JPH11323726A - 消臭、抗菌および防汚機能を有する繊維布帛およびその製造方法 - Google Patents
消臭、抗菌および防汚機能を有する繊維布帛およびその製造方法Info
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- JPH11323726A JPH11323726A JP10139928A JP13992898A JPH11323726A JP H11323726 A JPH11323726 A JP H11323726A JP 10139928 A JP10139928 A JP 10139928A JP 13992898 A JP13992898 A JP 13992898A JP H11323726 A JPH11323726 A JP H11323726A
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Abstract
含む繊維布帛において、悪臭の発生の問題を解消した優
れた消臭機能と抗菌および防汚機能とを有する布帛を提
供する。 【解決手段】 メラミン樹脂で被覆された有機質繊維上
に酸化チタン光触媒を固定化した有機質繊維を含む繊維
布帛、および有機質繊維を含む布帛にメラミン樹脂を付
与した後、酸化チタン光触媒を含む酸化けい素含有ゾル
溶液を付与することを含む繊維布帛の製造方法。
Description
防汚機能を有する繊維布帛およびその製造方法に関す
る。特に、本発明は、衣料、カーテンなどのインテリア
用、衛生材料などに広く応用できる、消臭、抗菌および
防汚機能を有する有機質繊維を含む布帛およびその製造
方法に関する。
の酸化分解能力により消臭や抗菌、防汚などの機能を有
する布帛が得られることは以前から予想され、ガラスや
セラミックに酸化チタン光触媒を焼き付けにより固定化
したものや紡糸前に樹脂の中に酸化チタン光触媒を練り
込み、合成繊維に酸化チタン光触媒を固定化したものが
知られている。
解の生じないセラミックやガラスの表面など無機物の表
面に光触媒を固定化した場合は問題はないけれども、イ
ンテリアや衣料などに使用されている有機質繊維に酸化
チタン光触媒を固定すると酸化チタン光触媒の強い酸化
分解力により繊維や染料、界面活性剤などの繊維処理剤
が分解され、低分子量の分解物の生成により悪臭が発生
するといった、本来酸化チタン光触媒を固定化した製品
が有すべき機能に反する問題が発生し、実用化の最大の
障害となっていた。
定化するための方法は種々検討されてはいる。例えば、
酸化チタン光触媒により酸化分解を受けにくい樹脂をバ
インダーとして酸化チタン光触媒の固定化に用いること
などである。しかし、酸化分解を受けにくいバインダー
についても、樹脂中に炭化水素などの有機質を含む場
合、程度の差はあるものの酸化チタン光触媒の強い酸化
力により分解されて悪臭が発生し、また繊維に保護層を
形成したものであっても有機質繊維布帛の劣化による布
帛の強度低下や酸化チタンの脱落は改善されてはいるも
のの悪臭の発生を抑える効果は十分ではなく、さらに改
善が望まれているのが現状である。
光触媒を固定化した有機質繊維を含む繊維布帛におい
て、上記の悪臭の問題点を一掃した極めて優れた消臭機
能に加え、抗菌および防汚機能を有する布帛を提供する
ことを目的としている。
決するため、メラミン樹脂で被覆された有機質繊維上に
酸化チタン光触媒を固定化した有機質繊維を含む繊維布
帛を提供する。本発明は、また、有機質繊維を含む布帛
にメラミン樹脂を付与した後、酸化チタン光触媒を含む
酸化けい素含有ゾル溶液を付与することを含む繊維布帛
の製造方法を提供する。
ては、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊
維などの合成繊維、レーヨン、トリアセテートなどの再
生・半合成繊維、綿、羊毛、絹などの天然繊維などが挙
げられる。また、有機質繊維を含む布帛としては、上記
のごとき有機質繊維単独または同種、異種の2種類以上
