JPH11333846A - 成形金型のベントホ―ル開閉弁装置 - Google Patents
成形金型のベントホ―ル開閉弁装置Info
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- JPH11333846A JPH11333846A JP11119199A JP11119199A JPH11333846A JP H11333846 A JPH11333846 A JP H11333846A JP 11119199 A JP11119199 A JP 11119199A JP 11119199 A JP11119199 A JP 11119199A JP H11333846 A JPH11333846 A JP H11333846A
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- molding
- vent
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C33/00—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
- B29C33/10—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with incorporated venting means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D30/00—Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
- B29D30/06—Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
- B29D30/0601—Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
- B29D30/0606—Vulcanising moulds not integral with vulcanising presses
- B29D2030/0607—Constructional features of the moulds
- B29D2030/0617—Venting devices, e.g. vent plugs or inserts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 成型室の清掃を容易にする。
【解決手段】 成形室を有する成形金型のベントホール
を開閉するベントホール開閉弁装置であって、ベントホ
ールHが設けられたベント基体1と、前記ベントホール
Hの閉止時に金型内面と略面一に位置しうる上端面8を
有するとともに前記ベントホールHを開くために第1の
手段S1によって移動しうる開閉弁本体2と、前記ベン
トホールHを閉じるために設けられた第2の手段S2と
を含み、成型金型が実質的に成型温度となる高温状態に
おいて、ベントホールHは、第1の手段S1により開放
されるとともに成形室内の成形材料が開閉弁本体2の上
端面8に接触し該開閉弁本体2を押し込むことにより閉
止される一方、成型金型が成型温度よりも低温の状態に
おいて、前記ベントホールHは、前記第2の手段S2に
より閉止され前記成型室内の清掃を容易とする。
を開閉するベントホール開閉弁装置であって、ベントホ
ールHが設けられたベント基体1と、前記ベントホール
Hの閉止時に金型内面と略面一に位置しうる上端面8を
有するとともに前記ベントホールHを開くために第1の
手段S1によって移動しうる開閉弁本体2と、前記ベン
トホールHを閉じるために設けられた第2の手段S2と
を含み、成型金型が実質的に成型温度となる高温状態に
おいて、ベントホールHは、第1の手段S1により開放
されるとともに成形室内の成形材料が開閉弁本体2の上
端面8に接触し該開閉弁本体2を押し込むことにより閉
止される一方、成型金型が成型温度よりも低温の状態に
おいて、前記ベントホールHは、前記第2の手段S2に
より閉止され前記成型室内の清掃を容易とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加硫ゴム又は他の
成形物を形成するために用いられる成形金型、限定され
ることはないが特にタイヤ成形金型に好適に採用される
成形金型のベントホール開閉弁装置に関する。
成形物を形成するために用いられる成形金型、限定され
ることはないが特にタイヤ成形金型に好適に採用される
成形金型のベントホール開閉弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤ等のゴム製品を金型成形する際、
熱せられた金型に接触してタイヤ表面が初期に加熱され
ることにより、該タイヤ表面のゴムの粘性が下がり、金
型の内部圧力の影響の下で、ゴムの部分的な流れが発生
する。又、金型には、生タイヤのカーカスと熱せられた
金型内面との間に滞留する空気を逃がすためのベントホ
ールが設けられ、これにより加硫タイヤの表面のあらゆ
る部分が金型に接触し、金型の細部模様を完全に刻印し
たタイヤが加硫成形される。
熱せられた金型に接触してタイヤ表面が初期に加熱され
ることにより、該タイヤ表面のゴムの粘性が下がり、金
型の内部圧力の影響の下で、ゴムの部分的な流れが発生
する。又、金型には、生タイヤのカーカスと熱せられた
金型内面との間に滞留する空気を逃がすためのベントホ
ールが設けられ、これにより加硫タイヤの表面のあらゆ
る部分が金型に接触し、金型の細部模様を完全に刻印し
たタイヤが加硫成形される。
【0003】タイヤ成形金型のベントホールは、通常、
金型内面と直角に金型壁部を貫通する小径の孔からな
