JPH11332707A - 車椅子対応カウンター - Google Patents

車椅子対応カウンター

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JPH11332707A
JPH11332707A JP16277598A JP16277598A JPH11332707A JP H11332707 A JPH11332707 A JP H11332707A JP 16277598 A JP16277598 A JP 16277598A JP 16277598 A JP16277598 A JP 16277598A JP H11332707 A JPH11332707 A JP H11332707A
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Miyuki Yamamoto
本 み ゆ き 山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車椅子を使用して事務所等に来訪した訪問者
がカウンターに接し易いばかりでなく、訪問者の足元の
有効空間を広くして、容易に車椅子ごとカウンターに着
くことができるようにすることにより、特に車椅子を使
用した訪問者が快く対応されることのできる車椅子対応
機能を具備し、かつ、その機能が健常者の使用において
も何らの支障にならない構造を具備したカウンターを提
供すること。 【解決手段】 左右両側の脚部材2,3に天板1を支持
させ、該天板1の下に幕板4を具備して成るカウンタ−
において、天板1の下に幕板4を平面から視て斜めに配
備し、車椅子Kに乗った訪問者が幕板位置の深い側に入
れるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、健常な訪問者やこ
の者を迎える対応者が従来の受付用乃至は接客用カウン
ターと同様に使用できることは勿論、特に、車椅子を使
用して事務所等に来訪した訪問者であってもカウンター
に接し易く、また、車椅子による訪問者の足元の有効空
間を広く確保して車椅子ごとカウンターに着けるように
し、車椅子を使用した訪問者が快く対応されることので
きる車椅子対応カウンターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、国民の高齢化が進んでいることか
ら、バリアフリーの必要性が高まっており、それに対応
するため、種々の施策が採られるようになってきたが、
未だ充分満足すべき域にまでは達していないのが現状で
ある。
【0003】例えば、公共性の高い市町村役場や農業協
同組合,各種の金融機関など、多くの人が来訪して集ま
るところでは、家具の配置やその環境のあり方など、す
べてバリアフリーに対応されるべきであり、特に、最近
では車椅子の使用者が増加しているので、窓口業務に使
用する受付用や接客用のカウンターにも何らかの配慮が
なされるべきである。これは、車椅子を使用した場合、
直角に曲がることが困難であり、また、車椅子ごとカウ
ンターに着き難い場合が多いからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な従来の受付用や接客用のカウンターに鑑み、車椅子を
使用して事務所等に来訪した訪問者がカウンターに接し
易いばかりでなく、訪問者の足元の有効空間を広くし
て、容易に車椅子ごとカウンターに着くことができるよ
うにすることにより、特に車椅子を使用した訪問者が快
く対応されることのできる車椅子対応機能を具備し、か
つ、その機能が健常者の使用においても何らの支障にな
らない構造を具備したカウンターを提供することを、そ
の課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明車椅子対応カウンターの第
一発明の構成は、左右両側の脚部材に天板を支持させ、
該天板の下に幕板を具備して成るカウンターにおいて、
天板の下に幕板を平面から視て斜めに配備し、車椅子に
乗った訪問者が幕板の深い側に入れるようにしたことを
特徴とし、同じく第二発明の構成は、左右両側の脚部材
に天板を支持させ、該天板の下に幕板を具備して成るカ
ウンターにおいて、天板下部の略中央に幕板を平面から
視て回動可能に配備し、前記幕板の平面内での向きを操
作することにより、天板の下における幕板位置の深い側
を、天板の左,右において任意に設定できるようにした
ことを、また、第三発明の構成は、左右両側の脚部材に
天板を支持させ、該天板の下に幕板を具備して成るカウ
ンターにおいて、平面から視た天板の訪問者側の辺を斜
めに形成すると共に、該天板の下の幕板を、対応者側の
