ピットの生成などによる記録部分)と変化しない部
位(未記録部分)とにおけるレーザ光の反射率の違いを
検出することにより情報を再生する。
【0004】色素を記録材料とする記録層は、金属記録
層の製造の場合のように蒸着法を利用する必要性はな
く、塗布により容易に形成できるため、製造コストの面
で有利であり、更に金属記録層に比べて高感度であるな
どの利点を有する。しかし色素記録層は、一般に熱、あ
るいは光に対する経時的な安定性が低いなどの問題があ
る。従って、長期間にわたって、熱あるいは光に対して
も安定した性能を維持できる色素記録層の開発が望ま
れ、さまざまな色素記録材料からなる色素記録層が提案
されている。
【0005】例えば、特開昭63−209995号公報
には、オキソノール色素を記録材料とする色素記録層が
基板上に設けられてなる情報記録媒体が開示されてい
る。この公報には、この色素を用いることにより、長期
間にわたり安定した記録再生特性を維持し得ると述べら
れている。
【0006】近年、記録密度が更に高い情報記録媒体が
求められている。記録密度を高めるには、照射されるレ
ーザの光径を小さく絞ることが有効であり、また波長が
短いレーザ光ほど光径を小さく絞ることができるため、
波長の短いレーザ光の使用が高密度化に有利であること
が理論的に知られている。従って、従来一般的に用いら
れている780nmより更に短波長のレーザ光を用いて
記録再生を行うための光ディスクの開発が進められてお
り、例えば、追記型デジタル・ビデオ・ディスク(所謂
DVD−R)と称される光ディスクが提案されている。
DVD−R型の光ディスクは、可視レーザ光(通常は6
00nm〜700nmの範囲の波長のレーザ光)を照射
することにより、記録及び再生が行われ、前述のような
CD−R型の光ディスクに比べて更に高密度の記録が可
能であるとされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者の検討によれ
ば、前記の特開昭63−209995号公報に記載され
ている特定の化学構造を持つオキソノール色素を記録材
料として用いた情報記録媒体は、熱に対する保存性及び
耐久性(繰り返しの再生)は優れているものの、長時間
日光などの光に曝された場合には再生不良が発生する場
合があるところから、耐光性についてはなお充分ではな
いことが判明した。またこのオキソノール色素を用いた
情報記録媒体は、従来から知られているシアニン色素を
記録材料とする情報記録媒体に比べると、反射率と変調
度が低く、またジッターが高いなどの問題もあり、記録
再生特性においても改良すべき点があることが判明し
た。
【0008】本発明の主な目的は、優れた記録再生特性
を有すると共に、記録特性を長期にわたって充分維持し
得るような高い安定性、特に耐光性や保存耐久性におい
ても高い安定性を有する情報記録媒体(光ディスク)を
提供することにある。また本発明の目的は、上記のよう
な高い性能を持つ情報記録媒体の製造に有利に用いるこ
とができる新規なオキソノール色素を提供することにも
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者の研究により、
レーザ光を情報記録手段として用いる情報記録媒体の記
録材料として特定の化学構造を持つ色素化合物(オキソ
ノール化合物)を用いると、従来に比べて記録再生特性
に優れ、しかも耐光性や保存耐久性においても更に改良
された保存安定性の高い情報記録媒体が得られることが
見出された。
【0010】本発明は、基板上に、レーザ光により情報
の記録が可能な記録層が設けられてなる情報記録媒体に
おいて、該記録層が、下記一般式(I−1)で表される
色素化合物(オキソノール化合物)を含むことを特徴と
する情報記録媒体にある。
【0011】
【化5】
【0012】[式中、R1 及びR2 は各々独立に置換基
を表わし、Xk+はカチオンを表わし、p及びqは、各々
独立に0〜4の整数を表わす(但しp+q≧1であ
る)、pとqはいずれも、それぞれが2以上の場合に
は、二個のR1 及び/又は二個のR2はそれぞれ互いに
連結して、それぞれが結合するベンゼン環と共に縮合環
を形成していてもよい、そしてkは1〜10の整数を表
す。]
【0013】また本発明は特に、下記一般式(II−1)
で表される新規なオキソノール化合物およびそのオキソ
ノール化合物を記録材料として用いるレーザ光を情報記
録手段とする情報記録媒体にもある。
【0014】
【化6】
【0015】[ 式中、R7 及びR8 は各々独立に、炭素
原子数1〜18のアルキル基、炭素原子数2〜18のア
ルケニル基、炭素原子数2〜18のアルキニル基、炭素
原子数6〜18のアリール基、炭素原子数7〜18のア
ラルキル基、炭素原子数2〜18のアシル基、炭素原子
数1〜18のアルキルスルホニル基、炭素原子数6〜1
8のアリールスルホニル基、炭素原子数1〜18のアル
キルスルフィニル基、炭素原子数2〜18のアルコキシ
カルボニル基、炭素原子数7〜18のアリールオキシカ
ルボニル基、炭素原子数1〜18のアルコキシ基、炭素
原子数6〜18のアリールオキシ基、炭素原子数1〜1
8のアルキルチオ基、炭素原子数6〜10のアリールチ
オ基、炭素原子数2〜18のアシルオキシ基、炭素原子
数1〜18の炭化水素基で置換されたスルホニルオキシ
基、炭素原子数1〜18の炭化水素基で置換されていて
もよいカルバモイルオキシ基、炭素原子数1〜18の炭
化水素基で置換されていてもよいアミノ基、炭素原子数
1〜18の炭化水素基で置換されていてもよいアミド
基、炭素原子数1〜18の炭化水素基で置換されていて
もよいウレイド基、炭素原子数1〜18の炭化水素基で
置換されていてもよいカルバモイル基、炭素原子数1〜
18の炭化水素基で置換されていてもよいスルファモイ
ル基、ハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、ニトロ
基、シアノ基、カルボキシル基、スルホ基、もしくは4
〜7員の複素環基を表し(これらの置換基は更に上記の
置換基のいずれかによって置換されていてもよく、また
これらの置換基に含まれるアルキル基は直鎖状、分岐
鎖、あるいは環状のいずれであってもよい)、Xk+はカ
チオンを表し、p及びqは各々独立に0〜4の整数を表
わす(但しp+q≧1)、pとqはいずれも、それぞれ
が2以上の場合には、二個のR7及び/又は二個のR8
はそれぞれ互いに連結して、それぞれが結合するベンゼ
ン環と共に縮合環を形成していてもよい、そしてkは1
〜10の整数を表す。]
【0016】本発明の情報記録媒体およびオキソノール
化合物は、以下の態様であることが好ましい。 (1)一般式(I−1)において、Xk+が第4級アンモ
ニウムイオンである情報記録媒体。 (2)一般式(I−1)において、kが1〜4である情
報記録媒体。 (3)一般式(I−1)において、kが2である情報記
録媒体。 (4)一般式(I−1)において、Xk+が下記一般式
(I−2)で表されるオニウムイオンである情報記録媒
体。
【0017】
【化7】
【0018】[ 式中、R3 及びR4 は、各々独立に置換
基を表し、R5 及びR6 は、各々独立にアルキル基、ア
ルケニル基、アルキニル基、アラルキル基、アリール基
または複素環基を表し、R3 とR4 、R3 とR5 、R4
とR6 、及び/又はR5 とR6は、それぞれ互いに連結
して環を形成してもよく、r及びsは、各々独立に0〜
4の整数を表わす。]
【0019】(5)前記一般式(II−1)のオキソノー
ル化合物において、Xk+が下記の一般式(II−2)で表
されるイオンである。
【0020】
【化8】
【0021】[ 式中、R9 及びR10は、各々独立に、炭
素原子数1〜18のアルキル基、炭素原子数2〜18の
アルケニル基、炭素原子数2〜18のアルキニル基、炭
素原子数6〜18のアリール基、炭素原子数7〜18の
アラルキル基、炭素原子数2〜18のアシル基、炭素原
子数1〜18のアルキルスルホニル基、炭素原子数6〜
18のアリールスルホニル基、炭素原子数1〜18のア
ルキルスルフィニル基、炭素原子数2〜18のアルコキ
シカルボニル基、炭素原子数7〜18のアリールオキシ
カルボニル基、炭素原子数1〜18のアルコキシ基、炭
素原子数6〜18のアリールオキシ基、炭素原子数1〜
18のアルキルチオ基、炭素原子数6〜10のアリール
チオ基、炭素原子数2〜18のアシルオキシ基、炭素原
子数1〜18の炭化水素基で置換されたスルホニルオキ
シ基、炭素原子数1〜18の炭化水素基で置換されてい
てもよいカルバモイルオキシ基、炭素原子数1〜18の
炭化水素基で置換されていてもよいアミノ基、炭素原子
数1〜18の炭化水素基で置換されていてもよいアミド
基、炭素原子数1〜18の炭化水素基で置換されていて
もよいウレイド基、炭素原子数1〜18の炭化水素基で
置換されていてもよいカルバモイル基、炭素原子数1〜
18の炭化水素基で置換されていてもよいスルファモイ
ル基、ハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、ニトロ
基、シアノ基、カルボキシル基、スルホ基、もしくは4
〜7員の複素環基を表わし(これらの置換基は、更に上
記の置換基のいずれかによって置換されていてもよく、
またこれらの置換基に含まれるアルキル基は直鎖状、分
岐鎖、あるいは環状のいずれであってもよい)、R11及