る。近年、最も代表的なベントホールは、金型壁部を貫
通する前記孔にチューブを差し込むことにより形成され
るいわゆる「インサートベント」である。又、滞留した
空気がベントホールから逃されると、すぐにゴムが該ベ
ントホール内に流れ始める。しかしながら、ベントホー
ルの直径が小さいため、ゴムは瞬時に硬化してベントホ
ールをふさぐ栓となり、金型をシールする。タイヤの加
硫成形が完了すると、タイヤ表面に依然として残ってい
るゴムの栓は、タイヤを脱型したときにベントホールか
ら引き抜かれる。
金型内面と直角に金型壁部を貫通する小径の孔からな
る。近年、最も代表的なベントホールは、金型壁部を貫
通する前記孔にチューブを差し込むことにより形成され
るいわゆる「インサートベント」である。又、滞留した
空気がベントホールから逃されると、すぐにゴムが該ベ
ントホール内に流れ始める。しかしながら、ベントホー
ルの直径が小さいため、ゴムは瞬時に硬化してベントホ
ールをふさぐ栓となり、金型をシールする。タイヤの加
硫成形が完了すると、タイヤ表面に依然として残ってい
るゴムの栓は、タイヤを脱型したときにベントホールか
ら引き抜かれる。
【0004】このようなゴムの栓、又は通常呼ばれてい
る「スピューピップ」は、成形されたタイヤの外観を著
しく損ねるため、従来、切り取りにより取り除かれてい
る。しかし、この切り取り作業には多大の労力と時間と
がかかり、タイヤの製造コストを増大させている。
る「スピューピップ」は、成形されたタイヤの外観を著
しく損ねるため、従来、切り取りにより取り除かれてい
る。しかし、この切り取り作業には多大の労力と時間と
がかかり、タイヤの製造コストを増大させている。
【0005】又、タイヤが脱型するとき、加硫されたス
ピューピップがちぎれてベントホール内に残り、該ベン
トホールを塞ぐという問題がある。かかる際には、塞が
れたベントホールが直ぐには確認できず、その後の成形
物の品質を低下させる原因になるという問題点も生じて
いる。
ピューピップがちぎれてベントホール内に残り、該ベン
トホールを塞ぐという問題がある。かかる際には、塞が
れたベントホールが直ぐには確認できず、その後の成形
物の品質を低下させる原因になるという問題点も生じて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような問題点を解
決するために、いわゆる「スピューレスベント」が提案
されており、このスピューレスベントは、滞留した空気
を逃すものの、ゴムのベントホール内への流れを防止す
るために閉止する。
決するために、いわゆる「スピューレスベント」が提案
されており、このスピューレスベントは、滞留した空気
を逃すものの、ゴムのベントホール内への流れを防止す
るために閉止する。
【0007】米国特許第4492554号及び米国特許
第4347212号は、このようなスピューレスベント
を例示しており、これらのベントは、コイルバネにより
常時は開放状態で保持され空気の通過を許容するバルブ
を具える。このバルブは、その頭部がゴムの流動により
コイルバネに逆らって移動し、バルブシートに着座する
ことによりベントホールを閉止する。
第4347212号は、このようなスピューレスベント
を例示しており、これらのベントは、コイルバネにより
常時は開放状態で保持され空気の通過を許容するバルブ
を具える。このバルブは、その頭部がゴムの流動により
コイルバネに逆らって移動し、バルブシートに着座する
ことによりベントホールを閉止する。
【0008】しかしながら、これらのベントを含む成型
金型は、その清掃に関して問題を有している。成型金型
は、成型室の表面に焼き付いた成型材料の堆積物を除去
するために定期的な清掃が要求され、これにより優れた
成型品の表面形成が保証される。清掃は、通常、プラス
チックグリッドのような軽い研掃材を成型室などの表面
へ噴射することにより行われる。そのようなグリッド
は、乾いた状態又は水の流れを利用したウエット状態で
使用される。ところが、従来のベントホールは、金型の
清掃作業の間には開放されているため、そのような研掃
材や除去された残骸がベントホールへと入り込み該ベン
トホールを塞ぐことが起こりうる。そして、そのような
成型金型で成型を始めるときには、ベントホールの封鎖
により、不完全な成型品しか成型し得ないことは明らか
である。
金型は、その清掃に関して問題を有している。成型金型
は、成型室の表面に焼き付いた成型材料の堆積物を除去
するために定期的な清掃が要求され、これにより優れた
成型品の表面形成が保証される。清掃は、通常、プラス
チックグリッドのような軽い研掃材を成型室などの表面
へ噴射することにより行われる。そのようなグリッド
は、乾いた状態又は水の流れを利用したウエット状態で
使用される。ところが、従来のベントホールは、金型の
清掃作業の間には開放されているため、そのような研掃
材や除去された残骸がベントホールへと入り込み該ベン
トホールを塞ぐことが起こりうる。そして、そのような
成型金型で成型を始めるときには、ベントホールの封鎖
により、不完全な成型品しか成型し得ないことは明らか
である。
【0009】本発明は、かかる問題点を解決するために
案出されたものであって、上述のような清掃中における
ベントホールの閉塞等を防止しうるスピューレスベント
である成形金型のベントホール開閉弁装置の提供を目的
としている。
案出されたものであって、上述のような清掃中における
ベントホールの閉塞等を防止しうるスピューレスベント
である成形金型のベントホール開閉弁装置の提供を目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の発明は、成形室を有する成形金型のベントホールを
開閉するベントホール開閉弁装置であって、ベントホー
ルが設けられたベント基体と、前記ベントホールの閉止
