JPH11322931A - ポリサルファイド重合体及びその製造方法 - Google Patents
ポリサルファイド重合体及びその製造方法Info
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- JPH11322931A JPH11322931A JP15359198A JP15359198A JPH11322931A JP H11322931 A JPH11322931 A JP H11322931A JP 15359198 A JP15359198 A JP 15359198A JP 15359198 A JP15359198 A JP 15359198A JP H11322931 A JPH11322931 A JP H11322931A
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Abstract
繰り返しを含ませることにより二重結合を有するゴムの
加流剤としての機能をもたせるだけでなく、末端がゴム
の加硫促進効果を有する、チオカルバミル基等、鉱油と
の相溶性を増すポリサルファイド重合体を合成する方
法。 【解決手段】一般式R2(SxR1)nSxR2で表され
る常温で液体であるポリサルファイド重合体。但しR1
は、アルキレン基、オキシアルキレン基などの基であ
り、R2は、アルキル基、そのエステル、ポリオキシア
ルキレン基、ベンジル基など、R6R7N(CS)−(但
しR6,R7はメチル基,エチル基など,)の構造を示す
チオカルバミル基、(CH3)2CHO(CS)−の構造
を示すキサントゲン酸基,C6H4SNC−の構造を示す
ベンゾチアゾール基、およびOC4H8N−の構造を示す
モルホリン基から選ばれる一つの基であり、xは2を超
えて6までの値、nは2〜100の整数を示す。
Description
の平均結合数が2を超えて6以下である常温で液体であ
るポリサルファイド重合体及びその製造方法に関する。
また、本発明は加硫促進剤、加硫剤及び極圧剤として好
適なポリサルファイド重合体及びその製造方法に関す
る。
の硫黄の結合数が2である液状のもの及び繰り返し単位
の硫黄の結合数が2以上では分子量が10.000を越える常
温で固体のものが商業的に取引されている。繰り返し単
位の硫黄の結合数が2を超える常温で液体のものは製造
方法が難しく工業的に有効なものは存在しなかった。特
公昭63−42927によれば塩化硫黄とジチオールと
の反応により得られた繰り返し単位の硫黄の結合数が2
を超える常温で液体のポリサルファイド重合体をゴム加
流剤として利用する方法が記載されている。この方法で
は高価なジチオールを原料にすること、大量の無水溶媒
下で反応させる必要があり、工業的には製造コストが高
く利用を困難にしている。しかも、この方法により得ら
れたポリサルファイド重合体は、末端基が−SHであ
り、貯蔵安定性に欠けるという欠点を有する。
示される
記載されている。しかしこの方法は一旦−SH又は−S
S−を塩素(Cl2)で−SClにして−SHと反応さ
せる方法であり、合成ルートは工業化する場合かなりコ
ストがかかり工業化する上で困難な方法である。しかも
得られるポリサルファイド重合体の繰り返し単位の硫黄
の結合数が2であり、従って加硫促進剤の効果はあるが
加硫剤の効果がない。
従来の欠点を解消して、主鎖にジサルファイドを超える
硫黄の結合数の繰り返しを含ませることにより二重結合
を有するゴムの加流剤としての機能をもたせるだけでな
く、末端がゴムの加硫促進効果を有するベンゾチアゾー
ル基、チオカルバミル基等、鉱油との相溶性を増すアル
キル基等要求される化学構造を有するポリサルファイド
重合体を容易に合成する方法及びその方法により取得さ
れうる新規な特定のポリサルファイド重合体を提供する
ことにある。
結果、本発明の課題は下記の本発明によって工業的に好
都合に達成された。 [1]下記一般式(1)で表される常温で液体であるポ
リサルファイド重合体。
2〜10のアルキレン基、炭素数2〜10のオキシアル
キレン基、酸素数が2〜20のポリオキシアルキレン
基、および炭素数3〜12のヒドロキシアルキレン基か
