JPH11322721A - 環式4―オキソアミジンの製造方法 - Google Patents

環式4―オキソアミジンの製造方法

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JPH11322721A
JPH11322721A JP11081939A JP8193999A JPH11322721A JP H11322721 A JPH11322721 A JP H11322721A JP 11081939 A JP11081939 A JP 11081939A JP 8193999 A JP8193999 A JP 8193999A JP H11322721 A JPH11322721 A JP H11322721A
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Karlheinz Drauz
ドラウツ カールハインツ
Rolf Dr Hoffmann
ホフマン ロルフ
Ivan Pelgrims
ペルグリムス イヴァン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般式Iの化合物を製造するための新規の方
法を提供すること。 【解決手段】 一般式I: 【化1】 で示される環式4−オキソアミジン又はその塩を製造す
るために、一般式II: 【化2】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般式I:
【0002】
【化3】
【0003】の環式4−オキソアミジンの製造方法に関
する。
【0004】
【従来の技術】この種の化合物は、生物活性作用物質、
例えば血圧低下剤又は農薬を合成するための重要な中間
生成物である。
【0005】今まで、一般式Iの化合物は、アシル化さ
れたα−アミノニトリルから出発し、そのニトリル基を
カルバモイル基へ加水分解し、引き続き塩基性接触環化
することにより得られていた(米国特許第542445
0号明細書)。
【0006】最近公開された欧州特許出願公開第078
9019号明細書中には、相応するアシル化されたα−
アミノニトリルを、アルコールの存在で、酸性条件下で
即座に環化して相応する4−オキソイミダゾリニウム塩
にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、一般
式Iの化合物を製造するための他の方法を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】一般式I:
【0009】
【化4】
【0010】[式中、同じ又は異なるインデックスnに
対するR1、R2は相互に独立してH、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C1〜
C8アルコキシ、C2〜C8アルコキシアルキル、これら
は場合により線状又は分枝鎖状であってもよく、1個以
上のハロゲン、N−、O−、P−原子含有基で置換され
ていてもよく、C3〜C7シクロアルキル、これは飽和及
び/又は不飽和で、並びに1個以上の線状又は分枝鎖の
C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C1〜C8アル
コキシ、C2〜C8アルコキシアルキル、ハロゲン、N
−、O−、P−原子含有基で置換されていてもよいか又
は環中にN、O、Pのようなヘテロ原子を含有していて
も良く、アリール、例えばフェニル及び/又はナフチ
ル、アラルキル、例えばベンジル及び/又はフェネチ
ル、ヘテロアリール、例えばフリル、ピロリル、ピリジ
ル、ヘテロアラルキル、例えばフルフリル、ピロリルメ
チル、ピリジルメチル、フリルエチル、ピロリルエチ
ル、ピリジルエチル、この場合、前記の環は場合により
1個以上の線状又は分枝鎖のC1〜C8アルキル、C2〜
C8アルケニル、C1〜C8アルコキシ、C2〜C8アルコ
キシアルキル、ハロゲン、N−、O−、P−原子含有基
で置換されていてもよい、を表すか、又はR1及びR2は
結合する炭素原子と一緒になって3〜7員の炭素環式又
は複素環式の、飽和又は不飽和の環を形成していてもよ
く、この環は場合により1個以上の線状又は分枝鎖のC