時に前記成形室を囲む金型内面と略面一に位置しうる上
端面を有するとともに前記ベントホールを開くために前
記ベント基体に対する移動を引き起こす第1の手段によ
って移動しうる開閉弁本体と、前記ベントホールを閉じ
るために設けられた第2の手段とを含み、前記成型金型
が実質的に成型温度となる高温状態において、前記ベン
トホールは、前記第1の手段により開放されるとともに
成形室内の成形材料が前記開閉弁本体の前記上端面に接
触し該開閉弁本体を押し込むことにより閉止される一
方、前記成型金型が前記成型温度よりも低温の低温状態
において、前記ベントホールは、前記第2の手段により
閉止されることにより前記成型室内の清掃を容易とする
ことを特徴としている。
載の発明は、成形室を有する成形金型のベントホールを
開閉するベントホール開閉弁装置であって、ベントホー
ルが設けられたベント基体と、前記ベントホールの閉止
時に前記成形室を囲む金型内面と略面一に位置しうる上
端面を有するとともに前記ベントホールを開くために前
記ベント基体に対する移動を引き起こす第1の手段によ
って移動しうる開閉弁本体と、前記ベントホールを閉じ
るために設けられた第2の手段とを含み、前記成型金型
が実質的に成型温度となる高温状態において、前記ベン
トホールは、前記第1の手段により開放されるとともに
成形室内の成形材料が前記開閉弁本体の前記上端面に接
触し該開閉弁本体を押し込むことにより閉止される一
方、前記成型金型が前記成型温度よりも低温の低温状態
において、前記ベントホールは、前記第2の手段により
閉止されることにより前記成型室内の清掃を容易とする
ことを特徴としている。
【0011】このため、本発明によれば、成型金型が高
温状態のときには、ベントホールは開放され、その後、
成型室内の成型品が開閉弁本体の上端面へ衝突すること
により閉じられるが、開閉弁本体は、清掃する状況の如
く成型金型の低温状態のときにもベントホールを閉じ
る。このため、例えば清掃用の研掃材を成型室表面に噴
射しても、研掃材や成型残骸等がベントホールに目詰ま
りするのを効果的に防止し、成型金型清掃後においても
精度の良い成型が可能となる。
温状態のときには、ベントホールは開放され、その後、
成型室内の成型品が開閉弁本体の上端面へ衝突すること
により閉じられるが、開閉弁本体は、清掃する状況の如
く成型金型の低温状態のときにもベントホールを閉じ
る。このため、例えば清掃用の研掃材を成型室表面に噴
射しても、研掃材や成型残骸等がベントホールに目詰ま
りするのを効果的に防止し、成型金型清掃後においても
精度の良い成型が可能となる。
【0012】ここで、前記高温状態とは、成型金型が成
型する品物の実質的な成型温度にあることを意味し、前
記低温状態とは、成型金型が前記成型温度よりも実質的
に低いことを意味している。例えば、タイヤ成型金型の
場合には、前記成型温度は約180℃である。
型する品物の実質的な成型温度にあることを意味し、前
記低温状態とは、成型金型が前記成型温度よりも実質的
に低いことを意味している。例えば、タイヤ成型金型の
場合には、前記成型温度は約180℃である。
【0013】前記第1の手段は、その温度に依存してベ
ントホールの開放、閉止の両方に作動する一つの複合し
たバネを含むことができるし、或いは、一つはベントホ
ールを開き、もう一方はベントホールを閉じるようなそ
れぞれ独立した2以上のバネ手段を含むこともできる。
つまり、前記第1の手段、第2の手段は、構成上一体を
なすか又は別体であるかを問わない。
ントホールの開放、閉止の両方に作動する一つの複合し
たバネを含むことができるし、或いは、一つはベントホ
ールを開き、もう一方はベントホールを閉じるようなそ
れぞれ独立した2以上のバネ手段を含むこともできる。
つまり、前記第1の手段、第2の手段は、構成上一体を
なすか又は別体であるかを問わない。
【0014】例えば、そのようなバネ手段は、温度に応
じた形状変化によってバネ作用を発揮しうる「形状記憶
合金(Shape Memory Alloy)」又は「SMA」と称され
る金属で構成することができる。典型的に、そのような
形状記憶合金は、例えば90〜120℃の温度範囲で形
状変化をなし、それらは、例えば気温下での一つの形状
と、例えばタイヤの成型温度である約180℃下での別
の形状との間を切り変えまた変化するのに最適である。
じた形状変化によってバネ作用を発揮しうる「形状記憶
合金(Shape Memory Alloy)」又は「SMA」と称され
る金属で構成することができる。典型的に、そのような
形状記憶合金は、例えば90〜120℃の温度範囲で形
状変化をなし、それらは、例えば気温下での一つの形状
と、例えばタイヤの成型温度である約180℃下での別
の形状との間を切り変えまた変化するのに最適である。
【0015】またベントホールは、好ましくは、型成形
されうるプラスチック材料から形成されることが好まし
い。
されうるプラスチック材料から形成されることが好まし
い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図面
に基づき説明する。図1、図2、図3には、本発明の成
形金型のベントホール開閉弁装置(以下、単に開閉弁装
置という)の実施形態を例示している。図1は、本実施
形態の開閉弁装置の縦断面図、図2は、そのA−A’視
断面図である。また開閉弁装置50として、例えば図5
に示す如く、タイヤ成形金型52のサイドウォール部成
型部51に位置して設置される。
に基づき説明する。図1、図2、図3には、本発明の成
形金型のベントホール開閉弁装置(以下、単に開閉弁装
置という)の実施形態を例示している。図1は、本実施
形態の開閉弁装置の縦断面図、図2は、そのA−A’視
断面図である。また開閉弁装置50として、例えば図5
