JPH11322975A - 二軸配向全芳香族ポリアミドフィルムおよびそれをベースフィルムとする磁気記録媒体 - Google Patents
二軸配向全芳香族ポリアミドフィルムおよびそれをベースフィルムとする磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH11322975A JPH11322975A JP30410098A JP30410098A JPH11322975A JP H11322975 A JPH11322975 A JP H11322975A JP 30410098 A JP30410098 A JP 30410098A JP 30410098 A JP30410098 A JP 30410098A JP H11322975 A JPH11322975 A JP H11322975A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- biaxially oriented
- oriented film
- group
- aromatic polyamide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 強度、易滑性、巻取り性などのハンドリング
性に優れ、かつ高い耐削れ性を示す磁気記録媒体用芳香
族ポリアミドフィルムを提供する。 【解決手段】 芳香族ポリアミドからなる面積倍率にし
て5.0倍以上に延伸された二軸延伸フィルムであっ
て、フィルム内での平均粒径が80〜1000nmの周
期律表Ia族およびIIa族から選ばれる少なくとも1種の
金属の水酸化物塩または炭酸塩からなる無機粒子を含有
し、該無機粒子が特定粒径範囲の重合工程中の中和剤の
残渣として得られるものであり、該二軸延伸フィルムの
表面突起頻度が1×101〜1×105個/mm2、長手
方向と幅方向のヤング率の和が2,000kg/mm2
以上、長手方向のたわみ剛度が3.0〜9.5mg・m
m、長手方向の引張り破断強度が38kg/mm2以
上、かつ任意の方向の150℃における熱収縮率が1%
未満であることを特徴とする磁気記録媒体用芳香族ポリ
アミドフィルム。
性に優れ、かつ高い耐削れ性を示す磁気記録媒体用芳香
族ポリアミドフィルムを提供する。 【解決手段】 芳香族ポリアミドからなる面積倍率にし
て5.0倍以上に延伸された二軸延伸フィルムであっ
て、フィルム内での平均粒径が80〜1000nmの周
期律表Ia族およびIIa族から選ばれる少なくとも1種の
金属の水酸化物塩または炭酸塩からなる無機粒子を含有
し、該無機粒子が特定粒径範囲の重合工程中の中和剤の
残渣として得られるものであり、該二軸延伸フィルムの
表面突起頻度が1×101〜1×105個/mm2、長手
方向と幅方向のヤング率の和が2,000kg/mm2
以上、長手方向のたわみ剛度が3.0〜9.5mg・m
m、長手方向の引張り破断強度が38kg/mm2以
上、かつ任意の方向の150℃における熱収縮率が1%
未満であることを特徴とする磁気記録媒体用芳香族ポリ
アミドフィルム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は全芳香族ポリアミド
からなる二軸配向フィルムおよびそれをベースフィルム
とする磁気記録媒体に関する。さらに詳しくは、強度、
易滑性、巻取り性などのハンドリング性に優れまた耐削
れ性にも優れた、全芳香族ポリアミドからなる二軸配向
フィルムおよびそれをベースフィルムとする磁気記録媒
体に関する。
からなる二軸配向フィルムおよびそれをベースフィルム
とする磁気記録媒体に関する。さらに詳しくは、強度、
易滑性、巻取り性などのハンドリング性に優れまた耐削
れ性にも優れた、全芳香族ポリアミドからなる二軸配向
フィルムおよびそれをベースフィルムとする磁気記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録媒体の高密度化の進歩は
めざましく、例えば、塗布型磁気記録媒体においては、
メタル粉や酸化鉄粉などの針状磁性粉を2μm以下厚み
に塗布した薄層塗布型磁気記録媒体の開発実用化が進め
られている。例としては、極薄層塗布型磁気記録媒体に
よる高密度磁気記録(電子通信学会技術報告MR94−
78(1995−02))などが知られている。
めざましく、例えば、塗布型磁気記録媒体においては、
メタル粉や酸化鉄粉などの針状磁性粉を2μm以下厚み
に塗布した薄層塗布型磁気記録媒体の開発実用化が進め
られている。例としては、極薄層塗布型磁気記録媒体に
よる高密度磁気記録(電子通信学会技術報告MR94−
78(1995−02))などが知られている。
【0003】従来の塗布型磁気記録媒体(磁性粉末を有
機高分子バインダーに混入させて非磁性支持体上に塗布
してなる磁気記録媒体)は記録密度が低く、記録波長も
長いために、磁性層の厚みが2μm以上と厚いのに対し
て、極薄層塗布型の場合は、非磁性下地層を設けるもの
の、0.13μmの厚みのものが提案され、非常に薄く
なっている。
機高分子バインダーに混入させて非磁性支持体上に塗布
してなる磁気記録媒体)は記録密度が低く、記録波長も
長いために、磁性層の厚みが2μm以上と厚いのに対し
て、極薄層塗布型の場合は、非磁性下地層を設けるもの
の、0.13μmの厚みのものが提案され、非常に薄く
なっている。
【0004】また、記録媒体自体の小型化に伴い、記録
容量を向上させるために、支持体自体の薄膜化も要求さ
れている。
容量を向上させるために、支持体自体の薄膜化も要求さ
れている。
【0005】芳香族ポリアミドフィルムは、高ヤング率
に起因する薄膜での強度、耐熱性などに優れ、高密度磁
気記録媒体に適した素材である。
に起因する薄膜での強度、耐熱性などに優れ、高密度磁
気記録媒体に適した素材である。
【0006】特開昭51―129201号公報には、全
結合の70%以上がパラ結合でありそして少なくとも1
5%のフェニル核はアミド結合に対しオルト位にハロゲ
ンおよびニトロの少なくともいずれか一方の置換基を有
する芳香族ポリアミドのフィルムと磁性層からなる磁気
記録媒体が開示されている。
結合の70%以上がパラ結合でありそして少なくとも1
5%のフェニル核はアミド結合に対しオルト位にハロゲ
ンおよびニトロの少なくともいずれか一方の置換基を有
する芳香族ポリアミドのフィルムと磁性層からなる磁気
記録媒体が開示されている。
【0007】高密度磁気記録媒体においては、非磁性支
持体(ベースフィルム)の表面状態が磁性層の表面性に
大きな影響を及ぼし、表面の凹凸が記録・再生信号の雑
音の原因となる。したがって、非磁性支持体の表面はで
きるだけ平滑であることが望ましい。
持体(ベースフィルム)の表面状態が磁性層の表面性に
大きな影響を及ぼし、表面の凹凸が記録・再生信号の雑
音の原因となる。したがって、非磁性支持体の表面はで
きるだけ平滑であることが望ましい。
【0008】一方、非磁性支持体(ベースフィルム)の
製膜、製膜工程での搬送、傷つき、巻取り、巻出しとい
ったハンドリングの観点からは、フィルム表面が平滑す
ぎると、フィルム―フィルム相互の滑り性が悪化し、ブ
ロッキング現象が発生し、ロールに巻いたときの形状
(ロールフォーメーション)が悪化し、製品歩留の低
下、ひいては製品の製造コストの上昇をきたす。したが
って、製造コストという観点では非磁性支持体(ベース
フィルム)の表面はできるだけ粗いことが望ましい。
製膜、製膜工程での搬送、傷つき、巻取り、巻出しとい
ったハンドリングの観点からは、フィルム表面が平滑す
ぎると、フィルム―フィルム相互の滑り性が悪化し、ブ
ロッキング現象が発生し、ロールに巻いたときの形状
(ロールフォーメーション)が悪化し、製品歩留の低
下、ひいては製品の製造コストの上昇をきたす。したが
って、製造コストという観点では非磁性支持体(ベース
フィルム)の表面はできるだけ粗いことが望ましい。
【0009】上記の二律背反する性質を同時に満足させ
るための手段として、ベースフィルム表面に粒径を最適
化した粒子に起因する高さ、頻度の適当な突起を形成さ
せる方法がある。
るための手段として、ベースフィルム表面に粒径を最適
化した粒子に起因する高さ、頻度の適当な突起を形成さ
せる方法がある。
【0010】芳香族ポリアミドフィルムの表面に突起を
形成させる方法としては、a)無機粒子を所定量添加す
る方法、および、b)有機高分子粒子あるいは表面を有
機高分子処理した無機粒子を添加する方法が提案されて
いる。
形成させる方法としては、a)無機粒子を所定量添加す
る方法、および、b)有機高分子粒子あるいは表面を有
機高分子処理した無機粒子を添加する方法が提案されて
いる。
【0011】特開昭61―246919号公報には、上
記a)の方法に属する方法として、無機粒子を0.01
〜10重量%で含有する芳香族ポリアミドまたは芳香族
ポリイミドを主体とするフィルムが開示されている。同
フィルムは、同無機粒子に由来して形成される突起を、
微細突起高さRm(30〜500ナ)、微細突起の面積平
均径DA(0.01μ以上0.3μm未満)、突起の平均
偏平度DA/Rm(15以下)、最大径が0.01μm以
上の微細突起数NA(104〜109個/mm2)、微細突
起の長短径比a/b(a:微細突起の最大径、b:最大
径と直交する径)が2以上の微細突起数(0.2×NA
以下)および微細突起の円形度πDN/CN(DN:微細
突起の面積径、CN:微細突起の周長、π:円周率)が
0.7以下の微細突起数(0.2×NA以下)によって
特定している。
記a)の方法に属する方法として、無機粒子を0.01
〜10重量%で含有する芳香族ポリアミドまたは芳香族
ポリイミドを主体とするフィルムが開示されている。同
フィルムは、同無機粒子に由来して形成される突起を、
微細突起高さRm(30〜500ナ)、微細突起の面積平
均径DA(0.01μ以上0.3μm未満)、突起の平均
偏平度DA/Rm(15以下)、最大径が0.01μm以
上の微細突起数NA(104〜109個/mm2)、微細突
起の長短径比a/b(a:微細突起の最大径、b:最大
径と直交する径)が2以上の微細突起数(0.2×NA
以下)および微細突起の円形度πDN/CN(DN:微細
突起の面積径、CN:微細突起の周長、π:円周率)が
0.7以下の微細突起数(0.2×NA以下)によって
特定している。
【0012】特開平8―203064号公報には、平均
粒径10〜500nmの有機高分子粒子あるいは有機高
分子で表面処理された無機粒子を含有し、一方の表面の
中心線表面粗さRaが0.5〜50nmでありそして他
方の表面のRaが10nm以下である、芳香族ポリアミ
ドまたは芳香族ポリアミドからなるフィルムが開示され
ている。
粒径10〜500nmの有機高分子粒子あるいは有機高
分子で表面処理された無機粒子を含有し、一方の表面の
中心線表面粗さRaが0.5〜50nmでありそして他
方の表面のRaが10nm以下である、芳香族ポリアミ
ドまたは芳香族ポリアミドからなるフィルムが開示され
ている。
【0013】しかしながら、外部添加の粒子を用いる方
法では、外部添加粒子が添加スラリー中で凝集しやすい
ために、磁性層塗布後の平滑処理(カレンダー)工程や
実際の使用におけるガイドピン〜フィルム表面などの磨
耗によって、フィルム表面の突起から粒子が脱落し、工
程を汚すなどの欠点があった。
法では、外部添加粒子が添加スラリー中で凝集しやすい
ために、磁性層塗布後の平滑処理(カレンダー)工程や
実際の使用におけるガイドピン〜フィルム表面などの磨
耗によって、フィルム表面の突起から粒子が脱落し、工
程を汚すなどの欠点があった。
【0014】特に、磁性塗料を塗布した後のカレンダー
仕上げ工程では、非常に高い剪断力がべースフィルムに
負荷されるので、粒子の凝集が起き、従って、その周囲
に大きなボイドが発生していると、そのことによって粒
子脱落による削れ粉の発生が著しく、カレンダーロール
を汚してしまい、結果として生産性を著しく低下させる
という欠点があった。
仕上げ工程では、非常に高い剪断力がべースフィルムに
負荷されるので、粒子の凝集が起き、従って、その周囲
に大きなボイドが発生していると、そのことによって粒
子脱落による削れ粉の発生が著しく、カレンダーロール
を汚してしまい、結果として生産性を著しく低下させる
という欠点があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、新規
な二軸配向された全芳香族ポリアミドフィルムを提供す
ることにある。本発明の他の目的は、強度、易滑性、巻
取り性などのハンドリング性に優れるとともに、高い耐
削れ性を示す磁気記録媒体用二軸配向全芳香族ポリアミ
ドフィルムを提供することにある。本発明のさらに他の
目的は、本発明の二軸配向全芳香族ポリアミドイミドフ
ィルムをベースフィルムとする、良好な電磁変換特性を
有し高密度記録に適した磁気記録媒体を提供することに
ある。本発明のさらに他の目的および利点は、以下の説
明から明らかになろう。
な二軸配向された全芳香族ポリアミドフィルムを提供す
ることにある。本発明の他の目的は、強度、易滑性、巻
取り性などのハンドリング性に優れるとともに、高い耐
削れ性を示す磁気記録媒体用二軸配向全芳香族ポリアミ
ドフィルムを提供することにある。本発明のさらに他の
目的は、本発明の二軸配向全芳香族ポリアミドイミドフ
ィルムをベースフィルムとする、良好な電磁変換特性を
有し高密度記録に適した磁気記録媒体を提供することに
ある。本発明のさらに他の目的および利点は、以下の説
明から明らかになろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、本発明
の上記目的および利点は、第1に、酸クロライド法によ
り製造された全芳香族ポリアミドからなる二軸配向フィ
ルムであって、平均粒径が5〜2,000nmの範囲に
ありそして周期律表Ia族またはIIa族の金属の水酸
化物、炭酸塩および重炭酸塩よりなる群から選ばれる少
なくとも1種の無機粒子を含有し、ここで該無機粒子は
酸クロライド反応により副生される塩化水素を中和する
ために反応系中に添加された中和剤としての無機粒子に
由来し、そしてその含有量は該塩化水素を化学量論的に
中和するに必要な量を超えて反応系中に添加された過剰
量に相当することを特徴とする二軸配向フィルムによっ
て達成される。
の上記目的および利点は、第1に、酸クロライド法によ
り製造された全芳香族ポリアミドからなる二軸配向フィ
ルムであって、平均粒径が5〜2,000nmの範囲に
ありそして周期律表Ia族またはIIa族の金属の水酸
化物、炭酸塩および重炭酸塩よりなる群から選ばれる少
なくとも1種の無機粒子を含有し、ここで該無機粒子は
酸クロライド反応により副生される塩化水素を中和する
ために反応系中に添加された中和剤としての無機粒子に
由来し、そしてその含有量は該塩化水素を化学量論的に
中和するに必要な量を超えて反応系中に添加された過剰
量に相当することを特徴とする二軸配向フィルムによっ
て達成される。
【0017】本発明の二軸配向フィルムを構成する全芳
香族ポリアミドとしては、その主鎖が芳香核およびアミ
ド結合基を主たる構成成分とするものであれば特に限定
されない。
香族ポリアミドとしては、その主鎖が芳香核およびアミ
ド結合基を主たる構成成分とするものであれば特に限定
されない。
【0018】本発明における全芳香族ポリアミドを構成
する繰返し単位としては、例えば下記式(1)〜(4)
で表わされる単位を好ましいものとして挙げることがで
きる。
する繰返し単位としては、例えば下記式(1)〜(4)
で表わされる単位を好ましいものとして挙げることがで
きる。
【0019】
【化7】 (―CO―Ar1―CONH―Ar2―NH―)k ……(1) (ここで、Ar1およびAr2は、独立に、下記式:
【0020】
【化8】
【0021】(ここでpは0〜4の整数であり、そして
qは0〜6の整数であり、そしてRはハロゲン、ニトロ
基、シアノ基、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜
3のアルコキシル基およびトリアルキルシリル基よりな
る群から選ばれる)よりなる群から選ばれ、そしてkは
0または正の数である)
qは0〜6の整数であり、そしてRはハロゲン、ニトロ
基、シアノ基、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜
3のアルコキシル基およびトリアルキルシリル基よりな
る群から選ばれる)よりなる群から選ばれ、そしてkは
0または正の数である)
【0022】
【化9】 (―CO―Ar3―CONH―Ar4―Y1―Ar5―NH―)l ……(2) (ここで、Ar3、Ar4およびAr5は、独立に、上記
Ar1、Ar2と同じ基から選ばれ、Y1は―O―、―C
H2―、―C(CH3)2―、―SO2―、―S―および―
CO―よりなる群から選ばれ、そしてlは0または正の
数である)
Ar1、Ar2と同じ基から選ばれ、Y1は―O―、―C
H2―、―C(CH3)2―、―SO2―、―S―および―
CO―よりなる群から選ばれ、そしてlは0または正の
数である)
【0023】
【化10】 (―CO―Ar6―NH―)m ……(3) (ここで、Ar6は上記Ar1、Ar2と同じ基から選ば
れ、そしてmは0または正の数である)
れ、そしてmは0または正の数である)
【0024】
【化11】 (―CO―Ar7―Y2― Ar8― NH―)n ……(4) (ここで、Ar7およびAr8は、独立に、上記Ar1、
Ar2と同じ基から選ばれ、Y2は上記Y1と同じ基から
選ばれ、そしてnは0または正の数である) 本発明における全芳香族ポリアミドは、好ましくは、上
記式(1)および(2)の繰返し単位の少なくともいず
れか一方を含有する。すなわち、(i)上記式(1)の
繰返し単位のみからなる、(ii)上記式(2)の繰返し
単位のみからなる、(iii)上記式(1)および(2)
の繰返し単位のみからなる、(iv)上記式(1)および
(2)の繰返し単位の少なくともいずれか一方と上記式
(3)および(4)の繰返し単位の少なくともいずれか
一方のみからなる、全芳香族ポリアミドが好適である。
Ar2と同じ基から選ばれ、Y2は上記Y1と同じ基から
選ばれ、そしてnは0または正の数である) 本発明における全芳香族ポリアミドは、好ましくは、上
記式(1)および(2)の繰返し単位の少なくともいず
れか一方を含有する。すなわち、(i)上記式(1)の
繰返し単位のみからなる、(ii)上記式(2)の繰返し
単位のみからなる、(iii)上記式(1)および(2)
の繰返し単位のみからなる、(iv)上記式(1)および
(2)の繰返し単位の少なくともいずれか一方と上記式
(3)および(4)の繰返し単位の少なくともいずれか
一方のみからなる、全芳香族ポリアミドが好適である。
【0025】本発明における全芳香族ポリアミドは酸ク
ロライド法により製造される。
ロライド法により製造される。
【0026】上記式(1)において、Ar1およびAr2
は、それぞれ芳香族ジカルボン酸クロライドから酸クロ
ライド基を除去した残基および芳香族ジアミンからアミ
ノ基を除去した残基である。
は、それぞれ芳香族ジカルボン酸クロライドから酸クロ
ライド基を除去した残基および芳香族ジアミンからアミ
ノ基を除去した残基である。
【0027】Ar1およびAr2は、独立に、下記式:
【0028】
【化12】
【0029】よりなる群から選ばれる2価の芳香族残基
である。
である。
【0030】上記式中、Rはハロゲン、ニトロ基、シア
ノ基、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜3のアル
コキシル基またはトリアルキルシリル基である。pは0
〜4の整数であり、そしてqは0〜6の整数である。
ノ基、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜3のアル
コキシル基またはトリアルキルシリル基である。pは0
〜4の整数であり、そしてqは0〜6の整数である。
【0031】上記2価の芳香族残基としては、例えば、
1,4―フェニレン基、1,3―フェニレン基、1,2
―フェニレン基、4,4―ビフェニレン基、4,3―ビ
フェニレン基、4,2―ビフェニレン基、3,3―ビフ
ェニレン基、3,2―ビフェニレン基、2,2―ビフェ
ニレン基、1,4―ナフチレン基、1,5―ナフチレン
基、1,6―ナフチレン基、2,6―ナフチレン基、
2,7―ナフチレン基およびこれらの基が上記置換基で
置換された基を挙げることができる。これらのうち、
1,4―フェニレン基、4,4―ビフェニレン基、1,
4―ナフチレン基、2,6―ナフチレン基およびこれら
の基が上記置換基で置換された基を好ましいものとして
挙げることができる。
1,4―フェニレン基、1,3―フェニレン基、1,2
―フェニレン基、4,4―ビフェニレン基、4,3―ビ
フェニレン基、4,2―ビフェニレン基、3,3―ビフ
ェニレン基、3,2―ビフェニレン基、2,2―ビフェ
ニレン基、1,4―ナフチレン基、1,5―ナフチレン
基、1,6―ナフチレン基、2,6―ナフチレン基、
2,7―ナフチレン基およびこれらの基が上記置換基で
置換された基を挙げることができる。これらのうち、
1,4―フェニレン基、4,4―ビフェニレン基、1,
4―ナフチレン基、2,6―ナフチレン基およびこれら
の基が上記置換基で置換された基を好ましいものとして
挙げることができる。
【0032】置換基Rのハロゲンとしては例えばフッ
素、塩素および臭素を好ましいものとして挙げることが
