JPH11333729A - ダイヤモンド砥石外周刃及びダイヤモンド砥石内周刃 - Google Patents

ダイヤモンド砥石外周刃及びダイヤモンド砥石内周刃

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JPH11333729A
JPH11333729A JP16427198A JP16427198A JPH11333729A JP H11333729 A JPH11333729 A JP H11333729A JP 16427198 A JP16427198 A JP 16427198A JP 16427198 A JP16427198 A JP 16427198A JP H11333729 A JPH11333729 A JP H11333729A
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diamond
cutting
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blade
inner peripheral
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JP16427198A
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English (en)
Inventor
Kazuichi Yamamura
和市 山村
Tadakatsu Shimada
忠克 島田
Hideo Hirasawa
秀夫 平沢
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変形が少なく、切断精度が高く、切断加工代
が小さくかつ耐久性に優れたダイヤモンド砥石外周刃及
びダイヤモンド砥石内周刃を提供する。 【解決手段】 ダイヤモンド砥石外周刃において、該ダ
イヤモンド砥石外周刃はセラミックス等の切断用であっ
て、該外周刃を構成する台板が超硬合金から成り、かつ
該台板外周の切り刃部はダイヤモンド系砥粒粉末が体積
率で10〜80%含有されているものであるダイヤモン
ド砥石外周刃。及び、ダイヤモンド砥石内周刃におい
て、該内周刃を構成する台板が超硬合金から成り、かつ
該台板内周の切り刃部はダイヤモンド系砥粒粉末が体積
率で10〜80%含有されているものであるダイヤモン
ド砥石内周刃。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイヤモンド砥石
外周刃及びダイヤモンド砥石内周刃に関し、特に変形が
少なく、切断精度が高く、切断加工代が小さくかつ耐久
性に優れたダイヤモンド砥石外周刃及びダイヤモンド砥
石内周刃に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子材料には、半導体シリコン単結晶、
化合物半導体、酸化物単結晶等の半導体単結晶材料や、
セラミックス、Si34 、AlN、SiC、ジルコニ
ア、アルミナ、サイアロン、ムライト、スピネル、コー
ジェライト、マグネシア、合成石英、天然石英等の材料
がある。これらの硬質材料は、インゴット状のものから
切断分割され最終製品の寸法、形状に仕上げられる。
【0003】これらの各種の硬質材料を切断する方法と
しては大きく分けると、図1に示したような薄板円板を
台板としてその外周部分にダイヤモンド砥粒を固着した
ダイヤモンド砥石外周刃を用いて硬質材料を切断する方
法や、図2に示したような薄板ドーナツ円板の内周部分
にダイヤモンド砥粒を接着したダイヤモンド砥石内周刃
を用いて硬質材料を切断する方法の2種類がある。
【0004】このように切断砥石を使用してセラミック
ス等の硬質材料を切断加工する場合、例えばある大きさ
のブロックやウエーハに切断して多数の製品を切り出す
場合や多数の溝加工を行う場合には、切断砥石の刃厚と
被切断物の材料歩留りとの関係が非常に重要なコスト要
因となる。すなわち、できるだけ薄い刃を用いてかつ精
度良く材料の切断を行うことにより、切断加工代を少な
くし得られる製品の数を多くして材料歩留りを上げ、生
産性を高めることが重要となる。特に単結晶材料のよう
に材料が高価なものを薄いウエーハ状にする場合には切
断加工代はできるだけ少ないことが重要である。
【0005】薄い切断刃にするためには、当然砥石台板
を薄くする必要がある。図1の外周刃や図2の内周刃を
用いて硬質材料の切断を行う場合には、その台板材料と
して、従来は主に材料コスト及び機械的強度の点から鉄
鋼材料が用いられており、特に実用化されているものと
してJIS規格でSK、SKS、SKD、SKT、SK
H等と規定される合金あるいはステンレス等が使用され
てきた。
【0006】しかし、セラミックス等のような硬質材料
をあまり薄い外周刃や内周刃によって切断しようとする
と、前述した従来の合金工具鋼やステンレスの台板では
機械強度が不足し、切断に際し曲がり、うねり等の変形
を生じ寸法精度が失われてしまう。そのため従来は、砥
石台板の厚さを、外周刃で厚さ1.0mm以下にするこ
とは難しく、また切断加工時に全周に張力を加えて張り
上げるため比較的薄い切断刃とすることができる内周刃
であっても、厚さ0.10mm以下にすることは難しか
った。
【0007】特に、最近は半導体シリコン単結晶等の半
導体単結晶材料において、高精度の切断加工が要求さ
れ、これらの材料から成るウエーハは200mmから3
00mmあるいはそれ以上の大直径のものが製造される
ようになっている。そこで直径の大きなインゴットをウ
エーハ状に加工するために、従来のものより大型の外周
