JPH11332579A - Tsc501遺伝子 - Google Patents
Tsc501遺伝子Info
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- JPH11332579A JPH11332579A JP10162865A JP16286598A JPH11332579A JP H11332579 A JPH11332579 A JP H11332579A JP 10162865 A JP10162865 A JP 10162865A JP 16286598 A JP16286598 A JP 16286598A JP H11332579 A JPH11332579 A JP H11332579A
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- Japan
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- gene
- protein
- seq
- leu
- tsc501
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】特に薬物代謝促進剤として有用な新規な遺伝子
を提供。 【解決手段】例えば、配列番号:1で示されるアミノ酸
配列の蛋白質をコードする塩基配列を含む遺伝子。
を提供。 【解決手段】例えば、配列番号:1で示されるアミノ酸
配列の蛋白質をコードする塩基配列を含む遺伝子。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腎臓及び肝臓特異
的に発現し、薬物代謝に関連する遺伝子及び該遺伝子に
よりコードされる新規な蛋白質及びその特異抗体に関す
る。
的に発現し、薬物代謝に関連する遺伝子及び該遺伝子に
よりコードされる新規な蛋白質及びその特異抗体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】生体内で合成された蛋白質や生体に取り
込まれた薬物、毒物は、リン酸化、メチル化、アセチル
化等の種々の修飾反応を触媒する酵素によって、その活
性を調節されることが知られている。
込まれた薬物、毒物は、リン酸化、メチル化、アセチル
化等の種々の修飾反応を触媒する酵素によって、その活
性を調節されることが知られている。
【0003】上記酵素のうちでも、アセチルトランスフ
ェレース(acetyltransferase)は、アセチル補酵素A
(acetyl CoA)から蛋白質や薬物、毒物等にアセチル基
を転移させるアセチル化反応を触媒しており、生体内に
投与された各種薬物、生体に取り込まれた毒物、不要な
蛋白質等の代謝による活性の調節に関与しており、主と
して薬物代謝作用を有するとされている。しかるに、現
在その詳しい薬物代謝機構は解明されていない。
ェレース(acetyltransferase)は、アセチル補酵素A
(acetyl CoA)から蛋白質や薬物、毒物等にアセチル基
を転移させるアセチル化反応を触媒しており、生体内に
投与された各種薬物、生体に取り込まれた毒物、不要な
蛋白質等の代謝による活性の調節に関与しており、主と
して薬物代謝作用を有するとされている。しかるに、現
在その詳しい薬物代謝機構は解明されていない。
【0004】かかるアセチルトランスフェレース等の薬
物代謝に関与する酵素等の生理的役割の解明とそれによ
り得られる情報は、薬物代謝機構の解明に重要であり、
基礎科学研究の分野はもとより、医薬品分野において
も、新薬開発等の面から望まれるところである。
物代謝に関与する酵素等の生理的役割の解明とそれによ
り得られる情報は、薬物代謝機構の解明に重要であり、
基礎科学研究の分野はもとより、医薬品分野において
も、新薬開発等の面から望まれるところである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、斯界で要望
される前記の情報を提供することを目的としており、特
にアセチルトランスフェレースに相同性を有し、生体内
における薬物代謝に関与する新規な蛋白質及びこれをコ
ードする遺伝子を提供することを目的とする。
される前記の情報を提供することを目的としており、特
にアセチルトランスフェレースに相同性を有し、生体内
における薬物代謝に関与する新規な蛋白質及びこれをコ
ードする遺伝子を提供することを目的とする。
【0006】本発明者は、各種ヒト組織由来の遺伝子に
つき検索を重ねた結果、腎臓及び肝臓に特異的に発現し
ており、各種のアセチルトランスフェレースと一定の相
同性を有し、薬物代謝に関連する代謝を調節する酵素を
コードする新しい遺伝子の単離、同定に成功し、ここに
本発明を完成するに至った。
つき検索を重ねた結果、腎臓及び肝臓に特異的に発現し
ており、各種のアセチルトランスフェレースと一定の相
同性を有し、薬物代謝に関連する代謝を調節する酵素を
コードする新しい遺伝子の単離、同定に成功し、ここに
本発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明によれば、
以下の(a)及び(b)のいずれかの蛋白質をコードす
る塩基配列を含むTSC501遺伝子、特に配列番号:
2で示される塩基配列を含む当該遺伝子、ヒト遺伝子で
ある之等の遺伝子が提供される。
以下の(a)及び(b)のいずれかの蛋白質をコードす
る塩基配列を含むTSC501遺伝子、特に配列番号:
2で示される塩基配列を含む当該遺伝子、ヒト遺伝子で
ある之等の遺伝子が提供される。
【0008】(a)配列番号:1で示されるアミノ酸配
列からなる蛋白質、 (b)配列番号:1で示されるアミノ酸配列において1
もしくは複数のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたア
ミノ酸配列からなり、且つアセチルトランスフェレース
活性を有する蛋白質。
列からなる蛋白質、 (b)配列番号:1で示されるアミノ酸配列において1
もしくは複数のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたア
ミノ酸配列からなり、且つアセチルトランスフェレース
活性を有する蛋白質。
【0009】また、本発明によれば、以下の(a)及び
(b)のいずれかのポリヌクレオチドからなるTSC5
01遺伝子、特にヒト遺伝子である当該遺伝子が提供さ
れる。
(b)のいずれかのポリヌクレオチドからなるTSC5
01遺伝子、特にヒト遺伝子である当該遺伝子が提供さ
れる。
【0010】(i)配列番号:3で示される塩基配列の
全部又は一部を含むポリヌクレオチド、 (ii)配列番号:3で示される塩基配列からなるDNA
とストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリ
ヌクレオチド。
全部又は一部を含むポリヌクレオチド、 (ii)配列番号:3で示される塩基配列からなるDNA
とストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリ
ヌクレオチド。
【0011】更に、本発明によれば、TSC501遺伝
子の検出用の特異プローブ又は特異プライマーとして使
用されるDNA断片である上記遺伝子が提供される。
子の検出用の特異プローブ又は特異プライマーとして使
用されるDNA断片である上記遺伝子が提供される。
【0012】加えて、本発明によれば、上記(a)及び
(b)のいずれかの蛋白質である組換えTSC501蛋
白質及びこれに結合性を有する抗体が提供される。
(b)のいずれかの蛋白質である組換えTSC501蛋
白質及びこれに結合性を有する抗体が提供される。
【0013】以下、本明細書におけるアミノ酸、ペプチ
ド、塩基配列、核酸等の略号による表示は、IUPAC
−IUBの規定〔IUPAC-IUB Communication on Biologi
calNomenclature, Eur. J. Biochem., 138: 9 (198
4)〕、「塩基配列又はアミノ酸配列を含む明細書等の作
成のためのガイドライン」(特許庁編)及び当該分野に
おける慣用記号に従うものとする。
ド、塩基配列、核酸等の略号による表示は、IUPAC
−IUBの規定〔IUPAC-IUB Communication on Biologi
calNomenclature, Eur. J. Biochem., 138: 9 (198
4)〕、「塩基配列又はアミノ酸配列を含む明細書等の作
成のためのガイドライン」(特許庁編)及び当該分野に
おける慣用記号に従うものとする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明遺伝子の一具体例として
は、後述する実施例に示される「TSC501a」と名
付けられたPCR産物のDNA配列から演繹されるもの
を挙げることができ、その塩基配列は配列番号:3に示
されるとおりである。
は、後述する実施例に示される「TSC501a」と名
付けられたPCR産物のDNA配列から演繹されるもの
を挙げることができ、その塩基配列は配列番号:3に示
されるとおりである。
【0015】該遺伝子は、配列番号:1に示される22
7アミノ酸配列(推定分子量:約25KDa)の新規
な、腎臓及び肝臓に特異的に発現している、薬物代謝を
調節する酵素をコードするオープンリーディングフレー
ムを含むヒトcDNA(全長:約1.0kb)であり、
該酵素は、薬物代謝に重要な役割を演じていると考えら
れる。
7アミノ酸配列(推定分子量:約25KDa)の新規
な、腎臓及び肝臓に特異的に発現している、薬物代謝を
調節する酵素をコードするオープンリーディングフレー
ムを含むヒトcDNA(全長:約1.0kb)であり、
該酵素は、薬物代謝に重要な役割を演じていると考えら
れる。
【0016】本発明遺伝子(以下「TSC501遺伝
子」という)の発現産物である蛋白質(以下「TSC5
01蛋白質」という)の一例である上記蛋白(酵素)
は、FASTAプログラム(Person W. R., et al., Pr
oc. Natl. Acad. Sci., USA., 85, 2444-2448 (1988))
を利用したGenBank/EMBLデーターベースによるホモロジ
ー解析の結果、C末端側において、(1)ゲンタマイシン
3’−アセチルトランスフェレース(gentamicin 3'-ac
etyltransferase (AAC(3)-I); W. Wohlleben, et al.,
Mol. Gen. Genet., (1989), 217: 202-208)、(2)リボ
ソーム蛋白−アラニン アセチルトランスフェレース(r
ibosomal-protein-alanine acetyltransferase (Rim
I); A. Yoshikawa, et al., Mol. Gen. Genet. (1987),
209: 481-488)及び(3)ストレプトセリシン アセチル
トランスフェレース(streptothricin acetyltransfera
se (Sta T); S. Horinouchi, et al., J. Bacteriol.,
(1987),pp.1929-1937)と、それぞれ、29%、26%
及び27%の相同性を示し、之等及びその他の各種アセ
チルトランスフェレースと有意な同一性が確認された。
子」という)の発現産物である蛋白質(以下「TSC5
01蛋白質」という)の一例である上記蛋白(酵素)
は、FASTAプログラム(Person W. R., et al., Pr
oc. Natl. Acad. Sci., USA., 85, 2444-2448 (1988))
を利用したGenBank/EMBLデーターベースによるホモロジ
ー解析の結果、C末端側において、(1)ゲンタマイシン
3’−アセチルトランスフェレース(gentamicin 3'-ac
etyltransferase (AAC(3)-I); W. Wohlleben, et al.,
Mol. Gen. Genet., (1989), 217: 202-208)、(2)リボ
ソーム蛋白−アラニン アセチルトランスフェレース(r
ibosomal-protein-alanine acetyltransferase (Rim
I); A. Yoshikawa, et al., Mol. Gen. Genet. (1987),
209: 481-488)及び(3)ストレプトセリシン アセチル
トランスフェレース(streptothricin acetyltransfera
se (Sta T); S. Horinouchi, et al., J. Bacteriol.,