1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C1〜C8アルコ
キシ、C2〜C8アルコキシアルキル、ハロゲン、N−、
O−、P−原子含有基で置換されていてもよく、R3、
R4、R5は相互に独立して、R1についての基の意味を
表すことができ、ただし、R3及びR5は少なくともどち
らか一方はHを表し、R3、R4又はR5のグループの基
は相互に結合して1個の環を形成することはなく、nは
1〜3の整数を表す]で示されるアミジン又はその塩
を、一般式II:
【0011】
【化5】
【0012】[式中、基R1〜R5及びnは前記の意味を
表す]で示される環状化合物の酸化により製造すること
によって、有利に、良好からきわめて良好な収率で、き
わめて純粋な一般式Iの化合物が得られ、それにより前
記課題は解決された。
【0013】一般式IIの化合物は、自体公知の方法
(Journal fuer prakt. Chemie Band32b, Heft 2, 198
4, p. 279-86; Bull. Chem. Soc. Jpn., 1971, 44, 344
5-50)により製造することができる。もちろんこの種の
環状化合物はα−アミノニトリル又はα−アミノ酸アミ
ドとアルデヒドとの縮合によって製造するのが有利であ
る。必要なアミノニトリルは、シュトレッカー合成(St
reckersynthese)と同様に得ることができ、α−アミノ
酸アミドは相応するα−アミノニトリルから加水分解に
より得られる。
【0014】次のアミナールの酸化は当業者に周知の方
法により行うことができる。酸化剤としてハロゲン又は
ハロゲン誘導体を使用するのが有利である。ハロゲンと
して酸化のために有利に化合物、塩素、臭素及びヨウ素
が使用される。適当なハロゲン誘導体は、例えば次亜塩
素酸塩、亜塩素酸塩、ジクロロオキシド、次亜塩素酸t
−ブチル、次亜塩素酸メチル、トリクロロイソシアヌレ
ート、ジクロロイソシアヌレート、クロロアミン−T、
N−クロロスクシンイミド、1,3−ジクロロ−5,5
−ジメチルヒダントイン、1−クロロ−3−ブロモ−
5,5−ジメチルヒダントイン、N−クロロスクシンイ
ミド、次亜臭素酸塩、臭素酸塩/臭化物、ブロモクロリ
ド、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイ
ン、1−クロロ−3−ブロモジメチルヒダントイン、N
−ブロモスクシンイミド、次亜臭素酸メチルである。特
に単体の塩素が有利である。活性酸素含有化合物のグル
ープからの薬剤を用いて一般式IIの化合物を酸化する
ことも有利である。このような物質として、特に過酸化
水素、カロー酸等が挙げられる。H2O2又はその酸化作
用する誘導体、例えばNa2O2、t−BuOOH、RC
O3H等を使用するのが特に有利である。
【0015】例えば、Tetrahedron 1989, 45, 1691ffか
ら公知の電気化学的酸化方法も、相応する環式4−オキ
ソアミナールを酸化して4−オキソアミジンにすること
ができる。メディエータによって、電圧をかける際に分
子中の窒素原子は置換される。最終的な除去により所望
のアミジンが得られる。この目的のために使用可能な電
気化学的セルは先行技術から引用することができる。メ
ディエータとして、一般に当業者に周知の全てのメディ
エータが挙げられる。クロリドイオンを使用することが
特に有利である。
【0016】同様に、酸化のために貴金属のVIII
族、例えばRu、Rh、Pd、Os、Ir、Ptからの
薬剤を使用することができる。有利に通常の担体材料
(例えば、炭素、Al2O3、SiO2、カーボネート又
は酸化物)上で不足化学量論的量(substoechometrisch
e Mengen)で使用すべき金属は、一般式IIの化合物の
脱水素を行う。脱水素のためにパラジウムを使用するの
が特に有利である。アミンの同様の脱水素は、Murahash
i et al. (J. Am. Chem. Soc. 1983, 105, 5002-5011)
によりすでに記載されている。
【0017】n=1であり、基R1及びR2は結合した炭
素原子と一緒に、5員の炭素環を形成し、R3もしくは
