JPH11328105A - システムバスのバスエクスパンダー - Google Patents

システムバスのバスエクスパンダー

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Publication number
JPH11328105A
JPH11328105A JP13855398A JP13855398A JPH11328105A JP H11328105 A JPH11328105 A JP H11328105A JP 13855398 A JP13855398 A JP 13855398A JP 13855398 A JP13855398 A JP 13855398A JP H11328105 A JPH11328105 A JP H11328105A
Authority
JP
Japan
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bus
rack
data
expander
board
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13855398A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kataoka
昌之 片岡
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 双方のバスラックA(B)に、他方のバスラ
ックにアクセスするためのアドレスを割り付けたエクス
パンダーボード5A(5B)を挿入して、バスラックを
相互に接続した場合において、自己のバスラックA
(B)に挿入したエクスパンダーボード5A(5B)と
同一のアドレスを持つボードXを自己のバスラックに挿
入すると、このボードXに対するデータリード時に、ア
クティブになるエクスパンダーボード5A(5B)のデ
ータバスバッファ15の出力と、ボードXの出力が競合
し、データ化けする問題を解決する。 【解決手段】 アクセスされたバスラックB(A)にお
いて、データ・アクノリッジ信号(DTACK*)が得
られるまで、アクセスをしたバスラックA(B)にデー
タを送出するデータバスバッファ15を出力禁止状態に
する回路24を設ける。また、このデータリード時に、
上記データ・アクノリッジ信号(DTACK*)をアク
セスしたバスラックA(B)に返すバッファ回路9A
(9B)に、データバスバッファ15の出力が安定する
まで遅延させるタイミング調整回路25を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数ボードのバス
使用権をシステムコントローラによって調停するシステ
ムバスを備えたバスラックを双方向に結合するバスエク
スパンダーに関し、特に、他のバスラックに対してアク
セスするようにエクスパンダーボードに設定したアドレ
スを持つボードを、そのエクスパンダーボードが接続さ
れたバスラックに挿入すると、データリード時に、この
ボードが返すデータと、エクスパンダーボードのデータ
バスバッファの出力が競合し、データ化けを起こす問題
を解決することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】代表的な標準化バスとして知られるVM
Eバスは、バスマスタであるCPUボードやバススレー
ブであるメモリボード等を、バスラックのスロットに挿
入し、アドレス線,データ線,及び制御線からなる共通
バスラインを持つマザーボードのコネクタに接続するこ
とによりバスシステムを構成する。
【0003】このVMEバスは、システムコントローラ
のバスアービタにより、複数のボードからのバス使用要
求の調停を行い、バス使用権を得たバスマスターのみに
アクセスを行なわせる。
【0004】上記VMEバスラックは、VME規格で定
められた最大数である21枚以下のスロット数で製造さ
れる。したがって、実際にコンピュータシステムを構築
するとき、VMEバスラックに必要数のボードを挿入で
きない場合がある。これは、例えば、監視制御管理点数
の多いコンピュータシステムを構築するため、多数の入
出力ボードを使用する場合である。そこで、コンピュー
タシステムを複数のVMEバスラックによって構築でき
るように、複数のVMEバスラックを双方向に結合する
バスエクスパンダーが提案されている(特開平2−17
