JPH0845345A - 誘電体磁器材料 - Google Patents
誘電体磁器材料Info
- Publication number
- JPH0845345A JPH0845345A JP6182649A JP18264994A JPH0845345A JP H0845345 A JPH0845345 A JP H0845345A JP 6182649 A JP6182649 A JP 6182649A JP 18264994 A JP18264994 A JP 18264994A JP H0845345 A JPH0845345 A JP H0845345A
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- JP
- Japan
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- dielectric
- mol
- sio
- resonance frequency
- ceramic material
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- Pending
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 誘電率εr が大きく,共振周波数の温度係数
τf ができるだけ零に近く,Q×f値が大きく,安価で
融点の低いAg,Ag−Pd合金,Cuなどを内部電極
として同時焼結可能とする焼結温度の低い誘電体磁器材
料を提供すること。 【構成】 誘電体磁器材料は,一般式,a(Ba1-x P
bx )O−b(La1-yGdy )2 O3 −cTiO
2 (但し,a=11.7〜21.7モル%,b=11.
7〜21.7モル%,a+b+c=100モル%であ
り,且つx,yが0.01≦x≦0.65,0.01≦
y≦0.65の範囲内の数である)で示される化学組成
を有する主成分に,添加物として,総量に対して0.3
〜4.0重量%のSiO2 と0.3〜4.0重量%のF
e2 O3 とを添加した。
τf ができるだけ零に近く,Q×f値が大きく,安価で
融点の低いAg,Ag−Pd合金,Cuなどを内部電極
として同時焼結可能とする焼結温度の低い誘電体磁器材
料を提供すること。 【構成】 誘電体磁器材料は,一般式,a(Ba1-x P
bx )O−b(La1-yGdy )2 O3 −cTiO
2 (但し,a=11.7〜21.7モル%,b=11.
7〜21.7モル%,a+b+c=100モル%であ
り,且つx,yが0.01≦x≦0.65,0.01≦
y≦0.65の範囲内の数である)で示される化学組成
を有する主成分に,添加物として,総量に対して0.3
〜4.0重量%のSiO2 と0.3〜4.0重量%のF
e2 O3 とを添加した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,主にマイクロ波帯域の
通信や放送機器に使用される誘電体磁器材料に関する。
通信や放送機器に使用される誘電体磁器材料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,通信技術の進歩による自動車電話
や携帯電話などの移動体通信の普及に伴って,通信に利
用される周波数帯域はマイクロ波帯域に及んでいる。
や携帯電話などの移動体通信の普及に伴って,通信に利
用される周波数帯域はマイクロ波帯域に及んでいる。
【0003】従来,このマイクロ波帯域で使用される回
路部品には空洞共振器等が用いられていた。
路部品には空洞共振器等が用いられていた。
【0004】しかし,これらの部品は,マイクロ波の波
長と同程度の大きさになるため,自動車電話機,携帯電
話機,小型GPS装置等に適用できるような部品の小型
化は不可能であった。
長と同程度の大きさになるため,自動車電話機,携帯電
話機,小型GPS装置等に適用できるような部品の小型
化は不可能であった。
【0005】これに対し,マイクロ波フィルタや発信器
の周波数安定化回路に,誘電体共振器を用いることによ
って,回路部品の小型化が盛んに行われている。
の周波数安定化回路に,誘電体共振器を用いることによ
って,回路部品の小型化が盛んに行われている。
【0006】このようなマイクロ波誘電体材料に要求さ
れる特性は,使用周波数帯域における誘電率εr が大き
いこと,共振周波数の温度係数τf ができるだけ零に近
いこと,マイクロ波帯域での誘電損失tanδ(=1/
Q)が小さいこと,即ち,Q値(Q×fの形で表現され
る。fは共振周波数)が大きいこと等が挙げられる。
れる特性は,使用周波数帯域における誘電率εr が大き
いこと,共振周波数の温度係数τf ができるだけ零に近
