JPH11330883A - 積層型フィルタ - Google Patents

積層型フィルタ

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JPH11330883A
JPH11330883A JP13404698A JP13404698A JPH11330883A JP H11330883 A JPH11330883 A JP H11330883A JP 13404698 A JP13404698 A JP 13404698A JP 13404698 A JP13404698 A JP 13404698A JP H11330883 A JPH11330883 A JP H11330883A
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signal
line
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lines
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Masashi Orihara
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Abstract

(57)【要約】 【課題】減衰帯域幅の設定を任意に行うことができる構
成の高周波用の積層型フィルタを提供する。 【解決手段】信号ラインは互いに一端側が接続される第
1の信号ライン4a〜4dと、第2の信号ライン6a〜
6dからなる。第1の信号ライン4a〜4dはグランド
ライン2a〜2fに絶縁層1b〜1jを介して交互に積
層することによりキャパシタを形成する。第2の信号ラ
イン6a〜6d間にはグランドラインを介在させない。
第1の信号ライン4a〜4dの途中の部分、第2の信号
ライン6a〜6dの途中の部分または第1の信号ライン
4a〜4dと第2の信号ライン6a〜6dとの接続部c
を一方の信号端子7に接続する。第2の信号ライン6a
〜6dにおける前記接続部cの反対側を他方の信号端子
8に接続する。グランドライン2a〜2fの一部を接地
端子9に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノイズフィルタに
係り、特に高周波ノイズを除去する分布定数回路を用い
た積層型LCフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】図9(A)は特開平4−2108号公報
に開示された積層型フィルタの積層構造を示す図、図9
(B)はその等価回路図である。図9(A)において、
60a〜60gは絶縁体層、61a〜61cは図9
(B)の信号ラインとなるコイル61を構成する導体、
62a〜62cは導体61a〜61cに絶縁体層を介し
て対向する導体であり、図9(B)のグランドラインと
なるコイル62を構成する。63、64はそれぞれ導体
61a〜61cどうし、導体62a〜62cどうしをそ
れぞれ接続する接続用導体、65はビアホールである。
信号ラインとなるコイル61の両端は、入力端子66、
出力端子67に接続され、グランドラインとなるコイル
62は両端は端子68、69に接続される。このらのコ
イル61、62間にキャパシタ70が形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図9に示す積層型フィ
ルタにおいては、信号ラインとなるコイル61とグラン
ドラインとなるコイル62とが対向してキャパシタ70
を構成しており、このような構造では、キャパシタ70
を増加させるには、層数を増やす必要があり、結果とし
てターン数の増加により、入力端子66、出力端子67
間のインダクタンスも増加してしまう。このため、入出
力端子66、67間のインダクタンスだけを増減させる
ことはできなかった。このため、周波数に対する挿入損
失の変化を表示する減衰特性曲線において、主としてキ
ャパシタンスによる減衰のピークと、インダクタンスに
よる減衰のピークとの組み合わせにより減衰の大きい帯
域幅を設定しようとする場合、減衰帯域幅のみを任意に
調整することが困難であるという問題点があった。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑み、減衰帯域幅
の設定を任意に行うことができる構成の高周波用の積層
型フィルタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、積層
体に内蔵される信号ラインを、互いに一端側を接続され
る第1、第2の信号ラインとにより構成し、前記第1の
信号ラインはグランドラインに絶縁層を介して交互に積
