JPH11334264A - 分解性カード - Google Patents
分解性カードInfo
- Publication number
- JPH11334264A JPH11334264A JP16003498A JP16003498A JPH11334264A JP H11334264 A JPH11334264 A JP H11334264A JP 16003498 A JP16003498 A JP 16003498A JP 16003498 A JP16003498 A JP 16003498A JP H11334264 A JPH11334264 A JP H11334264A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- degradable
- resin
- base material
- cards
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Biological Depolymerization Polymers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のプラスチックカードは、カード使用後
の廃棄処理に際して様々な公害の発生の恐れがあり、こ
れらはゴミ問題として社会問題化している。従って、廃
棄カードの処理を自然環境に悪影響を及ぼすことなく行
える分解性カードであって、カード基材にエンボス加工
による凹凸文字や可視情報表示部を有する分解性カード
を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明のカードは、該カード基材本体を
構成する基材が自然界において分解可能な分解性プラス
チック材料からなると共に、該カード基材本体の少なく
とも一部にエンボス加工による凹凸文字や可視情報表示
部が設けられてなることを特徴としている分解性カード
である。
の廃棄処理に際して様々な公害の発生の恐れがあり、こ
れらはゴミ問題として社会問題化している。従って、廃
棄カードの処理を自然環境に悪影響を及ぼすことなく行
える分解性カードであって、カード基材にエンボス加工
による凹凸文字や可視情報表示部を有する分解性カード
を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明のカードは、該カード基材本体を
構成する基材が自然界において分解可能な分解性プラス
チック材料からなると共に、該カード基材本体の少なく
とも一部にエンボス加工による凹凸文字や可視情報表示
部が設けられてなることを特徴としている分解性カード
である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばクレジット
カード、キャッシュカード、IDカード等の各種プラス
チックカードやテレホンカード、ショッピングカード等
の各種使い捨てプリペイドカードに用いられるカードに
関し、特にこれらのカードに自然界において分解可能な
カード基材本体を用いることで、廃棄カードによる自然
環境の破壊防止と無公害化の促進を図るようにした分解
性カードに関するものである。
カード、キャッシュカード、IDカード等の各種プラス
チックカードやテレホンカード、ショッピングカード等
の各種使い捨てプリペイドカードに用いられるカードに
関し、特にこれらのカードに自然界において分解可能な
カード基材本体を用いることで、廃棄カードによる自然
環境の破壊防止と無公害化の促進を図るようにした分解
性カードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、クレジットカード、キャッシュカ
ード、IDカード等の各種プラスチックカードやテレホ
ンカード、ショッピングカード等の各種使い捨てプリペ
イドカードが様々な分野や業界で採用されている。これ
らの内、各種プラスチックカードは、カード基材をポリ
塩化ビニルを用いているものが多く、また各種使い捨て
プリペイドカードは、PET(ポリエチレンテレフタレ
ート)を使用しているものが多い。その中でも、テレホ
ンカードなどの使い捨てプリペイドカードは、あらかじ
め定められた一定額の利用金額が記録されており、その
利用金額を使い終わるとプリペイドカード自体が不要な
ものとなり、ほとんどが廃棄されることになる。
ード、IDカード等の各種プラスチックカードやテレホ
ンカード、ショッピングカード等の各種使い捨てプリペ
イドカードが様々な分野や業界で採用されている。これ
らの内、各種プラスチックカードは、カード基材をポリ
塩化ビニルを用いているものが多く、また各種使い捨て
プリペイドカードは、PET(ポリエチレンテレフタレ
ート)を使用しているものが多い。その中でも、テレホ
ンカードなどの使い捨てプリペイドカードは、あらかじ
め定められた一定額の利用金額が記録されており、その
利用金額を使い終わるとプリペイドカード自体が不要な
ものとなり、ほとんどが廃棄されることになる。
【0003】そして、このような使い捨てプリペイドカ
ードの使用後の処理に関しては、従来、焼却ないし埋め
立て等に頼らざるを得えないため、プラスチック廃棄物
処理について、現在大きな社会問題としてクローズアッ
プされている。すなわち、焼却処理では、プラスチック
廃棄物の大きな燃焼エネルギーに耐えうる耐高熱炉が必
要になるので、処理コストが高いものとなるのみなら
ず、カードを大量に焼却すると、排気ガスに、一酸化炭
素やイオウ化合物等の大気汚染物質が、ポリ塩化ビニル
を焼却するとさらに塩素ガスが発生して大気汚染等の環
境破壊につながるおそれがある。また、埋め立て処理で
は、プラスチック材料は分解されることなくほぼ永久的
に残り、廃棄物として処分場に堆積することになりゴミ
問題として社会問題化している。しかもプラスチック材
料はそのままの形態で地中に存在するため、埋め立て地
の地盤が安定しないという問題やプラスチック材料を埋
め立てた土地や地域における自然界の各種の生物に対し
ても悪影響を及ぼす危険性がある。
ードの使用後の処理に関しては、従来、焼却ないし埋め
立て等に頼らざるを得えないため、プラスチック廃棄物
処理について、現在大きな社会問題としてクローズアッ
プされている。すなわち、焼却処理では、プラスチック
廃棄物の大きな燃焼エネルギーに耐えうる耐高熱炉が必