(1987),pp.1929-1937)と、それぞれ、29%、26%
及び27%の相同性を示し、之等及びその他の各種アセ
チルトランスフェレースと有意な同一性が確認された。
【0017】また、上記蛋白は、コンピューター解析に
よる蛋白質構造の解析によって、細胞膜貫通領域が1ヶ
所存在することが示唆され、このことより、本発明TS
C501蛋白質は、細胞膜蛋白質である可能性が高いこ
とが判明した。
よる蛋白質構造の解析によって、細胞膜貫通領域が1ヶ
所存在することが示唆され、このことより、本発明TS
C501蛋白質は、細胞膜蛋白質である可能性が高いこ
とが判明した。
【0018】ノーザン解析の結果、本発明TSC501
遺伝子は、正常腎臓及び肝臓に特異的に発現することが
解明された。しかして、上記腎臓及び肝臓は、薬物代謝
を主に行なっている臓器であり、本発明遺伝子はこれら
臓器に特異的に発現される点からも、薬物代謝に関連す
る遺伝子であることが判った。
遺伝子は、正常腎臓及び肝臓に特異的に発現することが
解明された。しかして、上記腎臓及び肝臓は、薬物代謝
を主に行なっている臓器であり、本発明遺伝子はこれら
臓器に特異的に発現される点からも、薬物代謝に関連す
る遺伝子であることが判った。
【0019】以上のように、本発明TSC501遺伝子
及びその遺伝子産物の提供は、殊に生体の薬物代謝及び
その調節機構の解明に有用な情報を与え、このことか
ら、本発明遺伝子及びその発現産物は、特に、生体に投
与される各種薬物の代謝促進剤として好適に利用でき
る。
及びその遺伝子産物の提供は、殊に生体の薬物代謝及び
その調節機構の解明に有用な情報を与え、このことか
ら、本発明遺伝子及びその発現産物は、特に、生体に投
与される各種薬物の代謝促進剤として好適に利用でき
る。
【0020】本発明遺伝子は、具体的には、配列番号:
1で示されるアミノ酸配列からなる蛋白質をコードする
塩基配列を含む遺伝子又は配列番号:2で示される塩基
配列を含む遺伝子として例示されるが、特にこれらに限
定されることなく、例えば、上記アミノ酸配列中に一定
の改変を有する遺伝子や、上記塩基配列と一定の相同性
を有する遺伝子であることができる。
1で示されるアミノ酸配列からなる蛋白質をコードする
塩基配列を含む遺伝子又は配列番号:2で示される塩基
配列を含む遺伝子として例示されるが、特にこれらに限
定されることなく、例えば、上記アミノ酸配列中に一定
の改変を有する遺伝子や、上記塩基配列と一定の相同性
を有する遺伝子であることができる。
【0021】即ち、本発明遺伝子には、配列番号:1に
示されるアミノ酸配列において、1もしくは複数のアミ
ノ酸が欠失、置換もしくは付加されたアミノ酸配列から
なり、アセチルトランスフェレース活性を有する蛋白質
をコードする塩基配列及びこれらを含む遺伝子もまた包
含される。ここで、「アミノ酸の欠失、置換もしくは付
加」の程度及びそれらの位置は、改変された蛋白質が、
配列番号:1で示されるアミノ酸配列からなる蛋白質と
同様の機能を有する同効物であれば特に制限されない。
上記複数個には、2以上、通常数個が包含される。
示されるアミノ酸配列において、1もしくは複数のアミ
ノ酸が欠失、置換もしくは付加されたアミノ酸配列から
なり、アセチルトランスフェレース活性を有する蛋白質
をコードする塩基配列及びこれらを含む遺伝子もまた包
含される。ここで、「アミノ酸の欠失、置換もしくは付
加」の程度及びそれらの位置は、改変された蛋白質が、
配列番号:1で示されるアミノ酸配列からなる蛋白質と
同様の機能を有する同効物であれば特に制限されない。
上記複数個には、2以上、通常数個が包含される。
【0022】尚、これらアミノ酸配列の改変(変異)
は、天然において、例えば突然変異や翻訳後の修飾等に
より生じることもあり、天然由来の遺伝子(例えば本発
明の具体例遺伝子)に基づいて人為的にこれを行わせる
こともできる。本発明遺伝子には、このような改変・変
異の原因及び手段を問わず、上記特性を有する全ての改
変遺伝子が包含される。
は、天然において、例えば突然変異や翻訳後の修飾等に
より生じることもあり、天然由来の遺伝子(例えば本発
明の具体例遺伝子)に基づいて人為的にこれを行わせる
こともできる。本発明遺伝子には、このような改変・変
異の原因及び手段を問わず、上記特性を有する全ての改
変遺伝子が包含される。
【0023】上記の人為的手段としては、例えばサイト
スペシフィック・ミュータゲネシス〔Methods in Enzym
ology, 154: 350, 367-382 (1987);同 100: 468 (198
3);Nucleic Acids Res., 12: 9441 (1984);続生化学
実験講座1「遺伝子研究法II」、日本生化学会編, p105
(1986)〕等の遺伝子工学的手法、リン酸トリエステル
法やリン酸アミダイト法等の化学合成手段〔J. Am. Che
m. Soc., 89: 4801 (1967);同91: 3350 (1969);Scien
ce, 150: 178 (1968);Tetrahedron Lett., 22:1859 (1
981);同24: 245 (1983)〕及びそれらの組合せが例示で
きる。
スペシフィック・ミュータゲネシス〔Methods in Enzym
ology, 154: 350, 367-382 (1987);同 100: 468 (198
3);Nucleic Acids Res., 12: 9441 (1984);続生化学
実験講座1「遺伝子研究法II」、日本生化学会編, p105
(1986)〕等の遺伝子工学的手法、リン酸トリエステル
法やリン酸アミダイト法等の化学合成手段〔J. Am. Che
m. Soc., 89: 4801 (1967);同91: 3350 (1969);Scien
ce, 150: 178 (1968);Tetrahedron Lett., 22:1859 (1
981);同24: 245 (1983)〕及びそれらの組合せが例示で
きる。
【0024】本発明遺伝子のひとつの態様としては、配
列番号:3で示される塩基配列の全部或は一部を含むポ
リヌクレオチドからなる遺伝子を例示できる。この塩基
配列に含まれるオープンリーディングフレームは、上記
アミノ酸配列(配列番号:1)の各アミノ酸残基を示す
コドンの一つの組合せ例であり、本発明遺伝子はこの例
に限らず、各アミノ酸残基に対する任意のコドンを組合
せ選択した塩基配列を有することも勿論可能である。該
コドンの選択は、常法に従うことができ、例えば利用す
る宿主のコドン使用頻度等を考慮することができる〔Nc
leic Acids Res., 9: 43 (1981)〕。
列番号:3で示される塩基配列の全部或は一部を含むポ
リヌクレオチドからなる遺伝子を例示できる。この塩基
配列に含まれるオープンリーディングフレームは、上記
アミノ酸配列(配列番号:1)の各アミノ酸残基を示す
コドンの一つの組合せ例であり、本発明遺伝子はこの例
に限らず、各アミノ酸残基に対する任意のコドンを組合
せ選択した塩基配列を有することも勿論可能である。該
コドンの選択は、常法に従うことができ、例えば利用す
る宿主のコドン使用頻度等を考慮することができる〔Nc
leic Acids Res., 9: 43 (1981)〕。
【0025】また、本発明遺伝子は、例えば配列番号:
3の具体例で示されるように、一本鎖DNAの塩基配列
として表示されるが、本発明はかかる塩基配列に相補的
な塩基配列からなるポリヌクレオオチドやこれらの両者
を含むコンポーネントも当然に包含し、また、cDNA
等のDNAに限定されることもない。
3の具体例で示されるように、一本鎖DNAの塩基配列
として表示されるが、本発明はかかる塩基配列に相補的
な塩基配列からなるポリヌクレオオチドやこれらの両者
を含むコンポーネントも当然に包含し、また、cDNA
等のDNAに限定されることもない。
【0026】更に、本発明遺伝子は、前記のとおり、配
列番号:3に示される塩基配列の全部又は一部を含むポ
リヌクレオチドからなるものに限定されず、当該塩基配
列と一定の相同性を有する塩基配列からなるものも包含
する。かかる遺伝子としては、少なくとも、下記に掲げ
るようなストリンジェントな条件下で、配列番号:3で
示される塩基配列からなるDNAとハイブリダイズし、
一定の条件下での洗浄によってもこれより脱離しないも
のが挙げられる。
列番号:3に示される塩基配列の全部又は一部を含むポ
リヌクレオチドからなるものに限定されず、当該塩基配
列と一定の相同性を有する塩基配列からなるものも包含
する。かかる遺伝子としては、少なくとも、下記に掲げ
るようなストリンジェントな条件下で、配列番号:3で
示される塩基配列からなるDNAとハイブリダイズし、
一定の条件下での洗浄によってもこれより脱離しないも
のが挙げられる。
【0027】即ち、上記一定の相同性を有する塩基配列
には、配列番号:3の塩基配列を有するDNAと、6×
SSC中65℃一夜の条件下或は50%ホルムアミドを
含む4×SSC中37℃一夜の条件下においてハイブリ
ダイズし、2×SSC中65℃での30分間の洗浄条件
下においても該DNAから脱離しない塩基配列が含まれ
る。ここで、SSCは、標準食塩−クエン酸緩衝液であ
る(standard salinecitrate; 1×SSC = 0.15M NaCl,
0.015M sodium citrate)。
には、配列番号:3の塩基配列を有するDNAと、6×
SSC中65℃一夜の条件下或は50%ホルムアミドを
含む4×SSC中37℃一夜の条件下においてハイブリ
ダイズし、2×SSC中65℃での30分間の洗浄条件
下においても該DNAから脱離しない塩基配列が含まれ
る。ここで、SSCは、標準食塩−クエン酸緩衝液であ
る(standard salinecitrate; 1×SSC = 0.15M NaCl,
0.015M sodium citrate)。
【0028】本発明遺伝子は、その具体例についての配
列情報に基づいて、一般的な遺伝子工学的手法により容
易に製造・取得することができる〔Molecular Cloning
2d Ed, Cold Spring Harbor Lab. Press (1989);続生
化学実験講座「遺伝子研究法I、II、III」、日本生化
学会編(1986)等参照〕。
列情報に基づいて、一般的な遺伝子工学的手法により容
易に製造・取得することができる〔Molecular Cloning
2d Ed, Cold Spring Harbor Lab. Press (1989);続生
化学実験講座「遺伝子研究法I、II、III」、日本生化
学会編(1986)等参照〕。
【0029】具体的には、本発明遺伝子が発現される適
当な起源より、常法に従ってcDNAライブラリーを調
製し、該ライブラリーから、本発明遺伝子に特有の適当
なプローブや抗体を用いて所望クローンを選択すること
により、本発明遺伝子を得ることができる〔上記手法に
ついては、例えばProc. Natl. Acad. Sci., USA., 78:
6613 (1981);Science, 222: 778 (1983)等参照〕。
当な起源より、常法に従ってcDNAライブラリーを調
製し、該ライブラリーから、本発明遺伝子に特有の適当
なプローブや抗体を用いて所望クローンを選択すること
により、本発明遺伝子を得ることができる〔上記手法に
ついては、例えばProc. Natl. Acad. Sci., USA., 78:
6613 (1981);Science, 222: 778 (1983)等参照〕。
【0030】上記において、cDNAの起源としては、
本発明遺伝子を発現する各種の細胞、組織やこれらに由
来する培養細胞等が例示される。これらからの全RNA
の分離、mRNAの分離や精製、cDNAの取得とその
クローニング等は、いずれも常法に従い実施できる。
尚、cDNAライブラリーは市販されてもおり、本発明
においてはそれら市販のcDNAライブラリー、例えば
クローンテック社(Clontech Lab. Inc.)より市販の各
種cDNAライブラリー等を用いることもできる。
本発明遺伝子を発現する各種の細胞、組織やこれらに由
来する培養細胞等が例示される。これらからの全RNA
の分離、mRNAの分離や精製、cDNAの取得とその
クローニング等は、いずれも常法に従い実施できる。
尚、cDNAライブラリーは市販されてもおり、本発明
においてはそれら市販のcDNAライブラリー、例えば
クローンテック社(Clontech Lab. Inc.)より市販の各
種cDNAライブラリー等を用いることもできる。
【0031】本発明遺伝子をcDNAライブラリーから
スクリーニングする方法も、特に制限されず、通常の方
法に従うことができる。具体的方法としては、例えばc
