JPH11329290A - 陰極線管用電子銃およびその組立方法 - Google Patents
陰極線管用電子銃およびその組立方法Info
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- JPH11329290A JPH11329290A JP10130073A JP13007398A JPH11329290A JP H11329290 A JPH11329290 A JP H11329290A JP 10130073 A JP10130073 A JP 10130073A JP 13007398 A JP13007398 A JP 13007398A JP H11329290 A JPH11329290 A JP H11329290A
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- electron gun
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/46—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
- H01J29/48—Electron guns
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/02—Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
- H01J29/04—Cathodes
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カソード・ヒータ部を短くして陰極線管用電
子銃の全長を短縮し、かつ省電力、速動性にすぐれ、量
産に適した陰極線管用電子銃を構成することを目的とす
る。 【解決手段】 陰極線管用電子銃において、異方性熱分
解ボロンナイトライドからなる矩形状絶縁基板33の一方
の面に形成された異方性熱分解グラファイト膜にカソー
ドの基体金属37を接合し、この絶縁基板の他方の面に異
方性熱分解グラファイト膜からなる所定パターンのヒー
タを形成し、絶縁基板の両端部にヒータを支持ピン46に
接続ためのリボン49が巻込まれるスリット孔48を形成し
た。
子銃の全長を短縮し、かつ省電力、速動性にすぐれ、量
産に適した陰極線管用電子銃を構成することを目的とす
る。 【解決手段】 陰極線管用電子銃において、異方性熱分
解ボロンナイトライドからなる矩形状絶縁基板33の一方
の面に形成された異方性熱分解グラファイト膜にカソー
ドの基体金属37を接合し、この絶縁基板の他方の面に異
方性熱分解グラファイト膜からなる所定パターンのヒー
タを形成し、絶縁基板の両端部にヒータを支持ピン46に
接続ためのリボン49が巻込まれるスリット孔48を形成し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、陰極線管用電子
銃およびその組立方法に係り、特に陰極線管の全長の短
縮、消費電力の低減、速動性の向上が可能な陰極線管用
電子銃およびその組立方法に関する。
銃およびその組立方法に係り、特に陰極線管の全長の短
縮、消費電力の低減、速動性の向上が可能な陰極線管用
電子銃およびその組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータのパーソナル化にと
もない、表示装置の奥行きの短縮、軽量化が望まれ、液
晶やプラズマディスプレイなどのフラットディスプレイ
が実用化されている。しかし、ディスプレイの大型化、
高精細化、低コスト化などの面では、まだ陰極線管に及
ばない。
もない、表示装置の奥行きの短縮、軽量化が望まれ、液
晶やプラズマディスプレイなどのフラットディスプレイ
が実用化されている。しかし、ディスプレイの大型化、
高精細化、低コスト化などの面では、まだ陰極線管に及
ばない。
【0003】一般に、陰極線管は、たとえばインライン
型カラー受像管の一例では、図10に示すように、漏斗
状のファンネル1のネック2内に配設された電子銃3か
ら放出される一列配置の3電子ビーム4B ,4G ,4R
をファンネル1の外側に装着された偏向装置5により偏
向し、シャドウマスク6を介して、パネル7の内面に設
けられた蛍光体スクリーン8を水平、垂直走査すること
により、カラー画像を表示する構造に形成されている。
型カラー受像管の一例では、図10に示すように、漏斗
状のファンネル1のネック2内に配設された電子銃3か
ら放出される一列配置の3電子ビーム4B ,4G ,4R
をファンネル1の外側に装着された偏向装置5により偏
向し、シャドウマスク6を介して、パネル7の内面に設
けられた蛍光体スクリーン8を水平、垂直走査すること
により、カラー画像を表示する構造に形成されている。
【0004】その電子銃3は、図11に示すように、一
列配置の3個のカソードKB ,KG,KR 、これらカソ
ードKB ,KG ,KR を各別に加熱する3個のヒータH
および上記カソードKB ,KG ,KR に順次隣接して配
置された複数個の電極、図示例では6個の電極G1 〜G
6 を有し、ヒータHの加熱により各カソードKB ,KG
,KR から放出される3電子ビームを複数個の電極G1
〜G6 の形成する電子レンズにより蛍光体スクリーン
上に集束する構造に形成されている。
列配置の3個のカソードKB ,KG,KR 、これらカソ
ードKB ,KG ,KR を各別に加熱する3個のヒータH
および上記カソードKB ,KG ,KR に順次隣接して配
置された複数個の電極、図示例では6個の電極G1 〜G
6 を有し、ヒータHの加熱により各カソードKB ,KG
,KR から放出される3電子ビームを複数個の電極G1
〜G6 の形成する電子レンズにより蛍光体スクリーン
上に集束する構造に形成されている。
【0005】従来の電子銃3では、上記カソードK(K
B ,KG ,KR )は、図12に示すように、薄肉のカソ
ードスリーブ9、このカソードスリーブ9の隣接電極G
1 側端部に取付けられた基体金属10、この基体金属1
0の隣接電極G1 側の面に被着形成された電子放射層1
1、カソードスリーブ9の外周に取付けられたストラッ
プ12、カソードスリーブ9の外周を取囲む筒状のリフ
レクタ13、リフレクタ13の外側に配置され、ストラ
