JPH11321370A - フリーホイール装置 - Google Patents

フリーホイール装置

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JPH11321370A
JPH11321370A JP10142289A JP14228998A JPH11321370A JP H11321370 A JPH11321370 A JP H11321370A JP 10142289 A JP10142289 A JP 10142289A JP 14228998 A JP14228998 A JP 14228998A JP H11321370 A JPH11321370 A JP H11321370A
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JP
Japan
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actuator
differential
shaft
front differential
axle
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JP10142289A
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English (en)
Inventor
Hideo Sawazaki
英夫 沢崎
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、従来の負圧駆動式のアクチュエー
タに比し、機能面の信頼性を向上し得て、しかも複雑な
バキュームホースの配管を不要とし、部品点数を減少さ
せることができ、また、フロントディファレンシャル上
部の取付スペースを大きく削減して車体のフロア位置を
低くすることができ、更に、各走行時の作動部分への飛
び石や着水、あるいは錆を効果的に防止でき、動作の信
頼性が大となるとともに、各部品の使用寿命を長くし得
ることを目的としている。 【構成】 このため、フロントアクスルの開放・連結を
アクチュエータにより行い、フロントディファレンシャ
ルを切り換えるフリーホイール装置において、アクチュ
エータを電気モータ駆動式とし、アクチュエータのモー
タ出力軸をフロントディファレンシャル内に位置させる
とともにアクチュエータをフロントディファレンシャル
上部に配設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はフリーホイール装
置に係り、特に電気モータ駆動式のアクチュエータのモ
ータ出力軸をフロントディファレンシャル内に位置させ
るとともに、アクチュエータをフロントディファレンシ
ャル上部に配設し、従来の負圧駆動式のアクチュエータ
に比し、大なる動力を発生させることができるととも
に、種々の運転や環境の状況においても発生される動力
が安定し、機能面の信頼性を向上し得て、しかも複雑な
バキュームホースの配管を不要とし、部品点数を減少さ
せることができ、また、フロントディファレンシャル上
部の取付スペースを大きく削減して車体のフロア位置を
低くすることができ、更に、降雨走行時や雪路走行時等
の各走行時の作動部分への飛び石や着水及び着氷、ある
いは錆を効果的に防止でき、作動部分が作動不良を惹起
し難くなり、動作の信頼性が大となるとともに、各部品
の使用寿命を長くし得て、経済的にも有利なフリーホイ
ール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フリーホイール装置は、フロントディフ
ァレンシャルをアクチュエータによって切り換え、フロ
ントアクスルの開放状態(「アクスルフリー状態」とも
いう)あるいはフロントアクスルの連結状態(「アクス
ルロック状態」ともいう)を実現している。
【0003】前記フリーホイール装置としては、特開昭
63−82829号公報に開示されるものがある。この
公報に開示される4輪駆動車の2−4切換機構は、入力
軸の回転を前輪間および後輪間のそれぞれに設けられた
デファレンシャル装置へ伝達する一対の出力軸を有する
トランスファー装置が、2輪駆動と4輪駆動との切換え
を行う2−4切換部を備える4輪駆動車において、2輪
駆動時に遊動輪となる車輪側のデファレンシャル装置の
出力部にクラッチを設け、クラッチを気体式アクチュエ
ータにて、2−4切換部を電動モータにてそれぞれ駆動
するように構成し、各部所のアクチュエータを、コス
ト、信頼性、性能等の要求に合致したものとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のフリ
ーホイール装置においては、吸気管圧力を利用した負圧
駆動式のアクチュエータを使用している。
【0005】つまり、フロントディファレンシャル10
