JPH11331127A - 波長分割多重システム、及びその端局 - Google Patents

波長分割多重システム、及びその端局

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JPH11331127A
JPH11331127A JP10136921A JP13692198A JPH11331127A JP H11331127 A JPH11331127 A JP H11331127A JP 10136921 A JP10136921 A JP 10136921A JP 13692198 A JP13692198 A JP 13692198A JP H11331127 A JPH11331127 A JP H11331127A
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optical signal
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terminal station
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Hajime Morikawa
一 森川
Shinichiro Harasawa
伸一朗 原沢
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の端局が接続されるWDM光通信ネットワ
ークにおいて、プリエンファシスを短時間に自動的に行
うシステムを提供する。 【解決手段】幹線13の終端局である端局10と11に
プリエンファシスを制御するためのコンピュータを設け
る。端局10から端局11に向かう光信号のプリエンフ
ァシスを行う場合には、端局11のコンピュータが制御
を行う。先ず、端局11は、端局12−1〜12−nに
対し、受信している光信号のスペクトル情報を送信さ
せ、情報を取得する。端局11は、自身が受信している
光信号のスペクトル情報も取得しておく。受信された光
信号の送信元毎にデータを整理し、送信側で行うべきプ
リエンファシスの量を算出する。この算出結果に基づ
き、各端局10〜端局12−nにプリエンファシス実行
命令を出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長分割多重(W
DM)光通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信回線の伝送容量の大容量化を
目指して、WDM光通信システムの研究開発が活発に行
われている。WDM光通信システムにおいては、異なる
波長の光に各チャネルを割り当て、各波長の光を変調し
た後、波長多重して伝送する。通信システムの伝送特性
は、光信号のSN比(OSNR)によって測られる。し
かし、伝送路中に設けられる光中継器の利得特性などに
より、送信局側で、各波長の光信号のレベルを一致させ
て送出しても、受信局側では、各波長の光信号のレベル
が異なってしまう。すなわち、複数多重されている光信
号のうち、特定の波長の光信号のOSNRが悪化するた
め、システムの伝送特性は、OSNRの良い波長の光信
号があるにもかかわらず、最も悪いOSNRによって評
価されてしまう。従って、WDM光通信システムにおい
ては、受信局で光信号を受信する場合、いずれの波長の
光信号のOSNRも同程度の良い値を示すことが要求さ
れる。受信局側で受信した各波長の光信号のOSNRを
同程度に調整するために採用されるのが、プリエンファ
シス技術である。
【0003】図14は、プリエンファシス技術を説明す
る図である。同図(a)には、送信側でプリエンファシ
スを行っていない、すなわち、各波長の光信号のパワー
レベルを揃えて送信した場合を示している。送信された
光信号は、伝送路中に設けられている光増幅器(中継
器)の利得特性により、OSNRの劣化を受ける。すな
わち、光増幅器で光信号が増幅される場合には、ASE
(Amplified Spontaneous Emittion)がノイズとして
光信号に加えられると共に、同図(a)の真ん中に示さ
れるように、光増幅器の利得特性が各波長の光信号が配
置されている波長位置によって異なることによる、光信
号のレベル差が生じる。従って、受信側では、ノイズが
加えられ、更に、波長毎にパワーレベルの異なった光信
号を受信しなくてはならない。その様子を示したのが、
同図(a)の右側である。従って、光信号のOSNRに
バラツキが生じる。
【0004】同図(b)は、プリエンファシスを送信側
で行う場合を説明する図である。プリエンファシスを行
う場合には、受信側で受信されたとき、OSNRが悪く
なる波長の光信号を予めパワーを大きくして送信し、こ
れに対し、受信されたときにOSNRが比較的悪くなら
ない波長の光信号は相対的にパワーを小さくして送信す
る。このような波長多重光信号が送信されると、伝送路
で、送信時にパワーの比較的小さい波長の光信号は大き
く増幅され、送信時にパワーの比較的大きい波長の光信
号は少ししか増幅されない。従って、受信側では、各波
長の光信号のパワーレベルが比較的揃った光信号を受け
取ることが出来る。その様子を示したのが同図(b)の
右側である。同図(b)の真ん中に示されているよう
に、利得特性は、この場合、中心が大きく、周辺に行く
に従い利得特性が小さくなっているので、プリエンファ
シスを行う場合には、利得帯域の周辺部の波長の光信号
のパワーレベルを大きくするように調整する。
