JPH11322425A - 誘電体磁器組成物 - Google Patents
誘電体磁器組成物Info
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- JPH11322425A JPH11322425A JP10139616A JP13961698A JPH11322425A JP H11322425 A JPH11322425 A JP H11322425A JP 10139616 A JP10139616 A JP 10139616A JP 13961698 A JP13961698 A JP 13961698A JP H11322425 A JPH11322425 A JP H11322425A
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- Japan
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- dielectric
- mol
- composition
- dielectric ceramic
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】比誘電率εr が大きく、共振周波数の温度係数
τf ができるだけ零に近く、Q×f値が大きく、しか
も、融点の低いAu,Ag,Cu,及びそれらの合金等
を内部電極材料に使用しても同時焼結できる誘電体磁器
組成物を提供すること。 【解決手段】 誘電体磁器組成物は、一般式が、aBi
O3/2 −b(Sr1-x-yMgx Bay )O−cNbO
5/2 (ただし、a,b,及びcの単位はモル%)で、4
1.0≦a≦51.0、17.0≦b≦25.0、2
9.0≦c≦39.0(a+b+c=100モル%)、
0≦x≦0.4、0≦y≦0.4の範囲にある。
τf ができるだけ零に近く、Q×f値が大きく、しか
も、融点の低いAu,Ag,Cu,及びそれらの合金等
を内部電極材料に使用しても同時焼結できる誘電体磁器
組成物を提供すること。 【解決手段】 誘電体磁器組成物は、一般式が、aBi
O3/2 −b(Sr1-x-yMgx Bay )O−cNbO
5/2 (ただし、a,b,及びcの単位はモル%)で、4
1.0≦a≦51.0、17.0≦b≦25.0、2
9.0≦c≦39.0(a+b+c=100モル%)、
0≦x≦0.4、0≦y≦0.4の範囲にある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にマイクロ波帯
域用の通信や放送機器に使用される誘電体磁器組成物に
関する。
域用の通信や放送機器に使用される誘電体磁器組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信技術の進歩により、自動車電
話や携帯電話、PHSなどの移動体通信システム,GP
S(Global Positioning System )が急速に普及してい
る。そのため通信に利用される周波数帯域が拡大し、マ
イクロ波帯域での利用が盛んになっている。古くは、こ
のマイクロ波帯域で使用される回路には、空洞共振器,
アンテナ等が用いられていた。しかし、これら部品は、
マイクロ波の波長と同程度の大きさになるため、自動車
用電話機,携帯電話機,小型GPS装置等に適用できる
ような部品の小型化は不可能であつた。
話や携帯電話、PHSなどの移動体通信システム,GP
S(Global Positioning System )が急速に普及してい
る。そのため通信に利用される周波数帯域が拡大し、マ
イクロ波帯域での利用が盛んになっている。古くは、こ
のマイクロ波帯域で使用される回路には、空洞共振器,
アンテナ等が用いられていた。しかし、これら部品は、
マイクロ波の波長と同程度の大きさになるため、自動車
用電話機,携帯電話機,小型GPS装置等に適用できる
ような部品の小型化は不可能であつた。
【0003】これに対し、近年マイクロ波フィルタや発
信器の周波数安定化回路に誘電体共振器を用いることに
よつて、回路部品の小型化が盛んにおこなわれ、一般化
しつつある。このような誘電体共振器に用いられる誘電
体材料の要求特性は、使用周波数帯域における比誘電率
εr が大きいこと、共振周波数の温度係数τf ができる
