JPH11329767A - 放電灯装置 - Google Patents

放電灯装置

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JPH11329767A
JPH11329767A JP12629498A JP12629498A JPH11329767A JP H11329767 A JPH11329767 A JP H11329767A JP 12629498 A JP12629498 A JP 12629498A JP 12629498 A JP12629498 A JP 12629498A JP H11329767 A JPH11329767 A JP H11329767A
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voltage
lamp
discharge lamp
power supply
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昇 山本
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悟市 小田
Tomoyuki Funayama
友幸 舟山
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Denso Corp
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Koito Manufacturing Co Ltd
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランプの電気配線部が地絡状態になったとき
のフェイルセーフを誤動作を生じることなく行う。 【解決手段】 ランプ電圧VLが所定電圧以下のときの
ランプ電圧検出回路601からの信号と、ランプ電流I
Lが所定電流以下のときのランプ電流検出回路602か
らの信号に基づいて地絡状態を判定すると、単安定回路
605から一定時間ハイレベル信号が出力され、Hブリ
ッジオフ回路401によりHブリッジ回路をオフしてラ
ンプへの電力供給を停止するとともに再点灯させるため
の高電圧発生を行わないようにし、この後、一定時間が
経過すると、再度、Hブリッジ回路を作動させるととも
に再点灯作動を行う。このとき再び地絡状態を判定する
と、上記した作動を繰り返し、この繰り返し状態が所定
時間継続すると、Hブリッジ回路をオフさせ、この状態
を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧放電灯を点灯
する放電灯装置に関し、特に車両前照灯に用いて好適な
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧放電灯(以下、ランプとい
う)を車両用前照灯に適用し、車載バッテリの電圧をト
ランスにて高電圧化したのち、この高電圧の極性をイン
バータ回路にて切り換えて、ランプを交流点灯させるよ
うにしたものが種々提案されている(特開平9−180
888号公報、特開平8−321389号公報など)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のランプにおい
ては、通常、車両前方部に設けられたリフレクタ内に取
り付けられているが、ランプの電気配線部が何らかの原
因で地絡すると、過電流が流れ、ヒューズが溶断したり
放電灯装置内の回路素子が破壊するといった問題が生じ
る。
【0004】本発明は上記問題に鑑みたもので、ランプ
の電気配線部が地絡状態になったときのフェイルセーフ
を誤動作を生じることなく行うことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、トランス(4
1)とインバータ回路(6)との間の電圧が所定電圧以
下で、かつインバータ回路(6)から直流電圧源(1)
の負極側に流れる電流が所定電流以下であるときに地絡
状態を判定し、このとき一時的にインバータ回路(6)
における複数のスイッチング素子(61a〜61d)を
全てオフさせて放電灯(2)への電力供給を停止させ、
この後、複数のスイッチング素子(61a〜61d)に
よる電力供給を開始させる。
【0006】この電力供給の開始により地絡状態を再度
判定すると、上記した電力供給の停止と開始を繰り返
す。そして、その繰り返しが所定期間続いた場合に、複
数のスイッチング素子(61a〜61d)を全てオフさ
せた状態に保持する。このことにより地絡時のフェイル
セーフ動作を行うことができる。この場合、電力供給の
