JP2000267347A - 電子写真トナー用ワックス - Google Patents

電子写真トナー用ワックス

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JP2000267347A
JP2000267347A JP10835999A JP10835999A JP2000267347A JP 2000267347 A JP2000267347 A JP 2000267347A JP 10835999 A JP10835999 A JP 10835999A JP 10835999 A JP10835999 A JP 10835999A JP 2000267347 A JP2000267347 A JP 2000267347A
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electrophotographic toner
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JP10835999A
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Kiyoshi Utsunomiya
潔 宇都宮
Kunihiro Kogo
国博 古後
Noriaki Munehisa
紀明 棟久
Arata Taguchi
新 田口
Shigemitsu Kamatari
重光 釜足
Masushi Yamamoto
益司 山本
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Nippon Seiro Co Ltd
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Nippon Seiro Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トナー用樹脂との相溶性が良く、耐オフセット
性、透明性に優れたトナー用ワックスを提供する 【解決手段】スチレン・アクリル樹脂および/または、
ポリエステル樹脂を定着用樹脂としてなる電子写真用ト
ナーにおいて、離型剤として炭化水素中にカルボニル
基、カルボキシル基、ヒドロキシル基、エステル結合、
ウレタン結合の内、少なくとも1種以上の極性基を1分
子あたり平均で0.07個以上含有し、かつ融点が65
〜110℃である極性ワックスを必須の成分として用い
ることを特徴とする電子写真トナー用ワックスに関す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真用トナーの離型
剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機およびプリンター用の電子
写真用トナーにおいて、複写機の高速化、省エネルギー
化が要望されている。これに対処すべく、低温定着性に
優れたトナーの開発が求められており、種々検討されて
いる。
【0003】電子写真用トナーにおいて、熱ロール定着
方式は熱効率が良好で迅速に定着できるという点で有効
な定着方式として注目されている。しかしながら、加熱
ローラー等で画像を定着する場合、加熱体に静電トナー
の一部が付着して次のコピーシートを汚してしまう、所
謂オフセット現象が発生する。
【0004】従来、かかる現象を防止するため種々の方
法が検討されており、石油系ワックス、低分子量ポリエ
チレンワックス、低分子量ポリプロピレンワックス等の
非極性ワックスを添加せしめ、トナーに離型性を付与す
る方法が用いられている。ところが、これらの非極性の
ワックス系離型剤は、融点が高くトナーの低エネルギー
化に沿わないばかりか、スチレン・アクリル樹脂および
/またはポリエステル樹脂との相溶性が悪く樹脂中に均
一に分散させにくいため、トナー中でのワックスの凝集
あるいは、トナー表面へのワックスの不均一な露出が起
こり、オフセット現象を完全に解消するには至っていな
い。また、カラー用のトナーで重視される透明性につい
ても、非極性のワックス系離型剤は、分散性が悪いため
樹脂の透明性を阻害するという問題があった。
【0005】また、特開7−219274、特開9−2
69609に見られるように、ローラー表面にシリコー
ンオイルを含浸したり、シリコーンオイルを供給したり