に示す如く、タイヤ成形金型52のサイドウォール部成
型部51に位置して設置される。
【0017】開閉弁装置は、本例では上端面3を成形金
型の成形室を囲む内面に面一に配設されるとともに、底
端面6は、外気の雰囲気で開口し、これらの間に残留空
気の排出を容易にする閉止可能な通路であるベントホー
ルHを形成する。
型の成形室を囲む内面に面一に配設されるとともに、底
端面6は、外気の雰囲気で開口し、これらの間に残留空
気の排出を容易にする閉止可能な通路であるベントホー
ルHを形成する。
【0018】また本例の開閉弁装置は、例えばベント基
体1と、その中をスライド可能に配された開閉弁本体2
と、ベントホールHを開放、閉止するために前記ベント
基体2に対して前記開閉弁本体2を移動させる第1、第
2のバネ手段S1、S2とを含むものが例示される。
体1と、その中をスライド可能に配された開閉弁本体2
と、ベントホールHを開放、閉止するために前記ベント
基体2に対して前記開閉弁本体2を移動させる第1、第
2のバネ手段S1、S2とを含むものが例示される。
【0019】前記ベント基体1は、例えば、その内部を
通るベントホールHを形成するように両端が開放された
チューブ形状をなす。また、本例ではその内部には、前
記開閉弁本体2と同軸に位置しその動きを案内しうるよ
う部分的に内径を減じた絞り部6が設けられる。成型金
型の成型室を囲む内面に面一に配されたベント基体1の
上端面3の近傍には、底端面6に向かって内径を減じた
円錐面からなる着座面4が形成される。
通るベントホールHを形成するように両端が開放された
チューブ形状をなす。また、本例ではその内部には、前
記開閉弁本体2と同軸に位置しその動きを案内しうるよ
う部分的に内径を減じた絞り部6が設けられる。成型金
型の成型室を囲む内面に面一に配されたベント基体1の
上端面3の近傍には、底端面6に向かって内径を減じた
円錐面からなる着座面4が形成される。
【0020】また本例の開閉弁本体2は、その上部に弁
ガサ31を、その下部に円柱状のロッド形状をなす弁軸
32を一体に具えたものを例示し、該弁ガサ31、弁軸
32ともに前記ベント基体1と同軸に配されている。前
記ベント基体1の前記上端面3の領域近傍において、前
記弁ガサ31は、下に向かって径を減じる円錐面からな
る着座面5を有する円錐台の形状をなし、該着座面5
は、ベント基体1の上端面3の領域内部に形成された円
錐面からなる前記着座面4に着座して互いにかみ合う形
状を呈する。そして、ベントホールHの閉止は、ベント
基体1の中への開閉弁本体2の下移動により、相互に補
ってかみ合う円錐面からなるベント基体1の着座面4と
開閉弁本体2の着座面5とがかみ合うことにより行われ
る。
ガサ31を、その下部に円柱状のロッド形状をなす弁軸
32を一体に具えたものを例示し、該弁ガサ31、弁軸
32ともに前記ベント基体1と同軸に配されている。前
記ベント基体1の前記上端面3の領域近傍において、前
記弁ガサ31は、下に向かって径を減じる円錐面からな
る着座面5を有する円錐台の形状をなし、該着座面5
は、ベント基体1の上端面3の領域内部に形成された円
錐面からなる前記着座面4に着座して互いにかみ合う形
状を呈する。そして、ベントホールHの閉止は、ベント
基体1の中への開閉弁本体2の下移動により、相互に補
ってかみ合う円錐面からなるベント基体1の着座面4と
開閉弁本体2の着座面5とがかみ合うことにより行われ
る。
【0021】図1に示すベントホールHの開放状態にお
いて、前記上端面3からの空気排気通路は、互いに補う
前記円錐面4、5の間に形成され、図2の断面図に示さ
れるスロット7sを経由して前記絞り部6を通り、そし
てそこから残りの内孔部7を経由する。
いて、前記上端面3からの空気排気通路は、互いに補う
前記円錐面4、5の間に形成され、図2の断面図に示さ
れるスロット7sを経由して前記絞り部6を通り、そし
てそこから残りの内孔部7を経由する。
【0022】図3に示すベントホールHの閉止状態にお
いて、前記空気排気通路は、成形室内の成形材料が前記
開閉弁本体2の前記上端面8に接触する結果として該開
閉弁本体2をベント基体1の中へ押し込む移動により、
互いに補う円錐面4、5がかみ合って着座することで閉
止される。
いて、前記空気排気通路は、成形室内の成形材料が前記
開閉弁本体2の前記上端面8に接触する結果として該開
閉弁本体2をベント基体1の中へ押し込む移動により、
互いに補う円錐面4、5がかみ合って着座することで閉
止される。
【0023】ベントホールHの開閉弁装置の作動につい
て、前記バネ手段S1、S2は、次のように作用する。
前記第1のバネ手段S1は、本例では開閉弁本体2の弁
ガサ31の内端面9と、ベント基体1の絞り部6の本例
では上端面10との間に介在し、ベントホールHを開放
すべく図1の矢印Oによって示される方向に、開閉弁本
体2をベント基体1から外側へ偏らせて付勢するのに役
立つ。
て、前記バネ手段S1、S2は、次のように作用する。
前記第1のバネ手段S1は、本例では開閉弁本体2の弁
ガサ31の内端面9と、ベント基体1の絞り部6の本例
では上端面10との間に介在し、ベントホールHを開放
すべく図1の矢印Oによって示される方向に、開閉弁本
体2をベント基体1から外側へ偏らせて付勢するのに役
立つ。
【0024】前記第2のバネ手段S2は、本例では開閉
弁本体2の軸体32の下端部に固定された環状のつば片
11と、ベント基体1の絞り部6の本例では下端面12
との間に介在し、ベントホールを閉止するために図1の
矢印Cによって示される方向に、開閉弁本体2をベント
基体1の内側へ最小の付勢力で偏らせて付勢するのに役
立つ。また例えば環状のつば片11の装着は、例えば最
初に開閉弁本体2をベント基体1の中に組み入れた後、
図に示される如く第2のバネ手段S2とつば片11と
