JPH11321471A - 車両用通信装置 - Google Patents

車両用通信装置

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JPH11321471A
JPH11321471A JP10126298A JP12629898A JPH11321471A JP H11321471 A JPH11321471 A JP H11321471A JP 10126298 A JP10126298 A JP 10126298A JP 12629898 A JP12629898 A JP 12629898A JP H11321471 A JPH11321471 A JP H11321471A
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outer mirror
vehicle
antenna coil
communication
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Yuji Shibagaki
雄次 柴垣
Yukio Iwasaki
幸雄 岩崎
Hiromitsu Mizuno
水野  博光
Toru Maeda
亨 前田
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アウタミラー内にアンテナを設けるものにあ
って、アウタミラーの状態にかかわらず安定した通信エ
リアを確保する。 【解決手段】 アウタミラー25のハウジング25a内
に、2個のアンテナコイル5及び6を、前後方向及び左
右方向を指向させて設ける。車両側のコントローラは、
アンテナコイル5,6から、磁気通信信号を間欠的に交
互に出力し、携帯機2がその磁気通信信号を受信すると
制御信号を出力し、コントローラはそのIDコードを照
合してドアロック機構などを制御する。アウタミラー2
5が格納状態とされても、第2のアンテナコイル6が前
後方向を向き、第1のアンテナコイル5が左右方向を向
くので、通信エリアを変動させずに済ませることができ
る。格納検知スイッチの信号に基づいて、アウタミラー
25が使用状態にあるときには第1のアンテナコイル5
を優先アンテナとし、格納状態となったときには、第2
のアンテナコイル6を優先アンテナとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯機を所持した
使用者が車両に近付いただけでドアロックを解除するよ
うにしたいわゆるキーレスエントリシステム等に適用さ
れる車両用通信装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、自動車等におい
て、使用者(運転者)が例えばカード形の携帯機を所持
しているだけで、いわば自動で車両のドアのロック及び
ロック解除を行うようにしたキーレスエントリシステム
が考えられている。このシステムでは、例えばアンテナ
コイルにより車両のドアの周囲部に磁界による信号(リ
クエスト信号)を出力し、携帯機は、受信可能な強度と
された磁界内に侵入してリクエスト信号を受信すると、
電波によりIDコード信号を出力するようになってい
る。
【0003】そして、車両側のコントローラは、携帯機
からのIDコード信号を受信すると、登録されたIDコ
ードと一致するかを照合し、ドアロック機構を制御する
ようになっている。これにより、携帯機を携帯した使用
者が、ドアの近傍に近付くと、自動的にドアのロックが
解除され、携帯機を携帯した使用者が、降車後ドアから
離れると、自動的にドアがロックされるものである。
【0004】ところで、この種のシステムにおいては、
リクエスト信号を出力するためのアンテナコイルを、ア
ウタミラー(ドアミラー)のハウジング内に設けること
が考えられている。ところが、このアウタミラーは一般
に可倒式となっていて、手動あるいは電動で使用状態と
格納状態との間で位置変更されるのに対し、アンテナコ
イルは指向性を有するので、アウタミラーの状態(使用
状態か格納状態か)によって、通信エリア(距離)が変
化してしまう不具合の発生が予測される。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、アウタミラーのハウジング内にアンテ
ナを設けるものにあって、アウタミラーの状態にかかわ
らずアンテナによる安定した通信エリアを確保すること
ができる車両用通信装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の車両
