JPH11322728A - 複素環式化合物の製造方法 - Google Patents
複素環式化合物の製造方法Info
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- JPH11322728A JPH11322728A JP12880698A JP12880698A JPH11322728A JP H11322728 A JPH11322728 A JP H11322728A JP 12880698 A JP12880698 A JP 12880698A JP 12880698 A JP12880698 A JP 12880698A JP H11322728 A JPH11322728 A JP H11322728A
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- group
- atom
- general formula
- heterocyclic compound
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- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 農薬、医薬等の生理活性物質としての用途が
期待される複素環式化合物を温和な条件下で簡便に、且
つ高い収率で製造する方法を提供する。 【解決手段】 下記一般式(1) (式中、R1は、酸素原子、イオウ原子、若しくは窒素
原子を1〜2個を含んでなる置換若しくは非置換のヘテ
ロアリール基、又は置換若しくは非置換のアリール基で
あり、R2及びR3は各々独立して水素原子又はアルキル
基であり、R2及びR3は相互に連結してアルキレン基を
形成してもよく、pは1〜3の整数を表し、qは0〜2
の整数を表し、rは1〜2の整数であり、Xはハロゲン
原子又はアルコキシ基である。)で示されるアミド化合
物を水酸化ナトリウム等の塩基存在下で脱ハロゲン化水
素又は脱アルコールし、環化させて、下記一般式(2)
期待される複素環式化合物を温和な条件下で簡便に、且
つ高い収率で製造する方法を提供する。 【解決手段】 下記一般式(1) (式中、R1は、酸素原子、イオウ原子、若しくは窒素
原子を1〜2個を含んでなる置換若しくは非置換のヘテ
ロアリール基、又は置換若しくは非置換のアリール基で
あり、R2及びR3は各々独立して水素原子又はアルキル
基であり、R2及びR3は相互に連結してアルキレン基を
形成してもよく、pは1〜3の整数を表し、qは0〜2
の整数を表し、rは1〜2の整数であり、Xはハロゲン
原子又はアルコキシ基である。)で示されるアミド化合
物を水酸化ナトリウム等の塩基存在下で脱ハロゲン化水
素又は脱アルコールし、環化させて、下記一般式(2)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複素環式化合物の
製造方法に関する。詳しくはアミド化合物を塩基存在下
に環化反応させることにより、複素環式化合物を高収率
で製造する方法に関する。
製造方法に関する。詳しくはアミド化合物を塩基存在下
に環化反応させることにより、複素環式化合物を高収率
で製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複素環式化合物として数多くの化
合物が合成されている。これら複素環式化合物において
は、農薬や医薬等の生理活性物質として有用なものが多
く見出されており、上記一般式(2)で示されるような
複素環式化合物もこのような用途に使用できる。
合物が合成されている。これら複素環式化合物において
は、農薬や医薬等の生理活性物質として有用なものが多
く見出されており、上記一般式(2)で示されるような
複素環式化合物もこのような用途に使用できる。
【0003】このような複素環式化合物を製造するに
は、ジアルコールアミンを出発物質に使用し、これを脱
水反応によって環化すれば目的物を得ることが出来る。
このような方法としては、例えばジャーナル・オブ・ケ
ミカル・ソサイエティー(Journal of Chemical Societ
y)、2338頁(1936)にジエタノールアミンを
濃塩酸存在下、200〜210℃で15時間加熱してモ
ルホリンを得る方法が開示されている。
は、ジアルコールアミンを出発物質に使用し、これを脱
水反応によって環化すれば目的物を得ることが出来る。
このような方法としては、例えばジャーナル・オブ・ケ
ミカル・ソサイエティー(Journal of Chemical Societ
y)、2338頁(1936)にジエタノールアミンを
濃塩酸存在下、200〜210℃で15時間加熱してモ
ルホリンを得る方法が開示されている。
【0004】しかしながら上記の方法では、強酸の存在
下に高温で長時間加熱という条件のもとで脱水反応させ
なければならず、このような厳しい条件は、酸あるいは
高温下で不安定な化合物には適用できない。更に、この
方法によって上記式(2)で示されるような化合物を合
成しようとする場合、出発物質であるアミド化合物の入
手が困難であったり合成も難しいという問題点もある。
下に高温で長時間加熱という条件のもとで脱水反応させ
なければならず、このような厳しい条件は、酸あるいは
高温下で不安定な化合物には適用できない。更に、この
方法によって上記式(2)で示されるような化合物を合
成しようとする場合、出発物質であるアミド化合物の入
手が困難であったり合成も難しいという問題点もある。
【0005】
【発明が解決しようという課題】このように、複素環式
化合物を効率的に製造する方法はこれまで知られていな
かった。本発明は、温和な条件下で簡便に、且つ高い収
率で複素環式化合物を製造する方法を提供することを目
的とする。
化合物を効率的に製造する方法はこれまで知られていな
かった。本発明は、温和な条件下で簡便に、且つ高い収
率で複素環式化合物を製造する方法を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意検討を続けてきた。その結果、前記
一般式(1)で示されるアミド化合物を出発物質として
用いて、該化合物を塩基の存在下に脱ハロゲン化水素又
は脱アルコール反応させて環化すれば、常温付近の温和
な条件下で且つ定量的に、目的とする複素環式化合物を
製造することができることを見い出し、本発明を完成す
るに至った。
を解決するため鋭意検討を続けてきた。その結果、前記
一般式(1)で示されるアミド化合物を出発物質として
用いて、該化合物を塩基の存在下に脱ハロゲン化水素又
は脱アルコール反応させて環化すれば、常温付近の温和
な条件下で且つ定量的に、目的とする複素環式化合物を