刃や内周刃が必要となってきた。ところが、従来の外周
刃や内周刃では大型化、大直径化すると、その台板の機
械的強度不足のために、切断加工精度を維持しつつ刃厚
を薄くすることが難しく、刃厚を厚くせざるを得ないの
で、高価な半導体単結晶材料等を厚い切断刃によりウエ
ーハ加工することになり、切断加工代が増加することに
よる損失が問題となっていた。
【0008】また、硬質材料の一つである合成石英は、
例えば半導体製造におけるフォトマスクや水晶振動子と
して使用されるが、例えば水晶振動子を製作する場合、
振動子の振動数安定度は結晶方向と密接な関係があり、
結晶方向を考慮して切断方向が決定される。このため水
晶振動子では切断の曲がりや傾きに対する要求精度が高
く、非常に正確な切断加工が必要となる。そのため、刃
厚が薄くとも機械的強度が強く、高い工作精度で切断加
工ができる切断刃が必要とされていた。
【0009】さらにこれらの被切断物である硬質材料
は、従来の砥石台板に用いられている合金工具鋼等より
も硬くて脆い場合が多いため、その切り屑が台板と被切
断物の間に挟まって排除されにくく、砥石台板を傷つけ
台板の曲がりやうねりを助長させることになり、その結
果として切断精度が低下して材料歩留りの低下や切断刃
の寿命の短縮をもたらし問題であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点に鑑みなされたもので、たとえ台板を薄くしても
変形が少なく、切断精度が高く、切断加工代が小さくか
つ耐久性に優れたダイヤモンド砥石外周刃及びダイヤモ
ンド砥石内周刃を提供することを主目的とするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたもので、本発明の請求項1に記載
した発明は、ダイヤモンド砥石外周刃において、該ダイ
ヤモンド砥石外周刃はセラミックス切断用であって、該
外周刃を構成する台板が超硬合金から成り、かつ該台板
外周の切り刃部はダイヤモンド系砥粒粉末が体積率で1
0〜80%含有されているものであることを特徴とする
ダイヤモンド砥石外周刃である。
【0012】このように、ダイヤモンド砥石外周刃にお
いて、外周刃を構成する台板が超硬合金から成り、かつ
該台板外周の切り刃部にダイヤモンド系砥粒粉末が体積
率で10〜80%含有されているダイヤモンド砥石外周
刃は、例え薄い外周刃であっても加工精度が良く、長期
にわたり安定して効率良くセラミックスの切断が可能な
ダイヤモンド砥石外周刃となる。
【0013】また、本発明の請求項2に記載した発明
は、ダイヤモンド砥石外周刃において、該ダイヤモンド
砥石外周刃はSi34 、AlN、SiC、ジルコニ
ア、アルミナ、サイアロン、ムライト、スピネル、コー
ジェライト、マグネシア、合成石英、天然石英、半導体
シリコン単結晶、化合物半導体、及び酸化物単結晶切断
用であって、該外周刃を構成する台板が超硬合金から成
り、かつ該台板外周の切り刃部はダイヤモンド系砥粒粉
末が体積率で10〜80%含有されているものであるこ
とを特徴とするダイヤモンド砥石外周刃である。
【0014】このように、外周刃を構成する台板が超硬
合金から成り、かつ該台板外周の切り刃部にダイヤモン
ド系砥粒粉末が体積率で10〜80%含有されているダ
イヤモンド砥石外周刃は、切断される材料が硬質脆性材
料であるSi34 、AlN、SiC、ジルコニア、ア
ルミナ、サイアロン、ムライト、スピネル、コージェラ
イト、マグネシア、合成石英、天然石英、半導体シリコ
ン単結晶、化合物半導体、及び酸化物単結晶のいずれで
あっても、薄い外周刃を用いることができ且つ加工精度
が良く、長期にわたり安定して効率良く切断を行うこと
が可能なダイヤモンド砥石外周刃である。
【0015】この場合、請求項3に記載したように、前
記台板の超硬合金のヤング率が45000〜70000
kgf/mm2 であることが好ましい。このような範囲
のヤング率の台板であれば、台板が柔らかすぎて切断時
の抵抗で曲がりやうねりを生じることがないため台板を
薄くすることが容易であり、また逆に台板が硬く脆すぎ
て使用時に破損し易くなるようなこともない。
【0016】また、請求項4に記載したように、前記切
り刃部のダイヤモンド系砥粒粉末が天然または合成工業
用ダイヤモンドの粉末、cBN粉末、またはこれらの混
合物から成り、その平均粒径が、10〜500μmであ
ることが好ましい。このように前記切り刃部のダイヤモ
ンド系砥粒粉末が天然または合成工業用ダイヤモンドの
粉末、cBN粉末、またはこれらの混合物から成れば、
砥粒粉末として硬度、耐熱性ともに適当であり、その平
均粒径が10〜500μmであれば、砥粒粉末の粒度が
細かすぎて切断能率が低くなることもなく、粒度が粗す
ぎて切断面が粗くなることもない。
【0017】そして、請求項5に記載したように、本発
明の外周刃の台板は、台板の外径が800mm以下であ
り、かつ厚みが0.1〜1.6mmの薄板から構成する
ことができる。このように外径の大きい薄板から台板を
構成しても、本発明の外周刃は反りが発生して加工精度
が悪化することがないため、従来の外周刃に比べて大直
径の材料を小さい切断加工代で切断することができる。
【0018】さらに、請求項6に記載したように、本発
明の請求項1ないし請求項5に記載のダイヤモンド砥石
外周刃を用いて材料を切断することを特徴とする材料を
切断する方法は、従来のダイヤモンド砥石外周刃に比べ
て小さい加工代で切断することができるため、材料歩留
りを上げ、生産性を向上させることができる。
【0019】また、本発明の請求項7に記載した発明
は、ダイヤモンド砥石内周刃において、該内周刃を構成