ップ12を介してカソードスリーブ9を支持するととも
にリフレクタ13を支持する筒状のカソードホルダー1
4、このカソードホルダー14の外周に取付けられたカ
ソードサポートシリンダー15、このカソードサポート
シリンダー15に取付けられたカソードサポートストラ
ップ16から構成されている。
B ,KG ,KR )は、図12に示すように、薄肉のカソ
ードスリーブ9、このカソードスリーブ9の隣接電極G
1 側端部に取付けられた基体金属10、この基体金属1
0の隣接電極G1 側の面に被着形成された電子放射層1
1、カソードスリーブ9の外周に取付けられたストラッ
プ12、カソードスリーブ9の外周を取囲む筒状のリフ
レクタ13、リフレクタ13の外側に配置され、ストラ
ップ12を介してカソードスリーブ9を支持するととも
にリフレクタ13を支持する筒状のカソードホルダー1
4、このカソードホルダー14の外周に取付けられたカ
ソードサポートシリンダー15、このカソードサポート
シリンダー15に取付けられたカソードサポートストラ
ップ16から構成されている。
【0006】ヒータHは、螺旋状に巻かれて上記カソー
ドスリーブ9の内側に挿入され、その両端部がヒータタ
ブ18に取付けられ、このヒータタブ18を介してヒー
タタブストラップ19に取付けられている。
ドスリーブ9の内側に挿入され、その両端部がヒータタ
ブ18に取付けられ、このヒータタブ18を介してヒー
タタブストラップ19に取付けられている。
【0007】なお、これらカソードKおよびヒータH
は、カソードサポートストラップ16、ヒータタブスト
ラップ19を介して、複数個の電極とともにビードガラ
ス20に支持されている。
は、カソードサポートストラップ16、ヒータタブスト
ラップ19を介して、複数個の電極とともにビードガラ
ス20に支持されている。
【0008】表1に上記カソードKおよびヒータHを構
成する材料を示す。
成する材料を示す。
【0009】
【表1】 このような構成のカソード・ヒータ部を備える電子銃3
の一例では、電極G1の電極G2 側の面から電子放射層
11表面までの距離が0.5mm、電子放射層11表面か
らカソードホルダー14下端までの距離が9.5mm、カ
ソードホルダー14下端からヒータタブ18下端までの
距離が6.0mmと、カソード・ヒータ部の全長が16mm
であり、全長50mmの電子銃3の約30%と、かなりの
長さを占める。
の一例では、電極G1の電極G2 側の面から電子放射層
11表面までの距離が0.5mm、電子放射層11表面か
らカソードホルダー14下端までの距離が9.5mm、カ
ソードホルダー14下端からヒータタブ18下端までの
距離が6.0mmと、カソード・ヒータ部の全長が16mm
であり、全長50mmの電子銃3の約30%と、かなりの
長さを占める。
【0010】また一般にアルカリ土類金属の酸化物を電
子放射物質とするカソードK(酸化物陰極)の動作温度
は、約830℃であり、カソードKをこの温度にするヒ
ータ電力は、0.7W であり、3個のカソードKを備え
るカラー受像管では、2.1W の電力が必要である。
子放射物質とするカソードK(酸化物陰極)の動作温度
は、約830℃であり、カソードKをこの温度にするヒ
ータ電力は、0.7W であり、3個のカソードKを備え
るカラー受像管では、2.1W の電力が必要である。
【0011】また上記構成のカソード・ヒータ部を備え
る電子銃3では、ヒータ電力投入後、画像が安定するま
でに約10秒かかる。
る電子銃3では、ヒータ電力投入後、画像が安定するま
でに約10秒かかる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
陰極線管用電子銃は、カソード・ヒータ部が電子銃全長
の約30%とかなりの長さを占める。したがって表示装
置の奥行き短縮上、陰極線管の全長を短くするために
は、電子銃のカソード・ヒータ部を短くすることが必要
である。また、最近は、核家族化が進み、一家に複数の
カラーテレビが設置されたり、パソコンが設置されたり
するようになっており、その需要の拡大に対処するため
に、ヒータ電力を低減することも重要である。さらに、
陰極線管の速動性も重要である。すなわち、昨今のカラ
ー受像機は、プレヒート方式が採用されており、主電源
を入れておけば、常時ヒータに一定の電流が流れ、速や
かに安定した画像が得られるが、このようなプレヒート
方式は、省電力の観点からは好ましくない。また速やか
に安定した画像が得られるといっても、なお安定した画
像が得られるまでに約10秒かかり、長すぎる。
陰極線管用電子銃は、カソード・ヒータ部が電子銃全長
の約30%とかなりの長さを占める。したがって表示装
置の奥行き短縮上、陰極線管の全長を短くするために
は、電子銃のカソード・ヒータ部を短くすることが必要
である。また、最近は、核家族化が進み、一家に複数の
カラーテレビが設置されたり、パソコンが設置されたり
するようになっており、その需要の拡大に対処するため
に、ヒータ電力を低減することも重要である。さらに、
陰極線管の速動性も重要である。すなわち、昨今のカラ
ー受像機は、プレヒート方式が採用されており、主電源
を入れておけば、常時ヒータに一定の電流が流れ、速や
かに安定した画像が得られるが、このようなプレヒート
方式は、省電力の観点からは好ましくない。また速やか
に安定した画像が得られるといっても、なお安定した画
像が得られるまでに約10秒かかり、長すぎる。
【0013】このような問題を解決するカソード・ヒー
タの一例として、米国特許第5,015,908号明細
書には、異方性熱分解ボロンナイトライド製絶縁基板上
に異方性熱分解グラファイト膜からなる所定パターンの
ヒータが形成されたものが示されている。その厚さは、
1mm程度と薄く、全長短縮、速動性が可能となってい
る。
タの一例として、米国特許第5,015,908号明細
書には、異方性熱分解ボロンナイトライド製絶縁基板上
に異方性熱分解グラファイト膜からなる所定パターンの
ヒータが形成されたものが示されている。その厚さは、
1mm程度と薄く、全長短縮、速動性が可能となってい
る。
【0014】しかし、このカソード・ヒータは、クライ
ストロンや進行波管などの大型、大電力電子管に適用さ
れる構造になっており、陰極線管のように小型、小電