停止と開始が所定期間続いたことを条件としてフェイル
セーフ動作を行っているから、誤動作を防止することが
できる。
【0007】なお、地絡状態の判定により一時的にイン
バータ回路(6)における複数のスイッチング素子(6
1a〜61d)をオフさせるときには、請求項2に記載
の発明のように、始動回路(7)の点灯始動作動を禁止
するのが好ましい。また、請求項3に記載の発明におい
ては、複数のスイッチング素子(61a〜61d)を全
てオフさせた状態に保持するときに、トランス(41)
の一時側に接続された昇圧用スイッチング素子(42)
をオフさせた状態に保持するようにしている。このこと
によりトランス(41)の一次側に過大な電流が流れる
のを確実に防止することができる。
【0008】なお、地絡状態における電力供給の停止と
開始の判定期間としては、請求項4に記載の発明のよう
に所定時間又は所定回数とすることができ、また請求項
5に記載の発明のように所定時間および所定回数のいず
れか早い方とすることもできる。また、請求項6に記載
の発明においては、インバータ回路(6)と放電灯
(2)の間の電気配線が地絡していることを判定する
と、一時的に前記電力供給を停止させた後、電力供給を
開始させ、地絡判定に基づく前記電力供給の停止と開始
が所定期間続いた場合に、前記電力供給を停止させた状
態に保持することを特徴としている。
【0009】この発明においても請求項1に記載の発明
と同様の効果を奏することができる。また、請求項7に
記載の発明のように、地絡判定に基づく電力供給の停止
と開始が第1の所定時間続いた場合に複数のスイッチン
グ素子(61a〜61d)を全てオフさせた状態に保持
し、地絡以外の他の異常が第1の所定時間より長い第2
の所定時間続いた場合に、複数のスイッチング素子(6
1a〜61d)を全てオフさせた状態に保持するように
すれば、地絡時に直ちにフェイルセーフを行うことがで
き、他の異常の判定に対しては判定時間を長くして誤動
作を防止することができる。
【0010】なお、上記した括弧内の符号は、後述する
実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1に、本発明
にかかる放電灯装置を車両用前照灯に適用した実施形態
の全体構成を示す。1は直流電源としての車載バッテ
リ、2は車両用前照灯であるメタルハライドランプ等の
ランプ、3はランプ2の点灯スイッチである。
【0012】放電灯装置は、直流電源回路(DC/DC
コンバータ)4、テークオーバー回路5、インバータ回
路6、始動回路7等の回路機能部を有している。DC/
DCコンバータ4は、バッテリ1側に配された一次巻線
41aとランプ2側に配された二次巻線41bを有する
フライバックトランス41と、一次巻線41aに接続さ
れたMOSトランジスタ42と、二次巻線41bに接続
された整流用のダイオード43および平滑用コンデンサ
44から構成され、バッテリ電圧VBを昇圧した昇圧電
圧を出力する。すなわち、MOSトランジスタ42がオ
ンすると、一次巻線41aに一次電流が流れて一次巻線
41aにエネルギーが蓄えられ、MOSトランジスタ4
2がオフすると、一次巻線41aのエネルギーが二次巻
線41bに供給される。そして、このような動作を繰り
返すことにより、ダイオード43と平滑用コンデンサ4
4の接続点から高電圧を出力する。
【0013】なお、フライバックトランス41は、図に
示すように一次巻線41aと二次巻線41bとが電気的
に導通するように構成されている。テークオーバー回路
5は、コンデンサ51と抵抗52から構成され、点灯ス
イッチ3がオンした後にコンデンサ51が充電されるこ
とによって、ランプ2を電極間での絶縁破壊から速やか
にアーク放電に移行させる。
【0014】インバータ回路6は、ランプ2を交流点灯
させるもので、Hブリッジ回路61とブリッジ駆動回路
62、63から構成されている。Hブリッジ回路61
は、Hブリッジ状に配置されたブリッジ用半導体スイッ
チング素子をなすMOSトランジスタ61a〜61dか
らなる。ブリッジ駆動回路62、63は、後述するHブ
リッジ制御回路400からの制御信号によって、MOS
トランジスタ61a、61dとMOSトランジスタ61
b、61cを交互にオンオフ駆動する。この結果、ラン
プ2の放電電流の向きが交互に切り換わり、ランプ2の
印加電圧(放電電圧)の極性が反転してランプ2が交流
点灯する。
【0015】なお、コンデンサ61e、61fは、点灯
始動時に発生する高圧パルスからHブリッジ回路61を
保護する保護用のコンデンサである。始動回路7は、H
ブリッジ回路61の中点電位点とバッテリ1の負極端子