8752,特開平2−178753)。これは、異なる
VMEバスラックに挿入されたボードの相互アクセスを
可能としたものである。
【0005】このバスエクスパンダーを用いたバスラッ
クの結合例を図4に示す。結合しようとするVMEバス
ラックA,Bは、そのスロットに、バス使用要求の調停
を行うシステムコントローラボード1A,1B、バスマ
スターであるCPUボード2A,2B、バススレーブで
あるメモリボード3A,3B等を挿入するもので、挿入
された各ボードは、各バスラックA,Bにおいて、シス
テムバス4A,4Bを共用して相互接続されている。
【0006】バスラックA,Bの結合を行うバスエクス
パンダー5は、バスマスター手段6A(6B)とバスス
レーブ手段7A(7B)を備える2つのエクスパンダー
ボード5A,5Bを、アドレス線,データ線,及びアク
セス要求線等からなる接続線8A,8Bで双方向に接続
したものである。2つのエクスパンダーボード5A,5
Bは、夫々、VMEバスラックA,Bのスロットに挿入
されて、そのシステムバス4A,4Bに接続される。
【0007】エクスパンダーボード5Aのバススレーブ
手段7Aは、バスラックBに挿入するボードのアドレス
が割り付けられ、エクスパンダーボード5Bのバススレ
ーブ手段7Bは、バスラックAに挿入するボードのアド
レスが割り付けられている。これは、バススレーブ手段
7A(7B)が、自己のバスラックにおいて、他方のバ
スラックに対するアクセス要求を受け付けるためで、自
己のバスラックにおいて、そのアドレスに対するアクセ
スが行われると、アクセス要求線を通して他方のバスラ
ックのバスマスター手段6B(6B)にアクセス要求を
発する。また、バスマスター手段6A(6B)は他方の
バスラックのバススレーブ手段7B(7A)からアクセ
ス要求を受けたとき、自己のシステムバスに対してバス
使用要求を発し、バス使用権を獲得したとき他方のバス
ラックから自己のバスラックへのアクセスを接続線8
A,8Bを介して中継する。
【0008】この動作を、図5に示すように、バスラッ
クAのCPUボード2Aから、バスラックBのメモリボ
ード3Bにアクセスする場合について説明する。
【0009】バスマスターであるCPUボード2Aがメ
モリボード3Bにアクセスしようとして、そのアドレス
をシステムバス4Aに発すると、そのアドレスが割り付
けられたエクスパンダーボード5Aのバススレーブ手段
7Aが、これを受け、接続線8Aのアクセス要求線を通
してエクスパンダーボード5Bのバスマスター手段6B
にアクセス要求を発する。エクスパンダーボード5Bの
バスマスター手段6Bは、自己のシステムバス4Bにバ
ス使用要求を発し、システムコントローラ1Bからバス
使用許可を受けたとき、前記接続線8Aを通して行うC
PUボード2Aのメモリボード3Bに対するアクセス
(データのリード・ライト)を中継する。このようなア
クセス手順は、バスラックBのCPUボード2Bからバ
スラックAのメモリボード3Aにアクセスする場合にも
同様に行われる。
【0010】上記バスエクスパンダー5は、図6に示す
ように、2つのバスラック同士を双方向に結合するもの
であるため、必要なバスエクスパンダーの数は、各バス
ラックの組合わせ数となり、使用するバスラックA,
B,C,D,…の増設数に、実用上の限界がある。これ
を解決するには、図7に示すように、バス使用要求を調
停する機能を備えたバスラックEを中継用に設ければよ
い。図7の場合、バスエクスパンダー5の使用数は全バ
スラック数から1を引いた数となり、図6の場合のよう
に、バスラックの増設に伴って、必要なバスエクスパン
ダーの数が幾何級数的に増加するようなことはなくな
る。
【0011】上記バスエクスパンダー5を使用すると
き、例えば、図8に示すように自己のバスラックAに、
そのバスラックAのエクスパンダーボード5Aのバスス
レーブ手段に割り当てたアドレスと同一のアドレスを持
つメモリボードXを挿入すると、そのアドレスに対する
アクセス時に、VMEバスの規格違反となる。
【0012】これは、図9に示すように、メモリボード
Xを挿入したバスラックAにおいては、アクセスを受け
たメモリボードXがデータを返すと同時に、データアク
ノリッジ信号(DTACK*)をシステムバス4Aに返
すので、データリードの1サイクルが正常に終了するの
に対し、バスラックBにおいては、エクスパンダーボー
ド5Bがバス使用権を得た後、メモリボードXが存在し
ないため、データ・アクノリッジ信号(DTACK*)