用通信装置は、携帯機との間での通信を行うためのアン
テナを、アウタミラーのハウジング内に指向方向を異な
らせて設けられた複数個のアンテナコイルから構成する
と共に、通信するアンテナコイルの切替を可能とした構
成に特徴を有する。これによれば、複数個のアンテナコ
イルから異なる偏波面での通信が可能な、いわば角度ダ
イバーシチアンテナが構成されるようになり、通信する
アンテナコイルを切替えることによって、通信可能なエ
リアが実質的に増えることになる。このとき、アウタミ
ラーの状態が変動すると個々のアンテナコイルにおける
指向方向が変動することになるが、それら各アンテナコ
イルを使い分けることによって、全体として通信エリア
を変動させずに済ませることができる。
【0007】この場合、複数個のアンテナコイルのう
ち、優先的に通信が行われる優先アンテナの設定が可能
な構成としても良い(請求項2の発明)。これによれ
ば、通信しやすい方向の通信エリアを有したアンテナコ
イルを優先アンテナとして設定することにより、より速
やかで効率的な通信を行うことができる。
【0008】さらに、アウタミラーの使用あるいは格納
の状態に応じて優先アンテナが設定されるようにするこ
ともできる(請求項3の発明)。これによれば、アウタ
ミラーの状態に応じて、通信しやすい方向の通信エリア
を有したアンテナコイルを優先アンテナとして自動的に
設定することができる。
【0009】また、アウタミラーの使用あるいは格納の
状態に応じて、通信するアンテナコイルが切替えられる
構成とすることもできる(請求項4の発明)。これによ
れば、アウタミラーの状態に応じて、通信しやすい方向
の通信エリアを有したアンテナコイルを用いて通信を行
うことができる。
【0010】本発明の請求項5の車両用通信装置は、携
帯機との間での通信を行うためにアウタミラーのハウジ
ング内に設けられるアンテナを、アンテナコイルから構
成すると共に、そのアンテナコイルの指向方向を変更す
る角度変更手段を備えるところに特徴を有する。これに
よれば、角度変更手段によりアンテナコイルの指向方向
を変更することができるので、アウタミラーの状態が変
動しても、常にアンテナコイルによる通信エリアを通信
しやすい方向に設定することが可能となる。
【0011】このとき、アウタミラーの使用あるいは格
納の状態に応じて、角度変更手段によりアンテナコイル
の指向方向が変更される構成とすることができる(請求
項6の発明)。これによれば、アウタミラーの状態に応
じて、アンテナコイルによる通信エリアを通信しやすい
方向に自動的に設定することができる。
【0012】また、前記アウタミラーが、ミラー格納用
回転機構により回動変位される電動格納式ミラーである
場合には、角度変更手段を、前記ミラー格納用回転機構
に連動して動作する構成とすることができる(請求項7
の発明)。これによれば、アウタミラーの動作に連動し
てアンテナコイルを動作させることができるようにな
り、アンテナコイルの指向方向ひいては通信エリアを一
定に保つことができ、しかも駆動機構をアウタミラーの
動作に係るものと兼用することができて別途の駆動機構
が不要となる。
【0013】本発明の請求項8の車両用通信装置は、携
帯機との間での通信を行うためにアウタミラーのハウジ
ング内に設けられるアンテナを、アンテナコイルから構
成すると共に、そのアンテナコイルを、アウタミラーの
ハウジングの固定軸に取付けたところに特徴を有する。
これによれば、アンテナコイルの車両に対する位置は固
定なので、アウタミラーの状態にかかわらず、アンテナ
コイルの指向方向ひいては通信エリアを常に一定に保つ
ことができる。
【0014】本発明の請求項9の車両用通信装置は、携
帯機との間での通信を行うためにアウタミラーのハウジ
ング内に設けられるアンテナを、バーアンテナから構成
すると共に、そのバーアンテナを垂直状態に設けたとこ
ろに特徴を有する。これによれば、バーアンテナは水平
方向に無指向性つまり通信エリアを周囲に均等に有する
状態に設けられるので、アウタミラーの状態にかかわら
ず、通信エリアを常に一定に保つことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両のいわゆるキ
ーレスエントリシステムに適用したいくつかの実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。 (1)第1の実施例 まず、本発明の第1の実施例(請求項1〜3に対応)に
ついて、図1ないし図5を参照して説明する。