びR12は各々独立に、炭素原子数1〜18のアルキル
基、炭素原子数2〜18のアルケニル基、炭素原子数2
〜18のアルキニル基、炭素原子数7〜18のアラルキ
ル基、炭素原子数6〜18のアリール基、または4〜7
員環の複素環基を表わし(これらの基は更に、上記のR
9 及びR10に相当する置換基により置換されていてもよ
い)、R9 とR10、R9 とR11、R10とR12、及び/又
はR11とR12は各々互いに連結して4〜7員環を形成し
てもよく、rおよびsは、各々独立に0〜4の整数を表
わす。]
【0022】(6)記録層上に反射層が設けられている
情報記録媒体。 (7)記録層上に反射層と保護層とがこの順に設けられ
ている情報記録媒体。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の情報記録媒体は、下記一
般式(I−1)で表されるオキソノール化合物(色素化
合物)を記録材料として用いることを特徴とする。
【0024】
【化9】
【0025】上記一般式(I−1)の色素化合物は、色
素成分であるアニオン性の成分(単に、アニオン部)と
カチオン性の成分(単に、カチオン部)とからなる。
【0026】まず、アニオン部(色素成分)について説
明する。一般式(I−1)のR1 及びR2 で表される置
換基の例としては、下記のものをあげることが出来る。
【0027】炭素原子数1〜18(好ましくは炭素原子
数1〜8)の置換もしくは無置換の直鎖状、分岐鎖状ま
たは環状のアルキル基(例、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−
ブチル、t−ブチル、シクロヘキシル、メトキシエチ
ル、エトキシカルボニルエチル、シアノエチル、ジエチ
ルアミノエチル、ヒドロキシエチル、クロロエチル、ア
セトキシエチル、トリフルオロメチル等);炭素原子数
2〜18(好ましくは炭素原子数2〜8)のアルケニル
基(例、ビニル等);炭素原子数2〜18(好ましくは
炭素原子数2〜8)のアルキニル基(例、エチニル
等);炭素原子数6〜18(好ましくは炭素原子数6〜
10)の置換もしくは無置換のアリール基(例、フェニ
ル、4−メチルフェニル、4−メトキシフェニル、4−
カルボキシフェニル、3,5−ジカルボキシフェニル
等);炭素原子数7〜18(好ましくは炭素原子数7〜
12)の置換もしくは無置換のアラルキル基(例、ベン
ジル、カルボキシベンジル等);
【0028】炭素原子数2〜18(好ましくは炭素原子
数2〜8)の置換もしくは無置換のアシル基(例、アセ
チル、プロピオニル、ブタノイル、クロロアセチル
等);炭素原子数1〜18(好ましくは炭素原子数1〜
8)の置換もしくは無置換のアルキルまたはアリールス
ルホニル基(例、メタンスルホニル、p−トルエンスル
ホニル等);炭素原子数1〜18(好ましくは炭素原子
数1〜8)のアルキルスルフィニル基(例、メタンスル
フィニル、エタンスルフィニル、オクタンスルフィニル
等);炭素原子数2〜18(好ましくは炭素原子数2〜
8)のアルコキシカルボニル基(例、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル等);
【0029】炭素原子数7〜18(好ましくは炭素原子
数7〜12)のアリールオキシカルボニル基(例、フェ
ノキシカルボニル、4−メチルフェノキシカルボニル、
4−メトキシフェニルカルボニル等);炭素原子数1〜
18(好ましくは炭素原子数1〜8)の置換もしくは無
置換のアルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、n−ブ
トキシ、メトキシエトキシ等);炭素原子数6〜18
(好ましくは炭素原子数6〜10)の置換もしくは無置
換のアリールオキシ基(例、フェノキシ、4−メトキシ
フェノキシ等);炭素原子数1〜18(好ましくは炭素
原子数1〜8)のアルキルチオ基(例、メチルチオ、エ
チルチオ等);炭素原子数6〜10(好ましくは炭素原
子数1〜8)のアリールチオ基(例、フェニルチオ
等);
【0030】炭素原子数2〜18(好ましくは炭素原子
数2〜8)の置換もしくは無置換のアシルオキシ基
(例、アセトキシ、エチルカルボニルオキシ、シクロヘ
キシルカルボニルキシ、ベンゾイルオキシ、クロロアセ
チルオキシ等);炭素原子数1〜18(好ましくは炭素
原子数1〜8)の置換もしくは無置換のスルホニルオキ
シ基(例、メタンスルホニルオキシ等);炭素原子数2
〜18(好ましくは炭素原子数2〜8)の置換もしくは
無置換のカルバモイルオキシ基(例、メチルカルバモイ
ルオキシ、ジエチルカルバモイルオキシ等);
【0031】無置換のアミノ基、もしくは炭素原子数1
〜18(好ましくは炭素原子数1〜8)の置換アミノ基
(例、メチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミ
ノ、アニリノ、メトキシフェニルアミノ、クロロフェニ
ルアミノ、ピリジルアミノ、メトキシカルボニルアミ
ノ、n−ブトキシカルボニルアミノ、フェノキシカルボ
ニルアミノ、フェニルカルバモイルアミノ、エチルチオ
カルバモイルアミノ、メチルスルファモイルアミノ、フ
ェニルスルファモイルアミノ、エチルカルボニルアミ
ノ、エチルチオカルボニルアミノ、シクロヘキシルカル
ボニルアミノ、ベンゾイルアミノ、クロロアセチルアミ
ノ、メタンスルホニルアミノ、ベンゼンスルホニルアミ
ノ等);
【0032】炭素原子数1〜18(好ましくは炭素原子
数1〜8)のアミド基(例、アセトアミド、アセチルメ
チルアミド、アセチルオクチルアミド等);炭素原子数
1〜18(好ましくは炭素原子数1〜8)の置換もしく
は無置換のウレイド基(例、無置換のウレイド、メチル
ウレイド、エチルウレイド、ジメチルウレイド等);炭
素原子数1〜18(好ましくは炭素原子数1〜8)の置
換もしくは無置換のカルバモイル基(例、無置換のカル
バモイル、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、
n−ブチルカルバモイル、t−ブチルカルバモイル、ジ
メチルカルバモイル、モルホリノカルバモイル、ピロリ
ジノカルバモイル等);無置換のスルファモイル基もし
くは炭素原子数1〜18(好ましくは炭素原子数1〜
8)の置換スルファモイル基(例、メチルスルファモイ
ル、フェニルスルファモイル等);ハロゲン原子(例、
フッ素、塩素、臭素等);水酸基;メルカプト基;ニト
ロ基;シアノ基;カルボキシル基;スルホ基;ヘテロ環
基(例、オキサゾール環、ベンゾオキサゾール環、チア
ゾール環、ベンゾチアゾール環、イミダゾール環、ベン
ゾイミダゾール環、インドレニン環、ピリジン環、モル
ホリン環、ピペリジン環、ピロリジン環、スルホラン
環、フラン環、チオフェン環、ピラゾール環、ピロール
環、クロマン環、及びクマリン環など)。
【0033】R1 及びR2 で表される置換基は、好まし
くは、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリ
ール基、アルコキシ基、アミノ基、ハロゲン原子、水酸
基、ニトロ基及びシアノ基であり、特に好ましくは、ア
ルキル基、アルコキシ基、アミノ基及びハロゲン原子で
ある。
【0034】p及びqは、各々独立に0〜4の整数を表
わすが、p及びqのうち少なくとも一つは1以上の整数
を表わす。p及び/又はqが2以上の整数を表わすと
き、複数のR1 で表わされる置換基及び/又は複数のR
2 で表わされる置換基は、それぞれ同一であっても、互
いに異なっていてもよく、あるいはそれぞれ互いに連結
してベンゼン環と共同で縮合環(不飽和縮合環)を形成
していてもよく、その縮合環は好ましくは、炭素環であ
り、特に好ましいのは、R1 及びR2 がそれぞれ結合し
ているベンゼン環との縮合芳香環である。
【0035】次に、カチオン部について説明する。Xk+
で表されるカチオンとしては、例えば水素イオン、又は
ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン、
カルシウムイオン、鉄イオン、銅イオン等の金属イオ
ン、金属錯体イオン、アンモニウムイオン、ピリジニウ
ムイオン、オキソニウムイオン、スルホニウムイオン、
ホスホニウムイオン、セレノニウムイオン、ヨードニウ
ムイオン等を挙げることができる。Xk+は、シアニン色
素以外のものであることが好ましい。好ましくは、第4
級アンモニウムイオンである。
【0036】第4級アンモニウムは、一般に第3級アミ
ン(例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ト
リブチルアミン、トリエタノールアミン、N−メチルピ
ロリジン、N−メチルピペリジン、N,N−ジメチルピ
ペラジン、トリエチレンジアミン、N,N,N´,N´
−テトラメチルエチレンジアミンなど)あるいは含窒素
複素環(ピリジン環、ピコリン環、2,2´−ビピリジ
ル環、4,4´−ビピリジル環、1,10−フェナント
ロリン環、キノリン環、オキサゾール環、チアゾール
環、N−メチルイミダゾール環、ピラジン環、テトラゾ
ール環など)を、アルキル化(メンシュトキン反応によ
る)、アルケニル化、アルキニル化あるいはアリール化
して得られる。
【0037】Xk+で表される第4級アンモニウムイオン
としては、含窒素複素環からなる第4級アンモニウムイ