2のデフキャリヤ104内には、図8に示す如く、デフ
キャリヤ104に保持された前側、後側円錐ころ軸受1
06−1、106−2によってドライブ軸108が軸支
されている。ドライブ軸108には、一端側に推進軸
(図示せず)を接続する推進軸接続フランジ110がフ
ランジ取付ナット112によって取付けられているとと
もに、他端側にドライブピニオン114が連設されてい
る。また、前側円錐ころ軸受106−1と後側円錐ころ
軸受106−2間には、スペーサ116が介設されてい
る。
【0006】前記デフキャリヤ104には、デフカバー
118が付設されている。
【0007】また、前記ドライブ軸108のドライブピ
ニオン114には、ハイポイドギヤたるリングギヤ12
0が噛合している。このリングギヤ120は、固定ボル
ト122によってデフケース124に取付けられてい
る。そして、デフケース124は、インナデフケース1
26と第1アウタデフケース128と第2アウタデフケ
ース130とからなる。
【0008】前記リングギヤ120は、実際、固定ボル
ト122によって第1アウタデフケース128及び第2
アウタデフケース130に取付けられている。
【0009】インナデフケース126には、デフピニオ
ン軸132が保持され、このデフピニオン軸132に軸
支された第1、第2デフピニオン134−1、134−
2が内蔵されている。このとき、第1、第2デフピニオ
ン134−1、134−2には、第1、第2デフサイド
ギヤ136−1、136−2が噛合されている。
【0010】前記第1アウタデフケース128はインナ
デフケース126に対して相対的に回転可能に設けられ
ており、前記デフケース124は、インナデフケース1
26と第1アウタデフケース128とが二重になるとと
もに、第1アウタデフケース128が第2アウタデフケ
ース130によって保持される構成となっている。
【0011】また、第1アウタデフケース128の第1
ケースボス部138−1と第2アウタデフケース130
の第2ケースボス部138−2とは、第1、第2キャリ
アボス部140−1、140−2に保持させた第1、第
2軸受142−1、142−2によってデフキャリア1
04に支持されている。
【0012】第1、第2デフサイドギヤ136−1、1
36−2には、第1、第2アクスル軸144−1、14
4−2の端部位が連結されている。この第1、第2アク
スル軸144−1、144−2は、第1、第2ケースボ
ス部138−1、138−2によって支持されている。
【0013】前記ディファレンシャル102には、フリ
ーホイール装置たるフリーホイールクラッチ146が設
けられる。
【0014】このフリーホイールクラッチ146は、イ
ンナデフケース126に設けたフリーアクスルロック部
たるハブ148に形成したハブスプラインと、このハブ
スプラインに係合・離脱すべく第1アクスル軸144−
1の軸方向に移動されるスリーブであるフリーアクスル
用切替のクラッチスリーブ150とを有している。この
クラッチスリーブ150は、第1アウタデフケース12
8に支持されている。
【0015】このクラッチスリーブ150には、フォー
ク152の一端側が係合されている。このフォーク15
2の他端側は、第1アクスル軸144−1と略平行に配
置したシャフト154を介して、アクチュエータ156
に連絡している。
【0016】そして、アクチュエータ156を、吸気管
圧力を利用した負圧駆動式とする。このとき、アクチュ
エータ156は、図9に示す如く、長さLのダイヤフラ
ム外径を有している。
【0017】つまり、図6及び図9に示す如く、アクチ
ュエータ156のロッド部172にアウタレバー174
を接続して設けるとともに、図6及び図7に示す如く、
このアウタレバー174にインナレバー176を接続し
て設け、このインナレバー176によって前記シャフト
154に設けたフォーク152を移動させ、前記クラッ
チスリーブ150の結合または解除を行っている。
【0018】すなわち、アクチュエータ156のロッド
部172の往復運動が、アウタレバー174及びインナ
レバー176を介してシャフト154に設けたフォーク
152を往復動作させるものであり、図8において上方
向、つまり矢印A方向にフォーク152が移動される場
合には、フロントアクスルの連結状態たるアクスルロッ
ク状態となり、逆に図8において下方向、つまり矢印B
方向にフォーク152が移動される場合には、フロント
アクスルの開放状態たるアクスルフリー状態となる。
【0019】また、前記アクチュエータ156は、図6
に示す如く、前記フロントディファレンシャル102の
外部にブラケット178によって固着されているととも
に、2個のバキューム・スイッチング・バルブ(VS
V)180−1、180−2を有している。
【0020】そして、バキューム・スイッチング・バル
ブ180−1、180−2には、6本のバキュームホー
ス182−1、182−2、182−3、182−4