【0016】本実施例に係る車両用通信装置としてのキ
ーレスエントリシステムは、車両側に設けられたコント
ローラ1(図3参照)と、使用者(車両の運転者)によ
り携帯所持される携帯機2とを備えて構成される。図3
は、このキーレスエントリシステムに係る電気的構成を
概略的に示しており、まず、このシステム全体の概略に
ついて述べる。
【0017】前記コントローラ1は、マイコンを含んで
なる制御回路3を中心として構成され、この制御回路3
には、送信ドライブ回路4を介して、アンテナとしての
複数個のアンテナコイルが接続されている。本実施例で
は、第1のアンテナコイル5及び第2のアンテナコイル
6の2個が設けられるようになっている。また、制御回
路3には、高周波受信回路7を介して受信用アンテナ8
が接続されている。さらに、制御回路3には、ドアロッ
ク機構9を駆動する駆動回路10が接続されていると共
に、ステアリングロック機構11を駆動する駆動回路1
2が接続されている。
【0018】詳しくは後述するように、前記アンテナコ
イル5及び6は、車両のアウタミラー(ドアミラー)の
ハウジング内に指向方向を異ならせて設けられるように
なっている。そして、これらアンテナコイル5及び6
は、制御回路3により送信ドライブ回路4を介して切替
可能に制御され、アウタミラーの周囲部に対して磁気通
信信号(リクエスト信号)を、間欠的に交互に出力する
ようになっている。尚、この磁気通信信号は、1回の信
号が例えば数ms〜数十msの長さで間欠的に出力され
るようになっており、例えば数十kHzから数十MHz
の周波数とされている。
【0019】また、前記受信用アンテナ8は、前記携帯
機2から出力されたIDコードを含む制御信号を受信す
るようになっており、制御回路3は、その制御信号のI
Dコードを、予め記憶されたIDコードと照合すること
等に基づいて、前記駆動回路10及び駆動回路12を夫
々介して前記ドアロック機構9及びステアリングロック
機構11を制御するようになっている。このとき、ステ
アリングロック機構11は、図示しないイグニッション
スイッチと連動しており、ステアリングロックが解除さ
れることに伴い、イグニッションスイッチが有効化され
る(操作が可能となる)ようになっている。
【0020】これに対し、前記携帯機2は、図1,図2
に示すように、例えば携帯容易なカード形に構成され、
図3に示すように、受信回路13や高周波送信回路1
4、マイコンを含んでなる制御回路15等を組込んで構
成されている。前記受信回路13は、アンテナコイル1
6にコンデンサ17を並列接続してなる共振回路として
構成されており、前記アンテナコイル5,6から出力さ
れる磁気通信信号の通信エリア(受信可能範囲)内にお
いて、リクエスト信号を受信するようになっている。
【0021】この受信回路13からのリクエスト受信信
号は、整流回路18及びトランジスタ19を介して前記
制御回路15に入力されるようになっている。そして、
制御回路15は、リクエスト受信信号が入力されると、
予め記憶された固有のIDコードを含む制御信号を、前
記高周波送信回路14を介して送信用アンテナ20から
電波信号として出力するようになっている。
【0022】また、この携帯機2には、ドアロック機構
9及びステアリングロック機構11を動作させるための
2個の操作キー21,22が設けられており、前記制御
回路15には、これら操作キー21,22の操作信号が
入力回路23を介して入力されるようになっている。制
御回路15は、これら操作キー21,22の信号に基づ
いても、前記送信用アンテナ20から制御信号を出力す
るようになっている。尚、携帯機2内には、電源となる
図示しない電池が組込まれている。
【0023】上記構成により、携帯機2(携帯機2の所
持者)が、車両(アウタミラー)の近傍の磁気通信信号
の受信可能範囲に侵入(または受信可能範囲に存在)す
ると、携帯機2(制御回路15)は、リクエスト信号を
受けて送信用アンテナ20からIDコードを含む制御信
号を出力する。そして、車両側のコントローラ1(制御
回路3)は、携帯機2からの制御信号を受信用アンテナ
8により受信すると、登録されたIDコードと照合し、
一致した場合に、ドアロック機構9を制御してドアロッ
クを解除すると共に、ステアリングロック機構11を制
御してステアリングロックの解除を行う。さらに、携帯
機2の所持者が、例えばエンジン停止後、降車してドア
から離れると、自動的にドアロック及びステアリングロ
ックがなされるようになっている。
【0024】さて、図1及び図2は、車両の運転席側の