オンが好ましく、特に好ましくは第4級ピリジニウムイ
オンである。
【0038】kは1〜10の整数を表し、好ましくは1
〜4、特に好ましくは2である。
【0039】Xk+で表されるカチオンは、下記一般式
(I−2)のオニウムイオンであることが最も好まし
い。これらの化合物は、通常2,2’−ビピリジルある
いは4,4’−ビピリジルを、目的の置換基をもつハロ
ゲン化物とのメンシュトキン反応(例えば、特開昭61
−148162号公報参照)あるいは、特開昭51−1
6675号公報、及び特開平1−96171号公報に記
載の方法に準ずるアリール化反応により容易に得ること
ができる。
【0040】
【化10】
【0041】[ 式中、R3 及びR4 は、各々独立に置換
基を表し、R5 及びR6 は、各々独立にアルキル基、ア
ルケニル基、アルキニル基、アラルキル基、アリール基
または複素環基を表し、R3 とR4 、R3 とR5 、R4
とR6 、及び/又はR5 とR6は、それぞれ互いに連結
して環を形成してもよく、r及びsは、各々独立に0〜
4の整数を表わす。]
【0042】一般式(I−2)のR3 及びR4 に相当す
る置換基の例としては、前記のR1及びR2 に相当する
置換基を挙げることができる。
【0043】一般式(I−2)のR5 及びR6 で表され
るアルキル基は、炭素原子数1〜18の置換もしくは無
置換のアルキル基が好ましく、より好ましくは炭素原子
数1〜8の置換もしくは無置換のアルキル基である。こ
れらは直鎖状、分岐鎖状、あるいは環状であってもよ
い。これらの例としては、メチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、n−ヘキ
シル、シクロヘキシル、及びシクロプロピル等が挙げら
れる。
【0044】アルキル基の置換基の例としては、以下の
ものを挙げることができる。炭素原子数2〜18(好ま
しくは炭素原子数2〜8)の置換もしくは無置換のアル
ケニル基(例、ビニル);炭素原子数2〜18(好まし
くは炭素原子数2〜8)の置換もしくは無置換のアルキ
ニル基(例、エチニル);炭素原子数6〜10の置換も
しくは無置換のアリール基(例、フェニル、ナフチ
ル);ハロゲン原子(例、F、Cl、Br等);炭素原
子数1〜18(好ましくは炭素原子数1〜8)の置換も
しくは無置換のアルコキシ基(例、メトキシ、エトキ
シ);炭素原子数6〜10の置換もしくは無置換のアリ
ールオキシ基(例、フェノキシ、p−メトキシフェノキ
シ);炭素原子数1〜18(好ましくは炭素原子数1〜
8)の置換もしくは無置換のアルキルチオ基(例、メチ
ルチオ、エチルチオ);炭素原子数6〜10の置換もし
くは無置換のアリールチオ基(例、フェニルチオ);炭
素原子数2〜18(好ましくは炭素原子数2〜8)の置
換もしくは無置換のアシル基(例、アセチル、プロピオ
ニル);
【0045】炭素原子数1〜18(好ましくは炭素原子
数1〜8)の置換もしくは無置換のアルキルスルホニル
基またはアリールスルホニル基(例、メタンスルホニ
ル、p−トルエンスルホニル);炭素原子数2〜18
(好ましくは炭素原子数2〜8)の置換もしくは無置換
のアシルオキシ基(例、アセトキシ、プロピオニルオキ
シ);炭素原子数2〜18(好ましくは炭素原子数2〜
8)の置換もしくは無置換のアルコキシカルボニル基
(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル);炭
素原子数7〜11の置換もしくは無置換のアリールオキ
シカルボニル基(例、ナフトキシカルボニル);無置換
のアミノ基、もしくは炭素原子数1〜18(好ましくは
炭素原子数1〜8)の置換アミノ基(例、メチルアミ
ノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、アニリノ、メト
キシフェニルアミノ、クロロフェニルアミノ、ピリジル
アミノ、メトキシカルボニルアミノ、n−ブトキシカル
ボニルアミノ、フェノキシカルボニルアミノ、メチルカ
ルバモイルアミノ、エチルチオカルバモイルアミノ、フ
ェニルカルバモイルアミノ、アセチルアミノ、エチルカ
ルボニルアミノ、エチルチオカルバモイルアミノ、シク
ロヘキシルカルボニルアミノ、ベンゾイルアミノ、クロ
ロアセチルアミノ、メチルスルホニルアミノ);
【0046】炭素原子数1〜18(好ましくは炭素原子
数1〜8)の置換もしくは無置換のカルバモイル基
(例、無置換のカルバモイル、メチルカルバモイル、エ
チルカルバモイル、n−ブチルカルバモイル、t−ブチ
ルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、モルホリノカ
ルバモイル、ピロリジノカルバモイル);無置換のスル
ファモイル基、もしくは炭素原子数1〜18(好ましく
は炭素原子数1〜8)の置換スルファモイル基(例、メ
チルスルファモイル、フェニルスルファモイル);シア
ノ基;ニトロ基;カルボキシ基;水酸基;ヘテロ環基
(例、オキサゾール環、ベンゾオキサゾール環、チアゾ
ール環、ベンゾチアゾール環、イミダゾール環、ベンゾ
イミダゾール環、インドレニン環、ピリジン環、ピペリ
ジン環、ピロリジン環、モルホリン環、スルホラン環、
フラン環、チオフェン環、ピラゾール環、ピロール環、
クロマン環、クマリン環)。
【0047】上記R5 およびR6 で表されるアルケニル
基は、炭素原子数2〜18の置換もしくは無置換のアル
ケニル基が好ましく、より好ましくは炭素原子数2〜8
の置換もしくは無置換のアルケニル基であり、例えば、
ビニル、アリル、1−プロペニル、1,3−ブタジエニ
ル等が挙げられる。アルケニル基の置換基としては、前
記アルキル基の置換基として挙げたものが好ましい。
【0048】上記R5 およびR6 で表されるアルキニル
基は、炭素原子数2〜18の置換もしくは無置換のアル
キニル基が好ましく、より好ましくは炭素原子数2〜8
の置換もしくは無置換のアルキニル基であり、例えば、
エチニル、2−プロピニル等が挙げられる。アルキニル
基の置換基は、前記アルキル基の置換基として挙げたも
のが好ましい。
【0049】上記R5 及びR6 で表されるアラルキル基
は、炭素原子数7〜18の置換もしくは無置換のアラル
キル基が好ましく、例えば、ベンジル、メチルベンジル
等が挙げられる。
【0050】上記R5 及びR6 で表されるアリール基
は、炭素原子数6〜18の置換もしくは無置換のアリー
ル基が好ましく、例えばフェニル、ナフチル等が挙げら
れる。アリール基の置換基は前記アルキル基の置換基と
して挙げたものが好ましい。またこれらの他にアルキル
基(例、メチル、エチル)も好ましい置換基である。
【0051】上記R5 及びR6 で表される複素環基は、
炭素原子、窒素原子、酸素原子、あるいは硫黄原子から
構成される5〜6員環の飽和又は不飽和の複素環であ
り、これらの例としては、オキサゾール環、ベンゾオキ
サゾール環、チアゾール環、ベンゾチアゾール環、イミ
ダゾール環、ベンゾイミダゾール環、インドレニン環、
ピリジン環、ピペリジン環、ピロリジン環、モルホリン
環、スルホラン環、フラン環、チオフェン環、ピラゾー
ル環、ピロール環、クロマン環、及びクマリン環が挙げ
られる。複素環基は置換されていてもよく、その場合の
置換基としては、アルキル基及び前記アルキル基の置換
基として挙げたものが好ましい。
【0052】一般式(I−1)において、そのカチオン
部は、下記一般式(I−3)または(I−4)で表され
るカチオンであることが特に好ましい。
【0053】
【化11】
【0054】[ 式中、R13及びR14は、それぞれ前述の
R3 及びR4 で表される置換基と同義であり、またそれ
ぞれについて、その好ましい範囲も同一である。R15及
びR16は、それぞれ前述したR5 及びR6 で表される置
換基と同義であり、またそれぞれについて、その好まし
い範囲も同一である。r及びsは、各々独立に0〜4の
整数を表し、そしてrとsが2以上である場合には、複
数のR13及びR14は各々互いに同じであっても異なって
いてもよい。]
【0055】
【化12】
【0056】[ 式中、R17及びR18は、それぞれ前述し
たR3 及びR4 で表される置換基と同義であり、またそ
れぞれについて、好ましい範囲も同一である。R17とR
18は、それぞれ互いに連結して炭素環または複素環を形
成している場合も好ましく、特に好ましくは、R17とR
18がそれぞれ結合しているピリジン環と縮合芳香環を形
成する場合である。r及びsは、各々独立に0〜4の整
数を表し、そしてrとsが2以上の場合には、複数のR
17とR18とは各々互いに同じであっても異なっていても
よい。]
【0057】一般式(I−1)で表される色素化合物の
アニオン部([A−]で表示)とカチオン部(「B−」
で表示)の例を以下に具体的に記載する。
【0058】
【化13】
【0059】
【化14】
【0060】
【化15】
【0061】
【化16】
【0062】
【化17】
【0063】
【化18】
【0064】
【化19】
【0065】
【化20】
【0066】
【化21】
【0067】
【化22】
【0068】
【化23】
【0069】
【化24】
【0070】
【化25】
【0071】
【化26】
【0072】
【化27】
【0073】
【化28】
【0074】
【化29】
【0075】
【化30】
【0076】
【化31】
