JPH11327602A - 誘導性負荷の駆動装置 - Google Patents
誘導性負荷の駆動装置Info
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- JPH11327602A JPH11327602A JP12616598A JP12616598A JPH11327602A JP H11327602 A JPH11327602 A JP H11327602A JP 12616598 A JP12616598 A JP 12616598A JP 12616598 A JP12616598 A JP 12616598A JP H11327602 A JPH11327602 A JP H11327602A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 誘導性負荷に流れる電流をフィードバック制
御する駆動装置において、駆動装置による制御電流の精
度を簡単且つ安価に向上できるようにする。 【解決手段】 マイクロコンヒ゜ュータ4から目標電流に対応した
デューティ比の指令信号を出力し、これをDuty−電圧変
換回路20で指令電圧Vsに変換し、誤差信号生成回路
30にて、この圧Vsと電流検出抵抗Rs及び増幅回路
10を介して得られた検出電圧との偏差を積分した誤差
信号VERR を生成し、この誤差信号VERRに応じてソレ
ノイドLを通電制御する駆動装置において、EEPRO
M70に、上記各回路のばらつきによって生じる制御誤
差を補正するための補正データを格納しておき、マイクロコン
ヒ゜ュータ4が指令信号を生成する際に、指令信号のデュー
ティ比を補正データを用いて補正するようにする。ま
た、補正データは、抵抗Rsに定電流を流し、マイクロコンヒ゜
ュータ4からこの定電流に対応した指令信号を出力させた
ときに得られる指令電圧Vsと誤差電圧VERR との偏差
に基づき設定する。
御する駆動装置において、駆動装置による制御電流の精
度を簡単且つ安価に向上できるようにする。 【解決手段】 マイクロコンヒ゜ュータ4から目標電流に対応した
デューティ比の指令信号を出力し、これをDuty−電圧変
換回路20で指令電圧Vsに変換し、誤差信号生成回路
30にて、この圧Vsと電流検出抵抗Rs及び増幅回路
10を介して得られた検出電圧との偏差を積分した誤差
信号VERR を生成し、この誤差信号VERRに応じてソレ
ノイドLを通電制御する駆動装置において、EEPRO
M70に、上記各回路のばらつきによって生じる制御誤
差を補正するための補正データを格納しておき、マイクロコン
ヒ゜ュータ4が指令信号を生成する際に、指令信号のデュー
ティ比を補正データを用いて補正するようにする。ま
た、補正データは、抵抗Rsに定電流を流し、マイクロコンヒ゜
ュータ4からこの定電流に対応した指令信号を出力させた
ときに得られる指令電圧Vsと誤差電圧VERR との偏差
に基づき設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導性負荷に流れ
る電流をフィードバック制御する誘導性負荷の駆動装置
に関する。
る電流をフィードバック制御する誘導性負荷の駆動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、誘導性負荷の駆動装置とし
て、特開平5−217737号に開示されているよう
に、誘導性負荷に実際に流れる電流を、誘導性負荷の通
電経路に設けた電流検出用抵抗の両端電圧として検出
し、その検出電圧が、マイクロコンピュータから出力さ
れた指令信号(デューティ比が制御されたデューティ信
号等)を電圧に変換する変換回路からの出力(指令電
圧)と同じになるように、誘導性負荷への通電電流をフ
ィードバック制御するものが知られている。
て、特開平5−217737号に開示されているよう
に、誘導性負荷に実際に流れる電流を、誘導性負荷の通
電経路に設けた電流検出用抵抗の両端電圧として検出
し、その検出電圧が、マイクロコンピュータから出力さ
れた指令信号(デューティ比が制御されたデューティ信
号等)を電圧に変換する変換回路からの出力(指令電
圧)と同じになるように、誘導性負荷への通電電流をフ
ィードバック制御するものが知られている。
【0003】この種の装置では、例えば、図6に示すよ
うに、誘導性負荷としてのリニアソレノイドLの通電経
路に直列に接続された電流検出抵抗Rsの両端電圧を、
演算増幅器OP1と抵抗R1,R2,R3,R4とから
なる増幅回路10にて増幅すると共に、マイクロコンピ
ュータ4から出力された目標電流を表すデューティ信号
を、Duty−電圧変換回路20にて電圧に変換すること
で、リニアソレノイドLに流れる電流に対応した検出電
圧及び指令電圧を夫々生成する。そして、増幅回路10
からの出力電圧(検出電圧)と、Duty−電圧変換回路2
0からの出力電圧(指令電圧)とを、夫々、演算増幅器
OP2と抵抗R5とコンデンサC1とからなる誤差信号
生成回路(積分・増幅回路)30に入力し、この誤差信
号生成回路30で、検出電圧と指令電圧との偏差を積分
した誤差信号を生成する。そして、この誤差信号を、コ
ンパレータ42とインバータ44とからなる駆動信号生
成回路40に入力し、この駆動信号生成回路40にて、
誤差信号と三角波とを比較することにより、リニアソレ
ノイドLへの通電電流を制御するための駆動信号(パル
ス幅変調信号)を生成する。
うに、誘導性負荷としてのリニアソレノイドLの通電経
路に直列に接続された電流検出抵抗Rsの両端電圧を、
演算増幅器OP1と抵抗R1,R2,R3,R4とから
なる増幅回路10にて増幅すると共に、マイクロコンピ
ュータ4から出力された目標電流を表すデューティ信号
を、Duty−電圧変換回路20にて電圧に変換すること
で、リニアソレノイドLに流れる電流に対応した検出電
圧及び指令電圧を夫々生成する。そして、増幅回路10
からの出力電圧(検出電圧)と、Duty−電圧変換回路2
0からの出力電圧(指令電圧)とを、夫々、演算増幅器
OP2と抵抗R5とコンデンサC1とからなる誤差信号
生成回路(積分・増幅回路)30に入力し、この誤差信
号生成回路30で、検出電圧と指令電圧との偏差を積分
した誤差信号を生成する。そして、この誤差信号を、コ
ンパレータ42とインバータ44とからなる駆動信号生
成回路40に入力し、この駆動信号生成回路40にて、
誤差信号と三角波とを比較することにより、リニアソレ
ノイドLへの通電電流を制御するための駆動信号(パル
ス幅変調信号)を生成する。
【0004】尚、リニアソレノイドLの通電経路には、
その経路を導通・遮断するスイッチング素子(図では、
PNPトランジスタTR1)と、このPNPトランジス
タTR1を駆動信号生成回路40にて生成された駆動信
号がローレベルであるときPNPトランジスタTR1に
バイアス電流を流してPNPトランジスタTR1をオン
させるための抵抗R6,R7と、駆動信号がローからハ
イレベルに反転して、PNPトランジスタTR1がター
ンオフした際に、リニアソレノイドLに発生した高電圧
にてリニアソレノイドLに電流を流し続けるダイオード
Dと、からなる駆動回路50が設けられ、リニアソレノ
イドLには、この駆動回路50を介して、駆動信号生成
回路40にて生成された駆動信号のデューティ比に対応
した電流が流れる。
その経路を導通・遮断するスイッチング素子(図では、
PNPトランジスタTR1)と、このPNPトランジス
タTR1を駆動信号生成回路40にて生成された駆動信
号がローレベルであるときPNPトランジスタTR1に
バイアス電流を流してPNPトランジスタTR1をオン
させるための抵抗R6,R7と、駆動信号がローからハ
イレベルに反転して、PNPトランジスタTR1がター
ンオフした際に、リニアソレノイドLに発生した高電圧
にてリニアソレノイドLに電流を流し続けるダイオード
Dと、からなる駆動回路50が設けられ、リニアソレノ
イドLには、この駆動回路50を介して、駆動信号生成
