JPH11335294A - インタ―ロイキン―8の使用 - Google Patents
インタ―ロイキン―8の使用Info
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- JPH11335294A JPH11335294A JP11097491A JP9749199A JPH11335294A JP H11335294 A JPH11335294 A JP H11335294A JP 11097491 A JP11097491 A JP 11097491A JP 9749199 A JP9749199 A JP 9749199A JP H11335294 A JPH11335294 A JP H11335294A
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- A61K38/19—Cytokines; Lymphokines; Interferons
- A61K38/20—Interleukins [IL]
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 出産及び流産に関連する新規な薬剤の提供。
【解決手段】 雌の哺乳類の出産又は流産に関連した同
時の、別々の又は順次的な使用のための組合わされた調
製物としての、(a)プロスタグランジンE2 及び
(b)インターロイキン−8又はその機能的誘導体を含
む薬剤;並びに雌の哺乳類の出産又は流産と関連した同
時の、別々の又は順次的な使用のための組合わされた調
製物としての、(a)子宮収縮効果のある化合物及び
(b)インターロイキン−8又はその機能的誘導体を含
む薬剤。
時の、別々の又は順次的な使用のための組合わされた調
製物としての、(a)プロスタグランジンE2 及び
(b)インターロイキン−8又はその機能的誘導体を含
む薬剤;並びに雌の哺乳類の出産又は流産と関連した同
時の、別々の又は順次的な使用のための組合わされた調
製物としての、(a)子宮収縮効果のある化合物及び
(b)インターロイキン−8又はその機能的誘導体を含
む薬剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に哺乳類の出産
を補助するための分娩の誘発における又は外科的又は診
断的処置に関連した(子宮)頸部の成熟のための処置に
関する。
を補助するための分娩の誘発における又は外科的又は診
断的処置に関連した(子宮)頸部の成熟のための処置に
関する。
【0002】
【従来の技術】分娩(子宮からの胎児の排出)には、子
宮の平滑筋である子宮筋層の収縮及び、胎児を排出させ
るのに充分伸び膨張するような頸部の結合組織の柔軟化
の両方が必要とされる。この柔軟化は「成熟」として知
られている。頸部成熟の現行の好ましい方法は、プロス
タグランジンE2 を使用することによるものである。こ
れは、膣内ゲル又は膣錠として又は頸部内に入れるゲル
として使用される。プロスタグランジンE2 の使用につ
いての1つの懸念事は、頸部が成熟する前、従って適合
した又は安全な出産が可能となる前の過度に強い子宮筋
層の収縮を導く子宮の過剰刺激の可能性があるという点
である。
宮の平滑筋である子宮筋層の収縮及び、胎児を排出させ
るのに充分伸び膨張するような頸部の結合組織の柔軟化
の両方が必要とされる。この柔軟化は「成熟」として知
られている。頸部成熟の現行の好ましい方法は、プロス
タグランジンE2 を使用することによるものである。こ
れは、膣内ゲル又は膣錠として又は頸部内に入れるゲル
として使用される。プロスタグランジンE2 の使用につ
いての1つの懸念事は、頸部が成熟する前、従って適合
した又は安全な出産が可能となる前の過度に強い子宮筋
層の収縮を導く子宮の過剰刺激の可能性があるという点
である。
【0003】理想的な調製物は、子宮筋層の収縮をひき
起こすことなく頸部を柔軟にしその影響を消失させるよ
うにするものである。こうして、最小限の抵抗で赤ん坊
を分娩するためのその後の収縮(必要とあらば少量のプ
ロスタグランジンで誘発しうる)が可能となる。動物実
験から、RU486 といった抗黄体ホルモンがこれらの必要
条件を満たすという優れた証拠が存在するが、この薬剤
のもつ問題点は、胎児にとって有害でありうるような付
随した抗グルココルチコイド活性をもつという点にあ
る。
起こすことなく頸部を柔軟にしその影響を消失させるよ
うにするものである。こうして、最小限の抵抗で赤ん坊
を分娩するためのその後の収縮(必要とあらば少量のプ
ロスタグランジンで誘発しうる)が可能となる。動物実
験から、RU486 といった抗黄体ホルモンがこれらの必要
条件を満たすという優れた証拠が存在するが、この薬剤
のもつ問題点は、胎児にとって有害でありうるような付
随した抗グルココルチコイド活性をもつという点にあ
る。
【0004】
【発明の要約】驚くべきことに、今や、プロスタグラン
ジン及び抗黄体ホルモン作用における最終的な共通の経
路がインターロイキン−8の放出であることが発見され
た。このため、分娩を誘発し頸部を成熟させるのにこの
化合物を使用することができるということになる。その
使用は、プロスタグランジンの使用に付随する子宮筋層
の収縮性の無いものとなり、胎児を傷つけることも無い
であろう。出産中、頸部は通常、外部からの援助無く成
熟する。しかしながら、本発明の化合物は、正常な成熟
中及び成熟が不充分であるあらゆる出産状況の間、助け
を与えることになる。さらに、本発明の化合物は、出産
のこのプロセスを女性にとって容易なものとするべく正
常な成熟を支援することになる。
ジン及び抗黄体ホルモン作用における最終的な共通の経
路がインターロイキン−8の放出であることが発見され
た。このため、分娩を誘発し頸部を成熟させるのにこの
化合物を使用することができるということになる。その
使用は、プロスタグランジンの使用に付随する子宮筋層
の収縮性の無いものとなり、胎児を傷つけることも無い
であろう。出産中、頸部は通常、外部からの援助無く成
熟する。しかしながら、本発明の化合物は、正常な成熟
中及び成熟が不充分であるあらゆる出産状況の間、助け
を与えることになる。さらに、本発明の化合物は、出産
のこのプロセスを女性にとって容易なものとするべく正
常な成熟を支援することになる。
【0005】インターロイキン−8の使用の利点は、出
産、流産、外科及び診断上の処置の間の苦痛を軽減又は
回避することにある。天然のインターロイキン−8のア
ミノ酸配列は、種によって異なる。タンパク質はきわめ
て異なることから1つの種からのインターロイキン−8
はもう1つの種において機能しない可能性がある。各々
のケースにおいて、試験により1つの種のタンパク質が
もう1つの種の個体と適合性をもつか否かが示されるこ
とになる。従って本発明のタンパク質の有効量は、タン
パク質の供給源が、治療を受けることになる個体と種特
異性に関して異なるものであるか否かによって左右され
る。
産、流産、外科及び診断上の処置の間の苦痛を軽減又は
回避することにある。天然のインターロイキン−8のア
ミノ酸配列は、種によって異なる。タンパク質はきわめ
て異なることから1つの種からのインターロイキン−8
はもう1つの種において機能しない可能性がある。各々
のケースにおいて、試験により1つの種のタンパク質が
もう1つの種の個体と適合性をもつか否かが示されるこ
とになる。従って本発明のタンパク質の有効量は、タン
パク質の供給源が、治療を受けることになる個体と種特
異性に関して異なるものであるか否かによって左右され
