JPH11326262A - バイオセンサ - Google Patents
バイオセンサInfo
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- JPH11326262A JPH11326262A JP10150631A JP15063198A JPH11326262A JP H11326262 A JPH11326262 A JP H11326262A JP 10150631 A JP10150631 A JP 10150631A JP 15063198 A JP15063198 A JP 15063198A JP H11326262 A JPH11326262 A JP H11326262A
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- biosensor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 より微量な試料で簡便かつ確実に正確な測定
を行うことができるバイオセンサを提供する。 【解決手段】 バイオセンサ本体1と試料採取部材11
とは別体構成である。試料採取部材11は略直方体形状
で開口部12,13によって外部に連通する中空内部1
4を有する筒状体である。絶縁性の基板2上に接続部
3,リード部4,作用極6,参照極7が形成されてい
る。リード部4は絶縁膜8によって覆われている。基板
2の半円形端部の作用極6,参照極7は試薬層に覆わ
れ、感応部10が形成されている。開口部12又は13
から血液等の液体試料を毛管現象を利用して吸引し、中
空内部14に充填された試料量を確認し、開口部12を
指等で塞ぎ、開口部13から感応部10を矢印Bに従っ
て挿入する。
を行うことができるバイオセンサを提供する。 【解決手段】 バイオセンサ本体1と試料採取部材11
とは別体構成である。試料採取部材11は略直方体形状
で開口部12,13によって外部に連通する中空内部1
4を有する筒状体である。絶縁性の基板2上に接続部
3,リード部4,作用極6,参照極7が形成されてい
る。リード部4は絶縁膜8によって覆われている。基板
2の半円形端部の作用極6,参照極7は試薬層に覆わ
れ、感応部10が形成されている。開口部12又は13
から血液等の液体試料を毛管現象を利用して吸引し、中
空内部14に充填された試料量を確認し、開口部12を
指等で塞ぎ、開口部13から感応部10を矢印Bに従っ
て挿入する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体試料中の特定成
分を定量するためのバイオセンサの構造に関する。
分を定量するためのバイオセンサの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、尿,血液,体液等の生体試料中の
特定成分の定量を行う場合に、センサの測定濃度範囲が
これらの測定対象物質の濃度より低いと、試料を希釈し
たり、希釈手段を内蔵した装置が必要であった。
特定成分の定量を行う場合に、センサの測定濃度範囲が
これらの測定対象物質の濃度より低いと、試料を希釈し
たり、希釈手段を内蔵した装置が必要であった。
【0003】これに対して、近年センサの改良により、
特開平9−304330号公報記載のセンサのように無
希釈で測定できるセンサが提案されている。図11
(a)はこのセンサを用いた尿測定器100であり、図
11(b)はセンサ101の検出部100aにおける断
面図である。センサ101は、絶縁基板102上の電極
103表面に高分子膜104をコートし、かつ固定化酵
素膜105上に高分子膜106を形成することで、試料
を希釈することなく直接測定できるものである。このよ
うなセンサは繰り返して利用することを前提とし、測定
後の洗浄の便宜のためオープン構造となっているため、
多くの試料量が必要となっていた。
特開平9−304330号公報記載のセンサのように無
希釈で測定できるセンサが提案されている。図11
(a)はこのセンサを用いた尿測定器100であり、図
11(b)はセンサ101の検出部100aにおける断
面図である。センサ101は、絶縁基板102上の電極
103表面に高分子膜104をコートし、かつ固定化酵
素膜105上に高分子膜106を形成することで、試料
を希釈することなく直接測定できるものである。このよ
うなセンサは繰り返して利用することを前提とし、測定
後の洗浄の便宜のためオープン構造となっているため、
多くの試料量が必要となっていた。
【0004】このため、血液や体液のように身体を侵襲
して採取する試料を測定対象とし、より微量で測定でき
るセンサとして、特公平6−58338号記載のセンサ
200が提案されている。図12(a)はバイオセンサ
200の外観を示す斜視図であり、図12(b)は同分
解斜視図である。
して採取する試料を測定対象とし、より微量で測定でき
るセンサとして、特公平6−58338号記載のセンサ
200が提案されている。図12(a)はバイオセンサ
200の外観を示す斜視図であり、図12(b)は同分
解斜視図である。
【0005】このセンサは導入口201に血液等の試料
を接触させ、反応層における酵素反応を電極系202,
203によって検出することにより、血液中のグルコー
ス等の成分の濃度を測定するものである。
を接触させ、反応層における酵素反応を電極系202,
203によって検出することにより、血液中のグルコー
ス等の成分の濃度を測定するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなセンサ200では、導入口201を試料に接触させ
ると反応層における反応が開始し、直ちに測定が行われ
る。従って、測定に必要な試料量が反応層に供給されな
い場合でも測定が開始されてしまうので、測定精度が低
下するとともに、センサや試料が無駄になっていた。こ
のため、正確な測定を行うには結果的に多くの試料量が
必要となり、取り扱いも不便であった。
うなセンサ200では、導入口201を試料に接触させ
ると反応層における反応が開始し、直ちに測定が行われ
る。従って、測定に必要な試料量が反応層に供給されな
い場合でも測定が開始されてしまうので、測定精度が低
下するとともに、センサや試料が無駄になっていた。こ
のため、正確な測定を行うには結果的に多くの試料量が
必要となり、取り扱いも不便であった。
【0007】本発明は、かかる従来技術の課題を解決す
るためになされたものであって、その目的とするところ
は、より微量な試料で簡便かつ確実に正確な測定を行う
ことができるバイオセンサを提供することにある。
るためになされたものであって、その目的とするところ
は、より微量な試料で簡便かつ確実に正確な測定を行う
ことができるバイオセンサを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、少なくとも作用極と参照極とを備え
た電極系と、少なくとも酵素を含む反応層とを備え、前
記電極系と前記反応層とを含む感応部に液体試料を供給
し、該液体試料と前記酵素との反応による電気化学現象
を前記電極系で検知して前記液体試料中の特定成分の濃
度を測定するバイオセンサにおいて、前記感応部を有す
るバイオセンサ本体と、前記液体試料を採取して前記感
応部に供給する試料採取部材とを別体としたことを特徴
とする。
に、第1の発明は、少なくとも作用極と参照極とを備え
た電極系と、少なくとも酵素を含む反応層とを備え、前
記電極系と前記反応層とを含む感応部に液体試料を供給
し、該液体試料と前記酵素との反応による電気化学現象
を前記電極系で検知して前記液体試料中の特定成分の濃
度を測定するバイオセンサにおいて、前記感応部を有す
るバイオセンサ本体と、前記液体試料を採取して前記感
応部に供給する試料採取部材とを別体としたことを特徴
とする。
【0009】このようにすれば、試料採取部材による液
体試料の採取動作と感応部への液体試料の供給動作とを
分離することができるので、測定に必要な試料量を採取
したことを確認した上で、液体試料と酵素との反応を開
始させることができる。従って、液体試料,センサや時
間を無駄にすることがなく、より微量の試料でも確実に
正確な測定を行うことができる。
体試料の採取動作と感応部への液体試料の供給動作とを
分離することができるので、測定に必要な試料量を採取
したことを確認した上で、液体試料と酵素との反応を開
始させることができる。従って、液体試料,センサや時
間を無駄にすることがなく、より微量の試料でも確実に
正確な測定を行うことができる。
【0010】また、液体試料の採取には、試料採取部材
のみを移動させれば足りる。試料採取部材とバイオセン
サ本体とを別体構成としているので、試料採取部材を小
型化でき、身体を侵襲してその部位から直接液体試料を
採取する場合でも、より多様な部位から簡便に採取を行
うことができる。
のみを移動させれば足りる。試料採取部材とバイオセン
サ本体とを別体構成としているので、試料採取部材を小
型化でき、身体を侵襲してその部位から直接液体試料を
採取する場合でも、より多様な部位から簡便に採取を行
うことができる。
【0011】また、試料採取部材とバイオセンサ本体と
を別体構成としているので、感応部等と試料採取部材と
を異なる工程で形成することができるので、製造時間の
短縮化が可能となる。さらに、バイオセンサ本体側には
試料採取機能を設ける必要がないので、バイオセンサ本
体の構造を簡略化でき、製造コストの低減を図ることが
できる。例えば、感応部支持部材上に電極系を形成し、