する台板が超硬合金から成り、かつ該台板内周の切り刃
部はダイヤモンド系砥粒粉末が体積率で10〜80%含
有されているものであることを特徴とするダイヤモンド
砥石内周刃である。
【0020】このように、ダイヤモンド砥石内周刃にお
いて、該内周刃を構成する台板が超硬合金から成り、か
つ該台板内周の切り刃部にダイヤモンド系砥粒粉末が体
積率で10〜80%含有されているダイヤモンド砥石内
周刃は、例え薄い内周刃であっても加工精度が良く、長
期にわたり安定して効率良く切断を行うことが可能なダ
イヤモンド砥石内周刃となる。
【0021】この場合、請求項8に記載したように、前
記ダイヤモンド砥石内周刃は、セラミックス、Si3
4 、AlN、SiC、合成石英、天然石英、半導体シリ
コン単結晶、化合物半導体、及び酸化物単結晶切断用と
することができる。このように、本発明のダイヤモンド
砥石内周刃は、上記の硬質脆性材料を切断する場合であ
つても、薄い内周刃を用いることができ且つ加工精度が
良く、長期にわたり安定して効率良く切断を行うことが
可能なダイヤモンド砥石内周刃である。
【0022】またこの場合、請求項9に記載したよう
に、前記台板の超硬合金のヤング率が45000〜70
000kgf/mm2 であることが好ましい。これは前
記の外周刃の場合と同様に、このような範囲のヤング率
の台板であれば、台板が柔らかすぎて切断時の抵抗で曲
がりやうねりを生じることがないため台板を薄くするこ
とが容易であり、また逆に台板が硬く脆すぎて使用時に
破損し易くなるようなこともないからである。
【0023】そして、請求項10に記載してように、前
記切り刃部のダイヤモンド系砥粒粉末が天然または合成
工業用ダイヤモンドの粉末、cBN粉末、またはこれら
の混合物から成り、その平均粒径が、10〜500μm
であることが好ましい。前記の外周刃の場合と同様に、
このように前記切り刃部のダイヤモンド系砥粒粉末が天
然または合成工業用ダイヤモンドの粉末、cBN粉末、
またはこれらの混合物から成れば、砥粒粉末として硬
度、耐熱性ともに適当であり、その平均粒径が10〜5
00μmであれば、砥粒粉末の粒度が細かすぎて切断能
率が低くなることもなく、粒度が粗すぎて切断面が粗く
なることもない。
【0024】またこの場合、請求項11に記載したよう
に、本発明の内周刃の台板の厚みが0.03〜1.00
mmの薄板から構成することができる。このように従来
の内周刃と比べて極めて薄い板から台板を構成しても、
本発明の内周刃は反りが発生して加工精度が悪化するこ
とがないため、従来の内周刃に比べてさらに小さい切断
加工代で材料を切断することができる。
【0025】さらに、請求項12に記載したように、本
発明の請求項7ないし請求項11に記載のダイヤモンド
砥石内周刃を用いて材料を切断することを特徴とする材
料を切断する方法は、従来のダイヤモンド砥石内周刃に
比べて小さい加工代で切断することができるため、材料
歩留りを上げ、生産性を向上させることができる。
【0026】以下、本発明についてさらに詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。本発
明の発明者らは、先に希土類磁石切断用のダイヤモンド
砥石外周刃として、外周刃を構成する台板が超硬合金か
ら成り、かつ台板外周の切り刃部にダイヤモンド系砥粒
粉末を含有させることを特徴とするダイヤモンド砥石外
周刃を提案した(特開平9−174441号公報参
照)。
【0027】このダイヤモンド砥石外周刃は、従来、希
土類磁石は外周刃により切断されることが多かったた
め、従来のダイヤモンド砥石外周刃に改良を加えて、刃
厚が薄くても、曲がりうねり等の変形を生じることがな
く高精度の切断加工が行なえるダイヤモンド砥石外周刃
を得ることを目的として提案されたものであった。
【0028】しかし、その後の研究及び試験の結果、こ
のような構成のダイヤモンド砥粒外周刃は、希土類磁石
のみならず種々の硬質脆性材料にも有効であることが判
った。例えば、切断される材料が半導体シリコン単結晶
等の半導体単結晶材料である場合は、前記のように材料
が高価であるとともに大直径化しており、高い加工精度
が要求されるため、可能な限り小さい加工代で正確に切
断加工を行うことが非常に重要となるが、上記のような
ダイヤモンド砥石外周刃を適用すれば、要求される水準
を満たすことができることがわかった。
【0029】そして、前述したように、半導体ウエーハ
の大直径化に伴って、大型で刃厚が薄いダイヤモンド砥
石外周刃が必要とされているが、このような構成のダイ
ヤモンド砥石外周刃であれば、切断刃を薄くするために
台板の厚さを薄くしても、台板の機械的強度が高いた
め、外周刃が曲がりうねり等の変形を生じることがなく
高精度の切断加工を行なうことができ、高価な半導体単
結晶材料の損失を最小限にすることができる。
【0030】さらに、合成石英等をフォトマスクや水晶
振動子等に加工する場合であっても、このようなダイヤ
モンド砥石外周刃であれば、薄い刃厚の切断刃を用いて
高精度の切断加工が行なえるため、結晶方向を考慮して
決定された所望の切断方向に正確に合成石英を切断する
ことができ、加工精度の高いフォトマスクや振動数安定
度の極めて高い水晶振動子を製造することができる。
【0031】また、前述の希土類磁石、半導体シリコン
単結晶等の硬質脆性材料は、ダイヤモンド砥石内周刃に
より切断される場合も多いが、この場合でもダイヤモン
ド砥石外周刃と同様に、できるだけ少ない加工代で正確
に加工を行うことが重要であることには変わりがない。
【0032】そこで、本発明の発明者は、先に提案した
希土類磁石切断用ダイヤモンド砥石外周刃の構成に改良
