JPH11322036A - コンベアベルト - Google Patents

コンベアベルト

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JPH11322036A
JPH11322036A JP15209598A JP15209598A JPH11322036A JP H11322036 A JPH11322036 A JP H11322036A JP 15209598 A JP15209598 A JP 15209598A JP 15209598 A JP15209598 A JP 15209598A JP H11322036 A JPH11322036 A JP H11322036A
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high tensile
conveyor belt
tensile strength
heat
tensile modulus
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JP15209598A
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Yoshiharu Murayama
義治 村山
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G15/00Conveyors having endless load-conveying surfaces, i.e. belts and like continuous members, to which tractive effort is transmitted by means other than endless driving elements of similar configuration
    • B65G15/30Belts or like endless load-carriers
    • B65G15/32Belts or like endless load-carriers made of rubber or plastics
    • B65G15/38Belts or like endless load-carriers made of rubber or plastics with flame-resistant layers, e.g. of asbestos, glass

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
  • Belt Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定した高い付加張力を維持し、優れた加圧
付加能を有し騒音を発する事なく、高温に耐え高速走行
下に安定した直進性を保持できる、一対のロール間に懸
架され高張力下に高速で走行可能なコンベアベルト、特
に、高温・高荷重付加の過酷な条件下で操業可能なボー
ル紙製造ラインに於ける加圧ベルト方式コルゲートマシ
ンの加圧ベルトを提供する。 【構成】 高引張り弾性率、高抗張力を有する耐熱性繊
維を用いた無端状平織り・綾織り・朱子織りなどの織物
からなる基布の長手方向に対し±20〜80゜のバイア
ス方向にキルティング補強を施し、これに離型性能を有
する合成樹脂を含浸或いはコート又はラミネートし加熱
・加圧し一体化して構成させたコンベアベルトを構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広幅コンベアベル
ト並びにその製造方法に関するものであり、特に段ボー
ル紙製造ラインのコルゲートマシンの一部に組み入れら
れて使用される加圧ベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の段ボール紙製造装置・方法として
は、図2に示すように、互いに噛み合う一対の歯形ロー
ル間にて中芯紙の段繰りコルゲート型付けが施され、コ
ルゲート化された中芯紙の段頂部にそれに接する接着剤
塗布装置の塗布ロールを介して接着剤液を塗布し、該接
着剤塗布装置に接する側の歯形ロール面上のコルゲート
型付けが施され接着剤が塗布された中芯紙の段頂部に、
加熱装置を装備した一対のロール間に懸架された加圧用
コンベアベルト機構の一部分が円弧状の押圧状態をもっ
