JPH1132787A - メナキノン−7含有物の製造方法及びそれを含有する飲食品 - Google Patents
メナキノン−7含有物の製造方法及びそれを含有する飲食品Info
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- JPH1132787A JPH1132787A JP9211222A JP21122297A JPH1132787A JP H1132787 A JPH1132787 A JP H1132787A JP 9211222 A JP9211222 A JP 9211222A JP 21122297 A JP21122297 A JP 21122297A JP H1132787 A JPH1132787 A JP H1132787A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】光に対する安定性の優れた、骨粗鬆症の治療薬
として、また予防薬として期待される、メナキノン−7
含有物およびそれを含有する飲食品を得ること。 【解決手段】バシルス ズブチリスに属するメナキノン
−7生産菌を液体栄養培地に接種培養し、該培養液を有
機溶媒の不存在下で脱水処理してメナキノン−7含有物
を得る。また該メナキノン−7を飲食品の任意の製造工
程において添加して該メナキノン−7含有飲食品を得
る。
として、また予防薬として期待される、メナキノン−7
含有物およびそれを含有する飲食品を得ること。 【解決手段】バシルス ズブチリスに属するメナキノン
−7生産菌を液体栄養培地に接種培養し、該培養液を有
機溶媒の不存在下で脱水処理してメナキノン−7含有物
を得る。また該メナキノン−7を飲食品の任意の製造工
程において添加して該メナキノン−7含有飲食品を得
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光に対する安定性
の優れた、骨粗鬆症の治療薬として、また予防薬として
期待される、メナキノン−7含有物およびそれを含有す
る飲食品に関する。
の優れた、骨粗鬆症の治療薬として、また予防薬として
期待される、メナキノン−7含有物およびそれを含有す
る飲食品に関する。
【0002】
【従来の技術】メナキノン−7は、ビタミンK2(別
名、メナキノンとも言われ、ナフトキノン骨格の3位に
結合するイソプレン単位数により14種、メナキノン−
1〜14の同族体があることが知られている)のうち、
イソプレン単位数7個を有するビタミンK2であって、
退行期骨粗鬆症患者の骨量増加作用を有することから、
骨粗鬆症の治療薬として、また予防薬として期待され
(ビタミン,70巻,7号,p317〜322,199
6年)、近年その安価な製造手段の開発が望まれてい
る。
名、メナキノンとも言われ、ナフトキノン骨格の3位に
結合するイソプレン単位数により14種、メナキノン−
1〜14の同族体があることが知られている)のうち、
イソプレン単位数7個を有するビタミンK2であって、
退行期骨粗鬆症患者の骨量増加作用を有することから、
骨粗鬆症の治療薬として、また予防薬として期待され
(ビタミン,70巻,7号,p317〜322,199
6年)、近年その安価な製造手段の開発が望まれてい
る。
【0003】従来、枯草菌(バシルス ズブチリス)で
発酵した食品素材に有機溶媒あるいは含水有機溶媒を添
加混合したのち、該有機溶媒層(上層)を分取し、次い
で該溶媒を留去して、メナキノン−7の高含量脂質を得
る方法が知られている(特開平8−73396号公報参
照)。この方法によれば、メナキノン−7が収率よく得
られる利点を有するが、得られたメナキノン−7の光安
定性が悪く、該メナキノン−7を明るい室で放置する
と、分解が進み、その残存率が急激に低下するというこ
とが知られている。
発酵した食品素材に有機溶媒あるいは含水有機溶媒を添
加混合したのち、該有機溶媒層(上層)を分取し、次い
で該溶媒を留去して、メナキノン−7の高含量脂質を得
る方法が知られている(特開平8−73396号公報参
照)。この方法によれば、メナキノン−7が収率よく得
られる利点を有するが、得られたメナキノン−7の光安
定性が悪く、該メナキノン−7を明るい室で放置する
と、分解が進み、その残存率が急激に低下するというこ
とが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、光に対する
安定性の優れた、骨粗鬆症の治療薬として、また予防薬
として期待される、メナキノン−7含有物およびそれを
含有する飲食品を得ることを目的とする。
安定性の優れた、骨粗鬆症の治療薬として、また予防薬
として期待される、メナキノン−7含有物およびそれを
含有する飲食品を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するため鋭意検討を重ねた結果、バシルス ズブチ
リスに属するメナキノン−7生産菌を液体栄養培地に接
種培養し、該培養液を有機溶媒の不存在下で脱水処理す
ることにより、光に対する安定性が極めて優れ、また骨
粗鬆症の治療薬として、また予防薬として期待されるメ
ナキノン−7含有物が得られること、また該メナキノン
−7含有物を飲食品の任意の製造工程において添加する
と、上記薬効が期待できるメナキノン−7含有物を含有
する飲食品が得られることを知り、これらの知見に基づ
いて本発明を完成した。すなわち、本発明は、バシルス
ズブチリスに属するメナキノン−7生産菌を液体栄養
培地に接種培養し、該培養液を有機溶媒の不存在下で脱
水処理することを特徴とするメナキノン−7含有物の製
造方法であり、また本発明は該メナキノン−7含有物を
含有する飲食品である。
解決するため鋭意検討を重ねた結果、バシルス ズブチ
リスに属するメナキノン−7生産菌を液体栄養培地に接
種培養し、該培養液を有機溶媒の不存在下で脱水処理す
ることにより、光に対する安定性が極めて優れ、また骨
粗鬆症の治療薬として、また予防薬として期待されるメ
ナキノン−7含有物が得られること、また該メナキノン
−7含有物を飲食品の任意の製造工程において添加する
と、上記薬効が期待できるメナキノン−7含有物を含有
する飲食品が得られることを知り、これらの知見に基づ
いて本発明を完成した。すなわち、本発明は、バシルス
ズブチリスに属するメナキノン−7生産菌を液体栄養
培地に接種培養し、該培養液を有機溶媒の不存在下で脱
水処理することを特徴とするメナキノン−7含有物の製
造方法であり、また本発明は該メナキノン−7含有物を