ら選ばれた少なくとも一つの基であり、R2は、炭素数
1〜20のアルキル基、そのエステル、ポリオキシアル
キレン基、ベンジル基、レゾルシン、炭素数2〜18の
ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシポリオキシアルキレ
ン基、R6R7N(CS)−(但しR6,R7はメチル基,
エチル基,ブチル基,C5H10のいずれかのアルキル
基、ベンジル基)の構造を示すチオカルバミル基、(C
H3)2CHO(CS)−の構造を示すキサントゲン酸
基,C6H4SNC−の構造を示すベンゾチアゾール基、
およびOC4H8N−の構造を示すモルホリン基から選ば
れる少なくとも一つの基であり、xは2を超えて6まで
の値を示し、そしてnは2〜100の整数を示す。 [2]一般式C6H4SNC(SxR1)nSxR2又は一
般式R6R7N(CS)(SxR1)nSxR2で表される
上記[1]記載のポリサルファイド重合体。
OCH2CH2又はCH2CH2OCH2CH2OCH2CH2
又はCH2CH(OH)CH2を一つ以上含む基である。 [3]上記一般式(1)において、R1は、少なくとも
CH2CH2OCH2OCH2CH2又はCH2CH2OCH2
CH2OCH2CH2又はCH2CH(OH)CH2を一つ
以上含む基であり、R2は、炭素数1〜20のアルキル
基、そのエステル、ポリオキシアルキレン基、ベンジル
基、レゾルシン、炭素数2〜18のヒドロキシアルキル
基、およびヒドロキシポリオキシアルレン基から選ばれ
た基であることを特徴とする上記[1]記載のポリサル
ファイド重合体。 [4]一般式R8S(R1Sy)nR1SR8と一般式R2
SyR2とを硫黄交換反応させることを特徴とする一般
式R2(SxR1)nSxR2で表される常温で液体であ
るポリサルファイド重合体の製造方法。
2〜10のアルキレン基、炭素数2〜10のオキシアル
キレン基、酸素数が2〜20のポリオキシアルキレン
基、および炭素数3〜12のヒドロキシアルキレン基か
ら選ばれる少なくとも一つの基であり、R2は炭素数1
〜20のアルキル基、そのエステル、ポリオキシアルキ
レン基、ベンジル基、レゾルシン、炭素数2〜18のヒ
ドロキシアルキル基、ヒドロキシポリオキシアルキレン
基、R6R7N(CS)−(但しR6,R7はメチル基,エ
チル基,ブチル基,C5H10のいずれかのアルキル基、
ベンジル基)の構造を示すチオカルバミル基、(C
H3)2CHO(CS)−の構造を示すキサントゲン酸
基、C6H4SNC−の構造を示すベンゾチアゾール基、
およびOC4H8N−の構造を示すモルホリン基から選ば
れる少なくとも一つの基であり、xは2を超えて6まで
の値を示し、R8はR2SxR2における同じR2でも良い
し異なったR2でも良く、yは2以上の数値を示し、そ
してnは2〜100を示す整数である。 [5]一般式R8S(R1Sy)nR1SR8で表される化
合物と一般式R2SyR2で表される化合物とを硫黄の存
在下硫黄交換反応させることを特徴とする一般式R
2(SxR1)nSxR2で表される常温で液体であるポ
リサルファイド重合体の製造方法。
2〜10のアルキレン基、炭素数2〜10のオキシアル
キレン基、酸素数が2〜20のポリオキシアルキレン
基、および炭素数3〜12のヒドロキシアルキレン基か
ら選ばれる少なくとも一つの基であり、R2は炭素数1
〜20のアルキル基、そのエステル、ポリオキシアルキ
レン基、ベンジル基、レゾルシン、炭素数2〜18のヒ
ドロキシアルキル基、ヒドロキシポリオキシアルキレン
基、R6R7N(CS)−(但しR6,R7はメチル基,エ
チル基,ブチル基,C5H10のいずれかのアルキル基、
ベンジル基)の構造を示すチオカルバミル基、(C
H3)2CHO(CS)−の構造を示すキサントゲン酸
基、C6H4SNC−の構造を示すベンゾチアゾール基、
およびOC4H8N−の構造を示すモルホリン基から選ば
れる少なくとも一つの基であり、xは2を超えて6まで
の値を示し、R8はR2SxR2における同じR2でも良い
し異なったR2でも良く、yは1を超える数値を示し、
そしてnは2〜100を示す整数である [6]一般式HS(R1Sy)nR1SHで表される化合
