JPH11327193A - カラートナー用ワックス - Google Patents

カラートナー用ワックス

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JPH11327193A
JPH11327193A JP12509598A JP12509598A JPH11327193A JP H11327193 A JPH11327193 A JP H11327193A JP 12509598 A JP12509598 A JP 12509598A JP 12509598 A JP12509598 A JP 12509598A JP H11327193 A JPH11327193 A JP H11327193A
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JP
Japan
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wax
color toner
transparency
toner
fixing
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Pending
Application number
JP12509598A
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English (en)
Inventor
Kunihiro Kogo
国博 古後
Kiyoshi Utsunomiya
潔 宇都宮
Hirokazu Kanzaki
廣和 神崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiro Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiro Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 離型性が良好で、かつ透明性に優れたカラー
トナー用ワックスを提供する。 【解決手段】 スチレン・アクリル酸エステル共重合体
を定着用樹脂としてなる電子写真用カラートナーに配合
される離型剤としてのワックスであって、平均炭素数3
0〜40の炭化水素系ワックスをもって電子写真カラー
トナー用ワックスとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願の発明は電子写真用カラ
ートナーの離型剤としてのワックスに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、複写機およびプリンタ
ー用の電子写真用トナーにおいて、複写機の高速化、省
エネルギー化が要望されている。これに対処すべく、低
温定着性に優れたトナーの開発が求められており、これ
までにも種々検討されてきている。また、電子写真用ト
ナーにおいては、熱ロール定着方式は熱効率が良好で迅
速に定着できるという点で有効な定着方式として注目さ
れている。
【0003】しかしながら、この方式においては、加熱
ローラー等で画像を定着する場合、加熱体に静電トナー
の一部が付着して次のコピーシートを汚してしまうとい
う、所謂オフセット現象が発生することが避けられなか
った。従来でも、このような現象を防止するための手段
が種々検討されてきており、実際的には、低分子量ポリ
エチレンワックス、低分子量ポリプロピレンワックス等
を添加してトナーの離型性を付与する方法が用いられて
いる。ところが、これらの離型剤を使用するとカラート
ナーの透明性を阻害し、低温定着性を低下させるという
問題点を残していた。また、加熱ローラーで定着する場
合、ローラー表面にシリコーンオイルを含浸したり、シ
リコーンオイルを供給したりして、カラートナーの透明
性を向上させ、かつオフセット現象の解消をはかってい
るが、逆に紙へのベタツキ、装置が複雑化しコストアッ
プとなっている。
【0004】また、特開7−219274、特開9−2
69609等においてはカラートナーそのものに関する
提案がなされているが、離型剤のワックスについての検
討が不十分でカラートナーの透明性に関する工夫は何ら
なされていないのが実情である。そこで、この出願の発
明は、このような従来技術の有する問題点に鑑み、離型
性が良好で、かつ透明性に優れたカラートナー用ワック
スを提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決する手段】この出願の発明者らは、カラー
トナーについての上記現状に鑑み、離型性および透明性
に優れるカラートナーについて種々検討した結果、炭化
水素系ワックスを必須の成分として用いることが特に有
効であることを見出し本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、この出願の発明は、従来技術の