が、開閉弁本体2の下端部に組み込まれて行われる。ま
たつば片11は、ベントホール内Hを移動しうるよう、
その外縁と本例では前記内孔部7の内面との間に小隙間
を介在させる。
弁本体2の軸体32の下端部に固定された環状のつば片
11と、ベント基体1の絞り部6の本例では下端面12
との間に介在し、ベントホールを閉止するために図1の
矢印Cによって示される方向に、開閉弁本体2をベント
基体1の内側へ最小の付勢力で偏らせて付勢するのに役
立つ。また例えば環状のつば片11の装着は、例えば最
初に開閉弁本体2をベント基体1の中に組み入れた後、
図に示される如く第2のバネ手段S2とつば片11と
が、開閉弁本体2の下端部に組み込まれて行われる。ま
たつば片11は、ベントホール内Hを移動しうるよう、
その外縁と本例では前記内孔部7の内面との間に小隙間
を介在させる。
【0025】前記第1のバネ手段S1は、本例では形状
記憶合金から構成される。このような材料は、特定形状
とその変形形状とを示す特性を持っている。しかしなが
ら、臨界温度又は形状回復温度を超えて加熱すると、変
形形状を初期の特定形状に回復させることができる。
記憶合金から構成される。このような材料は、特定形状
とその変形形状とを示す特性を持っている。しかしなが
ら、臨界温度又は形状回復温度を超えて加熱すると、変
形形状を初期の特定形状に回復させることができる。
【0026】とりわけこの実施形態では、前記第1のバ
ネ手段S1は、80〜120℃の範囲に臨界温度を持っ
ている形状記憶合金が採用される。線材状に形成された
このような材料は、図1に示されるように、ベントホー
ルHの開放状態のときに、前記内端面9と上端面10と
の間の距離に等しい初期長さl1を有する螺旋状のコイ
ルバネに形成されている。
ネ手段S1は、80〜120℃の範囲に臨界温度を持っ
ている形状記憶合金が採用される。線材状に形成された
このような材料は、図1に示されるように、ベントホー
ルHの開放状態のときに、前記内端面9と上端面10と
の間の距離に等しい初期長さl1を有する螺旋状のコイ
ルバネに形成されている。
【0027】ゴムタイヤ成型中のベントホールHの作動
に際しては、成型室内で滞留した空気は、成型室内のゴ
ムが前記開閉弁本体2の前記上端面8に接触し、前記着
座面4、5との間の空気排気路を閉止するように該着座
面4、5が互いにかみ合って着座するよう該開閉弁本体
2をベント基体1へ押し込むことにより閉止されるまで
開放されているベントホールHから排気される。また、
ベントホールHに接近するゴムの流れの動作は、図3に
示されるように、前記第1のバネ手段S1を押し込み、
それを初期の長さよりも短い第2の長さl2へと変形さ
せる。
に際しては、成型室内で滞留した空気は、成型室内のゴ
ムが前記開閉弁本体2の前記上端面8に接触し、前記着
座面4、5との間の空気排気路を閉止するように該着座
面4、5が互いにかみ合って着座するよう該開閉弁本体
2をベント基体1へ押し込むことにより閉止されるまで
開放されているベントホールHから排気される。また、
ベントホールHに接近するゴムの流れの動作は、図3に
示されるように、前記第1のバネ手段S1を押し込み、
それを初期の長さよりも短い第2の長さl2へと変形さ
せる。
【0028】成型及び加硫が完了した後、その成型金型
は、前記臨界温度よりも低い温度に冷却され、タイヤが
脱型される。タイヤが成型室から脱型された後、ベント
ホールは、前記第1のバネ手段S1の塑性的な変形効果
と、このような状態でベントホールHを閉じ続けるだけ
に必要な最小のバネ付勢力を供給する前記第2のバネ手
段S2の付勢動作とによって、閉止状態を維持する。
は、前記臨界温度よりも低い温度に冷却され、タイヤが
脱型される。タイヤが成型室から脱型された後、ベント
ホールは、前記第1のバネ手段S1の塑性的な変形効果
と、このような状態でベントホールHを閉じ続けるだけ
に必要な最小のバネ付勢力を供給する前記第2のバネ手
段S2の付勢動作とによって、閉止状態を維持する。
【0029】しかしながら、次の成型工程のための準備
において成型金型を再度加熱している間、成型金型がも
う一度、前記形状記憶合金の臨界温度に到達すれば、前
記第1のバネ手段S1は、再びその本来の特定形状へと
復元し、このため、圧縮されていた螺旋状のコイルバネ
は、前記第2の長さl2からその元の長さl1へとの
び、新しい成型工程の準備としてベントホールHを開放
するように開閉弁本体2を前記第2のバネ手段の最小の
付勢力に逆らってベント基体1から外側へと移動させ
る。
において成型金型を再度加熱している間、成型金型がも
う一度、前記形状記憶合金の臨界温度に到達すれば、前
記第1のバネ手段S1は、再びその本来の特定形状へと
復元し、このため、圧縮されていた螺旋状のコイルバネ
は、前記第2の長さl2からその元の長さl1へとの
び、新しい成型工程の準備としてベントホールHを開放
するように開閉弁本体2を前記第2のバネ手段の最小の
付勢力に逆らってベント基体1から外側へと移動させ
る。
【0030】このように本実施形態のベントホールHの
開閉弁装置の作動の中で、一度閉止されたベントホール
Hは、前記第1のバネ手段S1の形状記憶合金の臨界温
度又は形状回復温度に加熱されるまで、その閉止状態を
持続しうる。従って、要求され数の成型が完了した後、
成型金型は、ベントホールHを閉じたままとして保守点
検、清掃等のために取り出ししうる。このため、例えば
清掃用の研掃材を成型室表面に噴射しても、研掃材や成
型残骸等がベントホールHに目詰まりするのを効果的に
防止し、成型金型清掃後においても精度の良い成型が可
能となる。
開閉弁装置の作動の中で、一度閉止されたベントホール
Hは、前記第1のバネ手段S1の形状記憶合金の臨界温
度又は形状回復温度に加熱されるまで、その閉止状態を