力、かつ大量生産されるものに適した構造にはなってい
ない。
ストロンや進行波管などの大型、大電力電子管に適用さ
れる構造になっており、陰極線管のように小型、小電
力、かつ大量生産されるものに適した構造にはなってい
ない。
【0015】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、カソード・ヒータ部を短くして陰極線管用
電子銃の全長を短縮し、かつ省電力、速動性にすぐれ、
量産に適した陰極線管用電子銃を構成することを目的と
する。
ものであり、カソード・ヒータ部を短くして陰極線管用
電子銃の全長を短縮し、かつ省電力、速動性にすぐれ、
量産に適した陰極線管用電子銃を構成することを目的と
する。
【0016】
【課題を解決するための手段】(1) カソード、この
カソードを加熱するヒータおよびカソードに順次隣接し
て配置された複数の電極を有する陰極線管用電子銃にお
いて、異方性熱分解ボロンナイトライドからなる矩形状
絶縁基板の隣接電極と対向する一方の面に形成された異
方性熱分解グラファイト膜にカソードの基体金属を接合
し、この絶縁基板の他方の面に異方性熱分解グラファイ
ト膜からなる所定パターンのヒータを形成し、絶縁基板
の両端部にヒータを支持ピンに接続するためのリボンが
巻込まれるスリット孔を形成した。
カソードを加熱するヒータおよびカソードに順次隣接し
て配置された複数の電極を有する陰極線管用電子銃にお
いて、異方性熱分解ボロンナイトライドからなる矩形状
絶縁基板の隣接電極と対向する一方の面に形成された異
方性熱分解グラファイト膜にカソードの基体金属を接合
し、この絶縁基板の他方の面に異方性熱分解グラファイ
ト膜からなる所定パターンのヒータを形成し、絶縁基板
の両端部にヒータを支持ピンに接続するためのリボンが
巻込まれるスリット孔を形成した。
【0017】(2) (1)の陰極線管用電子銃におい
て、矩形状絶縁基板の長手方向に複数の基体金属を独立
に接合し、これら基体金属に対応して絶縁基板の他方の
面に電気的に接続された複数のヒータを設けた。
て、矩形状絶縁基板の長手方向に複数の基体金属を独立
に接合し、これら基体金属に対応して絶縁基板の他方の
面に電気的に接続された複数のヒータを設けた。
【0018】(3) (1)または(2)の陰極線管用
電子銃において、スリット孔の長さ方向を矩形状絶縁基
板の長手方向と平行に形成した。
電子銃において、スリット孔の長さ方向を矩形状絶縁基
板の長手方向と平行に形成した。
【0019】(4) (3)の陰極線管用電子銃におい
て、スリット孔に2本のリボンを巻込み、これらリボン
を矩形状絶縁基板の両側方に引出した。
て、スリット孔に2本のリボンを巻込み、これらリボン
を矩形状絶縁基板の両側方に引出した。
【0020】(5) (1)または(2)の陰極線管用
電子銃において、スリット孔の長さ方向を矩形状絶縁基
板の長手方向と直交する幅方向に形成した。
電子銃において、スリット孔の長さ方向を矩形状絶縁基
板の長手方向と直交する幅方向に形成した。
【0021】(6) (5)の陰極線管用電子銃におい
て、スリット孔に1本のリボンが巻込まれ、このリボン
が矩形状絶縁基板の長手方向に引出した。
て、スリット孔に1本のリボンが巻込まれ、このリボン
が矩形状絶縁基板の長手方向に引出した。
【0022】(7) (4)または(6)の陰極線管用
電子銃において、スリット孔に巻込まれたリボンが絶縁
基板の両端部の両面に形成された異方性熱分解グラファ
イト膜からなるヒータ端子部に接続した。
電子銃において、スリット孔に巻込まれたリボンが絶縁
基板の両端部の両面に形成された異方性熱分解グラファ
イト膜からなるヒータ端子部に接続した。
【0023】(8) (1)の陰極線管用電子銃におい
て、絶縁基板の他方の面側にこの絶縁基板の両端部を支
持するU字状サポートを配置し、このU字状サポートに
支持ピンを取付けた。
て、絶縁基板の他方の面側にこの絶縁基板の両端部を支
持するU字状サポートを配置し、このU字状サポートに
支持ピンを取付けた。
【0024】(9) (8)の陰極線管用電子銃におい
て、スリット孔に巻込まれたリボンの両端部をU字状サ
ポートに接続し、このU字状サポートを介して支持ピン
に接続した。
て、スリット孔に巻込まれたリボンの両端部をU字状サ
ポートに接続し、このU字状サポートを介して支持ピン
に接続した。
【0025】(10) 異方性熱分解ボロンナイトライ
ド製絶縁基板の一方の面にカソードの基体金属,他方の
面にヒータが設けられ、この絶縁基板の基体金属の設け
られた面側に順次隣接して複数の電極が配置される陰極
線管用電子銃の組立方法において、絶縁基板のヒータの
設けられた他方の面側にこの絶縁基板とほぼ同一寸法の
U字状サポートを配置して絶縁基板を支持し、この絶縁
基板の両端部に設けられたスリット孔にリボンを巻込
み、このリボンの両端部をU字状サポートの両端部に接
続し、このU字状サポートの両端部を支持ピンに接続固
定したのち、そのU字状サポートの中央部を切除した。
ド製絶縁基板の一方の面にカソードの基体金属,他方の
面にヒータが設けられ、この絶縁基板の基体金属の設け
られた面側に順次隣接して複数の電極が配置される陰極
線管用電子銃の組立方法において、絶縁基板のヒータの
設けられた他方の面側にこの絶縁基板とほぼ同一寸法の
U字状サポートを配置して絶縁基板を支持し、この絶縁
基板の両端部に設けられたスリット孔にリボンを巻込
み、このリボンの両端部をU字状サポートの両端部に接
続し、このU字状サポートの両端部を支持ピンに接続固
定したのち、そのU字状サポートの中央部を切除した。
【0026】(11) (10)の陰極線管用電子銃の
組立方法において、U字状サポートの両端部に絶縁基板
を支持する凸部を設けた。
組立方法において、U字状サポートの両端部に絶縁基板
を支持する凸部を設けた。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。
実施の形態について説明する。
【0028】図1にその一形態であるインライン型カラ
ー受像管用電子銃を示す。この電子銃は、一列配置の3
個のカソードが一体的に形成された後述するカソード構
体KBGR 、このカソード構体KBGR と一体的に設けら
れ、上記3個のカソードを加熱するヒータ、および上記