DNAにより産生される蛋白質の特異抗体を使用した免
疫的スクリーニングにより、対応するcDNAクローン
を選択する方法、目的のDNA配列に選択的に結合する
プローブを用いたプラークハイブリダイゼーション法、
コロニーハイブリダイゼーション法等やこれらの組合せ
を例示できる。
スクリーニングする方法も、特に制限されず、通常の方
法に従うことができる。具体的方法としては、例えばc
DNAにより産生される蛋白質の特異抗体を使用した免
疫的スクリーニングにより、対応するcDNAクローン
を選択する方法、目的のDNA配列に選択的に結合する
プローブを用いたプラークハイブリダイゼーション法、
コロニーハイブリダイゼーション法等やこれらの組合せ
を例示できる。
【0032】ここで用いられるプローブとしては、本発
明遺伝子の塩基配列に関する情報をもとにして化学合成
されたDNAが一般的に例示できるが、勿論既に取得さ
れた本発明遺伝子そのものやその断片等も良好に利用で
きる。
明遺伝子の塩基配列に関する情報をもとにして化学合成
されたDNAが一般的に例示できるが、勿論既に取得さ
れた本発明遺伝子そのものやその断片等も良好に利用で
きる。
【0033】また、本発明遺伝子のスクリーニングは、
上記特異抗体に代えてTSC501蛋白質を利用した蛋
白質相互作用クローニング法(protein interaction cl
oning procedure)によることもでき、更に、本発明遺
伝子の塩基配列情報に基づき設定したセンス・プライマ
ー、アンチセンス・プライマーをスクリーニング用プロ
ーブとして用いる方法によることもできる。
上記特異抗体に代えてTSC501蛋白質を利用した蛋
白質相互作用クローニング法(protein interaction cl
oning procedure)によることもでき、更に、本発明遺
伝子の塩基配列情報に基づき設定したセンス・プライマ
ー、アンチセンス・プライマーをスクリーニング用プロ
ーブとして用いる方法によることもできる。
【0034】本発明では、またディファレンシャルデイ
スプレイ法(differential displaymethod; Liand P.,
et al., Science, 257, 967-971 (1992))によって、異
なる条件下の細胞もしくは複数の異なる細胞群間のmR
NAの発現を直接比較、検討することができる。
スプレイ法(differential displaymethod; Liand P.,
et al., Science, 257, 967-971 (1992))によって、異
なる条件下の細胞もしくは複数の異なる細胞群間のmR
NAの発現を直接比較、検討することができる。
【0035】本発明遺伝子の取得に際しては、PCR法
〔Science, 230: 1350 (1985)〕によるDNA/RNA
増幅法も好適に利用できる。殊に、ライブラリーから全
長のcDNAが得られ難いような場合には、レース法
(RACE:Rapid amplification of cDNA ends;実験
医学、12(6): 35 (1994))、殊に5’−レース(5’−
RACE)法〔Proc. Natl. Acad. Sci., USA., 8: 899
8 (1988)〕等の採用が好適である。かかるPCR法の採
用に際して使用されるプライマーは、既に本発明によっ
て明らかにされた本発明遺伝子の配列情報に基づいて適
宜設定でき、これは常法に従い合成できる。
〔Science, 230: 1350 (1985)〕によるDNA/RNA
増幅法も好適に利用できる。殊に、ライブラリーから全
長のcDNAが得られ難いような場合には、レース法
(RACE:Rapid amplification of cDNA ends;実験
医学、12(6): 35 (1994))、殊に5’−レース(5’−
RACE)法〔Proc. Natl. Acad. Sci., USA., 8: 899
8 (1988)〕等の採用が好適である。かかるPCR法の採
用に際して使用されるプライマーは、既に本発明によっ
て明らかにされた本発明遺伝子の配列情報に基づいて適
宜設定でき、これは常法に従い合成できる。
【0036】尚、増幅させたDNA/RNA断片の単離
精製は、前記の通り常法に従うことができ、例えばゲル
電気泳動法等によればよい。
精製は、前記の通り常法に従うことができ、例えばゲル
電気泳動法等によればよい。
【0037】上記で得られる本発明遺伝子或は各種DN
A断片は、常法、例えばジデオキシ法〔Proc. Natl. Ac
ad. Sci., USA., 74: 5463 (1977)〕やマキサム−ギル
バート法〔Method in Enzymology, 65: 499 (1980)〕等
に従って、また簡便には市販のシークエンスキット等を
用いて、その塩基配列を決定することができる。
A断片は、常法、例えばジデオキシ法〔Proc. Natl. Ac
ad. Sci., USA., 74: 5463 (1977)〕やマキサム−ギル
バート法〔Method in Enzymology, 65: 499 (1980)〕等
に従って、また簡便には市販のシークエンスキット等を
用いて、その塩基配列を決定することができる。
【0038】本発明遺伝子の利用によれば、一般の遺伝
子工学的手法を用いることにより、その遺伝子産物(蛋
白質乃至酵素)を容易に大量に安定して製造することが
できる。従って、本発明は、本発明にかかるTSC50
1遺伝子を含有するベクター(発現ベクター)及び該ベ
クターによって形質転換された宿主細胞並びに該宿主細
胞を培養することによりTSC501蛋白質を製造する
方法をも提供するものである。
子工学的手法を用いることにより、その遺伝子産物(蛋
白質乃至酵素)を容易に大量に安定して製造することが
できる。従って、本発明は、本発明にかかるTSC50
1遺伝子を含有するベクター(発現ベクター)及び該ベ
クターによって形質転換された宿主細胞並びに該宿主細
胞を培養することによりTSC501蛋白質を製造する
方法をも提供するものである。
【0039】該蛋白質の製造は、通常の遺伝子組換え技
術〔Science, 224: 1431 (1984); Biochem. Biophys. R
es. Comm., 130: 692 (1985); Proc. Natl. Acad. Sc
i., USA., 80: 5990 (1983)及び前記引用文献等参照〕
に従って実施できる。
術〔Science, 224: 1431 (1984); Biochem. Biophys. R
es. Comm., 130: 692 (1985); Proc. Natl. Acad. Sc
i., USA., 80: 5990 (1983)及び前記引用文献等参照〕
に従って実施できる。
【0040】上記宿主細胞としては、原核生物及び真核
生物のいずれも用いることができ、例えば原核生物の宿
主としては、大腸菌や枯草菌といった一般的に用いられ
るものが広く挙げられ、好適には大腸菌、とりわけエシ
ェリヒア・コリ(Escherichia coli)K12株に含まれ
るものを例示できる。また、真核生物の宿主細胞には、
脊椎動物、酵母等の細胞が含まれ、前者としては、例え
ばサルの細胞であるCOS細胞〔Cell, 23: 175 (198
1)〕やチャイニーズ・ハムスター卵巣細胞及びそのジヒ
ドロ葉酸レダクターゼ欠損株〔Proc. Natl. Acad. Sc
i., USA., 77: 4216(1980)〕等が、後者としては、サッ
カロミセス属酵母細胞等が好適に用いることができる。
勿論、これらに限定される訳ではない。
生物のいずれも用いることができ、例えば原核生物の宿
主としては、大腸菌や枯草菌といった一般的に用いられ
るものが広く挙げられ、好適には大腸菌、とりわけエシ
ェリヒア・コリ(Escherichia coli)K12株に含まれ
るものを例示できる。また、真核生物の宿主細胞には、
脊椎動物、酵母等の細胞が含まれ、前者としては、例え
ばサルの細胞であるCOS細胞〔Cell, 23: 175 (198
1)〕やチャイニーズ・ハムスター卵巣細胞及びそのジヒ
ドロ葉酸レダクターゼ欠損株〔Proc. Natl. Acad. Sc
i., USA., 77: 4216(1980)〕等が、後者としては、サッ
カロミセス属酵母細胞等が好適に用いることができる。
勿論、これらに限定される訳ではない。
【0041】原核生物細胞を宿主とする場合は、該宿主
細胞中で複製可能なベクターを用いて、このベクター中
に本発明遺伝子が発現できるように該遺伝子の上流にプ
ロモーター及びSD(シャイン・アンド・ダルガーノ)
塩基配列、更に蛋白合成開始に必要な開始コドン(例え
ばATG)を付与した発現プラスミドを好適に利用でき
る。上記ベクターとしては、一般に大腸菌由来のプラス
ミド、例えばpBR322、pBR325、pUC1
2、pUC13等がよく用いられるが、これらに限定さ
れず既知の各種のベクターを利用することができる。大
腸菌を利用した発現系に利用される上記ベクターの市販
品としては、例えばpGEX−4T(Amersham Pharmac
ia Biotech社)、pMAL−C2,pMAl−P2(Ne
w EnglandBiolabs社)、pET21,pET21/la
cq(Invitrogen社)、pBAD/His(Invitrogen
社)等を例示できる。
細胞中で複製可能なベクターを用いて、このベクター中
に本発明遺伝子が発現できるように該遺伝子の上流にプ
ロモーター及びSD(シャイン・アンド・ダルガーノ)
塩基配列、更に蛋白合成開始に必要な開始コドン(例え
ばATG)を付与した発現プラスミドを好適に利用でき
る。上記ベクターとしては、一般に大腸菌由来のプラス
ミド、例えばpBR322、pBR325、pUC1
2、pUC13等がよく用いられるが、これらに限定さ
れず既知の各種のベクターを利用することができる。大
腸菌を利用した発現系に利用される上記ベクターの市販
品としては、例えばpGEX−4T(Amersham Pharmac
ia Biotech社)、pMAL−C2,pMAl−P2(Ne
w EnglandBiolabs社)、pET21,pET21/la
cq(Invitrogen社)、pBAD/His(Invitrogen
社)等を例示できる。
【0042】脊椎動物細胞を宿主とする場合の発現ベク
ターとしては、通常、発現しようとする本発明遺伝子の
上流に位置するプロモーター、RNAのスプライス部
位、ポリアデニル化部位及び転写終了配列等を保有する
ものが挙げられ、これは更に必要により複製起点を有し
ていてもよい。該発現ベクターの例としては、具体的に
は、例えばSV40の初期プロモーターを保有するpS
V2dhfr〔Mol. Cell. Biol., 1: 854 (1981)〕等が例
示できる。上記以外にも既知の各種の市販ベクターを用
いることができる。動物細胞を利用した発現系に利用さ
れるかかるベクターの市販品としては、例えばpEGF
P−N,pEGFP−C(Clontrech社)、pIND(I
nvitrogen社)、pcDNA3.1/His(Invitroge
n社)等の動物細胞用ベクターや、pFastBac H
T(GibciBRL社)、pAcGHLT(PharMing
en社)、pAc5/V5−His,pMT/V5−Hi
s,pMT/Bip/V5−his(以上Invitrogen
社)等の昆虫細胞用ベクター等が挙げられる。
ターとしては、通常、発現しようとする本発明遺伝子の
上流に位置するプロモーター、RNAのスプライス部
位、ポリアデニル化部位及び転写終了配列等を保有する
ものが挙げられ、これは更に必要により複製起点を有し
ていてもよい。該発現ベクターの例としては、具体的に
は、例えばSV40の初期プロモーターを保有するpS
V2dhfr〔Mol. Cell. Biol., 1: 854 (1981)〕等が例
示できる。上記以外にも既知の各種の市販ベクターを用
いることができる。動物細胞を利用した発現系に利用さ
れるかかるベクターの市販品としては、例えばpEGF
P−N,pEGFP−C(Clontrech社)、pIND(I
nvitrogen社)、pcDNA3.1/His(Invitroge
n社)等の動物細胞用ベクターや、pFastBac H
T(GibciBRL社)、pAcGHLT(PharMing
en社)、pAc5/V5−His,pMT/V5−Hi
s,pMT/Bip/V5−his(以上Invitrogen
社)等の昆虫細胞用ベクター等が挙げられる。
【0043】また、酵母細胞を宿主とする場合の発現ベ
クターの具体例としては、例えば酸性ホスフアターゼ遺
伝子に対するプロモーターを有するpAM82〔Proc.