を加えてダイヤモンド砥石内周刃とすることを着想し
た。すなわち、ダイヤモンド砥石内周刃の台板を超硬合
金で構成し、台板内周の切り刃部にダイヤモンド系砥粒
粉末が体積率で10〜80%含有されているようにする
のである。ダイヤモンド砥石内周刃の利点は、切断加工
時に全外周に張力を加えて張り上げておいて回転するた
めに比較的に切断刃を薄くできることである。本発明の
ダイヤモンド砥石内周刃により、種々の硬質脆性材料を
極めて少ない切断加工代で高い工作精度を維持しつつ切
断加工することが可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下具体的に本発明の実施の形態
を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。本発明のダイヤモンド砥石外周刃及びダイヤモンド
砥石内周刃の特徴は、セラミックス等の硬質脆性材料を
切断する際の薄い切断刃として、該切断刃台板材質を超
硬合金とし、さらに該台板外周または内周の切り刃にダ
イヤモンド粉末を体積率で10〜80%含有させること
にある。セラミックス等の硬質脆性材料を薄い切断刃で
切断する場合、その構造上台板の材質が非常に重要であ
る。従来の合金工具鋼やステンレスに比べ、切断時に力
を受けても曲がりやうねりの出ない薄い砥石台板になり
得る材料を種々検討した結果、超硬合金が最も適してい
ることを見出した。
【0034】超硬合金は、WC、TiC、MoC、Nb
C、TaC、Cr32 等のIVa、Va、VIa族に
属する金属の炭化物粉末をFe、Co、Ni、Mo、C
u、Pb、Snまたはそれらの合金を用いて焼結結合し
た合金であり、これらの中でも特にWC−Co系、WC
−TiC−Co系、WC−TiC−TaC−Co系の合
金が代表的である。これらの超硬合金を用いて切断刃台
板を構成すれば、薄い外周刃切断刃、内周刃切断刃のい
ずれに適用しても、切断時に曲がりやうねりが生じ難く
なる。また、被切断物の切り屑により台板が損傷し、材
料歩留りが低下したり切断刃の寿命が低下することもな
い。
【0035】本発明では、上記のようにセラミックス等
の硬質脆性材料切断用の超硬合金台板としては、特に組
成、成分を限定するものではないが、超硬合金のヤング
率が45000〜70000kgf/mm2 の範囲内で
あることが好ましい。台板のヤング率が45000kg
f/mm2 未満の場合、超硬合金といえども切断時の抵
抗で曲がりやうねりを生じるおそれがあり、台板を薄く
することが難しくなる。また、70000kgf/mm
2 を越えると曲がりやうねりを生じるおそれはないもの
の、硬く脆くなるために使用時に台板が破損し易くなる
おそれがあるからである。
【0036】切り刃部は、外周刃、内周刃のいずれも、
図1及び図2に示したように超硬合金台板3の外周部分
あるいは内周部分に砥粒層4(ダイヤモンド系砥粒粉
末)を結合剤を用いて固着させて切断刃とするが、結合
剤については、メタルボンド、レジンボンド、ビトリフ
ァイドボンド、電着ボンド等のいずれの方法でもよい。
【0037】ただし、ダイヤモンド系砥粒の砥粒層部中
における体積率は10〜80%の範囲であることが好ま
しい。砥粒層部の中でダイヤモンド系砥粒の体積率が1
0%未満では、切断に寄与するダイヤモンド砥粒が少な
すぎて切れ味が悪くなるおそれがあり、切断速度を遅く
せざるを得なくなるために切断効率が低下するおそれが
ある。また、80%を越えると逆に結合剤が少なすぎて
ダイヤモンド系砥粒を保持する力が減少し、砥粒が切断
に十分に寄与せずに脱粒してしまうおそれがあるからで
ある。
【0038】また、本発明のダイヤモンド砥石外周刃及
び内周刃のダイヤモンド系砥粒は天然または合成工業用
ダイヤモンド粉末−cBN粉末の混合物であることが好
ましい。このcBNはダイヤモンドに次いで硬い物質で
あり、熱に対してはダイヤモンドより安定であり、さら
に鋼鉄に対する反応性が非常に少ないという特徴を有し
ている。このcBN粉末をダイヤモンド粉末の一部また
は全てと置き換えてもセラミックス等の切断刃としてダ
イヤモンド砥粒の場合と同じ性能を示すことが確認され
ている。
【0039】さらに、砥粒の種類以外に、砥粒の粒度に
ついても検討した結果、ダイヤモンド粉末、cBN粉
末、それらの混合物の砥粒の平均粒度が10〜500μ
mの範囲であることが好ましいことを見出した。硬質で
脆性の材料を切断するに際し、平均粒度が10μm未満
の砥粒を用いると砥粒の突き出しが悪いために目詰まり
し易く切断能率が低くなるおそれがある。また、平均粒
度が500μmを越えると切断能率は高いものの、被切
断物の切断面粗さが粗くなったり、いくら台板を薄くし
ても砥粒層部の厚みが厚くなり結果として薄い切断刃が
得られない等の不具合が生じるおそれがある。
【0040】また本発明のダイヤモンド砥石外周刃及び
内周刃は、台板の機械的強度が優れているため、大型、
大直径の切断刃であっても、従来のものに比べて非常に
薄い切断刃にすることができる。ダイヤモンド砥石外周
刃にあっては、台板の外径が800mmのものでも、厚
さ0.1〜1.6mmの台板を用いて薄く大直径の外周
刃を構成することができる。また、ダイヤモンド砥石内
周刃にあっては、厚さ0.03〜1.00mmの台板を
用いて超薄型の内周刃を構成することができる。これら
のような、大直径薄型切断刃であれば、最近のシリコン
単結晶インゴットのような直径200mm以上の被切断
物を極めて少ない切断加工代で正確に切断することがで
きる。
【0041】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例を挙げて