回路40にて生成された駆動信号のデューティ比に対応
した電流が流れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
構成された従来の駆動装置においては、駆動装置を構成
する回路素子に製造上のばらつきがあるため、例えば、
図6において、電流検出抵抗Rsが±5%の製造ばらつ
きがあればリニアソレノイドLに流れる電流にも±5%
のばらつきが生じる、というように、回路素子のばらつ
きに起因した制御誤差が生じる。
構成された従来の駆動装置においては、駆動装置を構成
する回路素子に製造上のばらつきがあるため、例えば、
図6において、電流検出抵抗Rsが±5%の製造ばらつ
きがあればリニアソレノイドLに流れる電流にも±5%
のばらつきが生じる、というように、回路素子のばらつ
きに起因した制御誤差が生じる。
【0006】特に、上述した従来の駆動装置において
は、マイクロコンピュータからの指令信号をDuty−電圧
変換回路20にて指令電圧に変換し、この指令電圧と増
幅回路10から出力される検出電圧とを誤差信号生成回
路30にて比較することで、フィードバック制御のため
の誤差信号を生成することから、フィードバック制御の
ための制御量の演算をマイクロコンピュータ4の演算処
理にて実現する装置に比べて、制御のばらつきの要因と
なる回路素子が多く、制御精度が悪くなる。
は、マイクロコンピュータからの指令信号をDuty−電圧
変換回路20にて指令電圧に変換し、この指令電圧と増
幅回路10から出力される検出電圧とを誤差信号生成回
路30にて比較することで、フィードバック制御のため
の誤差信号を生成することから、フィードバック制御の
ための制御量の演算をマイクロコンピュータ4の演算処
理にて実現する装置に比べて、制御のばらつきの要因と
なる回路素子が多く、制御精度が悪くなる。
【0007】つまり、上記従来の駆動装置は、通電電流
をフィードバック制御するための電流検出系と電流制御
系とが全て電子回路にて構成されており、これらを構成
するDuty−電圧変換回路20,誤差信号生成回路30、
駆動信号生成回路40には、全て回路素子のばらつきが
あることから、制御のばらつき(電流制御誤差)は、こ
れら各回路素子のばらつきを重ね合わせると極めて大き
なばらつきとなってしまう。
をフィードバック制御するための電流検出系と電流制御
系とが全て電子回路にて構成されており、これらを構成
するDuty−電圧変換回路20,誤差信号生成回路30、
駆動信号生成回路40には、全て回路素子のばらつきが
あることから、制御のばらつき(電流制御誤差)は、こ
れら各回路素子のばらつきを重ね合わせると極めて大き
なばらつきとなってしまう。
【0008】一方、こうした問題を解決するには、例え
ば、上記各回路を構成する演算増幅器(オペアンプ)の
オフセット電圧/電流の製造ばらつきが制御電流値のば
らつきに大きな影響を与えるので、レーザトリミング等
の手法を用いて演算増幅器を構成する回路素子の特性値
を調整するとか、或いは、電流検出抵抗や演算増幅器に
接続される抵抗等の回路素子の精度を高くするといった
ことが考えられるが、このような対策では、製造コスト
が高くなってしまう。
ば、上記各回路を構成する演算増幅器(オペアンプ)の
オフセット電圧/電流の製造ばらつきが制御電流値のば
らつきに大きな影響を与えるので、レーザトリミング等
の手法を用いて演算増幅器を構成する回路素子の特性値
を調整するとか、或いは、電流検出抵抗や演算増幅器に
接続される抵抗等の回路素子の精度を高くするといった
ことが考えられるが、このような対策では、製造コスト
が高くなってしまう。
【0009】本発明はこうした問題に鑑みなされたもの
で、リニアソレノイド等の誘導性負荷に流れる電流をフ
ィードバック制御する駆動装置において、駆動装置によ
る制御電流の精度を簡単且つ安価に向上できるようにす
ることを目的とする。
で、リニアソレノイド等の誘導性負荷に流れる電流をフ
ィードバック制御する駆動装置において、駆動装置によ
る制御電流の精度を簡単且つ安価に向上できるようにす
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の誘導性負荷の駆動装置に
おいては、指令電圧生成手段が、マイクロコンピュータ
から誘導性負荷に流すべき目標電流を表す指令信号を出
力し、指令電圧生成手段が、この指令信号を指令電圧に
変換する。また、誘導性負荷に流れる実電流は、電流検
出手段にて検出され、誤差信号生成手段が、この電流検
出手段からの検出電圧と指令電圧生成手段からの指令電
圧との差を積分することにより誤差信号を生成する。そ
して、通電制御手段が、その生成された誤差信号に基づ
き、誘導性負荷に流れる電流が目標電流となるように、
誘導性負荷を通電制御する。
めになされた請求項1に記載の誘導性負荷の駆動装置に
おいては、指令電圧生成手段が、マイクロコンピュータ
から誘導性負荷に流すべき目標電流を表す指令信号を出
力し、指令電圧生成手段が、この指令信号を指令電圧に
変換する。また、誘導性負荷に流れる実電流は、電流検
出手段にて検出され、誤差信号生成手段が、この電流検
出手段からの検出電圧と指令電圧生成手段からの指令電
圧との差を積分することにより誤差信号を生成する。そ
して、通電制御手段が、その生成された誤差信号に基づ
き、誘導性負荷に流れる電流が目標電流となるように、
誘導性負荷を通電制御する。
【0011】またこのように構成された駆動装置におい
ては、指令電圧生成手段,電流検出手段,及び誤差信号
生成手段を構成する回路素子のばらつきにより電流制御
誤差が生じることから、本発明では、これら各手段の回
路誤差に起因した制御誤差をマイクロコンピュータが出
力する指令信号の補正によって低減するための補正デー
タが予め格納された補正データ記憶手段が設けられ、マ
イクロコンピュータは、目標電流に対応した指令信号
を、補正データ記憶手段に記憶された補正データに基づ
き補正し、補正後の指令信号を指令電圧生成手段に出力
する。
ては、指令電圧生成手段,電流検出手段,及び誤差信号
生成手段を構成する回路素子のばらつきにより電流制御
誤差が生じることから、本発明では、これら各手段の回
路誤差に起因した制御誤差をマイクロコンピュータが出
力する指令信号の補正によって低減するための補正デー
タが予め格納された補正データ記憶手段が設けられ、マ
イクロコンピュータは、目標電流に対応した指令信号
を、補正データ記憶手段に記憶された補正データに基づ
き補正し、補正後の指令信号を指令電圧生成手段に出力
する。
【0012】このため、本発明の誘導性負荷の駆動装置
によれば、指令電圧生成手段,電流検出手段,及び誤差
信号生成手段を構成する回路素子のばらつき(回路誤
差)に起因した電流制御誤差を低減できる。また、制御
誤差を低減するために、制御系を構成する各手段の回路
素子の特性を前述したトリミング等によって調節する必
要がないので、駆動装置の生産性を高め、安価に実現す
ることができる。
によれば、指令電圧生成手段,電流検出手段,及び誤差
信号生成手段を構成する回路素子のばらつき(回路誤
差)に起因した電流制御誤差を低減できる。また、制御
誤差を低減するために、制御系を構成する各手段の回路
素子の特性を前述したトリミング等によって調節する必
要がないので、駆動装置の生産性を高め、安価に実現す
ることができる。
【0013】ここで、記憶手段に記憶する補正データ
は、駆動装置の製造後の検査工程等で、実際に駆動装置
を動作させて生成する必要があるが、この補正データの
作成及び記憶手段への格納を専用の装置を用いて行うよ
うにすると、仕様の異なる駆動装置を調整する度に、仕
様する装置を変更するか或いはその動作を切り替えなけ
ればならず、面倒である。また、経時変化,使用条件の
変化等によって補正データを書き換える場合にも、専用
の装置が必要になる。
は、駆動装置の製造後の検査工程等で、実際に駆動装置
を動作させて生成する必要があるが、この補正データの