だけ零に近いこと、マイクロ波帯域での誘電損失tan
δ(=1/Q)が小さいことが挙げられる。尚、マイク
ロ波帯域での誘電損失tanδの大小は、一般的にQ×
fの形で表現される(fはそのときの共振周波数)。そ
のため、以下Q×fの表現を用いる。
信器の周波数安定化回路に誘電体共振器を用いることに
よつて、回路部品の小型化が盛んにおこなわれ、一般化
しつつある。このような誘電体共振器に用いられる誘電
体材料の要求特性は、使用周波数帯域における比誘電率
εr が大きいこと、共振周波数の温度係数τf ができる
だけ零に近いこと、マイクロ波帯域での誘電損失tan
δ(=1/Q)が小さいことが挙げられる。尚、マイク
ロ波帯域での誘電損失tanδの大小は、一般的にQ×
fの形で表現される(fはそのときの共振周波数)。そ
のため、以下Q×fの表現を用いる。
【0004】これまで、マイクロ波用、或いは温度補償
用コンデンサの誘電体磁器組成物としては、Ba(Zn
1/3 Ta2/3 )O3 系,BaO−TiO2 系,ZrO2
−SnO2 −TiO2 系,BaO−希士類酸化物−Ti
O2 系,(Pb,Ca)ZrO3 等の材料が知られてい
る。
用コンデンサの誘電体磁器組成物としては、Ba(Zn
1/3 Ta2/3 )O3 系,BaO−TiO2 系,ZrO2
−SnO2 −TiO2 系,BaO−希士類酸化物−Ti
O2 系,(Pb,Ca)ZrO3 等の材料が知られてい
る。
【0005】しかし、これまでに開示されている組成の
材料では、マイクロ波帯域において、比誘電率εr が大
きいほどQ×fが小さいという傾向があった。その欠点
を解決するために本発明者らは、比誘電率εr が110
以上で、共振周波数の温度係数の絶対値|τf |が小さ
く、Q×fが十分大きい組成として、BaO−La2O
3 −Sm2 O3 −Bi2 O3 −TiO2 を、提案した
(特開平7−172912号公報、参照)。
材料では、マイクロ波帯域において、比誘電率εr が大
きいほどQ×fが小さいという傾向があった。その欠点
を解決するために本発明者らは、比誘電率εr が110
以上で、共振周波数の温度係数の絶対値|τf |が小さ
く、Q×fが十分大きい組成として、BaO−La2O
3 −Sm2 O3 −Bi2 O3 −TiO2 を、提案した
(特開平7−172912号公報、参照)。
【0006】ところで、マイクロ波回路のより一層の小
型,高機能,低コスト化を図るためには、導体と誘電体
磁器を積層構造にする方法が有効であり、これは、既に
実用化されているセラミック積層技術を適用することに
よつて実現できる。
型,高機能,低コスト化を図るためには、導体と誘電体
磁器を積層構造にする方法が有効であり、これは、既に
実用化されているセラミック積層技術を適用することに
よつて実現できる。
【0007】しかし、マイクロ波帯域で使用される素子
の導体には、一般に、導電性のよいAu,Ag,Cu,
或いはそれらの合金等が用いられており、上記の積層デ
バイスを得るには、これらのような比較的融点の低い導
体金属と誘電体材料が同時焼結できることが必要であ
る。これを目的として、種々の低温焼成セラミックスが
提案されている。
の導体には、一般に、導電性のよいAu,Ag,Cu,
或いはそれらの合金等が用いられており、上記の積層デ
バイスを得るには、これらのような比較的融点の低い導
体金属と誘電体材料が同時焼結できることが必要であ
る。これを目的として、種々の低温焼成セラミックスが
提案されている。
【0008】例えば、特開平5−97508号ではBa
0−Ti02 −R2 O3 −PbO−Bi2 O3 にB2 O
3 ,SiO2 ,ZnOを添加した低温焼成材料が提案さ
れている。また、特開平5−234420号には、Ba
O−TiO2 −Nd2 O3 にBi2 O3 ,MnO,Pb
O,ZnO,Al2 O3 を添加した低温焼成材料が提案
されている。また、特開平3−290358〜2903
59号,特開平3−295854〜295856号で
は、BaO−Nd2 O3 −Sm2 O3 −TiO2−Bi
2 O3 −PbOにGeO2 ,CuO,B2 O3 ,SiO
2 ,ZnOを添加した低温焼成材料が提案されている。
0−Ti02 −R2 O3 −PbO−Bi2 O3 にB2 O