との間に設置され、一次巻線71aと二次巻線71bを
有するトランス71、ダイオード72、73、抵抗7
4、コンデンサ75、および一方向性半導体素子である
サイリスタ76から構成されており、ランプ2を点灯始
動させる。すなわち、点灯スイッチ3がオンすると、コ
ンデンサ75が充電を開始し、この後、サイリスタ76
がオンすると、コンデンサ75が放電を開始し、トラン
ス71を通じて、ランプ2に高電圧を印加する。その結
果、ランプ2が、電極間で絶縁破壊し点灯する。
【0016】上記したMOSトランジスタ42、ブリッ
ジ回路62、63、サイリスタ76は、制御回路10に
よって制御される。この制御回路10には、DC−DC
コンバータ4とインバータ回路6の間のランプ電圧(す
なわちインバータ回路6に印加される電圧)VLおよび
インバータ回路6からバッテリ1の負極側に流れるラン
プ電流ILなどが入力されている。なお、ランプ電流I
Lは電流検出用抵抗8により電圧として検出される。
【0017】図2に、制御回路10のブロック構成を示
す。制御回路10は、MOSトランジスタ42をPWM
信号によってオンオフさせるPWM制御回路100と、
ランプ電圧VLをサンプルホールドするサンプルホール
ド回路200と、サンプルホールドされたランプ電圧V
Lとランプ電流ILに基づいてランプ電力を所望値に制
御するランプパワー制御回路300と、Hブリッジ回路
61を制御するHブリッジ制御回路400と、サイリス
タ76をオンさせてランプ2に高電圧を発生させる高電
圧発生制御回路500と、ランプ2両側の電気配線部2
0が地絡したときなどの異常状態を検出して対処処理を
行うフェイルセーフ回路600から構成されている。
【0018】上記構成において、放電灯装置の点灯動作
を説明する。点灯スイッチ3がオンすると、図1に示す
各部に電源が供給される。そして、PWM制御回路10
0はMOSトランジスタ42をPWM制御する。その結
果、フライバックトランス41の作動によって、バッテ
リ電圧VBを昇圧した電圧がDC−DCコンバータ4か
ら出力される。また、Hブリッジ制御回路400は、H
ブリッジ回路61におけるMOSトランジスタ61a〜
61dを対角線の関係で交互にオンオフさせる。このこ
とにより、DC−DCコンバータ4から出力された高電
圧が、Hブリッジ回路61を介して始動回路7のコンデ
ンサ75に供給され、コンデンサ75が充電される。
【0019】この後、高電圧発生制御回路500は、H
ブリッジ制御回路400から出力されるMOSトランジ
スタ61a〜61dの切換えタイミングを知らせる信号
に基づいて、サイリスタ76にゲート駆動信号を出力
し、サイリスタ76をオンさせる。そして、サイリスタ
76がオンすると、コンデンサ75が放電し、トランス
71を通じて、ランプ2に高電圧が印加される。その結
果、ランプ2が電極間で絶縁破壊し、点灯始動する。
【0020】この後、Hブリッジ回路61によりランプ
2への放電電圧の極性(放電電流の向き)を交互に切り
換えることで、ランプ2が交流点灯される。また、ラン
プパワー制御回路300は、ランプ電流ILとランプ電
圧VL(サンプルホールド回路200によってサンプル
ホールドされたもの)とに基づいて、ランプ電力が所望
値となるように制御し、ランプ2を安定点灯させる。
【0021】なお、サンプルホールド回路200は、H
ブリッジ回路61の切換タイミングに同期しその切換時
に発生する過渡電圧をマスクし、過渡電圧発生時以外の
ランプ電圧VLをサンプリングしてホールドする。次
に、上記したブリッジ駆動回路62、63について説明
する。図3にその具体的な構成を示す。
【0022】ブリッジ駆動回路62、63は、同一構成
のもので、ハイアンドロードライバー回路(Inter
national Rectifier社製、IR21
01)を使用している。そして、ブリッジ駆動回路62
の高電圧側入力端子Hinとブリッジ駆動回路63の低
電圧側入力端子Linには、Hブリッジ制御回路400
の端子400aからの信号が入力され、ブリッジ駆動回
路62の低電圧側入力端子Linとブリッジ駆動回路6
3の高電圧側入力端子Hinには、Hブリッジ制御回路
400の端子400bからの信号が入力される。そし
て、Hブリッジ制御回路400の端子400a、400
bからの信号は、互いにハイレベルとローレベルとが反
転するようになっている。
【0023】このような構成において、Hブリッジ制御
回路400の端子400aからハイレベル信号が出力さ
れ、端子400bからローレベル信号が出力されると、
ブリッジ駆動回路62、63からの出力信号によって、
MOSトランジスタ61a、61dがオン、MOSトラ