含有する飲食品である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において用いられる微生物
としては、バシルス ズブチリスに属するメナキノン−
7生産菌が挙げられ、具体的には、可食性の枯草菌、特
に納豆菌が好ましい。
としては、バシルス ズブチリスに属するメナキノン−
7生産菌が挙げられ、具体的には、可食性の枯草菌、特
に納豆菌が好ましい。
【0007】これらの微生物としては、バシルス・ズブ
チリスMR−141(FERM P−14692、バシ
ルス・ズブチリスS−2(IFO14898、FERM
BP−2528)、バシルス・ズブチリス(IFO1
4187)、バシルス・ズブチリスATCC162(微
工研菌寄第11052号)、バシルス・ズブチリスK−
2(微工研菌寄第9768号)、バチルス・ズブチリス
F−2−01(FERM P−9082)および市販の
納豆菌「成瀬菌」「宮城野菌」などが挙げられる。ま
た、上記微生物を通常の各種変異処理(遺伝子操作によ
る方法、変異薬剤、紫外線、X線、放射線等を用いる方
法等)によりメナキノン−7の高生産能を有する変異株
を取得して用いてもよい。
チリスMR−141(FERM P−14692、バシ
ルス・ズブチリスS−2(IFO14898、FERM
BP−2528)、バシルス・ズブチリス(IFO1
4187)、バシルス・ズブチリスATCC162(微
工研菌寄第11052号)、バシルス・ズブチリスK−
2(微工研菌寄第9768号)、バチルス・ズブチリス
F−2−01(FERM P−9082)および市販の
納豆菌「成瀬菌」「宮城野菌」などが挙げられる。ま
た、上記微生物を通常の各種変異処理(遺伝子操作によ
る方法、変異薬剤、紫外線、X線、放射線等を用いる方
法等)によりメナキノン−7の高生産能を有する変異株
を取得して用いてもよい。
【0008】次に、本発明に用いる液体栄養培地として
は、上記微生物の生育に必要な炭素源、窒素源、無機塩
類および微量のビタミン類などの栄養源を適当に含有す
るものが挙げられる。
は、上記微生物の生育に必要な炭素源、窒素源、無機塩
類および微量のビタミン類などの栄養源を適当に含有す
るものが挙げられる。
【0009】炭素源としては、ブドウ糖、果糖、庶糖、
麦芽糖、粗糖類、糖蜜類、各種澱粉類(甘藷、馬鈴薯、
トウモロコシ、タピオカ、サゴヤシなど由来)又はその
酸分解液類、酵素糖化液類、そしてグリセロ−ル、ソル
ビト−ルなどの糖アルコール類、有機酸類、脂肪酸類及
びその塩などが挙げられる。これらは、単独又は組合せ
て用いられる。
麦芽糖、粗糖類、糖蜜類、各種澱粉類(甘藷、馬鈴薯、
トウモロコシ、タピオカ、サゴヤシなど由来)又はその
酸分解液類、酵素糖化液類、そしてグリセロ−ル、ソル
ビト−ルなどの糖アルコール類、有機酸類、脂肪酸類及
びその塩などが挙げられる。これらは、単独又は組合せ
て用いられる。
【0010】窒素源としては、各種ペプトン類、カゼイ
ン加水分解物、コーンスティ−プリカ−、麦芽エキス、
酵母エキス、肉エキス、大豆及び脱脂大豆など植物原料
の微粉砕物又はそれらの抽出液、醤油麹等の麹の抽出
物、醤油などの醸造物及びその副産物(火入れオリ
等)、アミノ酸類(アスパラギン酸、アラニン、ロイシ
ン、フェニルアラニン、ヒスチジンなど)、尿素などの
有機窒素類、無機及び有機アンモニウム塩類、無機硝酸
塩類、アンモニアガス、アンモニア水などが挙げられ
る。これらは、単独あるいは組合わせて用いられる。
ン加水分解物、コーンスティ−プリカ−、麦芽エキス、
酵母エキス、肉エキス、大豆及び脱脂大豆など植物原料
の微粉砕物又はそれらの抽出液、醤油麹等の麹の抽出
物、醤油などの醸造物及びその副産物(火入れオリ
等)、アミノ酸類(アスパラギン酸、アラニン、ロイシ
ン、フェニルアラニン、ヒスチジンなど)、尿素などの
有機窒素類、無機及び有機アンモニウム塩類、無機硝酸
塩類、アンモニアガス、アンモニア水などが挙げられ
る。これらは、単独あるいは組合わせて用いられる。
【0011】無機塩類としては、ナトリウム塩、カリウ
ム塩、リン酸塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、鉄
塩、マンガン塩、重炭酸塩などが挙げられる。
ム塩、リン酸塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、鉄
塩、マンガン塩、重炭酸塩などが挙げられる。
【0012】また、ビタミン類としては、ビオチン、サ
イアミン、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム
などが挙げられる。
イアミン、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム
などが挙げられる。
【0013】なお、液体栄養培地には、上記の栄養源の
他にメナキノン−7の前駆体であるシキミ酸、コリスミ
酸、ホスホエノ−ルピルビン酸などを添加すると、培養
液中にメナキノン−7が高濃度に蓄積されるので好まし
い。
他にメナキノン−7の前駆体であるシキミ酸、コリスミ
酸、ホスホエノ−ルピルビン酸などを添加すると、培養
液中にメナキノン−7が高濃度に蓄積されるので好まし
い。
【0014】上記の栄養源を適当に含有する培地として
は、合成、半合成あるいは天然培地が挙げられるが、目
的とするメナキノン−7の主たる用途が飲食品であるこ
とを考慮すると天然培地が好ましい。天然培地として
は、醤油火入れオリ、大豆煮汁などが挙げられる。
は、合成、半合成あるいは天然培地が挙げられるが、目
的とするメナキノン−7の主たる用途が飲食品であるこ
とを考慮すると天然培地が好ましい。天然培地として
は、醤油火入れオリ、大豆煮汁などが挙げられる。
【0015】本発明を実施するには、バシルス ズブチ
リスに属するメナキノン−7生産菌を液体栄養培地に接
種培養する。培養は、好気的条件で行うことが必要で、
三角フラスコ、坂口フラスコなどを用いた振盪培養ある
いはジャ−、タンクなどを用いた通気撹拌培養が好まし
い。
リスに属するメナキノン−7生産菌を液体栄養培地に接
種培養する。培養は、好気的条件で行うことが必要で、
三角フラスコ、坂口フラスコなどを用いた振盪培養ある
いはジャ−、タンクなどを用いた通気撹拌培養が好まし
い。
【0016】その際の培養温度を、25〜45℃、好ま
しくは30〜40℃に調整する。また、アルカリを添加
して培養中のpHを、5.0〜9.0、好ましくは6.