R5は両方とも同じくHであり、R4は線状ブチル基であ
る化合物を酸化もしくは脱水素するのが有利である。こ
の種の分子は、アンジオテンシン−II−アンタゴニス
トのIrbesartan(R)(Drugs of the Future 1997, 22,48
1-491)の製造のための前駆体を構成する。
【0018】この脱水素は、有利に、ケトン、エーテ
ル、エステル、カルボン酸アミド(DMF、N−メチル
ピロリジノン)、アルカン、シクロアルカン、ハロゲン
化炭化水素又はこれらの混合物のグループからの有機溶
剤中で実施され、さらに有利なのはケトン系列からなる
溶剤、特に有利なのはMIBKである。
【0019】反応の温度範囲は50℃〜250℃、有利
に90℃〜180℃、特に有利に100〜140℃であ
る。
【0020】脱水素のために必要な金属は、脱水素すべ
き化合物に対して、0.1重量%〜10重量%、有利に
0.5重量%〜7重量%の範囲内で、特に有利に3重量
%で使用される。担体、有利に活性炭上の金属が使用さ
れる。
【0021】一般式Iの化合物の製造は、有利に塩とし
て晶出させることにより行われる。塩を形成させるため
に、原則として、当業者に公知の全ての無機酸又は有機
酸、例えばHCl、HBr、RSO3H、HCO2H、
(HOOC)2、HClO4、H 2SO4、HBF4、H3P
O4、CF3CO24、p−TosOHを使用することが
できる。ヒドロクロリドとして晶出させるのが有利であ
る。
【0022】次の反応式は化合物(n=1及びR3、R5
=H)についての環式4−オキソアミジンの製造を記載
する。
【0023】
【化6】
【0024】高い同族体の環系の製造のために、当業者
はβ−又はγ−アミノニトリルから出発する。これらは
同様に当業者により公知の方法により製造される(Li
t.: J.prakt. Chem. 1984, 326, 279-86)。
【0025】線状又は分枝鎖のC1〜C8アルキル基とし
て、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、
ペンチル、ヘキシル、ヘプチル又はオクチルがそれらの
全ての結合異性体と共に挙げられる。線状又は分枝鎖の
C2〜C8アルケニル基は、メチル基を除いてC1〜C8ア
ルキル基の場合に挙げられたと同様の全ての置換基を包
含し、その際、この基中で少なくとも1個の二重結合が
存在する。C2〜C8アルキニルの意味は、C2〜C8アル
ケニルに相当するが、その際、少なくとも1個の三重結
合が存在しなければならない。基C1〜C8アルコキシ
は、C1〜C8アルキル基に相当するが、ただし酸素原子
を介して環と結合している。C2〜C8アルコキシアルキ
ルとしては、アルキル鎖が少なくとも1個の酸素官能基
により中断されており、その際2個の酸素原子が相互に
結合していない基を表す。炭素原子の数は基中に含まれ
る炭素原子の総数を表す。N−、O−、P−原子含有基
は、特に、鎖中に1個以上のこれらのヘテロ原子を有す
るかもしくはこれらのヘテロ原子の一つを介してアミジ
ンと結合している前記した種類のアルキル基、アルケニ
ル基、アルキニル基である。C3〜C7シクロアルキル
は、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基もしくはシクロヘプチル基であ
る。
【0026】
【実施例】次の実施例は本発明を詳説するが、本発明を
制限するものではない。
【0027】例1a: 1−アミノシクロペンチルニトリル(ACCN)の製
造:NH3(25%;3.67モル)250gの溶液
に、45分間に15℃で冷却しながらシクロペンタノン
シアンヒドリン(最大1.74モル)193gを滴加し
た。この反応混合物を45分間に50℃に加熱し、この
温度で5.5時間保持した。この混合物を25〜30℃
に冷却し、引き続きMTBE300mlで抽出した。有
機相を分離し、溶剤を50℃(25〜30mbar)で
蒸発させた。1−アミノシクロペンチルニトリル(90
%;GC)147gが得られた。理論値の69%の収率
に相当。
【0028】例1b:NH3(25%、2.94モル)
200g中のNH4Cl 45gの溶液に、35℃で4
5分間で、シクロペンタノンシアンヒドリン(最大1.