ンジスタ61b、61cがオフとなる。また、Hブリッ
ジ制御回路400の端子400aからローレベル信号が
出力され、端子400bからハイレベル信号が出力され
ると、ブリッジ駆動回路62、63からの出力信号によ
って、MOSトランジスタ61b、61cがオン、MO
Sトランジスタ61a、61dがオフとなる。
【0024】なお、ブリッジ駆動回路62、63には、
フライバックトランス41の二次側から電圧が供給され
るようになっている。すなわち、フライバックトランス
29の二次側には、抵抗64aとツェナーダイオード6
4bよりなる第1電源回路64が設けられており、第1
電源回路64にて発生された所定電圧V2(例えば15
V)がブリッジ駆動回路62、63に供給されるように
なっている。また、トランス41の二次側の電圧の他
に、ダイオード65、抵抗66、ノイズ除去用のコンデ
ンサ67を介した一次側の電圧(バッテリ電圧VB)に
よってもブリッジ駆動回路62、63に電圧供給できる
ようになっている。
【0025】また、後述するフェイルセーフ回路600
からの信号により、ブリッジ駆動回路62、63の入力
端子Hin、Linの全てにローレベル信号を印加し
て、Hブリッジ回路61における4つのMOSトランジ
スタ61a〜61dを全てオフ(以後、この状態を、H
ブリッジ回路61のオフという)するHブリッジオフ回
路401が設けられている。
【0026】次に、上記したランプパワー制御回路30
0について説明する。図4にその具体的な構成を示す。
ランプパワー制御回路300は、ランプ2の点灯状態を
示す信号であるランプ電圧VLやランプ電流IL等に応
じた出力を発生する誤差増幅回路301を備えており、
この誤差増幅回路301の出力がPWM制御回路100
に入力されるようになっている。PWM制御回路100
は、誤差増幅回路301の出力電圧が大きくなるほど、
MOSトランジスタ42をオンオフさせるデューティー
比を大きくして、ランプ電力を増加させる。
【0027】誤差増幅回路301の非反転入力端子に
は、基準電圧Vr1が入力され、反転入力端子には、ラ
ンプ電力を制御するためのパラメータとなる電圧V1が
入力されており、誤差増幅回路301は基準電圧Vr1
と電圧V1の差に応じた電圧を出力する。この電圧V1
は、ランプ電流ILと、一定電流i1と、第1電流設定
回路302にて設定される電流i2と、第2電流設定回
路303にて設定される電流i3に基づいて決定され
る。なお、電流i1と電流i2と電流i3との和は、ラ
ンプ電流ILより十分小さく設定されている。
【0028】ここで、第1電流設定回路302は、図に
示すようにランプ電圧VLが高くなるほど電流i2を大
きく設定し、第2電流設定回路303は、図に示すよう
に点灯スイッチ3のオン後の時間Tが長くなるほど電流
i3を大きく設定する。そして、このランプパワー制御
回路300は、点灯スイッチ3のオン後の時間T、ラン
プ電圧VL、ランプ電流ILなどに応じた電圧を出力し
てランプ電力を制御し、点灯始動時にはランプ電力を大
きな値(例えば75W)として電極温度を迅速に高め、
電極温度が徐々に高くなると、ランプ電力を徐々に低下
させていき、ランプ2が安定状態になるとランプ電力を
所定値(例えば35W)に制御する。
【0029】次に、PWM制御回路100について説明
する。図5にその具体的な構成を示す。PWM制御回路
100は、スレッショルドレベルを設定するスレッショ
ルドレベル設定回路101と、鋸歯状波を形成する鋸歯
状波形成回路102と、鋸歯状波とスレッショルドレベ
ルとを比較してスッショルドレベルに応じたデューティ
ー比のゲート信号を出力するコンパレータ103と、コ
ンパレータ13からの出力とフェイルセーフ回路600
からインバータ104を介した出力を入力とするAND
ゲート105から構成されている。
【0030】スレッショルドレベル設定回路101は、
上述した誤差増幅回路301からの出力電圧(指令信
号)に応じ、その出力電圧が大きくなるほど、低いスレ
ッシュルドレベルを設定する。従って、ランプ電力を大
きくするために誤差増幅回路301の出力電圧が大きく
なると、スレッショルドレベルが低くなって、デューテ
ィー比が大きくなる。また、ランプ電力を小さくするた
めに誤差増幅回路301の出力電圧が低くなると、スレ
ッショルドレベルが高くなって、デューティー比が小さ
くなる。
【0031】また、フェイルセーフ回路600からラン
プ2の地絡状態の検出を示すハイレベル信号が出力され
ると、インバータ104からローレベル信号が出力され
るため、ANDゲート105の出力がローレベルとな
り、MOSトランジスタ42をオフする。従って、ラン
