JPH11334841A - 振動コンベヤの駆動方法 - Google Patents

振動コンベヤの駆動方法

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JPH11334841A
JPH11334841A JP15537798A JP15537798A JPH11334841A JP H11334841 A JPH11334841 A JP H11334841A JP 15537798 A JP15537798 A JP 15537798A JP 15537798 A JP15537798 A JP 15537798A JP H11334841 A JPH11334841 A JP H11334841A
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一路 加藤
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恭次 村岸
Yosuke Muraguchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動指令である速度指令、位置指令及び加速
度指令の何れか、又はこれにの複数の波形を簡単に形成
すること。 【解決手段】 直線的なトラフと、該トラフを振動可能
に支持する支持手段と、前記トラフを加振する加振源と
を備え、前記加振源に駆動指令として速度指令、位置指
令及び加速度指令の何れか一つ又は複数を与えて前記ト
ラフに該駆動指令に基づいた加振力を与えるようにした
振動コンベヤの駆動方法において、前記速度指令は、前
記トラフの往動と復動とで速度差があり、フーリェ級数
に展開し、前記位置指令は前記フーリェ級数を積分し、
前記加速度指令は微分することにより形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は振動コンベヤの駆動
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】リニアモータを加振源として用いた振動
コンベヤは、例えば図7及び図8に振動コンベヤ1’と
して示されている。この振動コンベヤ1’は、リンク機
構を有した複数(図においては2つ示されている)の支
持体11と、これによって水平方向に振動し得るように
支持されたトラフ7と、このトラフ7(このトラフは、
一点鎖線で示されている)に取り付けられて、トラフ7
を振動させるための加振源であるリニアモータ16’と
から構成されている。そして、トラフ7内には複数の図
示しない物品が点在しており、これら図9において矢印
fに示すように、左方から右方へ移送される。
【0003】なお、トラフ7を支持している支持体11
は、2つの支持部12、12’と、トラフ7の底面に上
端部13aが固定されている可動部13と、2つの連接
部14とから構成されている。支持部12、12’は、
逆L字形状をしており、その底部12b、12b’が設
置面Gに設置されている。支持部12、12’の水平端
部12a、12a’は、連接部14の一方の端部14
a、14a’と整合し、ここにピンPを挿通して、ヒン
ジ部H、H’を構成している。他方、可動部13は、逆
T字形状をしており、その水平端部13b、13b’
は、連接部14の他方の端部14b、14b’と整合
し、ヒンジ部I、I’を形成している。すなわち、ヒン
ジ部H、H’、I、I’が回動することにより、可動部
13が一点鎖線及び二点鎖線で示すように揺動する。こ
れにより、可動部13の上端部13aが固定されている
トラフ7は、物品の移送方向f、すなわち水平方向に振
動可能に支持されている。
【0004】振動コンベヤ1’を加振しているリニアモ
ータ16’は、その拡大斜視図を図10に示すが、トラ
フ7の底面に固着されている2次側部材17と、この2
次側部材17上に、車輪18aによって支持されている
1次側部材18とから構成されている。2次側部材17
は、水平部17aとこの両端を支持している支持部17
b、17b’とから構成され、上に開口を向けたコの字
形状をしている。この水平部17aの上面には、図9に
示されるように、その両側部にトラフ7の長手方向に延
びている溝17aaが形成され、その中央には、磁性体
でなる複数の歯17abが、物品の移送方向に直角に並
んで配設されている。1次側部材18には、溝17aa
を回動する車輪18aが軸に固定され、これにより1次
側部材18は、所定の空隙t’を有して2次側部材17
上をガイドされて摺動する。更に、1次側部材18は、