0〜8.0に調整する。ここに用いられるアルカリとし
ては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア
又はそれらの水溶液が好ましい。培養は、メナキノン−
7の生産蓄積量が最大となる1〜7日、好ましくは2〜
4日間行う。
しくは30〜40℃に調整する。また、アルカリを添加
して培養中のpHを、5.0〜9.0、好ましくは6.
0〜8.0に調整する。ここに用いられるアルカリとし
ては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア
又はそれらの水溶液が好ましい。培養は、メナキノン−
7の生産蓄積量が最大となる1〜7日、好ましくは2〜
4日間行う。
【0017】このように、バシルス ズブチリスに属す
るメナキノン−7生産菌を液体栄養培地に接種培養する
と、メナキノン−7が、該微生物の菌体内部および菌体
外部(すなわち培養濾液中)にそれぞれ蓄積された液体
培養液を得る。
るメナキノン−7生産菌を液体栄養培地に接種培養する
と、メナキノン−7が、該微生物の菌体内部および菌体
外部(すなわち培養濾液中)にそれぞれ蓄積された液体
培養液を得る。
【0018】次に、この培養液を有機溶媒の不存在下で
脱水処理する。本発明において、このことは極めて重要
であって、有機溶媒の存在下で脱水処理するときは、得
られるメナキノン−7含有物の光安定性が悪く本発明の
目的を達成できない。これに対し、有機溶媒の不存在下
で脱水処理するときは、得られるメナキノン−7含有物
の光安定性が著しく向上する効果を奏する。
脱水処理する。本発明において、このことは極めて重要
であって、有機溶媒の存在下で脱水処理するときは、得
られるメナキノン−7含有物の光安定性が悪く本発明の
目的を達成できない。これに対し、有機溶媒の不存在下
で脱水処理するときは、得られるメナキノン−7含有物
の光安定性が著しく向上する効果を奏する。
【0019】上記、有機溶媒の不存在下で脱水する方法
としては、培養液をそのまま、または必要により目の粗
い濾布などにより濾過して菌体(バシルス ズブチリ
ス)は含むけれど水不溶性の固形物は含まない濾液を
得、これを以下の方法により脱水処理して目的のメナキ
ノン−7含有物を得る。すなわち、(1)培養濾液を、
分画分子量50,000の限外濾過膜を用いて透過処理
し、該膜内に菌体および菌体外部のメナキノン−7含有
物を捕捉回収する方法、(2)培養濾液を遠心分離して
主として菌体を高濃度で含有する沈殿部分と清澄な液体
部分とに分け、それぞれ、通常の乾燥処理によりメナキ
ノン−7含有物を得る方法、(3)培養濾液を逆浸透膜
により脱水処理してメナキノン−7含有物を非透過側に
濃縮する方法、(4)培養濾液を通常の熱風乾燥、噴霧
乾燥、ドラム乾燥などの乾燥操作により脱水する方法、
(5)0.45μm程度の孔径をもつ精密濾過膜などで
菌体のみを補足し、透過液は上記した分画分子量5万程
度の限外濾過膜で透過処理し、それぞれ膜内(非透過
物)からメナキノン−7含有物を得る方法などが挙げら
れる。
としては、培養液をそのまま、または必要により目の粗
い濾布などにより濾過して菌体(バシルス ズブチリ
ス)は含むけれど水不溶性の固形物は含まない濾液を
得、これを以下の方法により脱水処理して目的のメナキ
ノン−7含有物を得る。すなわち、(1)培養濾液を、
分画分子量50,000の限外濾過膜を用いて透過処理
し、該膜内に菌体および菌体外部のメナキノン−7含有
物を捕捉回収する方法、(2)培養濾液を遠心分離して
主として菌体を高濃度で含有する沈殿部分と清澄な液体
部分とに分け、それぞれ、通常の乾燥処理によりメナキ
ノン−7含有物を得る方法、(3)培養濾液を逆浸透膜
により脱水処理してメナキノン−7含有物を非透過側に
濃縮する方法、(4)培養濾液を通常の熱風乾燥、噴霧
乾燥、ドラム乾燥などの乾燥操作により脱水する方法、
(5)0.45μm程度の孔径をもつ精密濾過膜などで
菌体のみを補足し、透過液は上記した分画分子量5万程
度の限外濾過膜で透過処理し、それぞれ膜内(非透過
物)からメナキノン−7含有物を得る方法などが挙げら
れる。
【0020】なお、上記脱水処理にあたり、培養液、濃
縮途中の培養液、または脱水処理後の培養液乾燥物に水
または酸の希釈水溶液を加水し、脱水処理すると、最終
製品の異臭が除去できるので好ましい。特に酸の希薄水
溶液は、異臭の除去効果が優れているので好ましい。こ
の際、用いられる酸としては、クエン酸、リンゴ酸など
の有機酸、及び塩素化合物などが挙げられる。
縮途中の培養液、または脱水処理後の培養液乾燥物に水
または酸の希釈水溶液を加水し、脱水処理すると、最終
製品の異臭が除去できるので好ましい。特に酸の希薄水
溶液は、異臭の除去効果が優れているので好ましい。こ
の際、用いられる酸としては、クエン酸、リンゴ酸など
の有機酸、及び塩素化合物などが挙げられる。
【0021】上記脱水処理の方法により、ペースト状、
湿潤固体物状、あるいは乾燥物状などのメナキノン−7
含有物が得られるが、ペースト状、湿潤固体物状のもの
については必要によりさらに、噴霧乾燥、熱風乾燥、凍
結乾燥、減圧乾燥などを行って、乾燥固体状のメナキノ
ン−7含有物を得る。
湿潤固体物状、あるいは乾燥物状などのメナキノン−7
含有物が得られるが、ペースト状、湿潤固体物状のもの
については必要によりさらに、噴霧乾燥、熱風乾燥、凍
結乾燥、減圧乾燥などを行って、乾燥固体状のメナキノ
ン−7含有物を得る。
【0022】本発明で得られるメナキノン−7含有物
は、そのままでもよいが、加熱殺菌することが好まし
い。殺菌は少なくともバシルス ズブチリスの芽胞子が
死滅する加熱条件、例えば121℃、10分以上行うこ
とが好ましい。
は、そのままでもよいが、加熱殺菌することが好まし
い。殺菌は少なくともバシルス ズブチリスの芽胞子が