物と、一般式R2SyR2で表される化合物及び硫黄を硫
黄交換反応させると共に重合反応させることを特徴とす
る一般式R2(SxR1)nSxR2で表される常温で液
体であるポリサルファイド重合体の製造方法。
〜10のアルキレン基、炭素数2〜10のオキシアルキ
レン基、酸素数が2〜20のポリオキシアルキレン基、
および炭素数3〜12のヒドロキシアルキレン基から選
ばれた少なくとも一つの基であり、R2は、炭素数1〜
20のアルキル基、そのエステル、ポリオキシアルキル
基、ベンジル基、レゾルシン、炭素数2〜18のヒドロ
キシアルキレン基、ヒドロキシポリオキシアルキレン
基、R6R7N(CS)−(但しR5、R6はメチル基,エ
チル基,ブチル基,C5H10のいずれかのアルキル基)
の構造を示すチオカルバミル基、(CH3)2CHO(C
S)−の構造を示すキサントゲン酸基、C6H4SNC−
の構造を示すベンゾチアゾール基、およびOC4H8N−
の構造を示すモルホリン基から選ばれた少なくとも一つ
の基であり、xは2を超えて6までの値を示し、yは1
を超える数値を示し、nは2〜100の整数を示す。 [7]一般式HS(R1Sy)nR1SHで表される化合
物、一般式R2SHで表される化合物及び硫黄を硫黄交
換反応させると共に重合反応させることを特徴とする一
般式R2(SxR1)nSxR2で表される常温で液体で
あるポリサルファイド重合体の製造方法。
2〜10のアルキレン基、炭素数2〜10のオキシアル
キレン基、酸素数が2〜20のポリオキシアルキレン
基、および炭素数3〜12のヒドロキシアルキレン基か
ら選ばれる少なくとも一つの基であり、R2は、炭素数
1〜20のアルキル基、そのエステル、ポリオキシアル
キレン基、ベンジル基、レゾルシン、炭素数2〜18の
ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシポリオキシアルキレ
ン基、R6R7N(CS)−(但しR6,R7はメチル基,
エチル基,ブチル基,C5H10のいずれかのアルキル
基、ベンジル基)の構造を示すチオカルバミル基、(C
H3)2CHO(CS)−の構造を示すキサントゲン酸
基,C6H4SNC−の構造を示すベンゾチアゾール基、
およびOC4H8N−の構造を示すモルホリン基から選ば
れる少なくとも一つの基であり、xは2を超えて6まで
の値を示し,yは1を超える数値を示し、そしてnは2
〜100の整数を示す。
[7]で示される新規にして優れたポリサルファイドの
製造方法を提供し、もって加硫剤および加硫促進剤とし
て好適な常温で液状の新規な上記[1]〜[3]で示さ
れるポリサルファイド重合体を提供し得た点にある。
y)nR1SHはパトリックらの米国特許第24669
63号、特開平4−363325 に記載された化合物
等から選ばれる。このポリサルファイド重合体は通常硫
黄の結合数yは2である。
Sy)nR1SHに酸化エチレン又は酸化プロピレン等
の酸素原子含有環状エーテル化合物を付加することによ
り容易に得られる。2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレート等の不飽和基
と反応させることによっても容易に得られる。又末端基
がSH基を有するポリサルファイド重合体にグリシジル
エーテル類例えばアリル、ブチル、フェニル、メチル、
2−エチルヘキシル、ステアリルグリシジルエーテル等
を付加反応させることによっても得られる。又特公昭4
1−19514に記載されている通り、アミン触媒の下
でアルデヒド又はケトンとポリサルファイド重合体の末
端SHを反応させることによっても得られる。
ド、ジフェニールジサルファイド、ジt−ドデシルポリ
サルファイド、ジt−ノニルポリサルファイド、ジt−
ブチルジサルファイド、レゾルシンポリサルファイド、
ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)ポリサルファ
イド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ポリサ
ルファイド、ビス(3−トリメトキシシリルトリレン)
ポリサルファイド、ビス(3−トリエトキシシリルトリ