コイル19a、19b、19cを巻回した3つの極U、
V、Wを有し、この極U、V、Wには、図11に示すよ
うに、薄板状の永久磁石Mが3枚ずつ、同極を向けるよ
うに配設されている。なお、このコイル19a、19
b、19cは、それぞれ120度ずつ、異なる3相交流
が供給されている。更に、1次側部材18には、ブロッ
ク形状をした慣性体30が取付部材20を介して固着さ
れている。すなわち、1次側部材18は、設置面Gから
離れた空中に配設されている。なお、リニアモータ1
6’には、速度を検出するために公知のリニアエンコー
ダEが配設されている。なお、この従来例では、このリ
ニアエンコーダEから求められた移動距離を時間微分す
ることにより後述する速度Vs ”を求めている。
【0005】次に、この振動コンベヤ1’の作用につい
て説明するが、加振しているリニアモータ16’は、神
鋼電機技報告の128号vol.36,No2(199
1)の第86〜93頁に詳しい原理が記載されている、
いわば高力密度リニアモータと呼ばれているものであ
る。このリニアモータ16’は、例えば1次側部材18
のコイル19aに、図11に示す方向に電流を流すと、
この電流によって下向きの磁極が発生する。そのため極
Uにおいて、永久磁石Mによって発生している下向きの
磁極は強められ、それと逆向きの磁極は打ち消される。
このとき、極V、Wは、極Uに対してそれぞれ120
度、240度位相がずれているため、コイル19b、1
9cは図11に示される方向に電流が流れる。そのた
め、極V、Wにおいては永久磁石Mによって発生してい
る上向きの磁極は強められ、それと逆向きの磁極は打ち
消されることになる。従って、極U、V、Wにおいて、
図11に示すような磁力線が発生し、すなわち磁気吸引
力が2次側部材17の歯17abと1次側部材18の極
U、V、Wとの間で発生し、1次側部材18が左方に移
動する。
【0006】すなわち、リニアモータ16’のコイル1
9a、19b、19cに、それぞれ位相差が120度ず
つずれた交流を流すと、上述した作用により、極U、
V、Wの順番で、代わる代わるに磁気吸引力が、歯17
abと極U、V、Wとの間で発生し、これにより1次側
部材18が左方に移動する。このとき、1次側部材18
は車輪18aを介して2次側部材17上を摺動するた
め、この1次側部材18の反力を2次側部材17の水平
部17aが受ける。従って、2次側部材17は、1次側
部材18の移動方向と反対側の右方に移動する。すなわ
ち、2次側部材17が取り付けられているトラフ7も、
右方へと移動する。なお、このときには、トラフ7がゆ
っくりと移動するように、すなわちこれに反力を与える
1次側部材18がゆっくり移動するように、コイル19
a、19b、19cの電流値を調節する。なお、このと
き、すべての支持体11は、図9において2点鎖線で示
されるように揺動して、トラフ7を支えている。
【0007】次に、極U、V、Wに与えるコイル19
a、19b、19cに、逆向きに電流を与える。すなわ
ち、極W、V、Uの順番で、代わる代わるに磁気吸引力
が、2次側部材17の歯17abと1次側部材18の極
U、V、Wとの間で発生する。この磁気吸引力により1
次側部材18は右方に移動する。このときも、2次側部
材17の水平部17aが1次側部材18の反力を受ける
ため、2次側部材17が取り付けられているトラフ7
は、1次側部材18の移動方向と反対側の左方に移動す
る。このときには、トラフ7を物品の静止摩擦力に打ち
勝つ力で左方に移動する(物品に対してトラフ7のみが
後退する)よう、1次側部材18を素早く移動できるよ
うに、コイル19a、19b、19cの電流値を調節す
る。
【0008】以上の一連の動作を繰り返すことで、すな
わち、トラフ7が物品の移送方向と同じ方向に移動する
際には、ゆっくりと、移動方向と反対側に移動する際に
は、トラフ7のみが後退するようにして、振動コンベヤ
1’は振動し、トラフ7上の物品を右方へと移送する。
【0009】このように、リニアモータ16’のコイル
19a、19b、19cに供給される電流値を調節する
ことにより、振動コンベヤ1’の振動が制御されて、ト
ラフ7上の物品が移送されている。振動コンベヤ1’の
上述した一連の動作は、例えば図12にブロック図とし
て示される制御で行われている。このブロック図では、
速度指令値V0 ”が供給されており、すなわち速度(こ
れは2次側部材17に対する相対速度である)を与える
ことにより制御するものである。この速度指令値V0
にリニアモータ16’の1次側部材18の速度Vs ”に
相当する信号をフィードバックし、この速度指令値V