持続しうる。従って、要求され数の成型が完了した後、
成型金型は、ベントホールHを閉じたままとして保守点
検、清掃等のために取り出ししうる。このため、例えば
清掃用の研掃材を成型室表面に噴射しても、研掃材や成
型残骸等がベントホールHに目詰まりするのを効果的に
防止し、成型金型清掃後においても精度の良い成型が可
能となる。
【0031】他の実施形態では、前記第1のバネ手段S
1は、上記のものとは異なる構成を採用することができ
る。例えば、形状記憶合金からなるバネは、長い第1の
長さと、それよりも短い第2の長さとの間を温度だけに
反応して変形ないし切り換えることができる。このた
め、例えば高温状態において、第1のバネ手段は、初期
の長さl1を有し、また低温状態において前記バネ手段
は、ベントホールHが閉じた状態を表す長さl2よりも
わずかに短いか又はそれにほぼ等しい小長さl3へと縮
ませることができる。このため、ベントホールHが閉じ
られたときには、第2のバネ手段S2は、単に開閉弁本
体2の弛みやガタを拘束するためだけに機能する。この
ように、この実施形態では、ベントホールHは、温度に
対応して開閉する結果、低温状態でのベントホールの閉
止を与えるために、成型品物とともに成型金型をその場
で冷却する必要はない。換言すれば、高温状態で成型品
物を脱型しても、低温状態においてベントホールHの閉
止状態が与えられる。
1は、上記のものとは異なる構成を採用することができ
る。例えば、形状記憶合金からなるバネは、長い第1の
長さと、それよりも短い第2の長さとの間を温度だけに
反応して変形ないし切り換えることができる。このた
め、例えば高温状態において、第1のバネ手段は、初期
の長さl1を有し、また低温状態において前記バネ手段
は、ベントホールHが閉じた状態を表す長さl2よりも
わずかに短いか又はそれにほぼ等しい小長さl3へと縮
ませることができる。このため、ベントホールHが閉じ
られたときには、第2のバネ手段S2は、単に開閉弁本
体2の弛みやガタを拘束するためだけに機能する。この
ように、この実施形態では、ベントホールHは、温度に
対応して開閉する結果、低温状態でのベントホールの閉
止を与えるために、成型品物とともに成型金型をその場
で冷却する必要はない。換言すれば、高温状態で成型品
物を脱型しても、低温状態においてベントホールHの閉
止状態が与えられる。
【0032】さらに他の実施形態において、第1のバネ
手段S1の各々の両端部は、第1のバネ手段S1が、開
閉弁本体2をベントホールHを開放するだけでなく閉止
移動するように、前記ベント基体1と開閉弁本体2とに
それぞれ固定して取り付けすることができ、この例では
第2のバネ手段S2を省略することもできる。
手段S1の各々の両端部は、第1のバネ手段S1が、開
閉弁本体2をベントホールHを開放するだけでなく閉止
移動するように、前記ベント基体1と開閉弁本体2とに
それぞれ固定して取り付けすることができ、この例では
第2のバネ手段S2を省略することもできる。
【0033】これらの実施形態では、第1のバネ手段S
1の形状記憶合金として2つの形状をとり得たものを用
いたが、温度操作可能な膜状のダイアフラムや他の板状
バネ形状など種々の形状のバネ手段を用いることがで
き、またバイメタル或いはその類似物からなるバネ手段
を用いることが可能である。
1の形状記憶合金として2つの形状をとり得たものを用
いたが、温度操作可能な膜状のダイアフラムや他の板状
バネ形状など種々の形状のバネ手段を用いることがで
き、またバイメタル或いはその類似物からなるバネ手段
を用いることが可能である。
【0034】図4、図6には、バネ手段の他の実施形態
が示されている。図4に示した開閉弁本体21を作動さ
せるバネ手段S1、S2は、本例では、複数の脚状のバ
ネ片23から構成されている。図4(A)の開放状態の
開閉弁装置の縦断面図に示す如く、前記バネ片23は、
ベント基体21のベントホール27の内壁面に設けられ
た1又は複数の溝25に嵌入される。図4(C)は図4
(A)のA−A’線断面図であり、本例では、ベント基
体21の内部に等間隔でかつ成形金型からの空気を逃が
すための通路26を形成して配される3枚の前記バネ片
23を例示している。
が示されている。図4に示した開閉弁本体21を作動さ
せるバネ手段S1、S2は、本例では、複数の脚状のバ
ネ片23から構成されている。図4(A)の開放状態の
開閉弁装置の縦断面図に示す如く、前記バネ片23は、
ベント基体21のベントホール27の内壁面に設けられ
た1又は複数の溝25に嵌入される。図4(C)は図4
(A)のA−A’線断面図であり、本例では、ベント基
体21の内部に等間隔でかつ成形金型からの空気を逃が
すための通路26を形成して配される3枚の前記バネ片
23を例示している。
【0035】これらのバネ片23各々は、例えば異なる
熱膨張率を有する金属を複合ないし積層したバイメタル
から構成することができる。前記低温状態において、前
記バネ片23は、図4(B)に示すようにベントホール
27を閉止するように開閉弁本体22をベント基体21
の中に付勢する形状をとる。また前記高温状態におい
て、バネ片23は、その膨張差により、図4(A)に示
すようにベントホール27を開放するように開閉弁本体
21をベント基体22の外側に付勢する如く作用する。
なお各バネ片23に同一のバイメタルを用いても良い
し、また異なるものを用いても良い。
熱膨張率を有する金属を複合ないし積層したバイメタル
から構成することができる。前記低温状態において、前
記バネ片23は、図4(B)に示すようにベントホール
27を閉止するように開閉弁本体22をベント基体21
の中に付勢する形状をとる。また前記高温状態におい
て、バネ片23は、その膨張差により、図4(A)に示
すようにベントホール27を開放するように開閉弁本体