具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。 (実施例1、比較例1)ヤング率58000kgf/m
2 の超硬合金(WC−90/Co−10重量%の組
成)を125mmφ×40mmφ×0.4mm孔あき薄
板円板に加工し、砥石台板とした。次いで、砥石台板の
外周部に結合剤にレジンを使用するレジンボンド法によ
りダイヤモンド砥粒を固着し、外周切断刃を作製した。
【0042】本実施例1のレジンボンド法では、円板砥
石形状の金型に該超硬合金の台板をセットし、この外周
部分に熱硬化性フェノール樹脂をバインダーとし、平均
粒径150μmの人工ダイヤモンドを体積率で25%
(砥粒25%、レジン75%)に混合した粉末を充填
し、ついでプレスにより砥石形状に成形した後、金型に
セットしたまま180℃で2時間加熱硬化させ、冷却後
ラップ盤にて刃厚0.5mmに仕上げ加工し、ダイヤモ
ンド砥石外周刃とした。
【0043】また、比較例1として実施例1と同形状の
SKD(工具用合金JIS)製砥石台板を用いて、前記
同様にダイヤモンド砥粒の固着を行ない、刃厚0.5m
mのSKD製ダイヤモンド砥石外周刃を製作した。この
刃厚は従来のものとしては、かなり薄いものである。
【0044】実施例1及び比較例1で作製した外周刃を
用いて、Si34 を被切断物として切断試験を行なっ
た。図3(a)に切断枚数と寸法の変化及び図3(b)
に切断枚数と平行度で示した切断精度の関係について示
した。なお、切断試験は次のような条件で行なった。実
施例1の外周刃2枚及び比較例1の外周刃2枚を1.5
mm間隔で組んで、回転数5000rpm、切断速度1
2mm/minで被切断物を切断した。被切断物である
Si34 の切断面積は幅40mm×高さ20mmであ
る。切断を始めてから50枚毎に各々2枚の外周刃で切
断されたSi34 の中央部1点と隅部4点の計5点の
厚みをマイクロメーターで測定し、中央部の値をその切
断されたSi34 の寸法とみなし、また5点の最大値
と最小値の差を平行度すなわち切断精度とした。なお切
断後のSi34 の目標寸法は厚み1.4mmである。
【0045】図3から明らかなように、Si34 の外
周切断刃として超硬合金からなる台板を用い外周部にダ
イヤモンド砥粒を固着させたダイヤモンド砥石外周刃を
使うことによって、刃厚が薄くても工作精度が良く、ま
た長期に亙って安定して切断可能であることが確認され
た。
【0046】(実施例2、比較例2)ヤング率5500
0kgf/mm2 の超硬合金(WC−85/Co−15
重量%の組成)を600mmφ×100mmφ×0.5
mm孔あき薄板円板に加工し、砥石台板とした。次い
で、砥石台板の外周部に平均粒径50μmの天然ダイヤ
モンドをセットしNiワット浴を使った電気めっき法に
よりダイヤモンド砥粒を固着し、電着ボンドの刃厚0.
6mmのダイヤモンド砥石外周刃とした。なお、電気め
っきの時間でめっき厚みを管理し、砥粒層部中のダイヤ
モンド砥粒の体積率が40%(砥粒40%、Niめっき
60%)になるように調整した。
【0047】また、比較例2として実施例2と同形状の
SKH(高速度鋼)製砥石台板を用いて、実施例2と同
様にダイヤモンド砥粒の固着を行ない、刃厚0.6mm
のSKH製ダイヤモンド砥石外周刃を製作した。この刃
厚は、従来の600mmφのものとしては、非常に薄い
ものである。
【0048】実施例2及び比較例2で作製した外周刃を
用いて、直径8インチの半導体シリコン単結晶を被切断
物として実施例1と同様な切断試験を行なった。図4
(a)に切断枚数と寸法の変化及び図4(b)に切断枚
数と平行度で示した切断精度の関係について表した。切
断試験条件は、切断刃2枚の間隔を1.8mmで組み
(切断後の半導体シリコン単結晶の目標寸法は1.7m
m)、回転数4000rpm、切断速度10mm/mi
nで被切断物を切断した。
【0049】図4から明らかなように、半導体シリコン
単結晶の外周切断刃として超硬合金からなる台板を用い
外周部にダイヤモンド砥粒を固着させたダイヤモンド砥
石外周刃を使うことによって、刃厚が薄くても工作精度
が良く、また長期に亙って安定して切断可能であること
が確認された。
【0050】(実施例3、比較例3)ヤング率5000
0kgf/mm2 の超硬合金(WC−80/Co−20
重量%の組成)を80mmφ×40mmφ×0.3mm
孔あき薄板円板に加工し、砥石台板とした。次いで、砥
石台板の外周部に結合剤にメタルを使用するメタルボン
ド法によりダイヤモンド砥粒を固着し、外周切断刃を作
製した。製作工程は実施例1と同様であるが、バインダ
ーとして、Cu−70/Sn−30重量%の組成からな
る粉末を用い、砥粒として平均粒径100μmの人工ダ
イヤモンド及びcBNを重量比1:1に混合した粉末を
体積率で15%(砥粒15%、メタルバインダー85
%)になるように配合した。なお、プレス後の加熱焼成
は700℃×2時間行ない、次いで仕上げ加工を施し、
刃厚0.4mmのダイヤモンド砥石外周刃とした。
【0051】また、比較例3として実施例3と同形状の
SKD(工具用合金JIS)製砥石台板を用いて、前記
同様にダイヤモンド砥粒の固着を行ない、刃厚0.4m
mのSKD製ダイヤモンド砥石外周刃を製作した。
【0052】実施例3及び比較例3で作製した外周刃を
用いて、合成石英を被切断物として実施例1と同様な切
断試験を行なった。図5(a)に切断枚数と寸法の変化
及び図5(b)に切断枚数と平行度で示した切断精度の
関係について表した。切断試験条件は、切断刃2枚の間
隔を1.0mmで組み(切断後の合成石英の目標寸法は
0.9mm)、回転数5500rpm、切断速度8mm
