JPH11323596A - 連続電気めっき方法及び連続電気めっき装置 - Google Patents
連続電気めっき方法及び連続電気めっき装置Info
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- JPH11323596A JPH11323596A JP13531098A JP13531098A JPH11323596A JP H11323596 A JPH11323596 A JP H11323596A JP 13531098 A JP13531098 A JP 13531098A JP 13531098 A JP13531098 A JP 13531098A JP H11323596 A JPH11323596 A JP H11323596A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の連続電気めっき装置では、エッジマス
クがストリップに干渉し、エッジマスクの交換や補修が
必要であり、かつストリップが破断する。 【解決手段】 めっき槽11と、めっき槽11に浸漬される
一対の電極13、14と、電極13、14間にめっき液を循環供
給するめっき液循環供給系15' とを備え、さらに、電極
13、14間であってストリップ16の幅方向端部の近傍に、
幅方向端部におけるめっき液12の乱流形成を促進する乱
流形成促進体20として、ストリップ16の通板方向につい
て連設された3つの突起物20a 〜20c を備える連続電気
めっき装置10を用い、ストリップ16の幅方向端部の近傍
に、幅方向端部におけるめっき液12の乱流形成を促進し
ながら、連続電気めっきを行う。
クがストリップに干渉し、エッジマスクの交換や補修が
必要であり、かつストリップが破断する。 【解決手段】 めっき槽11と、めっき槽11に浸漬される
一対の電極13、14と、電極13、14間にめっき液を循環供
給するめっき液循環供給系15' とを備え、さらに、電極
13、14間であってストリップ16の幅方向端部の近傍に、
幅方向端部におけるめっき液12の乱流形成を促進する乱
流形成促進体20として、ストリップ16の通板方向につい
て連設された3つの突起物20a 〜20c を備える連続電気
めっき装置10を用い、ストリップ16の幅方向端部の近傍
に、幅方向端部におけるめっき液12の乱流形成を促進し
ながら、連続電気めっきを行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば鋼製等の金
属ストリップへ高電流密度で電気めっきを連続的に行う
連続電気めっき方法および連続電気めっき装置に関す
る。
属ストリップへ高電流密度で電気めっきを連続的に行う
連続電気めっき方法および連続電気めっき装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、鋼製のストリップに各種
の金属材料をめっきしためっき鋼板は、自動車や家電製
品等の部品として、広い範囲の用途で既に多用されてい
る。代表的なめっき鋼板として、めっき液に水溶液を用
いた電気めっき鋼板がある。
の金属材料をめっきしためっき鋼板は、自動車や家電製
品等の部品として、広い範囲の用途で既に多用されてい
る。代表的なめっき鋼板として、めっき液に水溶液を用
いた電気めっき鋼板がある。
【0003】この電気めっき鋼板は、めっき液を収容し
ためっき槽に、離間して対向配置される一対の電極を浸
漬配置しておき、電極間に、めっき液を循環供給すると
ともにストリップを通板させることにより電気めっきを
行って、製造される。
ためっき槽に、離間して対向配置される一対の電極を浸
漬配置しておき、電極間に、めっき液を循環供給すると
ともにストリップを通板させることにより電気めっきを
行って、製造される。
【0004】この電気めっきにおいて、生産性向上のた
めに電流密度を上げると、ストリップの幅方向端部 (め
っき種にもよるが、最大で端面から50〜60mm程度の範
囲) は、高電流密度の領域となり、めっき界面でのイオ
ン濃度が低下する。そのため、めっき液からの金属イオ
ンの供給 (拡散) が間に合わなくなり、被めっき界面の
金属イオン濃度が低下し、金属析出が抑制されて粒成長
によるめっき皮膜となる。そのため、このめっき皮膜が
最終的にパウダー状になって、かつ灰色または黒色に変
色する現象である、いわゆるコゲやヤケが発生し、スト
リップの幅方向端部の表面品質が著しく低下する。その
ため、コゲやヤケが発生したストリップの幅方向端部を
切り落とす必要が生じ、歩留りが大幅に低下してしま
う。
めに電流密度を上げると、ストリップの幅方向端部 (め
っき種にもよるが、最大で端面から50〜60mm程度の範
囲) は、高電流密度の領域となり、めっき界面でのイオ
ン濃度が低下する。そのため、めっき液からの金属イオ
ンの供給 (拡散) が間に合わなくなり、被めっき界面の
金属イオン濃度が低下し、金属析出が抑制されて粒成長
によるめっき皮膜となる。そのため、このめっき皮膜が
最終的にパウダー状になって、かつ灰色または黒色に変
色する現象である、いわゆるコゲやヤケが発生し、スト
リップの幅方向端部の表面品質が著しく低下する。その
ため、コゲやヤケが発生したストリップの幅方向端部を
切り落とす必要が生じ、歩留りが大幅に低下してしま
う。
【0005】このコゲやヤケは、特にめっき液に溶融塩
めっき液を用いた場合、イオン濃度の低下が水溶液系電
気めっきに比較して大きいため、顕著に発生する。そこ
で、従来より、電気めっき装置にはストリップの幅方向
端部への電流集中を緩和するため、エッジマスクが設け
られている。図7は、縦型の連続電気めっき装置に設け
られるエッジマスク1の一例を示す斜視図である。
めっき液を用いた場合、イオン濃度の低下が水溶液系電
気めっきに比較して大きいため、顕著に発生する。そこ
で、従来より、電気めっき装置にはストリップの幅方向
端部への電流集中を緩和するため、エッジマスクが設け
られている。図7は、縦型の連続電気めっき装置に設け
られるエッジマスク1の一例を示す斜視図である。
【0006】同図に示すように、めっき槽 (図示しな
い。) に収容されためっき液に浸漬され、離間して対向
配置される一対の電極2、2の間に、図示しないめっき
液循環供給系からめっき液を供給しながら、電極2、2
の間にストリップ3が矢印方向へ通板しており、ストリ