0 ”とリニアモータ16’の1次側部材18の速度V
s ”との速度偏差ΔV”が求められる。そして、この速
度偏差ΔV”をゲインKd で増幅して、伝達関数KM
有するリニアモータ16’に与える電流値を定める。す
なわち、ゲインKd で増幅された速度偏差ΔV”に応じ
た電流値を、リニアモータ16’のコイル19a、19
b、19cに供給する。リニアモータ16’は、伝達関
数KM を有し、これによって、リニアモータ16’の1
次側部材18を加振し、すなわちトラフ7を加振する。
【0010】しかしながら、トラフ7を加振するリニア
モータ16’を駆動すると、実際には、その制御回路上
で発生するオフセットノイズや外乱や積分不定項などの
影響により、1次側部材18の位置が、振動コンベヤ
1’の振動開始時の位置から徐々にずれてしまう。なお
また、これらの影響は、図12において、オフセットノ
イズNとして示している。
【0011】この図11に示されるブロック図におい
て、1次側部材18の質量mを1、1次側部材18の減
衰率C=0、定数Kd を1、リニアモータ16’の伝達
関数KM を1、オフセットノイズNを0.1し、図12
に示すように変化する速度(これは、図11のオシロス
コープ50に表れた波形であり、上述したトラフ7の運
動をするために、一方向にはゆっくりと、これと反対方
向には素早く設定されている。すなわち、すなわち緩や
かな下向き傾斜の直線と急な上向きの傾斜の直線とで示
される周期(この波形を明示するため図13の1周期を
一点鎖線で囲んでいる)が繰り返されている。)を速度
指令値V0 ”として与えてシミュレーションを行ったと
きの、1次側部材18の2次側部材17に対する位置の
時間的変化を図14に示す。図14には、1次側部材1
8の位置は時間が増すにつれて累積できに増大してお
り、すなわち1次側部材18が初期位置0から徐々に一
方向にずれていくことが示されている。
【0012】ところで、図7及び図8に示されているよ
うに、トラフ7を加振しているリニアモータ16’の1
次側部材18は、2次側部材17の水平部17a上を可
動するように配設されている。しかしながら、2次側部
材17の推力を発生する部分における移送方向fの長さ
1 は有限である。このため、1次側部材18は、この
長さL1 の範囲でしか可動できない。しかしながら、上
述したように外乱などにより1次側部材18は段々と一
方向に位置がずれていくので、振動コンベヤ1’を長時
間、稼働させると、この長さL1 を越えて1次側部材1
8が駆動される。このとき、1次側部材18は2次側部
材17の支持部17b、17b’に衝突し、所定の振動
を得ることができなくなる。そのため、振動コンベヤ1
が物品を安定して移送できなくなる。加えて、この衝突
により、騒音を発生したり、あるいは、1次側部材18
及び支持部17b、17b’が損傷を受けたりする。
【0013】本出願人は上述の問題に鑑みて、先に前記
リニアモータにより加振する振動コンベヤにおいて1次
側又は2次側が、常に所定の範囲でのみ可動でき、常
に、所定の振動を安定して発生させることができ、トラ
フ上の物品を確実に移送できる振動コンベヤ及びその駆
動制御方法を提供することを課題して、少なくとも水平
方向に振動して物品を移送するトラフと、該トラフの底
部にその1次側又はその2次側が取り付けられ、前記ト
ラフを加振するリニアモータと、前記トラフを前記水平
方向に振動し得るように支持する支持部とから構成され
る振動コンベヤの駆動制御方法において、前記リニアモ
ータの1次側及び2次側のうち推力を発生する部分にお
ける、前記物品を移送させる移送方向の長さが大きい長
尺側の前記移送方向の両端部間で可動し、前記リニアモ
ータの1次側及び2次側のうち前記推力を発する部分に
おける前記移送方向の長さが小さい短尺側の位置を検出
し、該位置と位置指令値との偏差を求め、該偏差を所定
の第1ゲインで増幅した後、フィードバックして、前記
1次側のコイルに供給される電流値を、前記位置に基づ
いて定めることにより制御することを特徴とする振動コ
ンベヤの駆動制御方法を開発した(特願平10−928
03号)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】然るに、上記装置にお
いては速度指令は図14Aで示すように鋸歯状波である
が、このような波形は直線の組み合わせで構成されてい
るので、振幅や周波数の変更が容易にできる。しかしな
がら、位置指令はこのような波形を数値積分で求めてい
る。これは時間もかかり面倒である。数値積分の結果、
図14Bで示すような波形が得られるのであるが、この