が出力されないままデータリードの1サイクルが終了し
まうからである。これは、VMEバスの規格違反であ
り、バスラックBのシステムコントローラ1Bのバスア
ービタの動作を狂わせる。
【0013】そこで、本発明者は、これを解決するた
め、先に「システムバスのエクスパンダー」(特願平1
0−42193号)を提案している。
【0014】これは、図10に示すように、データ・ア
クノリッジ信号(DTACK*)を、一方のバスラック
から他方のバスラックに返す双方向のバッファ回路9
A,9Bを改良した構成で提供したものである。
【0015】図10のバッファ回路9A(9B)は、入
力バッファ10A(10B)、出力バッファ11A(1
1B)、及び開閉制御を行う3端子型NANDゲート1
2A(12B)から構成される。そして、他方のバスラ
ックからアクセスを受けた一方のバスラックにおいてエ
クスパンダーボードが、バス使用権を獲得したとき’
H’になる2つのバス使用権検出回路13A,13Bの
出力の論理和をOR回路14によって得て、これを、上
記3端子型NANDゲート12A(12B)に開閉制御
信号として与えている。
【0016】このバッファ回路9A(9B)は、何れか
のバスラックにおいてバス使用権が獲得されたとき、一
方のバスラックにおいて発生した’L’レベルのデータ
・アクノリッジ信号(DTACK*)を、他方のバスラ
ックのデータ・アクノリッジ信号線に供給する。これ
は、アクセスされたバスラックのボードが発生するデー
タ・アクノリッジ信号(DTACK*)を、アクセスを
行なったバスラックに返す本来的な作用の他に、アクセ
ス対象となったボードが挿入されていないが、このボー
ドのアドレスがバスエクスパンダーに割り付けられてい
るためバス使用権を獲得することになったバスラック
に、アクセスを行なったバスラックからデータ・アクノ
リッジ信号(DTACK*)を供給することによって上
記VME規格違反を解消するものである。
【0017】なお、3端子型NANDゲート12A,1
2Bが、相互に、他方の出力を自己の一入力として取り
込んでいるのは、’L’レベルのデータ・アクノリッジ
信号(DTACK*)が発生していないバスラックから
出力させないためである。
【0018】また、上記バッファ回路9A,9Bは、デ
ータ・アクノリッジ信号用のものであるが、バスラック
A,B間でバスエラー信号を双方向に流すために、この
ゲート回路9A,9Bと同じものが、独立して並列に設
けられる(図示せず)。バスエラー信号も、データ・ア
クノリッジ信号(DTACK*)と同様に相互に供給す
る必要があるからである。
【0019】バスエクスパンダー5には、図10に示す
ように、上記バッファ回路9A,9Bの他に、データバ
スバッファ15も設けられている。
【0020】このデータバスバッファ15は、エクスパ
ンダーボード5Aに設けた入力バッファ15AIN及び出
力バッファ15AOUTと,エクスパンダーボード5Bに
設けた入力バッファ15BIN及び出力バッファ15B
OUTを、エクスパンダーボードの接続線8A,8Bで接
続したものである。このデータバスバッファ15は、バ
スラックAからバスラックBにデータを供給するとき’
L’レベルになるコントロール信号CA-Bによって、1
5AIN,15BOUTの組がアクティブになり、バスラッ
クBからバスラックAにデータを供給するとき’L’レ
ベルになるコントロール信号CB-Aによって、15
IN,15AOUTの組がアクティブになる。これらの入
力バッファ15AIN,15BIN及び出力バッファ15A
OUT、15BOUTは、3ステートバッファが使用され、’
L’レベルのコントロール信号が入力されないとき、バ
ッファ出力はハイ・インピ−ダンスとなって、接続を遮
断する。
【0021】この2つのコントロール信号CA-B,CB-A
は、両バスラックのライト信号(WRITE*)と、各
エクスパンダーボード5A,5Bにおいてバス使用権検
出回路13A,13Bが出力するバス使用権獲得信号か
ら生成される。この生成論理は、次のようになる。バス
ラックBにおけるバス使用権獲得を検出して、バス使用
権検出回路13Bが’H’レベルを出力したとき、ライ
ト信号(WRITE*)がデータライトを表わす’L’
レベルのときは、コントロール信号CA-Bをアクティブ
の’L’レベルとする。このとき、ライト信号(WRI
TE*)がデータリードを表わす’H’レベルのとき