Natl. Acad. Sci., USA., 80: 1 (1983)〕等が例示でき
る。市販の酵母細胞用発現ベクターには、例えばpPI
CZ(Invitrogen社)、pPICZα(Invitrogen社)
等が包含される。
クターの具体例としては、例えば酸性ホスフアターゼ遺
伝子に対するプロモーターを有するpAM82〔Proc.
Natl. Acad. Sci., USA., 80: 1 (1983)〕等が例示でき
る。市販の酵母細胞用発現ベクターには、例えばpPI
CZ(Invitrogen社)、pPICZα(Invitrogen社)
等が包含される。
【0044】プロモーターとしても特に限定なく、エッ
シェリヒア属菌を宿主とする場合は、例えばトリプトフ
ァン(trp)プロモーター、lppプロモーター、lacプロモ
ーター、recAプロモーター、PL/PRプロモーター等を好
ましく利用できる。宿主がバチルス属菌である場合は、
SP01プロモーター、SP02プロモーター、penPプロモータ
ー等が好ましい。酵母を宿主とする場合のプロモーター
としては、例えばpH05プロモーター、PGKプロモータ
ー、GAPプロモーター、ADHプロモーター等を好適に利用
できる。また、動物細胞を宿主とする場合の好ましいプ
ロモーターとしては、SV40由来のプロモーター、レ
トロウイルスのプロモーター、メタロチオネインプロモ
ーター、ヒートショックプロモーター、サイトメガロウ
イルスプロモーター、SRαプロモーター等を例示でき
る。
シェリヒア属菌を宿主とする場合は、例えばトリプトフ
ァン(trp)プロモーター、lppプロモーター、lacプロモ
ーター、recAプロモーター、PL/PRプロモーター等を好
ましく利用できる。宿主がバチルス属菌である場合は、
SP01プロモーター、SP02プロモーター、penPプロモータ
ー等が好ましい。酵母を宿主とする場合のプロモーター
としては、例えばpH05プロモーター、PGKプロモータ
ー、GAPプロモーター、ADHプロモーター等を好適に利用
できる。また、動物細胞を宿主とする場合の好ましいプ
ロモーターとしては、SV40由来のプロモーター、レ
トロウイルスのプロモーター、メタロチオネインプロモ
ーター、ヒートショックプロモーター、サイトメガロウ
イルスプロモーター、SRαプロモーター等を例示でき
る。
【0045】尚、本発明遺伝子の発現ベクターとして
は、通常の融合蛋白発現ベクターも好ましく利用でき
る。該ベクターの具体例としては、グルタチオン−S−
トランスフェラーゼ(GST)との融合蛋白として発現
させるためのpGEX(Promega社)等を例示できる。
は、通常の融合蛋白発現ベクターも好ましく利用でき
る。該ベクターの具体例としては、グルタチオン−S−
トランスフェラーゼ(GST)との融合蛋白として発現
させるためのpGEX(Promega社)等を例示できる。
【0046】所望の組換えDNA(発現ベクター)の宿
主細胞への導入法・形質転換法としても特に制限はな
く、一般的な各種方法を採用できる。得られる形質転換
体も、常法に従いこれを培養することができ、該培養に
より本発明遺伝子によりコードされる目的のTSC50
1蛋白質が発現・産生され、形質転換体の細胞内、細胞
外若しくは細胞膜上に蓄積もしくは分泌される。
主細胞への導入法・形質転換法としても特に制限はな
く、一般的な各種方法を採用できる。得られる形質転換
体も、常法に従いこれを培養することができ、該培養に
より本発明遺伝子によりコードされる目的のTSC50
1蛋白質が発現・産生され、形質転換体の細胞内、細胞
外若しくは細胞膜上に蓄積もしくは分泌される。
【0047】上記培養に用いられる培地としては、採用
した宿主細胞に応じて慣用される各種のものを適宜選択
利用でき、その培養も宿主細胞の生育に適した条件下で
実施できる。
した宿主細胞に応じて慣用される各種のものを適宜選択
利用でき、その培養も宿主細胞の生育に適した条件下で
実施できる。
【0048】かくして得られる組換え蛋白質(TSC5
01蛋白質)の有するアセチルトランスフェレース活性
の測定は、例えば〔14C〕−アセチルCoAとTSC5
01蛋白質とをゲンタマイシン、ストレプトマイシン等
の抗生物質(薬物)の存在下で反応させ、生成した〔14
C〕−薬物を有機層であるシンチレーターに拡散させ
て、その生成量を液体シンチレーションカウンターで測
定することにより実施できる〔Sambrook,J. Fritsch,E.
F. & Maniatis,T., Molecular Cloning, A Laboratory
Mannual, Second Edition (Cold Spring Harbor, New Y
ork, Cold SpringHarbor Laboratory Press), 1989, 1
6.30-16.55/16.56-16.67; Ausubel,F.M.,et al., Curen
t Protocols in Molecular Biology (New York, John W
iley andSons, 1990, 9.0-9.5/9.6.1-9.6.9〕。
01蛋白質)の有するアセチルトランスフェレース活性
の測定は、例えば〔14C〕−アセチルCoAとTSC5
01蛋白質とをゲンタマイシン、ストレプトマイシン等
の抗生物質(薬物)の存在下で反応させ、生成した〔14
C〕−薬物を有機層であるシンチレーターに拡散させ
て、その生成量を液体シンチレーションカウンターで測
定することにより実施できる〔Sambrook,J. Fritsch,E.
F. & Maniatis,T., Molecular Cloning, A Laboratory
Mannual, Second Edition (Cold Spring Harbor, New Y
ork, Cold SpringHarbor Laboratory Press), 1989, 1
6.30-16.55/16.56-16.67; Ausubel,F.M.,et al., Curen
t Protocols in Molecular Biology (New York, John W
iley andSons, 1990, 9.0-9.5/9.6.1-9.6.9〕。
【0049】上記形質転換体の培養は、より詳しくは、
前記した発現ベクター中に所望のTSC501遺伝子を
組込んで形質転換させた形質転換体を含む培養細胞又は
培養細胞の細胞抽出精製物を用いて、例えば以下の如く
して実施できる。即ち、まず10mlのPBSで前記細
胞を洗浄後、ラバーポスマンを用いて細胞を10mlP
BSに懸濁させ、2000rpm、4℃、5分間遠心分離
した後、沈殿物(細胞)を回収する。次いで、回収した
細胞を100μlの0.25Mトリス−塩酸(pH7.
5)に、1〜2mg/mlとなるように懸濁させた後、
液体窒素を用いた凍結操作(又は−80℃超低温冷蔵庫
に5分間放置による)と融解操作とを4回繰り返した
後、15000rpm、4℃、10分間遠心分離し、上清
を回収する。
前記した発現ベクター中に所望のTSC501遺伝子を
組込んで形質転換させた形質転換体を含む培養細胞又は
培養細胞の細胞抽出精製物を用いて、例えば以下の如く
して実施できる。即ち、まず10mlのPBSで前記細
胞を洗浄後、ラバーポスマンを用いて細胞を10mlP
BSに懸濁させ、2000rpm、4℃、5分間遠心分離
した後、沈殿物(細胞)を回収する。次いで、回収した
細胞を100μlの0.25Mトリス−塩酸(pH7.
5)に、1〜2mg/mlとなるように懸濁させた後、
液体窒素を用いた凍結操作(又は−80℃超低温冷蔵庫
に5分間放置による)と融解操作とを4回繰り返した
後、15000rpm、4℃、10分間遠心分離し、上清
を回収する。
【0050】かくして回収した上清は、これを直ちに測
定に供しない場合は、−80℃で保存しておくことがで
き、また例えばその一部をバイオ−ラッド・プロテイン
・アッセイ等に供して蛋白質を定量することもできる。
定に供しない場合は、−80℃で保存しておくことがで
き、また例えばその一部をバイオ−ラッド・プロテイン
・アッセイ等に供して蛋白質を定量することもできる。
【0051】上記上清の20〜200μg蛋白質を0.