して、カラー用のトナーの透明性を向上させ、かつオフ
セット現象の解消をはかっているが、逆に紙へのベタツ
キ、装置が複雑化しコストアップとなるという問題があ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、トナ
ー用樹脂との相溶性が良く、耐オフセット性、透明性に
優れたトナー用ワックスを提供することにある。
【0007】
【課題を解決する手段】本発明者らは、トナーの上記現
状に鑑み、耐オフセット性および透明性に優れるトナー
用ワックスについて種々検討した結果、スチレン・アク
リル樹脂および/または、ポリエステル樹脂を定着用樹
脂としてなる電子写真用トナーにおいて、離型剤として
炭化水素中にカルボニル基、カルボキシル基、ヒドロキ
シル基、エステル結合、ウレタン結合の内、少なくとも
1種以上の極性基を1分子あたり平均で0.07個以上
含有し、かつ融点が65〜110℃である極性ワックス
を必須の成分として用いることが特に有効であることを
見出し本発明を完成するに至った。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
トナー用ワックスは、炭化水素中にカルボニル基、カル
ボキシル基、ヒドロキシル基、エステル結合、ウレタン
結合の内、少なくとも1種以上の極性基を1分子あたり
平均で0.07個以上含有し、かつ融点が65〜110
℃である極性ワックスである。極性基が1分子あたり平
均で0.07個とは、例えば平均分子量700の炭化水
素にカルボキシル基だけが付いている場合を例にとる
と、ワックスの酸価は、5.6mgKOH/gとなる。
この極性基が1分子あたり平均で0.07個未満の場合
は、樹脂に対する相溶性が低下し、分散性を悪化させる
ため好ましくない。また、ワックスの融点は、65〜1
10℃が好ましい。融点が65℃未満のワックスは、ト
ナーに配合した場合に熱凝集を起こしやすく保存性に問
題がある。一方、融点が110℃を越えるポリプロピレ
ンやポリエチレンのようなワックスは、定着時のトナー
の融解に大きなエネルギーを必要とし、省エネルギー化
に逆行するため好ましくない。
【0009】本発明のワックスの具体的な例としては、
石油系ワックスまたはフィシャートロプシュワックスを
空気酸化して得られるワックス酸化物、石油系ワック
ス、末端に二重結合を有するα−オレフィンワックス、
フィシャートロプシュワックスのいずれかを硼酸存在下
で空気酸化して得られるアルコール型ワックス、前記ア
ルコール型ワックスをトリレンジイソシアネートと反応
させて得られるウレタンワックス、ステアリン酸あるい
はベヘニン酸の酸成分とステアリルアルコール、ベヘニ
ルアルコール、1,4−ブタンジオールのいずれかのア
ルコール成分とを反応させて得られるエステルワック
ス、米糠蝋あるいはカルナバ蝋の低融点成分を溶剤処理
あるいは流下式または遠心式の薄膜蒸留装置で除去して
得られるエステルワックス、金属酸化物触媒下、ステア
リン酸を高温で脱カルボキシル化して得られるケトンワ
ックス、カシューナッツオイルの水添品である3−ペン
タデシルフェノールにクロル酢酸を反応させて得られる
3−ペンタデシルフェノキシ酢酸が挙げられる。
【0010】更に詳しく述べれば、該ワックスが石油系
ワックスまたはフィシャートロプシュワックスを空気酸
化して得られるワックス酸化物の場合、酸価は、1〜2
0mgKOH/gであり、昇温速度5℃/分で測定した
DSCの補外融解開始温度と融解ピーク温度の差が25
℃以内であるワックスが好ましい。酸価が1mgKOH
/g未満では、樹脂に対する相溶性が低下し、分散性を
悪化させるため好ましくない。一方、酸価が20mgK
OH/gを超えると、空気酸化により生成する低分子量
で融点の低い成分が増加し、トナーに配合した場合に熱
凝集を起こしやすく保存性に問題がある。また、DSC
の補外融解開始温度と融解ピーク温度の差が25℃を超
えるワックス酸化物は、低融点成分が多く、保存性が低
下するため好ましくない。DSCの補外融解開始温度と
融解ピーク温度の差を狭めるには、酸化物の低融点成分
を溶剤処理あるいは流下式または遠心式の薄膜蒸留装置
で除去することが好ましい。
【0011】該ワックスが石油系ワックス、末端に二重
結合を有するα−オレフィンワックス、フィシャートロ
プシュワックスのいずれかを硼酸存在下で空気酸化して