は、コントロール信号CB-Aをアクティブの’L’レベ
ルにする。一方、バスラックAにおけるバス使用権獲得
を検出して、バス使用権検出回路13Aが’H’レベル
を出力したときは、コントロール信号CA-B,CB-Aの発
生は、上記説明と反対になる。
【0022】なお、上記ライト信号(WRITE*)
は、一方のバスラックから他方のバスラックにアクセス
するとき、図示しないバッファにより、アクセスする側
からアクセスされる側に供給される。したがって、いず
れか一方のバスラックにおいて、バス使用権が獲得され
たとき、双方のバスラックA,Bのライト信号(WRI
TE*)は同一状態となっている。
【0023】このようなコントロール信号CA-B,CB-A
を発生させる論理回路の各構成部分を説明する。16
A-B,17B-A,18A-B,19B-Aは、ライト信号(WR
ITE*)とバス使用権獲得信号の組合わせによって、
データを流す向きを判定するNAND回路で、添字の
A-BはバスラックAからバスラックBへの出力を表わ
し、B AはバスラックBからバスラックAへの出力を表わ
している。20A-Bは、上記NAND回路16A-B,18
A-Bの出力をまとめて、コントロール信号CA-Bを作るO
R回路、21B-Aは、上記NAND回路17B-A,19
B-Aの出力をまとめて、コントロール信号CB-Aを作るO
R回路である。
【0024】22Rは、リード時に’H’レベル出力を
するOR回路で、バスラックA,Bのデータリード状態
を表わす’H’レベルのライト信号(WRITE*)を
インバータバッファ23A,23Bにより反転させたも
のを反転入力として受け、上記NAND回路16A-B
19B-Aに出力する。22Wは、ライト時に’H’レベ
ル出力をするOR回路で、バスラックA,Bのデータラ
イト状態を表わす’L’レベルのライト信号(WRIT
E*)を反転入力として受け上記NAND回路17A
B-A,18AA-Bに出力する。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】図10に示す改良され
たバスエクスパンダー5によってバスラックA,Bを結
合し、他方のバスラックに対してアクセスするようにエ
クスパンダーボードに割り付けたアドレスを持つボード
を自己のバスラックに挿入すると、このボードに対する
データリードを行なったときバス競合によりデータ化け
を起こす問題があった。
【0026】これを、図11に示す具体例について説明
する。バスラックAに挿入したエクスパンダーボード5
Aを、アドレス範囲FFF00000〜FFF7FFFFについて、他方
のバスラックBに対してアクセスする設定とし、アドレ
ス範囲FFF30000〜FFF3FFFFを持つメモリボードXをバス
ラックAに挿入し、アドレス範囲FFF50000〜FFF7FFFFを
持つメモリボードYとアドレス範囲FFF00000〜FFF1FFFF
を持つメモリボードZをバスラックBに挿入したとす
る。
【0027】この状態で、図12に示すように、バスラ
ックAに挿入されたCPUボード2AがメモリボードX
のFFF31000番地からデータリードする場合を考える。
【0028】図13に示すように、バスラックAでは、
CPUボード2Aがライト信号(WRITE*)を’
H’レベルに保って、FFF31000のアドレス信号(AD
D)、アドレス・ストローブ信号(AS*)及びデータ
・ストローブ信号(DS*)をシステムバスに出力す
る。これに対して、そのアドレスを持つメモリーボード
Xは、該当アドレスのデータ(DATA)をデータバス
に出力し、これに少し遅れて、データ・アクノリッジ信
号(DTACK*)を出力する。
【0029】一方、バスラックAのバスエクスパンダー
5Aのバススレーブ手段は、上記FFF31000のアドレス信
号(ADD)が自己の割り当てアドレスと一致するの
で、他方のバスラックBに挿入されたエクスパンダーボ
ード5Bにアクセス要求を発する。これによって、バス
ラックBのエクスパンダーボード5Bのバスマスター手
段は、自己のバスシステムにアクセス要求を発し、シス
テムコントローラ1Bからバス使用許可を受けたとき、
バスラックBのシステムバスに対して、上記アドレス信
号ADD等(図示せず)を出力する。
【0030】このとき、バスエクスパンダー5はバスラ
ックBからバスラックAにデータを送るためデータバス
バッファをアクティブにするので、エクスパンダーボー