反応層を担持するような簡単な開放構造のバイオセンサ
本体も可能となる。
を別体構成としているので、感応部等と試料採取部材と
を異なる工程で形成することができるので、製造時間の
短縮化が可能となる。さらに、バイオセンサ本体側には
試料採取機能を設ける必要がないので、バイオセンサ本
体の構造を簡略化でき、製造コストの低減を図ることが
できる。例えば、感応部支持部材上に電極系を形成し、
反応層を担持するような簡単な開放構造のバイオセンサ
本体も可能となる。
【0012】第2の発明は、第1の発明において、前記
試料採取部材は、2つの開口部と中空内部を備え、少な
くともいずれか一方の開口部を液体試料に接触させて毛
管現象によって前記液体試料を中空内部に吸引する筒状
体であり、前記感応部を前記試料採取部材の前記中空内
部に挿入することによって、前記液体試料を前記感応部
に供給することを特徴とする。
試料採取部材は、2つの開口部と中空内部を備え、少な
くともいずれか一方の開口部を液体試料に接触させて毛
管現象によって前記液体試料を中空内部に吸引する筒状
体であり、前記感応部を前記試料採取部材の前記中空内
部に挿入することによって、前記液体試料を前記感応部
に供給することを特徴とする。
【0013】このようにすれば、簡単な構成で液体試料
を採取できる試料採取部材を提供することができる。ま
た、少なくともいずれか一方の開口部を液体試料に接触
させるだけで液体試料を採取することができるので、簡
便に試料採取を行うことができる。
を採取できる試料採取部材を提供することができる。ま
た、少なくともいずれか一方の開口部を液体試料に接触
させるだけで液体試料を採取することができるので、簡
便に試料採取を行うことができる。
【0014】また、2つの開口部と中空内部を備えた筒
状体の試料採取部材の中空内部に液体試料を吸入するよ
うになっているので、感応部を前記試料採取部材の前記
中空内部に挿入することによって、感応部全体に液体試
料を供給することができ、高速かつ均一な反応が可能と
なる。従って、測定時間が短縮できるとともに、簡便に
正確な測定を行うことができる。
状体の試料採取部材の中空内部に液体試料を吸入するよ
うになっているので、感応部を前記試料採取部材の前記
中空内部に挿入することによって、感応部全体に液体試
料を供給することができ、高速かつ均一な反応が可能と
なる。従って、測定時間が短縮できるとともに、簡便に
正確な測定を行うことができる。
【0015】第3の発明は、第2の発明において、前記
試料採取部材の中空内部は予備空間部を有し、該予備空
間部は液体試料吸引時には液体試料に満たされないが、
前記感応部挿入時には該感応部によって排除された液体
試料が導入されることを特徴とする。
試料採取部材の中空内部は予備空間部を有し、該予備空
間部は液体試料吸引時には液体試料に満たされないが、
前記感応部挿入時には該感応部によって排除された液体
試料が導入されることを特徴とする。
【0016】このようにすれば、試料採取部材の中空内
部に吸入された液体試料をバイオセンサ本体の感応部に
供給するために、感応部を中空内部に挿入した時に、感
応部を含むバイオセンサ本体によって排除された液体試
料が予備空間部に導入されるので、試料採取部材からあ
ふれて周囲を汚したりすることがない。
部に吸入された液体試料をバイオセンサ本体の感応部に
供給するために、感応部を中空内部に挿入した時に、感
応部を含むバイオセンサ本体によって排除された液体試
料が予備空間部に導入されるので、試料採取部材からあ
ふれて周囲を汚したりすることがない。
【0017】第4の発明は、第2又は第3の発明におい
て、前記感応部を前記試料採取部材に挿入する際に前記
感応部と試料採取部材との位置決めを行うための位置決
め手段を前記バイオセンサ本体及び試料採取部材の少な
くともいずれか一方に設けたことを特徴とする。
て、前記感応部を前記試料採取部材に挿入する際に前記
感応部と試料採取部材との位置決めを行うための位置決
め手段を前記バイオセンサ本体及び試料採取部材の少な
くともいずれか一方に設けたことを特徴とする。
【0018】このように位置決め手段を設ければ、液体
試料を的確に感応部に供給することができるので、正確
な測定を行うことができる。
試料を的確に感応部に供給することができるので、正確
な測定を行うことができる。
【0019】第5の発明は、第4の発明において、前記
バイオセンサ本体に前記試料採取部材の開口部の縁部に
当接して位置決めを行う前記位置決め手段を設け、前記
感応部を前記開口部から挿入する際に該開口部からあふ
れる液体試料を吸収する試料吸収部を前記位置決め手段
に備えたことを特徴とする。
バイオセンサ本体に前記試料採取部材の開口部の縁部に
当接して位置決めを行う前記位置決め手段を設け、前記
感応部を前記開口部から挿入する際に該開口部からあふ
れる液体試料を吸収する試料吸収部を前記位置決め手段
に備えたことを特徴とする。
【0020】このようにすれば、位置決め手段が試料採
取部材の開口部の縁部に当接するまでバイオセンサ本体
を挿入すれば位置決めができるので、簡便に正確な測定
を行うことができる。
取部材の開口部の縁部に当接するまでバイオセンサ本体
を挿入すれば位置決めができるので、簡便に正確な測定
を行うことができる。
【0021】また、位置決め手段に試料吸収部を備えれ
ば、バイオセンサ本体を挿入した側の開口部から液体試
料があふれる場合でも、これを吸収することができるの
で、周囲を汚すこともない。位置決め部材自体を試料を
吸収する部材で形成すれば、さらに部品点数の削減を図
ることができる。
ば、バイオセンサ本体を挿入した側の開口部から液体試
料があふれる場合でも、これを吸収することができるの
で、周囲を汚すこともない。位置決め部材自体を試料を
吸収する部材で形成すれば、さらに部品点数の削減を図
ることができる。
【0022】第6の発明は、第2乃至5の発明におい
て、前記試料採取部材は前記バイオセンサ本体に装着さ
れており、前記試料採取部材で前記液体試料を採取した
後に、該試料採取部材から前記感応部に該液体試料を供
給することを特徴とする。
て、前記試料採取部材は前記バイオセンサ本体に装着さ
れており、前記試料採取部材で前記液体試料を採取した
後に、該試料採取部材から前記感応部に該液体試料を供
給することを特徴とする。
【0023】このようにバイオセンサ本体の一部をあら
かじめ試料採取部材の中空内部に挿入する等して装着し
ておけば、液体試料を採取した後の試料の供給動作をよ
り容易かつ確実に行うことができる。
かじめ試料採取部材の中空内部に挿入する等して装着し
ておけば、液体試料を採取した後の試料の供給動作をよ
り容易かつ確実に行うことができる。
【0024】第7の発明は、第2乃至第6の発明におい
て、前記試料採取部材は微小間隙を隔てて対向する内壁
を有し、前記開口部のうち少なくともいずれか一方は該
内壁の端部に形成されていることを特徴とする。
て、前記試料採取部材は微小間隙を隔てて対向する内壁
を有し、前記開口部のうち少なくともいずれか一方は該
内壁の端部に形成されていることを特徴とする。
【0025】このようにすれば、簡易な構成で毛管現象
によって開口部から液体試料を吸引する試料採取部材を
形成することができる。
によって開口部から液体試料を吸引する試料採取部材を
形成することができる。
【0026】第8の発明は、第1乃至第7の発明におい
て、前記試料採取部材を透光性部材にて形成したことを
特徴とする。
て、前記試料採取部材を透光性部材にて形成したことを
特徴とする。
【0027】このように試料採取部材を、透明又は半透
明の透光性部材によって形成すれば、採取された液体試
料量と目視によって簡単に確認することができる。従っ
て、試料不足の状態で測定を行うことがなく、高精度の
測定を簡単に行うことができる。また、測定の失敗によ
り、液体試料,センサや時間を無駄にすることもない。
明の透光性部材によって形成すれば、採取された液体試
料量と目視によって簡単に確認することができる。従っ
て、試料不足の状態で測定を行うことがなく、高精度の
測定を簡単に行うことができる。また、測定の失敗によ
り、液体試料,センサや時間を無駄にすることもない。
【0028】第9の発明は、第1の発明において、前記
試料採取部材は滴下された液体試料を保持するための試
料保持部と、前記感応部を該試料保持部へ案内する案内
手段とを有し、前記案内手段に従って案内された前記感
応部に前記試料保持部から前記液体試料を供給すること
を特徴とする。
試料採取部材は滴下された液体試料を保持するための試
料保持部と、前記感応部を該試料保持部へ案内する案内
手段とを有し、前記案内手段に従って案内された前記感
応部に前記試料保持部から前記液体試料を供給すること
を特徴とする。
【0029】このようにすれば、試料採取部材を身体の
侵襲部位等に直接接触させて吸引等の方法により採取す
ることができない場合でも、液体試料を滴下し、試料保
持部に保持された液体試料量を確認した上で、感応部に
供給することができるので、液体試料,センサや時間を
無駄にすることがなく、より微量の試料でも正確に測定
を行うことができる。また、試料保持部を外部に開放さ
れた構成とすれば、滴下による採取及び目視による試料
量の確認がより簡単かつ確実となる。
侵襲部位等に直接接触させて吸引等の方法により採取す
ることができない場合でも、液体試料を滴下し、試料保
持部に保持された液体試料量を確認した上で、感応部に
供給することができるので、液体試料,センサや時間を