の繊維または有機質繊維以外の無機質繊維との組み合わ
せからなる織物、編物、不織布などが挙げられる。さら
に、有機質繊維を含む布帛は通常の染色加工やプリント
が施されたものであってもよい。
は、光照射、特に紫外線照射により励起して、酸化還元
能力を発揮して、有機物を分解することができる酸化チ
タンであり、二酸化チタンあるいはより低次の酸化状態
にあるものが好ましく、アナターゼ型、ルチル型、フル
ッカイト型の結晶型のものが使用できる。その粒子径と
しては、500nm以下、特に50nm以下のものが、光触
媒活性の高さの点から好ましい。
化チタン光触媒による酸化分解から保護し、不快臭の発
生を抑えることを考え、その方法および材料を探究した
ところ、耐熱性に優れ、化学的安定性にも優れたメラミ
ン樹脂で繊維を被覆することが極めて有効であることを
見出した。メラミン樹脂としては、好ましくは、メラミ
ンにホルムアルデヒドがアルカリ性条件下で付加されて
生成したメチロールメラミンを用い、このメチロールメ
ラミンを有機質繊維に付着させてから、縮合反応により
架橋させて、緻密な三次元網目状のメラミン樹脂皮膜を
有機質繊維状に形成させる。
は、トリメチロールメラミン、テトラメチロールメラミ
ン、ペンタメチロールメラミン、ヘキサメチロールメラ
ミンおよびそれらの混合物あるいはさらにこれらを縮合
させたものであるのが好ましい。また、有機質繊維を被
覆するメラミン樹脂の付着量は、有機質繊維重量に対し
0.1重量%以上、好ましくは1〜5重量%であるのが
好ましい。
に酸化チタン光触媒を固定化するにあたり、その酸化分
解に耐えうるバインダーを探究したところ、酸化けい素
をバインダーとして用いることが好ましいことを見出し
た。この酸化けい素をバインダーとして用いる例は、特
開平10−1879に記載されている。しかしながら、
本発明は、メラミン樹脂で被覆した有機質繊維上に、酸
化けい素のゾル溶液からなるバインダーで光触媒を固定
することに意義があり、メラミン樹脂皮膜なしには本発
明の目的が達成することはできない。
用いられ、例えば、テトラエトキシシランをはじめとす
る炭素数1〜4の低級アルコキシシランもしくはそのオ
リゴマーおよび一部のアルコキシ基がハロゲンで置き換
えられたものを低級アルコール/水の混合溶剤中で硝酸
や塩酸で加水分解することにより得られる。この酸化け
い素のゾル溶液からは、一般の有機質繊維の処理で行わ
れる200℃以下の熱処理でほとんど無機質の皮膜が得
られる。酸化チタン光触媒と酸化けい素の配合比率とし
ては、重量比で20〜95:80〜5の範囲が好まし
い。酸化チタン光触媒の比率が低すぎると、酸化チタン
光触媒が酸化けい素の皮膜に覆われる割合が大きくな
り、酸化チタン光触媒と外気との接触が妨げられて効果
が発揮されにくくなり、この比率が高すぎると、酸化チ
タン光触媒の固着が十分にできず、脱落しやすくなるの
で好ましくない。
する付着量が少なすぎると、悪臭の分解速度が遅くな
り、実用性に欠ける場合がある。付着量が多すぎる場合
には布帛の風合いが硬くなるので好ましくない。有機質
繊維に対する酸化チタン光触媒の付着量は0.01〜1
0g/m2 の範囲が好ましく、0.05〜2g/m2 の
範囲がさらに好ましい。
有する繊維布帛の製造方法を説明する。まず、メラミン
樹脂で有機質繊維を被覆する。その方法として、ナイフ
コーター、グラビアコーター、スプレーなどによりメチ
ロールメラミンを含む溶液を有機質繊維を含む布帛に付
与することができるが、布帛全体に均一に付着させるた
めにはメチロールメラミンを含む溶液を有機質繊維を含
む布帛に含浸させた後、マングルロールで絞る方法が好
ましい。
を用い、縮合反応によりメラミン樹脂皮膜を形成する。
特に好ましい縮合反応の方法としては、布帛内で偏りな
く均一に繊維を被覆できる方法として100℃の飽和水
蒸気中での湿熱処理、マイクロウエーブの誘電加熱処
理、あるいは室温で湿潤状態でのコールドバッチ処理な
どの方法により架橋させて、繊維を均一なメラミン樹脂
で被覆させる方法がある。乾熱処理により架橋させた場
