JPH1133247A - シートバックのトリムカバー吊り込み構造 - Google Patents

シートバックのトリムカバー吊り込み構造

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JPH1133247A
JPH1133247A JP20259997A JP20259997A JPH1133247A JP H1133247 A JPH1133247 A JP H1133247A JP 20259997 A JP20259997 A JP 20259997A JP 20259997 A JP20259997 A JP 20259997A JP H1133247 A JPH1133247 A JP H1133247A
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slit
wall
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trim cover
hook
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Shigeo Takagi
茂夫 高木
Hirozo Takeuchi
博三 竹内
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Tachi S Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トリムカバー内部での手探り作業を省略する
とともに、シートバックにおけるホグリングレス化を可
能とする。 【構成】 壁付きスリット12の設けられた係止プレート
14が、シートバック本体18の背裏に露出して設けられて
いる。そして、弾性的な縮幅の可能なフック片20a を有
するフックプレート20が、トリムカバー22の背裏の内面
に固着されるとともに、フック片の係合可能な高さの段
差が、壁付きスリット12の開口の上端12b-U 、下端12b-
L 間に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シートバックの
トリムカバーを、その背裏において部分的に吊り込んで
係止するシートバックのトリムカバー吊り込み構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、乗用車等の車両用シートのシ
ートバックにおいては、通常、シートバックフレームの
回りの所定位置に弾性体としてなるシートパッドを配置
して、対応形状のシートバック本体が形成される。そし
て、このシートバック本体を、表皮等からなるトリムカ
バーで被覆することによって、着座者の上体を背後から
弾性的に支持可能なシートバックが形成されている。
【0003】このようなシートバックのトリムカバーと
して、たとえば、下端等の一端に開口を有する略袋状の
構成が一般的に知られ、その開口からのシートバック本
体の挿入、つまりはシートバック本体の上方からの被装
によって、トリムカバーによるシートバック本体の被覆
が可能となっている。
【0004】ところで、乗用車のフロントシートとして
装着されるシートのシートバック等においては、当該シ
ートの後部とその後列シートの前部との間に、後列シー
ト着座者のためのレッグスペース(ニースペースともい
う)を十分に確保する必要性のあることから、シートバ
ックの背面、つまり背裏の当該部分を前方に薄くした構
成が一般的となっている。このような構成においては、
シートバックの背裏上部が他の部分、つまりレッグスペ
ース部分より後方に厚いため、レッグスペース部分にお
けるトリムカバーのたわみが生じやすくなり、これに伴
う外観品質の低下を招く虞れがある。
【0005】そこで、トリムカバーの背裏をシートバッ
ク本体への吊り込みのもとで部分的に係止して、レッグ
スペースの確保、およびトリムカバーのたわみ等の防止
をはかる構成が、実開平07−012000号公報において開示
されている。このような構成によれば、トリムカバーの
背裏が、レッグスペース部分において適切に張設される
ため、後列シート着座者のレッグスペースが容易に確保
できるとともに、レッグスペース部分におけるトリムカ
バーのたわみが防止できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記実開平07−012000