いこと,マイクロ波帯域での誘電損失tanδ(=1/
Q)が小さいこと,即ち,Q値(Q×fの形で表現され
る。fは共振周波数)が大きいこと等が挙げられる。
【0007】従来,マイクロ波誘電材料としては,Ba
O−TiO2 系,BaO・4TiO2 ・0.1WO3 ,
Ba(Zn1/3 Ta2/3 )O3 ,(Zr4/5 Sn1/5 )
TiO4 等の組成が知られているが,これらの系で,高
Q×f値,共振周波数の温度係数τf ±0ppm/℃は
得られるものの,誘電率εr は高々40程度しかなく,
低い周波数帯域では部品の小型化には寄与できなかっ
た。
O−TiO2 系,BaO・4TiO2 ・0.1WO3 ,
Ba(Zn1/3 Ta2/3 )O3 ,(Zr4/5 Sn1/5 )
TiO4 等の組成が知られているが,これらの系で,高
Q×f値,共振周波数の温度係数τf ±0ppm/℃は
得られるものの,誘電率εr は高々40程度しかなく,
低い周波数帯域では部品の小型化には寄与できなかっ
た。
【0008】また,上記のBaO−TiO2 系に希土類
酸化物を添加し,さらにBaサイトをPbやSrで置換
した(Ba,Pb)O−Nd2 O3 −TiO2 系,(B
a,Sr)O−Sm2 O3 −TiO2 系では,誘電率ε
r =70〜100が得られることが知られている。
酸化物を添加し,さらにBaサイトをPbやSrで置換
した(Ba,Pb)O−Nd2 O3 −TiO2 系,(B
a,Sr)O−Sm2 O3 −TiO2 系では,誘電率ε
r =70〜100が得られることが知られている。
【0009】また,本発明者等は(Ba,Pb)O−
(La,Gd)2 O3 −TiO2 系の誘電材料が90〜
100程度の誘電率εr を有することを見出し,特願平
5−28713号に提案している。
(La,Gd)2 O3 −TiO2 系の誘電材料が90〜
100程度の誘電率εr を有することを見出し,特願平
5−28713号に提案している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで,マイクロ波
回路のより一層の小型化を図るためには,LC素子を用
いる方法が有効であり,これは,既に実用化されている
セラミック積層技術を適用することによって実現でき
る。例えば,薄いセラミック層の上に金属パターンを形
成し,これらを何枚か重ねれば,種々の形状を持つ積層
セラミック回路部品を製作することができる。上記LC
素子等を得るには,Ag,Ag−Pd合金,Cuなどの
比較的安価な電極材料と誘電体材料とが同時に焼結でき
ることが必要である。
回路のより一層の小型化を図るためには,LC素子を用
いる方法が有効であり,これは,既に実用化されている
セラミック積層技術を適用することによって実現でき
る。例えば,薄いセラミック層の上に金属パターンを形
成し,これらを何枚か重ねれば,種々の形状を持つ積層
セラミック回路部品を製作することができる。上記LC
素子等を得るには,Ag,Ag−Pd合金,Cuなどの
比較的安価な電極材料と誘電体材料とが同時に焼結でき
ることが必要である。
【0011】しかしながら,前述した従来知られている
誘電体材料で,十分な焼結密度と大きな誘電率εr を得
るには,1300〜1500℃で焼結しなければなら
ず,積層セラミック回路部品を得るには内部電極材料と
して高価なPt,Pt系合金を使用せざるを得ないとい
う問題があった。
誘電体材料で,十分な焼結密度と大きな誘電率εr を得
るには,1300〜1500℃で焼結しなければなら
ず,積層セラミック回路部品を得るには内部電極材料と
して高価なPt,Pt系合金を使用せざるを得ないとい
う問題があった。
【0012】そこで,本発明の技術的課題は,誘電率ε
r が大きく,共振周波数の温度係数τf ができるだけ零
に近く,Q×f値が大きく,安価で融点の低いAg,A
g−Pd合金,Cuなどを内部電極として同時焼結可能
とする焼結温度の低い誘電体磁器材料を提供することに
ある。
r が大きく,共振周波数の温度係数τf ができるだけ零
に近く,Q×f値が大きく,安価で融点の低いAg,A
g−Pd合金,Cuなどを内部電極として同時焼結可能
とする焼結温度の低い誘電体磁器材料を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために,本発明者は,SiO2 ,Fe2 O3 を添加する
ことによって,誘電率εr が大きく,共振周波数の温度
係数τf が零に近く,Q×f値が大きく,しかも安価で
融点の低いAg,Ag−Pd合金,Cuなどを内部電極
材料に使用しても同時焼結できる焼結温度の低い誘電体
磁器材料が得られることを見出した。
ために,本発明者は,SiO2 ,Fe2 O3 を添加する