課題を解決するものとして、スチレン・アクリル酸エス
テル共重合体を定着用樹脂としてなる電子写真用カラー
トナーに配合される離型剤としてのワックスであって、
平均炭素数30〜40の炭化水素ワックスからなること
を特徴とする電子写真カラートナー用ワックスを提供す
る。
【0007】また、この出願の発明は、融点が60〜9
0℃であり、かつ示差走査熱量計によるDSCのの融解
開始温度が50℃以上である前記ワックスをも提供す
る。さらにこの出願の発明は、定着用樹脂100重量部
に対して、1〜10重量部の範囲で配合される電子写真
カラートナー用ワックスも提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】この出願の発明は、以上のとおり
の特徴をもつカラートナー用ワックスを提供するもので
あるが、さらに詳しく説明すると、まず、この発明の炭
化水素系ワックスは、平均炭素数が30〜40である。
そしてより好ましくは、融点が60〜90℃であり、示
差走査熱量計によるDSCの融解開始温度が50℃以上
のワックスである。平均炭素数が30以下およびDSC
の融解開始温度が50℃以下であると熱凝集を生じ、粉
体流動性が低下するので、好ましくない。平均炭素数が
40を超えると定着用樹脂の透明性を低下させるので、
好ましくない。
【0009】炭化水素系ワックスは定着用樹脂100重
量部に対して1〜10重量部の範囲で含有させると透明
性を阻害せず、加熱ローラーによる定着時の離型性を向
上するものである。そのような炭化水素系ワックスとし
ては、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワッ
クス、フィシャートロプシーワックス、低分子量ポリエ
チレンワックス等が例示される。
【0010】炭化水素系ワックスの具体例としては、パ
ラフィンワックスでは日本精蝋製のHNP−1、HNP
−9、HNP−11、が例示され、フィシャートロプシ
ーワックスでは日本精蝋製のFT−0165等が例示さ
れる。いずれのワックスも平均炭素数が30〜40、融
点が60〜90℃であり、示差走査熱量計によるDSC
の融解開始温度が50℃以上に調整されたワックスであ
る。
【0011】なお、この発明のワックスが配合される定
着用樹脂としてはスチレン・アクリル酸エステル共重合
体系であり、具体的にはスチレン・アクリル酸共重合
体、スチレン・ジエチルアミノ・エチルメタアクリレー
ト共重合体、スチレン・ブタジェン・アクリル酸エステ
ル共重合体、スチレン・メチルメタアクリレート共重合
体、スチレン・ブチルメタクリレート共重合体、スチレ
ン・グリシジルメタアクリレート共重合体、スチレン・
ブチルメタアクリレート・無水マレイン酸共重合体、ス
チレン・ブチルメタアクリレート・アクリル酸共重合体
等が例示される。
【0012】スチレン・アクリル酸エステル共重合体と
炭化水素系ワックスの配合比はスチレン・アクリル酸エ
ステル共重合体100重量部に対して、炭化水素系ワッ
クスは1〜10重量部であるのが適当とされる。炭化水
素系ワックスが1重量部以下であると加熱ローラーにト
ナーが付着しやすくなり、10重量部以上になると定着
用樹脂の透明性を低下させ、好ましくない。
【0013】着色剤もワックスとともに配合可能であっ
て、一般的に使用されている顔料が使用できる。顔料と
してはカーボンブラック、Hansa YellowG、Hansa Yell
ow5G、Disazo Yellow 、Tartrazine Yellow Lake、La
ke RedC、Carmine 6B、PhloxineRed 、Quinacridone
s 、Phthalocyanines 、Indanthrene Blue、モリブドタ
ングストリン酸、ジスアゾイエロー、カーミン6B、銅
フタロシアニン、ニグロシン染料、アニリン染料、クロ
ムイエロー、ウルトラマンマリンブルー等が例示され
る。
【0014】
【実施例】以下、実施例により本発明の効果を具体的に
説明する。 (実施例1)スチレン・ブチルメタアクリレート共重合
体(三洋化成工業製、ハイマーSBM−73F)100
重量部に対し、表1に示した炭化水素系ワックス(日本
精蝋製、HNP−9 平均炭素数37 融点75℃)3
重量部、をヘンシェルミキサーにより3000rpm
で、1時間粉体混合した後、プラストミルにて150℃
で1時間溶融混練した。さらに、1時間真空脱気を行な
い、冷却して透明性試験用サンプルを得た。また、上記
配合物に銅フタロシアンニン顔料2重量部、サリチル酸
誘導体亜鉛塩2重量部を加え、プラストミルにて150
℃で1時間混練した。自然冷却し、カッターナイフで粗
粉砕後、混練物をジェト粉砕機で粉砕し、風力分級機を
用いて、粒子径5〜15μの母体トナーを得た。更に、