製造することができることを見い出し、本発明を完成す
るに至った。
【0007】即ち本発明は、下記一般式(1)
【0008】
【化3】
【0009】(式中、R1は、酸素原子、イオウ原子、
若しくは窒素原子を1〜2個を含んでなる置換若しくは
非置換のヘテロアリール基、又は置換若しくは非置換の
アリール基であり、R2及びR3は各々独立して水素原子
又はアルキル基であり、R2及びR3は相互に連結してア
ルキレン基を形成してもよく、pは1〜3の整数を表
し、qは0〜2の整数を表し、rは1〜2の整数であ
り、Xはハロゲン原子又はアルコキシ基である。)で示
されるアミド化合物を、塩基の存在下に脱ハロゲン化水
素又は脱アルコールを行い環化させて、下記一般式
(2)
若しくは窒素原子を1〜2個を含んでなる置換若しくは
非置換のヘテロアリール基、又は置換若しくは非置換の
アリール基であり、R2及びR3は各々独立して水素原子
又はアルキル基であり、R2及びR3は相互に連結してア
ルキレン基を形成してもよく、pは1〜3の整数を表
し、qは0〜2の整数を表し、rは1〜2の整数であ
り、Xはハロゲン原子又はアルコキシ基である。)で示
されるアミド化合物を、塩基の存在下に脱ハロゲン化水
素又は脱アルコールを行い環化させて、下記一般式
(2)
【0010】
【化4】
【0011】{式中、R1、R2、R3、p、q及びrは
上記一般式(1)と同じである。}で示される複素環式
化合物を得ることを特徴とする複素環式化合物の製造方
法である。
上記一般式(1)と同じである。}で示される複素環式
化合物を得ることを特徴とする複素環式化合物の製造方
法である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の製造方法では、原料とし
て前記一般式(1)で示されるアミド化合物(以下、原
料アミド化合物ともいう)を使用する。
て前記一般式(1)で示されるアミド化合物(以下、原
料アミド化合物ともいう)を使用する。
【0013】前記一般式(1)と前記一般式(2)を対
比すれば分かるように、目的物である複素環式化合物の
構造は、基本的に原料アミド化合物の構造によって決ま
る。このため、前記一般式(1)中の上記R1、R2、R
3、p、q及びrは、いずれも目的物である複素環式化
合物の構造に応じて適宜選択される。
比すれば分かるように、目的物である複素環式化合物の
構造は、基本的に原料アミド化合物の構造によって決ま
る。このため、前記一般式(1)中の上記R1、R2、R
3、p、q及びrは、いずれも目的物である複素環式化
合物の構造に応じて適宜選択される。
【0014】前記一般式(1)中、R1は酸素原子、イ
オウ原子、若しくは窒素原子を1〜2個含んでなる置換
若しくは非置換のヘテロアリール基、又は置換若しくは
非置換のアリール基である。なお、上記置換若しくは非
置換のヘテロアリール基中に含まれるヘテロ原子(すな
わち、酸素原子、イオウ原子、若しくは窒素原子)の数
が2である時には、該ヘテロ原子は同一原子が2個であ
っても異なる種類の原子が1個づつであっても良い。
オウ原子、若しくは窒素原子を1〜2個含んでなる置換
若しくは非置換のヘテロアリール基、又は置換若しくは
非置換のアリール基である。なお、上記置換若しくは非
置換のヘテロアリール基中に含まれるヘテロ原子(すな
わち、酸素原子、イオウ原子、若しくは窒素原子)の数
が2である時には、該ヘテロ原子は同一原子が2個であ
っても異なる種類の原子が1個づつであっても良い。
【0015】上記R1のうち、上記非置換のヘテロアリ
ール基として好適な基を例示すれば、フリル基、チエニ
ル基、ピロリル基、ピリジル基、ピリミジニル基、ベン
ゾフリル基、ベンゾチエニル基、インドリル基、キノリ
ル基、チアゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、
ベンゾオキサゾリル基等の炭素数が3〜8の基が挙げら
れる。また、非置換のアリール基として好適な基を例示
すれば、フェニル基、アントラニル基、フェナンスレニ
ル基等の炭素数が6〜14の基が挙げられる。
ール基として好適な基を例示すれば、フリル基、チエニ
ル基、ピロリル基、ピリジル基、ピリミジニル基、ベン
ゾフリル基、ベンゾチエニル基、インドリル基、キノリ
ル基、チアゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、
ベンゾオキサゾリル基等の炭素数が3〜8の基が挙げら
れる。また、非置換のアリール基として好適な基を例示
すれば、フェニル基、アントラニル基、フェナンスレニ
ル基等の炭素数が6〜14の基が挙げられる。
【0016】また、上記R1のうち、置換ヘテロアリー
ル基及び置換アリール基としては、上記非置換の各基
に、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、
塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、フッ素原子等のハロ
ゲン原子、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等の
アルコキシ基、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピル
チオ基等のアルキルチオ基、シアノ基、ニトロ基、及び
アミノ基等が置換した基が挙げられる。これら置換基の
中でも炭素数1〜3のアルキル基、ハロゲン原子、炭素
数1〜3のアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基が特に好
適である。
ル基及び置換アリール基としては、上記非置換の各基
に、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、
塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、フッ素原子等のハロ
ゲン原子、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等の
アルコキシ基、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピル
チオ基等のアルキルチオ基、シアノ基、ニトロ基、及び
アミノ基等が置換した基が挙げられる。これら置換基の
中でも炭素数1〜3のアルキル基、ハロゲン原子、炭素
数1〜3のアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基が特に好
適である。
【0017】好適に使用できる置換アリール基及び置換