作成及び記憶手段への格納を専用の装置を用いて行うよ
うにすると、仕様の異なる駆動装置を調整する度に、仕
様する装置を変更するか或いはその動作を切り替えなけ
ればならず、面倒である。また、経時変化,使用条件の
変化等によって補正データを書き換える場合にも、専用
の装置が必要になる。
【0014】そこで、駆動装置は、補正データを作成し
て記憶手段に格納できるようにすることが望ましく、そ
のためには、駆動装置を請求項2に記載のように構成す
るとよい。即ち、請求項2に記載の誘導性負荷の駆動装
置には、指令電圧生成手段及び誤差信号生成手段からの
出力電圧をA/D変換してマイクロコンピュータに入力
するA/D変換手段が設けられ、マイクロコンピュータ
は、電流検出手段に基準電流を与えたことを表す補正デ
ータ作成指令を受けると、この基準電流に対応した指令
信号を指令電圧生成手段に出力し、A/D変換手段を介
して指令電圧生成変換手段及び誤差信号生成手段からの
出力電圧を取り込み、その取り込んだ各電圧に基づき補
正データを求めて、記憶手段に格納する。
て記憶手段に格納できるようにすることが望ましく、そ
のためには、駆動装置を請求項2に記載のように構成す
るとよい。即ち、請求項2に記載の誘導性負荷の駆動装
置には、指令電圧生成手段及び誤差信号生成手段からの
出力電圧をA/D変換してマイクロコンピュータに入力
するA/D変換手段が設けられ、マイクロコンピュータ
は、電流検出手段に基準電流を与えたことを表す補正デ
ータ作成指令を受けると、この基準電流に対応した指令
信号を指令電圧生成手段に出力し、A/D変換手段を介
して指令電圧生成変換手段及び誤差信号生成手段からの
出力電圧を取り込み、その取り込んだ各電圧に基づき補
正データを求めて、記憶手段に格納する。
【0015】従って、請求項2に記載の駆動装置によれ
ば、電流検出手段に予め設定された基準電流を与え、そ
の旨を表す補正データ作成指令をマイクロコンピュータ
に入力すれば、補正データが自動で作成・格納されるこ
とになり、記憶手段に補正データを格納したり、補正デ
ータを書き換えたりする際の調整作業を、基準電流を発
生する定電流回路を用いるだけで、極めて簡単に行うこ
とが可能になる。
ば、電流検出手段に予め設定された基準電流を与え、そ
の旨を表す補正データ作成指令をマイクロコンピュータ
に入力すれば、補正データが自動で作成・格納されるこ
とになり、記憶手段に補正データを格納したり、補正デ
ータを書き換えたりする際の調整作業を、基準電流を発
生する定電流回路を用いるだけで、極めて簡単に行うこ
とが可能になる。
【0016】ここで、請求項2において、補正データを
作成する際に、マイクロコンピュータが、A/D変換手
段を介して指令電圧生成手段及び誤差信号生成手段から
の出力を取り込むようにしたのは、これら各手段からの
出力の差が、マイクロコンピュータから基準電圧に対応
した指令信号を出力したときに生じる制御誤差に対応す
るためである。
作成する際に、マイクロコンピュータが、A/D変換手
段を介して指令電圧生成手段及び誤差信号生成手段から
の出力を取り込むようにしたのは、これら各手段からの
出力の差が、マイクロコンピュータから基準電圧に対応
した指令信号を出力したときに生じる制御誤差に対応す
るためである。
【0017】つまり、指令電圧生成手段と電流検出手段
の出力が完全に一致すれば、誤差信号生成手段の出力
は、指令電圧生成手段の出力と同じになるが、回路を構
成する素子の特性ばらつきにより、指令電圧生成手段及
び電流検出手段の出力は誤差を生じる。また、誤差信号
生成手段自体も素子の特性ばらつきを持っているので、
その出力にも誤差を生じる。従って、誤差信号生成手段
と指令電圧生成手段双方をモニタすれば、回路全体の制
御誤差を確認することができる。
の出力が完全に一致すれば、誤差信号生成手段の出力
は、指令電圧生成手段の出力と同じになるが、回路を構
成する素子の特性ばらつきにより、指令電圧生成手段及
び電流検出手段の出力は誤差を生じる。また、誤差信号
生成手段自体も素子の特性ばらつきを持っているので、
その出力にも誤差を生じる。従って、誤差信号生成手段
と指令電圧生成手段双方をモニタすれば、回路全体の制
御誤差を確認することができる。
【0018】そして、マイクロコンピュータにて、指令
電圧生成手段及び誤差信号生成手段からの出力に基づき
補正データを作成させるためには、例えば、予め上記各
手段からの出力偏差から補正データを求めるための補正
データ作成用データをマイクロコンピュータ側に予め記
憶しておき、マイクロコンピュータが補正データを生成
する際には、この補正データ作成用データを用いて上記
各手段からの出力偏差に対応した補正データを求めるよ
うにしてもよい。
電圧生成手段及び誤差信号生成手段からの出力に基づき
補正データを作成させるためには、例えば、予め上記各
手段からの出力偏差から補正データを求めるための補正
データ作成用データをマイクロコンピュータ側に予め記
憶しておき、マイクロコンピュータが補正データを生成
する際には、この補正データ作成用データを用いて上記
各手段からの出力偏差に対応した補正データを求めるよ
うにしてもよい。
【0019】しかし、このように補正データ作成用デー
タを用いる場合には、このデータ自体を正確に設定する
必要があり、また、マイクロコンピュータにこのデータ
を記憶させなければならない。そこで、請求項3に記載
のように、マイクロコンピュータに補正データを作成さ
せる際には、基準電流に対応した指令信号を指令電圧生
成手段に出力して、A/D変換手段を介して取り込んだ
指令電圧生成手段及び誤差信号生成手段からの出力を一
旦取り込むと、その後は、その取り込んだ出力電圧の差
が予め設定された所定電圧以下となるように、指令電圧
生成手段に出力している指令信号を変化させて、その出
力電圧の差が予め設定された所定電圧以下となる領域で
の指令信号を求め、この指令信号と基準電流とから補正
データを作成するようにするとよい。
タを用いる場合には、このデータ自体を正確に設定する
必要があり、また、マイクロコンピュータにこのデータ
を記憶させなければならない。そこで、請求項3に記載
のように、マイクロコンピュータに補正データを作成さ
せる際には、基準電流に対応した指令信号を指令電圧生
成手段に出力して、A/D変換手段を介して取り込んだ
指令電圧生成手段及び誤差信号生成手段からの出力を一
旦取り込むと、その後は、その取り込んだ出力電圧の差
が予め設定された所定電圧以下となるように、指令電圧
生成手段に出力している指令信号を変化させて、その出
力電圧の差が予め設定された所定電圧以下となる領域で
の指令信号を求め、この指令信号と基準電流とから補正
データを作成するようにするとよい。
【0020】つまりこのようにすれば、指令電圧生成手
段及び誤差信号生成手段からの出力電圧の偏差から得ら
れる制御誤差(制御精度)が所定値以下となるように、
補正データを正確に作成することができ、また補正デー
タ作成のために、補正データ生成用データを予め作成し
てマイクロコンピュータに記憶させる必要がないため、
装置構成を簡素化できる。
段及び誤差信号生成手段からの出力電圧の偏差から得ら
れる制御誤差(制御精度)が所定値以下となるように、
補正データを正確に作成することができ、また補正デー
タ作成のために、補正データ生成用データを予め作成し
てマイクロコンピュータに記憶させる必要がないため、
装置構成を簡素化できる。
【0021】尚、請求項2,3に記載の駆動装置におい
て、マイクロコンピュータにて補正データを作成する際
に、指令電圧生成手段及び誤差信号生成手段からの出力
の差から得られる制御誤差は、マイクロコンピュータか
ら基準電流に対応した指令信号を出力したときの制御誤
差であることから、マイクロコンピュータが出力する各
種目標電流に対応した指令信号を上記補正データにて補
正できるようにするには、マイクロコンピュータが出力
する指令信号(換言すれば指令信号に対応した目標電
流)毎に、補正データを設定し、記憶手段に格納してお
