JPH04106021U - 2輪−4輪駆動切換装置 - Google Patents

2輪−4輪駆動切換装置

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JPH04106021U
JPH04106021U JP892091U JP892091U JPH04106021U JP H04106021 U JPH04106021 U JP H04106021U JP 892091 U JP892091 U JP 892091U JP 892091 U JP892091 U JP 892091U JP H04106021 U JPH04106021 U JP H04106021U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】4輪駆動車に用いられる2輪−4輪駆動切換装
置に関し、量産性が良く、コストを低減することがで
き、かつ、減速比が大きくなっても小型化を図ることが
できるようにすることを目的とする。 【構成】第1のピニオンギア6と、第1の移動プレート
7と、第2のピニオンギア22と、第2の移動プレート
12と、軸18,20と、第1,第2のコイルスプリン
グ19,21により待ち機構を構成し、スプリングとし
て一対のコイルスプリングを用い、動力伝達に遊星歯車
機構を用いるように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、4輪駆動車に用いられる2輪−4輪駆動切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の2輪−4輪駆動切換装置としては、例えば特公昭63−44261号お よび特開昭63−87317号にそれぞれ記載されているものがある。 特公昭63−44261号には、駆動源により回転駆動されその外周に歯車が 固定されている入力軸と、 前記入力軸に対して平行に配置される出力軸と、 前記出力軸と同軸上に相対 回転可能に支持され、その外周端面に、前記入力軸の歯車の半径よりも曲率半径 が大きくされた円弧状端面が設けられていると共に、該円弧状端面に該入力軸の 歯車に噛合する歯部が形成されている第1の回転プレートと、 前記第1の回転プレートに対し、前記出力軸の軸方向に所定の間隔を隔てて、 該出力軸に相対回転不能に支持される第2の回転プレートと、 前記第1,第2の回転プレート間の前記間隔内に該両者に連係して介装され、 該第1,第2の回転プレートの回転方向に弾性変形可能な弾性体(ぜんまいばね )と、 前記出力軸に連係され該出力軸の回転を軸方向の動きに変えて伝達するシフト フォークと、 動力伝達部のギヤ噛合部に設けられ前記シフトフォークにより摺動されるスラ イダと、 を備えた自動車のシフト操作装置が記載されている。
【0003】 また、特開昭63−87317号には、2輪−4輪駆動切換スライダを往復動 させるシフトフォークを固定した往復動可能なフォークシャフトを有する4輪駆 動車の2輪−4輪駆動切換装置において、モータにより回転駆動されるウォーム ホイールをケーシングに支持された出力軸上に、該出力軸と相対回転可能に設け 、前記ウォームホイールと一体回転可能に1対の回転プレートを取付けると共に 、前記出力軸に1対のプレートを固定し、前記回転プレート及びプレート間にト ーションスプリングを設け、該スプリングの両端を前記回転プレートとプレート に当接させることにより、前記ウォームホイールの回転トルクをトーションスプ リングを介して前記出力軸に伝達するようにし、かつ該出力軸に小径ギアを固定 すると共に、該ギアに噛合う大径ギアの回転を前記フォークシャフトに往復運動 として伝達する機構を設けた4輪駆動車の2輪−4輪駆動切換装置が記載されて いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の2輪−4輪駆動切換装置にあっては、待ち機 構用のスプリングとしてぜんまいばねやトーションスプリングを使用しているた め、量産性が悪く、コストが上昇するという問題点があった。 また、動力の伝達に一般的なギア列を用いているため、減速比が大きくなると 、スペースが大きくなり、小型化を図ることができないという問題点もあった。