/minで被切断物を切断した。また被切断物である合
成石英の切断面積は幅50mm×高さ10mmである。
【0053】図5から明らかなように、合成石英の外周
切断刃として超硬合金からなる台板を用い外周部にダイ
ヤモンド砥粒を固着させたダイヤモンド砥石外周刃を使
うことによって、刃厚が薄くても工作精度が良く、また
長期に亙って安定して切断可能であることが確認され
た。
【0054】(実施例4、比較例4)ヤング率5500
0kgf/mm2 の超硬合金(WC−85/Co−15
重量%の組成)を850mmφ×290mmφ×0.0
8mmドーナツ状孔あき薄板円板に加工し、砥石台板と
した。次いで、砥石台板の内周部に平均粒径50μmの
天然ダイヤモンドをセットしNiワット浴を使った電気
めっき法によりダイヤモンド砥粒を固着し、電着ボンド
の刃厚0.10mmのダイヤモンド砥石内周刃とした。
なお、電気めっきの時間でめっき厚みを管理し、砥粒層
部中のダイヤモンド砥粒の体積率が40%(砥粒40
%、Niめっき60%)になるように調整した。
【0055】また、比較例4として実施例4と同形状の
ステンレス製砥石台板を用いて、実施例4と同様にダイ
ヤモンド砥粒の固着を行ない、刃厚0.15mmのステ
ンレス製ダイヤモンド砥石内周刃を製作した。
【0056】実施例4及び比較例4で作製した内周刃を
用いて、直径8インチの半導体シリコン単結晶の切断試
験を行なった。図6(a)にこの場合の切断枚数と寸法
の変化及び図6(b)に切断枚数と平行度で示した切断
精度の関係について表した。切断試験条件は、1mm間
隔で切断し(切断後の半導体シリコン単結晶の目標寸法
は0.85mm)、回転数5500rpm、切断速度1
5mm/minで被切断物を切断した。
【0057】図6から明らかなように、半導体シリコン
単結晶の内周切断刃として超硬合金からなる台板を用い
内周部にダイヤモンド砥粒を固着させたダイヤモンド砥
石内周刃を使うことによって、刃厚が薄くても工作精度
が良く、また長期に亙って安定して切断可能であること
が確認された。
【0058】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明
の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同
一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いか
なるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0059】例えば、本発明のダイヤモンド砥石内周刃
の被切断物としては、前記請求項8に列記されたものに
限定されず、硬く脆い性質を有する物質を内周刃切断す
る場合であれば本発明の内周刃を適用することができ、
同様の作用効果を奏することができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、刃厚が薄
くても機械的強度に優れ、変形が少なく、切断精度が高
く、切断加工代が小さくかつ耐久性に優れたダイヤモン
ド砥石外周刃及びダイヤモンド砥石内周刃を実現したも
のであり、切断加工代を極力少なくすることができるの
で材料歩留りを著しく向上させることができ、産業上そ
の利用価値は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】外周刃の構造を示す図面である。(a)は平面
図、(b)はA−A線縦断面図、(c)は外周端部拡大
図である。
【図2】内周刃の構造を示す図面である。(a)は平面
図、(b)はB−B線縦断面図、(c)は内周端部拡大
図である。
【図3】実施例1及び比較例1の、(a)切断枚数と切
断寸法との関係、(b)切断枚数と切断精度との関係を
表す図面である。
【図4】実施例2及び比較例2の、(a)切断枚数と切
断寸法との関係、(b)切断枚数と切断精度との関係を
表す図面である。
【図5】実施例3及び比較例3の、(a)切断枚数と切
断寸法との関係、(b)切断枚数と切断精度との関係を
表す図面である。
【図6】実施例4及び比較例4の、(a)切断枚数と切
断寸法との関係、(b)切断枚数と切断精度との関係を
表す図面である。
【符号の説明】
1…外周刃、2…内周刃、3…台板、4…砥粒層、5…
刃厚。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 ダイヤモンド砥石内周刃において、該内
周刃を構成する台板が超硬合金から成り、かつ該台板内
周の切り刃部はダイヤモンド系砥粒粉末が体積率で10
〜80%含有されているものであることを特徴とするダ
イヤモンド砥石内周刃。
【請求項】 前記ダイヤモンド砥石内周刃は、セラミ
ックス、Si34、AlN、SiC、合成石英、天然
石英、半導体シリコン単結晶、化合物半導体、及び酸化
物単結晶切断用であることを特徴とする請求項に記載
のダイヤモンド砥石内周刃。
【請求項】 前記台板の超硬合金のヤング率が450
00〜70000kgf/mm2 であることを特徴とす
る請求項または請求項に記載のダイヤモンド砥石内
周刃。
【請求項】 前記切り刃部のダイヤモンド系砥粒粉末
が天然または合成工業用ダイヤモンドの粉末、cBN粉
末、またはこれらの混合物から成り、その平均粒径が、
10〜500μmであることを特徴とする請求項ない
し請求項のいずれか1項に記載のダイヤモンド砥石内
周刃。
【請求項】 前記内周刃の台板の厚みが0.03〜
1.00mmの薄板から成ることを特徴とする請求項
ないし請求項のいずれか1項に記載のダイヤモンド砥
石内周刃。
【請求項】 請求項ないし請求項に記載のダイヤ