る。
【0006】本発明は、雌の哺乳類において頸部の成熟
を誘発するための薬剤の製造のための(aa)インターロ
イキン−8又は(bb)その機能的誘導体の使用を提供し
ている。雌の哺乳類というのは、人間であっても動物で
あってもよいが好ましくは人間である。さらに、本発明
は、頸部成熟の誘発を必要としている女性又は雌の動物
においてそれを誘発するための方法において、この成熟
のために安全かつ有効な量の(aa)インターロイキン−
8又は(bb)その機能的誘導体をこの動物に投与するこ
とを含む方法をも内含している。
を誘発するための薬剤の製造のための(aa)インターロ
イキン−8又は(bb)その機能的誘導体の使用を提供し
ている。雌の哺乳類というのは、人間であっても動物で
あってもよいが好ましくは人間である。さらに、本発明
は、頸部成熟の誘発を必要としている女性又は雌の動物
においてそれを誘発するための方法において、この成熟
のために安全かつ有効な量の(aa)インターロイキン−
8又は(bb)その機能的誘導体をこの動物に投与するこ
とを含む方法をも内含している。
【0007】本発明は、出産又は流産と関連した本発明
の化合物の使用を提供する。この妊娠状態において、頸
部は予め処置されている。妊娠中のホルモンは頸部を変
化させ、このとき頸部はその他の刺激薬に対して効果的
に応答する傾向をもつ。さらに、本発明は、外科的処置
及び診断的処置に関連した本発明の化合物の使用を提供
する。
の化合物の使用を提供する。この妊娠状態において、頸
部は予め処置されている。妊娠中のホルモンは頸部を変
化させ、このとき頸部はその他の刺激薬に対して効果的
に応答する傾向をもつ。さらに、本発明は、外科的処置
及び診断的処置に関連した本発明の化合物の使用を提供
する。
【0008】従って本発明の化合物は以下の適応症のた
めに使用することができる: (A)満期での分娩誘発(通常の出産時期、オキシトシ
ン又は類似の作用物質での順次的処置と組合わせること
ができる)。 (B)異常妊娠に関連した分娩の誘発(例、胎児先天異
常);好ましい第2トリメスター流産)、 (C)子宮内胎児死亡に関連した分娩の誘発 (D)流産の誘発(好ましい第2トリメスター流産) (E)早産の誘発 (F)外科的又は診断的処置を補助するための妊娠して
いない女性又は妊娠女性の頸部成熟の誘発、及び (G)生体外受精による処置を受けるべき女性のための
頸部成熟の誘発。 原則として、この化合物は、人間の女性にも人間以外の
雌にも使用可能である。この処置のための好ましいグル
ープは人間である。
めに使用することができる: (A)満期での分娩誘発(通常の出産時期、オキシトシ
ン又は類似の作用物質での順次的処置と組合わせること
ができる)。 (B)異常妊娠に関連した分娩の誘発(例、胎児先天異
常);好ましい第2トリメスター流産)、 (C)子宮内胎児死亡に関連した分娩の誘発 (D)流産の誘発(好ましい第2トリメスター流産) (E)早産の誘発 (F)外科的又は診断的処置を補助するための妊娠して
いない女性又は妊娠女性の頸部成熟の誘発、及び (G)生体外受精による処置を受けるべき女性のための
頸部成熟の誘発。 原則として、この化合物は、人間の女性にも人間以外の
雌にも使用可能である。この処置のための好ましいグル
ープは人間である。
【0009】さらに、本発明は、雌の哺乳類における頸
部成熟を誘発するための薬剤の製造のための(aa)イン
ターロイキン−8又は(bb)その機能的誘導体の使用に
おいて、(aa)インターロイキン−8又は(bb)その機
能的誘導体がプロスタグランジンE2 と共に同時投与さ
れる使用を含んでいる。付加的には本発明は、頸部成熟
の誘発を必要としている人間の女性又は動物の雌におい
てかかる誘発を行なう方法において、人間又は動物にと
って安全かつ有効な量の(aa)インターロイキン−8又
は(bb)その機能的誘導体を前記人間又は動物に投与す
ることを含む方法であって、(aa)インターロイキン−
8又は(bb)その機能的誘導体がプロスタグランジンE
2 と同時投与される方法をも内含している。この同時投
与は、出産又は流産と関連して用いられる。
部成熟を誘発するための薬剤の製造のための(aa)イン
ターロイキン−8又は(bb)その機能的誘導体の使用に
おいて、(aa)インターロイキン−8又は(bb)その機
能的誘導体がプロスタグランジンE2 と共に同時投与さ
れる使用を含んでいる。付加的には本発明は、頸部成熟
の誘発を必要としている人間の女性又は動物の雌におい
てかかる誘発を行なう方法において、人間又は動物にと
って安全かつ有効な量の(aa)インターロイキン−8又
は(bb)その機能的誘導体を前記人間又は動物に投与す
ることを含む方法であって、(aa)インターロイキン−
8又は(bb)その機能的誘導体がプロスタグランジンE
2 と同時投与される方法をも内含している。この同時投
与は、出産又は流産と関連して用いられる。
【0010】さらに本発明は、雌の哺乳類において頸部
成熟を誘発するための薬剤の製造のための(aa)インタ
ーロイキン−8又は(bb)その機能的誘導体の使用にお
いて、(aa)インターロイキン−8又は(bb)その機能
的誘導体が子宮収縮効果をもつ化合物と共に同時投与さ
れる使用を内含している。付加的に、本発明は、頸部成
熟の誘発を必要とする人間の女性又は動物の雌において
この誘発を行なう方法において、人間又は動物のために
安全でしかも有効な成熟用の量の(aa)インターロイキ
ン−8又は(bb)その機能的誘導体を投与することを含
む方法であって、(aa)インターロイキン−8又は(b
b)その機能的誘導体が子宮収縮効果をもつ化合物と共
に同時投与される方法を含む。この同時投与は、出産又
は流産に関連して使用される。
成熟を誘発するための薬剤の製造のための(aa)インタ
ーロイキン−8又は(bb)その機能的誘導体の使用にお
いて、(aa)インターロイキン−8又は(bb)その機能
的誘導体が子宮収縮効果をもつ化合物と共に同時投与さ
れる使用を内含している。付加的に、本発明は、頸部成
熟の誘発を必要とする人間の女性又は動物の雌において
この誘発を行なう方法において、人間又は動物のために
安全でしかも有効な成熟用の量の(aa)インターロイキ
ン−8又は(bb)その機能的誘導体を投与することを含
む方法であって、(aa)インターロイキン−8又は(b
b)その機能的誘導体が子宮収縮効果をもつ化合物と共
に同時投与される方法を含む。この同時投与は、出産又
は流産に関連して使用される。
【0011】子宮収縮効果をもつ化合物は、両者とも引
用により本明細書に組み入れる欧州特許 EP0214924号
(1986年7月25日提出)及びEP0184471 号(1985年2月
22日提出)の中で記述されている。好ましい子宮収縮効
果をもつ化合物は、オキシトシンである。用量及び応用
形態は同様に、1992年8月26日に付与された欧州特許明
細書0214924 B1内にも記述されている。さらに、本発明
は、出産又は流産に関連した雌の哺乳類における頸部成
熟のための薬剤の製造のための(i)プロスタグランジ
ンE2 及び(ii)(aa)インターロイキン−8又は(bb)
その機能的誘導体の組合せを提供する。
用により本明細書に組み入れる欧州特許 EP0214924号
(1986年7月25日提出)及びEP0184471 号(1985年2月
22日提出)の中で記述されている。好ましい子宮収縮効
果をもつ化合物は、オキシトシンである。用量及び応用
形態は同様に、1992年8月26日に付与された欧州特許明