ような波形の振幅、周波数を任意に変更して位置指令を
形成することは極めて面倒である。更に加速度指令が必
要な場合には、図14Aの鋸歯状波を数値微分すること
によって得られるが、図14Cで示すような矩形波形に
なり、このとき、ハッチングで示すように正の部分と負
の部分で面積を同一としなければならない。このような
波形を形成することも面倒である。
【0015】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、速度
指令から位置指令及び加速度指令を容易に形成すること
ができる振動コンベヤの駆動方法を提供することを課題
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】以上の課題は、直線的な
トラフと、該トラフを振動可能に支持する支持手段と、
前記トラフを加振する加振源とを備え、前記加振源に駆
動指令として速度指令、位置指令及び加速度指令の何れ
か一つ又は複数を与えて前記トラフに該駆動指令に基づ
いた加振力を与えるようにした振動コンベヤの駆動方法
において、前記速度指令は、前記トラフの往動と復動と
で速度差があり、フーリェ級数に展開し、前記位置指令
は前記フーリェ級数を積分し、前記加速度指令は微分す
ることにより形成したことを特徴とする振動コンベヤの
駆動方法、によって解決される。
【0017】
【発明の実施の形態】本実施の形態の振動コンベヤは、
全体として1”として示されており、この振動コンベヤ
1”は従来例の振動コンベヤ1’とほぼ同じ構成を有し
ているが、その制御は、振動コンベヤ1’と異なってい
る。なお、図2は、図1のリニアモータ16’をシミュ
レーションで示したブロック図である。この制御系は、
リニアエンコーダEにより、リニアモータ16’の1次
側部材18の2次側部材17に対する位置(すなわち変
位)Pを検出し、これを微分することにより(2次側部
材17に対する相対的な)速度VS を検出している。検
出された速度VS は、速度指令値V0 (これも2次側部
材17の相対速度として与えられる)と比較されて、そ
の速度偏差ΔVが求められる。これがゲインKc で増幅
された値eV がフィードバックされる。一方、検出され
た位置P(これは2次側部材17に対する相対位置)は
位置指令値P。(これも2次側部材17に対する相対位
置として与えられる)と比較して、その偏差ΔP’が求
められた後、この偏差ΔP’をゲインKP で増幅し値e
P がフィードバックされる。そして、これら値eV 、e
P を加算して、リニアモータ16’のコイル19a、1
9b、19cにそれぞれ与える電流値を定めるための指
令信号値eが求められる。理想的には、これがリニアモ
ータ16’のコイル19a、19b、19cに伝達され
るのであるが、実際には、この指令信号値eに、例えば
制御回路上のノイズなどのオフセット外乱Dが加わった
ものが、リニアモータ16’に入力される。リニアモー
タ16’は、伝達関数KM を有しており、これにより、
リニアモータ16’の1次側部材18が可動する。
【0018】図2に示す制御系を用いて、シミュレーシ
ョンを行った結果を、図3に示す。このシミュレーショ
ンでは、図2に示されるブロック図において、リニアモ
ータ16’の伝達関数KM =1、リニアモータ16’の
1次側部材18の質量を1、速度指令値を図13に示す
波形とし、更に、オフセット外乱Dを0.1と設定し
た。図3に示されているように、リニアモータ16’の
1次側部材18の位置は、位置0から正の方向にずれ量
ΔXf ずれたXA を中心として、約±0.8の範囲で振
動する。このずれΔXf は充分に小さく、全体の振幅か
ら見れば無視できる。
【0019】このように、本実施の形態によれば、従来
の振動コンベヤ1’の制御方法を変えるだけで、1次側
部材18を所定(範囲)の位置で振動させることができ
る。従って、リニアモータ16’の推力を発生する部分
の移送方向fにおける長さが小さい1次側部材18が、
2次側部材17の長さL1 を越えて振動することはな
く、1次側部材18と2次側部材17とが衝突すること
がない。そのため、リニアモータ16’は、常に所定の
振動を発生することができ、確実にトラフ7を所定通り
に加振させることができる。従って、トラフ7上の物品
は、確実に安定して移送方向fへと搬送することができ
る。
【0020】然るに、上記速度指令値は図13で示すよ
うに変化するのであるが、本実施の形態によれば、この
鋸歯状波を(数1)で示すように、フーリェ級数に展開
し、この低次成分、例えば3項目(1/3sin 3ω