無駄にすることがなく、より微量の試料でも正確に測定
を行うことができる。また、試料保持部を外部に開放さ
れた構成とすれば、滴下による採取及び目視による試料
量の確認がより簡単かつ確実となる。
【0030】また、案内部材を設けているので、液体試
料を容易かつ確実に感応部に供給することができる。
料を容易かつ確実に感応部に供給することができる。
【0031】第10の発明は、第1乃至第9の発明にお
いて、前記バイオセンサ本体は絶縁性の基板を有し、該
基板上の端部近傍に前記電極系を形成するとともに前記
反応層を担持して前記感応部を設けたことを特徴とす
る。
いて、前記バイオセンサ本体は絶縁性の基板を有し、該
基板上の端部近傍に前記電極系を形成するとともに前記
反応層を担持して前記感応部を設けたことを特徴とす
る。
【0032】これによれば、簡単な構造のバイオセンサ
を形成することができ、製造工程の簡略化及び低コスト
化が可能となる。また、基板上に電極系を形成した後に
反応層を形成することができるので、反応層に熱的又は
機械的作用を及ぼすおそれがなく、安定的に形成するこ
とができる。
を形成することができ、製造工程の簡略化及び低コスト
化が可能となる。また、基板上に電極系を形成した後に
反応層を形成することができるので、反応層に熱的又は
機械的作用を及ぼすおそれがなく、安定的に形成するこ
とができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0034】(第1の実施形態)図1(a)は本発明の
第1の実施形態に係るバイオセンサ本体1の上面図であ
り、図1(b)は図1(a)のA−A断面図である。
第1の実施形態に係るバイオセンサ本体1の上面図であ
り、図1(b)は図1(a)のA−A断面図である。
【0035】まず、バイオセンサ本体1の構成及び製造
方法について説明する。
方法について説明する。
【0036】このバイオセンサ本体1では、ポリエチレ
ンテレフタレートからなる絶縁性のフィルムの基板2上
にスクリーン印刷法によりカーボンペーストを印刷して
熱乾燥又はUV照射により硬化させて接続部3,リード
部4,電極部5を形成している。接続部3は測定装置本
体に接続されて検知信号の出力等を行う部分であり、作
用極6及び参照極7からなる電極部(電極系)5は試薬
と液体試料との反応による電気化学現象を検知する部分
であり、リード部4は接続部3と電極部5とを接続する
部分である。
ンテレフタレートからなる絶縁性のフィルムの基板2上
にスクリーン印刷法によりカーボンペーストを印刷して
熱乾燥又はUV照射により硬化させて接続部3,リード
部4,電極部5を形成している。接続部3は測定装置本
体に接続されて検知信号の出力等を行う部分であり、作
用極6及び参照極7からなる電極部(電極系)5は試薬
と液体試料との反応による電気化学現象を検知する部分
であり、リード部4は接続部3と電極部5とを接続する
部分である。
【0037】基板2は一端が半円形状に形成された略矩
形をなす。電極部5は半円形状の端部2a近傍に形成さ
れる。
形をなす。電極部5は半円形状の端部2a近傍に形成さ
れる。
【0038】次に、電極部5及び接続部3を除くリード
部4を絶縁膜8で覆い、各領域を明確化した。この絶縁
膜8は、絶縁性ペーストを印刷し、熱乾燥又はUV照射
により硬化させて形成する。絶縁膜8によって電極部側
は半円板状に基板面が露出している。
部4を絶縁膜8で覆い、各領域を明確化した。この絶縁
膜8は、絶縁性ペーストを印刷し、熱乾燥又はUV照射
により硬化させて形成する。絶縁膜8によって電極部側
は半円板状に基板面が露出している。
【0039】次に、試薬液を露出した電極部5表面を覆
うように展開させ、乾燥させて試薬層(反応層)9を形
成する。試薬液はグルコース酸化酵素(グルコースオキ
シダーゼ,GOD)0.2%と電子伝達物質のフェリシ
アン化カリウム1%と親水性低分子のフルクトース2.
0%の混合溶液であり、これを5μl滴下し、温度23
°C,湿度50%の環境下で乾燥させた。本実施形態で
は、基板2の半円形状端部2aに設けられた電極部5及
び試薬層9によって感応部10が形成されている。
うように展開させ、乾燥させて試薬層(反応層)9を形
成する。試薬液はグルコース酸化酵素(グルコースオキ
シダーゼ,GOD)0.2%と電子伝達物質のフェリシ
アン化カリウム1%と親水性低分子のフルクトース2.
0%の混合溶液であり、これを5μl滴下し、温度23
°C,湿度50%の環境下で乾燥させた。本実施形態で
は、基板2の半円形状端部2aに設けられた電極部5及
び試薬層9によって感応部10が形成されている。
【0040】図2(a)は試料採取部材11の上面図で
あり、図2(b)は図2(a)の左側からみた正面図で
ある。
あり、図2(b)は図2(a)の左側からみた正面図で
ある。
【0041】試料採取部材11は、扁平な略直方体形状
で、2つの開口部12,13を有する中空の筒状体であ
り、中空内部14も略直方体形状をなす。試料採取部材
11は合成樹脂等により形成することができる。
で、2つの開口部12,13を有する中空の筒状体であ
り、中空内部14も略直方体形状をなす。試料採取部材
11は合成樹脂等により形成することができる。
【0042】試料採取部材11の中空内部14の内壁1
4a,14bは微小間隙を介して対向しており、開口部
12の縁部12a,12bはこの内壁14a,14bの
端部に形成されて同様に微小間隙を介して対向している
(開口部13側も同様である。)。内壁14c,14d
はバイオセンサ本体1を挿入する際の幅方向の移動を規
制するとともに案内する案内部をなす。
4a,14bは微小間隙を介して対向しており、開口部
12の縁部12a,12bはこの内壁14a,14bの
端部に形成されて同様に微小間隙を介して対向している
(開口部13側も同様である。)。内壁14c,14d
はバイオセンサ本体1を挿入する際の幅方向の移動を規
制するとともに案内する案内部をなす。
【0043】開口部12又は開口部13に血液等の液体
試料を接触させると、毛管現象により液体試料が中空内
部14に吸引される。中空内部14の容積は測定に必要
な試料量を保持できる程度に形成する。試料採取部材1
1を透明又は半透明に形成することにより、適量の液体
が採取できているか否かの確認を容易かつ確実に行うこ
とができる。
試料を接触させると、毛管現象により液体試料が中空内
部14に吸引される。中空内部14の容積は測定に必要
な試料量を保持できる程度に形成する。試料採取部材1
1を透明又は半透明に形成することにより、適量の液体
が採取できているか否かの確認を容易かつ確実に行うこ
とができる。
【0044】以下に、バイオセンサ本体1を用いて測定
を行う測定装置の構成について説明する。
を行う測定装置の構成について説明する。
【0045】図3は、バイオセンサ本体1を用いた測定
装置の主要部の概略構成を示すブロック図である。
装置の主要部の概略構成を示すブロック図である。
【0046】作用極6は、出力を抵抗21を介して反転
入力端子に帰還させ、非反転入力端子を接地したオペア
ンプ22からなるI−V変換部23の反転入力端子に接
続されている。作用極によって検出された電流はI−V
変換部23によって電圧に変換される。この電圧はA−
D変換回路24によってディジタル信号に変換されて、
CPU,メモリ等からなる制御回路25に入力される。
入力端子に帰還させ、非反転入力端子を接地したオペア
ンプ22からなるI−V変換部23の反転入力端子に接
続されている。作用極によって検出された電流はI−V
変換部23によって電圧に変換される。この電圧はA−
D変換回路24によってディジタル信号に変換されて、
CPU,メモリ等からなる制御回路25に入力される。
【0047】参照極7は、出力を反転入力端子に帰還さ
せたオペアンプ26からなるバッファ回路27の出力に
接続されており、非反転入力端子に入力される電圧はス
イッチ28によりV1 ,V2 に切り替えられるようにな
っている。このスイッチ28は制御回路25からの信号
により電圧の切替を行う。
せたオペアンプ26からなるバッファ回路27の出力に
接続されており、非反転入力端子に入力される電圧はス
イッチ28によりV1 ,V2 に切り替えられるようにな
っている。このスイッチ28は制御回路25からの信号
により電圧の切替を行う。
【0048】制御回路25には、バイオセンサ本体1の
装置本体への装着の有無を検出するセンサ検出部29及
び測定結果等の情報を表示する表示部30が接続されて
いる。
装置本体への装着の有無を検出するセンサ検出部29及
び測定結果等の情報を表示する表示部30が接続されて
いる。
【0049】以下に、試料採取部材11,バイオセンサ
本体1及び測定装置を用いた測定手順について、血液を
液体試料とする場合を例として説明する。
本体1及び測定装置を用いた測定手順について、血液を
液体試料とする場合を例として説明する。
【0050】まず、血液を採取するために、試料採取部
材11のみを指等の侵襲部位へ移動させ、いずれかの開
口部13又は14を血液に接触させる。血液が毛管現象
によって吸引され、中空内部14内に充填される。
材11のみを指等の侵襲部位へ移動させ、いずれかの開
口部13又は14を血液に接触させる。血液が毛管現象
によって吸引され、中空内部14内に充填される。
【0051】センサ本体1が測定装置本体に装着されて
いると、センサ検出部29がこれを検出し、制御回路2
5からの信号によってスイッチ28を28a側に接続
し、参照極7・作用極6間に電圧V1 (0.15V)を