くことが望ましい。
て、マイクロコンピュータにて補正データを作成する際
に、指令電圧生成手段及び誤差信号生成手段からの出力
の差から得られる制御誤差は、マイクロコンピュータか
ら基準電流に対応した指令信号を出力したときの制御誤
差であることから、マイクロコンピュータが出力する各
種目標電流に対応した指令信号を上記補正データにて補
正できるようにするには、マイクロコンピュータが出力
する指令信号(換言すれば指令信号に対応した目標電
流)毎に、補正データを設定し、記憶手段に格納してお
くことが望ましい。
【0022】しかし、マイクロコンピュータが出力する
指令信号毎に補正データを設定するには、補正データ設
定時の作業が煩雑になり、しかも、補正データを格納す
る記憶手段の容量が大きくなる。そこで、マイクロコン
ピュータにて実際に補正データを作成させる際には、マ
イクロコンピュータが出力する指令信号(換言すれば目
標電流)の最大値付近と最小値付近とに夫々対応した2
種類の基準電流に対する制御誤差を、指令電圧生成手段
及び誤差信号生成手段からの出力の差から求め、各制御
誤差に対応した2種類の補正データを作成して、記憶手
段に格納するようにするとよい。
指令信号毎に補正データを設定するには、補正データ設
定時の作業が煩雑になり、しかも、補正データを格納す
る記憶手段の容量が大きくなる。そこで、マイクロコン
ピュータにて実際に補正データを作成させる際には、マ
イクロコンピュータが出力する指令信号(換言すれば目
標電流)の最大値付近と最小値付近とに夫々対応した2
種類の基準電流に対する制御誤差を、指令電圧生成手段
及び誤差信号生成手段からの出力の差から求め、各制御
誤差に対応した2種類の補正データを作成して、記憶手
段に格納するようにするとよい。
【0023】つまり、このようにすれば、誘導性負荷の
通電制御時には、記憶手段に格納された2種類の補正デ
ータから、目標電流に対応した指令信号の補正値を補間
計算によって求め、この補正値を用いて指令信号を設定
することが可能になり、記憶手段に格納する補正データ
の数(延いては記憶手段の容量)を大きくすることな
く、マイクロコンピュータが出力する指令信号を良好に
補正することが可能になる。
通電制御時には、記憶手段に格納された2種類の補正デ
ータから、目標電流に対応した指令信号の補正値を補間
計算によって求め、この補正値を用いて指令信号を設定
することが可能になり、記憶手段に格納する補正データ
の数(延いては記憶手段の容量)を大きくすることな
く、マイクロコンピュータが出力する指令信号を良好に
補正することが可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図1は、本発明を、誘導性負荷としてのリ
ニアソレノイドを通電制御するリニアソレノイドの駆動
装置に適用した実施例装置の全体構成を表す概略構成図
である。
に説明する。図1は、本発明を、誘導性負荷としてのリ
ニアソレノイドを通電制御するリニアソレノイドの駆動
装置に適用した実施例装置の全体構成を表す概略構成図
である。
【0025】本実施例の駆動装置は、例えば、内燃機関
により駆動される油圧ポンプから圧送されてきた車両制
御用のブレーキ油圧(例えば、アンチスキッド制御用の
ブレーキ油圧、自動変速機制御用のトランスミッション
油圧等)を所定の作動油圧に制御する油圧制御弁駆動用
のリニアソレノイドLに流れる電流(ソレノイド電流)
を制御するためのものであり、図6に示した従来のリニ
アソレノイドLの駆動装置と同様、(1) リニアソレノイ
ドLに流すべき目標電流に対応してデューティ比を制御
したデューティ信号(指令信号;図2(a)参照)を出
力するマイクロコンピュータ4、(2) マイクロコンピュ
ータ4からの指令信号を、そのデューティ比に対応した
電圧信号Vs(指令電圧;図2(b)参照)に変換す
る、指令電圧生成手段としてのDuty−電圧変換回路2
0、(3) リニアソレノイドLに流れた電流を検出する電
流検出抵抗Rs、(4) 電流検出抵抗Rsの両端電圧を増
幅して、指令電圧Vsに対応した電圧信号(検出電圧)
を出力する増幅回路10、(5) 増幅回路10からの検出
電圧と指令電圧Vsとの偏差を積分することで誤差信号
VERR (図2(c)参照)を生成する、誤差信号生成手
段としての誤差信号生成回路30、(6) 誤差信号VERR
と三角波(図2(d)参照)とを比較することにより、
リニアソレノイドLへの通電電流を制御するための駆動
信号(パルス幅変調信号;図2(e)参照)を生成する
駆動信号生成回路40、(7) 駆動信号生成回路40から
の駆動信号により、リニアソレノイドLの通電経路に設
けられたスイッチング素子(PNPトランジスタTR
1)をオン・オフさせて、ソレノイド電流(図2(f)
参照)をデューティ制御する駆動回路50、を備える。
により駆動される油圧ポンプから圧送されてきた車両制
御用のブレーキ油圧(例えば、アンチスキッド制御用の
ブレーキ油圧、自動変速機制御用のトランスミッション
油圧等)を所定の作動油圧に制御する油圧制御弁駆動用
のリニアソレノイドLに流れる電流(ソレノイド電流)
を制御するためのものであり、図6に示した従来のリニ
アソレノイドLの駆動装置と同様、(1) リニアソレノイ
ドLに流すべき目標電流に対応してデューティ比を制御
したデューティ信号(指令信号;図2(a)参照)を出
力するマイクロコンピュータ4、(2) マイクロコンピュ
ータ4からの指令信号を、そのデューティ比に対応した
電圧信号Vs(指令電圧;図2(b)参照)に変換す
る、指令電圧生成手段としてのDuty−電圧変換回路2
0、(3) リニアソレノイドLに流れた電流を検出する電
流検出抵抗Rs、(4) 電流検出抵抗Rsの両端電圧を増
幅して、指令電圧Vsに対応した電圧信号(検出電圧)
を出力する増幅回路10、(5) 増幅回路10からの検出
電圧と指令電圧Vsとの偏差を積分することで誤差信号
VERR (図2(c)参照)を生成する、誤差信号生成手
段としての誤差信号生成回路30、(6) 誤差信号VERR
と三角波(図2(d)参照)とを比較することにより、
リニアソレノイドLへの通電電流を制御するための駆動
信号(パルス幅変調信号;図2(e)参照)を生成する
駆動信号生成回路40、(7) 駆動信号生成回路40から
の駆動信号により、リニアソレノイドLの通電経路に設
けられたスイッチング素子(PNPトランジスタTR
1)をオン・オフさせて、ソレノイド電流(図2(f)
参照)をデューティ制御する駆動回路50、を備える。
【0026】尚、上記各回路は、前述した図6に示した
従来装置と同様に構成されているので、内部構成につい
ての説明は省略する。そして、本実施例では、電流検出
抵抗Rsと増幅回路10とにより、請求項1に記載の電
流検出手段としての機能が実現される。また、Duty−電
圧変換回路20は、例えば、マイクロコンピュータ4か
らの指令信号(デューティ信号)を積分処理等によって
アナログの電圧信号(指令電圧)Vsに変換するように
構成されており、本実施例では、例えば、図3(b)に
示すように、マイクロコンピュータ4からの指令信号の
デューティ比が最小値(18%)であるとき、直流0.
6Vの指令電圧Vsを出力し、マイクロコンピュータ4
からの指令信号のデューティ比が最大値(90%)であ
るとき直流3Vの指令電圧Vsを出力するようにされて
いる。
従来装置と同様に構成されているので、内部構成につい
ての説明は省略する。そして、本実施例では、電流検出
抵抗Rsと増幅回路10とにより、請求項1に記載の電
流検出手段としての機能が実現される。また、Duty−電
圧変換回路20は、例えば、マイクロコンピュータ4か
らの指令信号(デューティ信号)を積分処理等によって
アナログの電圧信号(指令電圧)Vsに変換するように
構成されており、本実施例では、例えば、図3(b)に
示すように、マイクロコンピュータ4からの指令信号の
デューティ比が最小値(18%)であるとき、直流0.