カソード構体KBGR 上に順次隣接して配置された6個の
電極G1 〜G6 を有する。
ー受像管用電子銃を示す。この電子銃は、一列配置の3
個のカソードが一体的に形成された後述するカソード構
体KBGR 、このカソード構体KBGR と一体的に設けら
れ、上記3個のカソードを加熱するヒータ、および上記
カソード構体KBGR 上に順次隣接して配置された6個の
電極G1 〜G6 を有する。
【0029】その第1、第2電極G1 ,G2 は板状電
極、第3乃至第5電極G3 〜G5 は筒状電極、第6電極
G6 はカップ状電極からなり、これら電極G1 〜G6 に
は、上記カソードに対応して、3個の電子ビーム通過孔
が一列配置に設けられている。
極、第3乃至第5電極G3 〜G5 は筒状電極、第6電極
G6 はカップ状電極からなり、これら電極G1 〜G6 に
は、上記カソードに対応して、3個の電子ビーム通過孔
が一列配置に設けられている。
【0030】上記カソード構体KBGR は、図2に示すよ
うに、カソード構体本体30とこれを支持する支持部3
1とからなる。
うに、カソード構体本体30とこれを支持する支持部3
1とからなる。
【0031】そのカソード構体本体30は、図3(a)
および(b)に示すように、異方性熱分解ボロンナイト
ライド(APBN)からなる細長い矩形状の絶縁基板3
3を基板として、この絶縁基板33の一方の面(第1電
極側となる面)に異方性熱分解グラファイト(APG)
の厚膜34が形成されている。この厚膜34は、絶縁基
板33の両端部の2個のヒータ端子部35a とこれらヒ
ータ端子部35a 間の3個の基体金属取付け部36に5
分割されている。その基体金属取付け部36は、それぞ
れ一列配置の3個のカソードを形成する還元物質の添加
されたNiからなる円板状の基体金属37が取付けら
れ、この各基体金属37の表面にBaO,SrO,Ca
O(アルカリ土類金属の酸化物)からなる電子放射層
(図示せず)が形成されている。なお、基体金属37の
周辺部には、基体金属取付け部36に取付けるためのフ
ランジ部39が設けられている。
および(b)に示すように、異方性熱分解ボロンナイト
ライド(APBN)からなる細長い矩形状の絶縁基板3
3を基板として、この絶縁基板33の一方の面(第1電
極側となる面)に異方性熱分解グラファイト(APG)
の厚膜34が形成されている。この厚膜34は、絶縁基
板33の両端部の2個のヒータ端子部35a とこれらヒ
ータ端子部35a 間の3個の基体金属取付け部36に5
分割されている。その基体金属取付け部36は、それぞ
れ一列配置の3個のカソードを形成する還元物質の添加
されたNiからなる円板状の基体金属37が取付けら
れ、この各基体金属37の表面にBaO,SrO,Ca
O(アルカリ土類金属の酸化物)からなる電子放射層
(図示せず)が形成されている。なお、基体金属37の
周辺部には、基体金属取付け部36に取付けるためのフ
ランジ部39が設けられている。
【0032】また、上記絶縁基板33の他方の面には、
同(b)および(c)に示すように、ヒータ部を構成す
るAPGの厚膜40が設けられている。この厚膜40
は、上記3個のカソードに対応する位置に形成された所
定の線状パターンからなる3個のヒータ41と、絶縁基
板33のの両端部のに形成された2個のヒータ端子部3
5b と、これらヒータ41およびヒータ端子部35b を
直列に接続する接続部42とからなる。その接続部42
は、基体金属37を選択的に効率よく加熱するため、幅
の広い低抵抗パターンに形成されている。通常、カラー
受像管の電子銃では、3個のカソードを同一温度に加熱
する必要があるが、上記ように細長い矩形状の絶縁基板
33上に3個のカソードを一列配置に形成すると、熱伝
導により中央のカソードよりも両端のカソードの温度が
低くなりやすい。そのため、3個のカソードに対応する
位置に形成されるヒータ41は、中央部のヒータ41よ
りも、両端部のヒータ41の方が発熱量が多いパターン
に形成されている。
同(b)および(c)に示すように、ヒータ部を構成す
るAPGの厚膜40が設けられている。この厚膜40
は、上記3個のカソードに対応する位置に形成された所
定の線状パターンからなる3個のヒータ41と、絶縁基
板33のの両端部のに形成された2個のヒータ端子部3
5b と、これらヒータ41およびヒータ端子部35b を
直列に接続する接続部42とからなる。その接続部42
は、基体金属37を選択的に効率よく加熱するため、幅
の広い低抵抗パターンに形成されている。通常、カラー
受像管の電子銃では、3個のカソードを同一温度に加熱
する必要があるが、上記ように細長い矩形状の絶縁基板
33上に3個のカソードを一列配置に形成すると、熱伝
導により中央のカソードよりも両端のカソードの温度が
低くなりやすい。そのため、3個のカソードに対応する
位置に形成されるヒータ41は、中央部のヒータ41よ
りも、両端部のヒータ41の方が発熱量が多いパターン
に形成されている。
【0033】一方、支持部31は、図2に示したよう
に、上記絶縁基板33を支持するサポート44、セラミ
ックからなる絶縁板45およびこの絶縁板45を貫通す
るKOVからなる7本の支持ピン46からなる。
に、上記絶縁基板33を支持するサポート44、セラミ
ックからなる絶縁板45およびこの絶縁板45を貫通す
るKOVからなる7本の支持ピン46からなる。
【0034】そのサポート44は、U字状をなし、絶縁
基板33のヒータの設けられた他方の面側の両端部に配
置されている。絶縁基板33のヒータ端子部35a ,3
5bの形成された両端部には、絶縁基板33の長手方向
に長いスリット孔48(図3(a)参照)が設けられて
おり、各サポート44は、その両端部のスリット孔48
に巻込まれて絶縁基板33の両側に引出され、上記ヒー
タ端子部に接続された各一対の低熱膨張材からなるリボ
ン49に接続されている。
基板33のヒータの設けられた他方の面側の両端部に配
置されている。絶縁基板33のヒータ端子部35a ,3
5bの形成された両端部には、絶縁基板33の長手方向
に長いスリット孔48(図3(a)参照)が設けられて
おり、各サポート44は、その両端部のスリット孔48
に巻込まれて絶縁基板33の両側に引出され、上記ヒー
タ端子部に接続された各一対の低熱膨張材からなるリボ
ン49に接続されている。
【0035】絶縁板45に設けられた7本の支持ピン4