【0077】
【化32】
【0078】
【化33】
【0079】
【化34】
【0080】
【化35】
【0081】
【化36】
【0082】本発明で用いられるオキソノール化合物の
好ましい具体的な化合物例を下記の第1表乃至第6表に
示す。各表において、化合物例は、アニオン部とカチオ
ン部との組み合わせた形で表示した。すなわち、化合物
番号1を例にとると、この化合物番号1の化合物は[ ア
ニオン部(A−1)/カチオン部(B−21)] で示さ
れているが、この化合物例は下記の式で示される化合物
である。
【0083】
【化37】
【0084】
【表1】
【0085】
【表2】
【0086】
【表3】
【0087】
【表4】
【0088】
【表5】
【0089】
【表6】
【0090】本発明の一般式(I−1)や一般式(II−
1)で表わされるオキソノール化合物の骨格である3ー
オキソ−2,3ージヒドロベンゾチオフェン−1,1−
ジオキシ骨格は、「ケミカ・スクリプタ(Chemic
a Scripta)」,Vol.6,184−192
(1974)や「ダイズ・アンド・ピグメンツ(Dye
s and Pigments」,Vol.11,37
−46(1989)に記載の方法に準じて合成すること
ができる。そして、オキソノール化合物への変換は、エ
フ・エム・ハーマー(F.M.Hamer) 著「ヘテロサイクリッ
ク・コンパウンズーシアニン・ダイズ・アンド・リレイ
テッド・コンパウンズ(Heterocyclic Compounds-Cyanin
edyes and Related Compounds)」(ジョン・ウイリー・
アンド・サンズ(John Wiley & Sons )社、ニューヨー
ク、ロンドン、1964年刊)の244頁から247
頁、及び同463頁から482頁に記載の方法に準じて
行うことが出来る。
【0091】次に、一般式(I−1)及び(II−1)で
表されるオキソノール化合物の合成例を記載する。
【0092】まず、3ーオキソ−2,3ージヒドロベン
ゾチオフェン誘導体(A、B、C、及びD)の合成例を
示す。
【0093】
【化38】
【0094】[化合物Aの合成]4ーブロモフェニルメ
ルカプト酢酸(12.3g,0.050モル)をクロロ
ベンゼン(50mL)に溶解させ、三塩化リン(5.7
mL,0.065モル)を滴下し、40℃で2時間撹拌
した。室温まで冷却した後、反応液に塩化アルミニウム
(7.4g,0.055モル)を分割添加し、室温で5
時間撹拌した。反応液を氷水(250mL)に注ぎ、得
られた粗結晶をメタノール及びアセトニトリルで再結晶
を繰り返して5.1gの化合物Aを得た。これは理論収
量の45%に相当する。1 H−NMR(CDCl3 ):7.9(s,1H),
7.6(d,1H),7.2(d,1H),3.8
(s,2H)
【0095】[化合物Bの合成]上記合成例において、
4ーブロモフェニルメルカプト酢酸の代わりに4ーメチ
ルフェニルメルカプト酢酸(9.1g,0.050モ
ル)を用いた以外は、同様な操作にて5.9gの化合物
Bを得た。これは理論収量の72%に相当する。1 H−NMR(CDCl3 ):7.6(s,1H),
7.3(m,2H),3.8(s,2H),2.4
(s,3H)
【0096】[化合物C及び化合物Dの合成]上記合成
例において、4ーブロモフェニルメルカプト酢酸の代わ
りに3,4ージクロロフェニルメルカプト酢酸(11.
8g,0.050モル)を用いた以外には、同様な操作
にて6.0gの化合物Cと化合物Dの異性体混合物を得
た。得られた異性体混合物をクロロホルムで分別再結晶
を繰り返すことによって2.0gの化合物Cと1.0g
の化合物Dを得た。これらは、それぞれ理論収量の18
%と9%とに相当する。 (化合物C)1 H−NMR(CDCl3 ):7.8(s,1H),
7.5(s,1H),3.8(s,2H) (化合物D)1 H−NMR(CDCl3 ):7.6(d,1H),
7.3(d,1H),3.9(s,2H)
【0097】次に、3−オキソ−2,3−ジヒドロベン
ゾチオフェン−1,1−ジオキシ誘導体(E、F、G、
及びH)の合成例を示す。
【0098】
【化39】
【0099】[化合物Eの合成]化合物A(2.3g,
0.010モル)を塩化メチレン(70mL)に溶解さ
せ、過安息香酸(3.47g,0.020モル)を分割
添加し、室温で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し
て得られた粗結晶をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(展開溶媒:塩化メチレン)により精製し、白色粉末
の化合物Eを1.7g得た。これは理論収量の65%に
相当する。1 H−NMR(CDCl3 ):8.2(s,1H),
8.1(d,1H),7.8(d,1H),4.1
(s,2H)
【0100】[化合物Fの合成]上記合成例において、
化合物Aの代わりに化合物B(1.6g,0.010モ
ル)を用いた以外は、同様な操作にて1.4gの化合物
Fを得た。これは理論収量の70%に相当する。1 H−NMR(CDCl3 ):7.8(m,3H),
4.1(s,2H),2.5(s,3H)
【0101】[化合物Gの合成]上記合成例において、
化合物Aの代わりに化合物C(3.0g,0.014モ
ル)を用いた以外は、同様な操作にて2.8gの化合物
Gを得た。これは理論収量の80%に相当する。1 H−NMR(CDCl3 ):8.1(s,2H),
4.2(s,2H)
【0102】[化合物Hの合成]上記合成例において、
化合物Aの代わりに化合物D(3.0g,0.014モ
ル)を用いた以外は、同様な操作にて2.8gの化合物
Hを得た。これは理論収量の80%に相当する。1 H−NMR(CDCl3 ):8.0(d,1H),
7.8(d,1H),4.2(s,2H)
【0103】[1,1’−ビスイソブチル−4,4’−
ビピリジニウムジブロミドの合成]4,4’−ジピリジ
ル(7.8g,0.050モル)とイソブチルブロミド
(27.4g,0.20モル)とをジメチルホルムアミ
ド(20mL)中に溶解させ、90℃に加熱した。90
℃で8時間撹拌後、黄色沈殿を濾別し、エタノール(9
0mL)に懸濁させた。この懸濁液にトリエチルアミン
(2.2mL,0.016モル)を滴下し、室温で1時
間撹拌した。得られた黄色沈殿を濾取したのち、エタノ
ールで洗浄することによって、2.1gの1,1’−ビ
スイソブチル−4,4’−ビピリジニウムジブロミドを
得た。これは理論収量の10%に相当する。1 H−NMR(D2 O):9.1(d,4H),8.5
(d,4H),4.5(d,4H),2.4(m,2
H),1.1(d,12H)
【0104】[1,1’ービス(1ーフェニルエチル)
−4,4’−ビピリジニウムジブロミドの合成]上記合
成例において、イソブチルブロミドの代わりに1ーフェ
ニルエチルブロミド(37g,0.20モル)を用いた
以外は、同様な操作にて、12.9gの(1,1’ービ
ス(1ーフェニルエチル)−4,4’−ビピリジニウム
ジブロミドを得た。これは理論収量の49%に相当す
る。1 H−NMR(DMSO−d6 ):9.7(d,4
H),8.8(d,4H),7.7(d,4H),7.
5(m,6H),6.4( q,2H),2.1(d,6
H)
【0105】[1,1’ービスアリル−4,4’−ビピ
リジニウムジブロミドの合成]上記合成例において、イ
ソブチルブロミドの代わりにアリルブロミド(24.2
g,0.20モル)を用いた以外は、同様な操作にて1
7.5gの1,1’−ビスアリル−4,4’−ビピリジ
ニウムジブロミドを得た。これは理論収量の88%に相
当する。1 H−NMR(DMSO−d6 ):9.4(d,4
H),8.8(d,4H),6.1(m,2H),5.
5(m,4H),5.4(d,4H)
【0106】[1,1’−ビス(2,6−ジエチルフェ
ニル)−4,4’−ビピリジニウムジクロリドの合成]
1,1’−ビス(2,4−ジニトロフェニル)−4,
4’−ビピリジニウムジクロリド(5.6g,0.01
0モル)と2,6−ジエチルアニリン(6.6g,0.
044モル)を70%エタノール(30mL)に溶解さ
せ、8時間加熱還流した後、溶媒留去した。得られた黄
色固体を水(90mL)に懸濁させ、室温で1時間撹拌
した。白黄色固体物を濾別した後、水層を減圧下溶媒留
去し、得られた黄色固体を酢酸エチルで洗浄することに
よって、4.4gの1,1’−ビス(2,6−ジエチル
フェニル)−4,4’−ビピリジニウムジクロリドを得
た。これは理論収量の89%に相当する。1 H−NMR(D2 O):9.6(d,4H),9.1
(d,4H),7.3〜7.7(m,6H),2.3
(q,8H),1.1(t,12H)
【0107】[1,1’−ビス(2−イソプロポキシフ
ェニル)−4,4’−ビピリジニウムジクロリドの合
成]上記合成例において、2,6−ジエチルアニリンの
代わりに2ーイソプロポキシアニリン(3.7g,0.
024モル)を用いた以外は、同様な操作にて3.5g
の(1,1’−ビス(2−イソプロポキシフェニル)−
4,4’ービピリジニウムジクロリドを得た。これは理
論収量の70%に相当する。1 H−NMR(D2 O):9.3(d,4H),8.8
(d,4H),7.8(m,4H),7.5(d,2
H),7.3(dd,2H),4.9(m,2H),
1.3(d,12H).