て押圧される状態となるべくを配され、このコンベアベ
ルトを用いてライナー紙を該型付けされた中芯紙の接着
剤が塗布された段頂部と圧着するように送り込み、歯形
ロールと加圧コンベア間に懸かる圧力で押圧して接着
し、コルゲート型付けを確実にして段ボール紙を製造す
る加圧ベルト方式による製造装置・方法が知られてい
る。
【0003】加圧ベルト方式の実用化は、以前のバッチ
システムによる製造法やプレスロール方式に比し振動や
騒音発生も少なく一段と優れた生産性が得られるが、そ
の実用化初期に於いては、ライナー紙を接着剤が塗布さ
れコルゲート型付けされた中芯紙に高い加圧力で押し付
け、加熱・加温し型付けセット及び接着剤の乾燥・接着
を行うため、加圧用コンベアベルト機構にはスチール製
ベルトが用いられていたが、スチールベルトを用いる製
造装置においてはスチールベルトは曲げ剛性が大きく、
コルゲート型付けする型付けギアーロール頭頂間に円弧
状をもって接することになるためウオッシュボードやプ
レスマーク発生の原因を作り、又設備全体が大型化し屈
曲疲労による耐久性面でも問題があり、且つ不測のベル
ト切断による人身事故発生の可能性がある等の難点があ
りその改善が望まれるに至った。
【0004】このような要求に答えるため、加圧ベルト
として充分な加圧能を発揮するに充分高い引張り弾性率
を有し、更に該ベルトに要求される基本機能即ち、屈曲
疲労耐久性能及び耐熱性に優れ、操業時に騒音を発せず
連続高速走行が可能で、且つベルトと段ボール紙構成部
材即ち接着剤などとの付着・汚染・漏着のない加圧用ベ
ルトの開発要求が高まり、特開平7ー60877号公報
や特開平9ー57877号公報に開示されるように、多
くの繊維補強弾性体の加圧用ベルトが開発され実用化せ
れされるに至った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの公知の発明に
より開示され提供されたボール紙製造ラインの加圧ベル
ト方式コルゲートマシンの加圧ベルトは、耐熱性・高引
張り弾性率・高抗張力の合成繊維からなるエンドレスの
広幅ベルト状補強布に、適度の曲げ剛性と離型能を付与
するために、離型性能に優れた合成樹脂を含浸し数層プ
レス積層し、必要に応じ表層或いは裏層に引張り弾性率
の異なる表層材やコーティング層を配した肉薄の繊維補
強弾性体加圧ベルトであり、スチールベルトと異なり加
圧ベルトは曲げ剛性が高すぎず柔軟であり且つ引張り弾
性率の要求される値を満たすため、充分な加圧力を付与
できウオッシュボードやプレスマークを発生せず、騒音
を発することなく高速操業が可能で、耐久性も高く一応
スチールベルト使用時の課題が解消出来た。
【0006】しかし、ここに用いられる補強用布帛は種
々な織り組織の布帛を使用対象とするが、何れも布帛構
成繊維を縦・緯方向に打ち込み製織されて構成される
故、バイアス方向の引張り弾性率・抗張力などの力学的
物性が、縦・緯方向のそれに比べ圧倒的に低く、バイア
ス方向の変位・歪発生防止能が充分でないため、従来品
におても目留め処理を施すとか、交互に撚方向の異なる
糸を打ち込んで製織するなどして対応策は講じられては
いるが、一対のロール間に懸架され走行するコンベアベ
ルトに張力をかけた時、特に、該加圧用ベルトのように
高加圧力付与のために高張力を付加した際に、張力負荷
状態に不均衡が生じた場合バイアス方向にかかる応力・
歪を、平行四辺形を剪断変形せしめるような方向に織物
織り目組織をずらし変位しバランスを取る現象が発生
し、コンベアベルトに緯方向圧縮・縦方向伸張の歪が入
る可能性があり、縦シワ発生の可能性を生じ、又完全な
走行直進性が保証できず蛇行走行防止が充分でなく、蛇
行調整ロールなどでの修正作業を必要とし、この修正作
業は更に織り目のバイアス方向へのユガミ変位・変形等
と、それに伴う長さ方向への伸びと幅方向の縮小などベ
ルトに歪を加えることになり、更にその結果、折れシワ
等の発生を助長する可能性があり、この改善が強く望ま
れていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような性状・現象
は、補強用織物のバイアス方向に変形し易いという組織
構成に基づく基本的構造欠陥で有ることに注目し、かか
る問題点解消の最も効果的且つ必須の方策は、繊維補強
複合体コンベアベルトにおける補強材織物の縦/緯、縦
/斜め、緯/斜めの引張り弾性率の比を均等に保つこと