号公報に開示の公知の構成においては、トリムカバーの
内面に固着されたリテーナを、シートバックフレームの
トリムワイヤに対し、ホグリング等で連結、係止するこ
とによって、トリムカバーの対応箇所の吊り込みが可能
となっている。
【0007】しかし、トリムカバーが略袋状であるた
め、その内部におけるホグリングの止め作業は、作業者
に手探りでの作業を強いることになる。そのため、この
公知の構成においては、作業性の低下が避けられない。
【0008】そして、このような手探りのもとでのホグ
リングの止め作業は、作業者の作業勘に頼るところが大
きいため、作業者の熟練度により、作業性および作業の
確実性に差異が生じやすい。
【0009】また、ホグリングによる止め作業は、ホグ
リングのための専用設備、たとえばホグリンガー等の専
用工具や圧搾空気を供給するための装置等が必要となる
ため、設備投資の増大化、および作業の煩雑化が避けら
れない。
【0010】ところで、シートバック本体とトリムカバ
ーとをその着座面間で接着した、いわゆる接着成形シー
トが、シートバックの一構成として知られている。この
種の接着成形シートにおいては、着座面サイドでの吊り
込み、係止が不要となるため、この部分において、ホグ
リングは省略される。しかし、公知の構成においては、
背裏における吊り込みにホグリングを使用するため、シ
ートバックにおけるホグリングレス化が容易にはかられ
ない。
【0011】この発明は、トリムカバー内部での手探り
作業を省略するとともに、シートバックにおけるホグリ
ングレス化を可能としたシートバックのトリムカバー吊
り込み構造の提供を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明によれば、シートバック本体の前面方向に
立設した周壁を少なくとも上下端に有する、左右方向に
延びた壁付きスリットの設けられた係止プレートが、シ
ートバック本体の背裏の吊り込み位置に少なくとも壁付
きスリットの開口を整列、露出可能に、シートバックフ
レームの左右サイド間に架設、固定されている。
【0013】そして、外圧による強制的、かつ弾性的な
縮幅のもとで壁付きスリットに開口から挿入でき、その
挿入後における形状復元によって壁付きスリットの少な
くとも上下いずれかの周壁の端末に離脱不能に係合する
フック片を一体に有したフックプレートが、壁付きスリ
ットに整列可能な位置でトリムカバーの背裏の内面に固
着されるとともに、壁付きスリットへのフックプレート
の挿入の際のガイドとなる、フック片の係合可能な高さ
の段差が、壁付きスリットの開口の上端、下端間に設け
られている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0015】図1、図2に示すように、この発明に係る
シートバックのトリムカバー吊り込み構造10において
は、壁付きスリット12の設けられた係止プレート14が、
シートバックフレーム16の左右サイド間での架設、固定
によってシートバック本体18に配設されるとともに、こ
の係止プレートの壁付きスリットに挿入、係止可能なフ
ックプレート20が、シートバック本体の周面を被覆する
トリムカバー22の背裏の内面に固着されている。
【0016】図2を見るとわかるように、シートバック
本体18は、略矩形状に組み立てられたシートバックフレ
ーム16の回りの所定位置に、弾性体としてなるシートパ
ッド24を配置して形成されている。そして、図3に示す
ように、このシートバック本体18を、一端(下端)の開
口した略袋状のトリムカバー22で覆って、たとえば、乗
用車のフロントシートとして装着されるシート26のシー
トバック28が形成されている。
【0017】ところで、このシートバック28は、その背
面、つまり背裏を前方に部分的に薄くした形態となって
いる。この前方に薄いシートバック28の背裏の部分、つ
まり図3に示す範囲a は、シート26の後部とその後列シ
ート(図示しない)の前部との間に、後列シート着座者
のためのレッグスペース(ニースペースともいう)を確
保するためのものであり、その上部の後方に厚い部分
(範囲b )とこの範囲aとの境界で、トリムカバー22の
背裏がシートバック本体18に対して部分的に吊り込まれ
ている。
【0018】そして、この発明においては、シートバッ
ク本体18に設けられた係止プレート14へのフックプレー