ヘテロアリールを具体的に例示すれば、メチルフェニル
基、エチルフェニル基、プロピルフェニル基、ブチルフ
ェニル基、ヘキシルフェニル基、ジメチルフェニル基、
メチル(エチル)フェニル基、エチル(プロリル)フェ
ニル基、クロロフェニル基、ブロモフェニル基、フルオ
ロフェニル基、ジクロロフェニル基、メトキシフェニル
基、エトキシフェニル基、プロポキシフェニル基、ジメ
トキシフェニル基、シアノフェニル基、ニトロフェニル
基、クロロ(メチル)フェニル基、メチル(メトキシ)
フェニル基、メチルチオフェニル基、(トリフルオロメ
チル)フェニル基、(ジメチル)アミノフェニル基、ク
ロロ(ニトロ)フェニル基、メチルナフチル基、クロロ
ナフチル基、メトキシナフチル基、ジメチルナフチル
基、メチルフリル基、メトキシチエニル基、クロロチエ
ニル基、メチルチエニル基、メチルピロリル基、クロロ
ピロリル基、メチルピリジル基、クロロピリジル基、ジ
メトキシピリミジニル基、メトキシベンゾフリル基、ク
ロロベンゾフリル基、メチルベンゾチエニル基、メチル
インドリル基、メチルキノリル基、メチルチアゾリル
基、メチルピラゾリル基、メチルオキサゾリル基、メチ
ルベンゾオキサゾリル基等が挙げられる。
ヘテロアリールを具体的に例示すれば、メチルフェニル
基、エチルフェニル基、プロピルフェニル基、ブチルフ
ェニル基、ヘキシルフェニル基、ジメチルフェニル基、
メチル(エチル)フェニル基、エチル(プロリル)フェ
ニル基、クロロフェニル基、ブロモフェニル基、フルオ
ロフェニル基、ジクロロフェニル基、メトキシフェニル
基、エトキシフェニル基、プロポキシフェニル基、ジメ
トキシフェニル基、シアノフェニル基、ニトロフェニル
基、クロロ(メチル)フェニル基、メチル(メトキシ)
フェニル基、メチルチオフェニル基、(トリフルオロメ
チル)フェニル基、(ジメチル)アミノフェニル基、ク
ロロ(ニトロ)フェニル基、メチルナフチル基、クロロ
ナフチル基、メトキシナフチル基、ジメチルナフチル
基、メチルフリル基、メトキシチエニル基、クロロチエ
ニル基、メチルチエニル基、メチルピロリル基、クロロ
ピロリル基、メチルピリジル基、クロロピリジル基、ジ
メトキシピリミジニル基、メトキシベンゾフリル基、ク
ロロベンゾフリル基、メチルベンゾチエニル基、メチル
インドリル基、メチルキノリル基、メチルチアゾリル
基、メチルピラゾリル基、メチルオキサゾリル基、メチ
ルベンゾオキサゾリル基等が挙げられる。
【0018】前記一般式(1)中、R2及びR3は各々独
立して水素原子又はアルキル基である。また、R2及び
R3は相互に連結してアルキレン基を形成してもよい。
立して水素原子又はアルキル基である。また、R2及び
R3は相互に連結してアルキレン基を形成してもよい。
【0019】好適な上記アルキル基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、i−プロピル基、ブチル
基、i−ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペン
チル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル
基、デシル基等の炭素数が1〜12個の直鎖状若しくは
分岐状のアルキル基が挙げられる。
基、エチル基、プロピル基、i−プロピル基、ブチル
基、i−ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペン
チル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル
基、デシル基等の炭素数が1〜12個の直鎖状若しくは
分岐状のアルキル基が挙げられる。
【0020】また、R2及びR3が相互に連結した場合に
形成する好適なアルキレン基としては、テトラメチレン
基、ペンタメチレン基等が挙げられる。これらアルキレ
ン基は、R2及びR3が結合している炭素原子と共にシク
ロアルカン環、具体的にはシクロペンタン環、シクロヘ
キサン環等を形成する。
形成する好適なアルキレン基としては、テトラメチレン
基、ペンタメチレン基等が挙げられる。これらアルキレ
ン基は、R2及びR3が結合している炭素原子と共にシク
ロアルカン環、具体的にはシクロペンタン環、シクロヘ
キサン環等を形成する。
【0021】前記一般式(1)中、Xはハロゲン原子又
はアルコキシ基を表す。好適な上記ハロゲン原子として
は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等が挙げられるが、中
でも工業的に入手が容易であることから塩素原子が特に
好適である。
はアルコキシ基を表す。好適な上記ハロゲン原子として
は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等が挙げられるが、中
でも工業的に入手が容易であることから塩素原子が特に
好適である。
【0022】また、好適な上記アルコキシ基としては、
メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、
t−ブトキシ基等の炭素数が1〜4の基が挙げられる。
メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、
t−ブトキシ基等の炭素数が1〜4の基が挙げられる。
【0023】前記一般式(1)中、pは1〜3の整数を
表す。(CH2)pOHで表されるヒドロキシアルキル基
を具体的に例示すると、ヒドロキシメチル基、ヒドロキ
シエチル基、ヒドロキシプロピル基が挙げられる。
表す。(CH2)pOHで表されるヒドロキシアルキル基
を具体的に例示すると、ヒドロキシメチル基、ヒドロキ
シエチル基、ヒドロキシプロピル基が挙げられる。
【0024】前記一般式(1)中、qは0〜2の整数を
表す。上記Xとの組み合わせで特に好適な(CH2)qX
で表されるハロゲノアルキル基、及びアルコキシアルキ
ル基を具体的に例示すると、フルオロメチル基、フルオ
ロエチル基、クロロメチル基、クロロエチル基、ブロモ
メチル基、ブロモエチル基、ヨードメチル基、ヨードエ
チル基、メトキシメチル基、メトキシエチル基、エトキ
シメチル基、エトキシエチル基、プロポキシメチル基、
プロポキシエチル基、ブトキシメチル基、ブトキシエチ
ル基等が挙げられる。前記一般式(1)中、rはカルボ
ニル基の数を表し、該rは1又は2の整数である。
表す。上記Xとの組み合わせで特に好適な(CH2)qX
で表されるハロゲノアルキル基、及びアルコキシアルキ
ル基を具体的に例示すると、フルオロメチル基、フルオ
ロエチル基、クロロメチル基、クロロエチル基、ブロモ
メチル基、ブロモエチル基、ヨードメチル基、ヨードエ