要になるので、処理コストが高いものとなるのみなら
ず、カードを大量に焼却すると、排気ガスに、一酸化炭
素やイオウ化合物等の大気汚染物質が、ポリ塩化ビニル
を焼却するとさらに塩素ガスが発生して大気汚染等の環
境破壊につながるおそれがある。また、埋め立て処理で
は、プラスチック材料は分解されることなくほぼ永久的
に残り、廃棄物として処分場に堆積することになりゴミ
問題として社会問題化している。しかもプラスチック材
料はそのままの形態で地中に存在するため、埋め立て地
の地盤が安定しないという問題やプラスチック材料を埋
め立てた土地や地域における自然界の各種の生物に対し
ても悪影響を及ぼす危険性がある。
【0004】上記ような廃棄カードの問題に対応するた
めの新規カードの出現が期待されているが、これらの新
規カードにおいても、従来のカード機能を有することが
当然の如く要求されている。これらの要求されるカード
機能としては、カード基材にエンボス加工を施すことに
より、文字,数字情報等を凹凸文字として設けられるこ
とや、またカードの少なくとも一部に可視情報表示部を
設けられること等が考えられるが、カード基材に従来と
異なる材質の樹脂を用いることで、従来の塩化ビニル樹
脂製のカードと比較した場合でも劣らない品質を有する
カードを提供することが新規カードにおいても必要な要
素であり、また、これらの機能を有することができるこ
とが新規カードを各種の利用分野や用途に幅広く活用す
るためにも重要なことである。
めの新規カードの出現が期待されているが、これらの新
規カードにおいても、従来のカード機能を有することが
当然の如く要求されている。これらの要求されるカード
機能としては、カード基材にエンボス加工を施すことに
より、文字,数字情報等を凹凸文字として設けられるこ
とや、またカードの少なくとも一部に可視情報表示部を
設けられること等が考えられるが、カード基材に従来と
異なる材質の樹脂を用いることで、従来の塩化ビニル樹
脂製のカードと比較した場合でも劣らない品質を有する
カードを提供することが新規カードにおいても必要な要
素であり、また、これらの機能を有することができるこ
とが新規カードを各種の利用分野や用途に幅広く活用す
るためにも重要なことである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来のカードの廃棄に際しての様々な公害の発生を防
止あるいは低減するためになされたもので、使用済のカ
ードを自然界に廃棄しても従来のカードよりも公害の発
生を抑制し、廃棄カードの処理を行うことのできる新規
カードであり、しかも従来の塩化ビニル樹脂製のカード
に用いられていたカード機能であるエンボス加工による
凹凸文字や可視情報表示部を設けることを可能とした分
解性カードを提供するものである。
な従来のカードの廃棄に際しての様々な公害の発生を防
止あるいは低減するためになされたもので、使用済のカ
ードを自然界に廃棄しても従来のカードよりも公害の発
生を抑制し、廃棄カードの処理を行うことのできる新規
カードであり、しかも従来の塩化ビニル樹脂製のカード
に用いられていたカード機能であるエンボス加工による
凹凸文字や可視情報表示部を設けることを可能とした分
解性カードを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による分解性カードは、カード基材本体を
構成する基材が自然界において分解可能な分解性プラス
チック材料からなると共に、該カード基材本体の少なく
とも一部にエンボス加工による凹凸文字が形成されてな
ることを特徴とするものである。
めに、本発明による分解性カードは、カード基材本体を
構成する基材が自然界において分解可能な分解性プラス
チック材料からなると共に、該カード基材本体の少なく
とも一部にエンボス加工による凹凸文字が形成されてな
ることを特徴とするものである。
【0007】また、本発明による分解性カードは、カー
ド基材本体を構成する基材が自然界において分解可能な
分解性プラスチック材料からなると共に、該カード基材
本体の少なくとも一部に可視情報表示部を有することを
特徴とするものである。
ド基材本体を構成する基材が自然界において分解可能な
分解性プラスチック材料からなると共に、該カード基材
本体の少なくとも一部に可視情報表示部を有することを
特徴とするものである。
【0008】そして、前記カード基材本体を構成する基
材が、複数の積層された基材からなる、また、該基材の
分解性プラスチック材料が、微生物により分解されるこ
とができる生分解性樹脂からなることを特徴とするもの
である。これらの分解性プラスチック材料は、カードに
設けられた可視情報表示部である感熱記録層への情報記
録時に加えられる加熱によるカード基材への影響や、カ
ード基材に対するエンボス加工により施された凹凸文字
の凸部表面を着色する際の熱転写時に加えられる加熱,
加圧によるカード基材への影響を防止するため、分解性
プラスチック材料が50℃未満の加熱では柔軟性を示さ
ない材料からなることを特徴とするものである。
材が、複数の積層された基材からなる、また、該基材の
分解性プラスチック材料が、微生物により分解されるこ
とができる生分解性樹脂からなることを特徴とするもの
である。これらの分解性プラスチック材料は、カードに
設けられた可視情報表示部である感熱記録層への情報記
録時に加えられる加熱によるカード基材への影響や、カ
ード基材に対するエンボス加工により施された凹凸文字
の凸部表面を着色する際の熱転写時に加えられる加熱,
加圧によるカード基材への影響を防止するため、分解性
プラスチック材料が50℃未満の加熱では柔軟性を示さ
ない材料からなることを特徴とするものである。
【0009】また、カード基材本体の少なくとも一部に
設けられた可視情報表示部が、感熱記録層、可逆性感熱
記録層、磁性記録表示層からなることを特徴とする分解
性カードである。
設けられた可視情報表示部が、感熱記録層、可逆性感熱
記録層、磁性記録表示層からなることを特徴とする分解
性カードである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて詳細
に説明する。図1は本発明の分解性カードの一実施例を
示す平面図,図2は図1の断面図,図3は本発明の他の
実施例を示す断面図,図4は本発明の他の実施例に係る