得られるアルコール型ワックスの場合、ヒドロキシル価
は50〜90mgKOH/gであり、昇温速度5℃/分
で測定したDSCの補外融解開始温度と融解ピーク温度
の差が25℃以内であるワックスが好ましい。ヒドロキ
シル価が50mgKOH/g未満では、樹脂に対する相
溶性が低下し、分散性を悪化させるため好ましくない。
一方、ヒドロキシル価が90mgKOH/gを超える
と、空気酸化により生成する低融点成分が増加し、トナ
ーに配合した場合に熱凝集を起こしやすく保存性に問題
がある。また、DSCの補外融解開始温度と融解ピーク
温度の差が25℃を超えるアルコール型ワックスは、低
融点成分が多く保存性が低下するため好ましくない。D
SCの補外融解開始温度と融解ピーク温度の差を狭める
には、アルコール型ワックスの低融点成分を溶剤処理あ
るいは流下式または遠心式の薄膜蒸留装置で除去するこ
とが好ましい。
【0012】該ワックスが前記アルコール型ワックスを
トリレンジイソシアネートと反応させて得られるウレタ
ンワックスの場合、昇温速度5℃/分で測定したDSC
の補外融解開始温度と融解ピーク温度の差が25℃以内
であるワックスが好ましい。温度差が25℃を超えると
低融点成分により保存性が低下するため好ましくない。
DSCの補外融解開始温度と融解ピーク温度の差を狭め
るには、ウレタンワックスの低融点成分を溶剤処理ある
いは流下式または遠心式の薄膜蒸留装置で除去すること
が好ましい。
【0013】該ワックスがステアリン酸あるいはベヘニ
ン酸の酸成分とステアリルアルコール、ベヘニルアルコ
ール、1,4−ブタンジオールのいずれかのアルコール
成分とを反応させて得られるエステルワックスの場合、
昇温速度5℃/分で測定したDSCの補外融解開始温度
と融解ピーク温度の差が15℃以内であるワックスが好
ましい。温度差が15℃を超えると低融点成分により保
存性が低下するため好ましくない。DSCの補外融解開
始温度と融解ピーク温度の差を狭めるには、エステルの
低融点成分を溶剤処理あるいは流下式または遠心式の薄
膜蒸留装置で除去することが好ましい。
【0014】該ワックスが米糠蝋あるいはカルナバ蝋の
低融点成分を溶剤処理あるいは流下式または遠心式の薄
膜蒸留装置で除去して得られるエステルワックスの場
合、昇温速度5℃/分で測定したDSCの補外融解開始
温度と融解ピーク温度の差が15℃以内であることが好
ましい。温度差が15℃を超えると低融点成分により保
存性が低下するため好ましくない。
【0015】該ワックスが金属酸化物触媒下、ステアリ
ン酸を高温で脱カルボキシル化して得られるケトンワッ
クスの場合、昇温速度5℃/分で測定したDSCの補外
融解開始温度と融解ピーク温度の差が10℃以内である
ことが好ましい。温度差が10℃を超えると低融点成分
により保存性が低下するため好ましくない。DSCの補
外融解開始温度と融解ピーク温度の差を狭めるには、ケ
トンワックスの低融点成分を溶剤処理あるいは流下式ま
たは遠心式の薄膜蒸留装置で除去することが好ましい。
【0016】該ワックスがカシューナッツオイルの水添
品である3−ペンタデシルフェノールにクロル酢酸を反
応させて得られる3−ペンタデシルフェノキシ酢酸の場
合、昇温速度5℃/分で測定したDSCの補外融解開始
温度と融解ピーク温度の差が10℃以内であることが好
ましい。温度差が10℃を超えると低融点成分により保
存性が低下するため好ましくない。DSCの補外融解開
始温度と融解ピーク温度の差を狭めるには、反応物の低
融点成分を溶剤処理あるいは流下式または遠心式の薄膜
蒸留装置で除去することが好ましい。
【0017】本発明に係る電子写真用トナーの定着用樹
脂は、スチレン・アクリル樹脂および/またはポリエス
テル樹脂であり、トナー用樹脂として一般に用いられて
いるものが使用できる。スチレン・アクリル樹脂の具体
例としては、スチレン・アクリル酸共重合体、スチレン
・ジエチルアミノ・エチルメタアクリレート共重合体、
スチレン・ブタジエン・アクリル酸エステル共重合体、
スチレン・メチルメタアクリレート共重合体、スチレン
・ブチルメタアクリレート共重合体、スチレン・グリシ
ジルメタアクリレート共重合体、スチレン・ブチルメタ
アクリレート・無水マレイン酸共重合体、スチレン・ブ
チルメタアクリレート・アクリル酸共重合体などが挙げ
られる。
【0018】ポリエステル樹脂の重合単量体としては、
次のものを挙げることができる。酸成分の具体例として