6Vの指令電圧Vsを出力し、マイクロコンピュータ4
からの指令信号のデューティ比が最大値(90%)であ
るとき直流3Vの指令電圧Vsを出力するようにされて
いる。
【0027】また次に、本実施例の駆動装置には、(8)
指令電圧Vsと誤差信号VERR とを夫々A/D変換して
マイクロコンピュータ4に入力する、A/D変換手段と
してのA/D変換回路60、(9) マイクロコンピュータ
4がリニアソレノイドLに流すべき目標電流に対応して
生成する指令信号のデューティ比を補正するための補正
データが格納される、記憶手段としてのEEPROM7
0、が備えられている。
指令電圧Vsと誤差信号VERR とを夫々A/D変換して
マイクロコンピュータ4に入力する、A/D変換手段と
してのA/D変換回路60、(9) マイクロコンピュータ
4がリニアソレノイドLに流すべき目標電流に対応して
生成する指令信号のデューティ比を補正するための補正
データが格納される、記憶手段としてのEEPROM7
0、が備えられている。
【0028】そして、マイクロコンピュータ4は、ブレ
ーキ油圧を所定の作動油圧に制御する通常動作時には、
ブレーキ油圧の目標油圧からリニアソレノイドLに流す
べき目標電流を設定し、その目標電流から、例えば図3
(a)に実線で示す如きデューティ比設定用のマップを
用いて、Duty−電圧変換回路20に出力するデューティ
信号の基本デューティ比を設定し、更にこの基本デュー
ティ比をEEPROM70に格納された補正データにて
補正し、その補正後のデューティ比に対応した指令信号
をDuty−電圧変換回路20に出力する。
ーキ油圧を所定の作動油圧に制御する通常動作時には、
ブレーキ油圧の目標油圧からリニアソレノイドLに流す
べき目標電流を設定し、その目標電流から、例えば図3
(a)に実線で示す如きデューティ比設定用のマップを
用いて、Duty−電圧変換回路20に出力するデューティ
信号の基本デューティ比を設定し、更にこの基本デュー
ティ比をEEPROM70に格納された補正データにて
補正し、その補正後のデューティ比に対応した指令信号
をDuty−電圧変換回路20に出力する。
【0029】つまり、本実施例では、基本デューティ比
設定用のマップが、図3(a)に実線で示すように、リ
ニアソレノイドLに流すべき目標電流が予め設定された
制御範囲の最小電流0.2Aであるとき基本デューティ
比を最小値(18%)に設定し、リニアソレノイドLに
流すべき目標電流が最大電流1Aであるとき、基本デュ
ーティ比を最大値(90%)に設定するようにされてい
る。
設定用のマップが、図3(a)に実線で示すように、リ
ニアソレノイドLに流すべき目標電流が予め設定された
制御範囲の最小電流0.2Aであるとき基本デューティ
比を最小値(18%)に設定し、リニアソレノイドLに
流すべき目標電流が最大電流1Aであるとき、基本デュ
ーティ比を最大値(90%)に設定するようにされてい
る。
【0030】そして、上記各回路に回路素子のばらつき
がなく、各回路が設計時と同様に動作するものとすれ
ば、マイクロコンピュータ4からソレノイド電流を1A
にするためにデューティ比90%の指令信号を出力すれ
ば、Duty−電圧変換回路20から3Vの指令電圧が出力
されて、増幅回路10からの検出電圧が3Vとなるよう
に駆動回路50が駆動され、この駆動によってソレノイ
ド電流が1Aに制御され、マイクロコンピュータ4から
ソレノイド電流を0.2Aにするためにデューティ比1
8%の指令信号を出力すれば、Duty−電圧変換回路20
から0.6Vの指令電圧が出力されて、増幅回路10か
らの検出電圧が0.6Vとなるように駆動回路50が駆
動され、この駆動によってソレノイド電流が0.2Aに
制御されることになる。
がなく、各回路が設計時と同様に動作するものとすれ
ば、マイクロコンピュータ4からソレノイド電流を1A
にするためにデューティ比90%の指令信号を出力すれ
ば、Duty−電圧変換回路20から3Vの指令電圧が出力
されて、増幅回路10からの検出電圧が3Vとなるよう
に駆動回路50が駆動され、この駆動によってソレノイ
ド電流が1Aに制御され、マイクロコンピュータ4から
ソレノイド電流を0.2Aにするためにデューティ比1
8%の指令信号を出力すれば、Duty−電圧変換回路20
から0.6Vの指令電圧が出力されて、増幅回路10か
らの検出電圧が0.6Vとなるように駆動回路50が駆
動され、この駆動によってソレノイド電流が0.2Aに
制御されることになる。
【0031】しかし、Duty−電圧変換回路20,誤差信
号生成回路30,電流検出抵抗Rs,増幅回路10等に
は、回路素子のばらつきがあるため、実際には、ソレノ
イド電流を制御するために、マイクロコンピュータ4か
ら上記マップから求めた指令信号を出力しても、ソレノ
イド電流を目標電流に制御することができず、ブレーキ
油圧を所望の油圧に制御できなくなる。
号生成回路30,電流検出抵抗Rs,増幅回路10等に
は、回路素子のばらつきがあるため、実際には、ソレノ
イド電流を制御するために、マイクロコンピュータ4か
ら上記マップから求めた指令信号を出力しても、ソレノ
イド電流を目標電流に制御することができず、ブレーキ
油圧を所望の油圧に制御できなくなる。
【0032】そこで、本実施例では、上記各回路を構成
する回路素子のばらつきに伴う制御誤差を補正するため
に、図3(a)に実線で示したマップを用いて設定され
る基本デューティ比を、EEPROM70に格納された
補正データを用いて補正することで、例えば、図3
(a)に点線で示すように、目標電流−指令信号(デュ
ーティ比)特性を、電流制御に用いる上記各回路の特性
に適合させて、ソレノイド電流(延いてはブレーキ油
圧)の制御精度を確保するようにしているのである。
する回路素子のばらつきに伴う制御誤差を補正するため
に、図3(a)に実線で示したマップを用いて設定され
る基本デューティ比を、EEPROM70に格納された
補正データを用いて補正することで、例えば、図3
(a)に点線で示すように、目標電流−指令信号(デュ
ーティ比)特性を、電流制御に用いる上記各回路の特性
に適合させて、ソレノイド電流(延いてはブレーキ油
圧)の制御精度を確保するようにしているのである。
【0033】尚、EEPROM70には、ソレノイド電
流を最大電流1Aに制御する際の基本デューティ比(9
0%)に対する補正データD1と、ソレノイド電流を最
小電流0.2Aに制御する際の基本デューティ比(18
%)に対する補正データD2とが格納されており、マイ
クロコンピュータ4が実際にソレノイド電流を制御する
際には、リニアソレノイドLに流すべき目標電流に対応
した補正値を、EEPROM70内の補正データを線形
補間することによりリニアソレノイドLに流すべき目標
電流に対応した補正値を求め、この補正値で、上記マッ
プから求めた目標電流に対応した基本デューティ比を補
正することによって、指令信号のデューティ比を設定す
る。
流を最大電流1Aに制御する際の基本デューティ比(9
0%)に対する補正データD1と、ソレノイド電流を最
小電流0.2Aに制御する際の基本デューティ比(18
%)に対する補正データD2とが格納されており、マイ
クロコンピュータ4が実際にソレノイド電流を制御する
際には、リニアソレノイドLに流すべき目標電流に対応
した補正値を、EEPROM70内の補正データを線形
補間することによりリニアソレノイドLに流すべき目標
電流に対応した補正値を求め、この補正値で、上記マッ
プから求めた目標電流に対応した基本デューティ比を補
正することによって、指令信号のデューティ比を設定す
る。
【0034】次に、EEPROM70内の補正データ
は、駆動装置の出荷検査工程において、駆動装置を実際
に動作させて制御誤差を測定することにより作成され、
EEPROM70に格納される。以下、この補正データ
の作成手順について説明する。駆動装置の出荷検査工程
で補正データを作成する際には、図4に示す如く、駆動
装置にリニアソレノイドLを接続する代わりに、基準電
流(例えば、当該駆動装置にてソレノイド電流を制御す
る際の最大電流1Aと最小電流0.2A)を発生する定
電流源Isを接続する。また、マイクロコンピュータ4
の動作モードを、上述した油圧制御を行う通常運転モー
ドから、検査モードに切り替えるために、マイクロコン
ピュータ4に予め設けられた2つのテスト端子T1,T
2に、夫々、テスト端子T1,T2を接地するためのス
イッチSW1,SW2及び各テスト端子T1,T2に電
源電圧Vdを印加する抵抗R11,R12を接続する。そし
て、スイッチSW1を閉じ、テスト端子T1を接地レベ
ルにした状態で起動すると、マイクロコンピュータ4
は、検査モードに入り、図5に示す手順で補正データを
作成する。
は、駆動装置の出荷検査工程において、駆動装置を実際
に動作させて制御誤差を測定することにより作成され、
EEPROM70に格納される。以下、この補正データ
の作成手順について説明する。駆動装置の出荷検査工程
で補正データを作成する際には、図4に示す如く、駆動
装置にリニアソレノイドLを接続する代わりに、基準電
流(例えば、当該駆動装置にてソレノイド電流を制御す
る際の最大電流1Aと最小電流0.2A)を発生する定
電流源Isを接続する。また、マイクロコンピュータ4
の動作モードを、上述した油圧制御を行う通常運転モー
ドから、検査モードに切り替えるために、マイクロコン
ピュータ4に予め設けられた2つのテスト端子T1,T
2に、夫々、テスト端子T1,T2を接地するためのス