【0005】実際には、伝送路全体の利得特性が予め分
かっていることはほとんど無く、受信側での光信号の状
態を見てプリエンファシスをどのように行うかを調整す
る。また、受信側では、光信号とともにノイズも一緒に
受信するので、各波長の光信号のパワーレベルが揃って
いるよりも、各波長の光信号のOSNRが揃っているほ
うが、伝送特性として良いことになるので、プリエンフ
ァシスで光信号が受信される場合の各波長間のOSNR
をなるべく揃えるように調整する。
【0006】ところで、最近では、光通信ネットワーク
をユーザの要求により柔軟に対応することが出来るよう
に、幹線伝送路の終端局である2つのトランク局を接続
する伝送路に、特定の波長の光信号を分岐して別の端局
(ブランチ局)に送信したり、ブランチ局からの当該特
定の波長の光信号を幹線伝送路に挿入する光アド/ドロ
ップ多重(OADM)システムの構築が望まれるように
なった。OADMシステムにおいては、伝送路に特定の
波長を分岐・挿入するブランチングユニット(BU)が
設けられる。特に、OADMシステムに使用されるブラ
ンチングユニットをOADM BUと呼ぶ。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】対向する2端局間を接
続する線形ネットワークのように、OADM BUを含
まないシステムでは、OSNRの各波長の光信号毎のば
らつきを抑圧するために対向局のプリエンファシスをO
SNRの低いものは強く、高いものは弱くしてやるだけ
でよく、人間が手動でやっても比較的容易にできた。
【0008】一方、OADM BUを含むシステムで
は、複数の局間でどの程度のプリエンファシスを行うか
を決めるため、非常に手順が複雑で、人間が手動で作業
をするには時間と手間がかかる。各波長毎に行われるプ
リエンファシスの量を初期設定しても、経時劣化、伝送
路の障害による割り入れなどによって、OSNRのばら
つきが抑えられなくなり、特に長距離伝送システムでは
大きな問題となる。
【0009】また、各受信局でOSNRのばらつきを抑
圧するために、各局が個別にプリエンファシスをかけよ
うとしても、信号光はお互いに伝送路内で影響を及ぼし
合うためになかなかプリエンファシスが収束しなくな
る。従来、プリエンファシスを短時間におこなう方法は
なく、これを可能にする方法が求められている。
【0010】本発明の課題は、複数の端局が接続される
WDM光通信ネットワークにおいて、プリエンファシス
を短時間に自動的に行うシステムを提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のシステムは、複
数の端局がネットワークで接続された波長分割多重光通
信システムにおいて、幹線伝送路の終端を行い、該波長
分割多重光通信システムに含まれる各端局のうち、光信
号を送信する端局で行われるプリエンファシスを制御す
る制御手段を備えた第1の端局と、幹線伝送路を伝播す
る波長多重光信号のうち所定の波長の光信号を分岐、挿
入する分岐・挿入手段と、該分岐・挿入手段に接続さ
れ、幹線伝送路から該所定の波長の光信号を受信し、該
幹線伝送路へ挿入すべき所定の波長を有する光信号を送
信する第2の端局とを備え、該波長分割多重システム内
を該第1の端局が受信局となるような方向に送信される
波長多重光信号に対してプリエンファシスを行う際、該
制御手段は、該第1の端局が受信する光信号のスペクト
ル情報を取得すると共に、該第2の端局にその端局が受
信する光信号のスペクトル情報を送信させ、該第2の端
局から受信したスペクトル情報を取得すると共に、該第
1及び第2の端局から取得したスペクトル情報を用い
て、光信号を送出する端局に対しどのようなプリエンフ
ァシスを行うべきかを指示することを特徴とする。
【0012】本発明の端局は、幹線伝送路に複数の分岐
伝送路が形成され、該分岐伝送路に1以上の端局が接続
されたネットワーク構成を有する波長分割多重システム
における、該幹線伝送路に接続された端局であって、波
長多重光信号を受信する端局から、該端局によって受信
されてた光信号のスペクトル情報を取得し、該スペクト
ル情報に基づいて光信号の送信を行う端局に対してどの
ようなプリエンファシスを行うかを指示する制御手段を
備えたことを特徴とする。
【0013】本発明によれば、システムに接続されてい
る端局のプリエンファシスを1個所の端局に備えられた
制御手段によって統合的に制御するので、プリエンファ
シスを制御する際に混乱を来すことなく、短時間で処理
を終えることが出来る。
【0014】また、制御手段によって自動的にプリエン
ファシスを行うので、人間が複雑な作業を時間をかけて
やる必要がないので、コストパフォーマンスが良い。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のシステムの原理
構成を示す図である。同図の構成では、幹線13は両端
局10、11(トランク局)を接続しており、幹線の途
中には幹線から分岐線14を引き出すためのブランチン
グユニットBU1〜nが設けられている。各ブランチン
グユニットBU1〜nには、それぞれ端局12−1〜1
2−n(ブランチ局)が接続されている。端局10、1
1及び端局12−1〜12−nには、制御情報をやり取
りするための監視制御信号(SV信号)の送受信を制御
するSVコントロール回路が設けられている。SV信号
は、いずれかの端局から送出されると、分岐線14及び
幹線13を伝送され、全ての端局10、11、12−1
〜12−nを周回するようにして、SV信号を送出した