細書0214924 B1内にも記述されている。さらに、本発明
は、出産又は流産に関連した雌の哺乳類における頸部成
熟のための薬剤の製造のための(i)プロスタグランジ
ンE2 及び(ii)(aa)インターロイキン−8又は(bb)
その機能的誘導体の組合せを提供する。
【0012】もう1つの実施態様において、本発明は、
雌の哺乳類の出産又は流産と関連した同時の、別々の又
は順次的な使用のための組合わされた調製物として、
(i)プロスタグランジンE2 及び(ii)(aa)インター
ロイキン−8又は(bb) その機能的誘導体を含む製品を
内含している。さらに、本発明は、雌の哺乳類の出産又
は流産と関連した同時の、別々の又は順次的な使用のた
めの組合わされた調製物として、(i)子宮収縮効果を
もつ化合物及び(ii)(aa)インターロイキン−8又は
(bb) その機能的誘導体を含む製品、を内含している。
雌の哺乳類の出産又は流産と関連した同時の、別々の又
は順次的な使用のための組合わされた調製物として、
(i)プロスタグランジンE2 及び(ii)(aa)インター
ロイキン−8又は(bb) その機能的誘導体を含む製品を
内含している。さらに、本発明は、雌の哺乳類の出産又
は流産と関連した同時の、別々の又は順次的な使用のた
めの組合わされた調製物として、(i)子宮収縮効果を
もつ化合物及び(ii)(aa)インターロイキン−8又は
(bb) その機能的誘導体を含む製品、を内含している。
【0013】同様に、両方の化合物は異なる経路で(例
えばゲル及び注射)、異なる時点で(例えばまずインタ
ーロイキン−8を、それから6〜48時間後にオキシトシ
ン)投与することができ、2つの化合物は1つの単位を
形成し、同じ適応症に属している。これらをキットとし
て用いることもできる。1つの化合物の効果は、もう1
つの化合物の効果によって支援される。従って本発明は
頸部成熟を誘発するためのインターロイキン−8又はそ
の機能的誘導体の使用及び、頸部成熟を誘発するのに有
効な量のインターロイキン−8又はその機能的誘導体を
妊娠中の哺乳類る頸部に投与することを含む哺乳類の出
産又は胎児除去を補助する方法を提供する。
えばゲル及び注射)、異なる時点で(例えばまずインタ
ーロイキン−8を、それから6〜48時間後にオキシトシ
ン)投与することができ、2つの化合物は1つの単位を
形成し、同じ適応症に属している。これらをキットとし
て用いることもできる。1つの化合物の効果は、もう1
つの化合物の効果によって支援される。従って本発明は
頸部成熟を誘発するためのインターロイキン−8又はそ
の機能的誘導体の使用及び、頸部成熟を誘発するのに有
効な量のインターロイキン−8又はその機能的誘導体を
妊娠中の哺乳類る頸部に投与することを含む哺乳類の出
産又は胎児除去を補助する方法を提供する。
【0014】本発明は又、インターロイキン−8又はそ
の機能的誘導体及びゲル形成又はクリーム形成用賦形剤
を含むゲル又はクリームをも内含している。もう1つの
態様では、本発明は、(1)インターロイキン−8又は
その機能的誘導体、(2)子宮筋層の収縮を誘発する物
質及び(3)薬学的に受容可能な担体又は希釈剤を含
む、頸部への適用のための組成物を含んでいる。
の機能的誘導体及びゲル形成又はクリーム形成用賦形剤
を含むゲル又はクリームをも内含している。もう1つの
態様では、本発明は、(1)インターロイキン−8又は
その機能的誘導体、(2)子宮筋層の収縮を誘発する物
質及び(3)薬学的に受容可能な担体又は希釈剤を含
む、頸部への適用のための組成物を含んでいる。
【0015】
【好ましい実施態様の説明】インターロイキン−8は、
好中球活性化ペプチド−1としても知られており、以前
は、好中球活性化因子(A.WALZ et al., Biochem Biophy
s,Res Commun 149,755-761(1987)) 、単球由来の好中球
活性化ペプチド(J.M.Schroder et al.,J.Immunol 139,3
474-3483(1987)) 又は単球由来の好中球走化性因子(T.Y
oshimura etal.,J.Immunol 139, 788-793(1987)及びPro
c.Natl Acad Sci USA 84,9233-9237(1987)) として知ら
れていた。
好中球活性化ペプチド−1としても知られており、以前
は、好中球活性化因子(A.WALZ et al., Biochem Biophy
s,Res Commun 149,755-761(1987)) 、単球由来の好中球
活性化ペプチド(J.M.Schroder et al.,J.Immunol 139,3
474-3483(1987)) 又は単球由来の好中球走化性因子(T.Y
oshimura etal.,J.Immunol 139, 788-793(1987)及びPro
c.Natl Acad Sci USA 84,9233-9237(1987)) として知ら
れていた。
【0016】インターロイキン−8は、上述のように、
M.Baggiolini et al.,J.Clin Invest 84,1045-1049(198
9)により、又はタンパク質キナーゼC又はフオルボール
−ミリスチル−アセテート(PMA) により刺激された絨毛
膜−脱落膜細胞を培養することによって、得ることがで
きる。より便利には、これは、組換え型 DNA合成(J.Lin
dley et al.,Proc Nat Acad Sci USA85,9199-9203 (198
8)参照) 又はペプチド合成(I.Clark-Lewis et al., Bio
chemistry 30,3128-3135(1991)) によって得ることがで
きる。
M.Baggiolini et al.,J.Clin Invest 84,1045-1049(198
9)により、又はタンパク質キナーゼC又はフオルボール
−ミリスチル−アセテート(PMA) により刺激された絨毛
膜−脱落膜細胞を培養することによって、得ることがで
きる。より便利には、これは、組換え型 DNA合成(J.Lin
dley et al.,Proc Nat Acad Sci USA85,9199-9203 (198
8)参照) 又はペプチド合成(I.Clark-Lewis et al., Bio
chemistry 30,3128-3135(1991)) によって得ることがで
きる。
【0017】ヒトインターロイキン−8は、N末端にお
いて異なるさまざまな形態で存在する。成熟したタンパ
ク質は一般に、セリン残基で始まる72個のアミノ酸の長
さをもつものとみなされている。これは、本発明中で使
用するためのインターロイキン−8の現在好まれている
形態である。「機能的誘導体」という語は、インターロ
イキン−8の「フラグメント」、「変異体」、「類似
体」、「化学的誘導体」又は「重合体形態」を含むもの
とされている。インターロイキン−8の「フラグメン
ト」はポリペプチドのサブセットのことである。「変異
体」というのは、完全な1分子又はそのフラグメントの
いずれかに実質的に類似した天然に発生する分子のこと
である。
いて異なるさまざまな形態で存在する。成熟したタンパ
ク質は一般に、セリン残基で始まる72個のアミノ酸の長
さをもつものとみなされている。これは、本発明中で使
用するためのインターロイキン−8の現在好まれている
形態である。「機能的誘導体」という語は、インターロ
イキン−8の「フラグメント」、「変異体」、「類似
体」、「化学的誘導体」又は「重合体形態」を含むもの
とされている。インターロイキン−8の「フラグメン