印加する。電圧V1 が印加された状態で、必要量の血液
が充填されているのを確認し、開口部12を指で塞ぎ、
図4(a)に矢印Bで示すように開口部13からバイオ
センサ本体1の感応部10を挿入する。図4(b)に示
すように、感応部10が中空内部14に挿入されると、
液体試料に接触した試薬層9は直ちに溶解して、酵素反
応を開始する。この酵素反応の開始によって、電極反応
電流が検出されるとともにフェリシアン化カリウムが還
元されてフェロシアン化カリウムへの変化を開始する。
いると、センサ検出部29がこれを検出し、制御回路2
5からの信号によってスイッチ28を28a側に接続
し、参照極7・作用極6間に電圧V1 (0.15V)を
印加する。電圧V1 が印加された状態で、必要量の血液
が充填されているのを確認し、開口部12を指で塞ぎ、
図4(a)に矢印Bで示すように開口部13からバイオ
センサ本体1の感応部10を挿入する。図4(b)に示
すように、感応部10が中空内部14に挿入されると、
液体試料に接触した試薬層9は直ちに溶解して、酵素反
応を開始する。この酵素反応の開始によって、電極反応
電流が検出されるとともにフェリシアン化カリウムが還
元されてフェロシアン化カリウムへの変化を開始する。
【0052】制御部回路25は電極反応電流を検出する
とスイッチ28を切り替えて非反転入力端子に電圧を印
加しない状態とする。
とスイッチ28を切り替えて非反転入力端子に電圧を印
加しない状態とする。
【0053】酵素反応の開始から10秒後に、スイッチ
28を28b側に切り替えて参照極7・作用極6間にフ
ェロシアン化カリウム酸化電位である電圧V2 (0.6
5V)を印加する。電圧をV2 に変更してから5秒後か
ら10秒後の酸化電流量を測定する。酸化電流量はフェ
ロシアン化カリウム量に、フェロシアン化カリウム量は
酵素反応量に、酵素反応量は基質量(試料中のグルコー
ス量)にそれぞれ比例するので、酸化電流量の測定によ
って試料中のグルコース濃度を測定することができる。
酵素反応開始からV2 印加までの時間は、フェロシアン
化カリウムの蓄積を待つためのものなので、試料,酵素
の種類等に応じて適宜設定すればよい。また、電圧のV
2 への変更後の電流測定期間も反応に応じて適宜設定す
ればよい。
28を28b側に切り替えて参照極7・作用極6間にフ
ェロシアン化カリウム酸化電位である電圧V2 (0.6
5V)を印加する。電圧をV2 に変更してから5秒後か
ら10秒後の酸化電流量を測定する。酸化電流量はフェ
ロシアン化カリウム量に、フェロシアン化カリウム量は
酵素反応量に、酵素反応量は基質量(試料中のグルコー
ス量)にそれぞれ比例するので、酸化電流量の測定によ
って試料中のグルコース濃度を測定することができる。
酵素反応開始からV2 印加までの時間は、フェロシアン
化カリウムの蓄積を待つためのものなので、試料,酵素
の種類等に応じて適宜設定すればよい。また、電圧のV
2 への変更後の電流測定期間も反応に応じて適宜設定す
ればよい。
【0054】このように、試料採取部材11のみを移動
させて液体試料を採取することができるので、侵襲部位
等の採取対象部位の位置や形状を問わず、容易に液体試
料を採取することができる。
させて液体試料を採取することができるので、侵襲部位
等の採取対象部位の位置や形状を問わず、容易に液体試
料を採取することができる。
【0055】また、液体試料の充填量を確認した上で、
測定を開始することができるので、試料量不足による精
度の低下を防止することができるとともに、センサや試
料を無駄にすることもない。
測定を開始することができるので、試料量不足による精
度の低下を防止することができるとともに、センサや試
料を無駄にすることもない。
【0056】また、液体試料を充填した試料採取部材1
1に感応部10を挿入することにより、液体試料は感応
部10全体に供給されるので、高速で均一な酵素反応が
可能となり、精度の向上と測定時間の短縮が可能とな
る。
1に感応部10を挿入することにより、液体試料は感応
部10全体に供給されるので、高速で均一な酵素反応が
可能となり、精度の向上と測定時間の短縮が可能とな
る。
【0057】また、バイオセンサ本体1には、試料採取
機能が不要となるので、センサ本体1の構造が簡単にな
り、簡便かつ廉価で製造することができる。
機能が不要となるので、センサ本体1の構造が簡単にな
り、簡便かつ廉価で製造することができる。
【0058】また、電極部5の製作後に試薬層9を形成
することができるので、試薬層9に機械的,熱的作用が
働くことがなく、安定した形成が可能となる。
することができるので、試薬層9に機械的,熱的作用が
働くことがなく、安定した形成が可能となる。
【0059】本実施形態では、基板2をポリエチレンテ
レフタレートによって形成しているが、これに限られる
ものではなく、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレ
ンサルファイド、ポリカーボネート、ポリアリルレー
ト、ポリエーテルサルファイド、ポリイミド等からなる
樹脂シートやプラスチック、セラミックス、ガラス薄
板、紙等から適宜選択することができる。
レフタレートによって形成しているが、これに限られる
ものではなく、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレ
ンサルファイド、ポリカーボネート、ポリアリルレー
ト、ポリエーテルサルファイド、ポリイミド等からなる
樹脂シートやプラスチック、セラミックス、ガラス薄
板、紙等から適宜選択することができる。
【0060】また、カーボンペーストのスクリーン印刷
によって電極6,7を形成しているが、電極材料及び形
成方法はこれに限られるものではなく、試薬の反応原理
に適した材料及び形成方法を選択することができる。例
えば、白金、金、銀、塩化銀、鉄、亜鉛、ニッケル、パ
ラジウム等の材料からなる電極を蒸着法、スパッタリン
グ法、メッキ法、イオンプレーティング等の薄膜形成法
によって製造することもできる。
によって電極6,7を形成しているが、電極材料及び形
成方法はこれに限られるものではなく、試薬の反応原理
に適した材料及び形成方法を選択することができる。例
えば、白金、金、銀、塩化銀、鉄、亜鉛、ニッケル、パ
ラジウム等の材料からなる電極を蒸着法、スパッタリン
グ法、メッキ法、イオンプレーティング等の薄膜形成法
によって製造することもできる。
【0061】絶縁膜8は絶縁膜材を直接コートしてもよ
いし、絶縁性フィルムを接着剤で固定するようにしても
よい。
いし、絶縁性フィルムを接着剤で固定するようにしても
よい。
【0062】試薬液中の酵素も被定量物質に応じて適宜
選択することができ、例えば、乳酸オキシダーゼ、アル
コールオキシダーゼ、コレステロールオキシダーゼ、ウ
リカーゼ、ピルビン酸オキシダーゼ等が挙げられる。
選択することができ、例えば、乳酸オキシダーゼ、アル
コールオキシダーゼ、コレステロールオキシダーゼ、ウ
リカーゼ、ピルビン酸オキシダーゼ等が挙げられる。
【0063】電子伝達物質についても、電極反応に応じ
て、フェリシアン化カリウムの他にフェロセン化合物や
p−ベンゾキシノン等を用いることができる。
て、フェリシアン化カリウムの他にフェロセン化合物や
p−ベンゾキシノン等を用いることができる。
【0064】試薬層9も本実施形態のように滴下した試
薬液の乾燥によって形成する場合に限られず、スクリー
ン印刷法等の方法を適宜選択することができ、酵素と電
子伝達物質だけでは薄膜化が困難な場合には容易に薄膜
状にするための支持材や架橋剤を加えてもよい。
薬液の乾燥によって形成する場合に限られず、スクリー
ン印刷法等の方法を適宜選択することができ、酵素と電
子伝達物質だけでは薄膜化が困難な場合には容易に薄膜
状にするための支持材や架橋剤を加えてもよい。
【0065】また、本実施形態では、試薬層9は基板2
の半円形の端部2a全体に形成されているが、部分的に
覆うようにしてもよい。
の半円形の端部2a全体に形成されているが、部分的に
覆うようにしてもよい。
【0066】本実施形態では、感応部10は基板2の半
円形の端部2aに形成されているが、端部の形状をこの
ようなものに限られず、台形や他の多角形でもよい。
円形の端部2aに形成されているが、端部の形状をこの
ようなものに限られず、台形や他の多角形でもよい。
【0067】本実施形態は、作用極6と参照極7の2電
極で構成しているが、さらに対極を設けて3電極で構成
してもよい。このようにすれば、血液等の高抵抗の液体
試料を分析・定量する場合でも高精度の測定が可能とな
る。対極を設ける場合には、図2でオペアンプ26の非
反転入力端子側に接続すればよい。
極で構成しているが、さらに対極を設けて3電極で構成
してもよい。このようにすれば、血液等の高抵抗の液体
試料を分析・定量する場合でも高精度の測定が可能とな
る。対極を設ける場合には、図2でオペアンプ26の非
反転入力端子側に接続すればよい。
【0068】(第2の実施形態)図5(a)は第2の実
施形態に係るバイオセンサのセンサ本体31を示す上面
図であり、図5(b)は図5(a)の左側からみた正面
図である。試料採取部材については第1の実施形態と同
様であるので同様の符号を用いて説明を省略する。バイ
オセンサ本体及び測定装置の構成並びに測定方法は第1
の実施形態とほぼ同様であるので同様の構成については
同様の符号を用いて説明を省略する。
施形態に係るバイオセンサのセンサ本体31を示す上面
図であり、図5(b)は図5(a)の左側からみた正面