死滅する加熱条件、例えば121℃、10分以上行うこ
とが好ましい。
【0023】また、必要に応じてメナキノン−7含有物
は、そのまま、または賦形剤(塩化カルシウム、澱粉、
フルクタン、メチルセルロ−ス、デキストリン、グルコ
−ス、マルト−スなど)と共に粉末状、顆粒状、錠剤と
して利用することもできる。
は、そのまま、または賦形剤(塩化カルシウム、澱粉、
フルクタン、メチルセルロ−ス、デキストリン、グルコ
−ス、マルト−スなど)と共に粉末状、顆粒状、錠剤と
して利用することもできる。
【0024】本発明で得られるメナキノン−7含有物
は、光安定性が高く、しかも熱安定性が高く(すなわち
耐熱性が高く)、退行期骨粗鬆症患者の骨量増加作用を
有することから、骨粗鬆症の治療薬として、また予防薬
として期待できる特徴を有する。
は、光安定性が高く、しかも熱安定性が高く(すなわち
耐熱性が高く)、退行期骨粗鬆症患者の骨量増加作用を
有することから、骨粗鬆症の治療薬として、また予防薬
として期待できる特徴を有する。
【0025】したがって、本発明で得られるメナキノン
−7含有物を各種飲食品の任意の製造工程において、添
加することにより、骨粗鬆症の治療または予防の効果を
長期にわたって期待できる飲食品を提供することができ
る。
−7含有物を各種飲食品の任意の製造工程において、添
加することにより、骨粗鬆症の治療または予防の効果を
長期にわたって期待できる飲食品を提供することができ
る。
【0026】メナキノン−7含有物の添加量は、各種乾
燥状態の食品では、0.1〜10.0%、飲料では、
0.1〜5.0%が好ましい。
燥状態の食品では、0.1〜10.0%、飲料では、
0.1〜5.0%が好ましい。
【0027】上記飲食品としては、例えば、(1)ハ
ム、ソ−セ−ジ、ハンバ−グ、ミ−トボ−ルなどの畜肉
加工食品、(2)かまぼこ、ちくわ、つみれ、魚肉ソ−
セ−ジなどの魚肉加工食品、(3)チ−ズ、チ−ズ加工
品、ヨ−グルトなどの乳製品、(4)果汁類、コ−ヒ−
飲料、紅茶飲料、牛乳、乳飲料、乳酸菌飲料、豆乳、ス
ポ−ツドリンク、栄養ドリンク、サイダ−などの清涼飲
料水、ビール、清酒、梅酒、リキュールなどの酒飲料な
どの飲料、(4)ポタ−ジュス−プ、コンソメス−プ、
中華風ス−プなどのス−プ類、(5)菓子パン、フラン
スパン、食パンなどのベ−カリ−食品、(6)コ−ンフ
レ−ク、玄米フレ−クなどのシリアル食品、(7)そ
ば、うどんなどの麺類、(8)スパゲッティ−、マカロ
ニなどのパスタ類および(9)お好焼きミックス、蒸し
パンミックスなどのプレミックス粉などの粉利用食品、
(10)クッキ−、パイなどの洋菓子類、(11)餅菓
子、くずきり、白玉粉、羊羹等の和菓子類および(1
2)ゼラチン、寒天、ペクチン等を使用したゼリ−類な
どのデザ−ト食品などが挙げられる。以下、実施例を示
して本発明を更に具体的に説明する。
ム、ソ−セ−ジ、ハンバ−グ、ミ−トボ−ルなどの畜肉
加工食品、(2)かまぼこ、ちくわ、つみれ、魚肉ソ−
セ−ジなどの魚肉加工食品、(3)チ−ズ、チ−ズ加工
品、ヨ−グルトなどの乳製品、(4)果汁類、コ−ヒ−
飲料、紅茶飲料、牛乳、乳飲料、乳酸菌飲料、豆乳、ス
ポ−ツドリンク、栄養ドリンク、サイダ−などの清涼飲
料水、ビール、清酒、梅酒、リキュールなどの酒飲料な
どの飲料、(4)ポタ−ジュス−プ、コンソメス−プ、
中華風ス−プなどのス−プ類、(5)菓子パン、フラン
スパン、食パンなどのベ−カリ−食品、(6)コ−ンフ
レ−ク、玄米フレ−クなどのシリアル食品、(7)そ
ば、うどんなどの麺類、(8)スパゲッティ−、マカロ
ニなどのパスタ類および(9)お好焼きミックス、蒸し
パンミックスなどのプレミックス粉などの粉利用食品、
(10)クッキ−、パイなどの洋菓子類、(11)餅菓
子、くずきり、白玉粉、羊羹等の和菓子類および(1
2)ゼラチン、寒天、ペクチン等を使用したゼリ−類な
どのデザ−ト食品などが挙げられる。以下、実施例を示
して本発明を更に具体的に説明する。
【0028】
実施例1 メナキノン−7含有物の調製例 バシルス ズブチリスに属するメナキノン−7生産菌、
「バシルス ズブチリスMR−141(FERM P−
14692)」を、グルコ−ス 5%(W/V)、醤油
火入れオリ7%(W/V)、K2HPO4 0.25%
(W/V)、MgSO4 ・7H2O 0.05%(W/
V)、NaCl 2%(W/V)からなる組成の培地
(pH8.0に調整)500mlを入れたバッフル付き
2L三角フラスコを121℃、15分殺菌したものに、
接種して40℃、200rpm、24時間振盪培養を行
い、種培養液を得た。次いで、上記メナキノン−7生産
菌の種培養液全量を、上記同一組成の培地10Lを入れ
た30L容ジャ−ファ−メンタ−(121℃、15分殺
菌済み)に植菌し、培養温度40℃、撹拌数400rp
m、通気量1vvmの条件で48時間培養を行い、メナ
キノン−7を含有する培養液を得た。培養中のpHは2
NのNaOHで7・0を維持するように調整した。
「バシルス ズブチリスMR−141(FERM P−
14692)」を、グルコ−ス 5%(W/V)、醤油
火入れオリ7%(W/V)、K2HPO4 0.25%
(W/V)、MgSO4 ・7H2O 0.05%(W/
V)、NaCl 2%(W/V)からなる組成の培地
(pH8.0に調整)500mlを入れたバッフル付き
2L三角フラスコを121℃、15分殺菌したものに、
接種して40℃、200rpm、24時間振盪培養を行
い、種培養液を得た。次いで、上記メナキノン−7生産
菌の種培養液全量を、上記同一組成の培地10Lを入れ
た30L容ジャ−ファ−メンタ−(121℃、15分殺
菌済み)に植菌し、培養温度40℃、撹拌数400rp
m、通気量1vvmの条件で48時間培養を行い、メナ
キノン−7を含有する培養液を得た。培養中のpHは2
NのNaOHで7・0を維持するように調整した。
【0029】次に得られた10Lの培養液を限外濾過膜