3 ,SiO2 ,ZnOを添加した低温焼成材料が提案さ
れている。また、特開平5−234420号には、Ba
O−TiO2 −Nd2 O3 にBi2 O3 ,MnO,Pb
O,ZnO,Al2 O3 を添加した低温焼成材料が提案
されている。また、特開平3−290358〜2903
59号,特開平3−295854〜295856号で
は、BaO−Nd2 O3 −Sm2 O3 −TiO2−Bi
2 O3 −PbOにGeO2 ,CuO,B2 O3 ,SiO
2 ,ZnOを添加した低温焼成材料が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、それら
が提案している低温焼成材料では、比誘電率εr が70
以上、かつ共振周波数の温度係数の絶対値|τf |が1
0ppm/℃以下であるような材料を得ることができな
い。
が提案している低温焼成材料では、比誘電率εr が70
以上、かつ共振周波数の温度係数の絶対値|τf |が1
0ppm/℃以下であるような材料を得ることができな
い。
【0010】そこで、本発明の技術的課題は、比誘電率
εr が大きく、共振周波数の温度係数τf ができるだけ
零に近く、Q×f値が大きく、しかも、融点の低いA
u,Ag,Cu,及びそれらの合金等を内部電極材料に
使用しても同時焼結できる誘電体磁器組成物を提供する
ことにある。
εr が大きく、共振周波数の温度係数τf ができるだけ
零に近く、Q×f値が大きく、しかも、融点の低いA
u,Ag,Cu,及びそれらの合金等を内部電極材料に
使用しても同時焼結できる誘電体磁器組成物を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明者らは、Bi2 O3 −(Sr,Mg,B
a)O−Nb2 O5 系にて、または前記組成系にB2 O
3 ,SiO2 ,GeO22,SnO2 を添加して、比誘
電率εr が大きく、共振周波数の温度係数τf が零に近
く、Q×f値が大きく、しかも、融点の低いAu,A
g,Cu,及びそれらの合金等を内部電極材料に使用し
ても同時焼結できる誘電体磁器材料が得られることを見
出した。
めに、本発明者らは、Bi2 O3 −(Sr,Mg,B
a)O−Nb2 O5 系にて、または前記組成系にB2 O
3 ,SiO2 ,GeO22,SnO2 を添加して、比誘
電率εr が大きく、共振周波数の温度係数τf が零に近
く、Q×f値が大きく、しかも、融点の低いAu,A
g,Cu,及びそれらの合金等を内部電極材料に使用し
ても同時焼結できる誘電体磁器材料が得られることを見
出した。
【0012】即ち、本発明によれば、一般式が、aBi
O3/2 −b(Sr1-x-y Mgx Bay )O−cNbO
5/2 (ただし、a,b,及びcの単位はモル%)で、4
1.0≦a≦51.0、17.0≦b≦25.0、2
9.0≦c≦39.0(a+b+c=100モル%)、
0≦x≦0.4、0≦y≦0.4の範囲にあることを特
徴とする誘電体磁器組成物が得られる。
O3/2 −b(Sr1-x-y Mgx Bay )O−cNbO
5/2 (ただし、a,b,及びcの単位はモル%)で、4
1.0≦a≦51.0、17.0≦b≦25.0、2
9.0≦c≦39.0(a+b+c=100モル%)、
0≦x≦0.4、0≦y≦0.4の範囲にあることを特
徴とする誘電体磁器組成物が得られる。
【0013】また、本発明によれば、前記誘電体磁器組
成物に対して、B2 O3 ,SiO2,GeO2 ,SnO
2 の内から選択された少なくと一種の酸化物を2.0重
量部以下添加したことを特徴とする誘電体磁器組成物が
得られる。
成物に対して、B2 O3 ,SiO2,GeO2 ,SnO
2 の内から選択された少なくと一種の酸化物を2.0重
量部以下添加したことを特徴とする誘電体磁器組成物が
得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0015】図1は本発明の誘電体磁器組成物の主成分
であるBiO3/2 ,(Sr,Mg,Ba)O,及びNb
O5/2 の範囲を示す図である。図1に示すように、本発
明の誘電体磁器組成物の主成分は、一般式が、aBiO
3/2 −b(Sr1-x-y MgxBay )O−cNbO5/2
(ただし、a,b,及びcの単位はモル%)で、41.