(図面に開示される4本についてのみ説明する)が夫々
接続されている。
【0021】しかし、上述の如き負圧駆動式のアクチュ
エータ156を使用する構造としたことにより、要求す
る作動力を発生させるために、アクチュエータ156の
ダイヤフラム径を大きくする必要があるとともに、バキ
ューム・スイッチング・バルブ180−1、180−2
を必要とし、しかもこれらのバキューム・スイッチング
・バルブ180−1、180−2に吸気管圧力を導くた
めの複雑なバキュームホース182−1、182−2、
182−3、182−4の配管を必要とするという不都
合がある。
【0022】また、前記アクチュエータ156やバキュ
ーム・スイッチング・バルブ180−1、180−2、
そしてバキュームホース182−1、182−2、18
2−3、182−4を配置するために、大なるスペース
を必要とするという不都合もある。
【0023】この結果、前記フロントディファレンシャ
ル102上部に配置用のスペースを確保すると、図6に
示す如く、車体のフロア位置が高くなり、車室内におけ
る足元部分のスペースが狭くなってしまい、実用上不利
であるという不都合がある。
【0024】また、負圧駆動式のアクチュエータ156
を使用することにより、冷機時やパワーステアリング、
エアコン作動時、あるいはアクセル操作時等において吸
気管圧力が安定せず、アクチュエータ156の発生させ
る力が一定とならず、種々の運転や環境の状況において
確実な機能を期待することができず、改善が望まれてい
た。
【0025】更に、負圧駆動式のアクチュエータ156
においては、図8に示す如く、シャフト154に設けた
フォーク152を往復動作させ、図8の矢印A方向のア
クスルロック状態あるいは図8の矢印B方向のアクスル
フリー状態としているが、図6及び図7に示す如く、ア
ウタレバー174及びインナレバー176を用いてアク
チュエータ156のロッド部172のロッド作動方向を
変更させている。
【0026】そしてこのとき、図6及び図9に示す如
く、前記アクチュエータ156のロッド部172及びア
ウタレバー174が前記フロントディファレンシャル1
02の外部に位置することにより、降雨走行時や雪路走
行時等の各走行時の着水や着氷及び錆によって作動不良
を惹起させる惧れがあり、動作の信頼性が低いととも
に、各部品の使用寿命が短く、経済的にも不利であると
いう不都合がある。
【0027】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、フロントアクスルの開放・
連結をアクチュエータにより行い、フロントディファレ
ンシャルを切り換えるフリーホイール装置において、前
記アクチュエータを電気モータ駆動式とし、アクチュエ
ータのモータ出力軸をフロントディファレンシャル内に
位置させるとともに前記アクチュエータをフロントディ
ファレンシャル上部に配設したことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】上述の如く発明したことにより、
電気モータ駆動式のアクチュエータの駆動時には、モー
タ出力軸が回動してフロントアクスルの開放・連結を行
う。このとき、従来の負圧駆動式のアクチュエータに比
し、大なる動力を発生させるとともに、種々の運転や環
境の状況においても発生される動力が安定し、機能面の
信頼性を向上させている。また、複雑なバキュームホー
スの配管が不要となるとともに、部品点数を減少させて
いる。更に、フロントディファレンシャル上部の取付ス
ペースを大きく削減し、車体のフロア位置を、従来のも
のに比し低くし、車室内における足元部分のスペースを
広くしている。更にまた、降雨走行時や雪路走行時等の
各走行時の作動部分への飛び石や着水及び着氷、あるい
は錆を効果的に防止し、作動部分が作動不良を惹起し難
くなり、動作の信頼性が大となるとともに、各部品の使
用寿命を長くしている。
【0029】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0030】図1〜図4はこの発明の実施例を示すもの
である。図1及び図2において、2はフロントディファ
レンシャル、4はデフキャリヤである。
【0031】このデフキャリヤ4内には、デフキャリヤ
4に保持された前側、後側円錐ころ軸受6−1、6−2
によってドライブ軸8が軸支されている。ドライブ軸8
には、一端側に推進軸(図示せず)を接続する推進軸接
続フランジ10がフランジ取付ナット12によって取付
けられているとともに、他端側にドライブピニオン14
が連設されている。また、前側円錐ころ軸受6−1と後
側円錐ころ軸受6−2間には、スペーサ16が介設され
ている。
【0032】前記デフキャリヤ4には、デフカバー18
が付設されている。
【0033】また、前記ドライブ軸8のドライブピニオ
ン14には、ハイポイドギヤたるリングギヤ20が噛合