レン)ポリサルファイド、テトラメチルチウラムジサル
ファイド、テトラエチルチウラムジサルファイド、テト
ラブチルチウラムジサルファイド、ジペンタメチレンチ
ウラムテトラサルファイド、ジベンゾチアジルジサルフ
ァイド、2−(4’−モルホリンノジチオ)ベンゾチア
ゾール、ジチオジモルホリン、シソプロピルキサントゲ
ンジサルファイド、テトラキス(2−エチルヘキシル)
チウラムジサルファイド、o,o’ジベンズアミドジフ
ェニルジサルファイド等が挙げられる。
トリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエト
キシシラン等のメルカプトシラン、メチルメルカプタ
ン、エチルメルカプタン、プロピルメルカプタン、ブチ
ルメルカプタン、nオクチルメルカプタン、t−ノニー
ルメルカプタン、ドデシルメルカプタン、ヘキサドデシ
ルメルカプタン、nオクタデシルメルカプタン等のアル
キルメルカプタン、2−メルカプトエタノール、チオグ
リコール酸2−エチルヘキシル、β−メルカプシプロピ
オン酸オクチル、β−メルカプシプロピオン酸メトキシ
ブチル、2−メルカプトベンゾチアゾール等のメルカプ
タン類が挙げられる。
体R2Sx(R1Sx)nR2 を得るのにR7S(R1S
y)nR1SR7とR2SyR2から製造する場合、R7S
(R1Sy)nR1SR7とR2SyR2及び硫黄から製造
する場合、HS(R1Sy)nR1SHとR2SyR2及び
硫黄から製造する場合、HS(R1Sy)nR1SHとR
2SH及び硫黄から製造する場合のいずれについても、
アルカリ触媒を0から10wt%、反応温度20℃から
150℃、反応時間5分から30時間の条件で遂行する
ことができる。アルカリ触媒を使用する場合、アミン触
媒特にトリエチルアミンは触媒効果が大きく、比較的低
沸点であるので後工程で除去し易いため好ましい。反応
温度は30℃から100℃、反応時間は10分から5時
間、触媒量は0.01wt%から3wt%がより好まし
い。添加するR2SyR2及び/又はR2SHは原料ポリ
サルファイドポリマR8S(R1Sy)nR1SR8及び/
又はHS(R1Sy)nR1SH100重量部に対して1
〜1000重量部好ましくは2〜500重量部が望まし
い。添加する硫黄は目的ポリサルファイド重合体R2S
x(R1Sx)nR2の目標xによって化学量論的に決め
られる。
体R2(SxR1)nSxR2においてR2 がアルキル
基、ポリオキシアルキレン基、水酸基、ヒドロキシアル
キル基、ヒドロキシポリオキシアルキレン基の場合潤滑
油、切削油などの極圧剤に利用することができる。特に
鉱油、水系に溶けないで均一分散させる場合界面活性剤
を必要とするが、適当なR2を選択することにより安定
なエマルジョンを形成することができる。又二重結合を
有するゴムの加硫剤として利用することも可能であり、
高分子加硫剤であるので、ブルームのでない、耐熱性、
応力緩和が良くゴム、ゴム/ゴム、ゴム/樹脂への加硫
剤の均一分散による品質の安定化、品質の向上を期待す
ることができる。
ゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジェンゴム、イ
ソプレンゴム、ブタジエン−アクリロニトリルゴム及び
(又は)その水添ゴム、ブチルゴム、ハロゲン化された
ブチルゴム、エピクロロヒドリンゴム、エチレン−プロ
ピレン−コポリマ、エチレンー酢酸ビニールコポリマ、
カルボキシゴム、エポキシドゴム、クロロプレンゴム、
アクリルゴム、ミラブルウレタンゴム等が挙げられる。
これらゴムの単独系だけでなくブレンド系に対しても用
いることができる。又熱可塑エラストマーとして用いら
れる動的架橋用の二重結合を有するゴムにも使用するこ
とを妨げるものではない。これら用途は自動車・自転車
・トラック・バス・自動二輪車等のタイヤ各部品、各種
ベルト、各種ローラー、靴の材料、各種ホース、シー
ト、パッキング、制振材、免震材、ゴルフボール、電線
絶縁・被覆材料、緩衝素子、ケーブル、ガスケット、自
動車・家電・土木建築用内外装表材及びその部品等が挙
げられる。
はゴム又は熱可塑性エラストマーを製造する際に配合す
ることによりゴム自身の加硫剤として期待できるだけで