天板の辺と平行に配備することにより、車椅子に乗った
訪問者が前記天板の奥行き量が大きい側に進入すると、
その訪問者の足元の有効空間が広くなるようにしたこと
を、それぞれ特徴とするものである。
【0006】上記の本発明カウンターの構成を総括する
と、本発明カウンターは次の構成を具備したものであれ
ば、上述の本発明の課題を解決することができる。即
ち、天板と、左右両側の脚部材と、前記天板の下に幕板
とを具備したカウンターにおいて、前記天板の訪問者側
の辺の一部と、該辺の一部に対応した前記幕板の前面側
の距離を、前記天板の訪問者側の辺の他の部位とこの部
位に対応した前記幕板の前面側の距離よりも大きくなる
ように、幕板の平面投影形状、又は、幕板の平面配置形
態、若しくは、天板の訪問者側の辺の平面形状を形成す
ることにより、車椅子に乗った訪問者が幕板の深い側に
入れるようにすることである。
【0007】本発明カウンターは、上記の各構成におい
て、天板又は幕板の色を、他の通常カウンターの天板又
は幕板の色と異なる色を着けて形成し、そのカウンター
が車椅子対応カウンターであることを示すようにするこ
とにより、役所等の受付窓口のように広大な受付けエリ
アにおいて、車椅子対応カウンターが何処にあるか、あ
るいは、どれであるかを、離れたところからでも一目瞭
然に知ることができるようにすることが望ましい。
【0008】また、本発明カウンターは、そのカウンタ
ーに車椅子に乗ったまま接近したとき、そのカウンター
のどのあたりに車椅子を着ければ良いかを訪問者が直ち
に判別するため、天板上面を異なる色彩か区画線により
区画して表示するか、又は、天板上にサイン表示を配置
することにより、車椅子を使用した訪問者に便利な状況
を演出することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態例を図
により説明する。図1は本発明における第一発明の概念
を示す平面図、図2は図1のカウンターを並設した状態
の斜視図、図3は第二発明の概念を示す平面図、図4は
第三発明の概念を示す平面図、図5は図4のカウンター
を並設した状態の斜視図、図6は図1の本発明カウンタ
ーのレイアウト例を示す平面図、図7は図4の本発明カ
ウンターのレイアウト例を示す平面図である。
【0010】図1,2において、1は左右両側のパネル
状の脚部材2,3に取付けて支持させた長方形状の天
板、4は前記天板1の下に斜めに取付けた幕板で、この
幕板4はその一側を左側の脚部材2又は右側の脚部材3
の手前側、同じく他側を右側の脚部材3又は左側の脚部
材2の奥側に位置させて、斜めに取付けられており、以
上1〜4により、第一発明の車椅子対応カウンターC1
構成される。なお、図1において、1aは天板1における
来訪者側の辺、1bは対応者側の辺とする。また、上記に
おける左右両側のパネル状脚部材2,3に替え、天板1
を側面L型,T型など、或は、柱状の脚部材により支持
させるようにしてもよい。
【0011】上記のカウンターは、来訪者側の辺1a(又
は対応者側の辺1b)から見て、幕板4の斜めの向きの異
なるものを複数本用意するか、又は、天板1の上記2つ
の辺1a,1bに関して幕板を対称的に斜めに設けたものを
複数本用意し、図2に示すように、幕板4の向きを交互
にして並列設置するか、又は、図示しないが幕板の向き
を同じにして並列設置して使用するもので、このように
使用することにより、全体の奥行を変えることなく、車
椅子を使用した来訪者の足元の有効スペースを確保でき
る。また、対応者側においては、前記訪問者側のスペー
スと対称なスペース部分に業務に必要な引出しワゴンT
などを納めることができるので、通路スペースは従来と
同等で済むし、図2に示したように幕板4の向きを交互
に配置することにより、それら幕板4が連続的に接続可
能な状態となるので、この幕板に配線ダクトを具備させ
ればOA機器用の横配線を容易に行うことができる。図
6は図1のカウンターC1を役所等の受付用カウンターと
して配列した例で、入口Eから車椅子を使用して入室し
て来た訪問者は、実線矢印で示すように無理な旋回動作
を要することなく、目的とする受付用カウンターに近付
き、そのカウンターに着くことができる。そして、その
カウンターC1が他の一般カウンターと色分けされていた
り、或は、図1に例示するように、当該カウンターC1
天板1を、訪問者側を色Aにより、対応者側を色Bによ
り色分けしたり、車椅子が寄る訪問者側と対応者側の間
に区画表示の線Cを表示したり、図示しないが天板1の
上にサイン表示を立てることにより、車椅子に乗って入
口Eに来たところで、目的とするカウンターC1を容易に
見付けることができるのみならず、そのカウンターに近
付くと車椅子を寄せるべき側を一目で判別できるので、