図である。試料採取部材については第1の実施形態と同
様であるので同様の符号を用いて説明を省略する。バイ
オセンサ本体及び測定装置の構成並びに測定方法は第1
の実施形態とほぼ同様であるので同様の構成については
同様の符号を用いて説明を省略する。
【0069】本実施形態では、バイオセンサ本体31の
基板2の側面2bに突出するストッパ部(位置決め手
段)32を設けている。
基板2の側面2bに突出するストッパ部(位置決め手
段)32を設けている。
【0070】液体試料を充填した試料採取部材11に感
応部10を挿入したときに、図6に示すように、試料採
取部材11の開口部13の縁部13aがストッパ部32
に当接して移動を規制されるので、試料採取部材11と
バイオセンサ本体31との位置決めが容易にでき、液体
試料を試薬層9に確実に供給することができる。
応部10を挿入したときに、図6に示すように、試料採
取部材11の開口部13の縁部13aがストッパ部32
に当接して移動を規制されるので、試料採取部材11と
バイオセンサ本体31との位置決めが容易にでき、液体
試料を試薬層9に確実に供給することができる。
【0071】また、本実施形態では、試薬層9を基板の
半円形端部2aの全体ではなく、作用極6及び参照極7
の先端部を含む部分のみに形成している。このように半
円形端部2aの一部のみに試薬層9を形成すると、試薬
液が少なくて済み製造時間も短縮できる。一方、半円形
端部2aを試料採取部材11の中空内部14に挿入すれ
ば試薬層9は均一に接触するので測定に影響することは
ない。
半円形端部2aの全体ではなく、作用極6及び参照極7
の先端部を含む部分のみに形成している。このように半
円形端部2aの一部のみに試薬層9を形成すると、試薬
液が少なくて済み製造時間も短縮できる。一方、半円形
端部2aを試料採取部材11の中空内部14に挿入すれ
ば試薬層9は均一に接触するので測定に影響することは
ない。
【0072】ストッパ部32の位置は、試料採取部材1
1の大きさに応じて適宜設定すればよい。ストッパ部3
2の形状及び大きさについても、試料採取部材11の開
口部12又は13の縁部に当接するものであればよい。
1の大きさに応じて適宜設定すればよい。ストッパ部3
2の形状及び大きさについても、試料採取部材11の開
口部12又は13の縁部に当接するものであればよい。
【0073】(第3の実施形態)図7(a)は第3の実
施形態に係るバイオセンサのバイオセンサ本体41を示
す上面図であり、図7(b)は図7(a)の左側からみ
た正面図である。試料採取部材については第1の実施形
態と同様であるので同様の符号を用いて説明を省略す
る。バイオセンサ本体及び測定装置の構成並びに測定方
法は第1の実施形態とほぼ同様であるので同様の構成に
ついては同様の符号を用いて説明を省略する。
施形態に係るバイオセンサのバイオセンサ本体41を示
す上面図であり、図7(b)は図7(a)の左側からみ
た正面図である。試料採取部材については第1の実施形
態と同様であるので同様の符号を用いて説明を省略す
る。バイオセンサ本体及び測定装置の構成並びに測定方
法は第1の実施形態とほぼ同様であるので同様の構成に
ついては同様の符号を用いて説明を省略する。
【0074】本実施形態では、ストッパ部材(位置決め
部材)42が、リード部4と絶縁膜8が形成された基板
2の周囲を短手方向(感応部挿入方向に直交する方向)
に取り囲むように形成されている。ストッパ部材42
は、長手方向(感応部挿入方向)に直交する方向に突出
しており、感応部10を試料採取部材11に挿入する
と、開口部13の縁部が当接して、試料採取部材11と
バイオセンサ本体41との相対位置を規制する。このよ
うにすれば、試料採取部材11とバイオセンサ41との
位置決めが容易にでき、液体試料を試薬層9に確実に供
給することができる。
部材)42が、リード部4と絶縁膜8が形成された基板
2の周囲を短手方向(感応部挿入方向に直交する方向)
に取り囲むように形成されている。ストッパ部材42
は、長手方向(感応部挿入方向)に直交する方向に突出
しており、感応部10を試料採取部材11に挿入する
と、開口部13の縁部が当接して、試料採取部材11と
バイオセンサ本体41との相対位置を規制する。このよ
うにすれば、試料採取部材11とバイオセンサ41との
位置決めが容易にでき、液体試料を試薬層9に確実に供
給することができる。
【0075】このストッパ部材42を多孔体等の液体試
料と吸引する部材にて形成することにより、感応部10
の挿入によってあふれる液体試料を吸引して漏れを防止
することができる。本実施形態では、位置決め手段を構
成するストッパ部材42自体が試料吸収部となってい
る。
料と吸引する部材にて形成することにより、感応部10
の挿入によってあふれる液体試料を吸引して漏れを防止
することができる。本実施形態では、位置決め手段を構
成するストッパ部材42自体が試料吸収部となってい
る。
【0076】また、本実施形態では、第2の実施形態と
同様に、試薬層9を基板の半円形端部2aの全体ではな
く、作用極6及び参照極7の先端部を含む部分のみに形
成している。このように半円形端部2aの一部のみに試
薬層9を形成すると、試薬液が少なくて済み製造時間も
短縮できる。一方、半円形端部2aを試料採取部材11
の中空内部14に挿入すれば試薬層9は均一に接触する
ので測定に影響することはない。
同様に、試薬層9を基板の半円形端部2aの全体ではな
く、作用極6及び参照極7の先端部を含む部分のみに形
成している。このように半円形端部2aの一部のみに試
薬層9を形成すると、試薬液が少なくて済み製造時間も
短縮できる。一方、半円形端部2aを試料採取部材11
の中空内部14に挿入すれば試薬層9は均一に接触する
ので測定に影響することはない。
【0077】ストッパ部材42の位置は、試料採取部材
11の大きさに応じて適宜設定すればよい。ストッパ部
材42の形状及び大きさについても、試料採取部材11
の開口部の縁部に当接するものであればよく、バイオセ
ンサ本体41の上面のみに設ける等、周方向の一部のみ
に設けてもよい。
11の大きさに応じて適宜設定すればよい。ストッパ部
材42の形状及び大きさについても、試料採取部材11
の開口部の縁部に当接するものであればよく、バイオセ
ンサ本体41の上面のみに設ける等、周方向の一部のみ
に設けてもよい。
【0078】(第4の実施形態)図8(a)は第4の実
施形態に係るバイオセンサの試料採取部材51を示す上
面図であり、図8(b)は図8(a)の右側からみた背
面図であり、図8(c)は図8(a)の左側からみた正
面図である。バイオセンサ本体及び測定装置の構成は第
1乃至第3の実施形態と同様であるので説明を省略し、
試料採取部材について説明する。
施形態に係るバイオセンサの試料採取部材51を示す上
面図であり、図8(b)は図8(a)の右側からみた背
面図であり、図8(c)は図8(a)の左側からみた正
面図である。バイオセンサ本体及び測定装置の構成は第
1乃至第3の実施形態と同様であるので説明を省略し、
試料採取部材について説明する。
【0079】試料採取部材11では、中空内部14は略
直方体形状をなし、開口部12,13は同じ大きさであ
ったが、本実施形態に係る試料採取部材51は、開口部
52と開口部52の大きさが異なっている。
直方体形状をなし、開口部12,13は同じ大きさであ
ったが、本実施形態に係る試料採取部材51は、開口部
52と開口部52の大きさが異なっている。
【0080】内壁51aと内壁51bとは微小間隙を隔
てて対向し、開口部52及び開口部53の端部に形成さ
れている。
てて対向し、開口部52及び開口部53の端部に形成さ
れている。
【0081】試料採取部材51の中空内部には、内壁5
1a・内壁51b間及び内壁51c・内壁51d間の距
離がほぼ一定の筒部54aと内壁51c,内壁51dが
開口部53に向けて次第に離間するテーパー面をなす予
備空間部54bとが設けられている。
1a・内壁51b間及び内壁51c・内壁51d間の距
離がほぼ一定の筒部54aと内壁51c,内壁51dが
開口部53に向けて次第に離間するテーパー面をなす予
備空間部54bとが設けられている。
【0082】開口部52を液体試料を接触させると、吸
引された液体試料は、筒部54aに充填され、予備空間
部54bまでは達しない。次に、開口部52又は開口部
53を指等で塞いで、他方の開口部からバイオセンサ本
体1の感応部10を挿入すると、感応部10によって排
除される液体試料は、筒部54から予備空間部54bに
逃げて予備空間部54bを満たすので、液体試料が試料
採取部材51からあふれて周囲を汚すことがない。
引された液体試料は、筒部54aに充填され、予備空間
部54bまでは達しない。次に、開口部52又は開口部
53を指等で塞いで、他方の開口部からバイオセンサ本
体1の感応部10を挿入すると、感応部10によって排
除される液体試料は、筒部54から予備空間部54bに
逃げて予備空間部54bを満たすので、液体試料が試料
採取部材51からあふれて周囲を汚すことがない。
【0083】(第5の実施形態)図9(a)は第5の実
施形態に係るバイオセンサの試料採取部材61を示す上
面図であり、図9(b)は図9(a)のC−C断面図で
あり、図9(c)は図9(a)の右側からみた背面図で
ある。バイオセンサ本体及び測定装置の構成は第1乃至
第3の実施形態と同様であるので同様の符号を用いて説
明を省略する。
施形態に係るバイオセンサの試料採取部材61を示す上
面図であり、図9(b)は図9(a)のC−C断面図で
あり、図9(c)は図9(a)の右側からみた背面図で