ト20の係止によって、トリムカバー22の背裏の対応部分
をシートバック本体に対して吊り込み可能としている。
【0019】図1に加えて図4を見るとわかるように、
フックプレート20は、外圧の作用もとで強制的、かつ弾
性的に縮幅可能なフック片20a を一端(先端)に一体に
有する側面略J 形状に、合成樹脂材料等から成形され、
トリムカバー22の内面の対応箇所、つまりトリムカバー
の吊り込み位置における、この一端に対する後端の縫合
等により、フックプレートはトリムカバーの背裏の内面
に固着されている。
【0020】そして、壁付きスリット12が、開口からの
このフックプレートのフック片20aの挿入、係合を保障
可能とするスリット幅を有して、係止プレート14に設け
られている。壁付きスリット12は、シートバック28の着
座面、つまりはシートバック本体18の前面方向(図中左
方)に立設された周壁12a-U、12a-L をその上下にそれぞ
れ有する形態として形成されている。
【0021】ここで、この発明の実施の形態において
は、係止プレート14が、縦断面略逆台形状で左右方向に
延びた凹部30を、シートバック本体18の背裏サイドの
面、つまり図中右サイドの面に有して形成され、この凹
部の底面30a で、底面の上下に位置するいずれかの側
面、たとえば上方の側面に連続して、壁付きスリット12
が設けられている。なお、この形態においては、凹部30
の上方の側面が、壁付きスリット12の上方の周壁、つま
り上壁12a-U として、シートバック本体18の前面方向に
立設され、底面30a からの折曲片として、壁付きスリッ
トの下方の周縁、つまり下壁12a-L が形成されている。
【0022】このような構成においては、壁付きスリッ
ト12の開口の上端12b-U 、下端12b-L 間に、凹部30の深
さに応じた段差L1が形成される。そして、この段差L1
は、フックプレートのフック片20a の係合可能な高さと
して予め設定され、これにより、この段差が、フックプ
レート20を壁付きスリット12の開口に挿入する際のガイ
ドとして機能可能となっている。
【0023】なお、図1に示すように、係止プレート14
は、シートバック本体18における範囲a と範囲b との境
界線32、つまりトリムカバー22の吊り込み位置に壁付き
スリット12をほぼ整列させて配置され、たとえば、壁付
きスリットより下方を背裏方向に露出させた状態で、シ
ートバック本体18に配設されている。
【0024】ここで、フックプレートのフック片20a の
通常時の外幅T1は、壁付きスリット12のスリット幅T2よ
り幅広に形成される。そして、このフック片20a は、外
圧の作用、たとえば、壁付きスリット12への挿入に起因
する弾性的な縮幅によって、その外幅T1をスリット幅T2
より幅狭とするように形成されている。
【0025】この構成のトリムカバー吊り込み構造10に
おいては、図4に示すように、まず、作業者が、フック
プレート20を略袋状のトリムカバー22の背裏の外方から
摘んで略水平状に立て、フック片20a を先頭にして、フ
ックプレートを係止プレート14に押し当てる。このと
き、図1、図4に示すように、この発明においては、壁
付きスリット12の開口の上端12b-U と下端12b-L との間
に、フック片20a の係合可能な段差L1が形成されている
ため、開口の上端、ひいては壁付きスリットの上壁12a-
U にフック片を係合させるように、フックプレート20を
上下動させれば、壁付きスリットの位置を容易に探り当
てることができる。
【0026】そして、壁付きスリット12の上壁12a-U と
の当接位置で、フックプレート20を、シートパッド24の
圧縮を伴いながら押し込めば、フックプレートのフック
片20a が上壁に沿って進入し、その弾性的な縮幅のもと
で壁付きスリット12に挿通される。その後、フック片20
a が壁付きスリット12を通過して、縮幅方向への押力
(外力)がフック片から解除されれば、図1、図4に示
すような、フック片の弾性的な形状復元に伴う、壁付き
スリットの上壁12a-U 、下壁12a-L の端末のいずれか
(図中では上壁)へのフック片の係合により、フックプ
レート20が係止プレート14に脱落不能に係止されるた
め、シートバック本体18の背裏に、トリムカバー22の対
応部分が吊り込み、保持される。
【0027】なお、壁付きスリット12へのフックプレー
ト20の挿入の際においては、シートパッド24の押圧を伴