が必須であり、更に研究の結果、実用的に支障を示さな
い製品を得るためには、その夫々の比を0.75〜1.
25に保つことが必要であることを見出したのである。
【0008】本発明の対象とするコンベアベルトは、高
張力・高荷重に耐える高負荷用の繊維補強複合体コンベ
アベルトであるので、コンベアベルトを構成する補強用
織物は高抗張力であることは当然必要ではあるが、この
高抗張力である必要性はコンベアベルトの破断に対する
抵抗力であり、一見コンベアベルトの性能を決定付る最
重要の物性と誤認され勝ちであるが、コンベアベルトの
緊張変位量に対する張力発現能(緊張変位量に対する伸
び抵抗とそれに基づき発生する力)、加圧ベルト方式と
して使用する場合の加圧力発現能(緊張変位量 vs. 加
圧力)等の重要な性能は、コンベアベルト即ちその loa
d bearing component としての補強布の引張り弾性率に
一義的に依存するものであり、基布の引張り弾性率が最
重要な力学的物性である。
【0009】そして更に、バイアス方向の張力負荷状態
に不均衡が生じた場合のバイアス方向への織り目組織ず
れ変位・ユガミ発生の抵抗力付与、縦シワ発生の抵抗性
付与、完全な走行直進性保証と蛇行走行防止能の付与な
どには、該繊維補強複合体コンベアベルトに於ける補強
材織物の縦/緯、縦/斜め、緯/斜めの引張り弾性率の
比を均等に保つことが最重要な要求機能であることを研
究の結果明らかにし、実用的に支障を示さない製品を得
るためには、その夫々の比を0.75〜1.25に保つ
事が必要であることをも明らかにしたのである。そして
この性状の目的にかなう補強布として、高引張り弾性
率、高抗張力の耐熱性合成繊維を用い、特開平3ー58
592号、特開平4ー82938号公報に開示されるよ
うな4軸織物或いは、平織り・綾織り・朱子織りなどの
普遍的な織物の長手方向に対し±20〜80゜のバイア
ス方向にキルティング補強を施し、縦/緯、縦/斜め、
緯/斜めの引張り弾性率の比を夫々0.75〜1.25
となした高い引張り弾性率を有する織物を用いればよい
ことを研究の結果見い出したのである。
【0010】更に本発明に基づくの加圧ベルトの具体的
製造方法を詳細に説明すると、次記のような方法により
本発明の目的を達成することができる。即ち、 (1)本発明の目的とする加圧ベルトを製造するための
最も単純なベルトの構成は、高引張り弾性率、高抗張力
の耐熱性繊維を用い平織り・朱子織りなどの普遍的無端
状2軸織物にて基布を構成せしめ、これに織物長軸方向
に対し±20〜80゜の角度をなすバイアス方向にキル
ティングを施し、バイアス方向の引張り弾性率を向上さ
せ、次いで離型性能を有する合成樹脂を含浸或いはコー
ト又はラミネートし加熱・加圧し一体化する方法にて目
的とする加圧ベルトを製造することができる。
【0011】(2)高引張り弾性率、高抗張力を有する
耐熱性繊維を用いた無端状平織り・綾織り・朱子織りな
どの織物からなる基布に高引張り弾性率、高抗張力の耐
熱性繊維を用いた無端状3軸又は4軸織物を積層し、該
3軸又は4軸織物の長手方向に対し±20〜80゜のバ
イアス方向にキルティングを施し、これに離型性能を有
する合成樹脂を含浸或いはコーティング又はラミネート
し加熱・加圧し一体化してなるコンベアベルトを構成す
る基布を、高引張り弾性率、高抗張力の耐熱性繊維を用
い、且つ該補強布の縦/緯、縦/斜め、緯/斜めの引張
り弾性率の比を夫々0.75〜1.25となした高い引
張り弾性率を有する無端状4軸織物にて構成せしめ、こ
れに離型性能を有する合成樹脂を含浸或いはコート又は
ラミネートし加熱・加圧し一体化する加圧ベルトを製造
することが出来る。
【0012】尚、高引張り弾性率・高抗張力の耐熱性合
成繊維よりなるキルティング用ミシン糸を用いて、該織
物の長手方向に対し±20〜80゜の角度をなすバイア
ス方向に10〜100mm間隔でキルティングを施し、
バイアス方向の引張り弾性率を向上させたり、無端状コ
ンベアベルトの基布として2,000〜9,000d.
の高引張り弾性率・高抗張力の耐熱性繊維よりなるマル
チフィラメントヤーンを縦方向6〜20本/インチ、緯
方向6〜20本/インチ、斜め方向6〜20本/インチ
の糸密度となる如く打ち込み、次いで離型能の優れたフ
ッ素系樹脂又はシリコンゴム系樹脂に含浸し乾燥し加熱
圧着して、縦・緯・斜め方向の1%伸張時応力(引張り
弾性率に該当する物性値)が65Kgf/cm以上あ