できる。また炭素数1〜4のアルキル基としては直鎖状
および分岐鎖状のいずれであってもよく、例えばメチル
基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、
n−ブチル基、iso−ブチル基、t−ブチル基等を好
ましいものとして挙げることができる。炭素数1〜3の
アルコキシル基としては、直鎖状および分岐鎖状のいず
れであってもよく、メトキシ基、エトキシ基、n−プロ
ポキシ基、iso−プロポキシ基を挙げることができ
る。さらにトリアルキレンシリル基としては各アルキル
基の炭素数が独立に1〜3であるトリアルキルシリル
基、例えばトリメチルシリル基等を好ましいものとして
挙げることができる。
素、塩素および臭素を好ましいものとして挙げることが
できる。また炭素数1〜4のアルキル基としては直鎖状
および分岐鎖状のいずれであってもよく、例えばメチル
基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、
n−ブチル基、iso−ブチル基、t−ブチル基等を好
ましいものとして挙げることができる。炭素数1〜3の
アルコキシル基としては、直鎖状および分岐鎖状のいず
れであってもよく、メトキシ基、エトキシ基、n−プロ
ポキシ基、iso−プロポキシ基を挙げることができ
る。さらにトリアルキレンシリル基としては各アルキル
基の炭素数が独立に1〜3であるトリアルキルシリル
基、例えばトリメチルシリル基等を好ましいものとして
挙げることができる。
【0033】前記式(1)で表わされる繰返し単位の具
体例は、Ar1およびAr2の上記具体例から明らかであ
るが、例えばAr1およびAr2がともに、1,4−フェ
ニレン基である場合、下記式
体例は、Ar1およびAr2の上記具体例から明らかであ
るが、例えばAr1およびAr2がともに、1,4−フェ
ニレン基である場合、下記式
【0034】
【化13】
【0035】(ここでkの定義は、上記式(1)に同じ
である)で表わされる。
である)で表わされる。
【0036】また、前記式(2)において、Ar3、A
r4およびAr5は、独立に、上記Ar1およびAr2と同
じ基から選ばれる。そして、Y1は―O―、―CH2―、
―C(CH3)2―、―SO2―、―S―、または―CO
―である。前記式(2)で表わされる繰返し単位の具体
例は、Ar1、Ar2およびY1の具体例から明らかであ
るが、例えばAr3、Ar4およびAr5がいずれも1,
4―フェニレン基であり、そしてY1が―O―である場
合、下記式
r4およびAr5は、独立に、上記Ar1およびAr2と同
じ基から選ばれる。そして、Y1は―O―、―CH2―、
―C(CH3)2―、―SO2―、―S―、または―CO
―である。前記式(2)で表わされる繰返し単位の具体
例は、Ar1、Ar2およびY1の具体例から明らかであ
るが、例えばAr3、Ar4およびAr5がいずれも1,
4―フェニレン基であり、そしてY1が―O―である場
合、下記式
【0037】
【化14】
【0038】(ここでlの定義は上記式(2)に同じで
ある)で表わされる。
ある)で表わされる。
【0039】また、前記式(3)において、Ar6は上
記Ar1およびAr2と同じ基から選ばれる。前記式
(3)で表わされる繰返し単位の具体例は、Ar1、A
r2の具体例から明らかであるが、例えばAr3が1,4
―フェニレン基である場合、下記式
記Ar1およびAr2と同じ基から選ばれる。前記式
(3)で表わされる繰返し単位の具体例は、Ar1、A
r2の具体例から明らかであるが、例えばAr3が1,4
―フェニレン基である場合、下記式
【0040】
【化15】
【0041】(ここでmの定義は上記式(3)に同じで
ある)で表わされる。
ある)で表わされる。
【0042】さらに、前記式(4)において、Ar7お
よびAr8は独立にAr1およびAr2と同じ基から選ば
れ、Y2は上記Y1と同じ基から選ばれる。前記式(4)
で表わされる繰返し単位の具体例は、Ar1、Ar2およ
びY1の具体例から明らかであるが、例えばAr7および
Ar8がいずれも1,4―フェニレン基であり、そして
Y2が―O―である場合、下記式
よびAr8は独立にAr1およびAr2と同じ基から選ば
れ、Y2は上記Y1と同じ基から選ばれる。前記式(4)
で表わされる繰返し単位の具体例は、Ar1、Ar2およ
びY1の具体例から明らかであるが、例えばAr7および
Ar8がいずれも1,4―フェニレン基であり、そして
Y2が―O―である場合、下記式
【0043】
【化16】
【0044】(ここで、nの定義は上記式(4)に同じ
である)で表わされる。
である)で表わされる。
【0045】本発明における全芳香族ポリアミドは、好
ましくは、前記(1)〜(4)で表わされる繰返し単位
よりなる群から選ばれる少なくとも1種の繰返し単位か
らなり、そして選ばれた少なくとも1種の繰返し単位中
に存在するAr1〜Ar8よりなる群から選ばれる少なく
とも1種の芳香族基の50〜99.5%がパラ配向性で
主鎖を形成しているものである。この場合にも、前記式
(1)および(2)で表わされる繰返し単位の少なくと
もいずれも一方を含有する。
ましくは、前記(1)〜(4)で表わされる繰返し単位
よりなる群から選ばれる少なくとも1種の繰返し単位か
らなり、そして選ばれた少なくとも1種の繰返し単位中
に存在するAr1〜Ar8よりなる群から選ばれる少なく
とも1種の芳香族基の50〜99.5%がパラ配向性で
主鎖を形成しているものである。この場合にも、前記式
(1)および(2)で表わされる繰返し単位の少なくと
もいずれも一方を含有する。
【0046】本発明でパラ配向性の芳香族基とは、1,
4―フェニレン基、4,4―ビフェニレン基、1,4―
ナフチレン基、および2,6―ナフチレン基のことを云
うものとする。
4―フェニレン基、4,4―ビフェニレン基、1,4―
ナフチレン基、および2,6―ナフチレン基のことを云
うものとする。
【0047】本発明における全芳香族ポリアミドとして
は、繰返し単位の側面からすると、前記式(1)と前記
式(2)で表わされる繰返し単位からなるものが好まし
く、とりわけ上記式(1)においてAr1およびAr2が
いずれも1,4―フェニレン基であり、そして上記式
(2)においてAr3が1,4―フェニレン基であり、
―Ar4―Y1―Ar5―が
は、繰返し単位の側面からすると、前記式(1)と前記
式(2)で表わされる繰返し単位からなるものが好まし
く、とりわけ上記式(1)においてAr1およびAr2が
いずれも1,4―フェニレン基であり、そして上記式
(2)においてAr3が1,4―フェニレン基であり、
―Ar4―Y1―Ar5―が
【0048】
【化17】
【0049】である、繰返し単位からなるポリマーが特
に好ましい。
に好ましい。
【0050】本発明の二軸配向フィルムは、上記の如き
全芳香族ポリアミドをベースとしてなり、そして平均粒
径5〜2,000nmの範囲にある無機粒子を含有す
る。この無機粒子は周期律表Ia族またはIIa族の金
属の水酸化物、炭酸塩または重炭酸塩である。
全芳香族ポリアミドをベースとしてなり、そして平均粒
径5〜2,000nmの範囲にある無機粒子を含有す
る。この無機粒子は周期律表Ia族またはIIa族の金
属の水酸化物、炭酸塩または重炭酸塩である。
【0051】かかる無機粒子としては、例えば、水酸化
マグネシウム、炭酸マグネシウム、水酸化カルシウム、
炭酸カルシウム、水酸化バリウム、炭酸バリウム、炭酸
水素カルシウム等を挙げることができる。これらのう
ち、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、水酸化カ
ルシウムおよび炭酸カルシウムが好ましい。
マグネシウム、炭酸マグネシウム、水酸化カルシウム、
炭酸カルシウム、水酸化バリウム、炭酸バリウム、炭酸
水素カルシウム等を挙げることができる。これらのう
ち、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、水酸化カ
ルシウムおよび炭酸カルシウムが好ましい。
【0052】かかる無機粒子は、全芳香族ポリアミドを
製造するための酸クロライド反応において副生する塩化
水素、すなわち芳香族ジカルボン酸クロライドを芳香族
ジアミンとの反応で副生する塩化水素を中和するために
反応系中に添加された、周期律表Ia族、IIa族の金
属の水酸化物、炭酸物または重炭酸塩に由来する。すな
わち副生する塩化水素を中和するのに必要とされる該無
機粒子の化学量論的量よりも多い量で反応中に該無機粒
子を添加することによって、化学量論的量を超えた過剰
の無機粒子が反応系内に残存する。
製造するための酸クロライド反応において副生する塩化
水素、すなわち芳香族ジカルボン酸クロライドを芳香族
ジアミンとの反応で副生する塩化水素を中和するために
反応系中に添加された、周期律表Ia族、IIa族の金
属の水酸化物、炭酸物または重炭酸塩に由来する。すな
わち副生する塩化水素を中和するのに必要とされる該無
機粒子の化学量論的量よりも多い量で反応中に該無機粒
子を添加することによって、化学量論的量を超えた過剰
の無機粒子が反応系内に残存する。
【0053】容易に理解できるように、添加された無機
粒子の個々の粒子に着目すると、比較的小さい粒子は中
和反応により完全に消費されて消失してしまうことがあ
り、一方比較的大きい粒子では粒子表面から中和反応に
消費されるが粒子中心部は中和反応終了時においてなお
残存することがある。このようなことを考慮して、平均
粒径が5〜2,000nmの範囲の無機粒子がフィルム
中に存在するようにするには、反応系中に添加する無機
粒子の平均粒径は150〜20,000nmであるのが
好ましく、150〜15,000nmの範囲にあるのが
更に好ましい。
粒子の個々の粒子に着目すると、比較的小さい粒子は中
和反応により完全に消費されて消失してしまうことがあ
り、一方比較的大きい粒子では粒子表面から中和反応に
消費されるが粒子中心部は中和反応終了時においてなお
残存することがある。このようなことを考慮して、平均
粒径が5〜2,000nmの範囲の無機粒子がフィルム
中に存在するようにするには、反応系中に添加する無機
粒子の平均粒径は150〜20,000nmであるのが
好ましく、150〜15,000nmの範囲にあるのが
更に好ましい。
【0054】上記の如く、本発明の二軸配向フィルム中
に含有される無機粒子は、全芳香族ポリアミドの重合工
程中の中和剤の残存粒子として得られるものであり、重
合工程の段階において系内に十分分散しているために、
削れの原因となりうる粒子の凝集の心配がない。フィル
ム内での平均粒径が5nm未満の場合は、粒子による表
面突起形成の効果が小さく、十分な易滑性、巻取り性な
どのハンドリング性が得られないため好ましくない。ま
た、平均粒径が2,000nmを超えると、フィルム延
伸によって形成されるボイドが大きくなりすぎ、耐削れ
性が低下するので好ましくない。
に含有される無機粒子は、全芳香族ポリアミドの重合工
程中の中和剤の残存粒子として得られるものであり、重
合工程の段階において系内に十分分散しているために、
削れの原因となりうる粒子の凝集の心配がない。フィル
ム内での平均粒径が5nm未満の場合は、粒子による表
面突起形成の効果が小さく、十分な易滑性、巻取り性な
どのハンドリング性が得られないため好ましくない。ま
た、平均粒径が2,000nmを超えると、フィルム延
伸によって形成されるボイドが大きくなりすぎ、耐削れ
性が低下するので好ましくない。
【0055】フィルム内での無機粒子の好ましい平均粒
径は80〜1000nm、より好ましくは90〜800
nm、特に好ましくは100〜500nmである。
径は80〜1000nm、より好ましくは90〜800
nm、特に好ましくは100〜500nmである。
【0056】また、反応系中に添加する際の無機粒子の
平均粒径は上記の如く、好ましくは150〜20,00
0nm、より好ましくは150〜15,000nmであ
る。この平均粒径が150nm未満の場合は粒子による
表面突起形成の効果が小さく、十分な易滑性、巻取り性
などのハンドリング性が得られないため好ましくない。
平均粒径は上記の如く、好ましくは150〜20,00
0nm、より好ましくは150〜15,000nmであ
る。この平均粒径が150nm未満の場合は粒子による
表面突起形成の効果が小さく、十分な易滑性、巻取り性
などのハンドリング性が得られないため好ましくない。
【0057】また、平均粒径が20,000nmを超え
ると、中和反応後の残渣粒径が大きくなり、フィルム延
伸によって形成されるボイドが大きくなりすぎ、耐削れ
性が低下するため好ましくない。
ると、中和反応後の残渣粒径が大きくなり、フィルム延
伸によって形成されるボイドが大きくなりすぎ、耐削れ
性が低下するため好ましくない。
【0058】該無機粒子の粒径を調整する手段として
は、例えば、溶媒に該粒子を分散した後、サンドグライ
ンダーなどの装置を用いて細粉化し、その分散液を濾過
して粗大粒子を除去する方法が好ましく挙げられる。
は、例えば、溶媒に該粒子を分散した後、サンドグライ
ンダーなどの装置を用いて細粉化し、その分散液を濾過
して粗大粒子を除去する方法が好ましく挙げられる。
【0059】本発明における全芳香族ポリアミドは、酸
クロライド法により製造される。重合は界面重合または
溶液重合で実施することができる。これらのうち溶液重
合が好ましい。
クロライド法により製造される。重合は界面重合または
溶液重合で実施することができる。これらのうち溶液重
合が好ましい。
【0060】その際用いられる重合溶媒としては、例え
ばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N―
メチルピロリドン、N―メチルカプロラクタム、ジメチ
ルスルホキシド、へキサメチルホスホリルトリアミド、
テトラメチル尿素および1,3―ジメチル―2―イミダ
ゾリジノンが好ましい。これらは1種または2種以上で
用いることができる。また、かかる重合溶媒を主成分と
して他の溶媒と併用することもできる。
ばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N―
メチルピロリドン、N―メチルカプロラクタム、ジメチ
ルスルホキシド、へキサメチルホスホリルトリアミド、
テトラメチル尿素および1,3―ジメチル―2―イミダ
ゾリジノンが好ましい。これらは1種または2種以上で
用いることができる。また、かかる重合溶媒を主成分と
して他の溶媒と併用することもできる。
【0061】重合溶媒中には、ポリマーの溶解性を改善
する目的で、重合の前、途中あるいは終了時に、塩化カ
ルシウム、塩化リチウムなどの無機塩を適当量添加して
もよい。
する目的で、重合の前、途中あるいは終了時に、塩化カ
ルシウム、塩化リチウムなどの無機塩を適当量添加して
もよい。
【0062】また、酸成分とアミン成分とは実質的に等
モルで反応させるが、重合度の制御などの目的でいずれ
かの成分を過剰に用いることもできる。
モルで反応させるが、重合度の制御などの目的でいずれ
かの成分を過剰に用いることもできる。
【0063】さらに末端封止剤として少量の単官能性の
酸成分、アミン成分を使用してもよい。
酸成分、アミン成分を使用してもよい。
【0064】また、反応によって生成する塩化水素を捕
捉するために重合系に脂肪族や芳香族のアミン、第4級
アンモニウム塩を添加することもできる。
捉するために重合系に脂肪族や芳香族のアミン、第4級
アンモニウム塩を添加することもできる。
【0065】さらに、本発明の効果を阻害しない範囲
で、紫外線吸収剤、染料、離型剤、その他の添加剤が添
加されていてもよい。
で、紫外線吸収剤、染料、離型剤、その他の添加剤が添
加されていてもよい。
【0066】反応が実質的に終了した後、反応系中に、
例えば上記した如き平均粒径150〜20,000nm
の無機粒子を添加して中和反応を行う。このとき、上記
の如く、無機粒子を中和に必要な化学量論的量よりも過
剰量で用いる。
例えば上記した如き平均粒径150〜20,000nm
の無機粒子を添加して中和反応を行う。このとき、上記
の如く、無機粒子を中和に必要な化学量論的量よりも過
剰量で用いる。
【0067】全芳香族ポリアミドの製法それ自体につい
ては、例えば、特公昭52―39719号公報に詳しく
記載されており、この公報の記載は本願明細書の記載と
して本願に合体される。
ては、例えば、特公昭52―39719号公報に詳しく
記載されており、この公報の記載は本願明細書の記載と
して本願に合体される。
【0068】本発明における全芳香族ポリアミドには、
フィルムの物性を損なわない程度に、酸化防止剤、帯電
防止剤、離型剤、その他の添加剤や他のポリマーが含ま
れていてもよい。
フィルムの物性を損なわない程度に、酸化防止剤、帯電
防止剤、離型剤、その他の添加剤や他のポリマーが含ま
れていてもよい。
【0069】本発明における全芳香族ポリアミドは平均
粒径5〜2,000nmの範囲の無機粒子を全芳香族ポ
リアミド100重量部当り好ましくは0.001〜10
重量部、より好ましくは0.004〜8重量部、特に好
ましくは0.01〜5重量部で含有する。
粒径5〜2,000nmの範囲の無機粒子を全芳香族ポ
リアミド100重量部当り好ましくは0.001〜10
重量部、より好ましくは0.004〜8重量部、特に好
ましくは0.01〜5重量部で含有する。
【0070】また、本発明における全芳香族ポリアミド
は、濃硫酸中30℃で測定した対数粘度が少なくとも
0.5dl/gであるのが好ましく、少なくとも1.0
dl/gであるのがより好ましい。なお、製膜前のポリ
マーの対数粘度は、重合後の全芳香族ポリアミドを含む
ポリマー原液をアルコール、水などの溶媒の中に投入
し、再沈、分離されたポリマーを濃硫酸中、30℃で測
定した値から求める。
は、濃硫酸中30℃で測定した対数粘度が少なくとも
0.5dl/gであるのが好ましく、少なくとも1.0
dl/gであるのがより好ましい。なお、製膜前のポリ
マーの対数粘度は、重合後の全芳香族ポリアミドを含む
ポリマー原液をアルコール、水などの溶媒の中に投入
し、再沈、分離されたポリマーを濃硫酸中、30℃で測
定した値から求める。
【0071】本発明の二軸配向フィルムは、次のように
して製造することができる。上記の如く重合が実施され
た後、全芳香族ポリアミドを含むポリマー原液は、アル
コール、水などの溶媒の中に投入され、再沈、分離され
た後、再び溶媒に溶解させてフィルムの成形に用いるこ
とができる。しかしながら、好ましくはポリマー原液を
そのまま、もしくは重合後に適宜濃度を調整して製膜に
用いることができる。この時の濃度の調整は濃縮、もし
くは溶媒での希釈により行うことができる。かかる溶媒
としては、重合溶媒として例示したものと同様なものを
使用できる。
して製造することができる。上記の如く重合が実施され
た後、全芳香族ポリアミドを含むポリマー原液は、アル
コール、水などの溶媒の中に投入され、再沈、分離され
た後、再び溶媒に溶解させてフィルムの成形に用いるこ
とができる。しかしながら、好ましくはポリマー原液を
そのまま、もしくは重合後に適宜濃度を調整して製膜に
用いることができる。この時の濃度の調整は濃縮、もし
くは溶媒での希釈により行うことができる。かかる溶媒
としては、重合溶媒として例示したものと同様なものを
使用できる。
【0072】上記の如く調整されたポリマー原液は、溶
液製膜法によリフィルム化される。溶液製膜法として
は、乾湿式法、乾式法または湿式法などが挙げられる
が、乾湿式法、乾式法が表面性のよいフィルムが得られ
る点で好ましい。
液製膜法によリフィルム化される。溶液製膜法として
は、乾湿式法、乾式法または湿式法などが挙げられる
が、乾湿式法、乾式法が表面性のよいフィルムが得られ
る点で好ましい。
【0073】湿式法で製膜する場合には、該原液を口金
から直接製膜用浴中に押出するか、または一旦ドラムな
どの支持体上に押出し、支持体ごと湿式浴中に導入する
方法を用いるのが好ましい。この浴は一般に水系媒体か
らなるものてあり、水のほかに有機溶媒や無機塩などを
含有していてもよい。湿式浴を通すことでフィルム中に
含有された塩類や有機溶媒などの抽出を行うことができ
る。これら湿式浴全体を通過する時間はフィルムの厚み
にもよるが、10秒〜30分であることが好ましい。
から直接製膜用浴中に押出するか、または一旦ドラムな
どの支持体上に押出し、支持体ごと湿式浴中に導入する
方法を用いるのが好ましい。この浴は一般に水系媒体か
らなるものてあり、水のほかに有機溶媒や無機塩などを
含有していてもよい。湿式浴を通すことでフィルム中に
含有された塩類や有機溶媒などの抽出を行うことができ
る。これら湿式浴全体を通過する時間はフィルムの厚み
にもよるが、10秒〜30分であることが好ましい。
【0074】湿式浴を出たポリマーは、長手方向に延伸
され、次いで乾燥、横延伸、熱処理に付される。これら
の処理は一般に100〜500℃で、合計でl秒〜30
分であることが好ましい。
され、次いで乾燥、横延伸、熱処理に付される。これら
の処理は一般に100〜500℃で、合計でl秒〜30
分であることが好ましい。
【0075】乾湿式法で製膜する場合は該原液を口金か
らドラム、エンドレスベルトなどの支持体上に押出して
薄膜とし、次いでかかる薄膜層から溶媒を飛散させ薄膜
が自己保持性を持つまで乾燥する。乾燥条件は室温〜3
00℃、60分以内が好ましい。乾式工程を終えたフィ
ルムは支持体から剥離されて湿式工程に導入し、上記の