6のうち、両端部の各2本の支持ピン46は、上記サポ
ート44に溶接され、このサポート44を介して絶縁基
板33を支持するとともに、リボン49、ヒータ端子部
を介してヒータにヒータ電圧を印加するものとなってい
る。また、絶縁基板33の一方の面に設けられた3個の
基体金属37または基体金属取付け部には、Niからな
るリボン51が接続され、これらリボン51に、7本の
支持ピン46のうち、他の3本の支持ピン46が溶接さ
れ、リボン51、基体金属取付け部を介して各カソード
のカソード電圧を印加するものとなっている。
6のうち、両端部の各2本の支持ピン46は、上記サポ
ート44に溶接され、このサポート44を介して絶縁基
板33を支持するとともに、リボン49、ヒータ端子部
を介してヒータにヒータ電圧を印加するものとなってい
る。また、絶縁基板33の一方の面に設けられた3個の
基体金属37または基体金属取付け部には、Niからな
るリボン51が接続され、これらリボン51に、7本の
支持ピン46のうち、他の3本の支持ピン46が溶接さ
れ、リボン51、基体金属取付け部を介して各カソード
のカソード電圧を印加するものとなっている。
【0036】絶縁板45は、長円形状に形成され、その
周辺にKOVからなるホルダー53が取付けられてい
る。このホルダー53には、後述するようにカソード構
体KBGR を隣接する第1電極に固定するための舌片部5
4が設けられている。また絶縁板45には、カラー受像
管の排気時、第1電極に取付けられたカソード構体と第
1電極との間の空間を排気するための貫通孔55が設け
られている。なお、この絶縁板45は、ヒータからの輻
射熱を反射して、ヒータの熱効率を高める作用をもつ。
周辺にKOVからなるホルダー53が取付けられてい
る。このホルダー53には、後述するようにカソード構
体KBGR を隣接する第1電極に固定するための舌片部5
4が設けられている。また絶縁板45には、カラー受像
管の排気時、第1電極に取付けられたカソード構体と第
1電極との間の空間を排気するための貫通孔55が設け
られている。なお、この絶縁板45は、ヒータからの輻
射熱を反射して、ヒータの熱効率を高める作用をもつ。
【0037】このようなカソード構体KBGR の具体的な
一例では、APBNからなる絶縁基板33は、幅1mm、
長さ14mm、厚さ0.3mmの矩形状をなし、その両端部
に幅0.2mm 、長さ0.6mmのスリット孔48が形成
される。この絶縁基板33の両面のAPGの厚膜34,
40は、それぞれ0.02mm、基体金属38は、直径
0.8mm、厚さ0.1mmの円板状をなし、絶縁基板3
3、基体金属37、ヒータ部40などをを含めたカソー
ド構体本体30は、0.5mm以下の厚さに形成される。
なお、ヒータ41は、図示のように蛇行した形状では、
線幅0.12mm、線間隔0.1mmに形成されている。一
方、支持部31のセラミックからなる絶縁板45は、厚
さ2mmの長円形状をなし、ホルダー53に設けられる舌
片部54およびこの舌片部54と同方向の支持ピン46
の突出長が2mm、基体金属37から絶縁板45までの間
隔が1.5mmに形成され、第1電極を含めてカソード構
体KBGR の全長(高さ)は、6mm以下となっている。
一例では、APBNからなる絶縁基板33は、幅1mm、
長さ14mm、厚さ0.3mmの矩形状をなし、その両端部
に幅0.2mm 、長さ0.6mmのスリット孔48が形成
される。この絶縁基板33の両面のAPGの厚膜34,
40は、それぞれ0.02mm、基体金属38は、直径
0.8mm、厚さ0.1mmの円板状をなし、絶縁基板3
3、基体金属37、ヒータ部40などをを含めたカソー
ド構体本体30は、0.5mm以下の厚さに形成される。
なお、ヒータ41は、図示のように蛇行した形状では、
線幅0.12mm、線間隔0.1mmに形成されている。一
方、支持部31のセラミックからなる絶縁板45は、厚
さ2mmの長円形状をなし、ホルダー53に設けられる舌
片部54およびこの舌片部54と同方向の支持ピン46
の突出長が2mm、基体金属37から絶縁板45までの間
隔が1.5mmに形成され、第1電極を含めてカソード構
体KBGR の全長(高さ)は、6mm以下となっている。
【0038】つぎに、上記カソード構体KBGR の組立方
法について説明する。
法について説明する。
【0039】まず、化学気相成長(CVD:Chemi
cal Vapor Depodition)法により
図3(a)に示した両端部にスリット孔48が設けられ
たAPBNからなる絶縁基板33を形成する。ついで、
この絶縁基板33の両面に同様のCVD法によりAPG
の厚膜34,40を形成する。
cal Vapor Depodition)法により
図3(a)に示した両端部にスリット孔48が設けられ
たAPBNからなる絶縁基板33を形成する。ついで、
この絶縁基板33の両面に同様のCVD法によりAPG
の厚膜34,40を形成する。
【0040】つぎに、フォトエッチング法により、上記
絶縁基板33の他方の面の厚膜40上にフォトレジスト
を形成し、このフォトレジストをマスクを介して露光、
現像して、ヒータ41、ヒータ端子部35b 、これらヒ
ータ41およびヒータ端子部35b を接続する接続部4
2に対応するパターンからなるレジストを形成する。つ
いで、フッ素系の反応性イオンエッチング(RIE:R
eactiv IonEtching)法によりレジス
トの形成されない部分をエッチングし、その後、レジス
トを剥離除去して、絶縁基板33の他方の面にヒータ4
1、ヒータ端子部35b および接続部42を形成する。
絶縁基板33の他方の面の厚膜40上にフォトレジスト
を形成し、このフォトレジストをマスクを介して露光、
現像して、ヒータ41、ヒータ端子部35b 、これらヒ
ータ41およびヒータ端子部35b を接続する接続部4
2に対応するパターンからなるレジストを形成する。つ
いで、フッ素系の反応性イオンエッチング(RIE:R
eactiv IonEtching)法によりレジス
トの形成されない部分をエッチングし、その後、レジス
トを剥離除去して、絶縁基板33の他方の面にヒータ4
1、ヒータ端子部35b および接続部42を形成する。
【0041】同様のフォトエッチング方法により、上記
絶縁基板33の一方の面の厚膜34を処理して、ヒータ