プ2が地絡状態のときには、DC−DCコンバータ4の
作動を停止する。
【0032】次に、フェイルセーフ回路600について
説明する。図6にその具体的な構成を示す。フェイルセ
ーフ回路600は、ランプ電圧検出回路601とランプ
電流検出回路602と、ANDゲート603と、フィル
タ604と、単安定回路605と、NORゲート606
と、フィルタ607と、ORゲート608と、タイマ回
路609と、Dフリップフロップ610から構成されて
いる。
【0033】ランプ電圧検出回路601は、サンプルホ
ールド回路200からのランプ電圧VLと所定電圧Vr
2(例えば20V)とを比較するコンパレータ601a
を有し、ランプ電圧VLが所定電圧Vr2以下のとき
に、ハイレベル信号(電圧低下信号)を出力する。ラン
プ電流検出回路602は、コンパレータ602aと、コ
ンデンサ602bと、抵抗602cから構成されてい
る。コンパレータ602aは、ランプ電流ILに応じた
電圧VILと所定電圧Vr3とを比較し、電圧VILが
所定電圧Vr3以下のとき、すなわちランプ電流ILが
所定電流(例えば0.2A)以下のときに、ハイレベル
信号(電流低下信号)を出力する。
【0034】ここで、ランプ2が電力制御されていると
きには、ランプ電圧VLは、例えば20V〜400Vの
範囲にあり、ランプ電流ILは、例えば0.35〜2.
6Aの範囲にあるため、ランプ電圧検出回路601およ
びランプ電流検出回路602は共にローレベル信号を出
力する。しかし、ランプ2両端の電気配線部、すなわち
インバータ回路6とランプ2の間の電気配線部20が地
絡していると、フライバックトランス41の二次側に過
電流が流れ、ランプ電圧VLは20Vより低くなる。ま
た、二次巻線41b側からの過電流は電気配線部20か
らアースに落ち、ランプ電流ILは0.2A以下にな
る。その結果、ランプ電圧検出回路601およびランプ
電流検出回路602は共にハイレベル信号を出力し、A
NDゲート603の出力が地絡状態を示すハイレベル信
号となる。
【0035】なお、ランプ2の両端が短絡した場合に
は、ランプ電圧VLは所定電圧Vr2以下になるが、ラ
ンプ電流ILは上記所定電流より大きくなる。また、ラ
ンプ2が断線した場合には、ランプ電流ILは上記所定
電流より小さくなるが、ランプ電圧VLは所定電圧Vr
2より大きくなる。従って、ランプ電圧VLとランプ電
流ILの両方をそれぞれ所定値と比較することにより、
電気配線部20の地絡状態を、ランプ2の短絡あるいは
断線状態と区別することができる。
【0036】次に、上述したような地絡状態になった後
の作動について説明する。この場合の図6中の各部の信
号波形を図7に示す。ANDゲート603の出力信号a
が地絡状態を示すハイレベル信号になると、フィルタ6
04の出力信号bもハイレベルになる。そして、単安定
回路605の出力信号cが一定時間(例えば10m秒)
ハイレベルになり、そのハイレベル信号がHブリッジオ
フ回路401と高電圧制御回路500に出力される。
【0037】Hブリッジオフ回路401は、単安定回路
605からのハイレベル信号によってHブリッジ回路6
1をオフする。このことによって、電気配線部20の地
絡による過電流が、MOSトランジスタ61a、61c
によって遮断されることになる。また、高電圧制御回路
500は、単安定回路605からのハイレベル信号によ
ってサイリスタ76にゲート駆動信号を出力しないよう
に動作する。図8に高電圧制御回路500の構成を示
す。高電圧制御回路500は、Hブリッジ制御回路40
0からの出力信号に基づいてサイリスタ76にゲート駆
動信号を出力する信号発生回路501を備えている。そ
して、単安定回路605からハイレベル信号が出力され
ると、インバータ502の出力がローレベルになり、A
NDゲート503が閉じるため、サイリスタ76のオン
が禁止される。すなわち、ランプ2を点灯させるための
高電圧発生が禁止される。
【0038】そして、Hブリッジ回路61のオフによっ
てランプ電圧VLが上昇すると、ランプ電圧検出回路6
01の出力信号がローレベルになるため、ANDゲート
603の出力信号aがローレベルになる。この後、単安
定回路605の出力信号cがローレベルになると、Hブ
リッジ制御回路400がMOSトランジスタ61a〜6
1dのオンオフ駆動を開始し、ランプ2への電力供給を
開始する。このとき、電気配線部20の地絡状態が継続
していると、ランプ電圧検出回路601の出力信号が再
びハイレベルになり、ANDゲート603の出力信号a
も再びハイレベルになる。その結果、単安定回路605
から一定時間ハイレベル信号が出力され、Hブリッジ回