25Mとリス−塩酸(pH7.5)を用いて25μlに
メスアップし、該蛋白質溶解溶液に50μlの0.1μ
Ci〔14C〕クロラムフェニコール(Amersham社等)を
含む0.25Mトリス−塩酸(pH7.5)と10μl
の10mMアセチルCoA(和光純薬社、シグマ社等)
を加えて、37℃で1時間インキュベートする。これに
300μl酢酸エチルを加え、ボルテックスミキサーを
用いて撹拌し、15000rpm、4℃、10分間遠心分
離し、上清250μlを別の1.5mlチューブに取
り、更に250μl酢酸エチルを加える。次いでボルテ
ックスミキサーを用いて撹拌し、上記と同様に遠心分離
後、上清250μlを前記の1.5mlチューブに加え
る。合計500μl酢酸エチルを濃縮遠心機を用いて蒸
発乾固して、抽出物を20μl酢酸エチルに溶かし、シ
リカゲル薄層プレートに1cm間隔にディスポーザルマ
イクロピペットを用いるか又はピペットマンを用いて
0.5μlずつスポットする。
25Mとリス−塩酸(pH7.5)を用いて25μlに
メスアップし、該蛋白質溶解溶液に50μlの0.1μ
Ci〔14C〕クロラムフェニコール(Amersham社等)を
含む0.25Mトリス−塩酸(pH7.5)と10μl
の10mMアセチルCoA(和光純薬社、シグマ社等)
を加えて、37℃で1時間インキュベートする。これに
300μl酢酸エチルを加え、ボルテックスミキサーを
用いて撹拌し、15000rpm、4℃、10分間遠心分
離し、上清250μlを別の1.5mlチューブに取
り、更に250μl酢酸エチルを加える。次いでボルテ
ックスミキサーを用いて撹拌し、上記と同様に遠心分離
後、上清250μlを前記の1.5mlチューブに加え
る。合計500μl酢酸エチルを濃縮遠心機を用いて蒸
発乾固して、抽出物を20μl酢酸エチルに溶かし、シ
リカゲル薄層プレートに1cm間隔にディスポーザルマ
イクロピペットを用いるか又はピペットマンを用いて
0.5μlずつスポットする。
【0052】予めチャンバー内をクロロホルム−メタノ
ール(95:5)で飽和させておき、20〜30分間分
離を行い、数分後、室温で乾燥し、一晩オートラジオグ
ラフィーを行い、アセチル化体及び非アセチル化体のそ
れぞれのカウントを別々にイメージ・アナライザー(Fu
ji社製 :BSA2000等)又は液体シンチレーションカウン
ター(ベックマン社製等)にて測定することによって、
TSC501蛋白質のアセチルトランスフェレース活性
の測定を行うことができる。
ール(95:5)で飽和させておき、20〜30分間分
離を行い、数分後、室温で乾燥し、一晩オートラジオグ
ラフィーを行い、アセチル化体及び非アセチル化体のそ
れぞれのカウントを別々にイメージ・アナライザー(Fu
ji社製 :BSA2000等)又は液体シンチレーションカウン
ター(ベックマン社製等)にて測定することによって、
TSC501蛋白質のアセチルトランスフェレース活性
の測定を行うことができる。
【0053】組換え蛋白質(TSC501蛋白質)は、
所望により、その物理的性質、化学的性質等を利用した
各種の分離操作に従って分離、精製することができる
〔「生化学データブックII」、1175-1259頁、第1版第
1刷、1980年 6月23日株式会社東京化学同人発行;Bioc
hemistry, 25(25): 8274 (1986); Eur. J. Biochem., 1
63: 313 (1987) 等参照〕。
所望により、その物理的性質、化学的性質等を利用した
各種の分離操作に従って分離、精製することができる
〔「生化学データブックII」、1175-1259頁、第1版第
1刷、1980年 6月23日株式会社東京化学同人発行;Bioc
hemistry, 25(25): 8274 (1986); Eur. J. Biochem., 1
63: 313 (1987) 等参照〕。
【0054】該方法としては、具体的には例えば通常の
再構成処理、蛋白沈澱剤による処理(塩析法)、遠心分
離、浸透圧ショック法、超音波破砕、限外濾過、分子篩
クロマトグラフィー(ゲル濾過)、吸着クロマトグラフ
ィー、イオン交換クロマトグラフィー、アフィニティク
ロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー(HP
LC)等の各種液体クロマトグラフィー、透析法、これ
らの組合せ等が挙げられ、特に好ましい上記方法として
は、本発明蛋白質に対する特異抗体を結合させたカラム
を利用するアフィニティクロマトグラフィーを例示でき
る。
再構成処理、蛋白沈澱剤による処理(塩析法)、遠心分
離、浸透圧ショック法、超音波破砕、限外濾過、分子篩
クロマトグラフィー(ゲル濾過)、吸着クロマトグラフ
ィー、イオン交換クロマトグラフィー、アフィニティク
ロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー(HP
LC)等の各種液体クロマトグラフィー、透析法、これ
らの組合せ等が挙げられ、特に好ましい上記方法として
は、本発明蛋白質に対する特異抗体を結合させたカラム
を利用するアフィニティクロマトグラフィーを例示でき
る。
【0055】しかして、本発明は、例えば上記の如くし
て得られる、新規なTSC501蛋白質自体をも提供す
るものである。該蛋白質は、アセチルトランスフェレー
スと相同性を有し、その有するアセチル化反応促進作用
(アセチルトランスフェレース活性)乃至薬物代謝作用
を有することにより特徴付けられ、前記のとおり医薬分
野において有用である。
て得られる、新規なTSC501蛋白質自体をも提供す
るものである。該蛋白質は、アセチルトランスフェレー
スと相同性を有し、その有するアセチル化反応促進作用
(アセチルトランスフェレース活性)乃至薬物代謝作用
を有することにより特徴付けられ、前記のとおり医薬分
野において有用である。
【0056】また、このTSC501蛋白質は、該蛋白
質の特異抗体を作成するための免疫抗原としても利用で
きる。ここで抗原として用いられるコンポーネントは、
例えば上記遺伝子工学的手法に従って大量に産生された
蛋白質或はそのフラグメントであることができ、これら
抗原を利用することにより、所望の抗血清(ポリクロー
ナル抗体)及びモノクローナル抗体を収得することがで
きる。
質の特異抗体を作成するための免疫抗原としても利用で
きる。ここで抗原として用いられるコンポーネントは、
例えば上記遺伝子工学的手法に従って大量に産生された
蛋白質或はそのフラグメントであることができ、これら
抗原を利用することにより、所望の抗血清(ポリクロー
ナル抗体)及びモノクローナル抗体を収得することがで
きる。
【0057】該抗体の製造方法自体は、当業者によく理
解されているところであり、本発明においてもこれら常
法に従うことができる〔続生化学実験講座「免疫生化学
研究法」、日本生化学会編(1986)等参照〕。
解されているところであり、本発明においてもこれら常
法に従うことができる〔続生化学実験講座「免疫生化学
研究法」、日本生化学会編(1986)等参照〕。
【0058】上記抗血清の取得に際して利用される免疫
動物としては、例えばウサギ、モルモット、ラット、マ
ウスやニワトリ等の通常動物を任意に選択でき、上記抗
原を使用する免疫方法や採血等もまた常法に従い実施で
きる。
動物としては、例えばウサギ、モルモット、ラット、マ
ウスやニワトリ等の通常動物を任意に選択でき、上記抗
原を使用する免疫方法や採血等もまた常法に従い実施で
きる。
【0059】モノクローナル抗体の取得も、常法に従
い、上記免疫抗原で免疫した動物の形質細胞(免疫細
胞)と形質細胞腫細胞との融合細胞を作成し、これより
所望抗体を産生するクローンを選択し、該クローンの培
養により実施することができる。免疫動物は、一般に細
胞融合に使用する形質細胞腫細胞との適合性を考慮して
選択され、通常マウスやラット等が有利に用い得る。免
疫化は、上記抗血清の場合と同様にして実施でき、また
所望により免疫抗原を通常のアジュバント等と併用して
用いることもできる。
い、上記免疫抗原で免疫した動物の形質細胞(免疫細
胞)と形質細胞腫細胞との融合細胞を作成し、これより
所望抗体を産生するクローンを選択し、該クローンの培
養により実施することができる。免疫動物は、一般に細
胞融合に使用する形質細胞腫細胞との適合性を考慮して
選択され、通常マウスやラット等が有利に用い得る。免
疫化は、上記抗血清の場合と同様にして実施でき、また
所望により免疫抗原を通常のアジュバント等と併用して
用いることもできる。
【0060】尚、融合に使用される形質細胞腫細胞とし
ても、特に限定なく、例えばp3(p3/x63-Ag8)〔Natu
re, 256: 495-497 (1975)〕、p3−U1〔Current Top
icsin Microbiology and Immunology, 81: 1-7 (197
8)〕、NS−1〔Eur. J. Immunol., 6: 511-519 (197
6)〕、MPC−11〔Cell, 8: 405-415 (1976)〕、S
P2/0〔Nature, 276: 269-271 (1978)〕等、ラット
におけるR210〔Nature,277: 131-133 (1979)〕等及
びそれらに由来する細胞等の各種の骨髄腫細胞をいずれ
も使用できる。
ても、特に限定なく、例えばp3(p3/x63-Ag8)〔Natu
re, 256: 495-497 (1975)〕、p3−U1〔Current Top
icsin Microbiology and Immunology, 81: 1-7 (197
8)〕、NS−1〔Eur. J. Immunol., 6: 511-519 (197
6)〕、MPC−11〔Cell, 8: 405-415 (1976)〕、S
P2/0〔Nature, 276: 269-271 (1978)〕等、ラット
におけるR210〔Nature,277: 131-133 (1979)〕等及
びそれらに由来する細胞等の各種の骨髄腫細胞をいずれ
も使用できる。
【0061】上記免疫細胞と形質細胞腫細胞との融合
は、通常の融合促進剤、例えばポリエチレングリコール
(PEG)やセンダイウイルス(HVJ)等の存在下に
公知の方法に準じて行なうことができ、所望のハイブリ
ドーマの分離もまた同様に行ない得る〔Meth. in Enzym
ol., 73: 3 (1981);上記続生化学実験講座等〕。
は、通常の融合促進剤、例えばポリエチレングリコール
(PEG)やセンダイウイルス(HVJ)等の存在下に
公知の方法に準じて行なうことができ、所望のハイブリ
ドーマの分離もまた同様に行ない得る〔Meth. in Enzym
ol., 73: 3 (1981);上記続生化学実験講座等〕。
【0062】また、目的とする抗体産生株の検索及び単
一クローン化も常法により実施され、例えば抗体産生株
の検索は、上記の免疫抗原を利用したELISA法〔Me
th.in Enzymol., 70: 419-439 (1980)〕、プラーク法、
スポット法、凝集反応法、オクテロニー(Ouchterlon
y)法、ラジオイムノアッセイ等の一般に抗体の検出に
用いられている種々の方法に従い実施することができ
る。
一クローン化も常法により実施され、例えば抗体産生株
の検索は、上記の免疫抗原を利用したELISA法〔Me
th.in Enzymol., 70: 419-439 (1980)〕、プラーク法、
スポット法、凝集反応法、オクテロニー(Ouchterlon
y)法、ラジオイムノアッセイ等の一般に抗体の検出に
用いられている種々の方法に従い実施することができ
る。
【0063】かくして得られるハイブリドーマからの所
望抗体の採取は、該ハイブリドーマを常法により培養し
てその培養上清として得る方法やハイブリドーマをこれ
と適合性のある哺乳動物に投与して増殖させその腹水と
して得る方法等により実施できる。前者の方法は、高純
度の抗体を得るのに適しており、後者の方法は、抗体の
大量生産に適している。このようにして得られる抗体
は、更に塩析、ゲル濾過、アフィニティクロマトグラフ
イー等の通常の手段により精製することができる。
望抗体の採取は、該ハイブリドーマを常法により培養し
てその培養上清として得る方法やハイブリドーマをこれ
と適合性のある哺乳動物に投与して増殖させその腹水と
して得る方法等により実施できる。前者の方法は、高純
度の抗体を得るのに適しており、後者の方法は、抗体の
大量生産に適している。このようにして得られる抗体
は、更に塩析、ゲル濾過、アフィニティクロマトグラフ
イー等の通常の手段により精製することができる。
【0064】かくして得られる抗体は、本発明のTSC
501蛋白質に結合性を有することによって特徴付けら
れ、これは、TSC501蛋白質の精製、その免疫学的
手法による測定乃至識別等に有利に利用できる。本発明
は、かかる新規な抗体をも提供するものである。
501蛋白質に結合性を有することによって特徴付けら
れ、これは、TSC501蛋白質の精製、その免疫学的
手法による測定乃至識別等に有利に利用できる。本発明
は、かかる新規な抗体をも提供するものである。
【0065】また、本発明によって明らかにされた本発
明遺伝子の配列情報を基にすれば、例えば該遺伝子の一
部又は全部の塩基配列を利用することにより、個体もし
くは各種組織における本発明遺伝子の発現の検出を行な
うことができる。
明遺伝子の配列情報を基にすれば、例えば該遺伝子の一
部又は全部の塩基配列を利用することにより、個体もし
くは各種組織における本発明遺伝子の発現の検出を行な
うことができる。
【0066】かかる検出は常法に従って行うことがで
き、例えばRT−PCR〔Reverse transcribed-Polyme
rase chain reaction; E.S. Kawasaki, et al., Amplif
ication of RNA. In PCR Protocol, A Guide to method
s and applications, AcademicPress, Inc., SanDiego,
21-27 (1991)〕によるRNA増幅や、ノーザンブロッ
ト解析〔Molecular Cloning, Cold Spring Harbor Lab.