端子部35a および基体金属取付け部36を形成する。
絶縁基板33の一方の面の厚膜34を処理して、ヒータ
端子部35a および基体金属取付け部36を形成する。
【0042】つぎに、上記基体金属取付け部36に基体
金属37を取付ける。この場合、APGからなる基体金
属取付け部36に直接基体金属37を取付けることがで
きないので、厚さ0.02mmの基体金属取付け部36に
対して、スクリーン印刷により基体金属37に若干広く
Niペーストを0.02mm程度の厚さに塗布する。この
とき同時に、ヒータ端子部35a ,35b にもNiペー
ストを同じ厚さで塗布する。そしてこのNiペーストを
乾燥し、水素雰囲気中で1320℃に加熱してAPGと
Niの反応層を形成する。その後、レーザ溶接により基
体金属取付け部36のAPGとNiの反応層に基体金属
37のフランジ部39を溶接する。
金属37を取付ける。この場合、APGからなる基体金
属取付け部36に直接基体金属37を取付けることがで
きないので、厚さ0.02mmの基体金属取付け部36に
対して、スクリーン印刷により基体金属37に若干広く
Niペーストを0.02mm程度の厚さに塗布する。この
とき同時に、ヒータ端子部35a ,35b にもNiペー
ストを同じ厚さで塗布する。そしてこのNiペーストを
乾燥し、水素雰囲気中で1320℃に加熱してAPGと
Niの反応層を形成する。その後、レーザ溶接により基
体金属取付け部36のAPGとNiの反応層に基体金属
37のフランジ部39を溶接する。
【0043】つぎに、この基体金属37の溶接された絶
縁基板33を治具に固定し、ラッピングにより3個の基
体金属37の高さを揃える。
縁基板33を治具に固定し、ラッピングにより3個の基
体金属37の高さを揃える。
【0044】つぎに、上記絶縁基板33を、図4に示す
U字状溝が形成された絶縁基板33とほぼ同じ長さに形
成され、両端部に凸部57が設けられたサポート44a
で支持する。そして図5に示すように、このサポート4
4a に支持された絶縁基板33の両端部のスリット孔4
8に各一対のリボン49を巻込み、これらリボン49を
絶縁基板33の両端部の両面に設けられたヒータ端子部
35a ,35b にレーザ溶接するとともに、これらリボ
ン49の両端部をサポート44a の両端部に溶接する。
U字状溝が形成された絶縁基板33とほぼ同じ長さに形
成され、両端部に凸部57が設けられたサポート44a
で支持する。そして図5に示すように、このサポート4
4a に支持された絶縁基板33の両端部のスリット孔4
8に各一対のリボン49を巻込み、これらリボン49を
絶縁基板33の両端部の両面に設けられたヒータ端子部
35a ,35b にレーザ溶接するとともに、これらリボ
ン49の両端部をサポート44a の両端部に溶接する。
【0045】ついで、サポート44a の両端部に絶縁板
45に設けられた支持ピンに溶接する。その後、サポー
ト44a の両端部を残して、たとえばレーザにより中央
部を切除する。
45に設けられた支持ピンに溶接する。その後、サポー
ト44a の両端部を残して、たとえばレーザにより中央
部を切除する。
【0046】つぎに、図2に示したように、基体金属3
7のフランジ部39または基体金属取付け部36にリボ
ン51を溶接し、これらリボン51を絶縁板45に設け
られた支持ピン46に溶接する。
7のフランジ部39または基体金属取付け部36にリボ
ン51を溶接し、これらリボン51を絶縁板45に設け
られた支持ピン46に溶接する。
【0047】その後、基体金属37の電子放射層形成面
以外をカバーして、その電子放射層形成面にBaC
O3 ,SrCO3 ,CaCO3 からなる電子放射物質を
スプレーして電子放射物質層を形成する。
以外をカバーして、その電子放射層形成面にBaC
O3 ,SrCO3 ,CaCO3 からなる電子放射物質を
スプレーして電子放射物質層を形成する。
【0048】なお、上記のように組立てられたカソード
構体KBGR は、支持部31の絶縁板45上に第1電極と
カソードとの間隔を規制するスペーサを配置して第1電
極の内側に組込み、絶縁板45の周辺のホルダー53に
設けられた舌片部54を第1電極に設けられた舌片部に
溶接する。
構体KBGR は、支持部31の絶縁板45上に第1電極と
カソードとの間隔を規制するスペーサを配置して第1電
極の内側に組込み、絶縁板45の周辺のホルダー53に
設けられた舌片部54を第1電極に設けられた舌片部に
溶接する。
【0049】上記のように、APBNからなる絶縁基板
の一方の面にカソード、他方の面にヒータを形成し、か
つその絶縁基板の両端部にスリット孔を設け、このスリ
ット孔にリボンを巻込み、その巻込まれたリボンを介し
て支持ピンに固定する構造にすると、表2に示すよう
に、カソード・ヒータ部の全長を従来のカソードがシリ
ンダーからなるカソード・ヒータ部にくらべて大幅に短
縮でき、電子銃の全長が短く、かつヒータ電力が少な
く、速動性にすぐれた電子銃とすることができる。しか
も、半導体チップと同様の方法で製造できるので、容易
に大量生産することができる。
の一方の面にカソード、他方の面にヒータを形成し、か
つその絶縁基板の両端部にスリット孔を設け、このスリ
ット孔にリボンを巻込み、その巻込まれたリボンを介し
て支持ピンに固定する構造にすると、表2に示すよう
に、カソード・ヒータ部の全長を従来のカソードがシリ
ンダーからなるカソード・ヒータ部にくらべて大幅に短
縮でき、電子銃の全長が短く、かつヒータ電力が少な
く、速動性にすぐれた電子銃とすることができる。しか
も、半導体チップと同様の方法で製造できるので、容易
に大量生産することができる。
【0050】
【表2】 つぎに、他の実施の形態について説明する。
【0051】前記実施の形態では、APBNからなる矩
形状絶縁基板の両端部に、その長手方向に平行にスリッ
ト孔を設けたが、図6に示すカソード構体KBGR は、そ
のスリット孔の方向が異なるものである。
形状絶縁基板の両端部に、その長手方向に平行にスリッ
ト孔を設けたが、図6に示すカソード構体KBGR は、そ
のスリット孔の方向が異なるものである。
【0052】すなわち、このカソード構体KBGR では、
図7に示すように、絶縁基板33の両端部のスリット孔
48は、その長手方向が絶縁基板33の長手方向と直交