端局で終端される。
【0016】また、端局10、11、12−1〜12−
nには、受信した波長多重光信号のスペクトル情報を取
得するためのスペクトルアナライザ(スペアナ)が設け
られている。プリエンファシスを行う場合には、各端局
は自局が受信した光信号のスペクトル情報をスペクトル
アナライザで取得して、制御を行う端局10、あるいは
11に送信する。
【0017】トランク局である端局10、11には、ネ
ットワーク全体のプリエンファシスを制御するためのコ
ンピュータが設けられている。本発明の実施形態におい
ては、幹線13の送信局となるトランク局がプリエンフ
ァシスの統一的な制御を行う。同図では、幹線13や分
岐線14は1つの線で表されているが、実際には上り回
線と下り回線の2本の回線で1対の伝送路を形成してい
る。従って、端局10から端局11へ向かう方向を下り
回線とすれば、下り回線に対するプリエンファシスの制
御を行うのは端局11であり、端局11に設けられたコ
ンピュータが全ての端局が受信する光信号のスペクトル
情報を収集する。同様に、上り回線に対してプリエンフ
ァシスを行う場合には、端局10が各端局の受信光信号
のスペクトル情報を収集してプリエンファシスの制御を
行う。したがって、分岐線14に接続された端局12−
1〜12−nは、プリエンファシス自体は、自局が送出
する光信号に対して行うが、プリエンファシスをどの程
度行うかの制御は行わず、端局10あるいは11からの
制御信号を受け取って、この制御信号の指示に従って、
自局が送出する光信号へのプリエンファシス量を制御す
る。
【0018】図2、3は、本発明の実施形態におけるプ
リエンファシス制御の処理の流れを説明する図である。
図2、3では、トランク局Aからトランク局Bに向かう
方向の光信号に対してプリエンファシスを行う場合を考
える。この場合、どの端局がどのようなプリエンファシ
スを行うべきかを指示するのは、トランク局Bの有する
コンピュータである。
【0019】先ず、図2(a)に示されるように、トラ
ンク局Bのコンピュータは各端局に対し、受信した光信
号のスペクトル情報がどうなっているかをブランチ局C
(その他、不図示のブランチ局へも)に送信するよう
に、データ要求を出す。このとき、トランク局Bでは、
自局が受信している光信号のスペクトル情報も自局で計
測して情報として取得しておく。
【0020】データ要求をうけた各端局は、スペクトル
アナライザを使用して、自局で受信している光信号のス
ペクトル情報を取得し、その結果を対向回線のSV信号
を使ってトランク局Bに送信する。
【0021】図2(b)に示されるように、各端局から
のスペクトル情報を受け取ったトランク局Bのコンピュ
ータは、各受信局のOSNRの平均と各波長の光信号の
OSNRの偏差(あるいは、比)を求める。ここで、コ
ンピュータは、所定の処理を行って、どの端局がどのよ
うなプリエンファシスを行うべきかを決定する。この所
定の処理については後述する。
【0022】次に、図2(c)で、トランク局Bから各
端局(図2(c)の場合は、トランク局Aと、ブランチ
局C)にプリエンファシス命令を送出する。このプリエ
ンファシス命令の送出もSV信号を使って行う。
【0023】各端局でプリエンファシスの処理が終わる
と、図3(a)のように、各端局は、SV信号を使っ
て、トランク局Bにプリエンファシスの終了を通知す
る。ここまでで、1回のプリエンファシス制御処理の流
れが終わる。次に、図3(b)で、再び、トランク局B
のコンピュータは、各ブランチ局に対し受信光信号のス
ペクトル情報を送信するよう、データ要求を出す。各端
局(ブランチ局C)は、このデータ要求に対し、スペク
トルアナライザを用いてスペクトル情報を取得し、取得
したデータをトランク局Bに送信する。また、トランク
局Bでは、自局が受信している光信号のスペクトル情報
も取得する。コンピュータは、これらのデータを解析
し、各局のプリエンファシスが適切に行われているか否
かを判断し、もし、適切でない場合には、各光信号のO
SNRが適切になるまで上記処理を繰り返す。そして、
プリエンファシスが適切に行われるようになったことを
検出すると、全処理を終了する。
【0024】図4は、トランク局以外の局でプリエンフ
ァシスを行う場合を説明する図である。同図において
は、端局Trunk1から幹線の1ファイバ中にチャネ
ル1〜nが波長多重されて送信されている。同図中では
ブランチングユニットは明示されていないが、黒丸がブ
ランチングユニットの機能を示している。すなわち、チ
ャネル2の光信号は、端局Branch2に分岐さると
共に、端局Branch2からチャネル2の光信号が挿
入される。また、チャネル3の光信号は、端局Bran
ch1に分岐されると共に、端局Branch1からチ
ャネル3の光信号が挿入される。更に、チャネル3の光
信号は、端局Branch2へ分岐されると共に、端局
Branch2からチャネル3の光信号が挿入される。
従って、端局Trunk1からのチャネル3の光信号は
端局Branch1で終端される。また、端局Bran
ch1からのチャネル3の光信号は端局Branch2
で終端される。このように、OADMシステムにおいて
は、ブランチ局からブランチ局へ送信される光信号があ
り、これらも考慮してプリエンファシスを行わなくては
ならない。
【0025】すなわち、チャネル2の光信号は端局Tr
unk1から送出され、端局Branch2で終端され
るので、端局Branch2でチャネル2の光信号のO
SNRを測定し、その測定結果を基に端局Trunk1