ボデー(ドアフレーム)24に設けられるアウタミラー
(ドアミラー)25を示している。このアウタミラー2
5は、丸みを帯びたほぼ矩形箱状をなすハウジング25
aの前面開口部に、ミラー本体25bを有すると共に、
前記ハウジング25a内に、前記ミラー本体25bの角
度を調節するための角度調節機構(図示せず)を備えて
構成されている。本実施例では、このアウタミラー25
は電動格納式ミラーとされている。
【0025】即ち、このアウタミラー25(ハウジング
25a)は、ボデー24に対して固定軸26を介してほ
ぼ垂直な軸を中心に回動可能に取付けられていると共
に、周知のミラー格納用回転機構(図示せず)により、
ボデー24から側方に突出した使用状態(図1参照)
と、その使用状態からボデー24に沿うようにほぼ90
度手前側に倒された格納状態(図2参照)との間で回動
変位されるようになっている。また、前記ミラー格納用
回転機構は、アウタミラー25が格納状態となったこと
を検出する格納検知スイッチ27(図3参照)を備えて
なり、このミラー格納スイッチ27の信号は、前記コン
トローラ1の制御回路3にも入力されるようになってい
る。
【0026】そして、このアウタミラー25のハウジン
グ25a内には、前記アンテナコイル5及び6が配設さ
れる。これらアンテナコイル5及び6は、共にコイル線
を円形に巻回して成ると共に、絶縁樹脂によりモールド
されて矩形板状に構成されている。このとき、第1のア
ンテナコイル5は、ハウジング25a内の中心部奥部
に、ミラー面と平行となるように設けられており、第2
のアンテナコイル6は、ハウジング25a内の先端部
に、前記第1のアンテナコイル5とはほぼ90度の角度
を存し、且つ磁界干渉を極力避けるべくある程度離間し
た位置に設けられている。
【0027】しかして、アンテナコイル5,6は、指向
性を有しており、軸方向の磁界強度が強く(通信エリア
が広い)、それに比べて周方向の磁界強度が弱く(通信
エリアが狭い)なっている。従って、図1に示すよう
に、アウタミラー25の使用状態では、前後方向を向く
第1のアンテナコイル5が、前後方向から近付く携帯機
2(A)に対して有効(感度が良い)とされ、横方向を
向く第2のアンテナコイル6が、側方から近付く携帯機
2(B)に対して有効(感度が良い)とされるのであ
る。
【0028】そして、図2に示すように、アウタミラー
25が格納状態とされても、今度は、第2のアンテナコ
イル6が前後方向を向き、第1のアンテナコイル5が左
右方向を向く状態となるので、アウタミラー25の状態
がどちらであっても、全体としてアンテナコイル5,6
による通信エリアをほとんど変動させずに済ませること
ができるのである。
【0029】ここで、一般的な車両の使用状況を考える
と、駐車場等において車両に乗り込む際には、使用者が
車両(アウタミラー25)に対して前後方向から近付く
ことが多くなる事情がある。前記コントローラ1の制御
回路3は、上述のように、双方のアンテナコイル5及び
6から磁気通信信号(リクエスト信号)を交互に出力す
るような制御を行うのであるが、本実施例では、優先的
に通信が行われる優先アンテナを自動的に設定するよう
になっている。
【0030】即ち、図4は、アウタミラー25が使用状
態にあるときのアンテナコイル5,6の切替パターンを
示しており、ここでは第1のアンテナコイル5が優先ア
ンテナとされ、第1のアンテナコイル5からの2回の磁
気通信信号の出力に対して、第2のアンテナコイル6か
ら1回の磁気通信信号の出力を行うようになっている。
そして、この優先アンテナは、アウタミラー25の状態
に応じて切替えられ、図5に示すように、格納検知スイ
ッチ27からアウタミラー25の格納信号が入力された
ときには、今度は第2のアンテナコイル6が優先アンテ
ナとされるのである。
【0031】次に、上記構成の作用について述べる。上
述のように、例えば駐車場に駐車された車両において
は、アウタミラー25に内蔵されたアンテナコイル5,
6から間欠的に磁気通信信号が出力されている。使用者
が携帯機2を所持して、それらアンテナコイル5,6の
通信エリア(受信可能範囲)内に侵入すると、携帯機2
と車両側のコントローラ1との間で通信が行われる。そ
して、コントローラ1により、いわば自動的にドアロッ
ク機構9やステアリングロック機構11が制御され、使
用者は、面倒なキー操作を行わずに、車両への出入り等
を行うことができる。尚、携帯機2がリクエスト信号を
受けて制御信号を送信したときには、磁界干渉を避ける