り、又縦・緯・斜め方向の引張り強さ350Kgf/c
m以上有する、プレスベルト方式による段ボール紙製造
ラインのコルゲートマシンに組み入れられて使用される
加圧ベルトを製造することもできる。
【0013】(3)前記の無端状コンベアベルトの織物
を500〜3,000d.の高引張り弾性率・高抗張力
の耐熱性合成繊維よりなるマルチフィラメントヤーンを
2〜8本撚り合わせ、撚り数50〜100回/mのS撚
り、Z撚りのヤーンを製造し、このヤーンを用いて縦方
向6〜20本/インチ、緯方向6〜20本/インチ、斜
め方向6〜20本/インチの糸密度となるようにS/Z
撚のヤーンを交互に打ち込み織物を形成させ、加圧ベル
トを製造することもできる。
【0014】(4)又更に加圧ベルトを製造する方法と
して、高価な無端状4軸織物を使用する替わりに補強層
形成用基布として、500〜3,000d.の高引張り
弾性率・高抗張力の耐熱性繊維よりなるマルチフィラメ
ントヤーンを2〜8本撚り合わせ、撚り数50〜100
回/mのS撚り、Z撚りのヤーンを製造し、このヤーン
を用いて縦方向6〜20本/インチ、緯方向6〜20本
/インチの糸密度となるように、S/Z撚のヤーンを交
互に打ち込み平織り、綾織り又は朱子織り織物或いは3
軸織物を織り上げ、又該コンベアベルトの表層を形成す
る表層材として、耐熱性合成繊維の平織り、綾織り又は
朱子織り或はメリヤス生地よりなる無端状織物を適用
し、この両者を積層し200〜3,000d.の高引張
り弾性率・高抗張力の耐熱性合成繊維よりなるキルティ
ング用ミシン糸を用いて、該織物の長手方向に対し±2
0〜80゜の角度をなすバイアス方向に、10〜100
mm間隔でキルティングして一体化し、次いで離型能の
優れたフッ素系樹脂又はシリコンゴム系樹脂に含浸し乾
燥し加熱圧着しても目的の機能を有する加圧ベルト製造
することも可能である。
【0015】(5)前記(1)〜(4)に記載の加圧ベ
ルトを製造するための、無端状コンベアベルトの補強層
を形成する基布構成繊維及びキルティング用繊維は、高
引張り弾性率・高抗張力でありクリープを起こし難い繊
維であり、且つ耐熱性が優秀な繊維であることが必須で
あるため、芳香族アラミド系合成繊維、パラベンゾオキ
サゾール繊維、或いは又ガラス繊維にて構成させる事が
好適である。
【0016】(6)本発明の加圧ベルトにおいては、加
圧ベルトの補強層と表層を形成する無端状織物への、段
ボール紙構成部材即ち接着剤などとの付着・漏着等によ
る汚染を防止し貼り付きを防止する目的と、ベルトに適
度な剛性を付与する目的とのために、該織物に離型能の
あるフッ素樹脂系或はシリコンゴム系の樹脂を含浸し乾
燥し、加熱・加圧・焼結してベルトを構成せしめるか、
前記含浸法の替わりにフッ素樹脂系或はシリコンゴム系
の樹脂のコーティング或いはラミネートによりベルトを
製作するが、その含浸法の具体的適用例としてはポリ4
フッ化エチレン或いはポリ3フッ化エチレンディスパー
ジョン又は耐熱性エラストマーに各種フッ素樹脂粉末を
分散させた分散液に該織物を含浸・乾燥・加熱・加圧・
焼結のする方法等で樹脂加工を行うことができる。
【0017】本発明の加圧ベルトは基本構成を、上記の
織物を用い、これに離型性能を有する合成樹脂を含浸或
いはコート又はラミネートして構成せしめて有るため、
ベルトに懸かる微妙な張力バランスの崩れによる変位・
変形歪・ユガミを発生せしめることなく、安定し一定し
た高い張力を維持し、高速走行時の直進性を維持し蛇行
走行を生じず、騒音を発せず耐久性に富み高負荷・高荷
重に対応できる高負荷用コンベアベルト、就中段ボール
紙製造ラインの加圧ベルト方式コルゲートマシンの加圧
ベルトを得ることが可能である。
【0018】
【実施例】下記に本発明の加圧ベルト製造法を具体的実
施例を掲げて説明する。 [実施例]無端状コンベアベルトの補強層形成用基布と
して、パラ系アラミド繊維の1,500d./1000
f.(引張り強力 300kg/mm2 、伸度 4.5
%、引張り弾性率 4,500 kg/mm2 )よりなる
マルチフィラメントヤーンを2本撚り合わせ、撚り数1
00回/mで撚糸しS撚り、Z撚りのヤーンを製造し、
このヤーンを用い特開平4ー82938号公報に示され
る方法に従い、縦方向16本/インチ、緯方向16本/
インチ、斜め方向16本/インチの糸密度となるよう
に、S/Z撚のヤーンを交互に打ち込み4軸織物を製織