は、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、ダイマー酸、フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロテ
レフタル酸、メチルテトラヒドロフタル酸、ヘキサヒド
ロフタル酸、ジメチルテトラヒドロフタル酸、ナフタレ
ンテトラカルボン酸、トリメリット酸、ピロメリット酸
などであり、これらの一種または二種以上が使用され
る。
【0019】アルコール成分の具体例としては、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、イソペンチルグリコー
ル、水添ビスフェノールA、1,3−ブタンジオール、
1,4−ブタンジオール、トリメチロールプロパン、ペ
ンタエリスリトールなどであり、これらの一種または二
種以上が使用される。これらの原材料から得られるポリ
エステル樹脂は、通常の方法で製造される。ガラス転移
温度は、50〜70℃のものが好ましい。
【0020】スチレン・アクリル樹脂および/またはポ
リエステル樹脂と本発明の極性ワックスとの配合比は樹
脂100重量部に対して、極性ワックスは1〜10重量
部が好ましい。極性ワックスが1重量部以下であると加
熱ローラーにトナーが付着しやすくなり、10重量部以
上になると定着用樹脂の透明性を低下させ、カラー用ト
ナーとしては好ましくない。
【0021】前述の樹脂中に分散させる着色剤として
は、公知の有機、あるいは、無機の顔料や染料が使用で
きる。例えば、カーボンブラック、Hansa Yel
lowG、HansaYellow 5G、Disaz
o Yellow、Tartrazine Yello
w Lake、Lake Red C、Carmine
6B、Phloxine Red、Quinacri
dones、Phthalocyanines、Ind
anthrene Blue、モリブドタングストリン
酸、ジスアゾイエロー、カーミン6B、銅フタロシアニ
ン、ニグロシン染料、アニリン染料、クロムイエロー、
ウルトラマリンブルー等が挙げられる。
【0022】
【実施例】以下、実施例により本発明の効果を具体的に
説明する。 実施例1A スチレン・ブチルメタアクリレート共重合体(三洋化成
工業製、ハイマーSBM−73F)100重量部、フィ
ッシャートロプッシュワックスの空気酸化物(日本精蝋
製、融点105℃、酸価11mgKOH/g)3重量部
をヘンシェルミキサーにより3000rpmで、15分
粉体混合した後、プラストミルにて150℃で10分間
溶融混練した。さらに、30分真空脱気を行ない、冷却
して透明性試験用サンプルを得た。また、上記配合物に
銅フタロシアニン顔料2重量部、サリチル酸誘導体亜鉛
塩2重量部を加え、プラストミルにて150℃で10分
間混練した。自然冷却し、ヘンシェルミキサーで粗粉砕
後、混練物をジェット粉砕機で粉砕し、風力分級機を用
いて、粒子径5〜15μの母体トナーを得た。更に、こ
れにコロイダルシリカを1重量部添加し、ミキサーで混
合し静電トナーとした。次に粒径50〜80μの鉄粉
(日本鉄粉製)をキャリヤーとして100重量部に対し
て静電トナーを6重量部の割合で混合し、従来公知の電
子写真法により現像して、加熱ローラーで130℃の低
温加熱定着した。複写後の印字について、定着性、オフ
セット現象、加熱ローラーの汚染等の評価を行なった。
【0023】実施例2A〜7Aおよび比較例1A〜6A 実施例1Aと同様の方法でフィッシャートロプッシュワ
ックスの空気酸化物のかわりに極性ワックスの種類を変
えてトナーの調整および複写テストを行なった。表1に
極性ワックスの物性を、表2に評価結果を示す。
【0024】実施例1B ポリエステル樹脂(大日本インキ工業製、CG−20
3) 100重量部、フィッシャートロプッシュワック
スの空気酸化物(日本精蝋製、OX−0409、融点1
01℃、酸価19mgKOH/g)3重量部をヘンシェ
ルミキサーにより3000rpmで、15分粉体混合し
た後、プラストミルにて130℃で10分間溶融混練し
た。さらに、30分真空脱気を行ない、冷却して透明性
試験用サンプルを得た。また、上記配合物に銅フタロシ
アニン顔料2重量部、サリチル酸誘導体亜鉛塩2重量部
を加え、プラストミルにて130℃で10分間混練し
た。自然冷却し、ヘンシェルミキサーで粗粉砕後、混練