湿式法と同様に脱塩、脱溶媒などを行い、さらに延伸、
乾燥、熱処理を行ってフィルムとする。
らドラム、エンドレスベルトなどの支持体上に押出して
薄膜とし、次いでかかる薄膜層から溶媒を飛散させ薄膜
が自己保持性を持つまで乾燥する。乾燥条件は室温〜3
00℃、60分以内が好ましい。乾式工程を終えたフィ
ルムは支持体から剥離されて湿式工程に導入し、上記の
湿式法と同様に脱塩、脱溶媒などを行い、さらに延伸、
乾燥、熱処理を行ってフィルムとする。
【0076】乾式法のプロセスを採用した場合には、ド
ラム、エンドレスベルトなどの上で乾燥し、自己保持性
を持ったフィルムを、これら支持体から剥離し、さらに
残存溶媒を除去するための乾燥や、延伸、熱処理を行う
が、これらの処理は100〜500℃で、合計で1秒〜
30分で行うのが好ましい。
ラム、エンドレスベルトなどの上で乾燥し、自己保持性
を持ったフィルムを、これら支持体から剥離し、さらに
残存溶媒を除去するための乾燥や、延伸、熱処理を行う
が、これらの処理は100〜500℃で、合計で1秒〜
30分で行うのが好ましい。
【0077】延伸は面積倍率を5.0倍以上に行うのが
好ましく、6.0〜10.0倍に行うのがより好まし
い。
好ましく、6.0〜10.0倍に行うのがより好まし
い。
【0078】上記工程により得られる本発明の二軸配向
フィルムの厚みは、特に限定されないが、好ましくは
0.1〜20μm、さらに好ましくは0.5〜10μmであ
る。
フィルムの厚みは、特に限定されないが、好ましくは
0.1〜20μm、さらに好ましくは0.5〜10μmであ
る。
【0079】フィルムの厚みが上記の範囲にあるとき、
強度、易滑性、巻取り性などのハンドリング性に優れ、
かつ高い耐削れ性を示し、磁気記録媒体に好適に用いる
ことができる。
強度、易滑性、巻取り性などのハンドリング性に優れ、
かつ高い耐削れ性を示し、磁気記録媒体に好適に用いる
ことができる。
【0080】本発明の二軸配向フィルムは、平均粒径5
〜2,000nmの範囲の無機粒子に由来する、フィル
ム表面の突起を、好ましくは1×101〜1×108ケ/
mm2、より好ましくは1×101〜1×105ケ/mm2
で有する。突起頻度が1×101個/m2末満では、摩擦
係数が大きくなり良好な走行性が得られ難く、巻き取り
性も悪化し易く、さらにフィルム同士でブロッキングが
起きやすくなるため好ましくない。他方突起頻度が1×
108個/m2を超えると、電磁変換特性が悪化し易くな
るため好ましくない。
〜2,000nmの範囲の無機粒子に由来する、フィル
ム表面の突起を、好ましくは1×101〜1×108ケ/
mm2、より好ましくは1×101〜1×105ケ/mm2
で有する。突起頻度が1×101個/m2末満では、摩擦
係数が大きくなり良好な走行性が得られ難く、巻き取り
性も悪化し易く、さらにフィルム同士でブロッキングが
起きやすくなるため好ましくない。他方突起頻度が1×
108個/m2を超えると、電磁変換特性が悪化し易くな
るため好ましくない。
【0081】本発明の二軸配向フィルムは、フィルム面
上における直交する二方向(例えば長手方向と巾方向)
におけるヤング率の和が少なくとも2,000kg/m
m2であるのが好ましく、少なくとも2,200kg/
mm2であるのがさらに好ましい。ヤング率の和の好ま
しい上限値は4,000kg/mm2である。ヤング率
の和が2,000kg/mm2未満の場合には、磁気記
録媒体のベースフィルムとして用いた場合、記録ヘッド
との接触状態が不適当なものとなるため電磁変換特性が
悪化し易く、また数μmオーダーの薄いベースフィルム
で十分な強度を有し得ないので好ましくない。また、直
交する二方向の少なくとも一方向のヤング率が少なくと
も600kg/mm2であるのが好ましい。
上における直交する二方向(例えば長手方向と巾方向)
におけるヤング率の和が少なくとも2,000kg/m
m2であるのが好ましく、少なくとも2,200kg/
mm2であるのがさらに好ましい。ヤング率の和の好ま
しい上限値は4,000kg/mm2である。ヤング率
の和が2,000kg/mm2未満の場合には、磁気記
録媒体のベースフィルムとして用いた場合、記録ヘッド
との接触状態が不適当なものとなるため電磁変換特性が
悪化し易く、また数μmオーダーの薄いベースフィルム
で十分な強度を有し得ないので好ましくない。また、直
交する二方向の少なくとも一方向のヤング率が少なくと
も600kg/mm2であるのが好ましい。
【0082】本発明の二軸配向フィルムにおいて、次の
2つの態様を、特に好ましいものとして挙げることがで
きる。
2つの態様を、特に好ましいものとして挙げることがで
きる。
【0083】(i)無機粒子の平均粒径が80〜1,0
00nmの範囲にあり、該無機粒子に由来する、フィル
ム表面の突起が1×101〜1×105ケ/mm2の密度
で存在し、そしてフィルム面上にヤング率の和が少なく
とも2,000kg/mm2である直交する二方向が存
在する二軸配向フィルム。
00nmの範囲にあり、該無機粒子に由来する、フィル
ム表面の突起が1×101〜1×105ケ/mm2の密度
で存在し、そしてフィルム面上にヤング率の和が少なく
とも2,000kg/mm2である直交する二方向が存
在する二軸配向フィルム。
【0084】(ii)無機粒子の平均粒径が5〜150n
mの範囲にあり、該無機粒子に由来する、フィルム表面
の突起が5×103〜1×108ケ/mm2の密度で存在
し、そしてフィルム面上にヤング率の和が少なくとも
2,000kg/mm2である直交する二方向が存在す
る二軸配向フィルム。
mの範囲にあり、該無機粒子に由来する、フィルム表面
の突起が5×103〜1×108ケ/mm2の密度で存在
し、そしてフィルム面上にヤング率の和が少なくとも
2,000kg/mm2である直交する二方向が存在す
る二軸配向フィルム。
【0085】上記二軸配向フィルム(i)において、フ
ィルム面の一方向のたわみ剛度が好ましくは3.0〜
9.5mg・mm、より好ましくは5.0〜9.5mg
・mmの範囲にある。ここで、フィルム面の一方向と
は、例えば、フィルム製膜における長手方向である。
ィルム面の一方向のたわみ剛度が好ましくは3.0〜
9.5mg・mm、より好ましくは5.0〜9.5mg
・mmの範囲にある。ここで、フィルム面の一方向と
は、例えば、フィルム製膜における長手方向である。
【0086】フィルム面の一方向例えば長手方向のたわ
み剛度が3.0mg・mm未満または9.5mg・mm
を超える場合には、記録ヘッドとの接触状態が不適当に
なり易くなるため電磁変換特性が悪化し易くなり好まし
くない。
み剛度が3.0mg・mm未満または9.5mg・mm
を超える場合には、記録ヘッドとの接触状態が不適当に
なり易くなるため電磁変換特性が悪化し易くなり好まし
くない。
【0087】さらに、フィルムの長手方向の引張り破断
強度が、好ましくは38kg/mm2以上、より好まし
くは42kg/mm2以上とする。引張破断強度が38
kg/mm2未満の場合には、特に走行/停止を繰返す
テープ用途において使用に耐え難くなるので好ましくな
い。
強度が、好ましくは38kg/mm2以上、より好まし
くは42kg/mm2以上とする。引張破断強度が38
kg/mm2未満の場合には、特に走行/停止を繰返す
テープ用途において使用に耐え難くなるので好ましくな
い。
【0088】また、フィルムの任意の方向の150℃に
おける熱収縮率は1%未満であるのが好ましい。熱収縮
率が1%を超える場合には、記録媒体の使用環境によっ
て性能の信頼性が損なわれ易く好ましくない。
おける熱収縮率は1%未満であるのが好ましい。熱収縮
率が1%を超える場合には、記録媒体の使用環境によっ
て性能の信頼性が損なわれ易く好ましくない。
【0089】さらに、上記二軸配向フィルム(ii)にお
いて、好ましくは、光電子分光法によりフィルム表面か
らイオン状態のハロゲン元素が検出されない。このよう
な二軸配向フィルは、金属薄膜型磁気記録媒体用途にお
いて、特に高温多湿環境下においても磁性金属薄膜がハ
ロゲン元素によっておかされることもなく、性能を安定
に保持し得るため好ましい。
いて、好ましくは、光電子分光法によりフィルム表面か
らイオン状態のハロゲン元素が検出されない。このよう
な二軸配向フィルは、金属薄膜型磁気記録媒体用途にお
いて、特に高温多湿環境下においても磁性金属薄膜がハ
ロゲン元素によっておかされることもなく、性能を安定
に保持し得るため好ましい。
【0090】本発明の上記二軸配向フィルムは、それ自
体磁気記録媒体用のベースフィルムとして使用すること
ができ、またそのフィルム面上に塗布層を設けたのち同
様に磁気記録媒体用のベースフィルムとして使用するこ
ともできる。
体磁気記録媒体用のベースフィルムとして使用すること
ができ、またそのフィルム面上に塗布層を設けたのち同
様に磁気記録媒体用のベースフィルムとして使用するこ
ともできる。
【0091】特に、上記二軸配向フィルム(i)は塗布
層を設けたのちベースフィルムとして使用するのに有利
である。
層を設けたのちベースフィルムとして使用するのに有利
である。
【0092】それ故、本発明によれば、本発明の前記二
軸配向フィルム(i)の少なくとも片面上に芳香族ジカ
ルボン酸成分が40〜99モル%の2,6―ナフタレン
ジカルボン酸、0.1〜5モル%のスルホン酸塩の基を
持つ芳香族ジカルボン酸、および0〜55モル%のその
他の芳香族ジカルボン酸からなり、そしてグリコール成
分が40〜100モル%のエチレングリコール、0〜6
0モル%のビスフェノールAの低級アルキレンオキサイ
ド付加物、および0〜10モル%のその他のグリコール
からなる、水分散性共重合ポリエステル樹脂をバインダ
ー成分とする塗布層が存在し、該塗布層の上記二軸配向
フィルムと接触していない面の表面粗さWRaが0.5
〜10nmの範囲にあり且つWRzが5〜200nmの
範囲にある、磁気記録媒体用ベースフィルムが同様に提
供される。
軸配向フィルム(i)の少なくとも片面上に芳香族ジカ
ルボン酸成分が40〜99モル%の2,6―ナフタレン
ジカルボン酸、0.1〜5モル%のスルホン酸塩の基を
持つ芳香族ジカルボン酸、および0〜55モル%のその
他の芳香族ジカルボン酸からなり、そしてグリコール成
分が40〜100モル%のエチレングリコール、0〜6
0モル%のビスフェノールAの低級アルキレンオキサイ
ド付加物、および0〜10モル%のその他のグリコール
からなる、水分散性共重合ポリエステル樹脂をバインダ
ー成分とする塗布層が存在し、該塗布層の上記二軸配向
フィルムと接触していない面の表面粗さWRaが0.5
〜10nmの範囲にあり且つWRzが5〜200nmの
範囲にある、磁気記録媒体用ベースフィルムが同様に提
供される。
【0093】塗布層のバインダー成分である水分散性共
重合ポリエステル樹脂の組成に関して、2,6―ナフタ
レンジカルボン酸の割合が40モル%未満になると、フ
ィルムの耐ブロッキング性が低下するので好ましくな
く、一方90モル%を超えると、共重合ポリエステル樹
脂を水分散化する工程において、該共重合ポリエステル
樹脂が使用する親水性有機溶媒への溶解が困難となり、
このため、水分散化が難しくなる。この場合、グリコー
ル成分を共重合させて非晶性を向上させることが有効で
かつ好ましいが、2,6―ナフタレンジカルボン酸の割
合が99モル%を越えると,非晶性向上のグリコール成
分を共重合しても、もはや親水性有機溶媒に溶解しなく
なるため好ましくない。さらに、スルホン酸塩の基を有
する芳香族ジカルボン酸の割合が0.1モル%未満にな
ると、該共重合ポリエステル樹脂の親水性が低下し、こ
のため、水分散化が難しくなるので好ましくない。一
方、5モル%を超えると、フィルムの耐ブロッキング性
が低下するので好ましくない。
重合ポリエステル樹脂の組成に関して、2,6―ナフタ
レンジカルボン酸の割合が40モル%未満になると、フ
ィルムの耐ブロッキング性が低下するので好ましくな
く、一方90モル%を超えると、共重合ポリエステル樹
脂を水分散化する工程において、該共重合ポリエステル
樹脂が使用する親水性有機溶媒への溶解が困難となり、
このため、水分散化が難しくなる。この場合、グリコー
ル成分を共重合させて非晶性を向上させることが有効で
かつ好ましいが、2,6―ナフタレンジカルボン酸の割
合が99モル%を越えると,非晶性向上のグリコール成
分を共重合しても、もはや親水性有機溶媒に溶解しなく
なるため好ましくない。さらに、スルホン酸塩の基を有
する芳香族ジカルボン酸の割合が0.1モル%未満にな
ると、該共重合ポリエステル樹脂の親水性が低下し、こ
のため、水分散化が難しくなるので好ましくない。一
方、5モル%を超えると、フィルムの耐ブロッキング性
が低下するので好ましくない。
【0094】前記スルホン酸塩の基を有する芳香族ジカ
ルボン酸としては,5―ナトリウムスルホイソフタル
酸、5―カリウムスルホイソフタル酸、5―リチウムス
ルホイソフタル酸、5―ホスホニウムスルホイソフタル
酸が好ましく例示できるが、水分散性良化には、5―ナ
トリウムスルホイソフタル酸、5―カリウムスルホイソ
フタル酸、5―リチウムスルホイソフタル酸、のアルカ
リ金属塩がより好ましい。
ルボン酸としては,5―ナトリウムスルホイソフタル
酸、5―カリウムスルホイソフタル酸、5―リチウムス
ルホイソフタル酸、5―ホスホニウムスルホイソフタル
酸が好ましく例示できるが、水分散性良化には、5―ナ
トリウムスルホイソフタル酸、5―カリウムスルホイソ
フタル酸、5―リチウムスルホイソフタル酸、のアルカ
リ金属塩がより好ましい。
【0095】前記共重合ポリエステル樹脂の酸成分は、
上述した割合の2,6―ナフタレンジカルボン酸及びス
ルホン酸塩の基を有する芳香族ジカルボン酸を含有する
が、これらと一緒に他の芳香族ジカルボン酸を使用する
ことができる。この他の芳香族ジカルボン酸としては、
例えばテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ビフェ
ニルジカルボン酸等を挙げることができる。これらの中
でイソフタル酸が特に好ましい。
上述した割合の2,6―ナフタレンジカルボン酸及びス
ルホン酸塩の基を有する芳香族ジカルボン酸を含有する
が、これらと一緒に他の芳香族ジカルボン酸を使用する
ことができる。この他の芳香族ジカルボン酸としては、
例えばテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ビフェ
ニルジカルボン酸等を挙げることができる。これらの中
でイソフタル酸が特に好ましい。
【0096】また、前記共重合ポリエステル樹脂のグリ
コール成分において、エテレングリコールの割合が40
モル%未満になると、フィルムの耐ブロッキング性が低
下するので好ましくない。
コール成分において、エテレングリコールの割合が40
モル%未満になると、フィルムの耐ブロッキング性が低
下するので好ましくない。
【0097】このエチレングリコールと併用することが
できるビスフェノールAの低級アルキレンオキサイド付
加物は、下記式
できるビスフェノールAの低級アルキレンオキサイド付
加物は、下記式
【0098】
【化18】
【0099】(ここで、XはH又は炭素数1〜5の低級
アルキル、l、mは0又は正の数で、1+mは2〜10
である)で表わされる化合物である。
アルキル、l、mは0又は正の数で、1+mは2〜10
である)で表わされる化合物である。
【0100】このビスフェノールAの低級アルキレンオ
キサイド付加物の併用は共重合ポリエステルの水分散性
の向上に効果がある。前記式においてXの低級アルキル
としては、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、
ペンチルの如き炭素数1〜5のアルキル基を例示できる
が、特にメチルが好ましい。
キサイド付加物の併用は共重合ポリエステルの水分散性
の向上に効果がある。前記式においてXの低級アルキル
としては、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、
ペンチルの如き炭素数1〜5のアルキル基を例示できる
が、特にメチルが好ましい。
【0101】この化合物としては、特にビスフェノール
Aのプロピレンオキサイド付加物が好ましい。また、1
+mが大きくなると共重合ポリマーの耐ブロッキング性
が低下するので、1+mは小さいほど好ましく、1+m
=2が最も好ましい。
Aのプロピレンオキサイド付加物が好ましい。また、1
+mが大きくなると共重合ポリマーの耐ブロッキング性
が低下するので、1+mは小さいほど好ましく、1+m
=2が最も好ましい。
【0102】前記ビスフェノールAの低級アルキレンオ
キサイド付加物は、全グリコール成分当り、10〜50
モル%、さらに20〜40モル%用いることが好まし
い。
キサイド付加物は、全グリコール成分当り、10〜50
モル%、さらに20〜40モル%用いることが好まし
い。
【0103】前記共重合ポリエステルのグリコール成分
は、上述した割合のエチレングリコール及び、ビスフェ
ノールAの低級アルキレンオキサイド付加物を含有する
が、10モル%未満の割合であれば、これらと一緒に他
の脂肪族または脂環族グリコールを使用することができ
る。この他の脂肪族または脂環族グリコールとしては、
例えば1,4―ブタンジオール、1,4―シクロヘキサ
ンジメタノール等を好ましく挙げことができる。
は、上述した割合のエチレングリコール及び、ビスフェ
ノールAの低級アルキレンオキサイド付加物を含有する
が、10モル%未満の割合であれば、これらと一緒に他
の脂肪族または脂環族グリコールを使用することができ
る。この他の脂肪族または脂環族グリコールとしては、
例えば1,4―ブタンジオール、1,4―シクロヘキサ
ンジメタノール等を好ましく挙げことができる。
【0104】また、上記塗布層は上記バインダー成分と
ともに平均粒径10〜50nmの微粒子を含有すること
ができる。微粒子の平均粒径は15〜40nmが好まし
い。
ともに平均粒径10〜50nmの微粒子を含有すること
ができる。微粒子の平均粒径は15〜40nmが好まし
い。
【0105】この平均粒径が10nm未満であると耐ブ
ロッキング性の特性が不足し、一方50nmを超えると
粒子の脱落を防ぐために塗布層を厚くする必要があり、
このため耐ブロッキング性の特性が不足するようにな
る。
ロッキング性の特性が不足し、一方50nmを超えると
粒子の脱落を防ぐために塗布層を厚くする必要があり、
このため耐ブロッキング性の特性が不足するようにな
る。
【0106】微粒子の含有量は、前記共重合ポリエステ
ル樹脂の重量に対して、1〜50重量%、好ましくは1
〜35重量%、さらに好ましくは1〜25重量%であ
る。
ル樹脂の重量に対して、1〜50重量%、好ましくは1
〜35重量%、さらに好ましくは1〜25重量%であ
る。
【0107】前記微粒子は、塗液中で沈降しにくい、比
較的低比重のものが好ましい。また粒子自体が凝集しに
くいものが好ましい。
較的低比重のものが好ましい。また粒子自体が凝集しに
くいものが好ましい。
【0108】例えば、耐熱性高分子(例えば、架橋シリ
コーン樹脂、架橋アクリル樹脂、架橋ポリスチレン、メ
ラミン・ホルムアルデヒド樹脂、芳香族ポリアミド樹
脂、ポリアミドイミド樹脂、架橋ポリエステル、全芳香
族ポリエステル等)からなる微粒子、二酸化ケイ素(シ
リカ)、炭酸カルシウムが好ましく挙げられる。
コーン樹脂、架橋アクリル樹脂、架橋ポリスチレン、メ
ラミン・ホルムアルデヒド樹脂、芳香族ポリアミド樹
脂、ポリアミドイミド樹脂、架橋ポリエステル、全芳香
族ポリエステル等)からなる微粒子、二酸化ケイ素(シ
リカ)、炭酸カルシウムが好ましく挙げられる。
【0109】これらの中でも、特に架橋シリコーン樹脂
微粒子、シリカ、コアシエル型有機微粒子(コア部:架
橋ポリスチレン、シェル部:ポリメチルメタクリレート
など)が好ましい。
微粒子、シリカ、コアシエル型有機微粒子(コア部:架
橋ポリスチレン、シェル部:ポリメチルメタクリレート
など)が好ましい。
【0110】上記微粒子を含有する場合、塗布層の厚み
は、下記式(ア)
は、下記式(ア)
【0111】
【数2】0.2≦t/d≦2.0 ……(ア) (ここで、t:塗布層厚み(nm)、d:微粒子の平均
粒径(nm)である)好ましくは下記式(イ)
粒径(nm)である)好ましくは下記式(イ)
【0112】
【数3】0.3≦t/d≦1.5 ……(イ) (ここで、tおよびdの定義は式(ア)に同じである)
更に好ましくは下記式(ウ)
更に好ましくは下記式(ウ)
【0113】
【数4】0.4≦t/d≦1.0 ……(ウ) (ここで、tおよびdの定義は式(ア)に同じである)
特に好ましくは下記式(エ)
特に好ましくは下記式(エ)
【0114】
【数5】0.5≦t/d≦0.8 ……(エ) (ここで、tおよびdの定義は式(ア)に同じである)
を満足するのが望ましい。
を満足するのが望ましい。
【0115】t/d(塗布層の厚み/微粒子の平均粒
径)が0.2未満であると、微粒子をバインダーで保持
できなくなり、フィルムの製膜工程、また磁気テープの
製造工程で微粒子が離れ脱落し、ドロップアウトが多く
なり、電磁変換特性を悪くする。 一方、t/dが2.
0を越えると、バインダーからの粒子の突出量が少なく
なり、十分な耐ブロッキング性能を出すことができなく
なる。
径)が0.2未満であると、微粒子をバインダーで保持
できなくなり、フィルムの製膜工程、また磁気テープの
製造工程で微粒子が離れ脱落し、ドロップアウトが多く
なり、電磁変換特性を悪くする。 一方、t/dが2.