層し対向することによりキャパシタを形成し、前記第2
の信号ラインは前記グランドラインを介在させない積層
構造とし、前記第1の信号ラインの途中の部分、第2の
信号ラインの途中の部分または第1の信号ラインと第2
の信号ラインとの接続部を積層体外面の一方の信号端子
に接続し、第2の信号ラインにおける前記接続部の反対
側端部を積層体外面の他方の信号端子に接続し、前記グ
ランドラインの一部を積層体外面の接地端子に接続した
ことを特徴とする。
【0006】これにより、第2の信号ラインの層数を変
化させることによりインダクタンスのみを変化させるこ
とが可能となり、インダクタンスによる減衰がピークと
なる周波数のみを変化させることが可能となるから、キ
ャパシタンスによる減衰のピークとの組み合わせによ
り、減衰量が所定レベル以下となる減衰帯域幅を任意に
調整することが可能となる。また、第2の信号ラインの
層数は増加させず、第1の信号ラインのグランドライン
との対向層数のみを増減することにより、キャパシタン
スのみを増減して減衰帯域幅を調整することができる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1において、信
号ラインとグランドラインとの対向部に介在させる誘電
体層の誘電率を、その周囲の誘電体層の誘電率より高く
したことを特徴とする。
【0008】これにより、小型で高い容量値が得られる
と共に、各ラインと端子間が容量的に結合される度合を
軽減し、各層間における本来の容量結合が得やすくな
る。
【0009】請求項3の発明は、請求項1または2にお
いて、第1の信号ラインの各層を直線平板状に形成し、
第2の信号ラインの各層を周回形状に形成したことを特
徴とする。
【0010】このように、第1の信号ラインを直線平板
状に形成することにより、キャパシタンスが得易く、第
2の信号ラインは周回形状(L字形、コ字形、一部開口
の箱状)に形成することにより、インダクタンスが得易
くなり、小型化が容易となる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明による積層型フィル
タの一実施の形態を示す積層構造図、図2はその平面
図、図3(A)、(B)、(C)はそれぞれラインの重
なりを示す平面図、等価回路図、外観図である。
【0012】図1、図2において、1a〜1pは絶縁体
層、2a〜2fはグランドライン、3a〜3iは絶縁層
1b〜1jに設けられ、各層上のグランドライン2a〜
2fを接続するビアホール、4a〜4dは第1の信号ラ
イン、5a〜5fは各絶縁層1d〜1iに設けられた第
1の信号ライン4a〜4d接続用のビアホール、6a〜
6dは第2の信号ライン、5i〜5kは各層上の第2の
信号ライン6a〜6dを接続するビアホール、5g、5
hは第1の信号ライン4dと第2の信号ライン6aとを
接続するビアホールである。
【0013】図3(A)に示すように、第1の信号ライ
ン4a〜4dは、これらの第1の信号ライン4a〜4d
よりやや広幅のグランドライン2b〜2fにそれぞれ絶
縁層1c〜1jを介して対向する。
【0014】前記絶縁体層1a〜1pは、製造に当た
り、例えばアルミナとガラスを含む誘電体グリーンシー
トまたはスクリーン印刷により膜状に形成される層とし
て実現され、グランドライン2a〜2fや信号ライン4
a〜4d、6a〜6dは絶縁体層1a〜1p上に銀、銀
−パラジウム等の導体ペーストを層状に印刷することに
より実現され、ビアホール3a〜3i、5a〜5kは、
その中に前記ペーストを印刷によって充填することによ
り実現される。なおここでは図示されていないが第2の
信号ライン6dを覆うように最外層に絶縁層を積層す
る。これらの導体パターンが多数個分形成されたグリー
ンシートが積層され、各チップに切断され、焼成した
後、図3(C)に示す両端の入力端子7、出力端子8、
両側の接地端子9、9を焼きつけおよびメッキによって
設けることにより製造される。
【0015】図3(B)において、前記第1の信号ライ
ン4a〜4d、第2の信号ライン6a〜6dはそれぞれ
1つの信号ライン4、6として表示され、グランドライ
ン2a〜2fは1つのグランドライン2として表示さ
れ、グランドライン2と第1の信号ライン4との間にキ
ャパシタ11が形成される。
【0016】図1、図2に示すグランドライン2aの両
端a、bは図3(C)に示す前記接地端子9、9に接続
され、第1の信号ライン4dにスルーホール5h、5i
を介して接続される第2の信号ライン6aの端部cは一
方の信号端子である入力端子7に接続され、第2の信号
ライン6の端部dは他方の信号端子である出力端子8に
接続される。すなわち、図3(B)に示すように、接地