モンド砥石内周刃を用いて材料を切断することを特徴と
する材料を切断する方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたもので、本発明に記載した発明
は、ダイヤモンド砥石外周刃において、該ダイヤモンド
砥石外周刃はセラミックス切断用であって、該外周刃を
構成する台板が超硬合金から成り、かつ該台板外周の切
り刃部はダイヤモンド系砥粒粉末が体積率で10〜80
%含有されているものであることを特徴とするダイヤモ
ンド砥石外周刃である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、本発明に記載した発明は、ダイヤモ
ンド砥石外周刃において、該ダイヤモンド砥石外周刃は
Si34 、AlN、SiC、ジルコニア、アルミナ、
サイアロン、ムライト、スピネル、コージェライト、マ
グネシア、合成石英、天然石英、半導体シリコン単結
晶、化合物半導体、及び酸化物単結晶切断用であって、
該外周刃を構成する台板が超硬合金から成り、かつ該台
板外周の切り刃部はダイヤモンド系砥粒粉末が体積率で
10〜80%含有されているものであることを特徴とす
るダイヤモンド砥石外周刃である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】この場合、前記台板の超硬合金のヤング率
が45000〜70000kgf/mm2 であることが
好ましい。このような範囲のヤング率の台板であれば、
台板が柔らかすぎて切断時の抵抗で曲がりやうねりを生
じることがないため台板を薄くすることが容易であり、
また逆に台板が硬く脆すぎて使用時に破損し易くなるよ
うなこともない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また、前記切り刃部のダイヤモンド系砥粒
粉末が天然または合成工業用ダイヤモンドの粉末、cB
N粉末、またはこれらの混合物から成り、その平均粒径
が、10〜500μmであることが好ましい。このよう
に前記切り刃部のダイヤモンド系砥粒粉末が天然または
合成工業用ダイヤモンドの粉末、cBN粉末、またはこ
れらの混合物から成れば、砥粒粉末として硬度、耐熱性
ともに適当であり、その平均粒径が10〜500μmで
あれば、砥粒粉末の粒度が細かすぎて切断能率が低くな
ることもなく、粒度が粗すぎて切断面が粗くなることも
ない。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】そして、本発明の外周刃の台板は、台板の
外径が800mm以下であり、かつ厚みが0.1〜1.
6mmの薄板から構成することができる。このように外
径の大きい薄板から台板を構成しても、本発明の外周刃
は反りが発生して加工精度が悪化することがないため、
従来の外周刃に比べて大直径の材料を小さい切断加工代
で切断することができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】さらに、本発明に記載のダイヤモンド砥石
外周刃を用いて材料を切断することを特徴とする材料を
切断する方法は、従来のダイヤモンド砥石外周刃に比べ
て小さい加工代で切断することができるため、材料歩留
りを上げ、生産性を向上させることができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】また、本発明の請求項に記載した発明
は、ダイヤモンド砥石内周刃において、該内周刃を構成
する台板が超硬合金から成り、かつ該台板内周の切り刃
部はダイヤモンド系砥粒粉末が体積率で10〜80%含
有されているものであることを特徴とするダイヤモンド
砥石内周刃である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】この場合、請求項に記載したように、前
記ダイヤモンド砥石内周刃は、セラミックス、Si3
4 、AlN、SiC、合成石英、天然石英、半導体シリ
コン単結晶、化合物半導体、及び酸化物単結晶切断用と
することができる。このように、本発明のダイヤモンド
砥石内周刃は、上記の硬質脆性材料を切断する場合であ
つても、薄い内周刃を用いることができ且つ加工精度が
良く、長期にわたり安定して効率良く切断を行うことが
可能なダイヤモンド砥石内周刃である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】またこの場合、請求項に記載したよう
に、前記台板の超硬合金のヤング率が45000〜70
000kgf/mm2 であることが好ましい。これは前
記の外周刃の場合と同様に、このような範囲のヤング率
の台板であれば、台板が柔らかすぎて切断時の抵抗で曲
がりやうねりを生じることがないため台板を薄くするこ
とが容易であり、また逆に台板が硬く脆すぎて使用時に
破損し易くなるようなこともないからである。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】そして、請求項に記載してように、前記
切り刃部のダイヤモンド系砥粒粉末が天然または合成工
業用ダイヤモンドの粉末、cBN粉末、またはこれらの
混合物から成り、その平均粒径が、10〜500μmで
あることが好ましい。前記の外周刃の場合と同様に、こ
のように前記切り刃部のダイヤモンド系砥粒粉末が天然
または合成工業用ダイヤモンドの粉末、cBN粉末、ま
たはこれらの混合物から成れば、砥粒粉末として硬度、
耐熱性ともに適当であり、その平均粒径が10〜500
μmであれば、砥粒粉末の粒度が細かすぎて切断能率が
低くなることもなく、粒度が粗すぎて切断面が粗くなる