ップ3に連続電気めっきが行われる。
い。) に収容されためっき液に浸漬され、離間して対向
配置される一対の電極2、2の間に、図示しないめっき
液循環供給系からめっき液を供給しながら、電極2、2
の間にストリップ3が矢印方向へ通板しており、ストリ
ップ3に連続電気めっきが行われる。
【0007】エッジマスク1、1は、図示するように、
略溝型の断面形状を有する長尺材であって、電極2、2
の間であって通板されるストリップ3の幅方向両端部の
近傍に、ストリップ3の通板方向について延設されてお
り、その溝部により、幅方向両端部を覆っている。
略溝型の断面形状を有する長尺材であって、電極2、2
の間であって通板されるストリップ3の幅方向両端部の
近傍に、ストリップ3の通板方向について延設されてお
り、その溝部により、幅方向両端部を覆っている。
【0008】このエッジマスク1、1によりストリップ
3の幅方向両端部は覆われるため、ストリップ3の幅方
向端部への電流集中が緩和され、これにより、前述した
コゲやヤケの発生が抑制される。
3の幅方向両端部は覆われるため、ストリップ3の幅方
向端部への電流集中が緩和され、これにより、前述した
コゲやヤケの発生が抑制される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一次電流密度
分布の計算による検討と、実機でのエッジマスク位置と
エッジ部のめっき付着量の関係調査により、ストリップ
3の幅方向端部への電流集中を確実に抑制するために
は、このエッジマスク1をストリップ3の表面に近接配
置する必要があり、エッジマスク1の溝部の開口度をで
きるだけ狭く設定していた。
分布の計算による検討と、実機でのエッジマスク位置と
エッジ部のめっき付着量の関係調査により、ストリップ
3の幅方向端部への電流集中を確実に抑制するために
は、このエッジマスク1をストリップ3の表面に近接配
置する必要があり、エッジマスク1の溝部の開口度をで
きるだけ狭く設定していた。
【0010】そのため、通板時に不可避的に発生するス
トリップ3の蛇行や、ストリップ3が通板方向と直交す
る方向へ振られる現象であるバタツキにより、エッジマ
スク1がストリップ3にしばしば接触してしまう。この
ため、エッジマスク1が損傷してその交換や補修が必要
になってコストアップの要因となり、最悪の場合には、
ストリップ3が破断して操業中断を余儀なくされるとい
う課題があった。
トリップ3の蛇行や、ストリップ3が通板方向と直交す
る方向へ振られる現象であるバタツキにより、エッジマ
スク1がストリップ3にしばしば接触してしまう。この
ため、エッジマスク1が損傷してその交換や補修が必要
になってコストアップの要因となり、最悪の場合には、
ストリップ3が破断して操業中断を余儀なくされるとい
う課題があった。
【0011】ここに、本発明の目的は、エッジマスクに
起因した上記課題を解決することができる連続電気めっ
き方法および連続電気めっき装置を提供することであ
る。
起因した上記課題を解決することができる連続電気めっ
き方法および連続電気めっき装置を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、エッジマ
スクを用いなければ上記課題は生じないことに着目し、
エッジマスクを設置しないことにより発生するコゲやヤ
ケを、別の手段により解消できないか、鋭意検討を重ね
た。その結果、本発明者らは、以下に列記する新規な知
見(1) 〜(3) を得た。
スクを用いなければ上記課題は生じないことに着目し、
エッジマスクを設置しないことにより発生するコゲやヤ
ケを、別の手段により解消できないか、鋭意検討を重ね
た。その結果、本発明者らは、以下に列記する新規な知
見(1) 〜(3) を得た。
【0013】(1) ストリップの幅方向端部におけるめっ
き液に、絶えず乱流を発生させてめっき液の流動性を改
善することにより、めっき面におけるイオン供給がスム
ーズに行われ、コゲやヤケが効果的に抑制される。
き液に、絶えず乱流を発生させてめっき液の流動性を改
善することにより、めっき面におけるイオン供給がスム
ーズに行われ、コゲやヤケが効果的に抑制される。
【0014】(2) このような乱流を発生するには、電極
間であって通板されるストリップの幅方向端部の近傍
に、ストリップの通板方向について連設された複数の突
起物を設けることが、有効である。
間であって通板されるストリップの幅方向端部の近傍
に、ストリップの通板方向について連設された複数の突
起物を設けることが、有効である。
【0015】(3) 特に溶融塩めっき液を用いた連続電気
めっきでは、このような突起物を設けることにより、極
めて効果的にコゲやヤケが抑制される。
めっきでは、このような突起物を設けることにより、極
めて効果的にコゲやヤケが抑制される。
【0016】本発明者らは、これらの新規な知見に基づ
いてさらに検討を重ねた結果、本発明を完成した。ここ
に、本発明の要旨とするところは、離間して対向配置さ
れる一対の電極間にめっき液を供給しながら、電極間に
金属ストリップを通板させることによる連続電気めっき
方法において、電極間であって通板される金属ストリッ
プの幅方向端部の近傍に乱流形成促進体を配置して、幅
方向端部におけるめっき液の乱流形成を促進することを
特徴とする連続電気めっき方法である。
いてさらに検討を重ねた結果、本発明を完成した。ここ
に、本発明の要旨とするところは、離間して対向配置さ
れる一対の電極間にめっき液を供給しながら、電極間に
金属ストリップを通板させることによる連続電気めっき
方法において、電極間であって通板される金属ストリッ
プの幅方向端部の近傍に乱流形成促進体を配置して、幅
方向端部におけるめっき液の乱流形成を促進することを
特徴とする連続電気めっき方法である。
【0017】上記の本発明にかかる連続電気めっき方法
では、乱流形成促進体が、金属ストリップの通板方向に
ついて設置または連設される1または2以上の突起物で
あることが、例示される。
では、乱流形成促進体が、金属ストリップの通板方向に
ついて設置または連設される1または2以上の突起物で
あることが、例示される。
【0018】また、これらの本発明にかかる連続電気め
っき方法では、めっき液が、特に水溶液を用いない溶融
塩めっき液等の、めっき時にガス発生を伴わないめっき
液であると、めっき液の乱流形成が促進されて、コゲや