0を越えると、バインダーからの粒子の突出量が少なく
なり、十分な耐ブロッキング性能を出すことができなく
なる。
【0116】前記塗布層中での微粒子は凝集してないこ
とが好ましく、さらに具体的には一次粒子が10個以上
凝集したもの(凝集物)が0〜30個/10μm2の割
合にあることが耐削れ性の観点から好ましい。
とが好ましく、さらに具体的には一次粒子が10個以上
凝集したもの(凝集物)が0〜30個/10μm2の割
合にあることが耐削れ性の観点から好ましい。
【0117】上記塗布層の表面(二軸配向フィルムと接
触していない面)の中心面平均粗さWRaは0.5〜1
0nmであり、好ましくは1〜8nm、さらに好ましく
は1.5〜5nmである。
触していない面)の中心面平均粗さWRaは0.5〜1
0nmであり、好ましくは1〜8nm、さらに好ましく
は1.5〜5nmである。
【0118】WRaが0.5nm未満であると、製膜工
程あるいは磁気テープの製造工程におけるパスロールと
フィルムとの滑りが悪くなり、フィルムが削れ、ドロッ
プアウトが多くなり、電磁変換特性が悪くなる。
程あるいは磁気テープの製造工程におけるパスロールと
フィルムとの滑りが悪くなり、フィルムが削れ、ドロッ
プアウトが多くなり、電磁変換特性が悪くなる。
【0119】一方、WRaが10nmを超えると、磁性
面が粗くなり、十分な電磁変換特性が出なくなる。
面が粗くなり、十分な電磁変換特性が出なくなる。
【0120】また同じフィルム面の10点平均粗さWR
zは5〜200nmであり、好ましくは10〜150n
m、さらに好ましくは15〜100nmである。
zは5〜200nmであり、好ましくは10〜150n
m、さらに好ましくは15〜100nmである。
【0121】WRzが5nm未満であると、フィルムを
ロール上に巻く際のエア抜け性が悪くなり、巻姿悪化に
より製品歩留まりが著しく低下する。
ロール上に巻く際のエア抜け性が悪くなり、巻姿悪化に
より製品歩留まりが著しく低下する。
【0122】一方、WRzが200nmを超えると、磁
性面が粗くなり、十分な電磁変換特性が出なくなる。
性面が粗くなり、十分な電磁変換特性が出なくなる。
【0123】本塗布層の塗工はフィルムの製造工程中ま
たは製膜後に実施できるが、製造工程中に実施すること
が好ましく、塗工は本塗布層への過度の加熱を避けるた
めに延伸、熱処理より後の工程で実施することが好まし
い。
たは製膜後に実施できるが、製造工程中に実施すること
が好ましく、塗工は本塗布層への過度の加熱を避けるた
めに延伸、熱処理より後の工程で実施することが好まし
い。
【0124】塗布は常法により可能であり、例えばキス
コート、リバースコート、グラビヤコート、ダイコード
等を用いて塗布することができる。
コート、リバースコート、グラビヤコート、ダイコード
等を用いて塗布することができる。
【0125】本塗布層の厚みは1〜50nm、さらには
5〜35nmであることが好ましい。この厚みが1nm
より薄すぎると接着性が不足し、一方50nmより厚す
ぎるとブロッキング特性が悪くなるので好ましくない。
5〜35nmであることが好ましい。この厚みが1nm
より薄すぎると接着性が不足し、一方50nmより厚す
ぎるとブロッキング特性が悪くなるので好ましくない。
【0126】なお、塗布層が微粒子を含有する場合に
は、微粒子の平均粒径との間に上記関係式(ア)〜
(エ)を満足することが望ましいことは前記したとおり
である。
は、微粒子の平均粒径との間に上記関係式(ア)〜
(エ)を満足することが望ましいことは前記したとおり
である。
【0127】易滑、帯電防止などの目的で、本発明の効
果を阻害しない範囲の他成分を塗布層中に含有させるこ
とも必要に応じて可能である。
果を阻害しない範囲の他成分を塗布層中に含有させるこ
とも必要に応じて可能である。
【0128】本発明により提供される前記二軸配向フィ
ルム(i)並びにその少なくとも片面上に塗布層を設け
た前記磁気記録媒体用ベースフィルムは、塗布型磁性層
を設けることにより塗布型高密度磁気記録媒体を与え
る。
ルム(i)並びにその少なくとも片面上に塗布層を設け
た前記磁気記録媒体用ベースフィルムは、塗布型磁性層
を設けることにより塗布型高密度磁気記録媒体を与え
る。
【0129】すなわち、本発明によれば、本発明の前記
二軸配向フィルム(i)およびその一方の面上の塗布型
磁性層からなる、塗布型高密度磁気記録媒体、並びに二
軸配向フィルム(i)上に塗布層を設けた前記磁気記録
媒体用ベースフィルムおよびその塗布層面上の塗布型磁
性層からなる、塗布型高密度磁気記録媒体が同様に提供
される。
二軸配向フィルム(i)およびその一方の面上の塗布型
磁性層からなる、塗布型高密度磁気記録媒体、並びに二
軸配向フィルム(i)上に塗布層を設けた前記磁気記録
媒体用ベースフィルムおよびその塗布層面上の塗布型磁
性層からなる、塗布型高密度磁気記録媒体が同様に提供
される。
【0130】かかる磁性塗料としては、メタル系磁性塗
料、酸化金属系磁性塗料が挙げられる。
料、酸化金属系磁性塗料が挙げられる。
【0131】メタル系磁性塗料とは、磁性金属あるいは
磁性金属を主成分とする磁性体をバインダーに含有させ
たものであり、例えば、鉄または鉄を主成分とする針状
微細磁性粉を塩化ビニールまたは塩化ビニール・酢酸ビ
ニール共重合体などに均一分散させたものが挙げられ
る。
磁性金属を主成分とする磁性体をバインダーに含有させ
たものであり、例えば、鉄または鉄を主成分とする針状
微細磁性粉を塩化ビニールまたは塩化ビニール・酢酸ビ
ニール共重合体などに均一分散させたものが挙げられ
る。
【0132】また、酸化金属系磁性塗料とは、磁性酸化
金属あるいは磁性酸化金属を主成分とする磁性体をバイ
ンダーに含有させたものであり、例えば、酸化鉄または
酸化クロム等の針状微細磁性粉あるいはバリウムフェラ
イト等の板状微細磁性粉を塩化ビニールまたは塩化ビニ
ール―酢酸ビニール共重合体等のバインダーに均一分散
させたものが挙げられる。
金属あるいは磁性酸化金属を主成分とする磁性体をバイ
ンダーに含有させたものであり、例えば、酸化鉄または
酸化クロム等の針状微細磁性粉あるいはバリウムフェラ
イト等の板状微細磁性粉を塩化ビニールまたは塩化ビニ
ール―酢酸ビニール共重合体等のバインダーに均一分散
させたものが挙げられる。
【0133】かかる磁性塗料は、磁性層厚みが2μm以
下、好ましくは0.1〜2μmとなるように塗布するこ
とが好ましいまた、磁性層と反対の面に公知の方法でバ
ックコート層を設けることにより、特に短波長領域での
出力、S/N、C/N等の電磁変換特性に優れ、ドロツ
プアウト、エラーレートの少ない高密度記録用塗布型磁
気記録媒体とすることができる。
下、好ましくは0.1〜2μmとなるように塗布するこ
とが好ましいまた、磁性層と反対の面に公知の方法でバ
ックコート層を設けることにより、特に短波長領域での
出力、S/N、C/N等の電磁変換特性に優れ、ドロツ
プアウト、エラーレートの少ない高密度記録用塗布型磁
気記録媒体とすることができる。
【0134】さて、本発明の前記二軸配向フィルム(i
i)は、同様に、高密度磁気記録媒体を与えることがで
きる。
i)は、同様に、高密度磁気記録媒体を与えることがで
きる。
【0135】すなわち、本発明によれば、本発明の前記
二軸配向フィルム(ii)およびその一方の面上の蒸着金
属薄膜からなる、金属薄膜型高密度磁気記録媒体、並び
に本発明の二軸配向フィルム(ii)およびその一方の面
上の塗布型磁性層からなり、該塗布型磁性層は二軸配向
フィルム面上に直接設けられた塗布型非磁性層緩衝層と
さらにその上に設けられた塗布型磁性層からなる、重層
塗布型高密度磁気記録媒体が同様に提供される。
二軸配向フィルム(ii)およびその一方の面上の蒸着金
属薄膜からなる、金属薄膜型高密度磁気記録媒体、並び
に本発明の二軸配向フィルム(ii)およびその一方の面
上の塗布型磁性層からなり、該塗布型磁性層は二軸配向
フィルム面上に直接設けられた塗布型非磁性層緩衝層と
さらにその上に設けられた塗布型磁性層からなる、重層
塗布型高密度磁気記録媒体が同様に提供される。
【0136】金属薄膜型高密度磁気記録媒体は、二軸配
向フィルム(ii)の片面上に、真空蒸着、スパッタリン
グ、イオンプレーティング等の方法により、鉄、コバル
ト、クロムまたはこれらを主成分とする合金もしくは酸
化物よりなる強磁性金属薄膜層を形成し、またその表面
に、目的、用途、必要に応じてダイアモンドライクカー
ボン(DLC)等の保護層、含フッ素カルボン酸系潤滑
剤層を順次設け、さらに金属薄膜層と反対の面に公知の
バックコート層を設けることにより製造される。
向フィルム(ii)の片面上に、真空蒸着、スパッタリン
グ、イオンプレーティング等の方法により、鉄、コバル
ト、クロムまたはこれらを主成分とする合金もしくは酸
化物よりなる強磁性金属薄膜層を形成し、またその表面
に、目的、用途、必要に応じてダイアモンドライクカー
ボン(DLC)等の保護層、含フッ素カルボン酸系潤滑
剤層を順次設け、さらに金属薄膜層と反対の面に公知の
バックコート層を設けることにより製造される。
【0137】この金属薄膜型高密度磁気記録媒体は、特
に短波長領域の出力、S/N、C/N等の電磁変換特性
に優れ、ドロップアウト、エラーレートが少なくアナロ
グ信号記録用Hi8、デジタル信号記録用デジタルビデ
オカセットレコーダー(DVC)、データ8ミリ、DD
SIV用テープ媒体として極めて有用である。
に短波長領域の出力、S/N、C/N等の電磁変換特性
に優れ、ドロップアウト、エラーレートが少なくアナロ
グ信号記録用Hi8、デジタル信号記録用デジタルビデ
オカセットレコーダー(DVC)、データ8ミリ、DD
SIV用テープ媒体として極めて有用である。
【0138】重層塗布型高密度磁気記録媒体は、本発明
の二軸配向フィルム(ii)の少なくとも片面に、非磁性
層として微細な酸化チタン粒子等を、磁性層と同様の有
機バインダー中に分散して、塗設しておき、その上に磁
性塗料を塗布し重層化せしめたものである。
の二軸配向フィルム(ii)の少なくとも片面に、非磁性
層として微細な酸化チタン粒子等を、磁性層と同様の有
機バインダー中に分散して、塗設しておき、その上に磁
性塗料を塗布し重層化せしめたものである。
【0139】かかる磁性塗料としては、メタル系磁性塗
料、酸化金属系磁性塗料が挙げられ、前記したものと同
じ塗料を用いることができる。
料、酸化金属系磁性塗料が挙げられ、前記したものと同
じ塗料を用いることができる。
【0140】また、磁性層厚みは、好ましくは1.1μ
m以下、より好ましくは0.1〜1.0μmである。
m以下、より好ましくは0.1〜1.0μmである。
【0141】また、非磁性層の厚みは、好ましくは0.
1〜2.0μm、より好ましくは0.2〜1.5μmであ
る。
1〜2.0μm、より好ましくは0.2〜1.5μmであ
る。
【0142】また、磁性層と反対の面に公知の方法でバ
ックコート層を設けることにより、特に短波長領域での
出力、S/N、C/N等の電磁変換特性に優れ、ドロッ
プアウト、エラーレートの少ない高密度記録用塗布型磁
気記録媒体とすることができる。
ックコート層を設けることにより、特に短波長領域での
出力、S/N、C/N等の電磁変換特性に優れ、ドロッ
プアウト、エラーレートの少ない高密度記録用塗布型磁
気記録媒体とすることができる。
【0143】この重層塗布型高密度磁気記録媒体は、ア
ナログ信号記録用8ミリビデオ、Hi8、βカムSP、
W−VHS、デジタル信号記録用デジタルビデオカセッ
トレコーダー(DVC)、データ8ミリ、DDSIV、
デジタルβカム、D2、D3、SX、デジタル信号記録
用データストリーマー用QIC用テープ媒体などに極め
て有用である。
ナログ信号記録用8ミリビデオ、Hi8、βカムSP、
W−VHS、デジタル信号記録用デジタルビデオカセッ
トレコーダー(DVC)、データ8ミリ、DDSIV、
デジタルβカム、D2、D3、SX、デジタル信号記録
用データストリーマー用QIC用テープ媒体などに極め
て有用である。
【0144】上記のW−VHSとはアナログのHDTV
信号記録用VTRであり、またDVCとはデジタルのH
DTV信号記録用として適用可能なものであり、本発明
の芳香族ポリアミドフィルムはこれらHDTV対応VT
R用磁気記録媒体に極めて有用なべースフィルムという
ことができる。
信号記録用VTRであり、またDVCとはデジタルのH
DTV信号記録用として適用可能なものであり、本発明
の芳香族ポリアミドフィルムはこれらHDTV対応VT
R用磁気記録媒体に極めて有用なべースフィルムという
ことができる。
【0145】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例
に限定されるものではない。なお、本発明における種々
の物性値および特性は、以下の如く測定されたものであ
りまた定義される。
るが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例
に限定されるものではない。なお、本発明における種々
の物性値および特性は、以下の如く測定されたものであ
りまた定義される。
【0146】(1)ポリマー溶液のpH ポリマー溶液5gを採取し、300mlの水に加え、2
分間撹拌した後に該水溶液のpHを測定した。
分間撹拌した後に該水溶液のpHを測定した。
【0147】(2)対数粘度 重合後の芳香族ポリアミドを含むポリマー原液をアルコ
ール、水などの溶媒の中に投入し、再沈、分離されたポ
リマーを濃硫酸中、30℃で測定した値から求めた。
ール、水などの溶媒の中に投入し、再沈、分離されたポ
リマーを濃硫酸中、30℃で測定した値から求めた。
【0148】(3)面積倍率 フィルムの縦延伸倍率と横延伸倍率を乗じて求めた。
【0149】(4)粒子の平均粒径 (a)ポリマー溶液中添加前の平均粒径 島津制作所製CP−50型セントリフューグル パーテ
ィクル サイズ アナライザー(Centrifugal Particle S
ize Analyzer)を用いて測定した。得られた遠心沈降曲
線を基に算出した各粒径の粒子とその存在量との積算曲
線から、50重量%に相当する粒径を読み取り、この値
を平均粒径とした(「粒度測定技術」日刊工業新聞発
行、1975年、242〜247ページ参照)。
ィクル サイズ アナライザー(Centrifugal Particle S
ize Analyzer)を用いて測定した。得られた遠心沈降曲
線を基に算出した各粒径の粒子とその存在量との積算曲
線から、50重量%に相当する粒径を読み取り、この値
を平均粒径とした(「粒度測定技術」日刊工業新聞発
行、1975年、242〜247ページ参照)。
【0150】(b)フィルム中での平均粒径 該フィルムを、塩化リチウムを3重量%含有するN−メ
チルピロリドン(以下NMPと略することがある。)中
に100℃、30分撹拌して溶解し、NMP不溶の残渣
について(a)と同様の測定を行った。また、確認のた
め、同じサンプルを、該フィルムの小片をエポキシ樹脂
(リファインテック(株)製、エポマウント)中に包埋し、
Reichert-Jung社製Microtome2050を用いて包埋樹脂と共
に60nm厚にスライスし、透過型電子顕微鏡(日立製
作所製、H−800型)にて観察し、粒子Aの断面を2
5個選びそれぞれ粒径を求め平均した。その結果、前者
と同じ値が得られた。
チルピロリドン(以下NMPと略することがある。)中
に100℃、30分撹拌して溶解し、NMP不溶の残渣
について(a)と同様の測定を行った。また、確認のた
め、同じサンプルを、該フィルムの小片をエポキシ樹脂
(リファインテック(株)製、エポマウント)中に包埋し、
Reichert-Jung社製Microtome2050を用いて包埋樹脂と共
に60nm厚にスライスし、透過型電子顕微鏡(日立製
作所製、H−800型)にて観察し、粒子Aの断面を2
5個選びそれぞれ粒径を求め平均した。その結果、前者
と同じ値が得られた。
【0151】(5)突起頻度 走査型電子顕微鏡(日本電子製、T−300型)を用い
て、該フィルムの表面写真を倍率5000倍、角度45
°にてランダムに25枚撮影し、表面突起頻度をカウン
トし、その平均値より1mm2あたりの突起数に換算し
た。
て、該フィルムの表面写真を倍率5000倍、角度45
°にてランダムに25枚撮影し、表面突起頻度をカウン
トし、その平均値より1mm2あたりの突起数に換算し
た。
【0152】(6)ボイド比 プラズマリアクター(ヤマト科学製、PR31)を用いて、該
フィルムの表面から500nmの深さにエッチングし
た。続いて走査型電子顕微鏡(日本電子製、T−300
型)を用いて、該エッチングサンプルの表面写真を倍率
5000倍、角度0°にてランダムに25枚撮影し、表
面に現れた粒子の長径とその周囲のボイドの長径を測定
し下記式にて求めた。
フィルムの表面から500nmの深さにエッチングし
た。続いて走査型電子顕微鏡(日本電子製、T−300
型)を用いて、該エッチングサンプルの表面写真を倍率
5000倍、角度0°にてランダムに25枚撮影し、表
面に現れた粒子の長径とその周囲のボイドの長径を測定
し下記式にて求めた。
【0153】
【数6】ボイド比=(ボイド長径)/(粒子長径)
【0154】(7)機械的特性 (a)ヤング率 引張試験機(東洋ボールドウィン製、テンシロン)を用
いて、温度20℃、相対湿度50%に調節された室内に
おいて、巾10mm、長さ150mmにサンプリングし
た該フィルムを、チャック間100mm、引張速度10
mm/分にて引っ張り、得られた応力-歪み曲線の立ち
上がり部の接線より計算した。
いて、温度20℃、相対湿度50%に調節された室内に
おいて、巾10mm、長さ150mmにサンプリングし
た該フィルムを、チャック間100mm、引張速度10
mm/分にて引っ張り、得られた応力-歪み曲線の立ち
上がり部の接線より計算した。
【0155】(b)たわみ剛度 ヤング率測定と同じ装置、測定条件にて該フィルムをチ
ャック間100mm、引張速度5mm/分にて引っ張
り、得られた応力-歪み曲線の立ち上がり部の接線の傾
きから下記式より計算した。
ャック間100mm、引張速度5mm/分にて引っ張
り、得られた応力-歪み曲線の立ち上がり部の接線の傾
きから下記式より計算した。
【0156】
【数7】たわみ剛度(mg・mm)=[(106(mg/kg)×(接線傾き
(kg/mm2))×(フィルム厚み(mm))3]/12
(kg/mm2))×(フィルム厚み(mm))3]/12
【0157】(c)引張り破断強度 ヤング率測定と同じ装置、測定条件にて該フィルムをチ
ャック間100mm、引張速度100mm/分にて引っ
張り、フィルムが破断した時点における応力を破断強度
とした。
ャック間100mm、引張速度100mm/分にて引っ
張り、フィルムが破断した時点における応力を破断強度
とした。
【0158】(8)熱収縮率 該フィルムを、350mm×350mmにサンプリング
し、中央部に標点を2点間の距離(L0(mm))が3
00mmとなるようにつけ、150℃に設定した熱風循
環式恒温槽内に標点を付けた該フィルム10枚を無緊張
下に釣り下げ、30分保持後取り出して評点間の距離
(L(mm))を測定し、下記式で計算した熱収縮率
(単位:%)を平均して求めた。
し、中央部に標点を2点間の距離(L0(mm))が3
00mmとなるようにつけ、150℃に設定した熱風循
環式恒温槽内に標点を付けた該フィルム10枚を無緊張
下に釣り下げ、30分保持後取り出して評点間の距離
(L(mm))を測定し、下記式で計算した熱収縮率
(単位:%)を平均して求めた。
【0159】
【数8】熱収縮率 = 100×〔(L0−L)/L0〕
【0160】(9)巻取り性 スリット時の巻取り条件を最適化後、巾560mm、長
さ9,000mのサイズで、10ロールのスリットを行
い、1週間放置した。その後、フィルムシワの発生状況
を観察し製品化可能ロール本数を求め、以下の基準にて
巻取り性の評価を行った。
さ9,000mのサイズで、10ロールのスリットを行
い、1週間放置した。その後、フィルムシワの発生状況
を観察し製品化可能ロール本数を求め、以下の基準にて
巻取り性の評価を行った。
【0161】(10)耐削れ性(カレンダー) 3段のミニスーパーカレンダー(ナイロンロール×スチ
ールロール)を使用して評価した。処理温度80℃、線
圧200kg/cmで、該フィルムを速度50m/分で
2000m走行させた。カレンダーのナイロンロールに
付着する汚れにより、次の基準により判定した。 ナイロンロールの汚れ全くなし ◎ ナイロンロールがわずかに汚れる ○ ナイロンロールが非常に汚れる ×
ールロール)を使用して評価した。処理温度80℃、線
圧200kg/cmで、該フィルムを速度50m/分で
2000m走行させた。カレンダーのナイロンロールに
付着する汚れにより、次の基準により判定した。 ナイロンロールの汚れ全くなし ◎ ナイロンロールがわずかに汚れる ○ ナイロンロールが非常に汚れる ×
【0162】(11)電磁変換特性 該フィルム表面に、下記調製の磁性塗料を塗布厚1.2
μmとなるように塗布し、次いで2,500ガウスの直
流磁場中で配向処理を行い、120℃で加熱乾燥後、ス
ーパーカレンダー処理(線圧300kg/cm、温度9
0℃)を行い、巻取った。この巻取ったロールを55℃
のオーブン中に3日間放置した。
μmとなるように塗布し、次いで2,500ガウスの直
流磁場中で配向処理を行い、120℃で加熱乾燥後、ス
ーパーカレンダー処理(線圧300kg/cm、温度9
0℃)を行い、巻取った。この巻取ったロールを55℃
のオーブン中に3日間放置した。
【0163】<磁性塗料の調製>下記に示す組成をボー
ルミルに入れ、16時間混練、分散した後、イソシアネ
ート化合物(バイエル製、デスモジュールL)5重量部
を加え、1時間高速剪断分散して磁性塗料とした。 ・塗料の組成: 針状Fe粒子 100重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 15重量部 (積水化学製、エスレック7A) 熱可塑性ポリウレタン樹脂 5重量部 酸化クロム 5重量部 カーボンブラック 5重量部 レチシン 2重量部 脂肪酸エステル 1重量部 トルエン 30重量部 メチルエチルケトン 50重量部 シクロヘキサノン 70重量部
ルミルに入れ、16時間混練、分散した後、イソシアネ
ート化合物(バイエル製、デスモジュールL)5重量部
を加え、1時間高速剪断分散して磁性塗料とした。 ・塗料の組成: 針状Fe粒子 100重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 15重量部 (積水化学製、エスレック7A) 熱可塑性ポリウレタン樹脂 5重量部 酸化クロム 5重量部 カーボンブラック 5重量部 レチシン 2重量部 脂肪酸エステル 1重量部 トルエン 30重量部 メチルエチルケトン 50重量部 シクロヘキサノン 70重量部
【0164】さらに、磁気記録層の反対側のフィルム表
面に、下記組成の塗液をバックコート層として厚さ0.
8μmに塗布し、乾燥した後裁断し、磁気テープを得
た。 ・バックコート層組成: カーボンブラック 100重量部 熱可塑性ポリウレタン樹脂 60重量部 イソシアネート化合物 18重量部 (日本ポリウレタン工業製、コロネートL) シリコーンオイル 0.5重量部 メチルエチルケトン 250重量部 トルエン 50重量部
面に、下記組成の塗液をバックコート層として厚さ0.