なく、ガラスとゴム、ガラスと熱可塑性エラストマーと
の接着効果も期待できる。
体R2(SxR1)nSxR2においてR2がR5R6N(C
S)−(但しR5,R6はメチル基,エチル基,ブチル
基,C5H10のいずれかのアルキル基、ベンジル基)の
構造を示すチオカルバミル基、(CH3)2CHO(C
S)−の構造を示すキサントゲン酸基、C6H4SNC−
の構造を示すベンゾチアゾール基、OC4H8N−の構造
を示すモルホリン基の場合、二重結合を有するゴムの加
硫剤としての効果だけでなく、加硫促進剤の効果も合わ
せ持つことができるのでより優位である。ブルームので
ない、耐熱性、応力緩和性が良くゴム、ゴム/ゴム、ゴ
ム/樹脂への加硫剤の均一分散による品質の安定化、品
質の向上を期待することができる。又最近ゴム薬工業会
ではニトロソアミン対策が問題になっており高分子加硫
剤、高分子加硫促進剤の出現が期待されている(秋葉:
ポリマーダイジェスト,1991.11,p21−2
9)が本製造法で得られた物質はこれに答えることがで
きるものである。
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。 [実施例1]数平均分子量2200のチオコールLP2
3(東レチオコール(株)製、n=約12)に酸化エチ
レンをSH基に対して1.5倍モル付加させて末端がO
Hである数平均分子量2300のポリサルファイドポリ
マを合成した。このポリマを91g、ジベンゾチアジル
ジスルフィドを26g、粉末硫黄を33g、トリエチル
アミンを0.4g更に溶媒としてトルエンを45g、3
00ccメスフラスコに投入して1時間80℃N2気流
下混合後更に1時間同じ温度で減圧溶媒除去した。この
生成物の25℃での粘度は182ポイズであった。液体
クロマトグラフィーでこの生成物を測定した所、原料で
ある末端OHポリサルファイドポリマの分子量分布より
も低分子量領域にシフトしており本物質であることを確
認できた。本物質はnが約4、数平均分子量1280で
ある。又ラマン分析により原料ポリサルファイドポリマ
のジサルファイド結合が本物質ではトリ、テトラ、ペン
タ結合となり、平均ランクxは4であった。 [実施例2]数平均分子量2200のチオコールLP2
3(東レチオコール(株)、n=約12)に酸化エチレ
ンをSH基に対して1.5倍モル付加させて末端がOH
である数平均分子量約2360のポリサルファイドポリ
マを合成した。このポリマを92g、テトラメチルチウ
ラムジスルフィドを18g、粉末硫黄を34g、トリエ
チルアミンを0.8g更に溶媒としてトルエンを45
g、300ccメスフラスコに投入して3時間80℃N
2気流下混合後更に1時間同じ温度で減圧溶媒除去し
た。この生成物の25℃での粘度は158ポイズであっ
た。液体クロマトグラフィーでこの生成物を測定した
所、原料である末端OHポリサルファイドポリマの分子
量分布よりも低分子量領域にシフトしており本物質であ
ることを確認できた。本物質はnが約4、数平均分子量
1250である。又ラマン分析により原料ポリサルファ
イドポリマのジサルファイド結合が本物質ではトリ、テ
トラ、ペンタ結合となり、平均ランクxは4であった。 [実施例3]実施例1で得られたポリサルファイド重合
体が二重結合を有するゴムの加硫剤兼加硫促進剤の効果
を有するか調べた。
作り加硫特性を調べた。(キュラストメーターIII型
振幅±1゜振動数100cpm) 天然ゴム 94部 実施例3の本物質 6部 酸化亜鉛 5部 ステアリン酸 2部 150℃、170℃ での加硫特性は下記の通りであっ
た。 150℃ 最小値(kgf・cm) 0.2 最大値(kgf・cm) 5.4 T10(分) 3.4 T50(分) 5.8 T90(分) 22.6 170℃ 最小値(kgf・cm) 0.2 最大値(kgf・cm) 4.5 T10(分) 1.2 T50(分) 1.8 T90(分) 5.0 150℃での加硫速度はやや遅いが加硫促進剤、加硫剤
がなくても本物質で十分加硫している。170℃での加
硫は速やかでありかつ加硫戻りは殆ど見られない。 [実施例4]実施例3よりも更に本物質の添加量を下げ
て同じ要領で試験した。加流剤の不足分として硫黄0.