ド5AからバスラックAのデータバスに出力される状態
となる。これを、図10において説明する。このとき、
バスラックA,Bのライト信号線(WRITE*)は’
H’レベルであり、OR回路22Rの出力は’H’レベ
ルになる。また、バス使用権検出回路13Bは’H’レ
ベルの出力をしている。したがって、NAND回路19
B-Aが’L’レベルを出力し、これがをOR回路21B-A
から’L’レベルのコントロール信号CB-Aとして出力
され、入力バッファ15BINと出力バッファ15AOUT
をアクティブにするのである。
【0031】バスラックAのCPU2Aは、メモリボー
ドXが発するデータ・アクノリッジ信号(DTACK
*)の発生タイミングで、データバスからデータをリー
ドする。しかし、このとき、ボードXの返すデータと、
エクスパンダーボード5Aのデータバス出力は、競合す
る状態となっている。従って、バッファICの出力能力
の高い方のデータがCPUに読み込まれることになり、
メモリボードXから出力されるデータが化けて読み込ま
れる可能性がある。
【0032】そこで、本発明は、上記バス競合を排除し
て、自己のバスラックに挿入したバスエクスパンダーボ
ードのバススレーブ手段に割り付けたアドレスを持つボ
ードを自己のバスラックに挿入接続できるバスエクスパ
ンダーを提供し、バスラックの空きスロットを有効利用
できるようにすることを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明が提供するバスエ
クスパンダーは、共通バスラインに接続された複数ボー
ドのバス使用要求をシステムコントローラによって調停
するシステムバスを備えたバスラックを双方向に結合
し、一方のシステムバスに接続されたボードと他方のシ
ステムバスに接続されたボード間の相互アクセスを可能
にするため、2つのバスラックのスロットに、夫々挿入
・接続される2つのエクスパンダーボードをアドレス
線、データ線、アクセス要求線等で双方向に接続したも
のであって、上記各エクスパンダーボードは、他方のエ
クスパンダーボードが接続されるシステムバスのアドレ
スが割り付けられ、自己のシステムバス上で、このアド
レスに対するアクセスを受けたとき、他方のエクスパン
ダーボードに上記アクセス要求線を通してアクセス要求
を発するバススレーブ手段と、他方のエクスパンダーボ
ードからアクセス要求線を通してアクセス要求を受けた
とき、自己のシステムバスに対してアクセス要求を発す
るバスマスター手段と、アクセスされるバスラックにお
いてバス使用権を得られたとき、システムバス間のアク
セスを中継するデータバスバッファを有するバスエクス
パンダーにおいて、他方のバスラックから自己のバスラ
ックにデータをリードするとき、自己のバスラックに出
力する上記データバスバッファを、バス使用権が得られ
た他方のバスラックにおいてデータアクノリッジ信号又
はバスエラー信号が出力されるまで出力を禁止する回路
を設けると共に、上記データリード時に、バス使用権が
得られた他方のバスラックにおいて発生したバスアクノ
リッジ信号とバスエラー信号を、上記データバスバッフ
ァの出力が安定するまで遅延させて、自己のバスラック
に供給するタイミング調整回路とを双方向に設けたこと
を特徴とする。
【0034】上記バスエクスパンダーは、データリード
時には、バスエクスパンダーを介してデータを返すバス
ラックにおいて、データ・アクノリッジ信号又はバスエ
ラー信号ボードが発生するまで、このバスラックから出
力を行うデータバスバッファの出力を禁止する。したが
って、アクセス対象のボードが挿入されていないとき
は、他方のバスラックへのデータ出力を行なわないの
で、上記データ競合の問題は解決される。
【0035】また、タイミング調整回路は、データリー
ド時に、データ・アクノリッジ信号又はバスエラー信号
を、所定時間遅延させて他方のバスラックに返すことに
より、アクティブにされた直後で不安定なデータバスバ
ッファの出力を、CPUボードが読み込むのを防止す
る。
【0036】
【発明の実施の形態】図1に、本発明によって改良した
バスエクスパンダーの2つのエクスパンダーボード5
A,5Bの接続回路を示す。この回路は、前述した図1
0の回路に対して、次の2点を改良している。1つは、
バスエクスパンダーを介してデータリードされ、バス使
用権を得たバスラックに挿入されたボードから、データ
・アクノリッジ信号(DTACK*)が発生するまで、