0≦a≦51.0、17.0≦b≦25.0、29.0
≦c≦39.0(a+b+c=100モル%)、0≦x
≦0.4、0≦y≦0.4の範囲にあり、その範囲は斜
線1で示される境界線も含む領域内である。
であるBiO3/2 ,(Sr,Mg,Ba)O,及びNb
O5/2 の範囲を示す図である。図1に示すように、本発
明の誘電体磁器組成物の主成分は、一般式が、aBiO
3/2 −b(Sr1-x-y MgxBay )O−cNbO5/2
(ただし、a,b,及びcの単位はモル%)で、41.
0≦a≦51.0、17.0≦b≦25.0、29.0
≦c≦39.0(a+b+c=100モル%)、0≦x
≦0.4、0≦y≦0.4の範囲にあり、その範囲は斜
線1で示される境界線も含む領域内である。
【0016】このように、本発明においては、Bi2 O
3 −(Sr,Mg,Ba)O−Nb2 O,系にて、比誘
電率εr が大きく、共振周波数の温度係数τf が零に近
く、Q×f値が大きく、しかも、融点の低いAu,A
g,Cu,及びそれらの合金等を内部電極材料に使用し
ても同時焼結できる誘電体磁器材料が得られる。
3 −(Sr,Mg,Ba)O−Nb2 O,系にて、比誘
電率εr が大きく、共振周波数の温度係数τf が零に近
く、Q×f値が大きく、しかも、融点の低いAu,A
g,Cu,及びそれらの合金等を内部電極材料に使用し
ても同時焼結できる誘電体磁器材料が得られる。
【0017】また、本発明の誘電体磁器組成物は、前記
主成分に対して、B2 O3 ,SiO2 ,GeO2 ,Sn
O2 の内から選択された少なくと一種の酸化物を2.0
重量部以下添加したものである。
主成分に対して、B2 O3 ,SiO2 ,GeO2 ,Sn
O2 の内から選択された少なくと一種の酸化物を2.0
重量部以下添加したものである。
【0018】本発明においては、前記主成分の組成系に
B2 O3 ,SiO2 ,GeO2 ,SnO2 を添加すれこ
とによって、誘電特性の劣化が少なく、さらに低温で焼
結することができる誘電体磁器材料が得られる。
B2 O3 ,SiO2 ,GeO2 ,SnO2 を添加すれこ
とによって、誘電特性の劣化が少なく、さらに低温で焼
結することができる誘電体磁器材料が得られる。
【0019】それでは、本発明の誘電体磁気組成物の実
施の形態について説明する。
施の形態について説明する。
【0020】(第1の実施の形態)まず、Bi2 O3 ,
SrO,MgO,BaCO3 ,Nb2 O5 各粉末を各組
成に応じて秤量した後、純水を用い、ジルコニアボール
にて樹脂製のボールミルで20時間湿式混合し、混合物
を得た。次に、この混台物を乾燥させた後、大気中に
て、750〜850℃の温度で約4時間仮焼し、仮焼物
を得た。さらに上記のボールミルで平均粉砕粒径が0.
8μm以下となるように湿式粉砕した後、乾燥、造粒し
た。これを、直径15mm,厚さ約6mmの円盤状に成
形し、850〜1200℃の温度で約2時間焼結するこ
とによって、下記表1に示す組成の誘電体磁器を得た。
なお下記表1で組成は、aBiO3/2 −b(Sr1-x-y
Mgx Bay )O−cNbO5/2 (a+b+c=100
モル%)のように表わした。
SrO,MgO,BaCO3 ,Nb2 O5 各粉末を各組
成に応じて秤量した後、純水を用い、ジルコニアボール
にて樹脂製のボールミルで20時間湿式混合し、混合物
を得た。次に、この混台物を乾燥させた後、大気中に
て、750〜850℃の温度で約4時間仮焼し、仮焼物
を得た。さらに上記のボールミルで平均粉砕粒径が0.