している。このリングギヤ20は、固定ボルト22によ
ってデフケース24に取付けられている。そして、デフ
ケース24は、インナデフケース26と第1アウタデフ
ケース28と第2アウタデフケース30とからなる。
【0034】前記リングギヤ20は、実際、固定ボルト
22によって第1アウタデフケース28及び第2アウタ
デフケース30に取付けられている。
【0035】インナデフケース26には、デフピニオン
軸32が保持され、このデフピニオン軸32に軸支され
た第1、第2デフピニオン34−1、34−2が内蔵さ
れている。このとき、第1、第2デフピニオン34−
1、34−2には、第1、第2デフサイドギヤ36−
1、36−2が噛合されている。
【0036】前記第1アウタデフケース28はインナデ
フケース26に対して相対的に回転可能に設けられてお
り、前記デフケース24は、インナデフケース26と第
1アウタデフケース28とが二重になるとともに、第1
アウタデフケース28が第2アウタデフケース30によ
って保持される構成となっている。
【0037】また、第1アウタデフケース28の第1ケ
ースボス部38−1と第2アウタデフケース30の第2
ケースボス部38−2とは、第1、第2キャリアボス部
40−1、40−2に保持させた第1、第2軸受42−
1、42−2によってデフキャリア4に支持されてい
る。
【0038】第1、第2デフサイドギヤ36−1、36
−2には、第1、第2アクスル軸44−1、44−2の
端部位が連結されている。この第1、第2アクスル軸4
4−1、44−2は、第1、第2ケースボス部38−
1、38−2によって支持されている。
【0039】前記ディファレンシャル2には、フリーホ
イール装置たるフリーホイールクラッチ46が設けられ
る。
【0040】このフリーホイールクラッチ46は、イン
ナデフケース26に設けたフリーアクスルロック部たる
ハブ48に形成したハブスプラインと、このハブスプラ
インに係合・離脱すべく第1アクスル軸44−1の軸方
向に移動されるスリーブであるフリーアクスル用切替の
クラッチスリーブ50とを有している。このクラッチス
リーブ50は、第1アウタデフケース28に支持されて
いる。
【0041】このクラッチスリーブ50には、フォーク
52の一端側が係合されている。このフォーク52の他
端側は、第1アクスル軸44−1と略平行に配置したシ
ャフト54を介して、アクチュエータ56に連絡してい
る。
【0042】そしてこのとき、アクチュエータ56を電
気モータ駆動式とし、アクチュエータ56のモータ出力
軸58を前記フロントディファレンシャル2内に位置さ
せるとともに、前記アクチュエータ56をフロントディ
ファレンシャル2上部に配設する構成とする。
【0043】詳述すれば、電気モータ駆動式の前記アク
チュエータ56は、図1に示す如く、フロントディファ
レンシャル2上部において、Oリング60を介してデフ
カバー18に接続される。
【0044】そして、フリーホイール装置たるフリーホ
イールクラッチ46を構成する際に、アクチュエータ5
6のモータ出力軸58にピニオンギヤ62を設けるとと
もに、このピニオンギヤ62に係合するラック部64を
設け、ピニオンギヤ62とラック部64とを、前記フロ
ントディファレンシャル2のリングギヤ20とクラッチ
スリーブ50とデフケース24間に配設する。
【0045】このとき、前記ピニオンギヤ62とラック
部64とを前記フロントディファレンシャル2のリング
ギヤ20とクラッチスリーブ50とデフケース24間に
配設する際に、図2に示す如く、前記ピニオンギヤ62
をラック部64の内側に配設する。
【0046】また、ラック部64は、ピニオンギヤ62
に係合し、ピニオンギヤ62によって往復動作され、前
記クラッチスリーブ50の結合または解除を行うもので
ある。
【0047】すなわち、前記アクチュエータ56のモー
タ出力軸58の回動運動が、ピニオンギヤ62を介して
シャフト54に設けたラック部64に伝達され、シャフ
ト54及びフォーク52を往復動作させるものであり、
図2において上方向、つまり矢印A方向にシャフト54
及びフォーク52が移動される場合には、フロントアク
スルの連結状態たるアクスルロック状態となり、逆に図
2において下方向、つまり矢印B方向にシャフト54及
びフォーク52が移動される場合には、フロントアクス
ルの開放状態たるアクスルフリー状態となる。
【0048】次に作用について説明する。
【0049】電気モータ駆動式の前記アクチュエータ5
6を駆動させると、モータ出力軸58が回動し、シャフ
ト54を往復動作させる。
【0050】つまり、前記アクチュエータ56のモータ
出力軸58が回動すると、このモータ出力軸58に設け
たピニオンギヤ62も回動し、ピニオンギヤ62に噛合
するラック部64を往復動作させ、シャフト54を往復
動作させるものである。
【0051】そしてこのとき、シャフト54が図2にお
いて上方向、つまり矢印A方向に移動される場合には、