し、更に該コンベアベルトの表層を形成する表層材とし
て、パラ系アラミド繊維の250d./500f.のマル
チフィラメントヤーンを2本撚り数80回/mで撚糸し
S撚り、Z撚りのヤーンを製造し、このS/Z撚のヤー
ンを交互に打ち込み製織した平織り生地よりなる無端状
織物を製作し、この両者を積層し、パラ系アラミド繊維
の5000d./340f.(引張り強力 300 kg/
mm2 、伸度 4.5%、引張り弾性率 4,500 k
g/mm2 )のマルチフィラメントヤーンを2本撚り合
わせ、撚り数100回/mで撚糸して作ったS撚り、Z
撚りのキルティング用ミシン糸を用い、前記の積層した
無端状織物の長手方向に対し±45゜の角度をなすバイ
アス方向に10mm間隔でS撚り、Z撚りのヤーンが交
互に来るようキルティングを施して一体化し、次いで離
型能の優れたフッ素系樹脂(ポリ3フッ化エチレン)デ
ィスパージョンに含浸・乾燥し350゜での加熱・加圧
・焼結する加工を3回繰り返し、プレスベルト方式によ
る段ボール紙製造ラインのコルゲートマシンに組み入れ
られて使用される加圧ベルトを製作した。得られた加圧
ベルトの物性は下記の通りである。
【0019】
【表1】
【0020】尚、引張り弾性率に対応する物性値とし
て、引張り強さ−破断伸度測定におけるS−S曲線か
ら、1%伸張時の応力を読み取り引張り弾性率対応値と
した。又図2に示した段ボール紙製造用加圧ベルト方式
製造装置の機構を有する模式試験装置に懸け、加圧負荷
能力テスト、加圧力の安定性テスト(クリープ性能の実
地試験)を行ったが実用上全く問題のない高い加圧能と
加圧力安定性を示し、直進走行能テスト(蛇行性の Che
ck )の結果も安定した高速直進安定性を示し、長期間
の走行テスト後も縦折れシワ発生の可能性も見出せなか
った。
【0021】[比較例]実施例の無端状4軸織物に替
え、パラ系アラミド繊維の1,500d./1000f.
(引張り強力 300 kg/mm2 、伸度 4.5%、
引張り弾性率 4,500 kg/mm2 )よりなるマル
チフィラメントヤーンを3本撚り合わせ、撚り数100
回/mで撚糸しS撚り、Z撚りのヤーンを製造し、この
ヤーンを用い縦方向16本/インチ、緯方向16本/イ
ンチの糸密度となるように、S/Z撚のヤーンを交互に
打ち込み平織り織物を製織し補強布として用い、キルテ
ィング方向を10mm間隔で縦・緯方向のみのキルティ
ングを行う用に変更した以外は、他は実施例と全く同様
にして加圧ベルトを製作した。得られた加圧ベルトの物
性は下記の通りである。
【0022】
【表2】
【0023】物性値からも容易に判るように、低い応力
で容易にバイアス方向に変形し、図2に示した段ボール
紙製造用加圧ベルト方式製造装置の機構を有する模式試
験装置に懸け、加圧負荷能力テスト、加圧力の安定性テ
スト(クリープ性能の実地試験)を行うと、装置の張力
付加ロールの平行度が理想的で加圧ベルト幅方向に張力
差がない場合は、全く異常を示さないが、一旦ベルト幅
方向に張力差が出るノイズが入ると(蛇行調整機構を作
動させる事自体がこのノイズ発生の要因ともなり、その
作動は功罪半ばすることとなる)ベルトに変位・ユガミ
歪を与え易くなり、条件に依っては縦シワ発生も伴う事
もあり、直進性は完全でなく長期間の高速安定走行は困
難であった。
【0024】
【発明の効果】本発明は、一対のロール間に懸架され高
速走行する通常の織物が補強布として用いられた繊維補
強布複合体加圧ベルトにおける、補強用織物の組織構成
上のバイアス方向の引張り弾性率がタテ・ヨコ方向のそ
れに比し圧倒的に低いという構造的性状欠陥に基づく、
張力負荷状態に不均衡発生した際に、バイアス方向にか
かる応力・歪を、容易に平行四辺形を剪断変形せしめる
方向に織物織り目組織をずらし変位しバランスを取る現
象が発生しするため、コンベアベルトに緯方向圧縮・縦
方向伸張の歪が入る可能性があり、縦シワ発生の可能性
を生じ、又完全な走行直進性が保証できず蛇行走行防止
が充分でないという欠陥を解消し、繊維補強布複合体加
圧ベルトに解消すべく求められる欠陥・宿命的課題を解
決し、該繊維補強布複合体加圧ベルトの持つ曲げ剛性が
高すぎず柔軟であり、且つ引張り弾性率が高く充分な加
圧力を付与でき、ウオッシュボードやプレスマークを発
生せず、騒音を発する事なく直進走行性に優れた蛇行す
る事のない高速操業が可能で耐久性も高いという特徴を
備え持つ、広幅コンベアベルト、並びに就中上記の要求