イッチSW1,SW2及び各テスト端子T1,T2に電
源電圧Vdを印加する抵抗R11,R12を接続する。そし
て、スイッチSW1を閉じ、テスト端子T1を接地レベ
ルにした状態で起動すると、マイクロコンピュータ4
は、検査モードに入り、図5に示す手順で補正データを
作成する。
【0035】即ち、図5に示す如く、マイクロコンピュ
ータ4は、起動されると、まずS110(Sはステップ
を表す)にて、スイッチSW1が閉じられ、テスト端子
T1が接地レベルになっているか否か、換言すれば、マ
イクロコンピュータ4の動作モードは、検査モードであ
るか否かを判断する。そして、S110にて、テスト端
子T1が接地レベルにないと判断されると、動作モード
は通常運転モードであると判断して、リニアソレノイド
Lへの通電電流を制御する制御プログラムを実行する、
通常制御へと移行し、テスト端子T1が接地レベルにあ
ると判断されると、動作モードは、検査モードであると
判断して、S120に移行する。
ータ4は、起動されると、まずS110(Sはステップ
を表す)にて、スイッチSW1が閉じられ、テスト端子
T1が接地レベルになっているか否か、換言すれば、マ
イクロコンピュータ4の動作モードは、検査モードであ
るか否かを判断する。そして、S110にて、テスト端
子T1が接地レベルにないと判断されると、動作モード
は通常運転モードであると判断して、リニアソレノイド
Lへの通電電流を制御する制御プログラムを実行する、
通常制御へと移行し、テスト端子T1が接地レベルにあ
ると判断されると、動作モードは、検査モードであると
判断して、S120に移行する。
【0036】尚、本実施例では、このようにマイクロコ
ンピュータ4を検査モードで動作させるためにテスト端
子T1を接地レベルにした際に、マイクロコンピュータ
4に、請求項2に記載の補正データ作成指令が入力され
ることになる。次に、S120では、スイッチSW2が
閉じられ、テスト端子T2が接地レベルになっているか
否かを判断する。スイッチSW2は、検査者による外部
操作若しくは検査装置による自動切替によって、定電流
源Isからソレノイド電流制御時の最大電流1Aを供給
しているときに閉状態に設定され、定電流源Isからソ
レノイド電流制御時の最小電流0.2Aを供給している
ときに開状態に設定されるものであり、S120では、
スイッチSW2が閉状態であれば電流検出抵抗Rsに1
Aの電流が流れ、スイッチSW2が開状態であれば電流
検出抵抗Rsに0.2Aの電流が流れているものと判断
する。
ンピュータ4を検査モードで動作させるためにテスト端
子T1を接地レベルにした際に、マイクロコンピュータ
4に、請求項2に記載の補正データ作成指令が入力され
ることになる。次に、S120では、スイッチSW2が
閉じられ、テスト端子T2が接地レベルになっているか
否かを判断する。スイッチSW2は、検査者による外部
操作若しくは検査装置による自動切替によって、定電流
源Isからソレノイド電流制御時の最大電流1Aを供給
しているときに閉状態に設定され、定電流源Isからソ
レノイド電流制御時の最小電流0.2Aを供給している
ときに開状態に設定されるものであり、S120では、
スイッチSW2が閉状態であれば電流検出抵抗Rsに1
Aの電流が流れ、スイッチSW2が開状態であれば電流
検出抵抗Rsに0.2Aの電流が流れているものと判断
する。
【0037】そして、スイッチSW2が閉状態にあれ
ば、マイクロコンピュータ4は1Aモードにあると判断
して、S130〜S190の処理により、リニアソレノ
イドLに最大電流1Aを流すための補正データを演算
し、スイッチSW2が開状態にあれば、O.2Aモード
にあると判断して、S200〜260の処理により、リ
ニアソレノイドLに最小電流0.2Aを流すための補正
データを演算する。
ば、マイクロコンピュータ4は1Aモードにあると判断
して、S130〜S190の処理により、リニアソレノ
イドLに最大電流1Aを流すための補正データを演算
し、スイッチSW2が開状態にあれば、O.2Aモード
にあると判断して、S200〜260の処理により、リ
ニアソレノイドLに最小電流0.2Aを流すための補正
データを演算する。
【0038】即ち、S120にて現在の動作モードが1
Aモードであると判断された場合には、まずS130に
て、Duty−電圧変換回路20に出力する指令信号のデュ
ーティ比を、ソレノイド電流を1Aに制御する際の基本
デューティ比(90%)に設定し、この基本デューティ
比で指令信号を出力する。
Aモードであると判断された場合には、まずS130に
て、Duty−電圧変換回路20に出力する指令信号のデュ
ーティ比を、ソレノイド電流を1Aに制御する際の基本
デューティ比(90%)に設定し、この基本デューティ
比で指令信号を出力する。
【0039】次に、続くS140では、誤差信号生成回
路30から出力される誤差信号VERR の電圧レベルと、
指令信号の出力開始後にDuty−電圧変換回路20から出
力される指令電圧Vsの電圧レベルとを、夫々、A/D
変換回路60を介して取り込み、これら各信号の電圧レ
ベルの差(VERR −Vs)の絶対値が、予め設定された
判定値(例えば、60mV)以下であるか否かを判断す
る。
路30から出力される誤差信号VERR の電圧レベルと、
指令信号の出力開始後にDuty−電圧変換回路20から出
力される指令電圧Vsの電圧レベルとを、夫々、A/D
変換回路60を介して取り込み、これら各信号の電圧レ
ベルの差(VERR −Vs)の絶対値が、予め設定された
判定値(例えば、60mV)以下であるか否かを判断す
る。
【0040】つまり、マイクロコンピュータ4の動作モ
ードが1Aモードに設定されている場合には、電流検出
抵抗Rsに1Aの定電流が流れていることから、増幅回
路10から出力される検出電圧は、電流1Aに対応した
電圧レベルとなる。一方、マイクロコンピュータ4から
は、電流1Aに対応した基本デューティ比90%の指令
信号を出力していることから、Duty−電圧変換回路20
の出力も、電流1Aに対応した電圧レベルとなる。そし
て、このとき、電流検出抵抗Rs,増幅回路10,Duty
−電圧変換回路20,及び誤差信号生成回路30のばら
つきがなければ、増幅回路10及びDuty−電圧変換回路
20からの出力が共に設計時の3V(図3(b)参照)
となり、誤差信号生成回路30から出力される誤差信号
VERR も3Vとなって、指令電圧Vsと誤差信号VERR
との偏差は零になる。しかし、実際には、これら各回路
にはばらつきがあるため、指令電圧Vsと誤差信号VER
Rとには、各回路の誤差成分を全て含んだ偏差が生じる
ことになる。そこで、S140では、この偏差を、駆動
装置固有の制御誤差として取り込み、その制御誤差が、
駆動装置に要求される制御精度から設定した判定値以下
であるか否かを判断するのである。尚、この判定値を、
上記のように例えば60mVとし、1Aモードで、指令
電圧Vsと誤差信号VERR との偏差から得られる制御誤
差が60mV以下となるようにした場合には、駆動装置
による電流制御精度は、±2%(=60mV/3V)と
なる。
ードが1Aモードに設定されている場合には、電流検出
抵抗Rsに1Aの定電流が流れていることから、増幅回
路10から出力される検出電圧は、電流1Aに対応した
電圧レベルとなる。一方、マイクロコンピュータ4から
は、電流1Aに対応した基本デューティ比90%の指令
信号を出力していることから、Duty−電圧変換回路20
の出力も、電流1Aに対応した電圧レベルとなる。そし
て、このとき、電流検出抵抗Rs,増幅回路10,Duty
−電圧変換回路20,及び誤差信号生成回路30のばら
つきがなければ、増幅回路10及びDuty−電圧変換回路
20からの出力が共に設計時の3V(図3(b)参照)
となり、誤差信号生成回路30から出力される誤差信号
VERR も3Vとなって、指令電圧Vsと誤差信号VERR
との偏差は零になる。しかし、実際には、これら各回路
にはばらつきがあるため、指令電圧Vsと誤差信号VER
Rとには、各回路の誤差成分を全て含んだ偏差が生じる
ことになる。そこで、S140では、この偏差を、駆動
装置固有の制御誤差として取り込み、その制御誤差が、
駆動装置に要求される制御精度から設定した判定値以下
であるか否かを判断するのである。尚、この判定値を、
上記のように例えば60mVとし、1Aモードで、指令
電圧Vsと誤差信号VERR との偏差から得られる制御誤
差が60mV以下となるようにした場合には、駆動装置
による電流制御精度は、±2%(=60mV/3V)と
なる。
【0041】そして、S140にて、制御誤差が判定値
を越えていると判断されると、続くS150に移行し
て、誤差信号VERR と指令電圧Vsとの大小比較を行
い、誤差信号VERR が大きい場合(VERR >Vs)に
は、S160にて、指令信号のデューティ比をデクリメ
ントし、逆に、誤差信号VERR が小さい場合(VERR <
Vs)には、S170にて、デューティ比をインクリメ
ントすることにより、デューティ比を更新する。尚、S
160,S170にて、デューティ比をデクリメント或
いはインクリメントする際の値は、マイクロコンピュー
タ4の出力分解能によって自ずと決定されるが、本実施
例では、例えば0.1%の分解能で、デューティ比を変
化させる。そして、続くS180では、Duty−電圧変換
回路20に対して、更新後のデューティ比で生成した指
令信号を出力し、再度S140に移行する。
を越えていると判断されると、続くS150に移行し