がプリエンファシスを適切に制御すればよい。しかし、
チャネル3の場合には、端局Branch1から端局B
ranch2に送信される光信号があるので、端局Tr
unk1のみではプリエンファシスを完全に行うことが
出来ず、端局Branch1もプリエンファシスを行う
必要がある。この場合、端局Branch2にコンピュ
ータを設け、端局Trunk1とは独立に、端局Bra
nch1へプリエンファシスの制御命令を行うことも考
えられるが、このような構成にすると、ネットワークの
あちこちで独立にプリエンファシスを制御しようとする
ので、制御が複雑になりなかなか最適なプリエンファシ
ス量に収束しなくなる。そこで、どのようなプリエンフ
ァシスを行うかは、端局Trunk1に対向するトラン
ク局のコンピュータが一括して算出し、端局Branc
h1は、端局Trunk1に対向するトランク局から送
信されてきた制御内容に基づいてプリエンファシス制御
を行うようにする。
【0026】図5は、トランク局のコンピュータの行う
データ処理を説明する図である。先ず、前述したよう
に、プリエンファシス制御のためのデータ処理を行うト
ランク局では、ネットワークの各端局に受信光信号のス
ペクトル情報を送信するように要求を出す。各スペクト
ル情報を受け取ると、受信局(T)で受信するチャネル
数(NR (T))、受信局(T)の平均OSNR(Av
R (T))、及び、チャネルiのOSNR(OSNR
i(T))をデータとして保持する。ここで、Tは、端
局の番号(T1、B1、B2、・・・、BN、T2)で
ある。受信局(T)での平均OSNRは、以下の式で求
める。
【0027】
【数1】
【0028】次に、受信局毎に各チャネルのOSNRの
平均OSNRとの比を求める。 Di(T)=AveR (T)/OSNRi(T) そして、各受信局で受ける信号と、その信号を送信した
局とを同図(a)のようなテーブルで管理する。このテ
ーブルには、受信局で受信される光信号を送信した端局
の端局番号が登録される。ここで、Tiはトランク局、
Biはブランチ局を示す。同図(a)の例では、チャネ
ル1に関しては、受信局B2のコラムにはトランク局T
1が送信局として登録されている。チャネル2について
は、端局B1が受信する光信号は端局T1から送信され
てきており、端局B2が受信する光信号は端局B1から
送信されてきていることが示されている。
【0029】次に、同図(a)のテーブルを基にして、
送信局別に上記で求めた比を並べ替えて同図(b)のよ
うなテーブルを作る。例えば、送信局がT1の場合の受
信局を同図(a)のテーブルから読み取ると、チャネル
1に関してはB2が受信局となっており、チャネル2に
関してはB1が受信局となっている。従って、同図
(b)のテーブルにおいては、送信局がT1でチャネル
1の欄には、受信局B2におけるOSNRの比D(B
2)1が登録される。また、送信局がT1でチャネル2
の欄には受信局B1におけるOSNRの比D(B1)2
が登録される。同様にして、送信局がB1の場合には、
同図(a)のテーブルによれば、端局B1からのチャネ
ル2の信号の受信局はB2となっているので、同図
(b)のテーブルの送信局がB1で、チャネル2の欄に
は受信局B2におけるOSNRの比D(B2)2が登録
される。以下、図示されてはいないが、同様なデータが
同図(b)には登録される。
【0030】そして、同図(b)のテーブルを参照し
て、送信局毎にOSNRの比の平均値を求める。
【0031】
【数2】
【0032】ここで、Ns(T)は送信局(T)から送
信するチャネル数、AveS (T)は送信局(T)での
OSNRの比の平均、そして、Tは前述と同じく、局番
号を表す。
【0033】更に、上記で求めた平均AveS (T)と
当該送信局の欄に登録されている各チャネルのOSNR
の比D(T)iとの比を求める。それをデシベル単位に
変換すると、
【0034】
【数3】
【0035】となり、このP(T)iが当該送信局のチ
ャネルiに対するプリエンファシス量となる。ここで、
P(T)iは、平均AveS (T)との比を用いている
ので、送信局から送信するチャネル全体のパワーを上げ
るか、下げるかという点に関しては考慮されていない。
これは、送信局から、主信号と一緒に送信されるダミー
光のレベルを調整することによって行う。ダミー光は、
光増幅器がALC動作していることを利用して、ダミー
光のパワーレベルを上下することによって、主信号全体
のパワーレベルの調整を行うものである。すなわち、ダ
ミー光のパワーレベルを上げると主信号全体のパワーレ
ベルが減少し、ダミー光のパワーレベルを下げると主信
号全体のパワーレベルが増加するというものである。
【0036】ダミー光のパワーレベルの調整量は、デシ
ベル単位で以下のように与えられる。
【0037】
【数4】
【0038】なお、ここでは、送信局から送信する光信
号全体のレベル調整をダミー光を用いて行うことを記載
したが、必ずしもダミー光を用いなくても光増幅器や光
アッテネータを使って、10log{AveS (T)}
(デシベル)の分だけ全体のレベルを変化させるように
してもよい。
【0039】図6は、データ要求のコマンドとデータの
流れを示す図である。ここでは、トランク局2からトラ
ンク局1へ、即ちB方向に伝送される光信号のプリエン
ファシスを行う場合について説明する。なお、同図では
ブランチ局が1つだけ設けられているが、複数設けられ
ていても同様である。
【0040】トランク局1は、先ず、ブランチ局にデー
タ要求のコマンドを送信する()。コマンドは、ブラ