物をジェト粉砕機で粉砕し、風力分級機を用いて、粒子
径5〜15μの母体トナーを得た。更に、これにコロイ
ダルシリカを1重量部添加し、ミキサーで混合し静電ト
ナーとした。次に粒径50〜80μの鉄粉(日本鉄粉
製)をキャリヤーとして100重量部に対して静電トナ
ーを6重量部の割合で混合し、従来公知の電子写真法に
より現像して、加熱ローラーで130℃の低温加熱定着
した。複写後の印字について、定着性、オフセット現
象、加熱ローラーの汚染等の評価を行なった。
【0025】実施例2B〜7Bおよび比較例1B〜6B 実施例1Bと同様の方法で極性ワックスの種類を変えて
トナーの調整および複写テストを行なった。表1に極性
ワックスの物性を、表3に評価結果を示す。
【0026】<透明性テスト>実施例で得られた定着用
樹脂と極性ワックスの2成分の溶融混練物をアルミカッ
プに流し込み10mmの厚さに冷却成型し、分光測色計
(ミノルタ製分光測色計CM−2022)を用いて、明
度L(JIS Z 8722)を測定した。明度L
が小さいほど透明性は良いことを示し、明度Lが大き
いと透明性は悪く、白色化することを示す。
【0027】<ブロッキングテスト>ジェット粉砕機で
粉砕し、分級を行なった静電トナー30gを100cc
のポリコップに入れ、45℃で3日間放置し、その時の
トナーの凝集状態をふるい分け測定器にて評価した。
【0028】<DSCの補外融解開始温度>示差走査熱
量計(セイコー電子工業製DSC−220)により−3
0℃から160℃まで5℃/分の速度で昇温させ、その
時の融解曲線を得た。補外融解開始温度とはベースライ
ンと融解ピークの最大変位点からの接線の交点の温度を
いう。
【0029】<定着性試験>市販の電子写真複写機のロ
ーラー温度を130℃に設定して実写テストを実施し、
得られた定着画像を一定の荷重をかけて擦り、擦り前後
の濃度低下を目視で比較した。
【0030】<オフセット試験>市販の電子写真複写機
のローラー温度を130℃に設定して実写テストを実施
し、オフセット試験を実施した。オフセットは画像の汚
れ方により判定した。
【0031】
【0032】備考)極性ワックスの内容 融点102℃のフィッシャートロプッシュワックスの
空気酸化物(酸価:11mgKOH/g、ケン化価:2
7mgKOH/g) 日本精蝋製パラフィンワックス(HNP−9)の硼酸
酸化物(酸価:3mgKOH/g、ヒドロキシル価:6
6mgKOH/g) 前記ワックスをTDI変性したウレタンワックス ベヘニン酸とベヘニルアルコールのエステルワックス
(酸価:1mgKOH/g、ケン化価:84mgKOH
/g) 米糠蝋を蒸留処理し低沸点成分およびガム成分を除い
たエステルワックス(酸価:2mgKOH/g、ケン化
価:87mgKOH/g) ジヘプタデシルケトン(花王製WAX T−1)を蒸
留処理し低融点成分を除いたケトンワックス 3−ペンタデシルフェノキシ酢酸(酸価:150mg
KOH/g) 融点102℃のフィッシャートロプッシュワックスの
空気酸化物(酸価:22mgKOH/g、ケン化価:5
0mgKOH/g) 三菱化学製α−オレフィン(D−30)の硼酸酸化物
(酸価:12mgKOH/g、ヒドロキシル価:80m
gKOH/g) ▲10▼前記ワックスをTDI変性したウレタンワッ
クス ▲11▼ステアリン酸とステアリルアルコールのエステ
ルワックス(酸価:1mgKOH/g、ケン化価:10
4mgKOH/g) ▲12▼FT100:シェルMDS社製、フィッシャー
トロプッシュワックス ▲13▼ビスコール660:三洋化成工業製、ポリプロ
ピレンワックス
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】通常、トナーには定着時の高温オフセット
性を向上させるためにポリエチレンワックスやポリプロ
ピレンワックスに代表される結晶性の高い非極性ワック
スが使用される。しかし、このような非極性ワックスは
樹脂との相溶性が悪いため、トナーの透明性が阻害され
る。特にカラートナーにおいては、この透明性が重要と
なる。本発明の極性ワックスを配合したトナーは表2お
よび表3に示す通り透明性に優れ、かつ加熱ロールへの
オフセット現象もなく、低温定着性に優れていることが
確認できた。
【0037】
【発明の効果】本発明の極性ワックスを使用することに
よりトナーに好ましい熱特性を与えることができる。す