て、誤差信号VERR と指令電圧Vsとの大小比較を行
い、誤差信号VERR が大きい場合(VERR >Vs)に
は、S160にて、指令信号のデューティ比をデクリメ
ントし、逆に、誤差信号VERR が小さい場合(VERR <
Vs)には、S170にて、デューティ比をインクリメ
ントすることにより、デューティ比を更新する。尚、S
160,S170にて、デューティ比をデクリメント或
いはインクリメントする際の値は、マイクロコンピュー
タ4の出力分解能によって自ずと決定されるが、本実施
例では、例えば0.1%の分解能で、デューティ比を変
化させる。そして、続くS180では、Duty−電圧変換
回路20に対して、更新後のデューティ比で生成した指
令信号を出力し、再度S140に移行する。
【0042】この結果、マイクロコンピュータ4が1A
モードで動作し始めた最初は、誤差信号VERR と指令電
圧Vsとの偏差(絶対値)が判定値を越えていても、S
150〜180の処理を繰り返し実行する内に、誤差信
号VERR と指令電圧Vsとの偏差が判定値以下となる。
モードで動作し始めた最初は、誤差信号VERR と指令電
圧Vsとの偏差(絶対値)が判定値を越えていても、S
150〜180の処理を繰り返し実行する内に、誤差信
号VERR と指令電圧Vsとの偏差が判定値以下となる。
【0043】そして、S140にて、誤差信号VERR と
指令電圧Vsとの偏差が判定値以下となったと判断され
ると、S190にて、現在設定されている指令信号のデ
ューティ比とS130にて最初に設定した基本デューテ
ィ比(90%)との偏差から、目標電流が1Aのときに
基本デューティ比を補正するための補正データD1を求
め、この補正データD1を、EEPROM70の1A補
正データ記憶エリアに格納し、再度S110に移行す
る。
指令電圧Vsとの偏差が判定値以下となったと判断され
ると、S190にて、現在設定されている指令信号のデ
ューティ比とS130にて最初に設定した基本デューテ
ィ比(90%)との偏差から、目標電流が1Aのときに
基本デューティ比を補正するための補正データD1を求
め、この補正データD1を、EEPROM70の1A補
正データ記憶エリアに格納し、再度S110に移行す
る。
【0044】次に、S120にて現在の動作モードが
0.2Aモードであると判断された場合には、S200
にて、Duty−電圧変換回路20に出力する指令信号のデ
ューティ比を、ソレノイド電流を0.2Aに制御する際
の基本デューティ比(18%)に設定し、この基本デュ
ーティ比で指令信号を出力し、続くS210にて、誤差
信号生成回路30から出力される誤差信号VERR の電圧
レベルと、指令信号の出力開始後にDuty−電圧変換回路
20から出力される指令電圧Vsの電圧レベルとを、夫
々、A/D変換回路60を介して取り込み、これら各信
号の電圧レベルの差(VERR −Vs)の絶対値が、予め
設定された判定値(例えば、12mV)以下であるか否
かを判断する。尚、この判定値は、ソレノイド電流を
0.2Aに制御する際の電流制御精度を±2%(=12
mV/0.6V)以下にするための値である。
0.2Aモードであると判断された場合には、S200
にて、Duty−電圧変換回路20に出力する指令信号のデ
ューティ比を、ソレノイド電流を0.2Aに制御する際
の基本デューティ比(18%)に設定し、この基本デュ
ーティ比で指令信号を出力し、続くS210にて、誤差
信号生成回路30から出力される誤差信号VERR の電圧
レベルと、指令信号の出力開始後にDuty−電圧変換回路
20から出力される指令電圧Vsの電圧レベルとを、夫
々、A/D変換回路60を介して取り込み、これら各信
号の電圧レベルの差(VERR −Vs)の絶対値が、予め
設定された判定値(例えば、12mV)以下であるか否
かを判断する。尚、この判定値は、ソレノイド電流を
0.2Aに制御する際の電流制御精度を±2%(=12
mV/0.6V)以下にするための値である。
【0045】そして、S210にて、誤差信号VERR と
指令電圧Vsとの偏差の絶対値(つまり制御誤差)が判
定値を越えていると判断されると、続くS220にて、
誤差信号VERR と指令電圧Vsとの大小比較を行い、誤
差信号VERR が大きい場合(VERR >Vs)には、S2
30にて、指令信号のデューティ比をデクリメントし、
逆に、誤差信号VERR が小さい場合(VERR <Vs)に
は、S240にて、デューティ比をインクリメントする
ことにより、デューティ比を更新する。そして、続くS
180では、Duty−電圧変換回路20に対して、更新後
のデューティ比で生成した指令信号を出力し、再度S2
10に移行する。
指令電圧Vsとの偏差の絶対値(つまり制御誤差)が判
定値を越えていると判断されると、続くS220にて、
誤差信号VERR と指令電圧Vsとの大小比較を行い、誤
差信号VERR が大きい場合(VERR >Vs)には、S2
30にて、指令信号のデューティ比をデクリメントし、
逆に、誤差信号VERR が小さい場合(VERR <Vs)に
は、S240にて、デューティ比をインクリメントする
ことにより、デューティ比を更新する。そして、続くS
180では、Duty−電圧変換回路20に対して、更新後
のデューティ比で生成した指令信号を出力し、再度S2
10に移行する。
【0046】また次に、S210にて、誤差信号VERR
と指令電圧Vsとの偏差が判定値以下となったと判断さ
れた場合には、S260にて、現在設定されている指令
信号のデューティ比とS200にて最初に設定した基本
デューティ比(90%)との偏差から、目標電流が0.
2Aのときに基本デューティ比を補正するための補正デ
ータD2を求め、この補正データD2を、EEPROM
70の0.2A補正データ記憶エリアに格納し、再度S
110に移行する。
と指令電圧Vsとの偏差が判定値以下となったと判断さ
れた場合には、S260にて、現在設定されている指令
信号のデューティ比とS200にて最初に設定した基本
デューティ比(90%)との偏差から、目標電流が0.
2Aのときに基本デューティ比を補正するための補正デ
ータD2を求め、この補正データD2を、EEPROM
70の0.2A補正データ記憶エリアに格納し、再度S
110に移行する。
【0047】以上説明したように、本実施例の駆動装置
においては、マイクロコンピュータ4がソレノイド電流
を制御する際には、予め設定されたマップを用いて目標
電流に対応した指令信号の基本デューティ比を求め、こ
の基本デューティ比を、EEPROM70に格納された
補正データを用いて補正することにより、指令信号のデ
ューティ比を設定するようにされている。
においては、マイクロコンピュータ4がソレノイド電流
を制御する際には、予め設定されたマップを用いて目標
電流に対応した指令信号の基本デューティ比を求め、こ
の基本デューティ比を、EEPROM70に格納された
補正データを用いて補正することにより、指令信号のデ
ューティ比を設定するようにされている。
【0048】このため、本実施例の駆動装置によれば、
電流検出抵抗Rs,増幅回路10,Duty−電圧変換回路
20,及び誤差信号生成回路30を構成する回路素子に
ばらつきがあっても、そのばらつきにより生じる制御誤
差を、マイクロコンピュータ4側での指令信号のデュー
ティ比の補正によって抑制することができ、ソレノイド
電流(延いてはブレーキ油圧)の制御精度を向上でき
る。また、制御精度を上げるために、これら各回路を構
成する回路素子の特性を前述したトリミング等によって
調節する必要がないので、駆動装置の生産性を高め、安
価に実現することができる。
電流検出抵抗Rs,増幅回路10,Duty−電圧変換回路
20,及び誤差信号生成回路30を構成する回路素子に
ばらつきがあっても、そのばらつきにより生じる制御誤
差を、マイクロコンピュータ4側での指令信号のデュー
ティ比の補正によって抑制することができ、ソレノイド
電流(延いてはブレーキ油圧)の制御精度を向上でき
る。また、制御精度を上げるために、これら各回路を構
成する回路素子の特性を前述したトリミング等によって
調節する必要がないので、駆動装置の生産性を高め、安
価に実現することができる。
【0049】また、補正データは、駆動装置の出荷時等
に、駆動装置に定電流源Isを接続して、定電流源Is
から1A若しくは0.2Aの定電流を供給しつつ、マイ
クロコンピュータ4を検査モード(詳しくは1Aモー
ド,0.2Aモード)で動作させれば、マイクロコンピ
ュータ4の処理によって自動で作成されて、EEPRO
M70に格納されることから、補正データの作成及びE
EPROM70への格納のために、特別な装置を準備す
る必要はなく、補正データの作成及び格納を極めて簡単
に行うことができる。
に、駆動装置に定電流源Isを接続して、定電流源Is
から1A若しくは0.2Aの定電流を供給しつつ、マイ
クロコンピュータ4を検査モード(詳しくは1Aモー
ド,0.2Aモード)で動作させれば、マイクロコンピ
ュータ4の処理によって自動で作成されて、EEPRO
M70に格納されることから、補正データの作成及びE
EPROM70への格納のために、特別な装置を準備す
る必要はなく、補正データの作成及び格納を極めて簡単
に行うことができる。
【0050】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例で
は、補正データとして、駆動装置がソレノイド電流を制
御する制御範囲内の最大電流(1A)と最小電流(0.