このボードから他方のバスラックにデータを返すための
データバスバッファ15の出力を禁止する禁止回路24
を設けたことである。他の1つは、このデータリード時
に、アクセスを行なった他方のバスラックに、バッファ
回路9A,9Bを介してデータ・アクノリッジ信号(D
TACK*)を返すとき、所定の遅延を与えるタイミン
グ調整回路25を設けたことである。
【0037】上記禁止回路24は、図10の回路に、リ
ード時に’L’レベル出力してコントロール信号
A-B,CB-Aを発生させるNAND回路16BA-B,1
B-Aの出力条件として、バスエクスパンダーを通して
アクセスされたバスラックにおいて、データ・アクノリ
ッジ信号(DTACK*)が発生したという条件を加え
るものである。
【0038】この禁止回路24は、図10のインバータ
23A,23Bに代えて、NAND回路26A,26B
を使用し、3端子型NAND回路12A,12Bから’
L’レベルのデータ・アクノリッジ信号(DTACK
*)が出力されたことを、’L’レベル出力の条件とし
ている。
【0039】この禁止回路24の動作を、図2に示すよ
うに、バスラックAからバスラックBにアクセスするよ
うに、エクスパンダーボード5Aに割り付けたアドレス
を持つメモリボードXを、バスラックAに挿入した場合
について説明する。
【0040】バスラックAに挿入したエクスパンダーボ
ード5A,メモリボードXと、バスラックBに挿入した
メモリボードY,Zのアドレス割り付けは、図10の場
合と同じとする。
【0041】この状態で、バスラックAに挿入されたC
PUボード2AからメモリボードXのFFF31000番地のデ
ータをリードすると次のようになる。
【0042】バスラックAでは、図3に示すように、デ
ータリードのため、CPUボード2Aがライト信号(W
RITE*)を’H’レベルに保ち、アドレス信号(A
DD)、アドレス・ストローブ信号(AS*)及びデー
タ・ストローブ信号(DS*)をシステムバスに出力す
る。これに対して、そのアドレスを持つメモリーボード
Xは、該当アドレスのデータ(DATA)をデータバス
に出力し、これに少し遅れて、データ・アクノリッジ信
号(DTACK*)を出力する。
【0043】一方、バスラックAのバスエクスパンダー
5Aは上記アドレス信号(ADD)が自己の割り当てア
ドレスと一致するので、他方のバスラックBにバス使用
要求を発する。これを受けたバスラックBのエクスパン
ダーボード5Bのバスマスター手段は、自己のバスシス
テムにバス使用要求を発し、システムコントローラ1B
からバス使用許可を受ける。
【0044】しかし、このとき図1の回路において、デ
ータバスバッファ15をアクティブにする’L’レベル
のコントロール信号CB-Aは出力されず、バスラックB
からバスラックAへのデータ出力は行われない。バスラ
ックBにおいて、バス使用権検出回路13Bは、バス使
用権を獲得したことを検出して’H’レベルを出力する
が、アクセスされるボードXが存在しないバスラックB
においてはデータ・アクノリッジ信号(DTACK*)
が発生しないので、3端子NAND回路12Bの出力
は’H’レベルを保ったままであり、NAND回路26
Bが’L’レベルの出力をしないからである。そして、
バスラックAにおいて、CPUボード2Aが、メモリボ
ードXの出力するデータ・アクノリッジ信号(DTAC
K*)の発生タイミングで、そのデータを読み込むと
き、バスラックAに出力するエクスパンダーボードのデ
ータバスバッファ15の出力はハイ・インピ−ダンスに
保たれ、バス競合の問題は生じない。
【0045】このようにデータバスバッファの出力を禁
止するのは、データリード時のみである。データライト
時はバスエクスパンダーを通してデータを返さないの
で、データ競合の問題は生じないからである。
【0046】なお、バスラックAにおいて発生したデー
タ・アクノリッジ信号(DTACK*)を、バスラック
Bにおいてバス使用権検出回路13Bが’H’レベルを
出力したとき、バスラックBに供給するのは、図10で
説明した回路と同様に行われる。
【0047】次に、上記説明とは逆に、バスエクスパン
ダー5を介してデータリードされるバスラックBに、対
応するアドレスのボードXが挿入されていた場合の動作
を説明する。
【0048】この場合において、ボードXがデータ・ア
クノリッジ信号(DTACK*)を出力するまで、コン
トロール信号CB-Aが出力されないのは、前記同様であ