【0108】[化合物番号17のオキソノール化合物の
合成]化合物E(1.3g,5.0ミリモル)とN,
N’ー1,3−ペンタジエンー1ーイルー5ーイリデン
ジアニリン塩酸塩(0.71g,2.5ミリモル)をジ
メチルホルムアミド(8mL)に溶解させ、氷冷下でト
リエチルアミン(1.1mL,7.8ミリモル)を滴下
した。室温で3時間撹拌した後、反応液に水(40m
L)を加えると、化合物番号17のオキソノール化合物
の黄色結晶が析出した。結晶を濾取した後、乾燥して
1.6gの化合物番号17のオキソノール化合物を得
た。これは理論収量の93%に相当する。1 H−NMR(DMSO−d6 ):7.2〜8.0
(m,9H),6.5(dd,2H),3.1(q,6
H),1.2(t,9H) λmax :650nm( メタノール中)
【0109】[化合物番号11のオキソノール化合物の
合成]化合物番号17のオキソノール化合物(0.35
g,0.51ミリモル)をメタノール(30mL)に溶
解させ、室温にて30分間撹拌した。この溶液に1,
1’ービスイソブチル−4,4’−ビピリジニウムジブ
ロミド(0.13g,0.30ミリモル)を添加し、室
温で4時間撹拌した。得られた沈殿を濾取し、メタノー
ルで洗浄後、乾燥して0.33gの化合物番号11のオ
キソノール化合物を得た。これは理論収量の90%に相
当する。1 H−NMR(DMSO−d6 ):9.4(d,2
H),8.8(d,2H),7.2〜8.0(m,9
H),6.5(dd,2H),4.5(d,2H),
2.4(m,1H),0.9(d,6H) λmax :650nm( メタノール中)
【0110】[化合物番号26のオキソノール化合物の
合成]化合物F(1.0g,5.0ミリモル)とN,
N’ー1,3−ペンタジエンー1ーイルー5ーイリデン
ジアニリン塩酸塩(0.71g,2.5ミリモル)をジ
メチルホルムアミド(8mL)に溶解させ、氷冷下でト
リエチルアミン(1.1mL,7.8ミリモル)を滴下
した。室温で3時間撹拌した後、反応液にメタノール
(60mL)を加え、次いで濃塩酸(1mL)を滴下し
た。室温で2時間撹拌した後、結晶を濾取し、乾燥して
1.1gの化合物番号27のオキソノール化合物を得
た。これは理論収量の98%に相当する。1 H−NMR(DMSO−d6 ):7.7(d,2
H),7.6(m,4H),7.s4(d,2H),
7.1(s,1H),6.6(dd,2H),2.5
(s,6H) λmax :644nm( メタノール中)
【0111】[化合物番号25のオキソノール化合物の
合成]化合物番号26のオキソノール化合物(0.23
g,0.51ミリモル)をメタノール(30mL)に懸
濁させた後、トリエチルアミン(0.07mL,0.5
1モル)を滴下し室温にて30分間撹拌した。この溶液
に、1,1’−ビス(2,6−ジエチルフェニル)−
4,4’−ビピリジニウムジクロリド(0.15g,
0.30ミリモル)を添加し、室温で4時間撹拌した。
得られた沈殿を濾取し、メタノールで洗浄後、乾燥して
0.27gの化合物番号25のオキソノール化合物を得
た。これは理論収量の80%に相当する。1 H−NMR(DMSO−d6 ):9.6(d,2
H),9.1(d,2H),7.3〜7.7(m,11
H),7.1(s,1H),6.6(dd,2H),
2.5(s,6H),2.3(q,4H),1.1
(t,6H) λmax :644nm( メタノール中)
【0112】[化合物番号80のオキソノール化合物の
合成]化合物G(2.0g,8.0ミリモル)とN,
N’ー1,3−ペンタジエンー1ーイルー5ーイリデン
ジアニリン塩酸塩(1.1g,3.9ミリモル)をジメ
チルホルムアミド(15mL)に溶解させ、氷冷下でト
リエチルアミン(1.7mL,12ミリモル)を滴下し
た。室温で6時間撹拌した後、反応液に水(80mL)
を加えると緑色結晶が析出した。結晶を濾取した後、メ
タノール(40mL)に溶解し、次いで1,1’ービス
アリル−4,4’−ビピリジニウムジブロミド(0.8
3g,2.0ミリモル)を添加し、室温で8時間撹拌し
た。得られた緑色沈殿を濾取し、メタノールで洗浄後乾
燥して、1.1gの化合物番号80のオキソノール化合
物を得た。これは理論収量の69%に相当する。1 H−NMR(DMSO−d6 ):7.2〜8.0
(m,9H),6.5(dd,2H),3.1(q,6
H),1.2(t,9H) λmax :648nm( メタノール中)
【0113】[化合物番号90のオキソノール化合物の
合成]化合物H(2.0g,8.0ミリモル)とN,
N’ー1,3−ペンタジエンー1ーイルー5ーイリデン
ジアニリン塩酸塩(1.1g,3.9ミリモル)をジメ
チルホルムアミド(15mL)に溶解させ、氷冷下でト
リエチルアミン(1.7mL,12ミリモル)を滴下し
た。室温で6時間撹拌した後、反応液に水(80mL)
を加えると緑色結晶が析出した。結晶を濾取した後、メ
タノール(40mL)に溶解し、次いで1,1’−ビス
(2−イソプロポキシフェニル)−4,4’ービピリジ
ニウムジクロリド(0.99g,2.0ミリモル)を添
加し、室温で8時間撹拌した。得られた緑色沈殿を濾取
し、メタノールで洗浄後乾燥して1.2gの化合物番号
90のオキソノール化合物を得た。これは理論収量の7
8%に相当する。1 H−NMR(DMSO−d6 ):7.2〜8.0
(m,9H),6.5(dd,2H),3.1(q,6
H),1.2(t,9H) λmax :648nm( メタノール中)
【0114】[化合物番号100のオキソノール化合物
の合成]化合物F(2.0g,10ミリモル)とN,
N’−1,3−ペンタジエンー1−イル−5−イリデン
ジアニリン塩酸塩(2.9g,10ミリモル)とをジメ
チルホルムアミド(30mL)に溶解させ、氷冷下でト
リエチルアミン(2.8mL,20ミリモル)を滴下し
た。室温で1時間撹拌した後、反応液にメタノール(5
0mL)を加えると紫色結晶が析出した。結晶を濾取し
た後、ジメチルホルムアミド(4mL)に溶解し、次い
で3ーオキソ−2,3ージヒドロベンゾチオフェン−
1,1−ジオキシ(1.8g,10ミリモル)及びトリ
エチルアミン(1.4mL,10ミリモル)を添加し、
室温で3時間撹拌した。この反応液にメタノール(60
mL)を加え、次いで濃塩酸(1.8mL)を滴下し
た。室温で2時間撹拌した後、結晶を濾取し、乾燥し
た。この結晶をメタノール(30mL)に溶解し、テト
ラメチルアンモニウムブロミド(1.5g, 10ミリモ
ル)を添加し、室温で8時間撹拌した。得られた紫色沈
殿を濾取し、メタノールで洗浄後乾燥して1.3gの化
合物番号100のオキソノール化合物を得た。これは理
論収量の26%に相当する。1 H−NMR(DMSO−d6 ):7.2〜8.0
(m,9H),6.5(dd,2H),3.1(q,6
H),1.2(t,9H) λmax :644nm( メタノール中)
【0115】[化合物番号105のオキソノール化合物
の合成]上記合成例において、テトラメチルアンモニウ
ムブロミドの代わりに1,1’−ビス(1−フェニルエ
チル)−4,4’−ビピリジニウムジブロミド(2.6
g,5.0ミリモル)を用いた以外は、同様な操作にて
2.6gの化合物番号105のオキソノール化合物を得
た。これは理論収量の42%に相当する。1 H−NMR(D2 O):9.3(d,4H),8.8
(d,4H),7.8(m,4H),7.5(d,2
H),7.3(dd,2H),4.9(m,2H),
1.3(d,12H) λmax :643nm( メタノール中)
【0116】本発明の一般式(I−1)で示される化合
物、特に一般式(II−1)で表わされるオキソノール化
合物は、単独で用いてもよいし、あるいは二種以上を併
用してもよい。あるいはまた、本発明に係わる化合物
と、これら以外の従来から情報記録媒体用の色素化合物
として知られている色素化合物と併用してもよい。その
ような公知の色素化合物としては、本発明で規定した以
外のオキソノール系色素、シアニン系色素、フタロシア
ニン系色素、ピリリウム系、チオピリリウム系色素、ア
ズレニウム系色素、スクワリリウム系色素、ナフトキノ
ン系色素、トリフェニルメタン系色素、及びトリアリル
メタン系色素を挙げることが出来る。
【0117】本発明の情報記録媒体は、前記一般式(I
−1)、特に前記一般式(II−1)で示される色素化合
物を含む記録層を基板上に設けてなるものである。本発
明の情報記録媒体は、記録層の上に更に反射層が設けら
れていることが好ましく、更に反射層の上に、保護層が
設けられていることが好ましい。
【0118】本発明の情報記録媒体は、例えば、次に述
べるような方法により製造することができる。
【0119】基板は、従来の情報記録媒体の基板として
用いられている各種の材料から任意に選択することがで
きる。基板材料としては、例えば、ガラス;ポリカーボ
ネート;ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂;
ポリ塩化ビニル、塩化ビニル共重合体等の塩化ビニル系
樹脂;エポキシ樹脂;アモルファスポリオレフィンおよ
びポリエステル等を挙げることができ、所望によりそれ
らを併用してもよい。なお、これらの材料はフィルム状
としてまたは剛性のある透明な基板として使うことがで
きる。上記材料の中では、耐湿性、寸法安定性および価
格などの点からポリカーボネートが好ましい。
【0120】記録層が設けられる側の基板表面には、平
面性の改善および接着力の向上および記録層の変質防止
などの目的で、下塗層が設けられてもよい。下塗層の材
料としては、例えば、ポリメチルメタクリレート、アク
リル酸・メタクリル酸共重合体、スチレン・無水マレイ
ン酸共重合体、ポリビニルアルコール、N−メチロール
アクリルアミド、スチレン・ビニルトルエン共重合体、
クロルスルホン化ポリエチレン、ニトロセルロース、ポ
リ塩化ビニル、塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、
ポリイミド、酢酸ビニル・塩化ビニル共重合体、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリカーボネート等の高分子物質;およびシランカ