チル基、メトキシメチル基、メトキシエチル基、エトキ
シメチル基、エトキシエチル基、プロポキシメチル基、
プロポキシエチル基、ブトキシメチル基、ブトキシエチ
ル基等が挙げられる。前記一般式(1)中、rはカルボ
ニル基の数を表し、該rは1又は2の整数である。
【0025】原料アミド化合物のうち、好適に使用でき
る化合物としては、前記一般式(1)において、(a)
R1が酸素原子、イオウ原子、若しくは窒素原子を1〜
2個含んでなる置換若しくは非置換の炭素数(但し、置
換基の炭素数は含まない)3〜8のヘテロアリール基、
又は置換若しくは非置換の炭素数(但し、置換基の炭素
数は含まない)6〜14のアリール基であり、R2及び
R3は各々独立して水素原子又は炭素数1〜12のアル
キル基であり、R2及びR3は相互に連結してアルキレン
基を形成してもよく、Xはハロゲン原子又は炭素数1〜
4のアルコキシ基であり、pは1〜3の整数であり、q
は0〜2の整数であり、rは1〜2の整数である化合
物、又は(b)上記(a)の中でXがハロゲン原子、特
に塩素原子である化合物が挙げられる。
る化合物としては、前記一般式(1)において、(a)
R1が酸素原子、イオウ原子、若しくは窒素原子を1〜
2個含んでなる置換若しくは非置換の炭素数(但し、置
換基の炭素数は含まない)3〜8のヘテロアリール基、
又は置換若しくは非置換の炭素数(但し、置換基の炭素
数は含まない)6〜14のアリール基であり、R2及び
R3は各々独立して水素原子又は炭素数1〜12のアル
キル基であり、R2及びR3は相互に連結してアルキレン
基を形成してもよく、Xはハロゲン原子又は炭素数1〜
4のアルコキシ基であり、pは1〜3の整数であり、q
は0〜2の整数であり、rは1〜2の整数である化合
物、又は(b)上記(a)の中でXがハロゲン原子、特
に塩素原子である化合物が挙げられる。
【0026】これら好適な化合物を具体的に例示すれ
ば、2−クロロ−N−ヒドロキシメチル−N−(1−フ
ェニルエテニル)アセトアミド(1)(後述する実施例
1で使用した原料アミド化合物。なお、括弧内の数字は
該化合物が使用された実施例の番号を表す。以下同
じ。)、N−ヒドロキシエチル−N−(1−フェニルエ
テニル)カルバモイルクロライド(2)、2−クロロ−
N−ヒドロキシエチル−N−(1−フェニルエテニル)
アセトアミド(3)、N−ヒドロキシエチル−N−(1
−フェニルエテニル)オキサモイルメチルクロライド
(4)、N−ヒドロキシエチル−N−(1−フェニルエ
テニル)カルバモイルメチルクロライド(5)、N−ヒ
ドロキシプロピル−N−(1−フェニルエテニル)オキ
サモイルメチルクロライド(6)、2−クロロ−N−ヒ
ドロキシエチル−N−(1−フェニル1−プロペニル)
アセトアミド(7)、N−ヒドロキシエチル−N−(1
−フェニル1−ブテニル)オキサモイルメチルクロライ
ド(8)、N−ヒドロキシメチル−N−(2−メチル−
1−フェニル−1−プロペニル)オキサモイルクロライ
ド(9)、N−ヒドロキシエチル−N−(2−メチル−
1−フェニル−1−プロペニル)カルバモイルクロライ
ド(10)、2−クロロ−N−ヒドロキシエチル−N−
(2−メチル−1−フェニル−1−プロペニル)アセト
アミド(11)、N−ヒドロキシエチル−N−(2−メ
チル−1−フェニル−1−プロペニル)オキサモイルメ
チルクロライド(12)、2−フルオロ−N−ヒドロキ
シエチル−N−(2−メチル−1−フェニル−1−プロ
ペニル)アセトアミド(13)、2−ブロモ−N−ヒド
ロキシエチル−N−(2−メチル−1−フェニル−1−
プロペニル)アセトアミド(14)、N−ヒドロキシエ
チル−N−(2−メチル−1−フェニル−1−プロペニ
ル)オキサモイルメチルブロマイド(15)、2−ヨー
ド−N−ヒドロキシエチル−N−(2−メチル−1−フ
ェニル−1−プロペニル)アセトアミド(16)、N−
ヒドロキシエチル−N−(2−メチル−1−フェニル−
1−プロペニル)カルバモイルメチルクロライド(1
7)、2−クロロ−N−ヒドロキシエチル−N−(2−
エチル−1−フェニル−1−ヘキセニル)アセトアミド
(18)、N−ヒドロキシエチル−N−(シクロヘキシ
ルフェニル)メテニル−オキサモイルメチルクロライド
(19)、2−クロロ−N−ヒドロキシエチル−N−
[2−メチル−1−(3−オキサゾリル)−1−プロペ
ニル]アセトアミド(20)、N−ヒドロキシエチル−
N−[2−メチル−1−(3−オキサゾリル)−1−プ
ロペニル]−オキサモイルメチルクロライド(21)、
2−クロロ−N−ヒドロキシプロピル−N−[2−メチ
ル−1−(p−シアノフェニル)−1−プロペニル]ア
セトアミド(22)、N−ヒドロキシエチル−N−[2
−エチル−1−(p−ヒドロキシフェニル)−1−ヘキ
セニル]−オキサモイルメチルクロライド(23)、2
−クロロ−N−ヒドロキシエチル−N−(2−ピリジル
エテニル)アセトアミド(24)、N−ヒドロキシメチ
ル−N−[2−メチル−1−(2−ピリジル)−1−プ
ロペニル]−オキサモイルメチルクロライド(25)、
N−ヒドロキシプロピル−N−[2−メチル−1−(2
−メチル−4−チアゾリル)]オキサモイルメチルクロ
ライド(26)、N−ヒドロキシプロピル−N−[2−
メチル−1−(2−メチル−4−チアゾリル)]オキサ
モイルエチルクロライド(27)等が挙げられる。
ば、2−クロロ−N−ヒドロキシメチル−N−(1−フ
ェニルエテニル)アセトアミド(1)(後述する実施例
1で使用した原料アミド化合物。なお、括弧内の数字は
該化合物が使用された実施例の番号を表す。以下同
じ。)、N−ヒドロキシエチル−N−(1−フェニルエ
テニル)カルバモイルクロライド(2)、2−クロロ−
N−ヒドロキシエチル−N−(1−フェニルエテニル)
アセトアミド(3)、N−ヒドロキシエチル−N−(1
−フェニルエテニル)オキサモイルメチルクロライド
(4)、N−ヒドロキシエチル−N−(1−フェニルエ
テニル)カルバモイルメチルクロライド(5)、N−ヒ
ドロキシプロピル−N−(1−フェニルエテニル)オキ
サモイルメチルクロライド(6)、2−クロロ−N−ヒ
ドロキシエチル−N−(1−フェニル1−プロペニル)
アセトアミド(7)、N−ヒドロキシエチル−N−(1
−フェニル1−ブテニル)オキサモイルメチルクロライ
ド(8)、N−ヒドロキシメチル−N−(2−メチル−
1−フェニル−1−プロペニル)オキサモイルクロライ
ド(9)、N−ヒドロキシエチル−N−(2−メチル−
1−フェニル−1−プロペニル)カルバモイルクロライ
ド(10)、2−クロロ−N−ヒドロキシエチル−N−
(2−メチル−1−フェニル−1−プロペニル)アセト
アミド(11)、N−ヒドロキシエチル−N−(2−メ