ヤケの発生が特に効果的に抑制される。
っき方法では、めっき液が、特に水溶液を用いない溶融
塩めっき液等の、めっき時にガス発生を伴わないめっき
液であると、めっき液の乱流形成が促進されて、コゲや
ヤケの発生が特に効果的に抑制される。
【0019】別の観点からは、本発明は、めっき液を収
容するめっき槽と、めっき液に浸漬されるとともに離間
して対向配置される一対の電極と、電極間にめっき液を
循環供給するめっき液循環供給系とを備える金属ストリ
ップの連続電気めっき装置であって、さらに、電極間で
あって通板される金属ストリップの幅方向端部の近傍
に、幅方向端部におけるめっき液の乱流形成を促進する
乱流形成促進体を備えることを特徴とする連続電気めっ
き装置である。
容するめっき槽と、めっき液に浸漬されるとともに離間
して対向配置される一対の電極と、電極間にめっき液を
循環供給するめっき液循環供給系とを備える金属ストリ
ップの連続電気めっき装置であって、さらに、電極間で
あって通板される金属ストリップの幅方向端部の近傍
に、幅方向端部におけるめっき液の乱流形成を促進する
乱流形成促進体を備えることを特徴とする連続電気めっ
き装置である。
【0020】上記の本発明にかかる連続電気めっき装置
では、乱流形成促進体が、金属ストリップの通板方向に
ついて設置または連設される1または2以上の突起物で
あることが例示される。
では、乱流形成促進体が、金属ストリップの通板方向に
ついて設置または連設される1または2以上の突起物で
あることが例示される。
【0021】これらの本発明において、「幅方向端部」
とは、連続電気めっきにおいてストリップにコゲやヤケ
が発生する範囲を意味し、めっき種にもよるが、最大で
ストリップの端面から70〜80mm程度の範囲である。
とは、連続電気めっきにおいてストリップにコゲやヤケ
が発生する範囲を意味し、めっき種にもよるが、最大で
ストリップの端面から70〜80mm程度の範囲である。
【0022】なお、特開平8−127900号公報には、離間
して対向配置される一対の電極それぞれの対向面に突起
物を設けることにより、高速で通板されるストリップ表
面における随伴流を抑制して、めっきムラの発生を抑制
する発明が提案されている。しかし、この提案では、突
起物をストリップの幅方向端部の近傍に設けるものでは
ないため、コゲやヤケの発生を抑制することができな
い。
して対向配置される一対の電極それぞれの対向面に突起
物を設けることにより、高速で通板されるストリップ表
面における随伴流を抑制して、めっきムラの発生を抑制
する発明が提案されている。しかし、この提案では、突
起物をストリップの幅方向端部の近傍に設けるものでは
ないため、コゲやヤケの発生を抑制することができな
い。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明に
かかる連続電気めっき方法および連続電気めっき装置の
実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
かかる連続電気めっき方法および連続電気めっき装置の
実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】図1は、本実施形態の縦型の連続電気めっ
き装置10の構成を示す説明図である。図1に示すよう
に、めっき槽である電解槽11にはめっき液12が収容され
ている。電解槽11には、離間して対向配置される一対の
電極13、14が、平行に2組、めっき液12に浸漬されて配
置される。本実施形態では、電極13、14の幅は1400mmで
あり、長さは1500mmであり、さらに電極間距離は30mmで
ある。
き装置10の構成を示す説明図である。図1に示すよう
に、めっき槽である電解槽11にはめっき液12が収容され
ている。電解槽11には、離間して対向配置される一対の
電極13、14が、平行に2組、めっき液12に浸漬されて配
置される。本実施形態では、電極13、14の幅は1400mmで
あり、長さは1500mmであり、さらに電極間距離は30mmで
ある。
【0025】また、電解槽11には、一対の電極13、14の
間へめっき液12を噴出する噴流ノズル15、15が設置され
ており、電極13、14の間にめっき液12を循環供給するめ
っき液循環供給系15' を構成する。
間へめっき液12を噴出する噴流ノズル15、15が設置され
ており、電極13、14の間にめっき液12を循環供給するめ
っき液循環供給系15' を構成する。
【0026】ストリップ16は、電解槽11の上方に設置さ
れた第1コンダクターロール17を周回して電解槽11内へ
導かれ、電極13、14の間を通板されて連続亜鉛電気めっ
きが行われ、めっき液12に浸漬配置されたターンロール
18を周回して上方へ方向転換される。ターンロール18を
周回したストリップ16は、電極13、14の間を通板されて
連続亜鉛電気めっきが行われて電解槽11の外部へ搬出さ
れ、第2コンダクターロール19を周回して、次工程へ通
板される。
れた第1コンダクターロール17を周回して電解槽11内へ
導かれ、電極13、14の間を通板されて連続亜鉛電気めっ
きが行われ、めっき液12に浸漬配置されたターンロール
18を周回して上方へ方向転換される。ターンロール18を
周回したストリップ16は、電極13、14の間を通板されて
連続亜鉛電気めっきが行われて電解槽11の外部へ搬出さ
れ、第2コンダクターロール19を周回して、次工程へ通
板される。
【0027】図2は、図1に示す電極13、14の付近を抽
出して示す斜視図である。なお、この図2では、説明の
便宜上、電極13の一部を破断した状態で示す。図2に示
すように、本実施形態の連続電気めっき装置10では、電
極13、14の間であって通板されるストリップ16の幅方向
両端部の近傍に、ストリップ16の通板方向について直線
状に連設された3つの突起物20a 、20b 、20c が、乱流
形成促進体20として設けられる。
出して示す斜視図である。なお、この図2では、説明の
便宜上、電極13の一部を破断した状態で示す。図2に示
すように、本実施形態の連続電気めっき装置10では、電
極13、14の間であって通板されるストリップ16の幅方向
両端部の近傍に、ストリップ16の通板方向について直線
状に連設された3つの突起物20a 、20b 、20c が、乱流
形成促進体20として設けられる。