ップリング剤などの表面改質剤をあげることができる。
【0121】下塗層は、上記物質を適当な溶剤に溶解ま
たは分散して塗布液を調製した後、この塗布液をスピン
コート、ディップコート、エクストルージョンコートな
どの塗布法を利用して基板表面に塗布することにより、
形成することができる。下塗層の層厚は一般に0.00
5〜20μmの範囲にあり、好ましくは0.01〜10
μmの範囲である。
【0122】また、基板(または下塗層)上には、トラ
ッキング用溝またはアドレス信号等の情報を表す凹凸
(プレグルーブ)が形成されていることが好ましい。こ
のプレグルーブは、ポリカーボネートなどの樹脂材料を
射出成形あるいは押出成形する際に直接基板上に形成さ
れることが好ましい。
【0123】またプレグルーブの形成を、プレグルーブ
層を設けることにより行なってもよい。プレグルーブ層
の材料としては、アクリル酸のモノエステル、ジエステ
ル、トリエステルおよびテトラエステルのうち少なくと
も一種のモノマー(またはオリゴマー)と光重合開始剤
との混合物を用いることができる。プレグルーブ層の形
成は、例えば、まず精密に作られた母型(スタンパー)
上に上記のアクリル酸エステルおよび重合開始剤からな
る混合液を塗布し、さらにこの塗布液層上に基板を載せ
たのち、基板または母型を介して紫外線を照射すること
により塗布層を硬化させて基板と塗布層とを固着させ
る。次いで、基板を母型から剥離することにより得るこ
とができる。プレグルーブ層の層厚は、一般に0.05
〜100μmの範囲にあり、好ましくは0.1〜50μ
mの範囲である。
【0124】プレグルーブの深さは300〜2000オ
ングストロームの範囲にあることが好ましく、またプレ
グルーブの半値幅は、0.2〜0.9μmの範囲にある
ことが好ましい。またプレグルーブ層の深さを1500
〜2000オングストロームの範囲にすることにより反
射率をほとんど低下させることなく感度を向上させるこ
とができ、特に好ましい。従って、このような光ディス
ク(深いプレグルーブの基板に、一般式(I−1)で表
わされる色素化合物、特に一般式(II−1)で表わされ
る色素化合物からなる記録層、およびその上に反射層が
形成された光ディスク)は、高い感度を有することか
ら、低いレーザパワーでも記録が可能となり、これによ
り安価な半導体レーザの使用が可能となる、あるいは半
導体レーザの使用寿命を延ばすことができる。
【0125】基板上(又は下塗層)の表面(プレグルー
ブが形成されている場合には、その表面上)には、本発
明に係る前記一般式(I−1)で表される色素化合物、
特に一般式(II−1)で表わされる色素化合物からなる
記録層が設けられる。
【0126】なお、記録層には、更に耐光性を向上させ
るために一重項酸素クエンチャーとして知られる種々の
化合物を含有させることができる。クエンチャーの代表
例としては、特開平3−224793号公報に記載の一
般式(III)、(IV)もしくは(V)で表される金属錯
体、ジインモニウム塩、アミニウム塩や特開平2−30
0287号公報や特開平2−300288号公報に示さ
れているニトロソ化合物などを挙げることができる。
【0127】記録層の形成は、本発明の一般式(I−
1)で表される色素化合物、特に一般式(II−1)で表
されるオキソノール化合物、更に所望によりクエンチャ
ー、結合剤などを加えて、溶剤に溶解して塗布液を調製
し、次いでこの塗布液を基板表面(もしくは下塗層表
面)に塗布して塗膜を形成したのち乾燥することにより
行なわれる。
【0128】色素記録層形成用の塗布液の溶剤として
は、酢酸ブチル、セロソルブアセテートなどのエステ
ル;メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルイ
ソブチルケトンなどのケトン;ジクロルメタン、1,2
−ジクロルエタン、クロロホルムなどの塩素化炭化水
素;ジメチルホルムアミドなどのアミド;シクロヘキサ
ンなどの炭化水素;テトラヒドロフラン、エチルエーテ
ル、ジオキサンなどのエーテル;エタノ−ル、n−プロ
パノール、イソプロパノール、n−ブタノール、ジアセ
トンアルコールなどのアルコール;2,2,3,3−テ
トラフロロプロパノールなどのフッ素系溶剤;エチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレンングリコール
モノエチルエーテル、プロピレンングリコールモノメチ
ルエーテルなどのグリコールエーテル類などを挙げるこ
とができる。上記溶剤は使用する化合物の溶解性を考慮
して単独または二種以上組み合わせて用いることができ
る。塗布液中にはさらに酸化防止剤、UV吸収剤、可塑
剤、潤滑剤などの各種の添加剤を目的に応じて添加して
もよい。
【0129】色素記録層に結合剤を使用する場合の結合
剤としては、例えば、ゼラチン、セルロース誘導体、デ
キストラン、ロジン、ゴムなどの天然有機高分子物質;
およびポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、
ポリイソブチレン等の炭化水素系樹脂;ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル・ポリ酢酸ビ
ニル共重合体等のビニル系樹脂;ポリアクリル酸メチ
ル、ポリメタクリル酸メチルなどのアクリル樹脂;ポリ
ビニルアルコール、塩素化ポリエチレン、エポキシ樹
脂、ブチラール樹脂、ゴム誘導体、フェノール・ホルム
アルデヒド樹脂等の熱硬化性樹脂の初期縮合物などの合
成有機高分子を挙げることができる。記録層の材料とし
て結合剤を併用する場合における結合剤の使用量は、色
素1重量部に対して一般に10重量部以下であり、好ま
しくは1重量部以下であり、さらに好ましくは0.1重
量部以下である。このようにして調製される塗布液の濃
度は一般に0.01〜10重量%の範囲にあり、好まし
くは0.1〜5重量%の範囲にある。
【0130】塗布方法としては、スプレー法、スピンコ
ート法、ディップ法、ロールコート法、ブレードコート
法、ドクターロール法、スクリーン印刷法などを挙げる
ことができる。
【0131】記録層は単層でも重層でもよい。記録層の
層厚は一般に20〜500nmの範囲にあり、好ましく
は50〜300nmの範囲にある。また、記録層は基板
の片面のみならず両面に設けられていてもよい。
【0132】上記記録層の上には通常、情報の再生時に
おける反射率の向上の目的で、反射層が設けられる。反
射層の材料である光反射性物質はレーザ光に対する反射
率が高い物質であり、その例としては、Mg、Se、
Y、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、
W、Mn、Re、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、P
d、Ir、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、A
l、Ga、In、Si、Ge、Te、Pb、Po、S
n、及びBiなどの金属及び半金属あるいはステンレス
鋼を挙げることができる。これらのうちで好ましいもの
は、Cr、Ni、Pt、Cu、Ag、Au、Alおよび
ステンレス鋼などの金属である。これらの物質は単独で
用いてもよいし、あるいは二種以上の組み合わせで、ま
たは合金として用いてもよい。
【0133】反射層は、例えば上記反射性物質を蒸着、
スパッタリングまたはイオンプレーティングすることに
より記録層の上に形成することができる。反射層の層厚
は一般には10〜300nmの範囲にあり、好ましくは
50〜200nmの範囲である。
【0134】反射層の上には、記録層などを物理的及び
化学的に保護する目的で保護層が設けられていることが
好ましい。この保護層は、基盤の記録層が設けられてい
ない側にも耐傷性、耐湿性を高める目的で設けられてい
てもよい。保護層に用いられる材料としては、例えば、
SiO、SiO2 、MgF2 、SnO2 、Si3 N4な
どの無機物質、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、UV硬化
性樹脂等の有機物質を挙げることができる。
【0135】保護層は、たとえばプラスチックの押出加
工で得られたフィルムを接着層を反射層上及び/または
基板上にラミネートすることにより形成することができ
る。あるいは真空蒸着、スパッタリング、塗布等の方法
により設けられてもよい。また、熱可塑性樹脂、熱硬化
性樹脂の場合には、これらを適当な溶剤に溶解して塗布
液を調製したのち、この塗布液を塗布し、乾燥すること
によっても形成することができる。UV硬化性樹脂の場
合には、溶剤を使用することなく、あるいは適当な溶剤
に溶解して塗布液を調製したのちこの塗布液を塗布し、
UV光を照射して硬化させることによっても形成するこ
とができる。これらの塗布液中には、更に帯電防止剤、
酸化防止剤、UV吸収剤等の各種添加剤を目的に応じて
添加してもよい。保護層の層厚は一般には0.1〜10
0μmの範囲にある。
【0136】本発明の情報記録媒体は、上述した構成か
らなる単板であってもよいが、あるいは更に上記構成を
有する二枚の基板を記録層が内側となるように向かい合
わせ、接着剤等を用いて接合することにより、貼り合わ
せタイプの情報記録媒体を製造することもできる。ある
いはまた、二枚の円盤状基板のうち少なくとも一方に上
記構成を有する基板を用いて、リング状内側スペーサと
リング状外側スペーサとを介して接合することにより、
エアーサンドイッチタイプの記録媒体を製造することが
できる。
【0137】本発明の情報記録媒体は上記のような方法
で製造することができるが、反射率が極めて高く、かつ
記録再生特性にも優れた情報記録媒体(光ディスク)で
あって、耐光性においても向上している。そして、本発
明の情報記録媒体は反射率が70%前後と高いため、た
とえば、CD−Rタイプの光ディスクとして製造した場
合、市販のCDプレーヤで再生することができる。従っ
て、高反射率を有し、かつ耐光性に優れた光ディスクと
することができる。