8μmに塗布し、乾燥した後裁断し、磁気テープを得
た。 ・バックコート層組成: カーボンブラック 100重量部 熱可塑性ポリウレタン樹脂 60重量部 イソシアネート化合物 18重量部 (日本ポリウレタン工業製、コロネートL) シリコーンオイル 0.5重量部 メチルエチルケトン 250重量部 トルエン 50重量部
【0165】次いで、以下の市販の機器を用いてテープ
の特性を測定した。 ・使用機器: 8mmビデオテープレコーダー:ソニー(株)製、EDV-60
00 S/N測定:シバソク(株)製、ノイズメーター (a)S/N測定 ビデオ用磁気テープのS/N比を測定し、下記比較例3
における値を基準として下記の基準で評価した。 基準+3dBより大 ◎ 基準+3dB〜基準+1dB ○ 基準+1dB未満 × (b)走行耐久性 温度55℃、湿度75%RHの高温高湿条件下でテープ
を継続再生走行させ、再生画像を観察し、画像の揺れの
有無で判定した。 画像の揺れ無し ○ 画像の揺れ有り ×
の特性を測定した。 ・使用機器: 8mmビデオテープレコーダー:ソニー(株)製、EDV-60
00 S/N測定:シバソク(株)製、ノイズメーター (a)S/N測定 ビデオ用磁気テープのS/N比を測定し、下記比較例3
における値を基準として下記の基準で評価した。 基準+3dBより大 ◎ 基準+3dB〜基準+1dB ○ 基準+1dB未満 × (b)走行耐久性 温度55℃、湿度75%RHの高温高湿条件下でテープ
を継続再生走行させ、再生画像を観察し、画像の揺れの
有無で判定した。 画像の揺れ無し ○ 画像の揺れ有り ×
【0166】[実施例1]パラフェニレンジアミン25
モル%と、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル25
モル%をアミン成分とし、テレフタル酸クロライド50
モル%を酸成分としてNMP(N−メチルピロリドン)
中で重合した。一方、平均粒径8,000nmの水酸化
カルシウム(井上石灰製)を、ホモジナイザーでNMP中
に分散し、サンドグラインダーで平均粒径2,300n
mとなるように細粉化した後、フィルター(日本ポール
製、HDCII、目開き50μm)で濾過して、平均粒径
1,500nmの水酸化カルシウムのNMPスラリーを
作成した。このスラリーを上記の重合物に、テレフタル
酸クロライド50モル%に対し水酸化カルシウムが5
0.3モル%となるように添加し、製膜原液とした。こ
の製膜原液のpHは4.7であった。また、ポリマーの
対数粘度は3.5であった。
モル%と、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル25
モル%をアミン成分とし、テレフタル酸クロライド50
モル%を酸成分としてNMP(N−メチルピロリドン)
中で重合した。一方、平均粒径8,000nmの水酸化
カルシウム(井上石灰製)を、ホモジナイザーでNMP中
に分散し、サンドグラインダーで平均粒径2,300n
mとなるように細粉化した後、フィルター(日本ポール
製、HDCII、目開き50μm)で濾過して、平均粒径
1,500nmの水酸化カルシウムのNMPスラリーを
作成した。このスラリーを上記の重合物に、テレフタル
酸クロライド50モル%に対し水酸化カルシウムが5
0.3モル%となるように添加し、製膜原液とした。こ
の製膜原液のpHは4.7であった。また、ポリマーの
対数粘度は3.5であった。
【0167】得られた製膜原液を100℃に加熱し、1
00℃の口金から、100℃の金属ベルト上に流延し、
100℃で2分間乾燥後、120℃、150℃と段階的
に温度を上げ、合計で10分間乾燥させて自己保持性を
持つ未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを連続
的にベルトから剥離して水槽中に導入し、脱溶媒と脱塩
とを行い、その後、150℃で15分間乾燥した。
00℃の口金から、100℃の金属ベルト上に流延し、
100℃で2分間乾燥後、120℃、150℃と段階的
に温度を上げ、合計で10分間乾燥させて自己保持性を
持つ未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを連続
的にベルトから剥離して水槽中に導入し、脱溶媒と脱塩
とを行い、その後、150℃で15分間乾燥した。
【0168】得られた未延伸フィルムを低速、高速のロ
ール間でフィルム温度350℃で2.5倍に延伸し、続
いてステンターに供給して、400℃で3.0倍に延伸
し、得られた二軸延伸フィルムを400℃で1分間熱処
理し、最終厚み4.0μmの芳香族ポリアミドフィルム
を得た。得られたフィルム中での中和剤残渣の平均粒径
は300nmであった。その他のフィルム物性および特
性について表1に示す。
ール間でフィルム温度350℃で2.5倍に延伸し、続
いてステンターに供給して、400℃で3.0倍に延伸
し、得られた二軸延伸フィルムを400℃で1分間熱処
理し、最終厚み4.0μmの芳香族ポリアミドフィルム
を得た。得られたフィルム中での中和剤残渣の平均粒径
は300nmであった。その他のフィルム物性および特
性について表1に示す。
【0169】[実施例2]実施例1と同じ中和剤の水酸
化カルシウムを、サンドグラインダーで平均粒径4,8
00nmとなるように細粉化した後、そのままNMPス
ラリーを作成した。このスラリーを上記の重合物に、テ
レフタル酸クロライド50モル%に対し水酸化カルシウ
ムが50.06モル%となるように添加し、製膜原液A
とした(pHは5.2、ポリマーの対数粘度は3.5で
あった)。
化カルシウムを、サンドグラインダーで平均粒径4,8
00nmとなるように細粉化した後、そのままNMPス
ラリーを作成した。このスラリーを上記の重合物に、テ
レフタル酸クロライド50モル%に対し水酸化カルシウ
ムが50.06モル%となるように添加し、製膜原液A
とした(pHは5.2、ポリマーの対数粘度は3.5で
あった)。
【0170】一方、実施例1と同じ中和剤の水酸化カル
シウムを、サンドグラインダーで平均粒径2,000n
mとなるように細粉化した後、フィルター(日本ポール
製、HDCII、目開き20μm)で濾過して、平均粒径
600nmの水酸化カルシウムのNMPスラリーを作成
した。このスラリーを上記の重合物に、テレフタル酸ク
ロライド50モル%に対し水酸化カルシウムが51.5
モル%となるように添加し、製膜原液Bとした(pHは
4.8、ポリマーの対数粘度は3.5であった)。
シウムを、サンドグラインダーで平均粒径2,000n
mとなるように細粉化した後、フィルター(日本ポール
製、HDCII、目開き20μm)で濾過して、平均粒径
600nmの水酸化カルシウムのNMPスラリーを作成
した。このスラリーを上記の重合物に、テレフタル酸ク
ロライド50モル%に対し水酸化カルシウムが51.5
モル%となるように添加し、製膜原液Bとした(pHは
4.8、ポリマーの対数粘度は3.5であった)。
【0171】さらに、製造原液AとBとを同量混合して
最終製造原液とし、実施例1と同様にして芳香族ポリア
ミドフィルムを得た。得られたフィルム中の中和剤残渣
の粒径分布は500nmおよび180nmに極大を持つ
ものであった。フィルム物性および特性について表1に
示す。
最終製造原液とし、実施例1と同様にして芳香族ポリア
ミドフィルムを得た。得られたフィルム中の中和剤残渣
の粒径分布は500nmおよび180nmに極大を持つ
ものであった。フィルム物性および特性について表1に
示す。
【0172】[実施例3]実施例1と同じ中和剤の水酸
化カルシウムを、サンドグラインダーで平均粒径2,2
00nmとなるように細粉化し、そのままNMPスラリ
ーとした。このスラリーを上記の重合物に、テレフタル
酸クロライド50モル%に対し水酸化カルシウムが5
2.3モル%となるように添加し、製膜原液とした(p
Hは4.8、ポリマーの対数粘度は3.5であった)以
外は、実施例1と同様にして芳香族ポリアミドフィルム
を得た。フィルム物性および特性について表1に示す。
化カルシウムを、サンドグラインダーで平均粒径2,2
00nmとなるように細粉化し、そのままNMPスラリ
ーとした。このスラリーを上記の重合物に、テレフタル
酸クロライド50モル%に対し水酸化カルシウムが5
2.3モル%となるように添加し、製膜原液とした(p
Hは4.8、ポリマーの対数粘度は3.5であった)以
外は、実施例1と同様にして芳香族ポリアミドフィルム
を得た。フィルム物性および特性について表1に示す。
【0173】[実施例4]実施例1と同じ中和剤の水酸
化カルシウムを、サンドグラインダーで平均粒径2,0
00nmとなるように細粉化した後、フィルター(日本
ポール製、HDCII、目開き20μm)で濾過して、平
均粒径600nmの水酸化カルシウムのNMPスラリー
を作成した。このスラリーを上記の重合物に、テレフタ
ル酸クロライド50モル%に対し水酸化カルシウムが5
0.4モル%となるように添加し、製膜原液とした(p
Hは4.8、ポリマーの対数粘度は3.5であった)以
外は、実施例1と同様にして芳香族ポリアミドフィルム
を得た。フィルム物性および特性について表1に示す。
化カルシウムを、サンドグラインダーで平均粒径2,0
00nmとなるように細粉化した後、フィルター(日本
ポール製、HDCII、目開き20μm)で濾過して、平
均粒径600nmの水酸化カルシウムのNMPスラリー
を作成した。このスラリーを上記の重合物に、テレフタ
ル酸クロライド50モル%に対し水酸化カルシウムが5
0.4モル%となるように添加し、製膜原液とした(p
Hは4.8、ポリマーの対数粘度は3.5であった)以
外は、実施例1と同様にして芳香族ポリアミドフィルム
を得た。フィルム物性および特性について表1に示す。
【0174】[実施例5]実施例1と同じ中和剤の水酸
化カルシウムを、サンドグラインダーで平均粒径2,0
00nmとなるように細粉化した後、フィルター(日本
ポール製、HDCII、目開き20μm)で濾過して、平
均粒径600nmの水酸化カルシウムのNMPスラリー
を作成した。このスラリーを上記の重合物に、テレフタ
ル酸クロライド50モル%に対し水酸化カルシウムが5
7.3モル%となるように添加し、製膜原液とした(p
Hは5.0、ポリマーの対数粘度は3.5であった)以
外は実施例1と同様にして芳香族ポリアミドフィルムを
得た。フィルム物性および特性について表1に示す。
化カルシウムを、サンドグラインダーで平均粒径2,0
00nmとなるように細粉化した後、フィルター(日本
ポール製、HDCII、目開き20μm)で濾過して、平
均粒径600nmの水酸化カルシウムのNMPスラリー
を作成した。このスラリーを上記の重合物に、テレフタ
ル酸クロライド50モル%に対し水酸化カルシウムが5
7.3モル%となるように添加し、製膜原液とした(p
Hは5.0、ポリマーの対数粘度は3.5であった)以
外は実施例1と同様にして芳香族ポリアミドフィルムを
得た。フィルム物性および特性について表1に示す。
【0175】[実施例6]フィルムの延伸倍率を縦方向
に2.0倍、横方向に3.5倍とした以外は実施例1と
同様にして芳香族ポリアミドフィルムを得た。フィルム
物性および特性について表1に示す。
に2.0倍、横方向に3.5倍とした以外は実施例1と
同様にして芳香族ポリアミドフィルムを得た。フィルム
物性および特性について表1に示す。
【0176】[実施例7]フィルムの延伸倍率を縦方向
に2.8倍、横方向に2.8倍とした以外は実施例1と
同様にして芳香族ポリアミドフィルムを得た。フィルム
物性および特性について表1に示す。
に2.8倍、横方向に2.8倍とした以外は実施例1と
同様にして芳香族ポリアミドフィルムを得た。フィルム
物性および特性について表1に示す。
【0177】[実施例8]中和剤を炭酸カルシウムに代
えた以外は実施例1と同様にして芳香族ポリアミドフィ
ルムを得た。フィルム物性および特性について表1に示
す。
えた以外は実施例1と同様にして芳香族ポリアミドフィ
ルムを得た。フィルム物性および特性について表1に示
す。
【0178】[実施例9]中和剤を水酸化マグネシウム
に代えた以外は実施例1と同様にして芳香族ポリアミド
フィルムを得た。フィルム物性および特性について表1
に示す。
に代えた以外は実施例1と同様にして芳香族ポリアミド
フィルムを得た。フィルム物性および特性について表1
に示す。
【0179】[実施例10]アミン成分(計50モル
%)のモル比を、パラフェニレンジアミン37.5モル
%と、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル12.5
モル%とした以外は、実施例1と同様にして芳香族ポリ
アミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につい
て表1に示す。
%)のモル比を、パラフェニレンジアミン37.5モル
%と、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル12.5
モル%とした以外は、実施例1と同様にして芳香族ポリ
アミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につい
て表1に示す。
【0180】[実施例11]アミン成分(計50モル
%)のモル比を、パラフェニレンジアミン12.5モル
%と、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル37.5
モル%とした以外は、実施例1と同様にして芳香族ポリ
アミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につい
て表1に示す。
%)のモル比を、パラフェニレンジアミン12.5モル
%と、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル37.5
モル%とした以外は、実施例1と同様にして芳香族ポリ
アミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につい
て表1に示す。
【0181】[比較例1]乾燥した未延伸フィルムを延
伸しない以外は、実施例1と同様にして芳香族ポリアミ
ドフィルムを得た。フィルム物性および特性について表
2に示す。延伸されていないこのフィルムは、表面突起
が少なく、易滑性、巻取り性に劣るものであり、ヤング
率も低いものであった。
伸しない以外は、実施例1と同様にして芳香族ポリアミ
ドフィルムを得た。フィルム物性および特性について表
2に示す。延伸されていないこのフィルムは、表面突起
が少なく、易滑性、巻取り性に劣るものであり、ヤング
率も低いものであった。
【0182】[比較例2]水酸化カルシウムのNMPス
ラリーを重合系に添加して、pH3.8となるように調
整して、製膜原液とした以外は、実施例1と同様にして
芳香族ポリアミドフィルムを得た。得られたフィルム中
に中和剤残渣と考えられる粒子は見出せなかった。その
他のフィルム物性および特性について表2に示す。
ラリーを重合系に添加して、pH3.8となるように調
整して、製膜原液とした以外は、実施例1と同様にして
芳香族ポリアミドフィルムを得た。得られたフィルム中
に中和剤残渣と考えられる粒子は見出せなかった。その
他のフィルム物性および特性について表2に示す。
【0183】[比較例3]中和剤のNMPスラリーを重
合系に添加せずに製膜原液(pHは2.3であった)と
した以外は、実施例1と同様にして芳香族ポリアミドフ
ィルムを得た。得られたフィルム中に中和剤残渣と考え
られる粒子は見出せなかった。その他のフィルム物性お
よび特性について表2に示す。
合系に添加せずに製膜原液(pHは2.3であった)と
した以外は、実施例1と同様にして芳香族ポリアミドフ
ィルムを得た。得られたフィルム中に中和剤残渣と考え
られる粒子は見出せなかった。その他のフィルム物性お
よび特性について表2に示す。
【0184】[比較例4]水酸化カルシウムのNMPス
ラリーを重合系に添加して、pH3.8となるように調
整して、さらに前もって分散させておいた平均粒径10
nmのシリカを添加して製膜原液とした以外は、実施例
1と同様にして芳香族ポリアミドフィルムを得た。得ら
れたフィルム中に中和剤残渣と考えられる粒子は見出せ
なかった。その他のフィルム物性および特性について表
2に示す。
ラリーを重合系に添加して、pH3.8となるように調
整して、さらに前もって分散させておいた平均粒径10
nmのシリカを添加して製膜原液とした以外は、実施例
1と同様にして芳香族ポリアミドフィルムを得た。得ら
れたフィルム中に中和剤残渣と考えられる粒子は見出せ
なかった。その他のフィルム物性および特性について表
2に示す。
【0185】[比較例5]水酸化カルシウムのNMPス
ラリーを重合系に添加して、pH3.8となるように調
整して、さらに前もって分散させておいた平均粒径43
0nmのシリカを添加して製膜原液とした以外は、実施
例1と同様にして芳香族ポリアミドフィルムを得た。得
られたフィルム中に中和剤残渣と考えられる粒子は見出
せなかった。その他のフィルム物性および特性について
表2に示す。
ラリーを重合系に添加して、pH3.8となるように調
整して、さらに前もって分散させておいた平均粒径43
0nmのシリカを添加して製膜原液とした以外は、実施
例1と同様にして芳香族ポリアミドフィルムを得た。得
られたフィルム中に中和剤残渣と考えられる粒子は見出
せなかった。その他のフィルム物性および特性について
表2に示す。
【0186】
【表1】
【0187】
【表2】
【0188】[実施例12]パラフェニレンジアミン2
5モル%と、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル2
5モル%をアミン成分とし、テレフタル酸ジクロライド
50モル%を酸成分としてNMP(N−メチルピロリド
ン)中で重合した。一方、平均粒径8,000nmの水
酸化カルシウム(井上石灰製)を、ホモジナイザーでNM
P中に分散し、サンドグラインダーで平均粒径1,00
0nmとなるように細粉化した後、フィルター(日本ポ
ール製、HDCII、目開き5μm)で濾過して、平均粒
径200nmの水酸化カルシウムのNMPスラリーを作
成した。このスラリーを上記の重合物に、テレフタル酸
ジクロライド50モル%に対し水酸化カルシウムが5
1.2モル%となるように添加し、製膜原液とした。こ
の製膜原液のpHは4.7であった。また、ポリマーの
対数粘度は3.5であった。
5モル%と、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル2
5モル%をアミン成分とし、テレフタル酸ジクロライド
50モル%を酸成分としてNMP(N−メチルピロリド
ン)中で重合した。一方、平均粒径8,000nmの水
酸化カルシウム(井上石灰製)を、ホモジナイザーでNM
P中に分散し、サンドグラインダーで平均粒径1,00
0nmとなるように細粉化した後、フィルター(日本ポ
ール製、HDCII、目開き5μm)で濾過して、平均粒
径200nmの水酸化カルシウムのNMPスラリーを作
成した。このスラリーを上記の重合物に、テレフタル酸
ジクロライド50モル%に対し水酸化カルシウムが5
1.2モル%となるように添加し、製膜原液とした。こ
の製膜原液のpHは4.7であった。また、ポリマーの
対数粘度は3.5であった。
【0189】得られた製膜原液を100℃に加熱し、1
00℃の口金から、100℃の金属ベルト上に流延し、
100℃で2分間乾燥後、120℃、150℃と段階的
に温度を上げ、合計で10分間乾燥させて自己保持性を
持つ未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを連続
的にベルトから剥離して水槽中に導入し、脱溶媒と脱塩
とを行い、その後、150℃で15分間乾燥した。
00℃の口金から、100℃の金属ベルト上に流延し、
100℃で2分間乾燥後、120℃、150℃と段階的
に温度を上げ、合計で10分間乾燥させて自己保持性を
持つ未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを連続
的にベルトから剥離して水槽中に導入し、脱溶媒と脱塩
とを行い、その後、150℃で15分間乾燥した。
【0190】得られた未延伸フィルムを低速、高速のロ
ール間でフィルム温度350℃で2.5倍に延伸し、続
いてステンターに供給して、400℃で3.0倍に延伸
し、得られた二軸延伸フィルムを400℃で1分間熱処
理し、最終厚み3.0μmの芳香族ポリアミドフィルム
を得た。
ール間でフィルム温度350℃で2.5倍に延伸し、続
いてステンターに供給して、400℃で3.0倍に延伸
し、得られた二軸延伸フィルムを400℃で1分間熱処
理し、最終厚み3.0μmの芳香族ポリアミドフィルム
を得た。
【0191】得られたフィルム中での中和剤残渣の平均
粒径は60nmであった。その他のフィルム物性および
特性について表3に示す。
粒径は60nmであった。その他のフィルム物性および
特性について表3に示す。
【0192】[実施例13]実施例12と同じ中和剤の
水酸化カルシウムを、サンドグラインダーで平均粒径
2,000nmとなるように細粉化した後、フィルター
(日本ポール製、HDCII、目開き10μm)で濾過し
て、平均粒径400nmの水酸化カルシウムのNMPス
ラリーを作成した。このスラリーを上記の重合物に、テ
レフタル酸ジクロライド50モル%に対し水酸化カルシ
ウムが50.15モル%となるように添加し、製膜原液
とした(pHは5.1、ポリマーの対数粘度は3.5で
あった)以外は、実施例12と同様にして芳香族ポリア
ミドフィルムを得た。フィルム物性および特性について
表3に示す。
水酸化カルシウムを、サンドグラインダーで平均粒径
2,000nmとなるように細粉化した後、フィルター
(日本ポール製、HDCII、目開き10μm)で濾過し
て、平均粒径400nmの水酸化カルシウムのNMPス
ラリーを作成した。このスラリーを上記の重合物に、テ
レフタル酸ジクロライド50モル%に対し水酸化カルシ
ウムが50.15モル%となるように添加し、製膜原液
とした(pHは5.1、ポリマーの対数粘度は3.5で
あった)以外は、実施例12と同様にして芳香族ポリア
ミドフィルムを得た。フィルム物性および特性について
表3に示す。
【0193】[実施例14]実施例12と同じ中和剤の
水酸化カルシウムを、サンドグラインダーで平均粒径
2,000nmとなるように細粉化した後、フィルター
(日本ポール製、HDCII、目開き20μm)で2回濾
過して、平均粒径650nmの水酸化カルシウムのNM
Pスラリーを作成した。このスラリーを上記の重合物
に、テレフタル酸ジクロライド50モル%に対し水酸化
カルシウムが50.05モル%となるように添加し、製
膜原液とした(pHは5.1、ポリマーの対数粘度は
3.5であった)以外は、実施例12と同様にして芳香
族ポリアミドフィルムを得た。フィルム物性および特性
について表3に示す。
水酸化カルシウムを、サンドグラインダーで平均粒径
2,000nmとなるように細粉化した後、フィルター
(日本ポール製、HDCII、目開き20μm)で2回濾
過して、平均粒径650nmの水酸化カルシウムのNM
Pスラリーを作成した。このスラリーを上記の重合物
に、テレフタル酸ジクロライド50モル%に対し水酸化
カルシウムが50.05モル%となるように添加し、製
膜原液とした(pHは5.1、ポリマーの対数粘度は
3.5であった)以外は、実施例12と同様にして芳香
族ポリアミドフィルムを得た。フィルム物性および特性
について表3に示す。
【0194】[実施例15]実施例12と同じ中和剤の
水酸化カルシウムを、サンドグラインダーで平均粒径
2,000nmとなるように細粉化した後、フィルター
(日本ポール製、HDCII、目開き20μm)で1回濾
過して、平均粒径800nmの水酸化カルシウムのNM
Pスラリーを作成した。このスラリーを上記の重合物
に、テレフタル酸ジクロライド50モル%に対し水酸化
カルシウムが50.1モル%となるように添加し、製膜
原液とした(pHは5.2、ポリマーの対数粘度は3.
5であった)以外は、実施例12と同様にして芳香族ポ
リアミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につ
いて表3に示す。
水酸化カルシウムを、サンドグラインダーで平均粒径
2,000nmとなるように細粉化した後、フィルター
(日本ポール製、HDCII、目開き20μm)で1回濾
過して、平均粒径800nmの水酸化カルシウムのNM
Pスラリーを作成した。このスラリーを上記の重合物
に、テレフタル酸ジクロライド50モル%に対し水酸化
カルシウムが50.1モル%となるように添加し、製膜
原液とした(pHは5.2、ポリマーの対数粘度は3.