る。しかし、バスラックBにおいて、データ・アクノリ
ッジ信号(DTACK*)が発生すると、これがバッフ
ァ回路9Bの3端子NAND回路12Bから出力され
る。この信号は、さらにバスラックBのデータリードを
示す’H’レベルのライト信号(WRITE*)を受け
ているNAND回路26B、及びOR回路22Rを通っ
て、NAND回路16A-B,19B-Aに入力される。この
とき、バス使用権検出回路13Bは、’H’レベルのバ
ス使用権検出信号をNAND回路19B-Aに出力してい
るので、このNAND回路19B-Aで、’L’レベルの
コントロール信号CB-Aが発生し、OR回路20B-Aを通
してデータバスバッファ15に出力される。これによっ
て、入力バッファ15BIN及び出力バッファ15AOUT
がアクティブになり、バスラックBからバスラックAに
データが出力される。
【0049】上記禁止回路24を設けると、バスラック
BからバスラックAにデータをリードするとき、データ
バスバッファ15は、バスラックBにおいてデータ・ア
クノリッジ信号(DTACK*)が発生した直後からア
クティブになる。したがって、データ・アクノリッジ信
号(DTACK*)の発生直後は、データバスバッファ
15の出力は安定していない。そのため、データ・アク
ノリッジ信号(DTACK*)を、そのまま、バスラッ
クAに出力すると、この信号(DTACK*)の発生タ
イミングで、データを読み込みを行うバスラックAのC
PUボード2Aが正しくデータを読み取れない。
【0050】そこで、タイミング調整回路25により、
データリード時には、データ・アクノリッジ信号(DT
ACK*)を、所定時間遅延させて、アクセスを行なっ
たバスラック側に返している。
【0051】このタイミング調整回路25は、図10の
バッファ回路9A,9Bにおける3端子NANDゲート
12A(12B)と出力バッファ11A(11B)の間
に挿入接続されるもので、遅延線27A(27B)、O
R回路28A(28B),NAND回路29A(29
B)から構成される。この回路25は、3端子NAND
回路12A(12B)が出力するデータ・アクノリッジ
信号(DTACK*)を、NAND回路29A(29
B)で開閉制御して、出力バッファ11A(11B)に
通過させるものである。この開閉の条件は、OR回路2
8A(28B)に、’L’レベルのライト信号(WRI
TE*)が入力されること、又は遅延線27A(27
B)を通過したデータ・アクノリッジ信号(DTACK
*)が入力されることである。
【0052】データライトを表わす’L’レベルのライ
ト信号(WRITE*)の発生時に、データ・アクノリ
ッジ信号(DTACK*)を遅延なしに通過させるの
は、データライト時には上記タイミング調整の必要がな
いからである。
【0053】遅延線27A(27B)を通過したデータ
・アクノリッジ信号(DTACK*)で、NAND回路
29A(29B)を開くのは、ライト信号(WRITE
*)が’H’レベルとなるデータリード時である。この
場合は、遅延線27A(27B)によるタイミング調整
によって、データバスバッファ15の出力が安定した後
に、データ・アクノリッジ信号(DTACK*)を返
し、CPUボード2Aによるデータ読み取りを正しく行
なわせる。
【0054】なお、図1のバッファ回路9A,9Bは、
ボードへのアクセスに失敗した場合に発生するバスエラ
ー信号用にも同じものが並列に設けられている。バスエ
ラー信号の場合も、データ・アクノリッジ信号(DTA
CK*)の場合と同様の問題が生じるからである。
【0055】
【発明の効果】本発明は、バスエクスパンダーによって
複数のバスラックを結合してコンピュータシステムを構
築する場合において、バス競合の問題をなくし、バスエ
クスパンダーのアドレス割り付けに制限されないで、各
バスラックの空きスロットにボードを挿入できる。した
がって、バスラック数を必要最小限にできると共に、ボ
ード数を増加する必要が生じたとき、バスラックを増設
しないで済む場合が多くなり、省スペース及びコストダ
ウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によって改良したエクスパンダーボー
ドの接続回路図
【図2】 バスラックA,Bを、本発明のバスエクスパ
ンダーによって結合した場合において、バスラックBに
割り当てたアドレスを持つメモリボードXをバスラック
Aに挿入接続した状態を示す接続図