ト」はポリペプチドのサブセットのことである。「変異
体」というのは、完全な1分子又はそのフラグメントの
いずれかに実質的に類似した天然に発生する分子のこと
である。
【0018】一例を挙げると、それは、PCT 特許出願公
報No. WO91/08231(Bringham and Woman'sHospital) 内
にて記述されている77個のアミノ酸という長さをもつア
ラニン終端のポリペプチドである。インターロイキン−
8の「類似体」は、完全な分子又はそのフラグメントの
いずれかに実質的に類似した非天然分子のことを指す。
分子は、両方の分子内のアミノ酸配列が実質的に同じで
あり両方の分子が類似の生物学的活性を有する場合に、
もう1 つの分子と「実質的に類似している」と言われ
る。かくして2つの分子は、類似の活性を有することを
条件として、そのうちの1方が他方の中に見られない付
加的なアミノ酸残基を含むか又はアミノ酸残基の配列が
同一でない場合でさえ、本書で用いられる意味で変異体
とみなされる。
報No. WO91/08231(Bringham and Woman'sHospital) 内
にて記述されている77個のアミノ酸という長さをもつア
ラニン終端のポリペプチドである。インターロイキン−
8の「類似体」は、完全な分子又はそのフラグメントの
いずれかに実質的に類似した非天然分子のことを指す。
分子は、両方の分子内のアミノ酸配列が実質的に同じで
あり両方の分子が類似の生物学的活性を有する場合に、
もう1 つの分子と「実質的に類似している」と言われ
る。かくして2つの分子は、類似の活性を有することを
条件として、そのうちの1方が他方の中に見られない付
加的なアミノ酸残基を含むか又はアミノ酸残基の配列が
同一でない場合でさえ、本書で用いられる意味で変異体
とみなされる。
【0019】インターロイキン−8の「化学的誘導体」
は、通常その分子の一部分でない付加的な化学的基を含
んでいる。このような化学的基は、分子の可溶性、吸収
性、生物学的半減期などを改善することができる。これ
らは代替的には分子の毒性を減少させるか又は/分子の
あらゆる望ましくない副作用を削除又は弱化することが
できる。このような効果を生じさせる化学基の例は、Re
mington のPharmaceutical Sciences(1980) の中に開示
されており、当業者にとっては明白となることだろう。
インターロイキン−8の重合体形態は、単量体形態の反
復単位を有するものである。このような形態は、溶液の
形で存在するように思われる。
は、通常その分子の一部分でない付加的な化学的基を含
んでいる。このような化学的基は、分子の可溶性、吸収
性、生物学的半減期などを改善することができる。これ
らは代替的には分子の毒性を減少させるか又は/分子の
あらゆる望ましくない副作用を削除又は弱化することが
できる。このような効果を生じさせる化学基の例は、Re
mington のPharmaceutical Sciences(1980) の中に開示
されており、当業者にとっては明白となることだろう。
インターロイキン−8の重合体形態は、単量体形態の反
復単位を有するものである。このような形態は、溶液の
形で存在するように思われる。
【0020】インターロイキン−8又は機能的誘導体
は、直接的又は間接的にそれが頸部に達することになる
あらゆる方法で投与することが可能である。従って、こ
れは膣内で又は頸部に直接例えば標準的にはゲル又はク
リームとして適切に適用される。これは又頸部組織内
に、又は鈍端針によって頸管内に注射することもでき
る。これは又、羊膜外すなわち子宮壁と羊膜の間で、カ
テーテルを用いて適用することもできる。好ましい製剤
形態はゲル又はクリームであるが、軟化可能なカプセ
ル、リポソームとして又は緩効性の製剤形態で、又は水
溶液例えば食塩水又はタンパク質含有溶液として適用す
ることができる。
は、直接的又は間接的にそれが頸部に達することになる
あらゆる方法で投与することが可能である。従って、こ
れは膣内で又は頸部に直接例えば標準的にはゲル又はク
リームとして適切に適用される。これは又頸部組織内
に、又は鈍端針によって頸管内に注射することもでき
る。これは又、羊膜外すなわち子宮壁と羊膜の間で、カ
テーテルを用いて適用することもできる。好ましい製剤
形態はゲル又はクリームであるが、軟化可能なカプセ
ル、リポソームとして又は緩効性の製剤形態で、又は水
溶液例えば食塩水又はタンパク質含有溶液として適用す
ることができる。
【0021】本発明の化合物は、頸部成熟の誘発におい
て薬学的活性を示し、従って薬学的作用物質としても役
立つ。頸部成熟の測定については例1に記述されてい
る。セリンで始まる72個のアミノ酸から成るインターロ
イキン−8は(I.Clark-Lewiset al.(1991)Biochemistr
y30 3128-3135にて発表) 、妊娠した雌モルモットに投
与したとき、約0.001 〜約0.2 mgの用量で頸部成熟に対
する効果を示す。先に言及した(A)〜(E)の適応症
について、当然のことながら、適切な用量は例えば、利
用される本発明の化合物、宿主、投与様式及び処置対象
の状態の性質及び重度に応じて異なる。
て薬学的活性を示し、従って薬学的作用物質としても役
立つ。頸部成熟の測定については例1に記述されてい
る。セリンで始まる72個のアミノ酸から成るインターロ
イキン−8は(I.Clark-Lewiset al.(1991)Biochemistr
y30 3128-3135にて発表) 、妊娠した雌モルモットに投
与したとき、約0.001 〜約0.2 mgの用量で頸部成熟に対
する効果を示す。先に言及した(A)〜(E)の適応症
について、当然のことながら、適切な用量は例えば、利
用される本発明の化合物、宿主、投与様式及び処置対象
の状態の性質及び重度に応じて異なる。
【0022】しかしながら一般に、動物において満足の
いく結果は、頸部あたり約0.01〜約2mgの用量で、好ま
しくは約0.05〜0.4 mg、最も好ましくは0.1 〜0.2 mgの
用量で得られることがわかっている。本発明の化合物
は、頸部の最終的成熟より6時間乃至48時間前に投与す
ることができる。成熟の前にオキシトシット化合物での
分娩誘発が行なわれる可能性もある。この化合物は、数
時間又は一日の間隔をおいて継続して投与される単数又
は複数の用量の形で投与することができる。本発明の化
合物は、従来のあらゆる経路により、特にゲル、軟こう
剤又は局所注射の形で投与できる。
いく結果は、頸部あたり約0.01〜約2mgの用量で、好ま
しくは約0.05〜0.4 mg、最も好ましくは0.1 〜0.2 mgの
用量で得られることがわかっている。本発明の化合物
は、頸部の最終的成熟より6時間乃至48時間前に投与す
ることができる。成熟の前にオキシトシット化合物での
分娩誘発が行なわれる可能性もある。この化合物は、数
時間又は一日の間隔をおいて継続して投与される単数又
は複数の用量の形で投与することができる。本発明の化
合物は、従来のあらゆる経路により、特にゲル、軟こう
剤又は局所注射の形で投与できる。
【0023】セリンで始まる72個のアミノ酸から成るイ
ンターロイキン−8は、妊娠していない雌モルモットに
投与したとき約0.01〜約20mgの用量で頸部成熟に対する
効果を示す。先に言及した(F)〜(G)の適応症につ
いては、当然のことながら、適切な用量は例えば利用さ
れる本発明の化合物、宿主、投与様式及び処置対象の状
態の性質及び重度によって左右される。しかしながら一
般に、動物における満足のいく結果は、頸部あたり約0.