路61がオフされるとともにサイリスタ76のオンが禁
止される。
【0039】以後、電気配線部20の地絡状態が継続し
ている間、上記した作動を繰り返す。また、ランプ電流
検出回路602からハイレベル信号が出力されることに
よって、NORゲート606の出力信号がローレベルに
なり、フィルタ607の出力信号eもローレベルにな
る。そして、ORゲート608の出力信号がローレベル
になるため、タイマ回路609は、リセットが解除され
て時間計数作動を開始する。この後、所定時間(例えば
0.2秒)が経過し、タイマ回路609の出力信号fが
ハイレベルになると、それをクロックとしてDフリップ
フロップ610のQ端子出力信号gがハイレベルにな
る。
【0040】このDフリップフロップ610からのハイ
レベル信号によって、Hブリッジオフ回路401は、H
ブリッジ回路61をオフし、PWM制御回路100は、
MOSトランジスタ42をオフする。すなわち、PWM
制御回路100において、Dフリップフロップ610か
らハイレベル信号が出力されると、図5に示すインバー
タ104の出力がローレベルになり、ANDゲート10
5の出力がローレベルになるため、MOSトランジスタ
42をオフする。従って、DC−DCコンバータ4の作
動が停止する。
【0041】このことにより、一次電流が過大になるこ
とを防止できる。すなわち、MOSトランジスタ42を
オフにしなかった場合、例えば、電気配線部20が地絡
しその部分に所定の接触抵抗があると、その接触抵抗に
よってフライバックトランス41の二次側の電力が大き
く消費され、ランプパワー制御回路300の作動によっ
て、一次巻線41aに蓄えられるエネルギーを増加させ
るようにMOSトランジスタ42をオンオフ制御する。
このため、フライバックトランス41の一次巻線41a
に過大な電流が流れるといった問題が生じるが、上述し
たように、MOSトランジスタ42をオフし、DC−D
Cコンバータ4の作動を停止することによって、フライ
バックトランス41の一次巻線41aに過大な電流が流
れないようにすることができる。
【0042】以上述べたように、この実施形態において
は、ランプ電圧VLが所定電圧以下でランプ電流ILが
所定電流以下になったときに地絡状態であると判定し、
この判定により、一時的に(一定時間)Hブリッジ回路
61をオフするとともに再点灯させるための高電圧発生
を行わないようにし、この後、一定時間が経過すると、
再度、Hブリッジ回路61を作動させるとともに再点灯
作動を行う。この作動において再び地絡状態を判定する
と、上記した作動を繰り返し、この繰り返し状態が所定
時間継続すると、DC−DCコンバータ4の作動を停止
しこの状態を保持する。
【0043】このようにランプ電圧VLとランプ電流I
Lに基づいて地絡状態を判定したときに、Hブリッジ回
路61の停止と作動開始を繰り返し、その繰り返しが所
定時間続いたときにフェイルセーフを行うようにしてい
るので、1回の地絡状態の判定に基づいて直ちにフェイ
ルセーフを行うものに比べ、誤動作を防止することがで
きる。
【0044】なお、フェイルセーフ回路600において
は、上記した地絡時のフェイルセーフのみならず、他の
異常検出(例えば、図示しないランプ2のコネクタの外
れなどの検出)に対してもフェイルセーフを行うように
している。この場合、その異常検出信号(異常検出時に
ハイレベルとなる信号)は、NORゲート606に入力
される。そして、タイマ回路609が所定時間計数する
間、異常検出信号が継続して発生すると、Dフリップフ
ロップ610からハイレベル信号が出力されるため、H
ブリッジ回路61をオフするとともに、MOSトランジ
スタ42をオフする。 (第2実施形態)上記第1実施形態においては、タイマ
回路609が計数する時間、すなわち異常判定時間を、
地絡検出時と他の異常検出時とで等しくしている。この
異常判定時間は、異常検出に対する誤動作防止という観
点からすれば、長い方がよいが、地絡時にはできるだけ
早くフェイルセーフを行うのが好ましい。
【0045】そこで、この実施形態では、地絡検出時に
おける異常判定時間を他の異常検出時よりも短くしてい
る。図9に、この実施形態におけるフェイルセーフ回路
600の構成を示し、図10に、図9中の各部の信号波
形を示す。地絡検出あるいは他の異常検出によってOR
回路608からの信号がローレベルになると、タイマ回
路609は、リセットが解除されて時間計数作動を開始
する。このタイマ回路609は、第1の所定時間(例え
ば0.2秒)を計数すると出力信号hをハイレベルに
し、第2の所定時間(例えば0.4秒)を計数すると出
力信号iをハイレベルにする。