(UF膜)を用いてメナキノン−7含有物の分離を行っ
た。膜による脱水分離の処理条件は以下の通りである。 1.限外濾過膜;限外濾過モジュ−ルAHV−3010
(旭化成工業社製) 2.分画分子量;50,000 3.形状;中空糸膜 4.処理圧力;入口 0.2kg/cm2、出口 0k
g/cm2 5.循環流量;100 L/min 6.処理時間;10 分 7.膜面積;4.7 m2 8.処理温度;20℃
(UF膜)を用いてメナキノン−7含有物の分離を行っ
た。膜による脱水分離の処理条件は以下の通りである。 1.限外濾過膜;限外濾過モジュ−ルAHV−3010
(旭化成工業社製) 2.分画分子量;50,000 3.形状;中空糸膜 4.処理圧力;入口 0.2kg/cm2、出口 0k
g/cm2 5.循環流量;100 L/min 6.処理時間;10 分 7.膜面積;4.7 m2 8.処理温度;20℃
【0030】次に得られたメナキノン−7含有物を同限
外濾過装置を用いて約10倍量の水道水で流水洗浄して
培地成分などの不要物を除去し、脱臭を行った。そし
て、次に同装置で1/10量に濃縮後、この濃縮液を1
21℃、15分、オ−トクレ−ブ殺菌を行い、常法に従
い凍結乾燥を行い異味、異臭のない淡褐色の粉末52.
4gを得た。この粉末のメナキノン−7の含量は5,6
80mg/kgであった。
外濾過装置を用いて約10倍量の水道水で流水洗浄して
培地成分などの不要物を除去し、脱臭を行った。そし
て、次に同装置で1/10量に濃縮後、この濃縮液を1
21℃、15分、オ−トクレ−ブ殺菌を行い、常法に従
い凍結乾燥を行い異味、異臭のない淡褐色の粉末52.
4gを得た。この粉末のメナキノン−7の含量は5,6
80mg/kgであった。
【0031】なお、メナキノン−7量の測定は、まず坂
野らの抽出法(ビタミン、62巻、8号、p393〜3
98、1988年)に準じて抽出(上記で得られた凍結
乾燥物の重量に対して6倍量の重量のn−ヘキサンを添
加して5分間振盪して抽出した後、800×gで5分間
遠心分離を行う)を行って、次に、この得られた抽出物
を高速液体クロマトグラフィ−(ウオ−タ−ズ社製)を
用いて測定する方法を用いた。この高速液体クロマトグ
ラフィ−の測定条件はOT−120(東ソ−株式会社
製)のカラムを用い、n−ヘキサンを移動相として温度
20℃、流速0.8ml/minとして波長248nm
の吸光度により検出した。標準物質としてMK−4(標
準品、日清製粉社製)を用いて、分子量換算を行ってメ
ナキノン−7量とした。
野らの抽出法(ビタミン、62巻、8号、p393〜3
98、1988年)に準じて抽出(上記で得られた凍結
乾燥物の重量に対して6倍量の重量のn−ヘキサンを添
加して5分間振盪して抽出した後、800×gで5分間
遠心分離を行う)を行って、次に、この得られた抽出物
を高速液体クロマトグラフィ−(ウオ−タ−ズ社製)を
用いて測定する方法を用いた。この高速液体クロマトグ
ラフィ−の測定条件はOT−120(東ソ−株式会社
製)のカラムを用い、n−ヘキサンを移動相として温度
20℃、流速0.8ml/minとして波長248nm
の吸光度により検出した。標準物質としてMK−4(標
準品、日清製粉社製)を用いて、分子量換算を行ってメ
ナキノン−7量とした。
【0032】実施例2 メナキノン−7含有物の調製 実施例1のメナキノン−7含有物の調製例において、
「バシルス ズブチリスMR−141(FERM P−
14692)」の代わりに「成瀬菌(市販納豆菌)」を
用いる以外は全く同様にして、メナキノン−7を含有す
る培養液10Lを得た。この培養液を遠心分離して(S
型超遠心分離機、コクサン社製)、殆どが湿潤菌体であ
るペースト状の沈殿部分を得た。この湿潤菌体をその約
10倍量の水道水に懸濁して洗浄し、再び遠心分離をし
て培地成分の除去と脱臭を行った。この得られた洗浄済
み湿潤菌体を121℃、15分のオ−トクレ−ブ殺菌を
行った。そしてこれを常法通り噴霧乾燥を行い本発明の
メナキノン−7含有物30.6gを得た。この乾燥物は
特に異味、異臭もなく淡褐色の粉末であり、メナキノン
−7の含量は2,320mg/kgであった。
「バシルス ズブチリスMR−141(FERM P−
14692)」の代わりに「成瀬菌(市販納豆菌)」を
用いる以外は全く同様にして、メナキノン−7を含有す
る培養液10Lを得た。この培養液を遠心分離して(S
型超遠心分離機、コクサン社製)、殆どが湿潤菌体であ
るペースト状の沈殿部分を得た。この湿潤菌体をその約
10倍量の水道水に懸濁して洗浄し、再び遠心分離をし
て培地成分の除去と脱臭を行った。この得られた洗浄済
み湿潤菌体を121℃、15分のオ−トクレ−ブ殺菌を
行った。そしてこれを常法通り噴霧乾燥を行い本発明の
メナキノン−7含有物30.6gを得た。この乾燥物は
特に異味、異臭もなく淡褐色の粉末であり、メナキノン
−7の含量は2,320mg/kgであった。
【0033】実施例3 メナキノン−7含有物の調製例 実施例1のメナキノン−7含有物の調製例において、
「バシルス ズブチリスMR−141(FERM P−
14692)」の代わりに「成瀬菌(市販納豆菌)」を
用いる以外は全く同様にして、メナキノン−7を含有す
る培養液10Lを得た。この培養液を遠心分離して(S
型超遠心分離機、コクサン社製)、殆どが湿潤菌体であ
るペースト状の沈殿部分と、上澄液体部分とを得た。こ
の上澄液体部分を回収し、この回収液を実施例1で用い
た限外濾過膜による脱水処理と同様な操作条件で処理を
おこなって、濃縮液を得た。次に、これを常法通り凍結
乾燥をおこない本発明のメナキノン−7含有物19.2
gを得た。この乾燥物は特に異味、異臭もなく淡褐色の
粉末であり、メナキノン−7の含量は3,160mg/
kgであった。
「バシルス ズブチリスMR−141(FERM P−
14692)」の代わりに「成瀬菌(市販納豆菌)」を