チル−1−フェニル−1−プロペニル)オキサモイルメ
チルクロライド(12)、2−フルオロ−N−ヒドロキ
シエチル−N−(2−メチル−1−フェニル−1−プロ
ペニル)アセトアミド(13)、2−ブロモ−N−ヒド
ロキシエチル−N−(2−メチル−1−フェニル−1−
プロペニル)アセトアミド(14)、N−ヒドロキシエ
チル−N−(2−メチル−1−フェニル−1−プロペニ
ル)オキサモイルメチルブロマイド(15)、2−ヨー
ド−N−ヒドロキシエチル−N−(2−メチル−1−フ
ェニル−1−プロペニル)アセトアミド(16)、N−
ヒドロキシエチル−N−(2−メチル−1−フェニル−
1−プロペニル)カルバモイルメチルクロライド(1
7)、2−クロロ−N−ヒドロキシエチル−N−(2−
エチル−1−フェニル−1−ヘキセニル)アセトアミド
(18)、N−ヒドロキシエチル−N−(シクロヘキシ
ルフェニル)メテニル−オキサモイルメチルクロライド
(19)、2−クロロ−N−ヒドロキシエチル−N−
[2−メチル−1−(3−オキサゾリル)−1−プロペ
ニル]アセトアミド(20)、N−ヒドロキシエチル−
N−[2−メチル−1−(3−オキサゾリル)−1−プ
ロペニル]−オキサモイルメチルクロライド(21)、
2−クロロ−N−ヒドロキシプロピル−N−[2−メチ
ル−1−(p−シアノフェニル)−1−プロペニル]ア
セトアミド(22)、N−ヒドロキシエチル−N−[2
−エチル−1−(p−ヒドロキシフェニル)−1−ヘキ
セニル]−オキサモイルメチルクロライド(23)、2
−クロロ−N−ヒドロキシエチル−N−(2−ピリジル
エテニル)アセトアミド(24)、N−ヒドロキシメチ
ル−N−[2−メチル−1−(2−ピリジル)−1−プ
ロペニル]−オキサモイルメチルクロライド(25)、
N−ヒドロキシプロピル−N−[2−メチル−1−(2
−メチル−4−チアゾリル)]オキサモイルメチルクロ
ライド(26)、N−ヒドロキシプロピル−N−[2−
メチル−1−(2−メチル−4−チアゾリル)]オキサ
モイルエチルクロライド(27)等が挙げられる。
【0027】本発明の製造方法における目的物である複
素環式化合物は、前記一般式(2)で示される。具体的
には前記一般式(1)の原料アミド化合物が脱ハロゲン
化水素又は脱アルコールして環化した化合物であり、該
化合物の構造は、使用する原料アミド化合物の種類によ
り一義的に決定される。従って、前記一般式(2)にお
けるR1、R2、R3、p、q及びrは前記一般式(1)
と同じになる。
素環式化合物は、前記一般式(2)で示される。具体的
には前記一般式(1)の原料アミド化合物が脱ハロゲン
化水素又は脱アルコールして環化した化合物であり、該
化合物の構造は、使用する原料アミド化合物の種類によ
り一義的に決定される。従って、前記一般式(2)にお
けるR1、R2、R3、p、q及びrは前記一般式(1)
と同じになる。
【0028】例えば、好適に使用できる原料アミド化合
物として具体的に例示した2−クロロ−N−ヒドロキシ
メチル−N−(1−フェニルエテニル)アセトアミド
(1)記各を用いた場合には、目的物として前記一般式
(2)においてR1、R2、R3、p、q及びrが該原料
アミド化合物と同一である3−(1−フェニルエテニ
ル)−4−オキサゾリドンが得られる。
物として具体的に例示した2−クロロ−N−ヒドロキシ
メチル−N−(1−フェニルエテニル)アセトアミド
(1)記各を用いた場合には、目的物として前記一般式
(2)においてR1、R2、R3、p、q及びrが該原料
アミド化合物と同一である3−(1−フェニルエテニ
ル)−4−オキサゾリドンが得られる。
【0029】本発明の製造方法においては、塩基の存在
下に原料アミド化合物を前記一般式(1)におけるXの
種類に応じて、Xがハロゲン原子の場合には脱ハロゲン
化水素して、又Xがアルコキシ基の場合には脱アルコー
ルして環化させる。
下に原料アミド化合物を前記一般式(1)におけるXの
種類に応じて、Xがハロゲン原子の場合には脱ハロゲン
化水素して、又Xがアルコキシ基の場合には脱アルコー
ルして環化させる。
【0030】このとき使用する塩基は、脱ハロゲン化水
素・環化反応、又は脱アルコール・環化反応を促進する
とに共に、脱ハロゲン化水素反応の場合においては、副
生するハロゲン化水素を捕捉することによって原料又は
目的物の分解、あるいはハロゲン化等の副反応を防止す
る塩基であれば、特に限定されず、公知の塩基が何等制
限無く使用出来る。好適に使用できる塩基を具体的に例
示すると、ナトリウムメトシキド、ナトリウムエトキシ
ド、ナトリウム−t−ブトキシド、カリウム−t−ブト
キシド、ナトリウムフェノキシド等の金属アルコキシド
類、リチウムアセチリド、ナトリウムアセチリド等のア
セチリド類、リチウムジエチルアミド、リチウムジ−i
−プロピルアミド、ナトリウムアミド等の金属アミド
類、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピ
ルアミン、トリブチルアミン、ジ−i−プロピルエチル
アミン、ピペリジン、ピロリジン、ピリジン等のアミン
類、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、s−ブチル
リチウム、t−ブチルリチウム、フェニルリチウム等の
有機リチウム類、水素化リチウム、水素化ナトリウム、
水素化カリウム、水素化カルシウム等の金属水素化物
類、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化カルシウム等のアルカリ金属水酸化物類、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム等のアル
カリ金属炭酸塩類、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウム等のアルカリ金属重炭酸塩類、酢酸ナトリウム、酢
酸カリウム、酢酸カルシウム等のアルカリ金属酢酸塩
類、及び酸化カルシウム、ギ酸カリウム等を挙げること
が出来る。
素・環化反応、又は脱アルコール・環化反応を促進する
とに共に、脱ハロゲン化水素反応の場合においては、副
生するハロゲン化水素を捕捉することによって原料又は
目的物の分解、あるいはハロゲン化等の副反応を防止す
る塩基であれば、特に限定されず、公知の塩基が何等制
限無く使用出来る。好適に使用できる塩基を具体的に例
示すると、ナトリウムメトシキド、ナトリウムエトキシ
ド、ナトリウム−t−ブトキシド、カリウム−t−ブト
キシド、ナトリウムフェノキシド等の金属アルコキシド
類、リチウムアセチリド、ナトリウムアセチリド等のア
セチリド類、リチウムジエチルアミド、リチウムジ−i
−プロピルアミド、ナトリウムアミド等の金属アミド