(1989)〕や、in situRT−PCR〔Nucl. Acids Re
s., 21: 3159-3166 (1993)〕、in situ ハイブリダイゼ
ーション等の細胞レベルでのそれら測定や、NASBA
法〔Nucleic acidsequence-based amplification, Natu
re, 350: 91-92 (1991)〕及びその他の各種方法によ
り、良好に実施し得る。
き、例えばRT−PCR〔Reverse transcribed-Polyme
rase chain reaction; E.S. Kawasaki, et al., Amplif
ication of RNA. In PCR Protocol, A Guide to method
s and applications, AcademicPress, Inc., SanDiego,
21-27 (1991)〕によるRNA増幅や、ノーザンブロッ
ト解析〔Molecular Cloning, Cold Spring Harbor Lab.
(1989)〕や、in situRT−PCR〔Nucl. Acids Re
s., 21: 3159-3166 (1993)〕、in situ ハイブリダイゼ
ーション等の細胞レベルでのそれら測定や、NASBA
法〔Nucleic acidsequence-based amplification, Natu
re, 350: 91-92 (1991)〕及びその他の各種方法によ
り、良好に実施し得る。
【0067】尚、RT−PCR法を採用する場合におい
て、用いられるプライマーは、本発明遺伝子のみを特異
的に増幅できる該遺伝子に特有のものである限り何等限
定されず、本発明の遺伝情報に基いてその配列を適宜設
定することができる。通常、これは20〜30ヌクレオ
チド程度の部分配列を有するものとすることができる。
て、用いられるプライマーは、本発明遺伝子のみを特異
的に増幅できる該遺伝子に特有のものである限り何等限
定されず、本発明の遺伝情報に基いてその配列を適宜設
定することができる。通常、これは20〜30ヌクレオ
チド程度の部分配列を有するものとすることができる。
【0068】このように、本発明は、本発明に係るTS
C501遺伝子検出用の特異プライマー及び/又は特異
プローブとして使用されるDNA断片をも提供するもの
である。
C501遺伝子検出用の特異プライマー及び/又は特異
プローブとして使用されるDNA断片をも提供するもの
である。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、アセチルトランスフェ
レース活性乃至薬物代謝作用を有する、新規なTSC5
01蛋白質、これをコードする遺伝子が提供され、これ
らの利用によれば、生体における薬物代謝機構の解明
や、新薬の開発等に有用な技術が提供される。
レース活性乃至薬物代謝作用を有する、新規なTSC5
01蛋白質、これをコードする遺伝子が提供され、これ
らの利用によれば、生体における薬物代謝機構の解明
や、新薬の開発等に有用な技術が提供される。
【0070】
【実施例】以下、本発明を更に詳しく説明するため、実
施例を挙げる。
施例を挙げる。
【0071】
【実施例1】(1-1) 〔γ-33P〕ATPで標識した表出
方法 組織特異的な手法において発現したヒト遺伝子を確認す
るために〔γ-33P〕ATPで標識した表出方法を用い
た。該方法の手順は本質的に以下に示すリアングの方法
(Liang P., et al., Science, 257, 967-971 (1992))に
よって行った。
方法 組織特異的な手法において発現したヒト遺伝子を確認す
るために〔γ-33P〕ATPで標識した表出方法を用い
た。該方法の手順は本質的に以下に示すリアングの方法
(Liang P., et al., Science, 257, 967-971 (1992))に
よって行った。
【0072】即ち、13のヒト組織(成人脳、胎児脳、
肺、肝臓、胃、膵臓、脾臓、乳腺、膀胱、胎盤、睾丸、
腎臓及び心臓:クローンテック社製)の各々から単離し
たポリA RNA(0.2μg)を、ジエチルピロカー
ボネート処理された水の8μl中で3’-アンカード・オ
リゴdTプライマーG(T)15MA(MはG、A及び
Cの混合液である)の25pmolと混合し、65℃で5分
間加熱した。この溶液に4μlの5×ファースト・スト
ランド緩衝液(BRL社製)、2μlの0.1M DT
T(BRL社製)、1μlの250mM dNTPs(B
RL社製)、1μlのリボヌクレアーゼ・インヒビター
(40単位;TOYOBO社製)及び1μlのスーパー
スクリプトII逆転写酵素(200単位;BRL社製)を
加えた。各反応液の最終容量は20μlであった。各溶
液を37℃で1時間培養した後、30μlの蒸留した水
の付加により2.5倍までに希釈し、使用時まで−20
℃で貯蔵した。
肺、肝臓、胃、膵臓、脾臓、乳腺、膀胱、胎盤、睾丸、
腎臓及び心臓:クローンテック社製)の各々から単離し
たポリA RNA(0.2μg)を、ジエチルピロカー
ボネート処理された水の8μl中で3’-アンカード・オ
リゴdTプライマーG(T)15MA(MはG、A及び
Cの混合液である)の25pmolと混合し、65℃で5分
間加熱した。この溶液に4μlの5×ファースト・スト
ランド緩衝液(BRL社製)、2μlの0.1M DT
T(BRL社製)、1μlの250mM dNTPs(B
RL社製)、1μlのリボヌクレアーゼ・インヒビター
(40単位;TOYOBO社製)及び1μlのスーパー
スクリプトII逆転写酵素(200単位;BRL社製)を
加えた。各反応液の最終容量は20μlであった。各溶
液を37℃で1時間培養した後、30μlの蒸留した水
の付加により2.5倍までに希釈し、使用時まで−20
℃で貯蔵した。
【0073】cDNAは、〔γ-33P〕ATPで標識し
た(アマシャム社製)3’−アンカード・プライマーの
存在下でPCRによって増幅した。このcDNAのPC
R増幅は、以下のとおり実施された。即ち、各20μl
のPCR混合液は、2μlのRT反応混合液、2μlの
10×PCR緩衝液(タカラ社製)、4μlの2.5m
M dNTPs、0.25μlのEx Taq DNAポリ
メラーゼ(5単位/ml:タカラ社製)、〔γ-33P〕
ATPで標識した25pmolの3’−アンカード・オリゴ
−dTプライマー及び25pmolの5’−プライマー(N
o.20、5’−GATCTGACAC−3’の任意配
列を有する10−merデオキシオリゴヌクレオチド・
プライマー)を含んでいた。また、PCR反応は以下の
条件で行なった。即ち、95℃で3分間、40℃で5分
間及び72℃で5分間を1サイクルとして行ない、それ
から95℃で0.5分間、40℃で2分間及び72℃で
1分間を40サイクル行ない、最後に72℃で5分間反
応させた。
た(アマシャム社製)3’−アンカード・プライマーの
存在下でPCRによって増幅した。このcDNAのPC
R増幅は、以下のとおり実施された。即ち、各20μl
のPCR混合液は、2μlのRT反応混合液、2μlの
10×PCR緩衝液(タカラ社製)、4μlの2.5m
M dNTPs、0.25μlのEx Taq DNAポリ
メラーゼ(5単位/ml:タカラ社製)、〔γ-33P〕
ATPで標識した25pmolの3’−アンカード・オリゴ
−dTプライマー及び25pmolの5’−プライマー(N
o.20、5’−GATCTGACAC−3’の任意配
列を有する10−merデオキシオリゴヌクレオチド・
プライマー)を含んでいた。また、PCR反応は以下の
条件で行なった。即ち、95℃で3分間、40℃で5分
間及び72℃で5分間を1サイクルとして行ない、それ
から95℃で0.5分間、40℃で2分間及び72℃で
1分間を40サイクル行ない、最後に72℃で5分間反
応させた。
【0074】PCR反応サンプルをエタノールで抽出
し、フォルムアミド・シークエンシング染料中に再懸濁
して、6%アクリルアミド7.5Mウレア・シークエン
シング・ゲル上で反応させた。ゲルは固定することなし
に乾燥させ、一晩オートラジオグラフィーを実施した。
し、フォルムアミド・シークエンシング染料中に再懸濁
して、6%アクリルアミド7.5Mウレア・シークエン
シング・ゲル上で反応させた。ゲルは固定することなし
に乾燥させ、一晩オートラジオグラフィーを実施した。
【0075】(1-2) 増幅されたcDNA断片のサブ・
クローニング 予め乾燥ゲルを載せた3MM濾紙上にラジオアクティブ
インクで印を付けておき、これとオートラジオグラムを
あわせることにより、目的のcDNAを含むバンドが含
まれるゲルを、3MM濾紙ごと切り出した後、300μ
lのdH2Oにて1時間撹袢した。ポリアクリルアミド
・ゲルと濾紙を取り除いた後、cDNAを担体として1
μlの10mg/mlグリコーゲンと0.3M NaO
Acの存在下、エタノール沈澱によって再回収し、10
μlのdH2Oに再溶解した。再増幅のために、5μl
のこの溶液が用いられた。PCRの条件とプライマーは
最初のPCRに対してと同じであった。適当な大きさの
再増幅産物を第一のPCR産物として再回収し、それか
らそのPCR産物をpUC118ベクター(タカラ社製)のHinc
II部位にクローンニングした。核酸配列はABI37
7自動シークエンサー(アプライド・バイオ・システム
ズ社製)によって決定した。
クローニング 予め乾燥ゲルを載せた3MM濾紙上にラジオアクティブ
インクで印を付けておき、これとオートラジオグラムを
あわせることにより、目的のcDNAを含むバンドが含
まれるゲルを、3MM濾紙ごと切り出した後、300μ
lのdH2Oにて1時間撹袢した。ポリアクリルアミド
・ゲルと濾紙を取り除いた後、cDNAを担体として1
μlの10mg/mlグリコーゲンと0.3M NaO
Acの存在下、エタノール沈澱によって再回収し、10
μlのdH2Oに再溶解した。再増幅のために、5μl
のこの溶液が用いられた。PCRの条件とプライマーは
最初のPCRに対してと同じであった。適当な大きさの
再増幅産物を第一のPCR産物として再回収し、それか
らそのPCR産物をpUC118ベクター(タカラ社製)のHinc
II部位にクローンニングした。核酸配列はABI37
7自動シークエンサー(アプライド・バイオ・システム
ズ社製)によって決定した。
【0076】上記方法にて、胎児脳(F. brain)、成人
脳(A. brain)、肺(Lung)、肝臓(Liver)、胃(Sto
mach)、膵臓(Pancreas)、睾丸(Testis)、前立腺
(Prostate)、脾臓(Spleen)、乳腺(Breast)、胎盤
(Placenta)、心臓(Heart)及び腎臓(Kidney)から
単離したmRNAを使用する、異なる表出パターンを比
較した結果を図1に示す。
脳(A. brain)、肺(Lung)、肝臓(Liver)、胃(Sto
mach)、膵臓(Pancreas)、睾丸(Testis)、前立腺
(Prostate)、脾臓(Spleen)、乳腺(Breast)、胎盤
(Placenta)、心臓(Heart)及び腎臓(Kidney)から
単離したmRNAを使用する、異なる表出パターンを比
較した結果を図1に示す。
【0077】該図より、1つのプライマーの組合せでP
CR増幅を行い、腎臓及び肝臓に特異的に発現した一つ
のPCR産物を確認した。
CR増幅を行い、腎臓及び肝臓に特異的に発現した一つ
のPCR産物を確認した。
【0078】クローニングされ、配列決定されたこのP
CR産物をTSC501aと命名した。この産物は、1
16ヌクレオチドからなっていた。FASTAプログラ
ム(Person W. R., et al., Proc. Natl. Acad. Sci., U
SA, 85, 2444-2448 (1988))を使用するGenBanc
k/EMBLデータ・ベース中のDNA配列と、このヌ
クレオチド・データとの比較より、このPCR産物が他
の如何なる公知のDNA配列と相同性がないことが明ら
かとなった。
CR産物をTSC501aと命名した。この産物は、1
16ヌクレオチドからなっていた。FASTAプログラ
ム(Person W. R., et al., Proc. Natl. Acad. Sci., U
SA, 85, 2444-2448 (1988))を使用するGenBanc
k/EMBLデータ・ベース中のDNA配列と、このヌ
クレオチド・データとの比較より、このPCR産物が他
の如何なる公知のDNA配列と相同性がないことが明ら
かとなった。
【0079】(1-3) cDNAのスクリーニング ヒト正常腎臓cDNAライブラリーは、オリゴ(dT)−
プライムド・ヒト正常腎臓cDNAとUni-ZAPTM
XR(ストラタジーン社製)を用いて、構築した。1×1
06個のクローンの全体を上記方法によって単離し、
〔α−32P〕−dCTPにて標識されたcDNA断片を
用いてそのスクリーニングを行なった。陽性クローンを
選択し、それらの挿入cDNA部をpBluescript II SK
(-)中のイン・ビボに切り出した。
プライムド・ヒト正常腎臓cDNAとUni-ZAPTM
XR(ストラタジーン社製)を用いて、構築した。1×1
06個のクローンの全体を上記方法によって単離し、
〔α−32P〕−dCTPにて標識されたcDNA断片を