ンチングユニットBUでブランチ局側へ送られ()、
受信される。ブランチ局は、回線のOSNRをスペク
トルアナライザで解析し、スペクトル情報を得る。そし
て、得られたスペクトルデータをからSV信号にのせ
て送信する。この情報は、トランク局1ので受信され
る。一方、トランク局1で回線を介して受信される光
信号のスペクトル情報は、トランク局1でスペクトルア
ナライザを使ってスペクトル情報を解析し、自局に記録
する()。
【0041】このように、上り回線と下り回線が設けら
れている状態で、B方向の光信号のプリエンファシスを
行う場合には、B方向の光信号の受信局であるトランク
局1がプリエンファシスの制御を行う。同様に、A方向
の光信号のプリエンファシスを行う場合には、A方向の
光信号の受信局であるトランク局2でプリエンファシス
の制御を行う。データやコマンドの流れは、前述したの
と同様であり、方向が逆で使用する回線が異なるだけで
ある。
【0042】なお、上記では、受信側のトランク局がプ
リエンファシスの制御を行うように説明したが、送信側
のトランク局がプリエンファシスの制御を行うようにす
ることも可能であり、この場合には、受信側のトランク
局へもスペクトル情報を送信するようにコマンドを発行
する。この場合、送信側であるプリエンファシスの制御
を行うトランク局では、自局で受信する光信号のスペク
トル情報を取得する必要はない。
【0043】図7は、トランク局の構成例を示した図で
ある。同図の丸で囲まれた数字は、図6の番号に対応し
ている。端局としてのトランク局は、送信機70と受信
機71とからなっている。送信機70は、光信号の光源
となる波長λ1〜λnのレーザダイオードLD73が設
けられており、これらは、LD制御回路72によって駆
動される。これらのLD制御回路72から出力される光
信号は、合波器であるAWG(Arrayed Waveguide Gr
ating )74によって波長多重される。波長多重された
光信号は光増幅器75によって増幅され、カプラ76に
入力される。光増幅器75には、SV送信回路78が接
続されており、光増幅器75の増幅率を制御して、SV
信号を主信号に重畳する。
【0044】光増幅器75から出射された光信号は、カ
プラ76で一部が分岐され、スペクトルアナライザ77
に入力される。スペクトルアナライザ77は、送信機7
0から送出される光信号のスペクトル情報を取得し、所
望のスペクトルが得られているかを検出して、LD制御
回路72にフィードバックをかけるものである。LD制
御回路72は、スペクトルアナライザ77からの情報を
下に、各波長のLD73の出力レベルを調整する。プリ
エンファシスを調整する場合には、プリエンファシスが
所望の通りに行われているか否かを検出し、フィードバ
ックをかけて最適なプリエンファシスを実現するために
使用される。
【0045】受信機71では、伝送されてきた光信号
を、カプラ87で一部分岐して、スペクトルアナライザ
88に送る。ここで、受信された光信号のスペクトル情
報を取得して、プリエンファシスの制御のための情報を
得る。カプラ87を通り抜けた光信号は、光増幅器86
で増幅された後、分散補償ファイバ85で伝送路分散を
補償された後、再び光増幅器84で増幅される。分散補
償ファイバ85の後段に光増幅器があるのは、分散補償
ファイバのロスを補償するためである。
【0046】光増幅器84から出力された光信号は、分
波器であるAWG83に入力され、各波長の光信号に分
波される。各波長の光信号は、カプラ82で分岐され、
光スイッチ89で1つの波長の光信号が選択された後、
SV受信機90でSV信号が受信される。このSV信号
には各局のスペクトル情報が含まれている。カプラ82
を通過した光信号は、光受信器81で主信号が受信され
る。
【0047】スペクトルアナライザ88で得られたスペ
クトル情報とSV信号によって送信されてきたスペクト
ル情報は、プリエンファシス制御回路79に入力される
と共に、コンピュータ80で前述の処理がされる。処理
結果は、再びプリエンファシス制御回路79に戻され、
プリエンファシス制御信号に変換されて、LD制御回路
72に印加される。LD制御回路72は、このプリエン
ファシス制御信号に基づいてLD73の出力を調整し
て、所望のプリエンファシス制御を行う。プリエンファ
シスが正常に実行するために、前述したフィードバック
により自動制御がかけられる。
【0048】図8は、ブランチ局の構成の一例を示す図
である。図6に示されるように、ブランチ局には4本の
伝送路が接続されるので、送信機と受信機のペアも2組
必要となる。また、同図の丸で囲まれた数字は、図6の
丸で囲まれた数字に対応する。
【0049】ブランチ局には送信機100、101と受
信機102、103が設けられている。それぞれの送信
機の構成、及び受信機の構成は同じなので、送信機、受
信機1つずつについて説明する。
【0050】受信機103で受信した光信号のスペクト
ル情報を取得し、プリエンファシス制御回路114に入
力する。受信機103の構成は、受信機102の構成と
同じであり、入力された光信号をカプラ105で分岐し
て、スペクトルアナライザ104に入力する。スペクト
ルアナライザ104は、スペクトル情報を解析して取得
し、不図示のプリエンファシス制御回路(送信機100
を制御するもの)に送られる。
【0051】カプラ105を通過した光信号は、光増幅
器106、分散補償ファイバ107、及び光増幅器10
8を通過して、分波器であるAWG109によって分波
される。各波長の光信号は、カプラ110によって光ス