うため、フックプレートの押し込みに起因するこの押圧
を解除することにより、トリムカバー22はシートパッド
の形状復元のもとでフックプレートを伴って引っ張ら
れ、これによって、フックプレートのフック片20a は壁
付きスリットの上壁12a-U 、下壁12a-L の端末に、自動
的、かつ強固に係合される。
【0028】上記のように、この発明のシートバックの
トリムカバー吊り込み構造10においては、フックプレー
ト20を、略袋状のトリムカバー22の背裏外方から、係止
プレートの壁付きスリット12に挿入、係止すれば足りる
ため、トリムカバーの吊り込み作業の際における、トリ
ムカバー内での手探り作業が不要となる。
【0029】つまり、作業者の熟練度に関係なくトリム
カバー22の吊り込み作業が容易、かつ確実に行えるた
め、トリムカバーの吊り込みの際の作業性、および作業
の確実性が向上する。
【0030】そして、トリムカバー22の吊り込み作業
が、トリムカバーの背裏外方からのフックプレート20の
押し込みのもとで行えるため、吊り込み作業自体が極め
て簡単、容易となる。そのため、トリムカバー22の吊り
込みを伴うシートバック28の量産化が十分に可能とな
る。
【0031】更に、壁付きスリット12の設けられた係止
プレート14をシートバックフレーム16の左右サイド間に
架設、固定するとともに、トリムカバー22の対応する内
面に、フックプレート20を固着すれば足りるため、シー
トバック28の量産化を可能とするトリムカバー吊り込み
構造10が、構成の複雑化を伴うことなく容易に確保でき
る。
【0032】なお、この発明の実施の形態においては、
フックプレートのフック片20a を壁付きスリットの上壁
12a-U に係合させる構成を例示しているが、これに限定
されず、たとえば、フック片をフックプレートの下方に
設ければ、フック片が壁付きスリットの下壁12a-L に係
合されることはいうまでもない。
【0033】ところで、車両用シートのシートバックに
おいては、その前面、つまり着座面の中央部分(かがみ
部)とその側部(がくぶち部)とを、吊り込みワイヤ等
を利用した吊り込みによって区分することが多く、この
場合、吊り込みワイヤ等は、通常、ホグリングによって
シートバック本体内の埋め込みワイヤ等に係止される。
しかし、ホグリングによる係止作業は、専用工具、専用
設備等を要するため、好ましくない。
【0034】そこで、着座面サイドでの接着を伴って、
シートバック本体を略袋状のトリムカバーで覆った、い
わゆる接着成形シートが知られている。このような接着
成形シートにおいては、シートバックの着座面サイドに
おけるトリムカバーの吊り込みが不要となるため、着座
面サイドでのホグリングレス化が可能となっている。そ
して、この接着成形シートに、この発明のトリムカバー
吊り込み構造10を利用することにより、着座面サイドに
加えた、シートバックの背裏におけるホグリングレス化
が可能となる。
【0035】つまり、接着成形シートにおいてこの発明
を構成すれば、シートバック28のホグリングレス化が容
易にはかられる。従って、ホグリングのための専用工
具、専用設備等を設けることなく、シートバック28の組
み立てが可能となるため、シートバックの組み立ての際
の作業性、作業の確実性が向上し、シートバックの量産
化の際における生産効率が確実に改善される。
【0036】ここで、この発明の実施の形態において
は、壁付きスリット12を、縦断面略逆台形状の凹部の底
面30a で底面の上方の側面に連続して設けているが、壁
付きスリットの開口の上端12b-U 、下端12b-L 間に段差
が形成されれば足りるため、これとは逆に、凹部の底面
で底面の下方の側面に連続させて、壁付きスリットを設
けてもよい。
【0037】なお、この場合においては、凹部30の下方
の側面が、壁付きスリット12の下壁12a-L として、シー
トバック本体18の前面方向に立設され、底面30a からの
折曲片として、壁付きスリットの上壁12a-U が立設され
る。そして、この構成では、この凹部30の全体が、シー
トバック本体18の背裏に露出して設けられる。
【0038】しかしながら、この、凹部の底面30a で底
面の下方の側面に連続させて、壁付きスリット12を設け
る構成において、凹部30、およびこれによりなる壁付き
スリットの開口の上端12b-U 、下端12b-L 間の段差を利
用したフックプレート20の挿入を確保するためには、凹