なわち、トナーの透明性を損なわず、低温時の定着性、
耐オフセット性に優れ、かつ耐ブロッキング性に優れた
トナーを提供し得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田口 新 山口県徳山市大字大島850番地 日本精蝋 株式会社開発研究センター内 (72)発明者 釜足 重光 山口県徳山市大字大島850番地 日本精蝋 株式会社開発研究センター内 (72)発明者 山本 益司 山口県徳山市大字大島850番地 日本精蝋 株式会社開発研究センター内 Fターム(参考) 2H005 AA01 AA06 AB02 CA04 CA08 CA14 DA06 EA03 EA07 EA10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スチレン・アクリル樹脂および/または、
    ポリエステル樹脂を定着用樹脂としてなる電子写真用ト
    ナーにおいて、離型剤として炭化水素中にカルボニル
    基、カルボキシル基、ヒドロキシル基、エステル結合、
    ウレタン結合の内、少なくとも1種以上の極性基を1分
    子あたり平均で0.07個以上含有し、かつ融点が65
    〜110℃である極性ワックスを用いることを特徴とす
    る電子写真トナー用ワックス
  2. 【請求項2】該ワックスが石油系ワックスまたはフィシ
    ャートロプシュワックスを空気酸化して得られる酸価が
    1〜20mgKOH/gのワックス酸化物であり、昇温
    速度5℃/分で測定したDSCの補外融解開始温度と融
    解ピーク温度の差が25℃以内であることを特徴とする
    請求項1記載の電子写真トナー用ワックス
  3. 【請求項3】該ワックスが石油系ワックス、末端に二重
    結合を有するα−オレフィンワックス、フィシャートロ
    プシュワックスのいずれかを硼酸存在下で空気酸化して
    得られるヒドロキシル価が50〜90mgKOH/gの
    アルコール型ワックスであり、昇温速度5℃/分で測定
    したDSCの補外融解開始温度と融解ピーク温度の差が
    25℃以内であることを特徴とする請求項1記載の電子
    写真トナー用ワックス
  4. 【請求項4】該ワックスが前記アルコール型ワックスを
    トリレンジイソシアネートと反応させて得られるウレタ
    ンワックスであり、昇温速度5℃/分で測定したDSC
    の補外融解開始温度と融解ピーク温度の差が25℃以内
    であることを特徴とする請求項1記載の電子写真トナー
    用ワックス
  5. 【請求項5】該ワックスがステアリン酸あるいはベヘニ
    ン酸の酸成分とステアリルアルコール、ベヘニルアルコ
    ール、1,4−ブタンジオールのいずれかのアルコール
    成分とを反応させて得られるエステルワックスであり、
    昇温速度5℃/分で測定したDSCの補外融解開始温度
    と融解ピーク温度の差が15℃以内であることを特徴と
    する請求項1記載の電子写真トナー用ワックス
  6. 【請求項6】該ワックスが米糠蝋あるいはカルナバ蝋の
    低融点成分を溶剤処理あるいは流下式または遠心式の薄
    膜蒸留装置で除去して得られるエステルワックスであ
    り、昇温速度5℃/分で測定したDSCの補外融解開始
    温度と融解ピーク温度の差が15℃以内であることを特
    徴とする請求項1記載の電子写真トナー用ワックス
  7. 【請求項7】該ワックスが金属酸化物触媒下、ステアリ
    ン酸を高温で脱カルボキシル化して得られるケトンワッ
    クスであり、昇温速度5℃/分で測定したDSCの補外
    融解開始温度と融解ピーク温度の差が10℃以内である
    ことを特徴とする請求項1記載の電子写真トナー用ワッ
    クス
  8. 【請求項8】該ワックスがカシューナッツオイルの水添
    品である3−ペンタデシルフェノールにクロル酢酸を反
    応させて得られる3−ペンタデシルフェノキシ酢酸であ
    り、昇温速度5℃/分で測定したDSCの補外融解開始
    温度と融解ピーク温度の差が10℃以内であることを特
    徴とする請求項1記載の電子写真トナー用ワックス
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