機能が厳密に要求されるボール紙製造ラインのコルゲー
トマシンの一部に組み入れられて使用される加圧ベルト
を製造することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の加圧ベルトの組織構成を示す断面図
である。
【第2図】段ボール紙製造用加圧ベルト製造装置を示す
概略図である。
【符号の説明】
1:キルティング糸とキルティング糸層 2:4軸織物構成糸と4軸織物層 3:2軸(平織)織物構成糸と2軸織物(平織り層 4:離型性樹脂充填層 A:加圧ベルト断面 11:コルゲート型付け用上部歯形ロール 12:コルゲート型付け用下部歯形ロール 13:接着剤付与用ロール 14:加圧用ベルト A:中芯紙 B:ライナー紙 C:段ボール紙

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高引張り弾性率、高抗張力を有する耐熱
    性繊維を用いた無端状平織り・綾織り・朱子織りなどの
    織物からなる基布の長手方向に対し±20〜80゜のバ
    イアス方向にキルティングを施し、これに離型性能を有
    する合成樹脂を含浸或いはコート又はラミネートし加熱
    ・加圧し一体化してなることを特徴とするコンベアベル
    ト。
  2. 【請求項2】 高引張り弾性率、高抗張力を有する耐熱
    性繊維を用いた無端状平織り・綾織り・朱子織りなどの
    織物からなる基布に高引張り弾性率、高抗張力の耐熱性
    繊維を用いた無端状3軸又は4軸織物を積層し、該3軸
    又は4軸織物の長手方向に対し±20〜80゜のバイア
    ス方向にキルティングを施し、これに離型性能を有する
    合成樹脂を含浸或いはコーティング又はラミネートし加
    熱・加圧し一体化してなることを特徴とするコンベアベ
    ルト。
  3. 【請求項3】 前記基布は、2000〜9000d.の
    高引張り弾性率・高抗張力の耐熱性繊維よりなるマルチ
    フィラメントヤーンを縦方向6〜20本/インチ、緯方
    向6〜20本/インチの糸密度からなる請求項1記載の
    コンベアベルト。
  4. 【請求項4】 前記3軸又は4軸織物は、縦/緯、縦/
    斜め、緯/斜めの引張り弾性率の比を夫々0.75〜
    1.25となした高い引張り弾性率を有する織物にて構
    成せしめてなる請求項2記載のコンベアベルト。
  5. 【請求項5】 前記3軸又は4軸織物は、2000〜9
    000d.の高引張り弾性率・高抗張力の耐熱性繊維よ
    りなるマルチフィラメントヤーンを縦方向6〜20本/
    インチ、緯方向6〜20本/インチ、斜め方向6〜20
    本/インチの糸密度からなるとなる請求項2又は請求項
    4記載のコンベアベルト。
  6. 【請求項6】 前記キルティング用ミシン糸は、200
    〜3000d.の高引張り弾性率・高抗張力の耐熱性合
    成繊維からなり10〜100mm間隔でキルティングし
    てなる請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のコン
    ベアベルト。
  7. 【請求項7】 前記離型性能を有する合成樹脂は、フッ
    素系樹脂又はシリコンゴム系樹脂からなる請求項1ない
    し請求項6のいずれかに記載のコンベアベルト。
  8. 【請求項8】 前記コンベアベルトは、縦・緯・斜め方
    向の1%伸張時応力(引張り弾性率に該当)が65Kg
    f/cm以上有し、縦・緯・斜め方向の引張り強さが3
    50Kgf/cm以上有する請求項1ないし請求項7の
    いずれかに記載のコンベアベルト。
  9. 【請求項9】 前記高引張り弾性率・高抗張力の耐熱性
    合成繊維は、芳香族アラミド系合成繊維、パラベンゾオ
    キサゾール繊維よりなる請求項1ないし請求項8のいず
    れかに記載のコンベアベルト。
  10. 【請求項10】 前記高引張り弾性率・高抗張力の耐熱
    性繊維は、ガラス繊維よりなる請求項1乃至請求項8の
    いずれかに記載のコンベアベルト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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