【0005】 本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、待ち機構 用のスプリングとしてコイルスプリングを用い、減速機構として遊星歯車機構を 用いることにより、量産性が良く、コストを低減することができ、かつ、減速比 が大きくなっても小型化を図ることができる2輪−4輪駆動切換装置を提供する ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案は、モータにより減速駆動され軸端にピニ オンギアを有するウォームホイールと、前記ピニオンギアに噛合する第1のラッ クを有する第1の移動プレートと、第2のラックを有する第2の移動プレートと 、第1,第2の移動プレートに貫通して設けた一対の軸上にあって第1,第2の 移動プレートの係止部の間に介装した第1,第2のコイルスプリングと、前記第 2のラックに噛合するピニオンギアを有するとともに軸端に出力用ピニオンギア を有する遊星歯車機構と、前記出力用ピニオンギアに噛合するラックを有し、2 輪−4輪駆動切換用シフトフォークを固定したシフトロッドを備えたものである 。
【0007】
【作用】
本考案においては、モータの駆動により、ウォームホイールおよびピニオンギ アが回転すると、第1のラックを有する第1の移動プレートが移動する。この移 動により、第1,第2のコイルスプリングが圧縮され、荷重が貯えられる。貯え られた荷重により、第2のラックを有する第2の移動プレートが移動して、遊星 歯車機構のピニオンギアを回転駆動する。
【0008】 ピニオンギアの回転駆動力は遊星歯車機構により減速されて、出力用ピニオン ギアに伝達され、ラックを有するシフトロッドを移動して、4輪駆動または2輪 駆動に切り換える。 待ち機構用のスプリングとして一対のコイルスプリングを用い、従来のように 、ぜんまいばねやトーションスプリングのような特殊スプリングを用いる必要が ないので、量産性が良い。したがって、コストを低減することができる。
【0009】 また、動力伝達に一般的なギア列を用いず、遊星歯車機構を用いるようにした ため、減速比が大きくなっても小さなスペースで済み、小型化を図ることができ る。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の第1実施例を示す図である。 まず、構成を説明すると、第1図において、1はDCモータであり、DCモー タ1は駆動軸2を有し、駆動軸2にはウォームギア3が形成されている。4はウ ォームギア3に噛合するウォームホイールであり、ウォームホイール4を固定し た軸5の軸端には第1のピニオンギア6が設けられている。
【0011】 ウォームギア3、ウォームホイール4、軸5および第1のピニオンギア6は減 速機構を構成し、DCモータ1の回転力は減速して第1のピニオンギア6に伝達 される。 7は第1の移動プレートであり、第1の移動プレート7には第1のピニオンギ ア6に噛合する第1のラック8が形成されている。また、第1の移動プレート7 には挿入孔9a,9bがそれぞれ形成された第1の係止部10および第2の係止 部11が一体にそれぞれ形成されている。
【0012】 12は第2のラック13が形成された第2の移動プレートであり、第2の移動 プレート12には挿入孔14,15がそれぞれ形成された第3の係止部16およ び第4の係止部17が一体にそれぞれ形成されている。 挿入孔9aおよび挿入孔15には軸18が摺動自在に挿入され、軸18上にあ って第1の係止部10と第4の係止部17の間には第1のコイルスプリング19 が介装されている。また、挿入孔14および挿入孔9bには軸20が摺動自在に 挿入され、軸20上にあって第3の係止部16と第2の係止部11との間には第 2のコイルスプリング21が介装されている。
【0013】 22は第2のラック13に噛合する第2のピニオンギアであり、第2のピニオ ンギア22を有する軸23は軸端に遊星歯車機構24を構成するサンギア25を 有している。遊星歯車機構24は、サンギア25と、サンギア25に噛合する複 数のプラネタリーギア26と、プラネタリーギア26に噛合する固定したリング ギア27と、プラネタリーギア26に連結したキャリア28を有している。キャ リア28には出力用の第3のピニオンギア29が設けられた軸30が連結されて いる。
【0014】 31は第3のピニオンギア29に噛合する第3のラック32が形成されたシフ トロッドであり、シフトロッド31には2輪−4輪駆動切換用シフトフォーク3 3が固定されている。 次に、作用を説明する。 まず、2輪駆動から4輪駆動に切り換える場合について説明する。