35モル)150gを添加した。引き続き、さらにNH
4Cl 43gを添加し、この反応混合物を1.5時間
45℃で攪拌した。引き続き室温に冷却し、有機相を分
離した。1−アミノシクロペンチルニトリル(86%滴
定;94%GC)120gが得られた。理論値の69%
の収率に相当。
【0029】例2: 1−アミノシクロペンチルカルボキサミド(ACCA)
の製造:硫酸(96〜98%)215mlを装入し、6
0℃に予熱した。これに60分間で1−アミノシクロペ
ンタンニトリル(85%;0.965モル)125gを
添加した。この反応混合物を、60℃で60分間、さら
に80℃で60分間攪拌した。この反応混合物を40〜
45℃でNH3(25%)500g及びH2O 300g
中に添加した。引き続き、この混合物をMIBKそれぞ
れ500mlで6回抽出し、集めた有機相を回転蒸発機
中でさらに濃縮した。この溶液を4℃に冷却し、結晶を
濾別した。乾燥後に、1−アミノシクロペンチルカルボ
キサミド(98.2%;HPLC)96gが得られた。
理論値の76.2%の収率に相当。
【0030】例3: 2−ブチル−1,3−ジアザ−スピロ[4.4]ノナン
−4−オン(DSPC)の製造 1−アミノシクロペンタンカルボキサミド(>98%、
0.98モル)126gの水150g中の溶液に、アン
モニア溶液(20%;20g、0.30モル)を添加し
た。引き続き、15℃でバレルアルデヒド(0.99モ
ル)86gを添加した。その際、温度は32℃にまで上
昇した。この反応混合物を70℃に加熱し、7時間この
温度で攪拌した。このエマルションにMIBK350m
lを添加し、この混合物を攪拌しながら冷却し、有機相
を分離した。抽出物をさらに濃縮(200g)し、n−
ヘキサン200gを添加し、結晶を濾別した。乾燥した
後に、2−ブチル−1,3−ジアザ−スピロ[4.4]
ノナン−4−オン(HPLC:98.6%)125gが
残留した。
【0031】このヘキサン相を約2/3にまで濃縮し、
15℃に冷却した。さらに生成物22gが単離された。
理論値の73%の収率に相当。
【0032】1H−NMR(500MHz、DMSO−
d6):δ=0.90ppm(t,3−H)、1.20
−1.70(m,14−H)、1.80−1.95
(m,1−H)、4.30(t,1−H)、8.20
(s,1−H)。
【0033】13C−NMR(125MHz、DMSO−
d6):δ=18.8ppm、22.0、24.7、2
6.4、36.0、36.2、36.9、67.5、6
8.1、179.9。
【0034】M+=197 例4: 2−ブチル−1,3−ジアザ−スピロ[4.4]ノナン
−4−オン(DSPC)の製造 ACCN(24.6g;0.223モル)10重量%を
有するNH3(17.8重量%、2.56モル)の溶液
245gの溶液に、シクロペンタノンシアンヒドリン
(最大0.90モル)100gを35℃の温度でNH3
を供給しながら添加した。この混合物を1時間40℃で
攪拌し、引き続き水相(264g)を分離した。有機相
をMeOH200ml中に溶かし、10〜20℃でNa
OH(50%)1.6mlを添加した。引き続き、バレ
ルアルデヒド(1.03モル)90g及びNaOH(5
0%)2×0.8mlを添加し、その際、温度は10〜
20℃に保持した。引き続き温度を60℃に高め、混合
物を2時間この温度で攪拌した。DSPC(HPLC、
141.5g、0.721モル)40.2重量%を含有
する反応混合物352gが得られた。シクロペンタノン
シアンヒドリンに対して80.2%の収率に相当。
【0035】例5: 2−ブチル−1,3−ジアザ−スピロ[4.4]ノネン
−4−オン×HCl(SPC)の製造(Pd/Cで脱水
素):メタノール中の2−ブチル−1,3−ジアザ−ス
ピロ[4.4]ノナン−4−オン(0.151モル)2
9.6gを有する反応混合物130gを、MIBK80
gで希釈し、90℃で30分間イソプロパノール中のH
Cl(15.4%、0.204mol)47gを添加し
た。この懸濁液を30℃に冷却し、濾過し、MIBKで
洗浄した。濾過ーケークをMIBK100g中に懸濁さ
せ、90℃でNH3−溶液(25%;0.166モル)
14mlでpH7.5に調節した。水相を分離し、有機
相を共沸脱水した(留出物7g)。
【0036】このMIBK溶液にPd/C10gを添加
し、12時間加熱還流させた。この触媒を温かいうちに
濾別し、濾液に90℃でイソプロパノール(15.4
%;0.204mol)中のHCl 47gの溶液を添
加した。この懸濁液を25℃に冷却し、MIBK約40
gで洗浄し、乾燥した。理論値の74%の収率に相当す
る26g(99%;HPLC;>95%NMR)が得ら
れた。
【0037】1H−NMR(500MHz、DMSO−
d6):δ=0.90ppm(t,3−H)、1.32
(sex,2−H)、1.65−2.05(m,10−
H)、2.78(t,2−H)、13.1−14.0
(m,2−H)。
【0038】13C−NMR(125MHz、DMSO−
d6):δ=13.28ppm、21.35、24.8
8、26.54、27.23、36.43、72.0
3、173.18、179.49。
【0039】例6: 2−ブチル−1,3−ジアザ−スピロ[4.4]ノネン
−4−オン×HCl(SPC)の製造(塩素で酸化): a) MeOH中のDSPC36g(0.81モル)の
溶液を、Na2CO3 22g(0.21モル)と混合
し、5〜10℃の温度で塩素30g(0.42モル)を
添加した。引き続き10〜15℃で1時間後攪拌し、懸
濁液を濾過した。濾液を60℃で2時間加熱し、引き続
き20℃に冷却した。生じた固体を濾別し、乾燥した。
SPC11g(94.6% HPLC)が得られた。こ
の母液をさらに濃縮し、残留物をMIBK 150gと
一緒に攪拌した。濾過し、乾燥した後、さらにSPC×
HCl 15g(93.5% HPLC)が得られた。
理論値の51%の収率に相当。
【0040】b) DSPC反応溶液176g(46.