部の全体をシートバック本体18の背裏に露出して設ける
必要があるため、壁付きスリットがシートバック28の範
囲a と範囲b との間の境界線32から下方にずれる虞れが
ある。
【0039】これに対し、凹部の底面30a で底面の上方
の側面に連続させて、壁付きスリット12を設ければ、壁
付きスリットは、常に底面の上端部分に位置するため、
シートバック28の範囲a と範囲b との間の境界線32から
壁付きスリットをずらすことなく、凹部30、およびこれ
によりなる壁付きスリットの開口の上端12b-U 、下端12
b-L 間の段差を利用したフックプレート20の挿入が確保
できるため、作業性が一層向上するばかりでなく、外観
形状の向上という点から見た、より効果的な吊り込みが
容易に得られる。
【0040】また、この発明の実施の形態においては、
底面30a を有する縦断面略逆台形状の凹部を、凹部30と
して係止プレート14に設けているが、壁付きスリット12
の開口の上端12b-U 、下端12b-L 間に段差L1を形成可能
であれば足りるため、これに限定されず、たとえば、図
5に示すような、底面を有しない縦断面略逆三角形状の
凹部を、凹部として係止プレートに形成し、この上下の
側面間の頂点部分に、壁付きスリットを設ける構成とし
てもよい。
【0041】図5においては、縦断面略逆三角形状の凹
部の上方の側面が、壁付きスリット12の上壁12a-U とし
て機能可能であり、その下方の側面の折曲片として、壁
付きスリットの下壁12a-L が形成されている。
【0042】更に、壁付きスリット12の開口の上端12b-
U 、下端12b-L 間に段差L1を形成すれば足りるため、凹
部30の形成に限定されず、図6に示すように、たとえ
ば、壁付きスリットを挟んだ係止プレートの上片14a 、
下片14b を対応する高さの段違い位置に予め形成し、こ
の上片、下片に開口の上端、下端を位置させることによ
って、開口の上端、下端間に段差を設けてもよい。
【0043】しかしながら、凹部30を係止プレート14に
設け、この凹部に連続する形態として壁付きスリットを
形成すれば、この凹部によって、壁付きスリットの位置
が明確化でき、トリムカバー22の背裏の外方におけるフ
ックプレート20の挿入作業が一層容易となる。そして、
この凹部30の形成によって、係止プレート14の補強が同
時に得られるため、構成の複雑化を伴うことなく、係止
プレートの変形等の防止がはかられる。
【0044】また、この発明の実施の形態においては、
フックプレート20を側面略J 形状として具体化している
が、フックプレート20は、外圧の作用もとで弾性的に縮
幅可能、かつ形状復元により壁付きスリットの上壁12a-
U 、下壁12a-L の端末に係合可能な形状のフック片20a
を一端(先端)に一体に有すれば足りるため、この側面
略J 形状に限定されず、たとえば、側面略↓形状、ある
いは側面略♭形状等に、フックプレートを形成してもよ
い。
【0045】しかしながら、フックプレート20を側面略
J 形状とすれば、フック片20a の外幅、ひいてはフック
プレートの全体的な外観厚が抑制できるため、フックプ
レートの大型化、および壁付きスリット12のスリット幅
の拡大化が防止できる。従って、トリムカバー22の吊り
込み後における、シートバック28の外観品質の向上が、
この点からも容易に確保できる。
【0046】なお、この発明のシートバックのトリムカ
バー吊り込み構造においては、乗用車のフロントシート
として装着されるシートのシートバックを例示している
が、トリムカバーの背裏の吊り込みを要するシートバッ
クであれば足りるため、これに限定されず、たとえば、
バス等の他の自動車のシート、および電車、飛行機、船
舶等のシート、あるいは映画館、劇場等のシートに、こ
の発明を応用してもよい。
【0047】上述した発明の実施の形態は、この発明を
説明するためのものであり、この発明を何等限定するも
のでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施さ
れたものも全てこの発明に包含されることはいうまでも
ない。
【0048】
【発明の効果】上記のように、この発明に係るシートバ
ックのトリムカバー吊り込み構造によれば、フックプレ
ートを、略袋状のトリムカバーの背裏外方から、係止プ
レートの壁付きスリットに挿入、係止すれば足りるた
め、トリムカバーの吊り込み作業の際における、トリム