ある。バイオセンサ本体及び測定装置の構成は第1乃至
第3の実施形態と同様であるので同様の符号を用いて説
明を省略する。
【0084】試料採取部材61は略矩形板状の底部と底
部の短手方向の両端部に沿って設けられたガイド部6
3,64とからなる。
部の短手方向の両端部に沿って設けられたガイド部6
3,64とからなる。
【0085】図9(b)に示すように、底部62の長手
方向の一方の端部近傍の表面62aに凹状に窪む試料保
持部65が形成されている。試料保持部65の大きさ
は、反応に必要なだけの液体試料を保持できる程度の大
きさに形成する。試料保持部65の形状は、試薬層9の
形状に合わせて形成することが望ましい。
方向の一方の端部近傍の表面62aに凹状に窪む試料保
持部65が形成されている。試料保持部65の大きさ
は、反応に必要なだけの液体試料を保持できる程度の大
きさに形成する。試料保持部65の形状は、試薬層9の
形状に合わせて形成することが望ましい。
【0086】ガイド部63,64は、底部表面62aに
直交する方向に突出する幅方向ガイド部63a,64a
と、幅方向ガイド部63a,64aから底部表面62a
と所定距離だけ隔てて底部表面62aに平行かつ互いに
対向するように延設された高さ方向ガイド部63b,6
4bとを有する。
直交する方向に突出する幅方向ガイド部63a,64a
と、幅方向ガイド部63a,64aから底部表面62a
と所定距離だけ隔てて底部表面62aに平行かつ互いに
対向するように延設された高さ方向ガイド部63b,6
4bとを有する。
【0087】試料採取部材61を用いて測定する場合に
は、底部表面62aが水平かつ上向きとなるように試料
採取部材61を保持し、試料保持部65に液体試料を滴
下し、バイオセンサ本体1の感応部10を試薬層9及び
電極部5が底部表面62aに対向するように、背面側
(図9(a)右側)から幅方向ガイド部63a,64a
及び高さ方向ガイド部63b,64bに沿って挿入す
る。このときバイオセンサ本体1の短手方向(幅方向)
の移動は幅方向ガイド部63a,64aによって規制さ
れるとともに案内され、厚み方向の移動は高さ方向ガイ
ド部63b,64bによって規制されるとともに案内さ
れる。従って、試薬層9を試料保持部65に貯留する液
体試料と正確に接触させることができる。
は、底部表面62aが水平かつ上向きとなるように試料
採取部材61を保持し、試料保持部65に液体試料を滴
下し、バイオセンサ本体1の感応部10を試薬層9及び
電極部5が底部表面62aに対向するように、背面側
(図9(a)右側)から幅方向ガイド部63a,64a
及び高さ方向ガイド部63b,64bに沿って挿入す
る。このときバイオセンサ本体1の短手方向(幅方向)
の移動は幅方向ガイド部63a,64aによって規制さ
れるとともに案内され、厚み方向の移動は高さ方向ガイ
ド部63b,64bによって規制されるとともに案内さ
れる。従って、試薬層9を試料保持部65に貯留する液
体試料と正確に接触させることができる。
【0088】バイオセンサ本体に第2又は第3の実施形
態のようなストッパ部材を設ければ、バイオセンサ本体
の長手方向の位置決めもさらに正確に行うことができ
る。
態のようなストッパ部材を設ければ、バイオセンサ本体
の長手方向の位置決めもさらに正確に行うことができ
る。
【0089】このようにすれば、液体試料の充填量を目
視して確認した上で、測定を開始することができるの
で、試料量不足による精度の低下を防止することができ
るとともに、センサや試料を無駄にすることもない。
視して確認した上で、測定を開始することができるの
で、試料量不足による精度の低下を防止することができ
るとともに、センサや試料を無駄にすることもない。
【0090】また、試料保持部65に感応部10を接触
させることにより、液体試料は感応部10全体に供給さ
れるので、高速で均一な酵素反応が可能となり、精度の
向上と測定時間の短縮が可能となる。
させることにより、液体試料は感応部10全体に供給さ
れるので、高速で均一な酵素反応が可能となり、精度の
向上と測定時間の短縮が可能となる。
【0091】また、バイオセンサ本体には、試料採取機
能が不要となるので、センサ本体の構造が簡単になり、
簡便かつ廉価で製造することができる。
能が不要となるので、センサ本体の構造が簡単になり、
簡便かつ廉価で製造することができる。
【0092】(第6の実施形態)図10(a)は第6の
実施形態に係るバイオセンサ70の上面図であり、図1
0(b)は図10(a)の下側からみた側面図である。
実施形態に係るバイオセンサ70の上面図であり、図1
0(b)は図10(a)の下側からみた側面図である。
【0093】バイオセンサ70では、バイオセンサ本体
71と試料採取部材72とが別体構成であるが、あらか
じめセットされている。
71と試料採取部材72とが別体構成であるが、あらか
じめセットされている。
【0094】試料採取部材72は第1の実施形態に係る
試料採取部材とほぼ同様の構成を有しているので、同様
の構成については同様の符号を用いて説明を省略する。
試料採取部材とほぼ同様の構成を有しているので、同様
の構成については同様の符号を用いて説明を省略する。
【0095】試料採取部材72は、扁平な略直方体形状
で2つの開口部12,13によって外部に連通する略直
方体形状の中空内部14を有する筒状体であるが、試料
採取部材の開口部13側の端部の内壁14c,14dに
対向する係止部74,75が突出形成されている。
で2つの開口部12,13によって外部に連通する略直
方体形状の中空内部14を有する筒状体であるが、試料
採取部材の開口部13側の端部の内壁14c,14dに
対向する係止部74,75が突出形成されている。
【0096】バイオセンサ本体71も第2実施形態に係
るバイオセンサ本体31とほぼ同様の構成を有している
ので、同様の構成については同様の符号を用いて説明を
省略する。
るバイオセンサ本体31とほぼ同様の構成を有している
ので、同様の構成については同様の符号を用いて説明を
省略する。
【0097】バイオセンサ本体71の基板2の感応部1
0側端部が略矩形状であり、端部近傍の両側面には凹部
76,77が形成されている。また、基板2の両側面2
b,2cにそれぞれストッパ部(位置決め手段)32
a,32bが形成されている。基板2の凹部76,77
と試料採取部材72の係止部74,75とがそれぞれ係
合しており、試料採取部材72及びバイオセンサ本体7
1の長手方向の相対移動は規制されている。
0側端部が略矩形状であり、端部近傍の両側面には凹部
76,77が形成されている。また、基板2の両側面2
b,2cにそれぞれストッパ部(位置決め手段)32
a,32bが形成されている。基板2の凹部76,77
と試料採取部材72の係止部74,75とがそれぞれ係
合しており、試料採取部材72及びバイオセンサ本体7
1の長手方向の相対移動は規制されている。
【0098】試料採取部材72をバイオセンサ本体71
にセットするに際しては、試料採取部材72を微小間隙
を挟む上半部と下半部との分割構成として、突起と凹部
とを係合させた後に上半部と下半部とを接合するように
してもよいし、バイオセンサ本体71の基板2を凹部7
6,77を境として先端部と感応部側端部との分割構成
として、先端部側を一体成形された試料採取部材72の
開口部12から挿入した後、先端部側と感応部側端部と
を接合するようにしてもよい。組立方法はこれらに限ら
れない。
にセットするに際しては、試料採取部材72を微小間隙
を挟む上半部と下半部との分割構成として、突起と凹部
とを係合させた後に上半部と下半部とを接合するように
してもよいし、バイオセンサ本体71の基板2を凹部7
6,77を境として先端部と感応部側端部との分割構成
として、先端部側を一体成形された試料採取部材72の
開口部12から挿入した後、先端部側と感応部側端部と
を接合するようにしてもよい。組立方法はこれらに限ら
れない。
【0099】バイオセンサによる測定方法について説明
する。
する。
【0100】試料採取部材の中空内部14は2つの開口
部12,13によって外部に連通しているので、開口部
12を血液等の液体試料に接触させることにより、毛管
現象によって中空内部14に吸引される。開口部13と
試薬層9及び電極部5とは離れているので、この段階で
導入された液体試料と試薬層9とが反応することはな
い。試料採取部材72を透明又は半透明に形成すれば、
適量の液体が採取できているか否かの確認を容易かつ確
実に行うことができる。
部12,13によって外部に連通しているので、開口部
12を血液等の液体試料に接触させることにより、毛管
現象によって中空内部14に吸引される。開口部13と
試薬層9及び電極部5とは離れているので、この段階で
導入された液体試料と試薬層9とが反応することはな
い。試料採取部材72を透明又は半透明に形成すれば、
適量の液体が採取できているか否かの確認を容易かつ確
実に行うことができる。
【0101】次に、試料採取部材72の開口部12を指
等で塞ぎ、バイオセンサ本体71を試料採取部材72側
(矢印D側)に押圧する。このとき係止部74,75は
所定の押圧力に対しては変形して、長手方向の移動に対
する規制が解除される。従って、バイオセンサ本体71
は中空内部14に挿入される。ストッパ部32a,32
bが開口部13の縁部に当接するまでバイオセンサ本体
71を挿入すると、試薬層9が液体試料に覆われ反応が
進行する。
等で塞ぎ、バイオセンサ本体71を試料採取部材72側
(矢印D側)に押圧する。このとき係止部74,75は