分解断面図である。
に説明する。図1は本発明の分解性カードの一実施例を
示す平面図,図2は図1の断面図,図3は本発明の他の
実施例を示す断面図,図4は本発明の他の実施例に係る
分解断面図である。
【0011】本発明の分解性カード1は、カード基材本
体を1シートの単層の基材だけで形成しても、また複数
のシートの各基材を重ね合わせた積層構成としたカード
基材本体として構成してもよく、これらカード基材本体
を構成する全てのシートの基材に自然界において分解可
能な分解性プラスチック材料からなる基材をシートとし
て用いているものである。これらカード基材本体の基材
の積層構成の例としては、例えば白色を有する分解性プ
ラスチックシートの単層シートによるもの、また白色を
有する分解性プラスチックシートを中にして2枚の透明
の分解性プラスチックシートで上下方向から挟持された
状態で積層して構成されたもの、そして、2枚の積層さ
れた白色を有する分解性プラスチックシートを中にして
2枚の透明の分解性プラスチックシートで上下方向から
挟持された状態で積層して構成されたもの等が挙げられ
る。
体を1シートの単層の基材だけで形成しても、また複数
のシートの各基材を重ね合わせた積層構成としたカード
基材本体として構成してもよく、これらカード基材本体
を構成する全てのシートの基材に自然界において分解可
能な分解性プラスチック材料からなる基材をシートとし
て用いているものである。これらカード基材本体の基材
の積層構成の例としては、例えば白色を有する分解性プ
ラスチックシートの単層シートによるもの、また白色を
有する分解性プラスチックシートを中にして2枚の透明
の分解性プラスチックシートで上下方向から挟持された
状態で積層して構成されたもの、そして、2枚の積層さ
れた白色を有する分解性プラスチックシートを中にして
2枚の透明の分解性プラスチックシートで上下方向から
挟持された状態で積層して構成されたもの等が挙げられ
る。
【0012】分解可能な分解性プラスチック材料は、分
解性ポリエチレン樹脂や分解性ポリプロピレン等のポリ
オレフィン樹脂、ポリビニルアルコールまたは分解性ポ
リエステル等で形成され、光や微生物により分解され得
る樹脂である。
解性ポリエチレン樹脂や分解性ポリプロピレン等のポリ
オレフィン樹脂、ポリビニルアルコールまたは分解性ポ
リエステル等で形成され、光や微生物により分解され得
る樹脂である。
【0013】上記した自然界において分解可能な分解性
プラスチック材料の内、微生物分解性(又は生分解性)
のものとして市販されているものは、例えば、ICI社
の熱可塑性ポリエステル,商品名「Biopol」、N
ovamoat社のデンプン/変形PVA系,商品名
「Mater−Bi」、ワーナーランバート社のデンプ
ン/変形PVA系,商品名「Novon」、島津製作所
社の乳酸系,商品名「ラクティー」、三井東圧工業社の
乳酸系,商品名「レイシア」、UCC社のポリカプロラ
クタン、日本ポリオレフィン社のジカルボン酸/ジオー
ル系,商品名「ビオノーレ」等がある。
プラスチック材料の内、微生物分解性(又は生分解性)
のものとして市販されているものは、例えば、ICI社
の熱可塑性ポリエステル,商品名「Biopol」、N
ovamoat社のデンプン/変形PVA系,商品名
「Mater−Bi」、ワーナーランバート社のデンプ
ン/変形PVA系,商品名「Novon」、島津製作所
社の乳酸系,商品名「ラクティー」、三井東圧工業社の
乳酸系,商品名「レイシア」、UCC社のポリカプロラ
クタン、日本ポリオレフィン社のジカルボン酸/ジオー
ル系,商品名「ビオノーレ」等がある。
【0014】分解性樹脂のうち、光分解性のものとして
は、エチレンと一酸化炭素との共重合体等が挙げられ
る。このエチレン・一酸化炭素共重合体は、カルボニル
基に結合する2番目と3番目の炭素間が光で開裂するこ
とにより分解すると言われている。そして、分解速度は
共重合体中の一酸化炭素の含有量により調節することか
できる。通常、エチレン・一酸化炭素共重合体の密度
は、0.89〜0.95g/cm3 程度であり、一酸化
炭素の含有量は、0.1〜10モル%程度である。上述
のようなエチレン・一酸化炭素共重合体は、例えばエチ
レンと一酸化炭素とを温度230℃、圧力2000気圧
程度の条件下で共存させることにより製造することがで
きる。
は、エチレンと一酸化炭素との共重合体等が挙げられ
る。このエチレン・一酸化炭素共重合体は、カルボニル
基に結合する2番目と3番目の炭素間が光で開裂するこ
とにより分解すると言われている。そして、分解速度は
共重合体中の一酸化炭素の含有量により調節することか
できる。通常、エチレン・一酸化炭素共重合体の密度
は、0.89〜0.95g/cm3 程度であり、一酸化
炭素の含有量は、0.1〜10モル%程度である。上述
のようなエチレン・一酸化炭素共重合体は、例えばエチ
レンと一酸化炭素とを温度230℃、圧力2000気圧
程度の条件下で共存させることにより製造することがで
きる。
【0015】また、光分解性の分解性ポリオレフィン樹
脂として、ポリエチレン(密度0.870〜0.950
g/cm3 、溶融指数(MFI)0.4〜40)やポリ
プロピレン(密度0.88〜0.91g/cm3 、溶融
指数(MFI)0.2〜50)と有機酸金属塩との混合
物を用いることもできる。有機酸金属塩としては、ステ
アリン酸鉄、ステアリン酸セリウム、ステアリン酸コバ
ルト等があり、酸化鉄等の金属酸化物等が挙げられ、有
機酸金属塩の混合量は1〜5000ppm程度が好まし
い。また、ビニルケトンとの共重合体を添加することも
ある。これらの分解性樹脂は、単体で用いても、2種以
上を混合してもよく、強度、分解性等の必要な特性に応
じて適宜選択することができる。
脂として、ポリエチレン(密度0.870〜0.950
g/cm3 、溶融指数(MFI)0.4〜40)やポリ
プロピレン(密度0.88〜0.91g/cm3 、溶融
指数(MFI)0.2〜50)と有機酸金属塩との混合
物を用いることもできる。有機酸金属塩としては、ステ
アリン酸鉄、ステアリン酸セリウム、ステアリン酸コバ
ルト等があり、酸化鉄等の金属酸化物等が挙げられ、有
機酸金属塩の混合量は1〜5000ppm程度が好まし
い。また、ビニルケトンとの共重合体を添加することも
ある。これらの分解性樹脂は、単体で用いても、2種以