1 〜約20mg好ましくは約0.5 〜4mg最も好ましくは1〜
2mgの用量で得られるということが示されている。本発
明の化合物は、頸部の最終的成熟より24〜48時間前に投
与することができる。化合物は数時間又は一日の間隔を
おいて継続して投与される単数又は複数の用量の形で投
与することができる。本発明の化合物は、従来のあらゆ
る経路で、特にゲル、軟こう剤又は局所注射の形で投与
できる。
ンターロイキン−8は、妊娠していない雌モルモットに
投与したとき約0.01〜約20mgの用量で頸部成熟に対する
効果を示す。先に言及した(F)〜(G)の適応症につ
いては、当然のことながら、適切な用量は例えば利用さ
れる本発明の化合物、宿主、投与様式及び処置対象の状
態の性質及び重度によって左右される。しかしながら一
般に、動物における満足のいく結果は、頸部あたり約0.
1 〜約20mg好ましくは約0.5 〜4mg最も好ましくは1〜
2mgの用量で得られるということが示されている。本発
明の化合物は、頸部の最終的成熟より24〜48時間前に投
与することができる。化合物は数時間又は一日の間隔を
おいて継続して投与される単数又は複数の用量の形で投
与することができる。本発明の化合物は、従来のあらゆ
る経路で、特にゲル、軟こう剤又は局所注射の形で投与
できる。
【0024】本発明は、上述の用途に用いられる、少な
くとも1つの薬学的担体又は希釈剤と結びつけて本発明
に基づく化合物を含む薬学組成物を提供する。このよう
な組成物は従来の要領で製造可能である。人間の療法に
おいては、単位用量形態には例えば、妊娠中の女性に投
与される場合、本発明の化合物が約0.1 mg〜200 mg含ま
れている。妊娠していない女性に投与される場合、単位
用量形態には例えば本発明の化合物が約0.1 〜200 mg含
まれている。
くとも1つの薬学的担体又は希釈剤と結びつけて本発明
に基づく化合物を含む薬学組成物を提供する。このよう
な組成物は従来の要領で製造可能である。人間の療法に
おいては、単位用量形態には例えば、妊娠中の女性に投
与される場合、本発明の化合物が約0.1 mg〜200 mg含ま
れている。妊娠していない女性に投与される場合、単位
用量形態には例えば本発明の化合物が約0.1 〜200 mg含
まれている。
【0025】さらに本発明は、雌の哺乳類の出産又は流
産に関連した、 −(i)プロスタグランジンE2 及び(a)インターロ
イキン−8又は(b)その機能的誘導体の同時使用及び −(i)プロスタグランジンE2 及び(a)インターロ
イキン−8又は(b) その機能的誘導体及び(ii)プロ
スタグランジンE2 及び/又は子宮収縮効果のある化合
物の順次的使用、のための組合わせられた調製物として
(i)及び(ii)の化合物を含む製品において、(i)
の化合物が(ii)の化合物よりも前に投与される製品、
を含む。
産に関連した、 −(i)プロスタグランジンE2 及び(a)インターロ
イキン−8又は(b)その機能的誘導体の同時使用及び −(i)プロスタグランジンE2 及び(a)インターロ
イキン−8又は(b) その機能的誘導体及び(ii)プロ
スタグランジンE2 及び/又は子宮収縮効果のある化合
物の順次的使用、のための組合わせられた調製物として
(i)及び(ii)の化合物を含む製品において、(i)
の化合物が(ii)の化合物よりも前に投与される製品、
を含む。
【0026】好ましくは、同時に与えられる化合物はゲ
ルの形で同時投与される。しかし、別々の投与も可能で
ある。第1の組合せは、(ii)の化合物より6〜48時間
前に与えられる。プロスタグランジン又は子宮収縮性化
合とインターロイキン−8の組合せには、まず第一にイ
ンターロイキン−8の投与が、又その後プロスタグラン
ジン又は子宮収縮性化合物の投与が含まれている。第1
及び第2の化合物の投与の間の時間は、約6時間乃至約
48時間持続する。プロスタグランジン又は子宮収縮性化
合物の用量は、当該技術分野の現状についての箇所で言
及されている用量に従う。
ルの形で同時投与される。しかし、別々の投与も可能で
ある。第1の組合せは、(ii)の化合物より6〜48時間
前に与えられる。プロスタグランジン又は子宮収縮性化
合とインターロイキン−8の組合せには、まず第一にイ
ンターロイキン−8の投与が、又その後プロスタグラン
ジン又は子宮収縮性化合物の投与が含まれている。第1
及び第2の化合物の投与の間の時間は、約6時間乃至約
48時間持続する。プロスタグランジン又は子宮収縮性化
合物の用量は、当該技術分野の現状についての箇所で言
及されている用量に従う。
【0027】適用されるインターロイキン−8の量は、
0.01〜20mgの範囲内に入りうる。適用時期は、出産にお
いては子宮筋層の収縮が始まったか又は始まろうとする
前に頸部が成熟しているようにすることが望ましいこと
から、分娩の経過によって異なる。投与は、全量一度で
あってもよいし、或いは分割用量の形又は緩効性のもの
であってもよい。自然分娩であれ外科的扶助を伴う分娩
であれ分娩を補助するためのその使用と同時に、インタ
ーロイキン−8又はその機能的誘導体は、望まれない胎
児を除去する上で、つまり例えば同様に自然のものであ
れ外科的扶助を伴うものであれ流産処置においても有用
である。
0.01〜20mgの範囲内に入りうる。適用時期は、出産にお
いては子宮筋層の収縮が始まったか又は始まろうとする
前に頸部が成熟しているようにすることが望ましいこと
から、分娩の経過によって異なる。投与は、全量一度で
あってもよいし、或いは分割用量の形又は緩効性のもの
であってもよい。自然分娩であれ外科的扶助を伴う分娩
であれ分娩を補助するためのその使用と同時に、インタ
ーロイキン−8又はその機能的誘導体は、望まれない胎
児を除去する上で、つまり例えば同様に自然のものであ
れ外科的扶助を伴うものであれ流産処置においても有用
である。
【0028】本発明は、インターロイキン−8又はその
機能的誘導体及びゲル形成又はクリーム形成用賦形剤を
それぞれ含む組成物自体、特にゲル又はクリームの製剤
形態を内含している。これらは新奇なものであると信じ
られている。ゲル及びクリームは、当該技術分野におい
て周知であるように適当な水性又は油性の物質を賦形剤
として含んでいてよい。
機能的誘導体及びゲル形成又はクリーム形成用賦形剤を
それぞれ含む組成物自体、特にゲル又はクリームの製剤
形態を内含している。これらは新奇なものであると信じ
られている。ゲル及びクリームは、当該技術分野におい
て周知であるように適当な水性又は油性の物質を賦形剤
として含んでいてよい。
【0029】同様に新奇なものと考えられているのは、
(i)インターロイキン−β又はその機能的誘導体、
(ii)プロスタグランジン及び最も特定的にはPGE2、そ
して(iii)薬学的に受容可能な希釈剤又は担体を含むあ
らゆる薬学組成物である。このような化合物は本発明の
一部として、上述の又は以下に記す形態のいずれかの形