用いる以外は全く同様にして、メナキノン−7を含有す
る培養液10Lを得た。この培養液を遠心分離して(S
型超遠心分離機、コクサン社製)、殆どが湿潤菌体であ
るペースト状の沈殿部分と、上澄液体部分とを得た。こ
の上澄液体部分を回収し、この回収液を実施例1で用い
た限外濾過膜による脱水処理と同様な操作条件で処理を
おこなって、濃縮液を得た。次に、これを常法通り凍結
乾燥をおこない本発明のメナキノン−7含有物19.2
gを得た。この乾燥物は特に異味、異臭もなく淡褐色の
粉末であり、メナキノン−7の含量は3,160mg/
kgであった。
【0034】(比較例) 比較例1 有機溶媒を用いるメナキノン−7含有物の調製例 実施例1と同様な方法で得たバシルス ズブチリスの培
養液10Lにジエチルエ−テル10Lを添加し、30分
撹拌後、静置して2層に分離した上層部分のジエチルエ
−テル層を分取した。次に、これを通常のロ−タリ−エ
バポレ−タ−を用いて減圧乾固して14.8gの油状の
メナキノン−7含有物を得た。この油状物質のメナキノ
ン−7含量は2.0重量%であり、黄色、無味、無臭で
あった。
養液10Lにジエチルエ−テル10Lを添加し、30分
撹拌後、静置して2層に分離した上層部分のジエチルエ
−テル層を分取した。次に、これを通常のロ−タリ−エ
バポレ−タ−を用いて減圧乾固して14.8gの油状の
メナキノン−7含有物を得た。この油状物質のメナキノ
ン−7含量は2.0重量%であり、黄色、無味、無臭で
あった。
【0035】実施例4 メナキノン−7含有物を含有する飲食品、ビヤングプロ
テインの調製例 健康食品、「ビヤングプロテイン(キッコ−マン社販
売)」粉末460gに実施例1で得たメナキノン−7含
有物40gを添加し、均一に混和してメナキノン−7含
有の健康食品、「ビヤングプロテイン」を得た。本発明
のメナキノン−7含有物は無味、無臭であるため、ここ
で得られたメナキノン−7含有のビヤングプロテインは
本来の風味を保持していた。通常は、このプロテイン粉
末10gを牛乳200mlに溶かして飲用する。このこ
とによりメナキノン−7が数mg摂取される。
テインの調製例 健康食品、「ビヤングプロテイン(キッコ−マン社販
売)」粉末460gに実施例1で得たメナキノン−7含
有物40gを添加し、均一に混和してメナキノン−7含
有の健康食品、「ビヤングプロテイン」を得た。本発明
のメナキノン−7含有物は無味、無臭であるため、ここ
で得られたメナキノン−7含有のビヤングプロテインは
本来の風味を保持していた。通常は、このプロテイン粉
末10gを牛乳200mlに溶かして飲用する。このこ
とによりメナキノン−7が数mg摂取される。
【0036】実施例5 メナキノン−7含有物を含有する飲食品、パイナップル
ジュ−スの調製例 パイナップル濃縮果汁12.5g、果糖ぶどう糖液糖2
0.5g、庶糖液糖5.5g、実施例3で得たメナキノ
ン−7含有物1g、水160.5gを加えて混合して通
常の濾過をおこないオリ等を取り除いた後、加熱殺菌を
おこないパイナップルジュ−ス(およそ200g)を調
製した。本発明のメナキノン−7含有物は無味、無臭で
あるため、ここで得られたメナキノン−7含有パイナッ
プルジュ−スは本来の風味を保持していた。これを飲用
することによりメナキノン−7が数mg摂取される。
ジュ−スの調製例 パイナップル濃縮果汁12.5g、果糖ぶどう糖液糖2
0.5g、庶糖液糖5.5g、実施例3で得たメナキノ
ン−7含有物1g、水160.5gを加えて混合して通
常の濾過をおこないオリ等を取り除いた後、加熱殺菌を
おこないパイナップルジュ−ス(およそ200g)を調
製した。本発明のメナキノン−7含有物は無味、無臭で
あるため、ここで得られたメナキノン−7含有パイナッ
プルジュ−スは本来の風味を保持していた。これを飲用
することによりメナキノン−7が数mg摂取される。
【0037】実験例1 実施例1、実施例2および実施例3で得た本発明のメナ
キノン−7含有物と比較例で得た油状のメナキノン−7
含有物について、光に対する安定性の比較試験この試験
は陽光恒温槽(入江製作所社製)を用いておこなった。
すなわち、実施例1、実施例2、実施例3で得た本発明
のメナキノン−7含有物と比較例で得た油状のメナキノ
ン−7含有物、それぞれを5ml容の円筒型ガラス製の
サンプルバイヤルに、この容器内のメナキノン−7含量
が1mgとなるように秤量してサンプルバイヤル内に投
入し、プラスチック製キャップを装着した。そして、そ
れぞれをサンプルA、サンプルB、サンプルC、サンプ
ルDとし、各サンプル毎に10本ずつ作成した。そし
て、これらのサンプルを上記陽光恒温槽内の備え付けの
直径80cmのタ−ンテ−ブル(回転数、2回転/分)
上に置いて、光が均一に当たるようにして、20W(長
さ60cm)の蛍光灯を照射した。なお、蛍光灯からそ
れぞれのサンプルまでの距離は40cmであり、その際
のそれぞれのサンプルの照度は585ルックスであっ
た。また、温度は25℃でおこなった。
キノン−7含有物と比較例で得た油状のメナキノン−7
含有物について、光に対する安定性の比較試験この試験
は陽光恒温槽(入江製作所社製)を用いておこなった。
すなわち、実施例1、実施例2、実施例3で得た本発明
のメナキノン−7含有物と比較例で得た油状のメナキノ
ン−7含有物、それぞれを5ml容の円筒型ガラス製の
サンプルバイヤルに、この容器内のメナキノン−7含量
が1mgとなるように秤量してサンプルバイヤル内に投
入し、プラスチック製キャップを装着した。そして、そ
れぞれをサンプルA、サンプルB、サンプルC、サンプ
ルDとし、各サンプル毎に10本ずつ作成した。そし
て、これらのサンプルを上記陽光恒温槽内の備え付けの
直径80cmのタ−ンテ−ブル(回転数、2回転/分)
上に置いて、光が均一に当たるようにして、20W(長
さ60cm)の蛍光灯を照射した。なお、蛍光灯からそ
れぞれのサンプルまでの距離は40cmであり、その際