t)までを採用する。更に、上記の位置指令値は図15
Bに示すような鋸歯状波を数値積分により得ていたが、
本実施の形態によれば、(数1)を積分することにより
得られる(数2)のフーリェ級数の低次成分(3項目ま
で)のみを採用する。これは単なる積分であるので、簡
単に計算して位置指令を形成することができる。このよ
うなフーリェ級数の低次成分のみで速度指令及び位置指
令を形成した場合にも、上述したような効果が得られ
る。
【0021】
【数1】
【0022】
【数2】
【0023】図4は上述の振動コンベヤ1’に更にオフ
セット外乱Dが加わった場合の中心位置への復帰を確実
にするための制御ブロックを示すものであるが、本実施
の形態によれば、加速度指令値と位置指令値がリニアモ
ータに駆動指令として与えられる。この場合にも、位置
指令値としては上述の(数2)が用いられ、また加速度
指令値としては速度指令値のフーリェ級数の展開を微分
することによって、(数3)が得られるが、これが指令
値として加えられ、第1の実施の形態と同様に、中心位
置を大きく外れることなく、所望の振動を行なうことが
できる。
【0024】
【数3】
【0025】一般に鋸歯状波は図5のように示される
が、この鋸歯状波の関数f(t)は同じ波形を繰り返す
駆動指令であり、その関数は数式4で示される。
【0026】
【数4】
【0027】このような関数で表される駆動指令は、上
述したようにフーリェ級数、(数5)に展開することが
できる。
【0028】
【数5】
【0029】以上のように表されるのであるが、数式を
分かり易くするために振幅aを1、角周波数ωを1とし
ている。
【0030】本発明の実施の形態によれば、これら級数
項のうち、低次項のみが速度指令として選ばれる。
【0031】
【数6】
【0032】図6で示すように第1項のsintはaで
示すように正弦波形であり、また、これに2次の項1/
2 sin2tを加えた関数f2 (t)はbで表すよう
に変化する。更に第3項の1/3 sin3tを加えれ
ばcで示すように、かなり本来の鋸歯状波f(t)に近
づく。従ってこのような関数f2 (t)又はf3 (t)
をリニアモータの一次側のコイルに印加すれば、トラフ
7は、従来技術で述べたような振動と殆んど同じ振動を
行ないながら、高次周波数はカットされているので、ト
ラフの移送面の高次振動が抑えられることができ、騒音
は小さい。また、移送面が従来技術で上述したような微
小な高次な振動を生じないので、物品と移送面との摩擦
係数を安定に保持して高速搬送を行なうことが出来る。
よって、トラフ7の板厚を極力薄く出来て軽量化を行な
って、リニアモータの負荷を小さくすることが出来る。
なお、駆動指令を加速度指令、又は位置指令、速度指令
の微分又は積分によって得られるとしても同様な効果が
得られる。
【0033】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0034】例えば、低次成分は上述の数式6に限るこ
となく、4項、5項までを含めてもよい。また、この級
数項の係数を小さくしても良い。これにより、高周波成
分を抑えて、高周波による騒音を小さくすることができ
る。
【0035】また以上は図示の振動コンベヤ1’につい
て説明したが、勿論、これに限ることなく、例えば加振
源としてはリニアモータを用いたが、これに代えてボイ
スコイルのような構成で電流を流し、所望のトラフの振
動を得るようにしてもよい。また電磁石のコイルについ
ても同様であり、電流にコイルを流して力を得る構成で
なく、圧電素子に電圧を加えて遅れなく力を発生し、ト
ラフに所望の運動を行なわせるようにしてもよい。
【0036】また、以上の実施例では、リニアモータと
して、高力密度リニアモータの駆動原理を有するリニア
モータ16を使用したが、勿論、他のリニアモータ、例
えば公知のリニアインダクションモータやリニアパルス
モータなどを用いてもよい。
【0037】また、上記実施形態では、短尺側である1
次側18の位置P及び速度Vs を検出するために、公知
の磁気センサを具備したリニアエンコーダを用いた。短
尺側の位置や速度(又は加速度)は、他の方法、例えば
光センサを具備したリニアエンコーダで検出してもよい
し、また、車輪の回転数から位置や速度を検出してもよ
いし、また超音波を用いて検出してもよい。
【0038】また、上記実施形態ではトラフ7を支持す
る支持体11としてリンク機構を用いたが、これに代え
て振り子機構やリニアガイドを用いてもよい。上記実施
例の支持体11は例示であり、その他、トラフ7が水平
方向に振動可能で、垂直方向にはほとんど振動しないよ