フォーク52がクラッチスリーブ50を矢印A方向に移
動させ、デフケース24とハブ48とが一体となってフ
ロントアクスルの連結状態たるアクスルロック状態とな
り、逆に図2において下方向、つまり矢印B方向にシャ
フト54が移動される場合には、フォーク52がクラッ
チスリーブ50を矢印B方向に移動させ、デフケース2
4とハブ48とが個々に回転可能となってフロントアク
スルの開放状態たるアクスルフリー状態となる。
【0052】これにより、電気モータ駆動式とした前記
アクチュエータ56によって、従来の負圧駆動式のアク
チュエータに比し、大なる動力を発生させることがで
き、小型化できるとともに、種々の運転や環境の状況に
おいても発生される動力が安定し、機能面の信頼性を向
上し得る。
【0053】また、複雑なバキュームホースの配管が不
要となることにより、動作の信頼性が大となり、保守が
容易であるとともに、部品点数を減少させることができ
る。
【0054】更に、前記フロントディファレンシャル2
上部の取付スペースを大きく削減することができること
により、図1に示す如く、車体のフロア位置を、従来の
ものに比し低くすることができ、車室内における足元部
分のスペースを広くし得て、実用上有利である。
【0055】更にまた、前記アクチュエータ56のモー
タ出力軸58をフロントディファレンシャル2内に位置
させるとともに、アクチュエータ56をフロントディフ
ァレンシャル2上部に配設する構成としたことにより、
降雨走行時や雪路走行時等の各走行時の作動部分への飛
び石や着水及び着氷、あるいは錆を効果的に防止でき、
作動部分が作動不良を惹起し難くなり、動作の信頼性が
大となるとともに、各部品の使用寿命を長くし得て、経
済的にも有利である。
【0056】また、前記アクチュエータ56のモータ出
力軸58に設けたピニオンギヤ62と前記シャフト54
に設けたラック部64とを、前記フロントディファレン
シャル2のリングギヤ20とクラッチスリーブ50とデ
フケース24間に配設したことにより、余剰空間を配設
スペースとして利用することができ、フロントディファ
レンシャル2の小型化に寄与し得て、実用上有利であ
る。
【0057】更に、前記ピニオンギヤ62とラック部6
4とを前記フロントディファレンシャル2のリングギヤ
20とクラッチスリーブ50とデフケース24間に配設
する際に、前記ピニオンギヤ62をラック部64の内側
に配設したことにより、フロントディファレンシャル2
の小型化により一層寄与し得る。
【0058】また、前記ラック部64は、ピニオンギヤ
62に係合し、ピニオンギヤ62によって往復動作さ
れ、前記クラッチスリーブ50の結合または解除を行う
ことにより、電気モータ駆動式のアクチュエータ56の
モータ出力軸58からの回転を、ピニオンギヤ62を介
してラック部64に効率良く且つ確実に伝達させること
ができ、従来の負圧駆動式のアクチュエータに比し、大
なる動力を発生させることができる。
【0059】なお、この発明は上述実施例に限定される
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
【0060】例えば、この発明の実施例においては、電
気モータ駆動式のアクチュエータ56のモータ出力軸5
8をフロントディファレンシャル2内に位置させる際
に、アクチュエータ56の上面をフロア位置に対して略
平行に配設したが、図5に示す如く、前記アクチュエー
タ56の上面56F部位が車両のフロント側に所定角度
θだけ傾斜すべく配設する構成(SG1)とすることも
可能できる。
【0061】すなわち、前記アクチュエータ56のモー
タ出力軸58をフロントディファレンシャル2内のシャ
フト54近傍に配設する際に、図5に示す如く、前記ア
クチュエータ56の上面56F部位を車両のフロント側
に所定角度θだけ傾斜させた状態に配設する。そしてこ
のとき、所定角度θは、 0<θ<90 の範囲の角度とすることが可能である。
【0062】さすれば、前記アクチュエータ56の上面
56F部位の傾斜によって、アクチュエータ56の取付
位置を低くすることができ、車体のフロア位置の低下に
寄与し、車室内における足元部分のスペースを広くし得
るとともに、前進走行時においては、前記フロントディ
ファレンシャル2の第1、第2アクスル軸44−1、4
4−2よりもフロント側に位置する前記アクチュエータ
56の作動部分に飛び石や着水が作用し難く、動作の信
頼性の向上に寄与し得て、しかも各部品の使用寿命を長
くし得るものである。また、前記アクチュエータ56の
上面56F部位を傾斜させることにより、取付あるいは
設定作業の容易な配置とすることも可能となり、作業性
の向上に寄与し得る。
【0063】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、フロントアクスルの開放・連結をアクチュエータに
より行い、フロントディファレンシャルを切り換えるフ