する方向となっている。このようなスリット孔48に巻
込まれるリボン49は、絶縁基板33の長手方向(端部
方向)に引出される。したがって、このカソード構体K
BGR は、組立てに際し、図8に示すように、両端部に凸
部57が設けられたU字状のサポート44が用いられ、
図9に示すように、絶縁基板33の長手方向に引出され
たリボン49は、その両端部の凸部57に溶接される。
図7に示すように、絶縁基板33の両端部のスリット孔
48は、その長手方向が絶縁基板33の長手方向と直交
する方向となっている。このようなスリット孔48に巻
込まれるリボン49は、絶縁基板33の長手方向(端部
方向)に引出される。したがって、このカソード構体K
BGR は、組立てに際し、図8に示すように、両端部に凸
部57が設けられたU字状のサポート44が用いられ、
図9に示すように、絶縁基板33の長手方向に引出され
たリボン49は、その両端部の凸部57に溶接される。
【0053】なお、このカソード構体KBGR のその他の
構成については、前記実施の形態と同じであるので、同
一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
構成については、前記実施の形態と同じであるので、同
一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0054】このようにカソード構体KBGR を構成して
も前記実施の形態と同様の効果をもつ電子銃を構成する
ことができる。
も前記実施の形態と同様の効果をもつ電子銃を構成する
ことができる。
【0055】なお、前記実施の形態では、支持部の絶縁
板の周辺のホルダーに舌片部を設け、この舌片部を第1
電極に設けられた舌片部に溶接することにより、カソー
ド構体を第1電極に取付けたが、第1電極の内側にカソ
ード構体を組込んだのち、絶縁板の背面にリテーナーを
圧接して、このリテーナーを第1電極に溶接することに
より固定してもよい。このように構成すると、前記各実
施の形態のカソード構体にくらべて、支持部を1mm程度
短くでき、電子銃の全長をさらに短縮できる。
板の周辺のホルダーに舌片部を設け、この舌片部を第1
電極に設けられた舌片部に溶接することにより、カソー
ド構体を第1電極に取付けたが、第1電極の内側にカソ
ード構体を組込んだのち、絶縁板の背面にリテーナーを
圧接して、このリテーナーを第1電極に溶接することに
より固定してもよい。このように構成すると、前記各実
施の形態のカソード構体にくらべて、支持部を1mm程度
短くでき、電子銃の全長をさらに短縮できる。
【0056】また、前記実施の形態では、ヒータに支持
部の絶縁板面を対向させたが、このヒータと対向する絶
縁板の板面に金属反射面を形成すると、ヒータの熱をよ
り効果的にカソードの加熱に利用でき、ヒータ電力を少
なくすることができる。
部の絶縁板面を対向させたが、このヒータと対向する絶
縁板の板面に金属反射面を形成すると、ヒータの熱をよ
り効果的にカソードの加熱に利用でき、ヒータ電力を少
なくすることができる。
【0057】おお、前記実施の形態では、カラー受像管
用電子銃について説明したが、この発明は、カラー受像
管以外の陰極線管の電子銃にも適用して同様の効果が得
られる。
用電子銃について説明したが、この発明は、カラー受像
管以外の陰極線管の電子銃にも適用して同様の効果が得
られる。
【0058】
【発明の効果】上述のように、APBNからなる絶縁基
板の一方の面にカソード、他方の面にヒータを形成し、
かつその絶縁基板の両端部にスリット孔を設け、このス
リット孔にリボンを巻込み、このスリット孔に巻込まれ
たリボンを介して支持ピンに固定する構造にすると、カ
ソード・ヒータ部の全長を従来のカソードがシリンダー
からなるカソード・ヒータ部にくらべて大幅に短縮で
き、電子銃の全長が短く、かつヒータ電力が少なく、速
動性にすぐれた電子銃とすることができる。しかも、半
導体チップと同様の方法で製造できるので、量産に適す
る、などの効果が得られる。
板の一方の面にカソード、他方の面にヒータを形成し、
かつその絶縁基板の両端部にスリット孔を設け、このス
リット孔にリボンを巻込み、このスリット孔に巻込まれ
たリボンを介して支持ピンに固定する構造にすると、カ
ソード・ヒータ部の全長を従来のカソードがシリンダー
からなるカソード・ヒータ部にくらべて大幅に短縮で
き、電子銃の全長が短く、かつヒータ電力が少なく、速
動性にすぐれた電子銃とすることができる。しかも、半
導体チップと同様の方法で製造できるので、量産に適す
る、などの効果が得られる。
【図1】この発明の実施の一形態であるインライン型カ
ラー受像管用電子銃の構成を示す図である。
ラー受像管用電子銃の構成を示す図である。
【図2】図2(a)は上記電子銃のカソード構体の構成
を示す平面図、図2(b)はその正面図である。
を示す平面図、図2(b)はその正面図である。
【図3】図3(a)は上記カソード構体の本体のカソー
ド側の構成を示す平面図、図3(b)はその側面図、図
3(c)はヒータ側の構成を示す平面図である。
ド側の構成を示す平面図、図3(b)はその側面図、図
3(c)はヒータ側の構成を示す平面図である。
【図4】上記カソード構体の組立て時のサポートの構成
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図5】上記カソード構体本体の組立て時の構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図6】図6(a)は異なるカソード構体の構成を示す
平面図、図6(b)はその正面図である。
平面図、図6(b)はその正面図である。
【図7】上記異なるカソード構体本体のカソード側の構
成を示す平面図である。
成を示す平面図である。
【図8】上記異なるカソード構体本体の組立て時のサポ
ートの構成を示す斜視図である。
ートの構成を示す斜視図である。
【図9】上記異なるカソード構体本体の組立て時の構成
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図10】インライン型カラー受像管の構成を示す図で
ある。
ある。
【図11】上記インライン型カラー受像管の従来の電子
銃の構成を示す図である。
銃の構成を示す図である。
【図12】上記インライン型カラー受像管の従来の電子