上を混合してもよく、強度、分解性等の必要な特性に応
じて適宜選択することができる。
【0016】また、生分解性ポリオレフィン樹脂に用い
られるポリカプロラクタンは、ε−カプロラクタンの開
環重合により得られ、その重合平均分子量(Mw)は、
通常、40,000〜100,000程度である。生分
解性ポリオレフィン樹脂に用いられる微生物により重合
されるポリエステルとしては、3−ヒドロキシブチレー
トと3−ヒドロキシバリレートとのランダム共重合ポリ
エステルや、水素細菌に吉草酸を供給して得られる3−
ヒドロキシブチレート主体のポリエステル等が挙げられ
る。
られるポリカプロラクタンは、ε−カプロラクタンの開
環重合により得られ、その重合平均分子量(Mw)は、
通常、40,000〜100,000程度である。生分
解性ポリオレフィン樹脂に用いられる微生物により重合
されるポリエステルとしては、3−ヒドロキシブチレー
トと3−ヒドロキシバリレートとのランダム共重合ポリ
エステルや、水素細菌に吉草酸を供給して得られる3−
ヒドロキシブチレート主体のポリエステル等が挙げられ
る。
【0017】また、必要に応じて分解性樹脂とポリエチ
レン等の非分解性樹脂を混合してもよいが、分解性樹脂
と非分解性樹脂の合計を100重量%として、分解性樹
脂混合量は5重量%が好ましい。分解性樹脂の混合量が
5重量%未満では、分解性が不十分となる。
レン等の非分解性樹脂を混合してもよいが、分解性樹脂
と非分解性樹脂の合計を100重量%として、分解性樹
脂混合量は5重量%が好ましい。分解性樹脂の混合量が
5重量%未満では、分解性が不十分となる。
【0018】また、分解性樹脂の原料として前述の微生
物分解性樹脂と光分解性樹脂を用いることにより、光分
解性と微生物分解性を兼ね備えた分解性樹脂を得ること
ができる。
物分解性樹脂と光分解性樹脂を用いることにより、光分
解性と微生物分解性を兼ね備えた分解性樹脂を得ること
ができる。
【0019】また、分解性プラスチック材料からなるシ
ートの形成方法としては、上記の樹脂を原料にして、例
えば圧縮成形法,射出成形法,押し出し成形法,積層成
形法,インフレーション成形法等の公知の方法によりシ
ートの形成を行う。また、白色を有する分解性プラスチ
ックシートの白色化については、上記の各成形法におけ
るシート形成時にチタンを混入することで白色のシート
を作製することができる。
ートの形成方法としては、上記の樹脂を原料にして、例
えば圧縮成形法,射出成形法,押し出し成形法,積層成
形法,インフレーション成形法等の公知の方法によりシ
ートの形成を行う。また、白色を有する分解性プラスチ
ックシートの白色化については、上記の各成形法におけ
るシート形成時にチタンを混入することで白色のシート
を作製することができる。
【0020】本発明の分解性カード1の一実施例を図
1,図2に基づいて説明すると、カード基材本体2は、
生分解性樹脂からなる白色を有する分解性プラスチック
シート3であり、カード基材本体2の一部にエンボス加
工による凹凸文字4が形成されている。また、カード基
材本体2の表面の一部には、可逆性感熱記録層5からな
る可視情報表示部6が設けられている。可視情報表示部
6は、可逆性感熱記録層に限らず感熱記録層、磁性記録
表示層等の記録層を設けてもよい。なお、磁性記録表示
層とは、オイル及び磁性フレークを含有するマイクロカ
プセルを透明基材の表面に対し透明バインダで付着して
マイクロカプセル層を形成しておき、磁性フレークが透
明基材の表面に対して平行に配向されたとき可視入射光
を反射して磁性フレークが持つ明るい色彩を可視表示
し、かつ磁性フレークが透明基材の表面に対して垂直に
配向されたとき可視入射光を反射せず磁性シートの持つ
暗い色彩(例えば黒色)を可視表示することにより、そ
の間のコントラストによって可視表示を行うものであ
る。また、上記カード基材本体2である生分解性樹脂か
らなる白色を有する分解性プラスチックシート3は、5
0℃未満の加熱では柔軟性を示さない性質を有するもの
からなるものである。
1,図2に基づいて説明すると、カード基材本体2は、
生分解性樹脂からなる白色を有する分解性プラスチック
シート3であり、カード基材本体2の一部にエンボス加
工による凹凸文字4が形成されている。また、カード基
材本体2の表面の一部には、可逆性感熱記録層5からな
る可視情報表示部6が設けられている。可視情報表示部
6は、可逆性感熱記録層に限らず感熱記録層、磁性記録
表示層等の記録層を設けてもよい。なお、磁性記録表示
層とは、オイル及び磁性フレークを含有するマイクロカ
プセルを透明基材の表面に対し透明バインダで付着して
マイクロカプセル層を形成しておき、磁性フレークが透
明基材の表面に対して平行に配向されたとき可視入射光
を反射して磁性フレークが持つ明るい色彩を可視表示
し、かつ磁性フレークが透明基材の表面に対して垂直に
配向されたとき可視入射光を反射せず磁性シートの持つ
暗い色彩(例えば黒色)を可視表示することにより、そ
の間のコントラストによって可視表示を行うものであ
る。また、上記カード基材本体2である生分解性樹脂か
らなる白色を有する分解性プラスチックシート3は、5
0℃未満の加熱では柔軟性を示さない性質を有するもの
からなるものである。
【0021】また、本発明の分解性カード1の他の実施
例を図3に基づいて説明すると、カード基材本体2は、
積層された2枚の生分解性樹脂からなる白色を有する分
解性プラスチックシート3a,3bを挟んで、2枚の生
分解性樹脂からなる透明な分解性プラスチックシート7
a,7bを積層して密着一体化して構成されてなるもの
である。カード基材本体2の一部にエンボス加工による
凹凸文字4が形成されており、また、透明な分解性プラ
スチックシート7aの表面の一部には、可逆性感熱記録
層5からなる可視情報表示部6が設けられている。上記
カード基材本体2である生分解性樹脂からなる白色を有
する分解性プラスチックシート3a,3bおよび透明な
分解性プラスチックシート7a,7bは、それぞれ50
℃未満の加熱では柔軟性を示さない性質を有するものか
らなるものである。
例を図3に基づいて説明すると、カード基材本体2は、
積層された2枚の生分解性樹脂からなる白色を有する分
解性プラスチックシート3a,3bを挟んで、2枚の生
分解性樹脂からなる透明な分解性プラスチックシート7