合、メラミン樹脂が熱によるマイグレーションを起こ
し、繊維への被覆が不均一になったり、布帛内で樹脂が
偏ってしまうことで、風合いの硬化や白化を起こしてし
まうことがあり、得られる布帛の品位を低下させ、さら
に有機質繊維を酸化チタン光触媒の酸化分解から保護す
る効果が低くなったりすることがある。
行われるのがよく、メチロールメラミンを含む溶液に触
媒を添加してもよい。かかる触媒としては、ギ酸、酢酸
などの脂肪族カルボン酸、アクリル酸などの飽和ジカル
ボン酸、リンゴ酸、酒石酸などのオキシカルボン酸、グ
ルタミン酸などのアミノカルボン酸、マレイン酸などの
不飽和ジカルボン酸、フタル酸などの芳香族ジカルボン
酸およびそれらのアンモニウム、ナトリウム、カリウム
などの有機酸塩あるいはアミノ塩酸塩などの酸性有機塩
があげられる。また、有機塩以外には、硫酸、過硫酸、
塩酸、りん酸、硝酸のアンモニウム、ナトリウム、マグ
ネシウム、アルミニウムなどの無機塩及びそれらの複塩
があげられる。
む溶液中に0.01〜10重量%の濃度で用いられるの
がよい。さらには、浸透性、溶液安定性向上のためメチ
ロールメラミンを含む溶液中に界面活性剤を併用するこ
とが好ましい。次に、上記のメラミン樹脂で被覆された
有機質繊維を含む布帛に、酸化チタン光触媒を含む酸化
けい素のゾル溶液を付与する。その方法としては、ゾル
溶液に布帛を含浸させた後、マングルロールで絞る方
法、適当な粘度に調整してナイフコーターやグラビアコ
ーター、スプレーなどで塗布する方法が使用できる。塗
布後は50〜150℃程度の温度での乾燥により皮膜化
させ、酸化チタン光触媒を固定化する。さらには、皮膜
強度や接着強度の向上のために200℃以下の熱処理を
施してもよい。
溶液には、艶消し用の微粒子や着色のための顔料、さら
に消臭機能、抗菌機能の効率化のためにシリカゲル、酸
性白土、活性炭などの公知の消臭剤、公知の抗菌剤、そ
の他特定の機能付与のための添加剤、例えば紫外線遮蔽
効果を得るための酸化亜鉛が含まれていてもよい。
る。なお、実施例中の紫外線強度の測定は、ミノルタ製
UV RADIOMETERUM−1(最大吸収波長3
67nm)を便宜的に用いて行った。なお、本発明の効果
を得るために使用される紫外線の波長は特に限定される
ものではない。 実施例1 ポリエステルフィラメントからなる目付180g/m2
のサテン織物を、高圧型染色機により、分散染料を用い
て130℃でベージュ色に染色したものを繊維布帛とし
て使用した。有機質繊維の保護のための処理として、メ
ラミン樹脂による被覆の処理を以下のように行った。
グルロールでピックアップ60%に絞った後、100℃
の飽和水蒸気中で10分間処理した。次いで、ハイドロ
サルファイトおよびソーダ灰で還元洗浄した後、水洗
し、120℃で乾燥し、170℃で30秒間加熱処理す
ることにより、メラミン樹脂で被覆された有機質繊維布
帛を得た。メラミン樹脂の付着量は4.8重量%であっ
た。
られた有機質繊維布帛の片面に125メッシュのグラビ
アロールを使用し、8g/m2 の量で塗布し、120℃
で乾燥した。さらに、170℃で30秒間キュアリング
して、酸化チタン光触媒を固定した布帛を得た。 配合液2 ST−K03 50.0重量% (石原テクノ株式会社製 酸化チタン光触媒 酸化ケイ素ゾル配合溶液) (酸化チタン光触媒 粒子径 7nm 固形分 5重量%) (酸化ケイ素 固形分 5重量%) イソプロピルアルコール 20.0重量% 水 30.0重量% 酸化チタン光触媒の付着量は繊維布帛に対して0.2g
/m2 であった。 比較例1 実施例1で用いたと同じ染色繊維布帛を用い、メラミン
樹脂による保護処理を施さずに、配合液2を実施例1と
同様にして塗布して、酸化チタン光触媒を固定した布帛
を得た。 比較例2 実施例1で用いたと同じ染色繊維布帛を用い、繊維保護
のための処理液として、配合液1にかえて下記の配合液
3を用い、これに有機質繊維布帛を浸し、マングルロー
ルでピックアップ60%に絞った後、120℃で5分間
乾燥し、170℃で3分間キュアリングして得た布帛