5部添加した。
下記の通りであった。 150℃ ケース1 ケース2 実施例3 最小値(kgf・cm) 0.4 0.8 0.2 最大値(kgf・cm) 4.6 3.4 5.4 T10(分) 3.2 3.7 3.4 T50(分) 5.8 9.0 5.8 T90(分) 15.0 20.0 22.6 170℃ 最小値(kgf・cm) 0.4 0.7 0.2 最大値(kgf・cm) 4.0 2.9 4.5 T10(分) 1.2 1.3 1.2 T50(分) 2.0 2.2 1.8 T90(分) 3.8 5.1 5.0 実施例3とほぼ同様な結果であつた。 [実施例5]実施例2で得られたポリサルファイド重合
体が二重結合を有するゴムの加硫剤兼加硫促進剤の効果
を有するか調べた。
作り加硫特性を調べた。(キュラストメーターIII型
振幅±1゜振動数100cpm) 配合1 配合2 NBR 95部 98部 実施例4の本物質 5部 2部 酸化亜鉛 5部 5部 ステアリン酸 1部 1部 硫黄 − 0.5部 160℃ での加硫特性は下記の通りであり加硫促進
剤、加硫剤がなくても本物質で十分加硫した。
2200のチオコールLP23(東レチオコール
(株)、SH含量2.9wt%、n=約12)を88
g、粉末硫黄を33g、ジメチルジサルファイドを8g
更に触媒としてトリエチルアミンを0.4g入れて1時
間80℃N2気流下混合後更に1時間同じ温度で減圧脱
気した。得られた生成物をIR赤外吸収光で測定した所
SHの吸収は完全に消失しており臭いも無臭に近いもの
であった。この生成物の25℃での粘度は118ポイズ
であり目的ポリサルファイド重合体が得られた。本物質
はnが約6、数平均分子量1520である。又ラマン分
析により原料ポリサルファイドポリマのジサルファイド
結合が本物質ではトリ、テトラ、ペンタ結合となり、平
均ランクxは4であった。 [実施例7]500ccのメスフラスコに数平均分子量
2200のチオコールLP23(東レチオコール
(株)、SH含量2.9wt%、n=約12)を50
g、粉末硫黄を18g、t−ドデシルメルカプタンを1
5g更に触媒としてトリエチルアミンを0.2g、溶媒
としてトルエンを30g添加して1時間80℃N2気流
下混合後更に1時間同じ温度で減圧脱気した。得られた
生成物をIR赤外吸収光で測定した所SHの吸収は完全
に消失しており臭いも無臭に近いものであった。この生
成物の25℃での粘度は180ポイズであり目的ポリサ
ルファイド重合体が得られた。本物質はnが約8、数平
均分子量2240である。又ラマン分析により原料ポリ
サルファイドポリマのジサルファイド結合が本物質では
トリ、テトラ、ペンタ結合となり、平均ランクxは4で
あった。 [実施例8]300ccのメスフラスコに数平均分子量
2200のチオコールLP23(東レチオコール
(株)、SH含量2.9wt%、n=約12)を46
g、粉末硫黄を17g、ジベンゾチアジルジスルフィド
を13gを更に触媒としてトリエチルアミンを0.8
g、溶媒としてトルエン25g添加して2時間80℃N
2気流下混合後更に1時間同じ温度で減圧脱気した。得
られた生成物をIR赤外吸収光で測定した所SHの吸収
は完全に消失しており臭いも無臭に近いものであった。
この生成物の50℃での粘度は242ポイズであり目的
ポリサルファイド重合体が得られた。本物質はnが約
7、数平均分子量1940である。又ラマン分析により
原料ポリサルファイドポリマのジサルファイド結合が本
物質ではトリ、テトラ、ペンタ結合となり、平均ランク
xは4であった。
が2を超えて6以下のポリサルファイド重合体は末端を
特定な化学構造にすることにより優れた二重結合を有す
るゴムの加硫剤、極圧剤、加硫剤兼加硫促進剤及びゴム
/シリカ充填剤のバインダーとなる。
Claims (7)
- 【請求項1】下記一般式(1)で表される常温で液体で
あるポリサルファイド重合体。 R2(SxR1)nSxR2 (1) 但しR2(SxR1)nSxR2において、 R1は、炭素数2〜10のアルキレン基、炭素数2〜1
0のオキシアルキレン基、酸素数が2〜20のポリオキ
シアルキレン基、および炭素数3〜12のヒドロキシア
ルキレン基から選ばれた少なくとも一つの基であり、 R2は、炭素数1〜20のアルキル基、そのエステル、
ポリオキシアルキレン基、ベンジル基、レゾルシン、炭
素数2〜18のヒドロキシアルキル基、ヒドロキシポリ
オキシアルキレン基、R6R7N(CS)−(但しR6,
R7はメチル基,エチル基,ブチル基,C5H10のいずれ
かのアルキル基、ベンジル基)の構造を示すチオカルバ
ミル基、(CH3)2CHO(CS)−の構造を示すキサ
ントゲン酸基,C6H4SNC−の構造を示すベンゾチア