イッチ112に送られ、SV受信回路113でSV信号
が受信される。カプラ110を通過した光信号は、各波
長毎に光受信器111によって受信される。SV受信回
路113によって受信されたSV信号からプリエンファ
シスに関する情報を取得し、プリエンファシス制御回路
114に入力する。
【0052】LD制御回路121は、プリエンファシス
制御回路114からの指示に従い、LD120のパワー
を制御して、各波長の光信号に適切なプリエンファシス
を施す。各波長のLDから出力された光信号は合波器で
あるAWG119によって合波され、光増幅器118に
入力される。光増幅器118の増幅率はプリエンファシ
ス制御回路114によって制御されるSV送信回路11
7によって変化させられ、SV信号が、主信号に重畳さ
れるようになっている。このようにして、SV信号が重
畳された光信号は、カプラ115で一部分岐され、スペ
クトルアナライザ116で出力光信号のスペクトルがチ
ェックされる。チェック結果はLD制御回路121にフ
ィードバックされ、正しくプリエンファシスが行われる
ようにLD120の各レベルを調整する。カプラ115
を通過した光信号はそのまま伝送路へと出力される。
【0053】図9は、トランク局及びブランチ局に設け
られる送信機の別構成例を示した図である。同図の構成
は、SV信号専用の波長を設け、SV信号を主信号に波
長多重して送信する場合の、送信機の構成である。
【0054】送信機130の構成のほとんどは前出の送
信機と同じである。すなわち、LD136を駆動するL
D制御回路137が設けられ、スペクトルアナライザ1
32からのスペクトル情報がフィードバックされて、各
波長の光信号のパワーレベルを調整する。また、各波長
のLDから出力される光信号は、合波器であるAWG1
35で合波され、カプラ134に入力される。カプラ1
34では、SV送信回路139で生成された電気SV信
号が波長λsvのLD138から出力される光のSV信
号を主信号と合波する。このようにして生成された光信
号は、光増幅器133で増幅され、カプラ131で一部
分岐された後、カプラ131を通過して伝送路に出力さ
れる。カプラ131で分岐された光信号はスペクトルア
ナライザ132に送られ、スペクトル情報の解析に使わ
れる。
【0055】図10は、トランク局のコンピュータがプ
リエンファシス制御の際に行う処理を表すフローチャー
トである。なお、点線で囲まれたステップはトランク局
のコンピュータが行う処理ではない。
【0056】先ず、ステップS1で各受信局に受信光信
号のスペクトルに関するデータの要求を出す。ステップ
S2は、各受信局が行う処理であり、スペクトルアナラ
イザのデータから各波長の光信号のOSNRを求め、ト
ランク局のコンピュータにデータを送信する。ステップ
S3で、コンピュータがデータを受信すると、各受信局
毎にOSNRの平均及び各信号の偏差(比)を求める。
ステップS4で、光信号の偏差が、平均より低ければ強
く、高ければ弱くなるようにプリエンファシスを設定す
る。そして、ステップS5で各光信号の送信局に対し、
プリエンファシス命令を送信する。ステップS6は、プ
リエンファシス命令を受け取った端局の動作であり、各
送信局はプリエンファシスを実行する。
【0057】ステップS7でトランク局のコンピュータ
は、プリエンファシス終了の通知を受けるまで待機す
る。ステップS8で、再び各局にデータを要求し、デー
タを受け取ったら各局のデータが規格を満足しているか
否かを判断する(ステップS9)。規格とは、どの程度
のOSNRまでを容認するかという許容範囲であって、
これはシステムの設計者が適宜設定すべきものである。
【0058】データが規格を満たしていない場合には、
ステップS3に戻って、データが規格を満たすようにな
るまで処理を繰り返す。ステップS9で、データが規格
を満たしている場合には、プリエンファシス処理を終了
する。図11、12は、受信局でのデータ処理を説明す
るフローチャートである。
【0059】図11は、データ要求を受けた場合を示
し、図12は、プリエンファシス実行命令を受けた場合
である。図11に示されるように、データ要求を受ける
と、ステップS10で、SV受信回路で、データ要求の
コマンドを受信し、プリエンファシス制御回路に命令を
伝達する。ステップS11で、プリエンファシス制御回
路は、スペクトルアナライザを通して、OSNRを測定
して、そのデータをSV送信回路に伝える。そしてステ
ップS12で、SV送信回路は、当該データをSV信号
にのせて、データ要求をしてきたトランク局のコンピュ
ータに送信する。
【0060】プリエンファシス実行命令を受けた場合に
は、図12に示されるように、ステップS13で、SV
受信回路で当該命令のコマンドを受信し、プリエンファ
シス制御回路に命令を伝達する。ステップS14で、プ
リエンファシス制御回路はLD制御回路に対して、各波
長毎のプリエンファシス量を設定する。ステップS15
で、LD制御回路は、各波長のプリエンファシスを送信
端局に設置したスペクトルアナライザで監視しながら、
設定する。最後に、ステップS16で、LD制御回路
は、プリエンファシスが終了すると、その旨を通知し、
プリエンファシス制御回路を通し、SV信号にのせて送
信する。
【0061】図13は、光信号の全体のレベル調整にダ
ミー光を使わない場合の構成を示す図である。上記で
は、各波長毎の相対的なパワーレベルを調整した後、全
体のパワーレベルをダミー光のパワーレベルを調整する
ことによって行うことを示したが、全体のパワーレベル