に、配合液2を実施例1と同様にして塗布して、酸化チ
タン光触媒を固定した布帛を得た。
を固定した各繊維布帛を用いて、紫外線照射した場合の
臭気の発生程度について次のように評価を行った。
別の300mLの三角フラスコに入れ、密栓して、20W
の紫外線ランプの下30cmの距離で、酸化チタン光触媒
を塗布してある面に紫外線照射した。このときの布帛上
の紫外線強度は、0.8mW/cm2 であった。5時間照射
した後、栓を開け、フラスコ内の臭気を嗅覚により評価
した。6段階臭気強度表示法にて判定した結果を下記に
示す。
て、メラミン樹脂保護のない比較例1では有機質繊維の
酸化分解によると考えられる酸系の悪臭が強く、また比
較例2でも有機繊維の保護材としては不十分で、楽に感
知できる程の臭気が発生していた。
るために以下の実験を行った。実施例1の酸化チタン光
触媒を固定した布帛を用いて、幅3.0m×丈1.8m
のカーテンを作成して、8畳部屋(幅3.6m×奥行
3.6m×高さ2.7m)の南向きの窓に、酸化チタン
光触媒を塗布した面を日光のあたる側にして吊した。対
照布帛として、酸化チタン光触媒を固定していない布帛
を用いて同じ様にカーテンを作成し、同じ条件の別の部
屋に吊した。それぞれの部屋の中央で同時に10本のタ
バコを燃焼させた後、小型扇風機で部屋内の空気を循環
させながら、日中、閉め切った状態にしておいた。5時
間後、20人(男10人、女10人)にそれぞれの室内
の臭気の嗅覚評価を行ってもらった結果を下記に示す。
このときの日光に当たっているカーテン面上の紫外線強
度は、0.5〜0.8mW/cm 2 であった。
なるカーテンには、明らかなタバコ臭気に対する消臭効
果が認められた。 実施例2 ポリエステルスパン糸からなる目付110g/m2 の平
織物を、高圧型染色機により、分散染料を用いて130
℃で蛍光ホワイト色に染色したものを繊維布帛として使
用した。
メラミン樹脂により保護された繊維布帛を得た。次に、
酸化けい素のゾル溶液として下記の配合液4を調製し、
これを用いて、酸化チタン光触媒を含む配合液5を調製
した。これに得られた繊維布帛を浸し、マングルロール
でピックアップ50%に絞った後、120℃で3分間乾
燥した。さらに、170℃で1分間キュアリングして、
酸化チタン光触媒を固定した布帛を得た。
を用いて、配合液5ではなく酸化チタン光触媒を含む配
合液として配合液6を調製し、同様の方法で酸化チタン
光触媒を固定した布帛を得た。
各繊維布帛を用いて、紫外線照射した場合の臭気の発生
程度について、実施例1の場合と同様に評価を行った結
果を下記に示す。
して、比較例3では、シリコーン樹脂中の有機成分の酸
化分解によると考えられる酸系の悪臭が強く発生してい
た。
した有機質繊維布帛に対して、汗の不快臭の原因物質の
1つであるイソ吉草酸の消臭効果を調べるために、次の
試験を行った。実施例2で得られた有機質繊維布帛(1
0cm×10cm)を300mLの三角フラスコに入れ、イソ
吉草酸を注入し、密栓して、20Wの紫外線ランプの下
30cmの距離で、酸化チタン光触媒を塗布してある面に
紫外線照射した。対照布帛として、酸化チタン光触媒を
固定していない布帛を用いて同じ様にして照射した。こ
のときの布帛上の紫外線強度は、0.8mW/cm2 であっ
た。
酸の残留濃度を測定した結果を下記に示す。 イソ吉草酸 初期濃度 1時間後 臭気強度 実施例2 2.0ppm <0.05ppm 1 対照布帛 2.0ppm 1.8ppm 5 実施例2では、ガス検知管の検知限界以下となり、三角
フラスコ内の臭気の嗅覚評価でも、対照布帛の激しい悪
臭に対し、ほとんど臭気が感じられなかった。
した繊維布帛に対して、次のようにして、抗菌性の試験
を行った。繊維製品衛生加工協議会で定められた菌数測
定法により、抗菌性の評価を行った。菌種には黄色ブド
ウ球菌を使用し、培養時に20W蛍光灯の30cm下で光
をあてた状態で実施した。対照布帛として、酸化チタン
光触媒を固定していない布帛を用いて同様に実施した。
その結果を下記に示す。菌数増減値差は1.6以上を合