【0046】そして、地絡検出の場合、タイマ回路60
9からの出力信号hと単安定回路605からの出力信号
cにより、両出力信号がハイレベルになると、ANDゲ
ート611の出力信号jがハイレベルになり、ORゲー
ト612を介してDフリップフロップ610のクロック
端子にハイレベル信号が入力されるため、Dフリップフ
ロップ610のQ端子出力信号lがハイレベルになる。
従って、地絡検出の場合には、異常判定時間を第1の所
定時間として、フェイルセーフの作動が行われる。
【0047】また、他の異常検出の場合には、タイマ回
路609からの出力信号iがハイレベルになったときに
Dフリップフロップ610のQ端子出力信号lがハイレ
ベルになる。従って、他の異常検出の場合には、地絡検
出の場合よりも長い第2の異常判定時間を用いてフェイ
ルセーフの作動が行われる。 (第3実施形態)上記第1、第2実施形態においては、
Hブリッジ回路61の停止と作動開始が所定時間が継続
したときに、フェイルセーフ作動を行うものを示した
が、Hブリッジ回路61の停止と開始の回数を用いてフ
ェイルセーフ作動を行うようにしてもよい。
【0048】図11に、この実施形態におけるフェイル
セーフ回路600の構成を示し、図12に、図11中の
各部の信号波形を示す。この実施形態においては、単安
定回路605の出力信号cに基づきHブリッジ回路61
の停止と開始の回数をカウントするカウンタ回路613
を設けている。そして、カウンタ613は、カウント値
が所定回数(例えば5回)に達すると、出力信号mをハ
イレベルにする。このことにより、ORゲート614を
介してDフリップフロップ610のクロック端子にハイ
レベル信号が入力されるため、第1、第2実施形態と同
様、フェイルセーフの作動が行われる。
【0049】また、この実施形態においては、第1実施
形態と同様、タイマ回路609から所定時間が経過した
ときの信号oによっても、フェイルセーフの作動が行わ
れるようにしている。従って、この実施形態において
は、Hブリッジ回路61の停止と開始の回数が所定回数
に達するか、タイマ回路609の計数時間が所定時間に
達するかのいずれか早いタイミングでフェイルセーフの
作動が行われる。
【0050】なお、この実施形態において、Hブリッジ
回路61の停止と開始の回数が所定回数に達したことの
みによってフェイルセーフの作動を行うようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す放電灯装置の全体構
成図である。
【図2】図1中の制御回路10を示すブロック構成図で
ある。
【図3】図1中のブリッジ駆動回路62、63の具体的
な構成を示す図である。
【図4】図2中のランプパワー制御回路300の具体的
な構成を示す図である。
【図5】図2中のPWM制御回路100の具体的な構成
を示す図である。
【図6】図2中のフェイルセーフ回路600の具体的な
構成を示す図である。
【図7】図6中の各部の信号波形を示す図である。
【図8】図2中の高電圧発生回路500の構成を示す図
である。
【図9】本発明の第2実施形態におけるフェイルセーフ
回路600の具体的な構成を示す図である。
【図10】図9中の各部の信号波形を示す図である。
【図11】本発明の第3実施形態におけるフェイルセー
フ回路600の具体的な構成を示す図である。
【図12】図11中の各部の信号波形を示す図である。
【符号の説明】
1…車載バッテリ、2…ランプ、3…ランプ、4…DC
−DCコンバータ、5…テークオーバー回路、6…イン
バータ回路、7…始動回路、41…フライバックトラン
ス、42…MOSトランジスタ、61…Hブリッジ回
路、100…PWM制御回路、200…サンプルホール
ド回路、300…PWM制御回路、400…Hブリッジ
制御回路、500…高電圧発生制御回路、600…フェ
イルセーフ回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田 悟市 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 (72)発明者 舟山 友幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電圧源(1)の電圧を昇圧するトラ
    ンス(41)と、 複数のスイッチング素子(61a〜61d)により前記
    昇圧電圧を交流電圧に変換して放電灯(2)に電力供給
    を行うインバータ回路(6)と、 前記トランス(41)と前記インバータ回路(6)との
    間の電圧が所定電圧以下で、かつ前記インバータ回路
    (6)から前記直流電圧源(1)の負極側に流れる電流