至って便利である。なお、天板1の着色や描線は、これ
らを単独で、或は、適宜組合せて行うことは任意であ
る。
【0012】本発明カウンターは、図3,図4に例示す
る形態に構成することもできる。即ち、図3において、
11は左右両側の脚部材12,13の上に取付けた長方形状の
天板、14は前記天板11の中央部下面側に軸15を介して回
動可能に取付けた幕板で、左右両側の脚部材12,13の前
後に該幕板14の端部を係止できる係止部16,16aを設
け、必要に応じて、幕板14の端部を係止部16に係止する
か、係止部16aに係止させるようにしてあり、以上の天
板11〜係止部16の構成により、第二発明の車椅子対応カ
ウンターC2が形成されるのである。なお、上記における
左右側のパネル状の脚部材12,13に替え、他の形態の脚
部材を用いる点は先の実施形態の場合と同様である。
【0013】図3に拠り上記に述べたカウンターC2は、
第一発明のカウンターC1の幕板4をその中央上部におい
て軸15により天板11に回動可能に取付けたものである。
従って、このカウンターC2は、レイアウトするとき、幕
板14の向きを左,右いずれの側に傾けさせるか任意に選
択することができるので、カウンターの仕様が一つの仕
様であっても、図2に示したように幕板14の向きを交互
にしたり、同じ向きにすることができるので、使用上便
利である。
【0014】本発明カウンターは、図4,図5に例示す
る形態をとることもできる。図4,図5に示した本発明
カウンターC3おいて、21は左右両側の脚部材22,23に取
付けた天板であり、この天板21は奥行方向の一辺aがこ
の天板21の左,右の側辺b,cに直角で、来訪者側の辺
dを斜めにした台形状に形成し、左右両側の脚部材22,
23は、この天板21の左,右の側辺b,cにおいて取付け
られている。このように構成することにより、斜めに形
成した辺dが訪問者側になるように配置して使用するよ
うにしたものである。24は前記天板21の下に取付けた幕
板で、天板21における一辺aと平行な向きにして、一例
として、この幕板24の一側を左側の脚部材22の略央部
に、他側を右側の脚部材23に取付けてあり、以上の天板
21〜幕板24により、第三発明の車椅子対応カウンターC3
が構成される。
【0015】図4に拠り説明した上記のカウンターC
3は、通常、図5に示すように、天板21の斜めの辺dが
訪問者側になるようにし、その複数を並列,配置して使
用するものであって、図5に示すように幕板24を基準に
して天板21の斜めの辺dが訪問者側に斜めに突出してい
るので、その前端と幕板24との間の足元の有効空間を広
く取ることができる。この構成により、車椅子Kの使用
者が訪問して来た場合、矢印のように斜めから入れば、
このカウンターC3の天板21への接近進入が容易になるば
かりでなく、対応者側は天板21のスペースを広く使用で
きるし、更に、天板11の下に形成される空間には引出し
ワゴンなどの事務用什器やOA機器本体を配置できるの
で、使い勝手も良好である。
【0016】図4,図5の本発明カウンターC3は、天板
21の来訪者側の辺を斜めに突出した形状に形成されてい
るので、事務所などでスペースにゆとりのある場所に設
置するのに好適であり、しかも、並べたとき各幕板24は
直線的に配列されるため、対応者が従来のカウンターと
同様な感覚で使用できる。図7は図4の本発明カウンタ
ーC3を、役所等の受付カウンターとしてレイアウトした
例で、車椅子を使用した来訪者は建物の入口Eから無理
な旋回動作などを要することなく、前記カウンターC3
近付くことができ、そのまま当該カウンターC3に着くこ
とができる。
【0017】以上、第一発明ないし第三発明の形態例に
ついて説明したように、いずれのカウンターC1〜C3も、
車椅子が幕板又は天板に対し斜めに緩かなカーブを描い
て曲がりながら入れるようになっているので、バリアフ
リーにおける車椅子対応カウンターとして極めて有用で
ある。また、上記の本発明カウンターC2〜C3も車椅子対
応機能を具備していることを、来訪者に一見して判断で
きるように、天板又は幕板を、他の通常カウンターの天
板又は幕板の色と異なる色を着けたり、天板の上に、車
椅子側を判らせるための色分け表示や区画表示をした
り、サイン表示をすることもある点は、先に述べた本発
明カウンターC1の場合と同様である。なお、天板や幕板
の色を他のカウンターの色彩と変える場合、車椅子を寄
せられる側がそのカウンターの右か左かを明らかにする
ため、車椅子が寄せられる側の天板又は幕板の略半分の
色を残りの半分の色と変えるようにしてもよい。また、
本発明カウンターには次に述べる利点がある。
【0018】一般に、人対人のコミュニケーションは、