格とする。
は、蛍光灯照射下で優れた抗菌性があることがわかっ
た。
触媒を固定した有機質繊維布帛に対して、次のようにし
て、タバコのヤニ汚れの分解除去試験を行った。実施例
2で得られた有機質繊維布帛と対照布帛として酸化チタ
ン光触媒を固定していない繊維布帛を容積2Lのデシケ
ーター中の側壁に対向して貼り付け、フタをした状態
で、デシケーターの中心でタバコを3本燃焼させて、ヤ
ニをそれぞれに付着させた。1時間後に取り出し、南向
きの窓ガラスの内側に吊して、日光にあてた。
2 の日射で、延べ1週間放置したところ、実施例2の酸
化チタン光触媒を固定した繊維布帛は、ほとんど元の白
さに回復し、不快な臭気もなくなっていた。それに対し
て、酸化チタン光触媒を固定していない対照布帛は、黄
ばみが残ったままで、不快な臭気もまだ残っていた。 実施例3 ポリエステル100%からなる目付200g/m2 のカ
ーテン用のサテン織物の表面に分散染料を使用してブル
ー色にプリントした。
ラミン樹脂処理を行った。 ベッカミンPMN 10.0重量% (大日本インキ製、トリメチロールメラミン樹脂 固形分80重量%) ユニカキャタリストA−35 1.0重量% (ユニオン化成製、硬化触媒 固形分35重量%) 水 89.0重量% この処理液を織物に含浸させた後、ピックアップ60%
に絞った。
照射を出力6kWで5分間行った。次いで織物を、熱水で
5分間洗浄した後、120℃の熱風で乾燥し、さらに1
70℃で30秒間セットした。メラミン樹脂の付着量は
4.8g/m2 であった。実施例1で用いたと同じ酸化
チタン光触媒を含む配合液2を調製し、繊維布帛の裏側
に125メッシュのグラビアロールを使用し、8g/m
2 塗布し、120℃で乾燥した。さらに、170℃で3
0秒間キュアリングして、酸化チタン光触媒を固定した
布帛を得た。
下記の手順で評価した。10cm×10cmの大きさの布帛
を300mLの三角フラスコの中に入れた後、アセトアル
デヒドをフラスコ内の濃度が70ppm になるように、添
加して、密封した後、ブラックライトを用い、布帛上の
紫外線強度0.8mWの紫外線を3時間照射した。比較の
ため、同じ試験を未加工布帛についても行った。
帛は優れたアセトアルデヒド分解性を示した。 アセトアルデヒド濃度 未加工布帛 本発明布帛 初期 70ppm 70ppm 3時間後 70ppm 25ppm
での使用において、不快な思いをすることがなく、か
つ、優れた消臭、抗菌および防汚機能を有し、さらに、
洗濯を含めた各種の処理に対する耐久性を有し、カーテ
ンなどのインテリア、衛生材料、衣料などに、広く応用
することができる。
であったタバコ臭、汗臭、腋臭などの消臭が可能で、ま
た、布帛に付着したタバコのヤニなどの着色物質を分解
し防汚効果を発揮し、さらに、大腸菌、黄色ブドウ球菌
などに対して殺菌能力があり、菌が人体代謝物などを分
解する時に発生する悪臭を抑制する効果を持つ有機質繊
維を含む布帛が得られる。
Claims (4)
- 【請求項1】 メラミン樹脂で被覆された有機質繊維上
に酸化チタン光触媒を固定化した有機質繊維を含む繊維
布帛。 - 【請求項2】 酸化チタン光触媒が酸化けい素により固
定されている請求項1記載の布帛。 - 【請求項3】 酸化チタン光触媒の有機質繊維に対する
付着量が0.01〜10g/m2 である請求項1または
2記載の布帛。 - 【請求項4】 有機質繊維を含む布帛にメラミン樹脂を
付与した後、酸化チタン光触媒を含む酸化けい素含有ゾ
ル溶液を付与することを含む繊維布帛の製造方法。
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| JP13992898A JP4067177B2 (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 消臭、抗菌および防汚機能を有する繊維布帛およびその製造方法 |
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