【図3】 図1の接続回路を用いると、他のバスラック
Bに割り当てたアドレスを持つボードXを自己のバスラ
ックAに挿入しても、他のバスラックAにおいてバス競
合にならないことを説明するバスラックAにおけるアク
セス信号波形図
【図4】 バスエクスパンダーによって結合されたバス
ラックA,Bを示す図
【図5】 図4の接続においてバスラックAからバスラ
ックBへのアクセス手順の説明図
【図6】 複数のバスラックをバスエクスパンダーによ
って相互に結合した状態を示す図
【図7】 バスエクスパンダーの使用数を少なくするた
めに、中継用のバスラックを用いて、複数のバスラック
を結合した状態を示す図
【図8】 従来のバスエクスパンダーを用いた場合にお
いて、他のバスラックBに割り当てたアドレスを持つメ
モリボードXを自己のバスラックAに挿入接続した状態
を示す接続図
【図9】 図8の接続において、従来のバスエクスパン
ダーを用いると、他のバスラックBにおいて、VMEバ
スの規格違反となることを説明する各バスラックA,B
におけるアクセス信号波形図
【図10】 VMEバスの規格違反となることを解消す
るため本発明者が先に提案したバスエクスパンダーの2
つのエクスパンダーボードの接続回路図
【図11】 図10の接続回路を用いて接続したバスラ
ックA,Bに、バスラックBに割り当てたアドレスを持
つメモリボードXをバスラックAに挿入接続した状態を
示す接続図
【図12】 図11の接続において、メモリボードXか
らデータを読み出すアクセス手順と、その問題を説明す
る図
【図13】 図12のアクセス手順の際に、バスラック
Aでバス競合が発生することを説明するバスラックAの
信号波形図
【符号の説明】
A バスラック B バスラック 1A,1B システムコントローラ 2A,2B CPUボード 3A,3B メモリーボード 4A,4B システムバス 5A,5B エクスパンダーボード 6A,6B エクスパンダーボードのバスマスター手段 7A,7B エクスパンダーボードのバススレーブ手段 8A,8B エクスパンダーボードの接続線 13A,13B バス使用権検出回路 9A,9B バッファ回路 15 データバスバッファ 24 禁止回路 25 タイミング調整回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通バスラインに接続された複数ボード
    のバス使用要求をシステムコントローラによって調停す
    るシステムバスを備えたバスラックを双方向に結合し、
    一方のシステムバスに接続されたボードと他方のシステ
    ムバスに接続されたボード間の相互アクセスを可能にす
    るため、2つのバスラックのスロットに、夫々挿入・接
    続される2つのエクスパンダーボードをアドレス線、デ
    ータ線、アクセス要求線等で双方向に接続したものであ
    って、 上記各エクスパンダーボードは、他方のエクスパンダー
    ボードが接続されるシステムバスのアドレスが割り付け
    られ、自己のシステムバス上で、このアドレスに対する
    アクセスを受けたとき、他方のエクスパンダーボードに
    上記アクセス要求線を通してアクセス要求を発するバス
    スレーブ手段と、他方のエクスパンダーボードからアク
    セス要求線を通してアクセス要求を受けたとき、自己の
    システムバスに対してアクセス要求を発するバスマスタ
    ー手段と、アクセスされるバスラックにおいてバス使用
    権を得られたとき、システムバス間のアクセスを中継す
    るデータバスバッファを有するバスエクスパンダーにお
    いて、 他方のバスラックから自己のバスラックにデータをリー
    ドするとき、自己のバスラックに出力する上記データバ
    スバッファを、バス使用権が得られた他方のバスラック
    においてデータアクノリッジ信号又はバスエラー信号が
    出力されるまで出力を禁止する回路を設けると共に、上
    記データリード時に、バス使用権が得られた他方のバス
    ラックにおいて発生したバスアクノリッジ信号とバスエ
    ラー信号を、上記データバスバッファの出力が安定する
    まで遅延させて、自己のバスラックに供給するタイミン
    グ調整回路とを双方向に設けたことを特徴とするバスエ
    クスパンダー。
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