a,7bを積層して密着一体化して構成されてなるもの
である。カード基材本体2の一部にエンボス加工による
凹凸文字4が形成されており、また、透明な分解性プラ
スチックシート7aの表面の一部には、可逆性感熱記録
層5からなる可視情報表示部6が設けられている。上記
カード基材本体2である生分解性樹脂からなる白色を有
する分解性プラスチックシート3a,3bおよび透明な
分解性プラスチックシート7a,7bは、それぞれ50
℃未満の加熱では柔軟性を示さない性質を有するものか
らなるものである。
【0022】また、白色を有する分解性プラスチックシ
ート3a,3bの表面には、各種の絵柄や模様,マーク
等を表示してなる印刷層8が設けられている。印刷層8
は、白色を有する分解性プラスチックシート3a,3b
の樹脂と接着性、物理的特性等を満たす組み合わせであ
れば特に特に限定されるものではなく、公知の材料を用
いることが可能である。具体的には、顔料、染料等にポ
リウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、
酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポ
リスチレン樹脂、アクリル樹脂、ブチラール樹脂等適宜
選択して使用すればよく、必要に応じて可塑剤や添加物
等を加えてもよい。また、印刷層8を設ける方法として
は、白色を有する分解性プラスチックシート3a,3b
の表面にグラビアコート法、スクリーン印刷法、オフセ
ット法、ロールコート法等の公知の印刷方法を用いて印
刷することができる。また、印刷層8は、白色を有する
分解性プラスチックシート3a,3bの表面の全面に絵
柄や模様を施しても、また必要に応じて文字等を印刷し
てもよいものである。
ート3a,3bの表面には、各種の絵柄や模様,マーク
等を表示してなる印刷層8が設けられている。印刷層8
は、白色を有する分解性プラスチックシート3a,3b
の樹脂と接着性、物理的特性等を満たす組み合わせであ
れば特に特に限定されるものではなく、公知の材料を用
いることが可能である。具体的には、顔料、染料等にポ
リウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、
酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポ
リスチレン樹脂、アクリル樹脂、ブチラール樹脂等適宜
選択して使用すればよく、必要に応じて可塑剤や添加物
等を加えてもよい。また、印刷層8を設ける方法として
は、白色を有する分解性プラスチックシート3a,3b
の表面にグラビアコート法、スクリーン印刷法、オフセ
ット法、ロールコート法等の公知の印刷方法を用いて印
刷することができる。また、印刷層8は、白色を有する
分解性プラスチックシート3a,3bの表面の全面に絵
柄や模様を施しても、また必要に応じて文字等を印刷し
てもよいものである。
【0023】また、透明な分解性プラスチックシート7
aの表面に磁性層である磁気ストライプ層を形成する場
合、磁気材料としては、使用されるシステムに合わせて
適宜選択すればよく、100〜4000(Oe)の範囲
で必要な物理的特性等を考慮して使用すればよい。ま
た、透明な分解性プラスチックシート7aの表面上に磁
気ストライプ層を設ける方法としては、磁気塗料を公知
の方法で塗布して形成してもよく、あるいは一度転写シ
ートを形成した後に、分解性プラスチックシート7a上
に熱転写して形成してもよい。
aの表面に磁性層である磁気ストライプ層を形成する場
合、磁気材料としては、使用されるシステムに合わせて
適宜選択すればよく、100〜4000(Oe)の範囲
で必要な物理的特性等を考慮して使用すればよい。ま
た、透明な分解性プラスチックシート7aの表面上に磁
気ストライプ層を設ける方法としては、磁気塗料を公知
の方法で塗布して形成してもよく、あるいは一度転写シ
ートを形成した後に、分解性プラスチックシート7a上
に熱転写して形成してもよい。
【0024】
【実施例】以下、本発明の分解性カード1の具体的実施
例について、図面に基づいて詳細に説明する。 <実施例1> まず、ICI社製の生分解性樹脂(商品
名,Biopol)を樹脂加工温度170℃、押し出し
速度30m/分の条件で押し出し成形機によりシート加
工を行い、厚み0.1mmの透明な分解性プラスチック
シート7a,7bを作製した。次に、前記の生分解性樹
脂にチタンを10wt%加え、前述と同様な方法によ
り、厚み0.28mmの白色を有する分解性プラスチッ
クシート3a,3bを作製した。
例について、図面に基づいて詳細に説明する。 <実施例1> まず、ICI社製の生分解性樹脂(商品
名,Biopol)を樹脂加工温度170℃、押し出し
速度30m/分の条件で押し出し成形機によりシート加
工を行い、厚み0.1mmの透明な分解性プラスチック
シート7a,7bを作製した。次に、前記の生分解性樹
脂にチタンを10wt%加え、前述と同様な方法によ
り、厚み0.28mmの白色を有する分解性プラスチッ
クシート3a,3bを作製した。
【0025】次に、上述で作製した厚み0.28mmの
白色を有する分解性プラスチックシート7a,7bを1
00mm×200mの大きさに切り出したものを2シー
ト準備し、各々のシートの片面であって2つのシートを
重合した際に、カードの表裏面に該当する面側にオフセ
ット印刷法により、厚み1μmの絵柄や文字を印刷して
印刷層8を設けた。その際、インキには、印刷インキと
生分解性シートとの接着性を考慮して、オフセット用イ
ンキであるUVSカード用のインキ(ザ・インクテック
社製)を使用した。
白色を有する分解性プラスチックシート7a,7bを1
00mm×200mの大きさに切り出したものを2シー
ト準備し、各々のシートの片面であって2つのシートを
重合した際に、カードの表裏面に該当する面側にオフセ
ット印刷法により、厚み1μmの絵柄や文字を印刷して
印刷層8を設けた。その際、インキには、印刷インキと
生分解性シートとの接着性を考慮して、オフセット用イ
ンキであるUVSカード用のインキ(ザ・インクテック
社製)を使用した。
【0026】次に、2つの白色を有する分解性プラスチ
ックシート3a,3bと2つの透明な分解性プラスチッ
クシート7a,7bを図4に示すように重ね合わせて、
熱プレス装置により、加熱温度150℃、加熱時間10