【0028】図3(a) は、本実施形態の突起物20a 〜20
c を示す斜視図である。本実施形態では、突起物20a 〜
20c は、いずれもベークライト製の四角柱型 (高さh:60
mm、幅W:30mm、長さl:50mm) の突起物である。なお、突
起物20a 〜20c の材質は、ベークライト以外でも、めっ
き液中で所望の耐久性を満足できる材質であればよく、
特定種には限定されない。
c を示す斜視図である。本実施形態では、突起物20a 〜
20c は、いずれもベークライト製の四角柱型 (高さh:60
mm、幅W:30mm、長さl:50mm) の突起物である。なお、突
起物20a 〜20c の材質は、ベークライト以外でも、めっ
き液中で所望の耐久性を満足できる材質であればよく、
特定種には限定されない。
【0029】さらに、図2に示すように、突起物20a 〜
20c は、そのストリップ側平面21a〜21c とストリップ1
6の幅方向端面16a とが所定距離だけ離間するとともに
電極板13、14の対向面に接触しないようにして、電極1
3、14の両端面に固定された枠板22、22 (図2において
は、一方の枠板22は省略して示す。) に、適宜手段によ
り固定されて保持される。
20c は、そのストリップ側平面21a〜21c とストリップ1
6の幅方向端面16a とが所定距離だけ離間するとともに
電極板13、14の対向面に接触しないようにして、電極1
3、14の両端面に固定された枠板22、22 (図2において
は、一方の枠板22は省略して示す。) に、適宜手段によ
り固定されて保持される。
【0030】突起物20a 〜20c の高さh は、10mm以上が
好ましい。高さh が10mm未満であると、後述するめっき
液12に対する乱流促進効果が薄れるからである。また、
高さh は大きいほうがストリップ16の幅方向端面16a に
接近して乱流促進効果が大きいが、ストリップ16が蛇行
しても接触しないように設定する。ストリップ16の幅方
向端面16a に損傷を与えたり、ストリップ16が破断する
ことを防止するためである。
好ましい。高さh が10mm未満であると、後述するめっき
液12に対する乱流促進効果が薄れるからである。また、
高さh は大きいほうがストリップ16の幅方向端面16a に
接近して乱流促進効果が大きいが、ストリップ16が蛇行
しても接触しないように設定する。ストリップ16の幅方
向端面16a に損傷を与えたり、ストリップ16が破断する
ことを防止するためである。
【0031】また、本実施形態では、突起物20a 〜20c
は200mm ピッチで設置したが、50mm以上500 mm以下のピ
ッチで設置することが望ましい。設置ピッチが小さいほ
うが乱流促進効果が大きいが、50mm未満ではかかる効果
も飽和し、構造が複雑化してメンテナンス性が悪化する
だけとなり、一方、500 mm超では乱流促進効果が薄れ、
コゲやヤケ等が発生し易くなるからである。
は200mm ピッチで設置したが、50mm以上500 mm以下のピ
ッチで設置することが望ましい。設置ピッチが小さいほ
うが乱流促進効果が大きいが、50mm未満ではかかる効果
も飽和し、構造が複雑化してメンテナンス性が悪化する
だけとなり、一方、500 mm超では乱流促進効果が薄れ、
コゲやヤケ等が発生し易くなるからである。
【0032】なお、本実施形態は、突起物20a 〜20c が
図3(a) に示す四角柱型である場合であるが、本発明に
おける突起物20a 〜20c は、めっき液の乱流形成を促進
することができる形状であればよく、特定の形状には限
定されない。例えば、図3(b) に示す三角柱型の突起物
20-1や、図3(c) に示す半円柱型の突起物20-2、さらに
は楕円柱型、台形柱型等の各種断面形状の柱体を例示す
ることができる。
図3(a) に示す四角柱型である場合であるが、本発明に
おける突起物20a 〜20c は、めっき液の乱流形成を促進
することができる形状であればよく、特定の形状には限
定されない。例えば、図3(b) に示す三角柱型の突起物
20-1や、図3(c) に示す半円柱型の突起物20-2、さらに
は楕円柱型、台形柱型等の各種断面形状の柱体を例示す
ることができる。
【0033】このように、本実施形態では、電極13、14
の間であって通板されるストリップ16の幅方向端部の近
傍に突起物20a 〜20c を設けてあり、図7に示すエッジ
マスク1は設けていない。
の間であって通板されるストリップ16の幅方向端部の近
傍に突起物20a 〜20c を設けてあり、図7に示すエッジ
マスク1は設けていない。
【0034】本実施形態の連続電気めっき装置10は、以
上のように構成される。次に、本実施形態の連続電気め
っき装置10を用いて、ストリップ16に連続亜鉛電気めっ
きを行う状況を説明する。
上のように構成される。次に、本実施形態の連続電気め
っき装置10を用いて、ストリップ16に連続亜鉛電気めっ
きを行う状況を説明する。
【0035】図1、図2および図3(a) に示す本実施形
態の連続電気めっき装置10を用いて、電極13、14の間に
めっき液12を供給しながら、電極13、14の間にストリッ
プ16を通板させて連続亜鉛電気めっきを行うと、電極1
3、14の間であって通板されるストリップ16の幅方向両
端部の近傍に突起物20a 〜20c がストリップ16の通板方
向について連設されることによって乱流形成促進体20を
構成しているため、電極13、14と枠板22、22とにより形
成されるめっき領域23の両端部側において、めっき液12
の乱流形成が促進される。
態の連続電気めっき装置10を用いて、電極13、14の間に
めっき液12を供給しながら、電極13、14の間にストリッ
プ16を通板させて連続亜鉛電気めっきを行うと、電極1
3、14の間であって通板されるストリップ16の幅方向両
端部の近傍に突起物20a 〜20c がストリップ16の通板方
向について連設されることによって乱流形成促進体20を
構成しているため、電極13、14と枠板22、22とにより形
成されるめっき領域23の両端部側において、めっき液12
の乱流形成が促進される。
【0036】これにより、ストリップ16の幅方向両端部
におけるめっき液12の流速が上昇し、ストリップ16の幅
方向両端部と残余部 (特に幅方向中央部)とのそれぞれ
におけるめっき液12の流速差が低減されるとともに、流