のそれぞれのサンプルの照度は585ルックスであっ
た。また、温度は25℃でおこなった。
【0038】この試験結果を図1に示す。この図から比
較例で得られた油状のメナキノン−7含有物であるサン
プルDは、照射2日目で残存メナキノン−7量が0%と
なり、完全に光で分解してしまうことが判る。これに対
して実施例2で得た菌体含有のメナキノン−7含有物
(サンプルB)は、照射20日目に残存メナキノン−7
量が約90%となるが、それ以後は減少せず90日(3
箇月)まで安定であることが判る。また、実施例1で得
た菌体及び菌体外のメナキノン−7を含有したメナキノ
ン−7含有物(サンプルA)は、照射20日目に残存率
が約85%となるが、これもそれ以後減少せず90日ま
で安定であることが判る。また、実施例3で得た菌体外
のメナキノン−7含有物(サンプルC)についても残存
率が70%以上のまま90日まで安定であることが判
る。このようなことから、本発明のメナキノン−7含有
物は光に安定であり骨粗鬆症の治療薬として、また予防
薬として期待できる。
較例で得られた油状のメナキノン−7含有物であるサン
プルDは、照射2日目で残存メナキノン−7量が0%と
なり、完全に光で分解してしまうことが判る。これに対
して実施例2で得た菌体含有のメナキノン−7含有物
(サンプルB)は、照射20日目に残存メナキノン−7
量が約90%となるが、それ以後は減少せず90日(3
箇月)まで安定であることが判る。また、実施例1で得
た菌体及び菌体外のメナキノン−7を含有したメナキノ
ン−7含有物(サンプルA)は、照射20日目に残存率
が約85%となるが、これもそれ以後減少せず90日ま
で安定であることが判る。また、実施例3で得た菌体外
のメナキノン−7含有物(サンプルC)についても残存
率が70%以上のまま90日まで安定であることが判
る。このようなことから、本発明のメナキノン−7含有
物は光に安定であり骨粗鬆症の治療薬として、また予防
薬として期待できる。
【0039】実験例2 メナキノン−7含有物を含有する粉状食品の光に対する
安定性試験 実施例4で得たメナキノン−7含有飲食品「ビヤングプ
ロテイン」粉末を実験例1で用いたものと同様な5ml
容の円筒型ガラス製のサンプルバイヤルに、2gずつ分
注してプラスチック製キャップを装着したサンプルを1
0本作成して、実験例1と同様な装置及び条件で光に対
する安定性の試験をおこなった。その結果、照射日数9
0日(3箇月)まで、残存メナキノン−7量が90%以
上であった。このことから、粉状食品に含まれる本発明
のメナキノン−7含有物は光に対して著しく安定であ
り、これを含んだ粉状食品は骨粗鬆症の治療薬として、
また予防薬として期待できる。
安定性試験 実施例4で得たメナキノン−7含有飲食品「ビヤングプ
ロテイン」粉末を実験例1で用いたものと同様な5ml
容の円筒型ガラス製のサンプルバイヤルに、2gずつ分
注してプラスチック製キャップを装着したサンプルを1
0本作成して、実験例1と同様な装置及び条件で光に対
する安定性の試験をおこなった。その結果、照射日数9
0日(3箇月)まで、残存メナキノン−7量が90%以
上であった。このことから、粉状食品に含まれる本発明
のメナキノン−7含有物は光に対して著しく安定であ
り、これを含んだ粉状食品は骨粗鬆症の治療薬として、
また予防薬として期待できる。
【0040】実験例3 メナキノン−7含有物を含有する液状食品の光に対する
安定性試験 実施例5で得たパイナップルジュ−スを実験例1で用い
たものと同様な5ml容の円筒型ガラス製のサンプルバ
イヤルに、4mlずつ分注してプラスチック製キャップ
を装着したサンプルを10本作成して、実験例1と同様
な装置及び条件で光に対する安定性の試験をおこなっ
た。その結果、照射日数90日(3箇月)まで、パイナ
ップルジュ−ス中の残存メナキノン−7量が90%以上
であった。このことから、液状飲料に含まれる本発明の
メナキノン−7含有物は光に対して著しく安定であり、
これを含んだ液状食品は骨粗鬆症の治療薬として、また
予防薬として期待できる。
安定性試験 実施例5で得たパイナップルジュ−スを実験例1で用い
たものと同様な5ml容の円筒型ガラス製のサンプルバ
イヤルに、4mlずつ分注してプラスチック製キャップ
を装着したサンプルを10本作成して、実験例1と同様
な装置及び条件で光に対する安定性の試験をおこなっ
た。その結果、照射日数90日(3箇月)まで、パイナ
ップルジュ−ス中の残存メナキノン−7量が90%以上
であった。このことから、液状飲料に含まれる本発明の
メナキノン−7含有物は光に対して著しく安定であり、
これを含んだ液状食品は骨粗鬆症の治療薬として、また
予防薬として期待できる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、光に対する安定性の優
れた、骨粗鬆症の治療薬として、また予防薬として期待
される、メナキノン−7含有物およびそれを含有する飲
食品を得ることができる。
れた、骨粗鬆症の治療薬として、また予防薬として期待
される、メナキノン−7含有物およびそれを含有する飲
食品を得ることができる。
【図1】本発明および比較例で得られたメナキノン−7
の光に対する安定性を調べた結果を示す。
の光に対する安定性を調べた結果を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12R 1:125)
Claims (2)
- 【請求項1】バシルス ズブチリスに属するメナキノン
−7生産菌を液体栄養培地に接種培養し、該培養液を有
機溶媒の不存在下で脱水処理することを特徴とするメナ
キノン−7含有物の製造方法。 - 【請求項2】バシルス ズブチリスに属するメナキノン
−7生産菌を液体栄養培地に接種培養し、該培養液を有
機溶媒の不存在下で脱水処理し、得られたメナキノン−