用いてそのスクリーニングを行なった。陽性クローンを
選択し、それらの挿入cDNA部をpBluescript II SK
(-)中のイン・ビボに切り出した。
【0080】その結果、TSC501aに対して約50
0のプラークが確認された。この結果より、全RNA間
の転写量は、およそ0.05%であると計算された。T
SC501に相同する集合したcDNA配列(TSC5
01)は、227アミノ酸配列の蛋白質をコードする6
81ヌクレオチドのオープン・リーディング・フレーム
を含む960ヌクレオチドを含んでいた。
0のプラークが確認された。この結果より、全RNA間
の転写量は、およそ0.05%であると計算された。T
SC501に相同する集合したcDNA配列(TSC5
01)は、227アミノ酸配列の蛋白質をコードする6
81ヌクレオチドのオープン・リーディング・フレーム
を含む960ヌクレオチドを含んでいた。
【0081】推定されたTSC501蛋白質のアミノ酸
配列は、そのN末端部分(Leu55−Ala78)にシグナルモ
チーフをもち、C末端部分(Gln198−Pro220にトランス
メンブレンドメインを持っおり、このことから、本発明
遺伝子によりコードされる蛋白質は膜蛋白質であること
が明らかとなった。
配列は、そのN末端部分(Leu55−Ala78)にシグナルモ
チーフをもち、C末端部分(Gln198−Pro220にトランス
メンブレンドメインを持っおり、このことから、本発明
遺伝子によりコードされる蛋白質は膜蛋白質であること
が明らかとなった。
【0082】更に、FASTAプログラムを使用し、公
共のデータベースにおいて公知の蛋白との比較を行なっ
た。その結果を図2に示す。
共のデータベースにおいて公知の蛋白との比較を行なっ
た。その結果を図2に示す。
【0083】図2は、各蛋白のアミノ酸を一文字表記し
て、その配列を比較したものであり、図中、同一アミノ
酸は反転表示してある。
て、その配列を比較したものであり、図中、同一アミノ
酸は反転表示してある。
【0084】該図より、TSC501蛋白質は、(1)ゲ
ンタマイシン 3’−アセチルトランスフェレース(gen
tamicin 3'-acetyltransferase (AAC(3)-I); W. Wohlle
ben,et al., Mol. Gen. Genet., (1989), 217: 202-20
8、図中「AAC(3)−I」と表示)、(2)リボソーム
蛋白−アラニン アセチルトランスフェレース(ribosom
al-protein-alanine acetyltransferase (Rim I); A. Y
oshikawa, et al., Mol. Gen. Genet. (1987), 209: 48
1-488、図中「RimI」と表示)及び(3)ストレプトセ
リシン アセチルトランスフェレース(streptothricin
acetyltransferase (Sta T); S. Horinouchi, et al.,
J. Bacteriol., (1987), pp.1929-1937、図中「Sta
T」と表示)とそれぞれ、29%、26%及び27%同
一であり、有意な同一性が確認された。このことは、T
SC501蛋白質がアセチルトランスフェレースファミ
リーの新しいメンバーであることを示している。
ンタマイシン 3’−アセチルトランスフェレース(gen
tamicin 3'-acetyltransferase (AAC(3)-I); W. Wohlle
ben,et al., Mol. Gen. Genet., (1989), 217: 202-20
8、図中「AAC(3)−I」と表示)、(2)リボソーム
蛋白−アラニン アセチルトランスフェレース(ribosom
al-protein-alanine acetyltransferase (Rim I); A. Y
oshikawa, et al., Mol. Gen. Genet. (1987), 209: 48
1-488、図中「RimI」と表示)及び(3)ストレプトセ
リシン アセチルトランスフェレース(streptothricin
acetyltransferase (Sta T); S. Horinouchi, et al.,
J. Bacteriol., (1987), pp.1929-1937、図中「Sta
T」と表示)とそれぞれ、29%、26%及び27%同
一であり、有意な同一性が確認された。このことは、T
SC501蛋白質がアセチルトランスフェレースファミ
リーの新しいメンバーであることを示している。
【0085】(2) 組織における発現 組織におけるTSC501の発現プロファイルを調べる
ため、各種のヒト組織を用いたノーザンブロット分析を
行った。
ため、各種のヒト組織を用いたノーザンブロット分析を
行った。
【0086】ノーザン・ブロツト分析には、ヒトMTN
(Multiple-Tissue Northern)ブロットIとII(クロー
ンテック社製)を使用した。cDNA断片は、T3とT
7プロモーター配列のプライマー・セットを用い、PC
Rによって〔α−32P〕−dCTPで標識した。増幅産
物を含むメンブランをプレハイブリダイズ(条件は製品
のプロトコールに従った)し、そしてそれから製品のプ
ロトコールに従い、ハイブリダイゼーションを行なっ
た。
(Multiple-Tissue Northern)ブロットIとII(クロー
ンテック社製)を使用した。cDNA断片は、T3とT
7プロモーター配列のプライマー・セットを用い、PC
Rによって〔α−32P〕−dCTPで標識した。増幅産
物を含むメンブランをプレハイブリダイズ(条件は製品
のプロトコールに従った)し、そしてそれから製品のプ
ロトコールに従い、ハイブリダイゼーションを行なっ
た。
【0087】ハイブリダイゼーション後、洗浄した膜を
−80℃で48時間オートラジオグラフに露光した。
−80℃で48時間オートラジオグラフに露光した。
【0088】ヒト組織として、心臓(Heart)、脳(Bra
in)、胎盤(Placenta)、肺(Lung)、肝臓(Live
r)、骨格筋(Sk. muscle)、腎臓(Kidney)、膵臓(P
ancreas)、脾臓(Spleen)、胸腺(Thymus)、前立腺
(Prostate)、睾丸(Testis)、卵巣(Ovary)、小腸
(Small int.)及び結腸(Colon)を用いて行った上記
試験の結果、TSC501に相同する約1.0kb転写
体が腎臓及び肝臓において、特異的に観察された。この
結果は、異なる表出方法において見られる発現パターン
(図1参照)と一致していた。
in)、胎盤(Placenta)、肺(Lung)、肝臓(Live
r)、骨格筋(Sk. muscle)、腎臓(Kidney)、膵臓(P
ancreas)、脾臓(Spleen)、胸腺(Thymus)、前立腺
(Prostate)、睾丸(Testis)、卵巣(Ovary)、小腸
(Small int.)及び結腸(Colon)を用いて行った上記
試験の結果、TSC501に相同する約1.0kb転写
体が腎臓及び肝臓において、特異的に観察された。この
結果は、異なる表出方法において見られる発現パターン
(図1参照)と一致していた。
【0089】
【配列表】 (1) GENERAL INFORMATION: (i) APPLICANT: Ostuka Pharmaceutical Co., Ltd. (ii) TITLE OF INVENTION: TSC501遺伝子 (iii) NUMBER OF SEQUENCES: 3 (iv) COMPUTER READABLE FORM: (A) MEDIUM TYPE: Floppy disk (B) COMPUTER: IBM PC compatible (C) OPERATING SYSTEM: PC-DOS/MS-DOS (D) SOFTWARE: PatentIn Release #1.0, Version #1.30 (vi) CURRENT APPLICATION DATA: (A) APPLICATION NUMBER: (B) FILING REFERENCE: B48JP (C) FILING DATE: 26-MAY-1998
【0090】 (2) INFORMATION FOR SEQ ID NO:1: (i) SEQUENCE CHARACTERISTICS: (A) LENGTH: 227 amino acids (B) TYPE: amino acid (D) TOPOLOGY: linear (ii) MOLECULE TYPE: protein (xi) SEQUENCE DESCRIPTION: SEQ ID NO:1: Met Ala Pro Cys His Ile Arg Lys Tyr Gln Glu Ser Asp Arg Gln Trp 1 5 10 15 Val Val Gly Leu Leu Ser Arg Gly Met Ala Glu His Ala Pro Ala Thr 20 25 30 Phe Arg Gln Leu Leu Lys Leu Pro Arg Thr Leu Ile Leu Leu Leu Gly 35 40 45 Gly Pro Leu Ala Leu Leu Leu Val Ser Gly Ser Trp Leu Leu Ala Leu 50 55 60 Val Phe Ser Ile Ser Leu Phe Pro Ala Leu Trp Phe Leu Ala Lys Lys 65 70 75 80 Pro Trp Thr Glu Tyr Val Asp Met Thr Leu Cys Thr Asp Met Ser Asp 85 90 95 Ile Thr Lys Ser Tyr Leu Ser Glu Arg Gly Ser Cys Phe Trp Val Ala 100 105 110 Glu Ser Glu Glu Lys Val Val Gly Met Val Gly Ala Leu Pro Val Asp 115 120 125 Asp Pro Thr Leu Arg Glu Lys Arg Leu Gln Leu Phe His Leu Phe Val 130 135 140 Asp Ser Glu His Arg Arg Gln Gly Ile Ala Lys Ala Leu Val Arg Thr 145 150 155 160 Val Leu Gln Phe Ala Arg Asp Gln Gly Tyr Ser Glu Val Ile Leu Asp 165 170 175 Thr Gly Thr Ile Gln Leu Ser Ala Met Ala Leu Tyr Gln Ser Met Gly 180 185 190 Phe Lys Lys Thr Gly Gln Ser Phe Phe Cys Val Trp Ala Arg Leu Val 195 200 205 Ala Leu His Thr Val His Phe Ile Tyr His Leu Pro Ser Ser Lys Val 210 215 220 Gly Ser Leu 225
【0091】 (2) INFORMATION FOR SEQ ID NO:2: (i) SEQUENCE CHARACTERISTICS: (A) LENGTH: 684 base pairs (B) TYPE: nucleic acid (C) STRANDEDNESS: single (D) TOPOLOGY: linear (ii) MOLECULE TYPE: DNA (genomic) (xi) SEQUENCE DESCRIPTION: SEQ ID NO:2: ATGGCTCCTT GTCACATCCG CAAATACCAG GAGAGCGACC GCCAGTGGGT TGTGGGCTTG 60 CTCTCCCGGG GGATGGCCGA GCATGCCCCA GCCACCTTCC GGCAATTGCT GAAGCTGCCT 120 CGAACCCTCA TACTCTTACT TGGGGGGCCC CTCGCCCTAC TCCTGGTCTC TGGATCCTGG 180 CTTCTAGCCC TCGTGTTCAG CATCAGCCTC TTCCCTGCCC TGTGGTTCCT TGCCAAAAAA 240 CCCTGGACGG AGTATGTGGA CATGACATTG TGCACAGACA TGTCTGACAT TACCAAATCC 300 TACCTGAGTG AGCGTGGCTC CTGCTTCTGG GTGGCTGAGT CTGAAGAGAA GGTGGTGGGC 360 ATGGTAGGAG CTCTGCCTGT TGATGATCCC ACCTTGAGGG AGAAGCGGTT GCAGCTGTTT 420 CATCTCTTTG TGGACAGTGA GCACCGTCGT CAGGGGATAG CAAAAGCCCT GGTCAGGACT 480 GTCCTCCAGT TTGCCCGGGA CCAGGGCTAC AGTGAAGTTA TCCTGGACAC CGGCACCATC 540 CAGCTCTCTG CTATGGCCCT CTACCAGAGC ATGGGCTTCA AGAAGACGGG CCAGTCCTTC 600 TTCTGTGTGT GGGCCAGGCT AGTGGCTCTT CATACAGTTC ATTTCATCTA CCACCTCCCT 660 TCTTCTAAGG TAGGGAGTCT G 681