を調整するのに必ずしもダミー光を使わなくてはならな
いわけではない。
【0062】すなわち、同図のように、OADM BU
内に可変アッテネータATT1〜6を入れておき、端局
から送信されるSV信号等を受け取って、減衰量を調整
するように構成することが可能である。上り回線につい
ては、OADM BUの入り口に可変アッテネータAT
T1が設けられている。これは、上り側から送られてき
た光信号の全体のレベルを調整するものである。サーキ
ュレータ1を通過した光信号は、ファイバーグレーティ
ングFG1に入力され、同図の場合には、波長λ1の光
信号が反射され、サーキュレータ1によって、ブランチ
局側へドロップされる。さらに、ファイバグレーティン
グFG1を通過した光信号はファイバグレーティングF
G2に入力され、波長λ2の光信号が反射され、ブラン
チ局側へドロップされる。ここでドロップされた光信号
は、可変アッテネータATT2が設けられている。この
可変アッテネータATT2の作用は、同図のように、2
以上の波長がドロップされるときには、ブランチ局へ送
信される光信号の全体のレベル調整を行うものである。
【0063】ファイバグレーティングFG1、FG2を
通過した光信号はスルー光として送出される。ブランチ
局から上り回線にアドされる光信号は、可変アッテネー
タATT3に入力され、全体のレベルが調整されてか
ら、サーキュレータ2に入力し、ファイバグレーティン
グFG1、FG2で反射されて、再びサーキュレータ2
を通過して送出されていく。この時、可変アッテネータ
ATT3は、ブランチ局からの光信号の全体のパワーレ
ベルを調整する。
【0064】下り回線については、上り回線と同様であ
って、下り回線から入力した光信号は可変アッテネータ
ATT4で全体のパワーレベルが調整される。次に、サ
ーキュレータ3とファイバグレーティングFG3、FG
4の作用により、波長λ1とλ2の光信号がドロップさ
れる。ドロップされた光信号は可変アッテネータATT
5によってドロップされた光信号の全体のレベル調整が
行われる。アドされる光信号は、可変アッテネータAT
T6によって全体のレベル調整が行われ、サーキュレー
タ4とファイバグレーティングFG3、FG4の作用に
よってスルー光にアドされて送出されていく。
【0065】このように、光信号の全体のレベルの調整
は、ダミー光を使用する方法のみではなく、端局からの
指示にしたがって減衰量を変化させることの出来る可変
アッテネータを適所に挿入することによっても可能であ
り、当業者によれば、その他様々な方法が考えられるで
あろう。従って、本発明は、ダミー光の使用にのみ限ら
れるものではない。
【0066】また、本実施形態においては、2つのトラ
ンク局がある直線型のネットワークについてのみ説明し
たが、トランク局が1つのみあり、幹線伝送路がこの1
つのトランク局から引き出され、同じ1つのトランク局
で終端されるような、リング状ネットワークにも同様に
適用が可能である。すなわち、図1の端局10と11の
役割を1つのトランク局が合わせ持つように構成すれば
よい。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、WDM光通信システム
の中でもOADMシステムのように、複数の端局が幹線
伝送路に接続され、特定の波長が複数の端局にドロップ
されたり、複数の端局からアドされるような場合にも、
最適なプリエンファシスを混乱無く、しかも短時間で自
動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムの原理構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態におけるプリエンファシス制
御の処理の流れを説明する図(その1)である。
【図3】本発明の実施形態におけるプリエンファシス制
御の処理の流れを説明する図(その2)である。
【図4】トランク局以外の局でプリエンファシスを行う
場合を説明する図である。
【図5】トランク局のコンピュータの行うデータ処理を
説明する図である。
【図6】データ要求のコマンドとデータの流れを示す図
である。
【図7】トランク局の構成例を示した図である。
【図8】ブランチ局の構成の一例を示す図である。
【図9】トランク局及びブランチ局に設けられる送信機
の別構成例を示した図である。
【図10】トランク局のコンピュータがプリエンファシ
ス制御の際に行う処理を表すフローチャートである。
【図11】受信局でのデータ処理を説明するフローチャ
ート(その1)である。
【図12】受信局でのデータ処理を説明するフローチャ
ート(その2)である。
【図13】光信号の全体のレベル調整にダミー光を使わ
ない場合の構成を示す図である。
【図14】プリエンファシス技術を説明する図である。
【符号の説明】
10、11、12−1〜12−n 端局 13 幹線 14 分岐線 70、100、101、130 送信機 71、102、103 受信機 72、121、137 LD制御回路 73、120、136、138 LD 74、83、109、119、135 AWG 75、84、86、106、108、118、133
光増幅器 76、82、87、105、110、115、122、
131、134カプラ 77、88、104、116、123、132 ス