1重量%;0.41モル)を真空中で70℃(20mb
ar)で濃縮した。残留物をMeOH 324g中に溶
かし、Na2CO3 45g(0.42モル)と混合し
た。引き続き、10℃で全部で79gの塩素(1.11
モル)を導入し、この反応混合物を20℃で1時間後攪
拌した。懸濁液から固体を濾別し、濾液を60℃で1時
間加熱した。引き続きMeOHを真空中で留去し、MI
BK600gを添加した。メタノールを蒸留により11
5℃までで完全に留去し、生じた固体を濾別し、乾燥し
た。SPC×HCl83g(91% HPLC)が理論
値の79.5%の収率で得られた。
【0041】c) DSPC反応溶液150g(35.
4%、53g、0.27モル)を真空中で70℃(20
mbar)で濃縮し、残留物をMeOH220g中に収
容した。Na2CO3 50g(0.47モル)を添加
し、10℃の温度で塩素75g(1.05モル)を導入
した。懸濁液を濾過し、濾液を60℃に加熱した。さら
にMeOH125gを添加し、この反応混合物を3時間
この温度で攪拌した。溶剤を十分に留去し、残留物にM
IBK500gを添加した。この懸濁液から残りのMe
OHを除去し(T=115℃)、固体を濾別した。乾燥
の後、SPC×HCl 53g(89% HPLC)が
得られた。理論値の76%の収率に相当。
【0042】第1の工程及び第2の工程を同時に実施す
るために、さらに、この反応をより高い温度で実施し
た。
【0043】例7: 2−ブチル−1,3−ジアザ−スピロ[4.4]ノネン
−4−オン×HCl(SPC)の製造(このプロセスを
完全に実施):シクロペンタノン475g(5.64モ
ル)にトリエチルアミン1.4mlを添加し、この混合
物を20℃に冷却した。これに、冷却しながら1時間内
にHCN 152.5g(5.64モル)を、反応温度
が<20℃になるように添加した。この反応混合物をさ
らに60分間30℃で攪拌し、室温に冷却した。引き続
きH2SO4(96〜98%)0.5mlの添加によりp
H1に調節した。このシアンヒドリンをさらに反応させ
るためにアリコートにして使用した。
【0044】アミン化水相240gの溶液に、NH4C
l 5gを添加した。これに、NH3を導入しながらシ
クロペンタノンシアンヒドリン100g(最大0.90
モル)を添加し、その際温度は35℃に上昇した。40
℃で90分後に下側の水相を分離した。
【0045】メタノール200ml及びNaOH(50
%)1.6mlを装入し、これに同時に有機相及びバレ
ルアルデヒド90g(1.03モル)を、反応温度が1
0〜20℃に保持されるように添加した。バレルアルデ
ヒド45g及び90gの添加の後に、さらにNaOH
(50%)0.8mlを添加した。引き続き、この反応
混合物を60℃で2時間加熱した。2−ブチル−1,3
−ジアザ−スピロ[4.4]ノナン−4−オン41.8
重量%(HPLC、149.2g、0.760モル)を
有する溶液357gが得られた。この溶液を濃縮(70
℃、25mbar)し、残留物をMIBK600g中に
溶解させた。MIBK400g中のDSPC99.5
(最大0.507モル)の溶液を、85℃でイソプロパ
ノール(25.5%、0.70モル)中のHClの溶液
100g及びイソプロパノール150gで希釈した。沈
殿物を濾別し、MIBKで洗浄した。
【0046】濾過ケークをMIBK720g中に懸濁さ
せ、85℃でH2O 100ml及びNaOH(50
%、0.70モル)56gと一緒に攪拌した。水相を分
離し、有機相を共沸で脱水した。115℃まで留出物3
27gを取った。引き続き触媒48gを添加し、反応混
合物を8時間加熱還流させた。触媒を濾別し、濾液をH
Cl(32%、0.75モル)85gでpH7からpH
0にした。
【0047】この懸濁液を114℃の塔頂温度まで共沸
で脱水(H2O 75g)した。この懸濁液を濾過し、
濾過ケークを乾燥した。2−ブチル−1,3−ジアザ−
スピロ[4.4]ノナン−4−オン107g(>95%
NMR、0.440モル)が得られた。シクロペンタ
ノンシアンヒドリンに対して73%の収率に相当。
【0048】例8: 2−ブチル−4−メチル−4−(2−メチルエチル)−
イミダゾリジン−5−オンの製造:2−アミノ−2,3