ゾール基、およびOC4H8N−の構造を示すモルホリン
基から選ばれる少なくとも一つの基であり、 xは2を超えて6までの値を示し、そしてnは2〜10
0の整数を示す。 - 【請求項2】一般式C6H4SNC(SxR1)nSxR2
又は一般式R6R7N(CS)(SxR1)nSxR2で表
される請求項1記載のポリサルファイド重合体。但しR
1は、少なくともCH2CH2OCH2OCH2CH2、CH
2CH2OCH2CH2OCH2CH2、又はCH2CH(O
H)CH2を一つ以上含む基である。 - 【請求項3】上記一般式(1)において、R1は、少な
くともCH2CH2OCH2OCH2CH2又はCH2CH2
OCH2CH2OCH2CH2又はCH2CH(OH)CH2
を一つ以上含む基であり、R2は、炭素数1〜20のア
ルキル基、そのエステル、ポリオキシアルキレン基、ベ
ンジル基、レゾルシン、炭素数2〜18のヒドロキシア
ルキル基、およびヒドロキシポリオキシアルレン基から
選ばれた基であることを特徴とする請求項1記載のポリ
サルファイド重合体。 - 【請求項4】一般式R8S(R1Sy)nR1SR8と一般
式R2SyR2とを硫黄交換反応させることを特徴とする
一般式R2(SxR1)nSxR2で表される常温で液体
であるポリサルファイド重合体の製造方法。但し、上記
一般式において、 R1は炭素数2〜10のアルキレン基、炭素数2〜10
のオキシアルキレン基、酸素数が2〜20のポリオキシ
アルキレン基、および炭素数3〜12のヒドロキシアル
キレン基から選ばれる少なくとも一つの基であり、 R2は炭素数1〜20のアルキル基、そのエステル、ポ
リオキシアルキレン基、ベンジル基、レゾルシン、炭素
数2〜18のヒドロキシアルキル基、ヒドロキシポリオ
キシアルキレン基、R6R7N(CS)−(但しR6,R7
はメチル基,エチル基,ブチル基,C5H10のいずれか
のアルキル基、ベンジル基)の構造を示すチオカルバミ
ル基、(CH3)2CHO(CS)−の構造を示すキサン
トゲン酸基、C6H4SNC−の構造を示すベンゾチアゾ
ール基、およびOC4H8N−の構造を示すモルホリン基
から選ばれる少なくとも一つの基であり、 xは2を超えて6までの値を示し、 R8はR2SxR2における同じR2でも良いし異なったR
2でも良く、 yは2以上の数値を示し、そしてnは2〜100を示す
整数である。 - 【請求項5】一般式R8S(R1Sy)nR1SR8で表さ
れる化合物と一般式R2SyR2で表される化合物とを硫
黄の存在下硫黄交換反応させることを特徴とする一般式
R2(SxR1)nSxR2で表される常温で液体である
ポリサルファイド重合体の製造方法。但し、上記一般式
において、 R1は炭素数2〜10のアルキレン基、炭素数2〜10
のオキシアルキレン基、酸素数が2〜20のポリオキシ
アルキレン基、および炭素数3〜12のヒドロキシアル
キレン基から選ばれる少なくとも一つの基であり、 R2は炭素数1〜20のアルキル基、そのエステル、ポ
リオキシアルキレン基、ベンジル基、レゾルシン、炭素
数2〜18のヒドロキシアルキル基、ヒドロキシポリオ
キシアルキレン基、R6R7N(CS)−(但しR6,R7
はメチル基,エチル基,ブチル基,C5H10のいずれか
のアルキル基、ベンジル基)の構造を示すチオカルバミ
ル基、(CH3)2CHO(CS)−の構造を示すキサン
トゲン酸基、C6H4SNC−の構造を示すベンゾチアゾ
ール基、およびOC4H8N−の構造を示すモルホリン基
から選ばれる少なくとも一つの基であり、 xは2を超えて6までの値を示し,R8はR2SxR2に
おける同じR2でも良いし異なったR2でも良く、 yは1を超える数値を示し、そしてnは2〜100を示
す整数である - 【請求項6】一般式HS(R1Sy)nR1SHで表され
る化合物と、一般式R2SyR2で表される化合物及び硫
黄を硫黄交換反応させると共に重合反応させることを特
徴とする一般式R2(SxR1)nSxR2で表される常
温で液体であるポリサルファイド重合体の製造方法。但
し上記一般式において、 R1は炭素数2〜10のアルキレン基、炭素数2〜10
のオキシアルキレン基、酸素数が2〜20のポリオキシ
アルキレン基、および炭素数3〜12のヒドロキシアル
キレン基から選ばれた少なくとも一つの基であり、 R2は、炭素数1〜20のアルキル基、そのエステル、
ポリオキシアルキル基、ベンジル基、炭素数2〜18の
ヒドロキシアルキレン基、ヒドロキシポリオキシアルキ
レン基、R6R7N(CS)−(但しR5,R6はメチル
基,エチル基,ブチル基,C5H10のいずれかのアルキ
ル基)の構造を示すチオカルバミル基、(CH3)2CH