で含まれている。PGE2及びインターロイキン−8は相乗
作用する。従ってこれら2つの化合物の組合せは、効力
の増大及び用量減少という結果をもたらす。
(i)インターロイキン−β又はその機能的誘導体、
(ii)プロスタグランジン及び最も特定的にはPGE2、そ
して(iii)薬学的に受容可能な希釈剤又は担体を含むあ
らゆる薬学組成物である。このような化合物は本発明の
一部として、上述の又は以下に記す形態のいずれかの形
で含まれている。PGE2及びインターロイキン−8は相乗
作用する。従ってこれら2つの化合物の組合せは、効力
の増大及び用量減少という結果をもたらす。
【0030】より一般的には、インターロイキン−8又
はその機能的誘導体の新奇な使用に関しては、この有効
成分はゲル又はクリーム特に注射可能なゲルとして、又
はカプセル、座薬又は緩効性又は遅効性の製剤形態とし
て処方できる。通常ゲルは、架橋結合ポリエチレングリ
コール、架橋結合でんぷん又はポリビニルピロリドンと
いった親水性重合体となる。カプセルは、体液中でゆっ
くりと溶解するゼラチンや重合体といった体熱により柔
軟化されうる重合体でできていてよい。緩効性組成物と
して数多くのものが良く知られているが、例えばマトリ
クスタイプのもの(例えば米国特許 3851648号を参照)
又は膜器具がある。本発明は、人間そして、頸部成熟が
必要とされるという点で人間のものと類似の根本的分娩
メカニズムをもつその他のあらゆる哺乳動物に適用され
る。
はその機能的誘導体の新奇な使用に関しては、この有効
成分はゲル又はクリーム特に注射可能なゲルとして、又
はカプセル、座薬又は緩効性又は遅効性の製剤形態とし
て処方できる。通常ゲルは、架橋結合ポリエチレングリ
コール、架橋結合でんぷん又はポリビニルピロリドンと
いった親水性重合体となる。カプセルは、体液中でゆっ
くりと溶解するゼラチンや重合体といった体熱により柔
軟化されうる重合体でできていてよい。緩効性組成物と
して数多くのものが良く知られているが、例えばマトリ
クスタイプのもの(例えば米国特許 3851648号を参照)
又は膜器具がある。本発明は、人間そして、頸部成熟が
必要とされるという点で人間のものと類似の根本的分娩
メカニズムをもつその他のあらゆる哺乳動物に適用され
る。
【0031】本発明の結果は、以下のものを示す図面に
よって裏づけられている:図1は、妊娠したモルモット
における頸部成熟に対するインターロイキン−8の効果
を示している。例1及び例2の動物は、交尾後49日目に
200 μg/日のインターロイキン−8で2回及び80μg
のインターロイキン−8で処置される。例3の動物は、
59日目と60日目に136 μgのインターロイキン−8で処
置される。止部図版は、伸張性に対する効果を示す(回
帰曲線の勾配)。下部図版は、伸張性の測定中の初期拡
張(mm単位)を示す。データは箱形プロットとして示さ
れている。垂直線は、最低量から最大量までの範囲を表
わす。箱の高さ、水平線及び星印は、それぞれ、四分位
数間領域、中央値及び平均値を表わす。
よって裏づけられている:図1は、妊娠したモルモット
における頸部成熟に対するインターロイキン−8の効果
を示している。例1及び例2の動物は、交尾後49日目に
200 μg/日のインターロイキン−8で2回及び80μg
のインターロイキン−8で処置される。例3の動物は、
59日目と60日目に136 μgのインターロイキン−8で処
置される。止部図版は、伸張性に対する効果を示す(回
帰曲線の勾配)。下部図版は、伸張性の測定中の初期拡
張(mm単位)を示す。データは箱形プロットとして示さ
れている。垂直線は、最低量から最大量までの範囲を表
わす。箱の高さ、水平線及び星印は、それぞれ、四分位
数間領域、中央値及び平均値を表わす。
【0032】図2は、妊娠していないモルモットにおけ
る頸部成熟に対するインターロイキン−8の効果を示
す。上部図版は、伸張性に対する効果を示す(回帰曲線
の勾配)。下部図版は、伸張性測定の間の初期拡張(mm
単位)を示す。データは、図1について記したとおり、
箱形プロットで表わされている。
る頸部成熟に対するインターロイキン−8の効果を示
す。上部図版は、伸張性に対する効果を示す(回帰曲線
の勾配)。下部図版は、伸張性測定の間の初期拡張(mm
単位)を示す。データは、図1について記したとおり、
箱形プロットで表わされている。
【0033】
【実施例】例1.2つの用量を用いた妊娠したモルモッ
トにおける頸部成熟に対するインターロイキン−8の影
響 (a)一般の部 成熟の測定:交尾後50日目にモルモットから全頸部を得
る。DOWNING,S.J.及びSHERWOOD.O.D(1985)Endocrinolog
y 116:1215-1220 の発表の中で記されている方法を修正
したものにより、伸張性研究を行なう。
トにおける頸部成熟に対するインターロイキン−8の影
響 (a)一般の部 成熟の測定:交尾後50日目にモルモットから全頸部を得
る。DOWNING,S.J.及びSHERWOOD.O.D(1985)Endocrinolog
y 116:1215-1220 の発表の中で記されている方法を修正
したものにより、伸張性研究を行なう。
【0034】分離した頸部を、子宮頸管各々を通して挿
入された2つのフックの間にとりつける。1つのフック
は固定されており、もう1方のフックは上向きに移動
し、その間1Hzのサンプリング速度で力と変位が測定さ
れる。最初、50mNの力に達するまで各々の頸部を伸張さ
せる。付随する変位を記録し、これを初期拡張と呼ぶ。
かくして、頸部の当初の内周は初期拡張の2倍である。
その後、0.1 mmだけフックを動かすことにより頸部を伸
張させ、次にフックを固定し、2分間頸部を緩めてお
く。頸部の破断又は少なくとも降伏点に達するまで、す
なわち負荷対時間の曲線の勾絡線が非曲線となるまで、
これをくり返し行なう(CONRAD.J.T. 及びUELAND.K.(19
79)Am J Obstet Gynecol 133:11-13の発表を参照のこ
と)。
入された2つのフックの間にとりつける。1つのフック
は固定されており、もう1方のフックは上向きに移動
し、その間1Hzのサンプリング速度で力と変位が測定さ
れる。最初、50mNの力に達するまで各々の頸部を伸張さ
せる。付随する変位を記録し、これを初期拡張と呼ぶ。
かくして、頸部の当初の内周は初期拡張の2倍である。
その後、0.1 mmだけフックを動かすことにより頸部を伸
張させ、次にフックを固定し、2分間頸部を緩めてお
く。頸部の破断又は少なくとも降伏点に達するまで、す
なわち負荷対時間の曲線の勾絡線が非曲線となるまで、
これをくり返し行なう(CONRAD.J.T. 及びUELAND.K.(19
79)Am J Obstet Gynecol 133:11-13の発表を参照のこ
と)。
【0035】(b)分析 頸部の伸張性を測定するため、力対伸長比の曲線を検討