ことによって,誘電率εr が大きく,共振周波数の温度
係数τf が零に近く,Q×f値が大きく,しかも安価で
融点の低いAg,Ag−Pd合金,Cuなどを内部電極
材料に使用しても同時焼結できる焼結温度の低い誘電体
磁器材料が得られることを見出した。
【0014】即ち,本発明によれば,一般式,a(Ba
1-x Pbx )O−b(La1-y Gdy )2 O3 −cTi
O2 (但し,a=11.7〜21.7モル%,b=1
1.7〜21.7モル%,a+b+c=100モル%で
あり,且つx,yが0.01≦x≦0.65,0.01
≦y≦0.65の範囲内)で示される化学組成を有する
主成分に,添加物として総量に対して0.3〜4.0重
量%のSiO2 と0.3〜4.0重量%のFe2 O3 と
を添加したことを特徴とする誘電体磁器材料が得られ
る。
1-x Pbx )O−b(La1-y Gdy )2 O3 −cTi
O2 (但し,a=11.7〜21.7モル%,b=1
1.7〜21.7モル%,a+b+c=100モル%で
あり,且つx,yが0.01≦x≦0.65,0.01
≦y≦0.65の範囲内)で示される化学組成を有する
主成分に,添加物として総量に対して0.3〜4.0重
量%のSiO2 と0.3〜4.0重量%のFe2 O3 と
を添加したことを特徴とする誘電体磁器材料が得られ
る。
【0015】
【作用】上記のように,上記主成分に対して,SiO2
を0.3〜4.0重量%,Fe2 O3 を0.3〜4.0
重量%添加することで,最適な誘電率εr を得るのに必
要であった1300〜1500℃の焼結温度を,100
0〜1100℃まで低下させることができる。これによ
り,誘電体材料と低融点かつ安価な電極材料とを同時に
焼結させることができる。
を0.3〜4.0重量%,Fe2 O3 を0.3〜4.0
重量%添加することで,最適な誘電率εr を得るのに必
要であった1300〜1500℃の焼結温度を,100
0〜1100℃まで低下させることができる。これによ
り,誘電体材料と低融点かつ安価な電極材料とを同時に
焼結させることができる。
【0016】
【実施例】以下,本発明の詳細を実施例に基づいて説明
する。
する。
【0017】まず,誘電体磁器材料の製造方法について
述べる。
述べる。
【0018】BaCO3 ,PbO,La2 O3 ,Gd2
O3 ,TiO2 の各粉末をそれぞれ下記表1の割合にな
るように秤量した後,純水を用い,ジルコニアボールに
て樹脂製のボールミルで湿式混合し,混合物を得た。次
に,この混合物を乾燥させた後,大気中にて1050℃
の温度で約4時間仮焼し,仮焼物を得た。次に,SiO
2 ,Fe2 O3 の各粉末をそれぞれ下記表1の割合にな
るように秤量した後,仮焼物に加え,上記のボールミル
で湿式粉砕(混合)した。これを,直径15mm,厚さ
約6mmの円盤状に成型し,大気中にて1000〜13
75℃の温度で約1時間焼結することによって誘電体磁
器材料を得た。
O3 ,TiO2 の各粉末をそれぞれ下記表1の割合にな
るように秤量した後,純水を用い,ジルコニアボールに
て樹脂製のボールミルで湿式混合し,混合物を得た。次
に,この混合物を乾燥させた後,大気中にて1050℃
の温度で約4時間仮焼し,仮焼物を得た。次に,SiO
2 ,Fe2 O3 の各粉末をそれぞれ下記表1の割合にな
るように秤量した後,仮焼物に加え,上記のボールミル
で湿式粉砕(混合)した。これを,直径15mm,厚さ
約6mmの円盤状に成型し,大気中にて1000〜13
75℃の温度で約1時間焼結することによって誘電体磁
器材料を得た。
【0019】次に,この誘電体磁器材料の誘電特性の測
定について述べる。
定について述べる。
【0020】上記組成の誘電体磁器について,誘電体共
振器法により,誘電率εr ,Q×f値,及び−25〜8
0℃における共振周波数の温度係数τf を測定した。そ
れらの結果を下記表2に示した。尚,下記表1,及び表
2おいて,試料番号の欄に*印のあるものは,本発明の
試料以外の比較例である。また,共振周波数は,2.9
〜3.5GHzであった。
振器法により,誘電率εr ,Q×f値,及び−25〜8
0℃における共振周波数の温度係数τf を測定した。そ
れらの結果を下記表2に示した。尚,下記表1,及び表
2おいて,試料番号の欄に*印のあるものは,本発明の
試料以外の比較例である。また,共振周波数は,2.9
〜3.5GHzであった。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】 上記表2より明らかなように,(Ba1-x Pbx )O−
(La1-y Gdy )2O3 −TiO2 系材料に,SiO
2 を0.3〜4.0重量%,Fe2 O3 を0.3〜4.