こともない。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】またこの場合、請求項に記載したよう
に、本発明の内周刃の台板の厚みが0.03〜1.00
mmの薄板から構成することができる。このように従来
の内周刃と比べて極めて薄い板から台板を構成しても、
本発明の内周刃は反りが発生して加工精度が悪化するこ
とがないため、従来の内周刃に比べてさらに小さい切断
加工代で材料を切断することができる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】さらに、請求項に記載したように、本発
明の請求項ないし請求項に記載のダイヤモンド砥石
内周刃を用いて材料を切断することを特徴とする材料を
切断する方法は、従来のダイヤモンド砥石内周刃に比べ
て小さい加工代で切断することができるため、材料歩留
りを上げ、生産性を向上させることができる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】例えば、本発明のダイヤモンド砥石内周刃
の被切断物としては、前記に列記されたものに限定され
ず、硬く脆い性質を有する物質を内周刃切断する場合で
あれば本発明の内周刃を適用することができ、同様の作
用効果を奏することができる。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイヤモンド砥石外周刃において、該ダ
    イヤモンド砥石外周刃はセラミックス切断用であって、
    該外周刃を構成する台板が超硬合金から成り、かつ該台
    板外周の切り刃部はダイヤモンド系砥粒粉末が体積率で
    10〜80%含有されているものであることを特徴とす
    るダイヤモンド砥石外周刃。
  2. 【請求項2】 ダイヤモンド砥石外周刃において、該ダ
    イヤモンド砥石外周刃はSi34 、AlN、SiC、
    ジルコニア、アルミナ、サイアロン、ムライト、スピネ
    ル、コージェライト、マグネシア、合成石英、天然石
    英、半導体シリコン単結晶、化合物半導体、及び酸化物
    単結晶切断用であって、該外周刃を構成する台板が超硬
    合金から成り、かつ該台板外周の切り刃部はダイヤモン
    ド系砥粒粉末が体積率で10〜80%含有されているも
    のであることを特徴とするダイヤモンド砥石外周刃。
  3. 【請求項3】 前記台板の超硬合金のヤング率が450
    00〜70000kgf/mm2 であることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載のダイヤモンド砥石外
    周刃。
  4. 【請求項4】 前記切り刃部のダイヤモンド系砥粒粉末
    が天然または合成工業用ダイヤモンドの粉末、cBN粉
    末、またはこれらの混合物から成り、その平均粒径が、
    10〜500μmであることを特徴とする請求項1ない
    し請求項3のいずれか1項に記載のダイヤモンド砥石外
    周刃。
  5. 【請求項5】 前記外周刃の台板の外径が800mm以
    下であり、かつ厚みが0.1〜1.6mmの薄板から成
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか
    1項に記載のダイヤモンド砥石外周刃。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5に記載のダイヤ
    モンド砥石外周刃を用いて材料を切断することを特徴と
    する材料を切断する方法。
  7. 【請求項7】 ダイヤモンド砥石内周刃において、該内
    周刃を構成する台板が超硬合金から成り、かつ該台板内
    周の切り刃部はダイヤモンド系砥粒粉末が体積率で10
    〜80%含有されているものであることを特徴とするダ
    イヤモンド砥石内周刃。
  8. 【請求項8】 前記ダイヤモンド砥石内周刃は、セラミ
    ックス、Si34、AlN、SiC、合成石英、天然
    石英、半導体シリコン単結晶、化合物半導体、及び酸化
    物単結晶切断用であることを特徴とする請求項7に記載
    のダイヤモンド砥石内周刃。
  9. 【請求項9】 前記台板の超硬合金のヤング率が450
    00〜70000kgf/mm2 であることを特徴とす
    る請求項7または請求項8に記載のダイヤモンド砥石内
    周刃。
  10. 【請求項10】 前記切り刃部のダイヤモンド系砥粒粉
    末が天然または合成工業用ダイヤモンドの粉末、cBN
    粉末、またはこれらの混合物から成り、その平均粒径
    が、10〜500μmであることを特徴とする請求項7
    ないし請求項9のいずれか1項に記載のダイヤモンド砥
    石内周刃。
  11. 【請求項11】 前記内周刃の台板の厚みが0.03〜
    1.00mmの薄板から成ることを特徴とする請求項7
    ないし請求項10のいずれか1項に記載のダイヤモンド
    砥石内周刃。
  12. 【請求項12】 請求項7ないし請求項11に記載のダ
    イヤモンド砥石内周刃を用いて材料を切断することを特
    徴とする材料を切断する方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114851081A (zh) * 2022-05-30 2022-08-05 四川英诺航空科技有限公司 滚压圆顶圆底砂轮的金刚石滚轮及滚压圆顶圆底砂轮方法
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