【0092】 (2) INFORMATION FOR SEQ ID NO:3: (i) SEQUENCE CHARACTERISTICS: (A) LENGTH: 960 base pairs (B) TYPE: nucleic acid (C) STRANDEDNESS: single (D) TOPOLOGY: linear (ii) MOLECULE TYPE: DNA(cDNA) (ix) FEATURE: (A) NAME/KEY: CDS (B) LOCATION: 169..849 (xi) SEQUENCE DESCRIPTION: SEQ ID NO:3: CTAGAATTCA GCGGCCGCTG AATTCTAGTC CTGGATGCCA GTGAGCGGCT GAGAGCTGAA 60 GCTCCCTGGA CACTCAAGGC TCTTGTGGTG ACAGTCTGAC GTAAAGGCGT GCAGGGAGGC 120 CTAGCTCTGT CTCCTGGACT TAGAGATTTC AGACACAGAA GTCTGTCC ATG GCT CCT 177 Met Ala Pro 1 TGT CAC ATC CGC AAA TAC CAG GAG AGC GAC CGC CAG TGG GTT GTG GGC 225 Cys His Ile Arg Lys Tyr Gln Glu Ser Asp Arg Gln Trp Val Val Gly 5 10 15 TTG CTC TCC CGG GGG ATG GCC GAG CAT GCC CCA GCC ACC TTC CGG CAA 273 Leu Leu Ser Arg Gly Met Ala Glu His Ala Pro Ala Thr Phe Arg Gln 20 25 30 35 TTG CTG AAG CTG CCT CGA ACC CTC ATA CTC TTA CTT GGG GGG CCC CTC 321 Leu Leu Lys Leu Pro Arg Thr Leu Ile Leu Leu Leu Gly Gly Pro Leu 40 45 50 GCC CTA CTC CTG GTC TCT GGA TCC TGG CTT CTA GCC CTC GTG TTC AGC 369 Ala Leu Leu Leu Val Ser Gly Ser Trp Leu Leu Ala Leu Val Phe Ser 55 60 65 ATC AGC CTC TTC CCT GCC CTG TGG TTC CTT GCC AAA AAA CCC TGG ACG 417 Ile Ser Leu Phe Pro Ala Leu Trp Phe Leu Ala Lys Lys Pro Trp Thr 70 75 80 GAG TAT GTG GAC ATG ACA TTG TGC ACA GAC ATG TCT GAC ATT ACC AAA 465 Glu Tyr Val Asp Met Thr Leu Cys Thr Asp Met Ser Asp Ile Thr Lys 85 90 95 TCC TAC CTG AGT GAG CGT GGC TCC TGC TTC TGG GTG GCT GAG TCT GAA 513 Ser Tyr Leu Ser Glu Arg Gly Ser Cys Phe Trp Val Ala Glu Ser Glu 100 105 110 115 GAG AAG GTG GTG GGC ATG GTA GGA GCT CTG CCT GTT GAT GAT CCC ACC 561 Glu Lys Val Val Gly Met Val Gly Ala Leu Pro Val Asp Asp Pro Thr 120 125 130 TTG AGG GAG AAG CGG TTG CAG CTG TTT CAT CTC TTT GTG GAC AGT GAG 609 Leu Arg Glu Lys Arg Leu Gln Leu Phe His Leu Phe Val Asp Ser Glu 135 140 145 CAC CGT CGT CAG GGG ATA GCA AAA GCC CTG GTC AGG ACT GTC CTC CAG 657 His Arg Arg Gln Gly Ile Ala Lys Ala Leu Val Arg Thr Val Leu Gln 150 155 160 TTT GCC CGG GAC CAG GGC TAC AGT GAA GTT ATC CTG GAC ACC GGC ACC 705 Phe Ala Arg Asp Gln Gly Tyr Ser Glu Val Ile Leu Asp Thr Gly Thr 165 170 175 ATC CAG CTC TCT GCT ATG GCC CTC TAC CAG AGC ATG GGC TTC AAG AAG 753 Ile Gln Leu Ser Ala Met Ala Leu Tyr Gln Ser Met Gly Phe Lys Lys 180 185 190 195 ACG GGC CAG TCC TTC TTC TGT GTG TGG GCC AGG CTA GTG GCT CTT CAT 801 Thr Gly Gln Ser Phe Phe Cys Val Trp Ala Arg Leu Val Ala Leu His 200 205 210 ACA GTT CAT TTC ATC TAC CAC CTC CCT TCT TCT AAG GTA GGG AGT CTG 849 Thr Val His Phe Ile Tyr His Leu Pro Ser Ser Lys Val Gly Ser Leu 215 220 225 TGA TCTCTTTCTG TGTGTATTGG TCAGAATAGA ATCCATTCAG CTGTAGCAGC 902 * AAGCAATCCC CAACCTTTCA CTGCAATGAC CTTTCAATGC AATAAAGCTT ATTGTCCA 960
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の(1-2)に従う増幅されたcDNA断
片のサブ・クローニングにおける異なるmRNA表出結
果を示す図面代用写真である。
片のサブ・クローニングにおける異なるmRNA表出結
果を示す図面代用写真である。
【図2】本発明TSC501遺伝子の発現蛋白と公知の
蛋白とのアミノ酸配列における相同性を比較した図であ
る。
蛋白とのアミノ酸配列における相同性を比較した図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12Q 1/68 C12P 21/08 // C12P 21/08 A61K 37/48 ADQ (C12N 15/09 ZNA C12R 1:91)
Claims (7)
- 【請求項1】以下の(a)及び(b)のいずれかの蛋白
質をコードする塩基配列を含むTSC501遺伝子。 (a)配列番号:1で示されるアミノ酸配列からなる蛋
白質 (b)配列番号:1で示されるアミノ酸配列において1
もしくは複数のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加され
たアミノ酸配列からなり、且つアセチルトランスフェレ
ース活性を有する蛋白質 - 【請求項2】塩基配列が配列番号:2で示されるもので
ある請求項1に記載のTSC501遺伝子。 - 【請求項3】以下の(a)及び(b)のいずれかのポリ
ヌクレオチドからなるTSC501遺伝子: (i)配列番号:3で示される塩基配列の全部又は一部
を含むポリヌクレオチド (ii)配列番号:3で示される塩基配列からなるDNA
とストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリ
ヌクレオチド - 【請求項4】ヒト遺伝子である請求項1〜3のいずれか
に記載の遺伝子。 - 【請求項5】TSC501遺伝子検出用の特異プローブ
又は特異プライマーとして使用されるDNA断片である
請求項3に記載の遺伝子。 - 【請求項6】以下の(a)及び(b)の組換えTSC5
01蛋白質。 (a)配列番号:1で示されるアミノ酸配列からなる蛋
白質 (b)配列番号:1で示されるアミノ酸配列において1
もしくは複数のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加され
たアミノ酸配列からなり、且つアセチルトランスフェレ
ース活性を有する蛋白質 - 【請求項7】請求項6に記載のTSC501蛋白質に結
合性を有する抗体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10162865A JPH11332579A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | Tsc501遺伝子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10162865A JPH11332579A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | Tsc501遺伝子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11332579A true JPH11332579A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15762741
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10162865A Pending JPH11332579A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | Tsc501遺伝子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11332579A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1189920A4 (en) * | 1999-06-14 | 2002-11-27 | New York Blood Ct Inc | FAMILY OF GENES CAMELLO AND THE USE OF THE SAID GENES |
| US7628989B2 (en) | 2001-04-10 | 2009-12-08 | Agensys, Inc. | Methods of inducing an immune response |
| US7927597B2 (en) | 2001-04-10 | 2011-04-19 | Agensys, Inc. | Methods to inhibit cell growth |
-
1998
- 1998-05-26 JP JP10162865A patent/JPH11332579A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1189920A4 (en) * | 1999-06-14 | 2002-11-27 | New York Blood Ct Inc | FAMILY OF GENES CAMELLO AND THE USE OF THE SAID GENES |
| US6607914B1 (en) | 1999-06-14 | 2003-08-19 | New York Blood Center, Inc. | Camello gene family and uses thereof |
| US7628989B2 (en) | 2001-04-10 | 2009-12-08 | Agensys, Inc. | Methods of inducing an immune response |
| US7641905B2 (en) | 2001-04-10 | 2010-01-05 | Agensys, Inc. | Methods of inducing an immune response |
| US7736654B2 (en) | 2001-04-10 | 2010-06-15 | Agensys, Inc. | Nucleic acids and corresponding proteins useful in the detection and treatment of various cancers |
| US7927597B2 (en) | 2001-04-10 | 2011-04-19 | Agensys, Inc. | Methods to inhibit cell growth |
| US7951375B2 (en) | 2001-04-10 | 2011-05-31 | Agensys, Inc. | Methods of inducing an immune response |
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