ため、アンテナコイル5,6からのリクエスト信号の出
力が一時的に停止されるようになっている。
【0032】このとき、使用者(携帯機2)が、車両
(アウタミラー25)に対して前後方向から近付く場合
と、側方から近付く場合とが考えられる。ここで、アウ
タミラー25が図1に示す使用状態にあるときには、使
用者が前後方向から近付いたときには、第1のアンテナ
コイル5からの磁気通信信号を携帯機2が受信し、使用
者が車両に対して側方から近付いたときには、第2のア
ンテナコイル6からの磁気通信信号を携帯機2が受信す
ることにより、いずれの場合でも、感度の良い通信を行
うことができるのである。また、本実施例では、この状
態で第1のアンテナコイル5が優先アンテナとされるの
で、より頻度が高いと考えられる携帯機2が前後方向か
らの近付いた際において、効率的な通信が行われて速や
かにドアロック機構9等が制御されるようになるのであ
る。
【0033】一方、使用者は、例えば前回の降車時にア
ウタミラー25を格納状態にしていることもあるが、ア
ウタミラー25が図2に示す格納状態にあるときには、
使用者が前後方向から近付いたときには、第2のアンテ
ナコイル6からの磁気通信信号を携帯機2が受信し、使
用者が車両に対して側方から近付いたときには、第1の
アンテナコイル5からの磁気通信信号を携帯機2が受信
することにより、いずれの場合でも、感度の良い通信を
行うことができるのである。また、このようにアウタミ
ラー25が格納状態にあるときには、格納検知スイッチ
27の検知信号によって、第2のアンテナコイル6が優
先アンテナとされ、やはり携帯機2が前後方向から近付
いたときの通信が速やかで効率的に行われるのである。
【0034】このように本実施例によれば、アウターミ
ラー25のハウジング25a内に2個のアンテナコイル
5,6を指向方向を異ならせて設けるようにしたので、
通信可能なエリアを実質的に増やすことができる。そし
て、アウタミラーの状態が変動すると通信エリアが変動
してしまう従来のものと異なり、アウタミラー25の使
用状態か格納状態かにかかわらず、アンテナコイル5,
6による通信エリアを同等とすることができ、安定した
通信エリアを確保することができるという優れた効果を
奏するものである。
【0035】そして、特に本実施例では、より通信しや
すい方向の通信エリアを有したアンテナコイル5,6を
優先アンテナとして設定するようにしたので、より速や
かで効率的な通信を行うことができる。さらに、特に本
実施例では、格納検知スイッチ27の信号に基づいて、
アウタミラー25の使用あるいは格納の状態に応じて優
先アンテナを自動的に切替えるようにしたので、より一
層使いやすいものとすることができる。
【0036】(2)第2,第3の実施例 図6は、本発明の第2の実施例(請求項4に対応)を示
している。この実施例が上記第1の実施例と異なるとこ
ろは、2個のアンテナコイル5,6から磁気通信信号
(リクエスト信号)を交互に出力するのではなく、いず
れか一方のアンテナコイル5,6により通信(磁気通信
信号の出力)を行うと共に、格納検知スイッチ27の検
知信号に基づいて、使用するアンテナコイル5,6を完
全に切替えるようにした点にある。
【0037】即ち、上述のように、使用者が車両に乗り
込む際にはアウタミラー25に対して前後方向から近付
くことが多くなるので、前後方向の通信エリアを大きく
すべく、アウタミラー25が使用状態にあるときには、
第1のアンテナコイル5を有効とし、アウタミラー25
が格納状態にあるときには、第2のアンテナコイル6を
有効とするものである。かかる構成によれば、アウタミ
ラー25の状態に応じて、通信しやすい方向の通信エリ
アを有したアンテナコイル5,6を用いて通信を行うこ
とができ、安定した通信エリアを確保することができる
ものである。
【0038】図7は、本発明の第3の実施例を示してい
る。この実施例では、アウタミラー25が使用状態,格
納状態のいずれにあるかにかかわらず、2個のアンテナ
コイル5,6から交互に磁気通信信号(リクエスト信
号)を出力するようにしている。これによれば、2個の
アンテナコイル5,6により、通信可能なエリアを実質
的に増やすことができ、アウタミラー25の使用状態か
格納状態かにかかわらず、アンテナコイル5,6による
通信エリアを同等とすることができ、安定した通信エリ
アを確保することができるものである。また、この場
合、格納検知スイッチ27等は不要となり、使用者が手
動でアウタミラー25の状態を切替えるタイプのものに
も適用することができる。