O(CS)−の構造を示すキサントゲン酸基、C6H4S
NC−の構造を示すベンゾチアゾール基、およびOC4
H8N−の構造を示すモルホリン基から選ばれた少なく
とも一つの基であり、 xは2を超えて6までの値を示し、 yは1を超える数値を示し、 nは2〜100の整数を示す。 - 【請求項7】一般式HS(R1Sy)nR1SHで表され
る化合物、一般式R2SHで表される化合物及び硫黄を
硫黄交換反応させると共に重合反応させることを特徴と
する一般式R2(SxR1)nSxR2で表される常温で
液体であるポリサルファイド重合体の製造方法。但し上
記一般式において、 R1は、炭素数2〜10のアルキレン基、炭素数2〜1
0のオキシアルキレン基、酸素数が2〜20のポリオキ
シアルキレン基、および炭素数3〜12のヒドロキシア
ルキレン基から選ばれる少なくとも一つの基であり、 R2は、炭素数1〜20のアルキル基、そのエステル、
ポリオキシアルキレン基、ベンジル基、レゾルシン、炭
素数2〜18のヒドロキシアルキル基、ヒドロキシポリ
オキシアルキレン基、R6R7N(CS)−(但しR6,
R7はメチル基,エチル基,ブチル基,C5H10のいずれ
かのアルキル基、ベンジル基)の構造を示すチオカルバ
ミル基、(CH3)2CHO(CS)−の構造を示すキサ
ントゲン酸基,C6H4SNC−の構造を示すベンゾチア
ゾール基、およびOC4H8N−の構造を示すモルホリン
基から選ばれる少なくとも一つの基であり、 xは2を超えて6までの値を示し、 yは1を超える数値を示し、そしてnは2〜100の整
数を示す。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP15359198A JP3978736B2 (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | ポリサルファイド重合体及びその製造方法 |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15359198A JP3978736B2 (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | ポリサルファイド重合体及びその製造方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN115477601A (zh) * | 2022-09-22 | 2022-12-16 | 江苏麒祥高新材料有限公司 | 一种有机多硫化物及其制备方法和应用 |
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|---|---|---|---|---|
| FR1413154A (fr) * | 1963-08-16 | 1965-10-08 | Thiokol Chemical Corp | Polymères bloqués du type des polysulfures à haut degré de sulfuration et procédé pour leur préparation |
| JPH0832784B2 (ja) * | 1990-04-25 | 1996-03-29 | 東レチオコール株式会社 | ポリサルファイドポリマー、その製造方法、及びその硬化型組成物 |
| JPH08852B2 (ja) * | 1991-06-10 | 1996-01-10 | 東レチオコール株式会社 | 重合体組成物、その製造方法及びその硬化型組成物 |
| JPH1067853A (ja) * | 1996-05-14 | 1998-03-10 | Nippon Shokubai Co Ltd | エチレンスルフィド/硫黄共重合体の製造方法およびエチレンスルフィド/硫黄共重合体 |
| JP3689856B2 (ja) * | 1996-10-21 | 2005-08-31 | 東レ・ファインケミカル株式会社 | ポリサルファイド重合体 |
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- 1998-05-18 JP JP15359198A patent/JP3978736B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1999
- 1999-05-18 WO PCT/JP1999/002581 patent/WO1999060047A1/ja not_active Ceased
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