【0015】 DCモータ1の駆動により、ウォームギア3を矢印Aに示す方向に回転させる と、ウォームホイール4は矢印Bで示す方向に回転する。ウォームホイール4の 回転により第1のピニオンギア6が減速して回転し、第1のピニオンギア6に噛 合する第1のラック8を有する第1の移動プレート7は矢印Cに示す方向に移動 する。
【0016】 第1の移動プレート7が移動すると、第1のコイルスプリング19は圧縮され 、第2のコイルスプリング21は伸長される。第1のコイルスプリング19の圧 縮により荷重が貯えられ、貯えられた荷重により、第2の移動プレート12は矢 印Dに示す方向に移動し、第2のラック13に噛合する第2のピニオンギア22 は矢印Eで示す方向に回転する。
【0017】 第2のピニオンギア22が回転すると、遊星歯車機構24のサンギア25が回 転し、所定の減速比で減速されて第3のピニオンギア29が矢印Fに示す方向に 回転する。 第3のピニオンギア29に噛合する第3のラック32を有するシフトロッド3 1は矢印Gで示す方向に移動し、シフトフォーク33により図示しないカップリ ングスリーブを駆動することで4輪駆動に切換える。
【0018】 次に、4輪駆動から2輪駆動に切り換える場合には、DCモータ1のウォーム ギア3を矢印Hで示す方向に回転させ、ウォームホイール4を矢印Iで示す方向 に回転させる。これにより、第1の移動プレート7は矢印Jで示す方向に、第2 の移動プレート12は矢印Kに示す方向に移動し、第2のピニオンギア22は矢 印Lで示す方向に回転し、第3のピニオンギア29は矢印Mに示す方向に回転す るので、シフトロッド31は矢印Nに示す方向に移動して、2輪駆動に切り換え る。
【0019】 このように、本実施例においては、第1のピニオンギア6と、第1の移動プレ ート7と、第2のピニオンギア22と、第2の移動プレート12と、軸18,2 0と、第1,第2のコイルスプリング19,21により待ち機構を構成したため 、従来のように、ぜんまいばねやトーションスプリングのような特殊なスプリン グを使用する必要がないので、量産性が良くなり、コストを低減することができ る。
【0020】 また、シフトロッド31に対する動力の伝達に、従来のような一般的なギア列 を用いずに、遊星歯車機構24を使用したため、減速比が大きくなっても、小さ なスペースですみ、小型化を図ることができる。 なお、ウォームホイール4および第1のピニオンギア6によりDCモータ1の 駆動力を減速しているため、前記待ち機構を小型化することもできる。
【0021】 次に、図2に本考案の第2実施例を示す。この実施例において、第1実施例と 異なる点は、第1のコイルスプリング19を2本用いていることである。これは 2輪駆動から4輪駆動への切換力が、4輪駆動から2輪駆動への切換力より大き く、このためには第1のコイルスプリング19のばね定数を第2のコイルスプリ ング21のばね定数より大きくすればよいものの、そうすると部品管理工数の増 加、組付けミス発生の可能性があるので、コイルスプリングはすべて同じばね定 数とし第1のコイルスプリングを2本(19a,19b)とし、第2のコイルス プリング21は1本としたものである。
【0022】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案によれば、待ち機構のスプリングとしてコイ ルスプリングを用い、従来のようにぜんまいばねやトーションスプリングなどの 特殊なスプリングを用いる必要がないので、量産性が良く、コストを低減するこ とができる。
【0023】 また、動力の伝達に遊星歯車機構を用いるようにしたため、減速比が大きくな っても、小さなスペースで済み、小型化を図ることができる。