カバー内での手探り作業が不要となる。
【0049】従って、作業者の熟練度に関係なくトリム
カバーの吊り込み作業が容易、かつ確実に行え、トリム
カバーの吊り込みの際の作業性、および作業の確実性が
向上するとともに、吊り込み作業自体が極めて簡単、容
易となり、トリムカバーの吊り込みを伴うシートバック
の量産化が十分に可能となる。
【0050】そして、壁付きスリットの設けられた係止
プレートをシートバックフレームの左右サイド間に架
設、固定するとともに、トリムカバーの対応する内面
に、フックプレートを固着すれば足りるため、シートバ
ックの量産化を可能とするトリムカバー吊り込み構造
が、構成の複雑化を伴うことなく容易に確保できる。
【0051】また、着座面サイドでの接着を伴って、シ
ートバック本体を略袋状のトリムカバーで覆った、いわ
ゆる接着成形シートにおいてこの発明を構成すれば、着
座面サイドに加えた、シートバックの背裏におけるホグ
リングレス化が可能となるため、シートバックの組み立
ての際の作業性、作業の確実性が向上し、シートバック
の量産化の際における生産効率が確実に改善される。
【0052】そして、底面を有する略逆台形状凹部、あ
るいは略逆三角形状凹部を、凹部として係止プレートに
設ければ、壁付きスリットの位置の明確化がはかられる
ばかりでなく、凹部によって、係止プレートが補強され
るため、構成の複雑化を伴うことなく、係止プレートの
変形等の防止がはかられる。
【0053】更に、壁付きスリットの開口の下端をその
上端よりシートバック本体の前面サイドに位置させて開
口の段差を形成すれば、壁付きスリットの開口の段差を
利用したフックプレートの挿入が円滑、容易に得られる
ため、作業性が一層向上するばかりでなく、外観形状の
向上という点から見た、より効果的な吊り込みが容易に
得られる。
【0054】また、フックプレートを側面略J 形状とす
れば、フック片の外幅、ひいてはフックプレートの全体
的な外観厚が抑制できるため、フックプレートの大型
化、および壁付きスリットのスリット幅の拡大化が防止
できる。従って、トリムカバーの吊り込み後における、
シートバックの外観品質の向上が、この点からも容易に
確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るシートバックのトリムカバー吊
り込み構造の概略縦断面図である。
【図2】後方(背裏サイド)から見た、シートバック本
体の概略斜視図である。
【図3】後方(背裏サイド)から見た、シートの概略斜
視図である。
【図4】シートバックのトリムカバー吊り込み構造の一
部破断の概略分解断面図である。
【図5】一変形例を示す、シートバックのトリムカバー
吊り込み構造の図1に類似した概略縦断面図である。
【図6】他の変形例を示す、シートバックのトリムカバ
ー吊り込み構造の図1に類似した概略縦断面図である。
【符号の説明】
10 シートバックのトリムカバー吊り込み構造 12 壁付きスリット 12a-U、12a-L 壁付きスリットの周縁の上壁、下壁 12b-U、12b-L 壁付きスリットの開口の上端、下端 14 係止プレート 16 シートバックフレーム 18 シートバック本体 20 フックプレート 20a フック片 22 トリムカバー 28 シートバック 30 凹部 30a 凹部の底面 32 境界線(吊り込み位置)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックフレームの回りにシートパ
    ッドを配置してなるシートバック本体の周面を略袋状の
    トリムカバーで覆い、その背裏の所定箇所をシートバッ
    ク本体に対して部分的に吊り込んで係止したシートバッ
    クであり、 前記シートバック本体の前面方向に立設された周壁を少
    なくとも上下に有する、左右方向に延びた壁付きスリッ
    トの設けられた係止プレートが、前記シートバック本体
    の背裏の吊り込み位置に少なくとも壁付きスリットの開
    口を整列、露出可能に、上記シートバックフレームの左
    右サイド間に架設、固定され、 外圧による強制的、かつ弾性的な縮幅のもとで前記壁付
    きスリットに開口から挿入でき、その挿入後における形
    状復元によって壁付きスリットの少なくとも上下いずれ
    かの周壁の端末に離脱不能に係合するフック片を一体に
    有したフックプレートが、壁付きスリットに整列可能な