速が向上する。このため、ストリップ16の幅方向両端部
へ供給されるイオン量が増加する。
におけるめっき液12の流速が上昇し、ストリップ16の幅
方向両端部と残余部 (特に幅方向中央部)とのそれぞれ
におけるめっき液12の流速差が低減されるとともに、流
速が向上する。このため、ストリップ16の幅方向両端部
へ供給されるイオン量が増加する。
【0037】このようにして、ストリップ16の幅方向両
端部の近傍におけるめっき液の乱流形成が促進されるこ
とにより、めっき液の流動性が改善されるため、ストリ
ップ16の幅方向両端部へのイオン供給がスムーズかつ充
分に行われ、コゲやヤケ等の発生が効果的に抑制され
る。
端部の近傍におけるめっき液の乱流形成が促進されるこ
とにより、めっき液の流動性が改善されるため、ストリ
ップ16の幅方向両端部へのイオン供給がスムーズかつ充
分に行われ、コゲやヤケ等の発生が効果的に抑制され
る。
【0038】このようにして、本実施形態により、エッ
ジマスクを用いなくともコゲやヤケの発生を解消して連
続亜鉛電気めっきを行うことが可能となる。したがっ
て、エッジマスクを用いたことによるエッジマスクの補
修や、エッジマスクとの干渉によるストリップの疵つき
や破断を完全に解消し、連続電気亜鉛めっきの生産性お
よび品質を向上することができる。
ジマスクを用いなくともコゲやヤケの発生を解消して連
続亜鉛電気めっきを行うことが可能となる。したがっ
て、エッジマスクを用いたことによるエッジマスクの補
修や、エッジマスクとの干渉によるストリップの疵つき
や破断を完全に解消し、連続電気亜鉛めっきの生産性お
よび品質を向上することができる。
【0039】(第2実施形態)図4は、第2実施形態の横
型の連続電気めっき装置30の構成を示す説明図である。
また、図5は、本実施形態の連続電気めっき装置30にお
ける電極31、32の付近を抽出して示す斜視図である。な
お、説明の便宜上、図5では電極31の一部を破断した状
態で示す。
型の連続電気めっき装置30の構成を示す説明図である。
また、図5は、本実施形態の連続電気めっき装置30にお
ける電極31、32の付近を抽出して示す斜視図である。な
お、説明の便宜上、図5では電極31の一部を破断した状
態で示す。
【0040】以降の本実施形態の説明は、第1実施形態
と相違する部分について行うこととし、共通する部分に
関しては、同一の図中符号を付すことにより、重複する
説明を適宜省略する。
と相違する部分について行うこととし、共通する部分に
関しては、同一の図中符号を付すことにより、重複する
説明を適宜省略する。
【0041】図示しない電解槽の内部に、電極31および
電極32が離間して対向配置されるとともに、第1コンダ
クターロール対33および第2コンダクターロール対34
が、電極31および電極32を挟んだ位置に配置される。ス
トリップ35は、第1コンダクターロール対33を介して電
極31および電極32間へ送られて連続電気めっきが行わ
れ、第2コンダクターロール対34を介して次工程へ送ら
れる。
電極32が離間して対向配置されるとともに、第1コンダ
クターロール対33および第2コンダクターロール対34
が、電極31および電極32を挟んだ位置に配置される。ス
トリップ35は、第1コンダクターロール対33を介して電
極31および電極32間へ送られて連続電気めっきが行わ
れ、第2コンダクターロール対34を介して次工程へ送ら
れる。
【0042】なお、本実施形態では、電極31および電極
32それぞれの幅は1800mmであり、長さは850 mmであり、
電極間距離は40mmである。本実施形態では、電極31およ
び電極32の間であって通板されるストリップ35の幅方向
端部の近傍に、ストリップ35の通板方向について、3つ
の突起物36a 、36b 、36c が連設されており、これらに
より乱流形成促進体36が構成される。
32それぞれの幅は1800mmであり、長さは850 mmであり、
電極間距離は40mmである。本実施形態では、電極31およ
び電極32の間であって通板されるストリップ35の幅方向
端部の近傍に、ストリップ35の通板方向について、3つ
の突起物36a 、36b 、36c が連設されており、これらに
より乱流形成促進体36が構成される。
【0043】突起物36a 〜36c は、いずれも、前述した
図3(c) に示す半円柱型の突起物を用いた。突起物36a
〜36c は、ベークライト製であって、高さh が50mm、幅
W が35mm、長さl が100 mmである。また、突起物36a 〜
36c は、100mm ピッチで設置した。
図3(c) に示す半円柱型の突起物を用いた。突起物36a
〜36c は、ベークライト製であって、高さh が50mm、幅
W が35mm、長さl が100 mmである。また、突起物36a 〜
36c は、100mm ピッチで設置した。
【0044】この本実施形態の横型の連続電気めっき装
置30を用いることにより、第1実施形態の縦型の連続電
気めっき装置10と同様に、エッジマスクを用いなくとも
コゲやヤケの発生を解消して連続亜鉛電気めっきを行う
ことが可能となる。そのため、第1実施形態と同様の効
果を得ることができる。
置30を用いることにより、第1実施形態の縦型の連続電
気めっき装置10と同様に、エッジマスクを用いなくとも
コゲやヤケの発生を解消して連続亜鉛電気めっきを行う
ことが可能となる。そのため、第1実施形態と同様の効
果を得ることができる。
【0045】
【実施例】さらに、本発明を実施例を参照しながら、よ
り具体的に説明する。
り具体的に説明する。
【0046】(第1実施例)図1、図2および図3(a) に
より示す第1実施形態の連続電気めっき装置10を用い
て、板厚0.5 mmおよび板幅1200mmのストリップ16に連続
亜鉛電気めっきを、表1に示すめっき条件で行った。
より示す第1実施形態の連続電気めっき装置10を用い
て、板厚0.5 mmおよび板幅1200mmのストリップ16に連続
亜鉛電気めっきを、表1に示すめっき条件で行った。
【0047】
【表1】
【0048】この結果、ストリップ16の幅方向両端部に
は、コゲやヤケ等は発生せず、良好な連続亜鉛電気めっ
きを行うことができた。また、比較のため、突起物20a
〜20c を外して、同様の条件でストリップ16に連続電気
亜鉛めっきを行ったところ、ストリップ16の幅方向両端
面16a から50〜60mmの範囲に、コゲやヤケが発生した。
このことから、本実施例の突起物20a 〜20c により、コ
ゲやヤケの発生を抑制できることがわかる。
は、コゲやヤケ等は発生せず、良好な連続亜鉛電気めっ
きを行うことができた。また、比較のため、突起物20a
〜20c を外して、同様の条件でストリップ16に連続電気
亜鉛めっきを行ったところ、ストリップ16の幅方向両端
面16a から50〜60mmの範囲に、コゲやヤケが発生した。
このことから、本実施例の突起物20a 〜20c により、コ
ゲやヤケの発生を抑制できることがわかる。
【0049】(第2実施例)図3(c) 、図4および図5に
より示す第2実施形態の連続電気めっき装置30を用い
て、板厚0.4 mmおよび板幅1650mmのストリップ35に連続
亜鉛電気めっきを、表1に示すめっき条件と同じめっき
条件で行った。この結果、ストリップ35の幅方向両端部
には、コゲやヤケ等は発生せず、良好な連続亜鉛電気め
っきを行うことができた。
より示す第2実施形態の連続電気めっき装置30を用い
て、板厚0.4 mmおよび板幅1650mmのストリップ35に連続
亜鉛電気めっきを、表1に示すめっき条件と同じめっき
条件で行った。この結果、ストリップ35の幅方向両端部
には、コゲやヤケ等は発生せず、良好な連続亜鉛電気め
っきを行うことができた。
【0050】また、比較のため、突起物36a 〜36c を外
して、同様の条件でストリップ35に連続電気亜鉛めっき
を行ったところ、ストリップ35の板幅方向両端面から20
〜30mmの範囲に、コゲやヤケが発生した。このことか
ら、本実施例の突起物36a 〜36c により、コゲやヤケの
発生を抑制できることがわかる。
して、同様の条件でストリップ35に連続電気亜鉛めっき
を行ったところ、ストリップ35の板幅方向両端面から20
〜30mmの範囲に、コゲやヤケが発生した。このことか
ら、本実施例の突起物36a 〜36c により、コゲやヤケの
発生を抑制できることがわかる。
【0051】(第3実施例)本実施例では、第1実施形態
におけるめっき液を、塩化アルミ系溶融塩を用いたアル
ミニウムめっき液に置換して、板厚0.5 mmおよび板幅12
00mmのストリップ16に連続アルミニウム電気めっきを、
表2に示すめっき条件で行った。
におけるめっき液を、塩化アルミ系溶融塩を用いたアル
ミニウムめっき液に置換して、板厚0.5 mmおよび板幅12
00mmのストリップ16に連続アルミニウム電気めっきを、
表2に示すめっき条件で行った。
【0052】
【表2】
【0053】なお、本実施例では、電極13、14の幅は13
00mmであり、長さは1500mmであり、電極間距離は50mmで
ある。また、突起物20a 〜20c は、耐熱樹脂製の図3
(b) に示す三角柱型とし、高さh は60mm、幅W は50mm、
長さl は50mmとし、80mmピッチで設置した。この結果、
ストリップ16の幅方向両端部には、コゲやヤケ等は発生
せず、良好な連続アルミニウム電気めっきを行うことが
できた。
00mmであり、長さは1500mmであり、電極間距離は50mmで
ある。また、突起物20a 〜20c は、耐熱樹脂製の図3
(b) に示す三角柱型とし、高さh は60mm、幅W は50mm、
長さl は50mmとし、80mmピッチで設置した。この結果、
ストリップ16の幅方向両端部には、コゲやヤケ等は発生
せず、良好な連続アルミニウム電気めっきを行うことが
できた。
【0054】また、比較のため、突起物20a 〜20c を外
して、同様の条件でストリップ16に連続アルミニウム電
気めっきを行ったところ、ストリップ16の幅方向両端面
から50〜60mmの範囲に、コゲやヤケが発生した。このこ
とから、本実施形態の突起物20a 〜20c により、コゲや
ヤケの発生を抑制できることがわかる。
して、同様の条件でストリップ16に連続アルミニウム電
気めっきを行ったところ、ストリップ16の幅方向両端面
から50〜60mmの範囲に、コゲやヤケが発生した。このこ
とから、本実施形態の突起物20a 〜20c により、コゲや
ヤケの発生を抑制できることがわかる。
【0055】本実施例は、めっき液が、特に水溶液を用
いない溶融塩めっき液等の、めっき時にガス発生を伴わ
ないめっき液であるためにめっき液の乱流形成が特に促
進されて、コゲやヤケの発生が特に効果的に抑制され
る。
いない溶融塩めっき液等の、めっき時にガス発生を伴わ
ないめっき液であるためにめっき液の乱流形成が特に促
進されて、コゲやヤケの発生が特に効果的に抑制され
る。
【0056】(第4実施例)第3実施例において、突起物
20a 〜20c を設けて連続アルミニウム電気めっきを行っ
た場合と、外して連続アルミニウム電気めっきを行った
場合とについて、ストリップ16の幅方向端面16a の近傍
におけるめっき12の流速を測定した。
20a 〜20c を設けて連続アルミニウム電気めっきを行っ
た場合と、外して連続アルミニウム電気めっきを行った
場合とについて、ストリップ16の幅方向端面16a の近傍
におけるめっき12の流速を測定した。
【0057】測定結果を図6にグラフで示す。図6に示
すグラフの横軸の位置Aは、幅方向端面16a の位置を示
しており、位置Aより左側にストリップ16の幅方向中心
があるようにプロットしてある。また、図6における●
印は、突起物20a 〜20c を設けた本実施例であり、□印
および▲印は突起物20a 〜20c を設けない比較例であ
り、さらに○印は、前述した特開平8−127900号公報に
より提案された従来例である。
すグラフの横軸の位置Aは、幅方向端面16a の位置を示
しており、位置Aより左側にストリップ16の幅方向中心
があるようにプロットしてある。また、図6における●
印は、突起物20a 〜20c を設けた本実施例であり、□印
および▲印は突起物20a 〜20c を設けない比較例であ
り、さらに○印は、前述した特開平8−127900号公報に
より提案された従来例である。
【0058】図6に示すグラフから、本実施例によれ
ば、ストリップ16の幅方向端面16a における乱流形成が
促進されるため、ストリップ16の幅方向両端部と残余部
(特に幅方向中央部)とのそれぞれにおけるめっき液12
の流速差が著しく低減されることがわかる。
ば、ストリップ16の幅方向端面16a における乱流形成が
促進されるため、ストリップ16の幅方向両端部と残余部
(特に幅方向中央部)とのそれぞれにおけるめっき液12
の流速差が著しく低減されることがわかる。
【0059】また、特開平8−127900号公報により提案
された発明によると、幅方向両端部と残余部 (特に幅方
向中央部)とのそれぞれにおけるめっき液12の流速差
は、比較例よりは多少は改善されるものの、ストリップ
16の幅方向両端部における流速低下が改善されず、コゲ
やヤケを解消できなかった。
された発明によると、幅方向両端部と残余部 (特に幅方
向中央部)とのそれぞれにおけるめっき液12の流速差
は、比較例よりは多少は改善されるものの、ストリップ
16の幅方向両端部における流速低下が改善されず、コゲ
やヤケを解消できなかった。
【0060】
【変形形態】各実施形態および各実施例の説明では、突
起物により乱流形成促進体を構成したが、本発明におけ
る乱流形成促進体の形状は突起物には限定されない。金
属ストリップの幅方向端部の近傍に設けられて金属スト
リップの幅方向端部におけるめっき液の乱流形成を促進
できるものであれば、乱流形成促進体として等しく用い
ることができる。
起物により乱流形成促進体を構成したが、本発明におけ
る乱流形成促進体の形状は突起物には限定されない。金
属ストリップの幅方向端部の近傍に設けられて金属スト
リップの幅方向端部におけるめっき液の乱流形成を促進
できるものであれば、乱流形成促進体として等しく用い
ることができる。
【0061】また、各実施形態および各実施例の説明で
は、金属ストリップが鋼製ストリップである場合を例に
とったが、本発明はかかる態様に限定されるものではな
く、鋼以外の導体の金属ストリップに対しても等しく適
用することができる。
は、金属ストリップが鋼製ストリップである場合を例に
とったが、本発明はかかる態様に限定されるものではな
く、鋼以外の導体の金属ストリップに対しても等しく適
用することができる。
【0062】また、第1実施形態、第2実施形態、第1
実施例および第2実施例では、連続亜鉛電気めっきを行
った場合を例により、第3実施例および第4実施例で
は、連続アルミニウム電気めっきを行った場合を例にと
ったが、本発明はかかる態様に限定されるものではな
く、例えば銅電気めっき等の他の連続電気めっきについ
ても等しく適用される。
実施例および第2実施例では、連続亜鉛電気めっきを行
った場合を例により、第3実施例および第4実施例で
は、連続アルミニウム電気めっきを行った場合を例にと
ったが、本発明はかかる態様に限定されるものではな
く、例えば銅電気めっき等の他の連続電気めっきについ
ても等しく適用される。
【0063】また、各実施形態および各実施例の説明で
は、突起物を3つ用いた場合を例にとったが、本発明は
かかる態様に限定されるものではなく、突起物が1つ、
2つまたは4つ以上の場合についても、等しく適用され
る。
は、突起物を3つ用いた場合を例にとったが、本発明は
かかる態様に限定されるものではなく、突起物が1つ、
2つまたは4つ以上の場合についても、等しく適用され
る。
【0064】また、各実施形態および各実施例それぞれ
の説明では、用いた3つの突起物の形状が全て同一であ
る場合を例にとったが、本発明はかかる態様に限定され
るものではなく、各突起物の形状は全て同一でなくとも
よい。例えば、高さh が段階的に異なる3つの突起を用
いたり、例えば図3(a) 〜図3(c) に示すような異なる
形状の突起物を適宜組み合わせて用いてもよい。
の説明では、用いた3つの突起物の形状が全て同一であ
る場合を例にとったが、本発明はかかる態様に限定され
るものではなく、各突起物の形状は全て同一でなくとも
よい。例えば、高さh が段階的に異なる3つの突起を用
いたり、例えば図3(a) 〜図3(c) に示すような異なる
形状の突起物を適宜組み合わせて用いてもよい。
【0065】また、各実施形態および各実施例それぞれ
の説明では、突起物が、対向配置される一対の電極の両
端面に固定された枠板に固定された場合を例にとった
が、本発明はかかる態様に限定されるものではなく、一
方または両方の電極の対向面に直接固定されていてもよ
い。
の説明では、突起物が、対向配置される一対の電極の両
端面に固定された枠板に固定された場合を例にとった
が、本発明はかかる態様に限定されるものではなく、一
方または両方の電極の対向面に直接固定されていてもよ
い。
【0066】また、各実施形態および各実施例それぞれ
の説明では、3つの突起物が、ストリップの搬送方向に
直線状に配置された場合を例にとったが、本発明はかか
る態様に限定されるものではなく、例えば、上述したよ
うに、突起物を両方の電極の対向面に交互に固定する場
合には直線状ではなく千鳥状に配置することとしてもよ
い。
の説明では、3つの突起物が、ストリップの搬送方向に
直線状に配置された場合を例にとったが、本発明はかか
る態様に限定されるものではなく、例えば、上述したよ
うに、突起物を両方の電極の対向面に交互に固定する場
合には直線状ではなく千鳥状に配置することとしてもよ
い。
【0067】さらに、各実施形態における電極の大きさ
や電極間距離等は、あくまでも一例であって、本発明は
かかる態様に限定されるものではない。
や電極間距離等は、あくまでも一例であって、本発明は
かかる態様に限定されるものではない。
【0068】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
り、エッジマスクを用いなくともコゲやヤケの発生を解
消して連続電気めっきを行うことが可能となった。した
がって、エッジマスクを用いたことによるエッジマスク
の補修や、エッジマスクとの干渉によるストリップの疵
つきや破断を完全に解消し、連続電気めっきの生産性お
よび品質をいずれも顕著に向上することができる。かか
る効果を有する本発明の意義は、極めて著しい。
り、エッジマスクを用いなくともコゲやヤケの発生を解
消して連続電気めっきを行うことが可能となった。した
がって、エッジマスクを用いたことによるエッジマスク
の補修や、エッジマスクとの干渉によるストリップの疵
つきや破断を完全に解消し、連続電気めっきの生産性お
よび品質をいずれも顕著に向上することができる。かか
る効果を有する本発明の意義は、極めて著しい。
【図1】第1実施形態の縦型の連続電気めっき装置の構
成を示す説明図である。
成を示す説明図である。
【図2】第1実施形態の縦型の連続電気めっき装置にお
ける電極の付近を抽出して示す斜視図である。
ける電極の付近を抽出して示す斜視図である。
【図3】図3(a) 〜図3(c) は、いずれも、本発明にお
ける突起物の各種形状例を示す斜視図である。
ける突起物の各種形状例を示す斜視図である。
【図4】第2実施形態の横型の連続電気めっき装置の構
成を示す説明図である。
成を示す説明図である。
【図5】第2実施形態の横型の連続電気めっき装置にお
ける電極の付近を抽出して示す斜視図である。
ける電極の付近を抽出して示す斜視図である。
【図6】第4実施例において、ストリップの幅方向端面
の近傍におけるめっき流速を測定した結果を示すグラフ
である。
の近傍におけるめっき流速を測定した結果を示すグラフ
である。
【図7】縦型の連続電気めっき装置に設けられるエッジ
マスクの一例を示す斜視図である。
マスクの一例を示す斜視図である。
10 連続電気めっき装置 11 めっき槽 12 めっき液 13、14 電極 15' めっき液循環供給系 16 ストリップ 16a 幅方向端面 20 乱流形成促進体 20a 〜20c 突起物 22 枠板 23 めっき領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼谷 有志 和歌山市湊1850番地 住友金属工業株式会 社和歌山製鉄所内 (72)発明者 内田 淳一 大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金 属工業株式会社内 (72)発明者 福井 国博 大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金 属工業株式会社内 (72)発明者 平山 克郎 大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金 属工業株式会社内 (72)発明者 武石 芳明 大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金 属工業株式会社内 (72)発明者 上野 静昭 広島市西区観音新町4丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 平井 悦郎 広島市西区観音新町4丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 橋本 律男 広島市西区観音新町4丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】 離間して対向配置される一対の電極間に
めっき液を供給しながら、当該電極間に金属ストリップ
を通板させることによる連続電気めっき方法において、
前記電極間であって通板される前記金属ストリップの幅
方向端部の近傍に乱流形成促進体を配置して、前記幅方
向端部における前記めっき液の乱流形成を促進すること
を特徴とする連続電気めっき方法。 - 【請求項2】 前記乱流形成促進体は、前記金属ストリ
ップの通板方向について設置または連設される1または
2以上の突起物である請求項1記載の連続電気めっき方
法。 - 【請求項3】 前記めっき液は、溶融塩めっき液である
請求項1または請求項2記載の連続電気めっき方法。 - 【請求項4】 めっき液を収容するめっき槽と、前記め
っき液に浸漬されるとともに離間して対向配置される一
対の電極と、当該電極間に前記めっき液を循環供給する
めっき液循環供給系とを備える金属ストリップの連続電
気めっき装置であって、さらに、前記電極間であって通
板される前記金属ストリップの幅方向端部の近傍に、当
該幅方向端部における前記めっき液の乱流形成を促進す
る乱流形成促進体を備えることを特徴とする連続電気め
っき装置。 - 【請求項5】 前記乱流形成促進体は、前記金属ストリ
ップの通板方向について設置または連設される1または
2以上の突起物である請求項4記載の連続電気めっき装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13531098A JPH11323596A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 連続電気めっき方法及び連続電気めっき装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13531098A JPH11323596A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 連続電気めっき方法及び連続電気めっき装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11323596A true JPH11323596A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=15148748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13531098A Pending JPH11323596A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 連続電気めっき方法及び連続電気めっき装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11323596A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006283041A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Nippon Steel Corp | 竪型電解処理装置のエッジマスク装置 |
-
1998
- 1998-05-18 JP JP13531098A patent/JPH11323596A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006283041A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Nippon Steel Corp | 竪型電解処理装置のエッジマスク装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020528 |