−ジメチルブチルアミド(>96%、0.147モル)
20.0gを室温でH2O 100ml及びメタノール
50ml中に溶かし、バレルアルデヒド13.2g
(0.152モル)と混合した。この混合物を2.5時
間70℃で加熱した。二相混合物を室温でMIBK20
0mlでそれぞれ3回抽出し、合わせた有機相を真空中
で濃縮した。白色の固体25.3g(97.8%シス/
トランス−混合物:25:72;関連なし)が得られ
た。理論値の82%の収率に相当。
【0049】例9: 2−ブチル−4−メチル−4−(メチルエチル)−1H
−イミダゾール−5(4H)−オン×HClの製造 MIBK中の2−ブチル−4−メチル−4−(2−メチ
ルエチル)−イミダゾリジン−5−オンの20%溶液を
Pd/Cと混合し、12時間加熱還流させた。引き続き
触媒を濾別し、濾液をイソプロパノール中のHClと反
応させた。生じた固体を濾別し、乾燥した(純度>95
% NMR)。
【0050】1H−NMR(500MHz、DMSO−
d6):δ=0.82ppm(d,3−H)、0.92
(t,3−H)、1.00(d,3−H)、1.35
(sex,2−H)、1.42(s,3−H)、2.8
0〜2.95(m,2−H)、13.2〜14.0
(m,2−H)。
【0051】例10: 2−ブチル−1,3−ジアザ−スピロ[4.4]ノネン
−4−オン(SPC)の製造(塩素を用いて反応溶液を
酸化) DSPC反応溶液(46.1重量%;0.41モル)1
76gを真空中で70℃(20mbar)で濃縮した。
残留物をMeOH324g中に溶かし、Na2CO3 4
5g(0.42モル)と混合した。引き続き10℃で全
部で79gの塩素(1.11モル)を導入し、この反応
混合物を20℃で1時間後攪拌した。この懸濁液から固
体を濾別し、濾液を60℃で1時間加熱した。引き続き
MeOHを真空中で留去し、MIBK600gを添加し
た。メタノールを115℃まででの蒸留により完全に留
去し、生じた固体を濾別し、乾燥させた。理論値の7
9.5%の収率にあたるSPC83g(91% HPL
C)が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イヴァン ペルグリムス ベルギー国 コンティッヒ ヴィルト ヴ ェルト 9

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式I: 【化1】 [式中、同じ又は異なるインデックスnに対するR1、
    R2は相互に独立してH、C1〜C8アルキル、C2〜C8
    アルケニル、C2〜C8アルキニル、C1〜C8アルコキ
    シ、C2〜C8アルコキシアルキル、これらは場合により
    線状又は分枝鎖状であってもよく、1個以上のハロゲ
    ン、N−、O−、P−原子含有基で置換されていてもよ
    く、C3〜C7シクロアルキル、これは飽和及び/又は不
    飽和で、並びに1個以上の線状又は分枝鎖のC1〜C8ア
    ルキル、C2〜C8アルケニル、C1〜C8アルコキシ、C
    2〜C8アルコキシアルキル、ハロゲン、N−、O−、P
    −原子含有基で置換されていてもよいか又は環中にN、
    O、Pのようなヘテロ原子を含有していても良く、アリ
    ール、例えばフェニル及び/又はナフチル、アラルキ
    ル、例えばベンジル及び/又はフェネチル、ヘテロアリ
    ール、例えばフリル、ピロリル、ピリジル、ヘテロアラ
    ルキル、例えばフルフリル、ピロリルメチル、ピリジル
    メチル、フリルエチル、ピロリルエチル、ピリジルエチ
    ル、この場合、前記の環は場合により1個以上の線状又
    は分枝鎖のC1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C
    1〜C8アルコキシ、C2〜C8アルコキシアルキル、ハロ
    ゲン、N−、O−、P−原子含有基で置換されていても
    よい、を表すか、又はR1及びR2は結合する炭素原子と
    一緒になって3〜7員の炭素環式又は複素環式の、飽和
    又は不飽和の環を形成していてもよく、この環は場合に
    より1個以上の線状又は分枝鎖のC1〜C8アルキル、C