7含有物を含有する飲食品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9211222A JPH1132787A (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | メナキノン−7含有物の製造方法及びそれを含有する飲食品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9211222A JPH1132787A (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | メナキノン−7含有物の製造方法及びそれを含有する飲食品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1132787A true JPH1132787A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16602319
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9211222A Pending JPH1132787A (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | メナキノン−7含有物の製造方法及びそれを含有する飲食品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1132787A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000287676A (ja) * | 1999-04-07 | 2000-10-17 | Mitsukan Group Honsha:Kk | ビタミンk2高生産性納豆菌、その育種方法及び納豆 |
| US6677143B2 (en) | 1998-05-17 | 2004-01-13 | Honda Trading Company | Method for culturing Bacillus subtilis natto to produce water-soluble vitamin K and food product, beverage, or feed containing the cultured microorganism or the vitamin K derivative |
| WO2005030190A1 (en) * | 2003-09-26 | 2005-04-07 | Natural Asa | Natural menaquinone 7 compositions |
| GB2464797A (en) * | 2008-09-24 | 2010-05-05 | Syntavit As | Menaquinone-7 in solid form |
| WO2013122465A1 (en) * | 2012-02-15 | 2013-08-22 | Friesland Brands B.V. | Food composition comprising vitamin k and saturated fat and its use |
| CN111394405A (zh) * | 2019-05-14 | 2020-07-10 | 江苏臻大天园健康科技有限公司 | 一种纳豆发酵液中维生素k2提取工艺 |
-
1997
- 1997-07-23 JP JP9211222A patent/JPH1132787A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6677143B2 (en) | 1998-05-17 | 2004-01-13 | Honda Trading Company | Method for culturing Bacillus subtilis natto to produce water-soluble vitamin K and food product, beverage, or feed containing the cultured microorganism or the vitamin K derivative |
| US6677141B2 (en) | 1998-05-17 | 2004-01-13 | Honda Trading Corporation | Edible compositions of Bacillus subtilis natto cells containing water-soluble vitamin K |
| JP2000287676A (ja) * | 1999-04-07 | 2000-10-17 | Mitsukan Group Honsha:Kk | ビタミンk2高生産性納豆菌、その育種方法及び納豆 |
| WO2005030190A1 (en) * | 2003-09-26 | 2005-04-07 | Natural Asa | Natural menaquinone 7 compositions |
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| WO2013122465A1 (en) * | 2012-02-15 | 2013-08-22 | Friesland Brands B.V. | Food composition comprising vitamin k and saturated fat and its use |
| CN111394405A (zh) * | 2019-05-14 | 2020-07-10 | 江苏臻大天园健康科技有限公司 | 一种纳豆发酵液中维生素k2提取工艺 |
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