8μm以下となるように湿式粉砕した後、乾燥、造粒し
た。これを、直径15mm,厚さ約6mmの円盤状に成
形し、850〜1200℃の温度で約2時間焼結するこ
とによって、下記表1に示す組成の誘電体磁器を得た。
なお下記表1で組成は、aBiO3/2 −b(Sr1-x-y
Mgx Bay )O−cNbO5/2 (a+b+c=100
モル%)のように表わした。
【0021】次に、各組成の誘電体磁器について、誘電
体共振器法によって、比誘電率をεr ,Q×f値,共振
周波数の温度係数τf を測定した。共振周波数の温度係
数τf は+20〜+60゜Cの温度範囲での共振周波数
fの差より、次の数1式によって求めた。
体共振器法によって、比誘電率をεr ,Q×f値,共振
周波数の温度係数τf を測定した。共振周波数の温度係
数τf は+20〜+60゜Cの温度範囲での共振周波数
fの差より、次の数1式によって求めた。
【0022】
【数1】
【0023】それらの測定結果を下記表1に示した。な
お、共振周波数は2〜3GHzであつた。
お、共振周波数は2〜3GHzであつた。
【0024】
【表1】
【0025】上記表1から明らかなように、aBiO
3/2 −b(Sr1-x-y Mgx Bay )O−cNbO5/2
(ただし、a,b,及びcの単位はモル%)で、41.
0≦a≦51.0、17.0≦b≦25.0、29.0
≦c≦39.0、0≦x≦0.4、0≦y≦0.4とす
れば、比誘電率εr が70以上と大きく、共振周波数の
温度係数τf が零に近く、Q×f値が大きく、しかも、
1100℃以下の低温で焼結できる誘電体磁器材料が得
られる。また、SrサイトをMg,Baで置換すること
によつて、より大きい比誘電率εr を有する誘電体磁器
材料が得られる。
3/2 −b(Sr1-x-y Mgx Bay )O−cNbO5/2
(ただし、a,b,及びcの単位はモル%)で、41.
0≦a≦51.0、17.0≦b≦25.0、29.0
≦c≦39.0、0≦x≦0.4、0≦y≦0.4とす
れば、比誘電率εr が70以上と大きく、共振周波数の
温度係数τf が零に近く、Q×f値が大きく、しかも、
1100℃以下の低温で焼結できる誘電体磁器材料が得
られる。また、SrサイトをMg,Baで置換すること
によつて、より大きい比誘電率εr を有する誘電体磁器
材料が得られる。
【0026】これに対して、本発明以外の比較例では、
BiO3/2 が41.0モル%より少ないと、1100℃
以下の低温焼結ができなくなる。また、BiO3/2 が5
1.0モル%より多い、またはNbO5/2 が29.0モ
ル%より少ないと、大きいεr が得られない。また、
(Sr,Mg,Ba)Oが17.0モル%より少ない、
または25.0モル%より多い、またはNbO5/2 が3
9.0モル%より多いと、Q×f値が劣化する。また、
SrサイトのMg置換量xが0.4を越えたり、Ba置
換量yが0.4を越えた場合、Q×f値が劣化する。
BiO3/2 が41.0モル%より少ないと、1100℃
以下の低温焼結ができなくなる。また、BiO3/2 が5
1.0モル%より多い、またはNbO5/2 が29.0モ
ル%より少ないと、大きいεr が得られない。また、
(Sr,Mg,Ba)Oが17.0モル%より少ない、
または25.0モル%より多い、またはNbO5/2 が3
9.0モル%より多いと、Q×f値が劣化する。また、
SrサイトのMg置換量xが0.4を越えたり、Ba置
換量yが0.4を越えた場合、Q×f値が劣化する。
【0027】(第2の実施の形態)Bi2 O3 ,Sr
O,MgO,BaCO3 ,Nb2 O5 の各粉末を各組成
に応じて秤量し、第1の実施の形態に示したものと同様
の方法で仮焼物を得た。次に、B2 O3 ,SiO2 ,G
eO2 ,SnO2 の粉末をそれぞれ下記表2の割合にな
るように秤量し、仮焼物に加え、第1の実施の形態に示
したのと同様のボールミルで平均粉砕粒径が0.8μm
以下となるように湿式粉砕(混合を兼ねる)した後、成
形し、800〜1000℃の温度で焼結し、下記表2に
示す組成の誘電体磁器を得た。なお表2で組成は、aB
iO3/2 −b(Sr1-x-y Mgx Bay)O−cNbO
5/2 (a+b+c=100モル%)のように表わした。
O,MgO,BaCO3 ,Nb2 O5 の各粉末を各組成
に応じて秤量し、第1の実施の形態に示したものと同様
の方法で仮焼物を得た。次に、B2 O3 ,SiO2 ,G
eO2 ,SnO2 の粉末をそれぞれ下記表2の割合にな
るように秤量し、仮焼物に加え、第1の実施の形態に示
したのと同様のボールミルで平均粉砕粒径が0.8μm
以下となるように湿式粉砕(混合を兼ねる)した後、成