    が所定電流以下であることを判定すると、一時的に前記
    複数のスイッチング素子(61a〜61d)を全てオフ
    させて前記電力供給を停止させた後、前記複数のスイッ
    チング素子(61a〜61d)による電力供給を開始さ
    せ、前記判定に基づく前記電力供給の停止と開始が所定
    期間続いた場合に、前記複数のスイッチング素子(61
    a〜61d)を全てオフさせた状態に保持するフェイル
    セーフ回路(600)とを備えたことを特徴とする放電
    灯装置。
  2. 【請求項2】 前記フェイルセーフ回路(600)は、
    前記複数のスイッチング素子(61a〜61d)を全て
    オフさせるときに、前記放電灯(2)を点灯始動させる
    始動回路(7)の点灯始動作動を禁止し、前記複数のス
    イッチング素子(61a〜61d)による電力供給を開
    始させるときに前記始動回路(7)の点灯始動作動の禁
    止を解除するものであることを特徴とする請求項1に記
    載の放電灯装置。
  3. 【請求項3】 前記トランス(41)は、前記直流電源
    (1)側に設けられ前記昇圧を行うための昇圧用スイッ
    チング素子(42)が接続された一次側と前記放電灯
    (2)側に設けられた二次側とが電気的に導通するよう
    に構成されており、 前記フェイルセーフ回路(600)は、前記複数のスイ
    ッチング素子(61a〜61d)を全てオフさせた状態
    に保持するときに、前記昇圧用スイッチング素子(4
    2)をオフさせた状態に保持するものであることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の放電灯装置。
  4. 【請求項4】 前記フェイルセーフ回路(600)は、
    前記判定に基づく前記電力供給の停止と開始が所定時間
    又は所定回数続いた場合に、前記複数のスイッチング素
    子(61a〜61d)を全てオフさせた状態に保持する
    ものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    1つに記載の放電灯装置。
  5. 【請求項5】 前記フェイルセーフ回路(600)は、
    前記判定に基づく前記電力供給の停止と開始が所定時間
    および所定回数のいずれか早い方まで続いた場合に、前
    記複数のスイッチング素子(61a〜61d)を全てオ
    フさせた状態に保持するものであることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1つに記載の放電灯装置。
  6. 【請求項6】 直流電圧源(1)の電圧を昇圧するトラ
    ンス(41)と、 前記トランス(41)によって昇圧された電圧を交流電
    圧に変換して放電灯(2)に電力供給を行うインバータ
    回路(6)と、 前記インバータ回路(6)と前記放電灯(2)の間の電
    気配線部(20)が地絡していることを判定すると、一
    時的に前記電力供給を停止させた後、前記電力供給を開
    始させ、前記地絡判定に基づく前記電力供給の停止と開
    始が所定期間続いた場合に、前記電力供給を停止させた
    状態に保持するフェイルセーフ回路(600)とを備え
    たことを特徴とする放電灯装置。
  7. 【請求項7】 前記フェイルセーフ回路(600)は、
    前記地絡判定に基づく前記電力供給の停止と開始が第1
    の所定時間続いた場合に、前記複数のスイッチング素子
    (61a〜61d)を全てオフさせた状態に保持し、前
    記地絡以外の他の異常が前記第1の所定時間より長い第
    2の所定時間続いた場合に、前記複数のスイッチング素
    子(61a〜61d)を全てオフさせた状態に保持する
    ものであることを特徴とする請求項6に記載の放電灯装
    置。
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US09/304,840 US6232728B1 (en) 1998-05-08 1999-05-05 Discharge lamp apparatus
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JP2009135072A (ja) * 2007-11-08 2009-06-18 Osram-Melco Ltd 高圧放電灯電子安定器
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