する。この曲線は、各伸張段階における最大の力及び初
期拡張によって除した変位として定義づけされる付随す
る伸長比を取り上げることによって、得られる。この曲
線の直線部分を通る回帰線の勾配は、頸部伸張性に対す
る処置の効果を数量化するために取り上げられる。勾配
の減少は、頸部伸張性の増大(成熟効果)を表わす。
する。この曲線は、各伸張段階における最大の力及び初
期拡張によって除した変位として定義づけされる付随す
る伸長比を取り上げることによって、得られる。この曲
線の直線部分を通る回帰線の勾配は、頸部伸張性に対す
る処置の効果を数量化するために取り上げられる。勾配
の減少は、頸部伸張性の増大(成熟効果)を表わす。
【0036】(c)具体的部分:交尾後48日目と49日目
の妊娠したモルモット(n=1グループにつき6匹の動
物)を、48日目に頸管内でゲルの形をした200 μgのイ
ンターロイキン−8で処置し、49日目に頸管内でゲルの
形をした200 μgのヒトインターロイキン−8で処置す
る。50日目に剖検を行なう。
の妊娠したモルモット(n=1グループにつき6匹の動
物)を、48日目に頸管内でゲルの形をした200 μgのイ
ンターロイキン−8で処置し、49日目に頸管内でゲルの
形をした200 μgのヒトインターロイキン−8で処置す
る。50日目に剖検を行なう。
【0037】ゲルは、以下の方法で投与される:膣内に
鏡を導入した後、化合物を伴う又は伴わない200 μlの
セルロースゲルをca 100mmの長さの鈍端針を通して頸管
内に注射する。ゲルの一部は頸管に沿って移動し、子宮
頸部の内部骨のまわりを占有する。ゲルは以下のような
処方をもつ:すなわち、ゲルは、3%(w/v)のヒド
ロキシルエチレンセルロースを伴うPBS(リン酸緩衝液、
L.HUDSON及びF.C.HAY(1980)Practical Immunology,Oxfo
rd,Sec,edition 参照) 中の本発明の化合物を含む。
鏡を導入した後、化合物を伴う又は伴わない200 μlの
セルロースゲルをca 100mmの長さの鈍端針を通して頸管
内に注射する。ゲルの一部は頸管に沿って移動し、子宮
頸部の内部骨のまわりを占有する。ゲルは以下のような
処方をもつ:すなわち、ゲルは、3%(w/v)のヒド
ロキシルエチレンセルロースを伴うPBS(リン酸緩衝液、
L.HUDSON及びF.C.HAY(1980)Practical Immunology,Oxfo
rd,Sec,edition 参照) 中の本発明の化合物を含む。
【0038】インターロイキン−8は、組換え型ヒトイ
ンターロイキン−8であり、セリンで始まって72個のア
ミノ酸を含む配列を有する。対照グループは、PBS 中3
%(w/v)のヒドロキシルエチルセルロースを含むゲ
ルを受ける。頸部の機械的特性を、等尺性条件下での子
宮頸部の拡張及び頸部伸張性の数量化を可能にする上述
の方法によって測定する。
ンターロイキン−8であり、セリンで始まって72個のア
ミノ酸を含む配列を有する。対照グループは、PBS 中3
%(w/v)のヒドロキシルエチルセルロースを含むゲ
ルを受ける。頸部の機械的特性を、等尺性条件下での子
宮頸部の拡張及び頸部伸張性の数量化を可能にする上述
の方法によって測定する。
【0039】(d)結果 例1乃至3の結果は、図1に示されている。上部図版
は、頸部の伸張性のパラメータである回帰線の勾配を示
している。下部図版は、頸部のmm単位の初期拡張を示し
ている。結果は、ゲルの形での局所投与の後のインター
ロイキン−8の用量依存性の成熟効果を立証している
(例1及び2参照)。例3の試験は、インターロイキン
−8が子宮内投与の後の分娩を誘発しないことを立証し
ている。例3は、頸部に対する劇的な成熟効果を示して
いる。
は、頸部の伸張性のパラメータである回帰線の勾配を示
している。下部図版は、頸部のmm単位の初期拡張を示し
ている。結果は、ゲルの形での局所投与の後のインター
ロイキン−8の用量依存性の成熟効果を立証している
(例1及び2参照)。例3の試験は、インターロイキン
−8が子宮内投与の後の分娩を誘発しないことを立証し
ている。例3は、頸部に対する劇的な成熟効果を示して
いる。
【0040】例2.1つの用量を用いた妊娠中のモルモ
ットにおける頸部成熟に対するインターロイキン−8の
影響 動物を例1に記されている通りに処置する。1用量あた
り200 μgのインターロイキン−8を2用量与える代り
に、動物に対し、交尾後49日目に80μgのインターロイ
キン−8を1用量与える。動物を節約するため、例1の
対照グループを取り上げる。結果は図1に示され、例1
dで論述されている。
ットにおける頸部成熟に対するインターロイキン−8の
影響 動物を例1に記されている通りに処置する。1用量あた
り200 μgのインターロイキン−8を2用量与える代り
に、動物に対し、交尾後49日目に80μgのインターロイ
キン−8を1用量与える。動物を節約するため、例1の
対照グループを取り上げる。結果は図1に示され、例1
dで論述されている。
【0041】例3.交尾後63日で試験した、2つの用量
を用いた妊娠しているモルモットにおける頸部成熟に対
するインターロイキン−8の影響 例1とは対照的に、動物を2日間(交尾後59日目及び60
日目)一日あたり136μgのヒトインターロイキン−8
で処置する。上述のような200 μlのPBS 緩衝液中でこ
の化合物を子宮膣内に頸部を通して羊膜外で注射する。
動物が交尾後63日目まで分娩しないため、交尾後63日目
に剖検を行なう。結果は図1に示され、例1dにおいて
論述されている。
を用いた妊娠しているモルモットにおける頸部成熟に対
するインターロイキン−8の影響 例1とは対照的に、動物を2日間(交尾後59日目及び60
日目)一日あたり136μgのヒトインターロイキン−8
で処置する。上述のような200 μlのPBS 緩衝液中でこ
の化合物を子宮膣内に頸部を通して羊膜外で注射する。
動物が交尾後63日目まで分娩しないため、交尾後63日目
に剖検を行なう。結果は図1に示され、例1dにおいて
論述されている。
【0042】例4.1つの用量を用いた妊娠していない
モルモットにおける頸部成熟に対するインターロイキン
−8の影響 a)試験条件 妊娠していない動物を、以下の点を除いて例1に従って
処理する。200 μlのゲルの中の3400μgのヒトインタ
ーロイキン−8を4匹の動物に与える。ゲルは頸管内投
与する。対照動物は、ゲルのみで処置する。ゲル適用後
18日目に剖検及び伸張性測定を実施する。 b)結果 図2に結果を示す。インターロイキン−8の局所適用に
より頸部の拡張は増大し(下部図版)、伸張性曲線の勾
配はわずかに低下する。
モルモットにおける頸部成熟に対するインターロイキン
−8の影響 a)試験条件 妊娠していない動物を、以下の点を除いて例1に従って
処理する。200 μlのゲルの中の3400μgのヒトインタ
ーロイキン−8を4匹の動物に与える。ゲルは頸管内投