5であった)以外は、実施例12と同様にして芳香族ポ
リアミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につ
いて表3に示す。
【0195】[実施例16]実施例12と同じ中和剤の
水酸化カルシウムを、サンドグラインダーで平均粒径
2,000nmとなるように細粉化した後、フィルター
(日本ポール製、HDCII、目開き15μm)で濾過し
て、平均粒径550nmの水酸化カルシウムのNMPス
ラリーを作成した。このスラリーを上記の重合物に、テ
レフタル酸ジクロライド50モル%に対し水酸化カルシ
ウムが50.6モル%となるように添加し、製膜原液と
した(pHは5.3、ポリマーの対数粘度は3.5であ
った)以外は、実施例12と同様にして芳香族ポリアミ
ドフィルムを得た。フィルム物性および特性について表
3に示す。
水酸化カルシウムを、サンドグラインダーで平均粒径
2,000nmとなるように細粉化した後、フィルター
(日本ポール製、HDCII、目開き15μm)で濾過し
て、平均粒径550nmの水酸化カルシウムのNMPス
ラリーを作成した。このスラリーを上記の重合物に、テ
レフタル酸ジクロライド50モル%に対し水酸化カルシ
ウムが50.6モル%となるように添加し、製膜原液と
した(pHは5.3、ポリマーの対数粘度は3.5であ
った)以外は、実施例12と同様にして芳香族ポリアミ
ドフィルムを得た。フィルム物性および特性について表
3に示す。
【0196】[実施例17]フィルムの延伸倍率を、縦
方向に2.0倍、横方向に3.5倍とする以外は実施例
12同様にして芳香族ポリアミドフィルムを得た。フィ
ルム物性および特性について表3に示す。
方向に2.0倍、横方向に3.5倍とする以外は実施例
12同様にして芳香族ポリアミドフィルムを得た。フィ
ルム物性および特性について表3に示す。
【0197】[実施例18]フィルムの延伸倍率を、縦
方向に2.8倍、横方向に2.8倍とする以外は実施例
12と同様にして芳香族ポリアミドフィルムを得た。フ
ィルム物性および特性について表3に示す。
方向に2.8倍、横方向に2.8倍とする以外は実施例
12と同様にして芳香族ポリアミドフィルムを得た。フ
ィルム物性および特性について表3に示す。
【0198】[実施例19]中和剤を炭酸カルシウムに
代えた以外は実施例12と同様にして芳香族ポリアミド
フィルムを得た。フィルム物性および特性について表3
に示す。
代えた以外は実施例12と同様にして芳香族ポリアミド
フィルムを得た。フィルム物性および特性について表3
に示す。
【0199】[実施例20]中和剤を水酸化マグネシウ
ムに代えた以外は実施例12と同様にして芳香族ポリア
ミドフィルムを得た。フィルム物性および特性について
表3に示す。
ムに代えた以外は実施例12と同様にして芳香族ポリア
ミドフィルムを得た。フィルム物性および特性について
表3に示す。
【0200】[実施例21]アミン成分(計50モル
%)のモル比を、パラフェニレンジアミン37.5モル
%と、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル12.5
モル%とした以外は、実施例12と同様にして芳香族ポ
リアミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につ
いて表3に示す。
%)のモル比を、パラフェニレンジアミン37.5モル
%と、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル12.5
モル%とした以外は、実施例12と同様にして芳香族ポ
リアミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につ
いて表3に示す。
【0201】[実施例22]アミン成分(計50モル
%)のモル比を、パラフェニレンジアミン12.5モル
%と、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル37.5
モル%とした以外は、実施例12と同様にして芳香族ポ
リアミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につ
いて表3に示す。
%)のモル比を、パラフェニレンジアミン12.5モル
%と、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル37.5
モル%とした以外は、実施例12と同様にして芳香族ポ
リアミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につ
いて表3に示す。
【0202】[比較例6]乾燥した未延伸フィルムを延
伸しない以外は、実施例12と同様にして芳香族ポリア
ミドフィルムを得た。フィルム物性および特性について
表4に示す。延伸されていないこのフィルムは、表面突
起が少なく、易滑性、巻取り性に劣るものであり、ヤン
グ率も低いものであったため、電磁変換特性に劣るもの
であった。
伸しない以外は、実施例12と同様にして芳香族ポリア
ミドフィルムを得た。フィルム物性および特性について
表4に示す。延伸されていないこのフィルムは、表面突
起が少なく、易滑性、巻取り性に劣るものであり、ヤン
グ率も低いものであったため、電磁変換特性に劣るもの
であった。
【0203】[比較例7]水酸化カルシウムのNMPス
ラリーを重合系に添加して、pH3.8となるように調
整して、製膜原液とした以外は、実施例12と同様にし
て芳香族ポリアミドフィルムを得た。得られたフィルム
中に中和剤残渣と考えられる粒子は見出せなかった。そ
の他のフィルム物性および特性について表4に示す。
ラリーを重合系に添加して、pH3.8となるように調
整して、製膜原液とした以外は、実施例12と同様にし
て芳香族ポリアミドフィルムを得た。得られたフィルム
中に中和剤残渣と考えられる粒子は見出せなかった。そ
の他のフィルム物性および特性について表4に示す。
【0204】[比較例8]中和剤のNMPスラリーを重
合系に添加せずに製膜原液(pHは2.3であった)と
した以外は、実施例12と同様にして芳香族ポリアミド
フィルムを得た。得られたフィルム中に中和剤残渣と考
えられる粒子は見出せなかった。その他のフィルム物性
および特性について表4に示す。
合系に添加せずに製膜原液(pHは2.3であった)と
した以外は、実施例12と同様にして芳香族ポリアミド
フィルムを得た。得られたフィルム中に中和剤残渣と考
えられる粒子は見出せなかった。その他のフィルム物性
および特性について表4に示す。
【0205】[比較例9]金属ベルトから剥離した未延
伸フィルムを、水槽中脱塩処理を行わずに直接200℃
で30分間乾燥した以外は、実施例12と同様にして芳
香族ポリアミドフィルムを得た。フィルム物性および特
性について表4に示す。
伸フィルムを、水槽中脱塩処理を行わずに直接200℃
で30分間乾燥した以外は、実施例12と同様にして芳
香族ポリアミドフィルムを得た。フィルム物性および特
性について表4に示す。
【0206】[比較例10]水酸化カルシウムのNMP
スラリーを重合系に添加して、pH3.8となるように
調整して、さらに前もって分散させておいた平均粒径1
0nmのシリカを添加して製膜原液とした以外は、実施
例12と同様にして芳香族ポリアミドフィルムを得た。
得られたフィルム中に中和剤残渣と考えられる粒子は見
出せなかった。その他のフィルム物性および特性につい
て表4に示す。
スラリーを重合系に添加して、pH3.8となるように
調整して、さらに前もって分散させておいた平均粒径1
0nmのシリカを添加して製膜原液とした以外は、実施
例12と同様にして芳香族ポリアミドフィルムを得た。
得られたフィルム中に中和剤残渣と考えられる粒子は見
出せなかった。その他のフィルム物性および特性につい
て表4に示す。
【0207】
【表3】
【0208】
【表4】
【0209】上記表3および表4中、ハロゲン検出、摩
擦係数、ピン削れ、C/N、走行耐久性および湿熱安定
性は以下の方法により測定され且つ定義される。
擦係数、ピン削れ、C/N、走行耐久性および湿熱安定
性は以下の方法により測定され且つ定義される。
【0210】(12)フィルム表面のハロゲンイオン検
出 10mm×10mmにサンプリングした該フィルムにつ
いて、X線光電子分光装置(VG社製、ESCALAB
−200)により、励起X線はMg−Kα線を用いて測
定した。得られたスペクトルから、ハロゲンイオン(F
-、Cl-、Br-、I-)の検出の有無により、次の基準
により判定した。 ハロゲンイオンが検出されない ○ ハロゲンイオンが検出される × ハロゲンイオン検出は、例えばCl-イオンの場合は、
2p軌道由来のピークが結合エネルギー203eV未満
の場所に現れた場合にCl-イオンが存在するとみな
す。なお、遊離のCl-イオンでない共有結合性のCl
原子由来のピークは、203〜205eV近辺に現れる
ので区別する。
出 10mm×10mmにサンプリングした該フィルムにつ
いて、X線光電子分光装置(VG社製、ESCALAB
−200)により、励起X線はMg−Kα線を用いて測
定した。得られたスペクトルから、ハロゲンイオン(F
-、Cl-、Br-、I-)の検出の有無により、次の基準
により判定した。 ハロゲンイオンが検出されない ○ ハロゲンイオンが検出される × ハロゲンイオン検出は、例えばCl-イオンの場合は、
2p軌道由来のピークが結合エネルギー203eV未満
の場所に現れた場合にCl-イオンが存在するとみな
す。なお、遊離のCl-イオンでない共有結合性のCl
原子由来のピークは、203〜205eV近辺に現れる
ので区別する。
【0211】(13)摩擦係数 ASTM D1894−63に準じ、スリッパリー測定
器(東洋テスター製)を用い、硝子板をスレッド板と
し、荷重1kgで静摩擦係数(μs)を測定した。得ら
れた値を以下の基準で評価した。
器(東洋テスター製)を用い、硝子板をスレッド板と
し、荷重1kgで静摩擦係数(μs)を測定した。得ら
れた値を以下の基準で評価した。
【0212】(14)耐削れ性(ピン削れ) 図1に示した装置を用いて下記のようにして測定した。
図1中、1は巻出しリール、2はテンションコントロー
ラ、3、5、6、8、9および11はフリーローラ、4
はテンション検出機(入口)、7はステンレス鋼SUS
304製の固定ピン(外径5mmφ、表面粗さRa=2
0nm)、10はテンション検出機(出口)、12はガ
イドローラ、13は巻取りリールをそれぞれ示す。
図1中、1は巻出しリール、2はテンションコントロー
ラ、3、5、6、8、9および11はフリーローラ、4
はテンション検出機(入口)、7はステンレス鋼SUS
304製の固定ピン(外径5mmφ、表面粗さRa=2
0nm)、10はテンション検出機(出口)、12はガ
イドローラ、13は巻取りリールをそれぞれ示す。
【0213】温度20℃、湿度60%RHの環境で、巾
1/2インチに裁断したフィルムを7の固定ピンにθ=
(90/180)πラジアン(90°)で接触させて、
2m/分の速度で100m走行させ(入口テンションは
40g一定とする)、次の基準により判定した。 ピンに削れ粉が付いていない ◎ ピンに削れ粉がわずかに付着 ○ ピンに削れ粉が多量に付着 ×
1/2インチに裁断したフィルムを7の固定ピンにθ=
(90/180)πラジアン(90°)で接触させて、
2m/分の速度で100m走行させ(入口テンションは
40g一定とする)、次の基準により判定した。 ピンに削れ粉が付いていない ◎ ピンに削れ粉がわずかに付着 ○ ピンに削れ粉が多量に付着 ×
【0214】(15)電磁変換特性 該フィルム表面に、真空蒸着法によりコバルト100%
の強磁性薄膜を0.02μmの厚みになるように2層
(各層厚み約0.01μm)形成し、その表面にダイア
モンドライクカーボン(DLC)膜、さらに含フッ素カ
ルボン酸系潤滑層を順次設け、磁性層の反対側の表面に
公知方法でバックコート層を設けた。その後、8mm巾
にスリットし、市販の8mmビデオカセットにローディ
ングした。次いで、以下の市販の機器を用いてテープの
特性を測定した。 ・使用機器: 8mmビデオテープレコーダー:ソニー(株)製、EDV
−6000 C/N測定:シバソク(株)製、ノイズメーター (a)C/N測定 記録波長0.5μm(周波数約7.4Mhz)の信号を
記録し、その再生信号の6.4Mhzと7.4Mhzの
値の比をそのテープのC/Nとし、市販8mmビデオ用
蒸着テープのC/Nを0dBとし、相対値にて評価し、
下記の基準で評価した。 基準+5dBより大 ◎ 基準+5dB〜基準+1dB ○ 基準+1dB未満 × (b)走行耐久性 温度55℃、湿度75%RHの高温高湿条件下でテープ
を継続再生走行させ、再生画像を観察し、画像の揺れの
有無で判定した。 画像の揺れ無し ○ 画像の揺れ有り ×
の強磁性薄膜を0.02μmの厚みになるように2層
(各層厚み約0.01μm)形成し、その表面にダイア
モンドライクカーボン(DLC)膜、さらに含フッ素カ
ルボン酸系潤滑層を順次設け、磁性層の反対側の表面に
公知方法でバックコート層を設けた。その後、8mm巾
にスリットし、市販の8mmビデオカセットにローディ
ングした。次いで、以下の市販の機器を用いてテープの
特性を測定した。 ・使用機器: 8mmビデオテープレコーダー:ソニー(株)製、EDV
−6000 C/N測定:シバソク(株)製、ノイズメーター (a)C/N測定 記録波長0.5μm(周波数約7.4Mhz)の信号を
記録し、その再生信号の6.4Mhzと7.4Mhzの
値の比をそのテープのC/Nとし、市販8mmビデオ用
蒸着テープのC/Nを0dBとし、相対値にて評価し、
下記の基準で評価した。 基準+5dBより大 ◎ 基準+5dB〜基準+1dB ○ 基準+1dB未満 × (b)走行耐久性 温度55℃、湿度75%RHの高温高湿条件下でテープ
を継続再生走行させ、再生画像を観察し、画像の揺れの
有無で判定した。 画像の揺れ無し ○ 画像の揺れ有り ×
【0215】(16)湿熱安定性 温度60℃、湿度80%RHの高温高湿条件下にテープ
を90時間放置した後、目視観察による蒸着表面の腐食
の有無、および光学顕微鏡観察による蒸着表面の腐食に
起因する欠点の個数のカウントによって、以下の基準で
評価した。
を90時間放置した後、目視観察による蒸着表面の腐食
の有無、および光学顕微鏡観察による蒸着表面の腐食に
起因する欠点の個数のカウントによって、以下の基準で
評価した。
【0216】[実施例23]パラフェニレンジアミン2
5モル%と、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル2
5モル%をアミン成分とし、テレフタル酸クロライド5
0モル%を酸成分としてNMP(N−メチルピロリド
ン)中で重合した。一方、平均粒径8,000nmの水
酸化カルシウム(井上石灰製)を、ホモジナイザーでNM
P中に分散し、サンドグラインダーで平均粒径2,30
0nmとなるように細粉化した後、フィルター(日本ポ
ール製、HDCII、目開き50μm)で濾過して、平均
粒径1,500nmの水酸化カルシウムのNMPスラリ
ーを作成した。このスラリーを上記の重合物に、テレフ
タル酸クロライド50モル%に対し水酸化カルシウムが
50.3モル%となるように添加し、製膜原液とした。
この製膜原液のpHは4.7であった。また、ポリマー
の対数粘度は3.5であった。
5モル%と、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル2
5モル%をアミン成分とし、テレフタル酸クロライド5
0モル%を酸成分としてNMP(N−メチルピロリド
ン)中で重合した。一方、平均粒径8,000nmの水
酸化カルシウム(井上石灰製)を、ホモジナイザーでNM
P中に分散し、サンドグラインダーで平均粒径2,30
0nmとなるように細粉化した後、フィルター(日本ポ
ール製、HDCII、目開き50μm)で濾過して、平均
粒径1,500nmの水酸化カルシウムのNMPスラリ
ーを作成した。このスラリーを上記の重合物に、テレフ
タル酸クロライド50モル%に対し水酸化カルシウムが
50.3モル%となるように添加し、製膜原液とした。
この製膜原液のpHは4.7であった。また、ポリマー
の対数粘度は3.5であった。
【0217】得られた製膜原液を100℃に加熱し、1
00℃の口金から、100℃の金属ベルト上に流延し、
100℃で2分間乾燥後、120℃、150℃と段階的
に温度を上げ、合計で10分間乾燥させて自己保持性を
持つ未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを連続
的にベルトから剥離して水槽中に導入し、脱溶媒と脱塩
とを行い、その後、150℃で15分間乾燥した。
00℃の口金から、100℃の金属ベルト上に流延し、
100℃で2分間乾燥後、120℃、150℃と段階的
に温度を上げ、合計で10分間乾燥させて自己保持性を
持つ未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを連続
的にベルトから剥離して水槽中に導入し、脱溶媒と脱塩
とを行い、その後、150℃で15分間乾燥した。
【0218】得られた未延伸フィルムを低速、高速のロ
ール間でフィルム温度350℃で2.5倍に延伸し、続
いてステンターに供給して、400℃で3.0倍に延伸
し,得られた二軸延伸フィルムを400℃で1分間熱処
理し、室温まで冷却後、下記の塗工液[I]をロールコ
ーターを用いて塗工液の状態で1.0g/m2の塗布量
(乾燥後塗膜厚み10nm)にて塗布し、210℃の熱
風乾燥素で30秒間乾燥し、最終厚み4.0μmの易接
着性二軸延伸芳香族ポリアミドフィルムを得た。得られ
たフィルム中での中和剤残渣の平均粒径は300nmで
あった。その他のフィルム物性および特性について表7
に示す。
ール間でフィルム温度350℃で2.5倍に延伸し、続
いてステンターに供給して、400℃で3.0倍に延伸
し,得られた二軸延伸フィルムを400℃で1分間熱処
理し、室温まで冷却後、下記の塗工液[I]をロールコ
ーターを用いて塗工液の状態で1.0g/m2の塗布量
(乾燥後塗膜厚み10nm)にて塗布し、210℃の熱
風乾燥素で30秒間乾燥し、最終厚み4.0μmの易接
着性二軸延伸芳香族ポリアミドフィルムを得た。得られ
たフィルム中での中和剤残渣の平均粒径は300nmで
あった。その他のフィルム物性および特性について表7
に示す。
【0219】塗工液[I]は、次のように調整した。 <共重合ポリエステル樹脂Aの製造> 2,6−ナフタレンジカルホン酸ジメチル 90重量部 イソフタル酸ジメチル 6重量部 5−ナトリウムスルホイソフタル酸 4重量部 エチレングリコール 70重量部 ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物 (下記構造式で示される) 30重量部 をエステル交換反応器に仕込み,これに テトラブトキシチタン 0.05重量部 を添加して窒素雰囲気下で温度を230℃にコントロー
ルして加熱し、生成するメタノールを留去させてエステ
ル交換反応を行う。
ルして加熱し、生成するメタノールを留去させてエステ
ル交換反応を行う。
【0220】
【化19】
【0221】次いで、この反応系に、イルガノックス1
010(チバガイギー社製)0.6重量部を添加した
後、温度を徐々に255℃まで上昇させ、系内を1mm
Hgの減圧にして重縮合反応を行い、固有粘度(oc
p)0.64の共重合ポリエステル樹脂Aを得る。この
共重合ポリエステル樹脂Aの組成を表5に示す。
010(チバガイギー社製)0.6重量部を添加した
後、温度を徐々に255℃まで上昇させ、系内を1mm
Hgの減圧にして重縮合反応を行い、固有粘度(oc
p)0.64の共重合ポリエステル樹脂Aを得る。この
共重合ポリエステル樹脂Aの組成を表5に示す。
【0222】<ポリエステル水分散体aの調製>この共
重合ポリエステル樹脂Aの20重量部をテトラヒドロフ
ラン80重量部に溶解し、得られた溶液に10,000
回転/分の高速攪拌下で水180重量部を摘下して青み
がかった乳白色の分散体を得る。次いでこの分散体を2
0mmHgの減圧下で蒸留し、テトラヒドロフランを留
去した。かくして固形分濃度10重量%のポリエステル
水分散体aを得る。
重合ポリエステル樹脂Aの20重量部をテトラヒドロフ
ラン80重量部に溶解し、得られた溶液に10,000
回転/分の高速攪拌下で水180重量部を摘下して青み
がかった乳白色の分散体を得る。次いでこの分散体を2
0mmHgの減圧下で蒸留し、テトラヒドロフランを留
去した。かくして固形分濃度10重量%のポリエステル
水分散体aを得る。
【0223】<被膜層用塗工液[I]の調製>かくして
得られたポリエステル水分散体aの90重量部に対し、
界面活性剤として、ポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテルの10重量%水溶液の10重量部からなる水分
散組成物を水にて希釈し、被膜層用水系塗工液[I]
(固形分濃度:1.0重量%)を作成する。表6に組成
を示した。なお、以下の実施例および比較例で用いる塗
工液[II]〜[VI]も下記のように調整した。
得られたポリエステル水分散体aの90重量部に対し、
界面活性剤として、ポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテルの10重量%水溶液の10重量部からなる水分
散組成物を水にて希釈し、被膜層用水系塗工液[I]
(固形分濃度:1.0重量%)を作成する。表6に組成
を示した。なお、以下の実施例および比較例で用いる塗
工液[II]〜[VI]も下記のように調整した。
【0224】<被膜層用塗工液[II]〜[VI]の調
製>共重合組成を表5の通りにした以外は、上記と同様
の手順にて共重合ポリエステルB〜Fを製造し、上記と
同様の手順にて対応する水分散体b〜fを得る。これら
の水分散体を用いて、表6に示した処方にて被膜層用塗
工液[II]〜[VI]を作成する。
製>共重合組成を表5の通りにした以外は、上記と同様
の手順にて共重合ポリエステルB〜Fを製造し、上記と
同様の手順にて対応する水分散体b〜fを得る。これら
の水分散体を用いて、表6に示した処方にて被膜層用塗
工液[II]〜[VI]を作成する。
【0225】
【表5】
【0226】
【表6】
【0227】[実施例24]実施例2のフィルムについ
て実施例23と同様に実施した。得られたフィルム中で
の中和剤残渣の粒径分布は500nmおよび180nm
に極大を持つものであった。その他のフィルム物性およ
び特性について、表7に示す。
て実施例23と同様に実施した。得られたフィルム中で
の中和剤残渣の粒径分布は500nmおよび180nm
に極大を持つものであった。その他のフィルム物性およ
び特性について、表7に示す。
【0228】[実施例25]実施例23と同じ中和剤の
水酸化カルシウムを、サンドグラインダーで平均粒径
2,000nmとなるように細粉化した後、フィルター
(日本ポール製,HDCII;目開き20μ)で濾過し
て、平均粒径600nmの水酸化カルシウムのNMPス
ラリーを作成した。このスラリーを上記の重合物に、テ
レフタル酸ジクロライド50モル%に対し水酸化カルシ
ウムが50.4モル%となるように添加し、製膜原液と
した(pHは4.8、ポリマーの対数粘度は3.5であ
った)以外は、実施例23と同様にして芳香族ポリアミ
ドフィルムを得た。得られたフィルム中での中和剤残渣
の平均粒径は180nmであった。その他のフィルム物
性および特性について、表7に示す。
水酸化カルシウムを、サンドグラインダーで平均粒径
2,000nmとなるように細粉化した後、フィルター
(日本ポール製,HDCII;目開き20μ)で濾過し
て、平均粒径600nmの水酸化カルシウムのNMPス
ラリーを作成した。このスラリーを上記の重合物に、テ
レフタル酸ジクロライド50モル%に対し水酸化カルシ
ウムが50.4モル%となるように添加し、製膜原液と
した(pHは4.8、ポリマーの対数粘度は3.5であ
った)以外は、実施例23と同様にして芳香族ポリアミ
ドフィルムを得た。得られたフィルム中での中和剤残渣
の平均粒径は180nmであった。その他のフィルム物
性および特性について、表7に示す。
【0229】[実施例26]実施例3のフィルムについ
て、実施例23と同様に実施した。得られたフィルム中
での中和剤残渣の平均粒径は800nmであった。その
他のフィルム物性および特性について、表7に示す。
て、実施例23と同様に実施した。得られたフィルム中
での中和剤残渣の平均粒径は800nmであった。その
他のフィルム物性および特性について、表7に示す。
【0230】[実施例27]実施例5のフィルムについ
て、実施例23と同様に実施した。得られたフィルム中
での中和剤残渣の平均粒径は300nmであった。その
他のフィルム物性および特性について、表7示す。
て、実施例23と同様に実施した。得られたフィルム中
での中和剤残渣の平均粒径は300nmであった。その
他のフィルム物性および特性について、表7示す。
【0231】[実施例28]乾燥した未延伸フィルムの
延伸倍率を、長手方向に2.0倍、横方向に3.5倍と