【0039】尚、上記第1〜第3の実施例では、2個の
アンテナコイル5,6を設けるようにしたが、3個以上
のアンテナコイルを指向方向を互いに異ならせて設ける
ようにしても良く、また、上記第1の実施例のように優
先アンテナを設定する場合、優先アンテナ設定スイッチ
を設けて使用者による手動設定が可能な構成としても良
い。
【0040】(3)第4の実施例 次に、本発明の第4の実施例(請求項5,6に対応)に
ついて、図8及び図9を参照しながら説明する。尚、以
下に述べる実施例においても、キーレスエントリシステ
ムの基本的構成等については、上記第1の実施例と共通
するので、上記第1の実施例と共通する部分について
は、新たな図示及び詳しい説明を省略すると共に符号を
共通して使用し、以下、異なる点について述べる。
【0041】この実施例においては、アウタミラー25
のハウジング25a内には、1個のアンテナコイル31
が設けられる。このアンテナコイル31は、コイル線を
円形に巻回して成ると共に、絶縁樹脂によりモールドさ
れて矩形板状に構成されており、ハウジング25a内に
おいて、ほぼ垂直方向に延びる軸を中心に回動可能(指
向方向の変更可能)に設けられている。
【0042】そして、アウタミラー25のハウジング2
5a内には、角度変更手段たる回転機構32が設けられ
る。この回転機構32は、モータ33とこのモータ33
の回転力を前記アンテナコイル31に伝達するギア機構
34とからなり、前記モータ33の駆動により、アウタ
ミラー25に対してアンテナコイル31を回転させてそ
の指向方向を変更するように構成されている。図示はし
ないが、前記モータ33は、前記コントローラ1(制御
回路3)により駆動機構を介して制御されるようになっ
ている。
【0043】本実施例では、コントローラ1は、アウタ
ミラー25の格納検知スイッチ27の検知信号に基づい
て回転機構32(モータ33)を制御するようになって
おり、このとき、格納検知スイッチ27がオフつまりア
ウタミラー25が使用状態のときには、図8に示すよう
に、アンテナコイル31をミラー本体25bの面にほぼ
平行つまり車体の前後方向を向く位置にて停止させるよ
うになっている。これに対し、格納検知スイッチ27が
オンつまりアウタミラー25が図8で矢印C方向に回動
されて格納状態とされたときには、アンテナコイル31
をそれとは反対方向(図8で矢印D方向)に約90度回
転させ、図9に示すように、やはり車体の前後方向を向
く位置にて停止させるようになっている。
【0044】かかる構成によれば、アウタミラー25が
使用状態と格納状態との間で位置変更されても、アンテ
ナコイル31は常に前後方向を向いて通信しやすい状態
とされ通信エリアが変動されることはないので、アウタ
ミラー25の状態にかかわらずアンテナコイル31によ
る安定した通信エリアを確保することができるものであ
る。また、アウタミラー25内には1個のアンテナコイ
ル31を設けるだけなので、複数設ける場合に比べて構
成が簡単で、省スペース化やコスト安を図ることができ
ると共に、アンテナ同士の磁界干渉などの問題が生ずる
こともない。
【0045】(4)第5の実施例 図10は、本発明の第5の実施例(請求項7に対応)を
示している。電動格納式ミラーからなるアウタミラー2
5のハウジング25a内に、1個のアンテナコイル41
が、ほぼ垂直方向に延びる回転軸42を介して回動可能
(指向方向の変更可能)に設けられている。また、ハウ
ジング25a内には、ミラー格納用回転機構43が設け
られている。このミラー格納用回転機構43は、車内に
設けられた図示しないスイッチが操作されることにより
動作される。
【0046】このミラー格納用回転機構43は、アウタ
ミラー25をボデー24に取付けている固定軸26に、
アウタミラー25の回動中心に位置して、固定ギア44
を固定的(非回転状態)に取付けると共に、図でその右
側に位置して、ハウジング25a側に固定されたモータ
45の出力軸45aに取付けられた駆動ギア46を、前
記固定ギア44に噛合うように設けて構成されている。
これにて、駆動ギア46がモータ45により回転される
と、駆動ギア46ひいてはモータ45が固定ギア44回
りを約90度旋回し、もってアウタミラー25が使用状
態と格納状態との間で回動されるのである。
【0047】そしてこのとき、本実施例では、前記駆動
ギア46の図で右側に位置して、前記回転軸42に設け
られた従動ギア47が、前記固定ギア44との噛合い位
置と180度反対の位置にて噛合っており、以て、ミラ
ー格納用回転機構43に連動して動作する角度変更手段