21をベント基体22の外側に付勢する如く作用する。
なお各バネ片23に同一のバイメタルを用いても良い
し、また異なるものを用いても良い。
【0036】また成型室内のゴムが開閉弁本体22を押
すとき、バネ片23は、図4(B)のように、再びベン
トホール27を閉止するように自らの(バイメタルの)
撓みに基づく前記付勢力に逆らって変形する。冷却中か
つ加硫済みのタイヤが脱型された際には、バネ片23
は、再び高温状態に加熱されるまでベントホール27を
閉じ続けるよう設定されている。
すとき、バネ片23は、図4(B)のように、再びベン
トホール27を閉止するように自らの(バイメタルの)
撓みに基づく前記付勢力に逆らって変形する。冷却中か
つ加硫済みのタイヤが脱型された際には、バネ片23
は、再び高温状態に加熱されるまでベントホール27を
閉じ続けるよう設定されている。
【0037】この第2の実施形態において、前記バネ片
23は、ベント基体21の内壁面に設けられた前記溝2
5に嵌入されるが、このバネ片23をベント基体21と
も一体に形成しても良く、この場合、前記溝25を省略
できる。このような実施形態は、図6(A)〜(C)に
示される。本例では、上述のように機能する温度操作可
能なバネ手段63は、前記ベントホールHの内部に、前
記ベント基体1の前記底端面6近傍で該ベント基体1の
ベントホールHの内壁面15からベントホールHの径方
向内方に突出することにより、このベント基体1に一体
に設けられ、本例では、バネ手段63の突出縁が前記開
閉弁本体2の弁軸32に凹設された環状の溝69に嵌入
することにより、この開閉弁本体2にかみ合う。
23は、ベント基体21の内壁面に設けられた前記溝2
5に嵌入されるが、このバネ片23をベント基体21と
も一体に形成しても良く、この場合、前記溝25を省略
できる。このような実施形態は、図6(A)〜(C)に
示される。本例では、上述のように機能する温度操作可
能なバネ手段63は、前記ベントホールHの内部に、前
記ベント基体1の前記底端面6近傍で該ベント基体1の
ベントホールHの内壁面15からベントホールHの径方
向内方に突出することにより、このベント基体1に一体
に設けられ、本例では、バネ手段63の突出縁が前記開
閉弁本体2の弁軸32に凹設された環状の溝69に嵌入
することにより、この開閉弁本体2にかみ合う。
【0038】なお前記バネ片69は、脚状の他、前記ベ
ント基体1の前記内壁面15から突出しかつ中心部に孔
部を設けたディスク状の突出体に置換することも可能で
ある。
ント基体1の前記内壁面15から突出しかつ中心部に孔
部を設けたディスク状の突出体に置換することも可能で
ある。
【0039】上述した実施形態において、開閉弁装置の
ベントホールHの閉止状態において、ベント基体1の上
端面3と開閉弁本体3の上端面8とは、平坦な面を形成
している。図7に示す他の実施形態では、ベント基体1
の上端面3は、ベントホールの閉止状態において、本例
では横断面が半円状をなして環状をなすセミトロイドに
形成され開閉弁本体2の上端面8よりも隆起した隆起部
7oが設けられているものを例示している。このような
隆起部7oは、開閉弁装置を成型金型に装着する際の押
し込み面又は打撃面を提供するのに役立ち、そして、隆
起部7oは装着後に、成型室表面と同じ高さの上端面を
残して取り除かれ、良好な成型面を構成しうる。
ベントホールHの閉止状態において、ベント基体1の上
端面3と開閉弁本体3の上端面8とは、平坦な面を形成
している。図7に示す他の実施形態では、ベント基体1
の上端面3は、ベントホールの閉止状態において、本例
では横断面が半円状をなして環状をなすセミトロイドに
形成され開閉弁本体2の上端面8よりも隆起した隆起部
7oが設けられているものを例示している。このような
隆起部7oは、開閉弁装置を成型金型に装着する際の押
し込み面又は打撃面を提供するのに役立ち、そして、隆
起部7oは装着後に、成型室表面と同じ高さの上端面を
残して取り除かれ、良好な成型面を構成しうる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
成型金型が高温状態のときには、ベントホールは開放さ
れ、その後、成型室内の成型品が開閉弁本体の上端面へ
衝突することにより閉じられるが、開閉弁本体は、清掃
する状況の如く成型金型の低温状態のときにもベントホ
ールを閉じる。このため、例えば成型金型の清掃の際、
清掃用の研掃材を成型室表面に噴射しても、研掃材や成
型室から剥がれ落ちた残骸等がベントホールに目詰まり
するのを効果的に防止し、成型金型清掃後においても精
度の良い成型が可能となる。
成型金型が高温状態のときには、ベントホールは開放さ
れ、その後、成型室内の成型品が開閉弁本体の上端面へ
衝突することにより閉じられるが、開閉弁本体は、清掃
する状況の如く成型金型の低温状態のときにもベントホ
ールを閉じる。このため、例えば成型金型の清掃の際、
清掃用の研掃材を成型室表面に噴射しても、研掃材や成
型室から剥がれ落ちた残骸等がベントホールに目詰まり
するのを効果的に防止し、成型金型清掃後においても精
度の良い成型が可能となる。
【0041】また高温状態のときにベントホールを開放
する前記第1の手段には、形状記憶合金やバイメタルな
どからなるバネ手段を含むことができ、これにより温度
変化を利用して前記ベントホールの開閉を容易になしう
る。
する前記第1の手段には、形状記憶合金やバイメタルな
どからなるバネ手段を含むことができ、これにより温度
変化を利用して前記ベントホールの開閉を容易になしう
る。
【図1】本実施形態を示す成形金型のベントホール開閉
弁装置の断面図である。
弁装置の断面図である。
【図2】そのA−A’視断面図である。
【図3】図1のベントホールを閉止した状態を示す断面
図である。
図である。