所定の押圧力に対しては変形して、長手方向の移動に対
する規制が解除される。従って、バイオセンサ本体71
は中空内部14に挿入される。ストッパ部32a,32
bが開口部13の縁部に当接するまでバイオセンサ本体
71を挿入すると、試薬層9が液体試料に覆われ反応が
進行する。
【0102】従って、液体試料の充填量を確認した上
で、測定を開始することができるので、試料量不足によ
る精度の低下を防止することができるとともに、センサ
や試料を無駄にすることもない。
で、測定を開始することができるので、試料量不足によ
る精度の低下を防止することができるとともに、センサ
や試料を無駄にすることもない。
【0103】また、液体試料を充填した試料採取部材7
2に感応部10を挿入することにより、液体試料は感応
部10全体に供給されるので、高速で均一な酵素反応が
可能となり、精度の向上と測定時間の短縮が可能とな
る。
2に感応部10を挿入することにより、液体試料は感応
部10全体に供給されるので、高速で均一な酵素反応が
可能となり、精度の向上と測定時間の短縮が可能とな
る。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、試料採取部材による液体試料の採取動作と感応部へ
の液体試料の供給動作とを分離することができるので、
測定に必要な試料量を採取したことを確認した上で、液
体試料と酵素との反応を開始させることができる。従っ
て、液体試料,センサや時間を無駄にすることがなく、
より微量の試料でも正確に測定を行うことができる。
ば、試料採取部材による液体試料の採取動作と感応部へ
の液体試料の供給動作とを分離することができるので、
測定に必要な試料量を採取したことを確認した上で、液
体試料と酵素との反応を開始させることができる。従っ
て、液体試料,センサや時間を無駄にすることがなく、
より微量の試料でも正確に測定を行うことができる。
【0105】また、液体試料の採取には、試料採取部材
のみを移動させれば足りる。試料採取部材とバイオセン
サ本体とを別体構成としているので、試料採取部材を小
型化でき、身体を侵襲してその部位から直接液体試料を
採取する場合でも、より多様な部位から簡便に採取を行
うことができる。
のみを移動させれば足りる。試料採取部材とバイオセン
サ本体とを別体構成としているので、試料採取部材を小
型化でき、身体を侵襲してその部位から直接液体試料を
採取する場合でも、より多様な部位から簡便に採取を行
うことができる。
【0106】また、試料採取部材とバイオセンサ本体と
を別体構成としているので、感応部等と試料採取部材と
を異なる工程で形成することができるので、製造時間の
短縮化が可能となる。さらに、バイオセンサ本体側には
試料採取機能を設ける必要がないので、バイオセンサ本
体の構造を簡略化でき、製造コストの低減を図ることが
できる。
を別体構成としているので、感応部等と試料採取部材と
を異なる工程で形成することができるので、製造時間の
短縮化が可能となる。さらに、バイオセンサ本体側には
試料採取機能を設ける必要がないので、バイオセンサ本
体の構造を簡略化でき、製造コストの低減を図ることが
できる。
【0107】第2の発明によれば、簡単な構成で液体試
料を採取できる試料採取部材を提供することができる。
また、少なくともいずれか一方の開口部を液体試料に接
触させるだけで液体試料を採取することができるので、
簡便に試料採取を行うことができる。
料を採取できる試料採取部材を提供することができる。
また、少なくともいずれか一方の開口部を液体試料に接
触させるだけで液体試料を採取することができるので、
簡便に試料採取を行うことができる。
【0108】また、2つの開口部と中空内部を備えた筒
状体の試料採取部材の中空内部に液体試料を吸入するよ
うになっているので、感応部を前記試料採取部材の前記
中空内部に挿入することによって、感応部全体に液体試
料を供給することができ、高速かつ均一な反応が可能と
なる。従って、測定時間が短縮できるとともに、簡便に
正確な測定を行うことができる。
状体の試料採取部材の中空内部に液体試料を吸入するよ
うになっているので、感応部を前記試料採取部材の前記
中空内部に挿入することによって、感応部全体に液体試
料を供給することができ、高速かつ均一な反応が可能と
なる。従って、測定時間が短縮できるとともに、簡便に
正確な測定を行うことができる。
【0109】第3の発明によれば、試料採取部材の中空
内部に吸入された液体試料をバイオセンサ本体の感応部
に供給するために、感応部を中空内部に挿入した時に、
感応部を含むバイオセンサ本体によって排除された液体
試料が予備空間部に導入されるので、試料採取部材から
あふれて周囲を汚したりすることがない。
内部に吸入された液体試料をバイオセンサ本体の感応部
に供給するために、感応部を中空内部に挿入した時に、
感応部を含むバイオセンサ本体によって排除された液体
試料が予備空間部に導入されるので、試料採取部材から
あふれて周囲を汚したりすることがない。
【0110】第4の発明のように位置決め手段を設けれ
ば、液体試料を的確に感応部に供給することができるの
で、正確な測定を行うことができる。
ば、液体試料を的確に感応部に供給することができるの
で、正確な測定を行うことができる。
【0111】第5の発明によれば、位置決め手段が試料
採取部材の開口部の縁部に当接するまでバイオセンサ本
体を挿入することにより位置決めができるので、簡便に
正確な測定を行うことができる。
採取部材の開口部の縁部に当接するまでバイオセンサ本
体を挿入することにより位置決めができるので、簡便に
正確な測定を行うことができる。
【0112】また、位置決め手段に試料吸収部を備えれ
ば、バイオセンサ本体を挿入した側の開口部から液体試
料があふれる場合でも、これを吸収することができるの
で、周囲を汚すこともない。位置決め部材自体を試料を
吸収する部材で形成すれば、さらに部品点数の削減を図
ることができる。
ば、バイオセンサ本体を挿入した側の開口部から液体試
料があふれる場合でも、これを吸収することができるの
で、周囲を汚すこともない。位置決め部材自体を試料を
吸収する部材で形成すれば、さらに部品点数の削減を図
ることができる。
【0113】第6の発明によれば、バイオセンサ本体の
一部をあらかじめ試料採取部材の中空内部に挿入する等
して装着しておくことにより、液体試料を採取した後の
試料の供給動作をより容易かつ確実に行うことができ
る。
一部をあらかじめ試料採取部材の中空内部に挿入する等
して装着しておくことにより、液体試料を採取した後の
試料の供給動作をより容易かつ確実に行うことができ
る。
【0114】第7の発明によれば、簡易な構成で毛管現
象によって開口部から液体試料を吸引する試料採取部材
を形成することができる。
象によって開口部から液体試料を吸引する試料採取部材
を形成することができる。
【0115】第8の発明によれば、試料採取部材を、透
明又は半透明の透光性部材によって形成しているので、
採取された液体試料量と目視によって簡単に確認するこ
とができる。従って、試料不足の状態で測定を行うこと
がなく、高精度の測定を簡単に行うことができる。ま
た、測定の失敗により、液体試料,センサや時間を無駄
にすることもない。
明又は半透明の透光性部材によって形成しているので、
採取された液体試料量と目視によって簡単に確認するこ
とができる。従って、試料不足の状態で測定を行うこと
がなく、高精度の測定を簡単に行うことができる。ま
た、測定の失敗により、液体試料,センサや時間を無駄
にすることもない。
【0116】第9の発明によれば、試料採取部材を身体
の侵襲部位等に直接接触させて吸引等の方法により採取
することができない場合でも、液体試料を滴下し、試料
保持部に保持された液体試料量を確認した上で、感応部
に供給することができるので、液体試料,センサや時間
を無駄にすることがなく、より微量の試料でも正確に測
定を行うことができる。また、試料保持部を外部に開放
された構成とすれば、滴下による採取及び目視による試
料量の確認がより簡単かつ確実となる。
の侵襲部位等に直接接触させて吸引等の方法により採取
することができない場合でも、液体試料を滴下し、試料
保持部に保持された液体試料量を確認した上で、感応部
に供給することができるので、液体試料,センサや時間
を無駄にすることがなく、より微量の試料でも正確に測
定を行うことができる。また、試料保持部を外部に開放
された構成とすれば、滴下による採取及び目視による試
料量の確認がより簡単かつ確実となる。
【0117】また、案内部材を設けているので、液体試
料を容易かつ確実に感応部に供給することができる。
料を容易かつ確実に感応部に供給することができる。
【0118】第10の発明によれば、簡単な構造のバイ
オセンサを形成することができ、製造工程の簡略化及び
低コスト化が可能となる。また、基板上に電極系を形成
した後に反応層を形成することができるので、反応層に
熱的又は機械的作用を及ぼすおそれがなく、安定的に形
成することができる。
オセンサを形成することができ、製造工程の簡略化及び
低コスト化が可能となる。また、基板上に電極系を形成
した後に反応層を形成することができるので、反応層に
熱的又は機械的作用を及ぼすおそれがなく、安定的に形
成することができる。
【図1】図1(a)は本発明の第1の実施形態に係るバ
イオセンサ本体の上面図であり、図1(b)は図1
(a)のA−A断面図である。
イオセンサ本体の上面図であり、図1(b)は図1
(a)のA−A断面図である。