類、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピ
ルアミン、トリブチルアミン、ジ−i−プロピルエチル
アミン、ピペリジン、ピロリジン、ピリジン等のアミン
類、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、s−ブチル
リチウム、t−ブチルリチウム、フェニルリチウム等の
有機リチウム類、水素化リチウム、水素化ナトリウム、
水素化カリウム、水素化カルシウム等の金属水素化物
類、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化カルシウム等のアルカリ金属水酸化物類、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム等のアル
カリ金属炭酸塩類、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウム等のアルカリ金属重炭酸塩類、酢酸ナトリウム、酢
酸カリウム、酢酸カルシウム等のアルカリ金属酢酸塩
類、及び酸化カルシウム、ギ酸カリウム等を挙げること
が出来る。
【0031】上記塩基の中でも水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム等のアルカリ金属水酸化物類は、高収率で目
的とする複素環式化合物を与えるため、特に好適に使用
することができる。
化カリウム等のアルカリ金属水酸化物類は、高収率で目
的とする複素環式化合物を与えるため、特に好適に使用
することができる。
【0032】以下に、本発明の製造方法における脱ハロ
ゲン化水素・環化反応、又は脱アルコール・環化反応の
反応条件について説明する。
ゲン化水素・環化反応、又は脱アルコール・環化反応の
反応条件について説明する。
【0033】上記脱ハロゲン化水素・環化反応、又は脱
アルコール・環化反応は、無溶媒で行っても良いが、一
般には溶媒を使用することが好ましい。このとき溶媒と
しては特に限定されず、原料並びに生成物と反応しない
公知の溶媒が使用できる。該溶媒を具体的に例示する
と、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン等
の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素類、1、4−ジオキサン、ジエチルエ
ーテル、ジ−i−プロピルエーテル、1、2−ジメトキ
シエタン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ジクロ
ロメタン、四塩化炭素、クロロホルム、1、2−ジクロ
ロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトン、メチル
エチルケトン、メチル−i−ブチルケトン等のケトン
類、クロロベンゼン等の芳香族ハロゲン化炭化水素類、
酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、
メタノール、エタノール、1−ブタノール、2−ブタノ
ール等のアルコール類、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリドン等のアミド類、アセトニトリ
ル等のニトリル類、ジメチルカーボネート等のカーボネ
ート類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、二
硫化炭素等の硫黄化合物類、及び水等が挙げられる。こ
れら溶媒は単独で使用しても、2種類以上を混合して使
用してもよい。
アルコール・環化反応は、無溶媒で行っても良いが、一
般には溶媒を使用することが好ましい。このとき溶媒と
しては特に限定されず、原料並びに生成物と反応しない
公知の溶媒が使用できる。該溶媒を具体的に例示する
と、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン等
の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素類、1、4−ジオキサン、ジエチルエ
ーテル、ジ−i−プロピルエーテル、1、2−ジメトキ
シエタン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ジクロ
ロメタン、四塩化炭素、クロロホルム、1、2−ジクロ
ロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトン、メチル
エチルケトン、メチル−i−ブチルケトン等のケトン
類、クロロベンゼン等の芳香族ハロゲン化炭化水素類、
酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、
メタノール、エタノール、1−ブタノール、2−ブタノ
ール等のアルコール類、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリドン等のアミド類、アセトニトリ
ル等のニトリル類、ジメチルカーボネート等のカーボネ
ート類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、二
硫化炭素等の硫黄化合物類、及び水等が挙げられる。こ
れら溶媒は単独で使用しても、2種類以上を混合して使
用してもよい。
【0034】上記溶媒の中でも、メタノール、エタノー
ル等のアルコール類、もしくはアルコール類と水との混
合溶媒を使用した場合は該反応が容易に進行し、目的と
する複素環式化合物を高収率で得ることが出来るため、
特に好適である。
ル等のアルコール類、もしくはアルコール類と水との混
合溶媒を使用した場合は該反応が容易に進行し、目的と
する複素環式化合物を高収率で得ることが出来るため、
特に好適である。
【0035】このとき使用する溶媒の量は特に制限され
ないが、経済性及び生産性等から、溶媒中での前記一般
式(1)で示されるアミド化合物の濃度が0.1〜50
重量%、好ましくは0.5〜40重量%、更に好ましく
は1〜30重量%の範囲になるような量を使用するのが
好ましい。
ないが、経済性及び生産性等から、溶媒中での前記一般
式(1)で示されるアミド化合物の濃度が0.1〜50
重量%、好ましくは0.5〜40重量%、更に好ましく
は1〜30重量%の範囲になるような量を使用するのが
好ましい。
【0036】また、上記反応で使用する塩基の量は、特
に制限されないが、反応速度と経済性のバランスから、
前記一般式(1)で示される原料アミド化合物に対する
当量で表して、0.9倍当量〜20倍当量、更には0.