【提出日】平成4年2月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、4輪駆動車に用いられる2輪−4輪駆動切換装置に関し、特にモー タ駆動による力をスプリングに蓄え、その後にカップリングスリーブの2輪駆動 または4輪駆動位置への移動条件が成立したときに蓄積した力でカップリングス リーブをシフトさせる2輪−4輪駆動切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の2輪−4輪駆動切換装置としては、例えば実公昭63−44261号お よび特開昭63−87317号にそれぞれ記載されているものがある。 実公昭63−44261号の2輪−4輪駆動切換装置では、例えばスイッチに より4輪駆動への切換操作を行うと、モータの回転でぜんまいばねを巻き上げて 力を蓄積し、カップリングスリーブとギアの噛み込み可能状態が得られるまで待 ち、噛み込み可能状態が得られると、ぜんまいばねに蓄えた力を使用して4輪駆 動位置にカップリングスリーブをシフトしている。またスイッチにより2輪駆動 への切換操作を行うと、モータの逆回転でぜんまいばねを巻き上げて力を蓄積し 、カップリングスリーブとギアの引き外し可能状態が得られるまで待ち、引き外 し可能状態が得られると、ぜんまいばねに蓄えた力を使用して2輪駆動位置にカ ップリングスリーブをシフトしている。
【0003】 また、特開昭63−87317号の2輪−4輪駆動切換装置では、スイッチに より4輪駆動への切換操作又は2輪駆動への切換操作を行うと、モータの回転駆 動によりトーションスプリングを圧縮して力を蓄え、カップリングスリーブとギ アの噛み込み可能状態又は引き外し可能状態が得られるまで待ち、ギア噛み合い 状態又は引き外し可能状態が得られると、トーションスプリングに蓄えた力を使 用して4輪駆動又は2輪駆動の位置にカップリングスリーブをシフトしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の2輪−4輪駆動切換装置にあっては、シフト 可能状態が成立するまでの待ち状態で操作力を蓄える機構としてぜんまいばねや トーションスプリングを使用していたため、量産性が悪く、コストが上昇すると いう問題点があった。
【0005】 また、待ち機構からシフトロッドへの動力の伝達に平ギアを用いた一般的なギ ア列を用いているため、駆動力をアップするために減速比を大きくすると、スペ ースが大きくなり、小型化を図ることができないという問題点もあった。 本考案の目的は、量産性が良く、コストを低減することができる2輪−4輪駆 動切換装置を提供する。
【0006】 本考案の他の目的は、減速比が大きくなっても小型化を図ることができる2輪 −4輪駆動切換装置を提供する。 本考案の他の目的は、待ち機構用のスプリングとしてコイルスプリングを用い た2輪−4輪駆動切換装置を提供する。 本考案の他の目的は、待ち機構からシフトロッドへの動力の伝達に遊星歯車機 構を用いた2輪−4輪駆動切換装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本考案は次のように構成する。 まず本考案の2輪−4輪駆動切換装置は、モータの回転をウォームとウォーム ホイールを用いて減速して第1のピニオンギアに伝え、第1のピニオンギアに噛 合する第1のラックギアを有する第1の移動プレートを駆動する。第1の移動プ レートに対しては第2の移動プレートが2本の軸を貫通して相対移動自在に設け られる。各軸には第1の移動プレートの対角位置に設けた2つの係止部を貫通し 、これに相対して第2の移動プレートの逆の対角位置に設けた2つの係止部を貫 通し、異なるプレートの相対する2つの係止部の間の軸上に各々コイルスプリン グを入れている。
【0008】 第2の移動プレートには第2のラックギアが形成され、この第2のラックギア に噛み合ったピニオンの軸は遊星歯車機構のサンギヤに連結される。遊星歯車機 構は、サンギアの周囲にキャリアに支持された複数のプラネタリギアを備え、プ ラネタリギアの外側に固定されたリングギアを設けている。遊星歯車機構はサン ギアに回転を入力し、減速した回転出力をキャリアから取り出す。
【0009】 キャリアに装着した出力軸の軸端には第3のピニオンギアが設けられシフトロ ッドのラックギアに噛み合っている。シフトロッドの先端には2輪駆動と4輪駆 動のギア切換えを行うシフトフォークが固定されている。
【0010】
【作用】
このような構成を備えた本考案の2輪ー4輪駆動切換装置の作用は次のように なる。 2輪駆動から4輪駆動、または4輪駆動から2輪駆動に切換えるスイッチ操作 を行うと、モータが規定の方向に回転駆動される。モータの回転はウォームとウ ォームホイールの噛合いで減速されて第1のピニオンギアに伝えられ、第1のラ ックギアとの噛み合いで第1の移動プレートを移動する。第1の移動プレートが 移動すると、カップリングスリーブがシフト可能状態にないために第2の移動プ レート側は動かず、第1の移動プレートと第2の移動プレートの間に設けたコイ ルスプリングが圧縮され、駆動力が貯えられる。