【図4】(A)、(B)は、本発明の成形金型のベント
ホール開閉弁装置の他の実施形態を示す縦断面図、
(C)は(A)のA−A’視断面図である。
ホール開閉弁装置の他の実施形態を示す縦断面図、
(C)は(A)のA−A’視断面図である。
【図5】本発明の成形金型のベントホール開閉弁装置が
タイヤ成形金型のサイドウォール部に配置された例を示
す断面図である。
タイヤ成形金型のサイドウォール部に配置された例を示
す断面図である。
【図6】(A)、(C)は本発明の他の実施形態を示す
縦断面図、(B)はその平面図である。
縦断面図、(B)はその平面図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示す成形金型のベント
ホール開閉弁装置の断面図である。
ホール開閉弁装置の断面図である。
1 ベント基体 2 開閉弁本体 3 バネ手段 5 開閉弁本体の着座面 6 ベント基体の着座面 7 ベントホール 12 開閉弁本体の上端面 S1 第1のバネ手段 S2 第2のバネ手段
Claims (8)
- 【請求項1】成形室を有する成形金型のベントホールを
開閉するベントホール開閉弁装置であって、 ベントホールが設けられたベント基体と、 前記ベントホールの閉止時に前記成形室を囲む金型内面
と略面一に位置しうる上端面を有するとともに前記ベン
トホールを開くために前記ベント基体に対する移動を引
き起こす第1の手段によって移動しうる開閉弁本体と、 前記ベントホールを閉じるために設けられた第2の手段
とを含み、 前記成型金型が実質的に成型温度となる高温状態におい
て、前記ベントホールは、前記第1の手段により開放さ
れるとともに成形室内の成形材料が前記開閉弁本体の前
記上端面に接触し該開閉弁本体を押し込むことにより閉
止される一方、 前記成型金型が前記成型温度よりも低温となる低温状態
において、前記ベントホールは、前記第2の手段により
閉止されることにより前記成形室内の清浄を容易とする
ことを特徴とする成形金型のベントホール開閉弁装置。 - 【請求項2】前記高温状態のときにベントホールを開放
する前記第1の手段は、形状記憶合金からなるバネ手段
を含んでなる請求項1記載の成形金型のベントホール開
閉弁装置。 - 【請求項3】前記バネ手段は、前記低温状態よりも高温
状態のときの長さが大である請求項2記載の成形金型の
ベントホール開閉弁装置。 - 【請求項4】前記バネ手段が長さを減じたときに、前記
ベントホールを閉止する閉止用のバネ手段を含んでなる
請求項3記載の成形金型のベントホール開閉弁装置。 - 【請求項5】前記第1の手段は、温度によって形状変化
を操作しうるバイメタルからなるバネ手段を含むことを
特徴とする請求項1乃至4のいずれか1記載の成形金型
のベントホール開閉弁装置。 - 【請求項6】前記ベント基体は、管状体をなし、かつそ
の内部に前記開閉弁本体を配したたことを特徴とする請
求項1乃至5のいずれか1記載の成形金型のベントホー
ル開閉弁装置。 - 【請求項7】前記ベント基体と前記開閉弁本体との間に
弁座部が形成されるとともに、前記弁座部は、ベントホ
ールを閉止した際に互いに着座してかみ合うベント基体
の着座面と、開閉弁本体の着座面とからなることを特徴
とする請求項1乃至6のいずれか1記載の成形金型のベ
ントホール開閉弁装置。 - 【請求項8】前記ベント基体及び開閉弁本体の前記着座
面は、円錐面であることを特徴とする請求項7記載の成
形金型のベントホール開閉弁装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB9811236/0 | 1998-05-27 | ||
| GB9811236A GB2339163B (en) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | Mould vents |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11333846A true JPH11333846A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=10832681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11119199A Pending JPH11333846A (ja) | 1998-05-27 | 1999-04-19 | 成形金型のベントホ―ル開閉弁装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11333846A (ja) |
| DE (1) | DE19923952A1 (ja) |
| GB (1) | GB2339163B (ja) |
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| JP2006103026A (ja) * | 2004-10-01 | 2006-04-20 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | タイヤ成形用金型、タイヤ成形用金型のベントホールに使用するプラグ、及びこのタイヤ成形用金型を用いて製造したタイヤ |
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| DE102023213270A1 (de) * | 2023-12-22 | 2025-06-26 | Continental Reifen Deutschland Gmbh | Entlüftungsventil |
Family Cites Families (2)
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