銃のカソード・ヒータ部の構成を示す図である。
銃のカソード・ヒータ部の構成を示す図である。
33…異方性熱分解ボロンナイトライドからなる絶縁基
板 34…異方性熱分解グラファイトの厚膜 35a ,35b …ヒータ端子部 37…基体金属 40…異方性熱分解グラファイトの厚膜 41…ヒータ 44…サポート 44a …サポート 46…支持ピン 48…スリット孔 49…リボン G1 〜G6 …電極
板 34…異方性熱分解グラファイトの厚膜 35a ,35b …ヒータ端子部 37…基体金属 40…異方性熱分解グラファイトの厚膜 41…ヒータ 44…サポート 44a …サポート 46…支持ピン 48…スリット孔 49…リボン G1 〜G6 …電極
Claims (11)
- 【請求項1】 カソード、このカソードを加熱するヒー
タおよび上記カソードに順次隣接して配置された複数の
電極を有する陰極線管用電子銃において、 異方性熱分解ボロンナイトライドからなる矩形状絶縁基
板の隣接電極と対向する一方の面に形成された異方性熱
分解グラファイト膜に上記カソードの基体金属が接合さ
れ、この絶縁基板の他方の面に上記異方性熱分解グラフ
ァイト膜からなる所定パターンのヒータが形成され、上
記絶縁基板の両端部に上記ヒータを支持ピンに接続する
ためのリボンが巻込まれるスリット孔が形成されている
ことを特徴とする陰極線管用電子銃。 - 【請求項2】 矩形状絶縁基板の長手方向に複数の基体
金属が独立に接合され、これら基体金属に対応して上記
絶縁基板の他方の面に電気的に接続された複数のヒータ
が設けられていることを特徴とする請求項1記載の陰極
線管用電子銃。 - 【請求項3】 スリット孔の長さ方向が矩形状絶縁基板
の長手方向と平行に形成されていることを特徴とする請
求項1または2記載の陰極線管用電子銃。 - 【請求項4】 スリット孔に2本のリボンが巻込まれ、
これらリボンが矩形状絶縁基板の両側方に引出されてい
ることを特徴とする請求項3記載の陰極線管用電子銃。 - 【請求項5】 スリット孔の長さ方向が矩形状絶縁基板
の長手方向と直交する幅方向に形成されていることを特
徴とする請求項1または2記載の陰極線管用電子銃。 - 【請求項6】 スリット孔に1本のリボンが巻込まれ、
このリボンが矩形状絶縁基板の長手方向に引出されてい
ることを特徴とする請求項5記載の陰極線管用電子銃。 - 【請求項7】 スリット孔に巻込まれたリボンが絶縁基
板の両端部の両面に形成された異方性熱分解グラファイ
ト膜からなるヒータ端子部に接続されていることを特徴
とする請求項4または6記載の陰極線管用電子銃。 - 【請求項8】 絶縁基板の他方の面側にこの絶縁基板の
両端部を支持するU字状サポートが配置され、このU字
状サポートに支持ピンが取付けられていることをことを
特徴とする請求項1記載の陰極線管用電子銃。 - 【請求項9】 スリット孔に巻込まれたリボンの両端部
がU字状サポートに接続固定され、このU字状サポート
を介して支持ピンに接続されていることを特徴とする請
求項8記載の陰極線管用電子銃。 - 【請求項10】 異方性熱分解ボロンナイトライド製絶
縁基板の一方の面にカソードの基体金属、他方の面にヒ
ータが設けられ、この絶縁基板の基体金属の設けられた
面側に順次隣接して複数の電極が配置される陰極線管用
電子銃の組立方法において、 上記絶縁基板のヒータの設けられた他方の面側にこの絶
縁基板とほぼ同一寸法のU字状サポートを配置して上記
絶縁基板を支持し、上記絶縁基板の両端部に設けられた
スリット孔にリボンを巻込み、このリボンの両端部を上
記U字状サポートの両端部に接続し、このU字状サポー
トの両端部を支持ピンに接続したのち、上記U字状サポ
ートの中央部を切除することを特徴とする陰極線管用電
子銃の組立方法。 - 【請求項11】 U字状サポートの両端部に絶縁基板を
支持する凸部が設けられていることを特徴とする請求項
10記載の陰極線管用電子銃の組立方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10130073A JPH11329290A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 陰極線管用電子銃およびその組立方法 |
| US09/309,789 US6281624B1 (en) | 1998-05-13 | 1999-05-12 | Electron gun for cathode ray tube and method of assembling the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10130073A JPH11329290A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 陰極線管用電子銃およびその組立方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11329290A true JPH11329290A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=15025356
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10130073A Pending JPH11329290A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 陰極線管用電子銃およびその組立方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6281624B1 (ja) |
| JP (1) | JPH11329290A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019245346A1 (ko) | 2018-06-22 | 2019-12-26 | 주식회사 엘지화학 | 전기화학소자용 분리막 및 이를 포함하는 전기화학소자 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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