2A)とに対応した2点の補正データD1,D2をEE
PROM70に格納し、実際に制御を行う際には、この
2点の補正データD1,D2を線形補間することによ
り、目標電流に対応した基本デューティ比の補正値を求
めるものとして説明したが、EEPROM70に格納す
る補正データは、制御範囲内の電流値で定電流を流した
ときに得られる制御誤差から求めた値であればよく、ま
た、補正データの数を3以上に増やしてもよい。
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例で
は、補正データとして、駆動装置がソレノイド電流を制
御する制御範囲内の最大電流(1A)と最小電流(0.
2A)とに対応した2点の補正データD1,D2をEE
PROM70に格納し、実際に制御を行う際には、この
2点の補正データD1,D2を線形補間することによ
り、目標電流に対応した基本デューティ比の補正値を求
めるものとして説明したが、EEPROM70に格納す
る補正データは、制御範囲内の電流値で定電流を流した
ときに得られる制御誤差から求めた値であればよく、ま
た、補正データの数を3以上に増やしてもよい。
【0051】また上記実施例では、ソレノイド電流を制
御するために、マイクロコンピュータ4から、指令信号
として、デューティ比を制御したデューティ信号が出力
されるものとして説明したが、マイクロコンピュータ4
からは、指令信号として、目標電流を表すデジタルデー
タを出力するように構成してもよい。そして、この場合
には、Duty−電圧変換回路20の代わりに、マイクロコ
ンピュータ4から指令信号として出力されるデジタルデ
ータをアナログ電圧信号(指令電圧)に変換するD/A
変換回路を設ければよい。
御するために、マイクロコンピュータ4から、指令信号
として、デューティ比を制御したデューティ信号が出力
されるものとして説明したが、マイクロコンピュータ4
からは、指令信号として、目標電流を表すデジタルデー
タを出力するように構成してもよい。そして、この場合
には、Duty−電圧変換回路20の代わりに、マイクロコ
ンピュータ4から指令信号として出力されるデジタルデ
ータをアナログ電圧信号(指令電圧)に変換するD/A
変換回路を設ければよい。
【図1】 実施例のリニアソレノイドの駆動装置全体の
構成を表す構成図である。
構成を表す構成図である。
【図2】 駆動装置各部の動作波形を表すタイムチャー
トである。
トである。
【図3】 マイクロコンピュータ及びDuty−電圧変換回
路の動作を説明する説明図である。
路の動作を説明する説明図である。
【図4】 補正データ作成時の駆動装置への外部装置の
接続状態を表す説明図である。
接続状態を表す説明図である。
【図5】 補正データ作成時のマイクロコンピュータの
動作を説明するフローチャートである。
動作を説明するフローチャートである。
【図6】 従来のリニアソレノイドの駆動装置の一例を
表す構成図である。
表す構成図である。
4…マイクロコンピュータ、10…増幅回路、20…Du
ty−電圧変換回路、30…誤差信号生成回路、40…駆
動信号生成回路、50…駆動回路、60…A/D変換回
路、70…EEPROM、T1,T2…テスト端子、S
W1,SW2…スイッチ、Is…定電流源、L…リニア
ソレノイド、Rs…電流検出抵抗。
ty−電圧変換回路、30…誤差信号生成回路、40…駆
動信号生成回路、50…駆動回路、60…A/D変換回
路、70…EEPROM、T1,T2…テスト端子、S
W1,SW2…スイッチ、Is…定電流源、L…リニア
ソレノイド、Rs…電流検出抵抗。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // H01F 7/18 H01F 7/18 S
Claims (3)
- 【請求項1】 誘導性負荷に流す目標電流を表す指令信
号を出力するマイクロコンピュータと、 該マイクロコンピュータからの指令信号を指令電圧に変
換する指令電圧生成手段と、 前記誘導性負荷に流れる実電流を検出し、該実電流に対
応した検出電圧を発生する電流検出手段と、 該電流検出手段からの検出電圧と前記指令電圧生成手段
からの指令電圧との差を積分して誤差信号を生成する誤
差信号生成手段と、 該誤差信号生成手段にて生成された誤差信号に墓づき、
前記誘導性負荷に流れる電流が前記目標電流となるよう
に前記誘導性負荷を通電制御する通電制御手段と、 を備えた誘導性負荷の駆動装置において、 前記指令電圧生成手段,電流検出手段及び誤差信号生成
手段の回路誤差に起因した制御誤差を前記指令信号の補
正によって低減するための補正データが予め格納された
補正データ記憶手段を備え、 更に、前記マイクロコンピュータは、前記目標電流に対
応した指令信号を、前記補正データ記憶手段に記憶され
た補正データに基づき補正し、該補正後の指令信号を前
記指令電圧生成手段に出力することを特徴とする誘導性
負荷の駆動装置。 - 【請求項2】 前記指令電圧生成手段及び前記誤差信号
生成手段からの出力電圧をA/D変換して前記マイクロ
コンピュータに入力するA/D変換手段を備え、 前記マイクロコンピュータは、前記電流検出手段に基準
電流を与えたことを表す補正データ作成指令を受ける
と、該基準電流に対応した指令信号を前記指令電圧生成
手段に出力し、前記A/D変換手段を介して前記指令電
圧生成変換手段及び前記誤差信号生成手段からの出力電
圧を取り込み、該取り込んだ各電圧に基づき前記補正デ
ータを求めて、前記記憶手段に格納することを特徴とす
る請求項1記載の誘導性負荷の駆動装置。 - 【請求項3】 前記マイクロコンピュータは、前記補正
データを作成する際には、前記A/D変換手段を介して
取り込んだ前記指令電圧生成手段及び前記誤差信号生成
手段からの出力電圧の差が予め設定された所定電圧以下
となるように、前記指令電圧生成手段に出力している指
令信号を変化させて、前記指令電圧生成手段及び前記誤
差信号生成手段からの出力電圧の差が予め設定された所
定電圧以下となる領域での指令信号を求め、該指令信号
と前記基準電流とから前記補正データを作成することを
特徴とする請求項2記載の誘導性負荷の駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12616598A JPH11327602A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 誘導性負荷の駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12616598A JPH11327602A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 誘導性負荷の駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11327602A true JPH11327602A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=14928299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12616598A Pending JPH11327602A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 誘導性負荷の駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11327602A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020009695A (ko) * | 2000-07-26 | 2002-02-02 | 밍 루 | 솔레노이드 전류 측정 장치 |
| JP2008516151A (ja) * | 2004-10-12 | 2008-05-15 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 自動車における燃料噴射装置の作動方法 |
| JP2013258406A (ja) * | 2013-06-26 | 2013-12-26 | Fuji Electric Co Ltd | 誘導性負荷駆動制御装置および誘導性負荷駆動制御方法 |
| JP2015103544A (ja) * | 2013-11-21 | 2015-06-04 | トヨタ自動車株式会社 | 記憶装置 |
| JP2018522351A (ja) * | 2015-07-17 | 2018-08-09 | クローズド−アップ ジョイント−ストック カンパニー ドライブClosed−Up Joint−Stock Company Drive | 負荷を流れる直流の調整器 |
-
1998
- 1998-05-08 JP JP12616598A patent/JPH11327602A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020009695A (ko) * | 2000-07-26 | 2002-02-02 | 밍 루 | 솔레노이드 전류 측정 장치 |
| JP2008516151A (ja) * | 2004-10-12 | 2008-05-15 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 自動車における燃料噴射装置の作動方法 |
| JP4773450B2 (ja) * | 2004-10-12 | 2011-09-14 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 自動車における燃料噴射装置の作動方法 |
| JP2013258406A (ja) * | 2013-06-26 | 2013-12-26 | Fuji Electric Co Ltd | 誘導性負荷駆動制御装置および誘導性負荷駆動制御方法 |
| JP2015103544A (ja) * | 2013-11-21 | 2015-06-04 | トヨタ自動車株式会社 | 記憶装置 |
| JP2018522351A (ja) * | 2015-07-17 | 2018-08-09 | クローズド−アップ ジョイント−ストック カンパニー ドライブClosed−Up Joint−Stock Company Drive | 負荷を流れる直流の調整器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041105 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070209 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070220 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070626 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |