JPH11323662A - ポリウレタン系弾性繊維 - Google Patents

ポリウレタン系弾性繊維

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JPH11323662A
JPH11323662A JP12703798A JP12703798A JPH11323662A JP H11323662 A JPH11323662 A JP H11323662A JP 12703798 A JP12703798 A JP 12703798A JP 12703798 A JP12703798 A JP 12703798A JP H11323662 A JPH11323662 A JP H11323662A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、酸化亜鉛の耐塩素性を低下させるこ
となく、光、NOx等のガスに対する耐黄化性に優れた
ポリウレタン系弾性繊維を提供することができる。 【解決手段】本発明のポリウレタン系弾性繊維は、酸化
亜鉛と硫黄系安定剤を含有するポリウレタン系弾性繊維
であって、該硫黄系安定剤が、下記一般式I または下記
一般式IIで示される化学構造を有することを特徴とする
ものである。 R1 −OOC−CH2 CH2 −S−CH2 CH2 −COO−R2 ……I (式中、R1 、R2 :炭素数が13または14の直鎖ア
ルキル基を表す。) (R3 −S−CH2 CH2 −COO−CH2 −)4 −C ……II (式中、R3 :炭素数が12の直鎖アルキル基を表
す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐塩素性を低下さ
せることなく、光、NOxガスなどに対する耐黄化性に
優れたポリウレタン系弾性繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にポリウレタン系弾性繊維はその化
学構造から、塩素により脆化しやすい欠点を有し、従
来、酸化亜鉛微粉末添加によりその塩素に対する耐久性
を向上させる技術が開示されてきた。
【0003】しかし、その耐塩素性向上のために添加す
る酸化亜鉛は、ポリウレタン系弾性繊維に含有される他
の安定剤によって、その耐塩素性が低下するという欠点
を有していた。一般にポリウレタン系弾性繊維には、光
やガスに対する耐黄化性、耐久性向上を目的にヒンダー
ドフェノール系添加剤、ヒンダードアミン系添加剤等が
添加されていた。その機構は明らかではないが、ヒンダ
ードアミン系添加剤は、塩素に対する耐久性向上添加剤
としての酸化亜鉛の性能を大きく低下させる。一方、特
公昭46−2904号公報には、窒素の立体障害性の高
い3級アミンを含んだ安定剤、例えばポリ(ジイソプロ
ピルアミノエチルメタクリレート)を使用することが開
示されていたが、確かに酸化亜鉛の耐塩素性を低下させ
ず、耐候性能も優れているが、高価であることや、得ら
れる弾性糸のSET(永久歪み)の増加という力学的性
質の悪化を誘発させるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の背景に鑑み、ポリウレタン弾性繊維に添加する酸
化亜鉛の耐塩素性を低下させることなく、光、NOx等
のガスに対する耐黄化性に優れたポリウレタン系弾性繊
維を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用する。すなわ
ち、本発明のポリウレタン系弾性繊維は、酸化亜鉛と硫
黄系安定剤を含有するポリウレタン系弾性繊維であっ
て、該硫黄系安定剤が、下記一般式I または下記一般式
IIで示される化学構造を有するものであることを特徴と
するものである。
【0006】 R1 −OOC−CH2 CH2 −S−CH2 CH2 −COO−R2 ……I (式中、R1 、R2 :炭素数が13または14の直鎖ア
ルキル基を表す。) (R3 −S−CH2 CH2 −COO−CH2 −)4 −C ……II (式中、R3 :炭素数が12の直鎖アルキル基を表
す。)
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、かかる課題、つまり、
酸化亜鉛の耐塩素性を低下させることなく、光、NOx
等のガスに対する耐黄化性に優れたポリウレタン系弾性
繊維について、鋭意検討し、特定な硫黄系安定剤を配合
したところ、かかる課題を一挙に解決することを究明し
たものである。
【0008】本発明でいうポリウレタン系弾性繊維と
は、少なくとも85重量%のセグメント化したポリウレ
タンを含む長鎖のポリウレタン重合体から構成されたも
のである。ここでいうポリウレタンセグメントは、いず
れも長鎖のポリエーテルセグメント、ポリエステルセグ
メントまたはポリエーテルエステルセグメント等のソフ
トセグメント(a)とイソシアネートと鎖伸長剤である
ジアミンまたはジオールとの反応により得られる比較的
短鎖のセグメントであるハードセグメント(b)とから
構成されるものである。
【0009】かかるソフトセグメント(a)としては、
(1) テトラメチレングリコール、3−メチル−1、
5−ペンタンジオール、テトラヒドロフラン、3−メチ
ルテトラヒドロフラン等から得られる重合体または共重
合体であるポリエーテルセグメント、(2) エチレン
グリコール、テトラメチレングリコール、2、2−ジメ
チル−1、3−プロパンジオール等のジオールとアジピ
ン酸、コハク酸等との二塩基酸とから得られるポリエス
テルセグメント、(3) ポリ−(ペンタン−1、5−
カーボネート)ジオール、ポリ−(ヘキサン−1、6−
カーボネート)ジオール等から得られるポリエーテルエ
ステルセグメントなどを用いることができるが、中でも
テトラメチレングリコールから得られるポリエーテルセ
グメントが好ましく使用される。
【0010】本発明において、ポリウレタン重合体は、
ヒドロキシル末端ソフトセグメント前駆体を有機ジイソ
シアネートで重付加反応させること(キャッピング反
応)によって得られたプレポリマ生成物を、アミン鎖伸
長剤またはジオール鎖伸長剤で鎖伸長させて得ることが
できる。
【0011】ここでいう有機ジイソシアネートとして
は、ビス−(p−イソシアナートフェニル)−メタン
(以下、MDIと略する)、トリレンジイソシアネート
(以下、TDIと略する)、ビス−(4−イソシアナー
トシクロヘキシル)−メタン(以下、PICMと略す
る)、ヘキサメチレンジイソシアネート、3、3、5−
トリメチル−5−メチレンシクロヘキシルジイソシアネ
ート等を用いることができるが、中でもMDIが好まし
く使用される。
【0012】本発明のかかるポリウレタンにおいて、ポ
リウレタンウレアを形成させるためのアミン鎖伸長剤と
して種々のジアミンを使用することができ、中でもエチ
レンジアミン、1,3−シクロヘキサンジアミン、1,
4−シクロヘキサンジアミン等を好ましく使用される。
【0013】かかるアミン鎖伸長剤は、1種のみのジア
ミンに限定されるわけでなく、複数種のアミンからなる
ものであってもよく、さらに上記アミンに限定されるこ
とはなく、ジオールであってもよい。例えば、エチレン
グリコール、1,3−プロパンジオール、4−ブタンジ
オール、ネオペンチルグリコール、1,2−プロピレン
グリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、
1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−ビス(β−
ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、ビス(β−ヒドロキシ
エチル)テレフタレートおよびパラキシリレンジオール
等を用いることができる。ジオール鎖伸長剤は、1種の
みのジオールに限定されるわけでなく、複数種のジオー
ルからなるものであってもよい。また、イソシアネート
基と反応する1個の水酸基を含む化合物と併用していて
もよい。この場合、このようなポリウレタンを得る方法
については溶融重合法、溶液重合法など各種方法を採用
することができ、限定されるものではない。重合の処方
についても、特に限定されずに、たとえば、ポリオール
とジイソシアネートと、ジオールからなる鎖伸長剤とを
同時に反応させることにより、ポリウレタンを合成する
方法等を採用することができ、いずれの方法によるもの
でもよい。
【0014】また、本発明のポリウレタンウレアの最終
的な分子量の調節を助けるために、鎖停止剤を反応混合
物に包有させることができる。かかる鎖停止剤として
は、好ましくは活性水素を有する一官能性化合物、たと
えばジエチルアミン等を使用することができる。さら
に、本発明の効果を損なわない範囲で他の安定剤を配合
することも好ましい。
【0015】ポリウレタン重合体を溶液とする場合に用
いる溶媒としては、N,N−ジメチルアセトアミド(以
下、DMAcと略する)、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、N−メチルピロリドン等を使用する
ことができるが、DMAcが好ましく使用される。
【0016】ポリウレタン重合体の溶液濃度としては、
好ましくは30〜40%(溶液の全重量を基準にし
て)、さらに好ましくは35〜38%のポリウレタン重
合体の溶液濃度が、ポリウレタン系弾性繊維のフィラメ
ント糸を得る乾式紡糸法として、好ましく使用される。
【0017】本発明においては、ポリウレタン重合体か
らポリウレタン系弾性繊維を紡糸する方法は、特に限定
されるものではないが、例えば、(1) ジオールを鎖
伸長剤として用いたポリウレタン系弾性繊維の紡糸法と
して、溶融紡糸法、乾式紡糸法または湿式紡糸法等を採
用することができる。また、(2) アミンを鎖伸長剤
として用いたポリウレタン系弾性繊維の紡糸法として、
通常乾式紡糸法を採用することができる。
【0018】本発明のポリウレタン系弾性繊維は、酸化
亜鉛を含有するものである。すなわち、酸化亜鉛が含有
されていないと、プール水等に含まれる塩素に対する耐
久性に劣った繊維となるので好ましくない。かかる該酸
化亜鉛は、ポリウレタンに対して好ましくは1〜5重量
%、さらに好ましくは2〜4重量%配合される。かかる
酸化亜鉛の含有量が高すぎると、糸の強度低下や製糸性
が悪化し、逆に低すぎると、充分な耐塩素性を有する糸
が得られにくくなる。
【0019】本発明で用いる酸化亜鉛は、工程安定性の
観点から微細粉末であることが好ましく、平均粒子径は
0.1〜1μmの範囲のものが好ましく使用され、さら
に酸化亜鉛に含まれる不純物の少ない、高純度のものが
好ましく使用され、さらに好ましくは純度99.4%以
上のものが使用される。
【0020】本発明においては、酸化亜鉛を微粉末化す
るに際し、工程安定性の観点から、酸化亜鉛をポリマに
添加するまでに、酸化亜鉛を溶媒と他の添加剤、例えば
増粘剤等と混合し、スラリーを調製し、縦形または横型
ミル等によって粉砕することが好ましい。
【0021】本発明においては、酸化亜鉛に加えて、下
記一般式I または下記一般式IIで示される化学構造を有
する硫黄系安定剤が配合されるものである。
【0022】 R1 −OOC−CH2 CH2 −S−CH2 CH2 −COO−R2 ……I (式中、R1 、R2 :炭素数が13または14の直鎖ア
ルキル基を表す。) (R3 −S−CH2 CH2 −COO−CH2 −)4 −C ……II (式中、R3 :炭素数が12の直鎖アルキル基を表
す。)かかる硫黄系安定剤として、具体的には、たとえ
ばジトリデシル3,3’−チオジプロピオナート、ペン
タエリスリット−テトラ(β−ラウリル−チオプロピオ
ナート)、ジミリスチル3、3’−チオジプロピオナー
ト等を用いることができる。かかる硫黄系安定剤が含有
されないと、NOx等のガスや光に対する耐久性に劣っ
たものになるという問題がある。かかる硫黄系安定剤
は、該酸化亜鉛に対して好ましくは0.3〜0.9、さ
らに好ましくは0.5〜0.8の割合の範囲で配合され
る。この硫黄系安定剤の配合量が高すぎると高次加工な
どでの摩擦によりスカムを発生しやすくなる上に、得ら
れる効果に比してコスト的に高価になりすぎるし、逆に
低すぎるとガスや光に対する安定性に欠けものを提供す
る傾向がある。
【0023】かかる硫黄系安定剤は、該酸化亜鉛を含有
するスラリーの中に入れ、酸化亜鉛や他の添加剤と、好
ましくは均一に溶媒中に分散するように攪拌するか、ま
たは、酸化亜鉛を含有するスラリーと硫黄系安定剤を含
有するスラリーを別々に調製し、別々にポリマに添加す
るか、いずれの方法であっても、ポリマ中の分散性を損
なわない限り別にさしつかえない。
【0024】
【実施例】以下、本発明のポリウレタン系弾性繊維を実
施例を用いて詳細に説明する。なお、本発明における評
価方法を説明する。
【0025】[塩素耐黄化性]ポリウレタン系弾性繊維
をテフロン板に必要量10g巻き取った試料カードを作
製し、これを40±2℃に恒温された塩素濃度が600
ppmである塩素溶液中に30分間浸積し、10分間純
水で水洗した後、自然乾燥させ、カラーマスター(D2
5 DP−9000型 シグナルプロセッサー)を使用
して“b”カラーを測定し、処理前後の差Δbによって
黄変程度を評価した。
【0026】[サンシャイン耐黄化性]ポリウレタン系
弾性繊維をステンレス板に必要量10g巻き取った試料
カードを作製し、これをサンシャイン ウェザーメータ
(WEL−SUN−HCH B型 スガ試験機株式会社
製)内に40時間暴露し、変色する状態をカラーマスタ
ー(D25 DP−9000型 シグナルプロセッサ
ー)を使用して“b”カラーを測定し、処理前後の差Δ
bによって黄変程度を評価した。
【0027】[NO2 ガス耐黄化性]ポリウレタン系弾
性繊維をステンレス板に必要量10g巻き取った試料カ
ードを作製し、これをスコットテスターを使用して、N
2 ガスを規定の濃度(7ppm)として混合したガス
単独に40時間暴露し、カラーマスター(D25 DP
−9000型 シグナルプロセッサー)を使用して
“b”カラーを測定し、処理前後の差Δbによって黄変
程度を評価した。
【0028】[塩素耐久性]水温25℃、pH7.5、
塩素濃度1ppmに調整された恒温槽に25%伸長した
ポリウレタン系弾性繊維を96時間浸漬し、その塩素前
後の市販の万能引張り試験機による200%伸長時の強
度、および糸切断時の強度の保持率によって評価した。
【0029】万能引張り試験機(INSTRON 11
22型,4500型)は、伸長率300%の引張りと回
復を4回繰り返し、5回目の加重時に伸度200%に達
した点の強力をT+200とし、6回目に試験糸が切断
するまで引張り、切断時の強力をTBとした。
【0030】実施例1 ビス−(p−イソシアナートフェニル)−メタン/テト
ラメチレンエーテルグライコール(数平均分子量180
0)=1.58/1(モル比)の混合物を常法により9
0℃で約3時間反応してイソシアナート部分2.22%
を含有するキャップドグライコールを調製した。このキ
ャップドグライコールをN,N−ジメチルアセトアミド
(DMAc)で希釈した。次にエチレンジアミンおよび
ジエチレンアミンを含むDMAc溶液をキャップドグラ
イコールのDMAc溶液に添加して室温で市販の高速攪
拌装置を用いて混合し、鎖伸長させ、ポリマ中の固体分
が35重量%であるDMAc溶液を得た。
【0031】また、別にポリマ固体に対し、含有量が3
wt%となるように酸化亜鉛(カドックス−15、ニュ
ージャージー・ジンク カンパニー製)、1.5wt%
となるようにフェノール系安定剤(パラクレゾール/ジ
ビニルベンゼンのコポリマー)と、2wt%となるよう
に硫黄系安定剤(ジトリデシル3,3’−チオジプロピ
ナート(SUMILIZER TL、住友化学工業
製))を用いてスラリーを調製した。この場合、横形ミ
ルにガラスビーズを充填し、前記酸化亜鉛含有スラリー
を酸化亜鉛の平均粒子径が0.1〜1μmとなるように
ミリングした。このスラリーをポリマ固体分に対し前記
各添加剤が規定液量になるように添加して、ポリウレタ
ン重合体溶液を得た。
【0032】このポリウレタン重合体溶液を通常の乾式
紡糸方法によって、ポリウレタン系弾性繊維(40D、
4フィラメント)を巻き取った。
【0033】得られたポリウレタン系弾性繊維は、塩素
水に対し、優れた耐黄化性を有し、かつ、光やNO2
スに対しても優れた耐黄化性を有するものであった。
【0034】さらに、強度面からも塩素に対して極めて
優れた耐久性を有するものであった。結果を表1に示
す。
【0035】実施例2 硫黄系安定剤として、(ペンタエリスリチル−テトラキ
ス(3−ラウリル−チオプロピオナート)(SUMIL
IZER TPD、住友化学工業製))を用いる以外は
実施例1と同一の条件でポリウレタン系弾性繊維を得
た。
【0036】得られたポリウレタン系弾性繊維は、塩素
水に対し、優れた耐黄化性を有し、かつ、光やNO2
スに対しても優れた耐黄化性を有するものであった。
【0037】さらに、強度面からも塩素に対して極めて
優れた耐久性を有するものであった。結果を併せて表1
に示す。
【0038】実施例3 硫黄系安定剤として、(ジミリスチル3,3’−チオジ
プロピオナート)(SUMILIZER TPM、住友
化学工業製))を用いる以外は実施例1と同一の条件で
ポリウレタン系弾性繊維を得た。
【0039】得られたポリウレタン系弾性繊維は、塩素
水に対し、優れた耐黄化性を有し、かつ、光やNO2
スに対しても優れた耐黄化性を有するものであった。
【0040】さらに、強度面からも塩素に対して極めて
優れた耐久性を有するものであった。結果を併せて表1
に示す。
【0041】比較例1 硫黄系安定剤を使用せずに、市販のピペリジン骨格を持
ったヒンダードアミンを用いる以外は実施例1と同一の
条件でポリウレタン系弾性繊維を得た。
【0042】得られたポリウレタン系弾性繊維は、強度
面からは処理時間内に糸切れや強度測定不能となるなど
塩素に対する耐久性が劣っていた。結果を併せて表1に
示す。
【0043】比較例2 硫黄系安定剤を使用せずに、ジイソプロピルアミノエチ
ルメタクリレートとデシルメタクリレートの75/25
モル比の重合体を用いる以外は実施例1と同一の条件で
ポリウレタン系弾性繊維を得た。
【0044】得られたポリウレタン系弾性繊維は、塩素
水に対する耐黄化性が劣っていた。結果を併せて表1に
示す。
【0045】比較例3 酸化亜鉛、フェノール系安定剤以外の添加剤を使用しな
い以外は実施例1と同一の条件でポリウレタン系弾性繊
維を得た。
【0046】得られたポリウレタン系弾性繊維は、光や
NO2 ガスに対する耐黄化性および塩素水に対する耐黄
化性が劣っていた。結果を併せて表1に示す。
【0047】
【表1】 表中;−は、処理中又は測定中に糸切れにより測定不能
となったことを示す。表1から明らかなように、実施例
1、2のものは、光およびNO2 ガスに対する耐黄化性
が良好で酸化亜鉛の有する塩素耐久性を充分発揮せしめ
得ることがわかる。
【0048】これに対して、比較例1のものは、NO2
ガスに対する耐黄化性がやや低下し、さらに塩素耐久性
は大幅に低下したものであった。また、比較例2のもの
は、塩素水に対する耐黄化性にやや劣るものであって、
さらに、比較例3のものは、光およびNO2 ガスに対す
る耐黄化性も、また、塩素水に対する耐黄化性も、いず
れにおいても劣るものであった。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、スイミングプールにお
いて使用する水着に好適に使用される耐黄化性に優れた
水着用途に好適に使用されるポリウレタン系弾性繊維を
提供することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化亜鉛と硫黄系安定剤を含有するポリ
    ウレタン系弾性繊維であって、該硫黄系安定剤が、下記
    一般式Iまたは下記一般式IIで示される化学構造を有す
    るものであることを特徴とするポリウレタン系弾性繊
    維。 R1 −OOC−CH2 CH2 −S−CH2 CH2 −COO−R2 ……I (式中、R1 、R2 :炭素数が13または14の直鎖ア
    ルキル基を表す。) (R3 −S−CH2 CH2 −COO−CH2 −)4 −C ……II (式中、R3 :炭素数が12の直鎖アルキル基を表
    す。)
  2. 【請求項2】 該該酸化亜鉛が、ポリウレタンに対して
    1〜5重量%配合されているものである請求項1記載の
    ポリウレタン系弾性繊維。
  3. 【請求項3】 該該酸化亜鉛が、0.1〜1μmの平均
    粒子径を有するものである請求項1または2記載のポリ
    ウレタン系弾性繊維。
  4. 【請求項4】 該硫黄系安定剤が、該酸化亜鉛に対して
    0.3〜0.9の割合の範囲で配合されているものであ
    る請求項1記載のポリウレタン系弾性繊維。
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