うに支持できる支持体であればどのようなものでもよ
く、例えば、本願出願人が先に出願した特願平8−15
607号に記載されている支持機構であってもよい。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による振動コ
ンベヤによれば、駆動指令として速度指令、位置指令及
び加速度指令のいづれを用いても簡単に振巾と周波数の
異なる波形を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による振動コンベヤの
ブロック図である。
【図2】同シミュレーションを行ったモデルのブロック
図である。
【図3】図2に示すブロック図において、位置フィード
バックループのゲインを1とし、0.1の外乱が入力さ
れたときの、リニアモータの短尺側の位置の時間的変化
を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態による振動コンベヤの
駆動制御を示すブロック図であり、短尺側の位置と短尺
側の加速度をフィードバックして、指令信号を発生して
いる状態を示している。
【図5】本発明の速度指令に近似化される鋸歯状波のタ
イムチャートである。
【図6】本発明により、フーリェ級数に展開された級数
項の低次項の2項または3項を採用した場合の本来の鋸
歯状波に対する接近のしかたを示すタイムチャートであ
る。
【図7】従来例の振動コンベヤの斜視図である。
【図8】従来例の振動コンベヤの正面図である。
【図9】従来例の振動コンベヤに用いたリニアモータの
拡大斜視図である。
【図10】従来例の振動コンベヤに用いたリニアモータ
の拡大正面図である。
【図11】従来例の振動コンベヤの制御回路のブロック
図である。
【図12】図11に示されるブロック図において与えら
れる速度指令値の時間的変化を示す図である。
【図13】中央位置の時間的変化を示すグラフである。
【図14】各駆動指令の波形図で、Aは速度指令、Bは
位置指令、Cは加速度指令を表わす。
【符号の説明】
1’ 振動コンベヤ 7 トラフ 16’ リニアモータ 17 2次側部材 18 1次側部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線的なトラフと、該トラフを振動可能
    に支持する支持手段と、前記トラフを加振する加振源と
    を備え、前記加振源に駆動指令として速度指令、位置指
    令及び加速度指令の何れか一つ又は複数を与えて前記ト
    ラフに該駆動指令に基づいた加振力を与えるようにした
    振動コンベヤの駆動方法において、 前記速度指令は、前記トラフの往動と復動とで速度差が
    あり、フーリェ級数に展開し、前記位置指令は前記フー
    リェ級数を積分し、前記加速度指令は微分することによ
    り形成したことを特徴とする振動コンベヤの駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記速度指令は鋸歯状に変化することを
    特徴とする請求項1に記載の振動コンベヤの駆動方法。
  3. 【請求項3】 前記鋸歯状波形の速度指令f(t)はフ
    ーリェ級数2・a/π×(sinωt+1/2sin
    2ωt+1/3sin 3ωt+・・・+1/nsin
    nωt+・・・)に展開される、(t:時間、ω:角
    周波数、a:振幅)ことを特徴とする請求項2に記載の
    振動コンベヤの駆動方法。
  4. 【請求項4】 低次成分、f(t)≒2・a/π{si
    n(ωt)+1/2sin(2ωt)}、又はf(t)
    ≒2・a/π{sin(ωt)+1/2sin(2ω
    t)+1/3sin(3ωt)}のみを速度指令とした
    ことを特徴とする請求項3に記載の振動コンベヤの駆動
    方法。
  5. 【請求項5】 前記低次成分の係数1/nを1/m(m
    >n)としたことを特徴とする請求項3又は4に記載の
    振動コンベヤの駆動方法。
  6. 【請求項6】 前記加振源はリニアモータであり、該リ
    ニアモータの一次側又は二次側に前記トラフが固定され
    ていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の
    振動コンベヤの駆動方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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