リーホイール装置において、アクチュエータを電気モー
タ駆動式とし、アクチュエータのモータ出力軸をフロン
トディファレンシャル内に位置させるとともにアクチュ
エータをフロントディファレンシャル上部に配設したの
で、電気モータ駆動式としたアクチュエータによって、
従来の負圧駆動式のアクチュエータに比し、大なる動力
を発生させることができ、小型化できるとともに、種々
の運転や環境の状況においても発生される動力が安定
し、機能面の信頼性を向上し得る。また、複雑なバキュ
ームホースの配管が不要となることにより、動作の信頼
性が大となり、保守が容易であるとともに、部品点数を
減少させることができる。更に、前記フロントディファ
レンシャル上部の取付スペースを大きく削減することが
できることにより、車体のフロア位置を、従来のものに
比し低くすることができ、車室内における足元部分のス
ペースを広くし得て、実用上有利である。更にまた、前
記アクチュエータのモータ出力軸をフロントディファレ
ンシャル内に位置させるとともに、アクチュエータをフ
ロントディファレンシャル上部に配設する構成としたこ
とにより、降雨走行時や雪路走行時等の各走行時の作動
部分への飛び石や着水及び着氷、あるいは錆を効果的に
防止でき、作動部分が作動不良を惹起し難くなり、動作
の信頼性が大となるとともに、各部品の使用寿命を長く
し得て、経済的にも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すフロントディファレン
シャルの概略正面図である。
【図2】図1の〓〓−〓〓線による断面図である。
【図3】フロントディファレンシャルの左側面図であ
る。
【図4】フロントディファレンシャルの平面図である。
【図5】この発明の他の実施例を示すフロントディファ
レンシャルの概略説明図である。
【図6】この発明の従来の技術を示すフロントディファ
レンシャルの概略正面図である。
【図7】シャフト部分の概略拡大図である。
【図8】図6のV〓〓〓−V〓〓〓線による断面図であ
る。
【図9】フロントディファレンシャルの左側面図であ
る。
【符号の説明】
2 フロントディファレンシャル 4 デフキャリヤ 6−1 前側円錐ころ軸受 6−2 後側円錐ころ軸受 8 ドライブ軸 10 推進軸接続フランジ 12 フランジ取付ナット 14 ドライブピニオン 16 スペーサ 18 デフカバー 20 リングギヤ 22 固定ボルト 24 デフケース 26 インナデフケース 28 第1アウタデフケース 30 第2アウタデフケース 32 デフピニオン軸 34−1 第1デフピニオン 34−2 第2デフピニオン 36−1 第1デフサイドギヤ 36−2 第2デフサイドギヤ 38−1 第1ケースボス部 38−2 第2ケースボス部 40−1 第1キャリアボス部 40−2 第2キャリアボス部 42−1 第1軸受 42−2 第2軸受 44−1 第1アクスル軸 44−2 第2アクスル軸 46 フリーホイールクラッチ 48 ハブ 50 クラッチスリーブ 52 フォーク 54 シャフト 56 アクチュエータ 58 モータ出力軸 60 Oリング 62 ピニオンギヤ 64 ラック部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントアクスルの開放・連結をアクチ
    ュエータにより行い、フロントディファレンシャルを切
    り換えるフリーホイール装置において、前記アクチュエ
    ータを電気モータ駆動式とし、アクチュエータのモータ
    出力軸をフロントディファレンシャル内に位置させると
    ともに前記アクチュエータをフロントディファレンシャ
    ル上部に配設したことを特徴とするフリーホイール装
    置。
  2. 【請求項2】 前記フリーホイール装置は、アクチュエ
    ータのモータ出力軸に設けたピニオンギヤとこのピニオ
    ンギヤに係合するラック部とを、フロントディファレン
    シャルのリングギヤとクラッチスリーブとデフケース間
    に配設した請求項1に記載のフリーホイール装置。
  3. 【請求項3】 前記フリーホイール装置は、ピニオンギ
    ヤとラック部とをフロントディファレンシャルのリング
    ギヤとクラッチスリーブとデフケース間に配設する際
    に、前記ピニオンギヤをラック部の内側に配設した請求
    項2に記載のフリーホイール装置。
  4. 【請求項4】 前記ラック部は、ピニオンギヤによって
    往復動作され、クラッチスリーブの結合または解除を行
    う請求項3に記載のフリーホイール装置。
  5. 【請求項5】 前記アクチュエータは、上面部位が車両
    のフロント側に所定角度だけ傾斜すべく配設される請求
    項1に記載のフリーホイール装置。
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