【図2】図2(a)は本発明の第1の実施形態に係る試
料採取部材の上面図であり、図2(b)は図2(a)の
左側からみた正面図である。
料採取部材の上面図であり、図2(b)は図2(a)の
左側からみた正面図である。
【図3】図3は本発明の第1の実施形態に係るバイオセ
ンサを用いた測定装置の主要部の概略構成を示すブロッ
ク図である。
ンサを用いた測定装置の主要部の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】図4(a),(b)は本発明の第1の実施形態
に係るバイオセンサの使用方法を説明する図である。
に係るバイオセンサの使用方法を説明する図である。
【図5】図5(a)は第2の実施形態に係るバイオセン
サ本体を示す上面図であり、図5(b)は図5(a)の
左側からみた正面図である。
サ本体を示す上面図であり、図5(b)は図5(a)の
左側からみた正面図である。
【図6】図6は本発明の第2の実施形態に係るバイオセ
ンサの使用状態を示す図である。
ンサの使用状態を示す図である。
【図7】図7(a)は第3の実施形態に係るバイオセン
サ本体を示す上面図であり、図7(b)は図7(a)の
左側からみた正面図である。
サ本体を示す上面図であり、図7(b)は図7(a)の
左側からみた正面図である。
【図8】図8(a)は第4の実施形態に係る試料採取部
材を示す上面図であり、図8(b)は図8(a)の右側
からみた背面図であり、図8(c)は図8(a)の左側
からみた正面図である。
材を示す上面図であり、図8(b)は図8(a)の右側
からみた背面図であり、図8(c)は図8(a)の左側
からみた正面図である。
【図9】図9(a)は第5の実施形態に係る試料採取部
材を示す上面図であり、図9(b)は図9(a)のC−
C断面図であり、図9(c)は図9(a)の右側からみ
た背面図である。
材を示す上面図であり、図9(b)は図9(a)のC−
C断面図であり、図9(c)は図9(a)の右側からみ
た背面図である。
【図10】図10(a)は第6の実施形態に係るバイオ
センサの上面図であり、図10(b)は図10(a)の
下側からみた側面図である。
センサの上面図であり、図10(b)は図10(a)の
下側からみた側面図である。
【図11】図11(a)は従来例に係るセンサを用いた
尿測定器を示す斜視図であり、図11(b)は図11
(a)の検出部における断面図である。
尿測定器を示す斜視図であり、図11(b)は図11
(a)の検出部における断面図である。
【図12】図12(a)は従来例に係るバイオセンサの
外観を示す斜視図であり、図12(b)は同分解斜視図
である。
外観を示す斜視図であり、図12(b)は同分解斜視図
である。
1,31,41 バイオセンサ本体 2 基板 3 接続部 4 リード部 5 電極部 6 作用極 7 参照極 8 絶縁膜 9 試薬層 10 感応部 11 試料採取部材 12,13 開口部 14 中空内部 14a,14b,14c,14d 内壁 32 ストッパ部 42 ストッパ部材 51 試料採取部材 51a,51b,51c,51d 内壁 52,53 開口部 54a 筒部 54b 予備空間部 61 試料採取部材 63,64 ガイド部 63a,64a 幅方向ガイド部 63b,64b 高さ方向ガイド部 65 試料保持部 70 バイオセンサ 71 バイオセンサ本体 72 試料採取部材 74,75 係止部 76,77 凹部
Claims (10)
- 【請求項1】 少なくとも作用極と参照極とを備えた電
極系と、 少なくとも酵素を含む反応層とを備え、 前記電極系と前記反応層とを含む感応部に液体試料を供
給し、該液体試料と前記酵素との反応による電気化学現
象を前記電極系で検知して前記液体試料中の特定成分の
濃度を測定するバイオセンサにおいて、 前記感応部を有するバイオセンサ本体と、 前記液体試料を採取して前記感応部に供給する試料採取
部材とを別体としたことを特徴とするバイオセンサ。 - 【請求項2】 前記試料採取部材は、2つの開口部と中
空内部を備え、少なくともいずれか一方の開口部を液体
試料に接触させて毛管現象によって前記液体試料を中空
内部に吸引する筒状体であり、 前記感応部を前記試料採取部材の前記中空内部に挿入す
ることによって、前記液体試料を前記感応部に供給する
ことを特徴とする請求項1記載のバイオセンサ。 - 【請求項3】 前記試料採取部材の中空内部は予備空間
部を有し、該予備空間部は液体試料吸引時には液体試料
に満たされないが、前記感応部挿入時には該感応部によ
って排除された液体試料が導入されることを特徴とする
請求項2記載のバイオセンサ。 - 【請求項4】 前記感応部を前記試料採取部材に挿入す
る際に前記感応部と試料採取部材との位置決めを行うた
めの位置決め手段を前記バイオセンサ本体及び試料採取
部材の少なくともいずれか一方に設けたことを特徴とす
る請求項2又は3記載のバイオセンサ。 - 【請求項5】 前記バイオセンサ本体に前記試料採取部
材の開口部の縁部に当接して位置決めを行う前記位置決
め手段を設け、 前記感応部を前記開口部から挿入する際に該開口部から
あふれる液体試料を吸収する試料吸収部を前記位置決め
手段に備えたことを特徴とする請求項4記載のバイオセ
ンサ。 - 【請求項6】 前記試料採取部材は前記バイオセンサ本
体に装着されており、 前記試料採取部材で前記液体試料を採取した後に、該試
料採取部材から前記感応部に該液体試料を供給すること
を特徴とする請求項2乃至5記載のバイオセンサ。 - 【請求項7】 前記試料採取部材は微小間隙を隔てて対
向する内壁を有し、前記開口部のうち少なくともいずれ
か一方は該内壁の端部に形成されていることを特徴とす
る請求項2乃至6記載のバイオセンサ。 - 【請求項8】 前記試料採取部材を透光性部材にて形成
したことを特徴とする請求項1乃至7記載のバイオセン
サ。 - 【請求項9】 前記試料採取部材は滴下された液体試料
を保持するための試料保持部と、前記感応部を該試料保
持部へ案内する案内手段とを有し、 前記案内手段に従って案内された前記感応部に前記試料
保持部から前記液体試料を供給することを特徴とする請
求項1記載のバイオセンサ。 - 【請求項10】 前記バイオセンサ本体は絶縁性の基板
を有し、該基板上の端部近傍に前記電極系を形成すると
ともに前記反応層を担持して前記感応部を設けたことを
特徴とする請求項1乃至9記載のバイオセンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10150631A JPH11326262A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | バイオセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10150631A JPH11326262A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | バイオセンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11326262A true JPH11326262A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=15501084
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10150631A Withdrawn JPH11326262A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | バイオセンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11326262A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100340174B1 (ko) * | 1999-04-06 | 2002-06-12 | 이동준 | 전기화학적 바이오센서 테스트 스트립, 그 제조방법 및 전기화학적 바이오센서 |
| WO2002057768A1 (fr) * | 2001-01-17 | 2002-07-25 | Arkray, Inc. | Procede d'analyse quantitative et dispositif d'analyse quantitative utilisant un capteur |
| KR100829932B1 (ko) | 2006-08-14 | 2008-05-16 | 주식회사 나베 | 혈액의 혈전형성율 측정장치 및 방법 |
| JP2012220204A (ja) * | 2011-04-04 | 2012-11-12 | Enplas Corp | 流体取扱装置及び流体取扱システム |
-
1998
- 1998-05-14 JP JP10150631A patent/JPH11326262A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2002057768A1 (fr) * | 2001-01-17 | 2002-07-25 | Arkray, Inc. | Procede d'analyse quantitative et dispositif d'analyse quantitative utilisant un capteur |
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