    2〜C8アルケニル、C1〜C8アルコキシ、C2〜C8アル
    コキシアルキル、ハロゲン、N−、O−、P−原子含有
    基で置換されていてもよく、R3、R4、R5は相互に独
    立して、R1についての基の意味を表すことができ、た
    だし、R3及びR5は同時にHでないものを表すことはな
    く、R3、R4又はR5のグループの基は相互に結合して
    1個の環を形成することはなくnは1〜3の整数を表
    す]で示される環式4−オキソアミジン又はその塩の製
    造方法において、一般式II: 【化2】 の環状化合物又はその塩を酸化もしくは脱水素して式I
    の化合物にすることを特徴とする環式4−オキソアミジ
    ンの製造方法。
  2. 【請求項2】 一般式IIの化合物を、α−アミノニト
    リルとアルデヒドとの反応又はα−アミノ酸アミドとア
    ルデヒドとの反応により製造する、請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 ハロゲン又はハロゲン誘導体のグループ
    からの薬剤を用いて酸化を実施する、請求項1記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 酸化剤としてCl2を使用する、請求項
    3記載の方法。
  5. 【請求項5】 酸化のために、活性酸素含有化合物のグ
    ループからの薬剤を使用する、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 H2O2又はその酸化作用する誘導体を使
    用する、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 酸化を電気化学的に実施する、請求項1
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 メディエータとしてクロリドイオンを使
    用する、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 脱水素のために、Ru、Rh、Pd、O
    s、Ir、Ptのグループからの薬剤を使用する、請求
    項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 一般式IIの化合物を、パラジウムの
    存在で脱水素する、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 式中のR1、R2は結合する炭素原子と
    一緒になって1個の5員の炭素環を形成し、R3、R5は
    両方とも同じくHを表し、R4は線状のブチル基を表
    す、一般式IIの化合物を酸化もしくは脱水素する、請
    求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 脱水素を有機溶剤又は溶剤混合物中で
    実施する、請求項9記載の方法。
  13. 【請求項13】 ケトン中で脱水素を行う、請求項12
    記載の方法。
  14. 【請求項14】 MIBK中で脱水素を行う、請求項1
    3記載の方法。
  15. 【請求項15】 50℃〜250℃の温度範囲で作業す
    る、請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 90℃〜180℃の温度範囲で作業す
    る、請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 脱水素すべき化合物に対して、0.1
    重量%〜10重量%の金属を使用する、請求項9記載の
    方法。
  18. 【請求項18】 5重量%〜7重量%の触媒を使用す
    る、請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 環式4−オキソアミジンをそのヒドロ
    クロリドとして製造する、請求項1記載の方法。
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