分間、圧力100kg/cm2 の条件で熱圧着を加えて
一体化した。そして、打ち抜き機により、86mm×5
4mmのサイズに打ち抜くことで図3に示すようなカー
ド基材2を作製した。
ックシート3a,3bと2つの透明な分解性プラスチッ
クシート7a,7bを図4に示すように重ね合わせて、
熱プレス装置により、加熱温度150℃、加熱時間10
分間、圧力100kg/cm2 の条件で熱圧着を加えて
一体化した。そして、打ち抜き機により、86mm×5
4mmのサイズに打ち抜くことで図3に示すようなカー
ド基材2を作製した。
【0027】次に、カード基材2の透明な分解性プラス
チックシート7aの表面の一部に可視情報表示部6であ
る可逆性感熱記録層5を設けるために、下記組成からな
る可逆性感熱記録層用塗料と保護層用塗料を用いてバー
コート印刷法により、透明な分解性プラスチックシート
7aの表面に対して、可逆性感熱記録層10μm、保護
層2μmの厚さになるように塗布して設けた。 (可逆性感熱記録層用塗料の組成) ・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 20重量部 (VYHH UCC社製) ・有機低分子物質 ベヘン酸 10重量部 セバシン酸 3重量部 ・溶剤 テトロヒドロフラン 50重量部 エチレンセロソルブ 50重量部 (保護層用塗料の組成) ・電離放射線硬化型樹脂 ウレタンアクリレート系樹脂(2官能) 50重量部 ・イソプロピルアルコール 50重量部
チックシート7aの表面の一部に可視情報表示部6であ
る可逆性感熱記録層5を設けるために、下記組成からな
る可逆性感熱記録層用塗料と保護層用塗料を用いてバー
コート印刷法により、透明な分解性プラスチックシート
7aの表面に対して、可逆性感熱記録層10μm、保護
層2μmの厚さになるように塗布して設けた。 (可逆性感熱記録層用塗料の組成) ・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 20重量部 (VYHH UCC社製) ・有機低分子物質 ベヘン酸 10重量部 セバシン酸 3重量部 ・溶剤 テトロヒドロフラン 50重量部 エチレンセロソルブ 50重量部 (保護層用塗料の組成) ・電離放射線硬化型樹脂 ウレタンアクリレート系樹脂(2官能) 50重量部 ・イソプロピルアルコール 50重量部
【0028】カード基材2に上記の可逆性感熱記録層5
を設けた後、カード基材2にエンボス加工による凹凸文
字4を形成するため、エンボッサー(日本データカード
社製DC9000)を用いて、凹凸文字4を形成して実
施例1の分解性カードを作製した。
を設けた後、カード基材2にエンボス加工による凹凸文
字4を形成するため、エンボッサー(日本データカード
社製DC9000)を用いて、凹凸文字4を形成して実
施例1の分解性カードを作製した。
【0029】<実施例2> まず、日本ポリオレフィン
社製の生分解性樹脂(商品名,ビオノーレ)を樹脂加工
温度140℃、押し出し速度30m/分の条件で押し出
し成形機によりシート加工を行い、厚み0.1mmの透
明な分解性プラスチックシート7a,7bを作製した。
次に、前記の生分解性樹脂にチタンを10wt%加え、
前述と同様な方法により、厚み0.28mmの白色を有
する分解性プラスチックシート3a,3bを作製した。
以下、実施例1と同様の作成手順により実施例2の分解
性カードを作製した。
社製の生分解性樹脂(商品名,ビオノーレ)を樹脂加工
温度140℃、押し出し速度30m/分の条件で押し出
し成形機によりシート加工を行い、厚み0.1mmの透
明な分解性プラスチックシート7a,7bを作製した。
次に、前記の生分解性樹脂にチタンを10wt%加え、
前述と同様な方法により、厚み0.28mmの白色を有
する分解性プラスチックシート3a,3bを作製した。
以下、実施例1と同様の作成手順により実施例2の分解
性カードを作製した。
【0030】<比較例1> 上記した実施例1と実施例
2の本発明の分解性カードにおいては、カード基材本体
2である生分解性樹脂からなる各分解性プラスチックシ
ートを50℃未満の加熱では柔軟性を示さない性質の材
質を用いて分解性カードを作製したものであるが、これ
を50℃未満の加熱でも柔軟性を示す性質の材質を用い
たカードと比較するため、比較例1のカードを作製し
た。
2の本発明の分解性カードにおいては、カード基材本体
2である生分解性樹脂からなる各分解性プラスチックシ
ートを50℃未満の加熱では柔軟性を示さない性質の材
質を用いて分解性カードを作製したものであるが、これ
を50℃未満の加熱でも柔軟性を示す性質の材質を用い
たカードと比較するため、比較例1のカードを作製し
た。
【0031】比較例1のカードは、ダイセル化学社製の
生分解性樹脂(商品名,ポリカプロラクトン)を樹脂加
工温度120℃、押し出し速度30m/分の条件で押し
出し成形機によりシート加工を行い、厚み0.1mmの
透明な分解性プラスチックシート7a,7bを作製し
た。次に、前記の生分解性樹脂にチタンを10wt%加
え、前述と同様な方法により、厚み0.28mmの白色
を有する分解性プラスチックシート3a,3bを作製し
た。以下、実施例1と同様の作成手順により比較例1の
分解性カードを作製した。
生分解性樹脂(商品名,ポリカプロラクトン)を樹脂加
工温度120℃、押し出し速度30m/分の条件で押し
出し成形機によりシート加工を行い、厚み0.1mmの
透明な分解性プラスチックシート7a,7bを作製し
た。次に、前記の生分解性樹脂にチタンを10wt%加
え、前述と同様な方法により、厚み0.28mmの白色
を有する分解性プラスチックシート3a,3bを作製し
た。以下、実施例1と同様の作成手順により比較例1の
分解性カードを作製した。
【0032】次に、以上のように作製した実施例1、実
施例2、比較例1の3つの種類のカードについて、カー
ドの品質を比較評価するために下記の評価項目について
試験を行った。 評価項目 ・エンボス高さ(着色リボン転写前後を測定) ・カードの反り(感熱記録層記録前後を測定) ・エンボス割れ(凸部形成直後、目視により凸部の割れ
を判定) 尚、エンボス高さとカードの反りの測定については、J
IS X 6301に準拠した測定方法により行った。
また、着色リボン転写条件は、ゴムローラーにより次の