した以外は、実施例24と同様にして芳香族ポリアミド
フィルムを得た。フィルム物性および特性について、表
7に示す。
延伸倍率を、長手方向に2.0倍、横方向に3.5倍と
した以外は、実施例24と同様にして芳香族ポリアミド
フィルムを得た。フィルム物性および特性について、表
7に示す。
【0232】[実施例29]乾燥した未延伸フィルムの
延伸倍率を、長手方向に2.8倍、横方向に2.8倍と
した以外は、実施例24と同様にして芳香族ポリアミド
フィルムを得た。フィルム物性および特性について、表
7に示す。
延伸倍率を、長手方向に2.8倍、横方向に2.8倍と
した以外は、実施例24と同様にして芳香族ポリアミド
フィルムを得た。フィルム物性および特性について、表
7に示す。
【0233】[実施例30および31]実施例30、3
1については被覆用塗工液として[II]、[III]
を使用した以外は、実施例24と同様にして芳香族ポリ
アミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につい
て、表7に示す。
1については被覆用塗工液として[II]、[III]
を使用した以外は、実施例24と同様にして芳香族ポリ
アミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につい
て、表7に示す。
【0234】[比較例11]乾燥した未延伸フィルムを
延伸しない以外は、実施例23と同様にして芳香族ポリ
アミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につい
て、表8に示す。延伸されていないこのフィルムは,表
面突起が少なく、易滑性、巻取り性に劣るものであり、
ヤング率も低いものであったため電磁変換特性にも劣る
ものであった。
延伸しない以外は、実施例23と同様にして芳香族ポリ
アミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につい
て、表8に示す。延伸されていないこのフィルムは,表
面突起が少なく、易滑性、巻取り性に劣るものであり、
ヤング率も低いものであったため電磁変換特性にも劣る
ものであった。
【0235】[比較例12]水酸化カルシウムのNMP
スラリーを重合系に添加した後に、pH3.8となるよ
うに調整して、製膜原液とした以外は、実施例23と同
様にして芳香族ポリアミドフィルムを得た。得られたフ
ィルム中に中和剤残渣と考えられる粒子は見出せなかっ
た。その他のフィルム物性および特性について、表8に
示す。表面突起のないこのフィルムは、耐ブロッキング
性に劣るものであった。
スラリーを重合系に添加した後に、pH3.8となるよ
うに調整して、製膜原液とした以外は、実施例23と同
様にして芳香族ポリアミドフィルムを得た。得られたフ
ィルム中に中和剤残渣と考えられる粒子は見出せなかっ
た。その他のフィルム物性および特性について、表8に
示す。表面突起のないこのフィルムは、耐ブロッキング
性に劣るものであった。
【0236】[比較例13]水酸化カルシウムとして、
平均粒径が13,500nmのものを用い、サンドグラ
インダーでの細粉化を行わずにそのままNMPスラリー
として、テレフタル酸ジクロライド50モル%に対し水
酸化カルシウムが50.3モル%となるように重合系中
に添加した以外は、実施例23と同様にして芳香族ポリ
アミドフィルムを得た。得られたフィルム中の中和剤残
渣の平均粒径は2,250nmであった。その他のフィ
ルム物性および特性について、表8に示す。このフィル
ムはフィルム中の粒子の粒径が本発明の範囲外であるた
め、耐削れ性が不足し、また表面の適度な平滑性も損な
われているため電磁変換特性にも劣るものであった。
平均粒径が13,500nmのものを用い、サンドグラ
インダーでの細粉化を行わずにそのままNMPスラリー
として、テレフタル酸ジクロライド50モル%に対し水
酸化カルシウムが50.3モル%となるように重合系中
に添加した以外は、実施例23と同様にして芳香族ポリ
アミドフィルムを得た。得られたフィルム中の中和剤残
渣の平均粒径は2,250nmであった。その他のフィ
ルム物性および特性について、表8に示す。このフィル
ムはフィルム中の粒子の粒径が本発明の範囲外であるた
め、耐削れ性が不足し、また表面の適度な平滑性も損な
われているため電磁変換特性にも劣るものであった。
【0237】[比較例14〜16]比較例14〜16に
ついては被覆用塗工液として[IV]〜[VI]を使用
した以外は、実施例24に準じて芳香族ポリアミドフィ
ルムを得た。フィルム物性および特性について、表8に
示す。
ついては被覆用塗工液として[IV]〜[VI]を使用
した以外は、実施例24に準じて芳香族ポリアミドフィ
ルムを得た。フィルム物性および特性について、表8に
示す。
【0238】
【表7】
【0239】
【表8】
【0240】なお、実施例23〜31および比較例11
〜16では下記物性値については下記方法により測定さ
れ且つ定義される。
〜16では下記物性値については下記方法により測定さ
れ且つ定義される。
【0241】(17)易接層に添加したコロイド粒子の
平均粒径 走査型電子顕微鏡により用いたサイズに応じた倍率にて
各粒子の写真を撮影し、画像解析処理装置(日本レギユ
レーター製、ルーゼツクス500)を用い、粒子の平均
粒径を算出する。
平均粒径 走査型電子顕微鏡により用いたサイズに応じた倍率にて
各粒子の写真を撮影し、画像解析処理装置(日本レギユ
レーター製、ルーゼツクス500)を用い、粒子の平均
粒径を算出する。
【0242】(18)塗布厚 フイルムの小片をエポキシ樹脂(リファインテック
(株)製,エポマウント)中に包埋し、Reicher
t−Jung社製Microtome2050を用いて
包埋樹脂ごと60nm厚にスライスし、透過型電子顕微
鏡(日立製作所製H−800型)にて観察し、被覆層C
の境界面を捜して被覆の層の厚みを求める。
(株)製,エポマウント)中に包埋し、Reicher
t−Jung社製Microtome2050を用いて
包埋樹脂ごと60nm厚にスライスし、透過型電子顕微
鏡(日立製作所製H−800型)にて観察し、被覆層C
の境界面を捜して被覆の層の厚みを求める。
【0243】(19)突起頻度 前記(5)の方法、および下記の方法(これを(19)
の方法とする):光学顕微鏡を用いて、該フィルムの表
面写真を倍率50倍にてランダムに25枚撮影し、表面
突起頻度をカウントし、その平均値より1mm2あたり
の突起数に換算する。この二つの方法を対象に応じて使
い分ける。各例に対して使用した方法は、表7、表8に
示す。
の方法とする):光学顕微鏡を用いて、該フィルムの表
面写真を倍率50倍にてランダムに25枚撮影し、表面
突起頻度をカウントし、その平均値より1mm2あたり
の突起数に換算する。この二つの方法を対象に応じて使
い分ける。各例に対して使用した方法は、表7、表8に
示す。
【0244】(20)表面粗さ(WRa、WRz) WYKO社製非接触式三次元粗さ計(TOPO−3D)
を用いて測定倍率40倍、測定面積242μm×239
μm(0.058mm2)の条件にて、測定数(n)1
0以上で測定を行ない、該粗さ計の内臓された表面解析
ソフトにより、中心面平均粗さ(WRa)、および10
点平均粗さ(WRz)を求める。
を用いて測定倍率40倍、測定面積242μm×239
μm(0.058mm2)の条件にて、測定数(n)1
0以上で測定を行ない、該粗さ計の内臓された表面解析
ソフトにより、中心面平均粗さ(WRa)、および10
点平均粗さ(WRz)を求める。
【0245】a)中心面平均粗さ(WRa)
【0246】
【数9】
【0247】Zjkは測定方向(242μm)、それと
直交する方向(239μm)をそれぞれM分割、分割し
たときの各方向のj番目、k番目の位置における2次元
粗さチャート上の高さである。
直交する方向(239μm)をそれぞれM分割、分割し
たときの各方向のj番目、k番目の位置における2次元
粗さチャート上の高さである。
【0248】b)10点平均粗さ(WRz) ピーク(HP)の高い方から5点と、谷(HV)の低い方
から5点をとり、その平均粗さをWRzとする。
から5点をとり、その平均粗さをWRzとする。
【0249】
【数10】
【0250】(21)耐削れ性(カレンダー) 3段のミニスーパーカレンダー(ナイロンロール×スチ
ールロール)を使用して評価した。処理温度80度、線
圧200kg/cmで、該フィルムを速度50m/分で
2,000m走行させる。カレンダーのナイロンロール
に付着する汚れにより、次の基準により判定する。 ナイロンロールの汚れ全くなし ◎ ナイロンロールがわずかに汚れる ○ ナイロンロールが非常に汚れる ×
ールロール)を使用して評価した。処理温度80度、線
圧200kg/cmで、該フィルムを速度50m/分で
2,000m走行させる。カレンダーのナイロンロール
に付着する汚れにより、次の基準により判定する。 ナイロンロールの汚れ全くなし ◎ ナイロンロールがわずかに汚れる ○ ナイロンロールが非常に汚れる ×
【0251】 (22)磁性層(MAG)の接着性(プライマー被覆処
理した)該フイルムに下記の磁気塗料を所定の条件にお
いてコーティングし、スコッチテープNo.600(3
M社製)幅19.4mm,長さ8cmを気泡のはいらな
いように貼着し、この上をJIS C2701(197
5)記載の手動式荷重ロールでならし、貼着積層部5c
m間を東洋ボールドウイン社製テンシロンUM−11を
使用してへッド速度300mm/分でこの試料をT字剥
離し、この際の剥離強さを求め、これをテープ幅で除し
てg/cmとして求める。なおT型剥離において積層体
はテープ側を下にして引取り、チヤツク間を5cmとす
る。
理した)該フイルムに下記の磁気塗料を所定の条件にお
いてコーティングし、スコッチテープNo.600(3
M社製)幅19.4mm,長さ8cmを気泡のはいらな
いように貼着し、この上をJIS C2701(197
5)記載の手動式荷重ロールでならし、貼着積層部5c
m間を東洋ボールドウイン社製テンシロンUM−11を
使用してへッド速度300mm/分でこの試料をT字剥
離し、この際の剥離強さを求め、これをテープ幅で除し
てg/cmとして求める。なおT型剥離において積層体
はテープ側を下にして引取り、チヤツク間を5cmとす
る。
【0252】 評価用磁気塗料の調製; ニトロセルローズ(イソプロパノール25%含有フレークス)(ダイセル(株) 製,RS1/2)40重量%溶液(塗料用ラッカーシンナー) 43.9重量部 ポリエステル樹脂(バイエル社製,デスモフェン#1700) 32.5重量部 二酸化クロム磁性粉末 26.0重量部 分散剤・湿潤剤として 大豆油脂肪酸(理研ビタミン(株)製,レシオンP) 1重量部 カチオン系活性剤(カチオンAB=日本油脂(株)製) 0.5重量部 スクワレン(鮫肝油) 0.8重量部 メチルエチルケトン/シクロヘキサノン/トルエン混合溶液(3/4/3(重量 比)) 282重量部 をボールミルに投入、混合し、十分微粉化して母液塗料
(濃度45重量%)を調製する。
(濃度45重量%)を調製する。
【0253】この母液50重量部に対し、トリメチロー
ルプロパン/トルレインジイソシアナートの付加反応物
(日本ポリウレタン工業(株)製,コロネートL)48
重量部、酢酸ブチル6.25重量部を加え、最終的に濃
度42.7重量%の評価用磁気塗料を得る。
ルプロパン/トルレインジイソシアナートの付加反応物
(日本ポリウレタン工業(株)製,コロネートL)48
重量部、酢酸ブチル6.25重量部を加え、最終的に濃
度42.7重量%の評価用磁気塗料を得る。
【0254】なお、評価は剥離強度から下記の基準で行
う。 40g/cm以上 ○ 30g/cm〜40g/cm △ 30g/cm未満 ×
う。 40g/cm以上 ○ 30g/cm〜40g/cm △ 30g/cm未満 ×
【0255】(23)湿熱ブロッキング 2枚のフイルムの処理面と被処理面を重ね合わせ、これ
に6kg/cm2の圧力を60℃×80%RHの雰囲気
下17時間かけた後剥離し、その剥離力(g/5cm
幅)で評価する。なお、評価は剥離力から下記の基準で
行う。 10g/5cm未満 ○ 10g/5cm〜15g/5cm △ 15g/5cm以上〜破れ ×
に6kg/cm2の圧力を60℃×80%RHの雰囲気
下17時間かけた後剥離し、その剥離力(g/5cm
幅)で評価する。なお、評価は剥離力から下記の基準で
行う。 10g/5cm未満 ○ 10g/5cm〜15g/5cm △ 15g/5cm以上〜破れ ×
【0256】[実施例32]パラフェニレンジアミン2
5モル%と、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル2
5モル%をアミン成分とし、テレフタル酸クロライド5
0モル%を酸成分としてNMP(N−メチルピロリド
ン)中で重合した。一方、平均粒径8,000nmの水
酸化カルシウム(井上石灰製)を、ホモジナイザーでNM
P中に分散し、サンドグラインダーで平均粒径2,30
0nmとなるように細粉化した後、フィルター(日本ポ
ール製、HDCII、目開き50μm)で濾過して、平均
粒径1,500nmの水酸化カルシウムのNMPスラリ
ーを作成した。このスラリーを上記の重合物に、テレフ
タル酸クロライド50モル%に対し水酸化カルシウムが
50.3モル%となるように添加し、製膜原液とした。
この製膜原液のpHは4.7であった。また、ポリマー
の対数粘度は3.5であった。
5モル%と、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル2
5モル%をアミン成分とし、テレフタル酸クロライド5
0モル%を酸成分としてNMP(N−メチルピロリド
ン)中で重合した。一方、平均粒径8,000nmの水
酸化カルシウム(井上石灰製)を、ホモジナイザーでNM
P中に分散し、サンドグラインダーで平均粒径2,30
0nmとなるように細粉化した後、フィルター(日本ポ
ール製、HDCII、目開き50μm)で濾過して、平均
粒径1,500nmの水酸化カルシウムのNMPスラリ
ーを作成した。このスラリーを上記の重合物に、テレフ
タル酸クロライド50モル%に対し水酸化カルシウムが
50.3モル%となるように添加し、製膜原液とした。
この製膜原液のpHは4.7であった。また、ポリマー
の対数粘度は3.5であった。
【0257】得られた製膜原液を100℃に加熱し、1
00℃の口金から、100℃の金属ベルト上に流延し、
100℃で2分間乾燥後、120℃、150℃と段階的
に温度を上げ、合計で10分間乾燥させて自己保持性を
持つ未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを連続
的にベルトから剥離して水槽中に導入し、脱溶媒と脱塩
とを行い、その後、150℃で15分間乾燥した。
00℃の口金から、100℃の金属ベルト上に流延し、
100℃で2分間乾燥後、120℃、150℃と段階的
に温度を上げ、合計で10分間乾燥させて自己保持性を
持つ未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを連続
的にベルトから剥離して水槽中に導入し、脱溶媒と脱塩
とを行い、その後、150℃で15分間乾燥した。
【0258】得られた未延伸フィルムを低速、高速のロ
ール間でフィルム温度350℃で2.5倍に延伸し、続
いてステンターに供給して、400℃で3.0倍に延伸
し、得られた二軸延伸フィルムを400℃で1分間熱処
理し、室温まで冷却後、下記の塗工液[VII]をロー
ルコーターを用いて塗工液の状態で1.0g/m2の塗
布量にて塗布し、210℃の熱風乾燥機で30秒間乾燥
し、最終厚み4.0μmの易接着性二軸配向芳香族ポリ
アミドフィルムを得た。
ール間でフィルム温度350℃で2.5倍に延伸し、続
いてステンターに供給して、400℃で3.0倍に延伸
し、得られた二軸延伸フィルムを400℃で1分間熱処
理し、室温まで冷却後、下記の塗工液[VII]をロー
ルコーターを用いて塗工液の状態で1.0g/m2の塗
布量にて塗布し、210℃の熱風乾燥機で30秒間乾燥
し、最終厚み4.0μmの易接着性二軸配向芳香族ポリ
アミドフィルムを得た。
【0259】得られたフィルム中での中和剤残渣の平均
粒径は300nmであった。その他のフィルム物性およ
び特性について表10に示す。
粒径は300nmであった。その他のフィルム物性およ
び特性について表10に示す。
【0260】塗工液[VII]は次のようにして調整し
た。前記ポリエステル水分散体aの100重量部に対
し、平均粒径20nmの架橋アクリル粒子の10重量%
水分散体の3.5重量部、および界面活性剤として、ポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテルの10重量%
水溶液の11.5重量部からなる水分散組成物を、水に
て希釈し、被膜層用水系塗工液[VII](固形分濃
度:1.0重量%)を作成する。
た。前記ポリエステル水分散体aの100重量部に対
し、平均粒径20nmの架橋アクリル粒子の10重量%
水分散体の3.5重量部、および界面活性剤として、ポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテルの10重量%
水溶液の11.5重量部からなる水分散組成物を、水に
て希釈し、被膜層用水系塗工液[VII](固形分濃
度:1.0重量%)を作成する。
【0261】なお以下の実施例および比較例で用いる塗
工液[VIII]〜[XVIII]も以下の様にして調
整した。 <被膜層用塗工液[VIII]〜[XVIII]の調製
>前記表5に記載した共重合ポリエステルB〜Fを用い
て、上記と同様の手順にて対応する水分散体b〜fを
得、表9に示した処方にて被膜層用塗工液[VIII]
〜[XVIII]を作成する。
工液[VIII]〜[XVIII]も以下の様にして調
整した。 <被膜層用塗工液[VIII]〜[XVIII]の調製
>前記表5に記載した共重合ポリエステルB〜Fを用い
て、上記と同様の手順にて対応する水分散体b〜fを
得、表9に示した処方にて被膜層用塗工液[VIII]
〜[XVIII]を作成する。
【0262】
【表9】
【0263】[実施例33]実施例2のフィルムについ
て実施例32と同様に実施した。得られたフィルム中で
の中和剤残渣の粒径分布は500nmおよび180nm
に極大を持つものであった。その他のフィルム物性およ
び特性について、表10に示す。
て実施例32と同様に実施した。得られたフィルム中で
の中和剤残渣の粒径分布は500nmおよび180nm
に極大を持つものであった。その他のフィルム物性およ
び特性について、表10に示す。
【0264】[実施例34]実施例4のフィルムについ
て実施例32と同様に実施した。得られたフィルム中で
の中和剤残渣の平均粒径は180nmであった。その他
のフィルム物性および特性について、表10に示す。
て実施例32と同様に実施した。得られたフィルム中で
の中和剤残渣の平均粒径は180nmであった。その他
のフィルム物性および特性について、表10に示す。
【0265】[実施例35]実施例3のフィルムについ
て実施例32と同様に実施した。得られたフィルム中で
の中和剤残渣の平均粒径は800nmであった。その他
のフィルム物性および特性について、表10に示す。
て実施例32と同様に実施した。得られたフィルム中で
の中和剤残渣の平均粒径は800nmであった。その他
のフィルム物性および特性について、表10に示す。
【0266】[実施例36]実施例5のフィルムについ
て実施例32と同様に実施した。得られたフィルム中で
の中和剤残渣の平均粒径は300nmであった。その他
のフィルム物性および特性について、表10に示す。
て実施例32と同様に実施した。得られたフィルム中で
の中和剤残渣の平均粒径は300nmであった。その他
のフィルム物性および特性について、表10に示す。
【0267】[実施例37]乾燥した未延伸フィルムの
延伸倍率を、長手方向に2.0倍、横方向に3.5倍と
した以外は、実施例33と同様にして芳香族ポリアミド
フィルムを得た。フィルム物性および特性について、表
10に示す。
延伸倍率を、長手方向に2.0倍、横方向に3.5倍と
した以外は、実施例33と同様にして芳香族ポリアミド
フィルムを得た。フィルム物性および特性について、表
10に示す。
【0268】[実施例38]乾燥した未延伸フィルムの
延伸倍率を、長手方向に2.8倍、横方向に2.8倍と
した以外は、実施例33と同様にして芳香族ポリアミド
フィルムを得た。フィルム物性および特性について、表
10に示す。
延伸倍率を、長手方向に2.8倍、横方向に2.8倍と
した以外は、実施例33と同様にして芳香族ポリアミド
フィルムを得た。フィルム物性および特性について、表
10に示す。
【0269】[実施例39]中和剤を、炭酸カルシウム
に変えた以外は、実施例33と同様にして芳香族ポリア
ミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につい
て、表10に示す。
に変えた以外は、実施例33と同様にして芳香族ポリア
ミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につい
て、表10に示す。
【0270】[実施例40]中和剤を、水酸化マグネシ
ウムに変えた以外は、実施例33と同様にして芳香族ポ
リアミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につ
いて、表10に示す。
ウムに変えた以外は、実施例33と同様にして芳香族ポ
リアミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につ
いて、表10に示す。
【0271】[実施例41]アミン成分(計50モル
%)のモル比を、パラフェニレンジアミン37.5モル
%と、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル12.5
モル%とした以外は、実施例33と同様にして芳香族ポ
リアミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につ
いて、表10に示す。
%)のモル比を、パラフェニレンジアミン37.5モル
%と、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル12.5
モル%とした以外は、実施例33と同様にして芳香族ポ
リアミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につ
いて、表10に示す。
【0272】[実施例42]アミン成分(計50モル
%)のモル比を、パラフェニレンジアミン12.5モル
%と、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル37.5
モル%とした以外は,実施例33と同様にして芳香族ポ
リアミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につ
いて、表11に示す。
%)のモル比を、パラフェニレンジアミン12.5モル
%と、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル37.5
モル%とした以外は,実施例33と同様にして芳香族ポ
リアミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につ
いて、表11に示す。
【0273】[実施例43および44]実施例43、4
4については被覆用塗工液として[XV]、[XVI]
を使用した以外は、実施例33と同様にして芳香族ポリ
アミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につい
て、表11に示す。
4については被覆用塗工液として[XV]、[XVI]
を使用した以外は、実施例33と同様にして芳香族ポリ
アミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につい
て、表11に示す。
【0274】[実施例45]被覆用塗工液として[V
I]を使用し、2.0g/m2の塗布量にて塗布した以
外は、実施例33と同様にして芳香族ポリアミドフィル
ムを得た。フィルム物性および特性について、表11に
示す。
I]を使用し、2.0g/m2の塗布量にて塗布した以
外は、実施例33と同様にして芳香族ポリアミドフィル
ムを得た。フィルム物性および特性について、表11に
示す。
【0275】[実施例46〜49]実施例46〜49に
ついては被覆用塗工液として[XI]〜[XII]を使
用した以外は、実施例33と同様にして芳香族ポリアミ
ドフィルムを得た。フィルム物性および特性について、
表11に示す。
ついては被覆用塗工液として[XI]〜[XII]を使
用した以外は、実施例33と同様にして芳香族ポリアミ
ドフィルムを得た。フィルム物性および特性について、
表11に示す。
【0276】[比較例17]乾燥した未延伸フィルムを
延伸しない以外は、実施例32と同様にして芳香族ポリ
アミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につい