【0011】 2輪駆動と4輪駆動との間のシフト可能状態が得られると、コイルスプリング に蓄積された駆動力が第2の移動プレートを移動して、第2の移動プレートに形 成した第2のラックギアによる第2のピニオンギアの回転で遊星歯車機構のサン ギアを回転する。遊星歯車機構はサンギア入力で且つリングギア固定の条件によ りキャリアより減速回転した出力を生じ、出力軸に設けた第3のピニオンギアか らシフトロッドのラックギアによりシフトロッドを移動し、4輪駆動または2輪 駆動の位置にカップリングスリーブをシフトする。
【0012】 このように待ち機構用のスプリングとして一対のコイルスプリングを用い、従 来のように、ぜんまいばねやトーションスプリングのような特殊スプリングを用 いる必要がないので、量産性が良い。したがって、コストを低減することができ る。 また、待ち機構からシフトロッドへの動力伝達に一般的な平ギア列を用いず、 遊星歯車機構を用いるようにしたため、減速比が大きくなっても小さなスペース で済み、小型化を図ることができる。
【0013】
【実施例】
図1において、10はDCモータであり、運転席に設けられたスイッチを2輪 駆動位置から4輪駆動位置に操作すると、矢印82の方向に回転し、一方、スッ チを4輪駆動位置から2輪駆動位置に操作すると、矢印96の方向に回転する。 DCモータ10は駆動軸12を有し、駆動軸12にウォームギア14が形成さ れている。ウォームギア14には直交する方向からウォームホイール16が噛み 合っている。ウォームホイール16は軸18に固定され、軸18の軸端には第1 のピニオンギア20が設けられている。
【0014】 ここでウォームギア14とウォームホイール16で減速機構を構成し、DCモ ータ10の回転を減速して第1のピニオンギア20に伝達する。 続いて第1の移動プレート22と第2の移動プレート34を用いた待ち機構が 設けられる。第1の移動プレート22には第1のピニオンギア20に噛合する第 1のラックギア24が形成されている。また、第1の移動プレート22の対角位 置には第1の係止部30および第2の係止部32が一体に形成され、係止部30 ,32のそれぞれに挿入孔26,28を形成している。
【0015】 第2の移動プレート34にも第2のラックギア36が形成され、また第1の移 動プレート22の場合とは異なる対角位置には第3の係止部42および第4の係 止部44が一体に形成され、更に係止部42,44のそれぞれに挿入孔38,4 0を設けている。 第1の移動プレート22の係止部30に設けた挿入孔26と、第2の移動プレ ート34の係止部44に設けた挿入孔40には軸46が摺動自在に挿入され、軸 46上にあって第1の係止部30と第4の係止部44の間には第1のコイルスプ リング48が介装されている。また、第1の移動プレート22の係止部32に設 けた挿入孔28と、第2の移動プレート34の係止部42に設けた挿入孔38に は軸50が摺動自在に挿入され、軸50上にあって第2の係止部32と第3の係 止部42との間には第2のコイルスプリング52が介装されている。
【0016】 第2の移動プレート34の側面に形成した第2のラックギア36には第2のピ ニオンギア54が噛み合い、第2のピニオンギア54は軸56によって遊星歯車 機構58のサンギア60に連結される。 遊星歯車機構58は、サンギア60と、サンギア60に噛合する3つのプラネ タリギア62,64,66と、プラネタリギア62,64,66に噛合する固定 したリングギア68と、プラネタリギア62,64,66を連結したキャリア7 0を備えている。キャリア70には軸72が一体に設けられており、軸端に出力 用の第3のピニオンギア74を連結している。
【0017】 第3のピニオンギア74には直交する方向に配置したシフトロッド76に形成 した第3のラックギア78が噛み合い、シフトロッド76には2輪駆動と4輪駆 動の切換えを行うシフトフォーク80を固定している。シフトフォーク80は図 示しない2つの軸の突き合わせ部分に設けた一対のギアに設けたカップリングス リーブを軸方向に移動し、一対のギア間を噛み合わせると4輪駆動、一方のギア との噛合いを引き外すと2輪駆動となる。