が構成されている。この場合、固定ギア44の軸心(ア
ウタミラー25の回動中心)、モータ45の出力軸45
a、回転軸42が一直線(図で横方向)に並んだ状態と
され、また、前記固定ギア44、駆動ギア46及び従動
ギア47は、全て同一の歯数とされている。
【0048】これにより、アウタミラー25の使用状態
では、図示のように、前記アンテナコイル41は、回転
軸42に対して前後方向を向くように取付けられてい
る。そして、この状態から上記のようにアウタミラー2
5が格納状態へ回動されると、従動ギア47は、駆動ギ
ア46に対して回転しながら旋回し、アンテナコイル4
1の指向方向を保ったままで、約90度旋回するのであ
る。従って、このアウタミラー25の格納状態でも、や
はりアンテナコイル41が前後方向を向くことになるの
である。アウタミラー25が格納状態から使用状態に回
動する際には、それと逆の動作が行われ、やはりアンテ
ナコイル41の指向方向はそのままとされるのである。
【0049】このように本実施例によれば、上記第4の
実施例と同様に、アウタミラー25が使用状態と格納状
態との間で位置変更されても、アンテナコイル41は常
に前後方向を向いて通信しやすい状態とされ通信エリア
が変動されることはないので、アウタミラー25の状態
にかかわらずアンテナコイル41による安定した通信エ
リアを確保することができる。そして、これに加えて、
アンテナコイル41の駆動機構を、アウタミラー25を
回動させるミラー格納余暇移転機構43と一部兼用する
ことができ、別途の駆動源(モータ)が不要になる等、
構成の簡単化を図ることができるものである。
【0050】(5)第6の実施例 図11及び図12は、本発明の第6の実施例(請求項8
に対応)を示している。この実施例では、アウタミラー
25のハウジング25a内に設けられる1個のアンテナ
コイル51を、固定軸26の先端部に前後方向を向くよ
うに取付けるようにしている。
【0051】これによれば、アウタミラー25が使用位
置にあるときも(図11参照)、格納位置にあるときも
(図12参照)、アンテナコイル51の車両に対する位
置は固定なので、アウタミラー25の状態にかかわら
ず、アンテナコイル51の指向方向ひいては通信エリア
を常に一定に保つことができる。また、駆動機構などが
不要なので、極めて簡単な構成で済ませることができ
る。さらには、使用者が手動でアウタミラー25の状態
を切替えるタイプのものにも適用することができるもの
である。
【0052】(6)第7の実施例 最後に、図13及び図14は、本発明の第7の実施例
(請求項9に対応)を示している。この実施例では、ア
ウタミラー25内に設けられるアンテナとして、上記各
実施例のようにアンテナコイルを用いたものに代えて、
フェライトバーアンテナ61を採用するようにしてい
る。そして、このフェライトバーアンテナ61をほぼ垂
直状態に設けるようにしている。
【0053】これによれば、フェライトバーアンテナ6
1は水平方向に無指向性つまり通信エリアを周囲に均等
に有する状態に設けられるので、アウタミラー25の状
態にかかわらず、通信エリアを常に一定に保つことがで
きる。また。簡単な構成で済ませることができると共
に、フェライトバーアンテナ61はアウタミラー25内
の比較的狭い部分にも配設することが可能であるといっ
た利点も得られる。使用者が手動でアウタミラー25の
状態を切替えるタイプのものにも適用できることは勿論
である。
【0054】その他、本発明は上記した各実施例に限定
されるものではなく、例えばアンテナコイルの向きにつ
いては前後方向に限らず、最も通信しやすい方向を指向
するように構成すれば良く、また、コントローラ1や携
帯機2の構成としても種々の変更が可能である等、要旨
を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものであ
る。
【0055】
【発明の効果】以上の説明にてて明らかなように、本発
明の車両用通信装置によれば、アウタミラーのハウジン
グ内にアンテナを設けるものにあって、アウタミラーの
状態にかかわらず、通信エリアを一定に保つことがで
き、アンテナによる安定した通信エリアを確保すること
ができるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、アウタミ
ラーが使用状態にあるときのアンテナコイルを透視して
示す斜視図
【図2】アウタミラーが格納状態にあるときの様子を示
す斜視図
【図3】キーレスエントリシステムの電気的構成を概略
的に示す図