条件で熱転写した。転写温度120℃、転写圧力5kg
/cm2 、転写時間3秒。また、感熱記録層記録条件
は、サーマルヘッドプリンターにより、8dot/mm
ライン型サーマルヘッドを使用し、0.30mj/do
tの印加エネルギーで画像を形成した。上記の試験結果
を表1に示す。
施例2、比較例1の3つの種類のカードについて、カー
ドの品質を比較評価するために下記の評価項目について
試験を行った。 評価項目 ・エンボス高さ(着色リボン転写前後を測定) ・カードの反り(感熱記録層記録前後を測定) ・エンボス割れ(凸部形成直後、目視により凸部の割れ
を判定) 尚、エンボス高さとカードの反りの測定については、J
IS X 6301に準拠した測定方法により行った。
また、着色リボン転写条件は、ゴムローラーにより次の
条件で熱転写した。転写温度120℃、転写圧力5kg
/cm2 、転写時間3秒。また、感熱記録層記録条件
は、サーマルヘッドプリンターにより、8dot/mm
ライン型サーマルヘッドを使用し、0.30mj/do
tの印加エネルギーで画像を形成した。上記の試験結果
を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】上記表1の試験結果から、カード基材の柔
軟性温度が50℃よりも低い比較例1のカードは、本発
明の実施例1,2と比べると、特に着色リボン転写後の
エンボス高さが低くなり、エンボス加工を施す凹凸文字
を設ける仕様のカードには適さないことがわかる。ま
た、比較例1のカードは、感熱記録層記録後のカードの
反りが大きく、それに比べると本発明の実施例1,2の
カードは適性を有していることがわかる。上記の結果か
らも、本発明のカードは、エンボス加工を施す凹凸文字
を設ける仕様のカードや、感熱記録層を設ける仕様のカ
ードに適していることがわかる。
軟性温度が50℃よりも低い比較例1のカードは、本発
明の実施例1,2と比べると、特に着色リボン転写後の
エンボス高さが低くなり、エンボス加工を施す凹凸文字
を設ける仕様のカードには適さないことがわかる。ま
た、比較例1のカードは、感熱記録層記録後のカードの
反りが大きく、それに比べると本発明の実施例1,2の
カードは適性を有していることがわかる。上記の結果か
らも、本発明のカードは、エンボス加工を施す凹凸文字
を設ける仕様のカードや、感熱記録層を設ける仕様のカ
ードに適していることがわかる。
【0035】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
分解性カードは、カードを自然界に廃棄しても、カード
基材本体を構成する各基材が自然界において分解するの
で、廃棄カードの放置処理がされた場合でも公害の発生
を減少することができ、自然環境に対する悪影響も従来
のカードよりも少ないものであると共に、従来のカード
に要求されるカード機能、例えば、カード基材に文字,
数字情報等を凹凸形成させたエンボス部を設けられるこ
とや、またカードの少なくとも一部に可視情報表示部を
設けることができること等の要求仕様も、従来の塩化ビ
ニル樹脂製のカードと比較しても劣らない品質のカード
を提供することができ、各種利用分野や用途に幅広く活
用することの可能な分解性カードである。また、本発明
の分解性カードは、従来のような廃棄カードの処理のた
めの大がかりな処理設備も少なくてすみ、また廃棄カー
ドを地下に埋め立てた場合でも地盤に対する悪影響も従
来のカードより少ない。従って、本発明の分解性カード
は、例えばクレジットカード、キャッシュカード、ID
カード等の各種プラスチックカードを使用したカードシ
ステムに幅広く用いることができるものである。
分解性カードは、カードを自然界に廃棄しても、カード
基材本体を構成する各基材が自然界において分解するの
で、廃棄カードの放置処理がされた場合でも公害の発生
を減少することができ、自然環境に対する悪影響も従来
のカードよりも少ないものであると共に、従来のカード
に要求されるカード機能、例えば、カード基材に文字,
数字情報等を凹凸形成させたエンボス部を設けられるこ
とや、またカードの少なくとも一部に可視情報表示部を
設けることができること等の要求仕様も、従来の塩化ビ
ニル樹脂製のカードと比較しても劣らない品質のカード
を提供することができ、各種利用分野や用途に幅広く活
用することの可能な分解性カードである。また、本発明
の分解性カードは、従来のような廃棄カードの処理のた
めの大がかりな処理設備も少なくてすみ、また廃棄カー
ドを地下に埋め立てた場合でも地盤に対する悪影響も従
来のカードより少ない。従って、本発明の分解性カード
は、例えばクレジットカード、キャッシュカード、ID
カード等の各種プラスチックカードを使用したカードシ
ステムに幅広く用いることができるものである。
【0036】
【図1】本発明の分解性カードの一実施例を示す平面図
である。
である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る分解断面図である。
1 分解性カード 2 カード基材本体 3 白色を有する分解性プラスチックシート 3a 白色を有する分解性プラスチックシート 3b 白色を有する分解性プラスチックシート 4 凹凸文字 5 可逆性感熱記録層 6 可視情報表示部 7a 透明な分解性プラスチックシート 7b 透明な分解性プラスチックシート 8 印刷層
Claims (6)
- 【請求項1】 カード基材本体(2)を構成する基材が
自然界において分解可能な分解性プラスチック材料から
なると共に、該カード基材本体(2)の少なくとも一部
にエンボス加工による凹凸文字(4)が形成されてなる
ことを特徴とする分解性カード。 - 【請求項2】 カード基材本体(2)を構成する基材が
自然界において分解可能な分解性プラスチック材料から
なると共に、該カード基材本体(2)の少なくとも一部
に可視情報表示部(6)を有することを特徴とする分解
性カード。 - 【請求項3】 前記カード基材本体(2)を構成する基
材が、複数の積層された基材からなることを特徴とする
請求項1または請求項2記載の分解性カード。 - 【請求項4】 前記分解性プラスチック材料が微生物に
より分解されることができる生分解性樹脂からなること
を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の分解