与する。対照動物は、ゲルのみで処置する。ゲル適用後
18日目に剖検及び伸張性測定を実施する。 b)結果 図2に結果を示す。インターロイキン−8の局所適用に
より頸部の拡張は増大し(下部図版)、伸張性曲線の勾
配はわずかに低下する。
【0043】例5.架橋結合されたでんぷん0.1 gに対
して水溶液の形でインターロイキン−8(0.5 mg)を付
加し、重合体に溶液を吸収させる。調製物を凍結乾燥さ
せ乾燥状態で保存する。医師が使用する前に、重合体に
対し生理食塩水を付与して注射器による適用のために必
要なコンシステンシーのゲルを得る。次に注射器と鈍端
針を用いてゲルを頸部内に導入する。
して水溶液の形でインターロイキン−8(0.5 mg)を付
加し、重合体に溶液を吸収させる。調製物を凍結乾燥さ
せ乾燥状態で保存する。医師が使用する前に、重合体に
対し生理食塩水を付与して注射器による適用のために必
要なコンシステンシーのゲルを得る。次に注射器と鈍端
針を用いてゲルを頸部内に導入する。
【図1】図1は、例1〜例3の結果を示すグラフであ
る。
る。
【図2】図2は、例4の結果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブコウスキ,ラドスタウ ドイツ連邦共和国,デー−1000 ベルリン 65,ロバー シュタイッヒ 7アー,ツ ェー/オー ファム シュバリツ (72)発明者 ショルツ,ペーター ドイツ連邦共和国,デー−1000 ベルリン 45,ツェルプシュター シュトラーセ 37
Claims (4)
- 【請求項1】 雌の哺乳類の出産又は流産に関連した同
時の、別々の又は順次的な使用のための組合わされた調
製物としての、(a)プロスタグランジンE 2 及び
(b)インターロイキン−8又はその機能的誘導体を含
む薬剤。 - 【請求項2】 雌の哺乳類の出産又は流産と関連した同
時の、別々の又は順次的な使用のための組合わされた調
製物としての、(a)子宮収縮効果のある化合物及び
(b)インターロイキン−8又はその機能的誘導体を含
む薬剤。 - 【請求項3】 (b)を(a)の前に投与するための、
請求項1又は2に記載の薬剤。 - 【請求項4】 (b)を(a)の6〜48時間前に使用す
るための請求項3に記載の薬剤。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|
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Family
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Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5509008A Expired - Fee Related JP2980984B2 (ja) | 1991-11-21 | 1992-11-23 | インターロイキン−8の使用 |
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Family Applications Before (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5509008A Expired - Fee Related JP2980984B2 (ja) | 1991-11-21 | 1992-11-23 | インターロイキン−8の使用 |
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| DE (1) | DE69224424T2 (ja) |
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| GR (1) | GR3026527T3 (ja) |
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| GB0103354D0 (en) * | 2001-02-10 | 2001-03-28 | Medical Res Council | Biologically active agents |
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| US10500253B2 (en) * | 2015-01-05 | 2019-12-10 | Cornell University | Compositions and methods using IL-8 to improve milk production and reproductive health in mammals |
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- 1992-11-23 CA CA002117285A patent/CA2117285A1/en not_active Abandoned
- 1992-11-23 KR KR1019940701718A patent/KR100252604B1/ko not_active Expired - Fee Related
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- 1992-11-23 EP EP92250344A patent/EP0543476B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-11-23 AT AT92250344T patent/ATE163132T1/de not_active IP Right Cessation
- 1992-11-23 US US08/244,274 patent/US5624670A/en not_active Expired - Fee Related
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1994
- 1994-05-20 NO NO19941898A patent/NO315259B1/no unknown
-
1998
- 1998-04-03 GR GR980400711T patent/GR3026527T3/el unknown
-
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- 1999-04-05 JP JP11097491A patent/JPH11335294A/ja active Pending
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| CA2117285A1 (en) | 1993-05-27 |
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