これにコロイダルシリカを1重量部添加し、ミキサーで
混合し静電トナーとした。
【0015】次に粒径50〜80μの鉄粉(日本鉄粉
製)をキャリヤーとして100重量部に対して静電トナ
ーを6重量部の割合で混合し、従来公知の電子写真法に
より現像して、加熱ローラーで120℃の定温加熱定着
した。複写後の印字について、定着性、オフセット現
象、加熱ローラーの汚染等の評価を行なった。評価結果
を表2に示した。 (実施例2〜4および比較例1〜4)実施例1と同様の
方法で炭化水素系ワックスの種類を変えてトナーの調整
および複写テストを行なった。表1に炭化水素系ワック
スの物性を、表2に評価結果を示した。
【0016】以上の実施例1〜4および比較例1〜4の
評価試験は次の仕様のとおりとした。 <透明性テスト>実施例で得られた定着用樹脂と炭化水
素系ワックスの2成分の溶融混練物をアルミカップに流
し込み10mmの厚さに冷却成型し、分光測色計(ミノ
ルタ製分光測色計CM−2022)を用いて、明度L*
(JIS Z 8722)を測定した。明度L* が小さ
いほど透明性は良いことを示し、明度L* が大きいと透
明性は悪く、白色化することを示す。 <ブロッキングテスト>ジェト粉砕機で粉砕し、分級を
行なった静電トナー30gを100ccのポリコップに
入れ、50℃で3日間放置し、その時のトナーの凝集状
態をふるい分け測定器にて評価した。 <DSCの融解開始温度>示差走査熱量計(セイコー電
子工業製 DSC−220)により測定されるDSC曲
線において、−30℃から160℃まで5℃/分の速度
で昇温させ、その時の融解曲線より、融解開始温度を測
定した。融解開始温度はベースラインと融解ピークの最
大変位点からの接線の交点である。DSCの融解開始温
度の具体例を図1〜図3に示した。 <定着性試験>市販の電子写真複写機のローラー温度を
120℃に設定して実写テストを実施し、得られた定着
画像を一定の荷重をかけて擦り、擦り前後の濃度低下を
目視で比較した。
【0017】市販の電子写真複写機のローラー温度を1
20℃に設定して実写テストを実施し、オフセット試験
を実施した。オフセットは画像の汚れ方により判定し
た。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】通常、トナーには定着時の高温オフセット
性を向上させるためにポリエチレンワックスやポリプロ
ピレンワックスに代表される結晶性の高い離型剤が使用
されているが、これらの離型剤の結晶性のため、OHP
のトナー画像は出力の際透明性が阻害されている。これ
に対し、この発明の炭化水素系ワックスは表2に示す通
り透明性は極めて優れており、かつ加熱ロールへのオフ
セット現象もなく、低温定着性が優れていることが確認
できた。
【0021】
【発明の効果】この出願の発明は、以上詳しく説明した
とおり、特定の炭化水素系ワックスをトナー中に含有さ
せることによってトナーに好ましい熱特性を与えること
ができる。すなわち、カラートナーの透明性を損なわ
ず、低温時の定着性、耐オフセット性に優れ、かつ耐ブ
ロッキング性に優れたカラートナーを実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例としてのワックスの昇温時のDSC曲
線を示した図である。
【図2】実施例としてのワックスの昇温時のDSC曲
線を示した図である。
【図3】比較例としてのワックスの昇温時のDSC曲
線を示した図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン・アクリル酸エステル共重合体
    を定着用樹脂としてなる電子写真用カラートナーに配合
    される離型剤としてのワックスであって、平均炭素数3
    0〜40の炭化水素系ワックスからなることを特徴とす
    る電子写真カラートナー用ワックス。
  2. 【請求項2】 融点が60〜90℃であり、かつ示差走
    査熱量計によるDSCの融解開始温度が50℃以上であ
    る請求項1記載の電子写真カラートナー用ワックス。
  3. 【請求項3】 定着用樹脂100重量部に対して、1〜
    10重量部の範囲で配合される請求項1または2記載の
    電子写真カラートナー用ワックス。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかのワックス
    から配合されていることを特徴とする電子写真カラート
    ナー。
JP12509598A 1998-05-07 1998-05-07 カラートナー用ワックス Pending JPH11327193A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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