て、表12に示す。延伸されていないこのフィルムは、
フィルム内粒子に起因する表面突起が少なく、易滑性、
巻取り性に劣るものであり、ヤング率も低いものであっ
たため電磁変換特性にも劣るものであった。
延伸しない以外は、実施例32と同様にして芳香族ポリ
アミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につい
て、表12に示す。延伸されていないこのフィルムは、
フィルム内粒子に起因する表面突起が少なく、易滑性、
巻取り性に劣るものであり、ヤング率も低いものであっ
たため電磁変換特性にも劣るものであった。
【0277】[比較例18]水酸化カルシウムのNMP
スラリーを重合系に添加した後に、pH3.8となるよ
うに調整して、製膜原液とした以外は、実施例32と同
様にして芳香族ポリアミドフィルムを得た。得られたフ
ィルム中に中和剤残渣と考えられる粒子は見出せなかっ
た。その他のフィルム物性および特性について、表12
に示す。フィルム内粒子に起因する表面突起のないこの
フィルムは、易滑性、巻取り性に劣るものであった。
スラリーを重合系に添加した後に、pH3.8となるよ
うに調整して、製膜原液とした以外は、実施例32と同
様にして芳香族ポリアミドフィルムを得た。得られたフ
ィルム中に中和剤残渣と考えられる粒子は見出せなかっ
た。その他のフィルム物性および特性について、表12
に示す。フィルム内粒子に起因する表面突起のないこの
フィルムは、易滑性、巻取り性に劣るものであった。
【0278】[比較例19]中和剤のNMPスラリーを
重合系に添加せずに製膜原液(pHは2.3であった)
とした以外は、実施例32と同様にして芳香族ポリアミ
ドフィルムを得た。得られたフィルム中に中和剤残渣と
考えられる粒子は見出せなかった。その他のフィルム物
性および特性について、表12に示す。表面突起のない
このフィルムは、易滑性、巻取り性に劣るものであっ
た。
重合系に添加せずに製膜原液(pHは2.3であった)
とした以外は、実施例32と同様にして芳香族ポリアミ
ドフィルムを得た。得られたフィルム中に中和剤残渣と
考えられる粒子は見出せなかった。その他のフィルム物
性および特性について、表12に示す。表面突起のない
このフィルムは、易滑性、巻取り性に劣るものであっ
た。
【0279】[比較例20]水酸化カルシウムのNMP
スラリーを重合系に添加した後に、pH3.8となるよ
うに調整して、さらに前もって分散させておいた平均粒
径10nmのシリカを添加して製膜原液とした以外は、
実施例32と同様にして芳香族ポリアミドフィルムを得
た。得られたフィルム中に中和剤残渣と考えられる粒子
は見出せなかった。その他のフィルム物性および特性に
ついて、表12に示す。外部添加の粒子はポリマーとの
親和性に不足し、凝集するため、得られたフィルムは耐
削れ性に劣るものであった。また粒子凝集物に起因する
粗大突起により表面の適度な平滑性も損なわれているた
め電磁変換特性にも劣るものであった。
スラリーを重合系に添加した後に、pH3.8となるよ
うに調整して、さらに前もって分散させておいた平均粒
径10nmのシリカを添加して製膜原液とした以外は、
実施例32と同様にして芳香族ポリアミドフィルムを得
た。得られたフィルム中に中和剤残渣と考えられる粒子
は見出せなかった。その他のフィルム物性および特性に
ついて、表12に示す。外部添加の粒子はポリマーとの
親和性に不足し、凝集するため、得られたフィルムは耐
削れ性に劣るものであった。また粒子凝集物に起因する
粗大突起により表面の適度な平滑性も損なわれているた
め電磁変換特性にも劣るものであった。
【0280】[比較例21]水酸化カルシウムのNMP
スラリーを重合系に添加した後に,pH3.8となるよ
うに調整して、さらに前もって分散させておいた平均粒
径430nmのシリカを添加して製膜原液とした以外
は,実施例32と同様にして芳香族ポリアミドフィルム
を得た。得られたフィルム中に中和剤残渣と考えられる
粒子は見出せなかった。その他のフィルム物性および特
性について,表12に示す。外部添加の粒子はポリマー
との親和性に不足し,凝集するため,得られたフィルム
は耐削れ性に劣るものであった。また粒子凝集物に起因
する粗大突起により表面の適度な平滑性も損なわれてい
るため電磁変換特性にも劣るものであった。
スラリーを重合系に添加した後に,pH3.8となるよ
うに調整して、さらに前もって分散させておいた平均粒
径430nmのシリカを添加して製膜原液とした以外
は,実施例32と同様にして芳香族ポリアミドフィルム
を得た。得られたフィルム中に中和剤残渣と考えられる
粒子は見出せなかった。その他のフィルム物性および特
性について,表12に示す。外部添加の粒子はポリマー
との親和性に不足し,凝集するため,得られたフィルム
は耐削れ性に劣るものであった。また粒子凝集物に起因
する粗大突起により表面の適度な平滑性も損なわれてい
るため電磁変換特性にも劣るものであった。
【0281】[比較例22〜24]比較例22〜24に
ついては被覆用塗工液として[XVII]〜[XIX]
を使用した以外は、実施例33に準じて芳香族ポリアミ
ドフィルムを得た。フィルム物性および特性について、
表12、および表13に示す。
ついては被覆用塗工液として[XVII]〜[XIX]
を使用した以外は、実施例33に準じて芳香族ポリアミ
ドフィルムを得た。フィルム物性および特性について、
表12、および表13に示す。
【0282】[比較例25,26]比較例25、26に
ついては被覆用塗工液として[XIII]、[XIV]
を使用した以外は,実施例33と同様にして芳香族ポリ
アミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につい
て、表13に示す。
ついては被覆用塗工液として[XIII]、[XIV]
を使用した以外は,実施例33と同様にして芳香族ポリ
アミドフィルムを得た。フィルム物性および特性につい
て、表13に示す。
【0283】
【表10】
【0284】
【表11】
【0285】
【表12】
【0286】
【表13】
【0287】なお、実施例32〜49および比較例17
〜26では、下記物性値については、下記方式により測
定され且つ定義される。(17)、(18)、(1
9)、(20)、(22)は上記と同じ。
〜26では、下記物性値については、下記方式により測
定され且つ定義される。(17)、(18)、(1
9)、(20)、(22)は上記と同じ。
【0288】(24)コロイド粒子の凝集 易接着性芳香族ポリアミドフイルムの塗布面を走査型電
子顕微鏡により倍率5万倍で20枚撮影し、易接着層の
フィラーの10個以上の凝集個数をカウントし10μm
2当りの個数として算出する。そして評価は下記基準で
行う。 10個/10μm2未満 ○ 10個/10μm2〜30個/10μm2 △ 30個/10μm2以上 ×
子顕微鏡により倍率5万倍で20枚撮影し、易接着層の
フィラーの10個以上の凝集個数をカウントし10μm
2当りの個数として算出する。そして評価は下記基準で
行う。 10個/10μm2未満 ○ 10個/10μm2〜30個/10μm2 △ 30個/10μm2以上 ×
【0289】(25)耐削れ性(カレンダー) 5段のミニスーパーカレンダー(スチールロール×スチ
ールロール)を使用して評価した。処理温度80℃、線
圧200kg/cmで、該フィルムを速度50m/分で
2,000m走行させた。カレンダーのトップロールに
付着する汚れにより、次の基準により判定する。 トップロールの汚れ全くなし ◎ トップロールがわずかに汚れる ○ トップロールが非常に汚れる ×
ールロール)を使用して評価した。処理温度80℃、線
圧200kg/cmで、該フィルムを速度50m/分で
2,000m走行させた。カレンダーのトップロールに
付着する汚れにより、次の基準により判定する。 トップロールの汚れ全くなし ◎ トップロールがわずかに汚れる ○ トップロールが非常に汚れる ×
【0290】(26)高圧湿熱ブロッキング 2枚のフイルムの処理面と被処理面を重ね合わせ、これ
に150kg/cm2の圧力を60℃×80%RHの雰
囲気下65時間かけた後剥離し、その剥離力(g/5c
m幅)で評価する。なお、評価は剥離力から下記の基準
で行う。 10g/5cm未満 ○ 10g/5cm〜15g/5cm △ 15g/5cm以上〜破れ ×
に150kg/cm2の圧力を60℃×80%RHの雰
囲気下65時間かけた後剥離し、その剥離力(g/5c
m幅)で評価する。なお、評価は剥離力から下記の基準
で行う。 10g/5cm未満 ○ 10g/5cm〜15g/5cm △ 15g/5cm以上〜破れ ×
【0291】
【発明の効果】本発明によれば、強度、易滑性、巻取り
性などのハンドリング性に優れるとともに、高い耐削れ
性を示す磁気記録媒体用二軸配向全芳香族ポリアミドフ
ィルムを提供することができる。また、本発明のフィル
ムは重合工程中の中和剤の残渣粒子をそのままフィルム
の表面突起形成材料として用い二軸延伸加工を行なうの
で、生産性が高く、内部粒子による突起生成効果も高い
ものが提供できる。更に、該フィルムをベースフィルム
とする良好な電磁変換特性を有し高密度記録に適した磁
気記録媒体を提供できる。
性などのハンドリング性に優れるとともに、高い耐削れ
性を示す磁気記録媒体用二軸配向全芳香族ポリアミドフ
ィルムを提供することができる。また、本発明のフィル
ムは重合工程中の中和剤の残渣粒子をそのままフィルム
の表面突起形成材料として用い二軸延伸加工を行なうの
で、生産性が高く、内部粒子による突起生成効果も高い
ものが提供できる。更に、該フィルムをベースフィルム
とする良好な電磁変換特性を有し高密度記録に適した磁
気記録媒体を提供できる。
【図1】フィルムの耐削れ性を測定する装置の概略図で
ある。
ある。
1:巻出しリール 2:テンションコントローラ 3、5、6、8、9、11:フリーローラ 4:テンション検出機(入口) 7:ステンレス鋼SUS304製の固定棒 (外径5mmφ、表面粗さRa:20nm) 10:テンション検出機(出口) 12:ガイドローラ 13:巻取りリール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29C 55/12 B29C 55/12 B29K 77:00 105:16 B29L 7:00 (31)優先権主張番号 特願平10−68615 (32)優先日 平10(1998)3月18日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平10−68616 (32)優先日 平10(1998)3月18日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 冨田 博史 神奈川県相模原市小山3丁目37番19号 帝 人株式会社相模原研究センター内 (72)発明者 鈴木 賢司 神奈川県相模原市小山3丁目37番19号 帝 人株式会社相模原研究センター内
Claims (24)
- 【請求項1】 酸クロライド法により製造された全芳香
族ポリアミドからなる二軸配向フィルムであって、平均
粒径が5〜2,000nmの範囲にありそして周期律表
Ia族またはIIa族の金属の水酸化物、炭酸塩および
重炭酸塩よりなる群から選ばれる少なくとも1種の無機
粒子を含有し、ここで該無機粒子は酸クロライド反応に
より副生される塩化水素を中和するために反応系中に添
加された中和剤としての無機粒子に由来し、そしてその
含有量は該塩化水素を化学量論的に中和するに必要な量
を超えて反応系中に添加された過剰量に相当することを
特徴とする二軸配向フィルム。 - 【請求項2】 全芳香族ポリアミドが下記式(1)〜
(4) 【化1】 (―CO―Ar1―CONH―Ar2―NH―)k (1) (ここで、Ar1およびAr2は、独立に、下記化学式 【化2】 (ここでpは0〜4の整数であり、そしてqは0〜6の
整数であり、そしてRはハロゲン、ニトロ基、シアノ
基、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜3のアルコ
キシル基およびトリアルキルシリル基よりなる群から選
ばれる)よりなる群から選ばれ、そしてkは0または正
の数である) 【化3】 (―CO―Ar3―CONH―Ar4―Y1―Ar5―NH―)l (2) (ここで、Ar3、Ar4およびAr5は、独立に、上記
Ar1、Ar2と同じ基から選ばれ、Y1は―O―、―C
H2―、―C(CH3)2―、―SO2―、―S―および―
CO―よりなる群から選ばれ、そしてlは0または正の
数である) 【化4】 (―CO―Ar6―NH―)m (3) (ここで、Ar6は上記Ar1、Ar2と同じ基から選ば
れ、そしてmは0または正の数である) 【化5】 (―CO―Ar7―Y2―Ar8―NH―)n (4) (ここで、Ar7およびAr8は、独立に、上記Ar1、
Ar2と同じ基から選ばれ、Y2は上記Y1と同じ基から
選ばれ、そしてnは0または正の数である)で表わされ
る繰返し単位よりなる群から選ばれる少なくとも1種の
繰返し単位からなる(但し上記式(1)および(2)の
少なくともいずれか一方を必ず含むものとする)請求項
1の二軸配向フィルム。 - 【請求項3】 前記式(1)〜(4)で表わされる繰返
し単位よりなる群から選ばれる少なくとも1種の繰返し
単位からなり、そしてAr1〜Ar8よりなる群から選ば
れる少なくとも1種の芳香族基の50〜99.5%がパ
ラ配向性で主鎖を形成している請求項2の二軸配向フィ
ルム。 - 【請求項4】 全芳香族ポリアミドが、上記式(1)で
表わされる繰返し単位と上記式(2)で表わされる繰返
し単位からなる請求項2の二軸配向フィルム。 - 【請求項5】 上記式(1)において、Ar1およびA
r2がいずれもp―フェニレン基であり、そして上記式
(2)においてAr3がp―フェニレン基であり、―A
r4―Y1―Ar5―が 【化6】 である請求項4の二軸配向フィルム。 - 【請求項6】 平均粒径5〜2,000nmの範囲の無
機粒子が全芳香族ポリアミド100重量部当り0.00
1〜10重量部で含有される請求項1の二軸配向フィル
ム。 - 【請求項7】 平均粒径5〜2,000nmの範囲の無
機粒子に由来する、フィルム表面の突起が1×101〜
1×108ケ/mm2の密度で存在する請求項1の二軸配
向フィルム。 - 【請求項8】 全芳香族ポリアミドが、濃硫酸中30℃
で測定した対数粘度が少なくとも0.5dl/gである
請求項1の二軸配向フィルム。 - 【請求項9】 フィルム面上にヤング率の和が少なくと
も2,000kg/mm2である直交する二方向が存在
する請求項1の二軸配向フィルム。 - 【請求項10】 直交する二方向の少なくとも一方向の
ヤング率が、少なくとも600kg/mm2である請求
項1の二軸配向フィルム。 - 【請求項11】 無機粒子の平均粒径が80〜1,00
0nmの範囲にあり、該無機粒子に由来するフィルム表
面の突起が1×101〜1×105ケ/mm2の密度で存
在し、そしてフィルム面上にヤング率の和が少なくとも
2,000kg/mm2である直交する二方向が存在す
る請求項1の二軸配向フィルム。 - 【請求項12】 フィルム面の一方向のたわみ剛度が
3.0〜9.5mg・mmの範囲にある請求項11の二
軸配向フィルム。 - 【請求項13】 フィルム面の一方向の引張り破断強度
が少なくとも38kg/mm2である請求項11の二軸
配向フィルム。 - 【請求項14】 フィルム面の一方向の熱収縮率が1%
未満である請求項11の二軸配向フィルム。 - 【請求項15】 無機粒子の平均粒径が5〜150nm
の範囲にあり、該無機粒子に由来するフィルム表面の突
起が5×103〜1×108ケ/mm2の密度で存在し、
そしてフィルム面上にヤング率の和が少なくとも2,0
00kg/mm2である直交する二方向が存在する請求
項1の二軸配向フィルム。 - 【請求項16】 光電子分光法によりフィルム表面から
イオン状態のハロゲン元素が検出されない請求項15の
二軸配向フィルム。 - 【請求項17】 0.1〜20μmの厚みを持つ請求項
1の二軸配向フィルム。 - 【請求項18】 請求項11の二軸配向フィルムの少な
くとも片面上に、芳香族ジカルボン酸成分が40〜99
モル%の2,6―ナフタレンジカルボン酸、0.1〜5
モル%のスルホン酸塩の基を持つ芳香族ジカルボン酸、
および0〜55モル%のその他の芳香族ジカルボン酸か
らなり、そしてグリコール成分が、40〜100モル%
のエチレングリコール、0〜60モル%のビスフェノー
ルAの低級アルキレンオキサイド付加物および0〜10
モル%のその他のグリコールからなる水分散性共重合ポ
リエステル樹脂を、バインダー成分とする塗布層が存在
し、該塗布層の上記二軸配向フィルムと接触していない
面の表面粗さWRaが0.5〜10nmの範囲にあり且
つWRzが5〜200nmの範囲にある、磁気記録媒体
用ベースフィルム。 - 【請求項19】 上記塗布層が上記バインダー成分とと
もに、平均粒径10〜50nmの微粒子を上記バインダ
ー成分に対し1〜50重量%の割合で含有し且つ下記式 【数1】0.2≦t/d≦2.0 (ここで、tは塗布層の厚み(nm)、dは微粒子の平
均粒径(nm)である)を満足する請求項18の磁気記
録媒体用ベースフィルム。 - 【請求項20】 磁気記録媒体用ベースフィルムである
請求項15の二軸配向フィルム。 - 【請求項21】 請求項11の二軸配向フィルムおよび
その一方の面上の塗布型磁性層からなる、塗布型高密度
磁気記録媒体。 - 【請求項22】 請求項18の磁気記録媒体用ベースフ
ィルム、およびその塗布層面上の塗布型磁性層からな
る、塗布型高密度磁気記録媒体。 - 【請求項23】 請求項15の二軸配向フィルムおよび
その一方の面上の蒸着金属薄膜からなる、金属薄膜型高
密度磁気記録媒体。 - 【請求項24】 請求項15の二軸配向フィルムおよび
その一方の面上の塗布型磁性層からなり、該塗布型磁性
層は二軸配向フィルム面上に直接設けられた塗布型非磁
性緩衝層とさらにその上に設けられた塗布型磁性層から
なる、重層塗布型高密度磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30410098A JPH11322975A (ja) | 1997-10-27 | 1998-10-26 | 二軸配向全芳香族ポリアミドフィルムおよびそれをベースフィルムとする磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (11)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29406497 | 1997-10-27 | ||
| JP34304797 | 1997-12-12 | ||
| JP34304897 | 1997-12-12 | ||
| JP6861698 | 1998-03-18 | ||
| JP6861598 | 1998-03-18 | ||
| JP10-68616 | 1998-03-18 | ||
| JP9-294064 | 1998-03-18 | ||
| JP10-68615 | 1998-03-18 | ||
| JP9-343048 | 1998-03-18 | ||
| JP9-343047 | 1998-03-18 | ||
| JP30410098A JPH11322975A (ja) | 1997-10-27 | 1998-10-26 | 二軸配向全芳香族ポリアミドフィルムおよびそれをベースフィルムとする磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11322975A true JPH11322975A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=27551105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30410098A Pending JPH11322975A (ja) | 1997-10-27 | 1998-10-26 | 二軸配向全芳香族ポリアミドフィルムおよびそれをベースフィルムとする磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11322975A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0947315A4 (en) * | 1997-10-22 | 2002-03-06 | Toray Industries | AROMATIC POLYAMIDE SHEET AND MAGNETIC RECORDING MEDIUM MANUFACTURED THEREFROM |
| WO2007111098A1 (ja) | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | 透明バリア性シート及びその製造方法 |
-
1998
- 1998-10-26 JP JP30410098A patent/JPH11322975A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0947315A4 (en) * | 1997-10-22 | 2002-03-06 | Toray Industries | AROMATIC POLYAMIDE SHEET AND MAGNETIC RECORDING MEDIUM MANUFACTURED THEREFROM |
| WO2007111098A1 (ja) | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | 透明バリア性シート及びその製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2062480A1 (en) | Biaxially oriented laminated film | |
| JPWO1998008892A1 (ja) | 芳香族ポリアミド系樹脂成形体、その製造方法およびそれを用いた磁気記録媒体 | |
| US6180254B1 (en) | Biaxially oriented film and magnetic recording medium comprising the same as a base film | |
| JPH11322975A (ja) | 二軸配向全芳香族ポリアミドフィルムおよびそれをベースフィルムとする磁気記録媒体 | |
| JP4142254B2 (ja) | 芳香族ポリアミドフィルム積層体の製造方法 | |
| JPH0458818B2 (ja) | ||
| KR100561133B1 (ko) | 방향족 폴리아미드 필름 및 그를 사용한 자기 기록 매체 | |
| JP3728892B2 (ja) | 芳香族ポリアミドフィルム、その製造方法およびそれを用いた磁気記録媒体 | |
| JPWO2000005070A1 (ja) | 芳香族ポリアミドフィルム積層体、その製造方法および磁気記録媒体 | |
| US6344257B1 (en) | Aromatic polyamide film for high-density magnetic recording media | |
| JPH0971670A (ja) | 芳香族ポリアミドフィルムまたは芳香族ポリイミドフィルム | |
| JP2956641B2 (ja) | 芳香族ポリアミドフィルムおよび磁気記録媒体 | |
| JP3243966B2 (ja) | 磁気記録媒体用ベースフィルム | |
| JP2002322297A (ja) | 芳香族ポリアミドフィルムおよびその製造方法 | |
| JP3254258B2 (ja) | ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルム | |
| JP4082560B2 (ja) | 芳香族ポリアミドフィルム及び磁気記録媒体 | |
| JP2002146058A (ja) | 芳香族ポリアミドフィルムおよび磁気記録媒体 | |
| JPH09291158A (ja) | 芳香族ポリアミドおよび/または芳香族ポリイミドフィルムおよびそれを用いた磁気記録媒体 | |
| JP2000344914A (ja) | 粗さ可変フィルム | |
| JP2000007801A (ja) | 芳香族ポリアミドフィルムおよび芳香族ポリアミドフィルムロ―ルおよびそれを用いた磁気記録媒体 | |
| JP2000326465A (ja) | 芳香族ポリアミドフィルムあるいは芳香族ポリイミドフィルム、およびそれを用いた磁気記録媒体 | |
| JP2621632B2 (ja) | 芳香族ポリアミドフィルム | |
| JP2000339665A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP2000344913A (ja) | 芳香族ポリアミドフィルムおよび磁気記録媒体 | |
| JP2002212318A (ja) | 芳香族ポリアミドフィルムおよび磁気記録媒体 |