    位置でトリムカバーの背裏の内面に固着されるととも
    に、 前記壁付きスリットへの前記フックプレートの挿入の際
    のガイドとなる、前記フック片の係合可能な高さの段差
    が、壁付きスリットの開口の上端、下端間に設けられた
    ことを特徴とするシートバックのトリムカバー吊り込み
    構造。
  2. 【請求項2】 シートバックフレームの回りにシートパ
    ッドを配置してなるシートバック本体の周面を、着座面
    サイドでの接着を伴って配設された略袋状のトリムカバ
    ーで覆い、その背裏の所定箇所をシートバック本体に対
    して部分的に吊り込んで係止した接着成形シートとして
    なるシートバックであり、 前記シートバック本体の前面方向に立設された周壁を少
    なくとも上下に有する、左右方向に延びた壁付きスリッ
    トの設けられた係止プレートが、前記シートバック本体
    の背裏の吊り込み位置に少なくとも壁付きスリットの開
    口を整列、露出可能に、上記シートバックフレームの左
    右サイド間に架設、固定され、 外圧による強制的、かつ弾性的な縮幅のもとで前記壁付
    きスリットに開口から挿入でき、その挿入後における形
    状復元によって壁付きスリットの少なくとも上下いずれ
    かの周壁の端末に離脱不能に係合するフック片を一体に
    有したフックプレートが、壁付きスリットに整列可能な
    位置でトリムカバーの背裏の内面に固着されるととも
    に、 前記壁付きスリットへの前記フックプレートの挿入の際
    のガイドとなる、前記フック片の係合可能な高さの段差
    が、壁付きスリットの開口の上端、下端間に設けられた
    ことを特徴とするシートバックのトリムカバー吊り込み
    構造。
  3. 【請求項3】 係止プレートが、縦断面略逆台形状の左
    右方向に延びた凹部をシートバック本体の背裏サイドの
    面に有して形成され、壁付きスリットを、この凹部の底
    面で、底面の上下に位置するいずれかの側面に連続して
    設けることによって、壁付きスリットの開口の上端、下
    端間に段差を形成した請求項1または2記載のシートバ
    ックのトリムカバー吊り込み構造。
  4. 【請求項4】 係止プレートが、縦断面略逆三角形状の
    左右方向に延びた凹部をシートバック本体の背裏サイド
    の面に有して形成され、壁付きスリットを、この凹部の
    頂点部分で、上下のいずれかの側面に連続して設けるこ
    とによって、壁付きスリットの開口の上端、下端間に段
    差を形成した請求項1または2記載のシートバックのト
    リムカバー吊り込み構造。
  5. 【請求項5】 壁付きスリットから下方をシートバック
    本体の背裏の吊り込み位置に整列、露出させて、係止プ
    レートをシートバック本体に配設するとともに、壁付き
    スリットの開口の下端をその上端よりシートバック本体
    の前面サイドに位置させた請求項1ないし4のいずれか
    記載のシートバックのトリムカバー吊り込み構造。
  6. 【請求項6】 フックプレートが、外圧の作用のもとで
    縮幅方向に弾性変形可能なフック片を一端に有する側面
    略J 形状に合成樹脂材料から成形された請求項1ないし
    5のいずれか記載のシートバックのトリムカバー吊り込
    み構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003024188A (ja) * 2001-07-18 2003-01-28 Araco Corp シートバック
JP2013199252A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Nhk Spring Co Ltd 車両用シート
JP2014038548A (ja) * 2012-08-20 2014-02-27 Sanden Corp 自動販売機の商品搬出装置
JP2021024380A (ja) * 2019-08-01 2021-02-22 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート

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