【図4】磁気通信信号の出力のパターンを示す図
【図5】優先アンテナが切替わる様子を示す図4相当図
【図6】本発明の第2の実施例を示す図5相当図
【図7】本発明の第3の実施例を示す図4相当図
【図8】本発明の第4の実施例を示すもので、アウタミ
ラーが使用状態にあるときのアンテナコイル及び回転機
構を透視して示す斜視図
【図9】アウタミラーが格納状態にあるときの様子を示
す斜視図
【図10】本発明の第5の実施例を示すもので、アウタ
ミラーが使用状態にあるときのアンテナコイル及びミラ
ー格納用回転機構を透視して示す斜視図
【図11】本発明の第6の実施例を示すもので、アウタ
ミラーが使用状態にあるときのアンテナコイルを透視し
て示す斜視図
【図12】アウタミラーが格納状態にあるときの様子を
示す斜視図
【図13】本発明の第7の実施例を示すもので、アウタ
ミラーが使用状態にあるときのフェライトバーアンテナ
を透視して示す斜視図
【図14】アウタミラーが格納状態にあるときの様子を
示す斜視図
【符号の説明】
図面中、1はコントローラ、2は携帯機、3は制御回
路、5,6,31,41,51はアンテナコイル、9は
ドアロック機構、11はステアリングロック機構、24
はボデー、25はアウタミラー、25aはハウジング、
26は固定軸、27は格納検知スイッチ、32は回転機
構(角度変更手段)、43はミラー格納用回転機構、6
1はフェライトバーアンテナを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 亨 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のアウタミラーのハウジング内に、
    携帯機との間での通信を行うためのアンテナを設けるよ
    うにした車両用通信装置であって、 前記アンテナを、前記ハウジング内に指向方向を異なら
    せて設けられた複数個のアンテナコイルから構成すると
    共に、通信するアンテナコイルの切替を可能としたこと
    を特徴とする車両用通信装置。
  2. 【請求項2】 前記複数個のアンテナコイルのうち、優
    先的に通信が行われる優先アンテナの設定が可能とされ
    ていることを特徴とする請求項1記載の車両用通信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記アウタミラーの使用あるいは格納の
    状態に応じて優先アンテナが設定されることを特徴とす
    る請求項2記載の車両用通信装置。
  4. 【請求項4】 前記アウタミラーの使用あるいは格納の
    状態に応じて、通信するアンテナコイルが切替えられる
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用通信装置。
  5. 【請求項5】 車両のアウタミラーのハウジング内に、
    携帯機との間での通信を行うためのアンテナを設けるよ
    うにした車両用通信装置であって、 前記アンテナを、アンテナコイルから構成すると共に、
    そのアンテナコイルの指向方向を変更する角度変更手段
    を備えることを特徴とする車両用通信装置。
  6. 【請求項6】 前記アウタミラーの使用あるいは格納の
    状態に応じて、前記角度変更手段により前記アンテナコ
    イルの指向方向が変更されることを特徴とする請求項5
    記載の車両用通信装置。
  7. 【請求項7】 前記アウタミラーは、ミラー格納用回転
    機構により回動変位される電動格納式ミラーからなり、
    前記角度変更手段は、前記ミラー格納用回転機構に連動
    して動作することを特徴とする請求項5又は6記載の車
    両用通信装置。
  8. 【請求項8】 車両のアウタミラーのハウジング内に、
    携帯機との間での通信を行うためのアンテナを設けるよ
    うにした車両用通信装置であって、 前記アンテナを、アンテナコイルから構成すると共に、
    そのアンテナコイルを、前記アウタミラーのハウジング
    の固定軸に取付けたことを特徴とする車両用通信装置。
  9. 【請求項9】 車両のアウタミラーのハウジング内に、
    携帯機との間での通信を行うためのアンテナを設けるよ
    うにした車両用通信装置であって、 前記アンテナを、バーアンテナから構成すると共に、そ
    のバーアンテナを垂直状態に設けたことを特徴とする車
    両用通信装置。
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