性カード。 - 【請求項5】 前記分解性プラスチック材料が50℃未
満の加熱では柔軟性を示さない材料からなることを特徴
とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の分解性カー
ド。 - 【請求項6】 可視情報表示部(6)が、感熱記録層、
可逆性感熱記録層(5)、磁性記録表示層からなること
を特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の分解
性カード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16003498A JPH11334264A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 分解性カード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16003498A JPH11334264A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 分解性カード |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11334264A true JPH11334264A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15706524
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16003498A Pending JPH11334264A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 分解性カード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11334264A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010230818A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Toppan Forms Co Ltd | 情報表示媒体 |
| JP2010269454A (ja) * | 2009-05-19 | 2010-12-02 | Dainippon Printing Co Ltd | カード |
-
1998
- 1998-05-26 JP JP16003498A patent/JPH11334264A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010230818A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Toppan Forms Co Ltd | 情報表示媒体 |
| JP2010269454A (ja) * | 2009-05-19 | 2010-12-02 | Dainippon Printing Co Ltd | カード |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100425618B1 (ko) | 생분해성 카드 기재 | |
| US9082322B2 (en) | Label for receiving indicia having variable spectral emissivity values | |
| EP1283511B1 (de) | Etikett mit erhöhter Fälschungssicherheit | |
| AU685955B2 (en) | Biodegradable cards | |
| CA2318071C (en) | Security document having visually concealed security indicia | |
| US20030235678A1 (en) | Complex microstructure film | |
| CN101254671A (zh) | 可激光标记的膜 | |
| JPH0981041A (ja) | 多層構造をもつラベル | |
| JP2001522480A (ja) | 多層ラベル | |
| JP2002309104A (ja) | レーザーマーキング用樹脂組成物 | |
| JP4164032B2 (ja) | 永久刻印パーツ用の多層レーザー転写フィルム | |
| JP3149356B2 (ja) | 生分解性カード基材 | |
| JPH11321164A (ja) | 分解性カードおよびその作製方法 | |
| JPH08249651A (ja) | 磁気記録媒体とその製造方法 | |
| JP2006082494A (ja) | 生分解性被記録材 | |
| JPH11334263A (ja) | 分解性カードおよびその作製方法 | |
| JPH0732530A (ja) | 転写シートおよび記録媒体 | |
| JPH0834186A (ja) | カード | |
| JPH08230365A (ja) | 生分解性を有する情報記録カード | |
| JP2002067479A (ja) | インクジェット記録媒体 | |
| JPH0740687A (ja) | 情報記録カード | |
| JP2607833Y2 (ja) | 分解性を付与した切符 | |
| JPH08333444A (ja) | 感熱記録カード | |
| JPH07214952A (ja) | カード | |
| CA1086797A (en) | Tamper-proof indicia-bearing article |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050519 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070425 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070529 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071002 |