0重量%添加することで,誘電率εr が大きく,Q×f
値が大きく,共振周波数の温度係数τf が零に近く,し
かも1000〜1100℃の低温で焼結できる誘電体磁
器を得ることができる。
(La1-y Gdy )2O3 −TiO2 系材料に,SiO
2 を0.3〜4.0重量%,Fe2 O3 を0.3〜4.
0重量%添加することで,誘電率εr が大きく,Q×f
値が大きく,共振周波数の温度係数τf が零に近く,し
かも1000〜1100℃の低温で焼結できる誘電体磁
器を得ることができる。
【0023】これに対し,本発明の実施例以外の組成を
有する比較例では,添加量がそれぞれSiO2 0.3重
量%,Fe2 O3 0.3重量%より小さい場合,添加の
効果が得られず,焼結温度が1100℃を越えてしま
う。また,添加量がそれぞれSiO2 4.0重量%,F
e2 O3 4.0重量%を越えた場合,誘電率εr ,Q×
Fが著しく低下することが判明した。
有する比較例では,添加量がそれぞれSiO2 0.3重
量%,Fe2 O3 0.3重量%より小さい場合,添加の
効果が得られず,焼結温度が1100℃を越えてしま
う。また,添加量がそれぞれSiO2 4.0重量%,F
e2 O3 4.0重量%を越えた場合,誘電率εr ,Q×
Fが著しく低下することが判明した。
【0024】
【発明の効果】以上に説明した通り,本発明によれば,
誘電率εr が大きく,共振周波数の温度係数τf が零に
近く,Q×f値が大きく,しかも,安価で融点の低いA
g,Ag−Pd合金,Cuなどを内部電極材料に使用し
ても同時焼結できる焼結温度の低い誘電体磁器材料を提
供することができる。
誘電率εr が大きく,共振周波数の温度係数τf が零に
近く,Q×f値が大きく,しかも,安価で融点の低いA
g,Ag−Pd合金,Cuなどを内部電極材料に使用し
ても同時焼結できる焼結温度の低い誘電体磁器材料を提
供することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式,a(Ba1-x Pbx )O−b
(La1-y Gdy )2O3 −cTiO2 (但し,a=1
1.7〜21.7モル%,b=11.7〜21.7モル
%,a+b+c=100モル%であり,且つx,yが
0.01≦x≦0.65,0.01≦y≦0.65の範
囲内の数である)で示される化学組成を有する主成分
に,添加物として,総量に対して0.3〜4.0重量%
のSiO2 と0.3〜4.0重量%のFe2 O3 とを添
加したことを特徴とする誘電体磁器材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6182649A JPH0845345A (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | 誘電体磁器材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6182649A JPH0845345A (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | 誘電体磁器材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0845345A true JPH0845345A (ja) | 1996-02-16 |
Family
ID=16122006
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6182649A Pending JPH0845345A (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | 誘電体磁器材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0845345A (ja) |
-
1994
- 1994-08-03 JP JP6182649A patent/JPH0845345A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030813 |