【0138】情報記録方法は、上記情報記録媒体を用い
て、例えば、次のように行われる。まず、情報記録媒体
を定線速度(CDフォーマットの場合は1.2〜14m
/秒)または定角速度にて回転させながら、あるいは2
倍速以上の高速度で回転させながら、基板側から半導体
レーザー光などの記録用の光を照射する。この光の照射
により、記録層と反射層との界面に空洞を形成(空洞の
形成は、記録層または反射層の変形、あるいは両層の変
形を伴って形成される)するか、基板が肉盛り変形す
る、あるいは記録層に変色、会合状態の変化等により屈
折率が変化することにより情報が記録されると考えられ
る。記録光としては500nm〜850nmの範囲の発
振波長を有する半導体レーザービームが用いられる。こ
のレーザービームの波長は好ましくは500nm以上、
800nm以下である。そしてCD−Rに適したレーザ
ービームの波長は770〜790nmの範囲にあること
が好ましい。
【0139】上記のように記録された情報の再生は、情
報記録媒体を上記と同一の定線速度で回転させながら、
あるいは2倍速以上の高速度で回転させながら、記録時
と同じ波長を持つ半導体レーザ光を基板側から照射し
て、その反射光を検出することにより行うことができ
る。
【0140】
【実施例】以下に、本発明の実施例及び比較例を記載す
る。
【0141】[実施例1]本発明に係る前記オキソノー
ル系色素化合物(化合物番号1)3gを、2,2,3,
3−テトラフルオロプロパノール100mLに溶解し、
記録層形成用塗布液を得た。この塗布液を、表面にスパ
イラルプレグルーブ(トラックピッチ:1.7μm、グ
ルーブ幅:0.4μm、グルーブ深さ:0.16μm)
が形成されている射出成形により製造したポリカーボネ
ート透明基板(直径:120mm、厚さ:1.2mm)
のそのプレグルーブ面に、スピンコートにより塗布し、
色素記録層を形成した。色素記録層の厚さは、プレグル
ーブ内で約200nmであった。
【0142】次に、色素記録層上に銀(Ag)をスパッ
タして、厚さ約100nmの金属反射層を形成した。更
に反射層上にUV硬化性樹脂(UV硬化剤SD−22
0、大日本インキ化学工業(株))を塗布し、紫外線を
照射して層厚5μmの保護層を形成して、本発明に従う
情報記録媒体(以下、本発明試料という)を得た。
【0143】[実施例2〜18]実施例1において、前
記オキソノール色素化合物(化合物番号1)の代りに、
第7表に示す、本発明に係るオキソノール色素化合物を
同量使用した以外は、実施例1と同様にして本発明に従
う情報記録媒体(本発明試料)を得た。
【0144】[比較例1]実施例1において、前記オキ
ソノール色素化合物(化合物番号1)の代りに、下記の
従来から知られているシアニン色素化合物(比較化合物
A)を同量使用した以外は、実施例1と同様にして比較
用の情報記録媒体を得た。
【0145】
【化40】
【0146】[比較例2]実施例1において、前記オキ
ソノール色素化合物(化合物番号1)の代りに、下記の
オキソノール色素化合物(比較化合物B)を同量使用し
た以外は、実施例1と同様にして比較用の情報記録媒体
を得た。
【0147】
【化41】
【0148】[参考例1]実施例1において、前記オキ
ソノール色素化合物(化合物番号1)の代りに、下記の
オキソノール色素化合物(参考化合物C)を同量使用し
た以外は、実施例1と同様にして比較用の情報記録媒体
を得た。
【0149】
【化42】
【0150】[情報記録媒体の評価] (1)変調度 情報記録媒体に、波長780nmの半導体レーザ光を照
射し、プレグルーブをトラッキングしながら、定線速度
1.4m/秒で、記録レーザパワーを4〜9mWの範囲
で種々変えて、3Tと11TのEFM信号を記録した。
レーザパワー0.5mWで再生し、最適記録パワーにお
ける3Tと11Tの変調度を求めた。 (2)反射率 上記の再生時の最適記録パワーにおけるプレグルーブ
(非記録領域)の反射率を求めた。
【0151】(3)耐光性 上記のように記録された情報記録媒体にXeランプ(1
4万ルックス)を18時間又は36時間照射し、照射後
の変調度及び反射率を上記と同様に測定した。また照射
後の情報記録媒体の色の有無を下記の観点で目視で調べ
た。 AA:退色していない。 BB:退色しているが色は残っており、許容範囲である。 CC:ほとんど色が残っていない。 得られた評価結果を第7表に示す。
【0152】
【表7】
【0153】上記の第7表の結果から、本発明の一般式
(I−1)で表されるオキソノール化合物を含有する記
録層を有する実施例1〜17の情報記録媒体(光ディス
ク)は、従来からよく知られているシアニン色素を含有
した記録層を有する比較用の光ディスク(比較例1)に
比べて、Xeランプを照射後においても変調度の変化が
格段に少なく、高い耐光性を有していることが判る。特
に、一般式(I−3)又は一般式(I−4)をカチオン
部として持つオキソノール化合物を記録材料として用い
た本発明に従う光ディスク(実施例1〜14)は、驚く
べきほど優れた耐光性を有していることが判る。また、
芳香環無置換のオキソノール化合物を用いた記録層を有
する比較用の光ディスク(比較例2又は参考例1)に比
べても、変調度及び反射率共に高く、格段に記録特性が
向上していることが判る。
【0154】
【発明の効果】本発明の一般式(I−1)で表されるオ
キソノール化合物を使用することにより、高い変調度及
び反射率を維持しながら、特に耐光性が顕著に向上した
情報記録媒体を得ることが出来る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 [式中、R1及びR2は各々独立に置換基を表わし、X
k+はカチオンを表わし、p及びqは、各々独立に0〜
4の整数を表わす(但しp+q≧1である)、pとqは
いずれも、それぞれが2以上の場合には、二個のR1及
び/又は二個のR2はそれぞれ互いに連結して、それぞ
れが結合するベンゼン環と共に縮合環を形成していても
よい、そしてkは1〜10の整数を表す]。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【化3】 [式中、R7及びR8は各々独立に、炭素原子数1〜1
8のアルキル基、炭素原子数2〜18のアルケニル基、
炭素原子数2〜18のアルキニル基、炭素原子数6〜1
8のアリール基、炭素原子数7〜18のアラルキル基、
炭素原子数2〜18のアシル基、炭素原子数1〜18の
アルキルスルホニル基、炭素原子数6〜18のアリール
スルホニル基、炭素原子数1〜18のアルキルスルフィ
ニル基、炭素原子数2〜18のアルコキシカルボニル
基、炭素原子数7〜18のアリールオキシカルボニル
基、炭素原子数1〜18のアルコキシ基、炭素原子数6
〜18のアリールオキシ基、炭素原子数1〜18のアル
キルチオ基、炭素原子数6〜10のアリールチオ基、炭
素原子数2〜18のアシルオキシ基、炭素原子数1〜1
8の炭化水素基で置換されたスルホニルオキシ基、炭素
原子数1〜18の炭化水素基で置換されていてもよいカ
ルバモイルオキシ基、炭素原子数1〜18の炭化水素基
で置換されていてもよいアミノ基、炭素原子数1〜18
の炭化水素基で置換されていてもよいアミド基、炭素原
子数1〜18の炭化水素基で置換されていてもよいウレ
イド基、炭素原子数1〜18の炭化水素基で置換されて
いてもよいカルバモイル基、炭素原子数1〜18の炭化
水素基で置換されていてもよいスルファモイル基、ハロ
ゲン原子、水酸基、メルカプト基、ニトロ基、シアノ
基、カルボキシル基、スルホ基、もしくは4〜7員の複
素環基を表し(これらの置換基は、更に上記の置換基の
いずれかによって置換されていてもよく、またこれらの
置換基に含まれるアルキル基は直鎖状、分岐鎖、あるい
は環状のいずれであってもよい)、Xk+はカチオンを
表わし、p及びqは、各々独立に0〜4の整数を表わす
(但しp+q≧1である)、pとqはいずれも、それぞ
れが2以上の場合には、二個のR7及び/又は二個のR
8はそれぞれ互いに連結して、それぞれが結合するベン
ゼン環と共に縮合環を形成していてもよい、そしてkは
1〜10の整数を表わす]。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【化6】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】
【化11】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、レーザ光により情報の記録が
    可能な記録層が設けられてなる情報記録媒体において、
    該記録層が、下記一般式(I−1)で表される色素化合
    物を含むことを特徴とする情報記録媒: 【化1】 [式中、R1 及びR2 は各々独立に置換基を表わし、X
    k+はカチオンを表わし、p及びqは、各々独立に0〜4
    の整数を表わす(但しp+q≧1である)、pとqはい
    ずれも、それぞれが2以上の場合には、二個のR1 及び
    /又は二個のR2はそれぞれ互いに連結して、それぞれ
    が結合するベンゼン環と共に縮合環を形成していてもよ
    い、そしてkは1〜10の整数を表す] 。
  2. 【請求項2】 Xk+が4級アンモニウムイオンである請
    求項1に記載の情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 Xk+が下記一般式(I−2)で表される
    オニウムイオンである請求項1に記載の情報記録媒体。 【化2】 [ 式中、R3 及びR4 は、各々独立に置換基を表し、R
    5 及びR6 は、各々独立にアルキル基、アルケニル基、
    アルキニル基、アラルキル基、アリール基または複素環
    基を表し、R3 とR4 、R3 とR5 、R4 とR6 、及び
    /又はR5 とR6は、それぞれ互いに連結して環を形成
    してもよく、r及びsは、各々独立に0〜4の整数を表
    わす。]
  4. 【請求項4】 記録層の上に更に反射層が設けられてい