【0018】 次に、作用を説明する。 まず、2輪駆動から4輪駆動に切り換える場合について説明する。 操作スイッチを2輪駆動位置から4輪駆動位置に切換操作すると、DCモータ 10の駆動によりウォームギア14を矢印82に示す方向に回転する。ウォーム ギア14の回転はウォームホイール16を矢印84で示す方向に減速回転する。 ウォームホイール16は第1のピニオンギア20を回転し、第1のピニオンギア 20に噛合する第1のラックギア24を有する第1の移動プレート22を矢印8 6に示す方向に移動する。
【0019】 このときカップリングスリーブの4輪駆動側のギアに対する位相が一致してい ないため、DCモータ10の駆動により力がシフトフォーク80に矢印94で示 す方向に加わってもカップリングスリーブは動かず、従って第2の移動プレート 34は固定状態に置かれている。このため第1の移動プレート22が移動すると 、第1のコイルスプリング48は圧縮され、第2のコイルスプリング52は伸長 され、第1のコイルスプリング48の圧縮によって力が蓄えられる。
【0020】 この状態で2輪駆動から4輪駆動に切換えるカップリングスリーブとギアの噛 み合い位相が揃うと、第1のコイルスプリング48の圧縮により蓄えられていた 力によって第2の移動プレート34が矢印88に示す方向に移動し、第2のラッ クギア36に噛合する第2のピニオンギア54は矢印90で示す方向に回転する 。
【0021】 第2のピニオンギア54が回転すると、遊星歯車機構58のサンギア60が回 転し、所定の減速比で減速されて第3のピニオンギア74が矢印92に示す方向 に回転する。 このため第3のピニオンギア74に噛合する第3のラックギア78を有するシ フトロッド76は矢印94で示す方向に移動し、シフトフォーク80により図示 しないカップリングスリーブを移動して4輪駆動に切換える。
【0022】 次に、4輪駆動から2輪駆動に切り換える場合には、スイッチ操作に伴ってD Cモータ10がウォームギア14を矢印96で示す方向に回転し、ウォームホイ ール16を矢印98で示す方向に減速回転する。これにより、第1の移動プレー ト22は矢印100で示す方向に移動して第2のコイルスプリング52の圧縮に より力を蓄える待ち状態となり、その後にカップリングスリーブが引き外し可能 状態になると、第2の移動プレート34は矢印102に示す方向に移動して第2 のピニオンギア54を矢印104に示す方向に回転し、第3のピニオンギア74 は矢印106に示す方向に回転するので、シフトロッド76は矢印108に示す 方向に移動して2輪駆動に切り換える。
【0023】 このように第1のピニオンギア20、第1の移動プレート22、第2の移動プ レート34、軸46,50、第1及び第2のコイルスプリング48,52、第2 のピニオンギア54により待ち機構を構成したため、従来のように、ぜんまいば ねやトーションスプリングのような特殊なスプリングを使用する必要がないので 、量産性が良くなり、コストを低減することができる。
【0024】 また、待ち機構からシフトロッド76に対する動力の伝達に、従来のような一 般的な平ギア列を用いずに遊星歯車機構58を使用したため、減速比が大きくな っても、小さなスペースで済み、小型化を図ることができる。 更に、DCモータ10の減速についても、ウォームギア14とウォームホイー ル16で減速しているため、より小型化することができる。
【0025】 図2は図1の実施例のケーシングに対する組み込み状態を示した断面説明図で あリ、分割されたケーシング110、112、114、116を使用している。 また遊星歯車機構58は、ケージシグ114内に押えプレート118により組み 付けられている。 図3は本考案の他の実施例をケーシングへの組み込み状態について示した断面 説明図である。この実施例において図2の実施例と異なる点は、2本の第1のコ イルスプリング48−1,48−2を用いていることである。これは2輪駆動か ら4輪駆動への切換力が、4輪駆動から2輪駆動への切換力より大きくなること による。このためには第1のコイルスプリング48のばね定数を第2のコイルス プリング52のばね定数より大きくすればよいが、そうすると部品管理工数の増 加、組付けミス発生の可能性がある。