端子9はグランドライン2の一端に接続され、入力端子
7は第1の信号ライン4と第2の信号ライン6との接続
部cに接続され、出力端子8は第2の信号ライン6の他
方の端部dに接続される。
【0017】このように、第2の信号ライン6をグラン
ドライン2と対向させない構成とすれば、第2の信号ラ
イン6の層数を変化させることによりインダクタンスの
みを変化させることが可能となり、減衰がピークとなる
周波数のみを変化させることが可能となるから、キャパ
シタンスによる減衰のピークとの組み合わせにより、減
衰量が所定レベル以下となる減衰帯域幅を任意に調整す
ることが可能となる。
【0018】また、本発明を実施する場合、第1の信号
ライン4a〜4dと第2の信号ライン6a〜6dは同形
のパターンであってもよいが、本実施例のように、第1
の信号ライン4a〜4dの各層を直線平板状に形成して
いるので、キャパシタンスが得易く、また、第2の信号
ライン6a〜6dは周回形状に形成しているので、イン
ダクタンスが得易くなり、小型化が容易となる。なお、
周回形状に代えてL字形、コ字形等を採用することがで
きる。
【0019】図4は本発明による積層型フィルタにおい
て、第2の信号ライン6の層数を変化させた場合の周波
数特性の変化を示す図であり、第2の信号ライン6の層
数を増やすことにより、フィルタの減衰特性は、図4の
実線から点線のように、第2の信号ラインの持つ減衰極
(減衰量のピーク)がP1からP2へと低周波側に移動
し、一方キャパシタ11側のピークP3は殆ど変化しな
いため、−20dB以上の減衰となる周波数範囲が狭ま
る。このように、第2の信号ライン6の層数の増減によ
り減衰帯域幅を増減することができる。
【0020】図5は本発明による積層型フィルタにおい
て、第1の信号ライン4とグランドライン2の層数を変
化させた場合の周波数特性の変化を示す図であり、互い
に対向する第1の信号ライン6とグランドライン2の層
数を増やすことにより、フィルタの減衰特性は、図5の
実線から点線のように、第1の信号ライン4とグランド
ライン2の持つ減衰極(減衰量のピーク)がP4からP
5へと低周波側に移動し、第2の信号ライン9側のピー
クP6は殆ど変化しないため、−20dB以上の減衰と
なる周波数範囲が広くなる。このように、互いに対向す
る第1の信号ライン4とグランドライン2の層数を増減
することにより、減衰帯域幅を増減することができる。
【0021】図6は本発明の他の実施の形態を示す積層
構造図である。本実施の形態においては、第1の信号ラ
イン4a〜4dとグランドライン2b〜2fとの対向部
に介在させる誘電体層10a〜10hの誘電率を、その
周囲の絶縁体層1c〜1jの誘電率より高くしたもので
ある。具体的には、例えば絶縁体層1a〜1pを前記ア
ルミナ、ガラスの混合体により誘電率が例えば4〜11
程度のものとする一方、誘電体層10a〜10hにはア
ルミナ、ガラスに酸化チタンを混合することにより、誘
電率を例えば20〜100程度に高めたものとする。
【0022】このように、第1の信号ライン4a〜4d
とグランドライン2b〜2f間の対向部の誘電体10a
〜10hの誘電率を高くすることにより、高い容量値が
得られ、また同じ容量値の場合ならば層数を減らすこと
が可能となり、積層型フィルタを小型化することができ
る。さらに、各ライン2a〜2f、4a〜4dと端子7
〜9間が容量的に結合される度合を軽減することができ
るので、各層間における本来の容量結合が得やすくな
り、本来の減衰特性が得やすくなる。
【0023】図7は本発明の他の実施の形態を示す斜視
図、図8(A)はその等価回路図である。本実施の形態
においては、第1の信号ライン4と第2の信号ライン6
の接続部c側のグランドライン2gに前記接地端子9の
接続部e、fを設け、他端側のグランドライン2bをオ
ープンとしたものである。このように接地端子9に接続
する導電層2gは、第1の信号ライン4と第2の信号ラ
イン6との接続部c側に設けてもよい。
【0024】また、図8(B)は第1の信号ライン4の
途中の部分に入力端子7を接続した本発明の他の実施の
形態であり、また、図8(C)は第2の信号ライン6の
途中の部分を入力端子7に接続した本発明の他の実施の
形態である。これらの実施の形態においても、第1の信
号ライン4とグランドライン2との対向層数の増減、あ
るいは第2の信号ライン6の増減によりキャパシタンス
またはインダクタンスを変更し、周波数の減衰帯域幅を
調整することができる。
【0025】なお、信号端子7、8のうち、8を入力端
子、7を出力端子として利用することも可能である。
【0026】
【発明の効果】請求項1によれば、積層体に内蔵される
信号ラインを、互いに一端側を接続される第1、第2の