    る請求項1〜3のいずれかの項に記載の情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 一般式(II−1)で表されるオキソノー
    ル化合物: 【化3】 [ 式中、R7 及びR8 は各々独立に、炭素原子数1〜1
    8のアルキル基、炭素原子数2〜18のアルケニル基、
    炭素原子数2〜18のアルキニル基、炭素原子数6〜1
    8のアリール基、炭素原子数7〜18のアラルキル基、
    炭素原子数2〜18のアシル基、炭素原子数1〜18の
    アルキルスルホニル基、炭素原子数6〜18のアリール
    スルホニル基、炭素原子数1〜18のアルキルスルフィ
    ニル基、炭素原子数2〜18のアルコキシカルボニル
    基、炭素原子数7〜18のアリールオキシカルボニル
    基、炭素原子数1〜18のアルコキシ基、炭素原子数6
    〜18のアリールオキシ基、炭素原子数1〜18のアル
    キルチオ基、炭素原子数6〜10のアリールチオ基、炭
    素原子数2〜18のアシルオキシ基、炭素原子数1〜1
    8の炭化水素基で置換されたスルホニルオキシ基、炭素
    原子数1〜18の炭化水素基で置換されていてもよいカ
    ルバモイルオキシ基、炭素原子数1〜18の炭化水素基
    で置換されていてもよいアミノ基、炭素原子数1〜18
    の炭化水素基で置換されていてもよいアミド基、炭素原
    子数1〜18の炭化水素基で置換されていてもよいウレ
    イド基、炭素原子数1〜18の炭化水素基で置換されて
    いてもよいカルバモイル基、炭素原子数1〜18の炭化
    水素基で置換されていてもよいスルファモイル基、ハロ
    ゲン原子、水酸基、メルカプト基、ニトロ基、シアノ
    基、カルボキシル基、スルホ基、もしくは4〜7員の複
    素環基を表し(これらの置換基は、更に上記の置換基の
    いずれかによって置換されていてもよく、またこれらの
    置換基に含まれるアルキル基は直鎖状、分岐鎖、あるい
    は環状のいずれであってもよい)、Xk+はカチオンを表
    わし、p及びqは、各々独立に0〜4の整数を表わす
    (但しp+q≧1である)、pとqはいずれも、それぞ
    れが2以上の場合には、二個のR7 及び/又は二個のR
    8 はそれぞれ互いに連結して、それぞれが結合するベン
    ゼン環と共に縮合環を形成していてもよい、そしてkは
    1〜10の整数を表わす] 。
  6. 【請求項6】 Xk+が下記一般式(II−2)で表される
    イオンである請求項5に記載のオキソノール化合物: 【化4】 [ 式中、R9 及びR10は、各々独立に、炭素原子数1〜
    18のアルキル基、炭素原子数2〜18のアルケニル
    基、炭素原子数2〜18のアルキニル基、炭素原子数6
    〜18のアリール基、炭素原子数7〜18のアラルキル
    基、炭素原子数2〜18のアシル基、炭素原子数1〜1
    8のアルキルスルホニル基、炭素原子数6〜18のアリ
    ールスルホニル基、炭素原子数1〜18のアルキルスル
    フィニル基、炭素原子数2〜18のアルコキシカルボニ
    ル基、炭素原子数7〜18のアリールオキシカルボニル
    基、炭素原子数1〜18のアルコキシ基、炭素原子数6
    〜18のアリールオキシ基、炭素原子数1〜18のアル
    キルチオ基、炭素原子数6〜10のアリールチオ基、炭
    素原子数2〜18のアシルオキシ基、炭素原子数1〜1
    8の炭化水素基で置換されたスルホニルオキシ基、炭素
    原子数1〜18の炭化水素基で置換されていてもよいカ
    ルバモイルオキシ基、炭素原子数1〜18の炭化水素基
    で置換されていてもよいアミノ基、炭素原子数1〜18
    の炭化水素基で置換されていてもよいアミド基、炭素原
    子数1〜18の炭化水素基で置換されていてもよいウレ
    イド基、炭素原子数1〜18の炭化水素基で置換されて
    いてもよいカルバモイル基、炭素原子数1〜18の炭化
    水素基で置換されていてもよいスルファモイル基、ハロ
    ゲン原子、水酸基、メルカプト基、ニトロ基、シアノ
    基、カルボキシル基、スルホ基、もしくは4〜7員の複
    素環基を表わし(これらの置換基は、更に上記の置換基
    のいずれかによって置換されていてもよく、またこれら
    の置換基に含まれるアルキル基は直鎖状、分岐鎖、ある
    いは環状のいずれであってもよい)、R11及びR12は各
    々独立に、炭素原子数1〜18のアルキル基、炭素原子
    数2〜18のアルケニル基、炭素原子数2〜18のアル
    キニル基、炭素原子数7〜18のアラルキル基、炭素原
    子数6〜18のアリール基、または4〜7員環の複素環
    基を表わし(これらの基は更に、上記のR9 及びR10に
    相当する置換基により置換されていてもよい)、R9 と
    R10、R9 とR11、R10とR12、及び/又はR11とR12
    は各々互いに連結して4〜7員環を形成してもよく、r
    およびsは、各々独立に0〜4の整数を表わす] 。
  7. 【請求項7】 基板上に、レーザ光により情報の記録が
    可能な記録層が設けられてなる情報記録媒体において、
    該記録層が、請求項5及び6のうちのいずれかの項に記
    載のオキソノール化合物を含むことを特徴とする情報記
    録媒体。
JP10151970A 1998-05-15 1998-05-15 情報記録媒体及び新規オキソノール化合物 Withdrawn JPH11321108A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10151970A JPH11321108A (ja) 1998-05-15 1998-05-15 情報記録媒体及び新規オキソノール化合物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10151970A JPH11321108A (ja) 1998-05-15 1998-05-15 情報記録媒体及び新規オキソノール化合物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11321108A true JPH11321108A (ja) 1999-11-24

Family

ID=15530209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10151970A Withdrawn JPH11321108A (ja) 1998-05-15 1998-05-15 情報記録媒体及び新規オキソノール化合物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11321108A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008133009A1 (ja) * 2007-04-13 2008-11-06 Fujifilm Corporation 光情報記録媒体、情報記録方法、および、アゾ金属錯体色素
JP2008279759A (ja) * 2007-04-13 2008-11-20 Fujifilm Corp 光情報記録媒体、情報記録方法、および、アゾ金属錯体色素

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008133009A1 (ja) * 2007-04-13 2008-11-06 Fujifilm Corporation 光情報記録媒体、情報記録方法、および、アゾ金属錯体色素
JP2008279759A (ja) * 2007-04-13 2008-11-20 Fujifilm Corp 光情報記録媒体、情報記録方法、および、アゾ金属錯体色素

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0962923A1 (en) Information recording medium and novel oxonol compound
JP3840301B2 (ja) 情報記録媒体
JP3636857B2 (ja) 光情報記録媒体
JP4137771B2 (ja) 光情報記録媒体および新規オキソノール化合物
EP0833314A2 (en) Information recording medium
JP4082872B2 (ja) 光情報記録媒体及び光情報記録方法
JP2002249674A (ja) オキソノール色素化合物、及びそれを用いた光情報記録媒体、光情報記録方法
JP3807872B2 (ja) 情報記録媒体及び新規オキソノール化合物
JP3707759B2 (ja) 情報記録媒体及びオキソノール化合物
JP2001146074A (ja) 光情報記録媒体および情報記録方法
JP3705520B2 (ja) 光情報記録媒体
JP3768346B2 (ja) 情報記録媒体及び情報の記録方法
JP3620681B2 (ja) 情報記録媒体
JP3636877B2 (ja) 情報記録媒体及びオキソノール化合物
JP3707760B2 (ja) 情報記録媒体及び情報の記録方法
JP2003039831A (ja) 光情報記録媒体および新規イモニウム化合物
JPH11321110A (ja) 情報記録媒体およびオキソノール化合物
JP3573600B2 (ja) 光情報記録媒体
JP3703609B2 (ja) 光情報記録媒体
JP3846983B2 (ja) 情報記録媒体及び情報の記録方法
JP2001260536A (ja) 光情報記録媒体、情報記録方法、及び色素化合物
JP2597517B2 (ja) 情報記録媒体
JP4234822B2 (ja) シアニン色素化合物を含有する情報記録媒体
JP2000108520A (ja) オキソノール化合物を含有する情報記録媒体
JP2000033773A (ja) 情報記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050802