9倍当量〜10倍当量の範囲であることが好ましい。
に制限されないが、反応速度と経済性のバランスから、
前記一般式(1)で示される原料アミド化合物に対する
当量で表して、0.9倍当量〜20倍当量、更には0.
9倍当量〜10倍当量の範囲であることが好ましい。
【0037】反応は、回分式、流通式の何れで行っても
良い。反応は、原料アミド化合物と塩基とが接触するこ
とにより開始する。反応を回分式で行う場合には、所定
量の原料アミド化合物、塩基、及び溶媒を適宜反応容器
内に仕込み、温度制御下に撹拌することにより好適に行
うことが出来る。
良い。反応は、原料アミド化合物と塩基とが接触するこ
とにより開始する。反応を回分式で行う場合には、所定
量の原料アミド化合物、塩基、及び溶媒を適宜反応容器
内に仕込み、温度制御下に撹拌することにより好適に行
うことが出来る。
【0038】反応条件は、用いる原料アミド化合物、塩
基及び溶媒の種類及び量に応じて、作業性を考慮して反
応が0.1〜30時間程度で終了するように適宜設定す
ればよい。
基及び溶媒の種類及び量に応じて、作業性を考慮して反
応が0.1〜30時間程度で終了するように適宜設定す
ればよい。
【0039】一般に、反応温度は、副生物の生成や生成
物の着色を防止し、且つ反応効率を高くするといった理
由から、−30〜100℃の範囲、好ましくは−20〜
80℃の範囲、更に好ましくは−10〜60℃の範囲で
行うのがよい。また、反応は、常圧下、加圧下、又は減
圧下の何れで行っても良い。
物の着色を防止し、且つ反応効率を高くするといった理
由から、−30〜100℃の範囲、好ましくは−20〜
80℃の範囲、更に好ましくは−10〜60℃の範囲で
行うのがよい。また、反応は、常圧下、加圧下、又は減
圧下の何れで行っても良い。
【0040】このような条件下で原料アミド化合物と塩
基とを接触させることにより、原料アミド化合物からハ
ロゲン化水素又はアルコールが脱離すると共に環化が起
こり、目的物である複素環式化合物が生成する。生成し
た複素環式化合物は、例えば、次のようにして単離する
ことが出来る。即ち、まず、反応終了後の反応液に希塩
酸等の酸水溶液を加えて塩基を中和し、残査をベンゼ
ン、エーテル、クロロホルム、酢酸エチル等で抽出す
る。次いで必要に応じて抽出された有機層を水等で洗浄
し、更に該有機層を硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウ
ム、塩化カルシウム等の乾燥剤で乾燥した後、溶媒を留
去することにより単離することが出来る。単離された複
素環式化合物は、カラムクロマトグラフィーの他、複素
環式化合物の性状に応じて再結晶、真空蒸留等により精
製することが出来る。
基とを接触させることにより、原料アミド化合物からハ
ロゲン化水素又はアルコールが脱離すると共に環化が起
こり、目的物である複素環式化合物が生成する。生成し
た複素環式化合物は、例えば、次のようにして単離する
ことが出来る。即ち、まず、反応終了後の反応液に希塩
酸等の酸水溶液を加えて塩基を中和し、残査をベンゼ
ン、エーテル、クロロホルム、酢酸エチル等で抽出す
る。次いで必要に応じて抽出された有機層を水等で洗浄
し、更に該有機層を硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウ
ム、塩化カルシウム等の乾燥剤で乾燥した後、溶媒を留
去することにより単離することが出来る。単離された複
素環式化合物は、カラムクロマトグラフィーの他、複素
環式化合物の性状に応じて再結晶、真空蒸留等により精
製することが出来る。
【0041】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を説
明するが、本発明はこれら実施例に制限されるものでは
ない。
明するが、本発明はこれら実施例に制限されるものでは
ない。
【0042】実施例1 温度計を備えた200mlの四つ口コルベンに、2−ク
ロロ−N−ヒドロキシメチル−N−(1−フェニルエテ
ニル)アセトアミド4.51g、エタノール80ml及
び1規定水酸化ナトリウム水溶液22mlを加え、25
℃で12時間撹拌した。その後反応液を氷冷し、1規定
塩酸を加えて反応液を酸性とした。減圧下、ロータリー
エバポレーターで溶媒を留去し、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水洗した後、減圧下溶媒を留去し、残査を
カラムクロマトグラフィーで精製したところ、目的物で
ある3−(1−フェニルエテニル)−4−オキサゾリド
ン3.57gを粘稠液体として得た。収率は94.4%
であった。高速液体クロマトグラフィー(以下HPLC
と略称する)で分析したところ、純度は99.0%であ
った。
ロロ−N−ヒドロキシメチル−N−(1−フェニルエテ
ニル)アセトアミド4.51g、エタノール80ml及
び1規定水酸化ナトリウム水溶液22mlを加え、25
℃で12時間撹拌した。その後反応液を氷冷し、1規定
塩酸を加えて反応液を酸性とした。減圧下、ロータリー
エバポレーターで溶媒を留去し、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水洗した後、減圧下溶媒を留去し、残査を
カラムクロマトグラフィーで精製したところ、目的物で
ある3−(1−フェニルエテニル)−4−オキサゾリド
ン3.57gを粘稠液体として得た。収率は94.4%
であった。高速液体クロマトグラフィー(以下HPLC
と略称する)で分析したところ、純度は99.0%であ
った。
【0043】実施例2〜27 表1〜5に示したアミド化合物及び塩基を使用したこと
以外は実施例1と同様に操作、処理し、生成物をHPL
Cで分析した時の結果を表1〜5に示した。
以外は実施例1と同様に操作、処理し、生成物をHPL
Cで分析した時の結果を表1〜5に示した。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】
【表4】
【0048】
【表5】
【0049】比較例1 温度計を備えた200mlの四つ口コルベンに、2−ヒ
ドロキシ−N−ヒドロキシエチル−N−(2−メチル−
1−フェニル−1−プロペニル)アセトアミド4.99
g、及び濃塩酸3mlを加え、200℃で15時間加熱
した。その後反応液を氷冷し、酸化カルシウムを加えて
反応液を中和した。その後クロロホルムで抽出し、有機
層を水洗した後、減圧下溶媒を留去し、残査をカラムク
ロマトグラフィーで精製したところ、目的物である4−