相対した場合の距離と角度に影響されるが、本発明カウ
ンターによれば、車椅子がカウンターに斜めに入るた
め、来訪者は対応者と斜めに対することになり、直接視
線を合わせることがないので、初対面のような場合でも
緊張度が低く、円滑なコミュニケーションを保ちながら
面談できる。
【0019】
【発明の効果】本発明は上述の通りであって、カウンタ
ーにおいて、来訪者側の幕板と天板との間の足元のスペ
ースを広く取ることができるので、健常者が来訪した場
合には勿論、車椅子を使用した来訪者であっても、急激
な旋回動作を要せず緩やかに曲がりながらカウンターに
接近でき、しかも、足元空間が大きく形成されているの
で、そのままカウンター天板に着くことができる。従っ
て、本発明カウンターはバリアフリーの、特に、車椅子
対応機能を具備したカウンターとして極めて好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第一発明のカウンターの平面
図。
【図2】図1のカウンターを並設した状態の斜視図。
【図3】第二発明のカウンターの平面図。
【図4】第三発明のカウンターの平面図。
【図5】図4のカウンターを並設した状態の斜視図。
【図6】図1の本発明カウンターのレイアウト例を示す
平面図。
【図7】図4の本発明カウンターのレイアウト例を示す
平面図。
【符号の説明】
C1〜C3 本発明カウンター 1,11,21 天板 2,12,22 左側の脚部材 3,13,23 右側の脚部材 4,14,24 幕板 15 軸 16,16a 係止部 a,b,c 天板21の直角辺 d 天板21の斜めに突出した辺 K 車椅子 T 引出しワゴン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右両側の脚部材に天板を支持させ、該
    天板の下に幕板を具備して成るカウンターにおいて、天
    板の下に幕板を平面から視て斜めに配備し、車椅子に乗
    った訪問者が幕板位置の深い側に入れるようにしたこと
    を特徴とする車椅子対応カウンター。
  2. 【請求項2】 左右両側の脚部材に天板を支持させ、該
    天板の下に幕板を具備して成るカウンターにおいて、天
    板下部の略中央に幕板を平面から視て回動可能に配備
    し、前記幕板の平面内での向きを操作することにより、
    天板の下における幕板位置の深い側を、天板の左,右に
    おいて任意に設定できるようにしたことを特徴とする車
    椅子対応カウンター。
  3. 【請求項3】 左右両側の脚部材に天板を支持させ、該
    天板の下に幕板を具備して成るカウンターにおいて、平
    面から視た天板の訪問者側の辺を斜めに形成すると共
    に、該天板の下の幕板を、対応者側の天板の辺と平行に
    配備することにより、車椅子に乗った訪問者が前記天板
    の奥行き量が大きい側に進入すると、その訪問者の足元
    の有効空間が広くなるようにしたことを特徴とする車椅
    子対応カウンター。
  4. 【請求項4】 天板と、左右両側の脚部材と、前記天板
    の下に幕板とを具備したカウンターにおいて、前記天板
    の訪問者側の辺の一部と、該辺の一部に対応した前記幕
    板の前面側の距離を、前記天板の訪問者側の辺の他の部
    位とこの部位に対応した前記幕板の前面側の距離よりも
    大きくなるように、幕板の平面投影形状、又は、幕板の
    平面配置形態、若しくは、天板の訪問者側の辺の平面形
    状を形成することにより、車椅子に乗った訪問者が幕板
    の深い側に入れるようにしたことを特徴とする車椅子対
    応カウンター。
  5. 【請求項5】 天板又は幕板の色を、他の通常カウンタ
    ーの天板又は幕板の色と異なる色を着けて形成し、その
    カウンターが車椅子対応カウンターであることを示すよ
    うにした請求項1〜3のいずれかの車椅子対応カウンタ
    ー。
  6. 【請求項6】 幕板の深い側を表示するため、天板上面
    を異なる色彩か区画線により区画して表示するか、又
    は、天板上にサイン表示を配置するようにした請求項1
    〜5のいずれかの車椅子対応カウンター。
  7. 【請求項7】 建物内の入口側から見た通路の進入側に
    関し、訪問者側から見て天板奥行き量の深い側を形成す
    る天板の辺又は幕板位置の深い側を形成する幕板が、前
    記進入方向と交わる向きになるようにして配置した請求
    項1〜6のいずれかの車椅子対応カウンター。
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