信号ラインとにより構成し、前記第1の信号ラインはグ
ランドラインに絶縁層を介して交互に積層し対向するこ
とによりキャパシタを形成し、前記第2の信号ラインは
前記グランドラインを介在させない積層構造とし、前記
第1の信号ラインの途中の部分、第2の信号ラインの途
中の部分または第1の信号ラインと第2の信号ラインと
の接続部を積層体外面の一方の信号端子に接続し、第2
の信号ラインにおける前記接続部の反対側端部を積層体
外面の他方の信号端子に接続し、前記グランドラインの
一部を積層体外面の接地端子に接続したので、第2の信
号ラインの層数を変化させることによりインダクタンス
のみを変化させることが可能となり、減衰がピークとな
る周波数のみを変化させることが可能となるから、キャ
パシタンスによる減衰のピークとの組み合わせにより、
減衰量が所定レベル以下となる減衰帯域幅を任意に設定
することが可能となる。また、第1の信号ラインとグラ
ンドラインの層数を同時に変化させることにより、同様
にキャパシタンスの変化により減衰帯域幅を設定するこ
とができる。
【0027】請求項2によれば、請求項1において、信
号ラインとグランドラインとの対向部に介在させる誘電
体層の誘電率を、その周囲の誘電体層の誘電率より高く
したので、小型化で高い容量値が得られると共に、各ラ
インと端子間が容量的に結合される度合を軽減し、各層
間における本来の容量結合が得やすくなる。
【0028】請求項3によれば、請求項1または2にお
いて、第1の信号ラインの各層を直線平板状に形成し、
第2の信号ラインの各層を周回形状に形成したので、第
1の信号ラインを直線平板状に形成することにより、キ
ャパシタンスが得易く、第2の信号ラインは周回形状に
形成することにより、インダクタンスが得易くなり、小
型化が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による積層型フィルタの一実施の形態を
示す積層構造図である。
【図2】図1の積層型フィルタの各層の平面図である。
【図3】(A)、(B)、(C)はそれぞれ本実施の形
態の積層型フィルタのラインの重なりを示す平面図、等
価回路図、外観を示す斜視図である。
【図4】本発明における第2の信号ラインの層数変更に
よる減衰特性の変更を説明する減衰特性図である。
【図5】本発明における第1の信号ラインおよびグラン
ドラインの層数変更による減衰特性の変更を説明する減
衰特性図である。
【図6】本発明による積層型フィルタの他の実施の形態
を示す積層構造図である。
【図7】本発明による積層型フィルタの他の実施の形態
を示す積層構造図である。
【図8】(A)は図7の等価回路図、(B)、(C)は
それぞれ本発明の他の実施の形態を示す等価回路図であ
る。
【図9】(A)は従来の積層型フィルタの一例を示す積
層構造図、(B)はその等価回路図である。
【符号の説明】
1a〜1p:絶縁層、2a〜2g:グランドライン、3
a〜3j、5a〜5m:スルーホール、4a〜4d:第
1の信号ライン、6a〜6d:第2の信号ライン、7:
入力端子、8:出力端子、9:接地端子、10a〜10
h:誘電率の高い誘電体層、11:キャパシタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積層体に内蔵される信号ラインを、互いに
    一端側を接続される第1、第2の信号ラインとにより構
    成し、 前記第1の信号ラインはグランドラインに絶縁層を介し
    て交互に積層し対向することによりキャパシタを形成
    し、 前記第2の信号ラインは前記グランドラインを介在させ
    ない積層構造とし、 前記第1の信号ラインの途中の部分、第2の信号ライン
    の途中の部分または第1の信号ラインと第2の信号ライ
    ンとの接続部を積層体外面の一方の信号端子に接続し、 第2の信号ラインにおける前記接続部の反対側端部を積
    層体外面の他方の信号端子に接続し、 前記グランドラインの一部を積層体外面の接地端子に接
    続したことを特徴とする積層型フィルタ。
  2. 【請求項2】請求項1において、 第1の信号ラインとグランドラインとの対向部に介在さ
    せる誘電体層の誘電率を、その周囲の誘電体層の誘電率
    より高くしたことを特徴とする積層型フィルタ。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、 第1の信号ラインの各層を直線平板状に形成し、第2の
    信号ラインの各層を周回形状に形成したことを特徴とす
    る積層型フィルタ。
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