【0026】 そこで図3の実施例では、第1の移動プレート22の係止部30に2つの挿入 孔26−1,26−2を設けて2本の軸46−1,46−2を通し、当然に第2 の移動プレート34の相対する係止部44にも2つの挿入孔を設けて軸46−1 ,46−2を通し、軸46−1,46−2に2本の第1のコイルスプリング48 −1,48−2を介装する。第1のコイルスプリング48−1,48−2及び第 2のコイルスプリング52は全てばね定数の同じものを使用する。
【0027】 このようにコイルスプリングとしてばね定数の同じものを使用すればよいので 、量産性が良く、コストを低減することができる。
【0028】
【考案の効果】
以上説明したきたように本考案によれば、待ち機構のスプリングとしてコイル スプリングを用い、従来のようにぜんまいばねやトーションスプリングなどの特 殊なスプリングを用いる必要がないので、量産性が良く、コストを低減すること ができる。
【0029】 また、動力の伝達に遊星歯車機構を用いるようにしたため、減速比が大きくな っても、小さなスペースで済み、小形化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す分解斜視図
【図2】本考案の第2実施例を示す断面図
【符号の説明】
1…DCモータ(モータ) 2…駆動軸 3…ウォームギア 4…ウォームホイール 5…軸 6…第1のピニオンギア 7…第1の移動プレート 8…第1のラック 9a,9b,14,15…挿入孔 10,11…第1,第2の係止部 12…第2の移動プレート 13…第2のラック 16,17…第3,第4の係止部 18,20…軸 19,19a,19b…第1のコイルスプリング 21…第2のコイルスプリング 22…第2のピニオンギア 23…軸 24…遊星歯車機構 25…サンギア 26…プラネタリーギア 27…リングギア 28…キャリア 29…第3のピニオンギア 30…軸 31…シフトロッド 32…第3のラック 33…2輪駆動−4輪駆動切換用シフトフォーク
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 2輪−4輪駆動切換装置
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示した説明図
【図2】図1の実施例のケーシングへの組み込み状態を
示した断面説明図
【図3】本考案の他の実施例を示した断面説明図
【符号の説明】 10:DCモータ 12:駆動軸 14:ウォームギア 16:ウォームホイール 18:軸 20:第1のピニオンギア 22:第1の移動プレート 24:第1のラックギア 26,28,38,40:挿入孔 30:第1の係止部 32:第2の係止部 34:第2の移動プレート 36:第2のラックギア 42:第3の係止部 44:第4の係止部 46,46−1,46−2,50:軸 48,48−1,48−2:第1のコイルスプリング 52:第2のコイルスプリング 54:第2のピニオンギア 56:軸 58:遊星歯車機構 60:サンギア 62,64,66:プラネタリギア 68:リングギア 70:キャリア 72:軸 74:第3のピニオンギア 76:シフトロッド 78:第3のラックギア 80:シフトフォーク 110,112,114,116:ケーシング ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 濤岡 貞雄 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータにより減速駆動され軸端にピニオン
    ギアを有するウォームホイールと、前記ピニオンギアに
    噛合する第1のラックを有する第1の移動プレートと、
    第2のラックを有する第2の移動プレートと、第1,第
    2の移動プレートに貫通して設けた一対の軸上にあって
    第1,第2の移動プレートの係止部の間に介装した第
    1,第2のコイルスプリングと、前記第2のラックに噛
    合するピニオンギアを有するとともに軸端に出力用ピニ
    オンギアを有する遊星歯車機構と、前記出力用ピニオン
    ギアに噛合するラックを有し、2輪−4輪駆動切換用シ
    フトフォークを固定したシフトロッドを備えたことを特
    徴とする2輪−4輪駆動切換装置。
JP1991008920U 1991-02-26 1991-02-26 2輪−4輪駆動切換装置 Expired - Lifetime JP2606617Y2 (ja)

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