形し、800〜1000℃の温度で焼結し、下記表2に
示す組成の誘電体磁器を得た。なお表2で組成は、aB
iO3/2 −b(Sr1-x-y Mgx Bay)O−cNbO
5/2 (a+b+c=100モル%)のように表わした。
【0028】次に、各組成の誘電体磁器について、第1
の実施の形態に示したものと同様の測定を行ったとこ
ろ、下記表2に示す測定結果を得た。
の実施の形態に示したものと同様の測定を行ったとこ
ろ、下記表2に示す測定結果を得た。
【0029】
【表2】
【0030】上記表2より明らかなように、BiO3/2
−(Sr,Mg,Ba)O−NbO5/2 に、B2 O3 ,
SiO2 ,GeO2 ,SnO2 のうちより選ばれる一種
以上の酸化物を2.0重量部以下添加すれば、誘電特性
の劣化がほとんどなく、さらに焼結温度を低下させるこ
とができる。ただし、2.0重量部を越える添加は、誘
電特性の劣化をもたらす。
−(Sr,Mg,Ba)O−NbO5/2 に、B2 O3 ,
SiO2 ,GeO2 ,SnO2 のうちより選ばれる一種
以上の酸化物を2.0重量部以下添加すれば、誘電特性
の劣化がほとんどなく、さらに焼結温度を低下させるこ
とができる。ただし、2.0重量部を越える添加は、誘
電特性の劣化をもたらす。
【0031】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明によれば、
比誘電率εr が大きく、共振周波数の温度係数τf が零
に近く、Q×f値が大きく、しかも、融点の低いAu,
Ag,Cu,或いはそれらの合金等を内部電極材料に使
用しても同時焼結できる誘電体磁器組成物が得られる。
比誘電率εr が大きく、共振周波数の温度係数τf が零
に近く、Q×f値が大きく、しかも、融点の低いAu,
Ag,Cu,或いはそれらの合金等を内部電極材料に使
用しても同時焼結できる誘電体磁器組成物が得られる。
【図1】本発明の誘電体磁器組成物の主成分であるBi
O3/2 ,(Sr,Mg,Ba)O,及びNbO5/2 の範
囲を斜線にて示す図である。
O3/2 ,(Sr,Mg,Ba)O,及びNbO5/2 の範
囲を斜線にて示す図である。
1 本発明の誘電体磁器組成物の主成分を示す斜線部
分
分
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式が、aBiO3/2 −b(Sr
1-x-y Mgx Bay )O−cNbO5/2 (ただし、a,
b,及びcの単位はモル%)で、41.0≦a≦51.
0、17.0≦b≦25.0、29.0≦c≦39.0
(a+b+c=100モル%)、0≦x≦0.4、0≦
y≦0.4の範囲にあることを特徴とする誘電体磁器組
成物。 - 【請求項2】 請求項1記載の誘電体磁器組成物に対し
て、B2 O3 ,SiO2 ,GeO2 ,SnO2 の内から
選択された少なくと一種の酸化物を2.0重量部以下添
加したことを特徴とする誘電体磁器組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10139616A JPH11322425A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 誘電体磁器組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10139616A JPH11322425A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 誘電体磁器組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11322425A true JPH11322425A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15249448
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10139616A Withdrawn JPH11322425A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 誘電体磁器組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11322425A (ja) |
-
1998
- 1998-05-21 JP JP10139616A patent/JPH11322425A/ja not_active Withdrawn
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