ペクトルアナライザ 78 SV送信回路 79、114 プリエンファシス制御回路 80 コンピュータ 81、111 光受信器 85、107 分散補償ファイバ 89、112 光スイッチ 90、113 SV受信機(回路) 117、139 SV送信機(回路)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の端局がネットワークで接続された波
    長分割多重光通信システムにおいて、 幹線伝送路の終端を行い、該波長分割多重光通信システ
    ムに含まれる各端局のうち、光信号を送信する端局で行
    われるプリエンファシスを制御する制御手段を備えた第
    1の端局と、 幹線伝送路を伝播する波長多重光信号のうち所定の波長
    の光信号を分岐、挿入する分岐・挿入手段と、 該分岐・挿入手段に接続され、幹線伝送路から該所定の
    波長の光信号を受信し、該幹線伝送路へ挿入すべき所定
    の波長を有する光信号を送信する第2の端局とを備え、 該波長分割多重システム内を該第1の端局が受信局とな
    るような方向に送信される波長多重光信号に対してプリ
    エンファシスを行う際、該制御手段は、該第1の端局が
    受信する光信号のスペクトル情報を取得すると共に、該
    第2の端局にその端局が受信する光信号のスペクトル情
    報を送信させ、該第2の端局から受信したスペクトル情
    報を取得すると共に、該第1及び第2の端局から取得し
    たスペクトル情報を用いて、光信号を送出する端局に対
    しどのようなプリエンファシスを行うべきかを指示する
    ことを特徴とするシステム。
  2. 【請求項2】前記スペクトル情報は、波長多重された光
    信号を構成する各波長の光信号のそれぞれに対するS/
    N比であることを特徴とする請求項1に記載のシステ
    ム。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、光信号を受信する端局毎
    に、対応する各波長の光信号に対する前記S/N比を平
    均し、該平均に対する各波長の光信号の該S/N比の偏
    差を用いて、光信号の送信局にどのようなプリエンファ
    シスを行うべきかを指示することを特徴とする請求項2
    に記載のシステム。
  4. 【請求項4】前記光信号を送出する端局は、プリエンフ
    ァシスを行う場合、異なる波長の光信号間の相対的なレ
    ベル調整と、該レベル調整された各光信号を波長多重し
    た光信号の全体としてのレベル調整を別々に行うことを
    特徴とする請求項1に記載のシステム。
  5. 【請求項5】前記光信号の全体としてのレベル調整は、
    情報を有する主信号とは異なる波長で、該主信号に波長
    多重される光のパワーレベルを調整することによって行
    われることを特徴とする請求項4に記載のシステム。
  6. 【請求項6】幹線伝送路の終端を行い、該波長分割多重
    光通信システムに含まれる各端局のうち、光信号を送信
    する端局で行われるプリエンファシスを制御する制御手
    段を備えた、前記第1の端局と対向する第3の端局を備
    え、第1の端局から第3の端局へと光信号を伝送する伝
    送路と、第3の端局から第1の端局へと光信号を伝送す
    る伝送路によって、該第1の端局と該第2の端局とが接
    続されていることを特徴とする請求項1に記載のシステ
    ム。
  7. 【請求項7】前記第1の端局から前記第3の端局へ伝送
    される光信号に対しプリエンファシスを行う場合には、
    前記第3の端局の制御手段が自局と第2の端局からスペ
    クトル情報を取得し、プリエンファシスの制御を行うこ
    とを特徴とする請求項6に記載のシステム。
  8. 【請求項8】前記第1の端局から前記第3の端局へ伝送
    される光信号に対しプリエンファシスを行う場合には、
    前記第1の端局の制御手段が第3の端局と第2の端局か
    らスペクトル情報を取得し、プリエンファシスの制御を
    行うことを特徴とする請求項6に記載のシステム。
  9. 【請求項9】前記第3の端局から前記第1の端局へ伝送
    される光信号に対しプリエンファシスを行う場合に、前
    記第3の端局の制御手段が第1の端局と第2の端局から
    スペクトル情報を取得し、プリエンファシスの制御を行
    うことを特徴とする請求項6に記載のシステム。
  10. 【請求項10】幹線伝送路に複数の分岐伝送路が形成さ
    れ、該分岐伝送路に1以上の端局が接続されたネットワ
    ーク構成を有する波長分割多重システムにおける、該幹
    線伝送路に接続された端局であって、 波長多重光信号を受信する端局から、該端局によって受
    信されてた光信号のスペクトル情報を取得し、該スペク
    トル情報に基づいて光信号の送信を行う端局に対してど
    のようなプリエンファシスを行うかを指示する制御手段
    を備えたことを特徴とする端局。
  11. 【請求項11】前記スペクトル情報は、受信された光信
    号の各波長毎のS/N比であることを特徴とする請求項
    10に記載の端局。
  12. 【請求項12】前記制御手段は、前記波長多重光信号を
    受信した端局毎に対応する前記S/N比を平均し、該平
    均からの各S/N比の偏差を各端局毎に算出し、該偏差
    に基づいて前記光信号の送信を行う端局にどのようなプ
    リエンファシスを行うかを指示することを特徴とする請
    求項11に記載の端局。
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