(2−メチル−1−フェニル−1−プロペニル)−5−
モルホリノン0.21gを粘稠液体として得た。収率は
4.5%であった。HPLCで分析したところ、純度は
74.8%であった。
ドロキシ−N−ヒドロキシエチル−N−(2−メチル−
1−フェニル−1−プロペニル)アセトアミド4.99
g、及び濃塩酸3mlを加え、200℃で15時間加熱
した。その後反応液を氷冷し、酸化カルシウムを加えて
反応液を中和した。その後クロロホルムで抽出し、有機
層を水洗した後、減圧下溶媒を留去し、残査をカラムク
ロマトグラフィーで精製したところ、目的物である4−
(2−メチル−1−フェニル−1−プロペニル)−5−
モルホリノン0.21gを粘稠液体として得た。収率は
4.5%であった。HPLCで分析したところ、純度は
74.8%であった。
【0050】比較例2 温度計を備えた200mlの四つ口コルベンに、2−ヒ
ドロキシ−N−ヒドロキシメチル−N−(1−フェニル
エテニル)アセトアミド4.14g、p−トルエンスル
ホン酸一水和物0.04g、及びトルエン100mlを
加え、生成する水を除きながら30時間加熱還流した。
その後反応液を水洗し、減圧下溶媒を留去した。残査を
カラムクロマトグラフィーで精製したところ、目的物で
ある3−(1−フェニルエテニル)−4−オキサゾリド
ン0.30gを粘稠液体として得た。収率は7.9%で
あった。HPLCで分析したところ、純度は87.3%
であった。
ドロキシ−N−ヒドロキシメチル−N−(1−フェニル
エテニル)アセトアミド4.14g、p−トルエンスル
ホン酸一水和物0.04g、及びトルエン100mlを
加え、生成する水を除きながら30時間加熱還流した。
その後反応液を水洗し、減圧下溶媒を留去した。残査を
カラムクロマトグラフィーで精製したところ、目的物で
ある3−(1−フェニルエテニル)−4−オキサゾリド
ン0.30gを粘稠液体として得た。収率は7.9%で
あった。HPLCで分析したところ、純度は87.3%
であった。
【0051】上記比較例1及び比較例2は、何れもジア
ルコールアミンを強酸を用いて脱水した例であるが、目
的物の収率及び純度は本発明の方法に比べて低くなって
いる。
ルコールアミンを強酸を用いて脱水した例であるが、目
的物の収率及び純度は本発明の方法に比べて低くなって
いる。
【0052】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、農薬、医薬
等の生理活性物質としての用途が期待される複素環式化
合物を温和な条件で且つ、高い収率で製造することがで
きる。更にその純度は十分に高く、本発明の製造方法
は、工業的に極めて有用であるといえる。
等の生理活性物質としての用途が期待される複素環式化
合物を温和な条件で且つ、高い収率で製造することがで
きる。更にその純度は十分に高く、本発明の製造方法
は、工業的に極めて有用であるといえる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 267/10 C07D 267/10 273/01 273/01 413/06 213 413/06 213 263 263 417/06 263 417/06 263
Claims (1)
- 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1は、酸素原子、イオウ原子、若しくは窒素
原子を1〜2個を含んでなる置換若しくは非置換のヘテ
ロアリール基、又は置換若しくは非置換のアリール基で
あり、R2及びR3は各々独立して水素原子又はアルキル
基であり、R2及びR3は相互に連結してアルキレン基を
形成してもよく、pは1〜3の整数を表し、qは0〜2
の整数を表し、rは1〜2の整数であり、Xはハロゲン
原子又はアルコキシ基である。)で示されるアミド化合
物を、塩基の存在下に脱ハロゲン化水素又は脱アルコー
ルを行い環化させて、下記一般式(2) 【化2】 {式中、R1、R2、R3、p、q及びrは上記一般式
(1)と同じである。}で示される複素環式化合物を得
ることを特徴とする複素環式化合物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12880698A JPH11322728A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 複素環式化合物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12880698A JPH11322728A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 複素環式化合物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11322728A true JPH11322728A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=14993894
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12880698A Pending JPH11322728A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 複素環式化合物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11322728A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20090131675A1 (en) * | 2002-03-14 | 2009-05-21 | Harbury Pehr A B | Methods for structural analysis of proteins |
-
1998
- 1998-05-12 JP JP12880698A patent/JPH11322728A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20090131675A1 (en) * | 2002-03-14 | 2009-05-21 | Harbury Pehr A B | Methods for structural analysis of proteins |
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